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3.配置計画 九州大学センター地区基本設計 計画説明書

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3.配置計画

九州大学センター地区基本設計 計画説明書

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●学園通線との交差

●タウン・オン・キャンパス地区

●20Mの高低差

●大学の玄関

●学園通線による分断

開かれた大学

建物と外部空間の融合

顔づくり=象徴性の演出

東西を結ぶエリア

一体感のあるゾーニング

一体感のあるゾーニング レベル差の利用、快適で楽しいエレメント、キャンパス・コモンとの連続性

わかりやすさ、モールの主軸アクセシビリティ

わかりやすさ、モールの主軸アクセシビリティ

学外部との結節点

レベル差の利用快適で楽しいエレメント、階段教室、キャンパス・コモンとの連続性

ユニバーサルレベル

図3.1.1.1 空間構成の方針

アカデミック・プラザ、コミュニティ・プラザ、グリーン・コリドー ユニバーサルレベル

図3.1.1.2 空間構成のエレメント

アカデミック・プラザ、コミュニティ・プラザ、ゲート、グリーン・コリドー

3-1

3.1-1 配置計画の考え方13.1 配置計画の考え方

Ⅲ.実際の設計としての展開Ⅱ.建築計画上の方針

(1)空間構成の方針

Ⅰ.センター地区の空間的特徴

(2)空間構成のエレメント

2つのプラザ

センター地区

学外・地域

レベル差による空間の変化

快適で楽しいエレメントの挿入キャンパス・モール

プラザプラザ

レベル差があるからできるデザインレベル差の活用

ターミナル機能をキャンパス・モールに近接させる ピロティによる連続性

教室

キャンパス・コモン

センター地区

グリーン・コリドー

学園通線

将来対応

ユニバーサルレベル

結ぶ

センター地区

学園通線 学園通線

屋上庭園

緑化

九州大学センター地区基本設計 計画説明書 3.配置計画

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グリーン・コリドー

大学の象徴性と中心性の創出

大学の顔づくり

わかりやすさ

ユニバーサルデザインへの配慮センター地区のゲート性の演出通りへのアクティビティの表出

(1)大学の空間構成の転換

(2)大学の象徴=顔づくり

キャンパス・コモンに広がりと性格づけされたプラザの挿入

キャンパス・モール『知の活動をつなぐ空間軸』

活気ある、楽しく歩けるキャンパス環境

一体感のあるゾーニング

アクセシビリティの向上

学園通線を跨ぐ歩行者専用橋により、東西のスムーズな歩行者動線と機能の連続性

活気ある、楽しく歩けるキャンパス環境

大学のゲート性の演出

マスタープラン2001における空間構成

センター地区基本設計における空間構成の提案

アクティビティの表出 アクティビティの表出

3-2

図3.1.2.1 空間構成の転換

図3.1.2.2 大学の象徴=顔づくり

3.1-2 配置計画の考え方2

タウン・オン・キャンパス

ゲート・ブリッジ

学園通線

キャンパス・コモン

学園通線

一体感の演出

グリーン・コリドー

ターミナル機能キャンパス・コモン

空間の連続性

人の流れイベント・プラザ

アカデミック・プラザ

コミュニティ・プラザ

キャンパス・モール

キャンパス・モール

外部・周辺地域

展示、情報発信機能産学連携機能地域連携機能

本部事務機能両プラザの一体性に配慮

全学教育施設総合研究博物館

ターミナル機能

社会に開かれた大学の顔づくり

理学系地区との連続性

文系地区との連続性

情報学習機能

キャンパス・モール沿いに設置

コミュニティ・プラザアカデミック・プラザ

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マスタープラン2001の空間モデルより

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大学の象徴=顔となる空間規模の検証その1

残された自然と自然、フリンジグリーンを結ぶ生態ネットワークの構築

(1)空間構成の演出手法~象徴的空間のスケール~

(4)空間構成~生態ネットワーク~

大学の象徴=顔となる空間規模の検証その2

福岡市の中心部とのスケール比較

(2)空間構成の演出手法~象徴的空間のスケール~

(3)空間構成の演出手法~センター地区のスケール比較~

サンピエトロ広場(ローマ)

新キャンパス・センター地区

キャンパス・コモン

3-3

図3.1.3.1 象徴的空間のスケール

図3.1.3.4 生態ネットワーク

3.1-3 配置計画の考え方3

エトワール広場(パリ)

新キャンパス・センター地区

キャンパス・コモン図3.1.3.3 象徴的空間のスケール 

天神

新キャンパス・センター地区

キャンパス・コモン図3.1.3.2 センター地区のスケール比較

学園通線

グリーン・コリドー

キャンパス・コモン

保全緑地

保全緑地

保全緑地

保全緑地

生態ネットワークとしてのフリンジグリーン

キャンパス・モール

エトワール広場

国体道路

昭和通り

500M

400M

200M

100M

30M

3.配置計画九州大学センター地区基本設計 計画説明書

サンピエトロ広場

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センター地区 イースト地区ウエスト地区

一体感の演出による顔づくり

ピロティとラボ・ウィンドウ ピロティと階段下の活用

セットバック

(1)わかりやすさとアクセシビリティの向上

(4)建物と外部空間の融合

グリーン・コリドー

グリーン・コリドー

(3)有機的な連続性

(2)センター地区におけるキャンパス・モール

アトリウムと廊下

センター地区における諸施設は、アカデミック・プラザ、コミュニティ・プラザ、イベントプラザ、キャンパス・コモン、キャンパス・モール等のそれぞれのオープンスペースと有機的な連続性を保ちながら、そこに人のアクティビティが表出するよう計画する。 学園通線

センター地区の20mの高低差をデメリットとしてではなく、豊かなキャンパス環境、新しい九大のアイデンティティを生み出す空間構成のためのメリットとして活用する。人と人との出会いやコミュニケーションを誘発する仕掛けとしてピロティやセットバック、アトリウム、外側開放廊下などの空間エレメントを挿入する。

センター地区では、わかりやすいキャンパス構成とするために、キャンパス・モールに幅をもたせ、明快な軸として整備する。利用者のアクセシビリティの向上を図るために、キャンパス・モールに近接した位置にバスストップを配置するとともに、起伏の大きいキャンパス内にフラットなレベルの通路を確保し、東西の人の流れの円滑化に配慮する。

キャンパス・モールには、雨に濡れないで歩行できるピロティや屋根、庇等の軒下空間を有するとともに、ギャラリーや研究活動、成果等の学内活動を紹介するラボ・ウィンドウ、偶発的なコミュニケーションを誘発するカフェ、情報学習室など、大学に集う人々のアクティビティが表出する空間と位置づける。

図3.1.4.1 わかりやすさとアクサビリティの向上

図3.1.4.4 建物と外部空間の融合図3.1.4.3 有機的な連続性

3-4

図3.1.4.2 センター地区におけるキャンパス・モール

3.1-4 配置計画の考え方4

レベル差を意識させないユニバーサルレベル

レベル差を利用した施設群レベル差を利用した施設群

大学のゲートとしての象徴的ブリッジ

学園通線

テラス

ラボ・ウィンドウ

キャンパス・コモンの広場に面したカフェ

互いに見る見られるの関係

外部・周辺地域

アトリウム

キャンパス・モールに施設のアクティビティが表出する

キャンパス・コモンの建物による威圧感の軽減

象徴性

キャンパス・コモンから見たときの建物による威圧感の軽減

明快なキャンパス・モール軸

バスストップ

開放廊下

112

東西

キャンパス・コモン

2

1

連続性

2.情報学習室1.全学教育施設

広場への顔づくり

朝市・屋台イベント

3.地域連携・サービス施設生活支援サービス施設等

4.生活支援・国際交流

4

3

3

プラザへの顔づくり

キャンパス・モール

外部・周辺地域

コミュニティ・プラザ

アカデミック・プラザ アクティビティの

表出

キャンパス・コモン

グリーン・コリドー

学園通線

研究成果の展示

カフェ

カフェ

イベント・プラザ

アクティビティの表出

ラボ・ウィンドウ

交流

コミュニケーション ギャラリー

公開講座 公開講座連続性

施設

共に成長

キャンパス・ロード

キャンパス・モール

キャンパス・モール

キャンパス・モールの要素が施設内に貫入

情報学習室 バスストップ

アカデミック・プラザ

コミュニティ・プラザイベント・プラザ

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屋上テラス・デッキサンクンガーデン 階段下の店舗 ピロティ

オーバーハングとハイライト

(3)空間構成の手法3 (4)空間構成の手法4

(2)空間構成の手法2(1)空間構成の手法1

3-5

3.1-5 配置計画の考え方5

図3.1.5.4 空間構成の手法4

図3.1.5.1 空間構成の手法1 図3.1.5.2 空間構成の手法2

図3.1.5.3 空間構成の手法3

通路に対してのオーバーハング事例 外光を通路に差し込む空間の重層化

ラボ・ウィンドウ

可動間仕切り壁による教室の分割利用

レベル差を活用した階段型教室

大教室

テラス

キャンパス・モール キャンパス・モール キャンパス・モール

半屋外の階段空間 レベル差と施設構成 斜面を活用した施設

大教室

大教室

ユニバーサルレベル

ピロティ下のアカデミック・プラザ

ピロティ 外光の入るピロティ空間 空間と空間をつなぐピロティ空間

緑の連続性を視覚的に確保屋外の軒下空間イベントができるピロティ空間

カフェテリアミニショップインフォメーション

ミニショップピロティ下のカフェテリア

レベル差を活用したサンクンガーデン 階段下のカフェ レベル差を利用した施設

高低差を活用したサンクンガーデン

ユニバーサルレベル

ユニバーサルレベル

デッキ ハイライト

見る見られるの関係見る見られるの関係

九州大学センター地区基本設計 計画説明書 3.配置計画

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・キャンパス・コモン キャンパス・モールの南側に、日照環境や開放性の点で優れた環境を提供するためのキャンパス・コモンを設ける。

・全体骨格形成の方針 新キャンパス全体に設定された各ゾーンを機能的に結ぶことにより、全体的を貫く大きな骨格を形成する。

・キャンパス・モール 東西2kmに及ぶ長いキャンパスにおける一体的な土地利用、研究・教育活動の活性化、円滑な移動を図るために、 敷地中央を東西方向に貫通するキャンパスの中心軸としてキャンパス・モールを設ける。

・幹線道路 新キャンパス内に主として自動車交通のための幹線道路を設け、沿道に駐車場を分散配置する。

・グリーン・コリドー 東西に長い敷地を適度なスケールで分節し、緑・生態系のネットワークするグリーン・コリドーを設定する。

・アライバル・ポイント 幹線道路から、各研究・教育施設もしくはキャンパス・モールに自動車交通が寄り付く場所をアライバル・ポイントと呼ぶ。

・未来のポテンシャル軸 空間軸キャンパス・モールと平行して東西に延びる連続した用地を「未来のポテンシャル軸」として確保する。

図3.2.1 マスタープラン2001における骨格形成

3-6

3.2.1 マスタープラン2001における骨格形成の構成概念3.2  配置計画

九州大学センター地区基本設計 計画説明書 3.配置計画

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学園通線

屋外運動場

幹線道路

幹線道路

キャンパス・モール

幹線道路

支線道路

施設

ユニバーサルレベル

水平で広がりのある広場(アカデミック・プラザ、コミュニティ・プラザ)とゆるやかで自然な傾斜面で構成されるキャンパスモールのランドスケープづくり

ピロティー、屋上緑化、庇、アトリウム、サンクンガーデンや建物間オーバーハング等を最大活用した建築と一体感のあるキャンパス・モールづくり

ユニバーサルレベルによるセンター・ゾーンの一体性とにぎわいの創出

図 3.2.3 にぎわいを創出する広場の形成と施設配置

自然

自然

キャンパス・コモン

キャンパス・モール

アカデミック・プラザ

コミュニティ・プラザ

自然

自然

3.2-2 にぎわいを創出する広場の形成と施設配置

九州大学センター地区基本設計 計画説明書 3.配置計画

3-7

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学園通線

屋外運動場

幹線道路

幹線道路国費による施設

幹線道路

グリーンコリドー

支線道路

ユニバーサルレベル

新たな整備手法による施設

キャンパス・モールに近接してコンパクトに配置される国費整備による全学教育機能を中心とした施設群

一体的な活用を可能とする空間構成による施設配置

幹線道路からアクセスしやすいゾーンに配置される新たな整備手法による施設づくり

管理区域の分割も可能な施設配置

図 3.2.4 国費と新たな整備手法による施設配置の方針

自然

自然

キャンパス・コモン

キャンパス・モール

自然

自然

3.2-3 国費と新たな整備手法による施設配置の方針

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3-8

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学園通線

屋外運動場

幹線道路

幹線道路

サービス道路

未来型交通ルートB

未来型交通ルートA

駐車場・駐輪場

幹線道路

支線道路

施設

幹線道路に沿った駐車場の分散化と緑化

交差点の交通渋滞を考慮したバスルート

サービス用道路の確保

高架等の専用軌道(走行路)を前提とした交通システム用のルート。キャンパス内の景観に配慮しつつ、主として幹線道路沿いの用地を利用する。

高架によらず、歩行者と同じレベル、もしくは近いレベル上を走行するルート。歩行者の交通を部分的に支援する移動装置などもこれに該当する。

図 3.2.5 動線計画の方針

自然

自然

キャンパス・コモン

キャンパス・モール

自然

自然

3.2-4 動線計画の方針

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3-9

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自然

自然

理学部

自然

自然

一般研究・教育施設

キャンパス・コモン

屋外運動場

国費

新たな整備手法

幹線道路

支線道路

ユニバーサルレベル

グリーンコリドーゾーン

全学教育ゾーン

展示・イベント・管理ゾーン

未来のポテンシャルゾーン

国際交流ゾーン

民間等施設ゾーン

学生宿舎ゾーン

全学教育施設保健管理施設福利厚生施設課外活動共用施設屋内運動場情報学習室図書館            

総合研究博物館大学事務局庁舎大学史料室

リエゾン・TLOオフィス留学生センター韓国研究センターアジア総合研究センター国際交流推進室民間等施設

ホテル・民間等施設研究者交流施設国際交流会館教職員施設外国人教師宿泊施設

学生宿舎民間等施設

民間資金等の活用により、地域や産学との連携を促す施設ゾーンで、研究者交流施設や国際交流会館や教職員施設などのホテルや居住宿泊施設、ならびに生活支援サービス施設等との複合化が考えられるゾーン。

海外からの研究者や学生が利用しやすく、海外からの情報発信機能を有する施設群により国際的な交流や連携を促す施設ゾーン。

歩行者の主動線であるキャンパスモールに沿って、学生の利用率が高い施設がコンパクトに配置されるゾーンで、ユニバーサルレベルによってより一体化が図られる。

学園通り線の交差点に近く、かつ、幹線道路に沿っており、学外からの来訪者にとってわかりやすくアプローチし易い施設ゾーン。

将来の増築に対応するために、恒久的施設を配置しない。

元岡・桑原地区と連続してにぎわいや活気を生み出す施設ゾーン。

図 3.2.6 センター地区の敷地ゾーニングの方針

民間等施設ゾーン

国際交流ゾーン

運動場ゾーン

全学教育ゾーン

未来のポテンシャル軸

未来のポテンシャル軸

未来のポテンシャル軸

展示・イベント・管理ゾーン

産学・地域・国際連携拠点ゾーン

学生宿舎ゾーン

3.2-5 センター地区の敷地ゾーニングの方針

九州大学センター地区基本設計 計画説明書 3.配置計画

3-10

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46.00

No.20

・FH=12.2

・18.00

・i=2.45・% ・17.50

・42

・43

・40

・41

・42

・i=4.919%

・36・37・38

・44.15

・40

・1:3.0

・40・1:2.0

・i=5.801%

・41

・39

・1:3.0

・40

・45.0

・46.0

大学史料室

屋内運動場 貝塚境界線

20

18.5

19

18

17

36

20

10

34

21

25

30

35

40

45

45

40

30

25

35

40

45

2019

21

16

15

14

Park in Park

25

22

21 30

23

201918171615

14

13

12

11

27

26

28

29

30

25

30

30

34

20

研究者交流施設

30中央図書館

大坂の池

2122

2324252627

2829

30

2019

18 17 16

15

14.9

14.8

14.7

14.6

大学ホール

26

27

2829 30 31

32

33

34

35

36

40

41

42

43

37

38

39

43

42

41

40

39

38

37

19 18 17 16 15

3031

32333435

29

28

27

20

20

24

23

22

25

大学事務局庁舎

高等教育総合開発研究センター

学務部

保健管理施設

熱源供給施設

課外活動共用施設

全学教育施設

韓国研究センター留学生センター

リエゾン・TLOオフィス

教職員施設

外国人教師宿泊施設

未来のポテンシャル軸

総合研究博物館

福利厚生施設

情報学習室

情報学習室

情報学習室

学生宿舎

学生宿舎

学生宿舎

国際交流会館(研究者)民間等施設

3435

36373839

33.44

30

30

33

32

31

給水センター等

民間等施設

24

20

20

40

2122

全学教育施設

23

24

保存地下遺構

36

学生宿舎

駐輪場

駐車場

産学連携施設

国際交流推進室アジア総合研究センター

研究教育棟

全学教育施設

30

20

30

20

20

30

25

30

36

14

1211.0

14 13

12

11

10

9

10

11

12

13

17

30

45

3540

25

35

25

30

37.0

42.0

32.0

27.0

22.0

50

40

45

50

34

50

55

60

20

36

FH=12.2

18

43民間等施設ホテル

増築用地

情報学習室

情報学習室

20

山桜

未来のポテンシャル軸

63台駐車場

21台駐車場

駐車場(200台)

   (100台)車寄せ・駐車場

駐車場25台

駐輪場160台

駐車場41台

駐輪場220台

駐輪場210台

研究教育棟31

32

33

民間等施設ホテル

25

国費

国費+新たな整備手法

新たな整備手法

センター地区基本設計対象範囲

N 200 50 S=1:3000100m

3.3 配置計画図

九州大学センター地区基本設計 計画説明書 3.配置計画

3-11

図 3.3 配置計画図

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九州大学センター地区基本設計 計画説明書 3.配置計画

キャンパス景観の下部構造としてのランドスケープ

<キャンパス景観の下部構造>

建築施設の整備が段階的に行われる本計画のプログラムでは、

ランドスケープが当初から、また長期に渡ってキャンパス景観

そのものとなる。建築施設のあり方に関わらずキャンパスの基

調イメージとして景観の下部構造を構成することとなる。

キャンパス景観の下部構造について、「地形」、「水系」、「緑

地」、「道路」、「境界」、「遺跡」という6つの景観構造要素を挙

げ、それぞれにランドスケープ計画上の方針を設定する。

<地形-有機的地形の復元>

「地形」については、(1)有機的地形の復元、そして(2)大規

模造成地形の修景によって、自然になじみヒューマンスケール

を逸脱しない地形を取り戻す。

<水系-水路を介した自然のつながりの形成>

雨水排水路を親自然的な設えとし、相互に連結することによ

り、水系を介した自然のつながりを再構成する。

<緑地-自然のネットワークとしてのグリーン・コリドー>

グリーン・コリドーを緑・生態系のネットワーク機能として

具体化する方策及び、保全緑地と整備緑地を融合する手法を提

示する。

<道路-象徴的景観の形成>

幹線道路についてキャンパスの象徴的道路景観の形成の方針

を提示する。

<遺跡-積極的な活用>

歴史的資源としての遺跡と、ネイチャートレイルと連携した

「知のトレイル」のなかで積極的に活用する。

<境界-門や柵などによらない大学の敷地境界の明示>

地域に開かれたキャンパスとして開放的な雰囲気づくりを行

うために、植栽や地形的変化を活用したランドスケープデザイ

ンにより、門や柵によらない境界部のデザインとする。

敷地境界部の計画にあたっては、周辺地域との景観的調和を

図りゴミや落葉の飛散防止、落石、地滑りなどの危険防止につ

いても十分配慮して計画する。

3.4-1 基本方針

3-12

3.4 ランドスケープ

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地形

景観構造要素

水系

緑地

道路

人的尺度による地形の緩和イメージ

有機的地形の復元人的尺度による地形の緩和

計画上の方針

水路を介した自然のつながりの形成水文学的ミティゲーション

象徴的道路景観の形成

地区基本設計のキーワード

親自然型排水計画(自然側溝、ため池、雨水浸透、ビオトープ、湿性植物)

粗放管理的植生・持続的植生、自然のネットワークの優先

車道と歩道の分離、並木、緑地との一体化

A.法肩にラウンディング、築山で変化をつける

築山

B.法面に変化をつける

盛土による変化 切土による変化

・地形のスカイラインに変化をつける

・大きな基段平面を地形的に分節化する

造成により整形化された地形を風景・機能・自然・生態の観点をもって有機的地形に戻す

ラウンディング

造成以前土木技術的合理性

ランドスケープデザイン

自然緑地的景観の形成グリーン・コリドーの実現

法面の修正(ラウンディング等)微地形の形成

地形修景イメージ

(1)地形-有機的地形の復元

遺跡 遺跡の尊重 遺跡の保全、ネイチャートレイルとの連携

境界 門や柵などによらず大学の敷地を示す 景観の転換、緩衝緑地

(1)キャンパス景観の下部構造の整理

3-13

図3.4.2 有機的地形の復元

3.4-2 ランドスケープの形成

九州大学センター地区基本設計 計画説明書

宅盤を小さい段に分ける

散在する雑木林風の木立ち小さな法面(土羽)

3.配置計画

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・保全緑地と整備緑地の配合①地形的に連続している場合

②法面で隔てられている場合

整備緑地

整備緑地

保全緑地

敷地の造成

保全緑地

保全緑地と整備緑地が融合したランドスケープ

(3)緑地-自然のネットワークとしてのグリーン・コリドー(2)水系ー水路を介した自然のつながりの形成

< 水のネットワーク >

図3.4.3.5 保全緑地と整備緑地の配合

3-14

図3.4.3.3 緑地-自然のネットワークとしてのグリーン・コリドー

図3.4.3.4 保全緑地と整備緑地の配合

図3.4.3.1 水系-水路を介した自然のつながりの形成

3.4-2 ランドスケープの形成

・16

・1 8

・2 0

・2 0

・2 6

・2 4

・2 2

・1 8

・1 6

・38

・36・34・32

・30

・28・

26・24

・22

・44

・40

水路支線

堰堤

水田/あし田水質浄化・雨水貯留・沈砂

貯留・水量調節

「緑・生態系のネットワーク」

・身近に自然と人のかかわりを体験する場

・生物の生息・移動空間雑木林・水系の導入・ブッシュエコトンネル

盛土+高木植栽

密 保全緑地と整備緑地の樹木が混ざり合う 疎

斜面樹林化工法

グリーン・コリドーへの提案

鈴縁部の手当による保全緑地の気象の保全

整備緑地保全緑地

3割勾配以下

整備緑地保全緑地

生物の生息空間

レベル差で自然のプライバシーを守る

人の生活域をグリーン・コリドーに近づける

排水路

排水路

排水路

郷土種による樹木

人と自然の立体交差

生物の生息空間

自然側溝のイメージ

3.配置計画九州大学センター地区基本設計 計画説明書

・水路のイメージ

図3.4.3.2 水路のイメージ

自然側溝による雨水排水のネットワーク概念図

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近づける

見せる

遺跡を地形的に明示

知のトレイル

遺跡

ネイチャートレイル

当初計画

改良提案

歩道をセットバック範囲へと引き込み緑の中の車道、歩道とする

象徴的並木

(5)遺跡-積極的な活用(4)道路-象徴的景観の形成(幹線道路)

3-15

図3.4.4.1 道路-象徴的景観の形成 図3.4.4.2 遺跡-積極的な活用

3.4-2 ランドスケープの形成

4.0m3.0m車道(2車線)自転車歩行者道

7.0m 7.0m 緑地17.0m

3.5m 3.5m

3.配置計画九州大学センター地区基本設計 計画説明書

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林の斜面や藪などの管理上の死角となりがちな場所には、管理用道路等を設置し、直接ゴミが投機できないように計画する。

親自然型側溝と低木の植栽を前面に設けることにより、フェンスを隠し、歩道と芝生の広場との視覚的連続性を確保する。

落葉樹などの街路樹を境界際に植栽した場合、学外に落葉が飛散する。

敷地境界線まで離隔距離を設け落葉の飛散を防止し、かつ管理用道路を設けてその清掃を容易にする。

公道に接して林の斜面や藪などの境界を設けると、産業廃棄物や家電ゴミなどの不法投棄を誘発する。

やむを得ず切り通しの法面を設ける場合は、景観的に配慮し、緑化ブロックなどを積極的に導入する。

学外に面してフェンスが直接設置されたるため、閉鎖的なキャンパスの印象を与える。

間知ブロック積みなどの擁壁は、周辺の保全緑地との調和を欠くだけでなく、圧迫感を学外に与える。

落葉

学外学内 学外学内

落葉

管理用道路

学内 学外 学内 学外

芝生芝生

学内 学外 学内 学外

学内 学外

管理用道路

フェンスフェンス

U字側溝 親水型側溝

不法投棄

学内 学外

図3.4.5 敷地・門や柵などによらない敷地境界の明示

3-16

3.4-2 ランドスケープの形成

離隔距離の確保

バッファゾーンの確保フェンスを隠す

ゴミの不法投棄の予防 法面の修景

九州大学センター地区基本設計 計画説明書 3.配置計画

(6)境界ー敷地・門や柵などによらない敷地境界の明示