Customers Mail Cloud Overview

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ククククククククク ククククククククククク E-Mail Delivery Platform as a Service Customers Mail Cloud

Transcript of Customers Mail Cloud Overview

クラウドから確実なメール配信をするために

E-Mail Delivery Platform as a Service

Customers Mail Cloud

ウェブサービスにおけるメールの役割

ショッピングサイトや予約サイト、 SNSなど様々なウェブサービスがお客様とのコミュニケーションを取る手段として、現在でもメールは重要な役割を持ちます。

ウェブサイトから送信するメール 注文受付 発送通知 予約受付 リマインド ブログ更新 各種お知らせ キャンペーン メールマガジン パスワード変更など

メール配信を取り巻く状況

お客様との重要なコニュニケーション手段であるメール。しかし、インターネット上のメールトラフィックの 50%以上はスパムメールであり、 outlook.com, gmail.com, yahoo などの ISPおよび携帯電話キャリアは、様々なスパムメール対策を実施しています。

様々なスパムメール対策 DNS Reverse Lookup IP Reputation SPF DKIM 受信レート制限 受信ブロック 受信拒否設定など

確実なメール配信を行うために

ISP各社のスパムメール対策を理解し、正しくセットアップしたメールサーバでなければ、確実に・効率的にメール配信を行うことはできません。

スパムメール対策 対処方法 説明

DNS Reverse Lookup PTRレコード登録 メールサーバの IPアドレスからホスト名を DNSで正しく解決できる必要があります。

IP Reputation IPウォームアップ ISP各社は送信元 IPが正当なメール送信を行っているかを評価しています。新規 IPからのメール送信は受信レートを制限される可能性があります。

SPF, DKIM TXTレコード登録 正しい送信元から送信されたメールであるかを認証する技術です。DNSに認証情報を登録する必要があります。

受信レート制限 配信速度制御 送信元 IPあたりの受信レートに制限があり、大幅に超える場合は、スパムメールと判定される可能性があります。また、 SMTPセッションの同時接続数を制限している場合もあります。

受信ブロック エラーアドレスクリーニング

存在しないメールアドレス宛てに大量のメールを送信した場合、アドレス収集攻撃とみなされ、送信元 IPからのメール受信をブロックされる可能性があります。

受信拒否設定 エラー理由判定 携帯端末の設定により、特定ドメイン以外からのメール受信を拒否することが可能です。メールが届かなかった原因がお客様の設定にあることを正しく把握する必要があります。

Customers Mail Cloud

Customers Mail Cloud は、様々なスパムメール対策に対して、正しくセットアップされたメールサーバと、運用のアウトソーシングを提供するクラウドサービスです。

自社構築 Customers Mail Cloud0

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運用保守DNS設定MTA設定OS設定インスタンス作成ネットワーク設定

Customers Mail Cloud を選ぶ理由

信頼の実績当社は 1996年に設立して以来、一貫してメールシステムの開発およびコンサルティングに携わっており、国内約 6000社のメールシステム導入実績を持つメールのエキスパートです。

自社開発・サービス品質当社が持つメール配信の技術・ノウハウにて開発した、高性能メール配信ソフトウエア「 HDE Mobile MTA 5」をクラウドサービスで提供します。自社開発だからできる継続したサービス品質の改善、ノウハウのフィードバックが可能です。

携帯向けメール配信携帯電話キャリアで発生する受信ブロックや、携帯端末の設定による受信拒否の判定など国内キャリア特有のスパムメール対策に対応しております。携帯アドレスへのメール配信にも安心してご利用頂けます。

安心のサポートメール配信を取り巻く状況は ISP各社の対応により刻々と変化します。受信レート制限や受信ブロックなどのトラブル対応、メール配信性能のチューニング、不達メールの調査などメールのエキスパートだからできる安心のサポートを提供します。

サービス内容Customers Mail Cloud

サービス導入イメージ

管理コンソール

リレーサーバ#1

DNSサーバ

リレーサーバ#2

リレーサーバ#n

エラーサーバ

宛先メールサーバD ocomo, Yahoo 等

お客様システム

SMTP

設定管理送信ステータス・エラーステータス取得

DNSラウンドロビン(バランシング)

エラーメール受信・解析

サービス提供範囲

管理者システム

Web-GUI設定管理各種レポート参照送信ログ検索

HTTPS-API(エラーアドレス取得)

メール送信制御

サーバタイプ

Customers Mail Cloud は、以下2つのタイプのメールサーバを提供します。

リレーサーバリレーサーバは、お客様のシステムからメールを受信し、宛先アドレスに確実かつ高速にメールの送信を行います。 Customers Mail Cloudは、お客様が占有利用できるリレーサーバを提供します。このため、 他ユーザの行動による IPレピュテーションの低下やリソース競合が無く、安定したメール送信が可能です。

エラーサーバエラーサーバは、メール送信に失敗したことを通知するエラーメール (*)を受信します。キャンペーンメールや、メールマガジンなど大量のメールを送信した場合、エラーメールも大量に発生する可能性があります。エラーサーバは、お客様のシステムに代わり効率的にエラーメールを受信し、宛先アドレス、エラー理由を分析し、エラーアドレスリストを作成します。

*)バウンスメール、リターンメール、不達メールなどと呼ばれることがありますが、本資料ではエラーメールと呼びます。

システム構成:リレーサーバのみ

SMTP通信エラー解析によりエラーリストを作成します。宛先サーバからのエラーメールを除く、約 95%のエラーが解析可能です。

Envelop-From 宛に送信されるエラーメールを受信するメールサーバはお客様にてご用意ください。

管理コンソール

リレーサーバお客様システム

メールサーバ

宛先サーバ

管理者システム

e

e

① SMTPでメールリレー ② 宛先サーバにメール送信

③-1 SMTPエラーが発生した場合、エラーメールを送信

③-2 宛先サーバでエラーが発生した場合、エラーメールを送信

④ エラーメールを受信

⑤ SMTP通信エラーを解析しエラーリストを作成

⑥ HTTP-API, 管理コンソールにて、エラーリストをダウンロード

システム構成:リレーサーバ+エラーサーバ

エラーメール解析によりエラーリストを作成します。宛先サーバから返却されたエラーメールを含む全てのエラーが解析可能です。

Envelop-From の MXレコードにエラーサーバのホスト名を登録頂く必要があります。

管理コンソール

リレーサーバお客様システム

メールサーバ

宛先サーバ

管理者システム

e

e

① SMTPでメールリレー ② 宛先サーバにメール送信

③-1 SMTPエラーが発生した場合、エラーメールを送信

③-2 宛先サーバでエラーが発生した場合、エラーメールを送信

④ エラーメールを受信

⑤ エラーメールを解析し、エラーリストを作成

⑥ HTTP-API, 管理コンソールにて、エラーリストをダウンロード

システム構成:スケールアウト・冗長化

お客様のシステム要件に合あわせて柔軟なシステムを提供します。

リレーサーバ#1

リレーサーバ#2

リレーサーバ#10

:

DNSサーバ

お客様システム

リレーサーバ#1

リレーサーバ#2

DNSサーバ

お客様システム

東日本

西日本

スケールアウトリレーサーバを最大 10 台まで増設可能。 DNSラウンドロビンによるロードバランシング。

BCP対応東日本 ZONE-a, 東日本 ZONE-b, および 西日本 ZONE-a の3つのロケーションが選択可能。

主な機能・特徴Customers Mail Cloud

メールリレー

接続方式お客様のシステムから Customers Mail Cloud のリレーサーバに、 SMTP で接続します。アクセス制御は、接続元 IPアドレスによる許可の他、 SMTP-AUTHによる接続も可能です。

ロードバランシングお客様のシステムに設定する SMTPサーバ名を提供します。複数台のリレーサーバをご契約頂いた場合、 DNSラウンドロビンによるロードバランシング機能を提供します。

携帯向けメール配信携帯電話キャリアで発生する受信ブロックや、携帯端末の設定による受信拒否の判定など国内キャリア特有のスパムメール対策に対応しています。

ISP向けメール配信管理コンソールから、宛先ドメイン毎の配信速度のチューニングが可能です。配信レポートから各ドメイン宛の送信件数 /配信速度実績グラフを参照することができます。

固定 IPリレーサーバには1つの固定 IPを割り当てます。お客様専用の IPであるため、他ユーザの行動による IPレピュテーションの低下などのリスクがありません。

送信ドメイン認証 (SPF, DKIM)

Customers Mail Cloud は、現在主流となっている送信ドメイン認証技術である SPF, DKIM に対応しており、これを使用して頂くことを推奨しています。※ 詳細については、 http://smtps.jp/doc/dkim.html を参照ください。

お客様 DNS

CMC DNS

管理コンソール管理者システム

リレーサーバ 宛先サーバ

SPF

SPF

DKIM

DKIM

DKIM① 本サービスが公開するSPFをお客様が公開するSPF に include します。

② ヘッダ Fromのドメインを指定して DKIM 公開鍵を作成します。

②-1 DKIM 秘密鍵は暗号化してリレーサーバに保管します

③ DKIM 公開鍵をお客様のDNSで公開します。

④ リレーサーバは DKIM 署名を付与してメール送信します⑤ 宛先サーバは、お客様のDNSで

公開する SPF, DKIM を参照し、送信者がお客様本人であることを認証します

エラーメール処理

SMTP モードリレーサーバは、 SMTP通信エラーを解析し、エラーリストを作成することができます。リレーサーバのみご利用の場合でもエラーリストのご提供が可能です。

バウンスモードエラーサーバを利用し、宛先サーバから返却されるエラーメールを含む、全てのエラー情報を解析し、エラーリストを作成します。お客様システムにエラーメールを返却しないため、エラーメールの運用負荷を軽減できます。

Envelope-From 書き換えリレーサーバは、 Envelope-From のドメインパートを書き換えることができます。これにより、お客様のシステム・アプリケーションの設定を変更することなく、エラーサーバにエラーメールを返却することができます。

エラーリスト宛先アドレスと、送信エラーになった理由(宛先不明、ホスト不明、受信拒否等)を CSVファイルでダウンロードすることができます。管理コンソール、または、 HTTP-API を使用してダウンロードすることができます。

エラーアドレスクリーニング

Customers Mail Cloud は、 ISPや、携帯電話キャリアが禁止行為としている大量の宛先不明アドレスを含むメール配信を行わないよう、エラーアドレスクリーニング機能を備えています。※エラーアドレスクリーニングによって、送信停止したメールは、月間送信通数の超過課金対象になりません。

管理コンソール

リレーサーバお客様システム 宛先サーバ

管理者システム

e

① SMTPでメールリレー

②宛先不明エラー発生

③ SMTP通信エラーを解析しエラーリストを作成

④ 宛先不明アドレスを配信停止 DBに保存

s⑤ 配信停止アドレスを反映

⑥ 2 回目以降のメール配信は自動的に停止(エラーアドレスクリーニング)

⑦ 管理コンソールから配信停止 DBのメンテナンスが可能(自働停止除外の設定など)

その他配信制御

配信優先度制御キャンペーンメールなどの大量メールの配信中に、資料請求などの重要なトランザクションメールを送信した場合、メールスプールに滞留して送信遅延が起こる可能性がります。任意のメールヘッダを参照し、優先すべきメールを先に送信することができます。

配信禁止時間制御携帯アドレスは即時に受信に気が付く反面、深夜の着信はクレームの原因になりかねません。配信禁止時間帯を設定することにより、深夜にお客様にメールを送ってしまったなどのトラブルを防ぐことができます。

キャンペーンメール

メールスプール

資料請求メール

PM9:00▲

AM8:00▲

リレーサーバ

キャンペーンメール

配信禁止時間帯はメールスプールに滞留

サービス仕様Customers Mail Cloud

提供条件

項目 条件

ログイン ID 管理コンソールへのログイン IDを、契約者に対して1つ提供します。契約者は自身の管理コンソールへログイン可能な IDを最大 5まで、作成することができます。

プログラム API プログラム APIにアクセスするための ID,パスワードを契約者に対して1つ提供します。

リレーサーバ 契約者は、メール配信性能向上および冗長化を目的とし、複数台のリレーサーバを契約することができます。1契約者につき、最大 10まで、リレーサーバを契約することができます。

エラーサーバ 契約者は、冗長化を目的とし、最大 2まで、エラーサーバを契約することができます。

メール配信通数 月あたりに送信可能なメール配信通数は、サービスプラン内での利用を原則とします。サービスブランで規定された通数以上のメールを送信した場合、別途、千通単位での超過料金を頂きます。また、本別紙「管理コンソール」「配信停止」にある機能を用いて、電子メールの送信を停止した通数については、メール配信通数に加算しません。

配信レポート 「管理コンソール」「配信レポート」で提供する各種メール配信レポートを提供するために必要なデータは、 40 日間保存し閲覧可能とします。保存期間を過ぎたデータは削除します。

インターフェイス仕様

接続ホスト名 メール受信ホスト名 (smtp.サブドメイン .smtps.jp)

接続ポート番号 10025契約者の環境等の要因により上記ポート番号が利用できない場合、 25ポートでの接続設定を行います。

接続プロトコル SMTP

接続制御 ■IPアドレスによる接続許可管理コンソールより、契約者が保有または利用しているコンピュータの IPアドレスからの接続を許可する設定が行えます。 IPアドレスによる接続許可を行う場合、接続元の IPアドレスは固定 IPである必要があります。■SMTP認証による接続許可管理コンソールより、 SMTPアカウントとパスワードを設定し、契約者が保有または利用しているコンピュータ側で SMTP認証の設定を行うことにより接続を許可します。接続元の IPアドレスが固定出来ない場合、本方式を使用します。

リレーサーバ

接続ホスト名 エラーサーバのホスト名( mtaNN.サブドメイン .smtps.jp)

接続ポート番号 25

接続プロトコル SMTP

接続制御 ■ドメインによる接続許可管理コンソールより、エラーメールの戻り先として指定したエンベローブ From のドメインを登録することにより、該当ドメイン宛のメールの受信を許可します。

エラーサーバ

サーバスペック

リレーサーバ

エラーサーバ

メール受信性能 50KBの HTMLメールを 1時間あたり 20 万通の電子メールを受信する性能を有します。SMTP 最大同時接続は 30まで。※1SMTPセッションあたり、 1 万通 /時間を受信します。お客様システムから 20 万通 /時間でメールリレーする場合、 SMTPセッションを 20同時接続で送信してください。

メール送信性能 50KBの HTMLメールを 1時間あたり 10 万通の電子メールを送信する性能を有します。※ただし、宛先メールサーバの負荷状況やポリシーによる受信制限などによる性能への影響が発生する可能性があるため、この送信性能を保証するものではありません。

メールサイズ 1通当たり 2MByte まで。

メールスプール 30GByteまで。メールスプールの使用量が左記値を超えた場合、設備保護のため、 SMTP応答で一時エラー( 400 番エラー)を返却します。

メール受信性能 1時間あたり 20 万通の電子メールを受信する性能を有します。SMTP 最大同時接続は 20まで。

メールサイズ 1通当たり 2MByte まで。

サポート

項目 内容

サポート受付 電子メールにて、お問い合わせを受け付けます。

サポート条件 会社名、ご本人様氏名、および、顧客IDを電子メールに記載の上、お問い合わせください。顧客IDが記載されていないお問い合わせについては、サポート対象となるメールサーバ等が HDEで特定できないため、お問い合わせに対応できないことがあります。

サポート対応時間 HDE 営業日 10:00 ~ 18:00時間外のお問い合わせについては、原則翌営業日より順次対応いたします。お問い合わせへの回答目安は8営業時間以内とします。

サポート範囲 当サイトに記載されているドキュメント、および、よくある問合せをご確認頂いた上で解決できない場合に、以下範囲のお問い合わせに対してサポートを行います。・本サービスの仕様、利用方法、動作環境・本サービス導入に関するご相談・本サービスが正常に動作しない場合の原因調査、解決策の提示・本サービスの契約に係るお問い合せ(プラン変更、解約等)

お問い合わせ

Customers Mail Cloud のサービスに関するお問い合わせは、以下のWebフォームよりお問い合わせください。

https://www.hde.co.jp/form/inquiry/cm/?r=infob