PCT eServices Presentation - 一般社団法人 大学技術移...
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© 2015 Asahi HASEBE, WIPO
PCT情報システム・電子サービスに関するトピックス
長谷部 旭陽 (Asahi HASEBE)
PCT情報システムサービス部
世界知的所有権機関(WIPO)
参考資料
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目 次
1. ePCTのご紹介
2. EASYモード出願廃止のご案内
3. ヘルプデスクのご紹介
4. (参考資料) ePCTの始め方
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1. ePCTのご紹介
1-1. ePCTとは
1-2. ePCTの機能
1-3. ePCTの始め方 概要
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1-1 ePCT とは :
RO
ISA, IPEA
ISA, IPEA
ePCT
IB
WIPOが提供する、申請人・受理官庁(RO)・国際事務局(IB)・国際調査機関(ISA)・国際予備審査機関(IPEA)間のPCT手続きをインターネット上で行う為のサービスです。
2015年5月時点では、国際事務局(IB)と一部の官庁に対する手続きのみが実施可能です。将来的には、PCT手続き全てをカバーすることを目標としています。
従来の手続き
(手続によって窓口が異なる) ePCT による手続き
(窓口をePCTに一本化)
3
IB 申請人
RO
申請人
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ePCT
ePCTが申請人向けに提供しているサービスの概要は以下の通りです。(詳細は後述)
4
国際事務局
1-1 ePCT とは : 機能概要
申請人
PCT国際出願への
アクセス権の共有
インターネット
から閲覧
その他の申請人
セキュリティ認証
・PCT国際出願手続き
・PCT中間書類の提出
・手続き履歴等の確認 など
・通知の送付
・PCT国際出願の
最新ステータス、
手続きスケジュールの提供
など
RO,ISA,
IPEA
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ePCT
ePCTでは、インターネットを介した不正な手続きを防止する為の対策を講じています。
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1-1 ePCT とは : セキュリティ対策
セキュリティ認証
申請人
不正な
アクセス
第三者
書面/電子メールによる通知
国際事務局
審査部署
書面の記載内容で手続きの正当性を確認
通知を元に、意図しない手続きが
行われていないかを確認可能
・WIPOアカウント
・電子証明書
・eOwnership
により正当性を確認
ePCT上での通知
各種手続き
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ePCTへのログインや、ePCTの最新情報・ユーザーガイドのダウンロード、WIPOアカウントの取得、電子証明書の取得などは、全てこちらのページから行えます。
ePCTポータル:https://pct.wipo.int/LoginForms/epct.jsp
(検索エンジンで「ePCT」と入力してください)
1-1 ePCT とは : ePCTポータル
6
ePCTポータル
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ePCT
セキュリティ認証
1-2 ePCTの機能: パブリック/プライベート サービス (1/2)
ePCTが提供する機能は、「パブリックサービス(Public service)」と「プライベートサービス(Private service)」に分けられ、それぞれログイン方法や利用できる機能が異なります。
パブリックサービス (Public Service)
- PCT中間書類の提出
- 第三者情報提供 ・・・など
プライベートサービス (Private Service)
- ePCT出願
- PCT中間書類の提出
- PCT国際出願の各種情報の閲覧 ・・・など
[ログイン方法]
WIPOアカウント
[ログイン方法]
WIPOアカウント +
電子証明書 +
eOwnership
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申請人
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1-2 ePCTの機能 :
パブリック/プライベート サービス (2/2) パブリック/プライベートサービスで利用できる機能は次の通りです。
(各機能の詳細は以降のページをご参照ください)
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No. 機能名 パブリック プライベート
1 ePCT出願 (ePCT-Filing) × ○
2 PCT中間書類の提出
(ドキュメントアップロード) ○ ○
3 PCT中間書類の提出
(オンラインアクション) × ○
4 PCT国際出願情報の閲覧 × ○
5 タイムラインの表示 × ○
6 電子メールによる通知 × ○
7 手続き履歴の参照 ○ ○
8 ワークベンチによる管理 × ○
9 eOwnershipによるアクセス権の管理 × ○
10 第三者情報提供 ○ ×
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ePCT上からPCT国際出願を行うことができます。
ePCT出願のメリット:
ソフトウェアのインストール・アップデートが不要
PCT-SAFEよりも高度な願書作成機能
eOwnership(PCT国際出願へのアクセス権)の設定不要
MS-Word による明細書(Docx形式)のXML出願に対応
2015年5月時点の制約:
出願可能な受理官庁は一部のみ。(RO/JPは未対応)
ePCT
1-2 ePCT の機能: ePCT出願 (ePCT-Filing)
概要 [プライベートサービス]
9
申請人
願書の作成
RO/XX (RO/JPは未対応)
願書
明細書
(PDF/XML/
Docx)
明細書の添付
提出
記載内容のチェック
[利用イメージ]
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ePCT出願は、以下のStep1~3の手順で行います。
Step1: ePCTプライベートサービスにログインする。
1-2 ePCT の機能: ePCT出願 (ePCT-Filing)
願書の作成手順 (1/3) [プライベートサービス]
10
①ePCT ポータルから、「ePCTプ
ライベートサービスへ」を選択します。 (※ePCTを初めて利用する場合は、本資料の「4.」にある手続きを事前に行う必要があります)
②WIPOアカウント(後述)のユー
ザ名とパスワードを入力し、画面下部の「ログイン」ボタンをクリックします。
ePCTポータル
ePCT プライベートサービス
ログイン画面
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Step2: 「ePCT-Filing」タブを開き、「新規国際出願を作成」ボタンを
クリックする。
1-2 ePCT の機能: ePCT出願 (ePCT-Filing)
願書の作成手順 (2/3) [プライベートサービス]
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ePCT-Filing トップページ
②「新規国際出願を作成」を選択
①「ePCT-Filing」を選択
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Step3: 必要な情報を入力し、提出する。[完了]
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①書類記号を入力し、受理官庁を選択
②各タブを開き、必要な情報を入力
③「サマリー&提出」タブから、入力内容を確認し、提出。 (完了)
ePCT出願 願書作成画面
1-2 ePCT の機能: ePCT出願 (ePCT-Filing)
願書の作成手順 (3/3) [プライベートサービス]
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ePCT出願で作成した願書に明細書を添付する際は、次の形式が選択できます。
1) PDF形式 (明細書・請求の範囲・要約書・図面それぞれのPDFファイルを添付、もしくは、全てまとめて1つのPDFファイルを添付)
2) XML形式
(明細書・請求の範囲・要約書・図面のXMLデータを添付)
3) Docx形式 (次ページ参照)
1) Docx形式
2) Docx形式
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ePCT出願 「出願書類」タブ
1-2 ePCT の機能: ePCT出願 (ePCT-Filing)
明細書の添付 [プライベートサービス]
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1-2 ePCT の機能: ePCT出願
Docx形式の明細書の添付 概要 [プライベートサービス]
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ePCT出願では、 MS-Word等で作成した明細書ファイル(Docx形式)をXML出願用のXMLファイルに変換する機能(明細書コンバータ)が備えられています。
XML出願として、300CHFの出願手数料の減額が受けられます。
ePCT
RO/IB
申請人
願書の作成 (ePCT上) 願書
明細書
(Docx)
提出
[ご利用イメージ]
願書に添付
(ePCT上)
明細書コンバータ 添付
明細書
(Docx) 変換 明細書
(XML)
【注意】 2015年5月時点では、当該コンバータで作成したXMLはRO/JPへのXML出願には利用できません。RO/IBへの出願にご利用ください。
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1-2 ePCT の機能: ePCT出願
Docx形式の明細書の添付 利用方法 (1/9) [プライベートサービス]
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以下のStep1~9の手順で、明細書の作成・添付を行います。
Step1: ePCT出願の「出願書類」タブを開き、「DOCX形式」を選択してください。
①「出願書類」タブを選択
②「DOCX形式」を選択。
(各リンクの説明は次ページ参照)
ePCT出願 「出願書類」タブ
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1-2 ePCT の機能: ePCT出願
Docx形式の明細書の添付 利用方法 (2/9) [プライベートサービス]
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Step2: [テンプレート], [ユーザガイド], [サンプル]それぞれのリンクから必要なファイルをダウンロードしてください。
[各リンクの説明]
- テンプレート:
本機能が対応している各国言語の明細書ファイルのテンプレートをダウンロード頂けます。本機能が変換可能な記載方法には制限があるため、明細書を作成する際にはこちらのテンプレートをご利用頂くことを強く推奨しております。
- ユーザガイド:
本機能の英語版マニュアルをダウンロード頂けます。
- サンプル:
本機能で変換可能な明細書ファイルのサンプルをダウンロード頂けます。
記載方法等にお困りの際は、こちらのサンプルをご参照ください。
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1-2 ePCT の機能: ePCT出願
Docx形式の明細書の添付 利用方法 (3/9) [プライベートサービス]
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Step3: Step2でダウンロードしたファイルを元に、明細書ファイルを作成してください。
MS Wordによる明細書作成画面 (日本語テンプレート)
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1-2 ePCT の機能: ePCT出願
Docx形式の明細書の添付 利用方法 (4/9) [プライベートサービス]
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Step4: ePCT出願の「出願書類」タブ上で、「書類(DOCX)を追加」を選択し、Step3で作成した明細書ファイルを添付してください。
ePCT出願 「出願書類」タブ
クリックし、明細書ファイルを選択。
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1-2 ePCT の機能: ePCT出願
Docx形式の明細書の添付 利用方法 (5/9) [プライベートサービス]
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Step5: 明細書ファイルを正常に変換できなかった場合、以下のようなエラーメッセージが表示されます。メッセージに従い、明細書ファイルを修正してください。
(下は、明細書中の「発明の名称」をコンバータが検出できなかった場合の例です)
エラー画面の例
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1-2 ePCT の機能: ePCT出願
Docx形式の明細書の添付 利用方法 (6/9) [プライベートサービス]
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Step5: 明細書ファイルを正常に変換できた場合、次のような画面が表示されます。
変換時に問題が検出された場合は、画面下部にその内容が表示されます。ご確認頂き、もし必要であれば明細書ファイルを修正してください。
(これらのメッセージを無視してそのまま提出頂くことも可能です。)
変換結果画面
内容に問題が無いかを確認する。
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1-2 ePCT の機能: ePCT出願
Docx形式の明細書の添付 利用方法 (7/9) [プライベートサービス]
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Step7: 「要約とともに提示する図面」の番号を入力する画面が表示されます。適当な値を入力し、「OK」をクリックしてください。
もし当該図面データ中に何らかの文字情報が記載されている場合は、「はい」を選択し「図面中の語句」欄にその文字情報を入力してください。
図面情報入力画面
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1-2 ePCT の機能: ePCT出願
Docx形式の明細書の添付 利用方法 (8/9) [プライベートサービス]
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Step8: ePCT画面上の「プレビュー」ボタンから、本機能がXML出願用に変換したデータを表示してください。
ePCT出願 「出願書類」タブ
変換結果を表示
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Step9: プレビューによる表示が、想定通りであることを確認してください。もし入力明細書ファイルと齟齬がある場合は、再度修正したものを変換してください。[完了]
1-2 ePCT の機能: ePCT出願
Docx形式の明細書の添付 利用方法 (9/9) [プライベートサービス]
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変換結果 プレビュー画面
【注意】 出願後に明細書の原本として扱われるのは、本コンバータに入力した明細書ファイル(Docx形式)ではなく、プレビューで表示されるデータ(XML/PDF形式)です。出願前に、プレビューの表示が想定通りであることを必ずご確認ください。
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1-2 ePCT の機能: ePCT出願
Docx形式の明細書の添付 参考情報 [プライベートサービス]
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2015年4月より、本機能では日本国特許庁の【】や[]で記載された形式の明細書ファイルも変換可能になりました。(但し、RO/JPへの出願には利用できません)
JPO形式 明細書ファイル例
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1-2 ePCT の機能:中間書類の提出
ドキュメントアップロード・オンラインアクション
[パブリック / プライベート サービス]
ePCTから、国際事務局に対してPCT中間書類を提出できます。
以下の2つの提出方法があります:
1) ドキュメントアップロード [パブリック/プライベートサービス]
PDF形式の中間書類をePCT経由で提出する。
2) オンラインアクション [プライベートサービス]
中間書類をePCT上で作成し提出する。
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ePCT
国際事務局 申請人
提出
中間
書類(PDF)
書類の作成
(ePCT上で実施)
ドキュメント
アップロード
オンライン
アクション 提出
書類の作成
中間
書類(PDF)
[ご利用イメージ]
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1-2 ePCT の機能:中間書類の提出
ドキュメントアップロード(1/9) [パブリック / プライベート サービス]
出願済みのPCT国際出願に関する手続き書類(PDF形式)を、ePCT上から国際事務局に提出することができます。
[利用するメリット]
文書を国際事務局に瞬時に提出できる。
文書が正しく送付されたことを、提出直後に確認できる。
文書の送付履歴やその後の手続情報を、リアルタイムで確認できる。
カバーレターがePCT上で自動的に作成される。
(別途カバーレターを作成する必要が無い)
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1-2 ePCT の機能:中間書類の提出
ドキュメントアップロード(2/9) [パブリック / プライベート サービス]
ドキュメントアップロードの対象書類は、以下の通りです。
19条補正 - 請求の範囲の補正書添付書簡 - 請求の範囲の補正についての説明書 - 請求の範囲の補正書
補充国際調査 - 補充調査請求 (IB/375) - 国際出願の翻訳文 (補充国際調査目的) - 配列表(国際調査目的のみ) (規則13の3) - 配列表に関する陳述書(国際調査目的のみ)(規則13の3)
規則4.17に基づく申立て - 発明者の特定に関する申立て(規則4.17(i)) - 出願し及び特許を与えられる出願人の資格に関する申立て(規則4.17(ii)) - 優先権を主張する出願人の資格に関する申立て (規則4.17(iii)) - 発明者である旨の申立て (規則4.17(iv)) - 不利にならない開示の申立て - 組み合わされた申立て(規則4.17(v)) - 出願し及び特許を与えられる出願人の資格に関する申立て、及び発明者の特定に関する申立てを組み合わせた申立て (規則4.17(i)+(ii))
(次ページに続く)
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1-2 ePCT の機能:中間書類の提出
ドキュメントアップロード(3/9) [パブリック / プライベート サービス]
ドキュメントアップロードの対象書類は、以下の通りです。(続き)
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補正/訂正
- 申立て/証拠(優先権の回復)(規則26の2.3) - 優先権主張の補充又は追加(規則26の2.1) - 引用による要素又は部分の補充確認 - 差し替え又は代替要旨(PCT規則26) - 願書様式の差し替え用紙
翻訳文
- 出願本体の翻訳(国際調査目的) (規則12.3) - 出願本体の翻訳文(国際公開目的)(PCT規則12.4)
規則90の2に基づく取下げ
- 国際出願の取下げ - 優先権の主張の取下げ - 補充国際調査請求の取下げ - 指定国の指定の取下げ - 国際予備審査請求(第二章)の取下げ - 選択国の選択の取下げ
その他の事項
- 一般的の通信 - 手数料軽減資格 - 手数料関連の通信 - 委任状 - 優先権書類 - 規則92の2に基づく変更の記録要請 - 複数の国際出願に係る規則92の2に基づく変更の記録要請 - 国際調査機関の見解書に対する出願人の非公式コメント - ライセンシングによる利用可能性の表示請求 - 第三者情報に対する出願人のコメント
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1-2 ePCT の機能:中間書類の提出
ドキュメントアップロード(4/9) [パブリック / プライベート サービス]
ドキュメントアップロードは以下の手順(Step1~4)で行います。 (プライベートサービスでも手続き可能ですが、以下ではパブリックサービスを元に説明致します)
Step1:ePCT パブリックサービスにログインする。
①ePCT ポータルから、「ePCTパブリックサービスへ」を選択します。
②WIPOアカウントのユーザ名と
パスワードを入力し、「ログイン」ボタンをクリックします。
ePCTポータル
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ePCT パブリックサービスログイン画面
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1-2 ePCT の機能:中間書類の提出
ドキュメントアップロード(5/9) [パブリック / プライベート サービス]
Step2:”国際出願検索”タブから、文書を提出したいPCT国際出願を検索する。
①ePCTログイン画面で「国際出
願検索」を選択し、国際出願番号と国際出願日をそれぞれ入力します。
②入力値が正しければ、該当するPCT国際出願の情報が表示されます。
ePCT パブリックサービス“国際出願検索” 画面
ePCTパブリックサービス
国際出願情報画面
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1-2 ePCT の機能:中間書類の提出
ドキュメントアップロード(6/9) [パブリック / プライベート サービス]
Step3: ”ドキュメントアップロード”タブを選択し、文書を選択する。
① ”ドキュメントアップロード”を選択
② 提出したい文書の種類を選択。
③「書類(PDF)を追加)」をクリックし、
あらかじめ作成しておいた文書(PDF
形式)を選択する。
ePCT パブリックサービス
“ドキュメントアップロード”画面
(次ページに続く)
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1-2 ePCT の機能:中間書類の提出
ドキュメントアップロード(7/9) [パブリック / プライベート サービス]
④正しいファイルが選択されたことを確認する。
⑤カバーレターに記載するメッセージ(任意)と署名を記入し、「アップロード」ボタンをクリックする。
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Step3: ”ドキュメントアップロード”タブを選択し、文書を提出する。(続き)
⑥(任意)「プレビュー」ボタンから、作成されるカバーレターを事前に確認することも可能。
ePCT パブリックサービス “ドキュメントアップロード”画面
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1-2 ePCT の機能:中間書類の提出
ドキュメントアップロード(8/9) [パブリック / プライベート サービス]
Step4:”ファイル表示”タブを選択し、文書が提出されたことを確認する。[完了]
提出した文書の情報を確認する。
(書類名をクリックすると提出した書類を開くことができます)
ePCT パブリックサービス国際出願情報画面
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1-2 ePCT の機能:中間書類の提出
ドキュメントアップロード(9/9) [パブリック / プライベート サービス]
自動作成されるカバーレターは、以下のような書面になります。
ドキュメントアップロード
カバーレター例
提出時に入力したメッセージが記載されます。
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1-2 ePCT の機能:中間書類の提出
オンライン アクション(1/3) [プライベートサービス]
以下の手続きをWIPO/IBに対して行う場合、ePCT上で書類を作成し提出することができます。
書類自体をePCT上で作成できる点が 「ドキュメントアップロード」機能と異なります。
[現在実施可能な手続き]
ライセンシング利用可能性の表示請求
優先権主張の取下げ
優先権書類をDASから取得
先行技術文献に関する見解
国際出願の取下げ
国際出願をDASで利用可能にする請求
指定国の指定の取下げ
早期公開請求
規則4.17に基づく申立て
規則92の2に基づく変更の記録要請
選択国の選択の取下げ
国際予備審査請求(第二章)の提出
国際予備審査請求(第二章)の取下げ
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1-2 ePCT の機能:中間書類の提出
オンライン アクション(2/3) [プライベートサービス]
以下のような画面から、提出する文書を作成することができます。
オンラインアクション: 規則92の2に基づく変更の要請 作成画面
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1-2 ePCT の機能:中間書類の提出
オンライン アクション(3/3) [プライベートサービス]
作成した書類はPDF形式に変換され、IBへ即時提出されます。
オンラインアクション: 規則92の2に基づく変更の要請 PDF出力結果
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1-2 ePCT の機能:PCT国際出願情報の閲覧(1/2) [プライベートサービス]
PCT国際出願に関する情報を閲覧することができます。
(下記イメージは、国際出願の基礎情報、及び、関連する文書情報の閲覧画面です)
PCTプライベートサービス “ファイル表示”画面
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1-2 ePCT の機能:PCT国際出願情報の閲覧(2/2) [プライベートサービス]
PCT国際出願に関する情報を閲覧することができます。
(下記イメージは、書誌情報の閲覧画面です。)
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PCTプライベートサービス “書誌情報”画面
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1-2 ePCT の機能 : タイムラインの表示 [プライベートサービス]
PCT国際出願に関連する各種期限を確認することができます。
各種期限をまとめた線表と、各種期限の詳細な年月日を一覧化した表とをそれぞれ参照できます。
タイムラインの表示画面
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1-2 ePCT の機能:電子メールによる通知(1/2) [プライベートサービス]
自身がアクセス権(eOwnership:後述)を保持しているPCT国際出願に関して、「手続き期限が近づいている」「アクセス権が変更された」などの各種通知を電子メールで受け取ることができます。
アクセス権の変更通知メール
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1-2 ePCT の機能:電子メールによる通知(2/2) [プライベートサービス]
受け取る通知の種類は以下から選択することができます。
[通知の種類]
eOwner権限を持つ国際出願に対するアクセス権が、他のeOwnerによって変更された。
優先権書類が未受理で、国際出願の国際公開予定日が2週間後である。
19条補正の期限が2週間後に終了する。
国際公開のための技術的な準備が2週間後に完了する。
国際調査機関に対する規則91.1に基づく訂正の提出期間が2週間後に終了する。
国際事務局によって再公開が予定された。
補充国際調査の請求期間が2週間後に終了する。
国際予備審査請求書(第二章)の提出期間が2週間後に終了する。
30ヶ月期限(国際段階終了)が一ヶ月後に終了する。
警告メッセージが追加/変更された。
新しい書類が処理完了、および/または新しい文書が発行された。
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1-2 ePCT の機能 : 手続き履歴の参照 [パブリック / プライベート サービス]
自身がePCT上で行った手続き履歴を確認することができます。
手続き履歴画面
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1-2 ePCT の機能:ワークベンチによる管理 (1/2) [プライベートサービス]
ePCT上で自身がアクセス権を持っているPCT国際出願を一覧表示することができます。
また、ポートフォリオ機能により、複数のPCT国際出願を任意のグループに分けて管理することが可能です。
ワークベンチ画面
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管理するPCT国際出願が複数ある場合には、国際出願日・出願人等の条件で必要な国際出願を検索することができます。
[検索条件例]
・国際出願日
・優先日
・受理官庁
・出願人/代理人/発明者名
・国内移行の期日
・・・など。
1-2 ePCT の機能:ワークベンチによる管理 (2/2) [プライベートサービス]
ワークベンチ
検索条件設定画面
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ePCT (プライベートサービス)
1-2 ePCT の機能: eOwnershipによるアクセス権の管理 [プライベートサービス]
ePCTプライベートサービス上で、特定のPCT国際出願の情報を閲覧し手続きを行う為には、eOwnershipの取得が必要です。 (eOwnershipの取得方法については、本資料の「4.」をご参照ください)
eOwnershipは権限の大きさ毎に「eOwner」「eEditor」「eViewer」に分けられます。
PCT国際出願 [PCT/JP20XX/XXXXXX]
情報閲覧・各種手続・ eOwnership管理
情報閲覧・各種手続
情報閲覧
eOwner
eEditor
eViewer
第三者 (eOwnershipを持たない)
(アクセス不可)
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1-2 ePCT の機能:第三者情報提供 (1/4) [パブリックサービス]
ePCT上から、国際公開済みのPCT国際出願に対して、新規性や進歩性に関する第三者による情報提供を行うことができます。
[制度概要]
国際公開以降、優先日から28ヶ月までの間に提出可能。
情報提供は公開言語(※)のいずれかで行うことが可能。 (※公開言語:アラビア語、英語、スペイン語、中国語、ドイツ語、日本語、韓国語、ポルトガル語、フランス語、ロシア語)
匿名での情報提供も可能。
提出した情報は、国際事務局から出願人や関係国際機関に送付され、一般にも閲覧可能となる。
出願人は、提出された内容に対して、優先日から30ヶ月までの間に見解を提出することができる。
第三者情報提供制度に関する詳細は、以下もご参照ください。
[日本国特許庁ホームページ]
特許協力条約(PCT)に基づく第三者による情報提供制度の導入について <http://www.jpo.go.jp/cgi/link.cgi?url=/tetuzuki/t_tokkyo/kokusai/pct_third.htm>
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1-2 ePCT の機能:第三者情報提供 (2/4) [パブリックサービス]
情報提供対象となるPCT国際出願をPATENTSCOPE上で検索すると、そこからePCTの情報入力画面へ移動することができます。
PATENTSCOPE 画面イメージ
サンプルデータ
ePCTへ移動
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1-2 ePCT の機能:第三者情報提供 (3/4) [パブリックサービス]
ePCT上では、下のような画面から、情報提供を行うことができます。 (次ページに続く)
ePCTパブリックサービス
第三者情報提供 画面イメージ(1/2)
49
サンプルデータ
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ePCT上では、下のような画面から、情報提供を行うことができます。(続き)
1-2 ePCT の機能:第三者情報提供 (4/4) [パブリックサービス]
ePCTパブリックサービス
第三者情報提供 画面イメージ(2/2)
50
匿名での情報提供を行う場合は、こちらにチェックを入れてください。
(チェックを入れ忘れると情報提供者が公開されますのでご注意ください。)
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1-3. ePCTの始め方: 概要
ePCTを初めてご利用になる際の手続きの流れは以下の通りです。 (詳細は本資料の「4.」をご参照ください。)
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(1)WIPOアカウントの取得: ePCT利用時に必須のアカウントを作成する
(2)電子証明書の取得:
プライベートサービス利用時に必須の電子証明書を取得し、登録する
(3)eOwnershipの取得: 特定のPCT出願へのアクセス権(情報閲覧や手続きを行う権限)を取得する
(4)eOwnershipの提供: 他者に特定のPCT出願へのアクセス権を与える
ePCT
パブリック
サービス プライベート サービス
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2. EASYモード出願廃止のご案内
2-1. 廃止スケジュールについて
2-2. 日本国特許庁(RO/JP)での対応について
※参考: ・WIPO PCT Newsletter 04/2014
<http://www.wipo.int/pct/en/newslett/2014/article_0002.html>
・日本国特許庁 「EASYモード出願の廃止について」 <http://www.jpo.go.jp/tetuzuki/t_tokkyo/kokusai/easy_mode.htm>
・日本国特許庁 「PCT-SAFEに利用するXMLコンバーターの改良について」 <http://www.jpo.go.jp/tetuzuki/t_tokkyo/shutsugan/pctapplication_converter.htm>
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2-1. EASYモード出願 廃止スケジュールについて:
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2015年7月1日より、PCT国際出願におけるEASYモード出願が廃止されます。
現在PCT出願にEASYモード出願を利用されている方は、完全電子出願(XML/PDF出願)への移行をお願い致します。
(※PCT-SAFEでのXML/PDF出願は引き続き可能です)
申請人 受理官庁
XML出願 (XML願書+
XML明細書)
EASY出願 (XML願書+
紙願書+
紙明細書)
PDF出願 (XML願書+
PDF明細書)
減額300スイスフラン
減額200スイスフラン
減額100スイスフラン
2015年7月より廃止
[PCT電子出願の方法]
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2-2.日本国特許庁(RO/JP)での対応について:
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日本国特許庁からは、EASYモード廃止に関して、従来RO/JPへの英語XML明細書では利用できなかった一部の特殊文字(ギリシャ文字や演算子など)が利用可能となるよう、XMLコンバータを改良した旨がアナウンスされています。
詳細については、日本国特許庁へご確認ください。
申請人 RO/JP
XML出願
EASY出願
英語明細書で一部特殊文字が利用不可
文字制限無し 2015年7月
廃止
平成27年3月リリースの新コンバータで解消済み
[RO/JPへの PCT電子出願の方法]
(*)RO/JPではPDF出願は受け付けておりません。
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3. ヘルプデスク
3-1. ePCTヘルプデスク
3-2. PCT-ROインターネット出願支援サイト
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3-1. ePCTヘルプデスク
ePCTやPCT-SAFEに関するお問い合わせは、下記へお願い致します。
[問い合わせ窓口]
ePCTヘルプデスク
Tel: +41-22-338-95-23
*受付時間:WIPO開庁日のAM 9.00 ~ PM 6.00
(中央ヨーロッパ時間)
Fax: +41-22-338-80-40
e-mail: [email protected]
インターネット: http://www.wipo.int/pct-safe
※ 上記ヘルプデスクには日本人スタッフもおりますので、日本語の問い合わせにも対応可能です。
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3-2. PCT-ROインターネット出願支援サイト RO/JPへの出願に関する、
インターネット出願ソフト
PCT-RO・XMLコンバータ
PCT-SAFE専用証明書ストア作成ツール
RO/JPの接続環境・通信状況・システム運用状況
等の問い合わせは、下記へお願い致します。
[問い合わせ窓口]
Tel: 03-3939-5237 *受付時間 : 9:00~20:00 (日本時間)
(土・日・祝祭日を除く)
インターネット: http://www.pctro-inet.jpo.go.jp/
支援サイト トップページ
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4. (補足資料) ePCTの始め方
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4. 全体の流れ
ePCTを初めてご利用になる際の手続きの流れは以下の通りです。
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(1)WIPOアカウントの取得: ePCT利用時に必須のアカウントを作成する
(2)電子証明書の取得:
プライベートサービス利用時に必須の電子証明書を取得し、登録する
(3)eOwnershipの取得: 特定のPCT出願へのアクセス権(情報閲覧や手続きを行う権限)を取得する
(4)eOwnershipの提供: 他者に特定のPCT出願へのアクセス権を与える
ePCT
パブリック
サービス プライベート サービス
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4. (1)WIPOアカウントの取得
WIPOアカウントは、以下の手順で取得します。
Step1:WIPOアカウント取得ページで必要な情報を入力する。
https://pct.wipo.int/wipoaccounts/ePCT/public/register.jsf
Step2:登録したメールアドレスで確認メールを受信し、メール中のリンク先に移動する。
Step3:リンク先ページでアカウントの認証を行う。[完了]
Step1:WIPOアカウント取得ページ
Step2:メール受信
Step3:アカウント認証ページ
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4. (2)電子証明書の取得 (1/5)
プライベートサービスの利用に必要な電子証明書は、以下の手順で入手します。
Step1:ePCTポータル下部の「電子証明書の取得/登録」をクリックする。
Step2:リンク先の「【WIPO電子証明書】」をクリックし、証明書取得ページに移動し、必要情報を入力する。
ePCTポータル
<https://pct.wipo.int/Lo
ginForms/epct.jsp>
電子証明書管理ページ
61
必要情報を入力
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4. (2)電子証明書の取得 (2/5)
Step3:WIPOから送付される通知メールに従い、電子証明書を取得する。
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WIPOからの通知メール サンプル
メール中に電子証明書の取得方法が
記載されています。
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4. (2)電子証明書の取得 (3/5)
Step4:WIPO電子証明書管理ページで証明書を登録する。
電子証明書管理ページ(Step2参照)
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電子証明書管理ページ 証明書登録後
クリックし、電子証明書を選択
登録した電子証明書の情報が表示され、
プライベートサービスが利用可能になります。
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Internet Explorer
インターネットオプション画面
(FireFoxの場合は画面のイメージが異なります)
Step5:取得した電子証明書のバックアップを取得する。 [完了]
4. (2)電子証明書の取得 (4/5) 64
選択 (以降の手順、及びFireFoxでの手順は、WIPO証明書ユーザガイドの”How
to retrieve and save a copy of your certificate” をご確認ください。http://www.wipo.int/pct-safe/en/certificates.html)
【注意】証明書のバックアップは必ず取得してください バックアップを取得しないと、Step4までを実施したパソコン以外でePCTプライベートサービスを利用することができません。また、万が一パソコン上で証明書が消えてしまった場合に、証明書が復元できなくなります。
選択
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4. (2)電子証明書の取得 (5/5) 65
(補足)WIPO証明書以外に、以下の電子証明書でもePCTプライベートサービスが利用できます。
SECOM digital certificate (日本)
EPO Smart Card
これらの証明書を利用する場合も、先述のStep4の通り、電子証明書の登録を行う必要があります。
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4. (3)eOwnershipの取得 (1/5)
ePCT プライベートサービス上で、特定のPCT出願の情報を閲覧したり、手続きを行う為には、そのPCT出願に対するeOwnershipの取得が必要です。
eOwnershipを取得する方法は、以下の3つがあります。
PCT国際出願のステータスや、利用する電子証明書によって、取得方法が異なります。
66
※IB301:出願書類の受領通知 (NOTIFICATION OF RECEIPT OF RECORD COPY)
No. 取得方法 PCT国際出願の条件
1 PCT出願時にeOwnershipを取得する。
・出願前である場合
2 IB301(※)に記載された確認コードを、ePCT
で登録する。
・未公開のPCT国際出願であり、かつ、
・出願時に利用した電子証明書がePCTのものと同一である場合
3 ePCT上でeOwnership
の取得要求を行う。
・未公開のPCT国際出願であり、かつ、
・出願時に利用した電子証明書がePCTのものと
異なる場合 (もしくは出願時に電子証明書自体を利用していない場合)
・公開済みのPCT国際出願である場合
・規則92に基づく変更が行われたPCT国際出願である場合
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4. (3)eOwnershipの取得(2/5)
[方法1]PCT出願時にeOwnershipを取得する。
・ePCT出願を利用する場合
出願完了と同時に、出願を行ったアカウントに自動的にeOwnershipが付与されます。 [完了]
67
・PCT-SAFEを利用する場合
Step1: ePCTカスタマーIDと ePCT eOwnershipコードを 取得します。(次ページ参照)
Step2: PCT-SAFEで出願前に 署名を行う際に、ePCTカスタマーIDとePCT eOwnershipコードを入力します。
Step3: 出願後、自動的にeOwnershipが付与されます。[完了]
PCT-SAFE 署名入力画面
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[方法1]PCT出願時にeOwnershipを取得する。(続き) ePCTカスタマーID・ePCT Ownershipコードは、ePCTプライベートサービスの「eOwnership」タブ配下の、「コードを請求」ボタンから確認できます。
4. (3)eOwnershipの取得(3/5)
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ePCTプライベートサービス 「eOwnership」タブ
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4. (3)eOwnershipの取得(4/5)
[方法2] IB301(※)に記載された確認コードを、ePCTで登録する。
Step1:IB301の右下部に記載されている確認コードを参照する。
Step2: ePCT上で国際出願番号・国際出願日・確認コードを入力する。入力値が正しければ、eOwnershipが取得できる。 [完了]
IB301例
eOwnership
取得画面
確認コード
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※IB301:出願書類の受領通知 (NOTIFICATION OF RECEIPT OF RECORD COPY)
値を入力し「確定」をクリックする
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4. (3)eOwnershipの取得(5/5)
[方法3] ePCT上でeOwnershipの取得要求を行う。
Step1:IB301の右下部に記載されている確認コードを参照する。
(※但し、国際出願が未公開であり、規則92に基づく変更が行われていない場合のみ)
Step2:ePCT上で国際出願番号・国際出願日・確認コード(任意)を入力する。
Step3:eOwnershipの要求フォームに必要情報を入力する。(下図参照)
Step4:IBでの審査後、WIPOアカウントにeOwnership(eOwner権限)が付与される。
[完了]
国際事務局側で、入力された情報とPCT国際出願上に記載されている情報を照合します。
結果問題が無ければ、eOwnershipが付与されます。
eOwnership取得画面
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4. (4)eOwnershipの提供 (1/3)
eOwnershipを取得したPCT国際出願に対して、他ユーザが各種手続きや情報閲覧ができるようにする為には、以下の2つの作業が必要になります。
Step1:eHandshakeの設定
→他ユーザのWIPOアカウントと、互いに信頼できる関係であることを確認する作業。
Step2:eOwnershipの付与
→eHandshakeの設定を行ったアカウントに対して、PCT国際出願のアクセス権限(=eOwnership)を付与する作業。
(各Stepの詳細は次ページ参照)
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Step1:eHandshakeの設定
WIPOアカウント管理ページから、eHandshakeの設定ができます。
カスタマーID欄にeHandshakeを行いたい相手のカスタマーIDを入力し、
「eHandshakeを申請」をクリックすると、相手に承認依頼メールが届きます。
相手側の承認が得られた時点で、eHandshakeが成立します。
4. (4)eOwnershipの提供 (2/3)
eHandshake申請欄
eHandshakeが成立したアカウント一覧
WIPOアカウント管理ページ eHandshakes
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Step2:eOwnershipの付与
ePCT プライベートサービスから、eHandshakeが成立したアカウントに対して、eOwnership権限を与えることができます。(権限を付与できるのは、自身がeOwner権限を保持しているPCT国際出願のみです) [完了]
4. (4)eOwnershipの提供 (3/3) 73
ePCTプライベートサービス 「アクセス権」タブ
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4.参考資料・URL
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ePCTポータル <https://pct.wipo.int/LoginForms/epct.jsp>
→ePCTに必要な情報はこちらから入手頂けます。
Yahoo, Googleなどの検索エンジンから「ePCT」で検索してください。
ePCTスタートガイド 日本語版
<http://www.wipo.int/export/sites/www/pct/ja/epct/pdf/epct_getting_started.pdf>
→こちらのマニュアルのみ、日本語版が提供されています。
(基本的な内容は本資料と同一ですが、より詳細な説明が記載されています)
WIPOアカウント管理ページ <https://pct.wipo.int/LoginForms/idm.jsp>
→WIPOアカウントの設定変更や、eHandshakeの設定、電子証明書の設定などはこちらのページから行えます。
WIPO証明書 ホームページ <http://www.wipo.int/pct-safe/en/certificates.html>
→WIPO証明書に関する情報はこちらからご参照頂けます。証明書のインストールやバックアップのマニュアルも掲載されています。