チーム副作用

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デザイン・ザ・ライフ 有村・谷川・蜂谷・長谷川

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2014/08/02,03 HH Tokyo

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Page 1: チーム副作用

デザイン・ザ・ライフ

有村・谷川・蜂谷・長谷川

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ミッション

患者からの副作用情報の発信により患者中心型医療を実現する

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もっと患者からの副作用に関する声を生かして欲しい!!!

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• インタビュー• がん患者5人• 1・2・3 肺がん(ステージ4)• 4舌癌(ステージ4) 1人• 5乳がん(ステージ3) 1人•• ★質問項目• Q実際に体験した副作用はどうだったか?• 1 <白金>一般的なイメージ(吐き気・体重減少)より、軽い• 2<イレッサ・タルセバ>爪・湿疹がすごい。歩くことに難渋• 3<タルセバ>耐えられない、という副作用はなし。• 4 <白金>一般的なイメージ(吐き気・体重減少)より、軽い• 5 <タキサン系>しびれの副作用がでて、長期にわたる• 医師側の説明が不足、病院のたらいまわしに合う• →この状況を変えるべくNPO設立•• Q抗がん剤の副作用に関する、医療側への要望は?• 1 吐き気どめで、患者の様子を見てから増量する、と言う手法だった。• 最初から最大限の努力をして欲しい• 2 医師が忙しい。コミュニケーションをとりたい• 3 医師が忙しい。コミュニケーションをとりたい• 4 特になし• 5 説明せよ。患者側も変わらなければならない•

• ※医師とのコミュニケーションをとりたいという意見が多い。• また、説明を受けず、ひどい副作用を負ったときの患者の怒りがすさまじく、関係が崩れる場合があった。•• Q自分の副作用の状態を効率的に医師に伝え、治療を良い方向に導く情報源があると利用するか• 1 YES 2 YES 3 YES 4 YES 5 YES

副作用の評価 ~患者さんインタビュー

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現状の問題点

・医師と患者のコミュニケーションが上手くいっていない

→ 副作用に関して医師と患者にギャップがある

・がん薬物医療に関してチーム医療が機能していない

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医師と患者の評価の不一致に関する例

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患者による主観的な評価が特に重要な項目

疼痛

神経毒性(しびれ、など)

疲労感

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チーム医療?

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①情報提

②良質な

医療の選

③効果・

副作用の

評価

④患者か

らの発信

⑤フィー

ドバック

⑥フィー

ドバック

結果の可

視化

理想のフロー図

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ミッション

患者からの副作用情報の発信により患者中心型医療を実現する

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患者体験の共有

主観的な副作用の評価

情報発信

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情報提供

医療従事者から患者さんへの

正確・適切な情報提供の徹底・強化が重要!

フロー①

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医療の選択

患者自身による意思決定の重要性の訴求(患者さん自身が、治療方針に納得することが重要!)

⇒初発はエビデンスに基づいて薬剤選定されるため、医師の処方権限を重視すべき。

フロー②

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★副作用の種類(例・肺がん)①イレッサ・タルセバ・アファチニブ※投与中、副作用が継続する・肺炎・湿疹→見た目が気になり、外出する気にならない・つめ周囲炎→歩けない・だるさ→永続する

②アリムタ+白金製剤+アバスチン※投与後、1週間ほど継続→一時的なもの・吐き気・悪寒・発熱・骨髄抑制

③タキサン系(ドセタキセル・パクリタキセル)・脱毛・しびれ・味覚障害・骨髄抑制

副作用の評価 ~種々の副作用フロー③

改善策としての薬剤はないが、周囲にはつらさを分かってほ

しい

改善策としての薬剤はある⇒つらさを伝えることが副作用改善にとって重要。

改善策としての薬剤はないが、周囲にはつらさを分かってほ

しい

Page 15: チーム副作用

患者による主観的な評価が特に重要な項目

疼痛

神経毒性(しびれ、など)

疲労感

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副作用の評価 SF36 フロー③

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副作用の評価 PNQ フロー③

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副作用の評価 ~つらさを伝えるツールの作成

チェックシート ペインスケール

フロー③

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副作用リアルタイム登録アプリ

フロー③

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患者さんの副作用の苦しみの言語化を促すことで、患者さんと医療従事者のコミュニケーションの円滑・促進化を図る

目的

フロー③

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患者からの発信①がん治療薬の副作用に関するポータルサイトを制作し、医療関係者に訴える。

②患者さん同席のうえで、

座談会の開催をする。

③患者体験談のサイト掲載、冊子化

④患者同士での体験の共有

⇒メンタルケアにつなげる

フロー④

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患者さん体験談フロー④

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フロー④

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患者さん体験談を掲載する意義

■自分と等身大の患者さん目線の情報は、

心理的バリアが少ない(共感できる)。(医師からの医学的な情報は、時として患者さんは受け入れがたい時がある)

■自分と同じ体験をしている人を見ることで、患者さんの意識・考え方を変えていく。

(例:悲観的な気分が和らぐ、前向きに考えるようになる、など)

フロー④

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フィードバック

①患者~医師間のコミュニケーションツールの作成

②患者登録制度による、メーカーへの副作用情報の提供

③薬剤師の役割変容の訴求

(4年制⇒6年制に伴う役割拡大を訴求)

フロー⑤

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フィードバック結果の可視化

①副作用改善症例の蓄積

②改善事例の医療者間での情報共有

フロー⑥

データベースメールサーバ

医師 看護師 薬剤師

データベース

Page 27: チーム副作用

★患者のメリット▼外来治療において、医師に常に診てもらえているという安心感 ←副作用リアルタイム

登録アプリ▼患者・医療者とのコミュニケーションの改善(ギャップを埋める)▼患者間での共感

★医師へのメリット▼診療時間の短縮・的確な状況把握▼副作用の時系列での表示 ←副作用リアルタイム登録アプリ(リアルタイムでの情報収集)▼患者とのコミュニケーションの改善

★製薬会社のメリット▼医師へのドアノックツール▼患者の副作用情報の収集(同意済み)

★かかりつけ薬局▼患者の獲得