Post on 26-Jan-2021
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授業5の要点
<砂と粘土の中間土の圧縮・強度特性>Compression and strength properties of intermediate soil
between sand and clay
1)中間土とは・砂と粘土の相違・実務における設計基準
2)中間土の力学的性質・圧密特性・せん断特性・サンプリングによる乱れの影響
3)混合体モデルの混合土への適用・混合土の一次元圧縮特性・混合土の強度特性
地盤材料力学 (大嶺 聖) 砂と粘土の相違
実務でよく利用される設計基準
<港湾の施設の技術上の基準・同解説>
(1)砂質土(砂の含有率が80%以上のもの)
τf=(σ-u) tan φ
(2)粘性土(砂の含有率が80%未満のもの)
τf=Cu
ここに, τf :せん断強さσ:せん断面上の直応力u :間隙圧(静水圧)φ:せん断抵抗角Cu:粘着力
この考え方は,土構造物が建設される時の排水条件を想定して,これに対応した強度定数を採用するということである。
具体的には
砂地盤 = 完全排水状態
粘土地盤 = 完全非排水状態
↓
実際には, 砂か粘土に区分できない地盤 も存在する
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中間土の一般的な定義
砂と粘土の中間的な 粒度組成 を有する土のこと。
このような土は,砂と粘土の割合によって,両者の中間的な力学性状を示す。
実務の設計
中間土領域の土は,安全側をみて粘土
と同様の設計手法を採用していることが多い。
↓
中間土の力学特性を明らかにして中間土に対する合理的な設計手法が求められている
サンプリングによる乱れの影響
中間土地盤取扱い上の留意点
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沈下特性(2)
(3)
(4)
強度定数の設定および安定解析
4
(3)
が有力な方法である。
混合体モデルの混合土への適用
用いた試料
混合土の圧縮指数 混合土の間隙比の考え方
R, esfc, ec
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粗粒子骨格の体積含有率 R
粗粒子接触の確率より求めた値
近似式
粗粒子骨格とマトリックスの応力分担割合(圧密時)
混合土の体積圧縮係数
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混合土の体積圧縮係数(実験結果と計算結果の比較) 混合土の限界状態の応力比(実験結果と計算結果の比較)
まとめ
粗粒子及び