自助共助公助体験トランプゲーム 161122v
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自助共助公助体験トランプゲーム
宮 賢哉﨑
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2
本教材について
本教材は防災や災害対応の基本である「自助・共助・公助」について体験的に理解することを目的としています。ルールはシンプルで、使う教材も100円ショップで購入可能なトランプのみです。所要時間も少なく、防災研修等の導入やアイスブレイクでも活用できます。工夫次第で様々なアレンジが可能です。アレンジ版は順次追加していく予定です。
2016年 11月
3
事前の準備(3~40人、6班編成を想定)
• トランプ 5箱✕• 5箱分のカードを全て取り出しシャッフル!
• ランダムに53枚(カード52枚+ジョー
カー)を箱に戻す。
• 各箱から1枚ずつカードを抜いておく。
これだけです!
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ルール説明
ゲームのルール
を説明します
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◆自助・共助・公助体験トランプゲーム◆
• 6班をつくる(1班5~7人程度)
• 指定された班は「行政職員」班です。災害対
応にあたる市区町村職員になったと思ってく
ださい。
• その他は「住民」班です。班は地域や集合住
宅だと思ってください。
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◆自助・共助・公助体験トランプゲーム◆
• 「住民」班にはトランプを1箱ずつ配布します。
トランプは5箱分が全てバラバラになって1箱
53枚ずつ入っています(被災直後の状況)。
• 「住民」班の目標は「指定された順番で箱に戻
す (=日常に戻る )」ことです。• 足りないカード、余るカードがあるので他班と
の連絡調整 (=共助、助け合い )が必要です
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◆自助・共助・公助体験トランプゲーム◆
• 行政職員班の作業は「住民」班の支援です。
何を、どう支援するかは班で考えてください。
• 住民同士は助け合う(カードのやりとりや
会話をする)ことを認めます。但し、会場全
体への指示や情報提供(=防災無線、広報車
や通知をイメージ)は「行政職員」班のメン
バーしかできません。
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◆トランプ並び替えのイメージ(覚える!)
• マークは 強♠→♥→◆→♣弱 の順
• 数字は 強 A(14)→K(13)→Q(12)→2弱 の順
※表にした状態で♣の2を一番上、♠の Aを一番下にしてください。※最初から”抜けている”カードがあります。抜けているカードは
「ジョーカー」で代用してください。
強 弱
9
◆自助・共助・公助体験トランプゲーム◆
制限時間は
10分間
10
ゲームスタート
はじめてください
11
ゲームクリア or 終了
終了です!
着席してください
12
自助共助公助トランプゲームのポイント
• トランプの並び替えルールを覚えていましたか。
→ 経験や正しい知識の必要性、リーダーシップの根拠
• 行政職員班の人はどんな行動をしていましたか。
→ 発災直後は行政も対応困難、自助共助が必要
• 自班のカードをすぐに整理できましたか。
→ 個人・家庭・地域や学校等の状況把握が必要
• 余分なカードや足りないカードはどうしましたか。
→ 身近な人と助け合う共助の大切さ
• 他の班の状況はどうやって知りましたか。
→ 公助の役割とタイミング、公的支援の手続きの流れ
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① 疑わしい時は行動せよ② 最悪事態を想定して行動せよ③ 空振りは許されるが 見逃しは許されない
-プロアクティブの原則 -
危機管理、災害対応現場に求められる原則
その時、自分や家族、会社 / 学校に「起きてはいけない事態」は何だろう???
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チェックポイント:自助・共助・公助のポイント
自助:まず落ち着く ( 茫然自失から抜け出す ) 周囲の安全を確認する 消火、応急処置、避難行動をとる 災害情報を確認する 自分・家族に必要な物を用意する
共助:隣近所、支援者と助け合う 災害情報を共有する
公助:すぐには行政も対応できない 指示やルールがあればきちんと守る 記録や写真を残しておく 窓口で公的支援の手続きをする (り災、被災証明書の発行等)