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社会保険更新処理手順

はじめに

本手順書は、月次の社会保険データ（月変データ、算定データ）を社労夢で登録された後、料率改定月で新しい

料率を設定されました後の更新処理についてご案内しております。

また、協会けんぽ料率 ・ 厚生年金料率は弊社にて自動バージョンアップとなりますが、健康保険組合様の料率は

事前に別途設定が必要となります。料率改定月に新料率設定をされずに処理をした場合、最新の保険料となりま

せんので処理前には料率表をご確認ください。

尚、更新処理のタイミングについては、対象月に入られた後、給与計算をご利用の事業所様については、対象保険

料を徴収する給与計算前までに処理をお願いいたします。

更新処理前に給与計算をされた場合、旧保険料が徴収額となりますのでご注意ください。

更新作業のながれ

1. 最新の料率を確認します（料率の改定がある場合のみ）

協会けんぽ料率・厚生年金料率につきましては、毎年弊社にて自動バージョンアップ処理を行い

ます、

バージョンアップ時にはログイン画面のお知らせ欄に情報を公開しておりますのでご確認をお願

いいたします。また、社労夢メニュー画面>>基本台帳タブ内に協会けんぽ料率表ボタン・厚生

年金料率表ボタンがございますので、新しい料率が登録されているかご確認をお願いいたしま

す。

健康保険組合様の健康保険料率、介護保険料料率等に

つきましては、社労夢メニュー画面の基本台帳タブ>>２３．組合保険料率表から更新をお願い

いたします。

<<ログイン画面のお知らせ>>

水色枠＝厚生年金料率表（確認のみ）

赤色枠＝健康保険・介護保険料率表（お客様にて登録要）

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2. 報酬月額更新を行います（毎月）

社労夢で月額変更や月額算定データを登録することにより、従業員台帳予定欄に改定年月・届出

種類・原因・等級・標準報酬が反映されます

月額変更届や月額算定基礎届は、予定欄に登録されている状態でのみ印刷・電子申請が可能で

す。印刷がお済でない場合は、先に印刷し操作をお願いいたします。

また、報酬月額更新は月次処理としてお願いしております。

対象者が無しの場合処理は不要ですが、処理もれを防ぐ為に毎月していだくことを推奨しており

ます。

尚、報酬月額更新と介護保険更新（4ページ参照）は、どちらを先に進めても問題ありません。

処理は、社会保険タブ→[17:報酬月額更

新]を開き

下記条件設定後に実行ボタンから処理を進

めます。

更新対象範囲（赤色枠）＝範囲指定を選択

します。範囲指定を選択することにより、

実行ボタンを押下した次の画面で、事業所

の選択が可能となります。

適用年月＝従業員台帳予定欄に登録されて

いる改定年月を入力します。

標準報酬・保険料更新＝対象の予定データにチェックを入れます。

通常は月額変更のみですが、9 月については算定データもございますので算定基礎・月額変更の

両方にチェックが必要です。

また、確定の隣にあります ○○名 は実行後に処理人数が表示されます。対象者につきまして

は現行に下げた人数の他、予定データが削除された人数等もカウントの対象となります。

削除された人数は処理後確認できませんが、現行に下がった人数は改定一覧表等でご確認をお願

いいたします。

実行ボタンから処理を進め、予定欄から現行欄に月変（算定）データを現行に下げます。

報酬月額更新は以上です。

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3. 介護保険更新を行います（毎月）

介護保険更新処理を行うことで、到

達従業員に対し、介護保険区分・介

護開始終了年月・社会保険料を適用

後の情報に更新します。

また、対象者が無しの場合でも、月

次での処理を推奨しております。

処理は、社会保険タブ→「２４:介

護保険更新」を押下します。

更新対象範囲（赤色枠）

＝範囲指定を選択します。

範囲指定を選択することにより、

実行ボタンを押下した次の画面で、

事業所の選択が可能となります。

更新処理選択（緑色枠）

＝両方チェックを入れた状態で

処理を進めます。

指定期間・更新年月（水色枠）

＝指定期間と更新月に更新月を

入力します。通常は月次処理の為、

表示時に反映されている年月で

処理を進めます。

更新前に、既に介護保険料が 2号・1号とされている場合、更新の対象外となりますのでご注意

ください。

実行ボタンから進め、次の画面で事業所の選択を行い、選択完了ボタンで進めます。

確認メッセージは“はい”のボタンで進めます。

以上が介護保険更新です。

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4. 保険料再更新を行います（保険料率の改定月や等級の改定月のみ行います）

保険料再計算は、厚生年金保険料率、

健康保険介護保険料率の変更がされ、

新しい料率で求めた保険料を各従業員

に反映させる為の処理です。

厚生年金料率については、弊社にて自

動バージョンアップを行いますが、健

康保険組合・基金の料率についてはお

客様にて別途事前に登録が必要です。

最新の料率が適用されるかは、社労夢

内の厚生年金料率表をご確認くださ

い。

社会保険タブ→「２３:保険料再更新」を開きます。

更新対象範囲（赤色枠）

＝範囲指定にチェックを入れます。

範囲指定にすることで、実行ボタン

押下後に事業所選択画面が表示されます。

処理条件指定（水色枠）

＝原因、加入区分共に全体にチェックを

入れます。全体にすることで、どの原因

が現行欄に登録されていても対象と

なります。

また、健康保険介護保険厚生年金基金

のいずれかに加入している従業員を

対象としています。

保険料再更新（緑色枠）

＝ 履歴を繰り下げ新たに作成するにチェックを入れ、

適用年月には現行欄に作成する年月を入力します。

（上記画面では厚生年金料率変更時の年月を例としております）

最後に、実行ボタンから処理を進めます。

こちらの処理は、これから作成する保険料データと、現在現行に登録されているデータを比較し、違

いのある従業員に対しデータを作成します。

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次に一度画面を閉じていただき、再度社会保険タブ→「２３:保険料再更新」を開きます。

更新対象範囲（赤色枠）、処理条件指定（水色枠）、

保険料再更新（紫枠）＝保険料のみ再更新するにチェックをいれ、

現行にチェックを入力します。

最後に、実行ボタンから処理を進めます。

こちらの処理は、保険料率のバージョンアップ前に 3月入社の従業員台帳の作成を行った場合や、

3月の厚生年金喪失の処理をされた場合など、旧料率で現行欄が作成されている場合に、

新料率で更新をかける作業となります。

該当者がいない場合も、念のために更新作業をお願いします。

※令和 2年 9月 1日から適用する標準報酬月額の等級区分への[第 32級:650,000円］の追加に伴

い、令和 2年 9月更新の際も必ず実施してください。

問題なく処理を終えましたら、社会保険の更新処理は以上となります。