BPMプロジェクト成功の鍵 – どのアプローチで攻めるか ~...
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日本オラクル株式会社
BPMプロジェクト成功の鍵 – どのアプローチで攻めるかトップダウンか?ボトムアップか?
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Copyright© 2011, Oracle. All rights reserved.
目次
1. BPMプロジェクトの概観
2. BPMと対象業務
3. BPM実現のためのツール
4. モデルケース
5. まとめ
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1. BPMプロジェクトの概観アプローチから見たBPM
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業務プロセス改革/改善のニーズ
Gartner EXP (January 2010)
http://www.gartner.com/it/page.jsp?id=1283413
業務プロセス改革/改善
ニーズ
プロジェクト化
構想、検討
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BPMの進め方①(トップダウンか、ボトムアップか?)
業務プロセス改革/改善
ニーズ
トップダウンか、
ボトムアップか?
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トップダウン・アプローチ
• 全体最適を重視するアプローチ– ≒BPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)
– 演繹的なアプローチ
• AならばB、BならばC…
– プロジェクト規模
• 基幹系の刷新など、大掛かりなプロジェクトになりやすい
– よくある課題
• 関連する業務が多岐にわたり、業務整理が困難
トップダウン
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ボトムアップ・アプローチ
• 業務への追従性を重視するアプローチ– 業務にマッチしたIT
– 帰納的なアプローチ
• 現状を観察した結果から考える
– プロジェクト規模
• ひとつひとつは小規模短期、反復型で少しずつ拡大
– よくある課題
• 短期決戦のための準備、ロードマップの作成
ボトムアップ
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トップダウン(全体を考えること)は重要です!
• 構造的な問題を解決するには、トップダウンの業務改革が必要
– 「聖域なき構造改革」
– 全体の構造は現場レベルでは変えられないことが多いため
• 部分最適を全体最適に変えるためにも、トップダウンの業務改革が必要
– 部分最適の業務は、現場レベルで変える必要性がないため
• ITシステムも、構造的な問題、部分最適を解決するために、業務改革に合わせて刷新される
トップダウン
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業務とITを、人類の進化にたとえたら・・・?
しかし、トップダウンだけではない
成長に見合った道具が必要なように、
業務に見合ったITが必要。
ボトムアップ
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ボトムアップの必要性(STOP!オフィス・ツール)
リプレースから半年、早くも各々の
業務とITに乖離が出始めている
このままでは現場の業務が一部、回らない…
と で乗り切ろう!
現在の業務 現在のIT
スプレッドシートと電子メールで回す業務は、生産性が高いと言えますか?
ボトムアップ
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BPMの進め方③(フィードバックとサイクル)
業務プロセス改革/改善
ニーズ
トップダウンか、
ボトムアップか?
トップダウン
アプローチ
ボトムアップ
アプローチ
AND? OR?
フィードバック フィードバック
改革/改善のサイクルは、トップダウンとボトムアップを組み合わせる
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アプローチのまとめ
• トップダウンとボトムアップの違い
• どちらか一方だけでは不完全
•実際のBPMプロジェクトでも、トップダウンとボトムアップを組み合わせたケースが成功しやすい
– トップダウン→ボトムアップの順が多い
–どちらか一方だけだと…
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2. BPMと対象業務どんな業務がBPMの対象なのか?
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トップダウンの対象業務
• トップダウンの対象業務は、改革テーマによって様々– SCM、PLM、…
– 業務領域は広くなる傾向にあり、バリューチェーンをまたぐことも多い
トップダウン
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ボトムアップの対象業務
• 業務を定形/非定形に分類し、3つの施策で解決を図る
– 自動化
– ワークフロー
– ケース管理
定形業務
非定形業務
自動化
ワークフロー
ケース管理
ボトムアップ
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ボトムアップの施策の適用手順
• 業務分析と施策適用、継続的改善のサイクルを回す
STP(自動化)
Straight Through Processing
■概要
業務プロセス上の定形的な人手作業をITシステムで代替
■例
データをcsvでダウンロードし、Excelで加工してアップロードする
⇒定形的な作業なので、STPを適用
ワークフロー
Workflow
■概要
業務プロセス上の回覧処理の簡素化と管理手段の提供
■例
手書き帳票の社内便による回覧
⇒回覧速度向上と滞留状況把握のためにワークフローを適用
ケース管理
Case Management
■概要
業務プロセスのテンプレート化と管理手段の提供
■例
一定の期限内に契約締結が必要だが作業が複雑で管理も難しい
⇒ケース管理を適用し、ナレッジの活用促進。作業は属人化させたまま管理
業務特性の把握と分析
メトリックの収集と、継続的改善の検討
ボトムアップ
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ボトムアップの適用業務
• 定形/非定形の両方の業務に適用可能– 基本的には、特に適用業務を限定するものではない
• しかしながら、多くの定形業務にはパッケージ製品が存在するため、トップダウンのパッケージ適用を補完する形での適用が多い– 例外的な業務を、うまくITシステムで支援する
– 海外では、トップダウンで金融取引を自動化した後に、ボトムアップのBPMで例外取引に自動化/ワークフローを適用
ボトムアップ
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3. BPM実現のためのツール
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BPMの適用方法論
• トップダウン/ボトムアップの双方に対応したグローバルの方法論
• プログラム・レベルの定義、プロジェクトに応じたカスタマイズ
• 各プロジェクトで共通
• アセスメントから実装まで
プログラムレベル
• 実際のプロジェクト群
プロジェクトレベル
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参照業務プロセス・モデル
• グローバルで定義された標準的な企業の業務プロセス・テンプレート
• 各業種ごと、トップレベルからある程度の詳細度まで定義
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業務全体 調達周辺を拡大
調達 仕入先、品目管理周辺を拡大
さらにもう一段階下の業務プロセスが準備されている
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製品機能と適用のノウハウ
• Oracle BPA Suite
– トップダウン向きの製品
– 業務整理に強み
• Oracle BPM Suite
– どちらかといえばボトムアップ向きの製品
(トップダウンも可)
– 短期決戦に強み
– 自動化、ワークフロー化、動的案件管理化
• 相互に連携(成果物のやり取り)が可能
• 製品の活用ノウハウは、コンサルティング・サービスでご提供
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Oracle BPA Suite (1/2)
• 効率よく、短時間で良質な業務整理/分析を行うためのツール
• 業務内容を特定の形式(モデル)に変えることで、見たい人に合わせた情報を容易に表現
担当者別に作業の流れと所要工数が
見たい
使用しているITシステムと、用途の概要を
リストしたい
業務機能を階層構造にして一覧で出したい
モデル作成
自動生成
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• 他のツールを使うと…
Oracle BPA Suite (2/2)
担当者別に作業の流れと所要工数が
見たい
使用しているITシステムと、用途の概要を
リストしたい
業務機能を階層構造にして一覧で出したい
専用の資料を作成!
熟練のスプレッド・シート技を見せてやる! 前の資料と関連した
話なんだが、リンクさせるのは厳しいな
専用の資料を作成(2)
専用の資料を作成(3)
前の資料と同じところがいろいろあるけど、コピペでやりくりするか…
関連するが整合していない資料ができちゃった。メンテ/再利用は無理
だな…
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• 対象業務を決定後、IT実装に続くサイクルにつなげるためのツール
Oracle BPM Suite
設計・分析
実行
管理・監視
実装定形業務
非定形業務
自動化
ワークフロー
ケース管理
対象業務の選定/分析
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4. モデルケースボトムアップ・アプローチの取り組みをご紹介
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ボトムアップの取り組み例
• 顧客の業種
製造業
• プロジェクトの目的
製造ライン周辺の間接業務(人手作業)の工数を削減
– 目的達成のための施策
• 自動化できる人手作業は、自動化
• 完全に自動化できない人手作業は、システムで支援
• 体制
内製プロジェクト。社内のリソースで実施する
• アプローチ
トップダウンで製造工程の自動化を進めた後の、ボトムアップ・アプローチ(MESと業務の乖離を埋める)
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周辺システム
#1
周辺システム
#2
周辺システム
#3
MES(製造実行システム)
•製造ラインと設備を制御
•製造現場における基幹系
•製造実行の業務プロセスを数多くシステム化
プロジェクトの背景、課題
ITシステム 業務
ハイテク製品の製造プロセス
取りこぼされた業務プロセス
定形処理を人間が判断
紙ベースのワークフロー
ITと業務の乖離
支援
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解決策とロードマップ
ステップ1
人間判断の自動化
(定形処理)
ステップ2
人間判断の支援
(非定形処理)
ステップ3
対象業務領域の拡大
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5. まとめ
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まとめ
• BPMプロジェクトの概観– トップダウンとボトムアップの違い
– BPMの適用業務(ボトムアップは例外処理に強い)
• BPM実現のためのツール– プログラム・レベルの方法論、業務プロセス・テンプレート
– ベスト・プラクティスに支えられたOracleのアプローチ
• ボトムアップの取り組み例– 短期間実現できる内製プロジェクト
– スキルの移譲で真の内製プロジェクトへ
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