令和元年度
生活単元学習
12年間の単元内容系統表 (重複障害学級)
※「生活単元学習 12 年間の単元内容系統表」は,12年間で学習す
る生活単元学習の単元の内容を系統的に示した表です。
広島県立廿日市特別支援学校
目次
1 学校生活①:1年のスタートの内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
②:1年の振り返りと進級(卒業)に向けた内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2
2 家庭生活①:健康,栄養,調理・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4
3 地域生活,余暇生活・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5
4 栽培,自然・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7
5 季節,文化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8
6 学校行事①:宿泊学習,修学旅行に関する内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11
②:「はつようまつり」に関する内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13
③:卒業証書授与式に関する内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15
7 進路①:卒業後の生活及び福祉に関する内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16
②:働くこと及び学校見学会に関する内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17
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廿日市特別支援学校版 生活単元学習 12年間の単元内容系統表(重複障害) ○12 年間で学習する生活単元学習の単元の内容を系統的に示した表です。
【1 学校生活①:1年のスタートの内容】
単元名 時
数 単元目標 内容 系統性
取り扱
う教科
小学部(低)
①わくわく1年生 ②楽しい2年生 ③元気いっぱい3年生
8 8 8
□春に関する活動や簡単な遊びの過程において,春の特徴に気付いたり,それを自分なりの方法で表現したりすることができる。
□集団活動において,簡単な役割や簡単なきまりに関心をもち,教師と一緒に行動しようとすることができる。 □春に関する活動や簡単な遊びの過程において,友だちと同
じ場所で活動しようとすることができる。
①新入生歓迎会への参加 ①5年生からの学校紹介 ②③新入生歓迎会の準備(※②飾り作り,③プ
レゼント集め等) □新入生歓迎会の実施 □春の自然や遊び
□春に関する作品づくり □春に関する活動 □振り返り
・毎年度初めに学級開きを行い,1年間の生活や学習に見通しがもてるようにする。 ・新入生歓迎会を通して,祝ってもらう立場か
ら,会の準備に参加し,自分の役割を果たすことを体験する。
□生活 □図工 ①国語
①算数 ①②音楽
小学部(高)
④仲良く4年生 ⑤チャレンジ5年生
⑥アクティブ6年生
12 12
10
□春に関する活動や簡単な遊びの過程において,春の特徴に気付いたり,それを伝えようとしたりすることができる。
□集団活動において,簡単な役割や簡単なきまりを意識して行動しようとすることができる。 □春に関する活動や簡単な遊びの過程において,友だちと一
緒に活動することができる。
④新入生歓迎会の準備(ダンスの見本等) ⑥新入生歓迎会の準備(司会等)
⑤新入生への学校紹介の練習・実施 ④⑥新入生歓迎会の実施 ⑤新入生歓迎会の準備・実施
□春の自然や遊び □春に関する作品づくり □春に関する活動の準備・実施
□振り返り
・春に関する活動の準備・実施を通して,1年間の生活や学習に見通しがもてるようにする。
・新入生歓迎会の計画,準備の中心となり,上級生としての意識をもって,進んで取り組む態度を育むことができるようにする。
□国語 □算数
中学部
①中学校生活をはじめよう
②中学部2年生の生活を考えよう ③中学部3年生の生活
を考えよう
9
6 6
①新しい学校や友だち,教師について知り,関わりを深めることができる。学校や中学部について知ることができる。
②学級,学年の友だちや教師と関わりを深めることができる。 ③学年,学級の友だちや教師と関わりを自らもとうとし,深めることができる。
②新入生入学を祝う気もちをもち,歓迎会の準備を(※③自ら意欲的に)行うことができる。
□オリエンテーション(学年,学級開き,自己紹介等)
①校内探検(教室配置や先生を知る) ①②一年間の行事について ②③新入生歓迎会準備
□新入生歓迎会 □振り返り
・毎年度初めに,オリエンテーションを行い,1年間の生活に見通しがもてるようにするとと
もに,他者との関わり方を学べるようにする。 ・新入生歓迎会を通して,祝ってもらう立場から,会の運営に参加し,学年が上がるごとに協
力して行うことの大切さを学べるようにする。
□国語□数学
□職業・家庭
高等部
①1年のスタート ②1年のスタート ③生活単元学習を始め
よう(1年のスタート)
8 4 4
①1年間の行事を知り,年間の学校生活について見通しをもつことができる。 ②1年間の行事や季節との関連を知り,予定表や年間目標を
作ることができる。 ③1年間の行事を知り、年間の学校生活について見通しをもつことができる。
③第3学年の生活単元学習は,「生活を豊かにする」をテーマに学習を進めることを理解することができる。
①③生活単元学習の内容と目標 ①②学校生活や行事予定の確認 □年間目標(②)・予定表の作成
・毎年度始めに学校生活や行事予定の確認をし,予定表を作成することにより,1年間の生活に見通しをもてるようにする。
・学年に応じた年間目標をたて,卒業後の生活への意識をもてるようにする。
□国語 □数学 □進路
系統性
・12年間を通して,毎年度初めに,本単元を行うことにより,1年間の生活の見通しがもてるようにします。
・係活動,新入生歓迎会の計画,準備等を通して,自分の役割を遂行することにより達成感,自信を得て,責任感を育むことにつなげます。また,他者と協力し,思いやる心を育てます。
※学年については,例えば第1学年であれば①と表記しています。
※□は各学部(小学部については低学年,高学年)で共通する内容を示しています。
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廿日市特別支援学校版 生活単元学習 12年間の単元内容系統表(重複障害) ○12 年間で学習する生活単元学習の単元の内容を系統的に示した表です。
【1 学校生活②:1年の振り返りと進級(卒業)に向けた内容】
単元名 時
数 単元目標 内容 系統性
取り扱
う教科
小学部(低)
①もうすぐ2年生 ②もうすぐ3年生 ③もうすぐ4年生
4 4 5
□卒業生やお世話になった人に,教師と一緒に簡単な言葉や歌等で気持ちを伝えることができる。 □教師と一緒に集団活動に参加しようとすることができる。
□卒業お祝い会の準備 ②③記念品作り □卒業お祝い会の実施
□卒業証書授与式の予行練習
・卒業生やお世話になった人に,教師と一緒に若しくは援助を受けながら簡単な言葉や歌等で気持ちを伝えることができるようにする。
①生活 □国語 □算数
②③図工
小学部(高)
④仲良く冬
⑤チャレンジウィンター (第4,5学年のみ)
12
16
④⑤冬に関する活動や簡単な遊びの過程において,冬の特徴
に気付いたり,それを伝えようとしたりすることができる。 ④⑤集団活動において,簡単な役割や簡単なきまりを意識して行動しようとすることができる。
④⑤冬に関する活動や集団活動の過程において,友だちと一緒に活動することができる。
④⑤冬の自然や遊び
④⑤冬に関する作品づくり ④⑤進級お祝い会の計画(活動内容の検討,役割分担等)
④⑤制作,準備(会場の飾り等) ④⑤振り返り ④⑤進級お祝い会の練習・実施
・係活動を行う際に,「教師の援助を受ける」か
ら,「自ら求める」ことができるようにする。 ・また,準備の段階では,教師から友だちへと人との関わりを広げていけるようにする。
・6年生は,活動を通して,卒業の意識を高め,中学校生活へ期待感をもつことができるようにする。
□算数
□音楽 ④⑤図工
⑥生活 ⑥国語
④もうすぐ5年生 ⑤もうすぐ6年生
(第4,5学年のみ) ※⑥中学生になろう
8 9
18
④⑤作品を作ること等を通して,自分が感じたことや気付いたことを表現することができる。
④⑤卒業生やお世話になった人に,教師の援助を受けながら簡単な言葉や歌等で気持ちを伝えることができる。 ⑥小学部の出来事や体験したことを基に作品を作ること等を
通して,自分が感じたことや気付いたことを表現したり,自分の成長に気付いたりすることができる。 ⑥中学部の見学等を通して,中学部生活について知ったり,
期待感をもったりすることができる。 ⑥式の流れを知り,簡単な見通しをもって練習し,自信をもって証書を受け取ることができる。
④卒業お祝い会の準備 ⑤卒業お祝い会の準備・練習(司会等)
④⑤お世話になった人に気持ちを伝えるための手紙や記念品作り ④⑤卒業お祝い会の実施
④⑤卒業証書授与式の予行練習 ⑥卒業制作 ⑥中学部の学校生活の様子について(見学)
⑥進学お祝い会の計画・準備・実施 ⑥卒業お祝い会への参加 ⑥卒業証書授与式の練習
⑥卒業証書授与式の予行練習
中学部
※①②卒業生を送ろう
※③卒業に向けて
10 10
10
①②卒業生を祝う気持ちをもつことができる。 ①②祝う会の準備を通して,自分の役割を行うことができる
(②:意欲的に活動することができるが加わる。)。 ③卒業に向けた取組を通して,集団の中での自分の役割を理解し,やり遂げたときの達成感や喜びを友だちと共感するこ
とができる。
□オリエンテーション 日程,役割分担,①②:卒業生紹介,場所,
出し物 □卒業を祝う会準備(①②:飾り,プレゼント作り,出し物練習等,③:出し物練習等)
□卒業を祝う会当日 □卒業証書授与式練習(流れ等確認,歌練習等)□卒業証書授与式予行
・卒業を祝う会の準備を通して,3年生の卒業を祝う気持ちをもつことができるようにすると
ともに,準備において,友だちと協力すること及び役割に責任をもち遂行することの大切さを学ぶ。
・3年生は,取組をとおして,友だちとのつながりを深めるとともに,高等部での生活へ期待をもてるようにする。
□国語 □数学
□職業・家庭
□社会
高等部
①まとめ ②1年を振り返ろう
③文集作り ※③卒業に向けて
(【6.学校行事】に記 載)
2 3
12
①生活単元学習の1年間の学習について思い出し,まとめることができる。
②1 年間の学習活動を振り返るとともに,調べ学習を通して来年度の学習への見通しをもつことができる。 ③文集作りに取り組むことで,3年間の学習活動を振り返り,
卒業への意識と今後の生活に対する意欲を高めることができる。
①②1年間の振り返り ②次年度の学習についてリサーチする。
②発表(学年1時間) ③3年間の振り返り ③文集作り
・1年(③は3年間)の学習を丁寧に振り返り,自己の成長と次年度への課題を見出し,これか
らの学習及び生活への意欲につなげる。
□国語 □数学
①職業
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系統性
・1年の振り返りを行うことにより,今後の学習への意欲を高めるとともに,段階的に将来の生活をイメージすることつなげます。
・進級お祝い会を実施することにより,今年度の学習活動を振り返り,自己の成長を自信につなげるようにします。また,お祝い会の計画,準備及び実施することにより,自分の係に責任をもって取り組
んだり,仲間と協力する大切さとその必要性を学んだりすることができるようにします。
※中学部,小学部第6学年及び高等部第3学年については,【6 学校行事③:卒業証書授与式に関する内容】のカテゴリーにも含めることとします。
※高等部第3学年の単元「卒業に向けて」においては,【6 学校行事③:卒業証書授与式に関する内容】のカテゴリ―に記載しています。
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廿日市特別支援学校版 生活単元学習 12年間の単元内容系統表(重複障害) ○12 年間で学習する生活単元学習の単元の内容を系統的に示した表です。
【2 家庭生活(手伝い,健康,栄養,調理)①:健康,栄養,調理】
単元名 時
数 単元目標 内容 系統性
取り扱
う教科
小学部
(低)
□該当なし
小学部
(高)
□該当なし
中学部
※①②花や野菜を育てよう 畑の恵みをいただきます(③畑
の恵みに感謝して)
高等部
①元気にスタート (朝ごはん)
14
①家庭生活に必要な食事や調理に関する基礎的な知識と技能を身に付けることができる。 ①調理手順を知り,安全や衛生に気を付けたり,自分の役割
を理解したりして,仲間と協力して活動することができる。
①健康な体を作るための栄養素の学習(栄養教諭による指導を含む) ①朝食献立の立案 ①調理実習
①まとめ(調理実習の記録)
・卒業後の生活に向けて,段階的に自分でできる栄養バランスのとれたメニューを考え,安全に留意した調理方法を学ぶ。
・食事マナーについて学習し,食事を楽しむ態度を養い,卒業後の余暇生活につなげる。
□進路 □家庭 □職業
□家庭
②くらしの中の不思
議を見付けようⅠ
14
②同じ食材でも加工の仕方によって様々な食べ物に変化する
ことを知ることができる。 ②身近な食材の加工の仕方を知ることができる。
②食材の栄養素について
②加工食品について②加工の仕方調べ ②食品の加工食品の加工(大豆,黄粉,豆腐作り等) ②発表(学年1時間)
②エナジーチャージ昼ごはん
③豪華な夕食を作ろ
う!
18
15
②昼食づくりのポイントを知り,メニューを決めることにより,将来の自立生活についてイメージすることができる。 ②家庭生活で使用する道具等の使い方が分かり,安全や衛生
に気を付けながら作業をすることができる。
③1日を通してバランスの取れた食生活について考えること
ができる。 ③家庭生活で使用する道具等の使い方を理解し,安全や衛生 に気を付けながら作業できる。
③栄養のバランスを考慮した夕食メニューを決め,調理を通 して実践的な知識と技能を身に付けることができる。
②昼食作りのポイント ②栄養教諭による指導(カロリー等) ②デリバリー体験 ②弁当作り
②メニュー決め ②昼食作り(調理)・昼食会(お世話になった先生方を招待) ②道具の扱い方
②衛生管理(服装,手洗い等) ②まとめ(振り返り,壁新聞作り等) ③1日に必要な食物量
③栄養バランス ③メニュー決め ③夕食管理
③衛生管理(服装,手洗い等) ③振り返り
系統性
・自立に向けた調理の学習を,段階を追って行います。
※中学部においては,【4 栽培・自然】のカテゴリーに関する単元(「花や野菜を育てよう 畑の恵みをいただきます」(③畑の恵みに感謝して))に含めています。
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廿日市特別支援学校版 生活単元学習 12年間の単元内容系統表(重複障害) ○12 年間で学習する生活単元学習の単元の内容を系統的に示した表です。
【3 地域生活,余暇生活】
単元名 時
数 単元目標 内容 系統性
取り扱
う教科
小学部(低)
①わくわく遠足 ②楽しい遠足 ③元気いっぱい遠足
3 3 4
□公共施設に関わる学習活動を通して,公共施設の名称,使い方について関心を持つことができる。 □当日の行程,身近で簡単なきまりやマナーに関心をもち,
教師と一緒に行動しようとすることができる。
□遠足(ヌマジ交通ミュージアムの車両基地見学)について □準備(行程の確認,しおり作り等)
□公共施設の使い方やマナーの学習
・公共施設に関わる学習活動を通して,公共施設の名称,使い方等に関心をもったり,教師と一緒に若しくは援助を受けながら利用したりす
ることができるようにする。 ・当日の行程,身近で簡単なきまりやマナーに関心をもち,教師や友だちと一緒に活動するこ
とができるようにする。
□図工 ①②生活
小学部(高)
④仲良くお出かけ ⑤チャレンジお出かけ ⑥アクティブ校外学習
15 12 12
□公共施設(図書館等※⑤郵便局等,⑥広島駅等)に関わる学習活動を通して,公共施設の名称,使い方について知る。 □当日の行程,身近で簡単なきまりやマナーを知り,教師の
援助を受けながらそれらを意識して行動することができる。 □公共施設で働く人等に関心をもつことができる。
□社会見学(※⑥校外学習)について □準備(行程の確認,しおり作り等) □公共施設(図書館※⑤郵便局等,⑥広島駅等)
や飲食店の使い方やマナーの学習 ⑥新幹線の使い方の練習 □金銭の扱いについて
□振り返り □社会見学(※⑥校外学習)(図書館,飲食店の利用※⑤郵便局,⑥広島駅)の実施
・低学年で学んだことを基に,公共施設の利用からその働き,仕事の内容に発展した学習内容としていく。
・教師の援助を受けて活動することから,自分から援助を求めることに発展するようにする。 ・しおり等を活用し,行程に見通しをもちなが
ら,行動できるようにする。 ・レストラン及び駅等で,金銭と食事や切符等の受け渡しを行うことを通して,金銭の扱いに
慣れることができるようにする。
□国語 □算数 ④⑤生
活 ⑤図工④保健
中学部
①好きなものをみつけよう
②友だちの好きなもの
を知ろう
③いっしょに楽しんでくれたら嬉しいな
8
5
8
①自分の好きな活動のみではなく,友だちや上級生の好きな活動を知り,一緒に活動をすることで,生活経験を広げるこ
とができる。 ①一緒に活動することを通して,ルールやマナーを体験的に学び守ろうとすることができる。
①手紙を書くことで,招待してくれた2年生に楽しかったことやお礼を伝えることができる。 ②自分の好きな活動から,友だちや1年年の生徒が楽しめる
活動を話し合い,一緒にできる活動を企画・準備をすることができる。 ②自分の考えや意見を相手に伝えるとともに,相手の意見も
聞き,折り合いをつけることで,協力して計画や役割分担を行うことができる。 ②招待状の書き方を学習し,要件を満たして作ることができ
る。 ③友だちや1年年の生徒が楽しめる活動をインタビューしたりアンケートを取って調べ話し合い,招待する1年生が一緒
にできる活動を企画・準備をすることができる。 ③自分の考えや意見を相手に伝えるとともに,相手の意見も受け入れ,共同して計画や役割分担を行うことができる。
③招待状の書き方を理解し,もらった相手が喜ぶよう工夫して作ることができる。
①自分の好きな活動を友だちと行う。 ①2年生と集団活動
①お礼のお手紙作り
②③活動の企画・役割分担・制作
②③近隣校外学習(材料の買い物) ②③1年生への招待状作り ②③1年生との集団活動
□振り返り
・学年が上がるごとに,コミュニケーション力をつけ,他者理解できるようにするとともに,
役割への責任感をもてるように学習を積み重ねる。
□国語 □社会
□美術 □ 職業・家
庭
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高等部
①学校や地域を知ろう (1)近隣校外学習 (2)公共施設の利用
※②修学旅行に行こう
(【6 学校行事③ 宿泊学習,修学旅
行に関する内容】
に記載) ③わたしの Enjoy Life
20
20
①自分の住んでいる場所と学校の位置関係を知ることができる。 ①学校近隣の地域について地図等を作りながら知ることがで
きる。 ①自分の役割を知り,仲間と協力して活動することができる。
③旅行に関心をもつことができる。
③日本地理や有名な観光地について知ることができる。 ③修学旅行で出会った外国人観光客を想起し,挨拶等簡単な英語に関心をもつことができる。
③ALTと交流し,自分から関わることができる。 ③卒業後の生活を豊かにすることに関心をもつことができる。
③体験的な学習を通して外出の楽しさや,公共施設について知ることができる。
①廿日市市及び通学地域の地図 ①「私の通学ルート地図」作り ①学校周辺の公共交通機関,公共施設
①学校周辺探索(徒歩)①学校周辺の地図作り
③日本地図 ③西日本の有名な観光地調べ
③行きたい観光地についてのプレゼンテーション ③英語を用いた西日本の観光地紹介
③ALTによる実践練習 ③外出の楽しさについて ③校外学習(公共交通施設利用)
③余暇活動で利用できる公共施設
・段階的に公共交通機関及び公共施設の利用方法や余暇計画の立て方を学習したりすることにより,余暇の過ごし方の充実を図る。
・第1学年の宿泊学習,第2学年の修学旅行にその他校外学習等に向けて,集団行動のルール,マナー,公共施設の利用方法について学習する。
□国語 □進路 □社会
□数学 ③家庭 ③外国
語
系統性
・12年間で,遠足→社会見学→校外学習へとつながりのある学習を行います。
また,公共交通機関及び公共施設の利用,集団活動のルールやマナー学習を段階に応じて学習したり,余暇に関する調べ学習をしたりすることにより,卒業後の余暇生活の過ごし方を知り,充実を図るこ
とにつなげていきます。
※高等部第2学年においては,単元「修学旅行に行こう」を【6 学校行事③ 宿泊学習,修学旅行に関する内容】のカテゴリーに記載しています。
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廿日市特別支援学校版 生活単元学習 12年間の単元内容系統表(重複障害) ○12 年間で学習する生活単元学習の単元の内容を系統的に示した表です。
【4 栽培,自然】
単元名 時
数 単元目標 内容 系統性
取り扱
う教科
小学部(低)
□野菜や花を育てよう (通年)
7 7 10
□野菜や花の栽培の過程において,自然への興味・関心をもったり,感じたことや気付いたこと等を自分なりの方法で表現したりすることができる。
□教師と一緒に作業をしたり,友だちと同じ場所で作業をしたりすることができる。
□身近な野菜や花について □栽培活動(看板を作る,植付,看板の設置,水やり等)
□観察,収穫活動 □衛生管理(手洗い,エプロンの着用) □野菜の簡単な調理
□振り返り
・野菜を育てることで,自然や生き物への興味・関心及び大切に思う心を育むようにする。 ・自分たちが育てた野菜を収穫し,調理するこ
とにより,達成感を得ることができるようにする。
□図工 ①③生活
小学部(高)
□野菜や花を育てよう(通年)
10 10 10
□野菜や花の栽培の過程において,自然への興味・関心を高めたり,感じたことや気付いたこと等を自分なりの方法で伝えたりすることができる。
□教師の援助を受けながら作業をしたり,友だちと一緒に作業をしたりすることができる。
□身近な野菜や花について □栽培の計画(育てるものを決める等) □栽培活動(看板を作る,植付,看板の設置,
水やり等) □観察,収穫活動 □衛生管理(手洗い,エプロンの着用)
□野菜の簡単な調理 ⑤⑥食育(栄養教諭と連携) □振り返り
・野菜を育てることで,自然や生き物への興味・関心及び大切に思う心を育むことができるようにする。
・自分たちが育てた野菜を収穫し,簡単な調理することにより,達成感を得ることができるよ
うにする。 ・栽培活動を通して,友だちと一緒に作業することの大切さを学ぶことができるようにする。
□生活 □算数□図工
中学部
①花や野菜を育てよう 畑の恵みをいただきま
す(通年)
②花や野菜を栽培しよう 畑の恵みをいただ
きます(通年)
③花や野菜を栽培しよう 畑の恵みに感謝し
て(通年)
18 18
16
①②野菜の栽培を通して,自然に関心をもつことができる。 ③野菜の栽培を通して,自然への関心を深めることができる。
①②野菜を収穫し,調理することで,日常の食品に関心をもつことができる。 ③野菜を収穫し,調理することで,日常の食品への関心を深
めることができる。 ①②収穫した野菜の調理方法や,栄養について知ることができる。
③収穫した野菜の調理方法や,栄養素について知り,関心を深めることができる。
□夏野菜の栽培,成長の観察,収穫及び調理 □秋・冬野菜の栽培,成長の観察,収穫及び調
理 □収穫した野菜を使った調理方法,分類表を使った栄養素の確認,一日に必要な栄養について
・野菜の栽培を通して,自然,調理方法,栄養素について関心をもつとともに,成長や収穫の
喜びを感じることができるようにする。
□理科 □職
業・家庭
高等部
□該当なし
系統性
・小学部は4年生(重複障害)から,年間指導計画生活単元学習(2)の取扱とします。また,高等部については,学年作業で取り扱うこととします。
・12年間で栽培する学習を継続して行うことにより,自然や生き物に興味,関心をもち,大切に育てようとする心を育みます。
・栽培した野菜を調理することにより,日常生活で摂取している野菜及び食品に関心をもち,野菜がもつ栄養素について知ることにつなげていきます。
※高等部においては,自立活動での取扱とする。
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廿日市特別支援学校版 生活単元学習 12年間の単元内容系統表(重複障害) ○12 年間で学習する生活単元学習の単元の内容を系統的に示した表です。
【5 季節,文化】
単元名 時
数 単元目標 内容 系統性
取り扱
う教科
小学部(低)
①わくわく夏 ②楽しい夏 ③元気いっぱい夏
14 14 10
□夏に関する活動や簡単な遊びの過程において,夏の特徴に気付いたり,それを自分なりの方法で表現したりすることができる。
□集団活動(※②③集団活動や買い物の練習)において,簡単な役割や簡単なきまりに関心をもち,教師と一緒に行動しようとすることができる。
□夏に関する活動や簡単な遊びの過程において,友だちと同じ場所で活動しようとすることができる。
①夏の生活について ②③夏の自然や遊び ②③夏に関する作品づくり
①②遊び場の制作・準備 ③遊び場の計画(活動内容の検討,役割分担等) ③制作,準備(遊ぶ物,会場の飾り等)
②③金銭の扱いについて ②商店の利用の仕方の練習 ②③近隣校外学習(材料の買い物)
□振り返り □夏まつり体験(かき氷等の飲食を含む)
・3年間,継続して夏まつりを体験することを通して,見通しをもち,集団活動に参加することができるようにする。
・身近な自然の中での遊びを通して,季節の変化等を感じることができるようにする。
①生活 □国語 □算数
①②図工 ①②道
徳 ③音楽 ③保健
①わくわく冬 ②楽しい冬
③元気いっぱい冬
8 9
8
□冬に関する活動や簡単な遊びの過程において,冬の特徴に気付いたり,それを自分なりの方法で表現したりすることが
できる。 □集団活動において,簡単な役割や簡単なきまりに関心をもち,教師と一緒に行動しようとすることができる。
□冬に関する活動や簡単な遊びの過程において,友だちと同じ場所で活動しようとすることができる。
□冬の自然や遊び □冬に関する作品づくり
□お楽しみ会について □制作,準備(会場の飾り等) □振り返り
□お楽しみ会の実施
①②生活
□国語 □算数 □音楽
②③図工
小学部(高)
④仲良く夏 ⑤チャレンジサマー
⑥アクティブサマー
22 14
12
□夏に関する活動や簡単な遊びの過程において,夏の(⑥その)特徴に気付いたり,それらを伝えようとしたりすること
ができる。 □集団活動や買い物活動(※⑤集団活動)において,教師の援助を受けながら,簡単な役割や簡単なきまり(※⑤簡単な
役割や簡単なきまり)を意識して行動しようとすることができる。 □夏に関する活動や集団活動の過程において,友だちと一緒
に活動することができる。
④⑤夏の自然や遊び ④⑤夏に関する作品づくり
④10歳お祝い会の計画(活動内容の検討,役割分担等) ⑤遊び場の計画(活動内容の検討,役割分担等)
⑥お楽しみ会の計画(活動内容の検討,役割分担等) ④制作,準備(記念品,プログラム,招待状等)
⑤制作,準備(会場の飾り,招待状等) ⑥制作,準備(会場の飾り等) ④⑥金銭の扱いについて
④⑥近隣校外学習(材料の買い物等) □振り返り ④10歳お祝い会の練習・実施
⑤遊び場での集団遊び ⑥お楽しみ会の練習・実施 ⑥中学部夏祭りの見学
・まつりや行事を通して,日本の伝統文化について知るとともに,自分の成長を感じ,周囲の
人に感謝の気持ちをもつことができるようにする。 ・身近な自然の中での遊びを通して,季節の変
化等について理解することができるようにする。
□国語 □算数
□図工 ④生活 ⑤⑥道
徳
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④仲良く秋
14 ④秋に関する活動や簡単な遊びの過程において,秋の特徴に気付いたり,それを伝えようとしたりすることができる。 ④集団活動において,簡単な役割や簡単なきまりを意識して
行動しようとすることができる。 ④秋に関する活動や簡単な遊びの過程において,友だちと一緒に活動することができる。
④秋の自然や遊び ④秋に関する作品づくり ④遊び場の計画(活動内容の検討,役割分担等)
④制作,準備(遊ぶ物,会場の飾り等) ④振り返り ④遊び場での集団遊び
④仲良く冬 ⑤チャレンジウィンター
⑥アクティブウィンター
12 16
12
□冬に関する活動や簡単な遊びの過程において,冬の特徴に気付いたり,それを伝えようとしたりすることができる。 □集団活動において,簡単な役割や簡単なきまりを意識して
行動しようとすることができる。 □冬に関する活動や集団活動の過程において,友だち(※⑥学年や下学年の友だち)と一緒に活動することができる。
□冬の自然や遊び □冬に関する作品づくり ④⑤進級お祝い会の計画(活動内容の検討,役
割分担等) □制作,準備(会場の飾り等(※⑥会場の飾り,招待状づくり等))
□振り返り ④⑤進級お祝い会の練習・実施 ⑥遊び場での集団遊び
中学部
①夏まつりに参加しよ
う ②夏まつりを楽しもう ③夏まつりを成功させ
よう
23
16 20
□夏まつりの企画,準備,模擬店練習を通して活動に見通し
をもち,参加することができる。(※②自分でやりたい仕事を選ぶことができる,③自分の選んだ仕事内容を理解し,見通しを持って行うことができるとする。)
□分担された自分の役割を行うことができる。(※②行うことで見通しをもち,達成感を味わうことができる。) □ALTと交流し,英語表現について知り,生活経験を広げ
ることができる。 ③夏まつりの成功に向けて友だちと協力しながら取り組み,達成感を共有することができる。
③夏まつりの準備を通して,生活経験の幅を広げることができる。
□オリエンテーション
(前年度の写真・VTR視聴,日程,目的等) □企画 □準備(模擬店準備,模擬店練習)
□校外学習(買い物学習) ③小6への招待状づくり □お店紹介
□当日(午前:夏まつり小6招待 午後:振り返り中学部のみ) □振り返り
□ALT出身国のお祭りについて学習する。 (事前学習,ALTとの授業)
※「秋」に関する単元は,1,2年生のみの取
扱とする。 ・3年間を通して,学習することにより,見通しをもって活動に取り組むことができるように
するとともに,生活経験の幅を広げる。 ・季節に応じた行事,自然の変化,日本の伝統文化を知ることにより,日本の四季を感じる心
を育む。 ・ALTを通して,互いの国の文化を伝え合う活動を通して,外国の文化に関心をもつことに
つなげる。
□国語
□社会 □数学 □職
業・家庭 □美術
①秋の季節について知ろう ②秋の生活を楽しもう
9 9
①②身近な生物の変化や移り変わりに興味をもつことができる。(※②興味をもち,季節を感じることができる。) ①②秋ならではの素材に触れることで,季節を感じることが
できる。
□校外学習(秋を見つけに行こう) □木の実や草花を使用した工作
①②社会 ①②理科 ①②職業・家庭 ①②美術
①冬の季節について知ろう
②冬の生活を楽しもう ③冬の生活を調べよう
10
10 8
□日本の伝統文化に触れ,興味・関心を持って活動することができる。(※②意欲的に活動することができる,③積極的に
活動することができる。) □ALTと交流し,英語表現について知り,(※②英語表現を分かり③英語表現の理解を深め),生活経験を広げることがで
きる。
□年末や正月の遊び(カルタ,福笑い等) □書初め
①3年生との集団行動 □ALTの出身国に因んだ冬の行事等について学習する。
(事前学習,ALTとともに)
□国語 □社会 □数学 □職業・家庭 □音楽 □外国語
- 10 -
高等部
①伝統文化を知ろう
②伝統文化を深めよう ③くらしの中の不思議
を見付けようⅡ
23
18 14
①日本のいろいろな遊びを体験しながら伝統文化を理解することができる。 ①自分たちでカルタをつくってゲームを楽しむことができる。
①外国の伝統的な行事や遊びに関心をもつことができる。 ①簡単な手工芸に取り組み,伝統文化への関心を深めることができる。
②広島県の伝統文化(伝統芸能や伝統工芸)及び伝統産業を学習し,親しみをもつことができる。 ③水をテーマに生活の中の不思議を発見することができる。
③水や氷を使った遊びを通して,科学的な興味・関心をもつことができる。 ③夏を快適に過ごす方法を理解することができる。
①日本のいろいろな遊び ①カルタの遊び方 ①カルタ作り ①カルタ大会
①ALT授業に向けた事前学習(挨拶,自己紹介,ゲーム練習,歌等) ①ALT授業 ①張り子等の手工芸作品の制作
②調べ学習(けん玉,神楽,熊野筆) ②体験や発表の仕方の計画・準備 ②発表 ③水に関する実験(凝固,蒸発等)
③水に関する調べ学習(1日に使用している水の量,水に関する言葉等) ③夏を涼しく過ごす方法(扇風機・クーラー・
服装・食べ物等)
・日本の四季に応じた伝統文化,広島県の伝統文化に親しみをもつことができるようにするとともに,季節に応じた過ごし方を知ることにつ
なげるようにする。
□国語 □社会 □数学
□職業 ①理科①外国
語
系統性
・12年間を通して学習することにより,日本の四季を感じ,季節に応じた行事や文化に親しむ心を養います。
・ALT等を通して,互いの国の文化を伝え合い,外国の文化を知り,関心をもつことにつなげていきます。
- 11 -
廿日市特別支援学校版 生活単元学習 12年間の単元内容系統表(重複障害) ○12 年間で学習する生活単元学習の単元の内容を系統的に示した表です。
【6 学校行事①:宿泊学習,修学旅行に関する内容】
単元名 時
数 単元目標 内容 系統性
取り扱
う教科
小学部(低)
小学部(高)
⑤チャレンジ宿泊学習
20
⑤⑥公共施設(駅,ホテル等(※⑥駅,ホテル,観光施設等))に関わる学習活動を通して,公共施設の名称,使い方について知る。
⑤⑥当日の行程,身近で簡単なきまりやマナーを知り,教師の援助を受けながらそれらを意識して行動することができる。
⑤⑥宿泊学習(※⑥修学旅行)までの学習活動の大まかな見通しをもち,宿泊(※⑥旅行)への期待感をもったり,事前学習や準備をしようとしたりすることができる。
⑤準備(行程の確認,しおり作り等) ⑤公共施設(駅等)や飲食店の使い方やマナー
の学習 ⑤金銭の扱いについて ⑤振り返り
⑤事前校外学習(広島駅周辺)の実施 ⑤準備(行程の確認,しおり作り,荷物の確認等)
⑤公共施設(ホテル等)や飲食店の使い方やマナーの学習 ⑤金銭の扱いについて
⑤振り返り
・しおりを作成し,行程に見通しをもつことができるようにする。 ・公共施設の利用の仕方やそこでのマナーを知
ることができるようにする。 ・買い物の仕方,金銭の扱い,入浴や宿泊の仕方について知ることができるようにする。
・宿泊学習を通して,次年度の修学旅行に向けて見通しをもつことができるようにする。
□国語 □数学
⑤生活
⑥アクティブ修学旅行
12
⑥修学旅行の計画 ⑥準備(行程の確認,しおり作り,荷物の確認等)
⑥公共施設(ホテル等)や飲食店の使い方やマナーの学習 ⑥金銭の扱いについて
7 ⑥公共施設(ホテル等)や飲食店の使い方の練習 ⑥修学旅行に向けての最終確認
⑥振り返り
中学部
②宿泊学習に向けて
③修学旅行に向けて
13
19
②集団行動のルール,マナーを知ることができる(※③守っ
て活動することができる)。 ②宿泊学習(※③修学旅行)に向けて見通しを持ち,友だちと一緒に(※③協力しながら)活動することができる。
②公共施設(※③及び公共交通機関)の利用方法を理解することができる(※③知り,利用することができる)。
②オリエンテーション
(前年度の(②写真)・VTR視聴,日程,目的,(③見学)等)
②③行程表作り
②③しおり作り ②③校外学習(②公共交通機関利用,③集合場所の下見等)
③校外学習振り返り ②③結団式 ②③振り返り
・オリエンテーション,行程表,しおり作り,
校外学習を通して,宿泊学習及び修学旅行に見通しをもてるようにする。 ・第2学年では集団行動のルール,マナーを知
り,第3学年では,それらを守って活動する意識をもてるようにするとともに,友だちと協力し活動できるようにする。
・公共施設及び公共交通機関の利用方法を理解し,実際の利用につなげる。
□社会
□数学 □理科 □職
業・家庭
- 12 -
高等部
①宿泊学習に行こう
※②修学旅行に行こう
22
33
15
①宿泊学習の目的や目標を考え,友だちと協力して活動することができる。 ①目的地や活動内容について見通しをもつことができる。
①社会のルールやマナーについて意識することができる。 ①宿泊学習全体を振り返り,まとめることができる。
②自分たちで考え協力しながら旅行への意欲を育てることができる。
②集団での活動や,公共のルールやマナーについて知ることができる。 ②旅行先の歴史や文化について学習し,見学に生かすことが
できる。 ②余暇の過ごし方や金銭の利用の仕方を学ぶことができる。 ②日本国内であっても観光地には多くの外国人がいることを
知ることができる。 ②外国人との挨拶の仕方を知ることができる。 ②地図や標識等に出てくる身近な英語に親しむことができる。
②公共施設や公共物の利用の仕方について知ることができる。 ②旅行先の歴史や文化について知ることができる。
②見学先について学んだことをもとに,社会の動きや地域について興味・関心をもつことができる。 ②修学旅行の事前学習や見学を生かし,今後の生活に活かす
ことができる。
①事前学習1(生活,スケジュール,目的地の確認) ①事前学習2(目的地調べ,調べ学習発表,しおりづくり)
①事前学習3(公共施設でのマナー)①結団式 ①荷物チェック ①事後学習(感想文,壁新聞作り)
①結団式 ②全体の目標 ②日程,目標の確認(学年2時間) ②集団行動のルールについて
②校外学習(広島市方面) ②見学の場所について(本や情報メディアを用いて調べ学習)
②公共施設の利用の仕方,マナーやルールについて ②しおりづくり ②ALTによる外国語の挨拶
②案内板に併記されている英単語について ②公共施設や公共物の利用について ②結団式(学年1時間)
②見学したことや学んだことの振り返り ②壁新聞作り ②壁新聞の発表(学年1時間)
②修学旅行で体験した外国の文化の振り返り
・目標を設定することにより,校外において高等部の生徒としての自覚をもった行動につながるようにする。
・段階的に公共交通機関及び公共施設の利用方法や余暇計画の立て方を学習したりすることにより,余暇の過ごし方の充実につながるように
する。 ・第1学年の宿泊学習,第2学年の修学旅行にその他校外学習等に向けて,集団行動のルール,
マナー,公共施設の利用方法について学習する。 ・旅行先の歴史や文化について知り,学んだことをまとめて発表し合うことにより,学習を深
めることにつなげる。
□国語 □社会 □数学
□職業 □家庭 ②外国
語
系統性
・視角的,体験的な事前学習を通して,見通しをもち主体的に取り組むことができるようにします。
・公共施設,公共交通機関の利用や集団活動を通して,ルール,マナーを学習し,卒業後の社会生活につなげていきます。
・旅行先の歴史や文化等に触れることにより視野を広げ,様々なことに興味・関心をもつことにつながるようにするとともに,振り返りを丁寧に行い,学習を深めることにつなげます。
・宿泊学習,修学旅行を通して,現在及び高等部卒業後の余暇生活の幅を広げることにつなげます。
※高等部第2学年においては,単元「修学旅行に行こう」を【3 地域生活,余暇生活】に含めることとします。
- 13 -
廿日市特別支援学校版 生活単元学習 12年間の単元内容系統表(重複障害) ○12 年間で学習する生活単元学習の単元の内容を系統的に示した表です。
【6 学校行事②:「はつようまつり」に関する内容】
単元名 時
数 単元目標 内容 系統性
取り扱
う教科
小学部(低)
①わくわくはつようまつり ②楽しいはつようまつり
③元気いっぱいはつようまつり
7 8
8
□はつようまつりへの大まかな見通しをもち,まつりへの期待感をもったり,準備や練習をしたりしようとすることができる。
□はつようまつりの準備において,身近な材料や用具を使って作品等を作ったり,簡単な役割に関心をもったりすることができる。
□はつようまつりの発表において,友だちと同じ場所で活動したり,練習の成果を表現したりすることができる。
□はつようまつりについて □制作,準備(※③プレイコーナー,展示作品,ポスター,招待状等)
□振り返り ①②発表の練習 ③プレイコーナーの練習
・視角的な支援を行い,はつようまつりまでの予定に見通しがもつことができるようにする。 ・計画,制作・準備,発表練習を通して,はつ
ようまつりに参加する意識や友だちと楽しむ気持ちをもつことができるようにする。
□国語 □算数 □図工
①②生活 ②音楽
小学部(高)
④仲良くはつようまつり ⑤チャレンジはつようま
つり ⑥アクティブはつようまつり
12 12
12
□はつようまつりまでの学習活動の大まかな見通しをもち,まつりへの期待感をもったり,準備や練習をしたりすること
ができる。 □はつようまつりの準備において,身近な材料や用具を使って作品等を作ったり,簡単な役割を意識して行動しようとす
ることができる。 □はつようまつりの発表において,友だちと一緒に活動したり,練習の成果を表現したりすることができる。
□はつようまつりについて □計画(役割分担等)
□制作,準備(発表(※⑤⑥舞台発表)で使う物,展示作品,ポスター,招待状等) □振り返り
□発表(※⑤⑥舞台発表)の練習
・はつようまつりまでの予定に見通しもつことができるようにする。
・計画,制作・準備,発表練習を通して,友だちと一緒に楽しむ気持ちやはつようまつりに参加する意欲をもつことができるようにする。
□国語 □算数
□図工
中学部
□はつようまつりに向けて
18 18
18
①はつようまつりに向けて,舞台道具や衣装作りに取り組むことができる。
②はつようまつりに向けて,意欲的に舞台道具や衣装作りに取り組むことができる。 ③はつようまつりに向けて,見通しを立てながら,自ら舞台
道具や衣装作りに取り組むことができる。 ①集団の中での自分の役割を行うことができる。 ②集団の中での自分の役割を行い,達成感や喜びを味わうこ
とができる。 ③集団の中で自分の役割を行ったり友だちと協力したりしながら,やり遂げたときの達成感や喜びを共有して味わうこと
ができる。
□オリエンテーション(配役決め含む) (前年度の VTR視聴,日程,発表内容等)
□校外学習(材料の買い物) □背景画,大道具,衣装作り
□学級練習,学年,学部練習(リハーサル含む) □招待状作り □振り返り
・舞台道具や衣装作りを通して,意欲,主体性を育む。
・自分の役割を遂行することにより,達成感や喜びを得る経験を通し,責任感や友だちと協力することの大切さを学ぶことにつなげる。
□国語 □社会
□数学 □職業・家
庭 ①③美術
②③音楽 ②外国
語 ③理科
高等部
③伝統文化を表現しよう ~はつようまつりで発表しよう~
26 ③行事に向けて協力して計画・準備をすることで,仲間との関係や自信をもつことができる。 ③練習発表では,自分の表現を振り返り,よりよい表現方法
に気付くことができる。
・発表内容の計画 ・準備(役割,スケジュール) ・発表練習
・振り返り
※第3学年のみ舞台発表があるため,第3学年のみの取扱とする。また,高等部は,作業学習(縦割り)ごとに販売,実演等があるため,はつよう
まつりに関する内容は,主に作業学習で取り扱う。 ・主体的に計画・準備を行う気持ちをもつこと
につながる支援を行う。 ・準備を最後までやり遂げる体験をすることにより,自信をもつことにつなげる。
・国語 (音楽, 美術,
保健体育,家庭)
- 14 -
系統性
※高等部は,第3学年のみ舞台発表があるため,第3学年のみの取扱とします。また,作業学習(縦割り)ごとに販売,実演等があるため,はつようまつりに関する内容は,主に作業学習で取り扱います。
・12年間を通してはつようまつりを体験することにより,見通しや,上級生,他学部の生徒に憧れをもち,意欲を育むことにつなげます。
・自分の役割を最後までやり遂げる体験及び活動を通して仲間と協力することの大切さを学び,責任感や自信を育みます。
- 15 -
廿日市特別支援学校版 生活単元学習 12年間の単元内容系統表(重複障害) ○12 年間で学習する生活単元学習の単元の内容を系統的に示した表です。
【6 学校行事③:卒業証書授与式に関する内容】
単元名 時
数 単元目標 内容 系統性
関連
する
教科
小学部(低)
(※①もうすぐ2年生,②もうすぐ3年生, ③もうすぐ4年生)
小学部(高)
(※④もうすぐ5年
生,⑤もうすぐ6年生)※⑥中学生になろう
中学部
※①②卒業生を送ろう ※③卒業に向けて
高等部
※③卒業に向けて 14 ③卒業証書授与式の練習に取り組むことで,卒業への意識と今後の生活に対する意欲を高めることができる。
③式,つどいの練習 ③予行
・卒業証書授与式の練習の取組を通して,-卒業への意識と今後の生活に対する意欲を高めるよ
うにする。
□国語 □数学
□音楽 □
系統性
・卒業証書授与式の練習の取組を通して,-卒業への意識と今後の生活に対する意欲を高めるようにする。
※高等部第1,2学年を除いては,卒業証書授与式の練習及び予行練習を本単元において実施します。
- 16 -
廿日市特別支援学校版 生活単元学習 12年間の単元内容系統表(重複障害) ○12 年間で学習する生活単元学習の単元の内容を系統的に示した表です。
【7 進路①:卒業後の生活及び福祉に関する内容】
単元名 時
数 単元目標 内容 系統性
取り扱
う教科
高等部
①働くために必要なことを考えよう① (オリエンテーショ
ン,自分新聞) (基本的生活習慣の確立)
①社会生活で必要な事について考えよう (福祉制度)
②自分の生活について
(健康と余暇)
③自分の生活について (福祉課講話)
(福祉制度の活用)
(卒業後の生活) (人とのつきあい)
7
3
5
7 (3)
(3)
(4)
①今年度の学習の流れやねらいを知る。 ①「自分新聞」を作ることを通して,自分や同級生のことを知る。
①自分の好きなことや興味のあることを伝えることができる。 ①生活するためのスキルの形成
①社会生活を営む上で必要なこと(ルールや挨拶等)について知る。
①福祉制度などについて知り,自分の生活に結び付けて考える。 ①廿日市市障害福祉相談センターの役割や福祉の制度につ
いて知る。 ②自分の生活習慣を振り返り,健康管理や健康的で豊かな
生活について知ることができる。
③福祉課講話で福祉制度について学び,卒業後の社会生活を考えることができる。
③福祉施設や事業所,行政機関等の利用について具体的に考えることができる。
③卒業に向けてお世話になった人への感謝の気持ちを伝え,社会人になるにあたり人とのつきあい方を考えること
ができる。
①オリエンテーション ①「自分新聞」の作成 ①発表
①健康管理について ①人とのつきあい,マナーについて ①基本的生活習慣の理解
①活用できる福祉の制度について ①廿日市市障がい福祉相談センターからの説明(学年・個別)
②健康管理について
②生活介護型事業所について ②健康的な生活について(スヌーズレン等)
③福祉課講話に向けて ③福祉課講話を聞く。 ③福祉課講話のまとめ
③福祉地図つくり ③福祉サービスの利用
③人とのつきあいについて ③お世話になった人への感謝のお手紙やプレゼ
ント作り
・3年間を通して,本単元では,自分の生活及び福祉利用について学習していきます。 ・1年生では,「自分新聞」作りを通して,自分
及び友だちについて知り,2年生では,健康管理と健康的な余暇生活について知ることにつなげ,3年生では,卒業後の生活について具体的
なイメージをもち,自立した生活について考えられるようにする。 ・廿日市市障がい福祉相談センターの説明及び,
福祉課講話を聞いて,それらの機関の役割,福祉制度及び利用方法について知り,卒業後の社会生活を考えることにつなげる。
□職業 (国語,社会,
数学, 保健体育,
家庭)
系統性
※【7 進路】は,高等部重複障害のみの取扱とし,年間指導計画生活単元学習(進路)に記載されている単元とします。なお,高等部単一障害学級は,職業で取扱います。
- 17 -
廿日市特別支援学校版 生活単元学習 12年間の単元内容系統表(重複障害) ○12 年間で学習する生活単元学習の単元の内容を系統的に示した表です。
【7 進路②:働くこと及び学校見学会に関する内容】
単元名 時
数 単元目標 内容 系統性
取り扱
う教科
高等部
①働くために必要なことを考えよう②(身近な仕事)
②③仕事について知ろう(※②身近で行う仕
事,福祉事業所,就業体験③就業体験,接客)
7
①家庭や施設での仕事や身近な職業を調べたり体験することで,仕事について考えるきっかけにする。
②学習の流れや,自分の取り組む課題を知る。 ②作業所やデイサービスを知り,作業を体験することを通
して,福祉事業所の利用の具体的なイメージをもつ。 ③学習の流れと進路決定までの進路学習の流れを知り,必
要な力を考え,自分の取り組む課題を明らかにする。 ③就業体験の実施に当たり,しおり等の準備や実際に作業体験することで見通しをもち,主体的に取り組む。
①家庭や施設での仕事や身近な職業について ①身近な福祉施設の作業について ①卒業生が行っているところ
①作業場面の視聴(写真・ビデオ等) ②作業所やデイサービスの作業体験(小物づくり等)
②就業体験に向けて ③オリエンテーション
③就業体験に向けて(しおり作り等) ③卒業生が就労している作業所での軽作業の体験(小物づくり,折鶴の解体等)
③接客の体験をする。 ③お客を招いて接客を行う。
・身近な人,施設での仕事について知り,職場見学及び就業体験を通して,気持ちや体調の安定を維持して作業する力,社会での人との関わ
り方及び主体的に仕事に取り組む態度を育てる。 ・第2,3学年では,福祉・医療事業所説明会
の準備を通し,就労への意欲を高める。 ・第3学年が第1,2学年に向けて進路取組報告を行うことにより,卒業後の生活を具体的に
イメージすることにつなげる。
□職業 (国語,社会,
数学, 保健体育,
家庭)
①働くために必要なことを考えよう③(軽作
業・接客) ②仕事について知ろう
(接客と清掃,軽作業)
5
6
①福祉施設等で行う軽作業を体験しながら卒業後の仕事,生活について知る。
①家庭でのおもてなし(接客)について基本的な方法を知る。 ②喫茶の利用と体験をすることで,社会での人との関わり
方を身に付ける。 ②卒業後の仕事を知る。 ②気持ちや体調の安定を維持して作業することができる。
①卒業性が就労している作業所での軽作業の体験(小物づくり等)
①接客の体験 ②接客(喫茶)サービスの体験
②作業所やデイサービスの作業体験 ②清掃活動(校内や学校周辺)
□学校見学会等にむけて(※②福祉事業所)
5
①福祉・医療事業所見学に向けての準備を通して,卒業後の生活を意識する(②③就労への意欲を高める)。
①福祉・医療事業所見学会に向けて ①記念品等の制作
①②職場見学をしよう
6
7
①職場見学を通して,福祉就労についてのイメージをもつ。
①職場見学において,正しい見学態度やマナーについて知る。 ①見学内容を振り返り,福祉就労について理解を深める。
②自分の進路をイメージして,就業体験につなげる。 ②見学先でのマナーやポイントをおさえて,職場を見学をすることができる。
②見学したことをまとめることで伝えることができる。
①事前学習
②職場見学に向けて ①②職場見学(校外学習) ①②職場見学のまとめ(※①まとめと発表)
- 18 -
①③進路を考えよう(①先輩の話,振り返り,③修行体験,先輩
の話,振り返り)
②仕事のイメージをもとう(就業体験,先輩
の話,振り返り)
2
7
6
①重複学級の高等部3年生から進路決定までの経緯や経験したことを聞き,自分の進路についてのイメージをもつ。 ①1年間の学習内容を振り返り,自分の進路体験やこれか
らの生活について具体的に考え,次年度につなげることができる。 ③進路学習を振り返り,作文にまとめて発表することを通
して,社会人になる自覚をもつことができる。
②自分の進路についてイメージをもつことができる。 ②重複学級の高等部3年生から進路決定までの経緯や経験
したことを聞き,自分の進路についてイメージをもつ。 ②1年間の学習内容を振り返り,自分の進路やこれからの生活について意識し,次年度につなげることができる。
①事前学習 ①高等部3年生の話 ①1年間の学習内容の振り返り
③進路学習について振り返り
③発表練習 ③下級生(高1・高2)に向けて進路取組報告 ③卒業に向けてまとめと発表
(卒業後の生活や決意) ②就業体験のまとめと発表 ②事前学習
②高等部3年生の話 ②事後学習 ②学習内容の振り返り(職場見学や就業体験等
のまとめ)
系統性
※【7 進路】は,高等部重複障害のみの取扱とし,年間指導計画生活単元学習(進路)に記載されている単元とします。なお,高等部単一障害学級は,職業で取扱います。
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