Astro-E2 衛星の概要

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Astro-E2 衛星の概要. Astro-E2 衛星の特徴 観測公募 (AO-1) への応募 観測後提供されるデータ ISAS/JAXA Astro-E2 team. おまたせしました! Astro-E2 は 2005 年 2 月 打ち上げを目指し、総合試験中です 。. XRT =X 線望遠鏡. 焦点距離 4.5m. XRS = マイクロカロリメータ. HXD = 硬 X 線検出器. XIS =X 線 CCD カメラ. Astro-E2 の特徴. 2005 年2月打ち上げ予定 Chandra/XMM とは相補的で、分光に強み - PowerPoint PPT Presentation

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Astro-E2衛星の概要Astro-E2衛星の特徴

観測公募 (AO-1)への応募観測後提供されるデータ

ISAS/JAXA Astro-E2 team

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おまたせしました!

Astro-E2 は 2005 年 2月打ち上げを目指し、総合試験中です。

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XRS=マイクロカロリメータ

XIS=X線 CCDカメラ

HXD=硬 X線検出器

XRT=X線望遠鏡焦点距離

4.5m

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Astro-E2の特徴2005年2月打ち上げ予定  Chandra/XMMとは相補的で、分光に強みX線望遠鏡を用いた撮像分光 (0.2-12keV)と、低バックグランド硬 X線検出器の組み合わせによる広帯域分光 (0.2 -600keV)非分散型の高分解能X線分光

XIS:X線 CCDカメラによる 0.2-12keVの撮像分光 X RS: 回折格子ではない非分散型で 6eVの分解能 HXD:10-600keVの広帯域

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3つの X線衛星の比較

欧州  1999年打ち上げ

集光力(面積)

大きい

エネルギー帯域

広い

解像度

高い

分光能力高い

ニュートンチャンドラ

ASTRO-E2

米国  1999年打ち上げ

@鉄 K輝線

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観測装置の概要XRT-S + XRS (XRT-I + XIS)x4 HXD

Energy rage (keV) 0.3 - 12 0.2 - 12 10 - 600

Effective Area (cm2) 150 (@6keV) 1300(@1.5keV) 160 (@2keV)330

(@100 keV)

Field of View 2.9’ x 2.9’ 18’ x 18’0.56 º x 0.56 º

(<100keV)4.5º x 4.5º (>100 keV)

HPD of PSF 1.9’ 1.9’

Number of pixels 30 1024 x 1024

Pixel Size 29” x 29” 1.1” x 1.1”

Energy resolution (FWHM) 6 - 7 eV 130 eV (@6keV)

3 keV(@20keV)

10% @550keV

Time resolution 100 micro s 8ms – 8s 61 micro s

mission life ~2.5 years as long as possible as long as possible

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経緯と今後のスケジュール2001 年 4月: Astro-E2 計画スタート。 FM設計開始。2001 年 7月: 米国の Astro-E2 計画への参加決定。2002 年 4月: 飛翔モデル製作開始。2003 年 3月: Science working group で観測戦略を議論。2003 年 7–11 月:第一次噛み合わせ試験2003 年 12 月− 2003 年 3月 : 単体環境試験、観測機器地上較正試験2004 年 3月 : Science working group により試験観測の天体を選定2004 年 4 12− 月 :総合試験2004 年 8月 : 第一回公募観測提案受付締め切り( 12月までに選

定)(日・米・欧・その他各国から)

2005 年 1 2− 月 :打ち上げオペレーション/打ち上げ2005 年 2月: 初期運用2005 年 3 8− 月:試験観測2005 年 9月: 公募観測開始

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観測時間の割当

米国以外の海外(欧州、その他)は日本時間に含む 欧州に日本時間から 15%を割り当てる。審査を ESAに依頼。 その他の国々は、日本のプロポーザルと同等に審査。

Phase-1 (XRS 運用期間 )Phase-2

months

SWG 100%

SWG 25% SWG 15%

USA 32.5% USA 37.5% USA 30%USA 37.5%

J-US 5%J-US 5% J-US 12.5%

J-US 10%

GO 75%日本 37.5%

GO 85%日本 42.5%

GO 100%日本 60%GO 100%日本 50%

A B C

1,2 7,8 19,20 31,32 36?

第 1回募集分 : 37ksec x 360 x (100-5-3)/100x 0.375=4595 ksec(Observaroty 5%, TOO 3% 保留 )

(+日米 joint分 613 ksec )

〜 80 ksec x 57 targets

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第1回公募観測 (AO-1) 観測時期: 2005 年 9月ー 2006 年 8月 観測総時間: 3860 ksec( 日本 )+ 610 ksec (日米 merged ) 申し込み締切り: 2004 年 8月 18日 申し込み対象者:日本国内の大学研究機関に所属する研究者

大学院生は指導者を Co-I にし、指導協力をうけること 米国、 ESA の研究機関に所属していない者は日本に応募できる

(日本人の Co-Iをいれることが推奨されている) 日本からの資金により海外に滞在している者は日本に応募できる

(同時に2箇所は不可) 審査: X線分野内外の委員からなる評価委員会でおこなう。

SWG target list にあるものは違うサイエンス、違う観測モードなどでないかぎり、採択対象とならない。

日本 /ESA,  米国で同じターゲットが採択されている場合は、観測時間を有効に使うため、 merging が提案されることがある。

priority A,B,C をつけて発表する。• A は 90%,B は 70% の観測時間が達成されるまで追観測を行う。• C まで含めて予定時間の 1.4 倍まで採択する。

データ占有期間:データ配布後 1 年

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審査の流れESA member 日本およびその他 USA

審査、順位付け 審査、順位付け 審査、順位付け

merging committee

priority付きで結果発表

PIに予算配分必要に応じ、日本からアドバイザー

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応募に必要なもの Scientific Justification

4 pages, 図や referenceを含む。 (英文 or和文 ) 目的、観測対象を選ぶ理由、観測時間を決める理由、得られるべき結果について、など定量的な評価を含むこと。 simulation tool、試験観測リストなどは web上に公開される。URL:http://www.astro.isas.jaxa.jp/astroe/

RPS 申請者に関する情報 英文 abstract Targetの正確な場所、観測時間など (このまま観測立案に使う)以上を入力し、 cover pageを製作する。(詳細は後ほど)

応募の手続き(以下の3つすべてが必須 ) Web上で RPSを submit (受付番号が示される) Scientific justificationを RPSに upload(受付番号が必要 ) Cover page +scientific justificationのコピーを 7部郵送

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TOO/Time critical 新たな突発現象に対し、 Astro-E2 の観測が有益だと考え

られる場合には、随時 TOO(Target of Opportunity) 観測を受け付ける。これは AO枠とは別途であり、 3%キープされている TOO 時間を用いる。ただし GRB については SWG時間の中で 200ksec が確保されている。

普通の公募観測の中で、予約 TOO,time critical 観測を申し出ることができる(ただし priority-A相当でないと採択されない)

予約 TOO は、ある target がある状態になった時(漠然と超新星が起きたら、などは駄目)に、 PI からの通知により観測を開始する。

Time critical 観測は、他の観測器との同時観測、連星周期の位相を指定しての観測、ある指定時刻での観測などのこと。指定時刻に衛星がそちらを pointing できるかどうか、確認すること。(http://heasarc.gsfc.nasa.gov/Tools/Viewing.html)

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RPSっていうのは、

ここから RPSにリンクされます。

要チェック!

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R emote Proposal Submission

3角をクリックすると記入欄が開きます。PIに関する情報Co-Iに関する情報targetに関する情報(この座標、時間をもとにスケジュールしますので正確に!)

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RPSの記入1

項目をクリックするとhelpに飛びます

Abstractは公開されるかも、丁寧に書いてください。

緑の三角をクリックして、記入を開始institute の登録がない場合は早め(締め切り 5分前とかじゃなくて!)に rpshelp までご連絡を

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RPSの記入2

Targetの座標(正確に!)、観測時間、カウントレートを記入する。他は、モード指定など( TD参照のこと、 XRSで <20 c/sの点源ならほぼdefaultでいいはず)

以下は time constraint, phase constraint,などの要望がある場合に記入する。

target が複数の時は上の add targetボタン

モード指定の理由、観測時に注意すべきことがあれば remarkに書いておく

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RPSの操作書きかけでも saveできるはずだけど、 OS/browserの組み合わせによっては、 browserの保存機能を使ったほうがよいかも。

1.verifyで記入もれをチェック2.latex/postscriptで郵送用のカバーページを download

複数 targetの場合はこれで増やしていく

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Cover pageサンプル

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  RPSの submitVerifyがうまくいくと、 Submitボタンがでてくる

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Submit成功!この数字を覚えて置く必要あり。( PIには自動返信メールがきて、そのタイトルが” RPS Submission Receipt for #008”のようになっているはず。 )で、 SJの uploadにすすむ。

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SJの uploadSJのファイル (ps/pdf) を選択して、 submit!

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Upload終了のメッセージ

successfulとのメッセージがでれば大丈夫、あとは cover pagesと SJを 7部コピーして郵送する。

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RPS:mail versionもありますRPS には web version の他に mail version もあります。今回は詳細は省略。使い慣れた方はこちらでもいいです。

[email protected] に空メールをうつと instruction が帰ってきて、メールの自動応答によって、 rps form の作成、 verify, latex formの作成、 rps submit ができます。

ただし、 SJの upload は submission の返事に載っている proposal ID をもちいて web 上で行ってください。

もちろん郵送もお忘れなく。

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応募後の流れ 12 月以降に、採択発表 打ち上げ以降、 calibration, SWG target の観測

サンプルファイルの公開 推奨モード、 response の公開

長期観測予定の発表 観測 1ヶ月前あたりに、 contact scientist から観測

モードその他について問い合わせ 観測後数週間以内に、データファイルを download する手法が PI に連絡される。 ISAS/JAXA の DARTS   (http://www.darts.isas.jaxa.jp) からの予定。

この連絡から1年たつと、データはアーカイブに自動的に移される。日米同時に DARTS/HESARC でアーカイブ

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配付されるデータについて 1 つ1つの光子のを単位とした event fits files が基本

となる。 ASCA, Chandra, XMM と考え方は同じ。 それぞれの光子について、いつ、どの検出器のどこ(DET座標)に、どの大きさのシグナル (PHA) が入ったか、が衛星上で記録され、地上に送信される。

送信されたデータを用いて、衛星の姿勢決定などを ISAS で行う。観測データは一次処理として、空に投影した時の座標 (SKY 座標)、リニアなエネルギースケール (PI) に変換され、 fits形式に整えられる。

その他、衛星の位置、検出器温度などの環境条件を示す House Keeping (HK)情報も fits file形式に整えられ、 PI に供給される。

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データ処理の流れaccepted target list

long/short term schedule

S/C operation

data processing

data distribution data distribution

USAJapan, ESA, and others

ISAS/JAXA

ISAS/JAXA

ISAS/JAXA(DARTS)

NASA/GSFC(Astro-E2 GOF)

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解析の基本的な流れ 解析の基本は、

1. HK 情報や、カウントレートなどによって、 screening (event selection )を行う

2. event data から image 、 energy spectrumを抽出する。(ここまでは、 xselect in HEASOFT でできるようにサポートされる)

3. そのデータを解釈する。例えば xspec で spectrum を放射モデルを用いて fit する。

4. 結果を公表するAstro-E2 のサポートのために、論文リストを作っていきますのでご協力を!

Page 28: Astro-E2 衛星の概要

解析に必要なツール、情報 Astro-E2 の打ち上げ前、打ち上げ後のデータを用いて、

各検出器チームが検出器の calibration を行う。 検出器チームは AOの物も含め、すべてのデータにアクセスできるが、サイエンスの結果を archive に入る前に勝手に発表するようなことはしない。

それに基づいて、 response, background についての情報、その他のツール(例えば、温度依存性を考慮して PHA から PI への変換を行う、など)を開発する。

開発したツールは HEASARC がメンテナンスしている、 fits file base の解析ツール群、 HEASOFT(昔の言い方だとFtools& XANADU、含む xspec )の一部として公開される。必要なデータ類も caldb に含まれる。(see http://heasarc.gafc.nasa.gov/)

解析のマニュアル、 calibration状況も適宜公開・更新される予定

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Asto-E2を有効に活用するために、皆様のご協力、すばらしい観測提案をお待ちしております。

質問等ありましたら、ご遠慮なくお寄せ下さい。(Mail address: [email protected])ただし、限られた人員で衛星打ち上げを目指し鋭意努力中であるために、サービス機関としては必ずしも洗練されていないことをご容赦ください。