一人でやるかみんなでやるか

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京大サマーデザイン スクール2013 京大サマーデザインスクール2013 (c)2013 西尾泰和(サイボウズ・ラボ) 西尾泰和

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京大サマーデザインスクール2013

京大サマーデザインスクール2013 

 (c)2013 西尾泰和(サイボウズ・ラボ)

西尾泰和

ひとりでやるかみんなでやるか

ひとりでやるかみんなでやるか 

  

ひとりでやるメリット

ひとりでやるかみんなでやるか 

  

創造的に最上の状態になるには「自分がやらなきゃ」という

義務感が必要

ひとりでやるかみんなでやるか 

『創造力を生かす : アイディアを得る38の方法』p267A.オスボーン(2008)『創造力を生かす : アイディアを得る38の方法』豊田晃 訳, 創元社

ひとりでやるかみんなでやるか 

『チームワークの心理学』p.116 

社会的手抜き

人数が多いほど「誰かがやる」と思ってしまう

他人のコントロールは困難まずは自分が動くことから

ひとりでやるかみんなでやるか 

  

うまくいかない時の責任の所在が明確「悪いのは自分だ」

自分以外のせいにすると成長の機会を失う

ひとりでやるかみんなでやるか 

  

みんなでやるメリット

ひとりでやるかみんなでやるか 

  

チームで知識を共有できる

ひとりでやるかみんなでやるか 

  

特に問題意識の共有

ひとりでやるかみんなでやるか 

「KJ法の背景」で解説 

他人の存在が刺激になる

ひとりでやるかみんなでやるか 

  

見解の違いが思い込みからの脱却を助ける

ひとりでやるかみんなでやるか 

  

他人に説明しようとして暗黙知が言語化される

ひとりでやるかみんなでやるか 

  

他人の存在が競争心を刺激する

ひとりでやるかみんなでやるか 

  

他人の発言が刺激になる

ひとりでやるかみんなでやるか 

  

自分と異なる知識や視点が供給され新結合の材料になる

ひとりでやるかみんなでやるか 

  

他人にアイデアの欠点を見て改善する方法を思いつく

ひとりでやるかみんなでやるか 

  

他人のアイデアと自分のアイデアのいいとこどりをする

ひとりでやるかみんなでやるか 

  

どちらがよいのか?

ひとりでやるかみんなでやるか 

  

西尾の個人的意見

共創は独創から生まれるまずは自分を鍛えるべき

ひとりでやるかみんなでやるか 

まずは自分が独創的な人材にならねば「チームで発想」なんて覚束ない 

このプロジェクトの設計・最終的に各個人が発表(自分がやらなきゃ感)・途中経過をしばしば共有(他人による刺激)

ひとりでやるかみんなでやるか 

いいとこどり! 

佐々木正(1995)『はじめに仮説ありき : 明日を拓く"技術屋魂"の世界』クレスト社

滝久雄(2010)『やらなければならないことは、やりたいことにしよう!』PHP研究所

西垣通 他(1992)『組織とグループウェア : ポスト・リストラクチャリングの知識創造』NTT出版

山口裕幸 (2008)『チームワークの心理学 : よりよい集団づくりをめざして』サイエンス社.

A.オスボーン(2008)『創造力を生かす : アイディアを得る38の方法』豊田晃 訳, 創元社

ひとりでやるかみんなでやるか参考文献

  

付録

ひとりでやるかみんなでやるか 

  

“自分の技量の範囲内で仕事をしてはいけない”by 滝久雄(ぐるなび創業者)

ひとりでやるかみんなでやるか付録

『やらなければならないことは、やりたいことにしよう!』p.118 

「創造の種は個人の中でできる。それがアイデアとして世界に広がるには、周りの人たちとのインタラクションがいる。この二つをごっちゃにしてはいけない」

ひとりでやるかみんなでやるか付録

『組織とグループウェア』から要約 p.48 

「アイデアを胸の中にしまいこんではいけない、理解ある人々の批判を仰ぐこと、そうすれば良いアイデアは自分で成長する。良いアイデアは見る人を刺激するので、その人々が手を貸してくれるからだ。」

ひとりでやるかみんなでやるか付録

『創造力を生かす』p.53-54 から要約 

このスライドは、サイボウズ・ラボの西尾泰和と竹迫良範が、 京都大学サマーデザインスクール 2013で行った「チームワークのデザイン」の講義資料の一部です。

他のスライドは http://nhiro.org/kuds2013/ で見つけることができます。

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