アルツハイマー 病 アルツハイマーアルツハイマー...

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アルツハイマー アルツハイマー アルツハイマー アルツハイマー病 病の 症状 症状 症状 症状と と経過 経過 経過 経過 アルツハイマー アルツハイマー アルツハイマー アルツハイマー病 病の アルツハイマー アルツハイマー アルツハイマー アルツハイマー病 病の 症状 症状 症状 症状と と経過 経過 経過 経過 症状 症状 症状 症状と と経過 経過 経過 経過

Transcript of アルツハイマー 病 アルツハイマーアルツハイマー...

アルツハイマーアルツハイマーアルツハイマーアルツハイマー病病病病のののの

症状症状症状症状とととと経過経過経過経過

アルツハイマーアルツハイマーアルツハイマーアルツハイマー病病病病ののののアルツハイマーアルツハイマーアルツハイマーアルツハイマー病病病病のののの

症状症状症状症状とととと経過経過経過経過症状症状症状症状とととと経過経過経過経過

アルツハイマーアルツハイマーアルツハイマーアルツハイマーのののの好発年齢好発年齢好発年齢好発年齢アルツハイマーアルツハイマーアルツハイマーアルツハイマーのののの好発年齢好発年齢好発年齢好発年齢アルツハイマーアルツハイマーアルツハイマーアルツハイマーのののの好発年齢好発年齢好発年齢好発年齢

� 65歳 1%未満

� 75歳 10%

� 85歳 25%

�男性より女性の割合が高い

基本的基本的基本的基本的なななな症状経過症状経過症状経過症状経過基本的基本的基本的基本的なななな症状経過症状経過症状経過症状経過基本的基本的基本的基本的なななな症状経過症状経過症状経過症状経過

�初発症状は「忘れているということを忘れる」と表現できる悪性のもの忘れ

�進行とともに、その他の知的能力、総合的な判断力の障害。被害妄想や幻覚の出

現。

�更に進行すると、日常の身の回りのことが出来なくなる。着衣失行、迷子、コミュ

ニケーション障害。

アルツハイマーアルツハイマーアルツハイマーアルツハイマー型認知症型認知症型認知症型認知症のののの経過経過経過経過アルツハイマーアルツハイマーアルツハイマーアルツハイマー型認知症型認知症型認知症型認知症のののの経過経過経過経過アルツハイマーアルツハイマーアルツハイマーアルツハイマー型認知症型認知症型認知症型認知症のののの経過経過経過経過

悪化悪化悪化悪化

時時時時        間間間間

認知

認知

認知

認知のの のの程度

程度

程度

程度

病期分類病期分類病期分類病期分類病期分類病期分類病期分類病期分類病期分類病期分類病期分類病期分類

�初期:もの忘れや知的能力低下のみで生理的老化と区分しにくい時期。日常生活は自立。2~3

年続く。

�第2期(中期):もの忘れが更に進み、瞬間的な事柄しか分からなくなる。季節の見当がなくなる。

現在と過去を混同。徘徊や外出問題の出現。自

分の生年月日は言えるが、年齢が答えられない。

2~3年続く。

�第3期(後期~末期):疎通性の低下。ADL全般で介助を要する。病気の始まりから平均8年。

認知症認知症認知症認知症のののの症状症状症状症状のののの構造構造構造構造認知症認知症認知症認知症のののの症状症状症状症状のののの構造構造構造構造認知症認知症認知症認知症のののの症状症状症状症状のののの構造構造構造構造

中核症状中核症状中核症状中核症状

行動行動行動行動・・・・心理症状心理症状心理症状心理症状

行動行動行動行動・・・・心理症状心理症状心理症状心理症状

記憶障害記憶障害記憶障害記憶障害

見当識障害見当識障害見当識障害見当識障害

失算失算失算失算・・・・失書失書失書失書

健忘健忘健忘健忘・・・・失語失語失語失語

行為失行行為失行行為失行行為失行

認識低下認識低下認識低下認識低下

判断力低下判断力低下判断力低下判断力低下

邪推邪推邪推邪推

猜疑心猜疑心猜疑心猜疑心

妄想妄想妄想妄想

不安不安不安不安・・・・不穏不穏不穏不穏

取取取取りりりり繕繕繕繕いいいい

興奮興奮興奮興奮・・・・暴力暴力暴力暴力

帰宅要求帰宅要求帰宅要求帰宅要求

徘徊徘徊徘徊徘徊・・・・外出外出外出外出

BPSD

脱落脱落脱落脱落していくしていくしていくしていく知能部分知能部分知能部分知能部分

新新新新たにたにたにたに出出出出るるるる反応性反応性反応性反応性のののの症状症状症状症状

中核症状中核症状中核症状中核症状中核症状中核症状中核症状中核症状中核症状中核症状中核症状中核症状

普通普通普通普通のもののもののもののもの忘忘忘忘れとれとれとれと認知症認知症認知症認知症のののの違違違違いいいい普通普通普通普通のもののもののもののもの忘忘忘忘れとれとれとれと認知症認知症認知症認知症のののの違違違違いいいい普通普通普通普通のもののもののもののもの忘忘忘忘れとれとれとれと認知症認知症認知症認知症のののの違違違違いいいい

普通普通普通普通のもののもののもののもの忘忘忘忘れれれれ

抜抜抜抜けけけけ落落落落ちるちるちるちる

記憶記憶記憶記憶のののの帯帯帯帯

記憶記憶記憶記憶のののの帯帯帯帯

認知症認知症認知症認知症のもののもののもののもの忘忘忘忘れれれれ

健常者健常者健常者健常者はははは、、、、

体験体験体験体験のののの一部一部一部一部のみをのみをのみをのみを忘忘忘忘れるのでれるのでれるのでれるので、、、、

体験体験体験体験のののの他他他他のののの記憶記憶記憶記憶からからからから、、、、

忘忘忘忘れていたれていたれていたれていた内容内容内容内容をををを

思思思思いいいい出出出出すことができるすことができるすことができるすことができる。。。。

認知症認知症認知症認知症のもののもののもののもの忘忘忘忘れはれはれはれは、、、、

体験全体体験全体体験全体体験全体をををを忘忘忘忘れているのでれているのでれているのでれているので

思思思思いいいい出出出出すことがすことがすことがすことが

困難困難困難困難であるであるであるである。。。。

一般的一般的一般的一般的なものなものなものなもの忘忘忘忘れとれとれとれと認知症認知症認知症認知症のもののもののもののもの

忘忘忘忘れのれのれのれの相違相違相違相違

一般的一般的一般的一般的なものなものなものなもの忘忘忘忘れとれとれとれと認知症認知症認知症認知症のもののもののもののもの一般的一般的一般的一般的なものなものなものなもの忘忘忘忘れとれとれとれと認知症認知症認知症認知症のもののもののもののもの

忘忘忘忘れのれのれのれの相違相違相違相違忘忘忘忘れのれのれのれの相違相違相違相違

生活障害が起こる日常生活に支障はない

もの忘れは進行性で悪化

する

もの忘れは進行しない

もの忘れの自覚がないもの忘れの自覚がある

体験全体のもの忘れ体験の一部分のもの忘れ

認知症健 忘

見当識障害見当識障害見当識障害見当識障害見当識障害見当識障害見当識障害見当識障害見当識障害見当識障害見当識障害見当識障害

�記憶障害、理解力と判断力の低下のために、時間、場所、人物の見当がつけられ

なくなること。

�時間の見当識障害(何時であるか?何年何月何日であるのか?)

�場所の見当識障害(自分のいる場所の見当がつけられなくなる)

�人物の見当識障害(周辺の人が自分とどのような関係の人か?)

失語失語失語失語・・・・言語障害言語障害言語障害言語障害失語失語失語失語・・・・言語障害言語障害言語障害言語障害失語失語失語失語・・・・言語障害言語障害言語障害言語障害

�失語には発語の障害が中心のものと、言葉の理解が中心のものがある。

�換語困難(言葉の言い換えが難しくなる、言葉がうまく出てこない)

�錯誤(自分で言おうとした言葉と異なる言葉を言ってしまう)

�語想起の低下(単語を思い出すことが難しくなる)

�言語理解の低下(相手の言葉の内容が理解しづらくなる)

�反響言語の出現(相手の言葉をオウム返しする)

失行失行失行失行失行失行失行失行失行失行失行失行

�運動機能が損なわれていないにもかかわらず、動作を行うことができなくなること

�構成失行(立体図形や絵が描写できなくなる)

�観念運動失行(単純な指示の動作ができなくなる)

�観念失行(使い慣れた道具を使うことができなくなる)

�着衣失行(衣服の着衣がうまくできなくなる)

失認失認失認失認失認失認失認失認失認失認失認失認

�視知覚機能が損なわれていないにもかかわらず、対象物などを理解したり、把握することができ

なくなること。

�視空間失認(空間における物の位置や、物と物との位置関係が理解できなくなる)

�触覚失認(日常使用しているものを触っても、それが何かわからなくなる)

�手指失認(何指なのかわからなくなる)�身体失認(自分の体の部分への認知ができなくなる)

�鏡像認知障害(鏡に映っている人物が誰なのか認識できなくなる)

実行機能障害実行機能障害実行機能障害実行機能障害実行機能障害実行機能障害実行機能障害実行機能障害実行機能障害実行機能障害実行機能障害実行機能障害

�計画を立て、組織化する、順序立てる、抽象化するといった、物事を具体的に進

めていく能力が損なわれること。

�料理、洗濯、掃除などの行為が徐々にできなくなる。

周辺症状周辺症状周辺症状周辺症状周辺症状周辺症状周辺症状周辺症状周辺症状周辺症状周辺症状周辺症状

中核症状中核症状中核症状中核症状

実際実際実際実際にににに見見見見えないものがえないものがえないものがえないものが

見見見見えるえるえるえる・・・・聞聞聞聞こえるとこえるとこえるとこえると言言言言うううう

(幻視幻視幻視幻視・・・・幻聴幻聴幻聴幻聴)夜間夜間夜間夜間にににに急急急急にににに

騒騒騒騒ぎだしたりするぎだしたりするぎだしたりするぎだしたりする

(夜間夜間夜間夜間せんせんせんせん妄妄妄妄))))

いらいらしていらいらしていらいらしていらいらして

落落落落ちちちち着着着着かないかないかないかない(焦燥焦燥焦燥焦燥)

声声声声をををを荒荒荒荒げたりげたりげたりげたり

手手手手をあげたりするをあげたりするをあげたりするをあげたりする

(攻撃的言動攻撃的言動攻撃的言動攻撃的言動)必要以上必要以上必要以上必要以上にににに身体身体身体身体のののの具合具合具合具合をををを

気気気気にするにするにするにする(心気心気心気心気)

一人一人一人一人にされるとにされるとにされるとにされると

落落落落ちちちち着着着着かなくなるかなくなるかなくなるかなくなる

抑抑抑抑うつうつうつうつ状態状態状態状態

目目目目のののの前前前前にあるものはにあるものはにあるものはにあるものは

何何何何でもでもでもでも食食食食べてしまうべてしまうべてしまうべてしまう

(過食過食過食過食))))

食食食食べたべたべたべた物以外物以外物以外物以外のののの

ものもものもものもものも口口口口にににに入入入入れるれるれるれる

(異食異食異食異食)

入浴入浴入浴入浴やややや着替着替着替着替えをえをえをえを嫌嫌嫌嫌がるがるがるがる

(介護介護介護介護へのへのへのへの抵抗抵抗抵抗抵抗)

外外外外へへへへ出出出出てててて行行行行こうとこうとこうとこうと

するするするする

徘徊徘徊徘徊徘徊

不眠不眠不眠不眠

財布財布財布財布やややや着物着物着物着物をををを

盗盗盗盗まれたとまれたとまれたとまれたと言言言言うううう

(物盗物盗物盗物盗られられられられ妄想妄想妄想妄想)

�以前は、「問題行動」と呼ばれていた。

�現在は、BPSD「行動・心理症状」 behavioral and psychological symptoms of dementia

 中核症状によって及ぼされる生活障害。身体

の具合や環境、介護方法などによって影響さ

れる症状

行動行動行動行動・・・・心理症状心理症状心理症状心理症状のののの出現原因出現原因出現原因出現原因行動行動行動行動・・・・心理症状心理症状心理症状心理症状のののの出現原因出現原因出現原因出現原因行動行動行動行動・・・・心理症状心理症状心理症状心理症状のののの出現原因出現原因出現原因出現原因

認知機能障害認知機能障害認知機能障害認知機能障害

中核症状中核症状中核症状中核症状

ものものものもの忘忘忘忘れれれれ

見当識障害見当識障害見当識障害見当識障害

判断力障害判断力障害判断力障害判断力障害

行動行動行動行動・・・・心理症状心理症状心理症状心理症状

幻覚幻覚幻覚幻覚

妄想妄想妄想妄想

徘徊徘徊徘徊徘徊

異食異食異食異食

攻撃的言動攻撃的言動攻撃的言動攻撃的言動

危険行為危険行為危険行為危険行為

夕方夕方夕方夕方のののの不穏状態不穏状態不穏状態不穏状態

不潔行為不潔行為不潔行為不潔行為

性的逸脱行為性的逸脱行為性的逸脱行為性的逸脱行為

ケアケアケアケアへのへのへのへの抵抗抵抗抵抗抵抗

被害感被害感被害感被害感 身体不調身体不調身体不調身体不調 ストレスストレスストレスストレス

不安感不安感不安感不安感 不快感不快感不快感不快感 焦燥感焦燥感焦燥感焦燥感

脳血管性認知症脳血管性認知症脳血管性認知症脳血管性認知症のののの

症状症状症状症状とととと経過経過経過経過

脳血管性認知症脳血管性認知症脳血管性認知症脳血管性認知症のののの脳血管性認知症脳血管性認知症脳血管性認知症脳血管性認知症のののの

症状症状症状症状とととと経過経過経過経過症状症状症状症状とととと経過経過経過経過

病気病気病気病気のののの特徴特徴特徴特徴病気病気病気病気のののの特徴特徴特徴特徴病気病気病気病気のののの特徴特徴特徴特徴

�手足の麻痺や言語障害に伴なった脳梗塞や脳出血発作後、やや急激に症状が出現。

�認知症の始まりが急なこと、認知症の症状に波があり、良い時と悪い時がはっき

りしていること、一時的に軽快すること

が特徴。

�脳梗塞や脳出血の後遺症の1つ。

発症年代発症年代発症年代発症年代発症年代発症年代発症年代発症年代発症年代発症年代発症年代発症年代

�脳梗塞、脳出血の発病年齢とほぼ同様で、60~70歳代の男性に多い。

�最近、脳血管障害そのものの減少もあり、高齢者の認知症に占める割合

が減ってきている。

発症様式発症様式発症様式発症様式発症様式発症様式発症様式発症様式発症様式発症様式発症様式発症様式

�手足のしびれ、めまい、吐き気、もどすなどの一過性脳虚血発作を繰り返してい

るうちに徐々に認知症の症状が目立って

くる場合

�片麻痺など、突然の脳卒中を機に回復後から認知症の症状が出現する場合

�発症はATDより急激なことが多い。

脳血管性認知症脳血管性認知症脳血管性認知症脳血管性認知症のののの経過経過経過経過脳血管性認知症脳血管性認知症脳血管性認知症脳血管性認知症のののの経過経過経過経過脳血管性認知症脳血管性認知症脳血管性認知症脳血管性認知症のののの経過経過経過経過

認知

認知

認知

認知のの のの程度

程度

程度

程度

時時時時        間間間間

脳卒中の発症

症状症状症状症状のののの変動変動変動変動症状症状症状症状のののの変動変動変動変動症状症状症状症状のののの変動変動変動変動

�初期には意欲低下や自発性低下が目立つ。

�初期から夜間の不眠や不穏がみられ、症状の変動が激しいのも特徴

�感情失禁や感情易変動が見られることもよくある。

�知的機能の低下は一部保たれることが多い。

�「まだら認知症」