1.お悩みをカバーする美肌ベースメイク · 2016-03-25 ·...

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2016 年 2 月・3 月グランシオン発表会

■ ポイント◆カバー力UP◆崩れ防止◆小顔効果

肌の色に合うファンデーションは、エラの部分に塗って首と違和感がない色を選ぶ。

顔の中央(鼻の横)に薬指を縦にして置く《図2》。

利き手と反対の手のひらにファンデーションを 1 円玉くらい出し、利き手の薬指から付け根までに、ファンデーションを伸ばして取る《図1》。

「中央」から「外側」に向かって指を 1 本分ずつずらしながらファンデーションを置く《図3》。片側のファンデーションを置いたら、反対側も置く前に薬指に取り直す(左右のファンデーションの量を同じにするため)。おでこ、上まぶた、鼻筋、鼻下、アゴにはファンデーションをひと押さえする。両まぶたにファンデーションを置く際も、量を同じにするため、片方に置いたらファンデーションを薬指に取り直してもう一方にも置くこと。

裏ワザ:ツヤ肌を作るにはピュアオイルをリキッドファンデーションに半プッシュだけ混ぜる。

注:薬指をあちこちにまばらに動かすと、ムラになる。

肌色を均一にする多重塗りファンデーションの密着度を高めるファンデーションを塗る範囲を顔の中心部に限定する

■ リキッドファンデーション

◆ローズベージュ◆ヌードベージュ◆ウォームベージュ

肌にピンクまたは青味がある方にオススメ肌に黄味があり、明るいトーンの方にオススメ肌に黄味がある、暗めのトーンの方にオススメ

1.お悩みをカバーする美肌ベースメイク

P.1

《図2》

《図1》

《図3》

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2016 年 2 月・3 月グランシオン発表会

P.2

手のひらで顔を優しく覆うつもりで、軽く 1 箇所につき5回くらい叩き込みながら、顔の内側から外側に手を移動させる。フェイスラインまできたら、ファンデーションを外側に引き伸ばす。ムラがないか顔全体を確認して馴染ませる。目や鼻、口の周りは中指一本で特にていねいに馴染ませる。ファンデーションの量が多すぎた場合、スポンジで軽く叩いて取る。

薬指で顔全体にファンデーションを置き叩き込むこの方法は、ファンデーションを点在させてから顔の隅々に伸ばす方法より、早くて肌の負担も軽く、ファンデーションのカバー力・密着度が増す。

年を重ねて上まぶたが下がってきている方は目じりにもしっかりファンデーションを馴染ませること。目尻が明るいと目元が引き上がって見える。

シミ、クマなどの気になる部分には、リキッドファンデーションを再度重ねづけする。 また、眉間や小鼻などは赤味が出やすいため、重ねづけしてカバーすると洗練度が上がる。 重ねづけの時はファンデーションをトントンと指先で置いて馴染ませる。

シミやそばかすなどの濃さに応じてリキッドファンデーションの重ねづけを何回か繰り返す。ただし、リキッドファンデーションが終わった段階で、シミやソバカスなどが完全にカバー出来ていなくても良い。この後の工程でもさらにカバー出来るため。

ポイント:カバー力UP1

ファンデーションは光を反射するため、ファンデーションが厚い中央部分が明るく前に飛び出し、ファンデーションが薄い顔の外側部分が暗く後退する。つまり顔の中央が一番高く立体感が出て、小顔に見える。ファンデーションをおく範囲は、《図4》の逆三角形のように顔の中心部のみでよい。

《図4》

ポイント:小顔効果

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肌の色に合うファンデーションは、首に色をつけて合う色を選ぶ。

■ パウダーファンデーション

限りなく薄く顔全体に一膜かけるつもりでつける。鼻を境に左右に振り払うつもりでブラシを使う。

■ ルーセント

◆アイボリー◆クリアベージュ◆ナチュラルベージュ◆オークル

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P.3

カバーしきれていない色ムラ(シミ・ニキビ・クマなど)の部分に「のみ」パウダーファンデーションを使う。スポンジで肌をこすってしまうとリキッドファンデーションがよれてしまうので、肌に対して垂直に、スポンジなどで軽くトントン叩いて馴染ませる。

ポイント:カバー力UP2

明るいトーンの肌にオススメ黄味がある肌にオススメ標準色(青味・黄味両方の肌に使用可能)暗いトーンの肌、シェーディング用にオススメ

◆ベージュのセット◆ピンクのセット

肌に黄味がある方や小麦色の肌の方にもオススメ。肌に青味・ピンク味がある方、または色白で血色を良くしたい方にオススメ。

ルーセント後、何もつけていない直径10cmくらいの大判のパフを、

①親指と人差し指でパフの上の方を持ち《図5》、残りの三本指でパフを叩く感じで顔全体をパッティングする。

②目や鼻の周りはパフを半分に折り曲げて優しく細かくパッティングする。

ポイント:化粧崩れ防止&ツヤ感UP

余分な粉が取れ、必要最低限の粉が肌に密着。化粧崩れ予防になり肌のツヤ感も増す。

《図5》

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明るい色でハイライトを入れるのは、Tゾーン・目の周り・アゴ先など。ハイライトの部分は、明るく・高く・広く見せることができるので顔に立体感が出る《図6》。

注:鼻筋にハイライトを入れる時は、ブラシを縦にして「細く」鼻筋を強調すること。

■ ハイライト

P.4

《図6》

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丸い顔顔の両サイドに影

四角い顔・ベース型の顔額の両サイドとエラ = 顔の 4か角に影

面長の顔額と顎 = 顔の上下に影

逆三角形の顔顎先と額の両サイドの出っ張った部分に影

■ ローライト(パウダーファンデーションのオークル)

顔型別 ローライトの入れる位置《図7》

P.5

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ローライトを髪の生え際に入れる時は、髪にかかるくらいの位置からブラシをスタート。エラに入れる時は首からスタート。

外側から内側にブラシを大胆に動かし、外側が暗く濃く、内側が明るく薄くなるようにする。

暗い色でローライト(シェーディング)を入れるのは、主にエラ、頬骨、額の髪の生え際。理想の顔型は逆卵型なので、それよりはみ出す部分に暗い色をブラシで入れ影を作る《図7》。

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注:ローライトは暗い色なのでハイライトの明るい色のブラシと別のブラシを用意した方がよい。

注:肉眼で見えるほど暗い色を入れなくてよい。

注:年を重ねるとこめかみが痩せてくることがあるので、その場合はこめかみにローライトを入れないように注意する。むしろその場合はハイライトを入れてこめかみにハリを出し華やかに仕上げる。

P.6

■ ベースメイク まとめ

◆顔の中心にのみファンデーションを塗ると、小顔に見え首と顔の境目が自然。◆気になる部分にのみ、ファンデーションを重ねづけする(多重塗り)。◆ファンデーション類は、「置く」とカバー力が高まりメイクの時間短縮ができる。◆ベースメイクは、厚くなればなるほど老けて見えるので要注意。◆何もつけていないパフでパッティングすると崩れ予防になりツヤ感がでる。

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2016 年 2 月・3 月グランシオン発表会

注:目尻とは、白目の終わりのこと。年を重ねて上まぶたが下がっている人は引き上げて白目の終わりを確認すること。

P.7

スクリューブラシなどで眉の毛流れが下向きにならないように整える。

基本のガイドラインに沿って眉山を決める。眉山は、黒目の外側の輪郭線から上にまっすぐ上がった所。眉の長さは、小鼻と目尻を結び、その延長線上より内側までの長さが基本。眉と眉の間は指2本分離れているのが理想《図8》。

アイブローペンシルの色

アイブローペンシルの色は髪の色に合わせる。

眉山と眉尻を決めたら、眉尻は眉頭の底辺より下がらないようにして《図8》、ペンシルで理想の形をまず薄く描く《図9》。眉頭より下がって毛が生えている部分はカットする。

形が整ったことを確認できたら、徐々に濃く描く。描いた部分にアイブロウパウダーやアイシャドウの茶系をブラシでのせるとより自然に仕上がる。眉は形や長さによって与える印象が違うので、出したいイメージに合わせる《図9》。

■ 「品があって若々しく自然に見える」ポイント

■ アイブロウ

◆色数を絞る = ワントーンメイク = アイシャドウ・リップ・チークが同じような色◆ぼかす

◆マルーンブラウン◆チャコールグレー

髪が茶系・白髪でも黄味がかっている方にオススメ。黒髪・白髪の方にオススメ。

2.オールシーズンどのような洋服にも合う万能ポイントメイク

《図8》

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■ アイライン

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アイライナーは黒のペンシルタイプが使いやすい。上まぶたのまつ毛とまつ毛の間を埋めるつもりで描く。自分で描く時は、斜め下に鏡を置き、アゴを上げてまぶたを引き上げながら描くと描きやすい。ガタついても綿棒で馴染ませれば良い。

■ ビューラー・マスカラ

ビューラーでまつ毛の根元を引き上げ、まつ毛が扇状に広がるようにマスカラをする。まつ毛が下向きに生えていてなかなか上がらない人は、熱の力で上げるホットビューラーを使うと良い。下まつ毛にもマスカラを塗る。

■ リップ

上唇の厚みと下唇の厚みは、1:1.2のバランスになるように形を整える《図12》。唇の形が左右均等でない場合は、リップライナーで輪郭を整える《図13》。口紅の色は 血色が良く見えるピンク系がおススメ。ご年配や小麦肌の方は、深みのある色の方が顔色が良く見える。

注:上まぶたがたるんで覆いかぶさっている方には、アイラインをしなくても良い(アイラインを入れても表に見えないため)。他のパーツ、例えばチークを強めに入れるなどして女性らしさや可愛らしさを表現できる。メイクは全体のバランスで印象が決まるので、全てのパーツを強調しなくても良い。

注:お客様にメイクをする際、普段ビューラーをしたことがある方にはご自身でしていただくようにビューラーをお渡しする。不慣れなままビューラーをすると上まぶたを挟むなどして危険。

①リップライナーで輪郭を取ると、唇の形が整えられるだけでなく口紅のにじみ予防にもなる。アイブロウペンシルのマルーンブラウンは、リップライナー代わりにもなる。

②マルーンブラウンのペンシルで輪郭線を取ったら、線の内側のみを綿棒でぼかす。輪郭線が暗い色だと唇の中央部分が明るく立体的にふっくら見える。

ポイント

《図12》

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P.12

唇の形の整え方《図13》

厚い唇コンシーラーで元の唇の形を消しておく。本来より内側に唇の山と谷、下唇の底の位置を決め、口角と結ぶ。

薄い唇上唇の山と谷、下唇の底を本来より外側に決め、口角まで自然な曲線で結んでふっくら感を出す。

小さい唇実際の唇より口角をほんの少し外側に決め、本来の唇よりひと回り外側に描く。

富士山型の唇唇の山から口角までが反り返った線になっているので、山から口角までを直線的に厚みを出して描く。

アンバランスな唇まずは本来の唇の形をコンシーラーで消す。厚みがある方は本来より内側に線を描き、薄い方は本来より外側にふっくらした線を描く。

下がり気味の唇実際の口角より上の位置に口角を定め、唇の山と口角をなだらかな曲線でつなぐ。

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チークは、入れる位置や形によって与える印象が違う。そして顔の形も調整できる。それぞれの顔型に似合っているか確認しながら入れること。

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チークの位置・形《図16》

ナチュラル・上品な印象 かわいい・優しい印象

大人っぽい・クールな印象注:ほほ骨から小鼻に向かってブラシを払うようにして入れると良い。