スマートグラスの 実技授業への導入案

国際医療福祉専門学校 救急救命学科 小澤貴裕

MOVERIOBT-200AVとADIXXIONを用いたAR 3つのミラーリング接続案

ウエアラブルデバイスの導入 国際医療福祉専門学校 救急救命学科では直感的に解りやすい授業と評価にAR（拡張現実）の応用を想定し2機のスマートグラス（Android搭載シースルータイプ）と8台の対衝撃ウエアラブルカメラを導入し、この度、接続試験を実施した。 この接続試験では授業応用へ向けた3つのミラーリング接続パターンを導くことが出来た。 また、あわせて具体的授業応用の検討を行ったが、現時点で正規のAndroidのアプリケーションが利用できない問題点が発覚しシンプルな構成が難しいことが判明した。 現時点で判明した教育に利用可能な接続パターンと必要装備、実用に向けて懸念される問題点について、簡単にまとめた。

使用装備一式iPad mini

デジタルアダプター

HDMIケーブル

HDMIケーブル

JVC ADIXXION

miniHDMIケーブル

AppleTV

ポケットWi-Fi

Bluetooth キーボード

ワイアレス ミラーリング アダプター

EPSON MOVIRIO

※設定に使用装備詳細は学科HPまで

接続パターン①

無線接続 （Wi-Fi 10m 程度）

有線接続（miniHDMI→HDMI）

バッテリー駆動 USB電源

どちらかと言うと客観的他者視点、 三脚固定の定点観測等、行動中の自らを見る。

シンプルでトラブルの少ないパターン

ワイアレス ミラーリング アダプター

接続パターン②有線接続

（デジタル接続端子 →HDMI→HDMI）

バッテリー駆動 遠隔録画可能

送信受信ワイヤレス装着、リアルタイムな手技確認、活動エリアの俯瞰を意識、二組相互では視覚交換

無線接続 （Wi-Fi 30m 程度）

無線接続 （Wi-Fi 10m 程度）

学習者の視点も評価可能

現時点ではMOVIRIOに ADIXXIONsync.

がインストールできない

ワイアレス ミラーリング アダプター

接続パターン③無線接続

（Wi-Fi 10m 程度）

視野の中に情報を重ねる ターゲットタイムのある手技 リアルタイムフィードバック

バイタルサイン提示 手技ビデオを追う練習 解剖図のインポーズ

無線接続 （Wi-Fi 全館内）

有線接続 （HDMI→HDMI）

iPhone・iPad

インターネット・携帯電話回線

有線接続 （HDMI→HDMI）

無線接続 （Wi-Fi 全館内）

CPREvolution01

Win外部iPhone・iPad

ワイアレス ミラーリング アダプター

ウエアラブルなら視点も姿勢も変えず フィードバック可能

画面の確認が姿勢に影響しない スポーツ等、姿勢が影響する分野に応用可能

大きな画面は見やすいが 姿勢が変わることも

多様な手技の姿勢や評価を 行動後ではなく行動中に

変えていく

問題点配線と取り扱いが複雑・入力がシビア

形状が複雑・破損の危険Android標準のアプリが使えない

期 待今までの方法で変化が無い事例への効果没頭してしまう、集中しすぎる例への対応リアルタイムでの対応＝わかり易さ

ガイドによる成功体験評価者の負担軽減

キーボードの使用

改善案模索中運用を工夫

次回②検証編へ