茨木ほくちの会 中間報告公開用

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2016 年 1 年 13 年 年年年年年年年 年年年年年年年年年年年年年年年年年 年年年年年

Transcript of 茨木ほくちの会 中間報告公開用

2016年 1月 13日 

茨木ほくちの会 

茨木市北部地域ビジョンプロジェクト 中間報告会 

流れ 

1.茨木ほくちの会について

2.茨木市北部地域の現状

3.茨木ほくちの会が目指す姿

4.今後の予定

茨木ほくちの会について

茨木ほくちの会とは 

茨木市北部地域(=山三地域)見山・清渓・石河

を活性化するための組織

沿革 

2015年 2月 事務局メンバーが農林水産省の補助金事業「農村集落活性化支援事業」に応募 

      4月 

茨木市北部地域協議会発足山三地域の自治会長に説明 

      6月 

補助金採択 

      7月 

メンバー募集開始 

      8月 

活動開始 

      9月 

「茨木ほくちの会」愛称決定 

茨木ほくちの会名前の由来 

茨木北部地域の略

ほくち=火口

+

会員 

・茨木市北部地域の(見山・清渓・石河) 居住者・出身者・事業者で参加の意志のある者・会員数  55名( 2016年 1月現在) 

会員構成 

地域別 属性別

2016年 1月現在

会員構成 

性別 年代別

2016年 1月現在

活動内容 

2015年4月~ 2015年7月~      2016.4月~

茨木市北部地域協議会発足

メンバー募集

ビジョン策定のための

ミーティング実施

ビジョン実現に向けた活動・体制構築

・ 2015年度は茨木市北部地域のビジョンを策定・ 5年間でビジョン実現の体制構築。

ワークショップ

開催数 10回

延べ時間 7410時間

延べ参加者数 247名

2016年 1月現在

会員全員でビジョン策定に向け議論。

←山崎亮さん講演

視察 

開催数 1回 (綾部市)

延べ時間 252時間

延べ参加者数 21名

2016年 1月現在

先進地から学ぶための視察。

ヒアリング 

開催数 30団体 

延べ時間 192時間

延べ参加者数 66名

2016年 1月現在

山三地域で活動している団体・人の現状把握調査とネットワークづくり。

ミーティング 

開催数 24回 

延べ時間 10368時間

延べ参加者数 144名

2015年 1月現在

体制構築のためのミーティング。

体制 

●発信チーム 

●地域チーム

●視察チーム

2016年 1月現在

ツールを利用し、地域内・外に広く発信する。 

他地域の取り組みを情報収集・共有する。(視察準備) 

地域内のネットワーク構築、情報収集・共有する。 

ビジョン策定をする理由 

ビジョンができると組織が生まれる。個人のモチベーションが高まる。⇒影響力が高まる。

ビジョン策定をする理由 

農村は今後淘汰されていく。集落存続のため若者の取り合いになる。

他地域との差別化が必要。特色なき地域は淘汰。⇒人材・時間・資金が  限られているから  選択と集中が不可欠。

(内閣府資料)

ビジョン策定をする理由

現状

北部地域の

目指す姿

例 1 :終の棲家として最高の場所例 2 :交流人口 UP

目指す姿を実現するために解決しなければいけないこと

=課題→取り組みが変わる

ビジョンがないと目先のメリットに流れる。⇒目先のメリット≠本質的なメリットの場合がある。

茨木市北部地域の現状

現状 :人口 

現状:・高齢化率: 39. 2 %・人口: 2827名(茨木市の 100 分の 1)

10年後:・高齢化率: 50 %↑・ 14 歳以下: 4名

⇒集落の消滅が現実化 する可能性が高まる。

現状 :人口 

市の人口分布と比較した場合、0~14歳の割合が極端に低い。

⇒子育て世代が流出しているのではないか?

0 14~ 歳 15 64~ 歳 65歳以上北部地域 5.8% 55.0% 39.2%市全域 14.9% 62.7% 22.4%

現状 :人口 

特に30代の女性が少ない。⇒結婚や子どもが生まれると地域を出る人が多いのではないか?

現状: 学校  年 齢 忍頂寺 清渓

0 歳 2 11 歳 3 62 歳 8 43 歳 3 14 歳 5 35 歳 5 46 歳 6 37 歳 6 28 歳 3 49 歳 6 6

10 歳 3 111 歳 3 512 歳 4 5合計 57 45

小学生 31 26生徒数 26 15

現状:・ 12 歳以下: 102名・小学生未満: 45名・小学生: 57名・山三地区小学校区生徒数: 41名

⇒①特に清渓小学校に行っていない こどもが半数近くいる。②今後 1名の学年もある。0名の学年 が発生すれば廃校リスクが上がる。

現状: 農業 

・ H22年(2010年)時点では高齢農家割合は改善している。・兼業農家の割合が全国水準と比較すると高い。

農家戸数

専業農家

兼業農家

15 64~ 歳

65歳以上 39598.0

44.7 36.6

29341 55

258 238804 684

5 農家増減割合(対 年前)(%) -

65 高齢農家( 歳以上)割合 (%)

農家戸数

H17299

651

H22

水田

耕作放棄地

10.74.9 1.41

305.9 87.9農地面積

37.4

348.2

(ha)面積 (%)割合

100

現状: 農業 

農家の高齢化により野菜の販売量が減少しており、耕作放棄地が増え対策を行う地区も出てきている。

見山の郷へのヒアリング結果によると・・・

 ・ H23年(2011年)から野菜の販売量が落ちている。

 ・見山の郷に出荷している生産者の平均年齢:72~3歳

 ・耕作放棄地が増えている。

現状: 里山 

放置されたままの里山⇒・人が入れない危険な山になっている。・日光が差し込まず下生えがなく 土壌が形成されないため土砂崩れの リスクが高まっている。・竹林の増殖。ナラ枯れ木の脅威⇒・家屋の倒壊、破損の危機。・歩行者への危険。

現状: 里山 

鹿の食害 (近い将来)⇒・生態系が変わる。・毒性の植物以外残らない森へ。

支援者の高齢化⇒・里山を守る支援団体の高齢化により 地域によっては里山がますます 手つかずの状態へ。

このまま茨木市北部地域は消滅の道を辿るのか??

「今」が課題を乗り越えるチャンスの時である!

外部環境: 若者の価値観の変化 

人口の約80%が都市部に住んでいる ⇒移住候補者のパイは大きい!

協議会秘

外部環境: 若者の価値観の変化 

◆地方に移住してもよい。

20代   52.3 %30代   57.6 %40代   51.2 %50代   37.5 %60代   25.6 %

  ( 2014年内閣府発表)

◆農村漁村に定住してみたい。

20代   38.7 %30代   32.7 %40代   35.0 %50代   33.0 %60代   33.7 %

  ( 2014年内閣府発表)若い世代は今までと異なる価値観をもっており、物を消費しない傾向がある。一方つながりや共有といった事に対する志向が強い。⇒物流の発達や ITの普及、働き方の変化もあり 「地域」というキャリアが若い世代から注目されている。

価値観の変化 

(山崎亮氏 講演資料)

「豊かさ=幸福」という価値観より2010年代から「楽しさ」を求める時代になってきた。

⇒本質的な「楽しさ」 を重視する人が増えた。

協議会秘

価値観の変化 

「真の楽しさ」が大きく、長く満足感を与える。

(山崎亮氏 講演資料)

協議会秘

外部環境: 地方創生 

国も地方創生に注力している。⇒世は地域活性化戦国時代。生き残りをかけ、競争が激化している。

外部環境: 交通の便

新名神開通によって景観等失うものも多いが、得るものも多い。⇒交通の便がよくなり、地方暮らしと利便性の共存が可能になる。

京都市内まで  20~ 30分大阪市内まで  40 分神戸市内まで  40 分

移住者傾向

大阪・京都・神戸に近く仕事も見つけやすい。⇒交通の便・働く場所が近い点は強みとなる。

◆ 移住する上での不安・懸念点

内部環境: 魅力ある資源 

ディスカッションで出てきた地域資源の数:  159個⇒自然・歴史・スポット・行事・人・生活・特産品のカテゴリー  に分けて整理。

移住者傾向

20代、30代は「地元に住みたい」「スローライフを実現したい」「親しい人と過ごしたい」という理由で移住を考える人が多い。⇒ニーズに応える魅力が茨木市北部地域にはある。 また 20、 30代は「出身地だから」という理由を重視しているため、移住を 推進するなら出身者の 20~ 30代をターゲットに置くとよいと思われる。

◆ 移住したい理由

内部環境: 地域に起こる活動 

活動している個人・団体: 70団体協力体制のある個人・団体:  30団体

⇒地域で活動している人・団体 が協力すればもっと魅力が 生まれる。

茨木ほくちの会が目指す姿

理想の茨木市北部地域 

みんな笑ってイケるとこ 

行けるとこ (どこかに行く・満足が行く)・安心して学校に行け、地域で子どもが育っている。生けるとこ (生きている)

・子どもからお年寄りまで世代を超えて暮らしている。・地域で仕事ができている。

10年後に目指す茨木市北部地域の姿 

10年後に目指す茨木市北部地域の姿 

往けるとこ (目的地へ向かう)

・ビジョン達成に向けて楽しんで活動している。

活けるとこ (植物・動物を生かす)・里山、田畑が手入れされている。

10年後に目指す茨木市北部地域の姿 

逝けるとこ (人が死ぬ)

・高齢者が活躍し、ぽっくり逝ける。

イケるとこ (イケてる)

・おしゃれでイケてるイメージができている。

10年後の茨木ほくちの会が目指す姿 

三者が能動的に茨木北部地域で活動するための情報収集・発信を行う。                 ⇒茨木ほくちの会が結節点になる。

住民候補者(地域外)

住民・事業者(地域内)

応援者・訪問者(地域外)

今後の予定

これまでの活動 :現状把握 

●地域情報(定性・定量)の 収集・整理

●他地域の先進事例の研究

綾部視察

「農村集落活性化支援事業」に取り組む他地域の団体と交流

ヒアリング

ワークショップやミーティング活動

これまでの活動 :目指す姿 

●大きな方向性を決定 ●自分たちらしい言葉を探す

ワークショップにて価値観の共有

わかりやすい言葉のアイディア出し

これまでの活動 :組織づくり 

●コアメンバーの創出

●役割分担

6名⇒ 55名のコアメンバー

発信チーム 議事録ホームページ 中間発表まとめ

地域チーム 地域データ作成 活動MAP 作成 ヒアリング実施

視察チーム 視察先選定

今後の予定 :視察 6地域の先進地に視察。 (3月

中)                          

No 視察先 所在地 プラン

1 地産地消ネットワ ークみえ(ト リ゙ーム ファーム ス ス ガ) 三重県鈴鹿市 日帰り

2 養父市役所 兵庫県養父市 日帰り

3 やねだん 鹿児島県鹿屋市 1泊2日

4 四万十ドラマ 高知県高岡郡四万十町 1泊2日

5 美山山村留学センター『四季の里』かやぶきの郷 京都府南丹市美山町 日帰り

6 竹田市歴史資料館 大分県竹田市 1泊2日

今後の予定: 取り組み決定・実行 

目指す姿を実現するための取り組みを決定、実行。                      (来年度初旬)・1人でできること・5人でできること・10人でできること・茨木ほくちの会でできること・地域の人とできること・茨木市とできること     ⇒リーフレットや WEBなど形に残す。     

イベント?事業?特産品開発?移住者誘致?

今後の予定 :発信 

発信体制の整備。 (順次)

【地域内】 ・かわらばん ・自治会向け  発表会 

【地域外】 ・ロゴ ・ホームページ ・リーフレット ・マップ ・フェイスブック ・インスタグラム 

【組織内】 ・ IT議事録  ・プロフィール ・名刺 ・共有フォルダ 

今後の予定 :現状把握 

詳細な現状把握とネットワーク強化。 (順次)・取り組みのための詳細な情報収集。 (空き家、農地、若者のニーズ調査等)

・地域内の活動拠点( 70 ポイント)にヒアリング。 情報収集と協力体制の強化。

今後の予定 :組織づくり 

組織づくり。 (来年度中)

・法人?ボランティア団体?協議会?

・地域の人との関わり方

・活動資金

最後に 

臨界点( 20 %)まで強い意志を持つことが成功のカギ。

テレクシヴァ―ズ 「社会運動はいかにして起こすのか。」