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浦幌町模範牧場指定管理者評価委員会 議案

と き 令和２年９月２３日（水）９時３０分～

ところ 浦幌町役場２階 中会議室

１．開会

２．副町長あいさつ

３．議題

（１）指定管理者評価委員会の概要について

（２）指定管理者の業務内容・実績等及び所管課評価について

（３）評価対象施設の実地調査について

（４）指定管理者・施設所管課ヒアリング

（５）評価に関する協議・評価の実施

４．その他

５．閉会

※実地調査の配車について

委員乗車車両 日 産 セレナ（4925号車） 運転手：井上

日 産 エクストレイル（486号車） 運転手：佐藤

説明員乗車車両 ダイハツ ブーン（6539号車） 運転手：酒森

《資料》

資料１ 令和元年度指定管理者業務総括評価票

資料２ 指定管理者の管理運営に対する評価シート

資料３ 評価に係る基礎資料・データ

資料４ 指定管理者収支決算書

資料５ 指定管理者が選定された際に提出した指定申請書（写）

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評価委員会委員名簿

（敬称略）

区 分 氏 名 備 考

識 見 者

後 條 州 一 税理士法人共明会計

森 本 拓 哉 帯広信用金庫浦幌支店長

利 用 者 代 表

高 木 政 志

菊 地 泰 広

二 瓶 雅 之

町 職 員

山 本 輝 男 副町長

岡 崎 史 彦 まちづくり政策課長

坂 下 利 行 農業委員会事務局長

※委員長は副町長がつとめます。

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指定管理者評価委員会の概要

１．評価

評価委員会は、指定管理者の管理運営状況等について評価を行い、町に報告する。

（１）中間評価

実地調査を行い、「中間評価」をまとめる。

※評価委員会及び施設所管課の申し出（中間評価の内容を踏まえ）により、適

宜中間評価を実施することができる。

〔参考〕

経過年 １ ２ ３ ４ ５

指定期間３年の施設 － 中間 －

指定期間５年の施設 － 中間 － － －

２．評価の活用

評価委員会からの報告を受け、報告内容を施設所管課・指定管理者にフィードバック

し、管理運営の改善充実を図るとともに、次期指定管理者の選定審査に活用する。

３．評価のスケジュール

（１）第１回評価委員会

・指定管理者の業務内容、実績等の説明

・所管課評価の説明

・実地調査

・指定管理者、施設所管課ヒアリング

・評価に関する協議

・評価の実施（評価シートを持ち帰り、期日までに事務局へ提出）

（２）第２回評価委員会（書面会議）

・評価の確定（各委員の評価を整理し、委員会としての評価を決定）

（３）町への報告

・施設所管課、指定管理者へフィードバック

・町ホームページで評価結果を公表

４．評価項目（標準項目）

（１）項目１「利用状況に関する事項」

・広報活動、営業・誘致活動、その他の利用拡大を図るための取組が行われてい

るか。

・利用拡大を図るための取組の効果はどうか（利用者数や料金収入の状況・推移、

事業計画（目標）との比較）。

（２）項目２「運営体制」

・組織・人員配置は適切であったか。

・職員の確保や資質・能力向上を図る取組は適切に行われたか。

（３）項目３「収支・財務状況」

・収支決算の状況は計画と比較してどうか。

・管理経費の縮減など適正支出に努めているか。

・指定管理者の財務状況は健全か。

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（４）項目４「利用者意見の反映、利用者の満足度」

・利用者の意見を把握し、反映させる取組は適切か。また、利用者からの苦情等

への対応は適切に行われているか。

・利用者アンケート等の結果、利用者の満足は得られているか。

（５）項目５「適切な管理運営」

・協定書や計画書に則って、施設の管理運営（指定管理業務）が適切に行われて

いるか。

・協定者や計画書に則って、保守点検・修繕等の施設管理が適切におこなれてい

るか。

・備品、資料等の管理は適切か。

・施設の設備や専門性を最大限活用した事業実施がなされているか。

（６）項目６「自主事業、地域の連携等」

・自主事業は計画に則って実施されているか。また、それは利用者サービスの向

上に貢献しているか。

・地域企業・団体等の連携・協力は図られているか。また、それら地域での連携

は施設利用の拡大や活性化につながっているか。

（７）項目７「施設の設置目的」

・施設の設置目的や管理の基準に従った運営管理が行われているか（平等利用の

確保、利用承認・不承認基準の遵守等）。

・法令等に違反していないか。

・個人情報保護は適切に行われているか。

・町への報告は適時、適切になされているか。

（８）項目８「安全性の確保」

・施設の安全の確保、日常の事故防止等の安全対策は適切か。

・防犯、防災等の危機管理体制は適切か。

・事故発生時や非常時の対応は適切であったか。

５．評価基準等

評価項目ごとに採点を行い、最終的に統合して評価ランク（Ａ・Ｂ・Ｃ・Ｄ・Ｅ）を決

定する。

（１）評価項目ごとの採点

評価

レベル 係数 評価レベルの考え方

５ 1.0 良い 要求水準を大幅に上回り、特に優れた管理運営がな

されている。

４ 0.8 ↑ 要求水準を上回り、優れた管理運営がなされてい

る。

３ 0.6 普通 要求水準を満たしており、適正に管理運営がなされ

ている。

２ 0.4 ↓ 要求水準を下回る管理運営がなされている。

１ 0.2 ↓ 要求水準を大幅に下回る管理運営がなされている。

０ 0.0 適切

でない 不適切な管理運営がなされている。

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（２）各評価項目の得点及び合計得点の算出方法

・各評価項目の得点

各評価項目の配点に評価レベルの係数を乗じることにより算出する。

【各評価項目の得点】＝【評価項目の配点】×【評価レベル（係数）】

・合計得点

各評価項目の得点の合計で、100点満点とする。

（３）評価に係る基礎資料・データ

管理運営実績（数値目標の達成状況など）を含め、できる限り客観的なデータを

交えながら、評価内容とその理由を明確に記載する。

（４）総合評価

評価

ランク 評価ランクの考え方

Ａ 総合評価の結果、特に優れていると認められる。

（合計得点が 90点以上）

Ｂ 総合評価の結果、優れていると認められる。

（合計得点が 80点以上 90点未満）

Ｃ 総合評価の結果、やや優れていると認められる。

（合計得点が 70点以上 80点未満）

Ｄ 総合評価の結果、適正であると認められる。

（合計得点が 60点以上 70点未満）

Ｅ 総合評価の結果、努力は必要であると認められる。

（合計得点が 50点以上 60点未満）

Ｆ 総合評価の結果、かなりの努力が必要であると認められる。

（合計得点が 40点以上 50点未満）

Ｇ 総合評価の結果、とても努力が必要であると認められる。

（合計得点が 40点未満）

資料１

資料２

指定管理者の管理運営に対する評価シート（評価対象期間：平成31年４月１日～令和２年３月31日）

１ 施設の概要等

施 設 概 要 名称 所在地 設置目的 所管課

浦幌町模範牧場 十勝郡浦幌町字十勝太１８７番地４外 家畜の預託等により畜産振興の基盤の確立を図り、もって農業経営の安定に寄与するため 産業課

指 定 管 理 者 株式会社希興（十勝郡浦幌町字南町６番地２１） 指定期間：平成31年４月１日～令和６年３月31日

指 定 管 理 業 務 の 内 容

ア 模範牧場の利用許可に関する業務、イ 模範牧場の維持管理に関する業務、ウ 家畜の飼養管理、繁殖等に関する業務、エ 草地の維持管理、飼料収穫調整に関する業務、オ 前号各号に掲げるもののほか、町長が必要と認める業務

２ 評価結果

評価項目 評価内容・視点 配点 中間評価

レベル 評価点 評価すべき点 改善すべき点、要望点

1 利用状況に 関する事項

・広報活動、営業・誘致活動、その他利用拡大を図るための取り組みが行われているか。

・利用拡大を図るための取組の効果はどうか（利用者数や料金収入の状況・推移、事業計画（目標）との比較）。

30 3 18

・利用拡大を図るため、夏期預託・冬期預託期間前に年2回、町内酪農家全

戸に預託利用案内を配布するとともに訪問や電話による預託相談を実施

し、預託頭数増に努めている。また、ホームページを開設し、施設の情報

を掲載し、広報活動に努めているとともに各預託牛の繁殖等の在牧状況に

ついて、毎月1度書面で利用者に情報提供している。

・夏期放牧牛及び哺育育成牛については、目標値に達していないが、自主事

業である夏期舎飼いにより実績を上げている。

・預託牛の事故等見舞金支給制度については、指定管理者独自の規定により

制度化し、対応している。

・目標利用頭数(夏期放牧牛、哺育育成牛)の未達成については、牧場の魅力を発信するとともに、日頃の勧誘活動により達成されることを望む。

2 運 営 体 制 ・組織・人員配置は適切であったか。 ・職員の確保や資質・能力向上を図る取組は適切に行われたか。

10 3 6

・職員配置については、常勤の総括責任者1名と家畜管理、哺育管理、草地

管理の各部署に責任者が、併せてそれぞれの部署にスタッフを配置し、適

正な管理運営がなされている。

・日常の運営体制としては、家畜管理の性質上、通年を通し職員を配置(日

中)するとともに、冬期間、夜間巡視による巡回と当直者による夜間巡回

を実施している。また、各牧場団地正面ゲート施錠及び立入禁止看板によ

る侵入者の防止策を講じている。

・雇用については、町内在住者を優先し、地域定着に貢献している。また、

中高年者の雇用を臨時雇用から無期限雇用に切り替え、将来にわたり安定

して働ける環境づくりを行っている。

・職員研修については、北海道公共牧場会が主催する各種研修会をはじめ、

北海道授精協会技術研修会、姉妹提携職員交換交流研修や十勝哺育・育成

牛受託協議会研修会等へ積極的に参加するとともに、毎月1回開催の管理

職会議、全職員会議の場を使った業務(技術面、考え方、行動面等)研修を

実施している。

3 収支・財務 状 況

・収支決算の状況は計画と比較してどうか。 ・管理経費の縮減など適正支出に務めているか。 ・指定管理者の財務状況は健全か。

10 4 8 ・指定管理者の財務状況は、黒字となっており、健全である。

4 利用者意見の 反映、利用者 の 満 足 度

・利用者の意見を把握し、反映させる取組は適切か。また、利用者からの苦情等への対応は適切に行われているか。

・利用者アンケート等の結果、利用者の満足は得られているか。 15 4 12

・預託利用者の要望を取り入れた自主事業の実施により、実績を上げてい

る。

・入退牧による利用者訪問時、職員からの積極的なコミュニケーションを図

り都度、意見や要望を伺うとともに、原則年1回以上、牧場管理者が預託

利用者と面談し、アンケート形式で利用者の要望を聞いている。

・要望受付メールアドレスを公開、３６５日、２４時間いつでも利用者をは

じめ一般町民からの要望・意見等を受付けているとともに日々行っている

朝礼時、毎月の管理職会議・全職員会議等の場を利用し、利用者の意見・

要望等について改善や対応を含め情報共有を行い、実践している。

・苦情発生時、苦情の詳細を提起者に原則面談して確認するとともに苦情の

性質を分類、根本原因を突き止め、当社経営陣・牧場責任者が一体となり、

対策の立案、関係者全員への周知徹底を図っている。

5 適 切 な 管 理 運 営

・協定書や計画に則って施設の管理運営（指定管理業務）が適切に行われているか。

・協定書や計画に則って、保守点検・修繕等の施設管理が適切に15 3 9

・指定管理業務仕様書や協定書並びに事業計画書に則り、施設の管理運営は

適切に行われている。

行われているか。 ・備品、資料等の管理は適切か。 ・施設の設備や専門性を最大限活用した事業実施がなされているか。

・施設修繕については、その都度町に報告があり、リスク分担により適切に

対応している。

・保守点検や主な修繕内容等の書類は、指定管理者又は町で保管され、適切

に対応している。

6 自主事業、 地域の連携等

・自主事業は計画に則って実施されているか。また、それは利用者サービスの向上に貢献しているか。

・地域企業・団体等との連携・協力は図られているか。また、それら地域での連携は施設利用の拡大や活性化につながっているか。

・その他地域の活性化につながる事業への具体的な取組状況はどうか。

５ 4 4

・自主事業として、夏期放牧期間(５月 20日～10月 31日。1頭当たり 230

円／日(税別))において、預託前に舎飼いで育てられた牛を放牧開始前に

環境に慣らすことで預託牛の発育等の改善を図るため、舎飼いによる預託

を実施した。利用料金は、冬期舎飼料金と同額。(1 頭当たり 530 円／日

(税別))

・平常時より地元自治会や行事への参加を通し、緊急時の避難場所としての

機能を有効にしている。

・町内移住型体験住宅利用者や地元をはじめ児童・学生の見学を受入れ、浦

幌町の酪農産業についての広報活動を実施している。

7 施設の設置 目的・法令等 の 遵 守

・施設の設置目的や管理の基準に従った管理運営が行われているか（平等利用の確保、利用承認・不承認基準の遵守等）。

・法令等に違反していないか。 ・個人情報保護は適切に行われているか。 ・町への報告は適時、適切になされているか。

10 3 6

・施設の設置目的、指定管理業務仕様書に基づき、適正に管理運営が実施さ

れおり、会計事務も適正な処理が行われている。

・指定管理業務に係る各種法令(関係条例、労働関係法令等)を遵守するとと

もに個人情報の保護に関しては、個人情報保護方針やマニュアルにより適

切な管理が行われている。

8 安全性の確保 ・施設の安全の確保、日常の事故防止等の安全対策は適切か。 ・防犯、防災等の危機管理体制は適切か。 ・事故発生時や非常時の対応は適切であったか。

５ 4 4

・天候や日々の業務内容に沿った個別安全対策は、毎朝礼時に牧場長から指

示・確認を行っている。また、取締役・牧場長の現場巡回は、日々抜き打

ちにより実施しており、現場での安全対策については、個別指導も併せて

実施している。

・管理職会議・全職員会議は原則月1回開催し、月々の業務内容に即した安

全対策について確認・指示を行っている。

・危機管理対応組織図による体制の明示・職員への徹底を図っており、防疫

上、見学者を含め関係者以外立入禁止措置(原則許可無い部外者の場内単

独行動の禁止)を取っている。

・防災対策としては、原則緊急時連絡網に沿って各職位者は報告を行うとと

もに牧場長指示のもと、関係部門と協力し、速やかな事故処理体制を取っ

ている。また、地震、津波等広範囲に及ぶ災害時は、模範牧場までの道路

通行可能状況などを役場などとの連絡により確認、通行可能なルートの確

認、業務中職員・牧場まで到着可能な職員による初期対応、夜間は宿直者

への指示を行い素早い対応を目指す。

・利用制限などの連絡・対応として、施設機能の一部または全部損壊、法定

伝染病などの発生時は、緊急時連絡網により職員の招集を行うとともに速

やかに役場他関係機関への報告を行い、指示を仰ぐ。

・災害時地区避難施設としての機能は、国道から十勝太団地内管理事務所ま

での道路の目視安全(特に橋)確認及び正面ゲートの開放。当該管理事務所

インフラの確認。役場関係部門からの指示による準備後、役場職員到着ま

での初期対応を行う。

・重大な事故や非常事態は発生していない。

評価点合計及び評価ランク 100 67 評価ランク： Ｄ 総合評価の結果、適正であると認められる。

３ 利用実績等

項目 第１期 第２期 第３期

H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 R01

利用頭数（頭）

夏期放牧頭数 118,814 103,403 110,086 123,516 116,486 114,777 115,723 118,173 92,638

冬期舎飼頭数 59,700 117,434 125,855 132,138 148,375 140,173 138,576 145,791 131,160 130,996

哺育育成頭数 12,231 32,098 28,048 42,152 39,721 39,539 44,959 32,287 35,622 33,147

利用料金収入（円） 37,235,000 104,983,513 104,567,497 114,558,239 126,179,413 119,889,018 118,830,458 119,266,837 112,783,338 110,101,177

自主事業収支（円） △1,608,000 △149,662 1,947,016 0 0 0 0 0 0 1,112,771

評価に係る基礎資料・データ（浦幌町模範牧場）

１

評 価 項 目 利用状況に関する事項

評価レベル ３

評価の理由

要 因 ・

原 因 分 析

・利用頭数、利用料金実績(単位：頭、千円)

22年度 23年度 24年度 25年度 26年度

利用頭数 71,931 268,346 257,306 284,376 311,612

夏期放牧牛 118,814 103,403 110,086 123,516

冬期舎飼牛 59,700 117,434 125,855 132,138 148,375

哺育育成牛 12,231 32,098 28,048 42,152 39,721

利用料金 37,235 104,984 104,567 114,558 126,179

27年度 28年度 29年度 30年度 01年度

利用頭数 296,198 298,312 293,801 284,955 256,781

夏期放牧牛 116,486 114,777 115,723 118,173 92,638

冬期舎飼牛 140,173 138,576 145,791 131,160 130,996

哺育育成牛 39,539 44,959 32,287 35,622 33,147

利用料金 119,889 118,830 119,267 112,783 110,101

・利用拡大を図るため、夏期預託・冬期預託期間前に年 2 回、町内酪農家全

戸に預託利用案内を配布するとともに訪問や電話による預託相談を実施

し、預託頭数増に努めている。また、ホームページを開設し、施設の情報

を掲載し、広報活動に努めているとともに各預託牛の繁殖等の在牧状況に

ついて、毎月 1度書面で利用者に情報提供している。

・夏期放牧牛及び哺育育成牛については、目標値に達していないが、自主事

業である夏期舎飼いにより実績を上げている。なお、目標達成に向けては、

勧誘活動の強化を課題として掲げており、次年度の取り組みに期待したい。

目標頭数 01年度実績頭数 摘 要

夏期放牧牛 117,150頭 92,638頭 夏期舎飼 15,312頭

冬期舎飼牛 130,000頭 130,996頭

哺育育成牛 43,800頭 33,147頭

・預託牛の事故等見舞金支給制度については、指定管理者独自の規定により

制度化し、対応している。

資料３

２

評 価 項 目 運営体制

評価レベル ３

評価の理由

要 因 ・

原 因 分 析

【組織図】

代表取締役社長

専務取締役

牧 場 長(1人)

草地管理(1人) 家畜管理(1人) 哺育管理(1人)

各 係 員 (4人) 庶務係

・職員配置については、常勤の総括責任者(牧場長)１人と家畜管理、哺育管

理、草地管理の各部署に責任者が、併せてそれぞれの部署にスタッフを配

置し、適正な管理運営がなされている。

・日常の運営体制としては、家畜管理の性質上、一年を通し職員を配置(日中)

するとともに、冬期間、夜間巡視による巡回と当直者による夜間巡回を実

施している。また、各牧場団地正面ゲート施錠及び立入禁止看板による侵

入者の防止策を講じている。

・雇用については、町内在住者を優先し、地域定着に貢献している。また、

中高年者の雇用を臨時雇用から無期限雇用に切り替え、将来にわたり安定

して働ける環境づくりを行っている。

・職員研修については、北海道公共牧場会が主催する各種研修会をはじめ、

北海道授精協会技術研修会、姉妹提携職員交換交流研修や十勝哺育・育成

牛受託協議会研修会等へ積極的に参加するとともに、毎月 1 回開催の管理

職会議、全職員会議の場を使った業務(技術面、考え方、行動面等)研修を

実施している。

３

評 価 項 目 収支・財務状況

評価レベル ４

評価の理由

要 因 ・

原 因 分 析

・指定管理者の財務状況は、黒字となっており、健全である。

・指定管理料提案額と実績比較～別紙指定管理者収支決算書参照

◆収入の部

【指定管理料】4,992,000円(提案額) 6,200,293円(決算額)

消費税率及び使用料・捕縛料改定による増 (1,208,293円)

【利用料】 116,375,100円(提案額) 110,101,177円(決算額)

預託頭数の減 (▲6,273,923円)

【自主事業】 0円(提案額) 8,773,776円(決算額)

自主事業(夏期舎飼)実施による増 (8,773,776円)

◆支出の部

【人件費】 44,349,750円(提案額) 44,965,133円(決算額)

概ね計画通り

【需用費】 49,830,000円(提案額) 47,283,377円(決算額)

飼料費及び修繕費の減 (▲2,546,623円)

【その他】 9,933,000円(提案額) 10,133,464円(決算額)

概ね計画通り

【一般管理費】 8,245,000円(提案額) 4,387,554円(決算額)

事務費、通信運搬費、その他研修費及び視察費等の減

(▲3,857,446円)

【消費税】 8,988,620円(提案額) 4,499,758円(決算額)

人件費(不課税)を対象経費として算入していたことによる減

(▲4,488,862円)

【自主事業】 0円(提案額) 7,661,005円(決算額)

夏期舎飼いによる自主事業実施による増 (7,661,005円)

４

評 価 項 目 利用者意見の反映、利用者の満足度

評価レベル ４

評価の理由

要 因 ・

原 因 分 析

・預託利用者の要望を取り入れた自主事業の実施により、実績を上げてい

る。

・入退牧による利用者訪問時、職員からの積極的なコミュニケーションを

図り都度、意見や要望を伺うとともに、原則年 1回以上、牧場管理者が

預託利用者と面談し、アンケート形式で利用者の要望を聞いている。

・要望受付メールアドレスを公開、３６５日、２４時間いつでも利用者を

はじめ一般町民からの要望・意見等を受付けているとともに日々行って

いる朝礼時、毎月の管理職会議・全職員会議等の場を利用し、利用者の

意見・要望等について改善や対応を含め情報共有を行い、実践している。

・苦情発生時、苦情の詳細を提起者に原則面談して確認するとともに苦情

の性質を分類、根本原因を突き止め、当社経営陣・牧場責任者が一体と

なり、対策の立案、関係者全員への周知徹底を図っている。

５

評 価 項 目 適切な運営管理

評価レベル ３

評価の理由

要 因 ・

原 因 分 析

・指定管理業務仕様書や協定書並びに事業計画書に則り、施設の管理運営

は適切に行われている。

・施設修繕については、その都度町に報告があり、リスク分担により適切

に対応している。

・保守点検や主な修繕内容等の書類は、指定管理者又は町で保管され、適

切に対応している。

６

評 価 項 目 自主事業、地域の連携等

評価レベル ４

評価の理由

要 因 ・

原 因 分 析

・自主事業として、夏期放牧期間(５月 20日～10月 31日。1頭当たり 230

円／日(税別))において、預託前に舎飼いで育てられた牛を放牧開始前

に環境に慣らすことで預託牛の発育等の改善を図るため、舎飼いによる

預託を実施した。利用料金は、冬期舎飼料金と同額。(1頭当たり 530円

／日(税別))

・平常時より地元自治会や行事への参加を通し、緊急時の避難場所として

の機能を有効にしている。

・町内移住型体験住宅利用者や地元をはじめ児童・学生の見学を受入れ、

浦幌町の酪農産業についての広報活動を実施している。

７

評 価 項 目 施設の設置目的・法令等の遵守

評価レベル ３

評価の理由

要 因 ・

原 因 分 析

・施設の設置目的、指定管理業務仕様書に基づき、管理運営がなされてお

り、併せて会計事務も適正に処理されている。

・指定管理業務に係る各種法令(関係条例、労働関係法令等)を遵守すると

ともに個人情報の保護に関しては、「個人情報の取扱いに関する特記仕

様書」により適切な管理が行われている。

８

評 価 項 目 安全性の確保

評価レベル ４

評価の理由

要 因 ・

原 因 分 析

・天候や日々の業務内容に沿った個別安全対策は、毎朝礼時に牧場長から

指示・確認を行っている。

・取締役・牧場長の現場巡回は、日々抜き打ちにより実施しており、現場

での安全対策については、個別指導も併せて実施している。

・管理職会議・全職員会議は原則月 1回開催し、月々の業務内容に即した

安全対策について確認・指示を行っている。

・危機管理対応組織図による体制の明示・職員への徹底を図っており、防

疫上、見学者を含め関係者以外立入禁止措置(原則許可無い部外者の場

内単独行動の禁止)を取っている。

・重大な事故や非常事態は発生していない。

・防災対策

原則緊急時連絡網に沿って各職位者は報告を行うとともに牧場長指示

のもと、関係部門と協力し、速やかな事故処理体制を取っている。

地震、津波等広範囲に及ぶ災害時は、模範牧場までの道路通行可能状況

などを役場などとの連絡により確認、通行可能なルートの確認、業務中

職員・牧場まで到着可能な職員による初期対応、夜間は宿直者への指示

を行い素早い対応を目指す。

・利用制限などの連絡・対応

施設機能の一部または全部損壊、法定伝染病などの発生時は、緊急時連

絡網により職員の招集を行うとともに速やかに役場他関係機関への報

告を行い、指示を仰ぐ。

・災害時地区避難施設としての機能

国道から十勝太団地内管理事務所までの道路の目視安全(特に橋)確認

及び正面ゲートの開放。当該管理事務所インフラの確認。

役場関係部門からの指示による準備後、役場職員到着までの初期対応を

行う。

資料４

１　収入の部

応募時提案額 実績 応募時提案額 実績 応募時提案額 実績 応募時提案額 実績 応募時提案額 実績

121,367,100 116,301,470 121,367,100 0 121,367,100 0 121,367,100 0 121,367,100 0

4,992,000 6,200,293 4,992,000 4,992,000 4,992,000 4,992,000

116,375,100 110,101,177 116,375,100 116,375,100 116,375,100 116,375,100

0 8,773,776 0 0 0 0 0 0 0 0

8,773,776

121,367,100 125,075,246 121,367,100 0 121,367,100 0 121,367,100 0 121,367,100 0

２　支出の部

応募時提案額 実績 応募時提案額 実績 応募時提案額 実績 応募時提案額 実績 応募時提案額 実績

121,346,370 111,269,286 121,346,370 0 121,346,370 0 121,346,370 0 121,346,370 0

38,565,000 38,695,500 38,565,000 38,565,000 38,565,000 38,565,000

5,784,750 6,269,633 5,784,750 5,784,750 5,784,750 5,784,750

49,830,000 47,283,377 49,830,000 0 49,830,000 0 49,830,000 0 49,830,000 0

飼料費 29,500,000 24,142,737 29,500,000 29,500,000 29,500,000 29,500,000

肥料費 1,700,000 1,421,846 1,700,000 1,700,000 1,700,000 1,700,000

敷料費 2,800,000 4,707,562 2,800,000 2,800,000 2,800,000 2,800,000

農薬衛生費 2,500,000 4,461,965 2,500,000 2,500,000 2,500,000 2,500,000

消耗品費 2,550,000 2,550,000 2,550,000 2,550,000 2,550,000 2,550,000

燃料費 3,950,000 4,074,058 3,950,000 3,950,000 3,950,000 3,950,000

光熱水費 3,180,000 3,665,966 3,180,000 3,180,000 3,180,000 3,180,000

修繕費 3,650,000 2,259,243 3,650,000 3,650,000 3,650,000 3,650,000

9,933,000 10,133,464 9,933,000 0 9,933,000 0 9,933,000 0 9,933,000 0

保険料 2,120,000 2,008,346 2,120,000 2,120,000 2,120,000 2,120,000

牧草収穫委託 3,043,000 3,723,093 3,043,000 3,043,000 3,043,000 3,043,000

電気保安管理 170,000 164,160 170,000 170,000 170,000 170,000

使用料 4,150,000 3,212,434 4,150,000 4,150,000 4,150,000 4,150,000

原材料費 ― 330,802 ― ― ― ―

公租公課 450,000 694,629 450,000 450,000 450,000 450,000

8,245,000 4,387,554 8,245,000 8,245,000 8,245,000 8,245,000

8,988,620 4,499,758 8,988,620 8,988,620 8,988,620 8,988,620

0 7,661,005 0 0 0 0 0 0 0 0

7,661,005

121,346,370 118,930,291 121,346,370 0 121,346,370 0 121,346,370 0 121,346,370 0

３　収支

応募時提案額 実績 応募時提案額 実績 応募時提案額 実績 応募時提案額 実績 応募時提案額 実績

20,730 5,032,184 20,730 0 20,730 0 20,730 0 20,730 0

0 1,112,771 0 0 0 0 0 0 0 0

20,730 6,144,955 20,730 0 20,730 0 20,730 0 20,730 0収　　支

合　　計

指定管理者収支決算書（浦幌町模範牧場）　令和元年度～令和５年度

項　　目令和元年度 令和２年度 令和３年度 令和４年度 令和５年度

指定管理業務

令和３年度 令和４年度 令和５年度

自主事業

令和５年度

項　　目

指定管理業務

自主事業収入

合　　計

令和元年度 令和２年度

預託料金(夏期舎飼料)

利用料金

指定管理料

令和元年度 令和２年度 令和３年度 令和４年度

指定管理業務

福利厚生費

人件費

項　　目

人件費・飼料費外

自主事業収入

需用費

消費税

一般管理費

その他

資料５