Maharaを利用した ePortfolioシステムの開発と運用

広島大学 情報メディア教育研究センター 隅谷孝洋 <sumi@riise.hiroshima-u.ac.jp>AXIES EdTech 第3回研究会＠Document Core Osaka, 2016/10/25

自己紹介 2

1990 1995 2000 2005 2010 2015

総合科学部 情報メディア教育研究センター

情報教育

共用端末

LMS

コンテンツ作成支援

ePF

広島大学で組織的に導入されたeポートフォリオ(ePF)は3つある 3

生物圏科学研究科　教育記録システム

2010年4月～2013年3月

リーディング大学院　ラーニングeポートフォリオ

2012年10月～

教職実践演習・教員免許ポートフォリオ

2012年6月～

スクラッチから作成

Maharaをカスタマイズ

「もみじ」のサブシステム

2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016

ラーニングePFは、先行する「教育記録システム」をお手本に、 Mahara をカスタマイズして開発された

4

生物圏科学研究科　教育記録システム

2010年4月～2013年3月

リーディング大学院　ラーニングeポートフォリオ

2012年10月～

•オープンソース LAMP/LAPP •開発期間 3ヶ月弱 •SCSK(株) に開発委託

フェニックスリーダー育成プログラムの経費→全学展開

生物圏科学研究科「教育記録システム」のコンセプト 5

それぞれのセルにコンテンツが割りあてられる

・BBSのようにスレッドでやり取りを行う

・計画を記入する

・ファイルをアップロードする

・時間割表をもとに履修相談

　etc..

教員や職員が 見る一覧表

ラーニングePF 6

リーディング大学院 e-Learning Portfolio

生物圏科学研究科 教育記録システム

A研究科 ××システム

ラーニングePF

（＝Mahara）

Maharaにテンプレート機能を追加 7

Photo

DOC

PPT

Movie

Text

共有する貯める 振り返る

ポートフォリオのひな形を作成。

システム管理者

ポートフォリオのひな形をコピー

ポートフォリオは文章の編集はできるが、ブロックの種類や要素は変えられない。

ポートフォリオの閲覧は、原則指導教員のみ。

主／副指導教員

Photo

DOC

PPT

Movie

Text

共有する貯める 振り返る

オリジナルMahara

画面例：学生のダッシュボード 8

画面例：ポートフォリオ 9

画面例：教員のダッシュボード 10

それぞれのポートフォリオの項目 11

Maharaに加えたカスタマイズ 12

ページ作成機能の拡張 ○

テンプレート機能の追加 ○ ○ ○

インターネットへの公開の制限

LMSとの連携

○ ○

ブロック追加

コアコード変更

外部コード追加

○ ○ ○

Bbの提出物をMaharaで使うならば… 13

コースA

コースB

コンテンツ一括コピー

リンクビュー

1 2 1 2

3

3

file 2(1)

Bb Mahara

コースA

コースB

コンテンツ

リンクビュー

1 2 1 2

3

3

file 2(2)

Bb Mahara必要に応じ随時コピー

コースA

コースB

コンテンツ

ビュー

1 2

3 file 2(3)

Bb Mahara

リンク

Bbの提出物をMaharaで使うならば… 14

コースA

コースB

コンテンツ一括コピー

リンクビュー

1 2 1 2

3

3

file 2(1)

Bb Mahara

コースA

コースB

コンテンツ

リンクビュー

1 2 1 2

3

3

file 2(2)

Bb Mahara必要に応じ随時コピー

コースA

コースB

コンテンツ

ビュー

1 2

3 file 2(3)

Bb Mahara

リンク

Bbの提出物をMaharaで使うならば… 15

コースA

コースB

コンテンツ一括コピー

リンクビュー

1 2 1 2

3

3

file 2(1)

Bb Mahara コースA

コースB

コンテンツ

リンクビュー

1 2 1 2

3

3

file 2(2)

Bb Mahara必要に応じ随時コピー

コースA

コースB

コンテンツ

ビュー

1 2

3 file 2(3)

Bb Mahara

リンク

Bbの提出物をMaharaで使うならば… 16

コースA

コースB

コンテンツ一括コピー

リンクビュー

1 2 1 2

3

3

file 2(1)

Bb Mahara

コースA

コースB

コンテンツ

リンクビュー

1 2 1 2

3

3

file 2(2)

Bb Mahara必要に応じ随時コピー

コースA

コースB

コンテンツ

ビュー

1 2

3 file 2(3)

Bb Mahara

リンク

作ったもの（仕様を策定し(株)SCSKに開発委託）

•ブロックタイプのプラグイン ✓コース名と課題名を指定

•本体への改造 ✓「コンテンツ／ファイル」が添付できる任意の場所で利用できるように

✓コース名、課題名は選択式

17

MOF2015

ブロックタイププラグイン Bb9レポート表示 (xebbninereport)

18

本体への改造：Bbの提出物へアクセスする仮想フォルダを作成 (2014年度後期に追加開発）

19

保守契約

•オープンソース ✓年5～6回マイナーバージョンアップ ✓年2回メジャーバージョンアップ

•瑕疵担保相当

20

システム間連携 21

ID 基盤システム

学生情報システム

LMS

e ポートフォリオ

学生情報

教職員情報

講義情報

コース作成・SSO

利用者情報利用者情報

SSO時間割提示

提出物提示

指導教員情報

LTIでのシステム開発例

•アカウント年度更新 ✓年一回の更新作業をユーザに課す ✓利用登録システムで、更新が必要な場合はLMSでテストをおこなう

✓テストに合格したら、更新処理をおこなう（自動？利用規約確認後？）

22

LMS内での流れ 23

24

25

ePFの使いみちとは？

•学習・研究活動の記録 •大学院における指導記録 •多面的評価＝評価基準×自己評価×成果物

•提出物の収集など事務コストの軽減 •指導教員間の情報共有（タテとヨコ）

26

なかなか難しいこと

•MaharaはGPL…

27