Sapporojin
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さっぽろ人氷の上でも
すべらない
札幌の冬の道は雪と氷に覆われていて、とても滑るような気がします。それこそ、外に出るたびに転んでいる札幌人を思い浮かべる方も多いのでは?
実際はそんなことはありません。その秘訣は、札幌人の靴にありました。氷をつかむスパイクタイヤのように、札幌人の靴底にはスパイクが隠されているのです。
氷の上ではガッチリ食い込み、使わないときは折畳めて邪魔になりません。特に、滑ると危ない小さな子供たちの冬靴には必ずといっていいほど付いています。
札幌人の、厳しい冬に負けないための装備の中には見えるところばかりでなく、こんな見えないところにも安全に雪道を歩くための知恵がかくされていました。
さっぽろ人なまらでかいべ冷蔵
庫
あなたの家の冷蔵庫にはどれだけ物が入りますか?100リットル?500リットル?それとももっと?きっとどんなに大きな冷蔵庫も、冬の札幌人の使っている冷蔵庫にはかなわないでしょうね。
それはどんな冷蔵庫かって?
冬の間だけ現れる冷蔵庫。それは窓を開ければ広がるあたり一面に広がる真っ白な雪原。
場度から身を乗り出して、雪の中に隠しておけば、ビールも、みかんも、一晩置けばアイスクリームだってちょうど食べごろの冷え具合になっています。
お父さんが夕食時に、暖かい部屋の窓を開けてちょっと寒そうにしながら、キンキンに冷えたビールを雪の中から発掘しているのは札幌人には見慣れた、微笑ましい光景です。
外の寒さを、うまく生活に取り入れてしまう。札幌人の、厳しい冬をうまく利用した知恵ですね。
さっぽろ人冬のおやつは
アイスクリーム
札幌の冬はとっても寒い!その中で生活する札幌人の冬だからこそ食べるおやつは何か知っていますか?それはアイスクリーム。そんな馬鹿なと思うでしょうがこれはちゃんとデータで証明されています※1
なんで札幌人は冬にアイスなんかたべるんでしょう?その秘密は住宅の構造にあります。寒い寒い冬に耐えられるように、外の寒さを中にいれず、室内の熱を逃がさないようガチガチの防御を持っているのです。
そのため、寒い外から帰ってくるとかえって室内は暑いくらいに感じます。札幌人の一番暑い季節は、ある意味で冬なのかもしれませんね。
寒い冬に、部屋の中で暖房をガンガンきかせてアイスクリームを食べるなんて、ちょっと贅沢なおやつですね。
さっぽろ人大雪降っても
気がつかない
札幌は、日本の大都市の中ではもっとも雪が降る町です。平年、札幌には冬に一ヶ月に1mから2mもの雪が積もり、合計では6mにもなります。そんなに雪が積もったら、町が雪に埋もれて生活できなくなるんじゃないかと心配に思う方もいるのではないでしょうか。
実際はもちろんそんなことはありません。除雪車や雪を運ぶダンプ、ロードヒーティングや融雪場などで昼夜問わず懸命に働く人たちのおかげで、札幌人が大雪に困ることはめったにありません。1シーズンに、札幌市が雪対策にかける予算はなんと145億円。ほうって置けば夏には解けてなくなってしまう雪にどうしてこんなにお金をかけるのか疑問を持っていた方もいるでしょうが、そのおかげで札幌人は安心して暮らせるわけです。
一晩の間に振った大雪にも朝起きて家を出る札幌人は気が付かないかもしれません。それは札幌市の完璧な雪対策のたまものです。