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2016年6月13日号 今週のPOINT 国内株式市場 今週の分析銘柄 - FISCO Selection 8 - テーマ別分析 話題のレポート スクリーニング分析 株式会社フィスコ 本資料のご利用については、必ず巻末の重要事項(ディスクレーマー)をお読みください。 英国EU離脱問題を警戒しつつ個別物色が活発に キャッシュリッチの割安銘柄に注目 デジタルアーツ【 東証1部 2326 】ほか LINEが7月15日に東証上場へ JPX日経インデックス400銘柄入れ替え予想 エフィッシモの川崎汽船買い増しで注目される銘柄群 Weekly Market Research Report

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2016年6月13日号

今週のPOINT

国内株式市場

今週の分析銘柄 - FISCO Selection 8 -

テーマ別分析

話題のレポート

スクリーニング分析

株式会社フィスコ

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英国EU離脱問題を警戒しつつ個別物色が活発に

キャッシュリッチの割安銘柄に注目

デジタルアーツ【 東証1部 2326 】ほか

LINEが7月15日に東証上場へ

JPX日経インデックス400銘柄入れ替え予想

エフィッシモの川崎汽船買い増しで注目される銘柄群

Weekly Market Research Report

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週刊相場観測誌

Market展望

1 今週の市場見通し 国内株式市場 マーケット概観 3

新興市場 4

米国株式市場 5

為替市場 米ドル/円予想レンジ 6

債券市場 債券先物・長期国債利回り予想レンジ 6

2 マーケットを読む 今週のポイント 7

日経平均株価 8

3 今週の分析銘柄 FISCO Selection デジタルアーツ〈2326〉東証1部 9

イグニス〈3689〉マザーズ 10

gumi〈3903〉東証1部 11

セプテーニ・ホールディングス〈4293〉JASDAQ 12

ラウンドワン〈4680〉東証1部 13

パナソニック〈6752〉東証1部 14

ソニー〈6758〉東証1部 15

松屋フーズ〈9887〉東証1部 16

読者の気になる銘柄 住友金属鉱山〈5713〉東証1部 17

アドウェイズ〈2489〉マザーズ 17

テクニカル妙味銘柄 ショーケースTV〈3909〉マザーズ 18

ブランジスタ〈6176〉マザーズ 18

4 カテゴリー考察 テーマ別分析 19

スクリーニング分析 20

先週の話題レポート 21

信用需給動向 22

5 連載コラム 23

目次

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今週の市場見通し 国内株式市場 マーケット概観

■SQ通過後も経済イベント控え方向感掴みづらく

先週の日経平均は下落。米国市場でNYダウが18000ドルを

回復したほか、原油相場の50ドル乗せ、さらに中国経済に対

する不透明感が和らぐなか、一時16800円を回復する場面もみ

られた。しかし、イエレンFRB議長講演を受けた早期利上げ観

測の後退によって円相場は1ドル106円台で推移、円高への懸

念が重石になった。

週末に先物オプションSQを控えていたことも手掛けづらさ

につながった。もっとも、SQ 通過後も今週の日米経済イベン

トのほか、来週に迫った英国のEU離脱を巡る国民投票を控え、

方向感の掴みづらい相場展開だった。

■出来高のカベ越えられず、中小型株物色は活発

日経平均は価格帯別出来高で商いが膨れている

16800-17000円レベルを捉えることができなかったが、想定内

といったところ。目先は下値を固めつつ出来高のカベの突破を

見極めたいところであろう。その中で物色は個人主体による中

小型株に集中し、ゲームやバイオ関連の一角のほか、フィンテ

ック、ブロックチェーン等の関連銘柄の一角に動意がみられて

いる。さらに、週末にはLINEの上場観測が報じられたことか

ら、LINE関連への物色もみられた。

■日銀会合やFOMCなど日米の経済イベントに関心

今週は日米の経済イベントに関心が集まろう。14、15 日に

米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催され、終了後に声明と経

済予測が発表される。15、16 日に日銀が金融政策決定会合を

開き、結果発表後に黒田総裁が会見する予定である。FOMC で

は6月の利上げの可能性はないが、5月の米雇用統計が低調だ

ったにもかかわらず、多くのエコノミストはFRBが今夏に追加

利上げを実施するとみている。イエレン FRB 議長の声明で 5

月の雇用統計が「異常値」だったとの判断が示されるようだと、

7月の可能性が再燃する公算もあり、一方向の円高といった流

れは落ち着きそうだ。

■英国EU離脱問題、欧州株は全面安に

日銀の金融政策決定会合に対する市場の期待は乏しかった

が、足元では、三菱東京UFJ銀行が国債入札に特別な条件で参

加できる資格(プライマリー・ディーラー)を返上する方針と

も伝えられており、一段と追加緩和への期待値は低下している

とみられる。また、7 月 10 日に参院選を控えていることも日

銀の判断を難しくしているとみられている。そのため、追加緩

和に動くようだと、相当なサプライズになりそうだ。

とはいえ、欧州連合(EU)残留・離脱を問う英国の国民投票を

控え、方向感は掴みづらい。英国の国民投票が23日に迫るな

か、押し目買いは入れづらいだろう。先週末の欧州市場では、

ユーロストックや英FTSE、独DAXなど軒並み2%を超える下落

となっている。英国EU離脱問題は今年最大のリスク要因とみ

られており、基本的にはリスク回避の流れが続きそうである。

円相場もドル安に振れやすく、物色は個別対応になりそうだ。

■米ゲーム見本市「E3」、アップルWWDC、LINEを手掛かりに

その個別対応であるが、14日から16日まで米ゲーム見本市

「E3」がロサンゼルスで開催されるほか、米アップルの開発者

向けカンファレンス WWDC がサンフランシスコにて 13 日から

17日まで開催される。また、無料対話アプリのLINEが7月15

日に東証に、14日にNY市場に上場することが決まった。さら

に、株主総会が今後本格化するため企業改革等を手掛かりとし

た個別物色の流れがより強まりそうである。

その他、経済イベントでは13日に4-6月期の法人企業景気

予測調査、5月の中国工業生産、中国小売売上高、中国固定資

産投資、14日に5月の米小売売上高、4月のユーロ圏鉱工業生

産、15日に4月のマンション発売、5月の訪日外国人客数、5

月の米生産者物価指数、6 月の米NY 連銀製造業景況指数、16

日に1-3月の米経常収支、米新規失業保険申請件数、5月の米

消費者物価指数、6月の米NAHB住宅市場指数、5月のユーロ圏

消費者物価指数、ユーロ圏財務相会合などが予定されている。

英国 EU 離脱問題を警戒しつつ個別物色が活発に

国内株式市場

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Market展望

今週の市場見通し

国内株式市場 新興市場

■主力大型株の手掛けづらさから中小型株に物色

今週の新興市場では、日本銀行・金融政策決定会合や米連

邦公開市場委員会(FOMC)が予定されているほか、欧州連合

(EU)残留・離脱を問う英国の国民投票も迫り主力大型株の

手掛けづらさが意識されるなか、引き続き中小型株に物色が

向かいやすいだろう。約2ヶ月ぶりのIPOも刺激材料となりそ

うだ。ただ、マザーズ指数が直近高値水準である1200ptに迫

る場面では、一段の上値追いに対する慎重姿勢が強まる可能

性がある。

今週は6月13日にブラス<2424>、ジェネレーションパス

<3195>、14日にSJI<2315>、菊池製作所<3444>、エニグモ

<3665>、サンバイオ<4592>などが決算発表を予定している。

エニグモの今期は利益水準が急回復する見通しとなってお

り、第1四半期決算が注目される。テーマ株物色も活発とな

り、6月下旬に開催される「3D&バーチャル リアリティ展」

などからシリコンスタジオ<3907>といったVR(仮想現実)関

連の強い値動きが続きそうだ。

■今週マザーズ上場の3社は高い人気、LINEは7月15日上場

IPO関連では、6月15日にホープ<6195>がマザーズ及び福証

Q-Board、アトラエ<6194>がマザーズへ、16日に農業総合研

究所<3541>がマザーズへ、17日にやまみ<2820>がジャスダッ

クへそれぞれ新規上場する。マザーズ上場の3社はいずれも

公開規模が小~中程度で、事業内容にテーマ性や新味もある

ことから事前の人気が高い。

なお、先週はLINE<3938>(7月15日、東証1部または2部)

の新規上場が発表されている。上場時時価総額5879億円(想

定発行価格ベース)と今年最大級のIPOとなる見込み。高い

知名度を背景に幅広い投資家層を呼び込めるか注目される。

中小型株物色が活発ななかホープなど 4 社 IPO、LINE 上場発表

エニグモ<3665>

シリコンスタジオ<3907>

マザーズ指数

新興市場

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Market展望 今週の市場見通し 米国株式市場

■先週の動き

週初はナイジェリアでの武装組織による石油パイプライ

ンや関連施設の攻撃を受けて、原油相場が上昇し、買いが先

行。イエレンFRB議長の講演では利上げへの前向きな姿勢は

維持したものの、世界経済への不透明感から明確な利上げ時

期については言及を避けたことが好感され、講演後に上げ幅

を拡大する展開となった。週半ばに入り、原油相場が 50 ド

ルまで上昇したほか、為替相場でドル安が進行したことが好

感され、ダウは一時4月末以来の18000ドル台まで上昇した。

その後は、4月JOLT求人件数が高水準となったことで、利上

げへの警戒感から上値の重い展開となり、週末にかけて欧州

連合(EU)離脱を巡る英国の国民投票への懸念や、原油相場

の続落を嫌気して軟調推移となった。結局、週を通じてダウ

は上昇、ナスダックは下落。

■今週の見通し

今週は14・15日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)

に注目が集まる。先日発表された雇用統計が軟調な内容であ

ったことや、23日に予定されている欧州連合(EU)離脱を巡

る英国の国民投票への懸念も大きく、今回の FOMC で利上げ

が決定される可能性は低い。15日に開催されるイエレンFRB

議長の会見では、7月・9 月の利上げにどの程度含みを残す

かが焦点となるほか、今週は多くの主要経済指標の発表が予

定されており、米景気の先行きを占う展開となるだろう。

経済指標関連では、5月輸入物価指数(14日)、5月小売売

上高(14日)、5月生産者物価指数(15日)、5月消費者物価

指数(16日)、6月NAHB住宅市場指数(16日)、5月住宅着

工・建設許可件数(17日)などの発表が控えている。小売売

上高は5月新車販売台数が低調だったほか、5月は営業日が

前年より少なかったことから前月から大きく減速すること

が予想される。

13日から17日にかけてアップルの世界開発者会議 (WWDC)

の開催が予定されている。同社の音声認識型アシスタント機

能「Siri」をアプリ開発者へ開放するほか、アマゾンやグー

グルに続く家庭用デバイス開発に応用するとの思惑が広が

っている。次期iOS や OS X の発表が予想されるほか、ノー

ト PC のハードウェア刷新も噂されている。イベントの発表

内容次第では同社製品の需要を後押しする可能性があり、期

待が高まっている。

14日から16日にかけてロサンゼルスでゲーム見本市(E3)

が開催される。世界的に有名なゲーム企業のエレクトロニッ

ク・アーツ(EA)やアクティビジョン・ブリザードが参加を

見合わせるものの、今年はソニーが 10 月に発売を予定する

仮想現実ヘッドセットに注目が集まりそうだ。同製品はフェ

イスブックが発売している「Oculus Rift」と比べると安価

でゲーム機への使用が可能であることから、今後の売れ行き

次第では、フェイスブックやマイクロソフトの株価に影響を

与える可能性がある。

FOMC に注目

米国株式市場

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Market展望

米ドル・円 予想レンジ 105.50 円 ~ 108.50 円

債券先物予想レンジ 151.10 円 ~ 152.60 円

長期国債利回り予想レンジ -0.16 % ~ -0.10 %

今週の為替/債券市場見通し 為替/債券市場

今週のドル・円は弱含みか。米連邦準備理事会(FRB)と日

本銀行の金融政策が焦点となりそうだ。市場関係者の多くは日

米の金融政策は現状維持と予想しているが、米政策金利の据え

置きが決まった場合、景気回復の遅れに対する失望感が広が

り、ややドル安・円高方向に振れそうだ。

原油先物相場はやや不安定な動きを見せていることや、英国

の欧州連合(EU)からの離脱の是非を問う国民投票を来週 23

日に控えていることも、ドル上昇を抑える要因になるとみられ

る。

【米連邦公開市場委員会(FOMC)会合】(14-15日開催予定)

FRBは14-15日に連邦公開市場委員会(FOMC)を開催するが、

米5月雇用統計の悪化などを考慮して、今回も追加利上げを見

送る見通し。早期追加利上げに対する市場の期待が後退した場

合、市場コンセンサスである年2回の引き締め(利上げ)ペー

スが鈍化する可能性があることから、ドル売りが強まる可能性

がある。

【日本銀行金融政策決定会合】(15-16日開催予定)

日本銀行は15-16日開催する金融政策決定会合で、追加金融

緩和を見送る公算。1-3 月期国内総生産(GDP)二次速報値は

一次速報値+1.7%から+1.9%へ上方修正されており、一段の追

加金融緩和への期待はやや後退している。日米の金融政策が現

状維持となった場合、円高方向に振れやすい地合いとなりそう

だが、米国は7月に追加利上げを実施する可能性は残されてお

り、リスク回避的な円買いが大きく広がる状況にはならないと

みられる。

■今週の見通し

債券先物9月限は152円台前半で推移か。日米の金融政策が

現状維持の場合、為替相場はやや円高方向に動く可能性があ

る。日本銀行による早期追加緩和への期待は多少後退している

が、債券市場の需給関係に大きな変化は生じていないことか

ら、債券先物はやや底堅い動きを続ける見込み。英国の EU 離

脱に対する警戒感はさらに高まる可能性があることも債券相

場の下支え要因となる。

■先週の動き

先週の債券相場は強含み。英国の欧州連合(EU)離脱に対す

る警戒感が高まり、為替相場が円高方向に振れたことや日本銀

行による追加緩和期待が持続したことが要因。30 年国債入札

が順調な結果となったことも好感された。三菱東京UFJ銀行は

国債市場特別参加者(プライマリーディーラー)の資格を国に

返上する方向で調整に入ったと報じられたが、国内投資家の多

くは反応せず、外国人投資家の売りは増えなかったことから、

現物債などの取引で大きな混乱はなかった。

債券市場

為替市場

為替/債権市場

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Market展望

上昇率上位銘柄 下落率上位銘柄 業種別騰落率

コード 銘柄 終値(円) 騰落率(%) コード 銘柄 終値(円) 騰落率(%) 上位セクター 騰落率(%)

4829 日本エンタープライズ 390.0 30.00 4996 クミアイ化学工業 754.0 -19.87 電力・ガス業 3.85

7717 ブイ・テクノロジー 10,300.0 27.79 3333 あさひ 1,498.0 -14.25 石油・石炭製品 3.18

6620 宮越 HD 548.0 27.44 3686 ディー・エル・イー 1,036.0 -9.99 医薬品 1.70

4008 住友精化 660.0 23.83 8728 マネースクウェアHD 854.0 -9.92 鉱業 1.57

6032 インターワークス 1,411.0 21.01 2337 いちごグループ HD 417.0 -9.54 陸運業 0.84

3668 コロプラ 2,509.0 19.19 8624 いちよし証券 759.0 -9.32 食料品 0.84

6080 M&Aキャピタル 2,438.0 18.01 3038 神戸物産 2,206.0 -9.26 電気機器 0.56

4971 メック 956.0 17.44 6508 明電舎 389.0 -9.11 下位セクター 騰落率(%)

3526 芦森工業 189.0 17.39 5302 日本カーボン 216.0 -8.86 保険業 -4.39

4326 インテージ HD 1,755.0 16.30 4202 ダイセル 1,223.0 -8.66 証券業 -3.93

9090 丸和運輸機関 3,235.0 15.66 9719 SCSK 3,670.0 -8.59 その他 金融業 -3.66

9880 イノテック 484.0 15.51 6914 オプテックス 3,245.0 -8.59 銀行業 -2.75

9514 ファーストエスコ 698.0 14.80 8697 日本取引所グループ 1,263.0 -8.54 ガラス・土石製品 -2.43

2266 六甲バター 2,465.0 14.76 4812 電通国際情報サービス 1,734.0 -8.50 海運業 -2.02

3756 豆蔵 HD 971.0 14.50 6472 NTN 324.0 -8.47 輸送用機器 -1.90

マーケットを読む 今週のポイント

前週末に発表された米国雇用統計が予想以上の下振れとな

ったことで、米国の追加利上げのタイミングがずれ込むとの見

方から、為替市場ではドル安円高が急速に進行した。これを受

けて、先週末に日経平均は売り先行でのスタートになったが、

その後は予想以上に底堅い推移となった。原油市況の上昇や

利上げ先送り観測に伴う米国市場の上昇が背景となったほか、

中国貿易収支の改善なども加わって、週央にかけて堅調な推移

となる。ただ、週末にかけては失速、重要イベントを控えて積極

的な買いが手控えられたほか、三菱 UFJ の入札特別資格返上

報道から、先行きの円高進行観測などが強まった。

物色の方向感などは定まりにくかったが、原油高で石油関連

株がしっかりだったほか、内需セクターが相対的に優位な状況

であった。一方、金融関連株が全般的に軟化、目立った売り材

料は観測されなかったものの、海外投資家の売り圧力などが強

まったものとみられる。円高で自動車株の上値も重かった。

韓国の LG 電子が 16 年の有機EL テレビ販売台数を前年比3

倍に増やす計画と伝わったことで、V テクなど有機EL 関連の一

角が買われた。ピジョンやルネサスは業績動向を受けて過度な

警戒感が後退する流れとなる。ラウンドワンは月次が好感され、

東芝はWHの原発受注が買い材料視される。半面、下方修正が

嫌気されてクミアイが下落、金市況上昇が買い手掛かりとなって

いた住友鉱も週末には格下げの動きで反落となる。

今週は 14-15 日に開催される米FOMC、15-16 日の日銀金融

政策決定会合が注目材料となる。イベント通過前は様子見ムー

ドが一段と強まることになりそうだ。日米金融政策の結果次第で

はサプライズも生じるが、来週には英国の国民投票も予定され

ていることで、不透明感は払拭し切れないものになりそうだ。今

回の FOMC では利上げ見送りの可能性だが、FOMC 後に公

表されるFF金利見通しやFRB議長の記者会見が焦点となる。7

月利上げ実施の可能性低下ならば、米国市場には買い安心感

が生じることになろう。日銀会合に関しても、現状維持がコンセ

ンサスだろうが、追加緩和実施ならポジティブなインパクトにつ

ながる可能性。一方、米利上げ実施の先送り観測の強まり、日銀

の追加緩和見送りなら、為替円高進行で日本株にとってネガテ

ィブな方向とされそうだ。

今週はアップルの世界開発者会議、米ゲーム見本市なども開

催予定となっている。とりわけ、ソニーへの関心が高まりそうであ

り、VR 関連銘柄などに期待感が波及していく可能性などもあり

そうだ。日銀の追加緩和策が見送られた場合、足元で軟調な動

きが目立っていた銀行株には安心感が高まる公算もあり、市場

ムードの支えとはなっていこう。ほか、首都圏マンション販売や

訪日外国人客数の発表なども予定されている。なお、先週末に

は LINE の上場が正式に発表されたが、LINE 関連銘柄にはむ

しろ出尽し感などを警戒しておきたい。

日米での金融政策イベントが最大の焦点に

先週動いた銘柄・セクター(東証1部・個別銘柄は他市場が優先市場のものを除く)

今週のポイント

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Market展望 マーケットを読む 日経平均株価

■三角もち合い下方れの可能性も

Brexit を意識したイベント・ドリブンがスタート?

前週の日経平均株価は週間ベースで 40.87 円の下落。米雇用

統計の影響で早期の金利引き上げへの期待感が後退したほか、

英EU離脱問題(Brexit)への警戒が高まったことによる円高推

移が重しとなった。ただ、SQに絡んだ思惑的な売買は観測され

なかったことで 16500 円レベルでのもみ合いに。週末の東証一

部売買代金は、2.4 兆円と2 日以来の2 兆円台となったが、SQ

値(16639.11円)算出に絡んだ売買が8500億円ほど入ったこと

から、実際は 1.6 兆円の閑散相場。先物、オプション市場も商

いは減少しており、引続き参加者限定の相場展開となっている。

日足の一目均衡表では、雲下限 16542 円をサポートラインと

した動きが見られるが、Brexitへの警戒感が高まり週末の円建

てCME先物は16290円と日経平均比では300円超下回っている。

週明けは、雲下限割れでスタートする公算が大きい。遅行スパ

ンが実線に飲み込まれる可能性が高いことから、トレンドは悪

化へ。今後は雲下限が上値抵抗ラインとなりそうだ。

日足チャートでは、16600 円レベルに25日移動平均線16676

円、75日移動平均線16642円、100日移動平均線16647円が集

中している。現在は次に動く一歩前の状況とも言えよう。どち

らにも動けるニュートラルの状況下、週明け下に動く可能性が

高いことから先物売りを警戒したいところだ。週足チャートで

は、下向きの26週移動平均線が引続き上値抵抗ラインとなって

いる。13週移動平均線も横ばいから下向きと変わったことで、

中期的なトレンドも弱いと言えよう。

今週は14-15 日に米FOMC、15-16 日に日銀による金融政策決

定会合が開催される。ただ、市場は、23日に英国民投票を控え

ていることで、積極的な金融政策の変更は打ち出さないと見て

いる。これら日米金融政策イベントを材料とした売買は手控え

られ、23日をターゲットとしたイベント・ドリブンが走りそう

なムードが感じられる。為替市場で、下値を割り込んでいない

ドルが、対円で5月3日の安値105円55銭を下抜けると16000

円割れも視野に入ろう。4月8日の安値15471.8円と4月25日

の高値17613.56円をそれぞれ起点とした三角もち合い下放れと

なるか注目。商いを伴った下落となれば、溜まっていたエネル

ギーが発散される可能性もある。今週のレンジは 15800 円から

16600円とする。

一目均衡表(日経平均)

■ 基準線 ■ 転換線 ■ 遅行スパン ■ 先行スパンスプレッド(雲)

テクニカル分析

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Vol. 171 Weekly 2016 06 13

週刊相場観測誌

Market展望今週の分析銘柄 -1-

売買単位 100 株

6/10 終値 2976 円

目標株価 3500 円

業種 情報・通信

■主力事業好調で今期増収増益を見込む

総務省がネットにつながる全ての電子機器をまとめてサイバー

攻撃から守る仕組みをつくると報じられている。企業や地方自治

体などのシステム管理者に対応を促し、ネットにつながる機器の

不正通信をまとめて遮断したりするよう求めるとのこと。6月中にも

セキュリティ強化を促す指針を作り、17年度政府予算案の概算要

求にシステムの実証実験の予算として数億円を盛り込むとしてい

る。大型株への関心が薄くなっている一方、材料のある中小型銘

柄への物色は活発化していることで、ネットセキュリティ関連の同

社に注目したい。主力のWebセキュリティソフト「i-FILTER」、メー

ルセキュリティソフト「m-FILTER」の販売が好調で、今期も大幅な

増収増益を見込んでいる。

■中期的な上昇トレンド続き需給面良好

足元の株価は 5 月24 日の年初来高値3120 円の突破を窺う展

開となっている。25 日移動平均線をサポートに反発していること

で上を意識した展開が期待できよう。週足チャートでも右肩上が

りのトレンドが確認できることから需給面は良好。上値追いの展

開を想定し、心理的な節目の 3500 円を意識へ。

★リスク要因

円高一服で大型株への関心が高まった時。

2326:日足

25 日移動平均線をサポートに反発。

需給良好なネットセキュリティ関連として注目

デジタルアーツ〈2326〉東証1部

(百万円)

会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円)

2013/3連 2,906 7.4% 736 726 28.5% 444 3217.00

2014/3連 3,027 4.2% 653 659 -9.2% 399 28.81

2015/3連 3,402 12.4% 865 910 38.1% 531 38.27

2016/3連 4,000 17.6% 1,006 994 9.2% 545 39.26

2017/3連予 4,600 15.0% 1,400 1,400 40.8% 870 62.49

今週の分析銘柄

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週刊相場観測誌

Market展望今週の分析銘柄 -2-

(百万円)

会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円)

2012/9単 202 152.5% -28 -29 - -30 -

2013/9連 874 - 308 307 - 200 22304.99

2014/9連 2,047 134.2% 561 545 77.5% 309 56.11

2015/9連 2,419 18.2% -38 -148 - -306 -

2016/9連予 4,700 94.3% 1,000 1,000 - 900 145.63

売買単位 100 株

6/10 終値 4115 円

目標株価 4600 円

業種 情報・通信

■『LINE 怪盗にゃんこ』事前登録開始

大人気マンガ「ヒカルの碁」を 1 日1 巻、全巻無料で読むことが

できるアプリ、Facebookアカウントで簡単にできる出会い・婚活マ

ッチングアプリ『with』(Android版近日配信予定)、スマホRPG『ぼ

くとドラゴン』などを提供している。6 月9 日に発表しているカジュ

アルパズルゲーム『LINE 怪盗にゃんこ』の事前登録開始を買い

材料視したい。10 日引け後には、LINE が 7 月15 日の上場を発

表しており、LINE との初の協業タイトルである今作に注目度が高

まる可能性もありそうだ。

■コストを最大限盛り込んだ業績予想には上振れ余地

4 月 25 日に業績予想を上方修正しているが、TVCM による増

収効果は見込まず、一方で、コストを最大限盛り込んだ数値であ

り、更なる通期上ぶれ着地の可能性は高いだろう。上方修正要

因となった『ぼくとドラゴン』も引き続き業績を牽引すると予想され

る。昨年 8 月高値レベルを意識した株価形成を想定、目標株価

は 4600 円とする。

★リスク要因

短期資金の逃げ足の速さ。

3689:日足

上昇する 25 日線を支持線とした強い

トレンドが継続。

LINE との協業タイトルで注目が集まる

イグニス〈3689〉マザーズ

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Market展望今週の分析銘柄 -3-

(百万円)

会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円)

2013/4連 5,515 20.4% -1,138 -1,188 - -1,343 -

2014/4連 11,192 102.9% -102 -168 - -184 -

2015/4連 27,534 146.0% 416 234 - 191 7.36

2016/4連 21,437 -22.1% -2,229 -2,256 - -3,299 -

2017/4連予 - - - - - - -

売買単位 100 株

6/10 終値 1054 円

目標株価 1237 円

業種 情報・通信

■LINE関連の一角として注目

LINE 関連の一角として注目。同社はモバイルオンラインゲー

ムの開発・運営に特化して事業を展開している。14 年 8 月には

LINE と業務提携に基本合意。同社社長の國光氏に次ぐ大株主2

位に LINE が位置している。個別タイトルでの連携ではなく、

LINEのプラットフォーム力を活かした提携となる。今回LINEの上

場が正式に決まったことから、上場で得た資金等による提携強化

等への思惑も高まりやすい。上場日の7月15日に向けて関連す

る銘柄への物色が活発化しよう

■LINE上場イベントを意識した短期スタンス

同社はネイティブアプリサービスと他社が開発したゲームコン

テンツをグループのローカライズ力等を活用して多地域へ展開

している。16 年4 月期の最終損益は 32.99 億円の大幅な赤字に

転落。不振の海外事業の撤退によってアク抜けも意識されやす

い。ただし、業績不振から長期的な下降相場によって需給は悪

化傾向にあるため、上場イベントを意識した短期スタンスとなろ

う。5 月高値1273 円を目標とする。

★リスク要因

主力ゲームの課金収入減。

3903:日足

上昇する 25 日線に沿ったリバウンド

が継続。

LINE 上場決定で提携強化等への思惑も高まりやすく

gumi〈3903〉東証1部

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Market展望今週の分析銘柄 -4-

売買単位 100 株

6/10 終値 3575 円

目標株価 4000 円

業種 サービス

■ネットマーケ事業の好調で2ケタ営業増益ペース

法人向けのインターネット広告販売を主に手掛ける「ネットマー

ケティング事業」や、個人向けにモバイルゲームやマンガといっ

たデジタルコンテンツを提供する「メディアコンテンツ事業」を展

開する。メディアコンテンツ事業で積極的な先行投資を実施する

一方、主力のネットマーケティング事業は好調に推移しており、

16 年9 月期の上期(15 年10 月-16 年3 月、IFRS)は収益が前年

同期比20.4%増、営業利益が同69.4%増と業績の拡大が続いて

いる。

■LINE広告の増加期待から隠れ関連銘柄とも

同社は通期業績予想を開示していないが、市場予想では営業

利益で 45 億円程度、日本基準の前期実績との単純比較で 6 割

強の増益が見込まれている。直近でも複数の証券会社が最上位

レーティングを据え置き、目標株価を 4500 円程度に引き上げる

など好調な業績を背景に市場評価は高い。6月からLINEが運用

型広告の本格展開を開始したことを受けて同社も広告販売の増

加が見込まれており、「隠れたLINE関連銘柄」との位置付けが高

まる可能性もある。当面の目標株価は節目の 4000 円に設定す

る。

★リスク要因

高値警戒感の台頭。

4293:日足

2 月12 日安値1641 円をボトムとして

上昇基調が続く。25 日線がサポートと

して機能している。

好業績・高評価と「隠れ LINE 関連」の切り口で注目

セプテーニ・ホールディングス〈4293〉JASDAQ

(百万円)

会計期 収益 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円)

2012/9連 41,358 19.4% 1,527 1,638 67.1% 677 5381.15

2013/9連 45,982 11.2% 1,593 1,752 7.0% 1,207 9580.00

2014/9連 54,345 18.2% 2,259 2,362 34.8% 1,549 61.22

2015/9連 64,547 18.8% 2,753 3,118 32.0% 2,398 92.87

2016/9連I予 - - - - - - -

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Market展望今週の分析銘柄 -5-

売買単位 100 株

6/10 終値 816 円

目標株価 880 円

業種 サービス

■5月の既存店増収率は拡大へ

4 月の既存店売上高は前年同月比 0.2%増となり、17 ヶ月ぶり

のプラス転換を果たしていたが、9 日に発表された5 月の月次動

向では、既存店売上高は同 2.3%増と増収率が拡大、回復傾向

が鮮明化する形となっている。アミューズメント収入の拡大が背

景であるが、4 月末頃から入荷している「艦これアーケード」が、

数時間待ちとなるケースもあるように大盛況となっており、けん引

役となる格好に。なお、5 月は土日祝日数が前年よりも少なかっ

たなかでの増収であり、業績回復の確度は高まる方向と考えら

れる。

■信用需給妙味は強い

好調な月次動向を映して、先週末は買い優勢の展開となったも

のの、信用売残150 万株、信用倍率 0.3 倍台という需給環境下、

株価の上昇は踏み上げの動きへとつながっていこう。全般的なリ

スク回避の資金流入なども見込めることで、目先は買い戻し主導

での一段高の展開も期待されるところだ。風営法改正によって、

6月23日からは父兄同伴の子供の入店が18時から22時まで延

長されることも、買い戻しを急がせる要因となってこよう。3月高値

から 4 月安値までの倍返し水準となる 880 円を目標株価とする。

★リスク要因

短期的な過熱感は残る。

4680:日足

先週末は窓を空けての上昇となり、

14 年4 月以来の高値水準に。

需給妙味強く買戻しを原動力とした一段高に期待

ラウンドワン〈4680〉東証1部

(百万円)

会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円)

2013/3連 85,903 -4.1% 11,565 8,217 -28.4% 601 6.31

2014/3連 84,272 -1.9% 10,088 7,818 -4.9% -19,681 -

2015/3連 83,905 -0.4% 6,641 6,150 -21.3% -4,568 -

2016/3連 83,516 -0.5% 6,367 5,402 -12.2% 449 4.71

2017/3連予 87,100 4.3% 6,060 5,500 1.8% 1,500 15.74

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Market展望今週の分析銘柄 -6-

(百万円)

会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円)

2013/3連S 7,303,045 -6.9% 160,936 -398,386 - -754,250 -

2014/3連S 7,736,541 5.9% 305,114 206,225 - 120,442 52.10

2015/3連S 7,715,037 -0.3% 381,913 182,456 -11.5% 179,485 77.65

2016/3連S 7,553,717 -2.1% 415,709 217,048 19.0% 193,256 83.40

2017/3連I予 7,600,000 - 310,000 300,000 - 145,000 62.47

売買単位 100 株

6/10 終値 950 円

目標株価 1035 円

業種 電気機器

■米テスラ社に出資、米国に電池工場建設

米EV大手テスラ社に約300億円を出資しており、EV・テスラ関

連銘柄として知られる。大阪工場でテスラ主力車「モデル S」と

SUV「モデル X」向けに電池を生産しているほか、米ネバダ州に

建設中の電池工場への投資額は最大16億ドル(約1900億円)と

も。足元でテスラに関してポジティブ・ネガティブな報道があるこ

とから同社に注目。とりわけ、ネガティブ面では 9 日に米当局が

モデル S のサスペンションに欠陥がある可能性を調査していると

報じられ、10 日の同社株価は前日比1.2%下落となった。現時点

で今回の欠陥疑惑がテスラ車人気に長期的なマイナスになると

考えにくいことから、これを押し目買いの好機とみて注目したい。

■新小型車予約はプリウス年間台数に匹敵

ポジティブな報道としては、モデルSの入門モデルが8月に発

売の見込みのほか、新しい小型車「モデル 3」は 1 週間でトヨタ

「プリウス」の年間販売台数に匹敵する 32 万 5000 台の予約を獲

得と伝わっている。4月に発表された17.3期の業績予想は、将来

の成長に向けて足場固めの年として、増収・減益(会計基準変更

あり)が見込まれている。株価は連日の報道で荒い値動き。目標

株価は 5 月高値の 1035 円に設定する。

★リスク要因

欠陥疑惑による想定以上の失望感の台頭。

6752:日足

連日の乱高下でボックス相場。5 日

線、25 日線、75 日線が重なる。

米テスラ社の欠陥疑惑は押し目の好機とも

パナソニック〈6752〉東証1部

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Market展望今週の分析銘柄 -7-

売買単位 100 株

6/10 終値 3051 円

目標株価 3250 円

業種 電気機器

■AI研究者専門の新卒採用枠を作る

2017 年春入社から人工知能(AI)研究者専門の新卒採用枠を

作ると報じられている。機械学習人工知能研究開発コースとし、

人数制限を設けずに、大学などから AI 専門の研究者を出来るだ

け多く採用すると伝えている。モノのインターネット「IoT」を活用

した製品やサービスに重要な AI を強化することで、新たな収益

源への期待が高まる。

■株主総会で改めて評価が高まる展開に期待

また、世界最大規模のゲーム見本市「E3 2016」にて、日本時間

14 日 10 時からプレスカンファレンスを開催する。「プレイステー

ション」に関する最新情報を紹介するようである、株価へのリアル

なインパクトにつながろう。また、17 日に株主総会が開催される。

構造改革の効果が見え始めるなか、画像センサーや VR 機器、

ドローン、AI、医療分野など成長領域が示されることで、改めて

評価の高まる展開が期待される。株価は足元でこう着が続いて

いるが、3000-3100 円処での高値圏での推移が継続。週足の一

目均衡表の雲突破を想定し、雲上限の 3250 円処を目標とする。

★リスク要因

欧州不安など外部環境の不透明感。

6758:日足

高値もち合いも、25日、200日線が支

持線として意識される。

E3 カンファレンスでの「プレイステーション」最新情報に関心集まる

ソニー〈6758〉東証1部

(百万円)

会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円)

2013/3連S 6,800,851 4.7% 230,100 245,681 - 43,034 42.80

2014/3連S 7,767,266 14.2% 26,495 25,741 -89.5% -128,369 -

2015/3連S 8,215,880 5.8% 68,548 39,729 54.3% -125,980 -

2016/3連S 8,105,712 -1.3% 294,197 304,504 666.5% 147,791 119.40

2017/3連S予 7,800,000 -3.8% 300,000 270,000 -11.3% 80,000 63.42

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Market展望今週の分析銘柄 -8-

売買単位 100 株

6/10 終値 2787 円

目標株価 2936 円

業種 小売り

■月次売上は極めて好調な推移

今週は日米で重要イベントを控えており、様子見ムードに一段

と拍車が掛かっていく可能性がある。とりわけ、為替の影響が大

きい輸出関連株には資金が向かいにくいと考える。内需系の好

業績銘柄として同社に注目したい。6 月 1 日に、5 月の月次動向

を発表しているが、客数、客単価ともに上伸しており、既存店売

上高は前年同月比 5.5%増となっている。これで、既存店売上高

は 18 ヶ月連続でのプラス成長を達成する格好に。ちなみに、

5.5%増という水準は、ここ 5 年間で見ても、上位 3 番目となる高

水準である。同業大手の吉野家 HD やゼンショーは一進一退の

推移が続いており、月次売上の好調は際立つ状況といえる。

■業績順調推移で割安感も

16 年 3 月期業績は大幅な上振れ着地となり、営業利益は 7 割

強の増益となっている。17 年 3 月期も滑り出しが順調であり、会

社計画の通期3%営業増益予想は上振れる可能性が高いと推測

されよう。同業大手との比較では、PERやPBR水準に割安感も

強く、配当優待利回りも3%超の水準にある。株価は2750円レベ

ルでの底堅さも意識されつつあり、2 月高値の 2936 円を目標株

価としたい。

★リスク要因

日米イベント通過後の物色変化。

9887:日足

上値の重い展開も 2750 円レベルで

は下値の堅さも意識。

好調な月次推移には見直し余地が大

松屋フーズ〈9887〉東証1部

(百万円)

会計期 売上高 前期比 営業利益 経常利益 前期比 当期利益 1株益(円)

2013/3連 79,091 4.5% 1,927 1,950 -60.0% 770 40.41

2014/3連 78,939 -0.2% 2,347 2,352 20.6% 690 36.21

2015/3連 81,104 2.7% 2,145 2,194 -6.7% 645 33.89

2016/3連 83,947 3.5% 3,685 3,771 71.9% 1,619 84.98

2017/3連予 85,400 1.7% 3,790 3,900 3.4% 1,620 84.98

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週刊相場観測誌

Market展望読者の気になる銘柄

(株)

住友金属鉱山 東証 1 部〈5713〉/銅やニッケル市況の動向に注目すべき

(株)

金市況の上昇を手掛かりにして、

先週は堅調な動きとなった。とりわ

け、投資会社ソロス・ファンド・マネ

ジメントが、株式を売却する一方で金

と金鉱会社の株式を購入したと海外

紙で伝わったことで、金の先高期待が

高まる格好になった。ただ、週末は

UBS 証券が投資判断を「ニュートラ

ル」から「セル」に格下げ、目標株価

も1100円から970円に引き下げたこ

とで反落となっている。

基本的に同社の業績は、金市況よ

りも銅やニッケル市況との連動性が

強い。今週のFOMCを受けて、ドルか

ら金への資金シフトが一段と進む可

能性もあるが、過度に金市況上昇を評

価すべきではなかろう。むしろ、週初

に予定されている中国の経済指標を

受けて、銅やニッケルの市況がどのよ

うに推移するかが重要。ポジティブイ

ンパクトが乏しければ、戻り売りスタ

ンスが妙味と考える。

アドウェイズ マザーズ〈2489〉/短期的には出尽し感が先行の公算も

LINE が 7 月にも上場との報道を受

けて急伸するなどボラティリティの

高まった前週に続き、先週も乱高下の

動きとなった。9日には、無料対話ア

プリを手掛ける LINE の上場につい

て、親会社である韓国NAVERの関係者

が「最終的に確定していない」と答え

たことが伝わり、後場は急速に売りが

膨らんだ。ただ、翌日には、東証など

が本日にも上場を承認すると複数で

報じられ一転して買い先行となる。

先週末にはLINE の上場が正式に発

表されたが、先週末の動きは同日の正

式発表を大方織り込んだものと考え

られる。高寄り後に伸び悩んだこと、

ここ1ヶ月で5割高の水準にあること

から、短期的には出尽し感が先行する

可能性のほうが高いとみられる。LINE

関連の中心的な銘柄でもあることか

ら、他の関連銘柄の行方にも影響を与

えるという意味で動向は注目したい。

読者の気になる

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Market展望今週のテクニカル妙味銘柄

ショーケース TV マザーズ 〈3909〉

基準線 転換線 先行スパンA 先行スパンB 遅行スパン

A

A

5 月 6 日に年初来高値2850 円を付け

た後は売りに押されたが、75 日移動平

均線をサポートに反発。日足の一目均衡

表では、雲上限に沿った動きが見られる

(点線・四角A)。遅行スパンは実線を

上抜け切れていない(点線・丸B)が、

基準線、雲上限を上回って推移している

ことから反発基調は続くと想定する。長

い上影を吸収する展開に期待。

ブランジスタ マザーズ 〈6176〉

5月は大相場のなか「往って来い」と

なったが、反発基調は強く、5 月 26 日

の安値4685 円から既に倍化している。

日足の一目均衡表では、転換線をサポー

トに基準線突破を試す格好に(点線・四

角A)。遅行スパンが実線に飲み込まれ

る可能性は高い(点線・丸B)が、来週

には実線をクリアする公算が大きい。

8000円レベルでの値固めの後、10000円

台回復を意識した展開となろう。

B

B

基準線 転換線 先行スパンA 先行スパンB 遅行スパン

今週のテクニカ

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Market展望 カテゴリー考察 テーマ別分析

■主な LINE 関連

コード 銘柄 ポイント6/10株価

(円)市場

2121 ミクシィ 「LINE POP」と「モンスト」の共同企画実績 4,445 マザーズ

2352 エイジア LINE ビジネスコネクト活用のメッセージング 2,940 マザーズ

2371 カカクコム LINEと業務提携、「LINE@」と「食べログ」の連携 2,043 東証1部

2389 オプトホールディング LINEビジネスコネクト配信ツール「TSUNAGARU」提供 869 東証1部

2449 プラップジャパン 「LINEニュース」にコンテンツ提供 1,228 JASDAQ

2489 アドウェイズ LINEと代理店契約し「LINEフリーコイン」販売 1,232 マザーズ

2497 ユナイテッド 出資先企業と共同で「LINEゲーム」向けゲーム開発 1,614 マザーズ

3031 ラクーン 後払い決済サービス「Paid」で「LINE@」に対応 610 東証1部

3092 スタートトゥデイ アパレル店向けビーコン活用でLINEと提携 5,420 東証1部

3622 ネットイヤーグループ 「LINEビジネスコネクト」を利用したソリューション 1,515 マザーズ

3627 ネオス 水森亜土のLINE公式スタンプなど提供 695 東証1部

3632 グリー LINEと共同出資したEpic Voyage社でLINEゲーム提供 629 東証1部

3639 ボルテージ 「LINE GAME」初の恋愛ドラマアプリを提供 1,275 東証1部

3655 ブレインパッド 「LINEビジネスコネクト」との連携ソリューション 1,276 東証1部

3661 エムアップ LINEでも使えるアニメーションスタンプなど 652 東証1部

3678 メディアドゥ LINEらと合弁で台湾版「LINE Manga」を展開 1,791 東証1部

3686 ディー・エル・イー 2015年のヒットLINEスタンプ20選に「鷹の爪」 1,036 東証1部

3689 イグニス カジュアルパズルゲーム『LINE 怪盗にゃんこ』 4,115 マザーズ

3769 GMOペイメントゲートウェイ 決済処理サービスに「LINE Pay」をラインナップ 6,220 東証1部

3773 アドバンスト・メディア 人工知能活用の対話ソリューションとLINEとの連携 1,125 マザーズ

3807 フィスコ LINEニュースにコンテンツ提供 387 JASDAQ

3814 アルファクス・フード・システム 「LINE Pay」決済の連動開始 1,670 JASDAQ

3815 メディア工房 「LINE占い」に占いコンテンツ提供 733 マザーズ

3845 アイフリークモバイル 「毎日ボンバヘッ!m.c.A・T.」LINEスタンプなど販売 180 JASDAQ

3903 gumi LINEと資本業務提携、LINEゲーム提供など 1,054 東証1部

4281 デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム LINEビジネスコネクト対応のメッセージ管理を提供 1,068 JASDAQ

4293 セプテーニ・ホールディングス LINEが運用型広告の本格展開 3,575 JASDAQ

4644 イマジニア 「リラックマ」LINEスタンプなど世界に販売 1,161 JASDAQ

4716 日本オラクル カスタマーサポート向け「LINE ビジネスコネクト」 5,910 東証1部

4751 サイバーエージェント LINEとJV設立、LINEビジネスコネクト向けツール提供 5,720 東証1部

4784 GMOアドパートナーズ 子会社の広告ツールが「LINEビジネスコネクト」対応 576 JASDAQ

4800 オリコン LINEニュースにコンテンツ提供 232 JASDAQ

4819 デジタルガレージ LINE Pay決済 2,533 東証1部

4824 メディアシーク LINEクリエイターズスタンプを提供 534 マザーズ

6048 デザインワン・ジャパン LINEと提携し「エキテン」の「LINE@」版を展開 1,872 マザーズ

6094 フリークアウト 子会社がLINEと資本業務提携、LINE広告にRTP接続 6,360 マザーズ

6460 セガサミーホールディングス 子会社がゲーム事業のパートナーとしてLINEと協業 1,340 東証1部

8136 サンリオ 3月付けで同社の常務がLINEの社外取締役に就任 2,030 東証1部

9064 ヤマトホールディングス LINEで宅急便の不在リスクを減らす取り組み 2,301 東証1部

9449 GMOインターネット 子会社GMOコマースが「LINE@」の登録代理店 1,246 東証1部

9715 トランス・コスモス LINE向け統合サービスを提供 3,155 東証1部

■これから一ヶ月間は LINE 関連に関心集まる

無料対話アプリ会社LINEは10日、東京証券取引所から株式新規公開(IPO)の承認を得た。7月15日に東証に上場する。主と

してモバイルメッセンジャーアプリ「LINE」による LINE ビジネスポータル事業を展開。2011 年 6 月にサービスを開始して以来、

「LINE」はアジアを中心として世界230以上の国と地域でユーザーを有し、グローバルなプラットフォームへと成長。月間アクテ

ィブユーザー数(MAU)は2.18 億人に達し、そのうち1.52 億人が日本、台湾、タイ及びインドネシアの上位4カ国のユーザー。

売上高の40.8%を占めるコンテンツ事業では、LINE GAME、LINE PLAY、LINEマンガ、LINE MUSIC、LINEバイト等を展開。同23.8%

を占めるコミュニケーション事業では、トーク、スタンプ、タイムライン、着せかえ、無料通話、LINE OUT等のサービスが中心で

ある。公募価格を上回る初値形成が見込まれるなか、上場日まではLINE関連銘柄に市場の関心が集まりやすいだろう。

LINE が 7 月 15 日に東証上場へ

出所:フィスコ作成

テーマ別分析

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Market展望

■キャッシュリッチの割安銘柄

出所:フィスコアプリより作成

カテゴリー考察 スクリーニング分析

エフィッシモの川崎汽船買い増しで注目される銘柄群

■キャッシュリッチの割安銘柄に注目

先週末の報道では、エフィッシモ・キャピタル・マネージメントが川崎汽船株を買い増していると伝わっている。保有比率は直

近で34.11%にまで上昇しているようだ。議決権ベースで3分の1を超過、株主総会の特別決議で拒否権を行使できる状況となっ

ている。PBRが解散価値とされる1倍を割り込んでいること、現預金が足元の時価総額を上回る水準であることから、現預金を生

かした株主還元余地に注目した可能性もあるとされている。

株主還元策に対する市場の関心が高まるなかで、こうした投資ファンドの動きは広がっていく可能性が高いといえよう。今回の

報道を受けて、キャッシュリッチ銘柄に対する市場の注目度が高まる余地を考え、割安・キャッシュリッチ銘柄のスクリーニング

を行った。リストの銘柄から第二の川崎汽船などが表面化してくる可能性もありそうだ。

スクリーニング要件としては、1、ネットキャッシュ(現金同等物-有利子負債)が時価総額の100%以上、2、PBRが1倍未満、

3.有配、4.時価総額が50億円以上、5.金融関連セクターを除くとしている。

スクリーニング

コード 銘柄6/10株価

(円)市場

時価総額(億円)

PBR(倍)

配当利回り(%)

ネットキャッシュ/時価

総額(%)

1827 ナカノフドー 475 東証1部 164 0.82 1.47 133.4

1868 三井ホーム 480 東証1部 319 0.67 3.33 103.3

1897 金下建 441 東証2部 84 0.33 2.27 125.2

1904 大成温 518 JASDAQ 74 0.35 6.95 115.7

1905 テノックス 776 JASDAQ 60 0.53 3.74 141.9

1981 協和日成 492 JASDAQ 58 0.45 3.05 106.4

2344 平安レイ 647 JASDAQ 95 0.55 3.40 112.6

3157 ジューテックH 525 JASDAQ 63 0.57 1.90 136.8

3396 フィリシモ 1041 東証1部 105 0.41 0.48 162.2

4955 アグロカネショウ 1048 東証1部 140 0.88 2.10 100.4

5951 ダイニチ工 619 東証1部 118 0.45 3.55 103.0

6257 藤商事 1045 JASDAQ 255 0.50 4.78 101.8

6382 トリニ工 430 東証2部 78 0.37 3.49 106.4

6804 ホシデン 673 東証1部 469 0.54 0.89 100.5

6820 アイコム 2117 東証1部 314 0.59 1.70 105.4

6822 大井電気 360 JASDAQ 53 0.55 2.78 103.2

6930 日アンテナ 574 JASDAQ 82 0.34 3.66 148.5

7014 名村造 654 東証1部 451 0.42 3.06 150.1

7235 東ラジエタ 450 東証2部 65 0.34 2.22 119.0

7500 西川計測 1497 JASDAQ 51 0.75 3.01 131.1

7908 KIMOTO 162 東証1部 89 0.43 2.47 116.6

9709 NCS&A 244 東証2部 53 0.50 2.46 109.8

9872 北 恵 500 東証2部 50 0.46 2.80 131.6

9885 シャルレ 470 東証2部 99 0.43 3.19 105.5

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Market展望

追加 除外

カテゴリー考察 先週の話題レポート

JPX 日経インデックス 400 銘柄入れ替え予想

■岡三証券では 8 月末の定期入替銘柄を予想

岡三証券では、2016年8月末に行われるJPX日経インデックス400の定期銘柄入れ替え(発表は2016年8月5日)の候補銘柄

予想を行った。予想は5月末時点のデータを用いて行っている。構成銘柄では、トヨタ<7203>との株式交換により2016 年 7月に

上場廃止予定のダイハツ工業<7262>の補充が行われるため、除外銘柄よりも追加銘柄のほうが1銘柄多くなる。

■JPX 日経インデックス 400 銘柄入れ替え予想(岡三証券)

出所:岡三証券

先週の話題レポート

No コード 銘柄名 東証業種 No コード 銘柄名 東証業種

1 9201 日本航空 空運業 1 6366 千代田化工建設 建設業

2 6723 ルネサスエレクトロニクス 電気機器 2 5706 三井金属 非鉄金属

3 3668 コロプラ 情報・通信業 3 6425 ユニバーサル 機械

4 7164 全国保証 その他金融業 4 5949 ユニプレス 輸送用機器

5 9506 東北電力 電気・ガス業 5 5002 昭和シェル石油 石油・石炭製品

6 6141 DMG森精機 機械 6 4201 日本合成化学工業 化学

7 9533 東邦ガス 電気・ガス業 7 1722 ミサワホーム 建設業

8 7735 SCREENHD 電気機器 8 7278 エクセディ 輸送用機器

9 7230 日信工業 輸送用機器 9 9783 ベネッセHD サービス業

10 2337 いちごグループHD 不動産業 10 8334 群馬銀行 銀行業

11 1332 日本水産 水産・農林業 11 8359 八十二銀行 銀行業

12 3148 クリエイトSDHD 小売業 12 6727 ワコム 電気機器

13 4182 三菱ガス化学 化学 13 7287 日本精機 輸送用機器

14 2379 ディップ サービス業 14 6460 セガサミーHD 機械

15 9502 中部電力 電気・ガス業 15 8253 クレディセゾン その他金融業

16 4626 太陽HD 化学 16 8572 アコム その他金融業

17 1720 東急建設 建設業 17 8382 中国銀行 銀行業

18 8078 阪和興業 卸売業 18 6995 東海理化 輸送用機器

19 6758 ソニー 電気機器 19 4095 日本パーカライジング 化学

20 9684 スクウェア・エニックス・HD 情報・通信業 20 8088 岩谷産業 卸売業

21 9744 メイテック サービス業 21 4206 アイカ工業 化学

22 2327 NSSOL 情報・通信業 22 8356 十六銀行 銀行業

23 9086 日立物流 陸運業 23 4676 フジ・メディア・HD 情報・通信業

24 7762 シチズンHD 精密機器 24 6474 不二越 機械

25 7976 三菱鉛筆 その他製品 25 8870 住友不動産販売 不動産業

26 5423 東京製鉄 鉄鋼 26 8544 京葉銀行 銀行業

27 1835 東鉄工業 建設業 27 7860 エイベックス 情報・通信業

28 2440 ぐるなび サービス業 28 4924 シーズ・HD 化学

29 6750 エレコム 電気機器 29 6486 イーグル工業 機械

30 7148 FPG 証券・商品先物取引業 30 8214 AOKIHD 小売業

31 6324 ハーモニック 機械 31 9375 近鉄エクスプレス 倉庫・運輸関連業

32 4114 日本触媒 化学 32 5857 アサヒHD 非鉄金属

33 7729 東京精密 精密機器 33 1911 住友林業 建設業

34 4506 大日本住友製薬 医薬品 34 7014 名村造船所 輸送用機器

35 4118 カネカ 化学

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Market展望

3日申し込み時点の2市場信用残高は、買い残高が527

億円増の2 兆 5426 億円、売り残高が192 億円減の6777

億円だった。買い残高が3週ぶりに増加し、売り残高が3

週ぶりに減少した。信用倍率(買い残高÷売り残高)は

3.75倍と前週の3.57倍から上昇。買い方の信用評価損益

率は-11.32%から-10.48%に若干改善し、売り方の評価

損益率は+1.71%から+1.89%に上昇している。

この週(5月30日-6月3日)の日経平均株価は、先週

末比 192.61 円安の 16642.23 円だった。安倍首相は消費

税率 10%への引き上げを、2 年半延期することを正式に

表明。市場反応として日経平均は 17000 円割れ、為替市

場では 1 ドル 108 円台の円高へと、結果的にはアベノミ

クスに対する懸念が意識される格好となった。

個別では内需・ディフェンシブ系に取り組みに厚みが

増す動きが目立つ。大正薬 HD<4581>は、今期営業増益見

込みが評価された 5 月半ば以降、上昇トレンドが継続。

ツルハ HD<3391>は既存店売上高の前年割れでいったん売

られたが、結果的には新規売りが積み上がり、その後の

踏み上げ的な流れにつながった。

コード 市場 銘柄6/10終値

(円)

信用買残

(6/3:株)

信用売残

(6/3:株)

信用倍率

(6/3:倍)

信用買残

(5/27:株)

信用売残

(5/27:株)

信用倍率

(5/27:倍)

4581 東証1部 大正薬HD 10,650.0 2,000 166,700 0.01 4,500 165,000 0.03

3391 東証1部 ツルハHD 11,680.0 17,700 95,100 0.19 25,700 49,800 0.52

9627 東証1部 アインHD 7,410.0 16,200 196,700 0.08 21,300 105,900 0.20

7453 東証1部 良品計画 26,170.0 68,200 73,400 0.93 96,000 53,100 1.81

3197 東証1部 すかい 1,300.0 991,900 1,042,400 0.95 1,085,000 626,200 1.73

2801 東証1部 キッコーマン 3,895.0 183,000 467,000 0.39 280,000 477,000 0.59

6098 東証1部 リクルートHD 3,815.0 155,400 554,200 0.28 178,300 433,600 0.41

4911 東証1部 資生堂 2,819.5 120,900 847,800 0.14 165,100 817,900 0.20

9766 東証1部 コナミ HD 4,085.0 84,400 667,400 0.13 148,500 795,600 0.19

9517 東証1部 イーレックス 2,215.0 1,289,200 714,600 1.80 1,749,300 697,900 2.51

9983 東証1部 ファーストリテイ 29,815.0 393,300 306,600 1.28 486,000 275,500 1.76

2413 東証1部 エムスリー 3,480.0 370,500 387,600 0.96 421,300 329,000 1.28

4587 東証1部 ペプチド 7,150.0 2,681,200 1,873,300 1.43 2,930,100 1,547,900 1.89

5122 東証1部 オカモト 1,095.0 235,000 1,117,000 0.21 287,000 1,033,000 0.28

2702 JASDAQ マクドナルド 2,985.0 171,800 1,494,100 0.11 192,200 1,366,400 0.14

カテゴリー考察-信用需給動向 Market Data

内需・ディフェンシブ系に取り組みに厚みが増す動き

取組みが改善した銘柄

信用倍率(倍)

信用残高 金額ベース 単位:百万円

信用需給動向

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Market展望 連載コラム

原油価格は夏場以降に再び安値圏推移か

6 月 2 日にウィーンで開催された石油輸出国機構(OPEC)総

会では主要産油国間で需給改善に向け歩調が合わず、物別

れに終わりました。これを受け、世界的な供給過剰懸念が再

び浮上し、原油価格は 2016 年後半に下落に向かう可能性が

出てきました。春先以降持ち直したかにみえたのも束の間、

金融市場のリスク要因として注視する必要がありそうです。

主要産油国は今年4 月17 日、カタールの首都ドーハで原油

安に歯止めをかけるため、増産の凍結を目指し原油市場安定

化に向けた会合を開きました。OPEC 加盟国や非加盟 18 カ国

は、サウジアラビア、ロシア、カタール、ベネズエラの4カ国が

すでに暫定合意していた増産の凍結に関し協議しましたが、

経済制裁を解除されたばかりイランが拒否。このようにドーハ

での協議が難航したため、6 月2 日の OPEC 総会では増産凍

結に向けた生産調整が模索されていましたが、今回も合意は

見送られました。

4 月のドーハ会合後、供給過剰が解消されないにもかかわ

らず原油価格は持ち直していきました。期待が高まっていた

連邦準備制度理事会(FRB)の利上げと日銀の追加金融緩和

がともに見送られ、ユーロ選好地合いとなってドルが相対的

に弱まり、割安感から原油に買いが入ったためだとみられま

す。これをきっかけに原油価格はしっかりの値動きとなり、米

原油先物ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は

2003年以来、13年ぶりの安値となった2月の26ドル台から足

元は 50 ドル付近と 2 倍近くの水準に切り返しています。

原油価格は年前半に上昇傾向を示しても、年後半は一転し

て下落基調となることがあるようです。例えば、2008 年のリー

マン・ショックの年が顕著でしたが、昨年もそうでした。2015 年

の年明け以降、原油価格は 1 バレル=45-50 ドルを中心レン

ジに推移した後、5-6月は60ドルまで上昇しましたが、その後

は軟調地合いとなり、年末は 30 ドル台前半まで下落。米大手

証券は2016年中には20ドル割れと予想していました。需要サ

イドと供給サイドの双方の問題は依然変わっておらず、今年も

昨年と同じような展開になる可能性があります。

需要サイドの問題点として真っ先に挙げられるのは、エネル

ギー消費大国である中国の経済に明るさが戻っていないこと

です。今年に入っても、中国の経済指標は前年を割り込むケ

ースが多く、先行きの不透明感が深まったままです。昨年は

よく聞かれた「中国経済の減速懸念」はもはや当たり前すぎて

誰も言わなくなったようですが、やはり世界経済の原動力が

活発にならないと、回復には向かわないでしょう。

米国経済にも不透明感が広がり始めています。特に、6 月 3

日に発表された5月の雇用統計では、非農業部門雇用者数の

伸びが2010年9月以来という低水準にとどまりました。連邦準

備制度理事会(FRB)のイエレン議長は「他の雇用関連指標に

ついては楽観的」としていますが、実際にはそれほど楽観視

できる材料は見当たりません。ただ、幸いにも、今回の雇用統

計によって早期利上げ観測が遠のいたため、ドルは下落する

可能性があります。それが原油の下値をサポートするかもし

れません。そうでなければ、まさに「火(金融市場の混乱)に

油」でしょう。

連載コラム

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Market展望 資料編 今週のMarket Data

1 スケジュール 経済カレンダー 2-4

決算カレンダー 5

2 レーティング 格上げ・買い推奨 6

格下げ・売り推奨 7

3 投資主体別売買動向 総括コメント 8

市場別データ 9

4 新規上場銘柄 結果とスケジュール 10

5 一目均衡表雲抜け銘柄 雲上抜け銘柄(東証1部) 11

雲下抜け銘柄(東証1部) 12

今週のマーケットデータ

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Vol. 171 Weekly 2016 06 13

週刊相場観測誌

Market展望 経済カレンダー - 1

Market Data

6月13日~6月18日 ※全て日本時間で表示

経済カレンダー

日付 曜日 時間 内容

6月13日 月 08:50 法人企業景気予測調査(4-6月)

11:00 中・鉱工業生産(5月)

11:00 中・小売売上高(5月)

11:00 中・固定資産投資(5月)

20:25 ブ・週次景気動向調査

21:00 印・消費者物価指数(5月)

露・株式市場は祝日のため休場

独首相が訪中(14日まで)

中・資金調達総額(中国元)(5月、15日までに)

中・マネーサプライ(5月、15日までに)

中・元建て新規貸出残高(5月、15日までに)

6月14日 火 13:30 経済同友会の小林代表幹事が会見

15:30 印・卸売物価指数(5月)

17:30 英・消費者物価コア指数(5月)

17:30 英・生産者物価産出コア指数(5月)

18:00 欧・ユーロ圏鉱工業生産指数(4月)

21:00 ブ・小売売上高(4月)

21:30 米・小売売上高(5月)

23:00 米・企業在庫(4月)

米・連邦公開市場委員会(FOMC)(15日まで)

米・ゲーム見本市「E3」(ロサンゼルス、16日まで)

6月15日 水 07:45 NZ・経常収支(1-3月)

13:00 マンション発売(5月)

14:00 日銀政策委員会・金融政策決定会合(16日まで)

16:00 訪日外国人客数(5月)

17:30 英・失業率(5月)

17:30 英・ILO失業率(3カ月)(4月)

18:00 欧・貿易収支(4月)

20:00 米・MBA住宅ローン申請指数(先週)

21:30 米・生産者物価コア指数(5月)

21:30 米・ニューヨーク連銀製造業景気指数(6月)

22:15 米・鉱工業生産指数(5月)

22:15 米・設備稼働率(5月)

27:00 米・連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利発表、声明・経済予測発表

ホープが東証マザーズに新規上場(公開価格:1400円)

アトラエが東証マザーズに新規上場(公開価格:5400円)

ブ・経済活動(4月、16日までに)

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Market展望 経済カレンダー - 2

Market Data

6月13日~6月18日 ※全て日本時間で表示

日付 曜日 時間 内容

6月16日 木 05:00 米・対米証券投資収支(4月)

07:45 NZ・GDP速報(1-3月)

08:50 対外対内証券売買(先週)

09:00 日銀政策委員会・金融政策決定会合(2日目、終了後直ちに結果発表)

10:30 豪・失業率(5月)

15:00 欧・欧州新車販売台数(5月)

15:30 黒田日銀総裁が会見

16:30 欧・スイス中央銀行が政策金利発表

17:30 英・小売売上高指数(5月)

18:00 欧・ユーロ圏消費者物価指数改定値(5月)

20:00 英・イングランド銀行(英中央銀行)が政策金利発表

20:30 ブ・金融政策委員会(COPOM)議事録公表

21:30 米・経常収支(1-3月)

21:30 米・新規失業保険申請件数(先週)

21:30 米・フィラデルフィア連銀製造業景況指数(6月)

21:30 米・消費者物価コア指数(5月)

22:45 米・消費者信頼感指数(先週)

22:45 米・経済期待指数(6月)

23:00 米・NAHB住宅市場指数(6月)

農総研が東証マザーズに新規上場(公開価格:1050円)

米・決算発表 オラクル

欧・ECB経済報告

欧・ユーロ圏財務相会合

亜・インドネシア中央銀行が政策金利発表

6月17日 金 08:50 資金循環統計速報(1-3月、日銀)

17:00 欧・経常収支(4月)

21:30 印・外貨準備

21:30 米・住宅着工件数(5月)

21:30 米・住宅建設許可件数(5月)

やまみが東証ジャスダックに新規上場(公開価格:1690円)

欧・ECB総裁が講演(ミュンヘン)

欧・欧財務相理事会

6月18日 土 中・新築住宅価格(5月)

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Market展望 スケジュール 日米主要経済指標のポイント

■(米)5 月小売売上高

14 日(火)午後9 時30 分発表予定

(予想は前月比+0.3%) 参考となる4月実績は前月比+1.3%で市場予想の同+0.8%を大幅に上回った。3月に減少した反動増

との見方もあるが、雇用・所得の改善を示唆する内容となった。5月については4月に大幅増となった反動で伸び悩む可能性が

あるが、食料品店やオンライン販売は順調とみられており、市場予想は妥当な水準か。

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■(米)連邦公開市場委員会(FOMC)会合

15 日(水)日本時間16 日午前3 時結果判明

(予想は政策金利の据え置き) 米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長は6日に講演を行い、「経済の見通しに新たな疑問が

生じた」と指摘した。14-15日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げは見送りとなる見込み。7月追加利上げの

可能性は残るものの、過半数の市場関係者は追加利上げ時期が9月以降になると想定している。5月米失業率は4.7%に低下し

たが、平均時間給と不完全雇用率は4月実績と同水準であり、現時点でインフレ加速を示唆する兆候は表れていない。

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■(日)日本銀行金融政策決定会合

16 日(木)決定会合の終了予定時刻は未定

(予想は金融政策の現状維持) 前回(4月27-28日開催分)の「金融政策決定会合における主な意見」によると、金融政策運

営に関して「マイナス金利付き量的・質的金融緩和の効果は、実体経済や物価面にも着実に波及していく」との見解が表明され

ていた。一方で「マイナス金利政策効果の浸透度合いを見極めていくべき」との慎重な意見もあった。原油価格の上昇や 1-3

月期国内総生産は上方修正されていることを考慮すると、追加緩和策をただちに講じる必要はなく、政策効果の浸透度合いを見

極めていくことが適当であるとみられる。

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■(米)5 月消費者物価コア指数

16 日(木)午後9 時30 分発表予定

(予想は前年比+2.2%) 参考となる4月実績は前月比+0.2%、前年比+2.1%だった。家賃や医療費、自動車保険料、航空運賃

の上昇が押し上げた。5月については、衣料品の価格低下が予想されるが、家賃や医療費の上昇は続くとみられており、その他

のサービス項目の一部も上昇が予想されていることから、コアインフレ率は4月実績と同水準かやや上回る見込み。

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日米主要経済指標のポイント

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Market展望

日付 コード 銘柄 上場部名 時刻 日付 コード 銘柄 上場部名 時刻

6月13日 1758 太洋基礎 ジャスダックS

6月13日 2424 ブラス マザーズ

6月13日 2830 アヲハタ 東証2部

6月13日 2923 サトウ食品 東証2部

6月13日 3038 神戸物産 東証1部

6月13日 3195 ジェネパ マザーズ

6月13日 3361 トーエル 東証1部

6月13日 3421 稲葉製作 東証1部

6月13日 3770 ザッパラス 東証1部

6月13日 4287 ジャストプラ ジャスダックS

6月13日 6336 石井表記 東証2部

6月13日 6630 ヤーマン 東証1部

6月13日 6905 コーセル 東証1部

6月13日 7850 総合商研 ジャスダックS

6月13日 7856 萩原工業 東証1部

6月13日 8077 小林産 東証1部

6月13日 8079 正栄食 東証2部

6月13日 8972 ケネディオフィ 東証REIT

6月13日 9425 日本テレホン ジャスダックS

6月13日 9637 OS映 東証2部

6月14日 1766 東建コーポ 東証1部

6月14日 2315 SJI ジャスダックS

6月14日 3159 丸善CHI 東証1部

6月14日 3309 積水ハウスR 東証REIT

6月14日 3391 ツルハHD 東証1部

6月14日 3444 菊池製作 ジャスダックS

6月14日 3665 エニグモ マザーズ

6月14日 3931 バリュゴルフ マザーズ

6月14日 4592 サンバイオ マザーズ

6月14日 5218 オハラ 東証1部

6月14日 6037 ファーストロジ 東証1部

6月14日 6065 サクセスHD 東証1部

6月14日 6192 HyAS&Co. マザーズ

6月14日 7827 オービス ジャスダックS

6月14日 7968 TASAKI 東証1部

6月14日 8925 アルデプロ 東証2部

6月14日 8927 明豊エンター ジャスダックS

6月14日 8979 スターツPR 東証REIT

6月15日 3287 星野RR 東証REIT

6月15日 3298 インベスコ 東証REIT

6月15日 3451 トーセイ・リート 東証REIT

6月16日 7545 西松屋チェ 東証1部

6月17日 2786 サッポロDGS 東証1部

6月17日 7623 サンオータス ジャスダックS

6月17日 8956 プレミア投 東証REIT

決算カレンダー

Market Data

※括弧内は決算説明会の予定日。なお、下記のカレンダーはあくまでも予定で企業の都合により変更される可能性があります。

決算カレンダー

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Market展望

日付 証券会社 コード 社名 レーティング 目標株価(円)

6月6日 CS 1801 大成建 UNDERPERFORM→OUTPERFORM格上げ 800→990

JPモルガン 1803 清水建 NEUTRAL→OVERWEIGHT格上げ -

SMBC日興 7012 川重 3→2格上げ 300→340

ゴールドマン 4536 参天薬 中立→買い格上げ 1950→2050

シティ 2914 JT 1新規 4900

9502 中部電 3→2格上げ 1450→1500

9503 関西電 2→1格上げ 1250

9505 北陸電 3→2格上げ 1500→1400

9507 四国電 3→1格上げ 1500→1450

9508 九州電 2→1格上げ 1250

みずほ 2768 双日 買い新規 300

三菱UFJ 5727 邦チタニウム NEUTRAL→OVERWEIGHT格上げ 1910→1250

7817 パラベッド NEUTRAL→OVERWEIGHT格上げ 3490→5440

東海東京 7867 タカラトミー OUTPERFORM新規 1300

6月7日 SMBC日興 6361 荏原 2→1格上げ 500→680

みずほ 6504 富士電機 中立→買い格上げ 550→600

メリルリンチ 4183 三井化学 UNDERPERFORM→買い格上げ -

岡三 4901 富士フイルム 強気新規 5200

6月8日 SMBC日興 1911 住友林 3→2格上げ 1400→1700

1925 大和ハウス 2→1格上げ 3600→3900

9008 京王 3→2格上げ 950→990

9506 東北電 2→1格上げ 1600

岩井コスモ 5288 アジアパイル B+新規 -

みずほ 9502 中部電 中立→買い格上げ 1480→1650

岡三 6923 スタンレ電 強気新規 2840

6月9日 JPモルガン 2432 DeNA OVERWEIGHT新規 -

2678 アスクル OVERWEIGHT新規 -

4755 楽天 OVERWEIGHT新規 -

7974 任天堂 OVERWEIGHT新規 -

9684 スクエニHD OVERWEIGHT新規 -

UBS 8985 JHR NEUTRAL→BUY格上げ 96000→105000

岩井コスモ 3443 川田TECH A新規 -

8242 H2Oリテイル B+→A格上げ -

三菱UFJ 9413 テレ東HD UNDERWEIGHT→NEUTRAL格上げ 1690→2270

モルガン 2768 双日 UNDERWEIGHT→EQAULWEIGHT格上げ -

大和 6641 日新電 2新規 1700

野村 4593 ヘリオス BUY新規 3100

6月10日 SMBC日興 7532 ドンキホーテH 1新規 4700

8273 イズミ 1新規 5300

岩井コスモ 4369 トリケミカル A新規 -

シティ 6503 三菱電 2→1格上げ 1600

レーティング 格上げ・買い推奨

格上げ・買い推奨

※下記のレーティングや目標株価は証券各社が発表したもののうち、フィスコが把握したものを集計しています。

格上げ・買い推奨

※下記のレーティングや目標株価は証券各社が発表したもののうち、フィスコが把握したものを集計しています。

レーティング

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Market展望

日付 証券会社 コード 社名 レーティング 目標株価(円)

6月6日 CS 1802 大林組 OUTPERFORM→NEUTRAL格下げ 1400→1300

1812 鹿島 NEUTRAL→UNDERPERFORM格下げ 800→700

JPモルガン 1812 鹿島 OVERWEIGHT→NEUTRAL格下げ -

SMBC日興 7003 三井造 1→2格下げ 250→200

UBS 6902 デンソー 買い→中立格下げ -

みずほ 8002 丸紅 買い→中立格下げ 700→550

8031 三井物 買い→UNDERPERFORM格下げ 1800→1150

8053 住友商 買い→UNDERPERFORM格下げ 1300→950

6月7日 JPモルガン 3197 すかい OVERWEIGHT→NEUTRAL格下げ -

SMBC日興 6305 日立建 2→3格下げ 1600→1500

6849 日光電 2→3格下げ 2600

いちよし 3193 鳥貴族 A→B格下げ -

みずほ 2002 日清粉G 買い→中立格下げ 2020→1870

メリルリンチ 3863 日本紙 中立→UNDERPERFORM格下げ -

三菱UFJ 6773 パイオニア NEUTRAL→UNDERWEIGHT格下げ 230→190

6849 日光電 OVERWEIGHT→NEUTRAL格下げ 3260→3050

東海東京 2127 M&A OUTPERFORM→NEUTRAL格下げ 6153→6890

6013 タクマ OUTPERFORM→NEUTRAL格下げ 1050→1020

6134 フジキカイ OUTPERFORM→NEUTRAL格下げ 1380→1100

6740 JDI OUTPERFORM→NEUTRAL格下げ 200

6月8日 SMBC日興 5332 TOTO 2→3格下げ 3750→4000

5947 リンナイ 2→3格下げ 9700→9000

9507 四国電 1→2格下げ 2000→1200

シティ 6326 クボタ 1→2格下げ 1720→1550

メリルリンチ 6366 千代建 UNDERPERFORM新規 -

6月9日 JPモルガン 3632 グリー UNDERWEIGHT新規 -

3659 ネクソン UNDERWEIGHT新規 -

みずほ 5541 大平金 中立→UNDERPERFORM格下げ 290→280

5707 東邦鉛 買い→中立格下げ 360

モルガン 8002 丸紅 OVERWEIGHT→EQAULWEIGHT格下げ -

6月10日 UBS 5713 住友鉱 NEUTRAL→SELL格下げ 1100→970

5714 DOWA BUY→NEUTRAL格下げ 830→660

岩井コスモ 6740 JDI A→B+格下げ -

ドイツ 8358 スルガ銀 BUY→HOLD格下げ 2380→2630

大和 5711 三菱マ 2→3格下げ 420→340

野村 8750 第一生命 BUY→NEUTRAL格下げ 2050→1490

レーティング 格下げ・売り推奨

格下げ・売り推奨

※下記のレーティングや目標株価は証券各社が発表したもののうち、フィスコが把握したものを集計しています。

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Vol. 171 Weekly 2016 06 13

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Market展望

投資主体別売買動向 - 1 総括コメント

6月第1週の投資主体別売買動向によると、外国人投資家は総合で1415億円と売り越しに転じた。現物については売り越し継続

となった。また、個人投資家は372億円と買い越しに転じた。

その他、事法は1174億円と買い越し継続となった。投信は844億円、生・損保は297億円、信託は212億円と売り越し継続と

なった。都地銀は182億円と売り越しに転じた。自己はTOPIX先物、225先物買いの、現物売りで1263億円と買い越しに転じた。

この週の裁定残は、ネットベースで732億円減少の1兆6847億円となった。なお、週間の騰落率は日経平均で1.14%の下落へ。

外国人投資家は総合で売り越しに転じる

投資主体別売買動向

個人 単位:億円 外国人 単位:億円

生・損保 単位:億円 信託銀 単位:億円

投信 単位:億円 事業法人 単位:億円

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週刊相場観測誌

Market展望

投資主体別売買動向 - 2

市場別データ

単位:億円

日付 自己 個人 外国人 投信 事業法人 生・損保 都地銀 信託銀

16/02/22 ▲1,262 ▲417 ▲4,082 1,174 189 ▲37 110 3,848

16/02/29 ▲149 ▲1,989 ▲954 557 ▲294 ▲27 ▲44 2,813

16/03/07 8,768 2,038 ▲11,932 ▲223 334 ▲272 84 737

16/03/14 1,759 1,875 ▲4,580 229 93 ▲101 ▲64 182

16/03/22 381 ▲205 ▲2,043 80 ▲232 ▲143 ▲45 1,831

16/03/28 ▲493 1,107 ▲79 287 9 ▲443 ▲65 ▲581

16/04/04 ▲2,683 111 327 414 376 ▲40 ▲147 1,542

16/04/11 ▲1,646 ▲3,466 3,849 1,075 88 ▲208 ▲230 891

16/04/18 1,032 ▲4,606 5,321 ▲156 ▲103 ▲143 ▲116 ▲698

16/04/25 84 1,013 ▲892 ▲151 368 ▲233 ▲90 ▲313

16/05/02 ▲890 2,617 ▲3,143 ▲113 322 117 79 578

16/05/09 ▲1,866 ▲137 568 289 648 ▲138 262 237

16/05/16 ▲47 ▲1,301 22 ▲265 1,308 148 ▲122 179

16/05/23 1,229 ▲1,104 ▲705 ▲293 802 ▲118 ▲87 158

16/05/30 ▲116 349 ▲1,462 ▲250 1,150 ▲172 ▲94 512

単位:億円

日付 自己 個人 外国人 投信 事業法人 生・損保 都地銀 信託銀

16/02/22 29 31 ▲61 ▲166 5 35 125 7

16/02/29 355 13 ▲161 ▲72 9 ▲252 57 37

16/03/07 ▲784 235 281 ▲24 116 ▲108 117 78

16/03/14 ▲199 ▲91 83 280 ▲1 41 9 ▲128

16/03/22 ▲795 72 828 121 2 97 ▲4 ▲347

16/03/28 ▲385 ▲105 ▲3,598 452 ▲25 ▲284 0 4,012

16/04/04 1,448 ▲169 ▲869 3 ▲115 ▲72 ▲9 ▲21

16/04/11 752 150 35 ▲595 22 ▲132 ▲44 ▲210

16/04/18 ▲1,026 73 1,333 ▲423 ▲3 29 ▲20 ▲58

16/04/25 439 ▲57 18 ▲292 4 66 72 ▲216

16/05/02 991 ▲64 ▲922 ▲28 ▲0 188 20 ▲175

16/05/09 1,307 108 ▲1,118 ▲189 0 7 ▲37 ▲143

16/05/16 ▲488 ▲8 605 ▲55 3 ▲110 18 52

16/05/23 ▲259 ▲3 65 198 3 48 1 ▲161

16/05/30 690 ▲1 480 ▲370 ▲6 ▲115 ▲19 ▲706

単位:億円

日付 自己 個人 外国人 投信 事業法人 生・損保 都地銀 信託銀

16/02/22 ▲572 ▲122 594 95 2 67 131 ▲126

16/02/29 251 ▲213 ▲465 362 ▲6 138 ▲21 55

16/03/07 1,053 360 ▲943 ▲383 ▲111 66 187 79

16/03/14 ▲505 ▲120 1,645 ▲1,280 34 157 ▲85 113

16/03/22 ▲1,948 8 897 856 ▲16 63 140 105

16/03/28 268 ▲44 1,033 ▲1,589 13 ▲142 138 208

16/04/04 442 ▲110 ▲902 1,193 99 0 ▲399 ▲519

16/04/11 89 ▲328 2,006 ▲710 ▲35 ▲210 ▲144 ▲124

16/04/18 ▲49 186 1,442 ▲1,615 ▲4 9 216 47

16/04/25 ▲147 106 2,860 ▲2,588 8 ▲39 ▲106 ▲333

16/05/02 585 116 ▲1,621 819 1 0 89 49

16/05/09 1,546 ▲135 ▲2,478 1,244 7 ▲101 ▲218 130

16/05/16 ▲231 11 ▲208 616 ▲16 ▲20 127 ▲285

16/05/23 ▲802 ▲20 1,238 ▲436 ▲19 ▲10 151 ▲44

16/05/30 689 24 ▲433 ▲224 30 ▲10 ▲69 ▲18

TOPIX先物

日経平均先物

現物

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週刊相場観測誌

Market展望

新規上場銘柄

新規上場銘柄 結果とスケジュール

※ データは直近の新規上場銘柄の結果とスケジュールを全て掲載しています。

証券会社によって取り扱いが異なりますので、お取引の際は各証券会社にご確認ください。

銘柄名 コード 市場 上場日仮条件

(円)

公募株数

(株)

売出株数

(株)

公募価格

(円)

初値

(円)主幹事

6/10終値

(円)

ホープ 6195 東M・福Q 6/15 1,300~1,400 110,000 198,700 1,400 - みずほ -

事業内容: 自治体向け財源確保支援サービス

アトラエ 6194 東M 6/15 5,030~5,400 95,000 162,600 5,400 - 大和 -

事業内容: 成功報酬型求人メディア「Green」、タレントマイニングサービス「TalentBase」及び完全審査制AIビジネスマッチングアプリ「yenta」等の企画・運営

農業総合研究所 3541 東M 6/16 1,010~1,050 270,000 155,500 1,050 - 大和 -

事業内容:

やまみ 2820 JQ S 6/17 1,650~1,690 720,000 510,500 1,690 - みずほ -

事業内容: 豆腐、厚揚げ、油揚げ等の製造、販売

AWSホールディングス 3937 東M 6/21 2,290~2,490 110,000 16,500 2,490 - SBI -

事業内容: フィリピン子会社を活用したシステムソリューションの提供及び医療情報システムのソフトウェア商品の開発・販売等

ストライク 6196 東M 6/21 2,940~3,440 166,000 61,500 - - SMBC日興 -

事業内容: M&A(株式譲渡・事業譲渡・合併等の組織再編・資本提携等)の仲介業務及びこれに付随する業務

ジェイリース 7187 東M 6/22 3,000~3,100 150,000 135,000 - - みずほ -

事業内容: 家賃債務保証事業

バーチャレクス・コンサルティング 6193 東M 6/23 1,030~1,090 120,000 964,000 - - 野村 -

事業内容: CRMプロセスの導入・構築に係るコンサルティング、システムソリューション提供及びコールセンター等の運営受託業務

キャリア 6198 東M 6/27 1,850~1,950 150,000 345,000 - - SMBC日興 -

事業内容: 高齢化社会型人材サービス(シニア人材の活用コンサルティング・派遣・紹介及び介護施設等への看護師や介護士の派遣・紹介)

ベガコーポレーション 3542 東M 6/28 1,440~1,600 410,000 430,000 - - 野村 -

事業内容: 家具・インテリア等のインターネット通信販売事業、越境市場をターゲットとしたグローバルECサイトの運営等

ソラスト 6197 東1or2 6/29 - 0 9,835,000 - - SMBC日興 -

事業内容: 医療関連受託事業、介護・保育事業等

コメダホールディングス 3543 東1or2 6/29 1,780~1,960 0 26,700,000 - - 大和・MUMSS -

事業内容: 珈琲所コメダ珈琲店チェーン等を運営する子会社の経営管理及びそれに付帯又は関連する業務等

セラク 6199 東M 7/1 - 406,000 408,000 - - SMBC日興 -

事業内容:

LINE 3938 東1or2 7/15 - 35,000,000 0 - - 野村 -

事業内容:

ソリューションサービスおよびオンサイトサービス(ITインフラ事業、スマートソリューション事業、WEBマーケティングコミュニケーション事業)、農

業IoTソリューションサービス

生産者及び農産物直売所と連携し、スーパー等の直売所コーナーで委託販売を行うための物流・情報・決済のプラットフォームを提供する農家の直売所事業

モバイルメッセージャー・アプリケーション「LINE」によるコミュニケーション、コンテンツ、広告等のサービスを提供する LINE ビジネス・ポータル事業

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Market展望

コード 銘柄終値(円)

先行スパンA(円)

先行スパンB(円)

コード 銘柄終値(円)

先行スパンA(円)

先行スパンB(円)

1911 住友林 1556 1533 1401 1952 新日空調 1051 1045 1033.5

2201 森永菓 659 615.25 521 2206 グリコ 6200 6092.5 5682.5

2217 モロゾフ 429 428.25 415 2692 伊藤忠食 4120 4101.25 4095

2810 ハウス食G 2331 2253 2322.5 3341 日本調剤 4905 4843.75 4097.5

3668 コロプラ 2509 2284.5 2369.5 4687 TDCソフト 676 675.75 635.5

4751 サイバーエージ 5720 5072.5 5690 4828 東洋BENG 1400 1361.25 1395

4829 日本エンター 390 293.25 333 4848 フルキャストHD 857 844.75 793

4971 メック 956 813.25 817.5 5631 日製鋼所 490 453.25 478.5

5946 長府製 2700 2592.75 2680 6077 N・フィールド 1829 1583 1721.5

6098 リクルートHD 3815 3703.75 3797.5 6315 TOWA 934 814 872

6345 アイチコーポ 809 805 725 6361 荏原製 551 537 536.5

6791 コロムビア 473 471.75 444 6986 双葉電子 2013 1814.5 2001

7438 コンドーテック 774 760.5 768.5 7458 第一興商 4440 4340 4075

7522 ワタミ 1055 913.5 1044 7729 東精密 2612 2596.5 2519

7874 レック 1473 1319 1432.5 7956 ピジョン 3450 3237.25 3209

8032 紙パル商 341 334.5 337 8060 キヤノンMJ 2083 1910.5 2058

8168 ケーヨー 539 516.75 533.5 8918 ランド 24 15.75 21.5

9001 東武 564 562.5 551 9005 東急 947 932 859.5

9007 小田急 1195 1180.5 1183.5 9039 サカイ引越 3055 3052.5 2631

9042 阪急阪神 767 765.25 721 9956 バローHD 3035 2994 2930

一目均衡表雲抜け銘柄 雲上抜け銘柄(東証1部)

雲上抜け銘柄(東証1部)

一目均衡表 雲抜け銘柄

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Market展望 一目均衡表雲抜け銘柄

雲下抜け銘柄(東証1部)

コード 銘柄終値(円)

先行スパンA(円)

先行スパンB(円)

コード 銘柄終値(円)

先行スパンA(円)

先行スパンB(円)

1301 極洋 268 269 277.5 1762 高松G 2495 2547 2541

1871 PS三菱 388 392.5 422.5 1881 NIPPO 1907 2064.5 1925

1945 東京エネシス 1056 1102.5 1094.5 2749 JPHD 308 322.5 331.5

3193 鳥貴族 2060 2508.25 2188 3774 IIJ 2203 2299.25 2283.5

3822 Minori 870 992 874 3863 日本紙 1859 2038.25 1930.5

4044 セ硝子 520 558 524.5 4403 日油 912 930.75 913

4641 アルプス技 2200 2499.5 2219 4658 日本空調 512 565 513.5

4812 ISID 1734 2006 1815.5 4845 フュージョン 573 588 752

4929 アジュバン 900 927.5 919 4996 クミアイ化 754 1022.25 973.5

5947 リンナイ 9210 10127.5 9385 6059 ウチヤマHD 482 484.25 524.5

6143 ソディック 898 903 1040 6277 ホソカワミクロ 564 599 624.5

6508 明電舎 389 434.25 420 6875 メガチップス 1253 1294.5 1414

7239 タチエス 1640 1796.75 1753 7242 KYB 371 376 412

7459 メディパル 1837 2129.25 1853.5 7599 ガリバー 1039 1155.5 1047

7987 ナカバヤシ 276 304.75 280.5 8008 4℃ HD 2345 2667.5 2390.5

8179 ロイヤルHD 2012 2226.25 2023 8200 リンガハット 2404 2665 2436

8219 青山商 3780 4570 3907.5 8358 スルガ銀 2384 2432.5 2461

8585 オリコ 211 238.75 225 8860 フジ住宅 698 728.5 716.5

8923 トーセイ 781 788 802.5 9003 相鉄HD 616 691 645

9413 テレ東HD 2123 2205 2304 9602 東宝 2874 3130.75 3007

9607 AOI Pro 918 998.25 957 9719 SCSK 3670 4500 3936

9788 ナック 884 910.5 975.5

雲下抜け銘柄(東証1部)

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【ご投資にあたって】

【免責事項】

■ 金融商品(投資信託・外貨預金・公共債等)は、価格の変動等により損失が生じるおそれがあります。

〒730-0032  広島市中区立町2-30  ℡:082-245-5000 三 次 支 店 〒728-0013 三次市十日市東1-2-48 ℡:0824-62-3121

〒734-0007  ℡:082-252-8415 可 部 支 店 〒731-0221 広島市安佐北区可部5-13-12 ℡:082-815-2600

〒730-0032 広島市中区立町2-30  ℡:082-245-5035 五日市支店 〒731-5127 広島市佐伯区五日市7-4-33 ℡:082-922-0161

〒720-0808   ℡:084-922-1321 東広島支店 〒739-0014 東広島市西条昭和町3-21 ℡:082-422-3621

〒700-0826 ℡:086-222-1561 廿日市支店 〒738-0024 廿日市市新宮1-9-34 ℡:0829-31-6611

〒726-0004  府中市府川町337-1  ℡:0847-45-8500 岩 国 支 店 〒740-0017 岩国市今津町1-9-26 ℡:0827-22-3161

〒722-0035  尾道市土堂1-11-17  ℡:0848-23-8121 徳 山 支 店 〒745-0015 周南市平和通2-33 ℡:0834-31-5350

〒722-2323  尾道市因島土生町塩浜1894-10   ℡:0845-22-2291 防 府 支 店 〒747-0801 防府市駅南町4-1 ℡:0835-22-2871

〒725-0026 竹原市中央1-5-3   ℡:0846-22-2295 宇 部 支 店 〒755-0043 宇部市相生町3-15 ℡:0836-31-1105

〒723-0014 三原市城町1-5-12 ℡:0848-67-6681 萩 支 店 〒758-0027 萩市吉田町64-2 ℡:0838-25-2121

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なお、信用取引などを行う場合は、対象となる株式等または指標等の価格変動により損失の額がお客様の差し入れた委託保

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