③ 外資系証券会社

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1 外外外外外外外 • ググググググググググググググググググググ ググググ → ググググググ • ググググググ グググググググググググググ • グググググググググググググ – M&A ググググ ググググググググ • グググググググググググググググググ →グググググググググググググググググ グググググググググググググググググ ググググググ グググググ ググググググググ ・、・ UFJ ググググググググググググ – ググググググ ググ グググググググググ→ググ :一 – GS グググググググググググググ PTS→ ググ – グググググググググググググググググググググ

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③ 外資系証券会社. グローバルな組織を生かしたトレーディング・資産運用 →自己売買業務 デリバティブ・証券化等での金融技術の強み 日本でも投資銀行業務を強化 M&A 、不良債権・企業再生ビジネス 株式市場での外国人投資家の取引増大   →外資系証券会社による委託売買の増大 ・日系証券会社との合弁という形もある ・日興シティ、モルガン・スタンレーと三菱 UFJ ・日系会社の顧客基盤が狙い ・ メリルリンチ:山一買収による本格進出→縮小 GS の個人向け夜間株式取引市場 PTS→ 撤退 富裕層向けプライベートバンキング業務は強化. ・株式発行引受ランキング. - PowerPoint PPT Presentation

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③外資系証券会社• グローバルな組織を生かしたトレーディング・資産

運用→ 自己売買業務

• デリバティブ・証券化等での金融技術の強み• 日本でも投資銀行業務を強化

– M&A 、不良債権・企業再生ビジネス• 株式市場での外国人投資家の取引増大  →外資系証券会社による委託売買の増大・日系証券会社との合弁という形もある

・日興シティ、モルガン・スタンレーと三菱 UFJ・日系会社の顧客基盤が狙い

・– メリルリンチ:山一買収による本格進出→縮小– GS の個人向け夜間株式取引市場 PTS→ 撤退– 富裕層向けプライベートバンキング業務は強化

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・株式発行引受ランキング

トムソンフィナンシャル調べ

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3トムソンファイナンシャル調べ

○ 日本企業関連 M&A アドバイザリーランキング

・公表案件、取引額ベース

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ランキング

被買収企業 買収企業 被買収側アドバイザー

買収側アドバイザー

1 日興コーディアル証券

三井住友銀行 日興シティ ゴールドマン

2 ルネッサステクノロジ

NEC エレクトロニクス

三菱 UFJ / みずほ

ゴールドマン / 大和証券SMBC

3 日本興亜損保 損保ジャパン メリルリンチ /  三菱 UFJ

みずほ / 野村 / ゴールドマン

4 あいおい損保 三井住友海上 野村 / モルガンスタンレー / ゴールドマン

日興シティ / UBS / 大和証券 SMBC

5 ライオンネイサン(豪)

キリン オーストラリアの証券会社

JP モルガン / ドイツ銀行

・日本企業関連 M&A 上位 5 件: 09 年 1 月~ 9 月

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○ 株式売買状況 2008 年:部門別• 個人: 16.7 %  ( 22.8% ):保有比率

18.9%• 銀行: 0.1 ( 0.2 ) : 5.9% • 事業法人: 1 ( 1.4 ) : 25.5%• 保険: 0.3 ( 0.4 ) : 6.9%• 投資信託: 1.9 ( 2.7 ) : 4.9%• 外国人 : 46.4 ( 63.4 ) : 26.8%• 証券会社の自己売買: 26.7 : 1.2%• (  )内は証券会社自己売買を除く割合

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6日経 05.07.01.

注:上記シェアは委託売買中(証券会社の自己売買を除く)のシェア

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④銀行系証券会社• 戦後~ 93.3. :銀行・証券の分離• 自由化で銀行の証券子会社による新規参入

– 93.4. 金融制度改革法施行:当面の業務範囲を制限→99.10. 業務範囲規制撤廃

– 主としてホールセール業務:当初、社債引受で実績→その後、株式引受・証券化等も強化

• 銀行参入の背景:

• 銀行再編に伴う系列証券会社の再編– リテール中心の従来からの系列証券会社の再編統合– その後、ホールセールとリテールを統合する動き

• 銀行・証券の共同店舗解禁 (‘02) 、証券仲介業解禁 (‘04)

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・債券引受ランキング

・債券引受では、株式引受に比べて銀行系証券会社の力が強い

トムソンフィナンシャル調べ

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・銀行系証券会社の再編

日本証券経済研究所『現代日本の証券市場:2006 年版』 p.223

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・銀行系証券会社の再編

日経 09.11.15.

モルガン日本法

人と統合

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• メガバンクによる証券業務の強化– 三井住友による日興証券の買収– 三菱 UFJ 証券とモルガン日本法人の経営統合

– 企業文化の違い、米国のシティ・グループの失敗– 資本面、流動性面での銀行の強み

• JP モルガン、バンク・オブ・アメリカによるベアー・スターンズ、メリル・リンチの救済合併

– 銀証融合に有利な規制緩和• 日本:09年6月銀行・証券の役職員兼務、法人顧客の情報共有

を認める

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⑤日本の証券業界の変貌• 戦後~ 1990 年代半ば

– 大手4社と中堅・中小証券との安定した業界構造• 1990 年代半ば以降

• 大手2社、ネット証券、外資系証券、銀行系証券• ホールセールとリテールとの関係• 異質な業者間の競争

– 業界の流動化:新しい証券ビジネスモデルの模索

• 企業・機関投資家への質の高いサービスの提供• 海外展開:グローバル展開を目指す野村、アジア重視の大和

• 証券業界変貌の背景– 金融ビッグバン 1997 ~ 2001 :金融の自由化・規制緩和– 金融危機: 1990 年代後半の日本、 2007 年以降の世界– 金融のグローバリゼーション– IT 革命– 長期的傾向としての銀行業務縮小・証券業務拡大

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⑥世界の証券業界の変貌○インベストメント・バンク(投資銀行)

– ゴールドマン・サックス、モルガンスタンレー、リーマンブラザーズ

• 伝統的に証券発行引受、 M&A 等の企業金融のコンサルティングに強み(           )

• 1980 年代以降債券・株式・為替の              、デリバティブ・証券化、プリンシパル・インベストメント(自己資金投資)の業務も急拡大

• ⇒

・欧州の巨大金融機関も投資銀行化・ドイツ銀行、 UBS 、クレディ・スイス、バークレイズ

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米国:銀行のシェア縮小・市場型金融機関のシェア拡大

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

預金金融機関年金投資信託証券化市場型金融機関

・市場型金融機関:年金、投資信託、証券化、保険

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日本の金融機関シェアの推移

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

預金金融機関 市場型金融仲介機関

・市場型金融機関:年金、投資信託、証券化、保険

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・米国の証券会社・銀行:規模推移

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

1001945

1949

1953

1957

1961

1965

1969

1973

1977

1981

1985

1989

1993

1997

2001

2005

%

証券会社資産規GDP模 比

銀行資産規模GDP比

証券会社/銀行

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日本の証券会社の資産規模推移

0%

5%

10%

15%

20%

25%

30%

GDP証券会社資産/ 証券会社資産/預金金融機関資産

GDP日本:預金金融機関資産/

100%

150%

200%

250%

300%

350%

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・世界の株式発行引受ランキング

・ Thomson Reuters

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・世界の債券発行引受ランキング

・ Thomson Reuters

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・世界の M&A アドバイザリーランキング

・ Thomson Reuters

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・世界の M&A:地域毎の分布と推移

・ Thomson Reuters

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○ 投資銀行の収益の地域分布: 2005-06

アメリカ ヨーロッパ

アジア

ゴールドマン・サックス

56% 25% 20%

リーマン・ブラザーズ

63% 25% 11%

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○ ゴールドマン・サックスの収益構造: 2004-06   (09 年 1-9 月期 )

部門 業務 収益構成比 部門内の収入構成比

投資銀行部門 8%   (4%)

アドバイザリー 49% (39%)

株式引受け 23% ( 36%)

債券引受け 28% (25%)

トレーディング・自己資金投資部門

73% (90%)

株式トレーディング 34% (29%)

債券・通貨・商品トレーディング

55% (69%)

自己資金投資 11% (2%)

資産運用・証券サービス部門

19% (6%)

資産運用 65% (64%)

証券サービス 35% (36%)

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佐賀卓雄「金融システム危機と投資銀行の衰退」『証券レビュー』 49巻 1号 p.62

・ 2009 年 9 月末時点 のレバレッジ比率・ゴールドマン: 13.5倍・モルガン: 14.7倍

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○米国における銀行・証券の歴史的展開

–                    :商業銀行の証券業務(会社証券の引受け・販売)の禁止、投資銀行の預金・貸付業務の禁止

– 分離の理由:• 両業務を兼営することに伴う利益相反の発生の防止• 証券業務のリスクの銀行への波及の防止

– 今回の世界金融危機では大問題– 日本も戦後、米国流の銀証分離の制度を導入

• 1987 年以降:銀行の証券分野への進出を可能にする規制緩和が進展– 銀行持株会社の証券子会社の業務規制緩和

–                     :持株会社を通じて相互に進出可能

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• 2008 年:世界金融危機の中で投資銀行が経営危機に直面– ベアー・スターンズ、メリル・リンチは銀行( JP モル

ガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ)に買収される

– リーマン・ブラザーズの経営破綻– 最大手投資銀行(ゴールドマン・サックス、モルガン

・スタンレー)の• FRB(米国の中央銀行 )や政府からの支援を受けやすくするために銀行業へ転換

– 自己資本比率規制等の強化– レバレッジを効かせたトレーディング業務(これまでの収益の柱)が困難になる

• 投資銀行の将来?

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○世界の金融制度の歴史的展開• 19世紀後半~第一次大戦:金本位制の下で自由な

金融制度– 国際的資本移動の自由、株式市場も発展

• 1930 年代の不安定化した経済・金融の状況• 戦後~ 70 年代:安定化を重視した規制された金融

制度– 金利規制・業務分野規制・国際的資本移動の規制・固定相場制度

• 1980 年代~:金融・証券制度の規制緩和・自由化– 金利規制の撤廃、銀証分離規制の緩和、国際的資本移動

の自由化、金融のグローバリゼーションの進展

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○第2章参考文献• 福光寛・高橋元『ベーシック証券市場論』第 5章 同文館

出版• 日本証券経済研究所『詳説:現代日本の証券市場 08 年版』• 日本証券経済研究所『図説アメリカの証券市場 05 年版』• 証券経営研究会編『証券ビジネスの再構築』日本証券経済研所 2004

• 北原徹「金融システムの市場化:アメリカと日本」『月刊資本市場』 2007 年 6 月号

• 加野忠『金融再編』文春新書 1998• 西村信勝『外資系投資銀行の現場」日経 BP 社 1999• 遠藤幸彦『ウォール街のダイナミズム』野村総合研究所

1999• 資本市場研究会『投資銀行の戦略メカニズム』清文社 2001• 倉都康行『投資銀行バブルの終焉』日経 BP 社 2008• 二上季代司「金融危機と今後の証券業」『証券レビュー』

49巻 5号