マレーシア・サラワク報告「土地紛争と先住民族の挑戦」サラワクの森林と先住民族「土地紛争と先住民族の挑戦」サラワク・キャンペーン委員会

サラワク・キャンペーン委員会

サラワク キャン ン委員会トム・エドワードソン

サラワク キャン ン委員会

トム・エドワードソン

1

マレ世26し既日サ レーシ

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慣、儀礼

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ロングハウスで大家族のように苦楽を分かち合って暮らす

5

棒で土に穴を開けていろんな種を一緒に作付けする

6

稲も野菜も一緒に育つ 豊かな稔り

7

森川大どで取れ

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8

日本の合板輸入量推移日本の合板輸入量推移19901990--20082008Trend of plywood import in Japan （FOE Japan 提供）

6 000 M l i

5,000

6,000 Malaysia

Indonesia

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1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008

9

日本での熱帯木材の使途

コンクリート型枠

家具 住宅下地材（床、壁、天井）

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突然の変化 伐採業者がやってきた

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ブルドーザーの到来で土地権が抹消されたことを知らされる

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1993年 スバトゥ川で数千人規模の封鎖

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1993年 スバトゥ川封鎖は武装警察が強制解除年 ゥ川封鎖 武装警察 強制解除

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林道

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伐採より恐ろしい伐採より恐ろしいアブラヤシ・プランテーションアブラヤシ プランテ ション

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「緑の砂漠」で無数の村が永遠に消えてしまった

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アブラヤシ農園面積の推移アブラヤシ農園面積の推移Trend of area of Oil palm plantation （FOE Japan 提供）

2,500

2,000

PeninsularMalaysia

Sabah

1,500

.000ha） Sarawak

1,000

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1.

500

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0

1975 1980 1985 1990 1995 2000 2002 2003 2004 2005 2006 2007

出所：MPIC(2007), IDS18

そしてアカシア・プランテーションそしてアカシア・プランテーション見渡す限り 単一樹種見渡す限り 単 樹種

19

サラワク州のアブラヤシとパルプ用植林の予定地

油椰子(緑）植林(黄） 20

先住慣習権の土地先住慣習権の土地(NCR Land)(NCR Land)( )( )Native Customary Rights Land

土地全体(Pem kai Menoa)土地全体(Pemukai Menoa)

耕作地 サラワク土地法では

狩猟, 漁業, 林産物,非木材林産物採集地

耕作地(Temuda) (a)以下の用途のために原

生林を伐採して取得した土地として、非木材林産物採集地

(Pulau Galau)

た土地として、(b)果樹植栽用地(c)居住地や耕作地の開墾(d)墓地や聖堂としての利( )

用(e)土地区分に従った固有

の利用

住居(Long House)

(f)他の合法的な方法による土地の利用

住居(Long House)21

先住民族の慣習的な土地権

• 1958年1月1日以前に慣習利用した土地には先住民族としての慣習的な土権利が認は先住民族としての慣習的な土権利が認められている（NCR、Native Customary Ri h ）Rights）。

• 農業のために開墾した土地だけでなく、狩農 、猟採集に使った森も対象（Land & Survey vs. Nor Anak Nyawai 2005）y

• 大臣が取り消せるが＝＞慣習地を測量し適正な補償を支払わなければならない適正な補償を支払わなければならない。

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先住民族の抵抗

• 政府に陳情・国際社会にアピール

• 道路封鎖（80年代半ば～数百人逮捕）

• 土地を守る裁判闘争（200件以上）• 土地を守る裁判闘争（200件以上）

– 住民がGPSで自ら地図を作っている

– 住民勝訴が相次いでいる

しかし州政府を後ろ盾に企業は判決を無視しかし州政府を後ろ盾に企業は判決を無視して、先住慣習地に無断で侵入し続ける。

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Konsep Baru（新構想）Konsep Baru（新構想）

公社LCDAが先住慣習権を有する住民から• 公社LCDAが先住慣習権を有する住民からの信託を受け、その代理人として民間企業と合弁契約を結ぶ 企業は６０年間 住民から合弁契約を結ぶ。企業は６０年間、住民から土地をリースされる。

• 州公社10%、民間企業60%、住民30%の持株で合弁会社が作られる。住民は毎年配当を受ける約束。

• しかし 企業の経営情報は開示されず 配当しかし、企業の経営情報は開示されず、配当が正しく支払われないケースが多い。リース完了後に住民は「土地返還を申請できる」とい完了後に住民は「土地返還を申請できる」というが、果たして。。。 24

開発主体：LCDA・タブンハジ社• 公社Land Consolidation and Development

Agency (LCDA)と、タブン・ハジ社（メッカ巡礼g y ( )基金）の合弁。２０１０年１２月に操業開始。

• Ruan村 (村落1-9) Spaoh村 （村落1-3）Ruan村 (村落1 9), Spaoh村 （村落1 3）Sengkalan村、Semelatong村、Isu村、Sibau Rumbau村 計16村落に影響Rumbau村、計16村落に影響。

• Penghulu＋Semelatong村長が一方的に合弁契約を結び 住民に内容を説明せず契約を結び、住民に内容を説明せず。

• 反対派住民は４回も道路封鎖を行った

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先祖の土地に見渡す限り、植えられるアブラヤシ

26

除草剤、化学肥料、重油で大地は汚染され。。

27

汚濁した水が川に流れ込む。。。

28

子供たちの眠る墓も破壊を免れなかった。。

29

抵抗のしるしとして村人は小屋を建てた

30

私たちの訪問中に開発賛成派に暴力を振るわれた男性

31

住民は先祖の土地の地図を作り、裁判闘争を始めている

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戦前から土地を使ってきた

動かぬ証拠もある動かぬ証拠もある

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サラワク州のアブラヤシとパルプ用植林の予定地

油椰子(緑）植林(黄） 34

Grand Perfect社アカシア植林で生物多様性を救う？！アカシア植林で生物多様性を救う？！

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グランド･パーフェクト社

• グランド･パーフェクト社は、大手伐採企業サムリン、タアン KTSの３社 ンソ シアムタアン、KTSの３社コンソーシアム

• ５０万ヘクタールをパルプ用アカシア植林のために割り当てられる。植栽可能面積は１５万ヘクタール。

• すでに９万ヘクタール植栽済み。

• もともと、BPP社に割り当たられていたが歴史的なルマ・ノル村に裁判で負けて撤退。歴史的なルマ ノル村に裁判で負けて撤退。

• ルマ・センゴク村など多くの村々が土地を奪われているいる。

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Grand Perfect社に皆伐されたゴク村 慣習地ルマ･センゴク村の慣習地

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地平線までアカシアで埋め尽くされる

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ルマ･センゴク村は、ルマ センゴク村は、植民地政府に土地権を認められ土地権を認められ、ゴム栽培の許可を得ていた

40

会社が侵入する度、警察に届けたが、なしのつぶて。。

41

同社は、村人の作業小屋をチェーンソーでなぎ倒し。。

42

村人の使う道路を重機で壊しゴムを出荷できなくした

43

土地調査局は、アカシア林からアブラヤシを撤去しなければ＜ 強制排除すると通告してきた＜＝強制排除すると通告してきた

ルマ・センゴク村は、自ら

地図を作り、裁判を闘おうと

している ↓

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先住民族NGO

Sarawak Dayak Iban Association (SADIA

Sahabat Alam Malaysia (FOE) Borneo Resources Institute (BRIMAS)45

サラワク全州で先住民族

住民が立ち上がっている

在来種 を植えて土地を在来種↑を植えて土地を守るウマバワン村

境界線にお守りをかけ→土地を守るビンセント村

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勝訴して油やし経営勝訴して油やし経営カンポン・ルボル村

森を復元する計画も47

企業にできること

• 環境負荷の高い製品の購入に関して、環境や社会面に配慮した調達方針を定める。

• 木材は なるべく国産材やFSC認証木材・木材は、なるべく国産材やFSC認証木材製品を使う。

持続 能なパ ム油 関する 卓会議• 持続可能なパーム油に関する円卓会議（RSPO）の活動に参加する。

• 企業活動そのものが環境や社会に与える影響を根本から考える影響を根本から考える。

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