日銀会合とFOMC、週末にかけては原油相場に注目 - hirogin … · 2016. 3. 14. ·...

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2016年3月14日号 今週のPOINT 国内株式市場 今週の分析銘柄 - FISCO Selection 8 - テーマ別分析 話題のレポート スクリーニング分析 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 日銀会合とFOMC、週末にかけては原油相場に注目 4月からジュニアNISAがスタート JPホールディングス【 東証1部 2749 】ほか 花見シーズン突入で「さくらインバウンド」関連に物色へ 今から注目! 決算サプライズ ジュニアNISA控えROE・利回りに着目 Weekly Market Research Report

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2016年3月14日号

今週のPOINT

国内株式市場

今週の分析銘柄 - FISCO Selection 8 -

テーマ別分析

話題のレポート

スクリーニング分析

株式会社フィスコ

本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。

日銀会合とFOMC、週末にかけては原油相場に注目

4月からジュニアNISAがスタート

JPホールディングス【 東証1部 2749 】ほか

花見シーズン突入で「さくらインバウンド」関連に物色へ

今から注目! 決算サプライズ

ジュニアNISA控えROE・利回りに着目

Weekly Market Research Report

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週刊相場観測誌

Market 展望

1 今週の市場見通し 国内株式市場 マーケット概観 3

新興市場 4

米国株式市場 5

為替市場 米ドル/円予想レンジ 6

債券市場 債券先物・長期国債利回り予想レンジ 6

2 マーケットを読む 今週のポイント 7

日経平均株価 8

3 今週の分析銘柄 FISCO Selection JPホールディングス〈2749〉東証1部 9

セリア〈2782〉JASDAQ 10

MonotaRO〈3064〉東証1部 11

ファーストブラザーズ〈3454〉マザーズ 12

モバイルファクトリー〈3912〉マザーズ 13

パーク24〈4666〉東証1部 14

アドベンチャー〈6030〉マザーズ 15

パイオニア〈6773〉東証1部 16

読者の気になる銘柄 ペプチドリーム〈4587〉東証1部 17

関西電力〈9503〉東証1部 17

テクニカル妙味銘柄 データセクション〈3905〉マザーズ 18

ショーケース・ティービー〈3909〉マザーズ 18

4 カテゴリー考察 テーマ別分析 19

スクリーニング分析 20

先週の話題レポート 21

信用需給動向 22

5 連載コラム 23

目次

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週刊相場観測誌

Market 展望

今週の市場見通し

国内株式市場 マーケット概観

■日経平均は16500-17000円のレンジ相場に

先週の日経平均は16500-17000円のレンジ相場が続いた。予

想を上回る米雇用統計の結果を受けて、小幅ながら続伸で始ま

ったが、その後は前週末に節目の17000円を回復したことで、

目先の利益を確保する目的の売りに押される展開となった。ま

た、10-12月期GDP改定値が予想に反して上方修正されたこと

により、月内の日銀の金融緩和の可能性後退も意識された。そ

れ以降も、世界景気の減速懸念のほか、原油先物相場の下落が

嫌気される場面が見られたほか、週末の先物オプション特別清

算指数算出を控え、これに絡んだ断続的なインデックス売りの

影響を受ける局面もあった。

一方で、欧州中央銀行(ECB)理事会での追加緩和政策への期

待のほか、翌週に控えている日本銀行の金融政策決定会合や米

連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとのムードも

強く、下を売り込む流れにはならかった。さらに、下値では年

金資金とみられる買いなども観測され、下支え要因となった。

注目のECB理事会では包括的な金融緩和策が決定された。予想

を上回る内容であったが、ドラギ総裁の「現状の見通しに基づ

くと、さらなる利下げは想定していない」との発言がいったん

はネガティブ視される格好になった。ただ、売り一巡後は改め

て金融緩和策を評価する流れとなり、一時17000円を回復する

底堅さをみせた。

■日銀会合とFOMCはサプライズなしがコンセンサス

今週は14、15日に日銀金融政策決定会合、15、16日にはFOMC

を控えている。金融安定化に向けた各国の舵取りに市場の関心

が集まりやすいだろう。前週の10-12月期GDP改定値の上方修

正で追加緩和の可能性は低いと考えられる。ただし、ECBが発

表した予想外に強力な景気刺激策は、日銀の姿勢にも影響を与

えると考えられ、それほど遠くない時期には、マイナス金利の

一段の引き下げと資産買い入れ拡大を組み合わせたサプライ

ズのある緩和策の発表も意識されよう。米国については、利上

げの確率はほぼゼロと見込まれているが、前週の雇用統計を受

けて、次の行動への見通しが注目されるところである。

■原油相場は40ドル超えなるか

また、原油相場については、石油輸出国機構(OPEC)加盟国

とロシアが20日にも原油の生産調整を検討する会合を開く方

向である。産油国会合の開催時期をめぐる不透明感から強弱感

が対立し、1 バレル40 ドル回復目前で足踏みをしている。た

だし、週末にかけて会合への期待が高まり、節目の40ドルを

捉えてくるようだと、商品市況全体への波及がみられる可能性

がある。これが政府系ファンドによる株式売却への警戒感を後

退させてくる可能性があり、原油相場の落ち着きが株式市場に

プラス影響を与えることにつながろう。

■トレンド転換への期待感高まる

日経平均は価格帯別出来高では 16900-17100 円レベルで商

いが膨らんでいる。これをクリアしてくると、18900円処まで

は比較的薄いため、節目の18000円は通過点となる可能性があ

る。一目均衡表をみると、雲下限に上値を抑えられる可能性が

高そうだが、遅行スパンは上方転換シグナルを発生させてくる

確率が高まっている。雲上限は今週、18014円辺りから週末に

は17440円辺りまで切り下がるため、一気に突破してくる可能

性はある。日銀会合後は、期末要因から配当志向の物色のほか、

期末株価に対する思惑が高まりやすいところでもある。トレン

ド転換への期待感も高まる展開を意識しておきたい。

その他、経済イベントでは14日に1月の機械受注、15日に

2月の米小売売上高、16日に2月の訪日外国人客数が発表され

るほか、中国全人代が閉幕する。17、18日にEU首脳会議が開

催される。

日銀会合と FOMC、週末にかけては原油相場に注目

国内株式市場

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Market 展望

今週の市場見通し

国内株式市場 新興市場

■日銀決定会合や訪日外客数発表を意識した物色も

今週の新興市場は、引き続きしっかりとした推移になるこ

とが想定される。本格的なIPOラッシュに入ることが需給面

の重しとなるものの、中小型のテーマ株や材料株に対する期

待は依然強く、個人投資家の需給も良好と言える。日米の金

融政策に係る重要イベントを通過した後は様子見していた

資金の再流入も期待されよう。

3月14日から15日にかけて日本銀行・金融政策決定会合が

開かれ、AMBITION<3300>やインベスターズクラウド<1435>、

日本アイ・エス・ケイ<7986>など金融緩和による恩恵享受が

期待されている銘柄に引き続き関心が向かいそうだ。また、

16日には2月訪日外客数が発表され、インバウンド関連株を

見直す流れとなることも想定される。なお、今週は14日にモ

ルフォ<3653>、15日にネオジャパン<3921>、ACCESS<4813>、

16日にベステラ<1433>などが決算発表を予定している。

■1週間で12社が新規上場するIPOラッシュ

IPO関連では、3月14日にマザーズへ上場する

LITALICO<6187>を皮切りに、1週間で12社が新規上場するIPO

ラッシュとなる。特に15日は富士ソフトサービスビューロ

<6188>など3社が、18日はアグレ都市デザイン<3467>など6社

が同時上場するため、初値買い資金分散の影響には注意した

い。なお、先週は丸八HD<3504>(4月8日、名証2部)、エディ

ア<3935>(4月15日、マザーズ)の新規上場が発表されてい

る。

IPO ラッシュ本格化が需給面の重しもしっかりした展開続く

AMBITION<3300>

日本アイ・エス・ケイ<7986>

マザーズ指数

新興市場

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週刊相場観測誌

Market 展望 今週の市場見通し

米国株式市場

■先週の動き

前週の大幅上昇を受けて週初は利益確定の売りが先行。フ

ィッシャーFRB 副議長がドルや原油価格が安定すれば、イン

フレ率が上昇に向かうとの認識を示したことで追加利上げ

観測が拡大し、上値の重い展開となった。週半ばに入ると、

中国の2月貿易統計が悪化し、アジア・欧州株が軒並み軟調

となった流れを受け、米国株にも売りが広がったが、欧州中

央銀行(ECB)理事会を週末に控え、ドラギ ECB 総裁の発言を

見極めたいとの思惑から、小動きとなった。週末にかけて、

ECBが追加緩和策を発表したものの、ドラギECB総裁が更な

る金融緩和を想定していないと発言したことや、軟調な原油

相場が嫌気され、下落に転じた。しかし追加緩和を受けてア

ジア・欧州株が全面高となったほか、国際エネルギー機関

(IEA)が原油価格が底打ちしたとの認識を示すと原油相場が

上昇し、株式も上げ幅を拡大した。結局、主要株価指数は週

を通じて上昇した。

■今週の見通し

15-16日にかけて連邦公開市場委員会(FOMC) が開催され、

会合終了後にはイエレンFRB議長の会見も予定されている。

先日発表されたベージュブックや雇用統計は概ね良好な内

容であったが、インフレ見通しを巡る足元の不透明感は強

い。今回のFOMCでは、ECBが追加緩和策に踏み切ったことで

FRB の金融政策、特に利上げの方針について何らかの変更が

生じているかどうかに注目したい。

経済指標では2 月小売売上高(15 日)、2 月生産者物価指

数(PPI)(15日)、3月NAHB住宅市場指数(15日)、2月住

宅着工・建設許可件数(16日)、2月消費者物価指数(16日)

などの発表が予定されている。1 月小売売上高がプラス改善

となったことで、景気回復の兆しが示された。2 月も予想を

上回る好調となれば連銀当局者の中にも年内の追加利上げ

に向けて肯定的な見方が優勢となるだろう。

個別銘柄では、ソフトウェアのオラクル(15 日)、製薬の

バリアント・ファーマシューティカルズ(15 日)、運送会社

のフェデックス(16 日)、グラフィックソフトのアドビ・シ

ステムズ(17日)、宝飾品小売のティファニー(18日)など

の決算発表が予定されている。ティファニーは、ドル高によ

る観光客の需要減少などから米国の売上が落ち込んだもの

の、日本で海外観光客の購入活動が旺盛となり、前年同期比

17%の大幅成長となった。決算では引き続き日本の販売動向

に注目が集まるだろう。

年初から2月中旬にかけての株価下落と、その後の反発を

原油価格と株価の相関性で説明する向きがある。しかし本

来、株価は企業収益の見通し、原油価格は需給と、それぞれ

異なる要因で決定されるものであり、著しく相関性が高まる

状況は長続きしないだろう。また原油と株式の市場規模の差

から、株価が原油価格の変動要因となることがあっても、原

油価格が株価を動かす主因となることには違和感がある。確

かに中国など新興国経済の減速は鮮明となっており、今後も

折りに触れて米国株が中国経済への懸念で売られる場面は

想定されるものの、原油安が引き金となって米国経済の成長

が大きく鈍化するという考えは行き過ぎだろう。

連邦公開市場委員会(FOMC)に注目

米国株式市場

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Market 展望

米ドル・円 予想レンジ 112.50 円 ~ 115.00 円

債券先物予想レンジ 150.40 円 ~ 151.00 円

長期国債利回り予想レンジ -0.08 % ~ 0.02 %

今週の為替/債券市場見通し

為替/債券市場

14-15日開催の日銀金融政策決定会合と15-16日に開かれる

米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合が注目されるが、いずれ

の会合も金融政策の現状維持が賛成多数で決まる見込み。金融

政策の現状維持は現在の為替相場にほぼ織り込まれているた

め、ドル・円相場が大きく動く可能性は低いとみられる。

FOMC声明やイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会

見が早期利上げの可能性をやや高める内容であればドル買い

が優勢となりそうだが、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は

10 日に行われた会見で追加緩和について否定的な見解を表明

した。この発言を受けて日本銀行による早期追加緩和への期待

はやや後退しており、リスク選好的なドル買い・円売りが大き

く広がる状況ではないとみられる。

【日本銀行金融政策決定会合】(14-15日開催)

追加の金融緩和は先送りされる公算。同日の総裁会見で足元

の景気認識や物価見通しに関する発言が注目される。また、今

後マイナス金利政策がさらに拡大されるとの観測が広がれば、

銀行株下落などの影響を嫌気した円買いフローが出る可能性

もある。

【米連邦公開市場委員会(FOMC)】(15-16日開催)

金融政策の現状維持が予想されており、市場関係者の多くは

追加利上げの時期は早くても6月以降になると予想している。

予想通り、金利据え置きが決まった場合にはイエレンFRB議長

の発言や声明内容を点検し、6月利上げの有無を見極めること

になりそうだ。

■今週の見通し

日米の金融政策と17日に行われる20年国債入札の結果を見

極める展開となる。日本と米国の金融政策は、今回はいずれも

現状維持が見込まれている。ただし、米国については6月利上

げの有無を見極めることが必要となる。6月利上げの可能性が

低いと市場が判断した場合、米長期金利はやや低下し、この影

響で日本国債 10 年などの利回り水準もやや低下する可能性が

ある。

20 年国債入札については、国内外の投資家の需要が見込ま

れており、順調な結果となる見込み。想定以上の需要が確認さ

れた場合、10 年債利回りの低下を促す要因となりそうだ。日

本銀行による早期追加観測はやや後退したが、将来的な追加緩

和の可能性は残されており、株高・円安の相場展開でも長期債、

超長期債の利回り水準が上昇を続ける可能性は低いとみられ

る。

■先週の動き

8 日に行われた 30 年国債入札が好調な結果となったことで

債券先物3月限は一時152円45銭まで買われたが、原油価格

の先高観が浮上したことや為替相場が週末前にやや円安方向

に振れたことで債券先物の上昇は一服した。

欧州中央銀行(ECB)は10日に追加緩和策を発表したが、ド

ラギ ECB 総裁は将来的な追加緩和の可能性は低いとの見解を

示した。この発言によって日本銀行による早期追加緩和への期

待は後退し、債券先物3月限は11日の取引で一時151円01銭

まで売られる場面があった。債券先物3月限は151円53銭で

この週の取引を終えた。長期債などの利回り水準の低下は一服

し、10年債利回りは8日に-0.11%近辺まで低下したものの、

週末前には0.02%近辺まで上昇した。

債券市場

為替市場

為替/債権市場

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Market 展望

上昇率上位銘柄 下落率上位銘柄 業種別騰落率

コード 銘柄 終値(円) 騰落率(%) コード 銘柄 終値(円) 騰落率(%) 上位セクター 騰落率(%)

7284 盟和産業 1,137.0 20.19 9503 関西電力 1,004.5 -23.99 パルプ・紙 2.09

5196 鬼怒川ゴム工業 680.0 19.93 9507 四国電力 1,501.0 -15.72 水産・農林業 1.08

3169 ミサワ 546.0 19.47 4047 関東電化工業 833.0 -13.86 小売業 0.84

6444 サンデンHD 362.0 17.53 7608 エスケイジャパン 397.0 -13.32 繊維業 0.80

4587 ペプチドリーム 5,100.0 16.84 9508 九州電力 1,069.0 -13.30 情報・通信業 0.62

3627 ネオス 534.0 15.33 4109 ステラ ケミファ 2,201.0 -12.38 鉄鋼 -0.13

7618 ピーシーデポコーポ 1,105.0 14.86 4996 クミアイ化学工業 1,031.0 -11.27 卸売業 -0.26

2372 アイロムグループ 1,255.0 14.61 9509 北海道電力 902.0 -10.69 下位セクター 騰落率(%)

6065 サクセスHD 1,283.0 14.35 7936 アシックス 1,986.0 -10.38 電力・ガス業 -9.77

6274 新川 540.0 13.68 5741 UACJ 237.0 -10.23 保険業 -5.52

3724 ベリサーブ 3,125.0 13.60 9505 北陸電力 1,563.0 -10.22 鉱業 -3.76

3683 サイバーリンクス 921.0 13.56 3778 さくらインターネット 1,456.0 -9.73 非鉄金属 -3.53

3788 GMOクラウド 827.0 13.29 3656 KLab 546.0 -9.60 石油・石炭製品 -2.81

2379 ディップ 2,569.0 11.84 6951 日本電子 519.0 -9.58 陸運業 -2.06

6055 ジャパンマテリアル 2,775.0 11.63 8732 マネーパートナーズG 795.0 -9.56 海運業 -2.05

マーケットを読む

今週のポイント

先週の日経平均は前半安、後半高となり、方向感に乏しい動

きとなった。ECB理事会やSQを控えて様子見ムードが強まる格

好に。前週末の米雇用統計は米国景気の鈍化懸念を後退させ

るものとなったが、特にポジティブな反応は見られなかった。一

方、週央は中国貿易収支の悪化を嫌気して資源関連株を中心

に下げ幅を広げる場面がみられた。注目された ECB の追加緩

和策は市場の期待値を上回る内容となったが、ドラギ総裁発言

を受けて、追加緩和策の打ち止め感が広がる形になった。

前週みられたリターン・リバーサルの動きには一巡感、小売り

や情報通信が上昇率上位となる一方、資源関連株や保険セクタ

ーが軟化した。高浜原発の運転差し止め仮処分決定で、電力株

が一斉安となっている。小売りセクターではセブンアイが構造改

革策を好感する動きに、情報通信では NTT グループの株主還

元策拡充期待などが高まった。

個別では、積水ハウスやデンカ、サンデンなどが株主還元策

好感の動きとなり、飛島建設も 26 期ぶり復配発表がインパクト

に。ディップは好決算が評価材料とされる。ソニー、住友ゴム、

ペプチドリームなどはアナリストの高評価が株高材料となる。東

芝の医療機器子会社優先交渉権がキヤノンに決まったことで、

富士フイルムなどは資金負担増懸念が後退へ。半面、CB 発行

のスズキが軟化、高島屋や川重、東京製鐵、日本電子などはア

ナリストの格下げが弱材料視された。

今週は、14-15 日に開催される日銀金融政策決定会合、

15-16日に開催される FOMC などが焦点となる。ともに、金融政

策の変更は想定されていないが、会合後の総裁・議長会見で、

次回会合に向けた方向性が定まっていくことになろう。現状で

は、ドル高円安の方向に向かう流れとなる可能性が高そうだ。ま

た、先週は連日で年金資金の流入観測が挙がる状況となってい

た。年度末に向けた国内株式の比率引き上げの動きとも考えら

れ、今週も需給面からの思惑は支援材料になりやすいだろう。

一方、13日に予定されているドイツ州議会議員選挙などはリスク

要因として留意したい。

国内では、14 日に機械受注、15 日に首都圏マンション発売、

16 日に訪日外客数の発表が予定されており、関連銘柄の手掛

かり材料につながる公算も。全般的には、リターン・リバーサル

の一巡で、内需セクターなどが優位の展開と見られる。また、年

度末の権利取りに向けて、高配当利回り銘柄などに対する関心

などもあらためて高まりそうだ。一方、今週はIPO ラッシュを迎え

ることになる。足元で IPO 銘柄のセカンダリーにおけるパフォー

マンスが低迷しており、過度な期待感は高まっていない状況と

いえよう。むしろ、先週末に人気化したバイオ関連株などに、引

き続き短期資金は向かいやすいと考える。セクターでは銀行株

に注目か、日銀金融政策決定会合が現状維持ならば、短期的

な安心感が生じてくる余地もあろう。

需給思惑なども下支えに堅調推移を想定へ

先週動いた銘柄・セクター(東証1部・個別銘柄は他市場が優先市場のものを除く)

今週のポイント

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Market 展望 マーケットを読む

日経平均株価

■今週がシグナル好転へのチャンス

原油相場が支援材料になる展開に期待

前週の日経平均株価は週間ベースで75.91円の下落。4週ぶり

の反落となった。経済イベントでは欧州中央銀行(ECB)理事会

を控えていたほか、需給要因では先物オプション特別清算指数

(SQ)算出を控え、手掛けづらい相場展開であった。ECB理事会

での追加緩和策の実施が見込まれるなかで、市場予想を上回る

インパクトを与えることが出来るかを見極めたいほか、SQに絡

んだ商いではマイナス金利政策後初のSQとなることもあり、ロ

ールバック的な売りなども意識されていた。もっとも、前週の

上昇で日経平均は上値抵抗の25日線を突破し、節目の17000円

を回復していたこともあり、16500-17000円レベルでの想定内の

一服といったところであろう。

今週は市場の関心が日米の金融政策に移る。日本銀行の金融

政策決定会合のほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)が注目さ

れる。日銀会合については、黒田総裁は 近の講演で、3月中の

追加緩和に踏み切る可能性についてけん制している。市場には

「マイナス金利が企業や家計に与える影響を見定める時間が必

要」との声も広がっているため、追加緩和は見送られる可能性

が高そうだ。ただし、ECBの予想を上回る緩和策を受けて、追随

する動きも意識されやすい。会合後の黒田総裁の会見次第では4

月以降の追加緩和策期待が高まり、これが期末相場への支援材

料になることも意識しておく必要がある。また、FOMCでは今回

は追加利上げを見送る公算が大きい。

今週は原油相場の動向にも関心が集まろう。国際エネルギー

機関(IEA)は11日、「原油価格は底入れした可能性がある」と

の見解を示した。これを受けて原油先物相場は1バレル39ドル

台と、約 3 ヶ月ぶりの高値水準を回復した。米ゴールドマン・

サックスは、4-6 月期の見通しを 25-45 ドルとし、1-3 月期の

20-40ドルから上昇を見込んでいる。原油相場が出直りをみせて

くるようだと、株式市場の押し上げ要因になるだろう。

日経平均は一目均衡表の雲下限の攻防に入りそうである。今

週は雲が切り下がりをみせてくるため、週末にかけては利食い

に押される格好になりそうな形状。ただし、遅行スパンは 2 月

高値を通過しているため、実線を上放れる形で、上方転換シグ

ナルを発生させてくる可能性が高い。雲上限が切り下がりをみ

せてくるため、薄い雲の処で一気に突破してくることもありそ

うだ。ただ、このタイミングを逃すと、再び厚い雲に押される

展開が警戒されやすく、チャート形状ではこのチャンスを活か

したいところだ。

一目均衡表(日経平均)

■ 基準線 ■ 転換線 ■ 遅行スパン ■ 先行スパンスプレッド(雲)

テクニカル分析

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Vol. 159 Weekly 2016 03 14

週刊相場観測誌

Market 展望今週の分析銘柄 -1-

(百万円)

会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円)

2012/3連 11,867 29.5% 1,114 1,150 32.8% 653 39.19

2013/3連 13,789 16.2% 1,336 1,375 19.6% 750 44.97

2014/3連 15,747 14.2% 1,288 1,514 10.1% 872 10.45

2015/3連 17,868 13.5% 1,431 1,636 8.1% 1,003 12.03

2016/3連予 20,411 14.2% 1,740 1,740 6.4% 1,270 15.22

売買単位 100 株

3/11 終値 308 円

目標株価 358 円

業種 サービス

■「保育園落ちた日本死ね!」怒りの匿名ブログが大反響

保育園や学童クラブ、児童館などを手掛ける。「保育園落ちた

日本死ね!」怒りの匿名ブログが大反響となり、「匿名である以

上、確認しようがない」と無視していた安倍首相も、11 日の参院

本会議では、待機児童解消に向けた保育士不足への対策とし

て、保育士の待遇改善の具体策を今春に示す方針を明らかにし

た。政府は保育所の整備拡充や配置基準の見直しなどこれまで

も取り組んできたが、対応が不十分との指摘もあった。今春にも

具体的な改善策が出されることから、関心が集まりやすいだろ

う。

■機動的かつ安定的な資金調達の確保が可能

同社は保育所の新規開設に係る設備投資資金等に充当する

30 億円のコミット型シンジケートローン契約を締結しており、より

機動的かつ安定的な資金調達の確保が可能となっている。ま

た、従業員の福利厚生の増進等を目的に株式給付信託を導入し

ており、従業員の処遇の向上にも取り組んでいる。株価は足元で

リバウンド基調が継続しているが、一目均衡表では雲下限を捉え

てきている。雲突破でリバウンド基調が一段と強まる展開が期待

される。目標株価は年初の高値水準である 358 円とする。

★リスク要因

政府の対応策の遅れ。

2749:日足

5 日線を支持線としたリバウンド継続

し、75 日線を捉える。200 日線等クリア

ならリバウンド基調強まる。

怒りの匿名ブログが待機児童解消に向けた政策を加速させる

JPホールディングス〈2749〉東証1部

今週の分析銘柄

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週刊相場観測誌

Market 展望今週の分析銘柄 -2-

売買単位 100 株

3/11 終値 6770 円

目標株価 7458 円

業種 小売り

■株価は足元で上場来高値を更新中

100円ショップ業界2位。業績堅調な内需株であり、足元の株価

が上場来高値を更新するなど強い値動きをしていることから注目

したい。1 月下旬に発表された第3 四半期累計(2015 年4-12 月

期)決算では前年同期比9.9%増収、同10.4%営業増益と堅調な

推移。同時に、通期予想を利益面で上方修正しているが、第3四

半期末までの進捗率は売上高で75.7%、営業利益で81.6%と高

い水準。今期は新規出店が130店、来期は同150店と伝わるなど

出店ペースが拡大基調にあるなか、7 日に発表された 2 月の月

次既存店売上高も前年同期比で増収を続けるなど、既存店の業

績も堅調さが確認されている。POS データ分析による確実性の

高い新商品の導入を推進していることがその要因ともみられる。

■ホワイトデーや花見などがカタリスト

3 月は 14 日のホワイトデーや下旬の花見シーズンなどを控え

ており、これらがさらなる業績拡大のカタリストともなろう。また、こ

こ数年は訪日外国人による花見ニーズ拡大が伝わっており、「さ

くらインバウンド」関連銘柄との見方もできる。目標株価は直近 11

日につけた上場来高値(6780円)を10%上回る7458円に設定す

る。

★リスク要因

急激な出店増加による需要食い合い。

2782:日足

足元では上昇する 5 日線をサポート

に強い値動きが確認できる。

「さくらインバウンド」の新興株として

セリア〈2782〉JASDAQ

(百万円)

会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円)

2012/3単 93,634 12.3% 7,722 7,775 53.2% 4,292 56600.00

2013/3単 98,246 4.9% 8,314 8,261 6.3% 4,802 126.63

2014/3単 109,393 11.3% 10,192 10,242 24.0% 6,194 163.35

2015/3単 118,336 8.2% 10,521 10,644 3.9% 6,720 177.21

2016/3単予 129,200 9.2% 11,000 11,000 3.3% 7,200 189.87

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Market 展望今週の分析銘柄 -3-

(百万円)

会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円)

2012/12連 28,742 29.2% 2,925 2,941 43.8% 1,689 56.40

2013/12連 34,556 20.2% 3,885 3,901 32.6% 2,289 37.71

2014/12連 44,937 30.0% 4,323 4,351 11.5% 2,544 41.59

2015/12連 57,563 28.1% 7,087 7,120 63.6% 4,439 36.04

2016/12連予 71,076 23.5% 9,300 9,295 30.5% 6,051 49.03

売買単位 100 株

3/11 終値 2953 円

目標株価 3400 円

業種 小売り

■通信販売と海外からの直接輸入で価格を抑制

製造業・自動車整備業・工事業向けの消耗品、工場交換部品を

はじめ、整備工具やタイヤ・足回り品、各種工事業関連用品、事

務用品などの間接資材を、運営サイト「モノタロウ」、スマホアプリ

で販売。通信販売によって営業コストを省いているほか、日本で

は流通していない海外商品を直接流通で仕入れることで価格を

抑制、商品を 1 個単位で購入できることも、利用者の利便性向上

に寄与している。メーカーとの協力でプライベートブランド(PB)

商品も開発。

■2桁の増収増益が続く見通し

15 年 12 月期は、積極的な PR が奏功し新規顧客を獲得、既存

顧客においても単価が上昇し、売上高・利益ともに 2 桁伸長とな

った。今 16 年 12 月期は、引き続き積極的に広告を展開するほ

か、取扱商品・PB 商品の拡充やサイトの利便性向上、規模拡大

に伴う効率化で 2 桁の増収増益が続く見通し。増配も計画してい

る。なお月次では、1 月が 21.9%増、2 月が 24.7%増と堅調な出

だし。株価は急落後の反発から、足元は75日線・200日線でのも

み合いとなっている。煮詰まり感からの上抜けを期待し、目標株

価は昨年末にかけて節目として意識された 3400 円とする。

★リスク要因

75 日線・200 日線水準からの下放れ。

3064:日足

200日線突破後は75日線との間での

値動きで煮詰まり感が台頭。75日線の

上抜けを期待。

月次は堅調な出だし、もみ合い水準からの上抜けに期待

MonotaRO〈3064〉東証1部

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Market 展望今週の分析銘柄 -4-

売買単位 100 株

3/11 終値 1282 円

目標株価 1500 円

業種 不動産

■不動産市況の堅調推移で業績上振れ期待

独立系の不動産私募ファンド運用会社。15 年 11 月期末の

AUM(運用資産残高)は自己勘定投資157億円を含め727億円。

AUM の積み上げよりも市況に応じた機動的な売買による顧客投

資家の利益最大化を重視している。投資対象は主に首都圏の数

十億~数百億円規模のオフィス、商業施設、レジデンスなど。不

動産売買市況の堅調推移を背景に、15 年 11 月期は当初計画を

大きく上回って着地した。16年11月期もファンドの物件売却を進

める方針といい、業績上振れが期待されよう。

■日銀決定会合や決算発表前に関心高まる

足元では住宅関連や金庫関連銘柄まで日本銀行のマイナス金

利政策に関連した物色が活発となっているが、3 月 14 日から 15

日にかけて予定される日銀金融政策決定会合の結果発表を控

え、金融緩和メリット関連の中心と言える不動産株に物色が向か

う場面が想定される。また、同社は 4 月8 日に第1 四半期(15 年

12 月-16 年2 月)決算発表を予定しており、業績期待から徐々に

市場の関心が高まっていくだろう。当面の目標株価は直近の戻り

高値水準である 1500 円に設定する。

★リスク要因

不動産市況の減速感の台頭。

3454:日足

2 月 12 日に付けた上場来安値 975

円をボトムとして緩やかなリバウンドが

続く。足元で 25 日線を上抜け。

金融緩和メリットや強い業績期待で注目

ファーストブラザーズ〈3454〉マザーズ

(百万円)

会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円)

2012/11連 2,746 132.9% 105 -48 - -127 -

2013/11連 3,297 20.1% 87 -49 - -254 -

2014/11連 10,723 225.2% 2,235 2,153 - 657 117.00

2015/11連 4,557 -57.5% 2,832 2,658 23.5% 1,661 242.21

2016/11連予 12,482 173.9% 3,052 2,778 4.5% 1,681 232.81

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Market 展望今週の分析銘柄 -5-

売買単位 100 株

3/11 終値 1998 円

目標株価 2300 円

業種 情報通信

(百万円)

会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円)

2012/12単 1,153 52.1% 56 57 78.1% 23 576.07

2013/12単 1,553 34.7% 139 139 143.9% 68 1669.89

2014/12単 1,540 -0.8% 211 212 52.5% 118 58.08

2015/12連 1,751 - 314 305 - 185 80.06

2016/12連予 1,888 7.8% 460 460 50.8% 299 127.00

■良好な業績モメンタムや豊富なカタリストに注目

スマホ向け交流ゲームなどの開発・配信を手掛ける。位置ゲー

ムへのリソース集中策が奏効しており、主力の「駅メモ!」が順調

に売上を伸ばしている。これに伴い、前 12 月期営業利益は前期

比 48.5%増益、今期も同 46.6%増益の見通しと、足元で業績は

急拡大傾向となっている。また、今後のカタリストが豊富である点

も注目される。2016年春には新作がリリース予定であるほか、「駅

メモ」で o2o 体験型イベント実施の計画もある。さらに、任天堂の

新サービス開始が接近しており、位置ゲームへの注目度が高ま

る公算も考えられる。ちなみに、先にはフジテレビが位置情報を

使ったスマホゲーム運営会社への出資を発表しており、市場が

拡大する位置ゲームでの先行者メリットとして、大手との協業の

動きなども今後連想できる状況だろう。

■積極的な株主還元策にも評価余地

業績が成長局面に差し掛かっているにもかかわらず、ここにき

て株主還元を積極化している点も評価材料視できる。15 年12 月

期には初めての配当を実施したほか、16 年 12 月期からは配当

性向 30%の目標を設定している。また、15 年 10-12 月にかけて

は自社株買いも実施した。PER は 16 倍台と割高感は乏しく、ま

た、年初来の上昇率も 10%程度で過熱感も少ないといえる。3 月

高値2300 円までのリバウンドを期待する。

★リスク要因

流動性が低水準。

3912:日足

25 日線、200 日線レベルが重なる

水準は強固な下値支持線として意識

も。

業績モメンタムの好転で水準訂正期待は大きい

モバイルファクトリー〈3912〉マザーズ

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Market 展望今週の分析銘柄 -6-

売買単位 100 株

3/11 終値 2855 円

目標株価 3000 円

業種 不動産

■カーシェアは2020年までに30,000台へ

コインパーキング「タイムズ」を運営する駐車場大手。カーシェ

アリングの先駆け・最大手としても知られており、自社ブランド「タ

イムズカープラス」では、約7,500 カ所に約13,000 台の車両があ

り、会員数は約60万人で月間約2万人の増加ペース。20年まで

に30,000台を計画と。ZMPと駐車場での自動駐車の共同実証実

験も実施。目的地の途中まで電車を利用して駅からカーシェアリ

ングで移動する「レール&カーシェア」という交通手段が普及す

るなか、行楽シーズンに突入することから同社に注目した。原油

安も同社にはコスト減要因に。

■ビッグデータによる新サービスも期待

2 月下旬に発表された第1 四半期(2015 年11 月-2016 年1 月

期)決算では、売上高が前年同期比 8.0%増、営業利益が同

20.1%増と堅調な滑り出し。とりわけ、カーシェアリングを含むモ

ビリティ事業セグメントは同12.9%増収、同224.6%営業増益と絶

好調と言えよう。同社は事業のIT化を進めており、今後は圧倒的

な車両数と駐車場数を生かしたビッグデータによる新サービスも

期待できよう。目標株価は 25 日線が位置する 3000 円に設定す

る。

★リスク要因

車両台数増加による自社での需要食い合い。

4666:日足

75日線、5日線が抵抗線として意識さ

れる。

行楽シーズン控えカーシェア事業の拡大に注目

パーク24〈4666〉東証1部

(百万円)

会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円)

2012/10連 139,547 12.5% 17,809 17,317 36.2% 9,670 67.37

2013/10連 155,428 11.4% 19,509 19,508 12.7% 11,261 78.11

2014/10連 167,022 7.5% 17,554 17,509 -10.2% 10,388 71.66

2015/10連 179,698 7.6% 18,730 18,589 6.2% 11,549 79.45

2016/10連予 192,000 6.8% 21,200 21,000 13.0% 13,500 92.80

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Market 展望今週の分析銘柄 -7-

売買単位 100 株

3/11 終値 5950 円

目標株価 6500 円

業種 サービス

■「NAVITIME」への航空券情報提供を開始

格安航空券予約販売サイト「skyticket」の運営を主力に、世界中

のオプショナルツアー等の予約サイト「WannaTrip」を運営。

「skyticket」は、18 ヶ国の言語に対応しているほか、海外航空券

では業界最安値で提供。また、LCCだけでなくJALやANAなど

大手を含む国内線 13 社、国際線 400 社以上の幅広い航空券を

取り扱う。16年2月からは「NAVITIME」への航空券情報提供を開

始し、航空券の販路拡大を図っている。なお、ネットで買い物を

する世帯の増加に、航空券などの購入が一般的になってきたこ

とが挙げられており、引き続き市場環境は良好とみる。

■若者向けサービスによる差別化が奏功

16 年6 月期の第2 四半期(15 年7-12 月)決算は、申し込み数

が前通期の 83%以上と好調に推移し、売上高・各利益ともに大

幅増となった。営業・経常利益においては既に前通期の実績を

上回っている。20 代・30 代の若者向けサービスで差別化を図っ

ていることが奏功している。今後の成長戦略としては、ホテル、旅

行保険、Wi-Fi、レストラン、レンタカー、民泊などの分野で新商

品を投入する考えで、2030 年に取扱高1 兆円、当期利益200 億

円程度を目指す。目標株価は 200 日線水準の 6500 円。

★リスク要因

景気後退による旅行の手控え、インバウンド需要の減少。

6030:日足

昨年 11 月頃から上値抵抗が意識さ

れた 25 日線や、2 月初に跳ね返され

た 75 日線を上抜け。

2Q 営業利益は前期実績を超過、長期の成長性にも注目

アドベンチャー〈6030〉マザーズ

(百万円)

会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円)

2012/6単 204 -6.0% - -6 - -18 -

2013/6連 635 - -1 -8 - 10 20560.00

2014/6連 893 40.6% 30 25 - 21 4656.00

2015/6連 1,510 69.1% 158 148 492.0% 110 53.76

2016/6連予 - - - - - - -

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Market 展望今週の分析銘柄 -8-

売買単位 100 株

3/11 終値 257 円

目標株価 300 円

業種 電気機器

(百万円)

会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円)

2012/3連 436,753 -4.5% 12,514 9,863 -20.0% 3,670 11.43

2013/3連 451,841 3.5% 5,997 812 -91.8% -19,552 -

2014/3連 498,051 10.2% 11,169 5,111 529.4% 531 1.49

2015/3連 501,676 0.7% 7,778 -2,915 - 14,632 39.85

2016/3連予 455,000 -9.3% 8,000 6,000 - 1,000 2.72

■来年度の業績変化率に関心が向かう公算

先週は一部外資系証券の来期業績予想下方修正なども嫌気さ

れて調整色が強まる展開になったが、16 年3 月期の業績変化率

自体は高水準であり、目先はリバウンドの動きを期待したいとこ

ろ。16年3月期営業利益の市場予想は80億円程度であるが、17

年3月期のコンセンサスは110億円程度になっている。全般的に

来年度の業績懸念が強い中、選別物色の対象になっていく可能

性も高いと考えたい。とりわけ、電機セクターでは、ピークアウト

感の強まるスマホ関連から、同社などの車載関連銘柄に関心が

向かうと考えたい。ちなみに、対ユーロでの円高はマイナス影響

となるが、対ドルでの円高は、1円の変動で年間 4-5 億円のプラ

ス要因につながる。

■自動運転車関連としての位置づけも高い

自動運転車関連としての位置づけの高さなども、折に触れて株

価の支援材料につながる可能性が高い。同社は、自動運転・高

度運転支援向けに必要とされる走行空間センサー「3D-LiDAR」

を手掛けている。これは、レーザーを使用した物体認識・測距離

スキャナーであり、2018 年頃から一般車両向けの製品化を目指

している。PBR水準は1倍を割り込み、押し目買いの格好の好機

と捉えられ、2 月初旬の戻り高値レベルを突破する 300 円を目標

株価としたい。

★リスク要因

新興国需要の減速。

6773:日足

足元の株価調整も25日線レベルで

は下げ止まり感も意識。

来期業績への関心が高まる局面で押し目買いに注目

パイオニア〈6773〉東証1部

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株式会社フィスコ 17

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週刊相場観測誌

Market 展望読者の気になる銘柄

(株)

ペプチドリーム 東証 1 部〈4587〉/先週末ストップ高も一段の上昇余地残る

(株)

先週末に急騰、ストップ高水準ま

で買われた。みずほ証券では投資判断

「買い」継続で、目標株価を5070円

から9230円に引き上げている。前日

終値との比較では 2 倍強の水準であ

り、インパクトが強まる状況となっ

た。みずほ証券では、同社と契約する

製薬企業数は今期既に 5 社増加して

いるほか、米リリー社との技術ライセ

ンス契約は、同社技術の「青田刈り」

とも考えられると評価している。

昨年12月には、みずほ証券がそー

せい<4565>の目標株価を8360円から

16450円にまで約2倍に引き上げた。

そーせいは当時の株価7960円から、

一時は18900円まで上昇している。こ

こからの連想ならば、同社株価も一段

の上昇余地が大きいと考えられよう。

個人投資家主体のバイオ関連物色が

広がれば、それによる相乗効果なども

期待されるところ。

関西電力 東証 1 部〈9503〉/政策リスクへの意識から当面電力株の戻りは限定的に

週末にかけて連日の急落。大津地裁

では、高浜原発3、4号機の運転差し

止めを命じる決定を行い、同社では運

転中の3号機を停止させた。稼働中の

原発が司法判断によって停止するの

は初めてとなる。燃料費低下に伴う値

下げが困難になることで、今後の業績

や配当への懸念が強まる形になった。

野村證券では、高浜3-4号の再稼働が

見通せるまで株価上昇は困難として、

投資判断を格下げしている。また、他

の電力会社も軒並み安の展開に。今後

もこうした原発反対の動きが拡大す

る可能性などに警戒感が高まる。

週末には 5 月からの電気料金引き

下げ見送りを発表した。電力小売り全

面自由化を控える中、値下げ撤回は競

争力の低下につながると見られ、今後

も復配期待の後退などが株価の押し

下げ要因につながっていく公算も。当

面はガス株などへの資金シフトが強

まる流れが継続する可能性。

読者の気になる

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Market 展望今週のテクニカル妙味銘柄

データセクション マザーズ 〈3905〉

基準線 転換線 先行スパンA 先行スパンB 遅行スパン

A

A

日足ベースの一目均衡表。2月半ばに

つけた 375 円処をボトムにリバウンド

が続いており、雲下限の攻防から雲上限

を捉えてきている(点線・四角A)。また、

このリバウンド局面では、上昇する転換

線が支持線として機能している。遅行ス

パンは実線を下から上に突き抜ける、上

方シグナルを発生させている(点線・丸

B)。雲上限での攻防をみせたとしても、

今後雲が切り下がるため、自然体で雲を

上放れてくる展開が意識されそうだ。

ショーケース・ティービー マザーズ 〈3909〉

日足ベースの一目均衡表。下降する雲

下限に上値を抑えられる格好での調整

トレンドが継続していたが、ようやく雲

下限を捉えると、雲上限もクリアしてき

ている(点線・四角A)。雲上限を突破し

たのは、上場後、雲が出現した直後の昨

年7月以来約8ヶ月ぶり。遅行スパンは、

実線を突破し、上方転換シグナルを発生

させてきている(点線・丸B)。雲上限を

支持線に変えてくるようだと、ようやく

トレンド転換が意識されてくる。

B

B

基準線 転換線 先行スパンA 先行スパンB 遅行スパン

今週のテクニカ

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Market 展望 カテゴリー考察

テーマ別分析

■さくらインバウンド関連銘柄

■コンビニなどで関連需要の恩恵享受へ

今週は花見シーズン突入を控えて、インバウンド需要の拡大を見越した「さくらインバウンド」関連銘柄を探りたい。8 日にウ

ェザーニューズが発表した「桜開花予想(2回目)」によると、今年のソメイヨシノの開花は21日頃に東日本は東京、西日本は福

岡から始まり、首都圏では25日頃から花見シーズンが始まると予想されている。また、16日引け後には2月の訪日外客数の発表

を控えており、インバウンド関連銘柄に改めて関心が向かう公算も。さらに、「DBJ・JTBF アジア 8 地域・訪日外国人旅行者の意

向調査(平成27 年版)」によると、訪日経験者が本旅行で満足した点として「桜の観賞」が6位(前回10 位)に挙がっているよ

うに、訪日外国人にとって日本の桜の鑑賞(花見)は既に人気コンテンツの1つとなっていると考えられる。なお、昨年の訪日外

客数割合トップの中国では清明節の連休(4月2日-4日)を控えており、訪日客数の拡大も考えられよう。関連銘柄には、コンビ

ニ、スーパー、ディスカウントストアなど、需要拡大による恩恵享受が見込まれるものをピックアップした。

花見シーズン突入で「さくらインバウンド」関連に物色へ

出所:フィスコ作成

コード 銘柄 コメント 市場 3/11終値(円) 時価総額(億円)売買代金25日平

均(百万円)

3382 セブン&アイ 国内コンビニ 大手、スーパーでも恩恵 東証1部 4,680.0 41,485.48 16,104.39

2502 アサヒGHD ビール、ドリンクなど飲料全般 東証1部 3,395.0 16,417.74 7,652.61

2651 ローソン コンビニ大手3社の一角 東証1部 9,180.0 9,207.54 5,852.94

2193 クックパッド レシピサイトへの投稿や検索が増える 東証1部 2,113.0 2,261.45 5,706.93

2503 キリンHD 酒類、飲料、食品など世界的に展開 東証1部 1,507.5 13,778.55 5,366.45

8028 ファミマ コンビニ大手で花見関連需要を幅広く取り込みへ 東証1部 5,720.0 5,587.47 4,742.45

2371 カカクコム 飲食店情報サイト「食べログ」が好調 東証1部 2,043.0 4,485.61 3,994.88

7532 ドンキHD 総合ディスカウントストア大手 東証1部 3,985.0 6,300.98 3,682.95

2229 カルビー ポテチやえびせんなどスナック菓子大手 東証1部 4,635.0 6,198.83 2,759.29

8410 セブン銀行 セブンイレブンへの来店増で収益機会拡大へ 東証1部 486.0 5,788.26 2,721.41

2212 山崎製パン おにぎりやサンドウィッチ、ランチパックなど 東証1部 2,317.0 5,103.95 2,474.53

9042 阪急阪神HD 訪日外国人旅行者向け阪急全線乗降フリー乗車券 東証1部 706.0 8,976.13 2,169.44

9616 共立メンテ 廉価ホテルでお出かけ需要を取り込み 東証1部 8,750.0 1,700.30 1,592.43

2501 サッポロHD ビール、ワインなど酒類全般 東証1部 532.0 2,095.92 1,316.86

2440 ぐるなび グルメ検索サイトでインバウンド強化中 東証1部 2,605.0 1,267.98 682.16

7947 エフピコ 弁当や惣菜向け簡易食品容器メーカー 東証1部 4,565.0 2,021.57 570.86

9945 プレナス 弁当店「ほっともっと」を展開 東証1部 2,019.0 896.28 502.49

2782 セリア  100円ショップで花見レジャー用品の需要拡大か JASDAQ 6,770.0 2,567.18 448.06

7864 フジシール ペットボトルなど向けシュリンクラベル 東証1部 3,920.0 1,179.17 365.46

3926 オープンドア 旅行サイト「トラベル子ちゃん」でお花見の旅 マザーズ 4,965.0 258.67 237.39

2918 わらべや日洋 コンビニ弁当や惣菜など 東証1部 2,426.0 427.59 227.57

2220 亀田製菓 「柿の種」「ハッピーターン」など 東証1部 4,535.0 1,012.15 133.23

6082 ライドオンEX 寿司「銀のさら」など宅配サービス 東証1部 1,882.0 194.19 125.26

2915 ケンコーマヨ 業務用マヨネーズやサラダ・惣菜類など 東証1部 2,209.0 313.92 119.34

4825 WNI  桜開花予想を発表 東証1部 3,810.0 451.25 98.37

9873 日本KFC フライドチキンやピザの需要拡大を想定 東証2部 2,006.0 457.02 76.87

2698 キャンドゥ 100円ショップで花見レジャー用品の需要拡大か 東証1部 1,582.0 265.30 58.03

1301 極洋   冷凍食品、缶詰など 東証1部 274.0 299.43 54.74

9671 よみうりランド 空中からお花見ができるゴンドラなど 東証1部 449.0 375.01 42.16

7856 萩原工業 ブルーシート等の需要拡大を想定 東証1部 2,125.0 158.28 36.77

2922 なとり  「チーズ鱈」などおつまみや珍味 東証1部 1,759.0 264.41 35.00

3680 ホットリンク 中国のSNSをビッグデータ分析しレポーティング マザーズ 527.0 57.88 32.08

9972 アルテック ペットボトルの原料や機械など手掛ける 東証1部 157.0 30.38 28.66

6630 アドベンチャー アクティビティ検索サイトで花見需要取り込み 東証1部 2,002.0 116.81 24.93

3073 ダイヤモンドD 早期からインバウンドに注力する外食株 東証1部 1,000.0 73.56 24.44

2705 大戸屋HD 定食店「大戸屋」で持ち帰り弁当 JASDAQ 2,120.0 152.48 20.65

2157 コシダカHD カラオケ店など展開、花見後に来店増加も JASDAQ 2,165.0 415.68 19.26

4837 シダックス レストランカラオケ展開、ちょい呑みなど JASDAQ 527.0 215.64 18.77

7561 ハークスレイ 弁当店「ほっかほっか亭」をFC展開 東証1部 1,044.0 115.10 15.51

3068 WDI  カプリチョーザなどでピザやパスタ JASDAQ 1,438.0 91.05 14.06

2882 イートアンド 中華料理「大阪王将」などで持ち帰り需要拡大も 東証1部 2,315.0 102.49 12.52

テ マ別分析

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Market 展望

■20 万円以下で投資できる高ROE・高利回りの銘柄

コード 銘柄 市場3/11株価

(円)

13週

移動平均

乖離率 (%)

売買代金

25日平均値

(千円)

配当利回り

(%)

ROE

(%)

予想

経常増益率

(%)

売買単位

(株)

低投資額

3/11終値

基準(円)

4800 オリコン JASDAQ 223.0 -1.28 6,854 3.58 10.9 29.5 100 22,300

4714 リソー教育 東証1部 320.0 0.15 57,641 3.12 54.66 53.4 100 32,000

3245 ディア・ライフ 東証1部 335.0 -0.32 49,462 3.58 36.76 4.5 100 33,500

9696 ウィザス JASDAQ 335.0 0.51 3,307 4.77 8.9 3.2 100 33,500

9446 エスケーアイ JASDAQ 348.0 1.66 5,172 4.31 11.21 2.7 100 34,800

9445 フォーバルテレコム 東証2部 379.0 1.90 1,134 3.95 16.85 14.6 100 37,900

8929 青山財産ネットワークス 東証2部 551.0 -0.77 12,367 3.26 19.49 14.6 100 55,100

3248 アールエイジ マザーズ 569.0 -0.99 1,592 3.25 10.74 1.0 100 56,900

6860 パナソニック デバイスSUNX 東証1部 595.0 0.01 20,766 3.02 9.91 0.5 100 59,500

7551 ウェッズ JASDAQ 638.0 -0.23 8,562 4.07 12.31 2.6 100 63,800

7619 田中商事 東証1部 653.0 -1.47 6,796 3.82 8.16 35.4 100 65,300

6032 インターワークス 東証1部 707.0 0.48 11,268 3.18 28.59 18.1 100 70,700

3553 共和レザー 東証1部 846.0 -0.25 24,685 3.90 14.27 17.7 100 84,600

3376 オンリー 東証2部 864.0 0.36 5,169 3.24 8.98 33.9 100 86,400

4709 インフォメーション・ディベロプメント 東証1部 888.0 0.32 7,627 3.37 8.04 4.2 100 88,800

2458 夢テクノロジー JASDAQ 903.0 0.60 9,061 4.42 11.37 1.6 100 90,300

9717 ジャステック 東証1部 942.0 1.57 41,222 3.18 18.33 12.5 100 94,200

4656 サン・ライフ JASDAQ 953.0 -0.86 2,286 3.14 12.55 17.4 100 95,300

8628 松井証券 東証1部 1019.0 -0.13 1,316,124 4.41 17.76 1.3 100 101,900

9619 イチネンホールディングス 東証1部 1033.0 1.04 41,273 3.29 17.83 2.9 100 103,300

3244 サムティ 東証1部 1092.0 1.49 194,170 3.02 17.18 80.8 100 109,200

7201 日産自動車 東証1部 1096.5 -1.35 19,886,325 3.83 9.98 13.8 100 109,650

3388 明治電機工業 東証1部 1105.0 -0.25 11,475 3.61 10.17 2.2 100 110,500

4299 ハイマックス 東証1部 1112.0 -0.76 3,703 3.14 11.85 10.1 100 111,200

2131 アコーディア・ゴルフ 東証1部 1119.0 1.55 371,954 3.21 8.66 95.1 100 111,900

8898 センチュリー21・ジャパン JASDAQ 1149.0 -0.89 3,918 3.48 17.16 4.8 100 114,900

8798 アドバンスクリエイト 東証2部 1226.0 -0.04 4,928 3.67 14.07 13.7 100 122,600

7628 オーハシテクニカ 東証1部 1248.0 -1.15 22,875 3.04 12.49 3.0 100 124,800

9769 学究社 東証1部 1252.0 -1.72 77,652 4.79 35.83 5.5 100 125,200

7205 日野自動車 東証1部 1258.0 -0.15 3,245,427 3.17 19.64 4.2 100 125,800

3577 東海染工 東証1部 130.0 1.80 10,994 3.07 8.34 0.3 1000 130,000

4550 日水製薬 東証1部 1303.0 -1.39 26,125 3.06 8.21 1.8 100 130,300

7215 ファルテック 東証1部 1402.0 -0.97 12,786 3.09 15.47 6.6 100 140,200

7500 西川計測 JASDAQ 1445.0 -1.43 1,491 3.11 9.88 0.3 100 144,500

7968 TASAKI 東証1部 1500.0 1.36 167,908 3.00 32.87 16.2 100 150,000

6464 ツバキ・ナカシマ 東証1部 1563.0 -0.95 330,871 4.03 10.39 8.5 100 156,300

7595 アルゴグラフィックス 東証1部 1721.0 -0.89 17,318 3.48 10.56 12.4 100 172,100

出所:フィスコ作成

カテゴリー考察

スクリーニング分析

ジュニア NISA 控え ROE・利回りに着目

■4 月からジュニア NISA がスタート

「ジュニアNISA(ジュニアニーサ)」が、4月から始まる。同制度では、未成年(0~19歳)を対象に、年間80万円分の非課税

投資枠から得られた譲渡益、分配金・配当金に対して、税金が非課税になる。既存の「NISA(ニーサ):少額投資非課税制度」は

未成年者名義の口座で取引が出来ないが、4月からジュニアNISAがスタートすることにより、取引が可能になる。ROEや配当利回

り等を意識した物色が活発になろう。そこで、ジュニアNISAを意識した物色として、(1)ROEが8%以上、(2)配当利回り3%以

上、(3)今期予想経常増益、(4) 低投資額(3/11終値基準)が20万円以下、(5)13週線との乖離率が-2.0~+2.0%の範囲、の

銘柄を挙げている。

スクリーニング

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週刊相場観測誌

Market 展望

カテゴリー考察

先週の話題レポート

今から注目!決算サプライズ

■野村證券では前期業績が期初予想を上回り、今期見通しが強気な傾向の銘柄に注目

野村證券では、2015 年度の決算発表シーズン1ヵ月前からの投資アイデアとして、「前期業績が上ぶれて、今期会社見通しが強

気」な傾向を持つ銘柄に着目している。15年度決算発表において、為替動向や原油価格の動向、海外情勢等の不確実性リスクを取

り上げて、16年度業績見通しを控えめに見積もる企業が相次ぐと予想している。一方で、過去3年の傾向では、前期経常利益の着

地が会社期初予想を上回り、かつ今期会社予想が市場予想を上回る銘柄の、決算発表前後の株価パフォーマンスは総じて良好だっ

たと指摘。控えめな期初会社予想が多い中で、市場予想を上回る強気見通しを発表した企業は、業績の先行きに対する経営者の自

信の裏付けを有していることや、期初会社予想を上回って着地したことで、期中の下方修正リスクが低い企業と受け止められたこ

とが、株価が良好に推移した背景とみている。これらの銘柄はコーポレートガバナンス時代における「有言実行」企業とみなすこ

とができるとも。

■過去3 年のいずれも「前期業績の着地が会社期初予想を上回り、今期会社期初予想が強気」だった銘柄(野村證券)

注:対象は 2 月と 3 月が決算期末の上場銘柄。条件は、(1)12 年度からの各年度で期初会社予想経常利益が同時点の東洋経済予想をいずれも

上回る、(2)12 年度からの各年度で実績経常利益が期初会社予想を上回る、(3)直近時価総額500 億円以上。直近は 16 年3 月8 日時点。

出所:会社資料、東洋経済新報社データより野村證券作成

先週の話題レポ

コード 銘柄名株価

(3月8日)時価総額(10億円)

期初時点の15年度会社予想

経常利益(10億円)

期初時点の15年度東洋経済予想経常利益

(10億円)

直近時点の15年度会社予想

経常利益(10億円)

直近時点の15年度会社予想

経常増益率(%)

東証33業種

1925 大和ハウス工業 3,085 2,055.30 192.0 187.0 228.0 12.5 建設業

8630 損保ジャパン日本興亜HD 3,344 1,388.90 230.0 205.0 230.0 10.4 保険

2801 キッコーマン 3,785 796.30 26.0 25.0 29.2 19.8 食料品

7453 良品計画 22,740 638.50 30.2 29.0 33.1 24.4 小売業

2229 カルビー 4,485 599.80 28.0 27.8 28.0 9.3 食料品

8355 静岡銀行 860 572.00 77.0 76.0 77.0 2.5 銀行

8358 スルガ銀行 1,945 451.50 53.4 51.0 53.4 0.0 銀行

9003 相鉄HD 695 341.10 22.3 20.6 25.7 17.6 陸運

4042 東ソー 473 307.50 67.0 55.0 70.0 16.3 化学

8379 広島銀行 452 282.60 38.6 38.0 47.8 18.6 銀行

6361 荏原製作所 486 226.40 37.0 35.0 36.0 -0.7 機械

8876 リロ・HD 13,450 205.70 11.3 10.6 11.3 14.6 サービス

5929 三和HD 775 185.20 27.4 24.0 27.4 5.5 金属製品

1959 九電工 2,391 157.90 21.0 18.2 27.4 50.9 建設業

4206 アイカ工業 2,227 150.50 16.1 15.8 16.1 1.4 化学

6395 タダノ 1,086 140.60 29.8 29.3 29.8 -1.8 機械

9072 ニッコンHD 1,999 140.40 17.0 16.5 17.0 -1.5 陸運

8388 阿波銀行 542 125.30 19.8 19.0 20.8 -1.6 銀行

8714 池田泉州HD 401 112.70 22.0 21.0 22.0 3.1 銀行

8346 東邦銀行 344 86.90 15.5 14.5 15.5 -8.8 銀行

6651 日東工業 1,859 79.90 14.8 12.0 11.6 -18.0 電気機器

8920 東祥 3,975 76.20 4.7 4.5 5.2 23.7 サービス

6345 アイチコーポレーション 776 61.70 5.3 4.7 6.5 32.7 機械

8096 兼松エレクトロニクス 1,906 54.60 6.5 6.0 6.5 3.9 情報・通信

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週刊相場観測誌

Market 展望

4日申し込み現在の2市場信用残高は、金額ベースで買

い残高が375 億円減の2 兆 44497 億円、売り残高が823

億円増の6237億円だった。買い残高は4週連続で減少し、

売り残高は 3 週連続で増加した。信用倍率(買い残高÷

売り残高)は前週の 4.59 倍から 3.93 倍に低下。信用倍

率の3倍台は昨年6月26日(3.92倍)以来約9ヶ月ぶり

の水準。買い方の信用評価損益率は-16.73%から

-12.84%に、売り方の評価損益率は+4.66%から+5.31%

にいずれも改善している。

この週(2月29 日~3月4日)の日経平均株価は、前

週末比826.37円高の17014.78円だった。G20財務相・中

央銀行総裁会議では、「機動的に財政政策を実施する」と

明記され、金融安定化への期待が高まった。米国ではISM

製造業など予想を上回る経済指標の発表が相次ぐ中、雇

用統計への期待なども高まる展開に。

個別ではTDK<6762>の信用倍率が9.94倍から2.79倍、

日東電工<6988>が 9.59 倍から 3.86 倍と、取り組みに厚

みが増した。米アップルの減産などが嫌気されていた電

子部品株だが、アップル株が約 1 ヶ月半ぶりに 100 ドル

台を回復した流れを受けて、急動意をみせている。いず

れもリバウンド局面で買い方の需給整理に対して、新規

売りが積み上がっている。

コード 市場 銘柄3/11終値

(円)

信用買残

(3/4:株)

信用売残

(3/4:株)

信用倍率

(3/4:倍)

信用買残

(2/26:株)

信用売残

(2/26:株)

信用倍率

(2/26:倍)

6762 東証1部 TDK 6,960.0 925,900 331,800 2.79 974,400 98,000 9.94

6988 東証1部 日東電 6,900.0 799,900 207,200 3.86 877,100 91,500 9.59

7974 東証1部 任天堂 16,115.0 677,100 203,300 3.33 754,700 94,400 7.99

7013 東証1部 IHI 232.0 21,217,000 8,618,000 2.46 21,368,000 3,780,000 5.65

8058 東証1部 三菱商 2,074.0 2,849,500 1,405,800 2.03 3,483,300 777,400 4.48

8031 東証1部 三井物 1,437.0 5,173,600 1,897,800 2.73 6,707,700 1,242,600 5.40

6479 東証1部 ミネベア 911.0 9,907,000 1,398,000 7.09 10,518,000 757,000 13.89

9983 東証1部 ファーストリテイ 34,590.0 436,400 197,700 2.21 480,700 111,000 4.33

5411 東証1部 JFEHD 1,585.0 1,532,100 961,100 1.59 1,818,000 591,200 3.08

6594 東証1部 日電産 8,139.0 1,583,500 291,600 5.43 1,927,600 186,000 10.36

2914 東証1部 J T 4,646.0 151,900 466,600 0.33 209,100 334,800 0.62

6305 東証1部 日立建 1,787.0 311,200 724,800 0.43 436,200 539,400 0.81

8801 東証1部 三井不 2,741.0 1,532,000 718,000 2.13 1,811,000 483,000 3.75

5401 東証1部 新日鉄住 2,248.5 1,883,400 896,600 2.10 2,156,500 584,600 3.69

9104 東証1部 商船三井 248.0 9,135,000 7,924,000 1.15 9,259,000 4,606,000 2.01

カテゴリー考察-信用需給動向

Market Data

アップルリスクを織り込む

取組みが改善した銘柄

信用倍率(倍)

信用残高 金額ベース 単位:百万円

信用需給動向

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Market 展望 連載コラム

「資源国・利下げ方針転換」通貨が買い

年初からの市場の混乱を受け、主要通貨の中でも強弱が鮮

明になっています。米国の早期利上げ観測の後退によりドル

「1人勝ち」の様相は崩れ、英国の欧州連合(EU)離脱懸念で

ユーロとポンドは脱落。マイナス金利のスイスフランや円は

初から相手にされていません。一方、世界的な原油安を背景

に売られてきたカナダドルや豪ドル、NZ ドルは原油価格の持

ち直しとともに息を吹き返しているようにみえます。目先上昇

が見込めるのはどの通貨でしょうか。

米連邦準備制度理事会(FRB)が昨年12月に9年半ぶりに政

策金利を引き上げた際、「2016年は3月、6月、9月、12月と四

半期ごとに年 4 回の利上げ」が市場コンセンサスとなりまし

た。しかし、中国経済の減速懸念などの影響により、3 月 15-

16 日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)では追加利上げを

先送りする公算が大きくなっています。市場は現在、次回 6 月

の実施を予想していますが、11 月 8 日の大統領選の日程か

ら、12 月しか実施のチャンスはないと筆者は考えます。FRB

は利上げスタンスを維持しているものの、以前のようなドル買

い基調は転換しています。

英国の EU 離脱問題に関してネガティブな影響を見込んだユ

ーロとポンドの売りは、いったん収束したようです。ポンドにつ

いては先月上海で開かれた 20 カ国財務相・中央銀行総裁会

議(G20)の声明にキャメロン政権が「EU離脱懸念」を強引に盛

り込んだことが奏功したかもしれません。ただし、この問題は

今後も折に触れ意識され、リスク要因となるでしょう。ユーロ

は欧州中銀(ECB)による緩和的な金融政策の継続で売られ

やすい状況にあります。緩和的な金融政策という意味では、リ

スクオフで買われる時を除きスイスフラン、円も弱い通貨で

す。

他方、カナダドル、豪ドル、NZ ドルの資源国通貨は原油価格

の持ち直しとともに見直されてきています。主要産油国の増産

凍結への取り組みや米国産原油の減産を背景とする原油の

底打ち感から足元では上昇基調に転じているので、この 3 通

貨は「有望」です。ただ、オーストラリア準備銀行は追加的な緩

和姿勢を維持しています。また、ニュージーランド準備銀行

(中央銀行)は 10 日、市場の予想に反して利下げに踏み切り

ました。ニュージーランド中銀のウィーラー総裁は今後の金融

政策については経済情勢次第としながらも、追加利下げを実

施する可能性も示唆しました。したがって、豪ドルと NZ ドルは

資源通貨のなかでは脱落組です。

残るはカナダドル。カナダ中銀は 9 日、政策金利を市場の予

想通り据え置きましたが、10-12 月期国内総生産(GDP)は上

振れしています。雇用情勢は底堅く、家計支出が需要を支え

ているようです。トルドー政権は今後景気刺激策を講じ、その

効果を見極めたうえで成長見通しを上方修正するとみられま

す。同中銀は昨年、原油相場の急落を受け 1 月と 7 月に利下

げを実施しましたが、先行き利下げ方針を転換する可能性が

出てきました。「ドル1人勝ち」から「カナダドル1人勝ち」にな

るかもしれません。

連載コラム

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Market 展望 資料編

今週のMarket Data

1 スケジュール 経済カレンダー 2-4

決算カレンダー 5

2 レーティング 格上げ・買い推奨 6

格下げ・売り推奨 7

3 投資主体別売買動向 総括コメント 8

市場別データ 9

4 新規上場銘柄 結果とスケジュール 10-11

5 一目均衡表雲抜け銘柄 雲上抜け銘柄(東証1部) 12

雲下抜け銘柄(東証1部) 13

今週のマーケットデータ

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Market 展望 経済カレンダー - 1

Market Data

日付 曜日 時間

3月14日 月 08:50 機械受注(1月)

09:00 安倍首相や麻生財務相らが出席し、参院予算委員会で社会保障・国民生活等に関する集中審議

10:00 営業毎旬報告(3月10日現在、日本銀行)

14:00 日銀政策委員会・金融政策決定会合(15日まで)

15:30 印・卸売物価指数(2月)

17:00 日本銀行が保有する国債の銘柄別残高

17:00 日本銀行による国庫短期証券の銘柄別買入額

19:00 欧・ユーロ圏鉱工業生産指数(1月)

20:25 ブ・週次景気動向調査

21:00 印・消費者物価指数(2月)

LITALICOが東証マザーズに新規上場(公開価格:1000円)

欧・欧外相理事会

中・元建て新規貸出額(2月、15日までに)

中・資金調達総額(2月、15日までに)

中・マネーサプライ(2月、15日までに)

3月15日 火 09:00 日銀政策委員会・金融政策決定会合(2日目、終了後直ちに結果発表)

13:00 マンション発売(2月)

13:30 第3次産業活動指数(1月)

15:30 黒田日銀総裁が会見

21:00 ブ・全国失業率(12月)

21:30 米・小売売上高(2月)

21:30 米・生産者物価コア指数(2月)

21:30 米・ニューヨーク連銀製造業景況指数(3月)

23:00 米・企業在庫(1月)

23:00 米・NAHB住宅市場指数(3月)

29:00 米・対米証券投資収支(1月)

富士ソフトサービスビューロが東証ジャスダックに新規上場(公開価格:890円)

ユー・エム・シー・エレクトロニクスが東証1部に新規上場(公開価格:3000円)

富山第一銀行が東証1部に新規上場(公開価格:470円)

決算発表 ツルハHD

米・連邦公開市場委員会(FOMC)(16日まで)

米・決算発表 オラクル

加・決算発表 バリアント・ファーマシューティカルズ

独・決算発表 ポルシェ

3月16日 水 06:45 NZ・経常収支(10-12月)

16:00 訪日外国人客数(2月)

16:00 欧・欧州新車販売台数(2月)

17:00 業態別の日銀当座預金残高(2月)

18:30 英・失業率(2月)

18:30 英・ILO失業率(3カ月)(1月)

20:00 ブ・FGVインフレ率(IGP-10)(3月)

20:00 ブ・FGV消費者物価指数(IPC-S)(3月15日まで1カ月間)

20:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週)

21:30 米・住宅着工件数(2月)

21:30 米・住宅建設許可件数(2月)

21:30 米・消費者物価コア指数(2月)

22:15 米・鉱工業生産指数(2月)

22:15 米・設備稼働率(2月)

27:00 米・連邦公開市場委員会(FOMC)が政策金利発表

昭栄薬品が東証ジャスダックに新規上場(公開価格:1350円)

米・決算発表 フェデックス

英・オズボーン財務相が予算演説

中・全国人民代表大会(全人代、国会に相当)が閉幕

内容

3月14日~3月18日 ※全て日本時間で表示

経済 ダ

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Market 展望 経済カレンダー - 2

Market Data

日付 曜日 時間

3月17日 木 06:45 NZ・GDP速報(10-12月)

08:50 貿易収支(2月)

08:50 対外対内証券売買(先週)

09:30 豪・失業率(2月)

14:00 実質輸出入の動向(日本銀行)

15:30 黒田日銀総裁が決済システムフォーラムであいさつ

17:30 スイス・スイス国立銀行(中央銀行)が政策金利発表

19:00 欧・貿易収支(1月)

19:00 欧・ユーロ圏消費者物価指数改定値(2月)

21:00 英・イングランド銀行(英中央銀行)が政策金利発表

21:30 米・経常収支(10-12月)

21:30 米・新規失業保険申請件数(先週)

21:30 米・フィラデルフィア連銀製造業景況指数(3月)

22:45 米・消費者信頼感指数(先週)

22:45 米・景気期待指数(3月)

23:00 米・JOLT求人件数(1月)

23:00 米・景気先行指数(2月)

アカツキが東証マザーズに新規上場(公開価格:1930円)

南ア・南アフリカ準備銀行(中央銀行)が政策金利発表

米・決算発表 アドビ・システムズ

欧・欧首脳会議(18日まで)

中・決算発表 テンセント

亜・インドネシア中央銀行が政策金利発表

3月18日 金 08:50 日銀、政策委員会・金融政策決定会合議事要旨(1月28、29日分)

10:00 銅電線出荷統計(2月)

10:30 中・不動産価格指数(2月)

11:00 電力需要(2月)

14:00 鉄鋼生産(2月)

14:30 百貨店売上高(全国・東京地区2月)

16:00 独・生産者物価指数(2月)

17:00 ブ・FIPE消費者物価指数(3月15日まで1カ月間)

19:30 露・ロシア中央銀行が政策金利発表

20:00 ブ・FGVインフレ率(IGP-M、2次プレビュー)(3月)

23:00 米・ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(3月)

アグレ都市デザインが東証ジャスダックに新規上場(公開価格:1730円)

グローバルグループが東証マザーズに新規上場(公開価格:2000円)

フェニックスバイオが東証マザーズに新規上場(公開価格:2400円)

イワキポンプが東証2部に新規上場(公開価格:2000円)

ヒロセ通商が東証ジャスダックに新規上場(公開価格:830円)

アイドママーケティングコミュニケーションが東証マザーズに新規上場(公開価格:1440円)

米・ニューヨーク連銀ダドリー総裁が講演

米・ボストン連銀ローゼングレン総裁が講演

米・セントルイス連銀ブラード総裁が講演

米・決算発表 ティファニー

欧・欧首脳会議(2日目)

内容

3月14日~3月18日 ※全て日本時間で表示

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Market 展望 スケジュール

日米主要経済指標のポイント

■(日)日本銀行金融政策決定会合

15 日(火)決定会合の終了予定時刻は未定

(予想は金融政策の現状維持) 前回1月28-29 日の金融政策決定会合では、「マイナス金利付き量的・質的金融緩和は、3つ

の次元で追加緩和の余地が十分あることを示す」との見解が示されたが、「複雑な仕組みは混乱・不安を招くリスクがあり、金

融緩和効果を減衰させるおそれがある」との反対意見も出された。マイナス金利への反対意見は少なくないことから、今回の会

合では金融政策の現状維持が決定される見込み。

--------------------------------------------------------------------

■(米)2 月小売売上高

15 日(火)午後9 時30 分発表予定

(予想は、前月比-0.1%) 参考となる1月実績は前月比+0.2%、自動車とガソリンなどを除くコア売上高は同+0.6%で12月

実績の-0.3%から改善した。1月の小売売上高は順調な結果だったが、2月については前月に増加した反動で横ばいか、減少と

なる可能性がある。

--------------------------------------------------------------------

■(米)2 月消費者物価コア指数

16 日(水)午後9 時30 分発表予定

(予想は、前年比+2.2%) 参考となる1月実績は前年比+2.2%で上昇率は予想を上回った。帰属家賃、衣料、医療、自動車が

上昇したことが要因。2月については、家賃や医療の上昇が予想されるが、一部の項目は下落するとみられており、コアの物価

上昇率は1月実績と同水準になる見込み。

--------------------------------------------------------------------

■(米)連邦公開市場委員会(FOMC)会合

16 日(水)日本時間17 日午前3 時結果判明

(予想は、政策金利の据え置き) 前回(1月26-27 日開催)のFOMC 声明では、エネルギーや輸入価格の下落による一時的な

影響がなくなり、労働市場がさらに強くなれば、インフレ率は中期的に2%に向かって上昇するとの見解が示された。この見解

は今回も維持される見込み。労働市場の情勢を引き続き観察する必要があることから、政策金利は据え置かれる見込み。FOMC

は世界経済と金融動向を注意深く監視することを当面続けるものとみられる。

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日米主要経済指標 イ ト

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Market 展望

日付 コード 銘柄 上場部名 時刻 日付 コード 銘柄 上場部名 時刻

3月14日 1405 サーラ住宅 東証2部 3月18日 6898 トミタ電機 ジャスダックS

3月14日 1758 太洋基礎工業 ジャスダックS 3月18日 7777 スリー・ディー・マトリックス ジャスダックG

3月14日 2163 アルトナー ジャスダックS 3月18日 7878 光彩工芸 ジャスダックS

3月14日 3071 ストリーム 東証マザーズ

3月14日 3195 ジェネレーションパス 東証マザーズ

3月14日 3278 ケネディクス・レジ 東証REIT

3月14日 3653 モルフォ 東証マザーズ

3月14日 4287 ジャストプランニング ジャスダックS

3月14日 6037 ファーストロジック 東証1部

3月14日 6588 東芝テック 東証1部

3月14日 7827 オービス ジャスダックS

3月14日 7850 総合商研 ジャスダックS

3月14日 8079 正栄食品工業 東証2部

3月14日 8967 日本ロジスティクスファンド 東証REIT

3月14日 9425 日本テレホン ジャスダックS

3月14日 9636 きんえい 東証2部

3月15日 2325 NJS 東証1部

3月15日 3075 銚子丸 ジャスダックS

3月15日 3159 丸善CHIホールディングス 東証1部

3月15日 3234 森ヒルズリート投資法人 東証REIT

3月15日 3292 イオンリート投資法人 東証REIT

3月15日 3391 ツルハホールディングス 東証1部

3月15日 3421 稲葉製作所 東証1部

3月15日 3455 ヘルスケア&メディカル 東証REIT

3月15日 3459 サムティ・レジデンシャル 東証REIT

3月15日 3921 ネオジャパン 東証マザーズ

3月15日 3955 イムラ封筒 東証2部

3月15日 4369 トリケミカル研究所 ジャスダックS

3月15日 4813 ACCESS 東証マザーズ

3月15日 6630 ヤーマン 東証1部

3月15日 6721 ウインテスト 東証2部

3月15日 7899 MICS化学 ジャスダックS

3月15日 8077 小林産業 東証1部

3月15日 8927 明豊エンタープライズ ジャスダックS

3月15日 8957 東急リアル・エステート 東証REIT

3月15日 9075 福山通運 東証1部

3月15日 9632 スバル興業 東証1部

3月15日 9855 くろがねや 東証2部

3月16日 1433 ベステラ 東証マザーズ

3月16日 2217 モロゾフ 東証1部

3月16日 2315 SJI ジャスダックS

3月16日 2678 アスクル 東証1部

3月16日 3398 クスリのアオキ 東証1部

3月16日 3463 いちごホテルリート 東証REIT

3月16日 3665 エニグモ 東証マザーズ

3月16日 4592 サンバイオ 東証マザーズ

3月16日 5218 オハラ 東証1部

3月16日 8013 ナイガイ 東証1部

3月16日 8925 アルデプロ 東証2部

3月16日 9637 オーエス 東証2部

3月16日 9829 ながの東急百貨店 ジャスダックS

3月17日 2424 ブラス 東証マザーズ

3月17日 3931 バリューゴルフ 東証マザーズ

3月18日 1427 Misawa Habita 内国株式

3月18日 3038 神戸物産 東証1部

3月18日 3441 山王 ジャスダックS

3月18日 3804 システム ディ ジャスダックS

3月18日 4716 日本オラクル 東証1部

3月18日 4764 デジタルデザイン ジャスダックG

3月18日 6336 石井表記 東証2部

決算カレンダー

Market Data

※括弧内は決算説明会の予定日。なお、下記のカレンダーはあくまでも予定で企業の都合により変更される可能性があります。

決算カレンダ

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Market 展望

日付 証券会社 コード 社名 レーティング 目標株価(円)

3月7日 CS 6371 椿本チ NEUTRAL→OUTPERFORM格上げ 1000→850

ゴールドマン 3673 ブロドリーフ 中立→買い格上げ 1400→1900

みずほ 5463 丸一管 中立→買い格上げ 3050→3580

3月8日 SMBC日興 2593 伊藤園 3→2格上げ 1430→3300

9715 トランスコスモ 1新規 3300

三菱UFJ 4689 ヤフー NEUTRAL→OVERWEIGHT格上げ 550→600

3月9日 CS 8804 東建物 NEUTRAL→OUTPERFORM格上げ 1300→1700

JPモルガン 4324 電通 NEUTRAL→OVERWEIGHT格上げ -

ゴールドマン 4246 DNC 買い→強い買い格上げ 3100

5949 ユニプレス 中立→買い格上げ 2900→3300

7248 カルソカンセ 売り→中立格上げ 800

みずほ 9437 NTTドコモ UNDERPERFORM→中立格上げ 2070→2520

三菱UFJ 7269 スズキ UNDERWEIGHT→NEUTRAL格上げ 3620→3300

メリルリンチ 6758 ソニー 買い新規 -

モルガン 6856 堀場製 EQUALWEIGHT→OVERWEIGHT格上げ 4600→5100

岡三 6976 太陽電 中立→強気格上げ 1450

東海東京 3436 SUMCO NEUTRAL→OUTPERFORM格上げ 930→970

3月10日 CS 3861 王子HD OUTPERFORM新規 570

3863 日本紙 UNDERPERFORM→NEUTRAL格上げ 1700→2100

7269 スズキ NEUTRAL→OUTPERFORM格上げ 3950→3600

ドイツ 7741 HOYA HOLD→BUY格上げ 5200→5000

三菱UFJ 4307 NRI UNDERWEIGHT→NEUTRAL格上げ 3930→4150

5949 ユニプレス UNDERWEIGHT→NEUTRAL格上げ 2400→2200

7988 ニフコ NEUTRAL→OVERWEIGHT格上げ 5100→6200

岡三 5110 住友ゴム 強気新規 1940

大和 3397 トリドール 2新規 2900

東海東京 7951 ヤマハ NEUTRAL→OUTPERFORM格上げ 3000→3800

3月11日 SMBC日興 8591 オリックス 2→1格上げ 2000→1900

UBS 1803 清水建 NEUTRAL→BUY格上げ 1150

シティ 5334 特殊陶 2→1格上げ 3900→2500

岡三 7856 萩原工業 強気新規 3600

レーティング

格上げ・買い推奨

格上げ・買い推奨

※下記のレーティングや目標株価は証券各社が発表したもののうち、フィスコが把握したものを集計しています。

格上げ・買い推奨

※下記のレーティングや目標株価は証券各社が発表したもののうち、フィスコが把握したものを集計しています。

ティ グ

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週刊相場観測誌

Market 展望

日付 証券会社 コード 社名 レーティング 目標株価(円)

3月7日 CS 6473 ジェイテクト OUTPERFORM→NEUTRAL格下げ 2500→1700

SMBC日興 6770 アルプス 1→2格下げ 3000→2200

岩井コスモ 4205 ゼオン A→B格下げ -

みずほ 5423 東製鉄 買い→中立格下げ 1050→740

5440 共英製鋼 中立→UNDERPERFORM格下げ 2200→1450

三菱UFJ 7211 三菱自 NEUTRAL→UNDERWEIGHT格下げ 1080→830

東海東京 8308 りそなHD OUTPERFORM→NEUTRAL格下げ 445

野村 6951 日電子 BUY→NEUTRAL格下げ 700→530

3月8日 三菱UFJ 7282 豊田合 NEUTRAL→UNDERWEIGHT格下げ 2900→1900

大和 6857 アドテスト 2→3格下げ 1100

3月9日 CS 8802 菱地所 NEUTRAL→UNDERPERFORM格下げ 2800→2200

8830 住友不 OUTPERFORM→NEUTRAL格下げ 4300→3500

JPモルガン 3626 ITHD NEUTRAL→UNDERWEIGHT格下げ -

ゴールドマン 6923 スタンレ電 中立→売り格下げ 2300→2250

ドイツ 4901 富士フイルム BUY→HOLD格下げ 5700→4800

岡三 6807 航空電 強気→中立格下げ 1300

3月10日 CS 7211 三菱自 OUTPERFORM→NEUTRAL格下げ 1300→900

シティ 9503 関西電 1→2格下げ 1550→1250

野村 9503 関西電 BUY→NEUTRAL格下げ 1710→1330

大和 5440 共英製鋼 2→3格下げ 2640→1830

東海東京 5660 神鋼線 OUTPERFORM→NEUTRAL格下げ 240→160

7261 マツダ OUTPERFORM→NEUTRAL格下げ 3300→1920

7270 富士重 OUTPERFORM→NEUTRAL格下げ 5880→4600

3月11日 SMBC日興 6471 日精工 1→2格下げ 1700→1300

7012 川重 2→3格下げ 480→300

みずほ 8233 高島屋 買い→中立格下げ 1300→1000

レーティング

格下げ・売り推奨

格下げ・売り推奨

※下記のレーティングや目標株価は証券各社が発表したもののうち、フィスコが把握したものを集計しています。

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週刊相場観測誌

Market 展望

投資主体別売買動向 - 1

総括コメント

3月第1週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は総合で1580億円と売り越し継続となった。現物についても売り越し

継続となった。また、個人投資家は2189億円と売り越し継続となった。

その他、投信は847億円、信託は2905億円と買い越し継続となった。事法は291億円、生・損保は141億円、都地銀は8億円

と売り越しに転じた。自己はTOPIX先物、225先物買いの、現物売りで457億円と買い越しに転じた。この週の裁定残は、ネット

ベースで670億円増加の1兆3927億円となった。なお、週間の騰落率は日経平均で5.10%の大幅上昇へ。

外国人投資家は総合で売り越し継続

投資主体別売買動向

個人 単位:億円 外国人 単位:億円

生・損保 単位:億円 信託銀 単位:億円

投信 単位:億円 事業法人 単位:億円

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週刊相場観測誌

Market 展望

投資主体別売買動向 - 2

市場別データ

単位:億円

日付 自己 個人 外国人 投信 事業法人 生・損保 都地銀 信託銀

15/11/24 ▲144 ▲230 7 ▲6 279 ▲138 ▲109 247

15/11/30 ▲3,141 510 794 375 7,622 ▲69 ▲37 1,049

15/12/07 ▲5,838 1,687 82 924 1,023 20 ▲514 1,751

15/12/14 ▲700 ▲572 ▲330 138 200 ▲195 ▲8 1,071

15/12/21 ▲1,596 ▲1,023 ▲216 827 64 ▲128 ▲65 1,688

15/12/28 106 ▲2,066 14 470 ▲155 ▲18 ▲102 1,904

16/01/04 ▲3,765 5,815 ▲4,471 272 608 170 80 346

16/01/12 ▲2,916 2,566 ▲2,109 177 379 61 108 1,201

16/01/18 ▲1,165 278 ▲1,902 580 239 ▲37 ▲144 1,822

16/01/25 208 ▲686 ▲2,073 ▲62 ▲86 39 ▲122 2,708

16/02/01 3,079 1,941 ▲6,112 545 312 ▲107 ▲178 252

16/02/08 2,501 1,886 ▲5,735 ▲285 1,024 20 ▲223 401

16/02/15 ▲2,809 25 ▲4,053 546 1,385 113 ▲276 5,000

16/02/22 ▲1,262 ▲417 ▲4,082 1,174 189 ▲37 110 3,848

16/02/29 ▲149 ▲1,989 ▲954 557 ▲294 ▲27 ▲44 2,813

単位:億円

日付 自己 個人 外国人 投信 事業法人 生・損保 都地銀 信託銀

15/11/24 819 4 ▲670 ▲96 ▲0 81 20 ▲227

15/11/30 3,234 ▲56 ▲2,447 ▲195 18 ▲85 ▲28 ▲467

15/12/07 9,695 80 ▲8,248 ▲590 ▲0 ▲222 91 ▲820

15/12/14 1,393 ▲154 ▲1,140 ▲49 ▲9 521 ▲347 ▲189

15/12/21 2,238 ▲26 ▲1,591 ▲98 1 34 ▲2 ▲520

15/12/28 ▲199 ▲21 168 78 ▲2 ▲77 35 68

16/01/04 3,650 ▲119 ▲1,824 ▲149 ▲131 ▲412 ▲123 ▲551

16/01/12 3,104 31 ▲3,076 ▲68 77 134 ▲115 ▲52

16/01/18 2,454 104 ▲2,579 99 9 100 17 ▲352

16/01/25 ▲308 ▲48 523 134 ▲4 205 ▲106 ▲207

16/02/01 ▲4,068 ▲96 4,424 ▲322 ▲31 65 49 ▲37

16/02/08 ▲519 136 1,139 ▲785 61 ▲116 127 ▲410

16/02/15 66 ▲92 ▲274 134 ▲0 ▲44 125 43

16/02/22 29 31 ▲61 ▲166 5 35 125 7

16/02/29 355 13 ▲161 ▲72 9 ▲252 57 37

単位:億円

日付 自己 個人 外国人 投信 事業法人 生・損保 都地銀 信託銀

15/11/24 328 53 492 ▲912 12 0 37 ▲235

15/11/30 1,042 400 ▲599 ▲259 27 ▲7 ▲406 ▲398

15/12/07 1,451 261 ▲2,820 1,400 34 19 703 ▲1,055

15/12/14 1,571 ▲313 ▲621 115 2 ▲10 ▲363 ▲516

15/12/21 ▲1,188 174 ▲761 857 8 0 909 ▲26

15/12/28 ▲323 105 ▲190 513 ▲23 0 ▲14 26

16/01/04 2,586 188 ▲3,709 1,241 66 ▲54 ▲589 ▲127

16/01/12 ▲1,232 115 ▲1,648 2,218 11 ▲22 183 312

16/01/18 ▲1,310 100 1,821 707 ▲8 ▲170 ▲1,399 687

16/01/25 232 ▲174 ▲1,022 916 ▲3 28 114 ▲242

16/02/01 255 ▲192 690 ▲1,149 1 15 498 ▲309

16/02/08 ▲1,174 82 3,878 ▲2,100 ▲75 ▲21 ▲52 ▲192

16/02/15 2,294 ▲483 ▲3,172 669 ▲11 ▲14 710 180

16/02/22 ▲572 ▲122 594 95 2 67 131 ▲126

16/02/29 251 ▲213 ▲465 362 ▲6 138 ▲21 55

TOPIX先物

日経平均先物

現物

Page 33: 日銀会合とFOMC、週末にかけては原油相場に注目 - hirogin … · 2016. 3. 14. · い。なお、先週は丸八hd(4月8日、名証2部) 、エディ

株式会社フィスコ 10

本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。

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週刊相場観測誌

Market 展望

新規上場銘柄

結果とスケジュール

※ データは直近の新規上場銘柄の結果とスケジュールを全て掲載しています。

証券会社によって取り扱いが異なりますので、お取引の際は各証券会社にご確認ください。

新規 場銘柄

銘柄名 コード 市場 上場日仮条件

(円)

公募株数

(株)

売出株数

(株)

公募価格

(円)

初値

(円)主幹事

3/11終値

(円)

ブラス 2424 東M・名C 3/9 4,000~4,370 200,000 30,000 4,370 4,650 東海東京 3,575

事業内容: 完全貸切のゲストハウスにおける、挙式・披露宴に関する企画・運営等

フィット 1436 東M 3/11 1,750~1,890 1,070,000 100,000 1,890 1,741 SBI 1,510

事業内容: 規格住宅や規格戸建賃貸住宅の販売及び太陽光発電施設の販売

LITALICO(リタリコ) 6187 東M 3/14 930~1,000 320,000 1,448,700 1,000 - 野村 -

事業内容: 就労支援事業、児童発達支援事業、学習教室及び幼児教室の運営等

ユー・エム・シー・エレクトロニクス 6615 東1 3/15 3,000~3,100 1,613,000 759,400 3,000 - みずほ -

事業内容: 電子機器の受託製造・開発を行うEMS事業

富士ソフトサービスビューロ 6188 JQ S 3/15 800~890 352,000 457,600 890 - 野村 -

事業内容: コールセンター及び事務センター等のBPO事業

富山第一銀行 7184 東1 3/15 440~470 5,660,000 840,000 470 - 大和 -

事業内容: 銀行業

昭栄薬品 3537 JQ S 3/16 1,330~1,350 200,000 145,000 1,350 - 大和 -

事業内容:

アカツキ 3932 東M 3/17 1,800~1,930 2,200,000 1,595,000 1,930 - 野村 -

事業内容: スマートフォン向けソーシャルゲームの企画・開発・運営

ヒロセ通商 7185 JQ S 3/18 800~830 570,000 695,000 830 - 野村 -

事業内容: 外国為替証拠金取引事業

イワキポンプ 6237 東2 3/18 1,900~2,000 600,000 90,000 2,000 - 大和 -

事業内容: 化学薬品等の薬液移送に使用されるケミカルポンプ及びポンプ専用コントローラ等の周辺機器の開発、製造、仕入及び販売(輸出入を含む)

フェニックスバイオ 6190 東M 3/18 1,800~2,400 300,000 171,500 2,400 - SMBC日興 -

事業内容: PXBマウスを用いた受託試験サービス

グローバルグループ 6189 東M 3/18 1,900~2,000 1,250,000 826,300 2,000 - いちよし -

事業内容: 保育所等の運営を通じて次世代を担う子供たちを育成する子育て支援事業

アグレ都市デザイン 3467 JQ S 3/18 1,670~1,730 240,000 36,000 1,730 - みずほ -

事業内容: 新築戸建分譲事業、注文住宅・戸建建築請負事業、その他不動産に関連する事業

アイ ドママーケティングコミュニケーショ ン 9466 東M 3/18 1,300~1,440 700,000 1,140,000 1,440 - みずほ -

事業内容: 流通小売業の統合型販促支援事業

チエル 3933 JQ S 3/22 730~810 140,000 385,500 810 - みずほ -

事業内容: 教育用ソフトウェア、ネットワークおよびシステムの企画・開発及び販売

天然油脂由来の油脂化学品(オレオケミカル)を主な取扱商品とする化学品事業、家庭用洗剤等の日用品を企画販売する日用品事業、土木建設

関連の薬剤を主な取扱商品とする土木建設資材事業

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銘柄名 コード 市場 上場日仮条件

(円)

公募株数

(株)

売出株数

(株)

公募価格

(円)

初値

(円)主幹事

3/11終値

(円)

ベネフィットジャパン 3934 東M 3/24 1,680~1,980 250,000 200,000 - - 大和 -

事業内容: MVNO(仮想移動体通信事業者)、インターネットオプションサービスならびにコンテンツの提供

ウイルプラスホールディングス 3538 JQ S 3/24 1,730~1,880 400,100 124,000 - - みずほ -

事業内容: 輸入車販売関連事業

エボラブルアジア 6191 東M 3/31 1,660~1,800 620,000 377,200 - - SBI -

事業内容: 主に国内航空券のインターネット販売に特化したオンライン旅行事業、訪日旅行事業、アジアでIT開発を行うITオフショア開発事業

PR TIMES 3922 東M 3/31 1,220~1,340 460,000 300,000 - - SBI -

事業内容: プレスリリース配信サイト「PR TIMES」の運営等

ハイアス・アンド・カンパニー 6192 東M 4/5 - 430,600 39,400 - - SMBC日興 -

事業内容: 住関連産業に係るASPシステムの提供及び事業ノウハウ等のソリューション提供

丸八ホールディングス 3504 名2 4/8 - 1,016,000 642,000 - - 東海東京 -

事業内容: 羽毛ふとん、羊毛敷きふとん、毛皮インテリア製品等の寝具・リビング用品の製造販売などを行うグループ会社の管理・統括

エディア 3935 東M 4/15 - 160,000 83,000 - - SBI -

事業内容: ゲームサービス事業、ライフサポートサービス事業

新規上場銘柄

結果とスケジュール

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一目均衡表雲抜け銘柄

雲上抜け銘柄(東証1部)

雲上抜け銘柄(東証1部)

目均衡表 雲抜け銘柄

コード 銘柄終値(円)

先行スパンA(円)

先行スパンB(円)

コード 銘柄終値(円)

先行スパンA(円)

先行スパンB(円)

1301 極洋 274 272.5 270.5 1721 コムシスHD 1764 1660 1715.5

2004 昭和産 487 474.5 454 2204 中村屋 484 476 476.5

2284 伊藤ハム 724 714.5 657.5 2379 ディップ 2569 2431.25 1928

2590 DYDO 5160 5110 4902.5 25935 伊藤園第1種優先株 1907 1887.25 1890.5

2733 あらた 2485 2403.75 2252.5 3313 ブックオフ 930 910 897.5

3391 ツルハHD 10260 10242.5 8810 3577 東海染工 130 125 129.5

3580 小松精 632 629.75 614 3676 HUG 2108 1995 1995

3751 日本アG 573 522.75 565.5 3863 日本紙 2070 2034.75 1865.5

4021 日産化 2756 2740.25 2370.5 4033 日東エフシー 866 865.5 797

4046 大阪ソーダ 430 428 402 5195 バンドー化 482 481 460

5196 鬼怒ゴム 680 616.5 571 5451 淀川鋼 2552 2546.25 2425

5902 ホッカンHD 307 301.75 294 5912 OSJBHD 254 235.5 252.5

6727 ワコム 529 480.25 519.5 6744 能美防災 1577 1422 1515.5

6755 富士通ゼ 1591 1571.75 1462.5 7481 尾家産業 923 890 876.5

7618 PCDEPOT 1105 1027.5 912.5 7702 JMS 299 293.5 295.5

8096 兼松エレク 1905 1902.5 1756.5 8270 ユニーGHD 773 772.25 704

8421 信金中金 230500 226175 225400 9433 KDDI 3017 2952.5 2708

9438 エムティーアイ 782 781.5 706.5 9900 サガミチェーン 1297 1290.25 1195.5

9982 タキヒヨー 454 453 445.5

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Market 展望 一目均衡表雲抜け銘柄

雲下抜け銘柄(東証1部)

コード 銘柄終値(円)

先行スパンA(円)

先行スパンB(円)

コード 銘柄終値(円)

先行スパンA(円)

先行スパンB(円)

1879 新日本建 521 587 522 1914 日基礎 441 482.5 457

1946 トーエネック 705 788 713 2181 テンプHD 1449 1644.75 1456.5

2531 宝HLD 847 873.5 865 3231 野村不HD 2123 2355 2161

3299 ムゲンE 2004 2515 2008 4307 NRI 3835 4317.5 3851.5

4502 武田薬 5444 6040.5 5497.5 4508 田辺三菱 1975 2171 1980.5

4526 理研ビタミン 3965 4006.25 4134 4536 参天薬 1646 1887.25 1653.5

4578 大塚HD 3988 4227.75 4103.5 4665 ダスキン 2088 2286.75 2105.5

4911 資生堂 2474 2741.75 2487 5352 黒崎播磨 246 258 250

5410 合同鉄 196 207.25 197 5930 文化シヤタ 942 948.25 992

6622 ダイヘン 528 601.5 528.5 7296 FCC 1905 1959 1959

7608 SKジャパン 397 458.5 458.5 7741 HOYA 4265 4735.5 4317

8001 伊藤忠 1439 1484.5 1465 8098 稲畑産 1180 1322.75 1199.5

8725 MS&AD 3061 3839.5 3252 8933 NTT都市 1136 1168.5 1221.5

9069 センコー 693 850 694 9072 ニッコンHD 1986 2135.5 2014.5

9364 上組 1059 1095.75 1095.5 9501 東電力 585 759.75 628.5

9504 中国電力 1527 1771.75 1613.5 9505 北陸電力 1563 1780.75 1635

9506 東北電力 1440 1664.5 1501 9507 四国電力 1501 1869 1682.5

9715 トランスコスモス 2552 2938.5 2624.5 9861 吉野家HD 1359 1444.75 1382

雲下抜け銘柄(東証1部)

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