易観国際中国Itマンスリーニュース2012年12月号
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![Page 1: 易観国際中国Itマンスリーニュース2012年12月号](https://reader038.fdocument.pub/reader038/viewer/2022110310/55a89c3d1a28ab99188b4623/html5/thumbnails/1.jpg)
目次
第三者決済サービス 2015年の取引額 14兆元と予測 .................................................................................. 2
オンラインゲーム市場 15年の売上 948億元の見込み ................................................................................ 3
電子ブックアプリのユーザー4億人突破 ......................................................................................................... 3
優酷土豆:合併後の営業収入が 10.24%減少 .................................................................................................. 4
12年第 3四半期 メーカー純正ナビ出荷台数 31.3万台 ............................................................................... 5
後付けカーナビの地図情報 凱立徳がシェア 7割 ......................................................................................... 5
12年第 3四半期の B2C市場 前年比 109%増加 .......................................................................................... 6
エアコンの B2C販売動向 国産ブランドが圧勝 ............................................................................................ 6
インターネット広告市場規模 752億元の見通し .......................................................................................... 7
成功報酬型ネット広告 2014年の市場規模 68.9億元 ................................................................................... 8
易観国際 中国 IT マンスリーニュースは易観国際のアナリストによる中国の IT 業界に関するレポートを日本語化して配信しています。易観国際は中国における IT 業界の最大規模の専門家チームとして、多くの中国企業・外資企業のコンサルティングや調査プロジェクトに携わっており、中国の IT 動向について幅広く研究・分析を続けています。クララオンラインは日本における易観国際の独占的なパートナーとして、日本語での最新の中国の情報をご提供し、皆様の中国における活動をサポートします。
本レポートは、易観国際及び易観国際グループ各社(以下「易観国際」といいます)発行のニュースを、易観国際からの許諾に基づき、
易観国際の日本における独占的な総代理店である株式会社クララオンライン(以下「クララオンライン」といいます)が日本語に翻訳したものです。本レポートに掲載された内容は発行時における易観国際の見解や予測を紹介するもので、予告なしに変更することがあります。易観国際及びクララオンラインはここに記載された情報が十分信頼に足るものと考えていますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
日本語版の本レポートのいかなる部分について、クララオンラインの書面による事前の了解なく複製、再生、再発行、販売、配布、送信、回付、修正、表示したり、またいかなる目的でも使用したりすることはできません。これには二次的著作物を作成する際に本レポートを利用する場合も含まれますが、これに限定されるものではありません。クララオンラインの許可を事前に申請する際には https://www.eguan.jp/contact からご連絡ください。
本レポートでは中国とは中華人民共和国を指しており、台湾、香港特別行政区、マカオ特別行政区は含んでいません。 本レポートに含まれる情報は一般的なご案内であり、包括的な内容であることを目的しておりません。また法律・条令の適用と影
響は、具体的な状況によって大きく変化いたします。具体的な事業展開にあたってはクララオンラインコンサルティングサービスチームより御社の状況に特化したアドバイスをお求めになることをおすすめいたします
本レポートはクララオンラインコンサルティングサービスチームにより翻訳されたものです。クララオンラインの中国インターネットコンサルティングサービスに関するお問い合わせは以下の連絡先までお気軽にご連絡ください。 [email protected] または +81(3)6704-0776
易観国際 中国 IT マンスリーニュース2012年 12月
![Page 2: 易観国際中国Itマンスリーニュース2012年12月号](https://reader038.fdocument.pub/reader038/viewer/2022110310/55a89c3d1a28ab99188b4623/html5/thumbnails/2.jpg)
News Flash – Analysys International Monthly News 2
第三者決済サービス 2015 年の取引額 14 兆元と予測
2012年の第三者決済サービス市場はライセンスの発行がひと段落し、各社ともリソースの大量投入や新興市場の開拓に注力している。市場は順調に成長を続けており、易観智庫の予測では、2015年の中国の第三者決済サービス市場の取引規模は 13兆 9200億元、登録アカウント数は 13.78億件に達する見通しだ。モバイル決済サービスの取引規模も 7123億元にまで膨らむとみている。
易観智庫の分析によると、第三者決済サービス市場が好調な理由として、以下の 4点が挙げられる。
1. 大型の ECプラットフォームが大規模なキャンペーンを頻繁に行うことで取引回数が増加し、第三者決済サービスの発展を後押ししている。
2. 保険、ファンド、学校、国際決済といった新興分野の開拓が進んでいることに加え、小売業や製造業でも決済サービスの需要が伸びている。
3. ライセンスの発行以降、オンライン決済だけでなく、モバイル決済やキャッシュカードを使ったクイック決済等の様々なサービスが登場し、相互に補完しながら発展を続けている。
4. モバイル決済の業界標準が整い、各社がこぞってモバイル決済市場に参入している。最近では二次元バーコードを使ったものや、カードリーダーを利用したものなどが新たに誕生し、利用者が増加している。
(易観国際アナリスト:張萌)
10,858 21,610
38,777
64,148
99,429
139,200
0
20,000
40,000
60,000
80,000
100,000
120,000
140,000
2010 2011 2012(F) 2013(F) 2014(F) 2015(F)
2012‐2015年第三者決済サービス市場取引規模予測
(億元)
Source: Enfodesk, Analysys International ‐www.eguan.cn / www.enfodesk.com
8.58
10.6312.36
13.22 13.58 13.78
0
4
8
12
16
2010 2011 2012(F) 2013(F) 2014(F) 2015(F)
(億件)
Source: Enfodesk, Analysys International ‐www.eguan.cn / www.enfodesk.com
2012‐2015年第三者決済サービス登録アカウント数予測
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News Flash – Analysys International Monthly News 3
オンラインゲーム市場 15 年の売上 948 億元の見込み
易観智庫がこのほど発表したデータによれば、中国のオンラインゲーム市場の売上規模は2013年に 685億元に達し、2012年に比べ 23%の増加になる見通しだ。その後も好調な成長が続き、14年には前年比 23%増の 825.7億元、15年には同 14.8%増の 948.06億元になると予想される。
ゲームのタイプ別にみると、15年の市場規模はクライアント型ゲーム市場が同 10.1%増の529.54億元、Webゲーム市場が同 20.4%増の 169.3億元、モバイルゲーム市場が同 49.6%増の 211.62億元になる見通しで、全体的に好調な成長が続くと期待される。
ゲームユーザー数も増加が見込まれており、15年にはクライアント型ゲームのユーザーが2.89億人、Webゲームのユーザーが 1.07億人、モバイルゲームのユーザーが 4.55億人になると予想される。
(易観国際アナリスト: 薛永鋒)
電子ブックアプリのユーザー 4 億人突破
易観智庫がこのほど発表したデータによれば、2012年第 3四半期(7-9月)のモバイル向け電子書籍アプリの累計ユーザー数は 4.14億人に達した。
このうち最も利用者が多かったのは「iReader」で全体の 17.4%を占め、「91熊猫看書(パンダリーダー)」が 15.2%、「Anyview」が 12.1%と続いた。
365.12 401.03 441.06 480.86 529.54
52.578.82
110.2140.6
169.3
41 6296
141.5
211.62
12.920.16
28.8
41.58
37.6
0
200
400
600
800
1000
2011 2012(F) 2013(F) 2014(F) 2015(F)
2012‐2015年オンラインゲーム市場 売上規模予測
クライアント Web モバイル ソーシャル(億元)
Source: Enfodesk, Analysys International ‐www.eguan.cn / www.enfodesk.com
1.70 2.01 2.31 2.59 2.89 0.55
0.75 0.87 0.98 1.07 1.63 2.15
2.80 3.60
4.55
0.00
2.00
4.00
6.00
8.00
2011 2012(F) 2013(F) 2014(F) 2015(F)
(億人)
Source: Enfodesk, Analysys International ‐www.eguan.cn / www.enfodesk.com
2012‐2015年オンラインゲーム市場 ユーザー規模予測
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News Flash – Analysys International Monthly News 4
モバイル向け電子書籍アプリは、アプリストアでダウンロードされるだけでなく、端末にプリインストールされていることも珍しくない。スマートフォンの普及に伴い、電子書籍市場への新規参入が増加していることから、メーカー各社はユーザー体験向上に努めており、コンテンツライブラリの拡充にも積極的だ。シェアトップの「iReader」は、豊富なコンテンツと画面デザインの良さが評価されたとみられる。
(易観国際アナリスト: 李艶艶)
優酷土豆:合併後の営業収入が 10.24%減少
インターネット動画サイトを運営する優酷土豆集団がこのほど発表した 2012年 9月末までの第 3四半期(7-9月)決算報告によれば、営業収入は 5.022億元(約 7990万ドル)で、前年同期に比べて 84%増加したが、前期に比べると 10.24%の減少となった。一方の純損失は 9150万元(約 1460万ドル)だった。同社が今年 8月 23日の合併で発足して以来、初めての四半期決算報告となる。
今年第 3四半期の営業収入は前期比でマイナスとなったが、これは今回計上された土豆の営業収入が 8月 23日から 9月 30日までのみとなったためだ。
同社は今後、動画プラットフォームへの広告掲載料金を徐々に引き上げる考えで、地方の大都市を中心とした市場開拓戦略を進めている。またモバイル動画サイトの利用率はまだ全体の 20%に過ぎないが今後も市場は拡大すると見込んでおり、営業収入の増加にも期待できるとしている。
iReader 17.4%
91熊猫看書15.2%
Anyview12.1%
その他24.1%
iReader 17.4%91熊猫看書 15.2%Anyview 12.1%百閲 8.5%QQ閲読 7.2%開巻有益 3.6%雲中書城 3.1%塔読文学 2.7%億部書城 2.4%多看科技 2.1%書旗免費小説 1.6%その他 24.1%
12Q3モバイル向け電子書籍アプリ 市場シェア
Source: Enfodesk, Analysys International ‐www.eguan.cn / www.enfodesk.com
26250 30931 2702038740
48350
1497016650
14030
171901850
0
10000
20000
30000
40000
50000
60000
2011Q3 2011Q4 2012Q1 2012Q2 2012Q3
11Q3‐12Q3優酷土豆 営業収入の推移
営業収入(優酷) 営業収入(土豆)(万元)
Source: Enfodesk, Analysys International ‐www.eguan.cn / www.enfodesk.com
![Page 5: 易観国際中国Itマンスリーニュース2012年12月号](https://reader038.fdocument.pub/reader038/viewer/2022110310/55a89c3d1a28ab99188b4623/html5/thumbnails/5.jpg)
News Flash – Analysys International Monthly News 5
12 年第 3 四半期 メーカー純正ナビ出荷台数 31.3 万台
易観智庫がこのほど発表した「2012年第 3四半期(7-9月)中国メーカー純正ナビ市場季度監測報告」によれば、メーカー純正ナビの出荷台数は 31.3万台で、前期に比べ 13.3%と大きく落ち込んだ。
またメーカー純正ナビ向けの地図情報の売上は 2.4億元で、前期に比べ 11.1%の減少となった。
中国自動車工業協会のまとめによれば、今年第 3四半期の自動車販売台数は 257.7万台で、前期の 266.9万台から 3.4%の減少となった。尖閣諸島の問題をきっかけに日系車の販売台数は前期に比べ 18.4%減少し、販売台数全体に占める割合も 3.3ポイント減少した。このほか、広東省広州市で今年 7月 1日から自動車の購入制限政策がスタートしたことも落ち込みに拍車をかけたとみられる。
日系車の販売不振をチャンスととらえた他メーカーは、新車の投入を増やしたり大幅な値引きをすることでシェア拡大を進めている。易観智庫の分析によれば、第 4四半期(10-12月)は自動車の販売台数が一気に増加する見通しで、これに伴いメーカー純正ナビの出荷台数も増えると予想される。
(易観国際アナリスト:尹晶雪)
後付けカーナビの地図情報 凱立徳がシェア 7 割
易観智庫がこのほど発表した「2012年第 3四半期(7-9月)中国後付けナビ市場季度監測報告」によれば、市販の後付けナビで最も多く採用されているのは凱立徳の地図情報で、出荷台数ベースの市場シェアは68.9%に上った。続いて、道道通が14.6%、四維図新が6.8%だった。
22.825.4 26.5
29.8 29.3
36.131.1
0
10
20
30
40
11Q1 11Q2 11Q3 11Q4 12Q1 12Q2 12Q3
11Q1‐12Q3メーカー純正ナビ出荷台数
(万台)
Source: Enfodesk, Analysys International ‐www.eguan.cn / www.enfodesk.com
2.22.5 2.5
2.1 2.1
2.72.4
0
1
2
3
11Q1 11Q2 11Q3 11Q4 12Q1 12Q2 12Q3
11Q1‐12Q3メーカー純正ナビ向け地図情報売上額
(億元)
Source: Enfodesk, Analysys International ‐www.eguan.cn / www.enfodesk.com
![Page 6: 易観国際中国Itマンスリーニュース2012年12月号](https://reader038.fdocument.pub/reader038/viewer/2022110310/55a89c3d1a28ab99188b4623/html5/thumbnails/6.jpg)
News Flash – Analysys International Monthly News 6
易観智庫の分析によると、地図情報の単価やカーナビ本体の製造コストが下がっていることから、純正ナビを標準搭載する自動車メーカーが増えている。カーナビメーカーの多くはすでに純正ナビの製造に重点を置く戦略に切り替えており、地図情報会社も有力なカーナビメーカーと組むことで、純正ナビ市場への参入を狙っているようだ。
(易観国際アナリスト: 尹晶雪)
12 年第 3 四半期の B2C 市場 前年比 109%増加
易観智庫がこのほど発表した「2012年第 3四半期(7-9月)中国 B2C市場季度監測」によると、B2C市場の売上は 1296億元で、前期比 31%、前年同期比 109%それぞれ増加した。
今年第 3四半期は、京東(360buy)が大型キャンペーンを行ったことで、取引回数と売上額がいずれも大幅に増加した。大型の総合 B2Cプラットフォームが好調な成長を続ける一方、特定分野の商品のみを扱うプラットフォームの売上は振るわなかった。
エアコンの B2C 販売動向 国産ブランドが圧勝
易観智庫が 2012年 11月に行った八大 B2Cサイトにおけるエアコンの販売動向調査によれば、販売台数ベースでのトップ 3は海爾(ハイアール)、奥克斯 (AUX)、格力(GREE)で、市場シェアはそれぞれ 15.0%、13.4%、12.4%だった。売上金額ベースのトップ 3は海爾、格力、奥克斯の順で、市場シェアはそれぞれ 16.8%、13.5%、9.6%だった。いずれも上位 10ブランドが市場全体の 80%以上を占めている。
凱立徳68.9%
道道通14.6%
四維図新6.8% 凱立徳 68.9%
道道通 14.6%
四維図新 6.8%
その他 9.6%
12Q3後付けナビ市場 地図情報会社市場シェア(出荷台数ベース)
Source: Enfodesk, Analysys International ‐www.eguan.cn / www.enfodesk.com
263423 473 543
621769 819
992
1296
0
500
1000
1500
10Q3 10Q4 11Q1 11Q2 11Q3 11Q4 12Q1 12Q2 12Q3
10Q3‐12Q3 中国B2C市場の売上額
(億元)
Source: Enfodesk, Analysys International ‐www.eguan.cn / www.enfodesk.com
![Page 7: 易観国際中国Itマンスリーニュース2012年12月号](https://reader038.fdocument.pub/reader038/viewer/2022110310/55a89c3d1a28ab99188b4623/html5/thumbnails/7.jpg)
News Flash – Analysys International Monthly News 7
エアコン市場では国産ブランド製品が圧倒的な強さを持っており、海爾は販売台数と売上金額の両方でトップだった。上位 10ブランドの平均販売単価は、海外ブランドの三菱電機が 7575.62元、ダイキンが 5961.95元と比較的高額だったものの、国産ブランド製品はすべて 2500元から 4500元の間で、最も安かったのは科龍の 2665.33元だった。
今回の調査は易観智庫のオンラインショッピング監測システムを利用し、蘇寧易購、京東商城、天猫、国美電器網上商城、庫巴購物網、1号店、当当網、易訊の八大 B2Cサイトを対象とした。
インターネット広告市場規模 752 億元の見通し
易観智庫のまとめによれば、2012年通年の中国のインターネット広告市場規模は 752億元に達する見通しで、前年の 492.5億元から 52.7%の増加となりそうだ。引き続き安定した成長が続けば、14年には市場規模が 1640億元になると期待される。
海爾36.0%
奥馬10.3%
美的7.9%
海爾 15.0%奥克斯 13.4%格力 12.4%TCL 9.7%美的 7.4%海信 6.9%志高 6.5%科龍 5.2%長虹 4.2%格蘭仕 4.0%その他 15.3%
八大B2Cサイト エアコンメーカー別市場シェア(台数ベース)
Source: Enfodesk, Analysys International ‐www.eguan.cn / www.enfodesk.com
海爾37.8%
シーメンス18.0%博世
6.1%
海爾 16.8%格力 13.5%奥克斯 9.6%海信 7.2%美的 6.8%ダイキン 6.6%TCL 6.3%志高 6.3%科龍 4.3%三菱電機 3.9%その他 18.7%
八大B2Cサイト エアコンメーカー別市場シェア(金額ベース)
Source: Enfodesk, Analysys International ‐www.eguan.cn / www.enfodesk.com
70.5 119.9 155.8 276.1
492.5
752.0
1091.0
1640.0
0
300
600
900
1,200
1,500
1,800
2007 2008 2009 2010 2011 2012(F) 2013(F) 2014(F)
07‐14年中国インターネット広告市場規模
(億元)
Source: Enfodesk, Analysys International ‐www.eguan.cn / www.enfodesk.com
![Page 8: 易観国際中国Itマンスリーニュース2012年12月号](https://reader038.fdocument.pub/reader038/viewer/2022110310/55a89c3d1a28ab99188b4623/html5/thumbnails/8.jpg)
News Flash – Analysys International Monthly News 8
インターネット広告は 2011年に新聞広告を抜き、テレビ広告に次ぐ規模に成長した。好調の背景にはインターネットユーザー数の増加だけでなく、インターネット広告の効果の高さが広告主側に理解され、大規模な予算を割く企業が増えたこともあると分析している。
成功報酬型ネット広告 2014 年の市場規模 68.9 億元
易観智庫がこのほど発表した「2012年中国成功報酬型インターネット広告市場研究」によれば、2012年の市場規模は前年比 85.8%増の 23.7億元に達する見通しで、さらに 2年後の 14年には 68.9億元になるという。
中国の成功報酬型インターネット広告市場は、誕生から 10年に渡り好調な成長が続いている。最近はターゲットを捉える精度が上がっており、広告の効果が目で見て分かる上、他の広告に比べて費用が少なく済むことから、成功報酬型のインターネット広告を重視する広告主が増える傾向にあることから、市場は引き続き成長すると期待される。
成功報酬型のインターネット広告を扱う広告会社は国内に 100社近くあるが、売上規模は数十万元から数億元と幅広く、競争の激化が懸念されている。
2.2 5.812.8
23.7
41.1
68.9
0
20
40
60
80
2009 2010 2011 2012(F) 2013(F) 2014(F)
(億元)
Source: Enfodesk, Analysys International ‐www.eguan.cn / www.enfodesk.com
09‐14年 成功報酬型インターネット広告市場規模予測