XP-50 r jlib.roland.co.jp/.../jp/manuals/res/1810294/XP-50_r_j3.pdf3 第1章 XP-50の概要...

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この されています。ガイ ドブックでひととおりの えてからお みください。 第1章 XP-50の概要 この 、XP シーケ サー 、メ ーの扱いなどについて しています。XP するために ずお みください。 第2章 操作のしかた この 、XP じめ、パッチ/パフォ ーマ ス/ ズム・セットの演 りのしかたについ しています。 するために ずお みくだ さい。 第3章 音源部のパラメーターの働き この 、パッチ/パフォーマ ス/ ズム・セットに するパ メーター、およびXP める システム・パ メーターの きを、パ メーターの わせて しています。パ メーターの きを りたい ときにお みください。 第4章 演奏の再生と録音 この 、ソ グの のしかたについて しく しています。 第5章 ソング・エディット したソ グを編 したり、変 したりすることをソ グ・エディットといいます。ソ グ・エディットに ック・エディットとマイク ・エディットの がありま す。この 、これらのソ グ・エディット のタイミ グを するクォ タイズ について しています。 に応じてお みください。 第6章 シーケンサーの便利な機能 ケート ープ など、ソ グの に便 について しています。 に応じてお みく ださい。 第7章 ユーティリティー機能 この 、パッチ/パフォーマ ス/ ズム・セットの の保 、ディスクとのデータの り、データの など、 ーティ ティー について してい ます。 に応じてお みください。 第8章 RPS機能 この 、SEQセットの りかた RPS った演 のしかたについて しています。RPS うとき にお みください。 第9章 チェーン・プレイ ディスクに されているソ グを させ をチェー ・プ イといいます。この 、その のしかたについて しています。 第10章 GMモード この 、XP をGMシステムの として うときの メーターの きについて しています。 されているGMスコアを するときにお みください。 第11章 外部MIDI機器の活用 この MIDI のしかたを しています。 に応じてお みください。 第12章 資料 ったように しないとき 、「 に」を りがないかを してください。また、 らかのエ ー・メッセージが されたとき 、「エ ー・メッセージ一 」で 応を してください。 その 、この 、「パ メーター一 」、「お 」、「MIDIイ テーシ 」などの があ ります。 の一 しく することを じます。

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この取扱説明書は以下の12の章で構成されています。ガイドブックでひととおりの操作を終えてからお読みください。

第1章 XP-50の概要この章では、XP-50の音源部やシーケンサー部の構成、メモリーの扱いなどについて説明しています。XP-50を理解するために必ずお読みください。

第2章 操作のしかたこの章では、XP-50の基本操作をはじめ、パッチ/パフォーマンス/リズム・セットの演奏や音作りのしかたについて説明しています。操作を理解するために必ずお読みください。

第3章 音源部のパラメーターの働きこの章では、パッチ/パフォーマンス/リズム・セットに関係するパラメーター、およびXP-50の使用環境を決めるシステム・パラメーターの働きを、パラメーターの構成に合わせて説明しています。パラメーターの働きを知りたいときにお読みください。

第4章 演奏の再生と録音この章では、ソングの再生と録音のしかたについて詳しく説明しています。

第5章 ソング・エディット録音したソングを編集したり、変更したりすることをソング・エディットといいます。ソング・エディットにはトラック・エディットとマイクロ・エディットの方法があります。この章では、これらのソング・エディット機能の他、音のタイミングを調節するクォンタイズ機能についても説明しています。必要に応じてお読みください。

第6章 シーケンサーの便利な機能ロケート機能やループ機能など、ソングの録音や編集に便利な機能について説明しています。必要に応じてお読みください。

第7章 ユーティリティー機能この章では、パッチ/パフォーマンス/リズム・セットの設定の保存、ディスクとのデータのやり取り、データの転送など、ユーティリティー機能の操作について説明しています。必要に応じてお読みください。

第8章 RPS機能この章では、SEQセットの作りかたやRPS機能を使った演奏のしかたについて説明しています。RPS機能を使うときにお読みください。

第9章 チェーン・プレイディスクに記録されているソングを指定の順番に再生させる機能をチェーン・プレイといいます。この章では、その再生の順番や再生のしかたについて説明しています。

第10章 GMモードこの章では、XP-50をGMシステムの音源として使うときの操作やパラメーターの働きについて説明しています。市販されているGMスコアを再生するときにお読みください。

第11章 外部MIDI機器の活用この章では、外部MIDI機器の活用のしかたを目的別に説明しています。必要に応じてお読みください。

第12章 資料思ったように動作しないときは、「故障と思う前に」を読んで設定に誤りがないかを確認してください。また、操作中に何らかのエラー・メッセージが表示されたときは、「エラー・メッセージ一覧」で対応を確認してください。その他、この章では、「パラメーター一覧」、「お買い上げ時の設定」、「MIDIインプリメンテーション」などの資料があります。

1995 ローランド本書の一部もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。

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第1章 XP-50の概要XP-50の構成.......................................................................................5基本構成いろいろな音の単位発音数 ...............................................................................................6メモリーとデータの保存..................................................................7一時的なメモリー書き換えができるメモリー書き換えができないメモリー......................................................8エフェクターについて ......................................................................93系統のエフェクターの関係シーケンサーについて....................................................................11ソングトラックの構成

第2章 操作のしかた操作モードの切り換え....................................................................12基本操作.............................................................................................13ファンクション・ボタンカーソル・ボタン........................................................................14値の変更名前をつける................................................................................16ヘルプ機能演奏の操作.........................................................................................17パッチ・モードでの演奏パフォーマンス・モードでの演奏リズム・セット・モードでの演奏...........................................18エフェクターをオン/オフする...............................................19鍵域を1オクターブ単位で移動する(オクターブ・シフト機能)鍵域を半音単位で移動する(トランスポーズ機能)音が鳴り止まなかったら(パニック機能)テン・キーでパッチ/パフォーマンス/リズム・セットを素早く切り換える(デジット・ホールド機能)

音作りの操作 ....................................................................................20パッチを変更する変更したパッチの設定を記憶する(ライト)......................21リズム・セットを変更するパフォーマンスを変更する .......................................................22パフォーマンスのパートに割り当てているパッチを変更する

第3章 音源部のパラメーターの働きパッチ・パラメーター....................................................................23COMMONグループEFFECTSグループ......................................................................25CONTROLグループ....................................................................27WAVEグループ............................................................................29LFOグループ ................................................................................30PITCHグループ............................................................................31TVFグループ................................................................................32TVAグループ................................................................................33パフォーマンス・パラメーター...................................................35COMMONグループEFFECTSグループMIDIグループ................................................................................37

PARTグループ.............................................................................38INFOグループ...............................................................................39リズム・セット・パラメーター...................................................40COMMONグループEFFECTSグループCONTROLグループ....................................................................41WAVEグループ............................................................................42PITCHグループTVFグループ................................................................................43TVAグループEFXのエフェクト・タイプ............................................................45使用環境の設定(システム・パラメーター) ..........................58SETUPグループCONTRASTグループCONTROLグループMIDIグループ................................................................................59SEQUENCERグループ...............................................................61TUNEグループ.............................................................................62PGM CHNGグループINFOグループ

第4章 演奏の録音と再生クイック・プレイとパターンの再生...........................................63ソングをクイック・プレイするパターンを再生する....................................................................64MIDIアップデート機能...............................................................65

録音を始める前に............................................................................66録音のしかたパフォーマンスを選ぶインターナル・メモリーのソングを消す(ソング・イニシャライズ)リアルタイム・レコーディング...................................................67拍子を設定するフレーズ・トラックに録音する録音の設定をするパターン・トラックに録音する...............................................69テンポ変化を記録する演奏を聴きながら不要なデータを消す(リアルタイム・イレース)

ステップ・レコーディング ...........................................................70録音で使うパートを選ぶフレーズ・トラックに音符を入力するパターンに音符を入力する .......................................................71フレーズ・トラックにパターンを割り当てる

第5章 ソング・エディットトラック・エディット....................................................................73編集範囲を設定するトラック・エディットの編集機能...............................................7401:ERASE(イレース)02:DELETE(デリート)03:COPY(コピー)04:INSERT(インサート・メジャー)...............................7505:TANSPOS(トランスポーズ)06:CHG VEL(チェンジ・ベロシティー).......................76

目次

07:CHG CH(チェンジMIDIチャンネル).........................7608:CHG GT(チェンジ・ゲート・タイム)09:MERGE(マージ)............................................................7710:EXTRACT(エクストラクト)11:SHIFT(シフト・クロック)..........................................7812:THIN(データ・シン)13:XCHANGE(エクスチェンジ)......................................79クォンタイズ ....................................................................................80グリッド・クォンタイズシャッフル・クォンタイズ .......................................................81グルーブ・クォンタイズマイクロ・エディット....................................................................83メッセージを表示する表示方法の設定フレーズ・トラック/パターンに記録されたメッセージのパラメーターを変更するテンポ・チェンジを変更する...................................................84ビート・トラックに記録されたメッセージのパラメーターを変更するメッセージを挿入する................................................................85メッセージを消去するメッセージを移動するメッセージの登録と貼りつけ...................................................86MIDIメッセージの送信(テスト・アウト)

第6章 シーケンサーの便利な機能ロケート機能................................................................................87ループ機能ソング・ネームを付ける ...........................................................88フレーズ・トラックの情報を確認するその他の機能................................................................................89

第7章 ユーティリティー機能ユーティリティー機能の操作方法...........................................901:WRITE(ライト)2:LOAD(ロード)..................................................................913:SAVE(セーブ)4:SOUND(サウンド)5:DISK(ディスク)................................................................94

第8章 RPS機能各鍵にSEQセットを設定する...................................................96RPS機能のパラメーターRPSを使った演奏

第9章 チェーン・プレイチェーンを作成する....................................................................98チェーンをディスクに保存するチェーン・プレイ........................................................................99

第10章 GMモードGMモードについて.......................................................................100GMモードに切り換えるGMモードの初期化GMスコアの再生

GMモードの便利な機能(GMユーティリティー)..........101GMモードのパラメーター..........................................................102EFFECTS(エフェクト)グループPART(パート)グループ......................................................103INFO(インフォメーション)グループ

第11章 外部MIDI機器の活用XP-50を使って外部MIDI機器をコントロールする...............104外部MIDI機器からXP-50をコントロールする .......................105外部MIDI機器からXP-50の音源を鳴らす外部MIDI機器からXP-50の音色を切り換える外部機器と同期させる.................................................................106外部シーケンサーをXP-50のシーケンサーに同期させるXP-50のシーケンサーを外部シーケンサーに同期させるXP-50のシーケンサーで外部シーケンサーのソングを録音する

第12章 資料故障と思う前に..............................................................................107エラー・メッセージ .....................................................................108操作早見一覧..................................................................................110パラメーター一覧 .........................................................................116パッチ・パラメーターパフォーマンス・パラメーター ............................................118リズム・セット・パラメーター ............................................119GMモード・パラメーター......................................................121EFXパラメーター......................................................................122システム・パラメーター.........................................................126グルーブ・クォンタイズのテンプレート一覧........................128お買い上げ時の設定 .....................................................................130ウェーブフォームパッチ..........................................................................................132リズム・セット .........................................................................134パフォーマンス .........................................................................135MIDIインプリメンテーション....................................................136主な仕様..........................................................................................152索引 ..................................................................................................153

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第1章 XP-50の概要

■基本構成XP-50は、コントローラー、音源、シーケンサーで構成されています。

●コントローラーコントローラーは、鍵盤、パネル上のスライダー、およびリア・パネルに接続したペダルのことです。これらのコントローラーを操作して、音を鳴らしたり、音に変化を与えたりします。

●音源音源は音を発生させる部分です。XP-50のコントローラーやシーケンサーからの指示で音を鳴らすことができます。また、外部MIDI機器からの指示(MIDIメッセージ)でも音が鳴ります。

●シーケンサーシーケンサーは、コントローラーの操作をMIDIメッセージとして記録したり、記録したMIDIメッセージを再生したりする部分です。また、シーケンサーに記録したMIDIメッセージをMIDIOUT端子から送り出すことで、外部MIDI機器のコントロールもできます。

■いろいろな音の単位XP-50を使う場合、いくつかの音の単位があります。ここでは、それぞれの音の単位について簡単に説明します。

●トーントーンは音の最小単位です。1つのトーンで1つの音が作れますが、演奏時は複数のトーンを組み合わせたパッチという単位で扱います。つまり、パッチを構成する部分音を各トーンで作るということになります。トーンの基本構成は以下のとおりです。

○WG(ウェーブ・ジェネレーター)

あらかじめ用意されている波形(ウェーブ)を選び、ピッチ(音の高さ)の変化を設定します。

○TVF(タイム・バリアント・フィルター)

フィルターを使って音の周波数成分を変化させます。

○TVA(タイム・バリアント・アンプリファイアー)

音量の変化と音の定位を設定します。

○ENV(エンベロープ)

エンベロープは時間の経過に伴う変化を設定します。エンベロープは、WG(ピッチ)/TVF(フィルター)/TVA(音量)のそれぞれに専用のエンベロープ設定ができるようになっています。例えば、音の立ち上がりや減衰する時間を変えたいときは、TVA ENVで音量変化を変更します。

○LFO(ロー・フリケンシー・オシレーター)

LFOは周期的な変化(ゆらぎ)を設定します。LFOは2つあり、WG(ピッチ)/TVF(フィルター)/TVA(音量)のそれぞれに効果がつけらます。WGのピッチにLFOの変化を加えるとビブラートの効果が、TVAの音量だとトレモロの効果がつけられます。

●パッチパッチは演奏時に扱う音の単位です。1つのパッチは4つまでのトーンを組み合わせて音作りができます。4つのトーンをどのように組み合わせるかはストラクチャーのパラメーターで決めます。

XP-50

WG

Pitch ENV

TVF

TVF ENV TVA ENV

TVA

LFO 1 LFO 2

XP-50の構成

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●リズム・セットリズム・セットは複数の打楽器音(リズム・トーン)を集めたグループのことです。打楽器音の場合、一般にメロディーを演奏することはないので、鍵盤を使って音階が演奏できなくてもかまいません。また、できるだけ多くの打楽器音を一度に使えることが大切です。これらのことから、リズム・セットでは押さえる鍵(ノート・ナンバー)によって異なった打楽器音が鳴るようになっています。

●パートパートとは、XP-50をマルチ・ティンバー音源として使うときのパッチやリズム・セットを割り当てる箱です。言い換えれば、パートが演奏者、パッチやリズム・セットが楽器という関係になります。

※マルチ・ティンバー音源は1台で複数の音色を別々にコント

ロールできる音源のことです。パートごとに独立したコン

トロールができます。XP-50は16個のパートを持っており、

パート10以外にパッチが割り当てられます。パート10はド

ラム演奏用のパートで、リズム・セットが割り当てられま

す。

●パフォーマンスXP-50をマルチ・ティンバー音源として使う場合(パフォーマンス・モード)、各パートにどのパッチ/リズム・セットを割り当てるかなどを決めます。これらの設定はパフォーマンスという単位で保存できます。つまり、アンサンブル演奏するときのバンド編成を決めるのがパフォーマンスといえます。

■発音数XP-50の最大同時発音数は64音です。ここでは、発音数の数えかたと、64音を越えたときの動作や設定について説明します。

●発音数の数えかたXP-50は最大で64音まで同時に発音できます。発音できる音数は実際に鳴らしている音数だけでなく、パッチに使われているトーン数によって変わります。1つのパッチを鳴らしているときの音数は以下のように数えます。4つのトーンを使っているパッチでは、実際に鳴らせる音数が16音になります。また、パフォーマンス・モードでアンサンブル演奏するときは、パートごとに音数を数え、各パートの音数を合計します。(鳴っている音数)×(音が鳴っているパッチに使われているトーン数)

●パッチの発音XP-50で64音以上の音を鳴らそうとした場合、今鳴っている音の中で優先度の低い音から順に消していきます。この優先のしかたはパッチのボイス・プライオリティーで設定します。ボイス・プライオリティーではLASTまたはLOUDESTの選択ができます。LASTを選んでいるときに64音を越えた場合、現在鳴っている音の中で先に鳴らした音から順に消していきます。LOUDESTでは、現在鳴っている音の中で音量が小さい音から順に消していきます。通常はLASTを選びます。

●パフォーマンス・モードでの発音パフォーマンス・モードでは複数のパッチを使ってアンサンブル演奏することが多いので、どのパートの音を優先させるかが重要になります。優先のしかたは、ボイス・リザーブで決まります。なお、パッチの音が消えるときはパッチのボイス・プライオリティーの設定にしたがいます。

●ボイス・リザーブXP-50には、パートごとに最低限必要な音数を確保できるようにボイス・リザーブの設定があります。例えば、パート16のボイス・リザーブを10に設定した場合、64音を越えたときでもパート16の音数は10音まで確保されます。このように、実際に鳴らしたい音数と使用するパッチのトーン数を考慮の上、各パートのボイス・リザーブを設定してください。

※ボイス・リザーブは各パートの設定値の合計が64音になるまで設定できます。

EFX

EFX

EFX

7

メモリーとデータの保存パッチやパフォーマンスなどの設定を記憶する場所をメモリーと呼びます。メモリーを機能別に整理すると、「一時的なメモリー」、「書き換えができるメモリー」、「書き換えができないメモリー」の3つに分けられます。これらのメモリーは、それぞれのデータに最適な保存ができるようになっています。

■一時的なメモリー一時的にデータを記憶するところはテンポラリー・エリア(音源用)とインターナル・メモリー(シーケンサー用)があります。

●テンポラリー・エリア(音源用)ここには、パネル上のボタンなどで選んだパフォーマンス/パッチ/リズム・セットのデータが記憶されます。鍵盤を演奏したり、シーケンサーで演奏データを再生したりするときは、テンポラリー・エリアの設定にしたがって音が鳴ります。また、パフォーマンス/パッチ/リズム・セットを変更するときも、そのメモリーのデータを直接変更することはなく、一旦テンポラリー・エリアに呼び出してから変更することになります。テンポラリー・エリアの設定は一時的なもので、電源を切ったり、他の設定を呼び出したりすると失われます。テンポラリー・エリアの設定を残しておきたいときは、設定の書き換えができるメモリーに保存します。

●インターナル・メモリー(シーケンサー用)シーケンサーのソング(演奏データ)を一時的に保存しておく場所で、1曲分のソングを記憶できます。ソングを録音したときはインターナル・メモリーに記録されます。また、ディスクに記録されているソングを修正するときは、インターナル・メモリーにソングを読み込みます。インターナル・メモリーのソングは電源を切ると失われます。ソングを残しておきたいときはディスクに保存する必要があります。

■書き換えができるメモリー

●システム・メモリーシステム・メモリーには、XP-50の動作環境を決めるシステム・パラメーターの設定を記憶しています。これらの設定を変更すると、システム・メモリーの設定もそのまま変更されます。また、変更した設定は電源を入れ直してもそのまま残っています。

●ユーザー・メモリーユーザー・メモリーは本体内部にデータを記憶させるメモリーです。パフォーマンス32種類、パッチ128種類、リズム・セット2種類を記憶できます。

●ディスク(別売:2DD、2HD)ディスクには以下の4種類のファイルを保存できます。

※( )内に書かれている記号はファイルの種類を区別する

ための拡張子です。ディスプレイにファイル・ネームを表

示する場合、その右に拡張子がついています。拡張子は変

更できません。

○ソング・ファイル(.SVQ)

XP-50で作ったソングのファイルです。

○スタンダードMIDIファイル(.MID)

スタンダードMIDIファイルはいろいろな音楽アプリケーションの間で演奏データのやり取りができるように考えられた標準のファイル形式のことです。XP-50のソング・ファイルはスタンダードMIDIファイルとして保存することもできます。また、市販されているGMシステムに対応したスタンダードMIDIファイルも再生できます。

○チェーン・ファイル(.SVC)

チェーン・プレイの設定ファイルです。

○データ・ファイル(.SVD)

パッチ、パフォーマンス、リズム・セット、とシステム(シーケンサー部の設定を除く)の設定をまとめたファイルです。データ・ファイルの設定を使うときはユーザー・メモリーの設定をまとめて書き換えます。

XP-50

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■書き換えができないメモリー

●プリセット・メモリープリセット・メモリーのデータは書き換えができません。ただし、テンポラリー・エリアに呼び出した設定は変更できるので、書き換えができるメモリーにその設定を記憶しておくことができます。

●ウェーブ・エクスパンション・ボード(別売:SR-

JV80シリーズ)XP-50には4枚までのウェーブ・エクスパンション・ボードが取り付けられます。ウェーブ・エクスパンション・ボードにはウェーブ・データが記憶されています。また、ウェーブ・エクスパンション・ボードのウェーブ・データを使ったパッチとリズム・セットも記憶されており、直接テンポラリー・エリアに呼び出して使うこともできます。

※ウェーブ・エクスパンション・ボードのウェーブ・データ

を使っているパッチやリズム・セットを鳴らす場合、指定

のウェーブ・データが入っているウェーブ・エクスパンシ

ョン・ボードがXP-50にセットされていないと正しく音は鳴

りません。これは、メモリーを有効に使うために、パッチ

やリズム・セットにウェーブ・データを持たせていないか

らです。パッチやリズム・セットには、どのウェーブ・デ

ータを使っているかという情報が記録されています。

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<ウェーブ・エクスパンション・ボードの取り付けについて>ウェーブ・エクスパンション・ボード(別売:SR-JV80シリーズ)は底面のカバーを外して取り付けます。詳しくはウェーブ・エクスパンション・ボードの取扱説明書に書かれています。ここでは、XP-50に取り付けるときの注意点について説明します。ボードの取り付け場所はA~Dの4つあります。このA~Dはウェーブ・エクスパンション・ボードのウェーブ/パッチ/リズム・セットを使うときのグループを示しています。

※指定以外のボードは取り付けないでください。

※ボード上の部品は静電気によって壊れることがあります。

あらかじめ金属部分に触れるなどして、体や衣服について

いる静電気を取り除いてください。

※ボードは縁の部分を持って取り扱い、端子や表面の部品に

手を触れないように注意してください。

※指定以外のネジを外したり、指定以外の場所を触れたりし

ないでください。

※ボードを取り付けるときは、あらかじめ本体の電源を切り、

コンセントから電源プラグを抜いてください。

※取り付け開口部で手を切らないように注意してください。

※ボードは無理に差し込まないでください。差し込みにくい

ときは一旦ボードを外してやり直してください。

※取り付けを終えたら、正しく取り付けられていることを確

認してください。

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エフェクターについてXP-50には以下の3系統のエフェクターが内蔵されており、各エフェクターは独立した設定ができます。

●EFX(マルチ・エフェクト)EFXには40種類のエフェクト・タイプがあります。40種類の中には、単一のエフェクターで構成されたものの他、複数のエフェクターを組み合わせたものなどがあります。

●コーラスコーラスは音に厚みや広がりを与えるエフェクターです。

●リバーブリバーブはホールで音を鳴らしているような響きを与えるエフェクターです。

■3系統のエフェクターの関係3系統のエフェクターの使いかたは、パッチ・モードとパフォーマンス・モードで異なります。ここでは、各モードでのエフェクターの信号の流れとパラメーターの関係について説明します。特に、パフォーマンス・モードではパッチとパフォーマンスの設定が相互に影響するので、それぞれの関係をよくご理解ください。

●パッチ・モードでのEFX、コーラス、リバーブ

EFX/コーラス/リバーブの各効果はパッチごとに設定でき、各トーンに同じ効果がかけられます。EFXを使うかどうかは各トーンのアウトプット・アサインで切り換えます。EFXに設定したときは、EFXを通した音にリバーブとコーラスの効果をかけることもできます。コーラスのかかり具合はコーラス・センド・レベルで、リバーブのかかり具合はリバーブ・センド・レベルで調節します。コーラスとリバーブのつなぎかたはコーラス・アウトプット・アサインで設定します。特定のコントローラーを使ってEFX音を変化させたいときはEFXコントロールで設定します。

●パフォーマンス・モードでのEFX、コーラス、リバー

○リバーブとコーラス

リバーブとコーラスの効果は、パートに割り当てているパッチの設定が無効になり、パフォーマンスの設定が有効になります。そのため、同じパッチでもパッチ・モードで使うときとパフォーマンス・モードで使うときとでは効果が変わります。

EFX MIX

OUTPUT

EFX

WG, TVF, TVA

EFX MIX

OUTPUT

EFX

PATCH

10

※パート10については、パッチをリズム・セット、トーンを

打楽器音と読み変えてください。ただし、リズム・セット

にはコーラスとリバーブの設定がないので、どの操作モー

ドでリズム・セットを鳴らしても今選ばれているパフォー

マンスの設定が常に使われます。

○EFX

パッチのアウトプット・アサインの設定を有効にしたいときは、パートのアウトプット・アサインをPATCHに設定します。逆に、パッチのアウトプット・アサインの設定を無効にしたいときは、パートのアウトプット・アサインをEFXまたはMIXに設定します。EFXの効果については、パフォーマンスの設定を使うか、いずれかのパートに割り当てたパッチの設定を使うかをEFXソースで選びます。特定のコントローラーを使ってEFX音を変化させたいときはEFXコントロールで設定します。ただし、これらのコントロールの設定もEFXソースの設定にしたがいます。そのため、もしEFXソースでパート1を指定したときは、パート1に割り当てているパッチのEFXコントロールの設定が使われることになります。

※パート10については、パッチをリズム・セット、トーンを

打楽器音と読み変えてください。ただし、リズム・セット

にはEFXの設定がないのでEFXソースでパート10は選べませ

ん。

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シーケンサーについてシーケンサーは、鍵盤での演奏や各種コントローラーの操作をMIDIメッセージとして記録するものです。シーケンサーを再生するということは、記録されているMIDIメッセージを音源に送って音を鳴らすということです。つまり、演奏者に代わってシーケンサーが楽器を演奏してくれるというわけです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

演奏を記録するという意味ではテープレコーダーと同じです。しかし、テープレコーダーのように音そのものを記録しないので、「音質の劣化がない」、「テンポを変えても音の高さは変わらない」、「細かな修正が自由にできる」といった特長を持っています。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■ソング1曲分の演奏データをソングと呼びます。演奏データをディスクに保存したり、ディスクに保存した演奏データを読み込むときは、ソング単位でやりとりします。

※ XP-50のインターナル・メモリーには1曲分のソングを記憶

できます。インターナル・メモリーのデータは一時的なも

ので、電源を切るとソングは失われます。ソングを残して

おきたいときは、ディスクに保存します。

※ディスクのソングは、インターナル・メモリーに読み込ま

なくても再生することができます。ただし、ソングを修正

したり、録音したりするときは、インターナル・メモリー

に読み込まなければいけません。

■トラックの構成演奏データを記録する部分をトラックといいます。トラックには以下の種類があります。

●フレーズ・トラック1~16フレーズ・トラックは楽器の演奏を記録するトラックで、16個あります。各トラックには16個のMIDIチャンネルの演奏データが記録できます。つまり、最大で16トラック×16MIDIチャンネルの演奏データを記録することができます。

●テンポ・トラックテンポ・トラックには、フレーズ・トラックでのテンポの時間的な変化を記録します。演奏の途中でテンポを変化させたいときに使います。ソングを最初に録音した場合、録音時に設定したテンポが初期テンポとしてソングの頭に記録されます。これにより、ソングを最初から再生するときは記録されている初期テンポで常に再生できます。このようにソングはテンポ・トラックの設定に従って再生されますが、再生中にテンポを変えたときは、その割合に応じて全体のテンポが変わります。

●ビート・トラックビート・トラックには、フレーズ・トラックの各小節の拍子が記録されます。記録された拍子は、フレーズ・トラックの小節を管理するために使われます。新しくソングを録音するときや、ソングの途中で拍子を変えるときに設定します。

●パターン・トラックパターン・トラックは、フレーズ・トラックとは別に演奏が記録できるトラックです。パターン・トラックでは1つの演奏をパターンという単位で扱っており、100個までのパターンを作ることができます。それぞれのパターンはフレーズ・トラックと同様に16個のMIDIチャンネルの演奏を記録できます。パターンの再生にはRPS機能を使うこともできます。RPS機能は特定の鍵にパターンを割り当て、その鍵を押すことでパターンを再生することができます。また、パターン・コール・メッセージ(指定のパターンを再生させるためのメッセージ)をフレーズ・トラックに記録することができるので、複数のパターンを組み合わせてソングを作ることもできます。

1 2 100

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第2章 操作のしかた

XP-50には数多くの機能があります。これらの機能を使い分けるために、以下の操作モードがあります。操作モードによって、音源の働き、ディスプレイの表示、ファンクション・ボタンの働きが変わります。操作モードはモード・ボタンで切り換えます。選んだボタンのインジケーターが点灯し、操作モードに応じて表示が変わります。GMモードに切り換えるときは、SH I FTボタンとPERFROMボタンを同時に押します。

※パッチ・モード/パフォーマンス・モード/リズム・セッ

ト・モード/GMモードは音源の働きを切り換えます。した

がって、常にいずれかの操作モードが選ばれています。

※シーケンサー・モード/マイクロスコープ・モード/チェ

ーン・プレイ・モードはシーケンサーの働きを切り換えま

す。したがって、常にいずれかの操作モードが選ばれてい

ます。

※これらの操作モードの他に、パッチ/パフォーマンス/リ

ズム・セットの設定の保存、ディスクとのデータのやり取

り、データの転送などを行うユーティリティー機能の操作

モードがあります。

●パッチ・モード単一のパッチを使って鍵盤を演奏したり、パッチの設定を変更したりするモードです。パッチ・モードでは、外部MIDI機器からコントロールするときも単一のパッチを扱う音源として扱えます。

●パフォーマンス・モードマルチ・ティンバー音源として使ったり、パフォーマンスの設定を変更したりするモードです。パフォーマンス・モードでは、外部MIDI機器からコントロールするときもマルチ・ティンバー音源として扱えます。また、パートに割り当てられているパッチの設定を変更するときは、PERFORMボタンを押しながらPATCHボタンを押します。

●リズム・セット・モードリズム・セットを鍵盤で演奏したり、リズム・セットの設定を変更したりするモードです。このモードでは鍵盤でリズム・セットを演奏しますが、音源としてはマルチ・ティンバー音源として働きます。したがって、リズム・セットを演奏するときのエフェクターの効果などは、今選ばれているパフォーマンスの設定にしたがいます。リズム・セットはパフォーマンスのパート10に割り当てられています。また、外部MIDI機器からコントロールするときもマルチ・ティンバー音源として扱えます。

●GMモードXP-50の音源をGM音源として働かせる特別のモードです。GMスコア(GM音源用のミュージック・データ)を再生するときなどに選びます。

●シーケンサー・モードソングの録音、再生、編集をするモードです。このモードではリアルタイム・レコーディング(鍵盤の演奏をそのまま録音する)の方法で録音できます。

●マイクロスコープ・モード音符をひとつずつ指定しながらソングを作ったり、ソングを細かく修正したりするモードです。

●チェーン・プレイ・モードディスクに記録されているソングを指定の順番に再生させるモードです。

●システム・モードチューニング、ディスプレイのコントラスト、MIDIメッセージの受信のしかたなど、XP-50の動作環境を設定するモードです。

※システム・モードの中には、パッチ共通またはパフォーマ

ンス共通で設定できるパラメーターがあります。これらの

パラメーターを設定するときは、対象となる操作モードで

SYSTEMボタンを押します。

- OCT + OCT

PERFORM

SEQUENCER

SYSTEM

PATCH

CHAIN PLAY

UTILITY

RHYTHM

M.SCOPE

EFFECTS

PART

ON OFFIDISK I

GM

METRONOME

RPS

操作モードの切り換え

13

基本操作XP-50を操作するときの、ボタンやつまみの働きについて説明します。

■ファンクション・ボタンファンクション・ボタンはいろいろな働きをするボタンです。操作モードとEDITボタンのオン(インジケーター点灯)/オフ(インジケーター消灯)で働きが変わります。EDITボタンのオン/オフはボタンを押すごとに切り換わります。

※ EDITボタンはファンクション・ボタンの機能を切り換えま

すが、EDITボタンを押しただけでは画面は切り換わりませ

ん。何らかの設定を変更するときは、EDITボタンのインジ

ケーターを点灯させてからファンクション・ボタンで画面

グループを選んで画面を切り換えます。設定を終えたとき

は、EXITボタンまたは操作モードのボタンを押して画面を

切り換えます。

●パフォーマンス・モード時(EDITボタンのインジケー

ター消灯)

ファンクション・ボタンは、パートのオン(点灯)/オフ(消灯)を切り換えるPARTボタンとして働きます。16個のパートを8つのボタンで切り換えるために、対象となるパートを1-8/9-16ボタンで選びます。1-8/9-16ボタンのインジケーターを消灯させているときはパート1~8について、点灯させているときはパート9~16についてオン/オフが切り換えられます。パートの設定画面でEDITボタンのインジケーターを消灯させたときは、変更したいパートを選ぶPARTボタンとして働きます。

※パートのオン/オフは、RXボタンとTXボタンのインジケー

ターの点灯状態とKey Modeパラメーター(PERFORM:

COMMON:PERFORM COMMON)の設定によって動作が

変わります(P.18)。

●パッチ・モード時(EDITボタンのインジケーター消灯)

ファンクション・ボタンは、TONE SWITCHボタンとTONESELECTボタンとして働きます。

TONE SWITCHボタンは、パッチを構成している各トーンのオン(点灯)/オフ(消灯)を切り換えます。トーンをオンにすると、そのトーンを鳴らすことができます。TONE SELECTボタンは変更するトーンを選びます。変更するトーンを選ぶときは、トーンの設定画面でEDITボタンのインジケーターを消灯させます。複数のトーンを同時に変更したいときは、いずれか1つのTONE SELECTボタンを押しながら他のTONE SELECTボタンを押します。この場合、最初に指定したトーン・ナンバー以外は*記号で表示されます。

●リズム・セット・モード時(EDITボタンのインジケー

ター消灯)

ファンクション・ボタン(TONE SELECT部)は、画面に表示させる鍵を選ぶボタンになります。リズム・セットの設定画面(鍵ごとの設定画面)でEDITボタンのインジケーターを消灯させたときは、変更したい鍵を選ぶボタンになります。TONE SELECT 1:1オクターブ低い鍵に切り換わるTONE SELECT 2:半音低い鍵に切り換わるTONE SELECT 3:半音高い鍵に切り換わるTONE SELECT 4:1オクターブ高い鍵に切り換わる

●シーケンサー・モード時(EDITボタンのインジケータ

ー消灯)

再生中または録音中では、フレーズ・トラックを鳴らすかどうかを切り換えるTRACKボタンとして働きます。フレーズ・トラックのインジケーターを点灯させると、そのトラックを鳴らすことができます。16個のフレーズ・トラックを8つのボタンで切り換えるために、対象となるトラックを1-8/9-16ボタンで選びます。1-8/9-16ボタンのインジケーターを消灯させているときはトラック1~8について、点灯させているときはトラック9~16についてオン/オフが切り換えられます。録音の準備中またはソングのエディット中にEDITボタンのインジケーターを消灯させた場合は、対象となるフレーズ・トラックを選ぶTRACKボタンとして働きます。

●マイクロスコープ・モード時(EDITボタンのインジケ

ーター消灯)

ファンクション・ボタンは、ディスプレイに表示させたいフレーズ・トラックを選ぶTRACKボタンとして働きます。フレーズ・トラックをオンにすると、そのトラックがディスプレイに表示されます。

1 9 2 10 3 11 4 12 5 13 6 14 7 15 8 16I I I I I I I ITRACK PART

43214321TONE SWITCH TONE SELECT

COMMON EFFECTS MIDI PART INFOCOMMON EFFECTS CONTROL WAVE LFO PITCH TVF TVATRK EDIT NAME TRACK LOOP RPS SEQ UTILITY (ERASE)CREATE ERASE MOVE COPY PLACE VIEWINSERT DELETE CLR ALLSETUP CONTROL INFO

(REST)(TIE)

I

MIDI SEQUENCER TUNE PGM CHNG

PERFORMPATCH RHYTHM

SEQUENCERM.SCOPE

CHAIN PLAYSYSTEM

9 -161 - 8

PERFORM

SEQUENCER

SYSTEM

PATCH

CHAIN PLAY

RHYTHM

M.SCOPE

EDIT

I

PART

QUANTIZE

CONTRAST

GM

1 9 2 10 3 11 4 12 5 13 6 14 7 15 8 16I I I I I I I ITRACK PARTI

9 -161 - 8

EDIT

43214321TONE SWITCH TONE SELECT

EDIT

4321TONE SELECT

EDIT

1 9 2 10 3 11 4 12 5 13 6 14 7 15 8 16I I I I I I I ITRACK PARTI

9 -161 - 8

EDIT

1 9 2 10 3 11 4 12 5 13 6 14 7 15 8 16I I I I I I I ITRACK PARTI

9 -161 - 8

EDIT

14

●EDITボタンのインジケーター点灯時それぞれの操作モードには数多くの設定項目があり、いくつかのグループに分けて画面が整理されています。EDITボタンのインジケーターを点灯させているときは、これらの画面グループの切り換えに使います。切り換わる画面は選んでいる操作モードによって異なります。各操作モードで選べるグループはボタン下に書いてあります。

■カーソル・ボタンカーソル・ボタンは、画面の切り換えやカーソルの移動に使います。

●画面の切り換えいろいろな画面はファンクション・ボタンでグループ分けされていて、グループごとにいくつかのページ(画面)を持っています。カーソル・ボタンは、これらの画面のページやグループの切り換えに使います。

○ページの切り換え

画面に上向き矢印記号が表示されているときは、この画面の前にページがあることを示しています。下向き矢印記号が表示されているときは、この画面の次にページがあることを示しています。 ボタンを押すと前ページに、 ボタンを押すと次ページに切り換わります。また、SHIFTボタンを押しながら ボタンを押すと先頭ページに、SHIFTボタンを押しながら ボタンを押すと最終ページに切り換わります。

○グループの切り換え

いずれかのプレイ画面を表示しているときにSHIFTボタンを押しながら ボタンを押すと、一番左のファンクション・ボタンのグループ画面に切り換わります。ファンクション・ボタンで選択できるグループの画面は、SHIFTボタンを押しながら ボタンを押すと左のファンクション・ボタンのグループに切り換わります。SHIFTボタンを押しながら ボタンを押すと右のファンクション・ボタンのグループに切り換わります。グループの切り換えは、いずれかのグループの画面を表示しているときであれば、EDITボタンのインジケーターが消灯していても操作できます。つまり、この操作でグループを切り換えるようにすれば、グループを切り換えるためにEDITボタンのインジケーターを点灯させる必要がないので、能率よく変更作業が進められます。

●カーソル(下線)の移動1つの画面に複数の項目が表示されている場合、設定を変更したい項目の値にカーソル(下線)を移動します。カーソルはボタンを押すと左に、 ボタンを押すと右に移動します。

画面の右端上段に 記号が表示されている場合、この画面に表示しきれない項目がまだあることを示しています。 ボタンを押すと画面が切り換わり、新たな項目が表示されます。元の画面に戻すときは ボタンを押します。

■値の変更値の変更には、αダイヤル、INCボタン/DECボタン、またはテン・キーを使います。

●INCボタン/DECボタン値を大きくするときはINCボタンを押し、小さくするときはDECボタンを押します。連続して大きく(または小さく)するときはボタンを押し続けます。値を速く大きくしたいときは、INCボタンを押しながらDECボタンを押します。逆に、DECボタンを押しながらINCボタンを押すと値が速く小さくなります。また、SHIFTボタンを押しながらINCボタンまたはDECボタンを押すと、値の変化が大きくなります。

COMMON EFFECTS MIDI PART INFOCOMMON EFFECTS CONTROL WAVE LFO PITCH TVF TVATRK EDIT NAME TRACK LOOP RPS SEQ UTILITY (ERASE)CREATE ERASE MOVE COPY PLACE VIEWINSERT DELETE CLR ALLSETUP CONTROL INFO

(REST)(TIE)

MIDI SEQUENCER TUNE PGM CHNG

PERFORMPATCH RHYTHM

SEQUENCERM.SCOPE

CHAIN PLAYSYSTEM

EDIT

IQUANTIZE

CONTRAST

DEC INC

PERFORM Key Mode| Key RangeCOMMON LAYER| OFF

PERFORM Key Mode| Key RangeCOMMON LAYER| OFF

TRACK [ENTER]DELETE |

TRACK |Type | Target| MeasureEDIT |02:DELETE |TRK ALL| 1for ALL

ENTER

YZ!VWXSTU

PQRMNOJKL

GHIDEFABC

SPACE0

1 2 3

4 5 6

7 8 9

DEC INC

E F G

B C D

A

3

3

3

SHIFT

EXP DEXP C

EXP BEXP AGM

USER

+ -I DIGIT HOLD

PRESET CPRESET BPRESET A

15

●αダイヤルαダイヤルを右に回すと値が大きくなり、左に回すと小さくなります。SHIFTボタンを押しながらαダイヤルを回すと値が大きく変化します。

●テン・キーテン・キーは数値を直接指定します。数値を指定すると値が点滅します。点滅している状態では値が確定されていないので、ENTERボタンを押して確定させます。また、数値の正(+)/負(-)を切り換えるときはSHIFTボタンを押しながら0ボタンを押します。

※設定値によってはENTERボタンを押さなくても値が確定さ

れます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<例1:38を指定するとき>3ボタンを押す→8ボタンを押す→ENTERボタンを押す<例2:-60を指定するとき>SHIFTボタンを押しながら0ボタンを押す→6ボタンを押す→0ボタンを押す→ENTERボタンを押す

※ ENTERボタンを押す前であれば、数値の指定後にSHIFTボ

タンを押しながら0ボタンを押してもかまいません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●テン・キーの特殊な働き設定項目によっては数値以外の値もテン・キーで指定できます。ここではその一例を説明します。

※テン・キーで名前の文字/記号を指定する操作は次項「名

前をつける」をご覧ください。

○パフォーマンス/パッチ/リズム・セットのグループ

パフォーマンス・モード/パッチ・モード/リズム・セット・モードのPLAY画面では、それぞれのグループをテン・キーで指定できます。グループを切り換えるときは、切り換えたいグループに対応するテン・キーをSHIFTボタンを押しながら押します。テン・キー グループSHIFT+0 USER(ユーザー)SHIFT+1 PR-A(プリセットA)SHIFT+2 PR-B(プリセットB)SHIFT+3 PR-C(プリセットC)SHIFT+4 GM(ジェネラルMIDI)SHIFT+5 XP-A(ウェーブ・エクスパンション・ボードA)SHIFT+6 XP-B(ウェーブ・エクスパンション・ボードB)SHIFT+7 XP-C(ウェーブ・エクスパンション・ボードC)SHIFT+8 XP-D(ウェーブ・エクスパンション・ボードD)

○音名(ノート・ネーム)

マイクロ・エディットなどの操作で音名を入力するときは、テン・キーでも音名が指定できます。各テン・キーの左下に書かれている記号が指定できる音名です。入力したい音名のテン・キーをSHIFTボタンを押しながら押します。

○音符

ステップ・レコーディングなどの操作で音符を入力するときは、テン・キーでも音符が指定できます。各テン・キーの右下に書かれているのが指定できる音符です。

●変更した値を元に戻す(アンドゥ)値を変更した直後に変更前の値に戻したいときはUNDOボタンを押します。もう一度UNDOボタンを押すと、先ほど変更した値に戻ります。アンドゥ機能は、音源部の設定を変更するとき、ソングを録音するとき、とソングをエディットするときに使えます。変更を取り消したいときや、変更前と変更後の音を聞き比べたいときなどに便利です。

※ソングのエディットなどでデータ量の大きな処理をした場

合、以下のメッセージが表示されることがあります。アン

ドゥ機能を使って変更前の設定に戻せなくてもよいときは

ENTERボタンを押して操作を実行してください。操作を中

止するときはEXITボタンを押してください。

ENTER

E F G

B C D

A

SHIFT

ENTER

3

3

3

SHIFT

Memory is low !! So you cannot undo. Execute anyway ? YES=[ENTER]:NO=[EXIT]

16

■名前をつけるXP-50では以下のものに名前がつけられます。どの名前をつけるときも操作は同じです。パッチ、パフォーマンス、リズム・セット、ソング・ファイル、

チェーン・ファイル、データ・ファイル、ソング、スタンダー

ドMIDIファイル、ボリューム・ラベル

名前をつけるときは、 ボタン/ ボタンを使って文字を入力したい位置にカーソルを移動した後、αダイヤル、INCボタン/DECボタン、またはテン・キーで文字を指定します。選べる文字/記号:空白、A~Z、a~z、0~9、+-*/

|=!?<>()[ ]{}:;.,”’`#%&$¥@^_

※各種ファイルとボリューム・ラベルの名前には小文字と一

部の記号(+*/=|?<> [ ] :;.,”¥空白)が使えま

せん。

●テン・キーを使うテン・キーでは、各テン・キーに書かれている数字/文字を指定できます。各テン・キーの数字/文字はテン・キーを押すごとに順番に切り換わります。アルファベットの小文字を指定するときは、SHIFTボタンを押しながらテン・キーを押します。

●便利な機能SHIFTボタンを押している間、名前をつけるのに便利な3つの機能が画面に表示されます。これらの機能を使うときは、機能に対応するファンクション・ボタンをSHIFTボタンを押しながら押します。

A a:アルファベットの大文字/小文字の切り換えINS:カーソル位置に空白を挿入DEL:カーソル位置の文字を削除

※各種ファイルとボリューム・ラベルの名前には、小文字と

空白は使用できません。そのため、大文字/小文字の切り

換えと空白の入力はできません。なお、空白を入力しよう

としたときは“_”が入力されます。

■ヘルプ機能ディスプレイに表示されるパラメーターの多くは名前が省略されています。ヘルプ機能を使うと、この省略名をフル・スペルで表示すると同時に、パラメーターの設定範囲を確認できます。

1. 確認したいパラメーターの値にカーソルを移動します。

2. SHIFTボタンを押しながらHELPボタンを押している間、ヘルプ画面が表示されます。

ENTER

YZ!VWXSTU

PQRMNOJKL

GHIDEFABC

SPACE0

1 2 3

4 5 6

7 8 9

SHIFT

6 14 7 15 8 16I I ITRACK PART

4321TONE SELECT

I

PERFORM |[Tekno Loop 1]NAME [SHIFT]

PERFORM |[Tekno Loop 1]NAME |A a|INS|DEL

SHIFT

17

演奏の操作

■パッチ・モードでの演奏

●パッチを選ぶ

1. PATCHボタンを押してパッチ・モードのプレイ画面に切り換えます。

2. αダイヤル、INCボタン/DECボタン、またはテン・キーを使ってパッチを選びます。αダイヤルまたはINCボタン/DECボタンを使ってパッチを切り換えていった場合、グループも順番に切り換わります。テン・キーでグループを切り換えるときは、切り換えたいグループに対応するテン・キーをSHIFTボタンを押しながら押します。テン・キー グループSHIFT+0 USER(ユーザー)SHIFT+1 PR-A(プリセットA)SHIFT+2 PR-B(プリセットB)SHIFT+3 PR-C(プリセットC)SHIFT+4 GM(ジェネラルMIDI)SHIFT+5 XP-A(ウェーブ・エクスパンション・ボードA)SHIFT+6 XP-B(ウェーブ・エクスパンション・ボードB)SHIFT+7 XP-C(ウェーブ・エクスパンション・ボードC)SHIFT+8 XP-D(ウェーブ・エクスパンション・ボードD)

※ウェーブ・エクスパンション・ボードを装着していないグ

ループは選べません。

●トーンをオン/オフする今選んでいるパッチは4つまでのトーンを組み合わせて作られています。特定のトーンの音を確認したいときや、トーンを使わないときは、そのトーンをオフにします。

※各トーンのオン/オフはパッチの設定として記憶できます。

不要なトーンがあるときは、そのトーンをオフにしてパッ

チに記憶します。そうすれば、余分に発音数が使われるこ

とはありません。

1. EDITボタンのインジケーターが消灯していることを確認します。点灯しているときはEDITボタンを押します。このとき、表示のパッチに設定されているトーンのオン/オフがTONE SWITCHボタンのインジケーターで確認できます。点灯がオン、消灯がオフです。

2. TONE SWITCHボタンでトーンのオン/オフを切り換えます。

■パフォーマンス・モードでの演奏

●パフォーマンスを選ぶ

1. PERFORMボタンを押してパフォーマンス・モードのプレイ画面に切り換えます。

2. αダイヤル、INCボタン/DECボタン、またはテン・キーを使ってパフォーマンスを選びます。αダイヤルまたはINCボタン/DECボタンを使ってパフォーマンスを切り換えていった場合、グループも順番に切り換わります。テン・キーでグループを切り換えるときは、切り換えたいグループに対応するテン・キーをSHIFTボタンを押しながら押します。テン・キー グループSHIFT+0 USER(ユーザー)SHIFT+1 PR-A(プリセットA)SHIFT+2 PR-B(プリセットB)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<パフォーマンスのタイプ>パフォーマンスにはシングルとレイヤーのタイプがあります。目的に応じて使い分けてください。シングル:シングルに設定されているパフォーマンスを選んだ場合、画面の右上にパート・ナンバー(part=1)が表示されます。このパフォーマンスでは、画面に表示されているパートを鍵盤で演奏できます。つまり、それぞれのパートを別々の音源として扱えます。シーケンサーにアンサンブル演奏を録音するときに使います。レイヤー:レイヤーに設定されているパフォーマンスを選んだ場合、画面の右上に“LAYER”と表示されます。このパフォーマンスでは、鍵盤で複数のパートを同時に鳴らすことができます。パフォーマンスの設定によっては、複数のパッチを組み合わせて厚みのある音にしたものや、鍵域によってパッチが鳴らし分けられるものなどがあります。

※シ ン グ ル と レ イ ヤ ー は Key Modeパ ラ メ ー タ ー

(PERFORM:COMMON:PERFORM COMMON)で選び

ます。Key Modeパラメーターは、鍵盤での内部音源の鳴ら

しかたを決めるものです。内部シーケンサーや外部MIDI機

器から内部音源を鳴らすときの動作には影響しません。

※レイヤーで鳴らしたいパートはLoc a lパラメーター

(PERFORM:MIDI:MIDI)で選びます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●演奏するパートを選ぶ

シングルに設定されているパフォーマンスの場合、鍵盤で演奏したいパートは ボタン/ ボタンで選びます。

※パフォーマンスの設定によっては、パッチに対するエフェ

クターのかかりかたなどが変わります。そのため、パッ

チ・モードとパフォーマンス・モードでは同じパッチを選

んでいても鳴る音が異なることがあります。

PATCH PR-A:001 64voicePianoPLAY center=C 4

PERFORM PR-A: 01 House Set part= 1PLAY center=C 4

18

●パートをオン/オフするパートは16個あり、ファンクション・ボタンを使って任意にオン/オフできます。パートをオン/オフする場合、RXボタンとTXボタンのインジケーターの点灯状態と、今選んでいるパフォーマンスのKey Modeパラメーター(PERFORM:COMMON:PERFORM COMMON)の設定によって以下のようにMIDIメッセージの送受信状態が変わります。通常はRXボタンのインジケーターが点灯しています。どちらか一方のボタンを押すと、そのボタンのインジケーターだけが点灯します。両方のボタンを同時に押すと両方のボタンのインジケーターが点灯します。

※シングルのパフォーマンスを選んでいる場合、ローカル・

スイッチとトランスミット・スイッチの設定は無効になる

ため、ファンクション・ボタンで設定は変更できません。

この場合、ファンクション・ボタンは鍵盤で演奏するパー

トの切り換えボタンとして働きます。

※パートのオン/オフを切り換えるときはEDITボタンのイン

ジケーターを消灯させてください。

※音が鳴らないなどのトラブルを避けるために、通常はすべ

てのパートをオンにしておいてください。

※各パートのオン/オフはパフォーマンスの設定として記憶

できます。

○両方のボタンのインジケーター点灯(ローカル・スイッチ)

コントローラー部と内部音源を切り離すかどうかをパートごとに切り換えます。この状態でパートをオフにした場合、鍵盤でそのパートを鳴らしたり、鍵盤での演奏を内蔵シーケンサーに録音したりできません。ただし、その演奏操作(MIDIメッセージ)はMIDI OUTコネクターから送信できます。XP-50で外部音源だけをコントロールしたいときなどに操作します。

○RXボタンのインジケーター点灯(レシーブ・スイッチ)

MIDIメッセージを受信するかどうかをパートごとに切り換えます。この状態でパートをオフにした場合、鍵盤からそのパートを鳴らせますが、内蔵シーケンサーと外部MIDI機器からは鳴らすことができません。ソングの再生などで、特定のパートの音を鳴らしたくないときに操作します。

○TXボタンのインジケーター点灯(トランスミット・スイッチ)

コントローラー部からMIDIメッセージを送信するかどうかをパートごとに切り換えます。この状態でパートをオフにした場合、鍵盤の演奏操作(MIDIメッセージ)はMIDI OUTコネクターから送信されません。ただし、鍵盤でそのパートを鳴らしたり、鍵盤での演奏を内蔵シーケンサーに録音したりすることはできます。XP-50で外部音源をコントロールしないときに操作します。

1. EDITボタンのインジケーターが消灯していることを確認します。点灯しているときはEDITボタンを押します。このとき、PARTボタンのインジケーターで各パートのオン/オフが確認できます。1-8/9-16ボタンのインジケーターが消灯しているときはパート1~8のオン/オフを、1-8/9-16ボタンのインジケーターが点灯しているときはパート9~16のオ

ン/オフを確認できます。点灯がオン、消灯がオフです。

2. 目的に応じて、RXボタンとTXボタンのインジケーターを点灯させます。

3. PARTボタンでパートのオン/オフを切り換えます。

■リズム・セット・モードでの演奏

●リズム・セットを選ぶ

1. RHYTHMボタンを押してリズム・セットのプレイ画面に切り換えます。

2. αダイヤル、INCボタン/DECボタン、またはテン・キーを使ってリズム・セットを選びます。αダイヤルまたはINCボタン/DECボタンを使ってリズム・セットを切り換えていった場合、グループも順番に切り換わります。テン・キーでグループを切り換えるときは、切り換えたいグループに対応するテン・キーをSHIFTボタンを押しながら押します。テン・キー グループSHIFT+0 USER(ユーザー)SHIFT+1 PR-A(プリセットA)SHIFT+2 PR-B(プリセットB)SHIFT+3 PR-C(プリセットC)SHIFT+4 GM(ジェネラルMIDI)SHIFT+5 XP-A(ウェーブ・エクスパンション・ボードA)SHIFT+6 XP-B(ウェーブ・エクスパンション・ボードB)SHIFT+7 XP-C(ウェーブ・エクスパンション・ボードC)SHIFT+8 XP-D(ウェーブ・エクスパンション・ボードD)

※ウェーブ・エクスパンション・ボードを装着していないグ

ループは選べません。

鍵を押してリズム・トーンを鳴らすと、押さえた鍵(ノート・ネーム)とそのリズム・トーン・ネーム(使っているウェーブの名前と同じ)が表示されます。表示させる鍵の選択はTONE SELECTボタンでもできます。TONE SELECT 1:1オクターブ低い鍵に切り換わるTONE SELECT 2:半音低い鍵に切り換わるTONE SELECT 3:半音高い鍵に切り換わるTONE SELECT 4:1オクターブ高い鍵に切り換わる

RHYTHM PR-C:001 JazzDrumSet2PLAY C 4(Bongo Hi )center=C 4

19

■エフェクターをオン/オフするXP-50に内蔵されている各エフェクター(EFX、コーラス、リバーブ)は、全体でオン/オフが切り換えられます。内蔵のエフェクターを使わずに外部エフェクターを使いたいときは、ここでの設定をオフにします。

1. EFFECTS ON/OFFボタンを押して以下の画面に切り換えます。

2. 変更したいエフェクターにカーソルを移動し、αダイヤルまたはINCボタン/DECボタンでオン/オフを切り換えます。

3. 設定を終えたら、EFFECTS ON/OFFボタンまたはEXITボタンを押して設定前の画面に戻します。

■鍵域を1オクターブ単位で移動する(オクターブ・シフト機能)オクターブ・シフトは鍵盤の音域を1オクターブ単位(最大±3オクターブ)で移動する機能です。楽譜を見ながらベースを演奏するときは、ここで鍵域を1オクターブ下げておくことで、楽譜に表記されている音の高さで演奏することができます。

+OCTボタン/-OCTボタンで鍵域を移動します。指定した移動量は、それぞれのプレイ画面の“center=C4”(画面右下)で確認できます。例えば、+OCTボタンを1回押して鍵域を1オクターブ上げたときは“center=C5”と表示されます。これは、C4鍵を押さえるとC5鍵の音が鳴ることを示しています。

※オクターブ・シフトはシステムの設定です(ただしシステ

ムの設定画面には表示されません)。変更した設定は、パフ

ォーマンス/パッチ/リズム・セットを切り換えたり、電

源を入れ直したりしても変更前の設定には戻りません。

■鍵域を半音単位で移動する(トランスポーズ機能)

トランスポーズは鍵盤の音域を半音単位(-5~+6半音)で移動する機能です。トランペットやクラリネットなどの移調楽器を楽譜に表記されている音の高さで演奏するときなどに設定します。

1. SHIFTボタンを押しながらRPSボタンを押します。トランスポーズ機能がオンになります。

2. SHIFTボタンを押しながら+OCTボタン/-OCTボタンを押して鍵域を移動します。指定した移動量は表示されているオクターブ・シフトの値に付加されます。例えば、SHIFTボタンを押しながら+OCTボタンを1回押して鍵域を半音上げたときは“center=C#4”と表示されます。これは、C4鍵を押さえるとC#4鍵の音が鳴ることを示しています。

3. トランスポーズ機能をオフにするときは、もう一度SHIFTボタンを押しながらRPSボタンを押します。

※ SHIFTボタンを押しているときにRPSボタンのインジケータ

ーが点灯している場合は、トランスポーズ機能がオンにな

っていることを示しています。

※トランスポーズはKEYBORAD画面(SYSTEM:CONTROL)

でも設定できます。

※変更した設定は、パフォーマンス/パッチ/リズム・セッ

トを切り換えたり、電源を入れ直したりしても変更前の設

定には戻りません。

■音が鳴り止まなかったら(パニック機能)何らかの操作でXP-50の音が鳴り止まなくなったときは、パニック機能を使います。

パニック機能を使うときはSHIFTボタンとEXITボタンを同時に押します。ボタンを押す時間によって、以下のように処理されます。1秒以内:ノート・オン/ホールド・オンを受信しているパート(MIDIチャンネル)に対してノート・オフとホールド・オフのMIDIメッセージを送信する。1秒以上:すべてのパート(MIDIチャンネル)に対して、ボリューム(127)、オール・ノート・オフ、ピッチ・ベンド(センター)、チャンネル・アフタータッチ(0)、モジュレーション(0)、ホールド1(0)のMIDIメッセージを送信する。

■テン・キーでパッチ/パフォーマンス/リズム・セットを素早く切り換える(デジット・ホールド機能)

デジット・ホールド機能をオンにすると、テン・キーでパッチを指定するときにパッチの100の位と10の位のナンバーが固定され、1の位のナンバーだけが切り換わります。これにより、1の位のナンバーだけを切り換えるときは、ENTERボタンを押さなくてもすぐに切り換えられるようになります。パフォーマンスやリズム・セットについても同様です。

デジット・ホールド機能をオンにするときは、SHIFTボタンを押しながらENTERボタンを押します。100の位と10の位のナンバーの表示が小さくなり、オンになったことを示します。テン・キーでナンバーを指定すると、ENTERボタンを押さなくても1の位のナンバーがすぐに切り換わります。

デジット・ホールド機能をオフにするときは、もう一度SHIFTボタンを押しながらENTERボタンを押します。

EFFECTS | EFX| Chorus| ReverbON/OFF | ON| ON| ON

PATCH PR-A:001 64voicePianoPLAY center=C 4

20

音作りの操作XP-50にはいろいろな設定があり、それぞれの設定項目をパラメーターといいます。そして、パラメーターの値を変更する操作をエディットといいます。ここでは、パフォーマンス、パッチ、リズム・セットを新しく作るときの操作を説明します。

※各パラメーターの詳しい働きは第3章で説明しています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<パレット機能>パレット機能は、トーンまたはパートの設定を変更するときに使います。パフォーマンスのパートの設定を変更しているときにパレット機能をオンにすると、8つのパート(パート1~8またはパート9~16)の値を1つの画面にまとめて表示されます。パッチのトーンの設定を変更しているときは、4つのトーンの値を1つの画面にまとめて表示されます。パレット機能を使う場合は、パート(またはトーン)の設定を変更しているときにPALETTEボタンを押します。ボタンのインジケーターが点灯して表示が切り換わります。もう一度PALETTEボタンを押すとインジケーターが消灯して元の表示に戻ります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■パッチを変更するすでに用意されているパッチを元に新しいパッチを作ります。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<パッチを作るときの4つのポイント>

○イメージに近いパッチを選ぶ

新しい音を作る場合、適当なパッチを選んでやみくもに変更しても思った音はなかなか作れません。まず、自分がイメージする音に近いパッチを選ぶことが重要です。

○各トーンの音を聴く

パッチは4つまでのトーンを組み合わせて音が作られています。そこで、ひとつずつのトーンの音を聴いて、各トーンが全体に対してどの部分の音を受け持っているかを確認します。そうすれば、自分がイメージする音に対して、どのトーンを変更すればよいかが見えてくるでしょう。

○ストラクチャーの設定を確認する

ストラクチャー(COMMONグループ)は4つのトーンの組み合わせを決める重要なパラメーターです。実際にトーンを変更する前に、各トーンの関係を理解しておいてください。

○エフェクターをオフにする

XP-50には高度な音作りができるように多彩なエフェクターが内蔵されています。エフェクターの効果は大きく、エフェクターをオフにするだけで全く違った音になることもあります。エフェクターをオフにすればそのパッチ本来の音が見えてくるので、設定を変更したときの変化もよく確認できます。また、場合によってはエフェクターの設定を変えるだけでイメージする音が作れるかもしれません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1. パッチ・モードに切り換えてから、元になるパッチを選びます。

2. EDITボタンを押してボタンのインジケーターを点灯させます。

3. ファンクション・ボタンで画面グループを選びます。選んだ画面グループのボタンのインジケーターが点滅します。

4. ボタン/ ボタンを押してページを切り換えます。

5. トーンごとに設定ができるパラメーターの画面を選んだ場合、変更対象のトーン・ナンバーが画面の左端上段に表示されます。他のトーンを変更するときは、一旦EDITボタンのインジケーターを消灯させてからファンクション・ボタンの中のTONE SELECTボタンで選びます。

複数のトーンの同じパラメーターを一度に変更したいときは、いずれか1つのTONE SELECTボタンを押しながら他のTONESELECTボタンを押します。ディスプレイには、最初に指定したトーン・ナンバー以外は*記号で表示されます。複数のトーンを選んで値を変更すると、同じ量だけ変化します。各トーンの値をいずれかのトーンの値にそろえたいときは、そのトーンにカーソルを移動した後、SHIFTボタンを押しながらENTERボタンを押します。

※トーンのオン/オフを切り換えるときは、EDITボタンのイ

ンジケーターを消灯させてからファンクション・ボタンの

中のTONE SWITCHボタンで選びます。

6. ボタン/ ボタンを押して、変更したいパラメーターにカーソルを移動します。

7. αダイヤル、INCボタン/DECボタン、またはテン・キーを使って値を変更します。

8. 他の画面グループに切り換えたいときは、EDITボタンのインジケーターを点灯させてからファンクション・ボタンで選びます。

PALETTE

PART 1 |Channel| Rx| Tx| LocalMIDI 1| ON| ON| ON

MIDI |part= 1 PR-A:001(64voicePiano)CHANNEL 1| 2| 3| 4| 5| 6| 7| 8

COMMON EFFECTS CONTROL WAVE LFO PITCH TVF TVAPERFORM

PATCH RHYTHMSEQUENCER

M.SCOPECHAIN PLAY

SYSTEM

EDIT

I

1--- Lower| Upper| Cross FadeVELOCITY 1| 127| 0

21

※画面グループはSHIFTボタンを押しながら ボタン/ ボ

タンを押しても切り換えられます。この操作はEDITボタン

のインジケーターが点灯していなくてもできるので、画面

グループを切り換えるごとにEDITボタンのインジケーター

を点灯させる必要がなく、能率よく作業が進められます。

9. 操作3~8を繰り返します。

10. 操作を終えたら、EXITボタンまたはPATCHボタンを押します。パッチ・グループの左には*記号が表示されます。これはパッチの設定が変更されていることを示す記号です。変更した設定を保存しておきたいときは、次のライト操作をします。

■変更したパッチの設定を記憶する(ライト)

変更した設定は一時的なものです。電源を切ったり、他のパッチを選んだりすると失われます。なお、パフォーマンスのパートに割り当てているパッチを変更したときは、他のパフォーマンスを選んでも失われます。変更した設定を記憶するときはユーザー・メモリーのパッチを書き換えます。

1. パッチ・モードでUTILITYボタンを押します。機能を選ぶ画面になります。

2. ボタン/ ボタンを押して“1:WRITE”を点滅させてからENTERボタンを押します。パッチの設定を記憶させる画面になります。

3. αダイヤルまたはINCボタン/DECボタンを使って、書き込み先のパッチ・ナンバーを指定します。

4. ENTERボタンを押します。インターナル・ライト・プロテクトがオフになっているときは指定のパッチの設定が書き換えられます。

5. インターナル・ライト・プロテクトがオンになっているときは以下の画面が表示されます。表示のONをOFFに変えてからENTERボタンを押すとインターナル・ライト・プロテクトがオフになり、操作2の画面に戻ります。もう一度ENTERボタンを押すと指定のパッチの設定が書き換えられます。

※インターナル・ライト・プロテクトは電源を入れ直すとON

に戻ります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<書き込み先のパッチの音を確認する(コンペア)>コンペアは書き込み先として選んでいるパッチの音を聴くための機能です。書き換えてもよいパッチを探すときに使います。操作2の画面でCOMPAREボタンを押すと、選んでいるパッチの音を鳴らせるPATCH COMPARE画面に切り換わります。書き込み先のパッチはこの画面でも選べます。書き込み先のパッチが決まったら、もう一度COMPAREボタンを押して元の画面に戻します。

※コンペア機能はパッチ以外の記憶操作では働きません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■リズム・セットを変更する

1. リズム・セット・モードに切り換えてから、元になるリズム・セットを選びます。

2. EDITボタンを押してボタンのインジケーターを点灯させます。

3. ファンクション・ボタンで画面グループを選びます。選んだ画面グループのボタンのインジケーターが点滅します。

※リズム・セットにはLFOの設定がないので、LFOグループは

選べません。

4. ボタン/ ボタンを押してページを切り換えます。

5. 鍵ごとに設定ができるパラメーターの画面を選んだ場合、変更対象の鍵が画面名の上に表示されます。他の鍵を変更するときは、鍵盤で直接指定します。

※ EDITボタンのインジケーターを消灯させた場合、ファンク

ション・ボタンの中のTONE SELECTボタンでも鍵を選べま

す。

TONE SELECT 1:1オクターブ低い鍵に切り換わるTONE SELECT 2:半音低い鍵に切り換わるTONE SELECT 3:半音高い鍵に切り換わるTONE SELECT 4:1オクターブ高い鍵に切り換わる

6. ボタン/ ボタンを押して、変更したいパラメーターにカーソルを移動します。

7. αダイヤル、INCボタン/DECボタン、またはテン・キーを使って値を変更します。

8. 他の画面グループに切り換えたいときは、EDITボタンのインジケーターを点灯させてからファンクション・ボタンで選びます。

PATCH |Number [COMPARE]/[ENTER]WRITE |USER:001(West Coast)

WRITE | Internal Write Protect= ONPROTECT |

COMMON EFFECTS CONTROL WAVE LFO PITCH TVF TVAPERFORM

PATCH RHYTHMSEQUENCER

M.SCOPECHAIN PLAY

SYSTEM

EDIT

I

C 4 Gain| SwitchWAVE | 0| ON

※画面グループはSHIFTボタンを押しながら ボタン/ ボ

タンを押しても切り換えられます。この操作はEDITボタン

のインジケーターが点灯していなくてもできるので、画面

グループを切り換えるごとにEDITボタンのインジケーター

を点灯させる必要がなく、能率よく作業が進められます。

9. 操作3~8を繰り返します。

10. 操作を終えたら、EXITボタンまたはRHYTHMボタンを押します。リズム・セット・グループの左には*記号が表示されます。これはリズム・セットの設定が変更されていることを示す記号です。

※変更した設定は一時的なものです。電源を切ったり、他の

リズム・セット/パフォーマンスを選んだりすると失われ

ます。変更した設定を記憶するときはユーザー・メモリー

のリズム・セットを書き換えます。記憶させる操作は、リ

ズム・セット・モードでUTILITYボタンを押す以外、パッチ

の設定を記憶する操作と同じです。

■パフォーマンスを変更する

1. パフォーマンス・モードに切り換えてから、元になるパフォーマンスを選びます。

2. EDITボタンを押してボタンのインジケーターを点灯させます。

3. ファンクション・ボタンで画面グループを選びます。選んだ画面グループのボタンのインジケーターが点滅します。

4. ボタン/ ボタンを押してページを切り換えます。

5. パートごとに設定ができるパラメーターの画面を選んだ場合、変更対象のパート・ナンバーが画面名の上に表示されます。他のパートを変更するときは、一旦EDITボタンのインジケーターを消灯させてからPARTボタンで選びます。

6. ボタン/ ボタンを押して、変更したいパラメーターにカーソルを移動します。

7. αダイヤル、INCボタン/DECボタン、またはテン・キーを使って値を変更します。

8. 他の画面グループに切り換えたいときは、EDITボタンのインジケーターを点灯させてからファンクション・ボタンで選びます。

※画面グループはSHIFTボタンを押しながら ボタン/ ボ

タンを押しても切り換えられます。この操作はEDITボタン

のインジケーターが点灯していなくてもできるので、画面

グループを切り換えるごとにEDITボタンのインジケーター

を点灯させる必要がなく、能率よく作業が進められます。

9. 操作3~8を繰り返します。

10. 操作を終えたら、EXITボタンまたはPERFORMボタンを押します。パフォーマンス・グループの左には*記号が表示されます。これはパッチの設定が変更されていることを示す記号です。

※変更した設定は一時的なものです。電源を切ったり、他の

パフォーマンスを選んだりすると失われます。変更した設

定を記憶するときはユーザー・メモリーのパフォーマンス

を書き換えます。記憶させる操作は、パフォーマンス・モ

ードでUTILITYボタンを押す以外、パッチの設定を記憶する

操作と同じです。

■パフォーマンスのパートに割り当てているパッチを変更する

パフォーマンス・モードでパッチを使う場合、エフェクターなどの一部の設定はパフォーマンスの設定に影響されることがあります。パフォーマンスの設定を考慮してパッチを作りたいときは、以下の手順で変更します。

1. PERFORMボタンを押しながらPATCHボタンを押します。両方のボタンのインジケーターが点灯します。

2. ボタン/ ボタンを押して、変更したいパッチのパートを選びます。

3. EDITボタンを押してボタンのインジケーターを点灯させます。以降の操作は、パッチ・モードで変更するときと同じです。

※変更した設定は一時的なものです。電源を切ったり、他の

パフォーマンスを選んだりすると失われます。変更した設

定を記憶するときはユーザー・メモリーのパッチを書き換

えます。記憶させる操作は、現在の操作モードでUTILITYボ

タンを押す以外、パッチの設定を記憶する操作と同じです。

COMMON EFFECTS MIDI PART INFOPERFORMPATCH RHYTHM

SEQUENCERM.SCOPE

CHAIN PLAYSYSTEM

EDIT

I

PART 1 |Channel| Rx| Tx| LocalMIDI 1| ON| ON| ON

PART PR-B:029 Noiz Bass part= 1PLAY center=C 4

22

23

■COMMON(コモン)グループパッチの名前やストラクチャーなど、他のグループにまとめられないパラメーターを集めたグループです。

●PATCH NAME(パッチ・ネーム)パッチの名前をつけます(12文字以内)。

●PATCH CLOCK(パッチ・クロック)Rateパラメーター(PATCH:LFO:LFO1/2)、Timeパラメーター(PATCH:WAVE:TONE DELAY)、EFXの一部のパラメーターは、特定のテンポに対する音符の長さで値を設定することもできます。ここでは、これらの基準となるテンポについて設定します。

※パフォーマンス・モードでパッチを使うときは、この画面

の 設 定 が 無 効 に な り 、 PERFORM CLOCK画 面

(PERFORM:COMMON)の設定が使われます。

○Source(パッチ・クロック・ソース)

同期させるテンポを選びます。PATCH:パッチ・テンポに同期するSEQUENCER:シーケンサーのテンポ・クロックに同期する

※パッチ・テンポのクロックはMIDI OUTコネクターから出力

されません。

○Tempo(パッチ・テンポ)

パッチ・テンポを設定します。

●PATCH COMMON(パッチ・コモン)

○Level(レベル)

パッチの音量を調節します。

○Pan(パン)

パッチの定位を調節します。L64で最も左、0で中央、R63で最も右に定位します。

○Analog Feel(アナログ・フィール・デプス)

パッチにゆらぎ(1/fゆらぎ)を与える度合いを調節します。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<1/fゆらぎ>小川のせせらぎやそよ風などには、人間に心地よさを与えるゆらぎというのがあります。このゆらぎには一定の法則があり、その法則を「1/fゆらぎ」といいます。XP-50ではこの「1/fゆらぎ」をピッチと音量に与え、アナログ・シンセサイザーのような不安定さを付加できます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

○Octave(オクターブ・シフト)

パッチの音の高さをオクターブ単位で設定します(-3~+3オクターブ)。

○Stretch(ストレッチ・チューン・デプス)

ストレッチ・チューニングのカーブを選びます。カーブによって和音を鳴らしたときの響きが変化します。以下の図は選択できるカーブの「調律曲線」です。調律曲線とは、横軸で音域を、縦軸で平均律に対するピッチ変化を示したものです。OFFにすると平均律になり、3にすると高音域と低音域のピッチ変化がもっとも大きくなります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<ストレッチ・チューニング>ストレッチ・チューニングはピアノ独特の調律方法です。ピアノの調律は一般に平均律のピッチに比べ、低音域は低く、高音域は高く調律されています。この調律により、和音を鳴らしたときの音の響きが豊かになります。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

○Priority(ボイス・プライオリティー)

最大同時発音数(64音)を越えたときの発音のしかたを選びます。LAST:後から鳴る音を優先します。64音を越えた場合、現在鳴っている音の中で先に鳴らした音から順に消していきます。LOUDEST:音量の大きい音を優先します。64音を越えた場合、現在鳴っている音の中で音量が小さい音から順に消していきます。

○VelRang(ベロシティー・レンジ・スイッチ)

ベロシティー・レンジ(次画面)の設定を有効にするかどうかを切り換えます。有効にするときはONにします。

●VELOCITY(ベロシティー・レンジ)トーンを鳴らす鍵の強さの範囲を設定します。鍵の強さでトーンを鳴らし分けたいときに設定します。

COMMON EFFECTS CONTROL WAVE LFO PITCH TVF TVAPERFORM

PATCH RHYTHMSEQUENCER

M.SCOPECHAIN PLAY

SYSTEM

EDIT

I

1

2

3

OFF

2

1

OFF

3

3章 音源部のパラメーターの働き

パッチ・パラメーター

※ベロシティー・レンジを設定するときは、前画面のベロシ

ティー・レンジ・スイッチをONにします。

○Lower(ベロシティー・レンジ・ロワー)

鍵の強さの下限を設定します。クロスフェードの設定にもよりますが、設定値より弱く弾いたときは音が鳴らなかったり、極端に弱い音になります。

○Upper(ベロシティー・レンジ・アッパー)

鍵の強さの上限を設定します。クロスフェードの設定にもよりますが、設定値より強く弾いたときは音が鳴らなかったり、極端に弱い音になります。

※ロワーはアッパーより大きな値に、アッパーはロワーより

小さな値に設定できません。設定しようとした場合、ロワ

ーとアッパーの値は同じになって変化します。

○Cross Fade(ベロシティー・クロスフェード)

ベロシティー・レンジの設定範囲から外れる強さで鍵を押さえたときの音量変化を設定します。値を大きくするほどなだらかに音量が下がります。設定範囲外の強さで鍵を押さえたときに音を鳴らしたくない場合は0にします。

●KEY RANG(キー・レンジ)各トーンの発音域を設定します。音域によってトーンを鳴らし分けたいときに設定します。

○Lower(キー・レンジ・ロワー)

発音域の最低音を設定します。

○Upper(キー・レンジ・アッパー)

発音域の最高音を設定します。

※ロワーはアッパーより大きな値に、アッパーはロワーより

小さな値に設定できません。設定しようとした場合、ロワ

ーとアッパーの値は同じになって変化します。

※オクターブ・シフト(システム)またはTransposeパラメー

ター(SYS-TEM:CONTROL:KEYBOARD)でXP-50の鍵

盤の鍵域を移動したときは、キー・レンジで設定した発音

域も同じように移動します。

●STRUCT(ストラクチャー)

○Type(ストラクチャー・タイプ)

ストラクチャーは、トーン1と2の組み合わせかた、トーン3と4の組み合わせかたをそれぞれ選びます。

1

TONE 1 (3)

TONE 2 (4)

TVATVFWG

WG TVF TVA

TYPE 1

TONE 1 (3)

TONE 2 (4)

TVA TVFWG

WG TVF TVA

TYPE 2

TONE 1 (3)

TONE 2 (4)

TVA TVFWG

WG TVF TVA

B

TYPE 3

TONE 1 (3)

TONE 2 (4)

TVA TVFWG

WG TVF TVA

B

TYPE 4

TONE 1 (3)

TONE 2 (4)

TVA TVFWG

WG TVF TVA

R

TYPE 5

TONE 1 (3)

TONE 2 (4)

TVA TVFWG

WG TVF TVA

R

TYPE 6

TONE 1 (3)

TONE 2 (4)

TVATVFWG

WG TVF TVA

R

TYPE 7

24

25

画面にはトーンの組み合わせかたを表示します。表示記号の意味は以下のとおりです。W1(WG1), W2(WG2)、F1(TVF1)、F2(TVF2)、A1(TVA1)、A2(TVA2)、B(ブースター)、R(リング・モジュレーター)

※ストラクチャーの画面でトーンを選んだ場合、指定したト

ーンと組になるトーンの両方が選ばれます。

※ストラクチャー2~10の組み合わせかたを選んで一方のトー

ンをオフにした場合、もう一方のトーンはWG/TVF/TVA

が単純につながった構成になります。

○Booster(ブースター・ゲイン)

Typeパラメーターで3または4を選んだときはブースターの効き具合を調節します。ブースターは入力信号を大きくして音を歪ませます。ギターのエフェクターでよく使われるディストーションの効果がつけられます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<リング・モジュレーター>リング・モジュレーターは2つのトーンを掛け合わせます。トーンを掛け合わせると、それぞれのトーンには元々持っていない倍音(非整数倍音)が得られます。この場合、各トーンのピッチ差で倍音成分が変化するため、音程感のない金属的な響きになります。鐘などの金属的な音を作るのに適しています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■EFFECTS(エフェクト)グループパッチで使うEFX/コーラス/リバーブの効果をそれぞれ設定します。

※画面名の右に“×”マークが表示されている場合、画面に

対応するエフェクターはオフに設定されています。指定の

エフェクターをオンにしてから設定してください(P.19)。

●OUTPUT(アウトプット)各トーンの出力のしかたを設定します。

※ Typeパラメーター(PATCH:COMMON:STRUCT)で2~

10の組み合わせを選んだ場合、トーン1(3)と2(4)の出

力はトーン2(4)にまとめられます。そのためトーン1(3)

の設定は無効になります。

○Output Assign(アウトプット・アサイン/アウトプット・

レベル)

各トーンの出力についてEFXを通すかどうかを選び、各トーンの音量を調節します。MIX:EFXを通さずにOUTPUTジャックに出力する。EFX:EFXを通してOUTPUTジャックに出力する。

※MIXを指定した場合、PATCH EFX OUT画面(PATCH:

EFFECTS)の設定は無効になります。

○Chorus(コーラス・センド・レベル)

コーラスのかかり具合をトーンごとに調節します。

○Reverb(リバーブ・センド・レベル)

リバーブのかかり具合をトーンごとに調節します。

●PATCH EFX TYPE(パッチ・EFXタイプ)パッチのEFXを設定します。

○Type(EFXタイプ)

EFXの種類を選びます。詳しくは「EFXのエフェクト・タイプ」(P.45)をご覧ください。

●PATCH EFX PRM(パッチ・EFXパラメーター)選んだEFXタイプに対応するEFXパラメーターをそれぞれ設定します。詳しくは「EFXのエフェクト・タイプ」(P.45)をご覧ください。

●PATCH EFX OUT(パッチ・EFXアウトプット)Output Assignパラメーター(PATCH:EFFECTS:OUTPUT)の設定でEFXを選んだトーンについて、出力のしかたを設定します。

※Output Assignパラメーター(PATCH:EFFECTS:

OUTPUT)の設定でMIXを選んだトーンについてはこの画面

の設定が無効になります。

○Mix Out(EFXアウトプット・レベル)

原音とEFX音の音量を調節します。

○Chorus(コーラス・センド・レベル)

EFXを通した音に対するコーラスのかかり具合を調節します。

○Reverb(リバーブ・センド・レベル)

EFXを通した音に対するリバーブのかかり具合を調節します。

TONE 1 (3)

TONE 2 (4)

TVATVFWG

WG TVF TVA

R

TYPE 8

TONE 1 (3)

TONE 2 (4)

TVATVFWG

WG TVF TVA

R

TYPE 9

TONE 1 (3)

TONE 2 (4)

TVATVFWG

WG TVF TVA

R

TYPE 10

●PATCH EFX CTRL(パッチ・EFXコントロール)特定のコントローラーを使ってEFXパラメーターを変化させたいときに設定します。コントロールできるEFXパラメーターの種類はEFXタイプによって異なります。詳しくは「EFXのエフェクト・タイプ」(P.45)をご覧ください。画面上段にはコントロールできるEFXパラメーターが表示されます。EFXパラメーターごとにEFXコントロール・ソースとEFXコントロール・デプスを設定します。

○EFXコントロール・ソース1、2

指定できるMIDIコントローラーは以下のとおりです。すべてのパッチに共通したコントローラーを使うときや、ここでは指定できないコントローラーを使いたいときは、SYS-CTRL1またはSYS-CTRL2を選んだ後、Control 1/2パラメーター(SYSTEM:CONTROL:SYS-CTRL ASSIGN)でコントローラーを選びます。OFF:コントローラーを使わないSYS-CTRL1:システムのコントローラー(コントロール1)SYS-CTRL2:システムのコントローラー(コントロール2)MODULATION:モジュレーション(MIDIコントローラー・ナンバー1)BREATH:ブレス(MIDIコントローラー・ナンバー2)FOOT:フット(MIDIコントローラー・ナンバー4)VOLUME:ボリューム(MIDIコントローラー・ナンバー7)PAN:パン(MIDIコントローラー・ナンバー10)EXPRESSION:エクスプレッション(MIDIコントローラー・ナンバー11)BENDER:ピッチ・ベンドAFTERTOUCH:アフタータッチ

○EFXコントロール・デプス1、2

コントローラーの動きに対する変化量を調節します。値を大きくするほど変化が大きくなります。-の値にすると変化が逆になります。

●PATCH CHORUS(パッチ・コーラス)パッチのコーラス効果を設定します。

○Rate(コーラス・レイト)

コーラス音のうねりの速さを調節します。

○Depth(コーラス・デプス)

コーラス音のうねりの深さを調節します。

○Delay(コーラス・プリ・ディレイ)

原音が鳴ってからコーラス音が鳴るまでの時間を調節します。値を大きくするほど広がりのある音になります。

○Fbk(コーラス・フィードバック・レベル)

コーラスを通した音を再びコーラスに戻す(フィードバック)量を調節します。値を大きくするほど変化が激しくなります。

○Level(コーラス・レベル)

コーラス音の音量を調節します。

○Out(コーラス・アウトプット・アサイン)

コーラスとリバーブのつなぎかたを選びます。

MIX:コーラス音とリバーブ音をミックスする。

REV:コーラス音にリバーブをかける。

M+R:リバーブをかけないコーラス音とリバーブをかけたコーラス音をミックスする。

●PATCH REVERB(パッチ・リバーブ)パッチのリバーブ効果を設定します。

○Type(リバーブ/ディレイ・タイプ)

リバーブの種類を選びます。ROOM1:残響が短く、密度の濃いリバーブROOM2:残響が短く、密度の薄いリバーブSTAGE1:後部残響音の多いリバーブSTAGE2:初期反射の強いリバーブHALL1:澄んだ響きのリバーブHALL2:豊かな響きのリバーブDELAY:一般的なディレイPAN-DLY:反射音が左右に移動するディレイ

○Time(リバーブ/ディレイ・タイム)

残響時間を調節します。DELAYまたはPAN-DLYのリバーブ・タイプを選んでいるときは、原音が鳴ってから最初のディレイ音が鳴るまでの時間を調節することになります。

○Fbk(ディレイ・フィードバック・レベル)

ディレイ音を再びディレイに戻す(フィードバック)量を調節します。値を大きくするほどディレイ音が持続します。

※リバーブ・タイプでROOM1~HALL2のいずれかを選んでい

る場合、この設定は無効になります。

○HF Damp(リバーブ/ディレイ・HFダンプ)

残響音の高域成分をカットする周波数を調節します。周波数を低くするほど高域成分がカットされ、やわらかな残響音になります。高域成分をカットしないときはBYPASSにします。

○Level(リバーブ/ディレイ・レベル)

残響音(またはディレイ音)の音量を調節します。

OUTPUT

OUTPUT

OUTPUT

26

27

■CONTROL(コントロール)グループいろいろなコントローラーを使うときの動作や変化を設定します。

●KEY MODE& BENDER(キー・アサイン・モード&

ベンダー)

○Assign(キー・アサイン・モード)

音の鳴らしかたを選びます。単音楽器(サックスやフルートなど)のパッチを使うときはSOLOにすると効果的です。POLY:複数の音が同時に鳴る。SOLO:1音ずつしか鳴らない。

○Legato(ソロ・レガート・スイッチ)

ソロ・レガートを使うときはON、使わないときはOFFにします。ソロ・レガートはキー・アサイン・モードでSOLOを選んでいるときに効果のある機能です。ソロ・レガートをONにした場合、ある鍵を押さえている状態で他の鍵を押すと、音の鳴りかたはそのままで、後から押さえた鍵のピッチに変化させられます。ギターのハンマリング・オンやプリング・オフのような効果が得られます。

○Bend Range(ベンド・レンジ)

ピッチ・ベンド・レバーを動かしたときのピッチの変化量を半音単位で設定します。左の値がレバーを最も左に傾けたときの変化量で、右の値が最も右に傾けたときの変化量です。設定範囲は、左の値が-4~0オクターブ、右の値が0~1オクターブです。

●PORTAMENTO(ポルタメント)ポルタメントは始めに弾いた鍵と次に弾いた鍵のピッチをなめらかに変化させる機能です。キー・アサイン・モードをSOLOにしているときはバイオリンのスライド奏法のような効果が得られます。

○Sw(ポルタメント・スイッチ)

ポルタメントを使うときはONにします。

○Time(ポルタメント・タイム)

次のピッチに変化するまでの時間を調節します。

○Mode(ポルタメント・モード)

ポルタメント効果をつける演奏方法を選びます。NORMAL:常にポルタメントがかかる。LEGATO:レガート奏法(ある鍵を押しながら他の鍵を押す)のときにポルタメントをかかる。

○Type(ポルタメント・タイプ)

押さえる鍵の音程差と変化時間の関係を選びます。RATE:音程差に比例してピッチの変化時間が変わる。TIME:音程差に関係なく、一定の時間でピッチが変わる。

○Start(ポルタメント・スタート・ピッチ)

ポルタメントはピッチの変化中に他の鍵を押さえると新たにピッチ変化が始まります。ここでは、変化を始めるピッチを選びます。

PITCH:鍵を押さえたときのピッチから変化させる。

NOTE:変化中の到達ピッチから変化させる。

●Rx SWITCH(レシーブ・スイッチ)トーンごとに、ボリューム/パン/ピッチ・ベンドのMIDIメッセージの受信について設定します。

※一般に、ボリューム・メッセージは音量を、パン・メッセ

ージは定位を、ピッチ・ベンド・メッセージは発音中のピ

ッチをコントロールします。しかし、XP-50にはこれらの

MIDIメッセージを使って特定のパラメーターがコントロー

ルできるようになっています。そのため、特定のパラメー

ターをコントロールするように設定しているときは、その

MIDIメッセージの受信をオフにしてください。受信スイッ

チがオンになっていると、本来の機能も同時にコントロー

ルされます。

○Volume(レシーブ・ボリューム・スイッチ)

ボリューム・メッセージを受信するときはON、受信しないときはOFFにします。

○Pan(レシーブ・パン・コントロール・スイッチ)

パン・メッセージの受信のしかたを選びます。OFF:受信しない。CONT:メッセージを受信するといつでも指定の定位に変える。KEY-ON:音を鳴らしたときに指定の定位に変える。発音中にメッセージを受信しても次の鍵を押すまで指定の定位に変わらない。この場合、指定の定位に変わるのは後から押さえた鍵の音だけで、発音中の音の定位は変わらない。

C5

D4

C4

C5

D4

C4

○Bender(レシーブ・ピッチ・ベンド・スイッチ)

ピッチ・ベンド・メッセージを受信するときはON、受信しないときはOFFにします。

●DAMPER(ダンパー)トーンごとに、ホールド1・メッセージ(ペダルを使って音を持続させる)の受信について設定します。

○Hold-1 Rx Switch(レシーブ・ホールド1・スイッチ)

ホールド1・メッセージを受信するときはON、受信しないときはOFFにします。

○Redamper(リダンパー・スイッチ)

ノート・オフ(鍵から指を離す)から音が消えるまでの間にホールド1・メッセージを受信した場合、そのときに鳴っている音を持続させるかどうかを切り換えます。持続させるときはONにします。この機能を使うときはレシーブ・ホールド1・スイッチもオンにしてください。

●PEAK & HOLD(ピーク&ホールド)ホールド・メッセージ(ホールド1、ホールド2、ソステヌート、ソフト)は音を持続させるときに使います。XP-50では、これらのホールド・メッセージを使って特定のパラメーターの値を保持させることができます。

※この機能を使うときはパッチのレシーブ・ホールド1・スイ

ッチ(前画面)をオンにしてください。

※以下のパラメーターでHOLDを選んだ場合、コントロールす

るホールド・メッセージの種類をHo ldパラメーター

(SYSTEM:CONTROL:CONTROL SOURCE)で選んでく

ださい。

※以下のパラメーターでPEAKを選んだ場合、コントロールす

るホールド・メッセージの種類をPeakパラメーター

(SYSTEM:CONTROL:CONTROL SOURCE)で選んでく

ださい。

○EfxCtrl(EFXコントロール・ピーク/ホールド)

PATCH EFX CTRL画面(PATCH:EFFECTS)で指定しているパラメーターについて、ホールド・メッセージでのコントロールのしかたを選びます。OFF :ホールド・メッセージを受信してもパラメーター値を保持しない。HOLD:ホールド・メッセージを受信したときのパラメーター値を保持する。PEAK:ホールド・メッセージを受信したときのパラメーター値を保持する。ただし、ホールド・オン時に保持している値より大きな値に変えたときは、その値が新たに保持される。

○Ctrl 1(コントロール1・ピーク/ホールド)

コントロール・ソース1(モジュレーション:MIDIコントローラー・ナンバー1)でコントロールするパラメーターについて、ホールド・メッセージでのコントロールのしかたを選びます。設定値はEFXコントロールと同じです。

○Ctrl 2(コントロール2・ピーク/ホールド)

次画面のコントロール・ソース2でコントロールするパラメーターについて、ホールド・メッセージでのコントロールのしかたを選びます。設定値はEFXコントロールと同じです。

○Ctrl 3(コントロール3・ピーク/ホールド)

次画面のコントロール・ソース3でコントロールするパラメーターについて、ホールド・メッセージでのコントロールのしかたを選びます。設定値はEFXコントロールと同じです。

●CONTROL SOURCE(コントロール・ソース)特定のトーン・パラメーターをコントローラーで変化させたいときは、この画面でコントローラーを選びます。各パッチには3つのコントロール・ソースが割り当てられますが、コントロール・ソース1の機能はモジューレション(MIDIコントローラー・ナンバー1)に固定されています。

○Control 2(コントロール・ソース2)

コントロール・ソース2に割り当てるコントローラーを以下の中からそれぞれ選びます。すべてのパッチに共通したコントローラーを使うときや、ここでは指定できないコントローラーを使いたいときは、SYS-CTRL1またはSYS-CTRL2を選んだ後、Control 1/2パラメーター(SYSTEM:CONTROL:SYS-CTRL SOURCE)でコントローラーを選びます。OFF:コントローラーを使わないSYS-CTRL1:システムのコントローラー(コントロール1)SYS-CTRL2:システムのコントローラー(コントロール2)MODULATION:モジュレーション(MIDIコントローラー・ナンバー1)BREATH:ブレス(MIDIコントローラー・ナンバー2)FOOT:フット(MIDIコントローラー・ナンバー4)VOLUME:ボリューム(MIDIコントローラー・ナンバー7)PAN:パン(MIDIコントローラー・ナンバー10)EXPRESSION:エクスプレッション(MIDIコントローラー・ナンバー11)BENDER:ピッチ・ベンドAFTERTOUCH:アフタータッチLFO1:LFO1のレイトLFO2:LFO2のレイトVELOCITY:ベロシティーKEYFOLLOW:キーフォロー(C4鍵を基準(0)に、鍵の位置によってパラメーター値を変化させる)PLAYMATE:プレイメイト(鍵を押さえている時間に応じてパラメーターの値を変化させる)

○Control 3(コントロール・ソース3)

コントロール・ソース3に割り当てるコントローラーを選びます。選択できるコントローラーはコントロール・ソース2と同じです。

28

29

●CONTROL1~3(コントロール1~3)コントロール・ソース1~3でコントロールするパラメーターとデプスをそれぞれ設定します。画面上段には、前画面で選択したコントロール・ソースが表示されています。

○Destination 1~4(デスティネーション1~4)

コントロールするパラメーターを選びます。1つのコントローラーに4つまでのパラメーターを指定でき、同時にコントロールできます。OFF:コントロールしないPCH:WGピッチCUT:TVFカットオフ・フリケンシーRES:TVFレゾナンスLEV:TVAレベルPAN:TVAパンMIX:トーンのアウトプット・レベルCHO:トーンのコーラス・センド・レベルREV:トーンのリバーブ・センド・レベルPL1:WGピッチのLFO1デプスPL2:WGピッチのLFO2デプスFL1:TVFカットオフ・フリケンシーのLFO1デプスFL2:TVFカットオフ・フリケンシーのLFO2デプスAL1:TVAレベルのLFO1デプスAL2:TVAレベルのLFO2デプスpL1:TVAパンのLFO1デプスpL2:TVAパンのLFO2デプスL1R:LFO1レイトL2R:LFO2レイト

○Depth 1~4(デプス1~4)

コントローラーの動きに対する変化量を調節します。値を大きくするほど変化が大きくなります。-の値にすると変化が逆になります。LFOデプスを-の値にしたときは位相が反転します。LFOレイトを-の値にしたときは周期が長くなり、+の値にしたときは短くなります。

■WAVE(ウェーブ)グループトーンの基本波形(ウェーブ)について設定します。

●WAVE(ウェーブ)

○Group(ウェーブ・グループ)

ウェーブのグループを選びます。INT-A, B:インターナルA、BEXP-A~D:ウェーブ・エクスパンション・ボードA~D

※装着されていないウェーブ・エクスパンション・ボードの

グループは選べません。

○Number(ウェーブ・ナンバー)

ウェーブのナンバーを選びます。( )内には選んだウェーブの名前が表示されます。

○Gain(ウェーブ・ゲイン)

ウェーブのゲイン(利得)を調節します。設定範囲は-6~+12dBで、値は6dBずつ変わります。6dB上がるとゲインが2倍になります。ブースターを使って音を歪ませるときは、ゲインを最大にしておくと効果があります。

○Switch(トーン・スイッチ)

トーンを使うときはON、使わないときはOFFにします。発音数を有効に使うために、使用しないトーンはOFFにしてください。

※ TONE SWITCHボタンでトーンをオン/オフしたときは、こ

のパラメーターの設定が変更されることになります。

●FXM(フリケンシー・クロス・モジュレーション)FXMは波形を周波数変調させて倍音成分を付加させる機能です。金属的な響きをつける簡易リング・モジュレーターとして使用できます。

○Switch(FXMスイッチ)

FXMを使うときはON、使わないときはOFFにします。

○Color(FXMカラー)

FXMによる周波数変調のしかたを4種類の中から選びます。

○Depth(FXMデプス)

FXMによる周波数変調の深さを調節します。

●TONE DELAY(トーン・ディレイ)トーン・ディレイは鍵を押してから(または鍵を離してから)トーンが鳴り始めるまでの時間を遅らせるものです。各トーンの発音するタイミングをずらせることができるので、1つの鍵を押さえるだけで複数の音を鳴らしているような効果が得られます。

※トーン・ディレイを使わないときは、モードをNORMAL、

ディレイ・タイムを0にします。

○Mode(トーン・ディレイ・モード)

トーンの鳴りかたを選びます。NORMAL:指定のディレイ・タイム後にトーンが鳴る。

HOLD:指定のディレイ・タイムより長く鍵を押さえているときは、ディレイ・タイム後にトーンが鳴る。ディレイ・タイムより早く鍵を離したときはトーンが鳴らない。

PLAYMATE:次の鍵を押さえるまでの間隔が2秒以上のときは指定のディレイ・タイムでトーンが鳴る。2秒以内のときは、その間隔がディレイ・タイムとなってトーンが鳴る。CLOCK-SYNC:パッチ・テンポ(PATCH:COMMON:PATCH CLOCK)、パフォーマンス・テンポ(PERFORM:COMMON:PERFORM CLOCK)、XP-50のシーケンサーのテンポ・クロックのいずれかにディレイ・タイムを同期させる。KEY-OFF-N:鍵を押さえている間はトーンが鳴らず、鍵を離すと指定のディレイ・タイムでトーンが鳴る。

KEY-OFF-D:鍵を押さえている間はトーンが鳴らず、鍵を離すと指定のディレイ・タイムでトーンが鳴る。この場合、鍵を押さえたときにTVAエンベロープの変化が始まるので、多くは減衰部分の音だけが鳴る。

※減衰系(鍵を離さなくても自然に音が消えていく)のウェ

ーブを選んでいるときにKEY-OFF-NまたはKEY-OFF-Dを指

定した場合は、音が鳴らないことがあります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<CLOCK-SYNCを選んだとき>CLOCK-SYNCを選んだときは同期させるテンポに応じた設定が別に必要です。パッチ・モードで固定のテンポ(パッチ・テンポ)を使いたいときは、PATCH CLOCK画面(PATCH:COMMON)にあるSourceパラメーターをPATCHに設定し、同じ画面のTempoパラメーターでテンポ値を設定します。パフォーマンス・モードで固定のテンポ(パフォーマンス・テンポ)を使いたいときは、PERFORM CLOCK画面(PERFORM:COMMON)にあるSourceパラメーターをPERFORMに設定し、同じ画面のTempoパラメーターでテンポ値を設定します。パッチ・モードでシーケンサーのテンポ・クロックを使いたいときは、Sourceパラメーター(PATCH:COMMON:PATCHCLOCK)をSEQUENCERに設定します。パフォーマンス・モードでシーケンサーのテンポ・クロックを使いたいときは、Sourceパラメーター(PERFORM:COMMON:PERFORMCLOCK)をSEQUENCERに設定します。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

○Time(トーン・ディレイ・タイム)

トーン・ディレイを使うときのトーンの発音を遅らせる時間について調節します。トーン・ディレイ・モードでPLAYMATEを選んだ場合、64に設定すると前回のノート・オンと今回のノート・オンの間隔がディレイ・タイムになります。127に設定したときは64に設定したときの約2倍、32に設定したときは半分の時間になります。トーン・ディレイ・モードでCLOCK-SYNCを選んだときは、設定値が4分音符に対する分解能になり、分解能に対する音符記号も表示されます。これにより、同期のテンポに対する音符の長さでディレイ・タイムが設定できます。

※ Typeパラメーター(PATCH:COMMON:STRUCT)で2~

10の組み合わせを選んだ場合、トーン1(3)と2(4)の出

力はトーン2(4)にまとめられます。そのためトーン1(3)

の設定は無効になります。

■LFOグループLFO(Low Frequency Oscillator)は周期的な変化を与えるものです。LFOは各トーンに2つあり、WGピッチ/TVFカットオフ・フリケンシー/TVAレベル/TVAパンのそれぞれに変化を与えることができます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<LFOの使いかた>ピッチにLFOをかけるとビブラート効果が、TVFカットオフ・フリケンシーにかけるとワウ効果が、TVAレベルにかけるとトレモロ効果がつけられます。TVAパンにかけたときは、周期的に定位が変化する特殊な効果が得られます。その他、設定によっては周期的に2つのトーンを入れ換えるような使いかたもできます。例えばトーン1と2を周期的に入れ換えたいときは、双方のLFO効果を同じにし、TVAレベルに対するLFOデプスの極性(+/-)を逆にします。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●LFO 1/LFO 2どちらのLFOも同じパラメーターを持っているので、ここではまとめて説明します。

○Form(LFOフォーム)

LFOの波形を選びます。

TRI SIN SAW SQR

TRP S&H RND CHS

30

31

○KeyTrigger(LFOキー・トリガー)

鍵を押さえたときにLFOの位相を合わせる(リセットする)場合はONにします。

○Rate(LFOレイト)

LFOの周期の速さを調節します。

※エクスターナル・シンクの値をCLOCKにしたときは、設定

値が4分音符に対する分解能になり、分解能に対する音符記

号も表示されます。これにより、同期のテンポに対する音

符の長さでLFOレイトが設定できます。

※ウェーブフォームのカオス波には周期がありません。その

ため、カオス波を選んだときはレイトの設定が無効になり

ます。

○ExtSync(LFOエクスターナル・シンク)

LFOの同期のしかたを選びます。OFF:同期しない。CLOCK:パッチ・テンポ、パフォーマンス・テンポ、XP-50のシーケンサーのテンポ・クロックのいずれかに同期させる。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<CLOCKを選んだとき>CLOCKを選んだときは同期させるテンポに応じた設定が別に必要です。パッチ・モードで固定のテンポ(パッチ・テンポ)を使いたいときは、PATCH CLOCK画面(PATCH:COMMON)にあるSourceパラメーターをPATCHに設定し、同じ画面のTempoパラメーターでテンポ値を設定します。パフォーマンス・モードで固定のテンポ(パフォーマンス・テンポ)を使いたいときは、PERFORM CLOCK画面(PERFORM:COMMON)にあるSourceパラメーターをPERFORMに設定し、同じ画面のTempoパラメーターでテンポ値を設定します。パッチ・モードでシーケンサーのテンポ・クロックを使いたいときは、Sourceパラメーター(PATCH:COMMON:PATCHCLOCK)をSEQUENCERに設定します。パフォーマンス・モードでシーケンサーのテンポ・クロックを使いたいときは、Sourceパラメーター(PERFORM:COMMON:PERFORMCLOCK)をSEQUENCERに設定します。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

○Mode(LFOフェード・モード)

LFO効果のかかりかたを選びます。ON-IN:鍵を押してから徐々に効果がかかる。

ON-OUT:鍵を押すと効果がかかり、しだいに効果が消える。

OFF-IN:鍵を離してから徐々に効果がかかる。

OFF-OUT:鍵を押しているときは効果があり、鍵を離すと徐々に効果が消える。

○Delay(LFOディレイ・タイム)

鍵を押してから(または離してから)LFOの振幅に変化を与えるまでの時間を調節します(フェード・モードの図参照)。

○Fade(LFOフェード・タイム)

LFO効果の立ち上がり時間(または減衰時間)を調節します(フェード・モードの図参照)。

○Offset(LFOオフセット)

LFO波形の基準値を上または下にずらします。

●LFO DEPTH1:2(LFOデプス1、2)パラメーターごとにLFO効果のかかり具合を調節します。画面の各パラメーターには2つの値が表示されています。左がLFO1の値、右がLFO2の値です。

○Pitch(ピッチLFOデプス1、2)

WGピッチに対するLFOのかかり具合を調節します。

○TVF(TVF LFOデプス1、2)

TVFカットオフ・フリケンシーに対するLFOのかかり具合を調節します。

○TVA(TVA LFOデプス1、2)

TVAレベルに対するLFOのかかり具合を調節します。

○Pan(パンLFOデプス1、2)

TVAパンに対するLFOのかかり具合を調節します。

■PITCH(ピッチ)グループ各トーンのWGのピッチ(音の高さ)について設定します。

●PITCH(ピッチ)トーンの基準ピッチを設定します。

○Coarse(コース・チューン)

ピッチを半音単位で調節します(-4~+4オクターブ)。

○Fine(ファイン・チューン)

ピッチを1セント単位で微調節します(-50~+50セント)。

※ 1セントは100分の1半音です。

○Random(ランダム・ピッチ・デプス)

鍵を押すごとにピッチを不規則に変化させるときは、その変化幅を設定します。不規則に変化させないときは0にします。値の単位はセントです。

○Keyfollw(ピッチ・キー・フォロー)

鍵を1オクターブ(12鍵)上に移動したときのピッチの変化幅を設定します。通常の鍵盤楽器のようにピッチを1オクターブ変化させたいときは+100にします。ピッチを2オクターブ変化させたいときは+200に、逆にピッチを下げたいときは-の値にします。また、どの鍵を押しても同じピッチにしたいときは0にします。

●PCH ENVELOPE(ピッチ・エンベロープ)ピッチ・エンベロープの効き具合について設定します。

○Envelope Depth(ピッチ・エンベロープ・デプス)

ピッチ・エンベロープの効き具合いを調節します。値を大きくするほど変化が大きくなります。-の値にするとエンベロープの変化が逆になります。

○Velocity Sens(ピッチ・エンベロープ・ベロシティー・センス)

鍵盤タッチでピッチ・エンベロープの効き具合を変化させるときに設定します。値を大きくするほど、鍵を弱く押さえたときと強く押さえたときの変化が大きくなります。-の値にすると変化が逆になります。

●PCH TIME ENV(ピッチ・タイム・エンベロープ)鍵盤タッチに対するピッチ・エンベロープの時間変化を設定します。

○V-T1(ピッチ・エンベロープ・タイム1・ベロシティー・センス)

鍵を押さえる強さ(ベロシティー)でピッチ・エンベロープのT1(時間)を変化させるときに設定します。値を大きくするほど、鍵を弱く押さえたときと強く押さえたときの変化が大きくなります。T1の時間を速くしたいときは+の値に、遅くしたいときは-の値にします。

○V-T4(ピッチ・エンベロープ・タイム4・ベロシティー・センス)

鍵を離す速さ(キー・オフ・ベロシティー)でピッチ・エンベロープのT4(時間)を変化させるときに設定します。値を大きくするほど、鍵をゆっくり離したときと速く離したときの変化が大きくなります。T4の時間を速くしたいときは+の値に、遅くしたいときは-の値にします。

○Time Keyfollow(ピッチ・エンベロープ・タイム・キーフォロー)

押さえる鍵によってピッチ・エンベロープの時間(T2~T4)を変化させるときに設定します。中央C(C4)を基準に、値を大きくするほど変化が大きくなります。+の値にすると右の鍵を押さえるほど時間が短くなります。-の値にすると逆に長くなります。

●PCH ENVELOPE(ピッチ・エンベロープ)ピッチ・エンベロープ(時間の経過にともなうピッチの変化)を設定します。

○T1~4(ピッチ・エンベロープ・タイム1~4)

次のポイントのピッチに達するまでの時間をそれぞれ設定します。

○L1~4(ピッチ・エンベロープ・レベル1~4)

基準ピッチに対するピッチ変化をポイントごとに設定します。

■TVFグループTVF(Time Variant Filter)はフィルターを使って音の周波数成分を変化させます。

●FILTER(フィルター)TVFのフィルターについて設定します。

○Type(フィルター・タイプ)

フィルターの種類を選びます。OFF:フィルターを使わない。LPF(ローパス・フィルター):カットオフ・フリケンシーより高域成分をカットする。シンセサイザーの基本のフィルター。BPF(バンド・パス・フィルター):カットオフ・フリケンシー付近の周波数成分だけを残す。HPF(ハイ・パス・フィルター):カットオフ・フリケンシーより低域成分をカットする。PKG(ピーキング・フィルター):カットオフ・フリケンシー付近の周波数成分を強調する。

○Cut(カットオフ・フリケンシー)

フィルターの基準周波数を設定します。

○Res(レゾナンス)

カットオフ・フリケンシー付近の周波数成分を強調します。設定によっては、値を上げすぎると発振して音が歪むことがあります。

C2 C3 C4 C5 C6 C7

–100–70–50–30

–100+10+20+30+40+50+70

+100

+120+150+200

T1 T2 T3 T4

L3

L4L2

L1

32

33

○Keyfollow(カットオフ・フリケンシー・キー・フォロー)

押さえる鍵によってカットオフ・フリケンシーを変化させたいとき設定します。中央C(C4)を基準に、値を大きくするほど変化が大きくなります。+の値にすると右の鍵を押さえるほどカットオフ・フリケンシーが高くなります。-の値にすると逆に低くなります。

○EnvDepth(TVFエンベロープ・デプス)

TVFエンベロープの効き具合いを調節します。値を大きくするほど変化が大きくなります。-の値にするとエンベロープの変化が逆になります。

●TVF VELOCITY(TVFベロシティー)鍵盤タッチに対するTVFエンベロープ/カットオフ・フリケンシー/レゾナンスの変化をそれぞれ設定します。

○V-Sens(TVFエンベロープ・ベロシティー・センス)

鍵盤タッチでTVFエンベロープの効き具合を変化させるときに設定します。値を大きくするほど、鍵を弱く押さえたときと強く押さえたときの変化が大きくなります。-の値にすると変化が逆になります。

○V-Curve(TVFエンベロープ・ベロシティー・カーブ)

鍵盤タッチでカットオフ・フリケンシーを変化させるときの変化カーブを7種類の中から選びます。変化カーブは値のナンバーの右に表示されています。

○V-Resonance(レゾナンス・ベロシティー・センス)

鍵盤タッチでレゾナンスを変化させるときに設定します。値を大きくするほど、鍵を弱く押さえたときと強く押さえたときの変化が大きくなります。-の値にすると変化が逆になります。

●TVF TIME ENV(TVFタイム・エンベロープ)鍵盤タッチに対するTVFエンベロープの時間変化を設定します。

○V-T1(TVFエンベロープ・タイム1・ベロシティー・センス)

鍵を押さえる強さ(ベロシティー)でTVFエンベロープのT1(時間)を変化させるときに設定します。値を大きくするほど、鍵を弱く押さえたときと強く押さえたときの変化が大きくなります。T1の時間を速くしたいときは+の値に、遅くしたいときは-の値にします。

○V-T4(TVFエンベロープ・タイム4・ベロシティー・センス)

鍵を離す速さ(キー・オフ・ベロシティー)でTVFエンベロープのT4(時間)を変化させるときに設定します。値を大きくするほど、鍵をゆっくり離したときと速く離したときの変化が大きくなります。T4の時間を速くしたいときは+の値に、遅くしたいときは-の値にします。

○Time Keyfollow(TVFエンベロープ・タイム・キーフォロー)

押さえる鍵によってTVFエンベロープの時間(T2~T4)を変化させるときに設定します。中央C(C4)を基準に、値を大きくするほど変化が大きくなります。+の値にすると右の鍵を押さえるほど時間が短くなります。-の値にすると逆に長くなります。

●TVF ENVELOPE(TVFエンベロープ)TVFエンベロープ(時間の経過にともなうカットオフ・フリケンシーの変化)を設定します。

○T1~4(TVFエンベロープ・タイム1~4)

次のポイントの周波数に達するまでの時間をそれぞれ設定します。

○L1~4(TVGエンベロープ・レベル1~4)

基準のカットオフ・フリケンシーに対する周波数変化をポイントごとに設定します。

■TVAグループTVA(Time Variant Amplifier )は音量の変化と音の定位を設定します。

●TVA

○Level(レベル)

トーンの基準となる音量を調節します。各トーンの音量バランスを調節するときに設定します。

○Pan(パン)

トーンのパン(音像の定位)を調節します。L64で最も左、0で中央、63Rで最も右に定位します。

○V-Sens(TVAエンベロープ・ベロシティー・センス)

鍵盤タッチでTVAエンベロープの効き具合を変化させるときに設定します。値を大きくするほど、鍵を弱く押さえたときと強く押さえたときの変化が大きくなります。-の値にすると変化が逆になります。

○V-Curve(TVAエンベロープ・ベロシティー・カーブ)

鍵盤タッチでTVAエンベロープの効き具合を変化させるときの変化カーブを7種類の中から選びます。変化カーブは値のナンバーの右に表示されています。

LPF BPF HPF PKG

T1 T2 T3 T4

L3

L1

L2

L4

●BIAS(バイアス)バイアスは、押さえる鍵によってTVAレベルを変化させるときに設定します。

○Bias(バイアス・レベル)

バイアス・ディレクションの方向に対して音量変化の角度を調節します。値を大きくするほど変化が大きくなります。-の値にすると変化が逆になります。

○Point(バイアス・ポイント)

音量を変化させる基準の鍵を選びます。

○Direction(バイアス・ディレクション)

バイアス・ポイントに対して変化を与える方向を選びます。LOWER:バイアス・ポイントより高音域UPPER:バイアス・ポイントより低音域LOWER&UPPER:バイアス・ポイントを中心に左右対称ALL:バイアス・ポイントを基準にバイアス・レベルで角度を変える

●PAN MODULATE(パン・モジュレート)TVAパンの定位を変化させるときに設定します。

○Keyfollow(パン・キー・フォロー)

押さえる鍵によって定位を変えるときに設定します。中央C(C4)を基準に、値を大きくするほど変化が大きくなります。+の値にすると右の鍵を押さえるほど右に定位します。-の値にすると逆に左に定位します。

○Random(ランダム・パン・デプス)

鍵を押すたび、不規則に定位を変化させるときに設定します。値を大きくするほど変化幅が大きくなります。

○Alternate(オルタネイト・パン・デプス)

鍵を押すたび、左右交互に定位を移動させるときに設定します。値を大きくするほど変化幅が大きくなります。値にはLとRがあり、左右に定位する順番が逆になります。2つのトーンの定位を交互に入れ換えたいときは、各トーンのLとRを逆にします。

●TVA TIME ENV(TVAタイム・エンベロープ)鍵盤タッチに対するTVAエンベロープの時間変化を設定します。

○V-T1(TVAエンベロープ・タイム1・ベロシティー・センス)

鍵を押さえる強さ(ベロシティー)でTVAエンベロープのT1(時間)を変化させるときに設定します。値を大きくするほど、鍵を弱く押さえたときと強く押さえたときの変化が大きくなります。T1の時間を速くしたいときは+の値に、遅くしたいときは-の値にします。

○V-T4(TVAエンベロープ・タイム4・ベロシティー・センス)

鍵を離す速さ(キー・オフ・ベロシティー)でTVAエンベロープのT4(時間)を変化させるときに設定します。値を大きくするほど、鍵をゆっくり離したときと速く離したときの変化が大きくなります。T4の時間を速くしたいときは+の値に、遅くしたいときは-の値にします。

○Time Keyfollow(TVAエンベロープ・タイム・キー・フォロ

ー)

押さえる鍵によってTVAエンベロープの時間(T2~T4)を変化させるときに設定します。中央C(C4)を基準に、値を大きくするほど変化が大きくなります。+の値にすると右の鍵を押さえるほど時間が短くなります。-の値にすると逆に長くなります。

●TVA ENVELOPE(TVAエンベロープ)TVAエンベロープ(時間の経過にともなうTVAレベルの変化)を設定します。

○T1~4(TVAエンベロープ・タイム1~4)

次のポイントの音量に達するまでの時間をそれぞれ設定します。

○L1~3(TVAエンベロープ・レベル1~3)

基準のTVAレベルに対する音量変化をポイントごとに設定します。

C-1 G9

+

0

C-1 G9

+

0

C-1 G9

+

0

C-1 G9

+

0

+

0

– +

0

–LOWER&UPPER

LOWER UPPER

ALL

T1 T2 T3 T4

L3

L1L2

34

35

■COMMON(コモン)グループパフォーマンスの名前やキー・レンジなど、他のグループにまとめられないパラメーターを集めたグループです。

●PERFORM NAME(パフォーマンス・ネーム)パフォーマンスの名前をつけます(12文字以内)。

●PEFORM CLOCK(パフォーマンス・クロック)Rateパラメーター(PATCH:LFO:LFO1/2)、Timeパラメーター(PATCH:WAVE:TONE DELAY)、EFXの一部のパラメーターは、特定のテンポに対する音符の長さで値を設定することもできます。これらの基準となるテンポはパッチごとに設定できます。しかし、パフォーマンス・モードでパッチを使うときは、パッチの設定が無効になって、この画面の設定が使われます。

○Source(パフォーマンス・クロック・ソース)

同期させるテンポを選びます。PERFORM:パフォーマンス・テンポに同期するSEQUENCER:シーケンサーのテンポ・クロックに同期する

※パフォーマンス・テンポのクロックはMIDI OUTコネクター

から出力されません。

○Tempo(パフォーマンス・テンポ)

パフォーマンス・テンポを設定します。

●PEFORM COMMON(パフォーマンス・コモン)

○Key Mode(キー・モード)

XP-50の鍵盤を演奏したときの音の鳴りかたを選びます。LAYER:鍵盤を弾くと、Localパラメーター(PERFORM:MIDI:MIDI)がオンに設定されているすべてのパートについて音が鳴らせる。コントローラー部から内部シーケンサーへのMIDIメッセージの送信は、各パートのLocalパラメーター(PERFORM:MIDI:MIDI)の設定に従う。コントローラー部から外部MIDI機器へのMIDIメッセージの送信については、各パートのTxパラメーター(PERFORM:MIDI:MIDI)の設定に従う。SINGLE:鍵盤を弾くと、指定のパート(画面に表示されているパート)についてのみ音が鳴らせる。コントローラー部から内部シーケンサー/外部MIDI機器へのMIDIメッセージの送信については、指定のパートのLocalパラメーター/Txパラメーター(PERFORM:MIDI:MIDI)がOFFに設定されていても送信できる。

※ LAYERに設定されているパフォーマンスを選んだときは、

PERFORM PLAY画面の右上に“LAYER”と表示されます。

SINGLEに設定されているパフォーマンスでは、鍵盤で演奏

できるパート・ナンバーが表示されます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<LAYERの使いかた>複数のパッチを組み合わせて音を鳴らしたいときはLAYERを選びます。ただし、すべてのパートのパッチを同時に鳴らそうと思っても発音数が足らなくなることがあります。パッチの音を重ねるときは、発音数を考え、不要なパートをオフにしてください。また、各パートのキー・レンジを設定すれば、パートごとに発音域を分けてパッチを鳴らし分けることができます。<SINGLEの使いかた>シーケンサーにアンサンブルのソングを録音するときに選びます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

○Key Range(キー・レンジ・スイッチ)

キー・レンジ(次画面)の設定を有効にするかどうかを切り換えます。有効にするときはONにします。

●KEY RANG(キー・レンジ)各パートの発音域を設定します。音域によってパッチを鳴らし分けたいときに設定します。

○Lower(キー・レンジ・ロワー)

発音域の最低音を設定します。

○Upper(キー・レンジ・アッパー)

発音域の最高音を設定します。

※パッチにキー・レンジが設定されているときは、パッチと

パフォーマンスのキー・レンジで重複している範囲の鍵に

ついて音が鳴ります。

※ロワーはアッパーより大きな値に、アッパーはロワーより

小さな値に設定できません。設定しようとした場合、ロワ

ーとアッパーの値は同じになって変化します。

※オクターブ・シフト(システム)またはTransposeパラメー

ター(SYS-TEM:CONTROL:KEYBOARD)でXP-50の鍵

盤の鍵域を移動したときは、キー・レンジで設定した発音

域も同じように移動します。

●KEYBOARD(キーボード)

○Octave Shift(オクターブ・シフト)

各パートの音の高さをオクターブ単位で設定します(-3~+3オクターブ)。

■EFFECTS(エフェクト)グループパフォーマンスで使うEFX/コーラス/リバーブの効果をそれぞれ設定します。

●OUTPUT(アウトプット)各パートの出力のしかたを設定します。

○Output Assign(アウトプット・アサイン/アウトプット・

レベル)

各パートの出力についてEFXに通すかどうかを選び、各パートの音量を調節します。

COMMON EFFECTS MIDI PART INFOPERFORMPATCH RHYTHM

SEQUENCERM.SCOPE

CHAIN PLAYSYSTEM

EDIT

I

パフォーマンス・パラメーター

MIX:EFXを通さずにOUTPUTジャックに出力する。EFX:EFXを通してOUTPUTジャックに出力する。PATCH:パートに割り当てているパッチのアウトプット・アサイン(トーンごと)の設定に従う。

※MIXまたはEFXを指定した場合、Output Assignパラメータ

ー(PATCH:EFFECTS:OUTPUT)の設定は無効になりま

す。

○Chorus(コーラス・センド・レベル)

コーラスのかかり具合をパートごとに調節します。

○Reverb(リバーブ・センド・レベル)

リバーブのかかり具合をパートごとに調節します。

●PERFORM EFX TYPE(EFXタイプ)パフォーマンスのEFXを設定します。

※ EFXソースで、いずれかのパートに割り当てられているパッ

チのEFX設定を選んでいるときは、画面の左上にそのパー

ト・ナンバーが表示されます。

○Type(EFXタイプ)

EFXの種類を選びます。詳しくは「EFXのエフェクト・タイプ」(P.45)をご覧ください。

※ EFXソースで、いずれかのパートに割り当てられているパッ

チのEFX設定を選んでいるときは、そのパッチのEFXタイプ

が表示されます。

○Source(EFXソース)

パフォーマンスで使うEFX設定(EFXパラメーターの設定)を選びます。パフォーマンスのEFX設定を使うときはPERFORMを選びます。いずれかのパートに割り当てられているパッチのEFX設定を使うときは、パート・ナンバーを選びます。なお、リズム・セットにはEFXを持っていないのでパート10は選べません。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<パッチのEFX設定を選んだ場合>パッチのEFX設定を選んだ場合、その設定がパフォーマンスのEFX設定画面に表示され、設定も変更できるようになります。変更したパッチのEFX設定を残しておきたいときは、パッチの設定を書き換えてください。また、変更したパッチのEFX設定は他のパッチを選ぶと失われてしまいます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●PERFORM EFX PRM(パフォーマンス・EFXパラメ

ーター)EFXタイプに対応するEFXパラメーターが表示されます。詳しくは「EFXのエフェクト・タイプ」(P.45)をご覧ください。

※ EFXソースで、いずれかのパートに割り当てられているパッ

チのEFX設定を選んでいるときは、画面の左上にそのパー

ト・ナンバーが表示されます。

●PERFORM EFX OUT(パフォーマンス・EFXアウトプ

ット)アウトプット・アサインの設定でEFXを選んだパートについて、出力のしかたを設定します。

※アウトプット・アサインの設定でMIXを選んだパートについ

てはこの画面の設定が無効になります。

※アウトプット・アサインの設定でPATCHを選んだパートの

場合、パッチの各トーンに設定されているアウトプット・

アサインの設定が有効になります。つまり、EFXが選ばれて

いるトーンに対してこの画面の設定が有効になります。

○Mix Out(EFXアウトプット・レベル)

原音とEFX音の音量を調節します。

○Chorus(コーラス・センド・レベル)

EFXを通した音に対するコーラスのかかり具合を調節します。

○Reverb(リバーブ・センド・レベル)

EFXを通した音に対するリバーブのかかり具合を調節します。

●PERFORM EFX CTRL(パフォーマンス・EFXコント

ロール)特定のコントローラーを使ってEFXパラメーターを変化させたいときに設定します。コントロールできるEFXパラメーターの種類はEFXタイプによって異なります。詳しくは「EFXのエフェクト・タイプ」(P.45)をご覧ください。画面上段にはコントロールできるEFXパラメーターが表示されます。EFXパラメーターごとにEFXコントロール・ソースとEFXコントロール・デプスを設定します。

○EFXコントロール・ソース1、2

指定できるMIDIコントローラーは以下のとおりです。すべてのパッチに共通したコントローラーを使うときや、ここでは指定できないコントローラーを使いたいときは、SYS-CTRL1またはSYS-CTRL2を選んだ後、Control 1/2パラメーター(SYSTEM:CONTROL:SYS-CTRL SOURCE)でコントローラーを選びます。OFF:コントローラーを使わないSYS-CTRL1:システムのコントローラー(コントロール1)SYS-CTRL2:システムのコントローラー(コントロール2)MODULATION:モジュレーション(MIDIコントローラー・ナンバー1)BREATH:ブレス(MIDIコントローラー・ナンバー2)FOOT:フット(MIDIコントローラー・ナンバー4)VOLUME:ボリューム(MIDIコントローラー・ナンバー7)PAN:パン(MIDIコントローラー・ナンバー10)EXPRESSION:エクスプレッション(MIDIコントローラー・ナンバー11)BENDER:ピッチ・ベンドAFTERTOUCH:アフタータッチ

○EFXコントロール・デプス1、2

コントローラーの動きに対する変化量を調節します。値を大きくするほど変化が大きくなります。-の値にすると変化が逆になります。

part 2 Type | SourceEFX TYPE 01:STEREO-EQ |PART 2

36

37

●PERFORM CHORUS(パフォーマンス・コーラス)パフォーマンスのコーラス効果を設定します。

※パフォーマンス・モードでは、各パートに割り当てられて

いるパッチのコーラス効果(センド・レベルを除く)は無

効になります。

○Rate(コーラス・レイト)

コーラス音のうねりの速さを調節します。

○Depth(コーラス・デプス)

コーラス音のうねりの深さを調節します。

○Delay(コーラス・プリ・ディレイ)

原音が鳴ってからコーラス音が鳴るまでの時間を調節します。値を大きくするほど広がりのある音になります。

○Fbk(コーラス・フィードバック・レベル)

コーラスを通した音を再びコーラスに戻す(フィードバック)量を調節します。値を大きくするほど変化が激しくなります。

○Level(コーラス・レベル)

コーラス音の音量を調節します。

○Out(コーラス・アウトプット・アサイン)

コーラスとリバーブのつなぎかたを選びます。MIX:コーラス音とリバーブ音をミックスする。

REV:コーラス音にリバーブをかける。

M+R:リバーブをかけないコーラス音とリバーブをかけたコーラス音をミックスする。

●PEFORM REVERB(パフォーマンス・リバーブ)パフォーマンスのリバーブ効果を設定します。

※パフォーマンス・モードでは、各パートに割り当てられて

いるパッチのリバーブ効果(センド・レベルを除く)は無

効になります。

○Type(リバーブ/ディレイ・タイプ)

リバーブの種類を選びます。

ROOM1:残響が短く、密度の濃いリバーブROOM2:残響が短く、密度の薄いリバーブSTAGE1:後部残響音の多いリバーブSTAGE2:初期反射の強いリバーブHALL1:澄んだ響きのリバーブHALL2:豊かな響きのリバーブDELAY:一般的なディレイPAN-DLY:反射音が左右に移動するディレイ

○Time(リバーブ/ディレイ・タイム)

残響時間を調節します。DELAYまたはPAN-DLYのリバーブ・タイプを選んでいるときは、原音が鳴ってから最初のディレイ音が鳴るまでの時間を調節することになります。

○Fbk(ディレイ・フィードバック・レベル)

ディレイ音を再びディレイに戻す(フィードバック)量を調節します。値を大きくするほどディレイ音が持続します。

※リバーブ・タイプでROOM1~HALL2のいずれかを選んでい

る場合、この設定は無効になります。

○HF Damp(リバーブ/ディレイ・HFダンプ)

残響音の高域成分をカットする周波数を調節します。周波数を低くするほど高域成分がカットされ、やわらかな残響音になります。高域成分をカットしないときはBYPASSにします。

○Level(リバーブ/ディレイ・レベル)

残響音(またはディレイ音)の音量を調節します。

■MIDI(ミディ)グループ

●MIDI(MIDI)パートごとにMIDIメッセージの送受信のしかたを設定します。

○Channel(MIDIチャンネル)

パートのMIDIチャンネルを設定します。パートのMIDIチャンネルはMIDIメッセージを受信するためのチャンネルとして使われます。また、鍵盤での演奏操作(MIDIメッセージ)は鍵盤で指定しているパートのMIDIチャンネルで送信されます。

※ Control Channelパラメーター( SYSTEM:MIDI:

PERFORM MIDI)と同じチャンネルに設定した場合、外部

からのMIDIメッセージ(プログラム・チェンジとバンク・

セレクト)でパッチを切り換えようとしてもパフォーマン

スが切り換わります。パッチを切り換えたいときは、コン

トロール・チャンネルを他のナンバーに変更してください。

○Rx(レシーブ・スイッチ)

MIDIメッセージを受信するかどうかをパートごとに切り換えます。OFFにした場合、鍵盤からそのパートを鳴らせますが、内蔵シーケンサーと外部MIDI機器からは鳴らすことができません。通常はONにしておきますが、ソングの再生などで特定のパートの音を鳴らしたくないときにOFFにします。

※この設定は、RXボタンのインジケーターを点灯させてから

PARTボタンで切り換えられます。

OUTPUT

OUTPUT

OUTPUT

○Tx(トランスミット・スイッチ)

コントローラー部からMIDIメッセージを送信するかどうかをパートごとに切り換えます。OFFにした場合、鍵盤からそのパートは鳴らせますが、演奏操作(MIDIメッセージ)はMIDI OUTコネクターから送信されません。通常はONにしておきますが、XP-50で外部音源をコントロールしたくないときはOFFにします。

※この設定は、TXボタンのインジケーターを点灯させてから

PARTボタンで切り換えられます。ただし、今選んでいるパ

フォーマンスのKey Modeパラメーター(PERFORM:

COMMON:PERFORM COMMON)がSINGLEに設定され

ているときは切り換えできません。

○Local(ローカル・スイッチ)

コントローラー部と内部音源を切り離すかどうかをパートごとに切り換えます。OFFにした場合、鍵盤からはそのパートを鳴らせませんが、その演奏操作(MIDIメッセージ)はMIDI OUTコネクターから送信されます。通常はONにしておきますが、XP-50で外部音源だけをコントロールしたいときなどはOFFにします。

※この設定は、RXボタンとTXボタンを同時に押して両方のボ

タンのインジケーターを点灯させた後、PARTボタンで切り

換えられます。ただし、今選んでいるパフォーマンスのKey

Modeパラメーター(PERFORM:COMMON:PERFORM

COMMON)がSINGLEに設定されているときは切り換えで

きません。

●RxSWITCH(レシーブ・スイッチ)パートごとに、特定のMIDIメッセージについて受信するかどうかを設定します。

○Volume(レシーブ・ボリューム・スイッチ)

ボリューム・メッセージを受信するときはON、受信しないときはOFFにします。

○Hold-1(レシーブ・ホールド1・スイッチ)

ホールド1・メッセージを受信するときはON、受信しないときはOFFにします。

○Program Change(レシーブ・プログラム・チェンジ・スイッチ)

プログラム・チェンジ・メッセージを受信するときはON、受信しないときはOFFにします。

※プログラム・チェンジ・メッセージを受信するときは、

Program Changeパラメーター(SYSTEM:MIDI:

RECEIVE)をONにしてください。

●TRANSMIT(トランスミット・バンク・セレクト)

○BankSelectGroup(トランスミット・バンク・セレクト・グ

ループ)

パフォーマンスを切り換えたときの、各パートに割り当てられているパッチ/リズム・セットのバンク・セレクト・メッセージとプログラム・チェンジ・メッセージの送信方法を選びます。通常はPATCHにしておきますが、外部MIDI機器をコントロールするときは外部MIDI機器の仕様に合わせてバンク・セレクト・メッセージの送信のしかたを選びます。

PATCH:パフォーマンスを切り換えても、各パートに割り当てられているパッチ/リズム・セットのバンク・セレクト・メッセージとプログラム・チェンジ・メッセージを送信しない。BS1~7:パフォーマンスを切り換えた場合、各パートに割り当てられているパッチ/リズム・セットのバンク・セレクト・メッセージとプログラム・チェンジ・メッセージを送信する。このときに送信されるバンク・セレクト・ナンバーは、指定しているバンク・セレクト・グループ(BS1~7)の設定に従う。各バンク・セレクト・グループのバンク・セレクト・ナンバーはBANK-SEL GROUP画面(SYSTEM:MIDI)で設定する。

※ Txパラメーター(PERFROM:MIDI:MIDI)がオフに設定

されているパートについてはバンク・セレクト・メッセー

ジとプログラム・チェンジ・メッセージが送信されません。

○Transmit Volume(トランスミット・ボリューム)

パフォーマンスを切り換えたときにボリューム・メッセージもいっしょに送信するときは、送信したい値を設定します。送信しないときはOFFにします。

■PART(パート)グループ

●PATCH(パッチ)パートに割り当てるパッチを選びます。

○Group(パッチ・グループ)

パッチ(パート10はリズム・セット)のグループを選びます。USER:ユーザー・メモリーPR-A~C:プリセット・メモリーA~CGM:プリセット・メモリーGMXP-A~D:ウェーブ・エクスパンション・ボードA~D

※装着されていないウェーブ・エクスパンション・ボードの

グループは選べません。

○Number(パッチ・ナンバー)

パッチのナンバーを選びます。( )内には選んだパッチの名前が表示されます。

●SETTING(セッティング)各パートの音量、パン、ピッチについて設定します。

○Level(レベル)

各パートの音量を調節します。各パートの音量バランスを調節するときに設定します。

○Pan(パン)

各パートの定位を調節します。L64で最も左、0で中央、63Rで最も右に定位します。

○Coarse(コース・チューン)

各パートのピッチを半音単位で設定します(-4~+4オクターブ)。

○Fine(ファイン・チューン)

コース・チューンで設定したピッチを1セント単位で微調節します(-50~+50セント)。

※ 1セントは100分の1半音です。

38

39

●RESERVE(ボイス・リザーブ)

○Voice Reserve(ボイス・リザーブ)

発音数が64音を越えたときの各パートで確保する音数をそれぞれ設定します。

※ボイス・リザーブの値は各パートの設定値の合計が64音に

なるまで設定できます。パラメーター名の右(rest=)には

設定できる残りの音数を表示しています。表示を確認しな

がら設定してください。

■INFO(インフォメーション)グループ

●INFO(パート・インフォメーション)このグループの画面では、いろいろなコントロールをするMIDIメッセージの受信状態などをパートごとに確認できます。鍵盤、シーケンサー、または外部MIDIコントローラーからの操作に対して正しく音源が反応しているかを確認するときに便利です。

○Mod(モジュレーション)

○Breath(ブレス)

○Foot(フット)

○Vol(ボリューム)

○Pan(パン)

○Exp(エクスプレッション)

○Hold(ホールド)

○Bend(ベンダー)

○Aft(アフタータッチ)

○Sys1(システム・コントロール1)

Control 1パラメーター(SYSTEM:CONTROL:SYS-CTRLSOURCE)で設定されているMIDIメッセージ

○Sys2(システム・コントロール2)

Control 2パラメーター(SYSTEM:CONTROL:SYS-CTRLSOURCE)で設定されているMIDIメッセージ

○Voices(ボイス)

発音数・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<MIDIメッセージの送信>INFO画面で表示の値(Voiceを除く)を変更した場合、変更した値のMIDIメッセージが内部音源と外部MIDI機器に送信されます。送信のしかたは、今選んでいるパフォーマンスの設定によって異なります。シングルに設定されているパフォーマンスを選んでいる場合は、指定のパートにMIDIメッセージが送信され、同時にそのパートのMIDIチャンネルで外部MIDI機器に送信されます。レイヤーに設定されているパフォーマンスを選んでいる場合は、Txパラメーター(PERFORM:MIDI:MIDI)がONに設定されているすべてのパートにMIDIメッセージが送信され、同時にそれらのパートのMIDIチャンネルで外部MIDI機器に送信されます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■COMMON(コモン)グループ

●RHYTHM NAME(リズム・セット・ネーム)リズム・セットの名前をつけます(12文字以内)。

■EFFECTS(エフェクト)グループ

※リズム・セットでは、現在パフォーマンス・モードで選ば

れているパフォーマンスのエフェクト設定が使われます。

リズム・セット・モードでもパフォーマンスのエフェクト

設定は変更できますが、リズム・セットの設定として保存

できません。エフェクト設定を残しておきたいときは、パ

フォーマンスの設定として保存してください。

●OUTPUT(アウトプット)鍵ごとに出力のしかたを設定します。

○Output Assign(アウトプット・アサイン/アウトプット・

レベル)

各鍵の出力についてEFXを通すかどうかを選び、各鍵の音量を調節します。MIX:EFXを通さずにOUTPUTジャックに出力する。EFX:EFXを通してOUTPUTジャックに出力する。

○Chorus(コーラス・センド・レベル)

コーラスのかかり具合を鍵ごとに調節します。

○Reverb(リバーブ・センド・レベル)

リバーブのかかり具合を鍵ごとに調節します。

●PERFORM EFX TYPE(パフォーマンス・EFXタイプ)

※ EFXソースで、いずれかのパートに割り当てられているパッ

チのEFX設定を選んでいるときは、画面の左上にそのパー

ト・ナンバーが表示されます。

○Type(EFXタイプ)

EFXの種類を選びます。詳しくは「EFXのエフェクト・タイプ」(P.45)をご覧ください。

※ EFXソースで、いずれかのパートに割り当てられているパッ

チのEFX設定を選んでいるときは、そのパッチのEFXタイプ

が表示されます。

○Source(EFXソース)

パフォーマンスで使うEFX設定(EFXパラメーターの設定)を選びます。パフォーマンスのEFX設定を使うときはPERFORMを選びます。いずれかのパートに割り当てられているパッチのEFX設定を使うときは、パート・ナンバーを選びます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<パッチのEFX設定を選んだ場合>パッチのEFX設定を選んだ場合、その設定がパフォーマンスのEFX設定画面に表示され、設定も変更できるようになります。変更したパッチのEFX設定を残しておきたいときは、パッチの設定を書き換えてください。また、変更したパッチのEFX設定は他のパッチを選ぶと失われてしまいます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●PERFORM EFX PRM(パフォーマンス・EFXパラメ

ーター)EFXタイプに対応するEFXパラメーターが表示されます。詳しくは「EFXのエフェクト・タイプ」(P.45)をご覧ください。

※ EFXソースで、いずれかのパートに割り当てられているパッ

チのEFX設定を選んでいるときは、画面の左上にそのパー

ト・ナンバーが表示されます。

●PERFORM EFX OUT(パフォーマンス・EFXアウトプ

ット)アウトプット・アサインの設定でEFXを選んだ鍵について、出力のしかたを設定します。

※アウトプット・アサインの設定でMIXを選んだ鍵については

この画面の設定が無効になります。

○Mix Out(EFXアウトプット・レベル)

原音とEFX音の音量を調節します。

○Chorus(コーラス・センド・レベル)

EFXを通した音に対するコーラスのかかり具合を調節します。

○Reverb(リバーブ・センド・レベル)

EFXを通した音に対するリバーブのかかり具合を調節します。

●PERFORM EFX CTRL(パフォーマンス・EFXコント

ロール)特定のコントローラーを使ってEFXパラメーターを変化させたいときに設定します。コントロールできるEFXパラメーターの数と種類はEFXタイプによって異なります。詳しくは「EFXのエフェクト・タイプ」(P.45)をご覧ください。画面上段にはコントロールできるEFXパラメーターが表示されます。EFXパラメーターごとにEFXコントロール・ソースとEFXコントロール・デプスを設定します。

○EFXコントロール・ソース1、2

指定できるMIDIコントローラーは以下のとおりです。すべてのパッチに共通したコントローラーを使うときや、ここでは指定できないコントローラーを使いたいときは、SYS-CTRL1またはSYS-CTRL2を選んだ後、Control 1/2パラメーター(SYSTEM:CONTROL:SYS-CTRL SOURCE)でコントローラーを選びます。OFF:コントローラーを使わないSYS-CTRL1:システムのコントローラー(コントロール1)SYS-CTRL2:システムのコントローラー(コントロール2)MODULATION:モジュレーション(MIDIコントローラー・ナンバー1)

COMMON EFFECTS CONTROL WAVE LFO PITCH TVF TVAPERFORM

PATCH RHYTHMSEQUENCER

M.SCOPECHAIN PLAY

SYSTEM

EDIT

I

40

リズム・セット・パラメーター

41

BREATH:ブレス(MIDIコントローラー・ナンバー2)FOOT:フット(MIDIコントローラー・ナンバー4)VOLUME:ボリューム(MIDIコントローラー・ナンバー7)PAN:パン(MIDIコントローラー・ナンバー10)EXPRESSION:エクスプレッション(MIDIコントローラー・ナンバー11)BENDER:ピッチ・ベンドAFTERTOUCH:アフタータッチ

○EFXコントロール・デプス1、2

コントローラーの動きに対する変化量を調節します。値を大きくするほど変化が大きくなります。-の値にすると変化が逆になります。

●PERFORM CHORUS(パフォーマンス・コーラス)パフォーマンスのコーラス効果を設定します。

※パフォーマンス・モードでは、各パートに割り当てられて

いるパッチのコーラス効果(センド・レベルを除く)は無

効になります。

○Rate(コーラス・レイト)

コーラス音のうねりの速さを調節します。

○Depth(コーラス・デプス)

コーラス音のうねりの深さを調節します。

○Delay(コーラス・プリ・ディレイ)

原音が鳴ってからコーラス音が鳴るまでの時間を調節します。値を大きくするほど広がりのある音になります。

○Fbk(コーラス・フィードバック・レベル)

コーラスを通した音を再びコーラスに戻す(フィードバック)量を調節します。値を大きくするほど変化が激しくなります。

○Level(コーラス・レベル)

コーラス音の音量を調節します。

○Out(コーラス・アウトプット・アサイン)

コーラスとリバーブのつなぎかたを選びます。MIX:コーラス音とリバーブ音をミックスする。

REV:コーラス音にリバーブをかける。

M+R:リバーブをかけないコーラス音とリバーブをかけたコーラス音をミックスする。

●PEFORM REVERB(パフォーマンス・リバーブ)パフォーマンスのリバーブ効果を設定します。

※パフォーマンス・モードでは、各パートに割り当てられて

いるパッチのリバーブ効果(センド・レベルを除く)は無

効になります。

○Type(リバーブ/ディレイ・タイプ)

リバーブの種類を選びます。ROOM1:残響が短く、密度の濃いリバーブROOM2:残響が短く、密度の薄いリバーブSTAGE1:後部残響音の多いリバーブSTAGE2:初期反射の強いリバーブHALL1:澄んだ響きのリバーブHALL2:豊かな響きのリバーブDELAY:一般的なディレイPAN-DLY:反射音が左右に移動するディレイ

○Time(リバーブ/ディレイ・タイム)

残響時間を調節します。DELAYまたはPAN-DLYのリバーブ・タイプを選んでいるときは、原音が鳴ってから最初のディレイ音が鳴るまでの時間を調節することになります。

○Fbk(ディレイ・フィードバック・レベル)

ディレイ音を再びディレイに戻す(フィードバック)量を調節します。値を大きくするほどディレイ音が持続します。

※リバーブ・タイプでROOM1~HALL2のいずれかを選んでい

る場合、この設定は無効になります。

○HF Damp(リバーブ/ディレイ・HFダンプ)

残響音の高域成分をカットする周波数を調節します。周波数を低くするほど高域成分がカットされ、やわらかな残響音になります。高域成分をカットしないときはBYPASSにします。

○Level(リバーブ/ディレイ・レベル)

残響音(またはディレイ音)の音量を調節します。

■CONTROL(コントロール)グループコントローラー類の機能や、各リズム・セットの発音のしかたについて設定します。

●CONTROL(コントロール)鍵ごとにコントロールのしかたを設定します。

○Bend Range(ベンド・レンジ)

ピッチ・ベンド・レバーを動かしたときのピッチの変化量を半音単位で設定します(最大+1オクターブ)。

OUTPUT

OUTPUT

OUTPUT

○Env Mode(エンベロープ・モード)

ループ波形のウェーブを選んでいる場合、通常鍵を押している間は音が鳴り続けます。鍵を押していても自然に音を減衰させたいときはNO-SUSを選びます。

※ワン・ショット波形のウェーブを選んでいるときは、

SUSTAINを選んでも音は持続しません。

○Mute Group(ミュート・グループ)

ミュート・グループは、同じ設定値のリズム・トーンを同時に鳴らさないようにする機能です。例えば、アコースティックのドラム・セットを考えた場合、オープン・ハイハットとクローズド・ハイハットは同時に鳴らせません。このような状況をXP-50で再現したいときは、各ハイハットのミュート・グループのナンバーを同じにします。ミュート・グループは31個まで設定できます。ミュートしないときはOFFにします。

●RxSWITCH(レシーブ・スイッチ)ボリューム/パン/ホールド1のMIDIメッセージの受信について鍵ごとに設定します。

○Volume(レシーブ・ボリューム・スイッチ)

ボリューム・メッセージを受信するときはON、受信しないときはOFFにします。

※ボリューム・メッセージを受信したいときは、今選んでい

るパフォーマンスでパート10のVolumeパラメーター

(PERFORM:MIDI:RxSWITCH)がONに設定されていな

いと受信できません。

○Pan(レシーブ・パン・コントロール・スイッチ)

パン・メッセージの受信のしかたを選びます。OFF:受信しない。CONT:メッセージを受信するといつでも指定の定位に変える。KEY-ON:音を鳴らしたときに指定の定位に変える。発音中にメッセージを受信したときは次の鍵を押すまで指定の定位に変わらない。

○Hold-1(レシーブ・ホールド1・スイッチ)

ホールド1・メッセージを受信するときはON、受信しないときはOFFにします。

※ホールド1・メッセージを受信したいときは、今選んでいる

パフォーマンスでパート10のHo l d - 1パラメーター

(PERFORM:MIDI:RxSWITCH)がONに設定されていな

いと受信できません。

■WAVE(ウェーブ)グループ各鍵に割り当てるリズム・トーンの基本波形(ウェーブ)について設定します。

●WAVE(ウェーブ)

○Group(ウェーブ・グループ)

ウェーブのグループを選びます。

INT-A, B:インターナルA、BEXP-A~D:ウェーブ・エクスパンション・ボードA~D

※装着されていないウェーブ・エクスパンション・ボードの

グループは選べません。

○Number(ウェーブ・ナンバー)

ウェーブのナンバーを選びます。( )内には選んだウェーブの名前が表示されます。

○Gain(ウェーブ・ゲイン)

ウェーブのゲイン(利得)を調節します。設定範囲は-6~+12dBで、値は6dBずつ変わります。6dB上がるとゲインが2倍になります。

○Switch(キー・スイッチ)

音を鳴らす鍵はON、音を鳴らさない鍵はOFFにします。

■PITCH(ピッチ)グループ各鍵のリズム・トーンのピッチについて設定します。

●PITCH(ピッチ)リズム・トーンの基準ピッチを設定します。

○Coarse(コース・チューン)

リズム・トーンを鳴らしたいピッチに対応する鍵を選びます。

○Fine(ファイン・チューン)

ピッチを1セント単位で微調節します(-50~+50セント)。

※ 1セントは100分の1半音です。

○Random(ランダム・ピッチ・デプス)

鍵を押すごとにピッチを不規則に変化させるときは、その変化幅を設定します。不規則に変化させないときは0にします。値の単位はセントです。

○Env Depth(ピッチ・エンベロープ・デプス)

ピッチ・エンベロープの効き具合いを調節します。値を大きくするほど変化が大きくなります。-の値にするとエンベロープの変化が逆になります。

●PCH VELOCITY(ピッチ・ベロシティー)鍵盤タッチに対するピッチ・エンベロープの変化を設定します。

○Velocity Sens(ピッチ・エンベロープ・ベロシティー・センス)

鍵盤タッチでピッチ・エンベロープの効き具合を変化させるときに設定します。値を大きくするほど、鍵を弱く押さえたときと強く押さえたときの変化が大きくなります。-の値にすると変化が逆になります。

○Velocity Time(ピッチ・エンベロープ・タイム・ベロシティ

ー・センス)

鍵盤タッチでピッチ・エンベロープ全体の時間を変化させるときに設定します。値を大きくするほど、鍵を弱く押さえたときと強く押さえたときの時間変化が大きくなります。-の値にすると変化が逆になります。

42

43

●PCH ENVELOPE(ピッチ・エンベロープ)ピッチ・エンベロープ(時間の経過にともなうピッチの変化)を設定します。

○T1~4(ピッチ・エンベロープ・タイム1~4)

次のポイントのピッチに達するまでの時間をそれぞれ設定します。

○L1~4(ピッチ・エンベロープ・レベル1~4)

基準ピッチに対するピッチ変化をポイントごとに設定します。

■TVFグループTVF(Time Variant Filter)はフィルターを使って音の周波数成分を変化させます。

●FILTER(フィルター)TVFのフィルターについて設定します。

○Type(フィルター・タイプ)

フィルターの種類を選びます。OFF:フィルターを使わない。LPF(ローパス・フィルター):カットオフ・フリケンシーより高域成分をカットする。シンセサイザーの基本のフィルター。BPF(バンド・パス・フィルター):カットオフ・フリケンシー付近の周波数成分だけを残す。HPF(ハイ・パス・フィルター):カットオフ・フリケンシーより低域成分をカットする。PKG(ピーキング・フィルター):カットオフ・フリケンシー付近の周波数成分を強調する。

○Cutoff(カットオフ・フリケンシー)

フィルターの基準周波数を設定します。

○Resonance(レゾナンス)

カットオフ・フリケンシー付近の周波数成分を強調します。設定によっては、値を上げすぎると発振して音が歪むことがあります。

○Env Depth(TVFエンベロープ・デプス)

TVFエンベロープの効き具合いを調節します。値を大きくするほど変化が大きくなります。-の値にするとエンベロープの変化が逆になります。

●TVF VELOCITY(TVFベロシティー)

○V-Sens(TVFエンベロープ・ベロシティー・センス)

鍵盤タッチでTVFエンベロープの効き具合を変化させるときに設定します。値を大きくするほど、鍵を弱く押さえたときと強く押さえたときの変化が大きくなります。-の値にすると変化が逆になります。

○V-Time(TVFエンベロープ・タイム・ベロシティー・センス)

鍵盤タッチでTVFエンベロープの時間を変化させるときに設定します。値を大きくするほど、鍵を弱く押さえたときと強く押さえたときの時間変化が大きくなります。-の値にすると変化が逆になります。

○V-Resonance(レゾナンス・ベロシティー・センス)

鍵盤タッチでレゾナンスを変化させるときに設定します。値を大きくするほど、鍵を弱く押さえたときと強く押さえたときの変化が大きくなります。-の値にすると変化が逆になります。

●TVF ENVELOPE(TVFエンベロープ)TVFエンベロープ(時間の経過にともなうカットオフ・フリケンシーの変化)を設定します。

○T1~4(TVFエンベロープ・タイム1~4)

次のポイントの周波数に達するまでの時間をそれぞれ設定します。

○L1~4(TVFエンベロープ・レベル1~4)

基準のカットオフ・フリケンシーに対する周波数変化をポイントごとに設定します。

■TVAグループTVA(Time Variant Amplifier )は音量の変化と音の定位を設定します。

●TVA

○Level(レベル)

リズム・トーンの基準となる音量を調節します。各リズム・トーンの音量バランスを調節するときに設定します。

○Pan(パン)

リズム・トーンのパンを調節します。L64で最も左、0で中央、63Rで最も右に定位します。

T1 T2 T3 T4

L3

L4L2

L1

LPF BPF HPF PKG

T1 T2 T3 T4

L3

L1

L2

L4

○Random(ランダム・パン・デプス)

定位を不規則に変化させるときの変化幅を設定します。不規則に変化させないときは0にします。

○Alternate(オルタネイト・パン・デプス)

鍵を押すたび、左右交互に定位を移動させるときに設定します。値を大きくするほど変化幅が大きくなります。値にはLとRがあり、左右に定位する順番が逆になります。2つのリズム・トーンの定位を交互に入れ換えたいときは、各リズム・トーンのLとRを逆にします。

●TVA VELOCITY(TVAベロシティー)鍵盤タッチに対するTVAエンベロープの時間変化を設定します。

○Velocity Sens(TVAエンベロープ・ベロシティー・センス)

鍵盤タッチでTVAエンベロープの効き具合を変化させるときに設定します。値を大きくするほど、鍵を弱く押さえたときと強く押さえたときの変化が大きくなります。-の値にすると変化が逆になります。

○Velocity Time(TVAエンベロープ・タイム・ベロシティー・

センス)

鍵盤タッチでTVAエンベロープの時間を変化させるときに設定します。値を大きくするほど、鍵を弱く押さえたときと強く押さえたときの時間変化が大きくなります。-の値にすると変化が逆になります。

●TVA ENVELOPE(TVAエンベロープ)TVAエンベロープ(時間の経過にともなうTVAレベルの変化)を設定します。

○T1~4(TVAエンベロープ・タイム1~4)

次のポイントの音量に達するまでの時間をそれぞれ設定します。

○L1~3(TVAエンベロープ・レベル1~3)

基準のTVAレベルに対する音量変化をポイントごとに設定します。

T1 T2 T3 T4

L3

L1L2

44

45

EFXには40種類のエフェクト・タイプがあります。エフェクト・タイプの中には2種類のエフェクトを直列または並列に接続したものもあります。

※「#」記号のついているパラメーターは特定のコントロー

ラーを使って値を変化させることができます。どのように

コントロールするかは、パッチまたはパフォーマンスのEFX

コントロール画面(PATCH:EFFECTS:PATCH EFX

CTRL、またはPERFORM:EFFECTS:PERFORM EFX

CTRL)で設定します。

EFXコントロール・ソースは、パッチごとまたはパフォーマンスごとに設定できます。

●1:STEREO-EQ(ステレオ・イコライザー)4バンド(低域、中域×2、高域)のステレオ・イコライザーです。

○LowFreq(ロー・フリケンシー)

低域の基準周波数(200Hz/400Hz)を選びます。

○LowGain(ロー・ゲイン)

ロー・フリケンシーのゲインを調節します。

○Hi Freq(ハイ・フリケンシー)

高域の基準周波数(4000Hz/8000Hz)を選びます。

○Hi Gain(ハイ・ゲイン)

ハイ・フリケンシーのゲインを調節します。

○P1 Freq(ピーキング1・フリケンシー)

ピーキング1(中域)の基準周波数を選びます。

○P1 Q(ピーキング1・Q)

ピーキング1・Qは、ピーキング1・フリケンシーを中心にしたゲインの変化範囲を調節します。値を大きくするほど変化範囲が狭くなります。

○P1 Gain(ピーキング1・ゲイン)

ピーキング1のフリケンシーとQで設定した範囲のゲインを調節します。

○P2 Freq(ピーキング2・フリケンシー)

ピーキング2(中域)の基準周波数を選びます。

○P2 Q(ピーキング2・Q)

ピーキング2・Qは、ピーキング2・フリケンシーを中心にしたゲインの変化幅を調節します。値を大きくするほど変化幅が狭くなります。

○P2 Gain(ピーキング2・ゲイン)

ピーキング2のフリケンシーとQで設定した範囲のゲインを調節します。

○Level(アウトプット・レベル)#

出力レベルを調節します。

●2:OVERDRIVE(オーバードライブ)オーバードライブは真空管アンプのようなやわらかな歪みが得られます。

○Drive(ドライブ)#

歪み具合を調節します。歪み具合といっしょに音量も変わります。

○Level(アウトプット・レベル)

出力レベルを調節します。

○LowGain(ロー・ゲイン)

低域のゲインを調節します。

○Hi Gain(ハイ・ゲイン)

高域のゲインを調節します。

○Amp Type(アンプ・シミュレーター・タイプ)

ギター・アンプの種類を選びます。SMALL:小型アンプBUILT-IN:ビルト・イン・タイプのアンプ2-STACK:大型2段積みアンプ3-STACK:大型3段積みアンプ

○Pan(アウトプット・パン)#

出力される音の定位を調節します。L64で最も左、0で中央、63Rで最も右に定位します。

●3:DISTORTION(ディストーション)ディストーションはオーバードライブよりも激しい歪みが得られます。

○Drive(ドライブ)#

歪み具合を調節します。歪み具合といっしょに音量も変わります。

○Level(アウトプット・レベル)

出力レベルを調節します。

○LowGain(ロー・ゲイン)

低域のゲインを調節します。

○Hi Gain(ハイ・ゲイン)

高域のゲインを調節します。

○Amp Type(アンプ・シミュレーター・タイプ)

ギター・アンプの種類を選びます。SMALL:小型アンプBUILT-IN:ビルト・イン・タイプのアンプ2-STACK:大型2段積みアンプ3-STACK:大型3段積みアンプ

L

R

EQ

EQ

AmpSimulator EQ Pan

L

R

Overdrive

AmpSimulator EQ Pan

L

R

Distortion

EFXのエフェクト・タイプ

○Pan(アウトプット・パン)#

出力される音の定位を調節します。L64で最も左、0で中央、63Rで最も右に定位します。

●4:PHASER(フェイザー)フェイザーは原音に位相をずらした音を加えることで音にうねりを与え、広がり感や奥行き感が得られます。

○Manual(マニュアル)#

音をうねらせる基準の周波数を調節します。

○Rate(レイト)#

うねりの周期を調節します。

○Depth(デプス)

うねりの深さを調節します。

○Res(レゾナンス)

マニュアルで設定した基準周波数付近の周波数成分を強調します。

○Mix(ミックス・レベル)

位相をずらせた音を原音に混ぜ合わせる割合を調節します。

○Pan(アウトプット・パン)

出力される音の定位を調節します。L64で最も左、0で中央、63Rで最も右に定位します。

○Level(アウトプット・レベル)

出力レベルを調節します。

●5:SPECTRUM(スペクトラム)スペクトラムはフィルターの一種で、特定の周波数のレベルを増減させて音色を変えます。イコライザーと働きが似ていますが、音色のクセをつけるのに最適な8つの周波数が決められているので、より特徴のある音が作れます。

○Band 1(バンド1・ゲイン)

250Hzのゲインを調節します。

○Band 2(バンド2・ゲイン)

500Hzのゲインを調節します。

○Band 3(バンド3・ゲイン)

1kHzのゲインを調節します。

○Band 4(バンド4・ゲイン)

1250Hzのゲインを調節します。

○Band 5(バンド5・ゲイン)

2000Hzのゲインを調節します。

○Band 6(バンド6・ゲイン)

3150Hzのゲインを調節します。

○Band 7(バンド7・ゲイン)

4000Hzのゲインを調節します。

○Band 8(バンド8・ゲイン)

8000Hzのゲインを調節します。

○Width(バンド・ウィズ)

レベルを変化させる帯域幅を各バンド共通で調節します。

○Pan(アウトプット・パン)#

出力される音の定位を調節します。L64で最も左、0で中央、63Rで最も右に定位します。

○Level(アウトプット・レベル)#

出力レベルを調節します。

●6:ENHANCER(エンハンサー)エンハンサーは高域の倍音成分をコントロールすることにより、音にメリハリをつけたり、音ヌケをよくしたりします。

○Sens(センス)#

エンハンサーのかかり具合を調節します。

○Mix(ミックス・レベル)#

エンハンサーで生成された倍音を原音に混ぜ合わせる割合について調節します。

○LowGain(ロー・ゲイン)

低域のゲインを調節します。

○Hi Gain(ハイ・ゲイン)

高域のゲインを調節します。

○Level(アウトプット・レベル)

出力レベルを調節します。

●7:AUTO-WAH(オート・ワウ)オート・ワウはフィルターを周期的に動かすことで、音色を周期的に変化させられます。

○Filter(フィルター・タイプ)

フィルターの種類を選びます。LPF:広い周波数範囲でワウ効果が得らる。BPF:狭い周波数範囲でワウ効果が得らる。

○Sens(センス)

フィルターを変化させる感度を調節します。

○Manual(マニュアル)#

効果を与える基準周波数を調節します。

Phaser Pan

L

R

L

R

Spectrum Pan

L

R

EQ

EQ

Enhancer

Enhancer

L

R

Wah

46

47

○Peak(ピーク)

基準周波数付近のワウ効果のかかり具合を調節します。値を小さくすると基準周波数周辺の広い範囲で、値を大きくすると狭い範囲でワウ効果が得られます。

○Rate(レイト)#

揺れの周期を調節します。

○Depth(デプス)

揺れの深さを調節します。

○Level(アウトプット・レベル)

出力レベルを調節します。

●8:ROTARY(ロータリー)ロータリーは往年の回転スピーカー・サウンドをシミュレートしたエフェクターです。高域と低域のローターの動作をそれぞれ独立して設定できるので、独特のうねり感をリアルに再現できます。オルガンのパッチに最も効果があります。

○LowSlow(ロー・フリケンシー・スロー・レイト)

低域ローターの低速回転時(SLOW)の周期を調節します。

○LowFast(ロー・フリケンシー・ファースト・レイト)

低域ローターの高速回転時(FAST)の周期を調節します。

○LowAccl(ロー・フリケンシー・アクセラレーション)

低速回転から高速回転(または高速回転から低速回転)に切り換えたときの、低域ローターの回転周期が落ちつくまでの時間を調節します。値を小さくするほど時間がかかります。

○Low Lvl(ロー・フリケンシー・レベル)

低域ローターの音量を調節します。

○Hi Slow(ハイ・フリケンシー・スロー・レイト)

高域ローターの低速回転時(SLOW)の周期を調節します。

○Hi Fast(ハイ・フリーケンシー・ファースト・レイト)

高域ローターの高速回転時(FAST)の周期を調節します。

○Hi Accl(ハイ・フリケンシー・アクセラレーション)

低速回転から高速回転(または高速回転から低速回転)に切り換えたときの、高域ローターの回転周期が落ちつくまでの時間を調節します。値を小さくするほど時間がかかります。

○Hi Lvl(ハイ・フリケンシー・レベル)

高域ローターの音量を調節します。

○Separation(セパレーション)

音の広がり具合を調節します。

○Speed(スピード)#

低域ローターと高域ローターの回転速度を同時に切り換えます。SLOW:指定の回転周期(Low Slow/Hi Slowの値)に下げるFAST:指定の回転周期(Low Fast/Hi Fastの値)に上げる

○Level(アウトプット・レベル)#

出力レベルを調節します。

●9:COMPRESSOR(コンプレッサー)コンプレッサーは大きなレベルの音を抑え、小さなレベルの音を持ち上げることで、音量のバラツキを抑えます。

○Attack(アタック)

音を入力したときの音の立ち上がり時間を調節します。

○Sustain(サスティン)

小さなレベルの音を持ち上げて一定の音量に達するまでの時間を調節します。

○Post Gain(ポスト・ゲイン)

入力ゲインを調節します。

○LowGain(ロー・ゲイン)

低域のゲインを調節します。

○Hi Gain(ハイ・ゲイン)

高域のゲインを調節します。

○Pan(アウトプット・パン)#

出力される音の定位を調節します。L64で最も左、0で中央、63Rで最も右に定位します。

○Level(アウトプット・レベル)#

出力レベルを調節します。

●10:LIMITER(リミッター)リミッターは指定の音量レベルより大きな音を圧縮し、音の歪みを抑えます。

○Thresh(スレッショルド・レベル)

圧縮を始める音量レベルを調節します。

○Ratio(コンプレッション・レシオ)

圧縮率を調節します。

○Release(リリース・タイム)

音量がスレッショルド・レベル以下になってから効果がなくなるまでの時間を調節します。

○Gain(ポスト・ゲイン)

入力ゲインを調節します。

○LowGain(ロー・ゲイン)

低域のゲインを調節します。

○Hi Gain(ハイ・ゲイン)

高域のゲインを調節します。

○Pan(アウトプット・パン)#

出力される音の定位を調節します。L64で最も左、0で中央、63Rで最も右に定位します。

○Level(アウトプット・レベル)#

出力レベルを調節します。

L

R

Rotary

L

R

Compressor EQ Pan

L

R

Limiter EQ Pan

●11:HEXA-CHORUS(ヘキサ・コーラス)ヘキサ・コーラスは音に厚みと広がりを与える6相コーラス(6つのコーラス音が重なる)です。

○Pre Dly(プリ・ディレイ・タイム)

原音が鳴ってからエフェクト音が鳴るまでの時間を調節します。

○Rate(レイト)#

揺れの周期を調節します。

○Depth(デプス)

揺れの深さを調節します。

○Dly Dev(プリ・ディレイ・デビエーション)

プリ・ディレイは原音が鳴ってからコーラス音が鳴るまでの時間です。ここでは、各コーラス音のプリ・ディレイの差を調節します。

○Dpt Dev(デプス・デビエーション)

各コーラス音の揺れの深さの差を調節します。

○Pan Dev(パン・デビエーション)

各コーラス音の定位の差を調節します。0ですべてのコーラス音の定位が中央になります。20にすると、中央の定位を基準に各コーラス音が30度間隔で定位します。

○Balance(エフェクト・バランス)#

原音とエフェクト音の音量バランスを調節します。

○Level(アウトプット・レベル)

出力レベルを調節します。

●12:TREMOLO-CHORUS(トレモロ・コーラス)トレモロ・コーラスはトレモロ効果(音量を周期的に揺らす)がつけられるコーラスです。

○Pre Dly(プリ・ディレイ・タイム)

原音が鳴ってからコーラス音が鳴るまでの時間を調節します。

○ChoRate(コーラス・レイト)

コーラス効果の揺れの周期を調節します。

○Cho Dpt(コーラス・デプス)

コーラス効果の揺れの深さを調節します。

○Phase(トレモロ・フェイズ)

トレモロ効果の広がり具合を調節します。

○TrmRate(トレモロ・レイト)#

トレモロ効果の揺れの周期を調節します。

○Trm Sep(トレモロ・セパレーション)

トレモロ効果の広がり具合を調節します。

○Balance(エフェクト・バランス)#

原音とエフェクト音の音量バランスを調節します。

○Level(アウトプット・レベル)

出力レベルを調節します。

●13:SPACE-D(スペースD)スペースDは2相のモジュレーションをステレオでかける多重コーラスです。変調感はありませんが、透明感のあるコーラス効果が得られます。

○Pre Dly(プリ・ディレイ・タイム)

原音が鳴ってからコーラス音が鳴るまでの時間を調節します。

○Rate(レイト)#

揺れの周期を調節します。

○Depth(デプス)

揺れの深さを調節します。

○Phase(フェイズ)

音の広がり具合を調節します。

○LowGain(ロー・ゲイン)

低域のゲインを調節します。

○Hi Gain(ハイ・ゲイン)

高域のゲインを調節します。

○Balance(エフェクト・バランス)#

原音とエフェクト音の音量バランスを調節します。

○Level(アウトプット・レベル)

出力レベルを調節します。

●14:STEREO-CHORUS(ステレオ・コーラス)ステレオ仕様のコーラスです。フィルターを使ってコーラス音の音質を調節できます。

○Pre Dly(プリ・ディレイ・タイム)

原音が鳴ってからコーラス音が鳴るまでの時間を調節します。

○Rate(レイト)#

揺れの周期を調節します。

○Depth(デプス)

揺れの深さを調節します。

○Phase(フェイズ)

音の広がり具合を調節します。

L

R

Hexa Chorus

L

R

Tremolo Chorus

L

R

Space D

EQ

EQ

L

R

EQChorus

ChorusEQ

48

49

○Filter Type(フィルター・タイプ)

フィルターの種類を選びます。LPF:カットオフ・フリケンシーより上の周波数帯域をカットする。HPF:カットオフ・フリケンシーより下の周波数帯域をカットする。

○Cutoff(カットオフ・フリケンシー)

フィルターの基準周波数を調節します。

○LowGain(ロー・ゲイン)

低域のゲインを調節します。

○Hi Gain(ハイ・ゲイン)

高域のゲインを調節します。

○Balance(エフェクト・バランス)#

原音とエフェクト音の音量バランスを調節します。

○Level(アウトプット・レベル)

出力レベルを調節します。

●15:STEREO-FLANGER(ステレオ・フランジャー)ステレオ仕様のフランジャーです(LFOは左右同相)。ジェット機の上昇音/下降音のような金属的な響きが得られます。フィルターを使ってフランジャー音の音質を調節できます。

○Pre Dly(プリ・ディレイ・タイム)

原音が鳴ってからフランジャー音が鳴るまでの時間を調節します。

○Rate(レイト)#

揺れの周期を調節します。

○Depth(デプス)

揺れの深さを調節します。

○Fbk(フィードバック・レベル)#

エフェクト音を再び入力に戻すときの割合(%)を調節します。+の値にすると正相で、-の値にすると逆相で戻ります。

○Phase(フェイズ)

音の広がり具合を調節します。

○Filter Type(フィルター・タイプ)

フィルターの種類を選びます。OFF:フィルターを使わない。LPF:カットオフ・フリケンシーより上の帯域をカットする。HPF:カットオフ・フリケンシーより下の帯域をカットする。

○Cutoff(カットオフ・フリケンシー)

フィルターの基準周波数を調節します。

○LowGain(ロー・ゲイン)

低域のゲインを調節します。

○Hi Gain(ハイ・ゲイン)

高域のゲインを調節します。

○Balance(エフェクト・バランス)

原音とエフェクト音の音量バランスを調節します。

○Level(アウトプット・レベル)

出力レベルを調節します。

●16:STEP-FLANGER(ステップ・フランジャー)ステップ・フランジャーはフランジャー音のピッチが段階的に変化するフランジャーです。ピッチの変化周期は、指定のテンポに対する音符の長さで設定することもできます。

○Pre Dly(プリ・ディレイ・タイム)

原音が鳴ってからフランジャー音が鳴るまでの時間を調節します。

○Rate(レイト)

揺れの周期を調節します。

○Depth(デプス)

揺れの深さを調節します。

○Fbk(フィードバック・レベル)#

エフェクト音を再び入力に戻すときの割合(%)を調節します。-の値にしたときは位相が反転します。

○Phase(フェイズ)

音の広がり具合を調節します。

○Step Rate(ステップ・レイト)#

ピッチ変化の周期を調節します。この周期は特定のテンポに対する音符の長さで設定することもできます。その場合は音符記号の値を指定してください。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<音符で指定したときのテンポ>基準となるテンポは、パッチ・テンポ、パフォーマンス・テンポ、またはXP-50のシーケンサーのテンポ・クロックのいずれかを使うことができます。パッチ・モードで固定のテンポ(パッチ・テンポ)を使いたいときは、PATCH CLOCK画面(PATCH:COMMON)にあるSourceパラメーターをPATCHに設定し、同じ画面のTempoパラメーターでテンポ値を設定します。パフォーマンス・モードで固定のテンポ(パフォーマンス・テンポ)を使いたいときは、PERFORM CLOCK画面(PERFORM:COMMON)にあるSourceパラメーターをPERFORMに設定し、同じ画面のTempoパラメーターでテンポ値を設定します。パッチ・モードでシーケンサーのテンポ・クロックを使いたいときは、Sourceパラメーター(PATCH:COMMON:PATCHCLOCK)をSEQUENCERに設定します。パフォーマンス・モードでシーケンサーのテンポ・クロックを使いたいときは、Sourceパラメーター(PERFORM:COMMON:PERFORMCLOCK)をSEQUENCERに設定します。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

L

R

EQFlanger

FlangerEQ

L

R

EQFlanger

FlangerEQ

○LowGain(ロー・ゲイン)

低域のゲインを調節します。

○Hi Gain(ハイ・ゲイン)

高域のゲインを調節します。

○Balance(エフェクト・バランス)

原音とエフェクト音の音量バランスを調節します。

○Level(アウトプット・レベル)

出力レベルを調節します。

●17:STEREO-DELAY(ステレオ・ディレイ)ステレオ仕様のディレイです。フィードバック・モードがNORMALのとき

フィードバック・モードがCROSSのとき

○Delay L(ディレイ・タイム・レフト)

原音が鳴ってから左のディレイ音が鳴るまでの時間を調節します。

○Delay R(ディレイ・タイム・ライト)

原音が鳴ってから右のディレイ音が鳴るまでの時間を調節します。

○Fbk(フィードバック・レベル)#

エフェクト音を再び入力に戻すときの割合(%)を調節します。-の値にしたときは位相が反転します。

○Mode(フィードバック・モード)

エフェクト音を入力に戻すときのつなぎかたを選びます。NORMAL:左のディレイ音は左に、右のディレイ音は右に戻す。CROSS :左のディレイ音は右に、右のディレイ音は左に戻す。

○Phase L(フィードバック・フェイズ・レフト)

左のディレイ音の位相を選びます。NORMAL:位相は変わらない。INVERT:位相が反転する。

○Phase R(フィードバック・フェイズ・ライト)

右のディレイ音の位相を選びます。NORMAL:位相は変わらない。INVERT:位相が反転する。

○HF Damp(HFダンプ)

入力に戻したエフェクト音について、高域成分をカットする周波数を調節します。カットしないときはBYPASSに設定します。

○LowGain(ロー・ゲイン)

低域のゲインを調節します。

○Hi Gain(ハイ・ゲイン)

高域のゲインを調節します。

○Balance(エフェクト・バランス)#

原音とエフェクト音の音量バランスを調節します。

○Level(アウトプット・レベル)

出力レベルを調節します。

●18:MODULATION-DELAY(モジュレーション・デ

ィレイ)モジュレーション・ディレイはディレイ音に揺れが加えられるエフェクターです。フランジャーのような効果が得られます。フィードバック・モードがNORMALのとき

フィードバック・モードがCROSSのとき

○Delay L(ディレイ・タイム・レフト)

原音が鳴ってから左のディレイ音が鳴るまでの時間を調節します。

○Delay R(ディレイ・タイム・ライト)

原音が鳴ってから右のディレイ音が鳴るまでの時間を調節します。

○Fbk(フィードバック・レベル)

エフェクト音を再び入力に戻すときの割合(%)を調節します。-の値にしたときは位相が反転します。

○Mode(フィードバック・モード)

エフェクト音を入力に戻すときのつなぎかたを選びます。NORMAL:左のディレイ音は左に、右のディレイ音は右に戻す。CROSS :左のディレイ音は右に、右のディレイ音は左に戻す。

○Rate(レイト)#

揺れの周期を調節します。

○Depth(デプス)

揺れの深さを調節します。

○Phase(フェイズ)

音の広がり具合を調節します。

L

R

Delay

DelayEQ

EQ

L

R

Delay

Delay

EQ

EQ

L

R

Delay

DelayEQ

EQ

L

R

Delay

Delay

EQ

EQ

50

51

○HF Damp(HFダンプ)

入力に戻したエフェクト音について、高域成分をカットする周波数を調節します。カットしないときはBYPASSに設定します。

○LowGain(ロー・ゲイン)

低域のゲインを調節します。

○Hi Gain(ハイ・ゲイン)

高域のゲインを調節します。

○Balance(エフェクト・バランス)#

原音とエフェクト音の音量バランスを調節します。

○Level(アウトプット・レベル)

出力レベルを調節します。

●19:TRIPLE-TAP-DELAY(トリプル・タップ・ディ

レイ)トリプル・タップ・ディレイは、中央/左/右の3方向にディレイ音が鳴らせるエフェクターです。中央のディレイ・タイムは、指定のテンポに対する音符の長さで設定することもできます。

○Delay C(ディレイ・タイム・センター)

○Delay L(ディレイ・タイム・レフト)

○Delay R(ディレイ・タイム・ライト)

原音が鳴ってからディレイ音が鳴るまでの時間をそれぞれ調節します。この時間は特定のテンポに対する音符の長さで設定することもできます。その場合は音符記号の値を指定してください。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<音符で指定したときのテンポ>基準となるテンポは、パッチ・テンポ、パフォーマンス・テンポ、またはXP-50のシーケンサーのテンポ・クロックのいずれかを使うことができます。パッチ・モードで固定のテンポ(パッチ・テンポ)を使いたいときは、PATCH CLOCK画面(PATCH:COMMON)にあるSourceパラメーターをPATCHに設定し、同じ画面のTempoパラメーターでテンポ値を設定します。パフォーマンス・モードで固定のテンポ(パフォーマンス・テンポ)を使いたいときは、PERFORM CLOCK画面(PERFORM:COMMON)にあるSourceパラメーターをPERFORMに設定し、同じ画面のTempoパラメーターでテンポ値を設定します。パッチ・モードでシーケンサーのテンポ・クロックを使いたいときは、Sourceパラメーター(PATCH:COMMON:PATCHCLOCK)をSEQUENCERに設定します。パフォーマンス・モードでシーケンサーのテンポ・クロックを使いたいときは、Sourceパラメーター(PERFORM:COMMON:PERFORMCLOCK)をSEQUENCERに設定します。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

○Fbk(フィードバック・レベル)#

エフェクト音を再び入力に戻すときの割合(%)を調節します。-の値にしたときは位相が反転します。

○Level C(センター・レベル)

○Level L(レフト・レベル)

○Level R(ライト・レベル)

各ディレイ音の音量を調節します。

○HF Damp(HFダンプ)

入力に戻したエフェクト音について、高域成分をカットする周波数を調節します。カットしないときはBYPASSに設定します。

○LowGain(ロー・ゲイン)

低域のゲインを調節します。

○Hi Gain(ハイ・ゲイン)

高域のゲインを調節します。

○Balance(エフェクト・バランス)#

原音とエフェクト音の音量バランスを調節します。

○Level(アウトプット・レベル)

出力レベルを調節します。

●20:QUADRUPLE-TAP-DELAY(クアドラプル・タッ

プ・ディレイ)クアドラプル・タップ・ディレイは4つのディレイを持っています。各ディレイ音のディレイ・タイムは、指定のテンポに対する音符の長さで設定することもできます。

各ディレイ音の定位は以下のとおりです。

○Delay 1(ディレイ・タイム1)

○Delay 2(ディレイ・タイム2)

○Delay 3(ディレイ・タイム3)

○Delay 4(ディレイ・タイム4)

原音が鳴ってからディレイ音が鳴るまでの時間をそれぞれ調節します。この時間は特定のテンポに対する音符の長さで設定することもできます。その場合は音符記号の値を指定してください。

L

R

Left Tap

Right Tap

Center Tap

R

Delay 4L

Delay 3

Delay 2

Delay 1

1

2 3

4

L R

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<音符で指定したときのテンポ>基準となるテンポは、パッチ・テンポ、パフォーマンス・テンポ、またはXP-50のシーケンサーのテンポ・クロックのいずれかを使うことができます。パッチ・モードで固定のテンポ(パッチ・テンポ)を使いたいときは、PATCH CLOCK画面(PATCH:COMMON)にあるSourceパラメーターをPATCHに設定し、同じ画面のTempoパラメーターでテンポ値を設定します。パフォーマンス・モードで固定のテンポ(パフォーマンス・テンポ)を使いたいときは、PERFORM CLOCK画面(PERFORM:COMMON)にあるSourceパラメーターをPERFORMに設定し、同じ画面のTempoパラメーターでテンポ値を設定します。パッチ・モードでシーケンサーのテンポ・クロックを使いたいときは、Sourceパラメーター(PATCH:COMMON:PATCHCLOCK)をSEQUENCERに設定します。パフォーマンス・モードでシーケンサーのテンポ・クロックを使いたいときは、Sourceパラメーター(PERFORM:COMMON:PERFORMCLOCK)をSEQUENCERに設定します。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

○Level 1(レベル1)

○Level 2(レベル2)

○Level 3(レベル3)

○Level 4(レベル4)

各ディレイ音の音量を調節します。

○Fbk(フィードバック・レベル)#

ディレイ1の音を再び入力に戻すときの割合(%)を調節します。-の値にしたときは位相が反転します。

○HF Damp(HFダンプ)

入力に戻したエフェクト音について、高域成分をカットする周波数を調節します。カットしないときはBYPASSに設定します。

○Balance(エフェクト・バランス)#

原音とエフェクト音の音量バランスを調節します。

○Level(アウトプット・レベル)

出力レベルを調節します。

●21:TIME-CONTROL-DELAY(タイム・コントロー

ル・ディレイ)指定のコントローラー(EFXコントロール・ソースで選んだコントローラー)を使ってディレイ・タイムとピッチをリアルタイムでコントロールできます。ディレイ・タイムを長くするとピッチが下がり、短くするとピッチが上がります。

○Delay(ディレイ・タイム)#

原音が鳴ってからディレイ音が鳴るまでの時間を調節します。

○Accel(アクセラレーション)

ディレイ・タイムを変化させた場合、現在のディレイ・タイムから指定のディレイ・タイムに達するまでの時間を調節します。ディレイ・タイムと同時にピッチ変化の速さも変わります。

○Fbk(フィードバック・レベル)#

エフェクト音を再び入力に戻すときの割合(%)を調節します。-の値にしたときは位相が反転します。

○HF Damp(HFダンプ)

入力に戻したエフェクト音について、高域成分をカットする周波数を調節します。カットしないときはBYPASSに設定します。

○Pan(アウトプット・パン)

エフェクト音の定位を調節します。L64で最も左、0で中央、63Rで最も右に定位します。

○LowGain(ロー・ゲイン)

低域のゲインを調節します。

○Hi Gain(ハイ・ゲイン)

高域のゲインを調節します。

○Balance(エフェクト・バランス)

原音とエフェクト音の音量バランスを調節します。

○Level(アウトプット・レベル)

出力レベルを調節します。

●22:2VOICE-PITCH-SHIFTER(2ボイス・ピッチ・シ

フター)ピッチ・シフターは原音のピッチをずらせるエフェクターです。2ボイス・ピッチ・シフターは2つのピッチ・シフターを持ち、ピッチをずらせた2つの音を原音に重ねて鳴らすことができます。

○CoarseA(コース・ピッチA)#

ピッチ・シフトAのピッチを半音単位で調節します(-2~+1オクターブ)。

○Fine A(ファイン・ピッチA)

ピッチ・シフトAのピッチを2セント単位で微調節します(-100~+100セント)。

※ 1セントは100分の1半音です。

○Pan A(アウトプット・パンA)

ピッチ・シフトAの音定位を調節します。L64で最も左、0で中央、63Rで最も右に定位します。

○PreDlyA(プリ・ディレイ・タイムA)

原音が鳴ってからピッチ・シフトAの音が鳴るまでの時間を調節します。

○CoarseB(コース・ピッチB)#

ピッチ・シフトBのピッチを半音単位で調節します(-2~+1オクターブ)。

L

R

EQ

Delay

EQ

L

R

Pitch 1

Pitch 2

52

53

○Fine B(ファイン・ピッチB)

ピッチ・シフトBのピッチを2セント単位で微調節します(-100~+100セント)。

○Pan B(アウトプット・パンB)

ピッチ・シフトBの音定位を調節します。L64で最も左、0で中央、63Rで最も右に定位します。

○PreDlyB(プリ・ディレイ・タイムB)

原音が鳴ってからピッチ・シフトBの音が鳴るまでの時間を調節します。

○Mode(ピッチ・シフター・モード)

数値を大きくするほど反応が遅くなり、音揺れも少なくなります。

○Lvl Bal(レベル・バランス)

ピッチ・シフトAとピッチ・シフトBの音量バランスを調節します。

○Balance(エフェクト・バランス)

原音とエフェクト音の音量バランスを調節します。

○Level(アウトプット・レベル)

出力レベルを調節します。

●23:FBK-PITCH-SHIFTER(フィードバック・ピッ

チ・シフター)ピッチ・シフト音を入力に戻すことができるピッチ・シフターです。

○Coarse(コース・ピッチ)#

ピッチ・シフトのピッチを半音単位で調節します(-2~+1オクターブ)。

○Fine(ファイン・ピッチ)

ピッチ・シフトのピッチを2セント単位で微調節します(-100~+100セント)。

○Fbk(フィードバック・レベル)#

ピッチ・シフト音を再び入力に戻すときの割合(%)を調節します。-の値にしたときは位相が反転します。

○Pre Dly(プリ・ディレイ・タイム)

原音が鳴ってからピッチ・シフト音が鳴るまでの時間を調節します。

○Mode(ピッチ・シフター・モード)

数値を大きくするほど反応が遅くなり、音揺れも少なくなります。

○Pan(アウトプット・パン)

ピッチ・シフト音の定位を調節します。L64で最も左、0で中央、63Rで最も右に定位します。

○LowGain(ロー・ゲイン)

低域のゲインを調節します。

○Hi Gain(ハイ・ゲイン)

高域のゲインを調節します。

○Balance(エフェクト・バランス)

原音とエフェクト音の音量バランスを調節します。

○Level(アウトプット・レベル)

出力レベルを調節します。

●24:REVERB(リバーブ)リバーブは原音に残響音を加え、空間の広さをシミュレートします。

○Type(リバーブ・タイプ)

リバーブの種類を選びます。ROOM1:残響が短く、密度の濃いリバーブROOM2:残響が短く、密度の薄いリバーブSTAGE1:後部残響音の多いリバーブSTAGE2:初期反射の強いリバーブHALL1:澄んだ響きのリバーブHALL2:豊かな響きのリバーブ

○Pre Dly(プリ・ディレイ・タイム)

原音が鳴ってからリバーブ音が鳴るまでの時間を調節します。

○Time(リバーブ・タイム)#

リバーブ音の余韻の長さを調節します。

○HF Damp(HFダンプ)

残響音の高域成分をカットする周波数を調節します。周波数を低くするほど高域成分がカットされ、やわらかな残響音になります。高域成分をカットしないときはBYPASSにします。

○LowGain(ロー・ゲイン)

低域のゲインを調節します。

○Hi Gain(ハイ・ゲイン)

高域のゲインを調節します。

○Balance(エフェクト・バランス)#

原音とエフェクト音の音量バランスを調節します。

○Level(アウトプット・レベル)

出力レベルを調節します。

●25:GATE-REVERB(ゲート・リバーブ)ゲート・リバーブは残響音を途中でカットするリバーブです。

○Type(ゲート・リバーブ・タイプ)

リバーブの種類を選びます。NORMAL:通常のゲート・リバーブREVERSE:逆回転のリバーブSWEEP1:残響音が右から左へ移動SWEEP2:残響音が左から右へ移動

L

R

Pitch

EQ

EQ

L

R

Reverb

EQ

EQ

○Pre Dly(プリ・ディレイ・タイム)

原音が鳴ってからリバーブ音が鳴るまでの時間を調節します。

○Gate Time(ゲート・タイム)

リバーブ音が鳴りはじめてから消えるまでの時間を調節します。

○LowGain(ロー・ゲイン)

低域のゲインを調節します。

○Hi Gain(ハイ・ゲイン)

高域のゲインを調節します。

○Balance(エフェクト・バランス)#

原音とエフェクト音の音量バランスを調節します。

○Level(アウトプット・レベル)#

出力レベルを調節します。

●26:OVERDRIVE → CHORUSオーバードライブとコーラスを直列に接続しています。

○Drive(ドライブ)

オーバードライブの歪み具合を調節します。歪み具合といっしょに音量も変わります。

○Pan(アウトプット・パン)#

オーバードライブ音の定位を調節します。L64 で最も左、0で中央、63Rで最も右に定位します。

○Pre Dly(プリ・ディレイ・タイム)

原音が鳴ってからコーラス音が鳴るまでの時間を調節します。

○Rate(レイト)

コーラス音の揺れの周期を調節します。

○Depth(デプス)

コーラス音の揺れの深さを調節します。

○Balance(コーラス・バランス)#

オーバードライブにコーラスを通した音と通さない音の音量バランスを調節します。“D100:0E”でオーバー・ドライブ音だけを出力し、“D0:100E”でオーバードライブにコーラスを通した音だけを出力します。

○Level(アウトプット・レベル)

出力レベルを調節します。

●27:OVERDRIVE → FLANGERオーバードライブとフランジャーを直列に接続しています。

○Drive(ドライブ)

オーバードライブの歪み具合を調節します。歪み具合といっしょに音量も変わります。

○Pan(アウトプット・パン)#

オーバードライブ音の定位を調節します。L64 で最も左、0で中央、63Rで最も右に定位します。

○Pre Dly(プリ・ディレイ・タイム)

原音が鳴ってからフランジャー音が鳴るまでの時間を調節します。

○Rate(レイト)

フランジャー音の揺れの周期を調節します。

○Depth(デプス)

フランジャー音の揺れの深さを調節します。

○Fbk(フィードバック・レベル)

フランジャー音を再び入力に戻すときの割合(%)を調節します。-の値にしたときは位相が反転します。

○Balance(フランジャー・バランス)#

オーバードライブにフランジャーを通した音と通さない音の音量バランスを調節します。“D100:0E”でオーバー・ドライブ音だけを出力し、“D0:100E”でオーバードライブにフランジャーを通した音だけを出力します。

○Level(アウトプット・レベル)

出力レベルを調節します。

●28:OVERDRIVE → DELAYオーバードライブとディレイを直列に接続しています。

○Drive(ドライブ)

オーバードライブの歪み具合を調節します。歪み具合といっしょに音量も変わります。

○Pan(アウトプット・パン)#

オーバードライブ音の定位を調節します。

○Delay(ディレイ・タイム)

原音が鳴ってからディレイ音が鳴るまでの時間を調節します。

○Fbk(フィードバック・レベル)

ディレイ音を再び入力に戻すときの割合(%)を調節します。-の値にしたときは位相が反転します。

○HF Damp(HFダンプ)

入力に戻したディレイ音について、高域成分をカットする周波数を調節します。カットしないときはBYPASSに設定します。

○Balance(ディレイ・バランス)#

オーバードライブにディレイを通した音と通さない音の音量バランスを調節します。“D100:0E”でオーバー・ドライブ音だけを出力し、“D0:100E”でオーバードライブにディレイを通した音だけを出力します。

○Level(アウトプット・レベル)

出力レベルを調節します。

L

R

ChorusOverdrive

L

R

FlangerOverdrive

L

R

DelayOverdrive

54

55

●29:DISTORTION → CHORUSディストーションとコーラスを直列に接続しています。パラメーターは「26:OVERDRIVE → CHORUS」と同じです。

●30:DISTORTION → FLANGERディストーションとフランジャーを直列に接続しています。パラメーターは「27:OVERDRIVE → FLANGER」と同じです。

●31:DISTORTION → DELAYディストーションとディレイを直列に接続しています。パラメーターは「28:OVERDRIVE → DELAY」と同じです。

●32:ENHANCER → CHORUSエンハンサーとコーラスを直列に接続しています。

○Sens(センス)#

エンハンサーのかかり具合を調節します。

○Mix(ミックス・レベル)

エンハンサーで生成された倍音を原音に混ぜ合わせる割合を調節します。

○Pre Dly(プリ・ディレイ・タイム)

原音が鳴ってからコーラス音が鳴るまでの時間を調節します。

○Rate(レイト)

コーラス音の揺れの周期を調節します。

○Depth(デプス)

コーラス音の揺れの深さを調節します。

○Balance(コーラス・バランス)#

エンハンサーにコーラスを通した音と通さない音の音量バランスを調節します。“D100:0E”でエンハンサー音だけを出力し、“D0:100E”でエンハンサーにコーラスを通した音だけを出力します。

○Level(アウトプット・レベル)

出力レベルを調節します。

●33:ENHANCER → FLANGERエンハンサーとフランジャーを直列に接続したタイプです。

○Sens(センス)#

エンハンサーのかかり具合を調節します。

○Mix(ミックス・レベル)

エンハンサーで生成された倍音を原音に混ぜ合わせる割合について調節します。

○Pre Dly(プリ・ディレイ・タイム)

原音が鳴ってからフランジャー音が鳴るまでの時間を調節します。

○Rate(レイト)

フランジャー音の揺れの周期を調節します。

○Depth(デプス)

フランジャー音の揺れの深さを調節します。

○Fbk(フィードバック・レベル)

フランジャー音を再び入力に戻すときの割合(%)を調節します。-の値にしたときは位相が反転します。

○Balance(フランジャー・バランス)#

エンハンサーにフランジャーを通した音と通さない音の音量バランスを調節します。“D100:0E”でエンハンサー音だけを出力し、“D0:100E”でエンハンサーにフランジャーを通した音だけを出力します。

○Level(アウトプット・レベル)

出力レベルを調節します。

●34:ENHANCER → DELAYエンハンサーとディレイを直列に接続しています。

○Sens(センス)#

エンハンサーのかかり具合を調節します。

○Mix(ミックス・レベル)

エンハンサーで生成された倍音を原音に混ぜ合わせる割合を調節します。

○Delay(ディレイ・タイム)

原音が鳴ってからディレイ音が鳴るまでの時間を調節します。

○Fbk(フィードバック・レベル)

ディレイ音を再び入力に戻すときの割合(%)を調節します。-の値にしたときは位相が反転します。

L

R

ChorusDistortion

L

R

FlangerDistortion

L

R

DelayDistortion

Enhancer

Enhancer

Chorus

L

R

Enhancer

Enhancer

Flanger

L

R

Enhancer

Enhancer

Delay

L

R

○HF Damp(HFダンプ)

入力に戻したディレイ音について、高域成分をカットする周波数を調節します。カットしないときはBYPASSに設定します。

○Balance(ディレイ・バランス)#

エンハンサーにディレイを通した音と通さない音の音量バランスを調節します。“D100:0E”でエンハンサー音だけを出力し、“D0:100E”でエンハンサーにディレイを通した音だけを出力します。

○Level(アウトプット・レベル)

出力レベルを調節します。

●35:CHORUS → DELAYコーラスとディレイを直列に接続しています。

○Cho Dly(コーラス・プリ・ディレイ・タイム)

原音が鳴ってからディレイ音が鳴るまでの時間を調節します。

○ChoRate(コーラス・レイト)

コーラス音の揺れの周期を調節します。

○Cho Dpt(コーラス・デプス)

コーラス音の揺れの深さを調節します。

○Cho Bal(コーラス・バランス)#

原音とコーラス音の音量バランスを調節します。“D100:0E”で原音だけを出力し、“D0:100E”でコーラス音だけを出力します。

○Delay(ディレイ・タイム)

原音が鳴ってからディレイ音が鳴るまでの時間を調節します。

○Dly Fbk(ディレイ・フィードバック・レベル)

ディレイ音を再び入力に戻すときの割合(%)を調節します。-の値にしたときは位相が反転します。

○HF Damp(HFダンプ)

入力に戻したディレイ音について、高域成分をカットする周波数を調節します。カットしないときはBYPASSに設定します。

○Delay Balance(ディレイ・バランス)#

コーラスにディレイを通した音と通さない音の音量バランスを調節します。“D100:0E”でコーラス音だけを出力し、“D0:100E”でコーラスにディレイを通した音だけを出力します。

○Level(アウトプット・レベル)

出力レベルを調節します。

●36:FLANGER → DELAYフランジャーとディレイを直列に接続しています。

○Flg Dly(フランジャー・プリ・ディレイ・タイム)

原音が鳴ってからフランジャー音が鳴るまでの時間を調節します。

○FlgRate(フランジャー・レイト)

フランジャー音の揺れの周期を調節します。

○Flg Dpt(フランジャー・デプス)

フランジャー音の揺れの深さを調節します。

○Flg Fbk(フランジャー・フィードバック・レベル)

フランジャー音を再び入力に戻すときの割合(%)を調節します。-の値にしたときは位相が反転します。

○Flg Bal(フランジャー・バランス)#

原音とフランジャー音の音量バランスを調節します。“D100:0E”で原音だけを出力し、“D0:100E”でフランジャー音だけを出力します。

○Delay(ディレイ・タイム)

原音が鳴ってからディレイ音が鳴るまでの時間を調節します。

○Dly Fbk(ディレイ・フィードバック・レベル)

ディレイ音を再び入力に戻すときの割合(%)を調節します。-の値にしたときは位相が反転します。

○HF Damp(HFダンプ)

入力に戻したエフェクト音について、高域成分をカットする周波数を調節します。カットしないときはBYPASSに設定します。

○Delay Balance(ディレイ・バランス)#

フランジャーにディレイを通した音と通さない音の音量バランスを調節します。“D100:0E”でフランジャー音だけを出力し、“D0:100E”でフランジャーにディレイを通した音だけを出力します。

○Level(アウトプット・レベル)

出力レベルを調節します。

●37:CHORUS → FLANGERコーラスとフランジャーを直列に接続したタイプです。

○Cho Dly(コーラス・プリ・ディレイ・タイム)

原音が鳴ってからディレイ音が鳴るまでの時間を調節します。

○ChoRate(コーラス・レイト)

コーラス音の揺れの周期を調節します。

○Cho Dpt(コーラス・デプス)

コーラス音の揺れの深さを調節します。

○Cho Bal(コーラス・バランス)#

原音とコーラス音の音量バランスを調節します。“D100:0E”で原音だけを出力し、“D0:100E”でコーラス音だけを出力します。

L

R

Chorus Delay

L

R

Flanger Delay

L

R

Chorus Flanger

56

57

○Flg Dly(フランジャー・プリ・ディレイ・タイム)

原音が鳴ってからフランジャー音が鳴るまでの時間を調節します。

○FlgRate(フランジャー・レイト)

フランジャー音の揺れの周期を調節します。

○Flg Dpt(フランジャー・デプス)

フランジャー音の揺れの深さを調節します。

○Flg Fbk(フランジャー・フィードバック・レベル)

フランジャー音を再び入力に戻すときの割合(%)を調節します。-の値にしたときは位相が反転します。

○Flanger Balance(フランジャー・バランス)#

コーラスにディレイを通した音と通さない音の音量バランスを調節します。“D100:0E”でコーラス音だけを出力し、“D0:100E”でコーラスにフランジャーを通した音だけを出力します。

○Level(アウトプット・レベル)

出力レベルを調節します。

●38:CHORUS/DELAYコーラスとディレイを並列に接続しています。パラメーターは「35:CHORUS → DELAY」と同じです。ただし、ディレイ・バランスでは原音とディレイ音の音量バランスを調節します。

●39:FLANGER/DELAYフランジャーとディレイを並列に接続しています。パラメーターは「36:FLANGER → DELAY」と同じです。ただし、ディレイ・バランスでは原音とディレイ音の音量バランスを調節します。

●40:CHORUS/FLANGERコーラスとフランジャーを並列に接続しています。パラメーターは「37:CHORUS → FLANGER」と同じです。ただし、ディレイ・バランスでは原音とフランジャー音の音量バランスを調節します。

L

R

Chorus

Delay

L

R

Flanger

Delay

L

R

Chorus

Flanger

■SETUP(セットアップ)グループ

●SYSTEM SETUP(システム・セット・アップ)

○Patch Remain(パッチ・リメイン・スイッチ)

他のパッチ(リズム・セット)を選んだときに発音中の音を消したい場合はOFFにします。

○Power Up Mode(パワー・アップ・モード)

電源を入れたときのXP-50の状態を選びます。LAST-SET:最後に電源を切ったときの状態になる。DEFAULT:“USER:001”のパッチを演奏できる状態になる。

■CONTRAST(コントラスト)グループ

●CONTARST(LCDコントラスト)

○LCD CONTRAST(LCDコントラスト)

ディスプレイのコントラスト(明るさ)を調節します。

■CONTROL(コントロール)グループコントローラーの使いかたを設定します。

●KEYBOARD(キーボード)

○Transpose(トランスポーズ・スイッチ/バリュー)

鍵盤の音域を移動するときはスイッチをONにし、移動量(半音単位)を設定します。

※パフォーマンス/パッチ/リズム・セットのプレイ画面の

右下には、移動した音名が表示されます。

※プレイ画面でスイッチのオン/オフを切り換えるときは、

SHIFTボタンを押しながらRPSボタンを押します。

※プレイ画面でバリューを変更するときは、SHIFTボタンを押

しながら+OCTボタン/-OCTボタンを押します。

○Sens(キーボード・センス)

鍵盤タッチを選びます。LIGHT:軽いMEDIUM:普通HEAVY:重い

○Vel(キーボード・ベロシティー)

鍵盤を弾いたときに送信されるベロシティー値を設定します。鍵を押さえる強さに応じたベロシティー値を送信するときはREALにします。鍵を押さえる強さに関係なく、常に一定のベロシティー値を送信したいときは、その値を設定します。

○After(アフタータッチ・センス)

アフタータッチの感度を設定します。値を大きくするほど、アフタータッチがかかりやすくなります。通常は100に設定しておきます。

●PEDAL1/2 ASSIGN(ペダル1/2・アサイン)PEDAL1ジャック/PEDAL2ジャックに接続したペダルの働きをそれぞれ設定します。

○Assign(ペダル1/2・アサイン)

ペダルでコントロールする機能を選びます。CC00~95:MIDIコントローラー・ナンバー0~95(0、32、6、38を除く)BEND:ピッチ・ベンドAFTERTOUCH:アフタータッチPROG-UP:ペダルを踏むごとに次のパフォーマンス・ナンバー/パッチ・ナンバーに切り換わるPROG-DOWN:ペダルを踏むごとに直前のパフォーマンス・ナンバー/パッチ・ナンバーに切り換わるSTAT/STOP:ペダルを踏むごとにシーケンサーの再生/停止を繰り返すPUNCH-I/O:ペダルを踏むごとにマニュアル・パンチ・イン・レコーディングの開始/終了を繰り返すTAP-TEMPO:タップ・テンポ(ペダルを踏む間隔でテンポ値を設定する)

○Output(ペダル1/2・アウトプット)

ペダルでコントロールする音源(内部音源/MIDI OUTコネクターに接続した外部音源)を選びます。OFF:どちらもコントロールしない。INT:内部音源だけをコントロールする。MIDI:外部音源だけをコントロールする。BOTH:内部音源と外部音源の両方をコントロールする。

○Polarity(ペダル1/2・ポラリティー)

ペダルの極性を切り換えます。ペダルによっては、ペダルを踏んだときと離しているときの動作が逆になるものがあります。動作が逆になるペダルを使われるときはREVERSEにしてください。ローランドのペダル(ポラリティー・スイッチがついていない)を使われるときはSTANDARDにします。

●C1/2 ASSIGN(C1/2スライダー・アサイン)C1スライダーとC2スライダーでコントロールする働きをそれぞれ設定します。

○Assign(C1/C2スライダー・アサイン)

各スライダーでコントロールする機能を選びます。CC00~95:MIDIコントローラー・ナンバー0~95(0、32、6、38を除く)BENDER:ピッチ・ベンドAFTERTOUCH:アフタータッチ

○Output(C1/C2スライダー・アウトプット)

スライダーでコントロールする音源(内部音源/MIDI OUTコネクターに接続した外部音源)を選びます。OFF:どちらもコントロールしない。INT:内部音源だけをコントロールする。MIDI:外部音源だけをコントロールする。BOTH:内部音源と外部音源の両方をコントロールする。

SETUP CONTROL INFOMIDI SEQUENCER TUNE PGM CHNG

PERFORMPATCH RHYTHM

SEQUENCERM.SCOPE

CHAIN PLAYSYSTEM

EDIT

I

CONTRAST

58

使用環境の設定(システム・パラメーター)

59

●HOLD PEDAL(ホールド・ペダル)HOLD PEDALジャックに接続したペダルの働きを設定します。

○Output(ペダル・アウトプット)

ホールド・ペダルでコントロールする音源(内部音源/MIDIOUTコネクターに接続した外部音源)を選びます。OFF:どちらもコントロールしない。INT:内部音源だけをコントロールする。MIDI:外部音源だけをコントロールする。BOTH:内部音源と外部音源の両方をコントロールする。

○Polarity(ペダル・ポラリティー)

ペダルの極性を切り換えます。ペダルによっては、ペダルを踏んだときと離しているときの動作が逆になるものがあります。動作が逆になるペダルを使われるときはREVERSEにしてください。ローランドのペダル(ポラリティー・スイッチがついていない)を使われるときはSTANDARDにします。

●SYS-CTRL ASSIGN(システム・コントロール・アサイン)

○Control 1/2(システム・コントロール・アサイン1/2)

パッチやパフォーマンスに含まれるパラメーターをコントロールする場合、共通で使いたいコントローラーを2つ選びます。ここで設定したコントローラーを使うかどうかは、パッチごと(またはパフォーマンスごと)で設定します。また、コントロールするパラメーターはパッチごと(またはパフォーマンスごと)で設定します。CC00~95:MIDIコントローラー・ナンバー0~95(0、32、6、38を除く)BEND:ピッチ・ベンドAFTERTOUCH:アフタータッチ

※指定のコントローラーを使うときは、そのコントローラー

に対するMIDIメッセージが受信できるようにシステムとパ

ッチ/パフォーマンスを設定する必要があります。

※コントロール・チェンジ・メッセージの多くは、ナンバー

に応じた機能がMIDI規格で定義されています。ここでは、

それらの定義に関係なく機能が設定できるので、動作を考

えて設定してください。

●CONTROL SOURCE(コントロール・ソース)コントロールするMIDIメッセージの種類をそれぞれ選びます。

○Hold(ホールド・コントロール・ソース)

ホールド・ペダルを使ってパラメーターの値を持続させるときのペダル・メッセージを選びます。OFF:コントロールしない。HOLD-1:ホールド1(コントローラー・ナンバー64)SOST:ソステヌート(コントローラー・ナンバー66)SOFT:ソフト・ペダル(コントローラー・ナンバー67)HOLD-2:ホールド2(コントローラー・ナンバー69)

○Peak(ピーク・コントロール・ソース)

ホールド・ペダルを使ってパラメーターの最大変化値を持続させるときのペダル・メッセージを選びます。OFF:コントロールしない。HOLD-1:ホールド1(コントローラー・ナンバー64)SOST:ソステヌート(コントローラー・ナンバー66)SOFT:ソフト・ペダル(コントローラー・ナンバー67)HOLD-2:ホールド2(コントローラー・ナンバー69)

○Volume(ボリューム・コントロール・ソース)

パッチの音量やパートの音量について、ボリューム・メッセージ(コントローラー・ナンバー7)の他にエクスプレッション・メッセージ(コントローラー・ナンバー11)でもコントロールさせるかどうかを選びます。VOLUME:エクスプレッション・メッセージではコントロールしない。VOL&EXP:エクスプレッション・メッセージでもコントロールする。

○Aftertouch(アフタータッチ・コントロール・ソース)

内部音源をコントロールするアフタータッチ・メッセージを選びます。CHANNEL:チャンネル・アフタータッチ(すべての鍵に同じ効果がかかるアフタータッチ)POLY:ポリフォニック・アフタータッチ(鍵ごとに独立した効果がかかるアフタータッチ)CH&POLY:チャンネル・アフタータッチとポリフォニック・アフタータッチ

※ XP-50の鍵盤からはポリフォニック・アフタータッチのメッ

セージを送信できません。

■MIDI(ミディ)グループMIDIチャンネルの設定やエクスクルーシブ情報の扱いなどについて設定します。

※MIDIグループの最初の画面は、SYSTEMボタンを押す前に

選んでいた操作モード(パッチ・モード/パフォーマン

ス・モード/GMモード)によって異なります。

●PERFORM MIDI(パフォーマンスMIDI)パフォーマンス・モードでのMIDIに関する設定をします。この設定をするときは、パフォーマンス・モードでSYSTEMボタンを押した後、ファンクション・ボタンの中のMIDIボタンを押します。

○Control Channel(パフォーマンス・コントロール・チャン

ネル)

MIDIメッセージ(プログラム・チェンジ/バンク・セレクト)でパフォーマンスを切り換えるときの受信チャンネルを選びます。MIDIメッセージでパフォーマンスを切り換えないときはOFFにします。パートの受信チャンネルと同じ設定にしたときはパフォーマンスの切り換えが優先されるので、そのパートのパッチはMIDIメッセージで切り換えられません。

※パートのMIDI受信チャンネルはパフォーマンスごとに設定

します。

○Local(ローカル・スイッチ)

コントローラー部と内部音源(全パート)を切りか離すかどうかを切り換えます。通常はONにしておきますが、XP-50の操作で外部音源だけをコントロールしたいときはOFFにします。

※コントローラー部と特定のパートだけを切り離したいとき

は、Localパラメーター(PERFORM:MIDI:MIDI)で設定

します。

○Remote(リモート・キーボード・スイッチ)

外部MIDIキーボードの鍵盤をXP-50の鍵盤の代用として使いたいときはONにします。この場合、外部MIDIキーボードの送信チャンネルは何チャンネルでもかまいません。通常はOFFにしておきます。

●PATCH MIDI(パッチMIDI)パッチ・モードでのMIDIに関する設定をします。この設定をするときは、パッチ・モードでSYSTEMボタンを押した後、ファンクション・ボタンの中のMIDIボタンを押します。

○Rx-Ch(パッチ・モード・レシーブ・チャンネル)

パッチ・モードでのMIDIメッセージの受信チャンネルを選びます。

○Tx-Ch(パッチ・モード・トランスミット・チャンネル)

パッチ・モードでのMIDIメッセージの送信チャンネルを選びます。外部MIDI機器にMIDIメッセージを送信しないときはOFFにします。また、パッチ・モード・レシーブ・チャンネルと常に同じにしたいときは、Rx-Chにします。

○Local(ローカル・スイッチ)

コントローラー部と内部音源(全パート)をつなぐか切りか離すかを切り換えます。通常はONにしておきますが、XP-50の操作で外部音源だけをコントロールしたいときはOFFにします。

○Remote(リモート・キーボード・スイッチ)

外部MIDIキーボードの鍵盤をXP-50の鍵盤の代用として使いたいときはONにします。この場合、外部MIDIキーボードの送信チャンネルは何チャンネルでもかまいません。通常はOFFにしておきます。

●GM MODE MIDI(GMモードMIDI)GMモードでのMIDIに関する設定をします。この設定をするときは、GMモードでSYSTEMボタンを押した後、ファンクション・ボタンの中のMIDIボタンを押します。

○Local(ローカル・スイッチ)

コントローラー部と内部音源(全パート)をつなぐか切りか離すかを切り換えます。通常はONにしておきますが、XP-50の操作で外部音源だけをコントロールしたいときはOFFにします。

●RECEIVE MIDI(レシーブMIDI)パッチ/リズム・セット/パフォーマンスを切り換えるMIDIメッセージについて受信するかしないかを選びます。

○Program Change(レシーブ・プログラム・チェンジ・スイ

ッチ)

プログラム・チェンジ・メッセージを受信するときはON、受信しないときはOFFにします。

○Bank Select(レシーブ・バンク・セレクト・スイッチ)

バンク・セレクト・メッセージを受信するときはON、受信しないときはOFFにします。

●TRANSMIT MIDI(トランスミットMIDI)MIDIメッセージの送信のしかたを設定します。

○Program(トランスミット・プログラム・チェンジ・スイッチ)

プログラム・チェンジ・メッセージを送信するときはON、送信しないときはOFFにします。

○Bank Sel(トランスミット・バンク・セレクト・スイッチ)

バンク・セレクト・メッセージを送信するときはON、送信しないときはOFFにします。

○Active Sensing(トランスミット・アクティブ・センシン

グ・スイッチ)

アクティブ・センシング・メッセージを送信するときはON、送信しないときはOFFにします。

●SYS-EXC MIDI(エクスクルーシブMIDI)エクスクルーシブ・メッセージの送受信のしかたを設定します。

○Unit#(エクスクルーシブ・ユニット・ナンバー)

エクスクルーシブ・メッセージを送受信するときは、相互の機器のユニット・ナンバー(デバイスIDナンバー)を合わせます。

○Rx.Exc.(レシーブ・エクスクルーシブ・スイッチ)

エクスクルーシブ・メッセージを受信するときはON、受信しないときはOFFにします。

○Tx.Edit(トランスミット・エディット・データ・スイッチ)

パッチ、パフォーマンス、またはリズム・セットの設定を変更した場合、その設定をエクスクルーシブ・メッセージとして送信するときはON、送信しないときはOFFにします。

○Rx.GM(レシーブ・GMエクスクルーシブ・スイッチ)

GMに関係するエクスクルーシブ・メッセージを受信するときはON、受信しないときはOFFにします。

※GMのMIDIメッセージについては10章をご覧ください。

●BANK-SEL GROUP(バンク・セレクト・グループ)パフォーマンスにはBankSe l e c tG r oupパラメーター(PERFORM:MIDI:TRANSMIT)があります。このパラメーターは、パフォーマンスを切り換えたときのバンク・セレクト・メッセージの送信方法を設定します。ここでは、その設定値として選べるBS1~7のバンク・セレクト・ナンバーを設定します。

○Number(バンク・セレクト・グループ・ナンバー)

設定するバンク・セレクト・グループを選びます。設定内容は以降のSwitch/MSB/LSBで設定します。

.

60

61

○Switch(バンク・セレクト・トランスミット・スイッチ)

選んだバンク・セレクト・グループについて、固有のバンク・セレクト・ナンバーを送信するときはON、バンク・セレクト・メッセージを送信しないときはOFFにします。

○MSB(バンク・セレクトMSB)

固有のバンク・セレクト・ナンバーを送信するときは、そのバンク・セレクト・ナンバーのMSBを設定します。

○LSB(バンク・セレクトLSB)

固有のバンク・セレクト・ナンバーを送信するときは、そのバンク・セレクト・ナンバーのLSBを設定します。

■SEQUENCER(シーケンサー)グループメトロノームやシーケンサーでのMIDIメッセージの扱いなどについて設定します。

●SEQ MODE(シーケンサー・モード)シーケンサーを使うときの動作を設定します。

※ SyncModeパラメーターは、シーケンサー・モードで

SYSTEMボタンを押したときに設定できます。

○SyncMode(シンク・モード)

内蔵シーケンサーの動作のしかたとMIDIクロックの送受信のしかたを選びます。INT:内蔵シーケンサーは内部のテンポ・クロックで動作し、同時にMIDIクロックを送信する。外部MIDIクロックを受信しても無視する。SLAVE:内蔵シーケンサーは外部MIDIクロックに同期する。外部MIDIクロックを受信していない場合、内蔵シーケンサーは動作しない。REMOTE:基本動作はINTと同じ。ただし、外部MIDI機器からのスタート/ストップ・メッセージで内蔵シーケンサーの再生/停止をコントロールできる。

○SyncOut(トランスミット・シンク・メッセージ・スイッチ)

同期に関するMIDIメッセージ(タイミング・クロック、スタート、コンティニュー、ストップ)を送信するときはON、送信しないときはOFFにします。

○Thru(ソフト・スルー・スイッチ)

ソフト・スルーは、MIDI INコネクターから入力されたMIDIメッセージをMIDI OUTコネクターへそのまま出力させる機能です。通常はOFFにしておきますが、外部シーケンサーを使うときにはONにします。

○Metronome(メトロノーム・モード/レベル)

メトロノームを鳴らすときはONにし、音量を設定します。

※パネル操作でメトロノームのオン/オフを切り換えたいと

きは、SHIFTボタンを押しながらMETRONOMEボタンを押

します。

●SEQ REC SWITCH(シーケンサー・レコーディン

グ・スイッチ)シーケンサーに録音するMIDIメッセージを選びます。

※ SEQ REC SWITCH画面はシーケンサー・モードでSYSTEM

ボタンを押したときに表示されます。

○Ch(レコード・フィルター・チャンネル)

外部MIDI機器からの演奏を録音するときのMIDIチャンネルを選びます。通常はALL(すべてのMIDIチャンネルのメッセージを録音する)にしておきますが、特定のMIDIチャンネルのメッセージだけを録音したいときはそのMIDIチャンネルを選びます。

○PAft(レコード・フィルター・ポリフォニック・アフタータ

ッチ)

ポリフォニック・アフタータッチ・メッセージを録音するときはON、録音しないときはOFFにします。

○C.C(レコード・フィルター・コントロール・チェンジ)

コントロール・チェンジ・メッセージを録音するときはON、録音しないときはOFFにします。

○P.C(レコード・フィルター・プログラム・チェンジ)

プログラム・チェンジ・メッセージを録音するときはON、録音しないときはOFFにします。

○CAft(レコード・フィルター・チャンネル・アフタータッチ)

チャンネル・アフタータッチ・メッセージを録音するときはON、録音しないときはOFFにします。

○Bend(レコード・フィルター・ピッチ・ベンド)

ピッチ・ベンド・メッセージを録音するときはON、録音しないときはOFFにします。

○Exc(レコード・フィルター・エクスクルーシブ)

エクスクルーシブ・メッセージを録音するときはON、録音しないときはOFFにします。

●MICROSCOPE(マイクロスコープ)

※MICROSCOPE画面は、マイクロスコープ・モードで

SYSTEMボタンを押したときに表示されます。

○Auto Calculate Check Sum(オート・カリキュレイト・チ

ェック・サム・スイッチ)

ローランドでは、エクスクルーシブ・メッセージが正しく受信できたかどうかを確認するために、データの最後にチェック・サムをつけています。マイクロスコープ・モードでエクスクルーシブ・メッセージを作成したり修正したりしたときにチェック・サムの値を自動計算させたいときは、ONにします。

※ローランドのタイプIV以外のエクスクルーシブ・メッセージ

についてはチェック・サムを自動計算できません。

■TUNE(チューン)グループ内蔵音源をチューニングしたり、鍵盤の音律を変えたりします。

※ TUNEグループのSCALE画面は、SYSTEMボタンを押す前に

選んでいた操作モードによって異なります。

●TUNE(チューン)

○Master(マスター・チューン)

内蔵音源をチューニングします。表示の数字はA4鍵の周波数です。

○Key Shift(キー・シフト)

内蔵音源の音の高さを半音単位で設定します。

○Scale Tune(スケール・チューン・スイッチ)

平均律以外の音律で鍵盤を演奏したいときはONにします。音律は、パッチ・モードで1つ、パフォーマンス・モード/GMモードで1つ設定できます。音律は以降のSCALE画面で設定します。

※設定した音律は外部MIDI機器から受信したMIDIメッセージ

についても有効です。

●PATCH SCALE(パッチ・スケール)

●KEY SCALE(キー・スケール)パッチ・モードでの鍵盤の音律を設定するときは、パッチ・モードでSYSTEMボタンを押した後、ファンクション・ボタンの中のTUNEボタンを押してPATCH SCALE画面に切り換えます。パフォーマンス・モード/GMモードでの音律を設定するときは、パフォーマンス・モード/GMモードでSYSTEMボタンを押した後、ファンクション・ボタンの中のTUNEボタンを押してKEY SCALE画面に切り換えます。他のパートの設定を変えるときは、カーソル・ボタンでパートを選びます。音律は平均律のピッチに対してどれくらいピッチをずらせるかを音名ごとに設定します(1セント単位)。パッチ・モードでは白鍵と黒鍵の設定画面があり、1オクターブ分(C~B)の鍵の設定で全オクターブの音律を設定されます。パフォーマンス・モード/GMモードでは、各パートでキーごとの設定ができます。

※ 1セントは1/100半音です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<平均律(A)>平均律は1オクターブを12等分した音律です。現在西洋音楽を中心に最も広く使われています。スケール・チューン・スイッチをOFFにしたときは平均律になります。<純正律(B)>平均律と比べた場合、主要3和音が美しく響きます。ただしこの響きは1つの調でしか得られないので、転調したときは和音が濁ってしまいます。<アラビア風音階(C)>平均律と比べた場合、EとBは1/2半音低く、C#、F#、G#は1/2半音高い音階になります。G~B、C~E、F~G#、A#~C#、D#~F#の音程に中立三度(長三度と短三度の間の音程)を持っています。XP-50では、G、C、Fの3つの調でアラビア風の音階を楽しめます。

ノート A B(主音C) CC 0 0 -6C# 0 -8 +45D 0 +4 -2D# 0 +16 -12E 0 -14 -51F 0 -2 -8F# 0 -10 +43G 0 +2 -4G# 0 +14 +47A 0 -16 0A# 0 +14 -10B 0 -12 -49・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■PGM CHNG(プログラム・チェンジ)グループ

●TRANSMIT P.C(トランスミット・プログラム・チェ

ンジ)外部MIDI機器に対して音を切り換えるためのMIDIメッセージ(プログラム・チェンジ/バンク・セレクト)を送信したいときは、この画面の設定をした後、ENTERボタンを押します。

○Channel(トランスミット・MIDIチャンネル)

MIDIメッセージの送信チャンネルを選びます。

○P.C#(トランスミット・プログラム・チェンジ)

送信したいプログラム・ナンバーを選びます。

○Bnk-MSB(トランスミット・バンク・セレクトMSB)

送信したいバンク・セレクト・ナンバーのMSB(コントローラー・ナンバー0)を選びます。

○Bnk-LSB(トランスミット・バンク・セレクトLSB)

送信したいバンク・セレクト・ナンバーのLSB(コントローラー・ナンバー32)を選びます。

■INFO(インフォメーション)グループ

●INFO EXP(インフォメーション・エクスパンショ

ン・ボード)A~Dの各グループに装着されているエクスパンション・ボードの名前を確認できます。

●BATTERY CHECK(バッテリー・チェック)XP-50には、内部に記憶されているデータを保持するための電池を内蔵しています。ここでは、その電池の電圧をチェックします。OKが表示されているときは問題がありません。LOWが表示されているときは電池の電圧が低下していますので、最寄りのローランド・サービスに電池の交換を依頼してください。

62

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第4章 演奏の録音と再生

■ソングをクイック・プレイするXP-50では、ディスクに記録されているソングをインターナル・メモリーに読み込まずに直接再生できます。これをクイック・プレイと呼びます。

※クイック・プレイではXP - 5 0で作ったソング(拡張

子:.SVQ)とスタンダードMIDIファイル(拡張子:.MID)

を再生できます。

※インターナル・メモリーに記録されているソング(インタ

ーナル・ソング)もクイック・プレイと同じ操作で再生で

きます。

【操作】

1. ソングが記録されているディスクをディスク挿入口に差し込みます。

2. SEQUENCERボタンを押してソングのプレイ画面に切り換えます。

3. カーソルをソング・ナンバーに移動してから再生するソングを選んだ後、ENTERボタンを押して確定します。

※ソング・ナンバーはファイル・ネームをアルファベット順

に整理したときの順番です。ただし、インターナル・メモ

リーに記録されているソング(インターナル・ソング)は

ソング・ナンバー“00”となります。

※ソングはENTERボタンを押すまで確定されません。

4. STOP/PLAYボタンを押して再生を始めます。ソングが終わると自動的に停止します。再生を中断するときはSTOP/PLAYボタンを押します。

※ソングの再生を中断してソングの先頭に戻したいときは、SHIFTボタンを押しながらBWDボタンを押します。

※ソングの冒頭にセッティングのデータが記録されていたり、ソングにRPSが設定されていたりするときは、再生が始まるまでに多少時間がかかることがあります。

※ソングの再生を中断した場合、小節ナンバーの右側に“+”が表示されることがあります。これは、ソングが小節の途中で止まっていることを表わしています。

※ソングを停止しているときにSHIFTボタンを押しながらFWDボタンを押すと、ソングの最後に移動します。ディスクのソングを選んでいるときは、移動するまでに多少時間がかかります。

●特定の演奏をミュートする1ソングを再生するときに特定の楽器の演奏を消したい場合は、フレーズ・トラックをミュート(音を消す)させます。

※スタンダードMIDIファイルをクイック・プレイする場合、

この操作でフレーズ・トラックはミュートできません。次

項の「特定の演奏をミュートする2」をご覧ください。

【操作】

1. EDITボタンのインジケーターが消灯していることを確認します。

2. TRACKボタンを押してフレーズ・トラックのプレイ(インジケーター点灯)/ミュート(インジケーター消灯)を切り換えます。フレーズ・トラック1~8のいずれかをミュートするときは、1-8/9-16ボタンのインジケーターを消灯させてからTRACKボタンを押します。フレーズ・トラック9~16のいずれかをミュートするときは、1-8/9-16ボタンのインジケーターを点灯させてからTRACKボタンを押します。

●特定の演奏をミュートする2スタンダードMIDIファイルのクイック・プレイで、特定のフレーズ・トラックの演奏をミュートしたいときは、以下の操作でパートをオフにします。

※この設定はパフォーマンスの設定として保存できます。

【操作】

1. PERFORMボタンを押してパフォーマンス・モードのプレイ画面に切り換えます。

2. EDITボタンのインジケーターが消灯していることを確認します。

3. RXボタンを押してボタンのインジケーターを点灯させます。

4. PARTボタンを押してパートのオン(インジケーター点灯)/オフ(インジケーター消灯)を切り換えます。パート1~8のいずれかをオフにするときは、1-8/9-16ボタンのインジケーターを消灯させてからPARTボタンを押します。パート9~16のいずれかをオフにするときは、1-8/9-16ボタンのインジケーターを点灯させてからPARTボタンを押します。

SONG 01:SONG_000.SVQ( )[STOP] M= 1 | =120|B= 4/ 4|<

クイック・プレイとパターンの再生

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●テンポ・トラックをミュートするソングを再生しているときにテンポが変化するときは、そのテンポ変化がテンポ・トラックに記録されています。テンポ変化を無効にしてソングを再生したいときは、以下の操作でテンポ・トラックをミュートさせます。

【操作】

1. EDITボタンのインジケーターが消灯し、ソングが停止していることを確認します。

2. TEMPO/BEAT TRACKボタンを押してボタンのインジケーターを消灯させます。ミュートを解除するときは、もう一度TEMPO/BEATTRACKボタンを押してボタンのインジケーターを点灯させます。

●再生するソングを予約する続けて再生したいソングがあるときはソングの再生中に3曲まで予約できます。

【操作】

1. ソングの再生中であることを確認します。

2. カーソルをソング・ナンバーに移動してから予約するソングを選んだ後、ENTERボタンを押して確定します。予約を確定させると、予約されたソング・ナンバーがディスプレイに順番に表示されます。今選んでいるソングの再生が終わると、予約した順番にソングが再生されます。

※ソングの予約を取り消すときはEXITボタンを押します。

EXITボタンを押すと、最後に予約したソングから取り消さ

れていきます。

※ ENTERボタンの代わりにSTOP/PLAYボタンを押すと、再

生中のソングを停止して今予約したソングが再生されます。

この場合、それまでに予約していたソングは取り消されま

す。

●テンポを変える1ソングを再生する場合、以下の操作でテンポが変えられます。テンポは再生中でも変えられます。

※ XP-50で録音したソングの場合、最初に録音したときのテン

ポ値がテンポ・トラックの冒頭に記録されます。つまり、

このテンポ値がソングの初期テンポとなります。ソングを

最初から再生するときは常に初期テンポで再生されます。

テンポを変えてから初期テンポに戻したいときは、SHIFTボ

タンを押しながらTEMPO/BEAT TRACKボタンを押してく

ださい。

※テンポは初期テンポの半分から2倍の値まで変化させられま

す。

【操作】

1. ソングのプレイ画面になっていることを確認します。

2. カーソルを“�=”に移動した後、αダイヤル、INCボタン/DECボタン、またはテン・キーでテンポを変えます。

●テンポを変える2ペダルを踏む間隔でテンポを変えたいときはタップ・テンポ機能を使います。

【操作】

1. PEDAL1ジャックまたはPEDAL2ジャックに別売のペダル・スイッチ(DP-2など)をつなぎます。

2. Assignパラメーター(SYSTEM:CONTROL:PEDAL1/2 ASSIGN)を“102:TAP-TEMPO”に設定します。

3. ペダルを3回以上踏むと、踏んだ間隔に対応したテンポに変わります。

■パターンを再生するソングにはフレーズ・トラック以外にパターン・トラックを持っています。パターン・トラックにはパターンという単位で演奏データを記録することができ、フレーズ・トラックとは別に取り扱うことができます。パターンを再生するときは以下の操作をします。

※パターンはクイック・プレイができません。パターンを再

生するときはパターンが記録されているソングをインター

ナル・メモリーに読み込む必要があります。

【操作】

1. ソングをインターナル・メモリーに読み込むために、DISK/UTILITYボタンを押してユーティリティー・メニュー画面に切り換えます。

2. カーソルを“2:LOAD”に移動してからENTERボタンを押します。

3. カーソルを“1:SONG”に移動してからENTERボタンを押します。

4. ソングを選んでからENTERボタンを押します。ソングが読み込まれると、一瞬“COMPLETE”と表示されてからソングのプレイ画面に戻ります。

5. PATTERNボタンを押してボタンのインジケーターを点灯させます。パターンのプレイ画面が表示されます。

SONG 01:SONG_000.SVQ( )[PLAY] M= 1 | =120|B= 4/ 4|<00 03 06

PATTERN 001( ) [STOP] M= 1 | =120|B= 4/ 4|<

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6. カーソルをパターン・ナンバーに移動してから、再生したいパターンを選びます。

※ソングの再生中はパターンが選べません。

7. STOP/PLAYボタンを押してパターンを再生します。再生が終わると自動的に停止します。パターンの再生を中断するときはSTOP/PLAYボタンを押します。

※データが記録されていないパターンは再生されません。

8. パターンの再生を終えたら、PATTERNボタンまたはEXITボタンを押してボタンのインジケーターを消灯させてソングのプレイ画面に戻します。

■MIDIアップデート機能早送りや巻き戻しをしてソングを途中から再生した場合、正しいパッチが選ばれなかったり、ピッチがずれたりすることがあります。これは、移動した間のメッセージが内部音源に伝わっていないからです。このような場合はMIDIアップデート機能を使います。MIDIアップデート機能を使うと、ソングの先頭から移動した位置までのMIDIメッセージ(ノート・メッセージ以外)が内部音源に送られ、正しく再生できるようになります。

【操作】

1. ソングが停止していることを確認します。

2. SHIFTボタンを押しながらSTOP/PLAYボタンを押します。処理中は“MIDI Update !!”と表示され、処理が終わるとこの表示は消えます。

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録音を始める前に録音のしかた、録音前の準備など、あらかじめ知っておいていただきたい事柄を説明します。

■録音のしかた録音にはリアルタイム・レコーディングとステップ・レコーディングの方法があります。

●リアルタイム・レコーディングリアルタイム・レコーディングは鍵盤での演奏やパネル上のコントローラーの操作をそのまま録音する方法です。フレーズ・トラックまたはパターン・トラックのパターンに演奏を録音するときは、以下の中から好みの方法で録音できます。

○リプレース・レコーディング

録音先に演奏が記録されているときは、その演奏を消しながら録音し直していきます。通常はこの方法で録音します。

○ミックス・レコーディング

録音先に演奏が記録されているときは、その演奏を消さずに重ねて録音していきます。ループ機能と組み合わせることで、すでに録音されている演奏を消さずに特定の区間を何度も繰り返して録音できます。打楽器の演奏の録音するときに便利です。

○オート・パンチ・イン・レコーディング

あらかじめ指定しておいた区間をリプレース・レコーディングします。特定の区間だけを録音し直すときに便利です。

○マニュアル・パンチ・イン・レコーディング

ペダルで指定した区間だけをリプレース・レコーディングします。特定の区間だけを録音し直すときに便利です。

●ステップ・レコーディングステップ・レコーディングは音符をひとつずつ順番に入力していく録音方法です。打楽器やベースのように、キッチリしたタイミングで音符を入力したいときに利用します。また、音符の他にパターンの割り当てもできます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<パターンについて>パターン・トラックでは、1つの演奏をパターンという単位で取り扱うことができます。RPS機能を使って演奏させるフレーズはパターン・トラックに記録しているパターンを使います。パターンは通常フレーズ・トラックとは別に取り扱いますが、フレーズ・トラックに割り当てて特定のパターンを再生させることもできます。フレーズ・トラックへのパターンの割り当ては、ステップ・レコーディングで行います。打楽器やベースのように同じような演奏を何度も繰り返している場合は、パターンにその演奏を録音し、フレーズ・トラックにパターンを割り当てることで、能率良くソングが作成できます。この場合、フレーズ・トラックにはどのパターンを再生させるかを指示するためのパターン・ナンバー(パターン・コール・メッセージ)が記録されるだけなので、同じパターンを何度も使うことでメモリーの節約にもなります。その他、思いついたフレーズをメモ代わりに記録しておくときもパターンを使うとよいでしょう。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■パフォーマンスを選ぶソングを録音する前に録音で使いたいパフォーマンスを選びます。複数のパッチを使ったアンサンブル演奏の録音には、シングルのパフォーマンスを選んでください。1つのパッチだけを使うときは、シングルのパフォーマンスを選んでも、パッチ・モードでパッチを選んでもかまいません。

●アンサンブル演奏を録音する場合それぞれのフレーズ・トラックには複数のパート(MIDIチャンネル)の演奏が録音できます。したがって、ミックス・レコーディングで複数のパートの演奏を順番に重ねて録音していけば、1つのフレーズ・トラックだけでアンサンブル演奏が録音できます。しかし、このように録音した場合は、後から一部を録音しなおしたり、修正したりするときに手間がかかることがあります。通常は、パートとフレーズ・トラックのナンバーを対応させ、1つのフレーズ・トラックに1つのパートの演奏を録音するようにしてください。

●レイヤーのパフォーマンスを使う場合レイヤーは、鍵盤を演奏したときに複数のパートを同時に鳴らせるようにするための設定です。レイヤーのパフォーマンスを使った場合、対応するパートを演奏させるためのデータが録音されます。このとき、各パートのMIDIチャンネルが異なっていると、MIDIチャンネルが異なるだけの同じ演奏が複数録音されることになり、必要以上にメモリーを消費してしまいます。このようなことがないように、同時に音を鳴らすパートのMIDIチャンネル(PERFORM:MIDI:MIDI)をあらかじめ同じに設定してください。

■インターナル・メモリーのソングを消す(ソング・イニシャライズ)

録音するときは一旦インターナル・メモリーに演奏を記録します。インターナル・メモリーに消したくないソングがあるときは、あらかじめディスクにそのソングを保存してください。インターナル・メモリーにソングが記録されている状態で新たにソングを録音したいときは、以下の操作でインターナル・メモリーのソングを消してください。

【操作】

1. SEQUENCERボタンを押してソングのプレイ画面に切り換えます。

2. EDITボタンを押してボタンのインジケーターを点灯させた後、ファンクション・ボタンのSEQ UTILITYボタンを押します。

3. SONG INIT画面に切り換えます。

4. ENTERボタンを押してインターナル・メモリーのソングを消します。ソングが消去されるとソングのプレイ画面に戻ります。

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リアルタイム・レコーディングリアルタイム・レコーディングは、鍵盤での演奏やパネル上のコントローラーの操作をそのまま録音する方法です。

■拍子を設定する新しくソングを録音するときは、マイクロ・エディット機能を使ってビート・トラックの最初に拍子を入力します。

※拍子の初期値は4/4拍子です。4/4拍子のソングを録音す

るときは以下の操作で拍子を設定する必要はありません。

ただし、以下の操作で他の拍子に変更したときは、その設

定が電源を切るまで保持されます。

【操作】

1. SEQUENCERボタンを押してソングのプレイ画面に切り換えます。

2. ソング・ナンバーにカーソルを移動してから“00:InternalSong”を選びます。

3. M.SCOPEボタンを押してマイクロスコープ画面に切り換えます。

4. EDITボタンのインジケーターの消灯を確認した後、TEMPO/BEAT TRACKボタンを押してビート・トラックを選びます。TEMPO/BEAT TRACKボタンを押すごとに、テンポ・トラック、ビート・トラック、フレーズ・トラックと切り換わっていきます。

5. “Beat”にカーソルを移動して、拍子の分母と分子のそれぞれを設定します。

6. TEMPO/BEAT TRACKボタンを押してフレーズ・トラックの画面に戻します。

■フレーズ・トラックに録音するフレーズ・トラックに鍵盤の演奏を録音します。

【操作】

1. SEQUENCERボタンを押してソングのプレイ画面に切り換えます。

2. ディスクに記録されているソングについて録音を続けたいときは、そのソングを選びます。

3. RECボタンを押します。レコーディング・スタンバイ画面に切り換わって、RECボタンのインジケーターが点滅します。

ディスクに記録されているソングを選んでいる場合は以下の画面が表示されます。ENTERボタンを押してインターナル・メモリーにソングを読み込んでください。

※ソングの読み込みを中止するときはEXITボタンを押します。

4. TRACKボタンで録音先のフレーズ・トラックを選びます。1~8のフレーズ・トラックのいずれかに録音をするときは、1-8/9-16ボタンのインジケーターを消灯させてからTRACKボタンを押して選びます。9~16のフレーズ・トラックのいずれかに録音するときは、1-8/9-16ボタンのインジケーターを点灯させてからTRACKボタンを押して選びます。フレーズ・トラックを選ぶと、録音に使われるパートも同じナンバーのものが選ばれます。

※フレーズ・トラックと違うナンバーのパートを使いたいと

きはパッチ/パート選択画面で選んでください。

※録音を中止するときはEXITボタンまたはRECボタンを押し

てソングのプレイ画面に戻します。

5. 録音の設定をします(次項参照)。

6. メトロノーム音を聴きながら録音をするときは、SHIFTボタンを押しながらMETRONOMEボタンを押します。メトロノーム音を消すときは、もう一度SHIFTボタンを押しながらMETRONOMEボタンを押します。

7. 録音の準備を終えたら、指定の録音開始方法で録音を始めます。録音が始まるとRECボタンのインジケーターが点灯します。またSTOP/PLAYボタンのインジケーターは、1拍目が赤色に、その他の拍は緑色に点滅します。

8. 録音を終えたらSTOP/PLAYボタンを押します。

■録音の設定をする録音に関係するいろいろな設定はレコーディング・スタンバイ画面で行います。レコーディング・スタンバイ画面は4つあり、 ボタン/ ボタンで切り換えます。

●基本画面

○Mode(レコーディング・モード)

録音のしかたを選びます。REPLACE(リプレース):初めてトラックに録音するときは、通常リプレース・レコーディングを選びます。録音先のトラックに演奏が記録されているときは、その演奏を消去しながら録音していきます。特定のMIDIチャンネルの演奏だけを消去したいときは、Chパラメーター(SYSTEM:SEQUENCER:SEQREC SWITCH)でMIDIチャンネルを指定しておきます。

TRACK 1 MODE= MIX|Loop=OFF part= 1[STBY] M= 1 | =120|B= 4/ 4|CountIn=1

This song is not Internal Song. Load anyway ? YES=[ENTER]:NO=[EXIT]

TRACK 1 MODE= REPLACE|Loop=OFF part= 1[STBY] M= 1 | =120|B= 4/ 4|CountIn=1

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MIX(ミックス):録音先のトラックに演奏が記録されている場合、その演奏を消さずに重ねて録音していきます。A.PUNCH(オート・パンチ・イン):ソングを再生させながら、あらかじめ指定した区間だけをリプレース・レコーディングします。録音し直す区間は以降のパンチ・イン/アウト画面で設定します。この場合、録音を始めるとソングが再生されます。指定区間になると録音状態になるので、録音し直します。M.PUNCH(マニュアル・パンチ・イン):ペダル操作で指定したい区間だけをリプレース・レコーディングします。この場合、録音を始めるとソングが再生されます。ペダルを踏むと録音状態になり、もう一度ペダルを踏むと再生状態に戻ります。ペダルを踏むごとに録音/再生を繰り返すことができます。

※マニュアル・パンチ・イン・レコーディングをするときは、

PEDAL 1ジャックまたはPEDAL 2ジャックに別売のペダ

ル・スイッチ(DP-2など)をつなぎます。また、Assignパ

ラメーター(SYSTEM:CONTROL:PEDAL1/2 ASSIGN)

を“101:PUNCH-I/O”に設定します。

○Loop(ループ・モード)

特定の区間を繰り返し録音(ループ・レコーディング)したいときはループ・モードをOFF以外に設定します。OFF以外に設定するとLOOPボタンのインジケーターが点灯し、指定の区間を何度も繰り返し録音できるようになります。OFF:ループ・レコーディングをしません。P:ループ・ポジション(P.87)で設定した区間をループ・レコーディングします。1, 2, 4, 8, 16:現在の小節から指定した小節数をループ・レコーディングします。ALL:トラックの先頭から最後までをループ・レコーディングします。

○M=(メジャー)

録音を始める小節ナンバーを設定します。

○ � =(テンポ)テンポを設定します。初めて録音するときに設定したテンポは、ソングの初期テンポとしてビート・トラックの最初に自動的に記録されます。ソングを最初から再生するときは常に初期テンポが設定されます。

○Count In(カウント・イン)

録音の開始方法を選びます。0:STOP/PLAYボタンを押すと同時に録音が始まります。1, 2:STOP/PLAYボタンを押すと1小節前(または2小節前)から演奏が始まり、開始位置で録音状態になります。Wait Note:鍵盤を弾くかホールド・ペダルを踏むと録音が始まります。

●QUANTIZE画面クォンタイズは鍵盤での演奏のタイミングを指定のレゾリューション(目盛)に揃えて録音させる機能です。クォンタイズには2種類のタイプがあります。ドラムやベースのように正確なタイミングで演奏させたいときはグリッド・クォンタイズを使います。シャッフルやスイングようなリズムに変えたいときはシャッフル・クォンタイズを使います。

GRID(レゾリューション=� 、ストレングス=100%のとき)

SHUFFLE(レゾリューション=� 、レイト=75のとき)

※グリッド・クォンタイズの場合、演奏のタイミングは揃い

ますが、逆に人間らしさが感じられない演奏になることが

あります。演奏のノリを生かしてタイミングを揃えたいと

きは、レゾリューションを細かくしたり、ストレングスの

設定を小さくしてください。

※クォンタイズは、ノート・メッセージ(ノート・オンとノ

ート・オフ)以外のタイミングを揃えません。例えば、録

音時に鍵盤の演奏といっしょにコントローラーを操作した

場合は、鍵盤の演奏とコントローラーの変化のタイミング

がずれてしまうことがあります。ノート・メッセージ以外

は、後からミックス・レコーディングで録音するようにし

てください。

※クォンタイズは録音後に行うこともできます。

○Type(クォンタイズ・タイプ)

クォンタイズの種類を選びます。OFF:クォンタイズをしません。GRID:グリッド・クォンタイズをします。SHUFLLE:シャッフル・クォンタイズをします。

○Resolution(レゾリューション)

タイミングを揃える目盛を音符記号で設定します。選択できる音符記号はグリッド・クォンタイズとシャッフル・クォンタイズとで異なります。

○Strength(グリッド・クォンタイズ・ストレングス)

グリッド・クォンタイズをするときの設定です。グリッド・クォンタイズ・ストレングスはレゾリューションの目盛に対する補正の度合いを設定します。レゾリューションの目盛にキッチリ揃えるときは100%に設定します。値を下げるほど補正される度合いが下がり、0%に設定すると全く補正されません。

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○Rate(シャッフル・クォンタイズ・レイト)

シャッフル・クォンタイズをするときの設定です。シャッフル・クォンタイズ・レイトはレゾリューションで設定した表拍の目盛に対して、裏拍をどれくらいの割合で離すかを設定します。50%にしたときは裏拍のタイミングが隣り合う表拍と表拍のちょうど真ん中になります。0%にしたときは裏拍のタイミングが前の表拍と同じタイミングになります。100%では裏拍のタイミングが後の表拍と同じタイミングになります。

●P. IN/OUT画面オート・パンチ・イン・レコーディングをする録音区間を設定します。録音の開始位置はPunch In Pointパラメーターで、終了位置はPunch Out Pointパラメーターで設定します。いずれも、小節-拍-クロックで位置を設定します。

※録音区間はロケート・ポジションを使って設定することも

できます(P.87)。

※オート・パンチ・イン・レコーディングをしない場合、こ

の画面は表示されません。

●パッチ/パート選択画面この画面は現在選んでいる内部音源の操作モードによって異なりますが、選択できるのは録音で使うパッチやパートです。パフォーマンス・モードとGMモードでは、 ボタン/ ボタンを押して録音に使うパート(MIDIチャンネル)を選んでください。また、他のパッチに切り換えたいときは、αダイヤル、INCボタン/DECボタン、またはテン・キーで選ぶこともできます。

※この画面で他のパッチを選んだ場合、録音時にそのパッチ

のバンク・セレクト・ナンバーとプログラム・ナンバーが

自動的に記録されます。ただし、Control Channelパラメー

ター(SYSTEM:MIDI:PERFROM)と指定のパートの

MIDIチャンネルが同じときはパフォーマンスが切り換わっ

てしまいますので、注意してください。

■パターン・トラックに録音するパターンに演奏を録音するときは、PATTERN TRACKボタンを押してインジケーターを点灯させてから録音先のパターン・ナンバーを選びます。以降はフレーズ・トラックへの録音と同じで、拍子を設定してから録音の操作をしてください。

※パターンにはビート・トラックがありませんが、録音の目

安として拍子を設定します。設定できる拍子は1つです。フ

レーズ・トラックのように途中の小節から拍子を変更でき

ません。

※パターンにはテンポ・トラックがないので、途中の小節で

テンポを変えたり、録音時に設定したテンポが初期テンポ

として記録されたりすることはありません。パターンを再

生するときは現在表示されているテンポで常に再生されま

す。

■テンポ変化を記録するソングの途中でテンポを変化させたいときは、そのテンポ変化をテンポ・トラックにリプレース・レコーディングします。テンポ・トラックにテンポ変化を記録するときは、TEMPO/BEAT TRACKボタンを押してテンポ・トラックを選びます。以降はフレーズ・トラックに演奏するときと同じ手順で録音の準備をします。ただし、テンポ・トラックにはテンポ変化以外のメッセージを記録できないので、レコーディング・スタンバイ画面では、メジャー、テンポ、カウント・インだけの設定になります。録音時のテンポの指定のしかたは、ソングの再生時にテンポを変えた操作と同じです。徐々にテンポを変化させるときは、αダイヤルまたはINCボタン/DECボタンを使ってください。

■演奏を聴きながら不要なデータを消す(リアルタイム・イレース)リアルタイム・イレースは、ミックス・レコーディング中に不要なデータだけを消す機能です。打楽器の演奏のようにループ機能を使ってミックス・レコーディングする場合は、リアルタイム・イレース機能を使って特定の打楽器音だけを消すことができます。

【操作】

1. ミックス・レコーディング中にEDITボタンを押してインジケーターを点灯させます。

2. ファンクション・ボタンのERASEボタンを押してリアルタイム・イレース画面に切り換えます。

3. 不要なデータを消します。すべてのデータ(パターン・コール・メッセージを除く)を消すときはRECボタンを押します。RECボタンを押している間のデータが消えます。特定の鍵の音を消すときはその鍵を押します。鍵を押している間の演奏が消えます。特定の鍵域の音を消すときは、その鍵域の上限と下限の鍵を押します。鍵を押している間の音が消えます。

※ Chパラメーター(SYSTEM:SEQUENCER:SEQ REC

SWITCH)で特定のMIDIチャンネルを選んでいるときは、

そのMIDIチャンネルのデータだけが消去されます。

4. 操作を終えたらEXITボタンを押して元のミックス・レコーディング状態に戻します。

TRACK 1|Real Time Erase [REC]:All Data[ERASE] |M= 1 | =100|

70

ステップ・レコーディングステップ・レコーディングは音符をひとつひとつ入力していく録音方法です。ステップ・レコーディングではフレーズ・トラックにパターンの割り当てもできます。その他のMIDIメッセージなどはマイクロ・エディット機能を使って後から入力していきます。

※すでにデータが記録されているフレーズ・トラックやパタ

ーンにステップ・レコーディングを行うと、以前に記録さ

れていたデータは消去されて、新しいデータが上書きされ

ます。

■録音で使うパートを選ぶシングルのパフォーマンスを使ってアンサンブル演奏を録音されるときは、録音を始める前に録音で使うパートを選びます。レイヤーのパフォーマンスを使われるときは、パートを選ぶ必要はありません。

【操作】

1. PERFORMボタンを押してパフォーマンス・モードのPLAY画面に切り換えます。

2. ボタン/ ボタンを押してパートを選びます。

■フレーズ・トラックに音符を入力する

●新しくソングを作るとき新しくソングを作るときは、ビート・トラックの始めに拍子、テンポ・トラックの始めに初期テンポをそれぞれ入力します。

※拍子の初期値は4/4拍子です。4/4拍子のソングを録音す

るときは以下の操作で拍子を設定する必要はありません。

ただし、以下の操作で他の拍子に変更したときは、その設

定が電源を切るまで保持されます。

【操作】

1. SEQUENCERボタンを押してソングのプレイ画面に切り換えます。

2. ソング・ナンバーにカーソルを移動してから“00:InternalSong”を選びます。

3. M.SCOPEボタンを押してマイクロスコープ画面に切り換えます。

4. EDITボタンのインジケーターの消灯を確認した後、TEMPO/BEAT TRACKボタンを押してテンポ・トラックを選びます。TEMPO/BEAT TRACKボタンを押すごとに、テンポ・トラック、ビート・トラック、フレーズ・トラックと切り換わっていきます。

5. “Tempo”にカーソルを移動してからテンポを入力します。

6. TEMPO/BEAT TRACKボタンを押してビート・トラックを選びます。

7. “Beat”にカーソルを移動して、拍子の分母と分子のそれぞれを設定します。

8. TEMPO/BEAT TRACKボタンを押してフレーズ・トラックの画面に戻します。

●音符を入力する

【操作】

1. EDITボタンのインジケーターの消灯を確認した後、TRACKボタンで録音先のフレーズ・トラックを選びます。1~8のフレーズ・トラックのいずれかに録音をするときは、1-8/9-16ボタンのインジケーターを消灯させてからTRACKボタンを押して選びます。9~16のフレーズ・トラックのいずれかに録音するときは、1-8/9-16ボタンのインジケーターを点灯させてからTRACKボタンを押して選びます

2. RECボタンを押してステップ・レコーディング画面に切り換えます。

※録音を中止するときはEXITボタンを押します。

3. 必要に応じて、ステップ・タイム、ゲート・タイム・レシオ、ベロシティーを設定します(次項参照)。

4. 入力する鍵を押します。鍵を離すと音符が入力されて、次の音符が入力できる状態になります。

※鍵を押さえている間は表示の値を変更できます。

5. 操作3と4を繰り返して音符を入力していきます。ステップ・タイム、ゲート・タイム・レシオ、ベロシティーは、直前に入力した音符の設定を保持しています。次に入力する音符も同じ設定でよいときは設定を変える必要はありません。

6. 音符の入力を終えたらSTOP/PLAYボタンを押します。

●ステップ・レコーディング時の設定ステップ・レコーディング時は入力する音符に応じて以下の設定をします。

○Step(ステップ・タイム)

音符の長さ(ノート・オンから次のノート・オンまでの長さ)を音符記号で設定します。

○Gate(ゲート・タイム・レシオ)

ノート・オンからノート・オフまでの時間(ゲート・タイム)をステップ・タイムに対する割合で設定します。音を短く切るときは値を小さく、音を伸ばすときは値を大きくします。通常は80%ぐらいに設定します。

○Velocity(ベロシティー)

鍵を押さえる強さを設定します。鍵を押さえたときの強さに関係なく一定の強さで音符を入力したいときは、その値を設定します。鍵を押さえたときの強さをそのまま入力したいときは“REAL”に設定します。

TRACK 1| 1|127:G 9|Step|Gate| Velocity[S.REC] | 1-01-000| |100%| REAL

71

●いろいろな音符の入力のしかた

○和音の入力

和音を構成する鍵を押さえてから、すべての鍵を同時に離します。1つでも鍵を押さえている間は和音が入力されないので、鍵を押さえ直して修正できます。

※複数の鍵を押さえるとMIDIチャンネルの左に“*”マークが表示されます。このマークは入力後にマイクロスコープ画面でメッセージを確認したときにも表示されるので、和音が入力されていることを確認できます。

○休符の入力

ステップ・タイムで休符と同じ長さの音符を選んでからファンクション・ボタンのRESTボタンを押します。

○タイの入力

タイでつなぐ最初の音符を入力してからファンクション・ボタンのTIEボタンを押します。

○全音符の入力

2分音符を入力してからファンクション・ボタンのTIEボタンを押します。

○付点音符の入力

まず付点のついていない音符を入力します。次にステップ・タイムを先ほど入力した音符の半分の長さに設定してからファンクション・ボタンのTIEボタンを押します。例えば付点2分音符を入力するときは、まず2分音符を入力します。次に、ステップ・タイムを4分音符に変えてからファンクション・ボタンのTIEボタンを押します。

●間違えて入力したときBWDボタンを押すと直前に入力した音符が削除されます。このとき、削除された音が確認の意味で鳴ります。

■パターンに音符を入力する新しくパターンに音符を入力するときは、音符を入力する前にパターンの拍子を入力します。

※パターンにはビート・トラックがありませんが、録音の目

安として拍子を設定します。設定できる拍子は1つです。フ

レーズ・トラックのように途中の小節から拍子は変更でき

ません。

※パターンは常に現在のテンポで再生されるので、フレー

ズ・トラックのように初期テンポの設定はありません。

【操作】

1. SEQUENCERボタンを押してソングのプレイ画面に切り換えます。

2. ソング・ナンバーにカーソルを移動してから“00:InternalSong”を選びます。

3. EDITボタンのインジケーターの消灯を確認します。4. PATTERN TRACKボタンを押してボタンのインジケーターを点灯させてから、録音先のパターン・ナンバーを選びます。

5. M.SCOPEボタンを押してマイクロスコープ画面に切り換えます。

6. TEMPO/BEAT TRACKボタンを押してパターンの拍子の設定画面に切り換えます。

7. 拍子の分母と分子のそれぞれを設定します。

8. TEMPO/BEAT TRACKボタンを押してパターン画面に戻します。

9. RECボタンを押してステップ・レコーディング画面に切り換えます。

※録音を中止するときはEXITボタンを押します。

10. 以降はフレーズ・トラックに音符を入力する操作と同じです。

11. 音符の入力を終えたらSTOP/PLAYボタンを押します。

■フレーズ・トラックにパターンを割り当てる

●新しくソングを作るとき新しくソングを作るときは、ビート・トラックの始めに拍子、テンポ・トラックの始めに初期テンポをそれぞれ入力します。

※拍子の初期値は4/4拍子です。4/4拍子のソングを録音す

るときは以下の操作で拍子を設定する必要はありません。

ただし、以下の操作で他の拍子に変更したときは、その設

定が電源を切るまで保持されます。

【操作】

1. SEQUENCERボタンを押してソングのプレイ画面に切り換えます。

2. ソング・ナンバーにカーソルを移動してから“00:InternalSong”を選びます。

3. M.SCOPEボタンを押してマイクロスコープ画面に切り換えます。

4. EDITボタンのインジケーターの消灯を確認した後、TEMPO/BEAT TRACKボタンを押してテンポ・トラックを選びます。TEMPO/BEAT TRACKボタンを押すごとに、テンポ・トラック、ビート・トラック、フレーズ・トラックと切り換わっていきます。

5. “Tempo”にカーソルを移動してからテンポを入力します。

6. TEMPO/BEAT TRACKボタンを押してビート・トラックを選びます。

7. “Beat”にカーソルを移動して、拍子の分母と分子のそれぞれを設定します。

8. TEMPO/BEAT TRACKボタンを押してフレーズ・トラックの画面に戻します。

●パターンを割り当てる

※フレーズ・トラックにパターンを割り当てて再生させると

きはパターンの拍子が無効になり、ビート・トラックの拍

子に従います。パターンを割り当てるときは、ビート・ト

ラックの拍子と同じパターンを選んでください。パターン

の拍子の設定が異なっている場合、小節の長さが合わなく

なって演奏がずれてしまうことがあります。

【操作】

1. EDITボタンのインジケーターの消灯を確認した後、TRACKボタンで録音先のフレーズ・トラックを選びます。1~8のフレーズ・トラックのいずれかに録音をするときは、1-8/9-16ボタンのインジケーターを消灯させてからTRACKボタンを押して選びます。9~16のフレーズ・トラックのいずれかに録音するときは、1-8/9-16ボタンのインジケーターを点灯させてからTRACKボタンを押して選びます

2. RECボタンを押してステップ・レコーディング画面に切り換えます。

※録音を中止するときはEXITボタンを押します。

3. PATTERN TRACKボタンを押してボタンのインジケーターを点灯させます。

4. 割り当てたいパターン・ナンバーを選んでENTERボタンを押します。パターンを選ぶとそのパターン・コール・メッセージが入力され、そのパターンの小節分だけ先に進んで次のパターンが入力できる状態になります。

5. 同様の操作で次に演奏させたいパターンを入力していきます。

※パターンを入力した後に音符を入力したいときは、

PATTERN TRACKボタンを押してボタンのインジケーター

を消灯させた後、鍵を押して音符を入力してください。

6. 入力を終えたらSTOP/PLAYボタンを押します。

●間違えて入力したときBWDボタンを押すと直前に入力したパターン・コール・メッセージが削除されます。

TRACK 1| Pattern|Number [ENTER][S.REC] | 1-01-000| 1(B= 4/ 4 :L= 8)

72

73

トラック・エディットでは、指定範囲のデータを修正します。

※トラック・エディットでは、ディスクに記録されたソングに直接修正を加えることはできません。インターナル・メモリーにソングを読み込んでから、トラック・エディットを行います。インターナル・メモリーに別の消したくないソングがあるときは、あらかじめディスクにそのソングを保存してください。

【操作】

1. SEQUENCERボタンを押してソングのプレイ画面に切り換えます。

2. カーソルをソング・ナンバーに移動してから、トラック・エディットをするソングを選びます。

3. EDITボタンを押してボタンのインジケーターを点灯させます。

4. ファンクション・ボタンのTRK EDITボタンを押します。このとき、TRK EDITボタンのインジケーターが点滅して、エディット画面に切り換わります。ディスクに記録されているソングを選んでいる場合は、以下の画面が表示されます。ENTERボタンを押して、インターナル・メモリーにソングを読み込んでください。

※ソングの読み込みを中止するときはEXITボタンを押します。

5. Typeにカーソルを移動してから編集機能を選びます。編集機能の働きについては、以下の「トラック・エディットの編集機能」をご覧ください。

※ TRK EDITボタンを押すと、カーソルがどの位置にあってもTypeにカーソルが移動します。

6. パラメーターを設定します。※Measureパラメーターの設定方法は以下の「編集範囲を設定する」をご覧ください。

7. ENTERボタンを押して編集機能を実行します。※最後のパラメーター設定画面にENTERと表示されていますが、途中の画面でもENTERボタンを押すと編集機能を実行できます。

8. EXITボタンを押してシーケンサー・モードのプレイ画面に戻します。

■編集範囲を設定するソングの編集範囲はMeasureパラメーターで設定します。小節で設定する方法とロケート・ポジションで設定する方法があります。

※編集機能のうち、“3:COPY”、“4:INSERT”は設定の方法が多少異なります。詳しくは「トラック・エディットの編集機能」をご覧ください。

●小節で設定するN小節目からM小節間といった方法で編集範囲を設定します。例えば、5小節目から6小節間(5 for 6)といったときは、5小節目の先頭から10小節目の最後までを編集範囲とします。

【操作】

1. カーソルをスタート・メジャーに移動してから、エディットを開始する小節を入力します。

2. カーソルをメジャー・レングスに移動してから、エディットする小節の長さ(開始小節からの小節数)を入力します。※メジャー・レングスをALLに設定すると、1小節目から最終小節までが編集の範囲となります。

●ロケート・ポジションを利用するLOC1からLOC2までといった具合に、ロケート・ポジションを利用して編集範囲を設定します。例えば、LOC1からLOC2(LOC1:LOC2)と設定したときは、LOC2の直前までを編集範囲とします。つまり、LOC2の位置は含まれません。

※ロケート・ポジションの設定のしかたは(P.87)をご覧ください。

【操作】

1. LOCATEボタンを押してボタンのインジケーターを点灯させます。

2. カーソルをスタート・ポジションに移動してから、エディットを開始する位置のロケート・ポジション・ナンバーを入力します。

3. カーソルをエンド・ポジションに移動してから、エディットを終了する位置のロケート・ポジション・ナンバーを入力します。

4 . 小節で編集範囲を設定する方法に戻るときは、LOCATEボタンを押してボタンのインジケーターを消灯させます。

This Song is not Internal Song. Load anyway ? YES=[ENTER]:NO=[EXIT]

TRACK |Type | Target| Measure EDIT |01:ERASE |TRK ALL| 1for9999

TRACK |Type | Target| 1-01-000 EDIT |01:ERASE |TRK ALL| LOC0:LOC9

第5章 ソング・エディット

トラック・エディット

トラック・エディットには13種類の編集機能があります。

■01:ERASE(イレース)ソングの一部を消去します。誤って入力したデータを消すときに使います。

【例】5小節目から8小節目までをイレースした場合

○Target(ターゲット・トラック)

消去するトラックを選びます。TRK ALL:すべてのフレーズ・トラック、ビート・トラック、テンポ・トラックTRK 1~16:指定したフレーズ・トラックTRK T:テンポ・トラックPTN 001~100:指定したパターン

○Measure(メジャー)

データを消去する範囲を設定します。

○Status(ターゲット・ステータス)

消去するMIDIステータスを選びます。ALL:以下のMIDIステータスすべてNOTE:ノート・オンとノート・オフP.AFT:ポリフォニック・アフタータッチC.C:コントローラー・ナンバーPROG:プログラム・ナンバーC.AFT:チャンネル・アフタータッチBEND:ピッチ・ベンドEXC:エクスクルーシブTUNE:チューン・リクエストPTN:パターン・コール

※ TargetパラメーターでTRK Tを選んでいる場合、Statusパ

ラメーターは設定できません。

※ NOTE、P.AFTは、XP-50の鍵を押して鍵域を設定すること

もできます。

○Channel(ターゲット・チャンネル)

消去するデータのMIDIチャンネルを選びます。ALL:すべてのMIDIチャンネル1~16:指定したMIDIチャンネル

※ TargetパラメーターでTRK Tを選んでいる場合、Channel

パラメーターは設定できなくなります。

※ StatusパラメーターでEXC、TUNE、PTNのいずれかを選ん

でいる場合、Channelパラメーターは設定できません。

■02:DELETE(デリート)ソングの一部を削除し、前後をつなぎ合わせます。

【例】5小節目から8小節目をデリートした場合

○Target(ターゲット・トラック)

削除するトラックを選びます。TRK ALL:すべてのフレーズ・トラック、ビート・トラック、テンポ・トラックTRK 1~16:指定したフレーズ・トラックTRK T:テンポ・トラックPTN 001~100:指定したパターン

○Measure(メジャー)

データを削除する範囲を設定します。

■03:COPY(コピー)ソングの一部をコピーします。同じフレーズを何度も繰り返して使うときに便利です。パターンをフレーズ・トラックにコピーしたり、その逆にフレーズ・トラックのデータをパターンにコピーしたりすることもできます。

○Source(ソース・トラック)

コピー元のトラックを選びます。TRK ALL:すべてのフレーズ・トラック、ビート・トラック、テンポ・トラックTRK 1~16:指定したフレーズ・トラックTRK T:テンポ・トラックPTN 001~100:指定したパターン

○Dest(デスティネーション・トラック)

コピー先のトラックを選びます。TRK ALL:各トラックのデータは、コピー元と同じトラックにコピーされます。TRK 1~16:指定したフレーズ・トラックTRK T:テンポ・トラックPTN 001~100:指定したパターン

※ SourceパラメーターでTRK ALLを選んだ場合、Destパラメ

ーターにはTRK ALLまたはPTN 001~100しか設定できま

せん。PTN001~100を選ぶと、フレーズ・トラックの情報

はマージしてコピーされます。

※ SourceパラメーターでTRK Tを選んだ場合、Destパラメー

ターにはTRK Tしか設定できません。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

TRACK Status |Channel [ENTER]ERASE |P.AFT:C -1-G 9|ALL

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

1 2 3 4 9 10

74

トラック・エディットの編集機能

75

○Measure(メジャー/デスティネーション・メジャー)

メジャーでデータをコピーする範囲を設定し、デスティネーション・メジャーでコピー先の位置を設定します。

※コピー先を最終小節に設定したいときは、デスティネーシ

ョン・メジャーをENDにします。

○Mode(コピー・モード)

MIX:コピー元とコピー先のデータを混ぜ合わせます。REPLACE:ChパラメーターをALLに設定しておくと、コピー先のすべてのデータをコピー元のデータで書き換えます。Chパラメーターを1~16に設定すると、コピー元のデータと同じMIDIチャンネルのデータがコピー先のトラックにあるときは、そのMIDIチャンネルのデータだけを書き換えます。

○Times(コピー・タイムズ)

コピー先の位置にコピーする回数を設定します。

○Status(ターゲット・ステータス)

コピーするMIDIステータスを選びます。ALL:以下のMIDIステータスすべてNOTE:ノート・オンとノート・オフP.AFT:ポリフォニック・アフタータッチC.C:コントローラー・ナンバーPROG:プログラム・ナンバーC.AFT:チャンネル・アフタータッチBEND:ピッチ・ベンドEXC:エクスクルーシブTUNE:チューン・リクエストPTN:パターン・コール

※ SourceパラメーターでTRK Tを選んでいる場合、Statusパ

ラメーターは設定できません。

※ NOTE、P.AFTは、XP-50の鍵を押して鍵域を設定すること

もできます。

○Channel(ターゲット・チャンネル)

コピーしたいデータのMIDIチャンネルを選びます。ALL:すべてのMIDIチャンネル1~16:指定したMIDIチャンネル

※ SourceパラメーターでTRK Tを選んでいる場合、Channel

パラメーターは設定できません。

※ StatusパラメーターでEXC、TUNE、PTNのいずれかを選ん

でいる場合、Channelパラメーターは設定できません。

■04:INSERT(インサート・メジャー)ソングの指定した位置に空白小節を挿入します。

【例】5小節目に3つの空白小節をインサート(挿入)した場合

○Target(ターゲット・トラック)

小節を挿入するトラックを選びます。TRK ALL:すべてのフレーズ・トラック、ビート・トラック、テンポ・トラックTRK 1~16:指定したフレーズ・トラックTRK T:テンポ・トラックPTN001~100:指定したパターン

○Measure(スタート・メジャー/インサート・メジャー)

スタート・メジャーで挿入を開始する位置を設定してから、インサート・メジャーで挿入する小節数を設定します。

○Beat(インサート・メジャー・ビート)

TargetパラメーターでTRK ALLを選んだときは、挿入する小節の拍子を設定します。その他のトラックを選んだときは、あらかじめ設定されている拍子になるので、設定することはできません。

■05:TRNSPOS(トランスポーズ)フレーズ・トラックまたはパターンに録音されているデータのノート・ナンバーを、±99半音の範囲でずらします。移調したり、転調したりするときに使います。

○Target(ターゲット・トラック)

トランスポーズするトラックを選びます。TRK ALL:すべてのフレーズ・トラックTRK 1~16:指定したフレーズ・トラックPTN 001~100:指定したパターン

○Measure(メジャー)

トランスポーズする区間を設定します。

○Bias(トランスポーズ・バイアス)

トランスポーズする量を半音単位で設定します。0のときはトランスポーズがかかりません。

○Channel(ターゲット・チャンネル)

トランスポーズするデータのMIDIチャンネルを設定します。ALL:すべてのMIDIチャンネル1~16:指定したMIDIチャンネル

TRACK Measure| Mode|Times COPY | 1for9999 1|REPLACE| 1

1 2 3 4 5 6 7

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

TRACK |Type | Target| Measure EDIT |04:INSERT |TRK ALL| 1for9999

○Note(ノート・レンジ)

トランスポーズする範囲をノート・ナンバーで設定します。XP-50の鍵を押して設定することもできます。

※ロワーはアッパーより高く、アッパーはロワーより低く設

定することはできません。そのように設定しようとすると、

ロワーとアッパーは同じ値になって変化します。

■06:CHG VEL(チェンジ・ベロシティー)フレーズ・トラックまたはパターンに録音されているノート・メッセージのベロシティーを変更します。

※変換によって1以下(または127以上)のベロシティーにな

るものは1(127)に変換されます。

○Target(ターゲット・トラック)

ベロシティーを変換させるトラックを選びます。TRK ALL:すべてのフレーズ・トラックTRK 1~16:指定したフレーズ・トラックPTN 001~100:指定したパターン

○Measure(メジャー)

ベロシティーを変換させる範囲を設定します。

○Bias(ベロシティー・バイアス)

一定のベロシティー値を加算したいときに設定します。例えば、70のベロシティー値を90にしたいときは20に設定します。

○Magnify(ベロシティー・マグニファイ)

ベロシティーの変化を大きくしたり、小さくしたりするときに設定します。100%では変化がなく、100%より大きくすると変化が大きくなり、小さくすると変化が小さくなります。例えば、ベロシティーの変化を半分にしたいときは50%、変化を2倍にしたいときは200%に設定します。0%にしたときはすべてのベロシティーが64になります。

○Ch(ターゲット・チャンネル)

ベロシティーを変換させるデータのMIDIチャンネルを設定します。ALL:すべてのMIDIチャンネル1~16:指定したMIDIチャンネル

○Note(ノート・レンジ)

ベロシティーを変換させる音域を設定します。XP-50の鍵を押して設定することもできます。

※ロワーはアッパーより高く、アッパーはロワーより低く設

定することはできません。そのように設定しようとすると、

ロワーとアッパーは同じ値になって変化します。

■07:CHG CH(チェンジMIDIチャンネル)フレーズ・トラックまたはパターンに記録されているデータの中から、あるMIDIチャンネルで録音されているデータを違うMIDIチャンネルに変更します。

※MIDIチャンネルを変更したフレーズ・トラックまたはパタ

ーンに、変更後のMIDIチャンネルと同じMIDIチャンネルの

データがあるときは、データが混ざり合います。

○Target(ターゲット・トラック)

MIDIチャンネルを変更するトラックを選びます。TRK ALL:すべてのフレーズ・トラックTRK 1~16:指定したフレーズ・トラックPTN 001~100:指定したパターン

○Measure(メジャー)

MIDIチャンネルを変更する範囲を設定します。

○Status(ターゲット・ステータス)

MIDIチャンネルを変更するMIDIステータスを選びます。ALL:以下のMIDIステータスすべてNOTE:ノート・オンとノート・オフP.AFT:ポリフォニック・アフタータッチC.C:コントローラー・ナンバーPROG:プログラム・ナンバーC.AFT:チャンネル・アフタータッチBEND:ピッチ・ベンド

※ NOTE、P.AFTは、XP-50の鍵を押して鍵域を設定すること

もできます。

○Channel(ソースMIDIチャンネル/デスティネーション

MIDIチャンネル)

ソースMIDIチャンネルで変更元のMIDIチャンネルを、デスティネーションMIDIチャンネルで変更先のMIDIチャンネルを設定します。

ALL:すべてのMIDIチャンネル1~16:指定したMIDIチャンネル

※デスティネーションMIDIチャンネルにはALLを選べません。

■08:CHG GT(チェンジ・ゲート・タイム)フレーズ・トラックまたはパターンに録音されているノート・メッセージのゲート・タイム(ノート・オンからノート・オフまでの時間)を変えます。

※変換すると1以下(または65535以上)のゲート・タイムに

なるときは1(65535)に変換されます。

TRACK Bias|Channel|Note [ENTER]TRNSPOS | +12| ALL|C -1-G 9

TRACK Status |Channel [ENTER] CHG CH |P.AFT:C -1-G 9|ALL 1

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77

○Target(ターゲット・トラック)

ゲート・タイムを変換するトラックを選びます。TRK ALL:すべてのフレーズ・トラックTRK 1~16:指定したフレーズ・トラックPTN 001~100:指定したパターン

○Measure(メジャー)

ゲート・タイムを変換する範囲を設定します。

○Bias(ゲート・タイム・バイアス)

ゲート・タイムに一定の時間を加算したいときに設定します。例えば、90のゲート・タイムを60にしたいときは-30に設定します。

○Magnify(ゲート・タイム・マグニファイ)

ゲート・タイムの変化を大きくしたり、小さくしたりするときに設定します。100%では変化がなく、100%より大きくすると変化が大きくなり、小さくすると変化が小さくなります。例えば、ゲート・タイムを半分にしたいときは50%、2倍にしたいときは200%にします。

○Ch(ターゲット・チャンネル)

ゲート・タイムを変換するデータのMIDIチャンネルを選びます。ALL:すべてのMIDIチャンネル1~16:指定したMIDIチャンネル

○Note(ノート・レンジ)

ゲート・タイムの変換範囲をノート・ナンバーで指定します。XP-50の鍵を押して設定することもできます。

※ロワーはアッパーより高く、アッパーはロワーより低く設

定することはできません。そのように設定しようとすると、

ロワーとアッパーは同じ値になって変化します。

■09:MERGE(マージ)2つのフレーズ・トラックのデータを片方のフレーズ・トラックにまとめます。もう一方のフレーズ・トラックに記録されているデータは消去します。パターンでも同様にデータをまとめることができます。

【例】フレーズ・トラック1と2をフレーズ・トラック1にマージした場合

○Source(ソース・トラック)

マージする一方を選びます。マージ終了後はこのデータが消去されます。TRK 1~16:指定したフレーズ・トラックPTN 001~100:指定したパターン

○Destination(デスティネーション・トラック)

もう一方のマージ先を選びます。TRK 1~16:指定したフレーズ・トラックPTN 001~100:指定したパターン

※同じMIDIチャンネルのデータをマージしたときは、データ

が混ざり合います。

※ SourceパラメーターとDestinationパラメーターを同じ値に

設定することはできません。

■10:EXTRACT(エクストラクト)フレーズ・トラックまたはパターンの一部を抜き出し、他のフレーズ・トラックまたはパターンの同じ位置に移動します。

【例】フレーズ・トラック1のプログラム・チェンジ・メッセージを、フレーズ・トラック2にエクストラクトする場合

○Source(ソース・トラック)

データを抜き出すトラックまたはパターンを選びます。TRK 1~16:指定したフレーズ・トラックPTN 001~100:指定したパターン

○Dest(デスティネーション・トラック)

移動先を選びます。TRK 1~16:指定したフレーズ・トラックPTN 001~100:指定したパターン

※ SourceパラメーターとDestパラメーターを同じ値に設定す

ることはできません。

○Measure(メジャー)

抽出する小節区間を設定します。

○Mode(エクストラクト・モード)

MIX:抜き出したデータと移動先のデータを混ぜ合わせます。REPLACE:ChパラメーターをALLに設定した場合、移動先のすべてのデータを抜き出したデータで書き換えます。Chパラメーターを1~16に設定した場合、抜き出したデータと同じMIDIチャンネルのデータが移動先のトラックにあるときは、そのMIDIチャンネルのデータだけを書き換えます。

○Status(ターゲット・ステータス)

抜き出すMIDIステータスを選びます。ALL:以下のMIDIステータスすべてNOTE:ノート・オンとノート・オフP.AFT:ポリフォニック・アフタータッチC.C:コントローラー・ナンバーPROG:プログラム・ナンバーC.AFT:チャンネル・アフタータッチBEND:ピッチ・ベンドEXC:エクスクルーシブTUNE:チューン・リクエストPTN:パターン・コール

※ NOTE、P.AFTは、XP-50の鍵を押して鍵域を設定すること

もできます。

○Channel(ターゲット・チャンネル)

データを抜き出すMIDIチャンネルを選びます。ALL:すべてのMIDIチャンネル1~16:指定したMIDIチャンネル

※ StatusパラメーターでEXC、TUNE、PTNのいずれかを選ん

でいる場合、Channelパラメーターは設定できません。

■11:SHIFT(シフト・クロック)録音したデータのタイミングをクロック単位で前後に移動します。変更した結果、ソングの先頭より前に移動されるデータは、ソングの先頭に移動されます。ソングの終りよりも後ろに移動されるデータがあるときは、必要な分だけ小節が追加されます。追加された小節の拍子は、追加される直前の小節と同じです。

○Target(ターゲット・トラック)

クロックを移動するトラックを選びます。TRK ALL:すべてのフレーズ・トラックとテンポ・トラックTRK1~16:指定したフレーズ・トラックTRK T:テンポ・トラックPTN 001~100:指定したパターン

○Measure(メジャー)

クロックを移動する範囲を設定します。

○Bias(クロック・バイアス)

移動するクロック数を設定します。

○Status(ターゲット・ステータス)

クロックを移動するMIDIステータスを選びます。ALL:以下のMIDIステータスすべてNOTE:ノート・オンとノート・オフP.AFT:ポリフォニック・アフタータッチC.C:コントローラー・ナンバー

PROG:プログラム・ナンバーC.AFT:チャンネル・アフタータッチBEND:ピッチ・ベンドEXC:エクスクルーシブTUNE:チューン・リクエストPTN:パターン・コール

※ TargetパラメーターでTRK Tを選んだ場合、Statusパラメ

ーターは設定できなくなります。

※ NOTE、P.AFTは、XP-50の鍵を押して鍵域を設定すること

もできます。

○Channel(ターゲット・チャンネル)

クロックを移動するデータのMIDIチャンネルを選びます。ALL:すべてのMIDIチャンネル1~16:指定したMIDIチャンネル

※ TargetパラメーターでTRK Tを選んだ場合、Channelパラ

メーターは設定できなくなります

※ StatusパラメーターでEXC、TUNE、PTNのいずれかを選ん

でいる場合、Channelパラメーターは設定できません。

■12:THIN(データ・シン)アフタータッチ、ピッチ・ベンド、エクスプレッションなどのデータは連続的に値を変化させるため、思った以上にデータ量が多くなります。データ・シンでは、このようなデータを聴感上で気にならない程度に間引くことによって、データ量を減らします。

※どのくらいのデータを間引くかは、テンポやデータの変化

によって異なるため予測が困難です。設定をいろいろ変え

て何度か試してください。

○Target(ターゲット・トラック)

データを間引くトラックを選びます。TRK ALL:すべてのフレーズ・トラックTRK1~16:指定したフレーズ・トラックPTN 001~100:指定したパターン

○Measure(メジャー)

データを間引く範囲を設定します。

○V(データ・シン・バリュー)

どの程度データを間引くかを設定します。変化の激しいMIDIメッセージを間引くときは値を大きくしてください。

○T(データ・シン・タイム)

間引きの時間の割合を設定します。なだらかに変化するMIDIメッセージを間引くときは値を大きくしてください。

78

79

○Status(ターゲット・ステータス)

間引きたいMIDIステータスを選びます。ALL:以下のMIDIステータスすべてP.AFT:ポリフォニック・アフタータッチC.C:コントローラー・ナンバーC.AFT:チャンネル・アフタータッチBEND:ピッチ・ベンド

※ P.AFTは、XP-50の鍵を押して鍵域を設定することもできま

す。

○Ch(ターゲット・チャンネル)

間引きたいデータのMIDIチャンネルを選びます。ALL:すべてのMIDIチャンネル1~16:指定したMIDIチャンネル

■13:XCHANGE(エクスチェンジ)フレーズ・トラックまたはパターンのデータを入れ換えます。フレーズ・トラックとパターンのデータを入れ換えることもできます。

【例】フレーズ・トラック1と2をエクスチェンジした場合

○Target(ターゲット・トラック)

データを入れ変えるトラックを選びます。TRK1~16:指定したフレーズ・トラックPTN 001~100:指定したパターン

※ターゲット・トラックの2つの入力先に同じトラックを設定

することはできません。

第4章ではリアルタイム・レコーディングをしながらのクォンタイズの説明をしましたが、XP-50ではすでに録音されたソングをクォンタイズすることもできます。クォンタイズは鍵を押したタイミングと離したタイミングだけを補正しますが、その他のデータは補正しません。そのため、録音するデータによってはタイミングがずれることがあります。ベンダーなど、鍵盤以外のデータについては、ミックス・レコーディングなどで後から重ねて録音するようにしてください。また、XP-50ではパラメーターの設定中であってもクォンタイズ実行後の演奏状態を確認できる、プレビュー機能があります。これにより、最適なクォンタイズを設定することができます。

※クォンタイズはディスクに記録されたソングに直接修正を

加えることはできません。インターナル・メモリーにソン

グを読み込んでからクォンタイズを行います。

インターナル・メモリーに別の消したくないソングがある

ときは、あらかじめディスクにそのソングを保存してくだ

さい。

【操作】

1. SEQUENCERボタンを押して、ソングのプレイ画面に切り換えます。

2. カーソルをソング・ナンバーに移動してから、クォンタイズするソングを選びます。

3. EDITボタンを押してボタンのインジケーターを点灯させます。

4. ファンクション・ボタンのQUANTIZEボタンを押します。このとき、QUANTIZEボタンのインジケーターが点滅して、クォンタイズ画面に切り換わります。ディスクに記録されているソングを選んでいる場合は、以下の画面が表示されます。ENTERボタンを押して、インターナル・メモリーにソングを読み込んでください。

※ソングの読み込みを中止するときは、EXITボタンを押しま

す。

5. Typeパラメーターにカーソルを移動してから、“1:GRID”、“2:SHUFFLE”、“3:GROOVE”の中からクォンタイズの種類を選びます。

※QUANTIZEボタンを押すと、カーソルがどの位置にあって

もTypeパラメーターに移動します。

6. パラメーターを設定します。

※Measureの設定のしかたは、「編集範囲を設定する」(P.73)

をご覧ください。

※パラメーターの設定中にクォンタイズ実行後の演奏状態が

確認できます。詳しくは「プレビュー機能」(P.82)をご覧

ください。

7. ENTERボタンを押してクォンタイズを実行します。

8. EXITボタンを押して、シーケンサー・モードのプレイ画面に戻ります。

■グリッド・クォンタイズリアルタイム・クォンタイズと同様に、すでに録音されたソングにグリッド・クォンタイズをすることができます。グリッド・クォンタイズをすると、指定した音符のタイミングに合わせてクォンタイズします。

●グリッド・クォンタイズのパラメーター

○Resolution(グリッド・クォンタイズ・レゾリューション)

クォンタイズのタイミングを音符で設定します。

○Strength(グリッド・クォンタイズ・ストレングス)

Resolutionパラメーターで指定した音符に対する補正の度合いを設定します。100%にするとResolutionパラメーターのタイミングにキッチリ補正されます。値を下げるほど補正される度合いが下がり、0%にするとまったく補正されません。

○Measure(メジャー)

クォンタイズする範囲を設定します。

○Channel(ターゲット・チャンネル)

クォンタイズしたいデータのMIDIチャンネルを選びます。ALL:すべてのMIDIチャンネル1~16:指定した各MIDIチャンネル

○Note(ノート・レンジ)

クォンタイズをする鍵域を設定します。鍵盤を押して鍵域を指定することもできます。

○Target(ターゲット・トラック)

クォンタイズするフレーズ・トラック、またはパターンを選びます。TRACK:フレーズ・トラックTRACKを選んだときは、フレーズ・トラックごとにクォンタイズするか、しないかを設定します。クォンタイズするフレーズ・トラックには“○”が表示され、クォンタイズしないフレーズ・トラックには“_”が表示されます。フレーズ・トラックは、TRACKボタンでも選択することができます。はじめに、EDITボタンのインジケーターを消灯させます。フレーズ・トラック1~8を選ぶときは1-8/9-16ボタンのインジケーターを消灯させてから、TRACKボタンを押します。フレーズ・トラック9~16を選ぶときは1-8/9-16ボタンのインジケーターを点灯させてからTRACKボタンを押します。

※すべてのフレーズ・トラックを選ぶときは、SHIFTボタン

+1-8/9-16ボタンを押します。もう一度同じ操作をすると、

すべての選択が解除されます。

This Song is not Internal Song. Load anyway ? YES=[ENTER]:NO=[EXIT]

QUANTIZE|Type |Resolution|Strength |1:GRID | | 100%

QUANTAIZE Target|1 5 9 13[ENTER]GRID | TRACK|

80

クォンタイズ

81

PTN 001~100:パターン・トラックの指定したパターン

■シャッフル・クォンタイズリアルタイム・クォンタイズと同様に、すでに録音されたソングにシャッフル・クォンタイズをすることができます。シャッフル・クォンタイズをすると、ソングをスイング感のある弾むような演奏にすることができます。

●シャッフル・クォンタイズのパラメーター

○Resolution(シャッフル・クォンタイズ・レゾリューション)

クォンタイズのタイミングを音符で設定します。音符は8分音符と16分音符が指定できます。

○Rate(シャッフル・クォンタイズ・レイト)

このパラメーターはシャッフル・クォンタイズをするときの設定です。Resolutionパラメーターで指定した表拍を裏拍から離す割合を設定します。50%にしたときの裏拍のタイミングは、隣り合う表拍と表拍の真ん中になります。0%にすると、裏拍のタイミングが前の表拍と同じタイミングになります。100%では、裏拍のタイミングが後ろの表拍と同じタイミングになります

○Measure(メジャー)

クォンタイズする範囲を設定します。

○Channel(ターゲット・チャンネル)

クォンタイズしたいデータのMIDIチャンネルを選びます。ALL:すべてのMIDIチャンネル1~16:指定した各MIDIチャンネル

○Note(ノート・レンジ)

クォンタイズをする鍵域を設定します。鍵盤を押して鍵域を指定することもできます。

○Target(ターゲット・トラック)

クォンタイズするトラック、またはパターンを選びます。TRACK:指定したフレーズ・トラックTRACKを選んだときは、フレーズ・トラックごとにクォンタイズするか、しないかを設定します。クォンタイズするフレーズ・トラックには“○”が表示され、クォンタイズしないフレーズ・トラックには“_”が表示されます。フレーズ・トラックは、TRACKボタンでも選択することができます。はじめにEDITボタンのインジケーターを消灯させます。フレーズ・トラック1~8を選ぶときは1-8/9-16ボタンのインジケーターを消灯させてからTRACKボタンを押します。フレーズ・トラック9~16を選ぶときは1-8/9-16ボタンのインジケーターを点灯させてからTRACKボタンを押します。

※すべてのフレーズ・トラックを選ぶときはSHIFTボタン+1-

8/9-16ボタンを押します。もう一度同じ操作をすると、す

べての選択が解除されます。

PTN 001~100:指定したパターン

■グルーブ・クォンタイズXP-50では90種類のクォンタイズ用テンプレートを用意しています。テンプレートには、さまざまなクォンタイズの設定が用意されています。この中から好みのテンプレートにあわせてクォンタイズできます。

※テンプレートは4/4拍子に対応しています。その他の拍子

の演奏には思ったような効果が得られません。

●グルーブ・クォンタイズのパラメーター

○Template(グルーブ・クォンタイズ・テンプレート)

利用するテンプレートを指定します。

※各テンプレートの設定は、「グルーブ・クォンタイズのテン

プレート一覧」(P.128)をご覧ください。

○Mode(グルーブ・クォンタイズ・モード)

CLOCK:テンプレートに記録されているノート・メッセージのタイミングだけを利用します。CLK&VEL:テンプレートに記録されているノート・メッセージのタイミングとベロシティーの値を利用します。

○Measure(メジャー)

クォンタイズする範囲を設定します。

○Channel(ターゲット・チャンネル)

クォンタイズしたいデータのMIDIチャンネルを選びます。ALL:すべてのMIDIチャンネル1~16:指定したMIDIチャンネル

○Note(ノート・レンジ)

クォンタイズをする鍵域を設定します。XP-50の鍵を押してノート・レンジを指定することもできます。

○Target(ターゲット・トラック)

クォンタイズするトラック、またはパターンを選びます。TRACK:フレーズ・トラックTRACKを選んだときは、フレーズ・トラックごとにクォンタイズするか、しないかを設定します。クォンタイズするフレーズ・トラックには“○”が表示され、クォンタイズしないフレーズ・トラックには“_”が表示されます。フレーズ・トラックは、TRACKボタンでも選択することができます。はじめにEDITボタンのインジケーターを消灯させます。フレーズ・トラック1~8を選ぶときは1-8/9-16ボタンのインジケーターを消灯させてからTRACKボタンを押します。フレーズ・トラック9~16を選ぶときは1-8/9-16ボタンのインジケーターを点灯させてからTRACKボタンを押します。

※すべてのフレーズ・トラックを選ぶときはSHIFTボタン+1-

8/9-16ボタンを押します。もう一度同じ操作をすると、す

べての選択が解除されます。

PTN 001~100:指定したパターン

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<プレビュー機能>クォンタイズのパラメーターを設定しているときに、クォンタイズ実行後の演奏状態が確認できます。

※トラックに割り当てているパターンについては演奏を確認

できません。

※ミュートされているフレーズ・トラックの演奏は確認でき

ません。

【操作】

1. クォンタイズのパラメーターの設定中であることを確認します。

2. STOP/PLAYボタンを押します。グリッド・クォンタイズとシャッフル・クォンタイズでは現在の小節から2小節間を、グルーブ・クォンタイズでは現在の小節から4小節間を繰り返し再生します。

3. プレビュー中にパラメーターの値を変更すると、変更した値でプレビューします。プレビュー中に変更できるパラメーターは以下の通りです。・グリッド・クォンタイズResolutionパラメーター、Strengthパラメーター・シャッフル・クォンタイズResolutionパラメーター、Rateパラメーター・グルーブ・クォンタイズTemplateパラメーター、Modeパラメーター

4. もう一度STOP/PLAYボタンを押すとプレビューを中止します。

※クォンタイズのパラメーターを設定しているときに

SHIFT+STOP/PLAYボタンを押すと通常の方法で再生し

ます。しかし、プレビュー機能とは異なりパラメーターを

変更しても再生には反映されません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

82

83

録音した演奏をメッセージ単位で編集することをマイクロ・エディットといいます。

※マイクロ・エディットでは、ディスクに記録されたソング

に直接、修正を加えることができません。インターナル・

メモリーにソングを読み込んでから、マイクロ・エディッ

トを行います。インターナル・メモリーに、別の消したく

ないソングがあるときは、あらかじめ、そのソングをディ

スクに保存してください。

■メッセージを表示する

【操作】

1. SEQUENCERボタンを押して、ソングのプレイ画面に切り換えます。

2. カーソルをソング・ナンバーに移動してから、マイクロ・エディットをするソングを選びます。

3. M.SCOPEボタンを押して、マイクロスコープ画面を表示させます。ディスクに記録されているソングを選んでいる場合は、以下の画面が表示されます。ENTERボタンを押して、インターナル・メモリーにソングを読み込んでください。

※ソングの読み込みを中止するときは、EXITボタンを押しま

す。

4. 表示するトラックを選びます。はじめに、EDITボタンのインジケーターを消灯させます。フレーズ・トラック1~8を選ぶときは1-8/9-16ボタンのインジケーターを消灯させてからTRACKボタンを押します。フレーズ・トラック9~16を選ぶときは1-8/9-16ボタンのインジケーターを点灯させてからTRACKボタンを押します。パターン・トラックのパターンを選ぶときは、PATTERNTRACKボタンを押してからパターン・ナンバーを入力します。テンポ・トラック/ビート・トラックを選ぶときは、TEMPO/ BEAT TRACKボタンを押します。TEMPO/ BEATTRACKボタンを押すたびにテンポ・トラックとビート・トラックとフレーズ・トラックが入れ換わります。

5. ボタン/ ボタンを押して、次々とメッセージを表示します。

※クロックの位置にカーソルを移動している場合は、αダイ

ヤルを回すかINCボタン/DECボタンを押しても、表示の

メッセージが切り換えられます。

※表示のメッセージを小節単位(または拍単位)で切り換え

るときは、小節(または拍)にカーソルを移動してから、

αダイヤルを回すかINCボタン/DECボタンを押します。

また、BWDボタン/FWDボタンを押しても小節単位で切り

換えることができます。

※メッセージが記録されていないクロックの位置を表示させ

たいときは、カーソルをクロックに移動してから、テン・

キーで指定してください。

■表示方法の設定ディスプレイに表示させるメッセージの種類を選びます。特定のメッセージだけを変更したいときはそのメッセージだけを表示することで、目的のメッセージが探しやすく、変更しやすくなります。

【操作】

1. EDITボタンのインジケーターを点灯させます。

2. ファンクション・ボタンのVIEWボタンを押します。このとき、VIEWボタンのインジケーターが点滅して、ディスプレイにはビュー・フィルター画面が表示されます。

3. 表示させたいメッセージはONに設定します。Channelパラメーターで表示するMIDIチャンネルを選びます。ALLに設定するとすべてのMIDIチャンネルのメッセージが、1~16に設定すると各MIDIチャンネルのメッセージのみが表示されます。表示を切り換えることができるメッセージは以下の通りです。Note(ノート・メッセージ)P.Aft(ポリフォニック・アフタータッチ)C.C(コントローラー・ナンバー)P.C(プログラム・ナンバー)C.Aft(チャンネル・アフタータッチ)P.Bend(ピッチ・ベンド)Exclusive(エクスクルーシブ)Pattern(パターン・コール・メッセージ)

4. EXITボタンを押してマイクロスコープ画面に戻します。

■フレーズ・トラック/パターンに記録されたメッセージのパラメーターを変更する

フレーズ・トラック/パターンでは以下の9つのメッセージの各パラメーターを変更できます。ただし、ただし、コントローラー・ナンバー・メッセージをピッチ・ベンド・メッセージに変えるようなメッセージ自体の変更はできません。

○Note(ノート)

・Ch(MIDIチャンネル)・Note(ノート・ナンバー)・OnVel(ノート・オン・ベロシティー)・Gate(ゲート・タイム)・Off Velocity(ノート・オフ・ベロシティー)

This Song is not Internal Song. Load anyway ? YES=[ENTER]:NO=[EXIT]

TRACK 1| Note(G 9)|Ch|Note|OnVel|Gate M.SCOPE 1-01-000| 1| 127| 127|65535

マイクロ・エディット

○PAft(ポリフォニック・アフタータッチ)

・Ch(MIDIチャンネル)・Note(ノート・ナンバー)・Value(バリュー)

○CtrlChange(コントローラー・ナンバー)

・Ch(MIDIチャンネル)・CC#(コントローラー・ナンバー)・Value(バリュー)

○ProgChange(プログラム・ナンバー)

・Ch(MIDIチャンネル)・PC#(プログラム・ナンバー)

○Ch After(チャンネル・アフタータッチ)

・Ch(MIDIチャンネル)・Value(バリュー)

○Pitch Bend(ピッチ・ベンド)

・Ch(MIDIチャンネル)・Value(バリュー)

○Exclusive(エクスクルーシブ)

・エクスクルーシブ・データ

○Tune(チューン・リクエスト)

○Pattern(パターン・コール)

・Number(パターン・ナンバー)

●エクスクルーシブ・メッセージ以外の変更

【操作】

1. パラメーターを変更するメッセージを表示します。

2. カーソルを変更するパラメーターに移動した後、値を変更します。

※ノート・メッセージまたはポリフォニック・アフタータッ

チは、SHIFT+テン・キーまたはXP-50の鍵盤を押してノ

ート・ナンバーを指定することもできます。

※ノート・メッセージのベロシティー/ノート・オフ・ベロ

シティーはXP-50の鍵盤を押して指定することもできます。

●エクスクルーシブ・メッセージの変更

【操作】

1. 変更するエクスクルーシブ・メッセージを表示します。

2. 変更するエクスクルーシブ・データにカーソルを移動します。ボタンを押してカーソルをエクスクルーシブ・データに移

動すると、エディット画面に切り換わります。

SHIFTボタン+ ボタン/ ボタンを押すと、カーソルは先頭/最後のエクスクルーシブ・データに移動します。

3. テン・キーで値を入力します。A~Fを入力するときは、SHIFTボタンを押しながらテンキーの0~5を押します。途中に値を追加したいときは、その位置にカーソルを移動してからファンクション・ボタンのCREATEボタンを押します。ボタンを押すと00の値が挿入されるので、入力したい値に変更します。値を削除したいときは、その位置にカーソルを移動した後、ファンクション・ボタンのERASEボタンを押します。

※エクスクルーシブ・データの変更を中止するときはEXITボ

タンを押します。

4. 変更を終えたら、ENTERボタンを押してすべての値を確定して元の画面に戻ります。また、 ボタンを押してカーソルを位置(小節-拍-クロック)を表す場所に戻すと、すべての値が確定され元の画面に戻ります。

※ Auto Calc Check Sumパラメーター( SYSTEM:

SEQUENCER:MICROSCOPE)がONのときは、ローラン

ドのタイプIVのエクスクルーシブ・メッセージであれば、

すべての値を確定して元の画面に戻るときに自動的にチェ

ックサムが計算されます。

■テンポ・チェンジを変更するテンポ・トラックにはソングのテンポを決めるテンポ・チェンジが記録されています。このテンポ・チェンジを変更します。

○Tempo(テンポ・チェンジ)

テンポを設定します。

【操作】

1. 変更するテンポ・チェンジを表示します。

2. 値を設定します。

※変更したテンポ・チェンジは、その位置からのテンポを変

更します。ソング全体のテンポを速めたり、遅くしたりす

るときは、プレイ画面やレコーディング画面で再生テンポ

を変えてソングを保存します。

■ビート・トラックに記録されたメッセージのパラメーターを変更する

ビート・トラックでは、以下の2つのメッセージのパラメーターを変更できます。

○BeatChange(ビート・チェンジ)

・Beat(ビート)拍子を設定します。

○Key Sign(キー・シグネチャー)

黒鍵の音名を#または♭のどちらで表示するかを設定します。レコーディングするソングの調に合わせて設定します。

※この設定は表示のしかたを変えるだけです。入力方法には

全く影響しません。

TRACK 1|F0:41 10 42 12 40 00 00| stepEXC EDIT|00 41:7F | 1/ 10

84

85

・Scale(スケール)音階を決めます。・Key(キー)調を決めます。

【操作】

1. パラメーターを変更するメッセージを表示します。

2. カーソルを変更するパラメーターに移動した後、値を設定します。

■メッセージを挿入する

【操作】

1. メッセージを挿入する位置(小節-拍-クロック)を表示します。

2. EDITボタンのインジケーターを点灯させた後、ファンクション・ボタンのCREATEボタンを押します。このとき、CREATEボタンのインジケーターが点滅します。

3. 挿入するメッセージを選びます。

※挿入できるメッセージは以下の項目をご覧ください。

4. ENTERボタンを押して新しいメッセージを挿入します。

5. 挿入されたメッセージには初期値が設定されています。必要に応じて変更してください。

●フレーズ・トラック/パターンに挿入できるメッセージ

※テン・キーを使ってメッセージを選ぶこともできます。

ボタン メッセージ9 NOTE(ノート・オンとノート・オフ)SHIFT+0 POLY-AFTER(ポリフォニック・アフタータッチ)SHIFT+1 CONTROL-CHANGE(コントローラー・ナンバー)SHIFT+2 PROGRAM-CHANGE(プログラム・ナンバー)SHIFT+3 CHANNEL-AFTER(チャンネル・アフタータッチ)SHIFT+4 PITCH-BEND(ピッチ・ベンド)SHIFT+6 TUNE(チューン・リクエスト)PATTERN PATTERN(パターン・コール)SHIFT+5 EXCLUSIVE(DEFAULT)(エクスクルーシブ)----- EXCLUSIVE(GM ON)(エクスクルーシブ)----- EXCLUSIVE(GM OFF)(エクスクルーシブ)

※GM ONメッセージおよびGM OFFメッセージは、テン・キ

ーでは選べません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<パターン・コール・メッセージ>パターン・コール・メッセージとはXP-50で録音したパターンを呼び出すメッセージです。マイクロ・エディットでフレーズ・トラックにこのメッセージを挿入すると、そのタイミングでパターンを再生できます。ドラム・パートやベース・パートなどのように、同じフレーズが何度も出てくるパートなどはあらかじめパターンに録音しておき、パターン・コール・メッセージを使って再生させます。

こうすることで、効率的にソングを作ることができるだけでなく、メモリーの節約にもなります。

※パターン・コール・メッセージを使ってパターンを再生す

るときは、1つのフレーズ・トラックで同時に1つのパター

ンしか再生できません。同じフレーズ・トラックの同じ位

置に複数のパターン・コール・メッセージを挿入すると、

最後のパターン・コール・メッセージだけが有効となりま

す。

※挿入したパターンがソングの最終小節までに再生を終えな

い長さのときは、最終小節で再生が中断されます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●テンポ・トラックに挿入できるメッセージテンポ・トラックでは、CREATEボタンを押すとTempo(テンポ・チェンジ)が挿入されます。

●ビート・トラックに挿入できるメッセージBEAT(ビート)KEY-SIGNATURE(キー・シグネチャー)

■メッセージを消去する

【操作】

1. 消去するメッセージを表示します。

2. EDITボタンのインジケーターを点灯させた後、ファンクション・ボタンのERASEボタンを押して消去します。メッセージの消去中は、ERASEボタンのインジケーターが点滅します。

※テンポ・トラックの先頭にあるテンポ・チェンジは消去で

きません。

※ビート・トラックの先頭にあるビート・チェンジとキー・

シグネチャーは消去できません。

※パターンの拍子は消去できません。

■メッセージを移動する

【操作】

1. 移動するメッセージを表示します。

2. EDITボタンのインジケーターを点灯させた後、ファンクション・ボタンのMOVEボタンを押します。このとき、MOVEボタンのインジケーターが点滅します。

3. 移動先の位置(小節-拍-クロック)を入力します。

4. ENTERボタンを押して移動を実行します。

※テンポ・トラックの先頭にあるテンポ・チェンジは移動で

きません。

※ビート・トラックの先頭にあるビート・チェンジおよびキ

ー・シグネチャーは移動できません。

※パターンの拍子は移動できません。

■メッセージの登録と貼りつけ一時的にメッセージをXP-50に登録します。登録したメッセージは、指定した位置に貼りつけることができます。同じメッセージを何度も使用するときに便利です。

●メッセージの登録

【操作】

1. 登録するメッセージを表示します。

2. EDITボタンのインジケーターを点灯させた後、ファンクション・ボタンのCOPYボタンを押します。メッセージの登録中は、COPYボタンのインジケーターが点滅します。

●データの貼りつけ

【操作】

1. 登録したメッセージを貼りつける位置を表示します。

2. EDITボタンのインジケーターを点灯させた後、ファンクション・ボタンのPLACEボタンを押します。メッセージの貼り付け中は、PLACEボタンのインジケーターが点滅します。

■MIDIメッセージの送信(テスト・アウト)MIDIメッセージを表示しているときにENTERボタンを押すと、そのMIDIメッセージをMIDI OUTコネクターから送信することができます。ノート・メッセージを表示しているときにENTERボタンを押すと、ノート・オンが送信されてその音が鳴ります。ENTERボタンを離すとノート・オフが送信されます。

86

87

■ロケート機能ロケート・ポジションは「小節-拍-クロック」で決まる位置情報です。オート・パンチ・イン・レコーディング、ループ機能、トラック・エディットなどで範囲を指定するときに利用したり、ソングの現在位置を動かしたりするときに利用します。ロケート・ポジションは1つのソングに8つ(1~8)まで記録できます。これらのロケート・ポジションはソングといっしょに保存できます。この他、録音を始めた位置はロケート・ポジション・ナンバー0に、録音を終えた位置はロケート・ポジション・ナンバー9に自動的に記録されます。

※ロケート・ポジションを設定したり、使用したりするとき

は、そのソングをインターナル・メモリーに読み込んでく

ださい。

※画面に小節ナンバーまたは位置(小節-拍-クロック)を

表す表示がされていないと、ロケート機能を使えません。

●ロケート・ポジションを設定する

【操作】

1. ロケート・ポジションとして設定したい位置で、SHIFTボタンを押しながらLOCATEボタンを押します。ボタンを押した位置がロケート・ポジションとして表示されます。

※ソングの再生中は、SHIFTボタン+LOCATEボタンを押し

たときのソングの位置がロケート・ポジションとなります。

2. ロケート・ナンバー(1~8)を選びます

3. ENTERボタンを押して確定します。元の画面に戻ります。

※設定を中止するときはEXITボタンを押します。

●ロケート・ポジションへ移動する

【操作】

1. シーケンサーが停止していることを確認します。

2. LOCATEボタンを押して、ロケート・ジャンプ画面を表示させます。

3. ロケート・ポジション・ナンバーを選び、ENTERボタンを押します。

ENTERボタンを押すと指定したロケート・ポジションに移動します。

※ソングの再生中や録音中には、ロケート・ポジションへ移

動できません。

●ロケート・ポジションを利用してループ区間/パン

チ・ポイントを設定する

【操作】

1. シーケンサーが停止していることを確認します。

2. ループ・ポジションまたはパンチ・ポイントの設定画面を表示させます。

3. ロケート・ポジションを利用するパラメーターにカーソルを移動します。

4. LOCATEボタンを押してロケート・ジャンプ画面を表示させます。

5. 利用するロケート・ナンバーを選び、ENTERボタンを押します。指定したロケート・ナンバーの値がループ・ポジションまたはパンチ・ポイントとして設定されます。

■ループ機能ループ機能を使うと、設定した区間(ループ区間)を繰り返し再生したり、録音したりできます。ドラム・パートをリアルタイム・レコーディングしたり、リアルタイム・イレースしたりするときに便利です。

●ループ区間の設定ループ区間は、ソングごとにそれぞれ設定できます。また、設定したループ区間はソングを保存するときに同時に記録されます。

※ループ区間を設定するソングはインターナル・メモリーに

読み込んでください。

【操作】

1. SEQUENCERボタンを押して、ソングのプレイ画面に切り換えます。

2. カーソルをソング・ナンバーに移動してから、ループ区間を設定するソングを選びます。

3. EDITボタンを押してボタンのインジケーターを点灯させます。

4. ファンクション・ボタンのLOOPボタンを押してループ区間設定画面を表示させます。

LOCATE Locate Number SET |LOC1( 1-01-000) 1-01-000

LOCATE |Locate Number JUMP LOC1( 1-01-000)

第6章 シーケンサーの便利な機能

このときLOOPボタンのインジケーターが点滅します。ディスクに記録されているソングを選んでいる場合は以下の画面が表示されます。ENTERボタンを押してインターナル・メモリーにソングを読み込んでください。

※ソングの読み込みを中止する場合はEXITボタンを押します。

5. パラメーターを設定します。

※ロケート・ポジションを利用してループ区間(Startパラメ

ーター、Endパラメーター)を設定できます。

6. EXITボタンを押してソングのプレイ画面に戻します。

●ループ区間を設定するパラメーター

○Repeat(リピート)

繰り返す方法を設定します。INFINIT:STOP/PLAYボタンを押すまでループ区間を繰り返します。1/2/3:ループ区間を1/2/3回繰り返します。

○Start(スタート)

繰り返しを開始する位置を指定します。

○End(エンド)

繰り返しを終了する位置を指定します。

※ソングの再生中はループ区間を変更できません。

●ループ・プレイ設定したループ区間にしたがって繰り返し再生します。【操作】

1. SEQUENCERボタンを押して、ソングのプレイ画面に切り換えます。

2. LOOPボタンを押してボタンのインジケーターを点灯させます。

3. STOP/PLAYボタンを押して再生を始めます。

4. 再生を中断するときはもう一度STOP/PLAYボタンを押します。

※ LOOPボタンをオンにした状態でソングを保存すると、この

情報も同時に記録されます。

●ループ・レコーディング設定したループ区間を繰り返して録音します。具体的な操作はガイドブックをご覧ください。

■ソング・ネームを付けるソングに新しくソング・ネームを付けたり、変えたりします。ファイル・ネームとは別に設定できます。

※ソング・ネームを付けるときは、そのソングをインターナ

ル・メモリーに読み込んでください。

【操作】

1. SEQUENCERボタンを押します。

2. カーソルをソング・ナンバーに移動してから、ソング・ネームを付けるソングを選びます。

3. EDITボタンのインジケーターを点灯させます。

4. ファンクション・ボタンのNAMEボタンを押します。このとき、NAMEボタンのインジケーターが点滅して、ソング・ネームの画面に切り換わります。ディスクに記録されているソングを選んでいる場合は、以下の画面が表示されます。ENTERボタンを押して、インターナル・メモリーにソングを読み込んでください。

※ソングの読み込みを中止するときは、EXITボタンを押しま

す。

5. 文字を入力する位置にカーソルを移動し、文字を入力します。

※市販のSMFデータの中にはCopyright(著作権)が設定さ

れているものがあります。このようなSMFデータを読み込

んだ場合は、ソング・ネームの下にコピーライト情報が表

示され、ソング・ネームは変更できません。

6. ソング・ネームを付け終わったら、EXITボタンを押してソングのプレイ画面に戻ります。

■フレーズ・トラックの情報を確認するフレーズ・トラックごとの設定を確認したり、変更したりできます。

※フレーズ・トラックの情報を確認するときは、そのソング

をインターナル・メモリーに読み込んでください。

【操作】

1. SEQUENCERボタンを押して、ソングのプレイ画面に切り換えます。

2. カーソルをソング・ナンバーに移動してから、フレーズ・トラックを確認するソングを選びます。

3. EDITボタンのインジケーターを点灯させます。

4. ファンクション・ボタンのTRACKボタンを押します。このとき、TRACKボタンのインジケーターが点滅して、情報を確認する画面に切り換わります。ディスクに記録されているソングを選んでいる場合は以下の画面が表示されます。ENTERボタンを押してインターナル・メモリーにソングを読み込んでください。

※ソングの読み込みを中止するときはEXITボタンを押します。

5. EDITボタンのインジケーターを消灯させてから、TRACKボタンを押してフレーズ・トラックを選びます。

This Song is not Internal Song. Load anyway ? YES=[ENTER]:NO=[EXIT]

This Song is not Internal Song. Load anyway ? YES=[ENTER]:NO=[EXIT]

This Song is not Internal Song. Load anyway ? YES=[ENTER]:NO=[EXIT]

88

89

フレーズ・トラックの1~8を表示するときは1-8/9-16ボタンのインジケーターを消灯させてから、フレーズ・トラックの9~16を表示するときは、1-8/9-16ボタンのインジケーターを点灯させてからTRACKボタンを押してください。

6. 各フレーズ・トラックの情報を確認したり、パラメーターを変更したりします。

※詳しくは以下の項目をご覧ください。

7. EXITボタンを押してソングのプレイ画面に戻します。

※ソングの再生中や録音中には、フレーズ・トラックの情報

を確認したり、変更したりすることはできません。

●TRACK INFO(トラック・インフォメーション)

○Output Assign(トラック・アウトプット・アサイン)

指定したトラックのデータをどこに送るかを選びます。INT:XP-50の音源にデータを送ります。MIDI:MIDI OUTコネクターに接続した外部MIDI機器にデータを送ります。BOTH:上記の両方にデータを送ります。

○Track Status(トラック・ステータス)

指定したトラックをミュート(MUTE)するか、しないか(PLAY)を選びます。

※ EMPTYと表示されているときは、指定したトラックにデー

タがありません。したがって、MUTEやPLAYには変更でき

ません。

●TRACK MONITOR(トラック・モニター)指定したフレーズ・トラックにデータがあるかないかを表示します。“*”マークはデータがあることを、“-”マークはデータがないことを表します。表示されるデータの種類は以下の通りです。Ch:MIDIチャンネル1~16Ex:システム・エクスクルーシブ・メッセージPtn:パターン・コール・メッセージ

■その他の機能これまで説明した機能の他に、インターナル・メモリーのイニシャライズ、ソングに含まれる不要なデータの削除、ソングの再生時間の計測などの機能があります。

※これらの機能を使うときは、そのソングをインターナル・

メモリーに読み込んでください。

【操作】

1. SEQUENCERボタンを押してソングのプレイ画面に切り換えます。

2. カーソルをソング・ナンバーに移動してからソングを選びます。

3. EDITボタンのインジケーターを点灯させます。

4. ファンクション・ボタンのSEQ UTILITYボタンを押します。SEQ UTILITYボタンのインジケーターが点滅します。

ディスクに記録されているソングを選んでいる場合は、以下の画面が表示されます。ENTERボタンを押してインターナル・メモリーにソングを読み込んでください。

※ソングの読み込みを中止するときはEXITボタンを押します。

5. ボタン/ ボタンを押して使いたい機能の画面を表示します。

6. ENTERボタンを押して実行します。実行できる機能については以下の項目をご覧ください。

7. EXITボタンを押してソングのプレイ画面に戻します。

●SONG INIT(ソング・イニシャライズ)新しくソングを録音する前などに、インターナル・メモリーにあるソングを消去します。

●DATA REDUCE(データ・リデュース)トラック・エディットを繰り返すと、インターナル・メモリーにはソングの再生に関係ないデータができてしまうことがあります。インターナル・メモリーを調べて、余分なデータを削除します。

●TIME FIT(タイム・フィット)ソングの再生時間を計測したり、指定した時間でソングを再生できるようにテンポ・トラックのデータを変更したりします。

○Measure(メジャー)

再生時間を計測したり、テンポ・トラックのデータを変更したりする範囲を設定します。

※Measureパラメーターの設定はトラック・エディットの

「編集範囲を設定する」をご覧ください。

○Time(カレント・タイム/フィット・タイム)

カレント・タイムはMeasureパラメーターで設定した範囲を、現在のテンポで再生したときの再生時間を表示します。フィット・タイムはMeasureパラメーターで設定した範囲の再生時間を設定します。

【操作】

1. カレント・タイムを計測するには、Measureパラメーターを設定します。

2. Measureパラメーターで設定した範囲を指定した時間で再生するためには、フィット・タイムを設定してENTERボタンを押します。

This Song is not Internal Song. Load anyway ? YES=[ENTER]:NO=[EXIT]

TIME FIT Measure| Time[ENTER] | 1for9999|00°00'00" 00°00'00"

■ユーティリティー機能の操作方法パッチ/パフォーマンス/リズム・セットの設定の保存、ディスクとのデータのやり取り、データの転送などの操作は、ユーティリティー機能を使って操作します。

【操作】

1. DISK/UTILITYボタンを押してユーティリティー・メニュー画面を表示させます。

2. ボタン/ ボタンを押して機能を使いたい機能の表示を点滅させてからENTERボタンを押すと、指定の機能の画面になります。

※各機能の番号をテン・キーまたはファンクション・ボタン

で指定しても、指定の機能の画面に切り換えられます。

※“4:SOUND”、“5:DISK”を選んだ場合は、サウンド・

メニュー画面またはディスク・メニュー画面が表示されま

す。ここでもう一度各機能を選びます。

3. 設定するパラメーターがある場合は、パラメーターを設定します。

4. ENTERボタンを押して実行します。動作が完了するとディスプレイに“COMPLETE”と一瞬表示されます。

※操作を途中で中止するときはEXITボタンを押します。

5. EXITボタンを押して元の操作モードの画面に戻します。

※実行した機能によって、元の操作モードに戻るためにEXIT

ボタンを押す回数が異なります。

■1:WRITE(ライト)パッチ、パフォーマンス、またはリズム・セットの設定をユーザー・メモリーに記憶する操作です。対象となるデータはUTILITYボタンを押す前の操作モードによって異なります。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<インターナル・ライト・プロテクト>ユーザー・メモリーの設定を誤って書き換えてしまわないように保護する、インターナル・ライト・プロテクトがあります。ユーザ・メモリーの設定を書き換えるときは、インターナル・ライト・プロテクトの設定をオフにする必要があります。インターナル・ライト・プロテクトがオンの状態でライト操作をした場合、以下の画面が表示されます。

表示のONをOFFに変更してからENTERボタンを押すと、インターナル・ライト・プロテクトがオフになります。もう一度ENTERボタンを押すとユーザー・メモリーに記憶されます。一旦インターナル・ライト・プロテクトの設定をオフにすると、電源を切るまでオフになっています。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●パフォーマンス・モードでUTILITYボタンを押したとき

◯PERFORM WRITE(パフォーマンス・ライト)

テンポラリー・エリアにあるパフォーマンスの設定をユーザー・メモリーに書き込みます。

●パッチ・モードでUTILITYボタンを押したとき

◯PATCH WRITE(パッチ・ライト)

テンポラリー・エリアにあるパッチの設定をユーザー・メモリーに書き込みます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<コンペア機能>コンペア機能は、書き込み先のパッチを鳴らし、書き換えてもよいかどうかを確認するための機能です。書き込み先のパッチを鳴らしたいときは、COMPAREボタンを押してPATCHCOMPARE画面に切り換えます。この画面でも書き込み先のパッチは切り換えられます。パッチを選んだら、もう一度COMPAREボタンを押すか、EXITボタンを押して、元の画面に戻します。

※コンペア機能を使ってパッチを鳴らすと、通常の演奏時と

は多少異なることがあります。あらかじめご了承ください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●リズム・セット・モードでUTILITYボタンを押したとき

◯RHYTHM WRITE(リズム・セット・ライト)

テンポラリー・エリアにあるリズム・セットの設定をユーザー・メモリーに書き込みます。

UTIL|1:WRITE 2:LOAD 3:SAVE 4:SOUND |5:DISK

WRITE | Internal Write Protect= ONPROTECT |

PERFORM |Number [ENTER]WRITE |USER: 01(Tekno loop 1)

PATCH |Number [COMPARE]/[ENTER]WRITE |USER:001(West Coast )

PATCH |Number [COMPARE]COMPARE |USER:001(West Coast )

RHYTHM |Number [ENTER]WRITE |USER:001(HouseDrumSet)

90

第7章 ユーティリティー機能

91

■2:LOAD(ロード)ディスクに保存してあるソング、データ・ファイル、またはS-MRCのソング・データをXP-50に読み込みます。1:SONG:XP-50で作ったソングまたはSMFをインターナル・メモリーに読み込みます。2:TRACK:XP-50で作ったソングの中から、指定したフレーズ・トラックまたはパターンを、インターナル・メモリーの指定したフレーズ・トラックまたはパターンに読み込みます。この画面でSTOP/PLAYボタンを押すと、ロード元のトラック/パターンを再生できます。

3:S-MRC:MC-50などのS-MRCフォーマットのソング・データをインターナル・メモリーに読み込みます。4:SOUND:パッチ、パフォーマンス、およびリズム・セットをユーザー・メモリーに、システム(シーケンサー・グループを除く)をシステム・メモリーに読み込みます。

■3:SAVE(セーブ)XP-50に記憶されているソングまたはデータ・ファイルをファイル・ネームを付けてディスクに保存します。ソングはスタンダードMIDIファイル(SMF)に変換して保存することもできます。1:SONG:XP-50用のソング(拡張子:SVQ)として保存します。

2:SMF-0:SMFのFormat 0形式(1つのフレーズ・トラックにすべての演奏情報を記録する)のソング(拡張子:MID)に変換して保存します。3:SMF-1:SMFのFormat 1形式(複数のフレーズ・トラックに演奏情報を記録する)のソング(拡張子:MID)に変換して保存します。4:SOUND:パッチ、パフォーマンス、リズム・セット、およびシステム(シーケンサー・グループを除く)をデータ・ファイル(拡張子:SVD)として保存します。

※データ・ファイルには音源部のパラメーターの設定を一括

して保存します。あるひとつのパッチやパフォーマンスを

別々に保存することはできません。

※インターナル・メモリーに読み込んだSMFのデータの中に

コピーライト・ノーティスが記録されている場合、このソ

ングは再びSMFとして保存できません。

※ SMFに変換する場合、パターン・トラックとミュートして

いるフレーズ・トラックの演奏は保存されません。ただし、

フレーズ・トラックに記録されているパターン・コール・

メッセージについては、そのパターンの演奏がフレーズ・

トラックに記録されているものとして保存されます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<ソング・ネームとファイル・ネーム>XP-50のソングまたはSMFには、ファイル・ネームの他にソング・ネームがあります。ファイル・ネームはファイルを認識するための名前なので、保存をするときに必ずつけなければなりません。ファイル・ネームでソングの種類を分類するような名前をつけ、ソング・ネームでタイトルをつけるように使い分けると、データを整理するときに便利です。

※この画面でソング・ネームをつけたり、変更したりするこ

とはできません。ソング・ネームを付けるには(P.88)を

ご覧ください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■4:SOUND(サウンド)パッチ/パフォーマンス/リズム・セットのコピーやイニシャライズ、またXP-50の設定状態をお買い上げ時の設定に戻すなど、音源部の操作をします。

※ユーティリティー・メニュー画面で“4:SOUND”を選ん

だ場合、サウンド・メニュー画面が表示されます。ここで、

実行させたい機能を選びます。

●1:COPY(コピー)パッチ、パフォーマンス、またはリズム・セットの設定をテンポラリー・エリアにコピーします。対象となるデータはUTILITYボタンを押す前に選んでいた操作モードによって異なります。

○パフォーマンス・モードでコピーを選んだとき

PERFORM PART CPY(パフォーマンス・パート・コピー)

パフォーマンスのパートの設定をテンポラリー・エリアのパフォーマンスのパートにコピーします。

PERFORM FX COPY(パフォーマンス・エフェクト・コピー)

パフォーマンスまたはパッチのエフェクトの設定をテンポラリー・エリアのパフォーマンスにコピーします。

LOAD |01:SONG_000.SVQ [ENTER]TRK/PTN |( ) TRK 1 PTN001

SAVE |[SONG_000].SVQ [ENTER]SONG |( ) [SHIFT]

UTIL|1:COPY 2:INIT 3:XFER 4:PRTECTSND |5:PRESET

PERFORM | Source|Part [ENTER]PART CPY USER: 01|P 1(Tekno Loop 1) P 1

PERFORM Source|Number [ENTER]FX COPY | PERFORM|USER: 01(Tekno Loop 1)

○パッチ・モードでコピーを選んだとき

PATCH TONE CPY(パッチ・トーン・コピー)

パッチのトーンの設定をテンポラリー・エリアのパッチのトーンにコピーします。

PATCH FX COPY(パッチ・エフェクト・コピー)

パッチまたはパフォーマンスのエフェクトの設定をテンポラリー・エリアのパッチにコピーします。

○リズム・セット・モードでコピーを選んだとき

RHYTHM KEY COPY(リズム・キー・コピー)

リズム・セットの設定をテンポラリー・エリアのリズム・セットに鍵単位でコピーします。

※コピー元とコピー先のKeyパラメーターは鍵盤の鍵を押し

ても指定できます。

●2:INIT(イニシャライズ)テンポラリー・エリアにあるパッチ、パフォーマンス、またはリズム・セットのパラメーターをイニシャライズ(初期化)します。イニシャライズとは、パッチ、パフォーマンス、リズム・セットの設定を、標準値またはお買い上げ時の設定に戻すことです。イニシャライズには次の2つの方法があります。DEFAULT:テンポラリー・エリアにある対象データの設定を標準的な値にします。PRESET:テンポラリー・エリアにある対象データについて、お買い上げ時の設定に戻します。例えば、設定が変更されているUSER:001のパッチがテンポラリー・エリアにある場合、その設定をお買い上げ時のUSER:001のパッチの設定に戻すことになります。対象となるデータはUTILITYボタンを押す前に選んでいたモードによって異なります。

○パフォーマンス・モードでイニシャライズを選んだとき

PERFORM INIT(パフォーマンス・イニシャライズ)

テンポラリー・エリアにあるパフォーマンスの設定をイニシャライズします。

○パッチ・モードでUTILITYボタンを押したとき

PATCH INIT(パッチ・イニシャライズ)

テンポラリー・エリアにあるパッチの設定をイニシャライズします。

○リズム・セット・モードでイニシャライズを選んだとき

RHYTHM KEY INIT(リズム・キー・イニシャライズ)

テンポラリー・エリアにあるリズム・セットの中で、指定した鍵の設定だけをイニシャライズします。イニシャライズする鍵は、鍵盤の鍵を押しても指定できます。RHYTHM SET INIT(リズム・セット・イニシャライズ)

テンポラリー・エリアにあるリズム・セットの設定をイニシャライズします。

●3:XFER(データ・トランスファー)XP-50本体やディスクに記録されているパッチ/パフォーマンス/リズム・セット/システム(シーケンサー・グループを除く)の設定を、外部MIDI機器に転送したり、インターナル・メモリーのソングに記録したりします。

外部MIDI機器にデータを転送する

外部MIDI機器に音源部のデータを転送します。この操作をバルク・ダンプと呼びます。

※データ転送中は以下の画面が表示されます。

※データの転送を中止するときは、EXITボタンを押します。

○Type(データ・タイプ)

転送するデータの種類を設定します。ALL:パフォーマンス、パッチ、リズム・セットPERFORM:パフォーマンスPATCH:パッチRHYTHM:リズム・セットSYSTEM:シーケンサー部以外のシステム

○Source(ソース)

転送元のデータを設定します。USER:ユーザー・メモリーにあるデータを転送します。

※ Type パラメーターで PERFORM、PATCH、または

RHYTHMを選び、SourceパラメーターでUSERを選んだと

きは、転送するデータの範囲も設定します。

※ TypeパラメーターでSYSTEMを選んだときは、USERのみ

設定できます。

PATCH | Source|Tone [ENTER]TONE CPY USER:001|T1(West Coast ) T1

PATCH Source|Number [ENTER]FX COPY | PERFORM|USER: 01(Tekno Loop 1)

RHYTHM | Source|Key [ENTER]KEY COPY|USER:001|C 2(HouseDrumSet) C 2

DATA | Type|Block [ENTER]TRANSFER| ALL|USER: MIDI

DATA |Executing TRANSFER| PATCH|USER:001 MIDI

DATA | Type|Block [ENTER]TRANSFER|PERFORM|USER: 01- 32 MIDI

92

93

TEMP:テンポラリー・エリアにあるデータを転送します。

※ TypeパラメーターでPERFORMを選び、Sourceパラメータ

ーでTEMPを選んだときは、“-PATCH”または“+PATCH”

のいずれかを選びます。パフォーマンスのデータだけを送

るときは“-PATCH”を選び、パフォーマンスの各パートに

割り当てているパッチ/リズム・セットの設定も送るとき

は“+PATCH”を選びます。

CTRL:パフォーマンスのバンク・セレクト、パフォーマンスのプログラム・チェンジ、およびRxパラメーター(PER-FORM:MIDI:MIDI)がONのパートのボリューム・メッセージ、パン・メッセージを送信します。

※ CTRLはパフォーマンス・モードにおいて、Typeパラメー

ターでPERFORMを選んだときのみ設定できます。

○Destination(デスティネーション)

MIDIに設定します。

インターナル・ソングにデータを転送する

音源部のデータをインターナルのソングに転送します。記録するのはフレーズ・トラックにでもパターンにでもかまいません。演奏情報の前にこのデータを記録しておくことで、好みのパッチやパフォーマンスを使ってソングを再生できます。

○Type(データ・タイプ)

転送するデータの種類を設定します。ALL:パフォーマンス、パッチ、リズム・セットPERFORM:パフォーマンスPATCH:パッチRHYTHM:リズム・セットSYSTEM:シーケンサー部以外のシステム

○Source(ソース)

転送元のデータを設定します。USER:ユーザー・メモリーにあるデータを転送します。

※ TypeパラメーターでPERFORM、PATCHまたはRHYTHM

を選び、SourceパラメーターでUSERを選んだときは、転

送するデータの範囲も設定します。

※ TypeパラメーターでALLを選んだときは、USERを選ぶこ

とはできません。

※ TypeパラメーターでSYSTEMを選んだときは、USERのみ

設定できます。

TEMP:テンポラリー・エリアにあるデータを転送します。

※ TypeパラメーターでPERFORMを選び、Sourceパラメータ

ーでTEMPを選んだときは、“-PATCH”または“+PATCH”

のいずれかを選びます。パフォーマンスのデータだけを送

るときは“-PATCH”を選び、パフォーマンスの各パートに

割り当てているパッチ/リズム・セットの設定も送るとき

は“+PATCH”を選びます。

CTRL:パフォーマンスのバンク・セレクト、パフォーマンスのプログラム・チェンジ、およびRxパラメーター(PER-FORM:MIDI:MIDI)がONのパートのボリューム・メッセージ、パン・メッセージを送信します。

※ CTRLはパフォーマンス・モードにおいて、Typeパラメー

ターでPERFORMを選んだときのみ設定できます。

○Destination(デスティネーション)

SEQに設定します。

○Target(ターゲット・トラック)

どのフレーズ・トラックまたはパターンにデータを送信するかを設定します。

○Measure(メジャー)

転送されたデータの記録を始める位置を設定します。

ユーザー・メモリーにデータを転送する

プリセット・データ、エクスパンション・ボードのデータ、またはディスクに記録されたデータをユーザー・メモリーに転送します。

○Type(データ・タイプ)

転送するデータの種類を設定します。ALL:パフォーマンス、パッチ、リズム・セットPERFORM:パフォーマンスPATCH:パッチRHYTHM:リズム・セットSYSTEM:シーケンサー部以外のシステム

○Source(ソース)

転送元のデータを設定します。USER:ユーザー・メモリーにあるデータを転送します。

※ TypeパラメーターでPERFORM、PATCHまたはRHYTHM

を選んだときは、転送するデータの範囲も設定します。

※ TypeパラメーターでALLを選んだときはUSERを設定でき

ません。

PR-A, B, C:プリセットA/B/Cのデータを転送します。

※ PR-CはTypeパラメーターでPATCHまたはRHYTHMを選

んだときのみ設定できます。

GM:GMデータを転送します。

※GMはTypeパラメーターでPATCHまたはRHYTHMを選ん

だときのみ設定できます。

XP-A, B, C, D:エクスパンション・ボードのデータを転送します。

※ XP-A~XP-Dは該当するエクスパンション・ボードを装着

していないと設定できません。

DISK:ディスクに保存されているパフォーマンス/パッチ/リズム・セットのデータを転送します。

※ TypeパラメーターでSYSTEMを選んだときは、Sourceパ

ラメーターではDISKのみ設定できます。

DATA | Type|Block [ENTER]TRANSFER|PERFORM|TEMP: -PATCH MIDI

DATA | Type|Block TRANSFER|PERFORM|DISK 01:SOUND_00.SVD

○Destination(デスティネーション)

USERを設定します。

※ TypeパラメーターでPERFORM、PATCH、またはRHYTHMを

選んだときは、転送先の各ナンバーを設定します。

●4:PRTECT(プロテクト)誤ってデータが書き換わらないように、本体への書き込みを禁止(プロテクト)する機能です。

○Internal(インターナル・ライト・プロテクト)

インターナル・ライト・プロテクトはライト操作でユーザ・メモリーを誤って書き換えてしまわないように防止します。ONで書き換え禁止し、OFFで書き換え可能になります。電源を入れたときは常にONになっていますが、ユーザー・メモリーの設定を書き換えるときはOFFにします。また、インターナル・ライト・プロテクトはライト操作時にOFFにすることもできます。

○Exclusive(エクスクルーシブ・プロテクト)

エクスクルーシブ・プロテクトは、外部MIDI機器から送信されるシステム・エクスクルーシブ・メッセージでユーザー・メモリーの設定を書き換えてしまうことを防止します。ONで書き換え禁止、OFFで書き換え可能になります。OFFに設定されていると、インターナル・プロテクトがONに設定されていても、インターナル・メモリーが書き換えられます。

●5:PRESET(プリセット)XP-50に記録されている設定をお買い上げ時の設定に戻します。

○FACTORY PRESET(ファクトリー・プリセット)

お買い上げ時の設定に戻すときは、ENTERボタンを押します。

※この操作を行うと、インターナル・メモリーに記録されて

いるソングやチェーン・プレイの設定は消去されます。

■5:DISK(ディスク)ディスクをフォーマットしたり、バックアップを作成するなどのディスク操作に関する機能です。これらの機能を実行させる前に、必要なディスクをディスク挿入口に差し込んでおいてください。

※ユーティリティー・メニュー画面で“5:DISK”を選んだ

場合、ディスク・メニュー画面が表示されます。ここで、

実行させたい機能を選んでください。

●1:FORMAT(フォーマット)新しいディスクや他の機器で使用していたディスクをXP-50で使うときは、あらかじめXP-50でフォーマットする必要があります。フォーマットの際、ディスクにボリューム・ラベルを付けることができます。

フォーマットが終了すると、Completeとボリューム・ラベルの横に表示されます。

●2:BACKUP(バックアップ)バックアップは、ディスクに記録されているすべてのデータを他のディスクにコピーします。大切なデータが記録されているディスクについては、バックアップの操作で予備のディスクを作っておきましょう。そうしておけば、一方のディスクのデータが何らかの理由で壊れてしまっても安心です。

※バックアップの操作をする場合、インターナル・メモリー

に記録されているソング・データを消す必要があります。

インターナル・メモリーに大切なソングが記録されている

ときは、あらかじめディスクに保存しておいてください。

※この操作で2DDから2HDのディスク、または2HDから2DD

のディスクにデータをコピーすることはできません。

【操作】

1. ディスク・メニュー画面で“2:BACKUP”を選びます。以下の画面が表示されます。

2. インターナル・メモリーのソングを消去してもよいときは、ENTERボタンを押します。以下の画面が表示されます。

※操作を中止するときは、EXITボタンを押します。

3. バックアップ元のディスクをディスク挿入口に挿入した後、ENTERボタンを押します。ディスクのデータがいったんインターナル・メモリーに読み込まれます。

4. しばらくすると以下の画面が表示されます。この画面が表示されたらバックアップ元のディスクを取り出します。

5. バックアップ先のディスクをディスク挿入口に挿入した後、ENTERボタンを押します。バックアップ先のディスクにデータが書き込まれます。

6. 操作3~5を繰り返します。ただし、ディスクを入れ換えるごとにENTERボタンを押す必要はありません。バックアップ操作が終了すると以下の画面が表示されます。

7. バックアップの操作を続けるときは、ENTERボタンを押します。終了するときは、EXITボタンを押します。

UTIL|1:FORMAT 2:BACKUP 3:VERIFY 4:VOLUMEDISK|5:DELETE 6:RENAME 7:INFO

DISK |[ ] [ENTER]FORMAT | [SHIFT]

DISK |Clear Internal Song for BACKUP.BACKUP | [ENTER]

DISK |Insert Source Disk. BACKUP | [ENTER]

DISK |Insert Destination Disk. BACKUP | [ENTER]

DISK |Backup Complete. BACKUP | Continue = [ENTER]

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●3:VERIFY(ベリファイ)ディスクに傷などがついていると、ソングやサウンド・データ・ファイルが読み出せなくなり、クイック・プレイやチェーン・プレイなどが中断されてしまいます。このようなことにならないように、あらかじめすべてのソングなどが読み出せるかをテストします。ENTERボタンを押すと、ディスクからソングなどを読み出せるかテストします。ディスクが正常な場合は、Completeと表示されます。何らかの異常がある場合は、Errorと表示されます。

※ソングはインターナル・メモリーには読み込まれません。

●4:VOLUME(チェンジ・ボリューム・ラベル)ディスクをフォーマットするときにつけたボリューム・ラベルを変更します。

●5:DELETE(デリート)ソング・ファイル、チェーン・ファイルまたはデータ・ファイルなどをディスクから削除します。

○Type(ファイル・タイプ)

SONG:XP-50で作成したソングまたはSMFを削除します。FILE:チェーン・ファイル/データ・ファイルを削除します。

※ SUPER-MRCなどのシステム・ディスク上のファイルを不

用意に削除すると、システム・ディスクが使用できなくな

ることがあります。

●6:RENAME(リネーム)各ファイル・ネームを新しく書き換えます。

※ファイル・ネームの拡張子は変更できません。

※ SUPER-MRCなどのシステム・ディスク上のファイル・ネ

ームを不用意に変更すると、システム・ディスクが使用で

きなくなることがあります。

●7:INFO(ソング・インフォメーション)ディスクに記録されているソングやサウンド・データ・ファイルの数、ディスクの空き容量、ソング・ファイルの名前を表示します。

RENAME |001: .SVQ [ENTER]SONG | [ ].SVQ

SONG |01: .SVQ 2KB INFO ( ) 1000KB free

DISK 1440KB INFO |10Songs/100 Files 1000KB free

RPS(リアルタイム・フレーズ・シーケンス)は、ソングのパターン・トラックに記録されているパターンを、特定の鍵を押さえて再生させる機能です。例えば、ドラム・パートの演奏をするとき、パターンにフィルインのフレーズを記録しておき、そのパターンをRPSで再生するように設定しておけば、1つの鍵を押すだけでフィルインを入れることができます。RPSを使って演奏するには、各鍵にパターンを割り当てたり、パターンの再生のしかたを設定したりしてSEQセットを登録しておかなければなりません。

■各鍵にSEQセットを設定するSEQセットは、各ソングごとに設定ができ、ソングを保存するときに同時に記録されます。

※ SEQセットを設定するソングはインターナル・メモリーに

読み込んでください。

【操作】

1. SEQUENCERボタンを押してソングのプレイ画面に切り換えます。

2. カーソルをソング・ナンバーに移動して、SEQセットを設定するソングを選びます。

3. RPSボタンのインジケーターを点灯させます。

4. EDITボタンのインジケーターを点灯させます。

5. ファンクション・ボタンのRPSボタンを押します。RPSボタンのインジケーターが点滅して、以下の画面に切り換わります。他のページが表示されたときは ボタンを押してください。

ディスクに記録されているソングを選んでいる場合は、以下の画面が表示されます。ENTERボタンを押して、ソングをインターナル・メモリーに読み込んでください。

※ソングの読み込みを中止するときはEXITボタンを押します。

6. 各鍵のSEQセットに共通のTrigger Quantizeパラメーターを設定します。

7. ボタンを押します。

8. SEQセットを設定する鍵(ノート)を選びます。

※ C-1からG9のノートにSEQセットを設定することができます。

鍵域外のノートを選ぶときは、Remoteパラメーター(SYS-

TEM:MIDI:MIDI)をONにしてから、外部からのノート・

メッセージでノートを選びます。

9. 各パラメーターを設定します。

10. SEQセットの設定が終わったら、EXITボタンを押して、シーケンサー・モードのプレイ画面に戻ります。

※ RPSボタンをオンにした状態でソングを保存すると、この

状態も同時に保存されます。

■RPS機能のパラメーター

●PHRASE SEQUENCE(フレーズ・シーケンス)

○Trigger Quantize(RPSトリガー・クォンタイズ)

パターンを再生する方法を選びます。REAL:鍵を押すと直ちにパターンが再生されます。BEAT:ソングの再生中、拍の途中で鍵を押すと次の拍の頭からパターンが再生されます。MEASURE:ソングの再生中、小節の途中で鍵を押すと次の小節の先頭からパターンが再生されます。

※ソングを再生していないときは、どの再生方法を選んでい

ても鍵を押すとすぐにパターンが再生されます。

●SEQ SET(SEQセット)

○Play Pattern(RPSパターン・ナンバー)

再生させるパターンを選びます。また、STOPに設定するとRPS機能を使って再生しているパターンを止める鍵になります。SEQセットを設定しない鍵は、OFFのままにしておきます。

○Playback Mode(RPSプレイバック・モード)

パターンの再生方法を設定します。LOOP1:鍵を押している間はパターンを繰り返して再生します。ONCE:鍵を押すとパターンを一度だけ再生します。LOOP2:鍵を押すとパターンを繰り返して再生します。停止させるときは、もう一度同じ鍵を押すか、Play PatternパラメーターでSTOPに設定した鍵を押します。

■RPSを使った演奏RPSボタンを押してインジケーターを点灯させると、RPS機能がオンになります。これで鍵盤がSEQセットで設定した状態に切り換わります。RPSによるパターンは同時に8つまで再生でき、ソングをクイック・プレイしながら使うこともできます。

PHRASE | Trigger QuantizeSEQUENCE REAL

This Song is not Internal Song. Load anyway ? YES=[ENTER]:NO=[EXIT]

C 1 Play Pattern| Playback ModeSEQ SET | 001| LOOP

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第8章 RPS機能

97

【操作】

1. SEQUENCERボタンを押します。

2. RPSボタンを押してボタンのインジケーターを点灯させます。

3. STOP/STARTボタンを押してソングを再生します。

4. パターンを設定した鍵を押すとパターンが再生されます。

※ソングを再生しないでパターンを再生させたときは、それ

ぞれのパターンの演奏を同期させることはできません。

※パターンの再生中にRPSボタンを押した場合、RPS機能は

オフになりますが、再生中のパターンは止まりません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<RPS機能を使うときのポイント>

○RPS機能で再生させるパターンにはノート・メッセージだ

けを記録しておく

パターンにノート・メッセージ以外のメッセージが記録されている場合、発音が遅れることがあります。ノート・メッセージ以外はフレーズ・トラックに記録するようにしてください。

○パターンを割り当てる鍵を決めておく

Play Patternパラメーター(SEQUENCER:RPS:SEQ SET)をOFFに設定されている鍵は通常の演奏ができます。RPS機能だけを使ってパターンを演奏するときはどの鍵にパターンを割り当ててもかまいませんが、通常の鍵盤演奏もするときは音域を考えて鍵を指定してください。また、パターンを割り当てた鍵は演奏中に確認できないので、パターンの使いかたに応じて鍵を決めておくとよいでしょう。付属ディスクのRPS機能が使えるデモ・ソングでは以下のように設定されています。パターンのストップ:C2ドラムの演奏:F2より上の白鍵ベースの演奏:F#2より上の黒鍵ドラムのフィルイン:C3より上の鍵メロディーや伴奏:F3より上の鍵

○外部MIDIキーボードを使ってRPS機能を使ったパターン再

生を行う

外部MIDIキーボードでRPS機能によるパターンの再生を行い、XP-50の鍵盤で通常の演奏をしたいときは、Remoteパラメーター(SYSTEM:MIDI:MIDI)をONに設定します。また、XP-50の鍵域以外の鍵でRPS機能のパターン再生ができるように設定します。外部MIDIキーボードは、RPS機能のパターン再生ができる鍵を指定できるように鍵域を設定します。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

チェーン・プレイは、ディスクに記録されているソングを指定した順番でクイック・プレイする機能です。ソングだけでなく、データ・ファイルも読み込めるので、多彩な音色でソングを再生できます。また、複数のディスクに記録されているソングやデータ・ファイルも設定できるようになっており、数多くのソングを連続して再生できます。

■チェーンを作成するチェーン・プレイをするためには、ソングやデータ・ファイルを読み込む順番をチェーンとして設定しておく必要があります。1つのチェーンには、98個(98ステップ)までのソングやデータ・ファイルの再生順番を設定できます。

【操作】

1. ソングやサウンド・データが記録されているディスクをディスク挿入口に差し込みます。

2. CHAIN PLAYボタンを押してチェーン・プレイの設定画面を表示させます。

3. カーソルがModeパラメーターにあることを確認した後、チェーンの再生のしかた(ループ・モード)を設定します。ONEWAY:チェーンを1度だけ再生します。REPEAT:チェーンを繰り返し再生します。

4. カーソルをプレイ・モードに移動した後、ソングのスタート方法またはデータ・ファイルの読み込みを選びます。PLAY:自動的にソング・データを再生します。WAIT:STOP/PLAYボタンを押すとソング・データを再生します。LOAD:データ・ファイルをただちに読み込みます。

※ ENDはそこが最後のステップであることを表します。END

を選ぶことはできません。

※ LOADを選ぶとデータ・ファイルしか読み込めません。ソン

グを再生するためにはPLAYかWAITを選んでください。

5. カーソルをソング・ナンバーに移動した後、演奏するソングまたは読み込むデータ・ファイルを選びます。

6. FWDボタンを押して次のステップを表示します。前のステップを表示するには、BWDボタンを押します。

○新しいステップを追加する

INSERTボタンを押します。表示しているステップ以降を1つずつ後ろにずらして新しいステップを追加します。新しいステップには現在表示しているステップがコピーされます。

○ステップを削除する

DELETEボタンを押します。表示しているステップを削除します。

○チェーンの設定を消去する

CLR ALLボタンを押し、ENTERボタンを押します。チェーンの設定をすべて消去します。

7. 操作4~6を繰り返してチェーンを作成します。

※複数のディスクに記録されているソングやデータ・ファイ

ルを1つのチェーンにする場合、ディスクを入れ換えながら

チェーンを作成します。

■チェーンをディスクに保存する作成したチェーンは、電源を切ると消えてしまいます。必要なチェーンは名前を付けてチェーン・ファイルとしてディスクに保存します。

【操作】

1. チェーン・プレイ・モードのままDISK/UTILITYボタンを押します。ユーティリティーの機能を選ぶ画面になります。

2. “3:SAVE”を選びます。保存するファイルの種類を選ぶ画面になります。

3. “1:CHAIN”を選びます。チェーン・ファイルを保存する画面になります。

4. チェーン・ファイルの名前(ファイル・ネーム)をつけます。

※拡張子(.SVC)は変更できません。

5. ENTERボタンを押して保存します。

※複数のチェーン・ファイルを1枚のディスクに保存できます。

CHAIN Mode=ONEWAY [STOP]01 END

CHAIN Mode=ONEWAY [STOP]01 PLAY 01:Song_000.SVQ( )

SAVE [CHAIN_00].SVC [ENTER] [SHIFT]

98

第9章 チェーン・プレイ

99

■チェーン・プレイステージで演奏する曲順でチェーン・ファイルを作っておけば、STOP/PLAYボタンを押すだけで順番にソングが再生されます。ソングはクイック・プレイされるので、曲間を空けずに再生することもできます。

●チェーン・ファイルをロードする

【操作】

1. チェーン・ファイルが保存されているディスクを、ディスク挿入口に差し込みます。

2. チェーン・プレイ・モードであることを確認してから、DISK/UTILITYボタンを押します。ユーティリティーの機能を選ぶ画面になります。

3. “2:LOAD”を選びます。読み込むファイルの種類を選ぶ画面になります。

4. “1:CHAIN”を選びます。チェーン・ファイルを読み込む画面になります。

5. 読み込むチェーン・ファイルを選びます。

6. ENTERボタンを押してチェーン・ファイルを読み込みます。

●チェーン・プレイをする

※チェーン・プレイ中はシーケンサー・モードやマイクロス

コープ・モードに切り換えることはできません。また、チ

ェーンもループ・モード以外の変更はできません。

【操作】

1. STOP/PLAYボタンを押してチェーン・プレイを開始します。1番目のステップのプレイ・モードがWAITに設定してあるときは、もう一度STOP/PLAYボタンを押さないとソングの再生は始まりません。LOADに設定してあるときは、直ちにデータ・ファイルを読み込みます。

2. チェーン・プレイを停止するときは、STOP/PLAYボタンを押します。ループ・モードをONEWAYに設定しているときは、チェーンを最後まで再生すると自動的に止まります。REPEATに設定しているときは、STOP/PLAYボタンを押してチェーン・プレイを停止します。

※チェーン・プレイの開始/中止は、Sync Modeパラメータ

ー(SYSTEM:SEQUENCER:SEQ MODE)をREMOTE

またはSLAVEに設定していても、外部MIDI機器からコント

ロールできません。また、チェーン・プレイをしていると

きは、コンティニュー・メッセージ、ソング・ポジショ

ン・ポインター・メッセージ、ソング・セレクト・メッセ

ージ、タイミング・クロック・メッセージも受信しません。

※複数のディスクに記録されているソングやデータ・ファイ

ルを1つのチェーンにしている場合、いま挿入しているディ

スクに指定したデータがないときは、ソング・ナンバーに

“**”、チェーンの状態には“ERROR”と表示されます。

そのときは必要なディスクに入れ換えてください。

※ソングの再生中にFWDボタンを押すと、再生が中止になり、

次のステップの操作が実行されます。BWDボタンを押すと、

再生が中止になり、現在のステップの操作を最初からやり

直します。

CHAIN CHAIN_00.SVC Mode=ONEWAY [STOP]01 PLAY 01:Song_000.SVQ( )

XP-50にはGMスコア(GM音源用のミュージック・データ)を再生したり、作ったりするために便利なGMモードがあります。市販のGMスコアを再生するだけでなく、さまざまなパラメーターの設定を変えることで、より豊かな演奏表現を得ることもできます。

■GMモードに切り換えるGMモードは、音源をあらかじめGMシステムに対応させて、パート10にはGMシステム用のリズム・セットを、その他のパートにはGMシステム用のパッチを割り当てるパフォーマンスのようなものです。ただし、GMモードの設定をユーザー・メモリーに保存することはできません。

【操作】

SHIFTボタンを押しながらPERFORMボタンを押してGMモードのプレイ画面に切り換えます。GMモードにはいると、音源がGMシステムの基本設定に初期化されます。

※GMモードのプレイ画面では、パートに割り当てられている

GMパッチ/GMリズム・セットが表示されます。パートを

切り換えるときは ボタン/ ボタンを押してください。

■GMモードの初期化GMスコアを正しく再生するためには、まず音源をGMシステムの基本設定に戻すために初期化しなくてはなりません。XP-50では、以下のときに初期化されます。・GMモードに切り換えたとき・外部MIDI機器からGMシステム・オン・メッセージを受信したとき・再生しているソングにGMシステム・オン・メッセージが記録されているとき・本体の電源を再投入したとき・GMイニシャライズを実行したとき(P.101)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

GMシステム・オン・メッセージ機器の動作モードをGMシステムに適した状態に切り換えたり、GMシステムに対応した音源を初期化したりするためのメッセージです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※ 初期化を実行すると、それまでのGMモードの設定は無効に

なります。

※ Rx.GMパラメーター(SYSTEM:MIDI:SYS-EXC MIDI)

がOFFに設定されていると、GMシステム・オン・メッセー

ジを受信しません。

■GMスコアの再生XP-50はGMモードに切り換えることでGMスコアを正しく再生できます。ただし本機はGMシステムでは定義されていないさまざまな拡張機能を装備していますので、これらの機能に依存したミュージック・データを作成すると、ほかのGMシステムに適合した音源ではうまく演奏できない場合があります。

※本機はGSフォーマット(ローランドが提唱するマルチ・テ

ィンバー音源の標準化を目的とした共通仕様)には適合し

ていません。GSマークがついたミュージック・データ(GS

ミュージック・データ)は正しく再生できないことがあり

ます。

※GMシステム・オン・メッセージは通常GMスコアの最初に

記録されています。そのため、GMスコアを途中から再生す

るとXP-50がGMモードに切り換わらず、正しく再生されな

いことがあります。GMスコアを再生するときは、あらかじ

めボタン操作でGMモードに切り換えておくことをおすすめ

します。

●特定の演奏をミュートするGMモードに切り換えると、すべてのパートはMIDIメッセージが受信できる状態になります。特定のパートを演奏したくないときは、そのパートのレシーブ・スイッチをオフにします。

【操作】

1. EDITボタンのインジケーターが消灯していることを確認します。

2. PARTボタンを押してパートのオン(インジケーター点灯)/オフ(インジケーター消灯)を切り換えます。パート1~8のいずれかをオフにするときは、1-8/9-16ボタンのインジケーターを消灯させてからPARTボタンを押します。パート9~16のいずれかをオフにするときは、1-8/9-16ボタンのインジケーターを点灯させてからPARTボタンを押します。

GM GM:001 Piano 1 part= 1PLAY center=C 4

100

第10章 GMモード

GMモードについて

101

■GMモードの便利な機能(GMユーティリティー)

GMモードでのユーティリティー機能には、エフェクトのコピー、GMモードのイニシャライズ、GMモードの設定の転送があります。

【操作】

1. GMモードでDISK/UTILITYボタンを押します。ユーティリティー・メニュー画面になります。

2. “4:SOUND”を選んでENTERボタンを押します。ディスク・メニュー画面になります。

3. 実行する機能を選びます。

※“5:PRESET”を選ぶとファクトリー・プリセットを実行

できます。動作は他のモードでファクトリー・プリセット

を実行したときと同じです。

※操作を中止するときはEXITボタンを押します。

4. パラメーターを設定します。

5. ENTERボタンを押して実行します。

6. EXITボタンを押してGMモードのプレイ画面に戻します。

●エフェクトの状態をコピーする(1:COPY)他のパッチまたはパフォーマンスのエフェクトの設定をGMモードの設定にコピーします。

●GMモードを初期化する(2:INIT)イニシャライズには、次の2つの方法があります。GM-ON:GMシステム・オン・メッセージによってGMモードの設定を初期化します。DEFAULT:GMモードの設定をお買い上げ時の設定に戻します。

●GMモードの設定を転送する(3:XFER)GMモードの設定はユーザー・メモリーに保存できません。GMモードの設定を残しておきたいときは、シーケンサーまたは外部MIDI機器にMIDIメッセージとして送信して保存します。送信されるGMモードの設定は、以下に示す各パートの設定です。GMパッチのプログラム・ナンバーボリューム(コントローラー・ナンバー7)パンポット(コントローラー・ナンバー10)リバーブ・センド・レベル(コントローラー・ナンバー91)コーラス・センド・レベル(コントローラー・ナンバー93)ピッチ・ベンド・センシィティビィティーファイン・チューンコース・チューン

※特定のパートの設定を送信したいくないときは、そのパー

トのレシーブ・スイッチをオフにしてください。

○外部MIDI機器に転送するとき

転送先を“MIDI”に設定します。そして、外部MIDI機器をデータが記録できる状態に設定してからENTERボタンを押します。

○内蔵シーケンサーに記録するとき

操作を始める前に、記録先のソングをインターナル・メモリーに読み込みます。この画面では転送先を“SEQ”に設定します。そして次の画面に切り換えて、転送先と転送位置(小節-拍-クロック)を指定した後、ENTERボタンを押します。

※ソングの初期セッティングとしてGMモードの設定を記録し

たいときは、ソングの最初に1小節の空白小節を作り、その

空白小節に記録するようにしてください。空白小節を作ら

ないで記録したときは、演奏のタイミングがずれたりする

ことがあります。

GM | Source|Number [ENTER]FX COPY | PERFORM|USER: 01( )

GMモードでもパートごとに変更できるパラメーターがあります。エフェクトやパンやレベルなどの設定を変えることでより豊かな演奏表現が可能になります。GMモードのパラメーターの変更操作は、最初にGMモードを選ぶ以外、パフォーマンスの変更操作と同じです。

※GMモードで初期化(P.45)すると、ここでの設定はすべて

無効になります。

■EFFECTS(エフェクト)グループGMモードで使うEFX/コーラス/リバーブの効果を設定します。

●OUTPUT(アウトプット)各パートの出力のしかたを設定します。

○Output Assign(アウトプット・アサイン/アウトプット・

レベル)

アウトプット・アサインをMIXにすると各パートの出力をEFXに通さずにOUTPUTジャックに出力しますが、EFXに設定するとEFXを通して出力します。また、PATCHに設定すると、パートに割り当てているGMパッチのアウトプット・アサインの設定に従います。アウトプット・レベルは各パートの音量を調節します。

○Chorus(コーラス・センド・レベル)

コーラスのかかり具合をパートごとに調節します。

○Reverb(リバーブ・センド・レベル)

リバーブのかかり具合をパートごとに調節します。

●GM EFX TYPE(EFXタイプ)GMモードで使うEFXの種類を決めます。

○Type(EFXタイプ)

EFXの種類を選びます。詳しくは「EFXのエフェクト・タイプ」(P.45)をご覧ください。

●GM EFX PRM(GM EFXパラメーター)Typeパラメーターで選んだEFXタイプに対してパラメーターを設定します。詳しくは「EFXのエフェクト・タイプ」(P.45)をご覧ください。

●GM EFX OUT(GM EFXアウトプット)アウトプット・アサインの設定でEFXを選んだパートについて、出力のしかたを設定します。

※アウトプット・アサインの設定でMIXを選んだパートにつ

いてはこの画面の設定が無効になります。

○Mix Out(EFXアウトプット・レベル)

原音とEFX音の音量を調節します。

○Chorus(コーラス・センド・レベル)

EFXを通した音に対するコーラスのかかり具合を調節します。

○Reverb(リバーブ・センド・レベル)

EFXを通した音に対するリバーブのかかり具合を調節します。

●GM CHORUS(GMコーラス)GMモードでのコーラス効果を設定します。

※GMモードでは、各パートに割り当てられているGMパッチ

のコーラス効果(センド・レベルを除く)が無効になります。

○Rate(コーラス・レイト)

コーラス音のうねりの速さを調節します。

○Depth(コーラス・デプス)

コーラス音のうねりの深さを調節します。

○Delay(コーラス・プリ・ディレイ)

原音が鳴ってからコーラス音が鳴るまでの時間を調節します。値が大きくするほど広がりのある音になります。

○Fbk(コーラス・フィードバック・レベル)

コーラスを通した音を再びコーラスに戻す(フィードバック)量を調節します。値が大きくするほど変化が激しくなります。

○Level(コーラス・レベル)

コーラス音の音量を調節します。

○Out(コーラス・アウトプット・アサイン)

コーラスとリバーブの接続方法を選びます。MIX:コーラス音とリバーブ音をミックスする。

REV:コーラス音にリバーブをかける。

M+R:リバーブをかけないコーラス音とリバーブをかけたコーラス音をミックスする。

●GM REVERB(GMリバーブ)GMモードのリバーブ効果を設定します。

※GMモードでは、各パートに割り当てられているGMパッチ

のリバーブ効果(センド・レベルを除く)が無効になります。

1 9 2 10 3 11 4 12 5 13 6 14 7 15 8 16I I I I I I I ITRACK PART

43214321TONE SWITCH TONE SELECT

EFFECTS PART INFO

I9 -161 - 8

EDIT

OUTPUT

OUTPUT

OUTPUT

102

GMモードのパラメーター

103

○Type(リバーブ/ディレイ・タイプ)

リバーブの種類を選びます。ROOM1:短くて残響密度の濃いリバーブROOM2:短くて残響密度の薄いリバーブSTAGE1:後部残響音の多いリバーブSTAGE2:初期反射の強いリバーブHALL1:響きの澄んだリバーブHALL2:豊かな響きのリバーブDELAY:一般的なディレイPAN-DLY:反射音が左右にパンニング(移動)するディレイ

○Time(リバーブ/ディレイ・タイム)

残響時間を調節します。TypeパラメーターでDELAYまたはPAN-DLYを選んでいるときは、原音が鳴ってから最初のディレイ音が鳴るまでの時間を調節します。

○Fbk(ディレイ・フィード・バック)

ディレイ音を再びディレイに戻す(フィード・バック)量を調節します。値が大きくするほどディレイ音の繰り返しが多くなります。

※リバーブ・タイプでROOM1~HALL2のいずれかを選んで

いる場合、この設定は無効になります。

○HF Damp(リバーブ/ディレイHFダンプ)

残響音の高域成分をカットする周波数を調節します。周波数を低くするほど高域成分がカットされ、やわらかな残響音になります。高域成分をカットしないときはBYBASSにします。

○Level(リバーブ/ディレイ・レベル)

残響音(またはディレイ音)の音量を調節します。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

GMシステム対応音源のエフェクトについてGMシステムに対応した音源の多くはコーラスやリバーブなどのエフェクトを内蔵していますが、エフェクトの使用はGMシステム・レベル1のガイドラインには定められていません。したがって、EFX/リバーブ/コーラスを使ってXP-50のGMモード用に作ったサウンド・データは、他のGMシステムに対応した音源ではうまく再生できないことがあります。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

■PART(パート)グループ

●PATCH(パッチ)各パートに割り当てるGMパッチを選びます。

○Number(GMパッチ・ナンバー)

GMパッチのナンバー(001~128)を選びます。

※ GMモードではUSER、PRESET A/B/Cのパッチは選べませ

ん。

●SETTING(セッティング)各パートの音量、パン、ピッチについて設定します。

○Volume(ボリューム)

各パートの音量を調節します。

○Pan(パン)

各パートの定位を調節します。L64でもっとも左、0で中央、63Rでもっとも右に定位します。

※ VolumeパラメーターとPanパラメーターの設定を変更する

と、次のINFOグループの画面に反映されます。

○Coarse(コース・チューン)

各パートのピッチを半音単位で設定します(-4~+4オクターブ)。

○Fine(ファイン・チューン)

コース・チューンで設定したピッチを1セント単位で微調整します(-50~+50セント)。

※ 1セントは100分の1半音です。

■INFO(インフォメーション)グループこの画面では、各種MIDIメッセージの受信状態などをパートごとに確認できます。鍵盤、シーケンサー、または外部MIDIコントローラーからの操作に対して正しく音源が反応しているかを確認するときに便利です。また、Voices以外の項目は値を変更できます。このとき同時にMIDIメッセージが送信されるので、シーケンサーなどに録音することもできます。

○Mod(モジュレーション)

○Breath(ブレス)

○Foot(フット)

○Vol(ボリューム)

○Pan(パン)

○Exp(エクスプレッション)

○Hold(ホールド)

○Bend(ベンダー)

○Aftertouch(アフタータッチ)

○Voices(ボイス)

発音数

【操作】

1. XP-50のMIDI OUTコネクターと、外部MIDI機器のMIDI INコネクターをMIDIケーブルで接続します。

2. XP-50の送信チャンネルと外部MIDI機器の受信チャンネルを合わせます。送信チャンネルは、以下のパラメーターで設定します。・パッチ・モードTx-Chパラメーター(SYSTEM:MIDI:PATCH MIDI)・パフォーマンス・モードChannelパラメーター(PERFORM:MIDI:MIDI)Txパラメーター(PERFORM:MIDI:MIDI)をONにする

3. 外部MIDI機器の音源だけを鳴らしたいときは、Localパラメーター(SYSTEM:MIDI:PATCH MIDI)/(SYSTEM:MIDI:PERFORM MIDI)をオフにします。2台以上の機器を接続するときは、外部MIDI 機器のMIDITHRU コネクターを使います。

※ 3台以上のMIDI機器をIN→THRU→IN→THRU...といった

ように接続すると、信号が遅れたり、情報が正しく伝わら

ないことがあります。このような場合はMIDIスルー・ボッ

クスを使用してください。MIDIスルー・ボックスはMIDI信

号を分配するユニットで、たくさんのMIDI機器や音源モジ

ュールを接続したときに生じるMIDI情報の遅れや、送受信

エラーを避けることができます。MIDI OUT

MIDI INXP-50

MIDI OUT

MIDI INMIDI THRU

MIDI IN

XP-50

104

第11章 外部MIDI機器の活用

XP-50を使って外部MIDI機器をコントロールする

105

■外部MIDI機器からXP-50の音源を鳴らす

【操作】

1. XP-50のMIDI INコネクターと外部MIDI機器のMIDIOUTコネクターをMIDIケーブルで接続します。

2. XP-50の受信チャンネルと外部MIDI機器の送信チャンネルを合わせます。受信チャンネルは以下のパラメーターで設定します。・パッチ・モードRx-Chパラメーター(SYSTEM:MIDI:PATCH MIDI)・パフォーマンス・モードChannelパラメーター(PERFORM:MIDI:MIDI)Rxパラメーター(PERFORM:MIDI:MIDI)をONにする

■外部MIDI機器からXP-50の音色を切り換える

外部MIDI機器からXP-50にバンク・セレクト・メッセージ(コントローラー・ナンバー0、32)とプログラム・チェンジ・メッセージを送信することでパッチ、パフォーマンスまたはリズム・セットを切り換えることができます。つまり、外部MIDIキー・ボードで音色を選ぶと、指定した音色に対するメッセージがXP-50に送信されてXP-50のパッチなどが切り換わります。

※外部MIDI機器のプログラム・ナンバーが0~127で表記されてい

るときは、対応表のナンバーから1を引いて換算してください。

※ XP-50ではバンク・セレクト・メッセージを受信せずにプロ

グラム・チェンジ・メッセージだけを受信したときは、PR-

A、USERなどのグループ中だけで音色が切り換わります。

●パッチの切り換え外部MIDI機器から送信するMIDIメッセージとパッチ・ナンバーは以下のように対応しています。Bank PC# パッチ・グループ パッチ・ナンバーMSB LSB80 0 0~127 ユーザー 1~12881 0 0~127 プリセットA 1~12881 1 0~127 プリセットB 1~12881 2 0~127 プリセットC 1~12881 3 0~127 プリセットD(GM) 1~12884 0 0~127 ウェーブ・エクスパンション・ボードA 1~12884 1 0~127 ウェーブ・エクスパンション・ボードA 129~256

84 2 0~127 ウェーブ・エクスパンション・ボードB 1~12884 3 0~127 ウェーブ・エクスパンション・ボードB 129~25684 4 0~127 ウェーブ・エクスパンション・ボードC 1~12884 5 0~127 ウェーブ・エクスパンション・ボードC 129~25684 6 0~127 ウェーブ・エクスパンション・ボードD 1~12884 7 0~127 ウェーブ・エクスパンション・ボードD 129~256Bank:バンク・セレクト・メッセージの値PC#:プログラム・ナンバー

【例】外部MIDI機器からPR-Bのパッチ・ナンバー10を選ぶとき以下の順番でデータをXP-50に送信してください。(10進数で表記)コントローラー・ナンバー0(バンク・セレクトMSB)の値:81コントローラー・ナンバー32(バンク・セレクトLSB)の値:1プログラム・ナンバー:9

●パフォーマンスの切り換え外部MIDI機器から送信するMIDIメッセージとパフォーマンス・ナンバーは以下のように対応しています。Bank(MSB LSB) PC# パフォーマンス・グループ パフォーマンス・ナンバー80 0 0~31 ユーザー 1~3281 0 0~31 プリセットA 1~3281 1 0~31 プリセットB 1~32Bank:バンク・セレクト・メッセージの値PC#:プログラム・ナンバー

パフォーマンスを切り換えるときは、送信側のMIDIチャンネルとControl Channelパラメーター(SYSTEM:MIDI:PER-FORM MIDI)を合わせる必要があります。各パートのパッチまたはリズム・セットを切り換えるときは、送信チャンネルとパートの受信チャンネルを合わせます。ただし、ControlChannelパラメーターとパートの受信チャンネルが一致しているときは、Control Channelパラメーターの設定が優先され、パフォーマンスが切り換わることになります。

●リズム・セットの切り換え外部MIDI機器から送信するMIDIメッセージとリズム・セットは以下のように対応しています。Bank PC# リズム・セット・グループ リズム・セット・ナンバーMSB LSB80 0 0,1 ユーザー 1, 281 0 0,1 プリセットA 1, 281 1 0,1 プリセット 1, 281 2 0,1 プリセットC 1, 281 3 0,1 プリセットD(GM) 1, 284 0 0~127 ウェーブ・エクスパンション・ボードA 1~12884 1 0~127 ウェーブ・エクスパンション・ボードA 129~25684 2 0~127 ウェーブ・エクスパンション・ボードB 1~12884 3 0~127 ウェーブ・エクスパンション・ボードB 129~25684 4 0~127 ウェーブ・エクスパンション・ボードC 1~12884 5 0~127 ウェーブ・エクスパンション・ボードC 129~25684 6 0~127 ウェーブ・エクスパンション・ボードD 1~12884 7 0~127 ウェーブ・エクスパンション・ボードD 129~256Bank:バンク・セレクト・メッセージの値PC#:プログラム・ナンバー

リズム・セットを切り換えるときは、送信側のMIDIチャンネルとパフォーマンスのパート10の受信チャンネルを合わせてください。お買い上げ時のパート10のMIDIチャンネルは10に設定されています。

MIDI OUT

MIDI IN

XP-50

外部MIDI機器からXP-50をコントロールする

■外部シーケンサーをXP-50のシーケンサーに同期させる

外部シーケンサーをXP-50から送信されるMIDIクロックに同期させて、ソングを再生させることができます。

【操作】

1. XP-50のMIDI OUTコネクターと、外部シーケンサーのMIDI INコネクターをMIDIケーブルで接続します。

2. SEQENCERボタンを押してソングのプレイ画面に切り換えます。

3 . S y n c M o d e パ ラ メ ー タ ー ( S Y S T E M :SEQUENCER: SEQ MODE) を INTERNALに 、SyncOutパラメーター(SYSTEM:SEQUENCER:SEQ MODE)をONにします。

4. 外部シーケンサーをXP-50のシーケンサーに同期させる状態に設定します。

5. STOP/PLAYボタンを押すと、XP-50のシーケンサーと外部シーケンサーが同時にソングを再生します。

6. もう一度STOP/PLAYボタンを押すと、XP-50のシーケンサーと外部シーケンサーがソングの再生を中止します。

■XP-50のシーケンサーを外部シーケンサーに同期させる

外部シーケンサーから送信されるMIDIクロックに同期して、外部シーケンサーとXP-50のシーケンサーでソングを同時に再生できます。

【操作】

1. XP-50のMIDI INコネクターと、外部シーケンサーのMIDI OUTコネクターをMIDIケーブルで接続します。

2. SEQENCERボタンを押してソングのプレイ画面に切り換えます。

3 . S y n c M o d e パ ラ メ ー タ ー ( S Y S T E M :

SEQUENCER:SEQ MODE)をSLAVEにします。

4. 外部シーケンサーからMIDIクロックが送信されるように外部シーケンサーを設定します。

5. 外部シーケンサーでソングを再生すると、MIDIクロックに同期してXP-50のシーケンサーも同時に再生されます。外部シーケンサーの演奏が終わると、XP-50のシーケンサーも同時に再生を終わります。

※外部シーケンサーから送信されるMIDIクロックには同期せ

ずに、ソングの再生/停止だけをコントロールしたいとき

はSyncModeパラメーター(SYSTEM:SEQUENCER:

SEQ MODE)をREMOTEにします。

※外部シーケンサーからソング・セレクト・メッセージ0を受

信するとインターナル・メモリーのソング(ソング・ナン

バー0)を、ソング・セレクト・メッセージ1を受信すると

ディスクに記録されている1曲目(ソング・ナンバー1)が

選ばれます。

※外部シーケンサーからソング・ポジション・ポインター・

メッセージを受信すると、インターナル・メモリーのソン

グの位置が移動します。

■XP-50のシーケンサーで外部シーケンサーのソングを録音する

外部シーケンサーで録音しておいたソングを、XP-50のシーケンサーに録音できます。

【操作】

1. XP-50のMIDI INコネクターと外部シーケンサーのMIDI OUTコネクターをMIDIケーブルで接続します。

2. SEQENCERボタンを押してソングのプレイ画面に切り換えます。

3 . S y n c M o d e パ ラ メ ー タ ー ( S Y S T E M :SEQUENCER:SEQ MODE)をSLAVEにします。

4. 外部シーケンサーからMIDIクロックが送信されるように外部シーケンサーを設定します。

5. RECボタンを押してパラメーターを設定します。

6. 外部シーケンサーでソングを再生すると、XP-50のシーケンサーも録音を始めます。外部シーケンサーがソングの再生を終えると、XP-50のシーケンサーも録音を終了します。

MIDI OUT MIDI IN

XP-50

MIDI OUTMIDI IN

XP-50

106

外部機器と同期させる

107

12章 資料

音が出なくなったり、動作がおかしかったりするときは、まず以下の点を確認してください。確認しても思ったように動作しないときは、お買い上げ店またはお近くのローランド・サービス・ステーションにご連絡ください。

※ディスクの失われた記録内容の修復に関しましては,補償を含めご容赦願います。

●鍵を押さえても音が鳴らない→ XP-50および接続機器の電源が入っていない。→ XP-50のマスター・ボリューム・スライダーが下がっている。→接続しているアンプやミキサーのボリュームが下がっている。→オーディオ・ケーブルが正しく接続されていない。→オーディオ・ケーブルが断線している。→レイヤーのパフォーマンスを選んでいるとき、パートのローカル・スイッチがオフに設定されている。Localパラメーター(PERFORM:MIDI:MIDI)をONにする。

→システムのローカル・スイッチがオフに設定されている。パフォーマンス・モード:Localパラメーター(SYSTEM:MIDI:PERFORM MIDI)をONにする。パッチ・モード:Localパラメーター(SYSTEM:MIDI:PATCH MIDI)をONにする。GMモード:Localパラメーター(SYSTEM:MIDI:GMMIDI)をONにする。

→パッチのトーンがすべてオフに設定されている。TONE SWITCHボタンを押してインジケーターを点灯させる。

→特定の鍵域の音が鳴らないときは、パッチとパフォーマンスのキー・レンジの設定を確認する。両方のキー・レンジが設定されているときは、両方で指定している鍵域の音しか鳴らない。KEY RANG画面(PATCH:COMMON)とKEY RANG画面(PERFORM:COMMON)を確認する。→ソングの再生、ペダルの操作、または外部MIDI機器から受信したMIDIメッセージ(ボリューム・メッセージとエクスプレッション・メッセージ)によって、音量が下がっている。パニック機能を使って音量を上げる。パ フ ォ ー マ ン ス ・ モ ー ド の 場 合 は 、 I N F O 画 面(PERFORM:INFO)でボリューム・メッセージ(Vol)とエクスプレッション・メッセージ(Exp)の値を確認し、適当な値に設定してもよい。

→選択しているパッチ/リズム・セットにウェーブ・エクスパンション・ボードのウェーブを使われているが、指定のウェーブ・エクスパンション・ボードが取り付けられていない。

●ピッチがずれている→ XP-50のチューニングがずれている。Masterパラメーター(SYSTEM:TUNE:TUNE)を確認する。

→ソングの再生、ペダルの操作、または外部MIDI機器から受信したピッチ・チェンジ・メッセージによって、ピッチがずれている。

パニック機能を使って元の設定の状態に戻す。パ フ ォ ー マ ン ス ・ モ ー ド の 場 合 は 、 I N F O 画 面(PEFFORM:INFO)でピッチ・ベンド・メッセージ(Bend)の値を確認し、適当な値に設定する。

●エフェクトがかからない→ EFX、コーラス、またはリバーブのエフェクト・スイッチがオフに設定されている。この設定を確認するときはEFFECTS ON/OFFボタンを押す。

●ソングを再生しても音が鳴らない→フレーズ・トラックがミュートされている。→パフォーマンスのレシーブ・スイッチがオフに設定されている。Rxパラメーター(PERFORM:MIDI:MIDI)をONにする。

●ソングが正しく再生されない→ソングを途中から再生している。小節を移動させてからソングを再生する場合、移動した間の変化については内部音源に伝わっていないので、そのまま再生しても正しく音が鳴らない。移動した間の変化を内部音源に伝えて正しく再生したいときは、SHIFTボタンを押しながらSTOP/STARTボタンを押す(MIDIアップデート)。

→GSフォーマットに対応したソングを再生している。XP-50はGMシステムに対応しているが、GSフォーマットには対応していない。

●ソングを録音できない→レイヤーのパフォーマンスを選んでいて、パートのローカル・スイッチがオフに設定されている。Localパラメーター(PERFORM:MIDI:MIDI)をONにする。

→システムのローカル・スイッチがオフに設定されている。パフォーマンス・モード:Localパラメーター(SYSTEM:MIDI:PERFORM MIDI)をONにする。パッチ・モード:Localパラメーター(SYSTEM:MIDI:PATCH MIDI)をONにする。GMモード:Localパラメーター(SYSTEM:MIDI:GMMIDI)をONにする。

●シーケンサーが動作しない→ SyncModeパラメーター(SYSTEM:SEQUENCER:SEQMODE)が“SLAVE”に設定されている。

●パターンが再生されない→パターンにパターン・コール・メッセージを記録している。パターンに記録されているパターン・コール・メッセージは無視される。したがって、そのパターンを再生しても、記録されているパターン・コール・メッセージのパターンは再生されない。

故障と思う前に

108

エラー・メッセージ操作に誤りがあったり、操作どおりに正しく処理できなかったりしたときは、ディスプレイにエラー・メッセージが表示されます。表示されたエラー・メッセージの指示にしたがって、対処してください。エラー・メッセージはアルファベット順に並べています。

※ディスクの失われた記録内容の修復に関しましては,補償

を含めご容赦願います。

●Battery Low原因:本体内のバックアップ・バッテリー(ユーザー・メモリーのデータを保持するための電池)の寿命です。対応:お買い上げ店または最寄りのローランド・サービスに電池の交換を依頼してください。

●Chain Step Over原因:登録できるソングは98曲です。それ以上のソングは登録できません。

●Check Sum Error原因:受信したエクスクルーシブ・メッセージのチェック・サムの値が間違っています。対応:チェック・サムの値を修正してください。

●Disk Full原因:ディスクの空き容量が不足しているため、データを保存できません。対応:他のディスクに入れ換えるか、不要なデータを削除してから操作し直してください。

●Disk I/O Error原因:ディスクに傷が付いている、またはディスク・ドライブが故障している可能性があります。対応:ディスクに傷が付いているときは、そのディスクを使わないようにしてください。ディスク・ドライブが故障しているときは、ディスクのデータを壊してしまう恐れがあります。とりあえず他のディスク(大切なデータが記録されていないもの)に入れ換えて使用してください。同じメッセージが何度も表示されるときは、お買い上げ店または最寄りのローランド・サービスに修理を依頼してください。

●Data not Found原因:指定の位置にデータがないので操作が実行できません。対応:位置を指定し直してください。

●Disk not Ready原因:ディスク・ドライブにディスクが入っていません。対応:ディスクを入れてください。

●Disk Write Protected原因:ディスクのプロテクト・タブがオンになっているため、ディスクにデータを記録できません。対応:ディスクのプロテクト・タブをオフにしてから操作し直してください。

●File Format Error原因:XP-50では扱えないファイルです。

●File I/O Error原因:ファイル(ソングを除く)のセーブ/ロードができません。対応:もう一度操作を繰り返してください。同じメッセージが表示される場合、そのファイルは壊れているので削除してください。

●File Name Duplicate原因:ディスクに同じ名前のファイルがあります。対応:ファイル・ネームを変更してください。

●File Name Format Error原因:ファイル・ネームがついていません。対応:ファイル・ネームをつけてください。

●File not Found原因:指定のファイルが見つかりません。対応:指定のファイルが入っているディスクに入れ換えて操作し直してください。

●Master Disk原因:このディスクはマスター・ディスクです。マスター・ディスクは、データをセーブしたり、フォーマットしたりできません。

●Memory Full原因:インターナル・メモリーの容量がいっぱいなので、操作が続けられません。対応:操作を続けたいときは不要なデータを削除してください。

●MIDI Communication Error原因:MIDIケーブルの接続に問題があります。対応:MIDIケーブルの抜けや断線がないことを確認してください。

●Next Song Queue Full原因:クイック・プレイで予約できるソング数は3曲です。すでに3曲予約されているのでこれ以上は予約できません。

●No Track selected原因:フレーズ・トラックが1つも指定されていないので、クォンタイズができません。対応:フレーズ・トラックを指定してから操作し直してください。

●Position Error原因:指定範囲が不適当です。対応:範囲を設定し直してください。

109

●Receive Data Error原因:MIDIメッセージが正しく受信できませんでした。対応:何度も同じメッセージが表示されるときは、MIDIメッセージの内容に問題があります。

●Recording Error原因1:ループ・レコーディングまたはオート・パンチ・イン・レコーディングの区間が不適当なので、録音できません。対応1:オート・パンチ・イン・レコーディングの場合、設定した区間より後ろの小節から録音を始めていないか、1小節より短い区間を設定していないかを確認してください。原因2:一度に録音しようとしている演奏のデータ量が多いため、録音できません。

●Same Track Pattern Selected原因:同じフレーズ・トラック/パターンを選択しています。対応:他のフレーズ・トラック/パターンを選択してください。

●Song Data Format Error原因:ソング・ファイルが壊れているか、またはディスク・ドライブが故障している可能性があります。対応:ソング・ファイルが壊れている場合は、そのソングを使わないようにしてください。ディスク・ドライブが故障しているときは、ディスクのデータを壊してしまう恐れがあります。とりあえず他のディスク(大切なデータが記録されていないもの)に入れ換えて使用してください。同じメッセージが何度も表示されるときは、お買い上げ店または最寄りのローランド・サービスに修理を依頼してください。

●Song I/O Error原因:ソングのセーブ/ロードができません。対応:もう一度操作を繰り返してください。同じメッセージが表示される場合、そのソングは壊れているので削除してください。

●Unformatted Disk原因:XP-50では扱えないディスクです。対応:XP-50でディスクをフォーマットしてください。

●User Memory Damaged原因:ユーザー・メモリーのデータが壊れています。対応:FACTORY PRESET機能(UTILITY:SOUND:PRESET:FACTORY PRESET)の操作で、お買い上げ時の設定に戻してください。

●User Memory Write Protected原因1:In te rna lパラメーター(UTIL ITY:SOUND:PRTECT:WRITE PROTECT)がオンに設定されています。対応1:Internalパラメーターをオフにしてください。原因2:Exc lus iveパラメーター(UTILITY:SOUND:PRTECT:WRITE PROTECT)がオンに設定されているため、エクスクルーシブ・メッセージを受信できません。対応2:Exclusiveパラメーターをオフにしてください。

●Volume Name Format Error原因:空白のボリューム・ネームは付けられません。対応:何らかの文字/記号を指定してください。

●You Cannot Copy This Message原因:指定のデータはコピーできません。

●You Cannot Delete End of Step原因:“END”のステップは削除できません。

●You Cannot Erase This Message原因:指定のデータは消去できません。

●You Cannot Move This Message原因:指定のデータは移動できません。

●You Cannot Save This Song as an SMF原因:このソングにはコピーライト・ノーティスが記録されています。コピーライト・ノーティスが記録されているソングはスタンダードMIDIファイルとして保存できません。対応:XP-50のソングとして保存してください。

●You Cannot UNDO!!原因:直前に行った操作はアンドゥ機能を使って元に戻せません。

XP-50は数多くの機能を持っています。ここでは主だった操作を拾い出して、その操作方法などを要約して説明しています。なお、特定のパラメーターを設定するだけで対応できるものは“パラメーター名(操作モード:画面グループ:画面)”だけを記載しています。

※パネル上のボタンは[ ]で囲んでいます。

※“[A]+[B]”は“[A]を押しながら[B]を押す”ことを

示しています。

■パッチ・モード

●パッチ・モードのプレイ画面に切り換える。[PATCH]を押す。

●パッチを選ぶ。αダイヤル、[INC][DEC]、テン・キーで選ぶ。

●テン・キーでパッチのグループを選ぶ。[SHIFT]+テン・キーを押す。

●デジット・ホールド機能を使ってパッチを選ぶ。1. [SHIFT]+[ENTER]を押す(デジット・ホールド機能をオンにする)。2. テン・キーで1の位のナンバーを指定する。

※デジット・ホールド機能をオフに戻すときはもう一度

[SHIFT]+[ENTER]を押します。

●鍵域をオクターブ単位で移動する。[-OCT][+OCT]を押す。

●鍵域を半音単位で移動する。トランスポーズのオン/オフ:[SHIFT]+[RPS]を押す。鍵域を下げる:[SHIFT]+[-OCT]を押す。鍵域を上げる:[SHIFT]+[+OCT]を押す。

●パッチを変更する(基本操作)。1. [EDIT]インジケーターを点灯させる。2. ファンクション・ボタンで画面グループを選ぶ。3. [ ][ ]で画面を選ぶ。4. [EDIT]インジケーターを消灯させる。5. [TONE SELECT](ファンクション・ボタン)でトーンを選ぶ。6. [ ][ ]でパラメーターを選ぶ。7. αダイヤル、[INC][DEC]、テン・キーで値を変更する。

※パラメーター・グループを切り換えるときは[EDIT]イン

ジケーターを点灯させてください。

●パフォーマンスに割り当てているパッチを変更する。1. [PERFORM]+[PATCH]を押す。2. [ ][ ]でパートを選ぶ。3. αダイヤル、[INC][DEC]、テン・キーでパッチを選ぶ。以降は上記の基本操作と同じです。

●複数のトーンの値を同時に変更する。トーンの設定画面で、いずれか1つのトーンの[TONESELECT](ファンクション・ボタン)を押しながら他のトーンのボタンを押す。

●パッチの音量を調節する。Lev e lパラメーター(PATCH:COMMON:PATCHCOMMON)

●パッチの定位を調節する。Panパラメーター(PATCH:COMMON:PATCH COMMON)

■パフォーマンス・モード

●パフォーマンス・モードのプレイ画面に切り換える。[PERFORM]を押す。

●鍵盤で演奏するパートを選ぶ(シングルのパフォーマ

ンスの場合)。[ ][ ]で選ぶ。

●パートに割り当てられているパッチ/リズム・セット

を切り換える。1. [PERFORM]+[PATCH]を押す。2. [ ][ ]でパートを選ぶ。3. αダイヤル、[INC][DEC]、テン・キーでパッチ/リズム・セットを選ぶ。

●テン・キーでパフォーマンス/パッチ/リズム・セッ

トのグループを選ぶ。[SHIFT]+テン・キーを押す。

●デジット・ホールド機能を使ってパフォーマンスを選

ぶ。1. [SHIFT]+[ENTER]を押す(デジット・ホールド機能オン)。2. テン・キーで1の位のナンバーを指定する。

※デジット・ホールド機能をオフに戻すときは[SHIFT]+

[ENTER]を押してください。

●パフォーマンスを変更する(基本操作)。1. [EDIT]インジケーターを点灯させる。2. ファンクション・ボタンで画面グループを選ぶ。3. [ ][ ]で画面を選ぶ。4. [EDIT]インジケーターを消灯させる。5. [PART](ファンクション・ボタン)でパートを選ぶ。6. [ ][ ]でパラメーターを選ぶ。7. αダイヤル、[INC][DEC]、テン・キーで値を変更する。

※パラメーター・グループを切り換えるときは[EDIT]イン

ジケーターを点灯させてください。

110

操作早見一覧

111

●各パートの音量を調節する。1. [EDIT]インジケーターを点灯させる。2. [PART]を押す。3. [ ][ ]でPART SETTING画面を選ぶ。4. Levelパラメーターを変更する。

●各パートの定位を調節する。1. [EDIT]インジケーターを点灯させる。2. [PART]を押す。3. [ ][ ]でPART SETTING画面を選ぶ。4. Panパラメーターを変更する。

●リズム・セットを変更する(基本操作)。1. [PERFORM]+[PATCH]を押す。2. [ ][ ]でパート10を選ぶ。3. αダイヤル、[INC][DEC]、テン・キーでリズム・セットを選ぶ。4. [EDIT]インジケーターを点灯させる。5. ファンクション・ボタンでパラメーター・グループを選ぶ。6. [ ][ ]で画面を選ぶ。7. [ ][ ]でパラメーターを選ぶ。8. 鍵盤で打楽器を選ぶ。9. αダイヤル、[INC][DEC]、テン・キーで値を変更する。

■コントローラーの設定

●ピッチ・ベンド・レバーのピッチの変化幅を変える

(パッチごと)。Bend Rangeパラメーター(PATCH:CONTROL:KEYMODE&BENDER)

●C1/2スライダーでコントロールするMIDIメッセージ

を選ぶ。Ass ignパラメーター(SYSTEM:CONTROL:C1/2ASSIGN)

●PEDAL1/2でコントロールするMIDIメッセージを選

ぶ。Assignパラメーター(SYSTEM:CONTROL:PEDAL1/2ASSIGN)

●PEDAL1/2の極性を逆にする(極性が逆になっている

他社のペダルを使用する場合)。Polarityパラメーター(SYSTEM:CONTROL:PEDAL1/2ASSIGN)

●スライダー/ペダルでパッチのパラメーターをコント

ロールする。コントロール・ソース(コントロールに使うMIDIメッセージ)は3つまで設定できる。ただし、コントロール・ソース1は“モジュレーション”に固定。コントロール・ディスティネーション(コントロールされるパラメーター)はコントロール・ソースごとに4つまで設定できる。1. 各コントローラー(C1/2、PEDAL1/2)でコントロールするMIDIメッセージを設定する(上記参照)。

2. コントロール・ソースを選ぶ。Control 2/ 3パラメーター( PATCH: CONTROL:CONTROL SOURCE)3. コントロール・ディスティネーション(コントロール先のパラメーター)を設定する。Control Distinationパラメーター(PATCH:CONTROL:CONTROL 1/2/3)

※パッチごとに異なるコントロール・ソースを設定する必要

がないときは、Control 2/3パラメーター(PATCH:

CONTROL:CONTROL SOURCE)で“SYS-CTRL1”また

は“SYS-CTRL”を選び、Contro l1/2パラメーター

(SYSTEM:CONTROL:SYS-CTRL ASSIGN)でコントロ

ールするMIDIメッセージを選んでください。

●鍵盤のタッチを変える。Sensパラメーター(SYSTEM:CONTROL:KEYBOARD)

●鍵を押さえたときの音の強さ(ベロシティー)を一定

にする。Velパラメーター(SYSTEM:CONTROL:KEYBOARD)

■再生

●クイック・プレイをする。1. ディスクを入れる。2. [SEQUENCER]を押す。3. ソングを選ぶ。4. [STOP/PLAY]を押して再生する。

●特定のフレーズ・トラックの演奏をミュートする。

※ SMFをクイック・プレイするときはこの操作でミュートで

きません。

1. [EDIT]インジケーターを消灯させる。2. ミュートしたいトラックの[TRACK]インジケーター(ファンクション・ボタン)を消灯させる。

●ディスクのソングをインターナル・メモリーにロード

する。1. [UTILITY]を押す。2. “2:LOAD”を選ぶ。3. “1:SONG”を選ぶ。4. ソングを選ぶ。5. [ENTER]を押す。

●パターンを再生する。1. ディスクのソングをインターナル・メモリーにロードする(前項参照)。2. [SEQUENCER]を押す。3. [PATTERN TRACK]を押す。4. パターン・ナンバーを選ぶ。5. [STOP/PLAY]を押して再生する。

●MIDIアップデート機能を使う(現在位置までのソング

のメッセージを内部音源に送信する)。ソングを停止している状態で[SHIFT]+[STOP/PLAY]を押す。

●ディスクのソングを指定の順番に連続再生する(チェ

ーン・プレイ)。1. [CHAIN PLAY]を押す。2. ループ・モード(ONEWAYまたはREPEAT)を選ぶ。3. カーソルを“END”へ移動し、“PLAY”に変更する。4. [ ][ ]でカーソルを右へ移動し、ソングを選ぶ。5. [FWD]で次のステップに移動する。6. 操作3~5を繰り返す。7. 設定を終えたら[SHIFT]+[BWD]で先頭のステップへ戻す。8. [STOP/PLAY]を押して再生する。

■録音

●拍子を変える。1. [M.SCOPE]を押す。2. [EDIT]インジケーターを消灯させる。3. [TEMPO/BEAT TRACK]を押してビート・トラックを選ぶ。4. 拍子を変えたい小節に移動する。5. “Beat”にカーソルを移動して、拍子の分母と分子を設定する。

●リアルタイム・レコーディング(リプレース)1. [SEQUENCER]を押す。2. [REC]インジケーターを点灯させる。3. [TRACK](ファンクション)でレコーディングするトラックを選ぶ。4. 録音の設定をする。Mode=REPLACE、Loop=OFF、M=録音開始小節、�=テンポ、CountIn=録音開始方法

※クォンタイズは必要に応じて設定してください。

5. “CountIn”の設定に従って録音を始める。6. 録音を終えたら[STOP/PLAY]を押す。

●リアルタイム・レコーディング(ミックス)1. [SEQUENCER]を押す。2. [REC]インジケーターを点灯させる。3. [TRACK](ファンクション・ボタン)でレコーディングするトラックを選ぶ。4. 録音の設定をする。Mode=MIX、Loop=OFF、M=録音開始小節、 �=テンポ、CountIn=録音開始方法

※クォンタイズは必要に応じて設定してください。

5. “CountIn”の設定に従って録音を始める。6. 録音を終えたら[STOP/PLAY]を押す。

●リアルタイム・レコーディング(ミックス+ループ)1. [SEQUENCER]を押す。2. [REC]インジケーターを点灯させる。3. [TRACK](ファンクション・ボタン)でレコーディングするトラックを選ぶ。4. 録音の設定をする。Mode=MIX、Loop=繰り返す小節数、M=録音開始小節、�=テンポ、CountIn=録音開始方法

※クォンタイズは必要に応じて設定してください。

5. “CountIn”の設定に従って録音を始める。6. 録音を終えたら[STOP/PLAY]を押す。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

<録音中、録音した演奏を消す(リアルタイム・イレース)>1. [EDIT]インジケーターを点灯させる。2. [(ERASE)](ファンクション・ボタン)を押してから、以下の操作で演奏を消す。○特定の鍵の音を消すときはその鍵を押し続ける。鍵を押している間の演奏が消える。○特定の鍵域の音を消すときは鍵域の上限と下限の鍵を押し続ける。鍵をしている間の演奏が消える。○全データ(パターン・コール・メッセージを除く)を消すときは[REC]を押し続ける。ボタンを押している間のデータが消える。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●テンポ変化をリアルタイム・レコーディングする。1. [SEQUENCER]を押す。2. [REC]インジケーターを点灯させる。3. [TEMPO/BEAT TRACK]を押してテンポ・トラックを選ぶ。4. 録音の設定をする。M=録音開始小節、�=初期テンポ、CountIn=05. [STOP/PLAY]を押して録音を始める。6. αダイヤル、[INC][DEC]、テン・キーでテンポを変える。7. 録音を終えたら[STOP/PLAY]を押す。

●ステップ・レコーディング(音符の入力)1. [M.SCOPE]を押す。2. [EDIT]インジケーターを消灯させる。3. [TRACK](ファンクション・ボタン)で録音先のフレーズ・トラックを選ぶ。4. [REC]を押してステップ・レコーディング画面に切り換える。5. ステップ・タイム、ゲート・タイム・レシオ、ベロシティーを設定する。6. 入力する鍵を押して離す。7. 操作5~6を繰り返す。8. 音符の入力を終えたら[STOP/START]を押す。

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

○和音の入力:和音を構成する鍵をひとつずつ押さえて、同時に離す。○休符の入力:休符と同じ長さの音符を選んでから[REST](ファンクション・ボタン)を押す。○タイの入力:タイでつなぐ最初の音符を入力してから[TIE](ファンクション・ボタン)を押す。○全音符の入力:2分音符を入力してから[TIE](ファンクション・ボタン)を押す。○付点音符の入力:まず、付点のついていない音符を入力する。次に、先ほど入力した半分の長さの音符を選んでから[TIE](ファンクション・ボタン)を押す。○入力した音符の削除:[BWD]を押す。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●ステップ・レコーディング(フレーズ・トラックにパ

ターンを割り当てる)1. [M.SCOPE]を押す。2. [EDIT]インジケーターを消灯させる。3. [TRACK](ファンクション・ボタン)で録音先のフレーズ・トラックを選ぶ。4. [REC]を押す。5. [PATTERN TRACK]を押す。6. パターン・ナンバーを選び、[ENTER]を押す。7. 操作6を繰り返す。8. パターンの割り当てを終えたら[STOP/START]を押す。

●パターン・トラックに録音する。1. [SEQUENCER]を押す。2. [EDIT]インジケーターを消灯させる。3. [PATTERN TRACK]を押す。4. パターン・ナンバーを選ぶ。以降の操作はフレーズ・トラックに録音するときと同じです。

●メトロノームをオン/オフする。[SHIFT]+[METRONOME]を押す。

●メトロノームの音量を調節する。Metronomeパラメーター(SYSTEM:SEQUENCER:SEQMODE)

●インターナル・メモリーのソングを消去する。1. [SEQUENCER]を押す。2. [EDIT]インジケーターを点灯させる。3. [SEQ UTILITY]を押す。4. [ENTER]を押す。

●特定のMIDIメッセージを録音しない。SEQ REC SWITCH画面(SYSTEM:SEQUENCER)

■RPS機能

●RPS機能を設定する。1. パターンが記録されているソングをインターナル・メモリーにロードする。

2. [RPS]インジケーターを点灯させる。3. [SEQUENCER]を押す。4. [EDIT]インジケーターを点灯させる。5. [RPS](ファンクション・ボタン)を押す。6. PHRASE SEQUENCE画面を選択し、ソングに対するパターンの同期のしかたを選ぶ。7. SEQ SET画面を選ぶ。8. パターンを割り当てる鍵を押してから、再生するパターンと再生方法を選ぶ。

※ RPSの設定はソングの設定として保存されます。

●RPS機能を使う。1. [SEQENCER]を押す。2. [RPS]インジケーターを点灯させる。3. パターンを設定している鍵を押す。

※パターンをソングに同期させるように設定しているときは、

ソングを再生させてください。

■データの保存と読み込み

※操作後にプレイ画面に戻すときは[UTILITY]を押す。

●ディスクをフォーマットする。1. [UTILITY]を押す。2. “5:DISK”を選ぶ。3. “1:FORMAT”を選ぶ。4. [ENTER]押す。

※必要であれば、操作4の画面でボリューム・ネームを付けて

ください。

●パッチの設定を保存する。1. パッチ・モードで[UTILITY]を押す。2. “1:WRITE”を選ぶ。3. 書き込み先を指定する。4. [ENTER]を押す。“Internal Write Protect=ON”と表示されたら、“OFF”に変更してから[ENTER]を2回押す。

※書き込み先のパッチの音を確認したいときは[COMPARE]

を押してください。もう一度押すと元の画面に戻ります。

●パフォーマンスの設定を保存する。1. パフォーマンス・モードで[UTILITY]を押す。2. “1:WRITE”を選ぶ。3. 書き込み先を指定する。4. [ENTER]を押す。“Internal Write Protect=ON”と表示されたら、“OFF”に変更してから[ENTER]を2回押す。

●リズム・セットの設定を保存する。1. リズム・セット・モードで[UTILITY]を押す。2. “1:WRITE”を選ぶ。3. 書き込み先を指定する。4. [ENTER]を押す。

“Internal Write Protect=ON”と表示されたら、“OFF”に変更してから[ENTER]を2回押す。

●ディスクにユーザー・メモリーの設定とシステムの設

定(シーケンサー関係の設定を除く)をひとまとめに

保存する。1. [UTILITY]を押す。2. “3:SAVE”を選ぶ。3. “4:SOUND”を選ぶ。4. ファイル・ネームを付ける。5. [ENTER]を押す。

●ディスクにソングを保存する。1. [UTILITY]を押す。2. “3:SAVE”を選ぶ。3. “1:SONG”を選ぶ。4. ファイル・ネームを付ける。5. [ENTER]を押す。

※“Over Wright?”と表示されたときはディスクに同じ名前

のソング・ファイルがあります。書き換えるときは

[ENTER]を押してください。他の名前で保存したいときは

[EXIT]を押して操作を中止した後、ファイル・ネームを変

更して再び[ENTER]を押してください。

●ディスクの複製を作る。

※この操作をするときはインターナル・メモリーのデータを

削除しなければいけません。インターナル・メモリーに大

切なデータがあるときは、あらかじめディスクに保存して

ください。

1. [UTILITY]を押す。2. “5:DISK”を選ぶ。3. “2:BACKUP”を選ぶ。4. “Clear Internal Song for BACKUP.”と表示されたら[ENTER]を押す。5. “Insert Source Disk”と表示されたらコピー元のディスクを入れて[ENTER]を押す。6. “Insert Destination Disk”と表示されたらコピー先のディスクに入れ換えて[ENTER]を押す。7. 操作5~6を繰り返す。コピーが終わると“Backup Complete.”と表示される。

●ディスクに記録されているファイルを削除する。1. [UTILITY]を押す。2. “5:DISK”を選ぶ。3. “5:DELETE”を選ぶ。4. ファイル・タイプ(SONGまたはFILE)を選ぶ。5. 削除するファイルを選ぶ。6. [ENTER]を押す。

●ディスクの空き容量などを確認する。1. [UTILITY]を押す。2. “5:DISK”を選ぶ。3. “7:INFO”を選ぶ。4. [ ]を押してDISK INFO画面を表示させる。

■マイクロ・エディット

●メッセージの値を変更する。1. [M.SCOPE]を押す。2. 変更したいメッセージを表示させる。3. 表示の値を変更する。

●メッセージを挿入する。1. [M.SCOPE]を押す。2. 挿入位置を指定する。

※小節を指定するときは小節に、拍を指定するときは拍に、

クロックを指定するときはクロックにカーソルを移動して

から指定してください。また、メッセージが記録されてい

ないクロック位置はテン・キーで指定してください。

3. [EDIT]インジケーターを点灯させる。4. [CREATE]を押す。5. メッセージを設定して[ENTER]を押す。

●メッセージを消去する。1. [M.SCOPE]を押す。2. 消したいMIDIメッセージを表示させる。3. [EDIT]インジケーターを点灯させる。4. [ERASE]を押す。

●メッセージを移動する。1. [M.SCOPE]を押す。2. 移動したいMIDIメッセージを表示させる。3. [EDIT]インジケーターを点灯させる。4. [MOVE]を押す。5. 移動先の位置を入力する。6. [ENTER]を押す。

●メッセージをコピーする。1. コピー元のメッセージを表示させる。2. [COPY]を押してその設定を一時的に登録させる。3. コピー先の位置に移動する。4. [PLACE]を押す。

■外部MIDI機器をコントロールする

●パッチ・モードでの送信チャンネルを変える。Tx-Chパラメーター(SYSTEM:MIDI:PATCH MIDI)

●パフォーマンス・モードでの送信チャンネルを変える

(パートごと)。Channelパラメーター(PERFORM:MIDI:MIDI)

※コントローラー部からの演奏操作(MIDIメッセージ)の送

信は、シングルのパフォーマンスを選んでいるときとレイ

ヤーのパフォーマンスを選んでいるときとで異なります。

シングルのパフォーマンスを選んでいるときは、鍵盤で演

奏できるパートのMIDIチャンネルでMIDIメッセージが送信

されます。レイヤーのパフォーマンスを選んでいるときは、

Txパラメーター(PERFORM:MIDI:MIDI)がオンに設定

されているパートのMIDIチャンネルで送信されます。

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115

●プログラム・チェンジ/バンク・セレクトのMIDIメッ

セージの送信をオフにする(システム)。TRANSMIT MIDI画面(SYSTEM:MIDI)

●パフォーマンスを切り換えたときに、特定のパートに

割り当てられているパッチのバンク・セレクト・メッ

セージを送信させる。1. BankSelectGroupパラメーター(PERFORM:MIDI:TRANSMIT)でバンク・セレクト・グループ・ナンバー(BS1~BS7)のいずれかを選ぶ。2. BANK SEL-GROUP画面(SYSTEM:MIDI:BANK SEL-GROUP)で、先ほど指定したバンク・セレクト・グループ・ナンバーを選ぶ。3. Switchパラメーターを“ON”にし、MSBとLSBをそれぞれ設定する。

■外部MIDI機器からコントロールする

●パフォーマンスを切り換えるための受信チャンネルを

変える。Control Channelパラメーター(SYSTEM:MIDI:PERFORMMIDI)

●パートの受信チャンネルを変える(パフォーマンス)。Channelパラメーター(PERFORM:MIDI:MIDI)

●受信チャンネルを変える(パッチ・モード)。Rx-Chパラメーター(SYSTEM:MIDI:PATCH MIDI)

●プログラム・チェンジ/バンク・セレクトのMIDIメッ

セージの受信をオフにする(システム)。RECEIVE MIDI画面(SYSTEM:MIDI)

●ボリューム/ホールド1/プログラム・チェンジの

MIDIメッセージの受信をパートごとにオン/オフする

(パフォーマンス)。PART RxSWITCH画面(PERFORM:MIDI)

●ボリューム/パン/ベンダー/ホールド1/リダンパ

ーのMIDIメッセージの受信をトーンごとにオン/オフ

する(パッチ)。RxSWITCH/DAMPER画面(PATCH:CONTROL)

●MIDIメッセージの受信状態を確認する(パフォーマン

ス・モード)。PART INFO画面(PERFORM:INFO)

■その他

●パニック機能を使う。[SHIFT]+[PANIC]を押す。

●チューニングする。Masterパラメーター(SYSTEM:TUNE:TUNE)

●ディスプレイのコントラストを調節する。LCD Contrastパラメーター(SYSTEM:CONTRAST)

●テンポラリーのパフォーマンス/パッチ/リズム・セ

ットをお買い上げ時の設定に戻す。1. パフォーマンス/パッチ/リズム・セットのいずれかを選ぶ。2. [UTILITY]を押す。3. “4:SOUND”を選ぶ。4. “2:INIT”を選ぶ。5. “PRESET”を選ぶ。6. [ENTER]を押す。

●XP-50をお買い上げ時の設定に戻す。1. パフォーマンス/パッチ/リズム・セットのいずれかを選ぶ。2. [UTILITY]を押す。3. “4:SOUND”を選ぶ。4. “5:PRESET”を選ぶ。5. [ENTER]を押す。

■パッチ・パラメーター

※トーンごとに設定できるパラメーターには「T」マークをつけています。

●COMMONグループ(P.23)画面 パラメーター 設定値PATCH NAME ---- パッチ・ネーム ASCIIキャラクター(最大12文字)PATCH CLOCK Source パッチ・クロック・ソース PATCH, SEQUENCER

Tempo パッチ・テンポ 20~250PATCH COMMON Level レベル 0~127

Pan パン L64~0~63RAnalog Feel アナログ・フィール・デプス 0~127Octave オクターブ・シフト -3~0~+3Stretch ストレッチ・チューン・デプス OFF, 1, 2, 3Priority ボイス・プライオリティー LAST, LOUDESTVelRang ベロシティー・レンジ・スイッチ OFF, ON

VELOCITY Lower ベロシティー・レンジ・ロワー 1~Upper TUpper ベロシティー・レンジ・アッパー Lower~127 TCross Fade ベロシティー・クロスフェード 0~127 T

KEY RANG Lower キー・レンジ・ロワー C-1~Upper TUpper キー・レンジ・アッパー Lower~G9 T

STRUCT Type ストラクチャー・タイプ 1~10 TBooster ブースター・ゲイン 0, +6, +12, +18 dB T

●EFFECTSグループ(P.25)画面 パラメーター 設定値OUTPUT Output Assign アウトプット・アサイン MIX, EFX T

アウトプット・レベル 0~127 TChorus コーラス・センド・レベル 0~127 TReverb リバーブ・センド・レベル 0~127 T

PATCH EFX TYPE Type EFXタイプ *1PATCH EFX PRM *1 パッチ・EFXパラメーターPATCH EFX OUT Mix Out EFXアウトプット・レベル 0~127

Chorus コーラス・センド・レベル 0~127Reverb リバーブ・センド・レベル 0~127

PATCH EFX CTRL ---- EFXコントロール・ソース1, 2 *2---- EFXコントロール・デプス1, 2 -63~+63

PATCH CHORUS Rate コーラス・レイト 0~127Depth コーラス・デプス 0~127Delay コーラス・プリ・ディレイ 0~127Fbk コーラス・フィードバック・レベル 0~127Level コーラス・レベル 0~127Out コーラス・アウトプット・アサイン MIX, REV, M+R

PATCH REVERB Type リバーブ/ディレイ・タイプ ROOM1, ROOM2, STAGE1, STAGE2, HALL1, HALL2, DELAY, PAN-DLYTime リバーブ/ディレイ・タイム 0~127Fbk ディレイ・フィードバック・レベル 0~127HF Damp リバーブ/ディレイHFダンプ *3Level リバーブ/ディレイ・レベル 0~127

*1: EFXパラメーター参照。*2: OFF, SYS-CTRL1, SYS-CTRL2, MODULATION, BREATH, FOOT, VOLUME, PAN, EXPRESSION, BENDER, AFTERTOUCH*3: 200, 250, 315, 400, 500, 630, 800, 1000, 1250, 1600, 2000, 2500, 3150, 4000, 5000, 6300, 8000 Hz, BYPASS

●CONTROLグループ(P.27)画面 パラメーター 設定値KEY MODE& BENDER Assign キー・アサイン・モード POLY, SOLO

Legato ソロ・レガート・スイッチ OFF, ONBend Range ベンド・レンジ・ダウン -48~0半音

ベンド・レンジ・アップ 0~+12半音PORTAMENT Sw ポルタメント・スイッチ OFF, ON

Time ポルタメント・タイム 0~127Mode ポルタメント・モード NORMAL, LEGATOType ポルタメント・タイプ RATE, TIMEStart ポルタメント・スタート・ピッチ PITCH, NOTE

RxSWITCH Volume レシーブ・ボリューム・スイッチ OFF, ON TPan レシーブ・パン・コントロール・スイッチ OFF, CONT, KEY-ON TBender レシーブ・ピッチ・ベンド・スイッチ OFF, ON T

DAMPER Hold-1 RxSwitch レシーブ・ホールド1・スイッチ OFF, ON TRedamper リダンパー・スイッチ OFF, ON T

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パラメーター一覧

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PEAK&HOLD EfxCtrl EFXコントロール・ピーク/ホールド OFF, HOLD, PEAKCtrl 1 コントロール1・ピーク/ホールド OFF, HOLD, PEAKCtrl 2 コントロール2・ピーク/ホールド OFF, HOLD, PEAKCtrl 3 コントロール3・ピーク/ホールド OFF, HOLD, PEAK

CONTROL SOURCE Control 2 コントロール・ソース2 *1Control 3 コントロール・ソース3 *1

CONTROL 1 Destination コントロール1・ディスティネーション1~4 *2 TDepth コントロール1・デプス1~4 -63~+63 T

CONTROL 2 Destination コントロール2・ディスティネーション1~4 *2 TDepth コントロール2・デプス1~4 -63~+63 T

CONTROL 3 Destination コントロール3・ディスティネーション1~4 *2 TDepth コントロール3・デプス1~4 -63~+63 T

*1: OFF, SYS-CTRL1, SYS-CTRL2, MODULATION, BREATH, FOOT, VOLUME, PAN, EXPRESSION, BENDER, AFTERTOUCH, LFO1, LFO2, VELOCITY,KEYFOLLOW, PLAYMATE

*2: OFF, PCH, CUT, RES, LEV, PAN, MIX, CHO, REV, PL1, PL2, FL1, FL2, AL1, AL2, pL1, pL2, L1R, L2R

●WAVEグループ(P.29)画面 パラメーター 設定値WAVE Group ウェーブ・グループ INT-A, INT-B, XP-A, XP-B, XP-C, XP-D T

Number ウェーブ・ナンバー 001~255 TGain ウェーブ・ゲイン -6, 0, 6, 12 dB TSwitch トーン・スイッチ OFF, ON T

FXM Switch フリケンシー・クロス・モジュレーション・スイッチ OFF, ON TColor フリケンシー・クロス・モジュレーション・カラー 1~4 TDepth フリケンシー・クロス・モジュレーション・デプス 1~16 T

TONE DELAY Mode トーン・ディレイ・モード *1 TTime トーン・ディレイ・タイム 0~127/0~880/0~5000(*2) T

*1: NORMAL, HOLD, PLAYMATE, CLOCK-SYNC, KEY-OFF-N, KEY-OFF-D

*2: トーン・ディレイ・モードが“CLOCK-SYNC”のときは設定値が音符になる。

●LFOグループ(P.30)画面 パラメーター 設定値LFO1 Form LFOフォーム TRI, SIN, SAW, SQR, TRP, S&H, RND, CHS T

KeyTrigger LFOキー・トリガー OFF, ON TRate LFOレイト 0~127, 0~880(*1) TExtSync LFOエクスターナル・シンク OFF, CLOCK TMode LFOフェード・モード ON-IN, ON-OUT, OFF-IN, OFF-OUT TDelay LFOディレイ・タイム 0~127 TFade LFOフェード・タイム 0~127 TOffset LFOオフセット -100, -50, 0, +50, +100 T

LFO2 *2 TLFO DEPTH1:2 Pitch ピッチLFOデプス1, 2 -63~+63 T

TVF TVF LFOデプス1, 2 -63~+63 TTVA TVA LFOデプス1, 2 -63~+63 TPan パン・LFOデプス1, 2 -63~+63 T

*1: LFOエクスターナル・シンクが“CLOCK”のときは設定値が音符になる。

*2: LFO1と同様。

●PITCHグループ(P.31)画面 パラメーター 設定値PITCH Coarse コース・チューン -48~+48半音 T

Fine ファイン・チューン -50~+50セント TRandom ランダム・ピッチ・デプス 0~1200セント(*1) TKeyfollow ピッチ・キー・フォロー -100~+200(*2) T

PCH ENVELOPE Envelope Depth ピッチ・エンベロープ・デプス -12~+12 TVelocity Sens ピッチ・エンベロープ・ベロシティー・センス -100~+150 T

PCH TIME ENV V-T1 ピッチ・エンベロープ・タイム1・ベロシティー・センス -100~+100(*3) TV-T4 ピッチ・エンベロープ・タイム4・ベロシティー・センス -100~+100(*3) TTime Keyfollow ピッチ・エンベロープ・タイム・キー・フォロー -100~+100(*3) T

PCH ENVELOPE T1, T2, T3, T4 ピッチ・エンベロープ・タイム1~4 0~127 TL1, L2, L3, L4 ピッチ・エンベロープ・レベル1~4 -63~+63 T

*1: 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 20, 30, 40, 50, 60, 70, 80, 90, 100, 200, 300, 400, 500, 600, 700, 800, 900, 1000, 1100, 1200

*2: -100, -70, -50, -30, -10, 0, +10, +20, +30, +40, +50, +70, +100, +120, +150, +200

*3: -100, -70, -50, -40, -30, -20, -10, 0, +10, +20, +30, +40, +50, +70, +100

●TVFグループ(P.32)画面 パラメーター 設定値FILTER Type フィルター・タイプ OFF, LPF, BPF, HPF, PKG T

Cut カットオフ・フリケンシー 0~127 TRes レゾナンス 0~127 TKeyfollow カットオフ・フリケンシー・キー・フォロー -100~+200(*1) TEnv Depth TVFエンベロープ・デプス -63~+63 T

TVF VELOCITY V-Sens TVFエンベロープ・ベロシティー・センス -100~+150 TV-Curve TVFエンベロープ・ベロシティー・カーブ 1~7 TV-Resonance レゾナンス・ベロシティー・センス -100~+150 T

TVF TIME ENV V-T1 TVFエンベロープ・タイム1・ベロシティー・センス -100~+100(*2) TV-T4 TVFエンベロープ・タイム4・ベロシティー・センス -100~+100(*2) TTime Keyfollow TVFエンベロープ・タイム・キー・フォロー -100~+100(*2) T

TVF ENVELOPE T1, T2, T3, T4 TVFエンベロープ・タイム1, 2, 3, 4 0~127 TL1, L2, L3, L4 TVFエンベロープ・レベル1, 2, 3, 4 0~127 T

*1: -100, -70, -50, -30, -10, 0, +10, +20, +30, +40, +50, +70, +100, +120, +150, +200

*2: -100, -70, -50, -40, -30, -20, -10, 0, +10, +20, +30, +40, +50, +70, +100

●TVAグループ(P.33)画面 パラメーター 設定値TVA Level レベル 0~127 T

Pan パン L64~0~63R TV-Sens TVAエンベロープ・ベロシティー・センス -100~+150 TV-Curve TVAエンベロープ・ベロシティー・カーブ 1~7 T

BIAS Bias バイアス・レベル -100~+100(*1) TPoint バイアス・ポイント C-1~G9 TDirection バイアス・ディレクション LOWER, UPPER, LOWER&UPPER, ALL T

PAN MODULATE Keyfollow パン・キー・フォロー -100~+100(*1) TRandom ランダム・パン・デプス 0~63 TAlternate オルタネイト・パン・デプス L63~0~63R T

TVA TIME ENV V-T1 TVAエンベロープ・タイム1・ベロシティー・センス -100~+100(*1) TV-T4 TVA エンベロープ・タイム4・ベロシティー・センス -100~+100(*1) TTime Keyfollow TVAエンベロープ・タイム・キー・フォロー -100~+100(*1) T

TVA ENVELOPE T1, T2, T3, T4 TVAエンベロープ・タイム1, 2, 3, 4 0~127 TL1, L2, L3 TVAエンベロープ・レベル1, 2, 3 0~127 T

*1: -100, -70, -50, -40, -30, -20, -10, 0, +10, +20, +30, +40, +50, +70, +100

■パフォーマンス・パラメーター

※パートごとに設定できるパラメーターには「P」マークをつけています。

●COMMONグループ(P.35)画面 パラメーター 設定値PERFORM NAME ---- パフォーマンス・ネーム ASCIIキャラクター(最大12文字)PERFORM CLOCK Source パフォーマンス・クロック・ソース PERFORM, SEQUENCER

Tempo パフォーマンス・テンポ 20~250PERFORM COMMON Key Mode キー・モード LAYER, SINGLE

Key Range キー・レンジ・スイッチ OFF, ONKEY RANG Lower キー・レンジ・ロワー C-1~Upper P

Upper キー・レンジ・アッパー Lower~G9 PKEYBOARD Octave Shift オクターブ・シフト -3~+3 P

●EFFECTSグループ(P.35)画面 パラメーター 設定値OUTPUT Output Assign アウトプット・アサイン MIX, EFX, PATCH P

アウトプット・レベル 0~127 PChorus コーラス・センド・レベル 0~127 PReverb リバーブ・センド・レベル 0~127 P

PERFORM EFX TYPE Type EFXタイプ *1Source EFXソース PERFORM, 1~9, 11~16

PERFORM EFX PRM *1 パフォーマンス・EFXパラメーターPERFORM EFX OUT Mix Out EFXアウトプット・レベル 0~127

Chorus コーラス・センド・レベル 0~127Reverb リバーブ・センド・レベル 0~127

PERFORM EFX CTRL EFXコントロール・ソース1 *2EFXコントロール・デプス1 -63~+63EFXコントロール・ソース2 *2EFXコントロール・デプス2 -63~+63

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PERFORM CHORUS Rate コーラス・レイト 0~127Depth コーラス・デプス 0~127Delay コーラス・プリ・ディレイ 0~127Fbk コーラス・フィードバック・レベル 0~127Level コーラス・レベル 0~127Out コーラス・アウトプット・アサイン MIX, REV, M+R

PERFORM REVERB Type リバーブ/ディレイ・タイプ ROOM1, ROOM2, STAGE1, STAGE2, HALL1, HALL2, DELAY, PAN-DLYTime リバーブ/ディレイ・タイム 0~127Fbk ディレイ・フィードバック・レベル 0~127HF Damp リバーブ/ディレイ・HFダンプ *3Level リバーブ/ディレイ・レベル 0~127

*1: EFXパラメーター参照。

*2: OFF, SYS-CTRL1, SYS-CTRL2, MODULATION, BREATH, FOOT, VOLUME, PAN, EXPRESSION, BENDER, AFTERTOUCH

*3: 200, 250, 315, 400, 500, 630, 800, 1000, 1250, 1600, 2000, 2500, 3150, 4000, 5000, 6300, 8000 Hz, BYPASS

●MIDIグループ(P.37)画面 パラメーター 設定値MIDI Channel MIDIチャンネル 1~16 P

Rx レシーブ・スイッチ OFF, ON PTx トランスミット・スイッチ OFF, ON PLocal ローカル・スイッチ OFF, ON P

RxSWITCH Volume レシーブ・ボリューム・スイッチ OFF, ON PHold-1 レシーブ・ホールド1・スイッチ OFF, ON PProgram Change レシーブ・プログラム・チェンジ・スイッチ OFF, ON P

TRANSMIT BankSelectGroup トランスミット・バンク・セレクト・グループ PATCH, BS1~BS7 PTransmit Volume トランスミット・ボリューム 0~127, OFF P

●PARTグループ(P.38)画面 パラメーター 設定値PATCH Group パッチ・グループ USER, PR-A, PR-B, PR-C, GM, XP-A, XP-B, XP-C, XP-D P

Number パッチ・ナンバー 001~255 PSETTING Level レベル 0~127 P

Pan パン L64~0~63R PCoarse コース・チューン -48~+48半音 PFine ファイン・チューン -50~+50セント P

RESERVE Voice Reserve ボイス・リザーブ 0~64 P

●INFORMATIONグループ(P.39)画面 パラメーター 設定値INFO Mod モジュレーション・インフォメーション 0~127 P

Breath ブレス・インフォメーション 0~127 PFoot フット・インフォメーション 0~127 PVol ボリューム・インフォメーション 0~127 PPan パン・インフォメーション L64~0~63R PExp エクスプレッション・インフォメーション 0~127 PHold ホールド1・インフォメーション 0~127 PBend ピッチ・ベンド・インフォメーション -128~+127 PAft アフタータッチ・インフォメーション 0~127 PSys1 システム・コントロール1・インフォメーション 0~127/-128~+127 PSys2 システム・コントロール2・インフォメーション 0~127/-128~+127 PVoices ボイス・インフォメーション 0~64 P

■リズム・セット・パラメーター

●COMMONグループ(P.40)画面 パラメーター 設定値RHYTHM NAME ---- リズム・セット・ネーム ASCIIキャラクター(最大12文字)

●EFFECTSグループ(P.40)画面 パラメーター 設定値OUTPUT Output Assign アウトプット・アサイン MIX, EFX

アウトプット・レベル 0~127Chorus コーラス・センド・レベル 0~127Reverb リバーブ・センド・レベル 0~127

PERFORM EFX TYPE Type EFXタイプ *1Source EFXソース PERFORM, 1~9, 11~16

PERFORM EFX PRM *1 パフォーマンス・EFXパラメーター

PERFORM EFX OUT Mix Out EFXアウトプット・レベル 0~127Chorus コーラス・センド・レベル 0~127Reverb リバーブ・センド・レベル 0~127

PERFORM EFX CTRL ---- EFXコントロール・ソース1, 2 *2---- EFXコントロール・デプス1, 2 -63~+63

PERFORM CHORUS Rate コーラス・レイト 0~127Depth コーラス・デプス 0~127Delay コーラス・プリ・ディレイ 0~127Fbk コーラス・フィードバック・レベル 0~127Level コーラス・レベル 0~127Out コーラス・アウトプット・アサイン MIX, REV, M+R

PERFORM REVERB Type リバーブ/ディレイ・タイプ ROOM1, ROOM2, STAGE1, STAGE2, HALL1, HALL2, DELAY, PAN-DLYTime リバーブ/ディレイ・タイム 0~127Fbk ディレイ・フィードバック・レベル 0~127HF Damp リバーブ/ディレイHFダンプ *3Level リバーブ/ディレイ・レベル 0~127

*1: EFXパラメーター参照。

*2: OFF, SYS-CTRL1, SYS-CTRL2, MODULATION, BREATH, FOOT, VOLUME, PAN, EXPRESSION, BENDER, AFTERTOUCH

*3: 200, 250, 315, 400, 500, 630, 800, 1000, 1250, 1600, 2000, 2500, 3150, 4000, 5000, 6300, 8000 Hz, BYPASS

●CONTROLグループ(P.41)画面 パラメーター 設定値CONTROL Bend Range ベンド・レンジ 0~12

Env Mode エンベロープ・モード NO-SUS, SUSTAINMute Group ミュート・グループ OFF, 1~31

RxSWITCH Volume レシーブ・ボリューム・スイッチ OFF, ONPan レシーブ・パン・コントロール・スイッチ OFF, CONT, KEY-ONHold-1 レシーブ・ホールド1・スイッチ OFF, ON

●WAVEグループ(P.42)画面 パラメーター 設定値WAVE Group ウェーブ・グループ INT-A, INT-B, XP-A, XP-B, XP-C, XP-D

Number ウェーブ・ナンバー 001~255Gain ウェーブ・ゲイン -6, 0, 6, 12 dBSwitch キー・スイッチ OFF, ON

●PITCHグループ(P.42)画面 パラメーター 設定値PITCH Coarse コース・チューン C-1~+G9

Fine ファイン・チューン -50~+50セントRandom ランダム・ピッチ・デプス 0~1200セント(*1)Env Depth ピッチ・エンベロープ・デプス -12~+12(*2)

PCH VELOCITY Velocity Sens ピッチ・エンベロープ・ベロシティー・センス -100~+150Velocity Time ピッチ・エンベロープ・タイム・ベロシティー・センス -100~+100(*2)

PCH ENVELOPE T1, T2, T3, T4 ピッチ・エンベロープ・タイム1~4 0~127L1, L2, L3, L4 ピッチ・エンベロープ・レベル1~4 -63~+63

*1: 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 20, 30, 40, 50, 60, 70, 80, 90, 100, 200, 300, 400, 500, 600, 700, 800, 900, 1000, 1100, 1200

*2: -100, -70, -50, -40, -30, -20, -10, 0, +10, +20, +30, +40, +50, +70, +100

●TVFグループ(P.43)画面 パラメーター 設定値FILTER Type フィルター・タイプ OFF, LPF, BPF, HPF, PKG

Cutoff カットオフ・フリケンシー 0~127Resonance レゾナンス 0~127Env Depth TVFエンベロープ・デプス -63~+63

TVF VELOCITY V-Sens TVFエンベロープ・ベロシティー・センス -100~+150V-Time TVFエンベロープ・タイム・ベロシティー・センス -100~+100(*1)V-Resonance レゾナンス・ベロシティー・センス -100~+150

TVF ENVELOPE T1~4 TVFエンベロープ・タイム1~4 0~127L1~4 TVFエンベロープ・レベル1~4 0~127

*1: -100, -70, -50, -40, -30, -20, -10, 0, +10, +20, +30, +40, +50, +70, +100

●TVAグループ(P.43)画面 パラメーター 設定値TVA Level レベル 0~127

Pan パン L64~0~63RRandom ランダム・パン・デプス 0~63Alternate オルタネイト・パン・デプス L63~0~63R

TVA VELOCITY Velocity Sens TVAエンベロープ・ベロシティー・センス -100~+150Velocity Time TVAエンベロープ・タイム・ベロシティー・センス -100~+100(*1)

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TVA ENVELOPE T1~4 TVAエンベロープ・タイム1~4 0~127L1~3 TVAエンベロープ・レベル1~3 0~127

*1: -100, -70, -50, -40, -30, -20, -10, 0, +10, +20, +30, +40, +50, +70, +100

■GMモード・パラメーター

※パートごとに設定できるパラメーターには「P」マークをつけています。

●EFFECTSグループ(P.102)画面 パラメーター 設定値OUTPUT Output Assign アウトプット・アサイン MIX, EFX, PATCH P

アウトプット・レベル 0~127 PChorus コーラス・センド・レベル 0~127 PReverb リバーブ・センド・レベル 0~127 P

GM EFX TYPE Type EFXタイプ *1GM EFX PRM *1 GM EFXパラメーターGM EFX OUT Mix Out EFXアウトプット・レベル 0~127

Chorus コーラス・センド・レベル 0~127Reverb リバーブ・センド・レベル 0~127

GM CHORUS Rate コーラス・レイト 0~127Depth コーラス・デプス 0~127Delay コーラス・プリ・ディレイ 0~127Fbk コーラス・フィードバック・レベル 0~127Level コーラス・レベル 0~127Out コーラス・アウトプット・アサイン MIX, REV, M+R

GM REVERB Type リバーブ/ディレイ・タイプ ROOM1, ROOM2, STAGE1, STAGE2, HALL1, HALL2, DELAY, PAN-DLYTime リバーブ/ディレイ・タイム 0~127Fbk ディレイ・フィードバック・レベル 0~127HF Damp リバーブ/ディレイHFダンプ *3Level リバーブ/ディレイ・レベル 0~127

*1: EFXパラメーター参照。

*2: OFF, SYS-CTRL1, SYS-CTRL2, MODULATION, BREATH, FOOT, VOLUME, PAN, EXPRESSION, BENDER, AFTERTOUCH

*3: 200, 250, 315, 400, 500, 630, 800, 1000, 1250, 1600, 2000, 2500, 3150, 4000, 5000, 6300, 8000 Hz, BYPASS

●PARTグループ(P.103)画面 パラメーター 設定値PATCH Number パッチ・ナンバー 001~128 PSETTING Volume パート・ボリューム 0~127 P

Pan パート・パン L64~0~63R PCoarse コース・チューン -48~+48半音 PFine ファイン・チューン -50~+50セント P

●INFORMATIONグループ(P.103)画面 パラメーター 設定値INFO Mod モジュレーション・インフォメーション 0~127 P

Breath ブレス・インフォメーション 0~127 PFoot フット・インフォメーション 0~127 PVol ボリューム・インフォメーション 0~127 PPan パン・インフォメーション L64~0~63R PExp エクスプレッション・インフォメーション 0~127 PHold ホールド1・インフォメーション 0~127 PBend ピッチ・ベンド・インフォメーション -128~+127 PAftertouch アフタータッチ・インフォメーション 0~127 PVoices ボイス・インフォメーション 0~64 P

■EFXパラメーター

●1:STEREO-EQ(P.45)パラメーター 設定値Low Freq ロー・フリケンシー 200, 400 HzLowGain ロー・ゲイン -15~+15 dBHi Freq ハイ・フリケンシー 4000, 8000 HzHi Gain ハイ・ゲイン -15~+15 dBP1 Freq ピーキング1・フリケンシー 200~8000Hz(*1)P1 Q ピーキング1・Q 0.5, 1.0, 2.0, 4.0, 8.0P1 Gain ピーキング1・ゲイン -15~+15 dBP2 Freq ピーキング2・フリケンシー 200~8000 Hz(*1)P2 Q ピーキング2・Q 0.5, 1.0, 2.0, 4.0, 8.0P2 Gain ピーキング2・ゲイン -15~+15 dBLevel アウトプット・レベル 0~127

*1: 200, 250, 315, 400, 500, 630, 800, 1000, 1250, 1600, 2000, 2500, 3150,4000, 5000, 6300, 8000 Hz

●2:OVERDRIVE(P.45)パラメーター 設定値Drive ドライブ 0~127Level アウトプット・レベル 0~127LowGain ロー・ゲイン -15~+15 dBHi Gain ハイ・ゲイン -15~+15 dBAmpType アンプ・シミュレーター・タイプ SMALL, BUILT-IN,

2-STACK, 3-STACKPan アウトプット・パン L64~0~63R

●3:DISTORTION(P.45)パラメーター 設定値Drive ドライブ 0~127Level アウトプット・レベル 0~127LowGain ロー・ゲイン -15~+15 dBHi Gain ハイ・ゲイン -15~+15 dBAmpType アンプ・シミュレーター・タイプ SMALL, BUILT-IN,

2-STACK, 3-STACKPan アウトプット・パン L64~0~63R

●4:PHASER(P.46)パラメーター 設定値Manual マニュアル 100~8000 HzRate レイト 0.05~10.0 HzDepth デプス 0~127Res レゾナンス 0~127Mix ミックス・レベル 0~127Pan アウトプット・パン L64~0~63RLevel アウトプット・レベル 0~127

●5:SPECTRUM(P.46)パラメーター 設定値Band 1 バンド1・ゲイン -15~+15 dBBand 2 バンド2・ゲイン -15~+15 dBBand 3 バンド3・ゲイン -15~+15 dBBand 4 バンド4・ゲイン -15~+15 dBBand 5 バンド5・ゲイン -15~+15 dBBand 6 バンド6・ゲイン -15~+15 dBBand 7 バンド7・ゲイン -15~+15 dBBand 8 バンド8・ゲイン -15~+15 dBWidth バンド・ウィズ 1~5Pan アウトプット・パン L64~0~63RLevel アウトプット・レベル 0~127

●6:ENHANCER(P.46)パラメーター 設定値Sens センス 0~127Mix ミックス・レベル 0~127Low Gain ロー・ゲイン -15~+15 dBHi Gain ハイ・ゲイン -15~+15 dBLevel アウトプット・レベル 0~127

●7:AUTO-WAH(P.46)パラメーター 設定値Filter フィルター・タイプ LPF, BPFSens センス 0~127Manual マニュアル 0~127Peak ピーク 0~127Rate レイト 0.05~10.0 HzDepth デプス 0~127Level アウトプット・レベル 0~127

●8:ROTARY(P.47)パラメーター 設定値LowSlow ロー・フリケンシー・スロー・レイト 0.05~10.0 HzLow Fast ロー・フリケンシー・ファースト・レイト 0.05~10.0 HzLowAccl ロー・フリケンシー・アクセレラーション 0~15Low Lvl ロー・フリケンシー・レベル 0~127Hi Slow ハイ・フリケンシー・スロー・レイト 0.05~10.0 HzHi Fast ハイ・フリケンシー・ファースト・レイト 0.05~10.0 HzHi Accl ハイ・フリケンシー・アクセレラーション 0~15Hi Lvl ハイ・フリケンシー・レベル 0~127Separation セパレーション 0~127Speed スピード SLOW, FASTLevel アウトプット・レベル 0~127

●9:COMPRESSOR(P.47)パラメーター 設定値Attack アタック 0~127Sustain サスティン 0~127Post Gain ポスト・ゲイン 0, +6, +12, +18LowGain ロー・ゲイン -15~+15 dBHi Gain ハイ・ゲイン -15~+15 dBPan アウトプット・パン L64~0~63RLevel アウトプット・レベル 0~127

●10:LIMITER(P.47)パラメーター 設定値Thresh スレッショルド・レベル 0~127Ratio コンプレッション・レシオ 1.5:1, 2:1, 4:1, 100:1Release リリース・タイム 0~127Gain ポスト・ゲイン 0, +6, +12, +18LowGain ロー・ゲイン -15~+15 dBHi Gain ハイ・ゲイン -15~+15 dBPan アウトプット・パン L64~0~63RLevel アウトプット・レベル 0~127

●11:HEXA-CHORUS(P.48)パラメーター 設定値Pre Dly プリ・ディレイ・タイム 0.0~100 msRate レイト 0.05~10.0 HzDepth デプス 0~127Dly Dev プリ・ディレイ・デビエーション 0~20Dpt Dev デプス・デビエーション -20~20Pan Dev パン・デビエーション 0~20Balance エフェクト・バランス D100:0E~D0:100ELevel アウトプット・レベル 0~127

●12:TREMOLO-CHORUS(P.48)パラメーター 設定値Pre Dly プリ・ディレイ・タイム 0.0~100 msChoRate コーラス・レイト 0.05~10.0 HzCho Dpt コーラス・デプス 0~127Phase トレモロ・フェイズ 0~180度TrmRate トレモロ・レイト 0.05~10.0 HzTrm Sep トレモロ・セパレーション 0~127Balance エフェクト・バランス D100:0E~D0:100ELevel アウトプット・レベル 0~127

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123

●13:SPACE-D(P.48)パラメーター 設定値Pre Dly プリ・ディレイ・タイム 0.0~100 msRate レイト 0.05~10.0 HzDepth デプス 0~127Phase フェーズ 0~180度LowGain ロー・ゲイン -15~+15 dBHi Gain ハイ・ゲイン -15~+15 dBBalance エフェクト・バランス D100:0E~D0:100ELevel アウトプット・レベル 0~127

●14:STEREO-CHORUS(P.48)パラメーター 設定値Pre Dly プリ・ディレイ・タイム 0.0~100 msRate レイト 0.05~10.0 HzDepth デプス 0~127Phase フェイズ 0~180度Filter Type フィルター・タイプ OFF, LPF, HPFCutoff カットオフ・フリケンシー 200~8000 Hz(*1)LowGain ロー・ゲイン -15~+15 dBHi Gain ハイ・ゲイン -15~+15 dBBalance エフェクト・バランス D100:0E~D0:100ELevel アウトプット・レベル 0~127

*1: 200, 250, 315, 400, 500, 630, 800, 1000, 1250, 1600, 2000, 2500, 3150,4000, 5000, 6300, 8000 Hz

●15:STEREO-FLANGER(P.49)パラメーター 設定値Pre Dly プリ・ディレイ・タイム 0.0~100 msRate レイト 0.05~10.0 HzDepth デプス 0~127Fbk フィードバック・レベル -98~+98 %Phase フェイズ 0~180度Filter Type フィルター・タイプ OFF, LPF, HPFCutoff カットオフ・フリケンシー 200~8000 Hz(*1)LowGain ロー・ゲイン -15~+15 dBHi Gain ハイ・ゲイン -15~+15 dBBalance エフェクト・バランス D100:0E~D0:100ELevel アウトプット・レベル 0~127

*1: 200, 250, 315, 400, 500, 630, 800, 1000, 1250, 1600, 2000, 2500, 3150,4000, 5000, 6300, 8000 Hz

●16:STEP-FLANGER(P.49)パラメーター 設定値Pre Dly プリ・ディレイ・タイム 0.0~100 msRate レイト 0.05~10.0 HzDepth デプス 0~127Fbk フィードバック・レベル -98~+98 %Phase フェイズ 0~180度Step Rate ステップ・レイト 0.05~10.0 Hz, 音符LowGain ロー・ゲイン -15~+15 dBHi Gain ハイ・ゲイン -15~+15 dBBalance エフェクト・バランス D100:0E~D0:100ELevel アウトプット・レベル 0~127

●17:STEREO-DELAY(P.50)パラメーター 設定値Delay L ディレイ・タイム・レフト 0.0~500 msDelay R ディレイ・タイム・ライト 0.0~500 msFbk フィードバック・レベル -98~+98 %Mode フィードバック・モード NORMAL, CROSSPhase L フィードバック・フェイズ・レフト NORMAL, INVERTPhase R フィードバック・フェイズ・ライト NORMAL, INVERTHF Damp HFダンプ 200~8000 Hz,

BYPASS(*1)LowGain ロー・ゲイン -15~+15 dBHi Gain ハイ・ゲイン -15~+15 dBBalance エフェクト・バランス D100:0E~D0:100ELevel アウトプット・レベル 0~127

*1: 200, 250, 315, 400, 500, 630, 800, 1000, 1250, 1600, 2000, 2500, 3150,4000, 5000, 6300, 8000 Hz, BYPASS

●18:MODULATION-DELAY(P.50)パラメーター 設定値Delay L ディレイ・タイム・レフト 0.0~500 msDelay R ディレイ・タイム・ライト 0.0~500 msFbk フィードバック・レベル -98~+98 %Mode フィードバック・モード NORMAL, CROSSRate レイト 0.05~10.0 HzDepth デプス 0~127Phase フェイズ 0~180度HF Damp HFダンプ 200~8000 Hz,

BYPASS(*1)LowGain ロー・ゲイン -15~+15 dBHi Gain ハイ・ゲイン -15~+15 dBBalance エフェクト・バランス D100:0E~D0:100ELevel アウトプット・レベル 0~127

*1: 200, 250, 315, 400, 500, 630, 800, 1000, 1250, 1600, 2000, 2500, 3150,4000, 5000, 6300, 8000 Hz, BYPASS

●19:TRIPLE-TAP-DELAY(P.51)パラメーター 設定値Delay C ディレイ・タイム・センター 200~1000 ms, 音符Delay L ディレイ・タイム・レフト 200~1000 ms, 音符Delay R ディレイ・タイム・ライト 200~1000 ms, 音符Fbk フィードバック・レベル -98~+98 %Level C センター・レベル 0~127Level L レフト・レベル 0~127Level R ライト・レベル 0~127HF Damp HFダンプ 200~8000 Hz,

BYPASS(*1)LowGain ロー・ゲイン -15~+15 dBHi Gain ハイ・ゲイン -15~+15 dBBalance エフェクト・バランス D100:0E~D0:100ELevel アウトプット・レベル 0~127

*1: 200, 250, 315, 400, 500, 630, 800, 1000, 1250, 1600, 2000, 2500, 3150,4000, 5000, 6300, 8000 Hz, BYPASS

●20:QUADRUPLE-TAP-DELAY(P.51)パラメーター 設定値Delay 1 ディレイ・タイム1 200~1000 ms, 音符Delay 2 ディレイ・タイム2 200~1000 ms, 音符Delay 3 ディレイ・タイム3 200~1000 ms, 音符Delay 4 ディレイ・タイム4 200~1000 ms, 音符Level 1 レベル1 0~127Level 2 レベル2 0~127Level 3 レベル3 0~127Level 4 レベル4 0~127Fbk フィードバック・レベル -98~+98 %HF Damp HFダンプ 200~8000 Hz,

BYPASS(*1)Balance エフェクト・バランス D100:0E~D0:100ELevel アウトプット・レベル 0~127

*1: 200, 250, 315, 400, 500, 630, 800, 1000, 1250, 1600, 2000, 2500, 3150,4000, 5000, 6300, 8000 Hz, BYPASS

●21:TIME-CONTROL-DELAY(P.52)パラメーター 設定値Delay ディレイ・タイム 200~1000 msAccel アクセラレーション 0~15Fbk フィードバック・レベル -98~+98 %HF Damp HFダンプ 200~8000 Hz,

BYPASS(*1)Pan アウトプット・パン L64~0~63RLowGain ロー・ゲイン -15~+15 dBHi Gain ハイ・ゲイン -15~+15 dBBalance エフェクト・バランス D100:0E~D0:100ELevel アウトプット・レベル 0~127

*1: 200, 250, 315, 400, 500, 630, 800, 1000, 1250, 1600, 2000, 2500, 3150,4000, 5000, 6300, 8000 Hz, BYPASS

●22:2 VOICE-PITCH-SHIFTER(P.52)パラメーター 設定値CoarseA コース・ピッチA -24~12半音Fine A ファイン・ピッチA -100~100セントPan A アウトプット・パンA L64~0~63RPreDlyA プリ・ディレイ・タイムA 0.0~500 msCoarseB コース・ピッチB -24~12Fine B ファイン・ピッチB -100~100Pan B アウトプット・パンB L64~0~63RPreDlyB プリ・ディレイ・タイムB 0.0~500 msMode ピッチ・シフター・モード 1, 2, 3, 4, 5Lvl Bal レベル・バランス A100:0B~A0:100BBalance エフェクト・バランス D100:0E~D0:100ELevel アウトプット・レベル 0~127

●23:FBK-PITCH-SHIFTER(P.53)パラメーター 設定値Coarse コース・ピッチ -24~12半音Fine ファイン・ピッチ -100~100セントFbk フィードバック・レベル -98~+98 %Pre Dly プリ・ディレイ・タイム 0.0~500 msMode ピッチ・シフター・モード 1, 2, 3, 4, 5Pan アウトプット・パン L64~0~63RLowGain ロー・ゲイン -15~+15 dBHi Gain ハイ・ゲイン -15~+15 dBBalance エフェクト・バランス D100:0E~D0:100ELevel アウトプット・レベル 0~127

●24:REVERB(P.53)パラメーター 設定値Type リバーブ・タイプ ROOM1, ROOM2, STAGE1,

STAGE2, HALL1, HALL2Pre Dly プリ・ディレイ・タイム 0.0~100 msTime リバーブ・タイム 0~127HF Damp HFダンプ 200~8000 Hz,

BYPASS(*1)LowGain ロー・ゲイン -15~+15 dBHi Gain ハイ・ゲイン -15~+15 dBBalance エフェクト・バランス D100:0E~D0:100ELevel アウトプット・レベル 0~127

*1: 200, 250, 315, 400, 500, 630, 800, 1000, 1250, 1600, 2000, 2500, 3150,4000, 5000, 6300, 8000 Hz, BYPASS

●25:GATE-REVERB(P.53)パラメーター 設定値Type ゲート・リバーブ・タイプ NORMAL, REVERSE,

SWEEP1, 2Pre Dly プリ・ディレイ・タイム 0.0~100 msGate Time ゲート・タイム 5~500 msLowGain ロー・ゲイン -15~+15 dBHi Gain ハイ・ゲイン -15~+15 dBBalance エフェクト・バランス D100:0E~D0:100ELevel アウトプット・レベル 0~127

●26:OVERDRIVE→CHORUS(P.54)パラメーター 設定値Drive ドライブ 0~127Pan アウトプット・パン L64~0~63RPre Dly プリ・ディレイ・タイム 0.0~100 msRate レイト 0.05~10.0 HzDepth デプス 0~127Balance コーラス・バランス D100:0E~D0:100ELevel アウトプット・レベル 0~127

●27:OVERDRIVE→FLANGER(P.54)パラメーター 設定値Drive ドライブ 0~127Pan アウトプット・パン L64~0~63RPre Dly プリ・ディレイ・タイム 0.0~100 msRate レイト 0.05~10.0 HzDepth デプス 0~127Fbk フィードバック・レベル -98~+98 %Balance フランジャー・バランス D100:0E~D0:100ELevel アウトプット・レベル 0~127

●28:OVERDRIVE→DELAY(P.54)パラメーター 設定値Drive ドライブ 0~127Pan アウトプット・パン L64~0~63RDelay ディレイ・タイム 0.0~500 msFbk フィードバック・レベル -98~+98 %HF Damp HFダンプ 200~8000 Hz,

BYPASS(*1)Balance ディレイ・バランス D100:0E~D0:100ELevel アウトプット・レベル 0~127

*1: 200, 250, 315, 400, 500, 630, 800, 1000, 1250, 1600, 2000, 2500, 3150,4000, 5000, 6300, 8000 Hz, BYPASS

●29:DISTORTION→CHORUS(P.55)“26:OVERDRIVE→CHORUS”参照。

●30:DISTORTION→FLANGER(P.55)“27:OVERDRIVE→FLANGER”参照。

●31:DISTORTION→DELAY(P.55)“28:OVERDRIVE→DELAY”参照。

●32:ENHANSER→CHORUS(P.55)パラメーター 設定値Sens センス 0~127Mix ミックス・レベル 0~127Pre Dly プリ・ディレイ・タイム 0.0~100 msRate レイト 0.05~10.0 HzDepth デプス 0~127Balance コーラス・バランス D100:0E~D0:100ELevel アウトプット・レベル 0~127

●33:ENHANSER→FLANGER(P.55)パラメーター 設定値Sens センス 0~127Mix ミックス・レベル 0~127Pre Dly プリ・ディレイ・タイム 0.0~100 msRate レイト 0.05~10.0 HzDepth デプス 0~127Fbk フィードバック・レベル -98~+98 %Balance フランジャー・バランス D100:0E~D0:100ELevel アウトプット・レベル 0~127

●34:ENHANSER→DELAY(P.55)パラメーター 設定値Sens センス 0~127Mix ミックス・レベル 0~127Delay ディレイ・タイム 0.0~500 msFbk フィードバック・レベル -98~+98 %HF Damp HFダンプ 200~8000 Hz,

BYPASS(*1)Balance ディレイ・バランス D100:0E~D0:100ELevel アウトプット・レベル 0~127

*1: 200, 250, 315, 400, 500, 630, 800, 1000, 1250, 1600, 2000, 2500, 3150,4000, 5000, 6300, 8000 Hz, BYPASS

124

125

●35:CHORUS→DELAY(P.56)パラメーター 設定値Cho Dly コーラス・プリ・ディレイ・タイム 0.0~100 msChoRate コーラス・レイト 0.05~10.0 HzCho Dpt コーラス・デプス 0~127Cho Bal コーラス・バランス D100:0E~D0:100EDelay ディレイ・タイム 0.0~500 msDly Fbk ディレイ・フィードバック・レベル -98~+98 %HF Damp HFダンプ 200~8000 Hz,

BYPASS(*1)Delay Balanceディレイ・バランス D100:0E~D0:100ELevel アウトプット・レベル 0~127

*1: 200, 250, 315, 400, 500, 630, 800, 1000, 1250, 1600, 2000, 2500, 3150,4000, 5000, 6300, 8000 Hz, BYPASS

●36:FLANGER→DELAY(P.56)パラメーター 設定値Flg Dly フランジャー・プリ・ディレイ・タイム 0.0~100 msFlgRate フランジャー・レイト 0.05~10.0 HzFlg Dpt フランジャー・デプス 0~127Flg Fbk フランジャー・フィードバック・レベル -98~+98 %Flg Bal フランジャー・バランス D100:0E~D0:100EDelay ディレイ・タイム 0.0~500 msDly Fbk ディレイ・フィードバック・レベル -98~+98 %HF Damp HFダンプ 200~8000 Hz,

BYPASS(*1)Delay Balanceディレイ・バランス D100:0E~D0:100ELevel アウトプット・レベル 0~127

*1: 200, 250, 315, 400, 500, 630, 800, 1000, 1250, 1600, 2000, 2500, 3150,4000, 5000, 6300, 8000 Hz, BYPASS

●37:CHORUS→FLANGER(P.56)パラメーター 設定値Cho Dly コーラス・プリ・ディレイ・タイム 0.0~100 msChoRate コーラス・レイト 0.05~10.0 HzCho Dpt コーラス・デプス 0~127Cho Bal コーラス・バランス D100:0E~D0:100EFlg Dly フランジャー・プリ・ディレイ・タイム 0.0~100 msFlgRate フランジャー・レイト 0.05~10.0 HzFlg Dpt フランジャー・デプス 0~127Flg Fbk フランジャー・フィードバック・レベル -98~+98 %Flanger Balance フランジャー・バランス D100:0E~D0:100ELevel アウトプット・レベル 0~127

●38:CHORUS/DELAY(P.57)“35:CHORUS→DELAY”参照。

●39:FLANGER/DELAY(P.57)“36:FLANGER→DELAY”参照。

●40:CHORUS/FLANGER(P.57)“37:CHORUS→FLANGER”参照。

■システム・パラメーター

●SETUPグループ(P.58)画面 パラメーター 設定値SYSTEM SETUP Patch Remain パッチ・リメイン・スイッチ OFF, ON

Power Up Mode パワー・アップ・モード LAST-SET, DEFAULT

●CONTRASTグループ(P.58)画面 パラメーター 設定値CONTRAST LCD Contrast LCDコントラスト 1~10

●CONTROLグループ(P.58)画面 パラメーター 設定値KEYBOARD Transpose トランスポーズ・スイッチ OFF, ON

トランスポーズ・バリュー -5(G)~+6(F#)Sens キーボード・センス LIGHT, MEDIUM, HEAVYVel キーボード・ベロシティー REAL, 1~127After アフタータッチ・センス 0~100

PEDAL1/2 ASSIGN Assign ペダル1/2・アサイン *1Output ペダル1/2・アウトプット OFF, INT, MIDI, BOTHPolarity ペダル1/2・ポラリティ STANDARD, REVERSE

C1/2 ASSIGN Assign C1/C2スライダー・アサイン *2Output C1/C2スライダー・アウトプット OFF, INT, MIDI, BOTH

HOLD PEDAL Output ペダル・アウトプット OFF, INT, MIDI, BOTHPolarity ペダル・ポラリティ STANDARD, REVERSE

SYS-CTRL ASSIGN Control 1/2 システム・コントロール・アサイン1/2 *2CONTROL SOURCE Hold ホールド・コントロール・ソース OFF, HOLD-1, SOST, SOFT, HOLD-2

Peak ピーク・コントロール・ソース OFF, HOLD-1, SOST, SOFT, HOLD-2Volume ボリューム・コントロール・ソース VOLUME, VOL&EXPAftertouch アフタータッチ・コントロール・ソース CHANNEL, POLY, CH&POLY

*1: CC00~95(0, 32, 6, 38除く), BEND, AFTERTOUCH, PROG-UP, PROG-DOWN, START/STOP, PUNCH-IN/OUT, TAP-TEMPO

*2: CC00~95(0, 32, 6, 38除く), BEND, AFTERTOUCH

●MIDIグループ(P.59)画面 パラメーター 設定値PERFORM MIDI Control Channel パフォーマンス・コントロール・チャンネル 1~16, OFF

Local ローカル・スイッチ OFF, ONRemote リモート・キーボード・スイッチ OFF, ON

PATCH MIDI Rx-Ch パッチ・モード・レシーブ・チャンネル 1~16Tx-Ch パッチ・モード・トランスミット・チャンネル 1~16, Rx-Ch, OFFLocal ローカル・スイッチ OFF, ONRemote リモート・キーボード・スイッチ OFF, ON

GM MIDI Local Switch ローカル・スイッチ OFF, ONRECEIVE MIDI Program Change レシーブ・プログラム・チェンジ・スイッチ OFF, ON

Bank Select レシーブ・バンク・セレクト・スイッチ OFF, ONTRANSMIT MIDI Program トランスミット・プログラム・チェンジ・スイッチ OFF, ON

Bank Sel トランスミット・バンク・セレクト・スイッチ OFF, ONActive Sensing トランスミット・アクティブ・センシング・スイッチ OFF, ON

SYS-EXC MIDI Unit# エクスクルーシブ・ユニット・ナンバー 17~32Rx.Exc レシーブ・エクスクルーシブ・スイッチ OFF, ONTx.Edit トランスミット・エディット・データ・スイッチ OFF, ONRx.GM レシーブ・GMエクスクルーシブ・スイッチ OFF, ON

BANK SEL-GROUP Number バンク・セレクト・グループ・ナンバー 1~7Switch バンク・セレクト・トランスミット・スイッチ OFF, ONMSB バンク・セレクトMSB 0~127LSB バンク・セレクトLSB 0~127

●SEQUENCERグループ(P.61)画面 パラメーター 設定値SEQ MODE SyncMode シンク・モード INTERNAL, SLAVE, REMOTE

SyncOut トランスミット・シンク・メッセージ・スイッチ OFF, ONThru ソフト・スルー・スイッチ OFF, ONMetoronome メトロノーム・モード OFF, ON

メトロノーム・レベル 0~7SEQ REC SWITCH Ch レコード・フィルター・チャンネル ALL, 1~16

PAft レコード・フィルター・ポリフォニック・アフタータッチ OFF, ONC.C レコード・フィルター・コントロール・チェンジ OFF, ONP.C レコード・フィルター・プログラム・チェンジ OFF, ONCAft レコード・フィルター・チャンネル・アフタータッチ OFF, ONBend レコード・フィルター・ピッチ・ベンド OFF, ON

126

127

Exc レコード・フィルター・エクスクルーシブ OFF, ONMICRO SCOPE Auto Calculate Check Sum オート・カリキュレイト・チェック・サム・スイッチ -OFF, ON

●TUNEグループ(P.62)画面 パラメーター 設定値TUNE Master マスター・チューン 427.4~452.6 Hz

Key Shift マスター・キー・シフト -12~+12半音Scale Tune スケール・チューン・スイッチ OFF, ON

PATCH SCALE C~B スケール・チューンC~B -63~+63セントKEY SCALE C~B スケール・チューンC~B -63~+63セント

●PGM CHNGグループ(P.62)画面 パラメーター 設定値TRANSMIT P.C Channel トランスミット・MIDIチャンネル 1~16

P.C# トランスミット・プログラム・チェンジ 1~128Bnk-MSB トランスミット・バンク・セレクトMSB 0~127Bnk-LSB トランスミット・バンク・セレクトLSB 0~127

グルーブ・クォンタイズは打楽器系の演奏に効果があり、4/4拍子に対応したテンプレートが用意されています。その他の拍子の演奏には思ったような効果が得られません。テンプレート01~50は打楽器全体に、テンプレート51~90は打楽器ごとにクォンタイズをかけて使用されることをお勧めします。特に、サンバのテンプレート(51~54)にはワールド・エクスパンション・ボードの打楽器を、アシェのテンプレート(55~58)にはオーケストラ・ドラム・セット(PR-C:002)の使用をお勧めします。いろいろな演奏にお試しください。

種類 テンプレート 効果

16 Beat Straight 01:16Strait 標準の16ビート

02:Early_S テンプレート01(2拍目と4拍目を前ノリにしたタイプ)

03:Late_S テンプレート01(2拍目と4拍目を後ノリにしたタイプ)

04:Early_K テンプレート01(3拍目を前ノリにしたタイプ)

05:Late_K テンプレート01(1拍目と3拍目を後ノリにしたタイプ)

16Beat Light Shuffle 06:16_LShuf 浅い16ビート・シャッフル

07:LShuf_ES テンプレート06(2拍目と4拍目を前ノリにしたタイプ)

08:LShuf_LS テンプレート06(2拍目と4拍目を後ノリにしたタイプ)

08:LShuf_EK テンプレート06(3拍目を前ノリにしたタイプ)

10:LShuf_LK テンプレート06(1拍目と3拍目を後ノリにしたタイプ)

16 Beat Medium Shuffle 11:16_MShuf 標準の16ビート・シャッフル

12:MShuf_ES テンプレート11(2拍目と4拍目を前ノリにしたタイプ)

13:MShuf_LS テンプレート11(2拍目と4拍目を後ノリにしたタイプ)

14:MShuf_EK テンプレート11(3拍目を前ノリにしたタイプ)

15:MShuf_LK テンプレート11(1拍目と3拍目を後ノリにしたタイプ)

16 Beat Heavy Shuffle 16:16_HShuf 深い16ビート・シャッフル

17:HShuf_ES テンプレート16(2拍目と4拍目を前ノリにしたタイプ)

18:HShuf_LS テンプレート16(2拍目と4拍目を後ノリにしたタイプ)

19:HShuf_EK テンプレート16(3拍目を前ノリにしたタイプ)

20:HShuf_LK テンプレート16(1拍目と3拍目を後ノリにしたタイプ)

8 Beat Straight 21:8_Strait 標準の8ビート

22:Early_S テンプレート21(2拍目と4拍目を前ノリにしたタイプ)

23:Late_S テンプレート21(2拍目と4拍目を後ノリにしたタイプ)

24:Early_K テンプレート21(3拍目を前ノリにしたタイプ)

25:Late_K テンプレート21(1拍目と3拍目を後ノリにしたタイプ)

8 Beat Light Shuffle 26:8_LShuf 浅い8ビート・シャッフル

27:LShuf_ES テンプレート26(2拍目と4拍目を前ノリにしたタイプ)

28:LShuf_LS テンプレート26(2拍目と4拍目を後ノリにしたタイプ)

29:LShuf_EK テンプレート26(3拍目を前ノリにしたタイプ)

30:LShuf_LK テンプレート26(1拍目と3拍目を後ノリにしたタイプ)

8 Beat Medium Shuffle 31:8_MShuf 標準の8ビート・シャッフル

32:MShuf_ES テンプレート31(2拍目と4拍目を前ノリにしたタイプ)

33:MShuf_LS テンプレート31(2拍目と4拍目を後ノリにしたタイプ)

34:MShuf_EK テンプレート31(3拍目を前ノリにしたタイプ)

35:MShuf_LK テンプレート31(1拍目と3拍目を後ノリにしたタイプ)

8 Beat Heavy Shuffle 36:8_HShuf 深い8ビート・シャッフル

37:HShuf_ES テンプレート36(2拍目と4拍目を前ノリにしたタイプ)

38:HShuf_LS テンプレート36(2拍目と4拍目を後ノリにしたタイプ)

39:HShuf_EK テンプレート36(3拍目を前ノリにしたタイプ)

40:HShuf_LK テンプレート36(1拍目と3拍目を後ノリにしたタイプ)

Double Time Swing 41:DT_Swg_A 2倍のテンポで演奏したスイング

42:DT_Swg_B テンプレート41よりアクセントが強いスイング

43:DT_L_Swg テンプレート44より浅いスイング

44:DT_M_Swg テンプレート41より浅いスイング

45:DT_H_Swg テンプレート41より深いスイング

128

グルーブ・クォンタイズのテンプレート一覧

129

種類 テンプレート 効果

Swing 46:Swing_A スイング

47:Swing_B テンプレート46よりアクセントが強いスイング

48:L_Swing テンプレート49より浅いスイング

49:M_Swing テンプレート46より浅いスイング

50:H_Swing テンプレート46より深いスイング

World Music 51:Samba_P サンバのリズム(パンデイロ用)

52:Samba_S サンバのリズム(スルド用)

53:Samba_T サンバのリズム(タンボリン用)

54:Samba_C サンバのリズム(カイシャ用)

55:Axe_T_1 アシェのリズム1(ヘピニキ・パート1(ティンバレ・ハイ代用))

56:Axe_T_2 アシェのリズム2(ヘピニキ・パート2(ティンバレ・ロー代用))

57:Axe_T_3 アシェのリズム3(カイシャ・パート(スネア・ドラム代用))

58:Axe_S アシェのリズム(スルド・パート(ティンパニ代用))

59:Cascala サルサのリズム(カスカラ)

60:Salsa_C サルサのリズム(コンガ用)

Tuplets 61:3agnst1 3連符

62:6agnst1 6連符

63:5agnst1 5連符

64:5agnst2 2拍5連

65:5agnst4 4拍5連

66:7agnst1 7連符

67:7agnst2 2拍7連

68:7agnst4 4拍7連

69:3_Laggng 揺らいだ3連符

70:6_Laggng 揺らいだ6連符

Constant Shuffle 71:Hop_01 機械的なシャッフル

72:Hop_02 テンプレート71より深いシャッフル

73:Hop_03 テンプレート72より深いシャッフル

74:Hop_04 テンプレート73より深いシャッフル

75:Hop_05 テンプレート74より深いシャッフル

Getting Slow 76:Lagg_01 拍に対するタイミングを徐々に変化させる

77:Lagg_02 テンプレート76よりタイミングの変化が大きい

78:Lagg_03 テンプレート77よりタイミングの変化が大きい

79:Lagg_04 テンプレート78よりタイミングの変化が大きい

80:Lagg_05 テンプレート79よりタイミングの変化が大きい

Offsetting 2nd 16th note 81:2_off_01 2つめの16分音符を遅らせる

82:2_off_02 2つめの16分音符をテンプレート81より遅らせる

83:2_off_03 2つめの16分音符をテンプレート82より遅らせる

84:2_off_04 2つめの16分音符をテンプレート83より遅らせる

85:2_off_05 2つめの16分音符をテンプレート84より遅らせる

Offsetting 4th 16th note 86:4_off_01 4つめの16分音符を遅らせる

87:4_off_02 4つめの16分音符をテンプレート86より遅らせる

88:4_off_03 4つめの16分音符をテンプレート87より遅らせる

89:4_off_04 4つめの16分音符をテンプレート88より遅らせる

90:4_off_05 4つめの16分音符をテンプレート89より遅らせる

■ウェーブフォーム

●インターナルANo. Name No. Name No. Name No. Name No. Name

1 Ac Piano1 A 52 Nylon Gtr A 103 Syn Gtr B 154 MC-202 Bs B 205 Cello A 2 Ac Piano1 B 53 Nylon Gtr B 104 Syn Gtr C 155 MC-202 Bs C 206 Cello B 3 Ac Piano1 C 54 Nylon Gtr C 105 Harp 1A 156 Flute 1A 207 Cello C 4 Ac Piano2 pA 55 6-Str Gtr A 106 Harp 1B 157 Flute 1B 208 ST.Strings-R5 Ac Piano2 pB 56 6-Str Gtr B 107 Harp 1C 158 Flute 1C 209 ST.Strings-L6 Ac Piano2 pC 57 6-Str Gtr C 108 Banjo A 159 Blow Pipe 210 MonoStringsA7 Ac Piano2 fA * 58 Gtr Harm A 109 Banjo B 160 Bottle 211 MonoStringsC8 Ac Piano2 fB * 59 Gtr Harm B 110 Banjo C 161 Shakuhachi 212 Pizz *9 Ac Piano2 fC * 60 Gtr Harm C 111 Sitar A 162 Clarinet A 213 JP Strings1A

10 Piano Thump * 61 Comp Gtr A 112 Sitar B 163 Clarinet B 214 JP Strings1B11 Piano Up TH * 62 Comp Gtr B 113 Sitar C 164 Clarinet C 215 JP Strings1C12 MKS-20 P3 A 63 Comp Gtr C 114 Dulcimer A 165 Oboe mf A 216 JP Strings2A13 MKS-20 P3 B 64 Comp Gtr A+ 115 Dulcimer B 166 Oboe mf B 217 JP Strings2B14 MKS-20 P3 C 65 Mute Gtr 1 116 Dulcimer C 167 Oboe mf C 218 JP Strings2C15 SA Rhodes 1A 66 Mute Gtr 2A 117 Shamisen A 168 Sop.Sax mf A 219 Soft Pad A 16 SA Rhodes 1B 67 Mute Gtr 2B 118 Shamisen B 169 Sop.Sax mf B 220 Soft Pad B 17 SA Rhodes 1C 68 Mute Gtr 2C 119 Shamisen C 170 Sop.Sax mf C 221 Soft Pad C 18 SA Rhodes 2A 69 Pop Strat A 120 Koto A 171 Alto Sax 1A 222 Fantasynth A19 SA Rhodes 2B 70 Pop Strat B 121 Koto B 172 Alto Sax 1B 223 Fantasynth B20 SA Rhodes 2C 71 Pop Strat C 122 Koto C 173 Alto Sax 1C 224 Fantasynth C21 E.Piano 1A 72 Jazz Gtr A 123 Pick Bass A 174 Tenor Sax A 225 D-50 HeavenA22 E.Piano 1B 73 Jazz Gtr B 124 Pick Bass B 175 Tenor Sax B 226 D-50 HeavenB23 E.Piano 1C 74 Jazz Gtr C 125 Pick Bass C 176 Tenor Sax C 227 D-50 HeavenC24 E.Piano 2A 75 JC Strat A 126 Fingerd Bs A 177 Bari.Sax f A 228 Fine Wine 25 E.Piano 2B 76 JC Strat B 127 Fingerd Bs B 178 Bari.Sax f B 229 D-50 Brass A26 E.Piano 2C 77 JC Strat C 128 Fingerd Bs C 179 Bari.Sax f C 230 D-50 Brass B27 E.Piano 3A 78 JC Strat A+ 129 E.Bass 180 Harmonica A 231 D-50 Brass C28 E.Piano 3B 79 JC Strat B+ 130 Fretless A 181 Harmonica B 232 D-50 BrassA+29 E.Piano 3C 80 JC Strat C+ 131 Fretless B 182 Harmonica C 233 DualSquare A30 MK-80 EP A 81 Clean Gtr A 132 Fretless C 183 Chanter 234 DualSquare C31 MK-80 EP B 82 Clean Gtr B 133 UprightBs 1 184 Tpt Sect. A 235 DualSquareA+32 MK-80 EP C 83 Clean Gtr C 134 UprightBs 2A 185 Tpt Sect. B 236 Pop Voice 33 D-50 EP A 84 Stratus A 135 UprightBs 2B 186 Tpt Sect. C 237 Syn Vox 1 34 D-50 EP B 85 Stratus B 136 UprightBs 2C 187 Trumpet 1A 238 Syn Vox 2 35 D-50 EP C 86 Stratus C 137 Slap Bass 1 188 Trumpet 1B 239 Voice Aahs A36 Celesta 87 OD Gtr A 138 Slap & Pop 189 Trumpet 1C 240 Voice Aahs B37 Music Box 88 OD Gtr B 139 Slap Bass 2 190 Trumpet 2A 241 Voice Aahs C38 Clav 1A 89 OD Gtr C 140 Slap Bass 3 191 Trumpet 2B 242 Voice Oohs1A39 Clav 1B 90 OD Gtr A+ 141 Jz.Bs Thumb 192 Trumpet 2C 243 Voice Oohs1B40 Clav 1C 91 Heavy Gtr A 142 Jz.Bs Slap 1 193 HarmonMute1A 244 Voice Oohs1C41 Organ 1 92 Heavy Gtr B 143 Jz.Bs Slap 2 194 HarmonMute1B 245 Voice Oohs2A42 Jazz Organ 1 93 Heavy Gtr C 144 Jz.Bs Slap 3 195 HarmonMute1C 246 Voice Oohs2B43 Jazz Organ 2 94 Heavy Gtr A+ 145 Jz.Bs Pop 196 Trombone 1 247 Voice Oohs2C44 Organ 2 95 Heavy Gtr B+ 146 Syn Bass A 197 French 1A 248 Voice Breath45 Organ 3 96 Heavy Gtr C+ 147 Syn Bass C 198 French 1C 249 Male Ooh A 46 Organ 4 97 PowerChord A 148 Mini Bs 1A 199 F.Horns A 250 Male Ooh B 47 Rock Organ 98 PowerChord B 149 Mini Bs 1B 200 F.Horns B 251 Male Ooh C 48 Dist. Organ 99 PowerChord C 150 Mini Bs 1C 201 F.Horns C 252 Org Vox A 49 Rot.Org Slw 100 EG Harm 151 Mini Bs 2 202 Violin A 253 Org Vox B 50 Rot.Org Fst 101 Gt.FretNoise * 152 Mini Bs 2+ 203 Violin B 254 Org Vox C 51 Pipe Organ 102 Syn Gtr A 153 MC-202 Bs A 204 Violin C 255 Vox Noise

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130

お買い上げ時の設定

131

●インターナルBNo. Name No. Name No. Name No. Name

1 Kalimba 52 Feedbackwave 103 Cowbell 1 * 154 REV 606HH Op *2 Marimba Wave 53 Spectrum 104 Wood Block * 155 REV Ride *3 Log Drum 54 BreathNoise * 105 Claves * 156 REV Cup *4 Vibes 55 Rattles 106 Bongo Hi * 157 REV Crash 1 *5 Bottle Hit 56 Ice Rain 107 Bongo Lo * 158 REV China *6 Glockenspiel 57 Tin Wave 108 Cga Open Hi * 159 REV DrySick *7 Tubular 58 Anklungs 109 Cga Open Lo * 160 REV RealCLP *8 Steel Drums 59 Wind Chimes 110 Cga Mute Hi * 161 REV FingSnap *9 Fanta Bell A 60 Orch. Hit * 111 Cga Mute Lo * 162 REV Cowbell *

10 Fanta Bell B 61 Tekno Hit * 112 Cga Slap * 163 REV WoodBlck *11 Fanta Bell C 62 Back Hit * 113 Timbale * 164 REV Clve *12 FantaBell A+ 63 Philly Hit * 114 Cabasa Up * 165 REV Conga *13 Org Bell 64 Scratch 1 * 115 Cabasa Down * 166 REV Tamb *14 Agogo 65 Scratch 2 116 Cabasa Cut * 167 REV Maracas *15 DIGI Bell 1 66 Scratch 3 * 117 Maracas * 168 REV Guiro *16 DIGI Bell 1+ 67 Natural SN1 * 118 Long Guiro * 169 REV Cuica *17 DIGI Chime 68 Natural SN2 * 119 Tambourine * 170 REV Metro *18 Wave Scan 69 Piccolo SN * 120 Open Triangl 171 Loop 1 19 Wire String 70 Ballad SN * 121 Cuica * 172 Loop 2 20 2.2 Bellwave 71 SN Roll * 122 Vibraslap 173 Loop 3 21 2.2 Vibwave 72 808 SN * 123 Timpani 174 Loop 4 22 Spark VOX 73 Brush Slap * 124 Applause 175 Loop 5 23 MMM VOX 74 Brush Swish * 125 REV Orch.Hit * 176 Loop 6 24 Lead Wave 75 Brush Roll 126 REV TeknoHit * 177 Loop 7 25 Synth Reed 76 Dry Stick * 127 REV Back Hit * 178 R8 Click *26 Synth Saw 1 77 Side Stick * 128 REV PhillHit * 179 Metronome 1 27 Synth Saw 2 78 Lite Kick * 129 REV Steel DR * 180 Metronome 2 *28 Syn Saw 2inv 79 Hybrid Kick1 * 130 REV Tin Wave * 181 MC500 Beep 1 *29 Synth Saw 3 80 Hybrid Kick2 * 131 REV NatrlSN1 * 182 MC500 Beep 2 *30 JP-8 Saw A 81 Old Kick * 132 REV NatrlSN2 * 183 Low Saw 31 JP-8 Saw B 82 Verb Kick * 133 REV PiccloSN * 184 Low Saw inv 32 JP-8 Saw C 83 Round Kick * 134 REV BalladSN * 185 Low P5 Saw 33 P5 Saw A 84 808 Kick 135 REV Side Stk * 186 Low Pulse 1 34 P5 Saw B 85 Verb Tom Hi * 136 REV SN Roll * 187 Low Pulse 2 35 P5 Saw C 86 Verb Tom Lo * 137 REV Brush 1 * 188 Low Square 36 D-50 Saw A 87 Dry Tom Hi 138 REV Brush 2 * 189 Low Sine 37 D-50 Saw B 88 Dry Tom Lo 139 REV Brush 3 * 190 Low Triangle38 D-50 Saw C 89 Cl HiHat 1 * 140 REV LiteKick * 191 Low White NZ39 Synth Square 90 Cl HiHat 2 * 141 REV HybridK1 * 192 Low Pink NZ 40 JP-8 SquareA 91 Op HiHat 142 REV HybridK2 * 193 DC 41 JP-8 SquareB 92 Pedal HiHat * 143 REV Old Kick *42 JP-8 SquareC 93 606 HiHat Cl * 144 REV Timpani *43 Synth Pulse1 94 606 HiHat Op 145 REV VerbTomH *44 Synth Pulse2 95 808 Claps * 146 REV VerbTomL *45 Triangle 96 Hand Claps * 147 REV DryTom H *46 Sine 97 Finger Snaps * 148 REV DryTom M *47 Org Click * 98 Ride 1 149 REV ClHiHat1 *48 White Noise 99 Ride 2 150 REV ClHiHat2 *49 Pink Noise 100 Ride Bell 1 151 REV Op HiHat *50 Metal Wind 101 Crash 1 152 REV Pedal HH *51 Wind Agogo 102 China Cym 153 REV 606HH Cl *

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■パッチ●ユーザー ●プリセットA ●プリセットBNo. Name V No. Name V No. Name V No. Name V No. Name V No. Name V

1 West Coast 4 65 Jet Pad 2 2 1 64voicePiano 1 65 Dual Profs 3 1 Dist Gtr 1 3 65 Analog Seq 22 System 100m 3 66 Childlike 4 2 Bright Piano 1 66 Saw Mass 4 2 Dist Gtr 2 3 66 Impact Vox 43 Dusk 2 Dawn 4 67 Taj Mahal 1 3 Classique 2 67 Poly Split 4 3 R&R Chunk 4 67 TeknoSoloVox 24 Purple Spin 4 68 D-50 Stack 4 4 Nice Piano 3 68 Poly Brass 3 4 Phripphuzz 1 68 X-Mod Man 25 Symphonique 4 69 Pulse Key 3 5 Piano Thang 3 69 Stackoid 4 5 Grungeroni 3 69 Paz <==> Zap 16 Dist Gtr 1 3 70 101 Bass 2 6 Power Grand 3 70 Poly Rock 4 6 Black Widow 4 70 4 Hits 4 You 47 Impact 4 71 Velo-Wah Gtr 1 7 House Piano 2 71 D-50 Stack 4 7 Velo-Wah Gtr 1 71 Impact 48 RandomVowels 4 72 Chime Wash 4 8 E.Grand 1 72 Fantasia JV 4 8 Mod-Wah Gtr 2 72 Phase Hit 39 Raverborg 4 73 Sitar 2 9 MIDIed Grand 3 73 Jimmee Dee 4 9 Pick Bass 1 73 Tekno Hit 1 2

10 ORBit Pad 2 74 Big BPF 4 10 Piano Blend 3 74 Heavenals 4 10 Hip Bass 2 74 Tekno Hit 2 211 Bs/Pno+Brs 4 75 Dunes 4 11 West Coast 4 75 Mallet Pad 4 11 Perc.Bass 3 75 Tekno Hit 3 412 Sawteeth 3 76 PsychoRhodes 2 12 PianoStrings 4 76 Huff N Stuff 3 12 Homey Bass 2 76 Reverse Hit 313 Clarinet mp 1 77 Bass Marimba 4 13 Bs/Pno+Brs 4 77 Puff 1080 2 13 Finger Bass 1 77 SquareLead 1 314 Dulcimer 2 78 MandolinTrem 4 14 Waterhodes 2 78 BellVox 1080 4 14 Nylon Bass 2 78 SquareLead 2 215 Aurora 4 79 Poly Saws 4 15 S.A.E.P. 3 79 Fantasy Vox 4 15 Ac.Upright 1 79 You and Luck 216 Nice Piano 3 80 Pulse Pad 4 16 SA Rhodes 1 4 80 Square Keys 2 16 Wet Fretls 1 80 Belly Lead 417 Heirborne 4 81 Nylon Gtr 1 17 SA Rhodes 2 2 81 Childlike 4 17 Fretls Dry 2 81 WhistlinAtom 218 ChamberWoods 3 82 Majestic Tpt 1 18 Stiky Rhodes 3 82 Music Box 3 18 Slap Bass 1 2 82 Edye Boost 219 Raggatronic 4 83 Terminate 3 19 Dig Rhodes 2 83 Toy Box 2 19 Slap Bass 2 1 83 MG Solo 420 Crunch Split 4 84 SquareLead 1 3 20 Nylon EPiano 4 84 Wave Bells 4 20 Slap Bass 3 1 84 FXM Saw Lead 421 Mondo Bass 3 85 House Piano 2 21 Nylon Rhodes 4 85 Tria Bells 4 21 Slap Bass 4 2 85 Sawteeth 322 LetterFrmPat 4 86 Fooled Again 1 22 Rhodes Mix 3 86 Beauty Bells 4 22 4 Pole Bass 1 86 Smoothe 223 Hillbillys 4 87 Pick Bass 1 23 PsychoRhodes 2 87 Music Bells 2 23 Tick Bass 4 87 MG Lead 224 Gospel Spin 3 88 Wide Tubular 4 24 Tremo Rhodes 4 88 Pretty Bells 2 24 House Bass 3 88 MG Interval 425 Biosphere 2 89 Velo-Rez Clv 1 25 MK-80 Rhodes 1 89 Pulse Key 3 25 Mondo Bass 3 89 Pulse Lead 1 326 JUNO Strings 3 90 Delicate EP 2 26 MK-80 Phaser 1 90 Wide Tubular 4 26 Clk AnalogBs 2 90 Pulse Lead 2 427 Tortured 4 91 Velo Tekno 1 3 27 Delicate EP 2 91 AmbienceVibe 4 27 Bass In Face 2 91 Little Devil 428 Flying Waltz 4 92 Running Pad 4 28 Octa Rhodes1 4 92 Warm Vibes 2 28 101 Bass 2 92 Loud SynLead 429 Sop.Sax mf 2 93 Phripphuzz 1 29 Octa Rhodes2 4 93 Dyna Marimba 1 29 Noiz Bass 2 93 Analog Lead 230 Waterhodes 2 94 Archimede 3 30 JV Rhodes+ 4 94 Bass Marimba 4 30 Super Jup Bs 2 94 5th Lead 231 Rezoid 4 95 Stage EGrand 4 31 EP+Mod Pad 4 95 Nomad Perc 3 31 Occitan Bass 3 95 Flute 232 JC Strat 1 96 Nylon Rhodes 4 32 Mr.Mellow 4 96 Ethno Metals 4 32 Hugo Bass 4 96 Piccolo 133 Blade Racer 4 97 Huff N Stuff 3 33 Comp Clav 1 97 Islands Mlt 4 33 Multi Bass 2 97 VOX Flute 434 PWM Strings 3 98 Finger Bass 1 34 Klavinet 4 98 Steelin Keys 3 34 Moist Bass 2 98 Air Lead 235 Slow Strings 3 99 Slow Voices 3 35 Winger Clav 4 99 Steel Drums 1 35 BritelowBass 4 99 Pan Pipes 236 Alternative 2 100 4 Hits 4 You 4 36 Phaze Clav 1 2 100 Voicey Pizz 3 36 Untamed Bass 3 100 Airplaaane 437 Music Bells 2 101 Brass Sect 4 37 Phaze Clav 2 1 101 Sitar 2 37 Rubber Bass 3 101 Taj Mahal 138 Saw Mass 4 102 Tubular Vox 4 38 Phuzz Clav 2 102 Drone Split 4 38 Stereoww Bs 3 102 Raya Shaku 339 Steel Away 3 103 Atmosfear 3 39 Chorus Clav 1 103 Ethnopluck 4 39 Wonder Bass 3 103 Oboe mf 140 64voicePiano 1 104 E.Grand 1 40 Claviduck 2 104 Jamisen 2 40 Deep Bass 2 104 Oboe Express 241 Velo Tekno 2 2 105 Bass In Face 2 41 Velo-Rez Clv 1 105 Dulcimer 2 41 Super JX Bs 2 105 Clarinet mp 142 Tone Wh.Solo 3 106 BritelowBass 4 42 Clavicembalo 4 106 East Melody 2 42 W<RED>-Bass 4 106 ClariExpress 243 Rotary Gtr 2 107 Mellow Bars 4 43 Analog Clav1 1 107 MandolinTrem 4 43 HI-Ring Bass 3 107 Mitzva Split 444 JP-8Haunting 4 108 MG Solo 4 44 Analog Clav2 1 108 Nylon Gtr 1 44 Euro Bass 2 108 ChamberWinds 445 Jz Gtr Hall 1 109 Air Lead 2 45 Metal Clav 3 109 Gtr Strings 3 45 SinusoidRave 1 109 ChamberWoods 346 Vanishing 1 110 Raya Shaku 3 46 Full Stops 2 110 Steel Away 3 46 Alternative 2 110 Film Orch 447 Harmonica 2 111 Greek Power 4 47 Ballad B 3 111 Heavenly Gtr 4 47 Acid Line 1 111 Sop.Sax mf 248 Wave Bells 4 112 Pure Tibet 1 48 Mellow Bars 4 112 12str Gtr 1 2 48 Auto TB-303 3 112 Alto Sax 349 Film Octaves 4 113 Wavin Strngs 2 49 AugerMentive 3 113 12str Gtr 2 3 49 Hihat Tekno 2 113 AltoLead Sax 350 Edye Boost 2 114 Chambers 3 50 Perky B 2 114 Jz Gtr Hall 1 50 Velo Tekno 1 3 114 Tenor Sax 351 AugerMentive 3 115 Nomad Perc 3 51 The Big Spin 3 115 LetterFrmPat 4 51 Raggatronic 4 115 Baritone Sax 352 JD Ghostrngs 4 116 Horn Swell 4 52 Gospel Spin 3 116 Jazz Scat 3 52 Blade Racer 4 116 Take A Tenor 453 SA Rhodes 1 4 117 Claviduck 2 53 Roller Spin 3 117 Lounge Gig 3 53 S&H Pad 1 117 Sax Section 454 3D Flanged 1 118 Night Shade 4 54 Rocker Spin 3 118 JC Strat 1 54 Syncrosonix 3 118 Bigband Sax 455 Ac.Upright 1 119 VOX Flute 4 55 Tone Wh.Solo 3 119 Twin Strats 3 55 Fooled Again 1 119 Harmonica 256 Poly Brass 3 120 Dark Vox 2 56 Purple Spin 4 120 JV Strat 2 56 Alive 3 120 Harmo Blues 257 Dissimilate 4 121 Bass Pizz 4 57 60's LeadORG 2 121 Syn Strat 2 57 Velo Tekno 2 2 121 BluesHarp 158 Stepped Pad 4 122 Seq Mallet 2 58 Assalt Organ 3 122 Rotary Gtr 2 58 Rezoid 4 122 Hillbillys 459 Sax Section 4 123 esreveR 3 59 D-50 Organ 2 123 Muted Gtr 1 59 Raverborg 4 123 French Bags 460 Albion 2 124 Cyber Space 3 60 Cathedral 4 124 SwitchOnMute 2 60 Blow Hit 4 124 Majestic Tpt 161 St.Strings 2 125 12str Gtr 1 2 61 Church Pipes 4 125 Power Trip 2 61 Hammer Bell 3 125 Voluntare 262 AmbienceVibe 4 126 Gone withe W 3 62 Poly Key 3 126 Crunch Split 4 62 Seq Mallet 2 126 2Trumpets 263 Cascade 1 127 Gravity Str. 4 63 Poly Saws 4 127 Rezodrive 2 63 Intentions 3 127 Tpt Sect 464 AltoLead Sax 3 128 Fantasy Vox 4 64 Poly Pulse 4 128 RockYurSocks 4 64 Pick It 3 128 Mute TP mod 4

V:使用ボイス数

132

133

●プリセットC ●プリセットGMNo. Name V No. Name V No. Name V No. Name V

1 Harmon Mute 1 65 Harmonicum 2 1 Piano 1 2 65 Soprano Sax 12 Tp&Sax Sect 4 66 D-50 Heaven 2 2 Piano 2 2 66 Alto Sax 13 Sax+Tp+Tb 3 67 Afro Horns 3 3 Piano 3 2 67 Tenor Sax 14 Brass Sect 4 68 Pop Pad 4 4 Honky-tonk 2 68 Baritone Sax 25 Trombone 1 69 Dreamesque 4 5 E.Piano 1 2 69 Oboe 26 Hybrid Bones 4 70 Square Pad 4 6 E.Piano 2 4 70 English Horn 27 Noble Horns 4 71 JP-8 Hollow 4 7 Harpsichord 2 71 Bassoon 28 Massed Horns 3 72 JP-8Haunting 4 8 Clav. 2 72 Clarinet 19 Horn Swell 4 73 Heirborne 4 9 Celesta 1 73 Piccolo 1

10 Brass It! 4 74 Hush Pad 4 10 Glockenspiel 2 74 Flute 111 Brass Attack 3 75 Jet Pad 1 2 11 Music Box 1 75 Recorder 212 Archimede 3 76 Jet Pad 2 2 12 Vibraphone 1 76 Pan Flute 213 Rugby Horn 3 77 Phaze Pad 3 13 Marimba 2 77 Bottle Blow 214 MKS-80 Brass 2 78 Phaze Str 4 14 Xylophone 2 78 Shakuhachi 115 True ANALOG 2 79 Jet Str Ens 2 15 Tubular-bell 2 79 Whistle 116 Dark Vox 2 80 Pivotal Pad 4 16 Santur 2 80 Ocarina 217 RandomVowels 4 81 3D Flanged 1 17 Organ 1 1 81 Square Wave 218 Angels Sing 2 82 Fantawine 4 18 Organ 2 1 82 Saw Wave 219 Pvox Oooze 3 83 Glassy Pad 3 19 Organ 3 2 83 Syn.Calliope 220 Longing... 3 84 Moving Glass 1 20 Church Org.1 2 84 Chiffer Lead 221 Arasian Morn 4 85 Glasswaves 3 21 Reed Organ 1 85 Charang 322 Beauty Vox 3 86 Shiny Pad 4 22 Accordion Fr 2 86 Solo Vox 223 Mary-AnneVox 4 87 ShiftedGlass 2 23 Harmonica 1 87 5th Saw Wave 324 Belltree Vox 4 88 Chime Pad 3 24 Bandoneon 2 88 Bass & Lead 225 Vox Panner 2 89 Spin Pad 2 25 Nylon-str.Gt 1 89 Fantasia 326 Spaced Voxx 4 90 Rotary Pad 4 26 Steel-str.Gt 1 90 Warm Pad 227 Glass Voices 3 91 Dawn 2 Dusk 3 27 Jazz Gt. 1 91 Polysynth 228 Tubular Vox 4 92 Aurora 4 28 Clean Gt. 1 92 Space Voice 229 Velo Voxx 2 93 Strobe Mode 4 29 Muted Gt. 1 93 Bowed Glass 330 Wavox 3 94 Albion 2 30 Overdrive Gt 1 94 Metal Pad 231 Doos 1 95 Running Pad 4 31 DistortionGt 1 95 Halo Pad 332 Synvox Comps 4 96 Stepped Pad 4 32 Gt.Harmonics 3 96 Sweep Pad 233 Vocal Oohz 3 97 Random Pad 4 33 Acoustic Bs. 3 97 Ice Rain 234 LFO Vox 1 98 SoundtrkDANC 4 34 Fingered Bs. 1 98 Soundtrack 235 St.Strings 2 99 Flying Waltz 4 35 Picked Bs. 1 99 Crystal 236 Warm Strings 4 100 Vanishing 1 36 Fretless Bs. 1 100 Atmosphere 237 Somber Str 4 101 5th Sweep 4 37 Slap Bass 1 1 101 Brightness 338 Marcato 2 102 Phazweep 4 38 Slap Bass 2 2 102 Goblin 239 Bright Str 2 103 Big BPF 4 39 Synth Bass 1 1 103 Echo Drops 240 String Ens 4 104 MG Sweep 4 40 Synth Bass 2 1 104 Star Theme 241 TremoloStrng 2 105 CeremonyTimp 3 41 Violin 1 105 Sitar 142 Chambers 3 106 Dyno Toms 4 42 Viola 1 106 Banjo 143 ViolinCello 4 107 Sands ofTime 4 43 Cello 1 107 Shamisen 244 Symphonique 4 108 Inertia 4 44 Contrabass 1 108 Koto 145 Film Octaves 4 109 Vektogram 4 45 Tremolo Str 1 109 Kalimba 146 Film Layers 4 110 Crash Pad 4 46 PizzicatoStr 1 110 Bag Pipe 347 Bass Pizz 4 111 Feedback VOX 4 47 Harp 2 111 Fiddle 148 Real Pizz 3 112 Cascade 1 48 Timpani 1 112 Shanai 149 Harp On It 3 113 Shattered 2 49 Strings 2 113 Tinkle Bell 450 Harp 2 114 NextFrontier 2 50 Slow Strings 1 114 Agogo 151 JP-8 Str 1 2 115 Pure Tibet 1 51 Syn.Strings1 2 115 Steel Drums 152 JP-8 Str 2 3 116 Chime Wash 4 52 Syn.Strings2 2 116 Woodblock 153 E-Motion Pad 4 117 Night Shade 4 53 Choir Aahs 3 117 Taiko 454 JP-8 Str 3 4 118 Tortured 4 54 Voice Oohs 1 118 Melo. Tom 1 255 Vintage Orch 4 119 Dissimilate 4 55 SynVox 1 119 Synth Drum 256 JUNO Strings 3 120 Dunes 4 56 OrchestraHit 2 120 Reverse Cym. 257 Gigantalog 4 121 Ocean Floor 1 57 Trumpet 2 121 Gt.FretNoise 158 PWM Strings 3 122 Cyber Space 3 58 Trombone 1 122 Breath Noise 259 Warmth 2 123 Biosphere 2 59 Tuba 2 123 Seashore 360 ORBit Pad 2 124 Variable Run 4 60 MutedTrumpet 1 124 Bird 461 Deep Strings 2 125 Ice Hall 2 61 French Horn 2 125 Telephone 1 162 Pulsify 4 126 ComputerRoom 4 62 Brass 1 2 126 Helicopter 263 Pulse Pad 4 127 Inverted 4 63 Synth Brass1 1 127 Applause 464 Greek Power 4 128 Terminate 3 64 Synth Brass2 2 128 Gun Shot 2

V:使用ボイス数

■リズム・セット●ユーザー ●プリセットA ●プリセットB ●プリセットC ●プリセットGM1 2 1 2 1 2 1 2 1 2HouseDrumSet JazzDrumSet1 PopDrumSet1 PopDrumSet2 PowerDrumSet RaveDrumSet JazzDrumSet2 OrchDrumSet GM Drum Set BrushDrumSet

Scratch 1 Hybrid Kick2 Verb Kick Hybrid Kick1 Verb Kick 808 Kick Round Kick Old Kick Verb Kick Hybrid Kick2

808 SN Hybrid Kick1 Hybrid Kick1 Round Kick Round Kick Round Kick Old Kick Round Kick Hybrid Kick1 Hybrid Kick1

Dry Stick Side Stick Side Stick Dry Stick Dry Stick Side Stick Side Stick Side Stick Side Stick Side Stick

808 SN Ballad SN Natural SN2 Piccolo SN Piccolo SN 808 SN Ballad SN Ballad SN Ballad SN Brush Swish

808 Claps Brush Slap 808 Claps Hand Claps 808 Claps 808 Claps Hand Claps 808 Claps 808 Claps Brush Slap

808 SN Brush Swish SN Roll Piccolo SN Natural SN2 808 SN SN Roll SN Roll Piccolo SN Brush Roll

808 Kick Verb Tom Lo Verb Tom Lo Verb Tom Lo Verb Tom Lo 808 Kick Verb Tom Lo Timpani Verb Tom Lo Dry Tom Lo

606 HiHat Cl Cl HiHat 1 Cl HiHat 1 Cl HiHat 1 Cl HiHat 1 606 HiHat Cl Cl HiHat 2 Timpani Cl HiHat 1 Cl HiHat 1

808 SN Verb Tom Lo Verb Tom Lo Verb Tom Lo Verb Tom Lo Tekno Hit Dry Tom Lo Timpani Verb Tom Lo Dry Tom Lo

606 HiHat Cl Pedal HiHat Cl HiHat 2 Cl HiHat 2 Pedal HiHat 606 HiHat Cl Pedal HiHat Timpani Pedal HiHat Pedal HiHat

808 Kick Verb Tom Hi Verb Tom Hi Verb Tom Hi Verb Tom Lo 808 Kick Verb Tom Lo Timpani Verb Tom Hi Dry Tom Hi

606 HiHat Op Op HiHat Op HiHat Op HiHat Op HiHat 606 HiHat Op Op HiHat Timpani Op HiHat Op HiHat

808 SN Verb Tom Hi Verb Tom Hi Verb Tom Hi Verb Tom Lo Tekno Hit Dry Tom Lo Timpani Verb Tom Hi Dry Tom Hi

808 Kick Verb Tom Hi Verb Tom Hi Verb Tom Hi Verb Tom Hi 808 Kick Verb Tom Hi Timpani Verb Tom Hi Dry Tom Hi

Crash 1 Crash 1 Crash 1 Crash 1 Crash 1 Crash 1 Crash 1 Timpani Crash 1 Crash 1

808 SN Verb Tom Hi Verb Tom Hi Verb Tom Hi Verb Tom Hi Tekno Hit Dry Tom Hi Timpani Verb Tom Hi Dry Tom Hi

Ride 2 Ride 2 Ride 2 Ride 1 Ride 1 Voice Breath Ride 2 Timpani Ride 2 Ride 2

REV Crash 1 China Cym China Cym China Cym China Cym MC500 Beep 1 China Cym Timpani China Cym China Cym

Ride Bell 1 Ride Bell 1 Ride Bell 1 Ride Bell 1 Ride Bell 1 MC500 Beep 2 Ride Bell 1 Timpani Ride Bell 1 Ride Bell 1

Tambourine Tambourine Tambourine Tambourine Tambourine R8 Click Tambourine Tambourine Tambourine Tambourine

Crash 1 Crash 1 Crash 1 Crash 1 Crash 1 Pizz Crash 1 Crash 1 Crash 1 Crash 1

Cowbell 1 Cowbell 1 Cowbell 1 Cowbell 1 Cowbell 1 DIGI Bell 1 Cowbell 1 Cowbell 1 Cowbell 1 Cowbell 1

Crash 1 Crash 1 Crash 1 Crash 1 Crash 1 Rattles Crash 1 Crash 1 Crash 1 Crash 1

Vibraslap Vibraslap Cowbell 1 Cowbell 1 Vibraslap Ride Bell 1 Vibraslap Ride 1 Vibraslap Vibraslap

Ride 2 Ride 2 Ride Bell 1 Ride Bell 1 Ride 1 REV Tamb Ride 2 Ride 2 Ride 2 Ride 2

Bongo Hi Bongo Hi Cga Mute Hi Cga Mute Hi Bongo Hi 2.2 Vibwave Bongo Hi Bongo Hi Bongo Hi Cga Mute Hi

Bongo Lo Bongo Lo Cga Mute Lo Cga Mute Lo Bongo Lo Low Pink NZ Bongo Lo Bongo Lo Bongo Lo Cga Mute Lo

Cga Mute Hi Cga Mute Hi Cga Slap Cga Slap Cga Mute Hi Kalimba Cga Mute Hi Cga Mute Hi Cga Mute Hi Cga Slap

Cga Open Hi Cga Open Hi Cga Open Hi Cga Open Hi Cga Open Hi Metal Wind Cga Open Hi Cga Open Hi Cga Open Hi Cga Open Hi

Cga Open Lo Cga Open Lo Cga Open Lo Cga Open Lo Cga Open Lo Lead Wave Cga Open Lo Cga Open Lo Cga Open Lo Cga Open Lo

Timbale Timbale Timbale Timbale Timbale Tin Wave Timbale Timbale Timbale Timbale

Timbale Timbale Timbale Timbale Timbale Agogo Timbale Timbale Timbale Timbale

Agogo Agogo Agogo Agogo Agogo Lite Kick Agogo Agogo Agogo Agogo

Agogo Agogo Agogo Agogo Agogo Agogo Agogo Agogo Agogo Agogo

Cabasa Cut Cabasa Up Cabasa Up Cabasa Up Cabasa Up Lite Kick Cabasa Up Cabasa Up Cabasa Up Cabasa Up

Maracas Maracas Maracas Maracas Maracas Agogo Maracas Maracas Maracas Maracas

Soft Pad B Soft Pad B Soft Pad A Cabasa Down Soft Pad A Gtr Harm A Soft Pad A Soft Pad A Soft Pad A Soft Pad A

Soft Pad A Soft Pad A Soft Pad B Cabasa Cut Soft Pad B Gtr Harm A Brush Swish Soft Pad B Soft Pad B Soft Pad B

Long Guiro Long Guiro Long Guiro 808 Kick Long Guiro Piano Thump Long Guiro Long Guiro Long Guiro Long Guiro

Long Guiro Long Guiro Long Guiro 808 SN Long Guiro Natural SN1 Long Guiro Long Guiro Long Guiro Long Guiro

Claves Claves Claves DIGI Bell 1 Claves Hand Claps Claves Claves Claves Claves

Wood Block Wood Block Wood Block 808 SN Wood Block Natural SN1 Wood Block Wood Block Wood Block Wood Block

Wood Block Wood Block Wood Block 808 Kick Wood Block 808 SN Metronome 2 Wood Block Wood Block Wood Block

Cuica Cuica Cuica Spectrum Cuica PowerChord B Cuica Cuica Cuica Cuica

Cuica Cuica Cuica 808 Kick Cuica Hybrid Kick2 Cuica Cuica Cuica Cuica

Open Triangl Open Triangl Open Triangl Spectrum Open Triangl PowerChord B Open Triangl Open Triangl Open Triangl Open Triangl

Open Triangl Open Triangl Open Triangl 808 Kick Open Triangl Gt.FretNoise Open Triangl Open Triangl Open Triangl Open Triangl

Cabasa Cut Cabasa Cut Cabasa Cut Spectrum Maracas Banjo B Cabasa Cut Cabasa Cut Cabasa Cut Cabasa Cut

Tambourine Spectrum Spectrum 808 Kick Ice Rain Slap Bass 1 Spectrum Spectrum Spectrum Spectrum

Old Kick Wind Chimes Wind Chimes 808 Kick Wind Chimes Oboe mf A Wind Chimes Wind Chimes Wind Chimes Wind Chimes

Scratch 1 Wood Block Wood Block Feedbackwave Claves Shakuhachi Wood Block Wood Block Wood Block Wood Block

Piccolo SN Cga Slap Cga Slap 808 Kick 808 SN Pizz Cga Slap Cga Slap Cga Slap Cga Slap

Scratch 3 Dry Tom Lo Dry Tom Lo Feedbackwave Verb Tom Hi Syn Vox 1 Dry Tom Lo Dry Tom Lo Dry Tom Lo Dry Tom Lo

White Noise Lite Kick Lite Kick Pop Voice Piccolo SN Voice Aahs A Lite Kick Applause Lite Kick Lite Kick

Synth Saw 1 Hybrid Kick2 Hybrid Kick2 Pop Voice Scratch 3 Voice Oohs2A Hybrid Kick2 Hybrid Kick2 Hybrid Kick2 Hybrid Kick2

Synth Pulse1 Old Kick Old Kick Wind Agogo Tin Wave Pop Voice Old Kick Cl HiHat 1 Old Kick Old Kick

Back Hit 808 Kick Pop Voice Pop Voice Spectrum Male Ooh A Natural SN2 Round Kick 808 Kick 808 Kick

Tekno Hit Natural SN1 Wind Agogo Wind Agogo REV Steel DR Voice Breath Natural SN1 Pedal HiHat Natural SN1 Natural SN1

Orch. Hit Natural SN2 Op HiHat Op HiHat REV Tin Wave Org Vox C Brush Swish Natural SN2 Natural SN2 Natural SN2

Philly Hit SN Roll Anklungs Anklungs REV PiccloSN Vox Noise Brush Roll Op HiHat 808 SN SN Roll

REV Back Hit Natural SN2 Op HiHat Op HiHat REV Crash 1 Vox Noise Brush Slap Brush Slap Brush Slap Brush Slap

MC500 Beep 1 Metronome 2 Metronome 2 Metronome 2 Metronome 2 Applause Metronome 2 Brush Swish Brush Swish Metronome 2

R8 Click R8 Click R8 Click R8 Click R8 Click R8 Click R8 Click Brush Roll Brush Roll R8 Click

MC500 Beep 2 Metronome 1 Metronome 1 Metronome 1 Metronome 1 Metronome 2 Metronome 1 SN Roll SN Roll Metronome 1

35

3940

41

43

45

47

42

44

46

36

3837

8788

84

8685

5152

53

55

57

59

54

56

58

48

5049

6364

65

67

69

71

66

68

70

60

6261

7576

77

79

81

83

78

80

82

72

7473

C2

C3

C4

C5

C6

Note No.

89

91

93

95

90

92

94

96

9897

C7

134

135

■パフォーマンス●ユーザー ●プリセットA ●プリセットB

No. Name Key Mode No. Name Key Mode No. Name Key Mode

1 Tekno Loop 1 LAYER 1 House Set SINGLE 1 Africa SINGLE

2 Opening Orch LAYER 2 Analectro SINGLE 2 World Ethnic SINGLE

3 Feedback EP LAYER 3 Anatronic SINGLE 3 Asian Ethnic SINGLE

4 Cosmic Dawn LAYER 4 Tekno Pop 1 SINGLE 4 Asian Band SINGLE

5 Tekno Loop 2 LAYER 5 Tekno Pop 2 SINGLE 5 60's Set SINGLE

6 S&H / Pad LAYER 6 Hard Core SINGLE 6 Blues Band SINGLE

7 Fr.Horn Sect LAYER 7 Hi Energy SINGLE 7 Country Band SINGLE

8 White Hole LAYER 8 Pop Dance SINGLE 8 Folk Set SINGLE

9 Nebular Vox LAYER 9 Acid Set SINGLE 9 Reggae Band SINGLE

10 Flying Jazz LAYER 10 Ambient Set SINGLE 10 FunkWah Band SINGLE

11 Terminator LAYER 11 Electro Pop SINGLE 11 Funkin'Phaze SINGLE

12 Orchestral LAYER 12 Pop Set 1 SINGLE 12 Zydeco Band SINGLE

13 Rave Split LAYER 13 Pop Set 2 SINGLE 13 New Orleans SINGLE

14 Multi Sax LAYER 14 Pop Set 3 SINGLE 14 Dixieland LAYER

15 Bass / Lead LAYER 15 Pop Set 4 SINGLE 15 Big Band Set SINGLE

16 AcPiano+Pad LAYER 16 L.A. Ballad SINGLE 16 Cont.Jazz 1 SINGLE

17 Kicks Attack LAYER 17 Hip Hop Set SINGLE 17 Cont.Jazz 2 SINGLE

18 Humming Vox LAYER 18 Funk Rock SINGLE 18 Ac.Jazz Set SINGLE

19 Step Brass LAYER 19 Funk Fusion SINGLE 19 Gospel Set LAYER

20 Drone / Pipe LAYER 20 Heavy Metal SINGLE 20 All Strings SINGLE

21 Sweeper LAYER 21 Heavy Kids LAYER 21 All Brass SINGLE

22 Chime Dreams LAYER 22 Latin Set SINGLE 22 All Piano 1 SINGLE

23 Big Band LAYER 23 BrazilianSet LAYER 23 All Piano 2 SINGLE

24 Labyrinth LAYER 24 New Age 1 SINGLE 24 All Keyboard SINGLE

25 SpaceCarrier LAYER 25 New Age 2 SINGLE 25 All Organ SINGLE

26 EasternSplit LAYER 26 Orchestra SINGLE 26 All Winds SINGLE

27 Cyber Sweep LAYER 27 Concerto SINGLE 27 All Bells LAYER

28 Tekno Asia LAYER 28 Film Score 1 SINGLE 28 Mlt & Perc SINGLE

29 1080 Fantasy LAYER 29 Film Score 2 SINGLE 29 All Seq SINGLE

30 Pop Ballad LAYER 30 Symphonic SINGLE 30 All Bass SINGLE

31 Rhythmatic LAYER 31 Chamber Set SINGLE 31 All Pad SINGLE

32 Power JV LAYER 32 Baroque Set SINGLE 32 All FX SINGLE

※ Key Mode(キー・モード)は鍵盤を演奏したときの音の鳴りかたを決めるものです。“SINGLE”のパフォーマンスを選んだ場合、

鍵盤を演奏すると指定のパートのパッチだけが鳴ります。“LAYER”のパフォーマンスを選んだ場合、パフォーマンスの設定にし

たがって複数のパートに割り当てられているパッチが鳴ります。設定によっては、複数のパッチを重ねて厚みのある音にしたもの

や、鍵域によってパッチが鳴らし分けられるものなどがあります。

Model:XP-50(Music Workstartion)Date:Dec. 15 1994Version:1.00

1.受信データ(音源セクション)

■チャンネル・ボイス・メッセージ

●ノート・オフステータス 第2バイト 第3バイト8nH kkH vvH9nH kkH 00Hn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)kk=ノート・ナンバー : 00H - 7FH(0 - 127)vv=ノート・オフ・ベロシティー : 00H - 7FH(0 - 127)

* パフォーマンス・モードでは、Rxパラメーター(PERFORM:MIDI:MIDI)がOFFのとき

には受信しません。

* リズム・パート(パート10)では、Env Modeパラメーター(RHYTHM:CONTROL:

CONTROL)がNO-SUSTAINのときには受信しません。

●ノート・オンステータス 第2バイト 第3バイト9nH kkH vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)kk=ノート・ナンバー : 00H - 7FH((J0 - 127)vv=ノート・オン・ベロシティー : 01H - 7FH(1 - 127)

* パフォーマンス・モードでは、Rxパラメーター(PERFORM:MIDI:MIDI)がOFFのとき

には受信しません。

●ポリフォニック・アフタータッチステータス 第2バイト 第3バイトAnH kkH vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)kk=ノート・ナンバー : 00H - 7FH(0 - 127)vv=ポリフォニック・アフタータッチ : 00H - 7FH(0 - 127)

* Aftertouchパラメーター(SYSTEM:CONTROL:CONTROL SOURCE)がPOLYまたは

CH&POLYのときに受信します。

* パフォーマンス・モードでは、Rxパラメーター(PERFORM:MIDI:MIDI)がOFFのとき

には受信しません。

* GMモードでは受信しません。

●コントロール・チェンジ* Control 2パラメーターまたはControl 3パラメーター(PATCH:CONTROL:CONTROL

SOURCE)に該当するコントローラー・ナンバーを選んだ場合、設定に応じてそれぞれの

効果がかかります。

* Control 1パラメーターまたはControl 2パラメーター(SYSTEM:CONTROL:SYS-CTRL

ASSIGN)に該当するコントローラー・ナンバーを選び、Control 2パラメーターまたは

Control 3パラメーター(PATCH:CONTROL:CONTROL SOURCE)のいずれかにSYS-

CTRL1またはSYS-CTRL2を選んだ場合、設定に応じてそれぞれの効果がかかります。

* パフォーマンス・モードでは、Rxパラメーター(PERFORM:MIDI:MIDI)およびコント

ロール・チェンジ・受信スイッチがOFFのときには受信しません。

○バンク・セレクト(コントローラー・ナンバー 0, 32)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 00H mmHBnH 20H llHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)mm, ll=バンク・ナンバー : 00 00H - 7F 7FH (bank.1 - bank.16384)

* Program ChangeパラメーターまたはBank Selectパラメーター(SYSTEM:MIDI:

RECEIVE MIDI)がOFFのときには受信しません。

* GMモードでは受信しません。

* 各バンク・セレクトに対応するパッチは以下のとおりです。

Bank Select | Program Change | Media (Patch Number)MSB | LSB | |

------+-----+----------------+------------------------------------------80 | 0 | 0 - 127 | User (#1 - #128)81 | 0 | 0 - 127 | Preset A (#1 - #128)81 | 1 | 0 - 127 | Preset B (#1 - #128)81 | 2 | 0 - 127 | Preset C (#1 - #128)81 | 3 | 0 - 127 | Preset D (GM Instrument) (#1 - #128)84 | 0 | 0 - 127 | Expansion A (#1 - #128)84 | 1 | 0 - 127 | Expansion A (#129-#256)84 | 2 | 0 - 127 | Expansion B (#1 - #128)84 | 3 | 0 - 127 | Expansion B (#129-#256)84 | 4 | 0 - 127 | Expansion C (#1 - #128)84 | 5 | 0 - 127 | Expansion C (#129-#256)84 | 6 | 0 - 127 | Expansion D (#1 - #128)84 | 7 | 0 - 127 | Expansion D (#129-#256)

* 各バンク・セレクトに対応するパフォーマンスは以下のとおりです。

Bank Select | Program Change | Media (Performance Number)MSB | LSB | |

------+-----+----------------+-----------------------------------------80 | 0 | 0 - 31 | User (#1 - #32)81 | 0 | 0 - 31 | Preset A (#1 - #32)81 | 1 | 0 - 31 | Preset B (#1 - #32)

* 各バンク・セレクトに対応するリズム・セットは以下のとおりです。

Bank Select | Program Change | Media (Rhythm Number)MSB | LSB | |

------+-----+----------------+------------------------------------------80 | 0 | 0 - 1 | User (#1 - #2)81 | 0 | 0 - 1 | Preset A (#1 - #2)81 | 1 | 0 - 1 | Preset B (#1 - #2)81 | 2 | 0 - 1 | Preset C (#1 - #2)81 | 3 | 0 - 1 | Preset D (GM Instrument) (#1 - #2)84 | 0 | 0 - 1 | Expansion A (#1 - #128)84 | 1 | 0 - 1 | Expansion A (#129-#256)84 | 2 | 0 - 1 | Expansion B (#1 - #128)84 | 3 | 0 - 1 | Expansion B (#129-#256)84 | 4 | 0 - 1 | Expansion C (#1 - #128)84 | 5 | 0 - 1 | Expansion C (#129-#256)84 | 6 | 0 - 1 | Expansion D (#1 - #128)84 | 7 | 0 - 1 | Expansion D (#129-#256)

○モジュレーション(コントローラー・ナンバー 1)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 01H vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=モジュレーション・デプス : 00H - 7FH(0 - 127)

○ブレス・タイプ(コントローラー・ナンバー 2)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 02H vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH (ch.1 - ch.16)vv=コントロール値 : 00H - 7FH (0 - 127)

○フット・タイプ(コントローラー・ナンバー 4)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 04H vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH (ch.1 - ch.16)vv=コントロール値 : 00H - 7FH (0 - 127)

○ポルタメント・タイム(コントローラー・ナンバー 5)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 05H vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=ポルタメント・タイム : 00H - 7FH(0 - 127)

* Timeパラメーター(PATCH:CONTROL:PORTAMENTO)が変化します。

○データ・エントリー(コントローラー・ナンバー 6, 38)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 06H mmHBnH 26H llHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)mm, ll=RPN/NRPNで指定されたパラメーターに対する値mm=上位バイト(MSB), ll=下位バイト(LSB)

○ボリューム(コントローラー・ナンバー 7)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 07H vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=ボリューム : 00H - 7FH(0 - 127)

○バランス(コントローラー・ナンバー 8)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 08H vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=バランス : 00H - 7FH(0 - 127)

○パンポット(コントローラー・ナンバー 10)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 0AH vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=パンポット : 00H - 40H - 7FH(左 - 中央 - 右)

* 0が最左、64が中央、127が最右で、128段階の音像定位を調節できます。ただし、Panパラ

メーター(PATCH:CONTROL:RxSWITCH)がOFFのときには受信しません。

136

MIDIインプリメンテーション

137

○エクスプレッション(コントローラー・ナンバー 11)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 0BH vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=エクスプレッション : 00H - 7FH(0 - 127)

* Volumeパラメーター(SYSTEM:CONTROL:CONTROL SOURCE)に VOLUME &

EXPRESSION を選んでいるとき、受信したメッセージのMIDIチャンネルに対応するパート

の音量を調節できます。ただし、Volumeパラメーター(PATCH:CONTROL:RxSWITCH)

がOFFのときには受信しません。

* GMモードでは常に音量のコントロールができます。

○ホールド1(コントローラー・ナンバー 64)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 40H vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=コントロール値 : 00H - 7FH(0 - 127) 0-63=OFF, 64-127=ON

* Hold-1 RxSwitchパラメーター(PATCH:CONTROL:DAMPER)がOFFのときには受信

しません。

○ポルタメント(コントローラー・ナンバー 65)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 41H vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=コントロール値 : 00H - 7FH(0 - 127)0-63=OFF, 64-127=ON

* Swパラメーター(PATCH:CONTROL:PORTAMENT)が変化します。

○ソステヌート(コントローラー・ナンバー 66)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 42H vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=コントロール値 : 00H - 7FH(0 - 127) 0-63=OFF, 64-127=ON

○ソフト(コントローラー・ナンバー 67)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 43H vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=コントロール値 : 00H - 7FH(0 - 127) 0-63=OFF, 64-127=ON

○ホールド2(コントローラー・ナンバー 69)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 45H vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH (ch.1 - ch.16)vv=コントロール値 : 00H - 7FH (0 - 127)

* ホールド動作はしません。

○ポルタメント・コントロール(コントローラー・ナンバー 84)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 54H kkHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)kk=ソース・ノート・ナンバー : 00H - 7FH(0 - 127)

* ポルタメント・コントロール直後に受信したノート・オンは、ソース・ノート・ナンバー

のピッチから連続的にピッチが変化して発音します。ソース・ノート・ナンバーと等しい

ノート・ナンバーですでに発音しているボイスがある場合は、このボイスはポルタメン

ト・コントロール直後に受信したノート・オンで新たな音程にピッチが変化して発音が継

続され(レガート演奏が行なわれ)ます。

* ポルタメント・コントロールによるピッチ変化の速さはTimeパラメーター(PATCH:

CONTROL:PORTAMENTO)の設定値で決まります。

○エフェクト1(リバーブ・センド・レベル)

(コントローラー・ナンバー 91)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 5BH vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=リバーブ・センド・レベル : 00H - 7FH(0 - 127)

* パッチ・モードでは受信しません。

○エフェクト3(コーラス・センド・レベル)

(コントローラー・ナンバー 93)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 5DH vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=コーラス・センド・レベル : 00H - 7FH(0 - 127)

* パッチ・モードでは受信しません。

○RPN MSB/LSB(コントローラー・ナンバー 100, 101)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 65H mmHBnH 64H llHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)mm=RPNで指定するパラメーター・ナンバーの上位バイト(MSB)ll=RPNで指定するパラメーター・ナンバーの下位バイト(LSB)

**RPN**コントロール・チェンジには、RPN(レジスタード・パラメーター・ナンバー)、すなわちMIDI規格で機能が定義されている拡張パラメーターがあります。実際の使用にあたっては、まずRPN(コントローラー・ナンバー 100および101、順番はどちらからでもよい)を送信して制御するパラメーターを指定し、その後データ・エントリー(コントローラー・ナンバー 6, 38)で指定パラメーターの値を設定します。一旦RPNのパラメーターが指定されると、その後同一チャンネルで受信するデータ・エントリーは全てそのパラメーターに対する値の変更とみなされます。誤動作を防止するために、必要なパラメーターとその値の設定が終わったら、RPNヌルを設定することをお勧めします。

本機は、以下に示すRPNを受信します。

RPN Data entryMSB LSB MSB LSB 解説00H 00H mmH --- ピッチ・ベンド・センシティビティー

mm : 00H - 0CH(0 - 12 半音)ll : 無視します(00Hとして処理します)半音ステップで1オクターブまで指定可能です。*Bend Rangeパラメーター(PATCH:CONTROL:KEY MODE &

BENDER)が同時に切り換わります。

*リズム・パート(パート10)では受信しません。

00H 01H mmH llH マスター・ファイン・チューニングmm, ll: 20 00H - 40 00H - 60 00H

( -8192 * 50 / 8192 - 0 - +8192 * 50 / 8192 cent )*パッチ・モードでは、Masterパラメーター(SYSTEM:TUNE:

TUNE)が変わります。

*パフォーマンス・モードでは、各パートのFineパラメーター

(PERFORM:PART:PART SETTING)が変わります。コントロー

ル・チャンネルで受信したときはMasterパラメーター(SYSTEM:

TUNE:TUNE)が変わります。

00H 02H mmH --- マスター・コース・チューニングmm : 10H - 40H - 70H(-48 - 0 - +48 半音)ll : 無視します(00H として処理します)*パッチ・モードでは受信しません。

*パフォーマンス・モードでは、各パートのCoarseパラメーター

(PERFORM:PART:PART SETTING)が変わります。

7FH 7FH --- --- RPNヌルRPNおよびNRPNが指定されていない状態にします。RPNヌルに設定後受信したデータ・エントリーは無視します。(RPNヌルの設定にはデータ・エントリーの送信は不要です。)既に設定済みの設定値は変化しません。mm, ll: 無視します。

●プログラム・チェンジステータス 第2バイトCnH ppHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)pp=プログラム・ナンバー : 00H - 7FH(prog.1 - prog.128)

* Program Changeパラメーター(SYSTEM:MIDI:RECEIVE MIDI)がOFFのときには受信

しません。

* コントロール・チャンネルで受信したときはパフォーマンスが切り換わります。

* パフォーマンス・モードでは、Rxパラメーター(PERFORM:MIDI:MIDI)がOFFのとき

には受信しません。

●チャンネル・アフタータッチステータス 第2バイトDnH vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=チャンネル・アフタータッチ : 00H - 7FH(0 - 127)

* パフォーマンス・モードでは、Rxパラメーター(PERFORM:MIDI:MIDI)がOFFのとき

には受信しません。

●ピッチ・ベンド・チェンジステータス 第2バイト 第3バイトEnH llH mmHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)mm, ll=ピッチ・ベンド値 : 00 00H - 40 00H - 7F 7FH(-8192 - 0 - +8191)

* パフォーマンス・モードでは、Rxパラメーター(PERFORM:MIDI:MIDI)がOFFのとき

には受信しません。

■チャンネル・モード・メッセージ

●オール・サウンド・オフ (コントローラー・ナンバー 120)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 78H 00Hn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)

* このメッセージを受信すると、該当チャンネルの発音中の音を全て消音します。

* パフォーマンス・モードでは、Rxパラメーター(PERFORM:MIDI:MIDI)がOFFのとき

には受信しません。

●リセット・オール・コントローラー (コントローラー・ナンバー 121)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 79H 00Hn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)

* パフォーマンス・モードでは、Rxパラメーター(PERFORM:MIDI:MIDI)がOFFのとき

には受信しません。

* このメッセージを受信すると、以下のコントローラーがリセット値に設定されます。

コントローラー リセット値ピッチ・ベンド・チェンジ ±0(中点)ポリフォニック・キー・プレッシャー 0(オフ)チャンネル・プレッシャー 0(オフ)モジュレーション 0(オフ)ブレス・タイプ 0(最小)エクスプレッション 127(最大)ただしコントローラーは最小になります。ホールド1 0(オフ)ソステヌート 0(オフ)ソフト 0(オフ)ホールド2 0(オフ)RPN 未設定状態、設定済みのデータは変化しませんNRPN 未設定状態、設定済みのデータは変化しませんシステムの汎用コントローラ1 0(最小)システムの汎用コントローラ2 0(最小)

●オール・ノート・オフ(コントローラー・ナンバー 123)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 7BH 00Hn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)

* オール・ノート・オフを受信すると、該当チャンネルのオンになっているノートをすべて

オフします。ただし、ホールド1またはソステヌートがオンの場合は、それらがオフになる

まで発音は終了しません。

* パフォーマンス・モードでは、Rxパラメーター(PERFORM:MIDI:MIDI)がOFFのとき

には受信しません。

●オムニ・オフ(コントローラー・ナンバー 124)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 7CH 00Hn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)

* オール・ノート・オフを受信したときと同じ処理を行ないます。

* パフォーマンス・モードでは、Rxパラメーター(PERFORM:MIDI:MIDI)がOFFのとき

には受信しません。

●オムニ・オン(コントローラー・ナンバー 125)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 7DH 00Hn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)

* オール・ノート・オフを受信したときと同じ処理を行ないます。OMNI ON にはなりません。

* パフォーマンス・モードでは、Rxパラメーター(PERFORM:MIDI:MIDI)がOFFのとき

には受信しません。

●モノ(コントローラー・ナンバー 126)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 7EH mmHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)mm=モノ数 : 00H - 10H(0 - 16)

* オール・ノート・オフを受信したときと同じ処理を行ない、Ass ignパラメーター

(PATCH:CONTROL:KEY MODE & BENDER)が SOLO に切り換わります。

* パフォーマンス・モードでは、Rxパラメーター(PERFORM:MIDI:MIDI)がOFFのとき

には受信しません。

●ポリ(コントローラー・ナンバー 127)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 7FH 00Hn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)

* オール・ノート・オフを受信したときと同じ処理を行ない、Ass ignパラメーター

(PATCH:CONTROL:KEY MODE & BENDER)が POLY に切り換わります。

* パフォーマンス・モードでは、Rxパラメーター(PERFORM:MIDI:MIDI)がOFFのとき

には受信しません。

■システム・リアルタイム・メッセージ

●アクティブ・センシングステータスFEH

* アクティブ・センシングを受信すると、それ以降のすべてのメッセージ間隔を監視する状

態になります。監視している状態では、メッセージ間隔が420msを超えると、オール・サ

ウンド・オフ/オール・ノート・オフ/リセット・オール・コントローラーを受信したと

きと同じ処理をして、メッセージ間隔を監視しない状態に戻ります。

■システム・エクスクルーシブ・メッセージステータス データ・バイト ステータスF0H iiH, ddH, ......, eeH F7H

F0H : システム・エクスクルーシブ・メッセージのステータスii = IDナンバー : どのメーカーのエクスクルーシブ・メッセージであるかの識別をする

ためのIDナンバー(マニファクチャラーID)です。ローランドのマニファクチャラーIDは 41H です。

7EH と 7FH のIDナンバーは、ユニバーサル・ノンリアルタイム・メッセージ(7EH)、ユニバーサル・リアルタイム・メッセージ(7FH)としてMIDI規格の拡張として使用されます。

dd,..., ee = データ : 00H - 7FH(0 - 127)F7H : EOX(エンド・オブ・エクスクルーシブ)

本機が受信するシステム・エクスクルーシブ・メッセージには、モード設定に関するメッセージ、データ要求(RQ1)、データ・セット(DT1)があります。

●モード設定に関するシステム・エクスクルーシブ・メッセージ機器をGMのモードに初期化したり、これらのモードから他のモードに切り替えたりする場合に使用するメッセージです。

「GMシステム・オン」「GMシステム・オフ」はユニバーサル・ノンリアルタイム・メッセージのフォーマットを使用しています。

〇GMシステム・オン「GMシステム・オン」は、機器の内部設定をGMの初期状態(General MIDI System - Level 1)にリセットするコマンド・メッセージです。これを受信したGM機器は、GMスコアを正しく演奏できる状態に自動的になります。

ステータス データ・バイト ステータスF0H 7EH, 7FH, 09H, 01H F7H

138

139

バイト 解説F0H エクスクルーシブ・ステータス7EH IDナンバー (ユニバーサル・ノンリアルタイム・メッセージ)7FH デバイスID (Broadcast)09H サブID#1 (General MIDI Message)01H サブID#2 (General MIDI On)F7H EOX (エンド・オブ・エクスクルーシブ)

* Rx.GMパラメーター(SYSTEM:MIDI:SYS-EXC MIDI)がOFFのときには受信しません。

〇GMシステム・オフこのメッセージを受信すると、本機はパフォーマンス・モードになります。

ステータス データ・バイト ステータスF0H 7EH, 7FH, 09H, 02H F7H

バイト 解説F0H エクスクルーシブ・ステータス7EH IDナンバー (ユニバーサル・ノンリアルタイム・メッセージ)7FH デバイスID (Broadcast)09H サブID#1 (General MIDI Message)02H サブID#2 (General MIDI Off)F7H EOX (エンド・オブ・エクスクルーシブ)

* Rx. GMパラメーター(SYSTEM:MIDI:SYS-EXC MIDI)がOFFのときには受信しません。

●データ転送本機は、エクスクルーシブ・メッセージを使用して、機器内部のさまざまな設定や機器間のデータ転送を行なうことができます。本機のデータ転送に使用するエクスクルーシブ・メッセージのモデルIDは6AHです。

〇データ要求1 RQ1相手の機器に対して「データを送れ」という要求をするメッセージです。アドレスとサイズで要求するデータの種類や量を指示します。データ要求メッセージを受信した場合、その機器がデータを送ることのできる状態にあり、アドレスとサイズが適当なものであれば、要求されたデータを「データ・セット1(DT1)」メッセージで送信します。そうでない場合は何も送信をしません。

ステータス データ・バイト ステータスF0H 41H, dev, 6AH, 11H, aaH, bbH, ccH, ddH, ssH, ttH, uuH, sum F7H

バイト 解説F0H エクスクルーシブ・ステータス41H IDナンバー (Roland)dev デバイスID (dev: 10H - 1FH)6AH モデルID (XP-50)11H コマンドID (RQ1)aaH アドレス上位バイトbbH アドレスccH アドレスddH アドレス下位バイトssH サイズ上位バイトttH サイズuuH サイズvvH サイズ下位バイトsum チェックサムF7H EOX (エンド・オブ・エクスクルーシブ)

* データの種類により一度に転送するデータの量は決まっており、決められた先頭アドレス

とサイズでデータ要求をする必要があります。「3. パラメータ・アドレス・マップ」(P.143)

に記載されたアドレスとサイズを参照してください。

* チェックサムについては148ページを参照してください。

* Rx.Excパラメーター(SYTEM:MIDI:SYS-EXC MIDI)がOFFのときには受信しません。

* GMモードでは受信しません。

〇データ・セット1 DT1実際のデータの転送を行なうメッセージで、機器に対してデータを設定したい場合に使用します。

ステータス データ・バイト ステータスF0H 41H, dev, 6AH, 12H, aaH, bbH, ccH, ddH, eeH, ... ffH, sum F7H

バイト 解説F0H エクスクルーシブ・ステータス41H IDナンバー (Roland)dev デバイスID (dev: 10H - 1FH)6AH モデルID (XP-50)12H コマンドID (DT1)aaH アドレス上位バイトbbH アドレス

ccH アドレスddH アドレス下位バイトeeH データ: 送信するデータの本体。複数バイトのデータはアドレス順に送信します: :ffH データsum チェックサムF7H EOX (エンド・オブ・エクスクルーシブ)

* データの種類により一度に転送するデータの量は決まっており、決められた先頭アドレス

とサイズのデータ以外は受信しません。「3. パラメータ・アドレス・マップ」(P.143)に記

載されたアドレスとサイズを参照してください。

* 128バイトを越えるサイズのデータは 128バイト以下のパケットに区切って送信してくださ

い。「データ・セット1」を続けて送る場合、パケット間は 20ms以上の時間間隔をあけてく

ださい。

* チェックサムについては148ページを参照してください。

* Rx.Excパラメーター(SYTEM:MIDI:SYS-EXC MIDI)がOFFのときには受信しません。

* GMモードでは受信しません。

本機はスケール・チューンの設定に限り、GSのエクスクルーシブを受信することができます。

〇データ・セット1 DT1実際のデータの転送を行なうメッセージで、機器に対してデータを設定したい場合に使用します。

ステータス データ・バイト ステータスF0H 41H, dev, 42H, 12H, aaH, bbH, ccH, ddH, ... eeH, sum F7H

バイト 解説F0H エクスクルーシブ・ステータス41H IDナンバー (Roland)dev デバイスID (dev: 10H - 1FH)42H モデルID (GS)12H コマンドID (DT1)aaH アドレス上位バイトbbH アドレス中位バイトccH アドレス下位バイトddH データ: 送信するデータの本体。複数バイトのデータはアドレス順に送信します: :eeH データsum チェックサムF7H EOX (エンド・オブ・エクスクルーシブ)

* Rx.Excパラメーター(SYTEM:MIDI:SYS-EXC MIDI)がOFFのときには受信しません。

* GMモードでは受信しません。

2.送信データ(音源セクション)

■チャンネル・ボイス・メッセージ

●ノート・オフステータス 第2バイト 第3バイト8nH kkH vvH9nH kkH 00Hn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)kk=ノート・ナンバー : 00H - 7FH(0 - 127)vv=ノート・オフ・ベロシティー : 00H - 7FH(0 - 127)

●ノート・オンステータス 第2バイト 第3バイト9nH kkH vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)kk=ノート・ナンバー : 00H - 7FH(0 - 127)vv=ノート・オン・ベロシティー : 01H - 7FH(1 - 127)

●コントロール・チェンジ* Assignパラメーター(SYSTEM:CONTROL:PEDAL1 ASSIGN)/Assignパラメーター

(SYSTEM:CONTROL:PEDAL2 ASSIGN)/Assignパラメーター(SYSTEM:

CONTROL:C1 ASSIGN)/Assignパラメーター(SYSTEM:CONTROL:C2 ASSIGN)

に該当するコントローラー・ナンバーを選ぶことにより、任意のコントロールチェンジを

送信することができます。

○バンク・セレクト(コントローラー・ナンバー 0, 32)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 00H mmHBnH 20H llHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)mm, ll=バンク・ナンバー : 00 00H - 7F 7FH (bank.1 - bank.16384)

* ProgramパラメーターまたはBank Selパラメーター(SYSTEM:MIDI:TRANSMIT MIDI)

がOFFの場合には送信しません。

* 各パッチに対応するバンク・セレクトはセクション1を参照してください。

* GMモードでは送信しません。

○モジュレーション(コントローラー・ナンバー 1)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 01H vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=モジュレーション・デプス : 00H - 7FH(0 - 127)

○ブレス・タイプ(コントローラー・ナンバー 2)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 02H vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH (ch.1 - ch.16)vv=コントロール値 : 00H - 7FH (0 - 127)

○フット・タイプ(コントローラー・ナンバー 4)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 04H vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH (ch.1 - ch.16)vv=コントロール値 : 00H - 7FH (0 - 127)

○ポルタメント・タイム(コントローラー・ナンバー 5)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 05H vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=ポルタメント・タイム : 00H - 7FH(0 - 127)

○ボリューム(コントローラー・ナンバー 7)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 07H vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=ボリューム : 00H - 7FH(0 - 127)

○パンポット(コントローラー・ナンバー 10)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 0AH vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=パンポット : 00H - 40H - 7FH(左 - 中央 - 右)

○エクスプレッション(コントローラー・ナンバー 11)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 0BH vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=エクスプレッション : 00H - 7FH(0 - 127)

○ホールド1(コントローラー・ナンバー 64)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 40H vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=コントロール値 : 00H - 7FH(0 - 127) 0-63=OFF, 64-127=ON

○ポルタメント(コントローラー・ナンバー 65)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 41H vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=コントロール値 : 00H - 7FH(0 - 127)0-63=OFF, 64-127=ON

○ソステヌート(コントローラー・ナンバー 66)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 42H vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=コントロール値 : 00H - 7FH(0 - 127) 0-63=OFF, 64-127=ON

○ソフト(コントローラー・ナンバー 67)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 43H vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=コントロール値 : 00H - 7FH(0 - 127) 0-63=OFF, 64-127=ON

○ホールド2(コントローラー・ナンバー 69)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 45H vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH (ch.1 - ch.16)vv=コントロール値 : 00H - 7FH (0 - 127)

○ポルタメント・コントロール(コントローラー・ナンバー 84)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 54H kkHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)kk=ソース・ノート・ナンバー : 00H - 7FH(0 - 127)

○エフェクト1(リバーブ・センド・レベル)

(コントローラー・ナンバー 91)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 5BH vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=リバーブ・センド・レベル : 00H - 7FH(0 - 127)

○エフェクト3(コーラス・センド・レベル)

(コントローラー・ナンバー 93)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 5DH vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=コーラス・センド・レベル : 00H - 7FH(0 - 127)

●プログラム・チェンジステータス 第2バイトCnH ppHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)pp=プログラム・ナンバー : 00H - 7FH(prog.1 - prog.128)

* Programパラメーター(SYSTEM:MIDI:TRANSMIT MIDI)がOFFの場合には送信しませ

ん。

●チャンネル・アフタータッチステータス 第2バイトDnH vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=チャンネル・アフタータッチ : 00H - 7FH(0 - 127)

●ピッチ・ベンド・チェンジステータス 第2バイト 第3バイトEnH llH mmHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)mm, ll=ピッチ・ベンド値 : 00 00H - 40 00H - 7F 7FH(-8192 - 0 - +8191)

■システム・リアルタイム・メッセージ

●アクティブ・センシングステータスFEH* 約250ms間隔で送信します。

* Active Sensingパラメーター(SYSTEM:MIDI:TRANSMIT MIDI)がOFFの場合には送信

しません。

■システム・エクスクルーシブ・メッセージ

〇データ・セット1 DT1

ステータス データ・バイト ステータスF0H 41H, dev, 6AH, 12H, aaH, bbH, ccH, ddH, eeH, ... eeH, sum F7H

バイト 解説F0H エクスクルーシブ・ステータス41H IDナンバー (Roland)dev デバイスID (dev: 10H - 1FH)6AH モデルID (XP-50)12H コマンドID (DT1)aaH アドレス上位バイトbbH アドレスccH アドレスddH アドレス下位バイトddH データ: 送信するデータの本体。複数バイトのデータはアドレス順に送信します。: :eeH データsum チェックサムF7H EOX (エンド・オブ・エクスクルーシブ)

140

141

* データの種類により、一度に転送するデータの量が決まっており、定められた先頭アドレ

スとサイズでデータ送信をします。「3. パラメータ・アドレス・マップ」(P.143)に記載さ

れたアドレスとサイズを参照してください。

* サイズの大きなデータは 128バイト以下のパケットに区切り、約20msの時間間隔をあけて

送信します。

* チェックサムについては148ページを参照してください。

3.受信データ(シーケンサーセクション)

3.1 録音時に記憶されるメッセージ

■チャンネル・ボイス・メッセージ

●ノート・オフステータス 第2バイト 第3バイト8nH kkH vvH9nH kkH 00Hn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)kk=ノート・ナンバー : 00H - 7FH(0 - 127)vv=ノート・オフ・ベロシティー : 00H - 7FH(0 - 127)

●ノート・オンステータス 第2バイト 第3バイト9nH kkH vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)kk=ノート・ナンバー : 00H - 7FH(0 - 127)vv=ノート・オン・ベロシティー : 01H - 7FH(1 - 127)

●ポリフォニック・アフタータッチステータス 第2バイト 第3バイトAnH kkH vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)kk=ノート・ナンバー : 00H - 7FH(0 - 127)vv=ポリフォニック・アフタータッチ : 00H - 7FH(0 - 127)

* PAftパラメーター(SYSTEM:SEQUENCER:SEQ REC SWITCH)がOFFのときには受

信しません。

●コントロール・チェンジステータス 第2バイト 第3バイトBnH kkH vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)kk=コントロール・ナンバー : 00H - 78H(0 - 120)vv=バリュー : 00H - 7FH(0 - 127)

* C.Cパラメーター(SYSTEM:SEQUENCER:SEQ REC SWITCH)がOFFのときには受信

しません。

●プログラム・チェンジステータス 第2バイトCnH ppHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)pp=プログラム・ナンバー : 00H - 7FH(prog.1 - prog.128)

* P.Cパラメーター(SYSTEM:SEQUENCER:SEQ REC SWITCH)がOFFのときには受信

しません。

●チャンネル・アフタータッチステータス 第2バイトDnH vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=チャンネル・アフタータッチ : 00H - 7FH(0 - 127)

* CAftパラメーター(SYSTEM:SEQUENCER:SEQ REC SWITCH)がOFFのときには受

信しません。

●ピッチ・ベンド・チェンジステータス 第2バイト 第3バイトEnH llH mmHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)mm, ll=ピッチ・ベンド値 : 00 00H - 40 00H - 7F 7FH(-8192 - 0 - +8191)

* Bendパラメーター(SYSTEM:SEQUENCER:SEQ REC SWITCH)がOFFのときには受

信しません。

■チャンネル・モード・メッセージ

●オール・サウンド・オフ(コントローラー・ナンバー 120)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 78H 00Hn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)

●リセット・オール・コントローラー(コントローラー・ナンバー 121)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 79H 00Hn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)

●オムニ・オフ(コントローラー・ナンバー 124)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 7CH 00Hn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)

* オール・ノート・オフを受信したときと同じ処理を行ないます。

●オムニ・オン(コントローラー・ナンバー 125)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 7DH 00Hn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)

* オール・ノート・オフを受信したときと同じ処理を行ないます。

●モノ(コントローラー・ナンバー 126)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 7EH mmHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)mm=モノ数 : 00H - 10H(0 - 16)

* オール・ノート・オフを受信したときと同じ処理を行ないます。

●ポリ(コントローラー・ナンバー 127)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 7FH 00Hn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)

* オール・ノート・オフを受信したときと同じ処理を行ないます。

■システム・エクスクルーシブ・メッセージステータス データ・バイト ステータスF0H iiH, ddH, ......, eeH F7H

F0H : システム・エクスクルーシブ・メッセージのステータスii = IDナンバー : どのメーカーのエクスクルーシブ・メッセージであるかの識別をする

ためのIDナンバー(マニファクチャラーID)です。ローランドのマニファクチャラーIDは 41H です。

7EH と 7FH のIDナンバーは、ユニバーサル・ノンリアルタイム・メッセージ(7EH)、ユニバーサル・リアルタイム・メッセージ(7FH)としてMIDI規格の拡張として使用されます。

dd,..., ee = データ : 00H - 7FH(0 - 127)F7H : EOX(エンド・オブ・エクスクルーシブ)

* Excパラメーター(SYSTEM:SEQUENCER:SEQ REC SWITCH)がOFFのときには受信

しません。

3.2 録音時に記憶されないメッセージ

■チャンネル・モード・メッセージ

●ローカル・オン/オフ(コントローラー・ナンバー 122)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 7AH vvHn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv=バリュー : 00H, 7FH(ローカル・オフ, ローカル・オン)

●オール・ノート・オフ(コントローラー・ナンバー 123)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 7BH 00Hn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)

* オール・ノート・オフを受信すると、該当チャンネルのオンになっているノートに対して

ノート・オフを生成し、その生成したノート・オフを記憶します。

3.3 同期のために認識するメッセージ

■システム・コモン・メッセージ

●ソング・ポジション・ポインターステータス 第2バイト 第3バイトF2H mmH llHmm, ll=バリュー : 00 00H - 7F 7FH(0 - 16383)

●ソング・セレクトステータス 第2バイトF3H ssHss=バリュー : 0 - 7FH(0 - 127)

* 停止中に受信します。エディット画面とマイクロスコープ画面では、受信しません。

■システム・リアルタイム・メッセージ

●タイミング・クロックステータスF8H

* SyncModeパラメーター(SYSTEM:SEQUENCER:SEQ MODE)がSLAVEの時に受信し

ます。

●スタートステータスFAH

* SyncModeパラメーター(SYSTEM:SEQUENCER:SEQ MODE)がSLAVE又は

REMOTEの時に受信します。

●コンティニューステータスFBH

* SyncModeパラメーター(SYSTEM:SEQUENCER:SEQ MODE)がSLAVE又は

REMOTEの時に受信します。

●ストップステータスFCH

* SyncModeパラメーター(SYSTEM:SEQUENCER:SEQ MODE)がSLAVE又は

REMOTEの時に受信します。

4.送信データ(シーケンサー・セクション)

4.1 記憶したメッセージを再生時に送信します。

4.2 Thruパラメーター(SYSTEM:SEQUENCER:SEQMODE)がONの時、受信したメッセージ(システム・コモン・メッセージ、システム・リアルタイム・メッセージを除く)を送信します。

4.3 生成して送信するメッセージ。

4.3.1 システムが自動的に生成するメッセージ

■チャンネル・モード・メッセージ

●オムニ・オフ(コントローラー・ナンバー 124)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 7CH 00Hn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)

* 起動時に、全チャンネルに送信します。

●ポリ(コントローラー・ナンバー 127)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 7FH 00Hn=MIDIチャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)

* 起動時に、全チャンネルに送信します。

4.3.2 同期メッセージ送信スイッチがオンの時に、生成して送信するメッセージ。

■システム・コモン・メッセージ

●ソング・ポジション・ポインターステータス 第2バイト 第3バイトF2H mmH llHmm, ll=バリュー : 00 00H - 7F 7FH(0 - 16383)

●ソング・セレクトステータス 第2バイトF3H ssHss=バリュー: 0 - 7FH(0 - 127)

■システム・リアルタイム・メッセージ

●タイミング・クロックステータスF8H

●スタートステータスFAH

●コンティニューステータスFBH

●ストップステータスFCH

5.パラメータ・アドレス・マップ

1.XP-50(Model ID=6AH)

註)#のついているアドレスは、データを2つにわけて転送します。例えば、16進数でABHと

いうデータであれば、0AH、0BHと分けられ、この順序で送受信が行なわれます。

註)<>で囲まれたパラメーター値は、JV-1080に対するもので、XP-50で受信しても無効と

なります。

+-------------------------------------------------------------------------------+| Start | || Address | Description ||-------------+-----------------------------------------------------------------|| 00 00 00 00 | System 1-1 ||-------------+-----------------------------------------------------------------|| 01 00 00 00 | Temporary Performance 1-2 || 02 00 00 00 | Performance Mode Temporary Patch (part 1) 1-3 || 02 01 00 00 | Performance Mode Temporary Patch (part 2) || : | || 02 08 00 00 | Performance Mode Temporary Patch (part 9) || 02 09 00 00 | Temporary Rhythm Setup 1-4 || 02 0A 00 00 | Performance Mode Temporary Patch (part 11) 1-3 || : | || 02 0F 00 00 | Performance Mode Temporary Patch (part 16) || 03 00 00 00 | Patch Mode Temporary Patch 1-3 ||-------------+-----------------------------------------------------------------|| 10 00 00 00 | User Performance USER: 01 1-2 || 10 01 00 00 | User Performance USER: 02 || : | || 10 1F 00 00 | User Performance USER: 32 || 10 40 00 00 | User Rhythm Setup USER: 1 1-4 || 10 41 00 00 | User Rhythm Setup USER: 2 || 11 00 00 00 | User Patch USER: 001 1-3 || 11 01 00 00 | User Patch USER: 002 || : | || 11 7F 00 00 | User Patch USER: 128 |+-------------------------------------------------------------------------------+

142

143

1-1.System+------------------------------------------------------------------------------+| Offset | || Address | Description ||-------------+----------------------------------------------------------------|| 00 00 | System Common 1-1-1 || 10 00 | Part 1 Scale Tune 1-1-2 || 11 00 | Part 2 Scale Tune || : | || 1F 00 | Part 16 Scale Tune || 20 00 | Patch Mode Scale Tune 1-1-2 |+------------------------------------------------------------------------------+

1-1-1.System Common+------------------------------------------------------------------------------+| Offset | || Address | Description ||-------------+----------------------------------------------------------------|| 00 00 | 0000 00aa | Sound Mode 0 - 2 || | | (PERFORMANCE,PATCH,GM) || 00 01 | 0aaa aaaa | Performance Number 0 - 127 || | | (USER:01 - USER:32,<CARD:01 - CARD:32>, || | | PR-A:01 - PR-A:32,PR-B:01 - PR-B:32) || 00 02 | 0000 00aa | Patch Group Type 0 - 2 || | | (USER&PRESET,<PCM>,EXP) || 00 03 | 0aaa aaaa | Patch Group ID 0 - 127 ||# 00 04 | 0000 aaaa | Patch Number 0 - 254 || | 0000 bbbb | (001 - 255) || 00 06 | 0aaa aaaa | Master Tune 0 - 126 || | | (427.4 - 452.6) || 00 07 | 0000 000a | Scale Tune Switch 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 08 | 0000 000a | EFX Switch 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 09 | 0000 000a | Chorus Switch 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 0A | 0000 000a | Reverb Switch 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 0B | 0000 000a | Patch Remain 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 0C | 0000 000a | Clock Source 0 - 1 || | | (<INT,MIDI>) || 00 0D | 0000 0aaa | TAP Control Source 0 - 4 || | | (<OFF,HOLD-1,SOSTENUTO,SOFT,HOLD-2>) || 00 0E | 0000 0aaa | Hold Control Source 0 - 4 || | | (OFF,HOLD-1,SOSTENUTO,SOFT,HOLD-2) || 00 0F | 0000 0aaa | Peak Control Source 0 - 4 || | | (OFF,HOLD-1,SOSTENUTO,SOFT,HOLD-2) || 00 10 | 0000 000a | Volume Control Source 0 - 1 || | | (VOLUME,VOLUME&EXPRESSION) || 00 11 | 0000 00aa | Aftertouch Source 0 - 2 || | | (CH-AFTER,POLY-AFTER,CH&POLY) || 00 12 | 0aaa aaaa | System Control Source 1 0 - 97 || | | (CC00 - CC95,BENDER,AFTERTOUCH) || 00 13 | 0aaa aaaa | System Control Source 2 0 - 97 || | | (CC00 - CC95,BENDER,AFTERTOUCH) ||-------------+-----------+----------------------------------------------------|| 00 14 | 0000 000a | Receive Program Change 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 15 | 0000 000a | Receive Bank Select 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 16 | 0000 000a | Receive Control Change 0 - 1 || | | (<OFF,ON>) || 00 17 | 0000 000a | Receive Modulation 0 - 1 || | | (<OFF,ON>) || 00 18 | 0000 000a | Receive Volume 0 - 1 || | | (<OFF,ON>) || 00 19 | 0000 000a | Receive Hold-1 0 - 1 || | | (<OFF,ON>) || 00 1A | 0000 000a | Receive Bender 0 - 1 || | | (<OFF,ON>) || 00 1B | 0000 000a | Receive Aftertouch 0 - 1 || | | (<OFF,ON>) || 00 1C | 000a aaaa | Control Channel 0 - 16 || | | (1 - 16,OFF) || 00 1D | 0000 aaaa | Patch Receive Channel 0 - 15 || | | (1 - 16) || 00 1E | 0000 000a | Rhythm Edit Source 0 - 1 || | | (<OFF,ON>) ||-------------+-----------+----------------------------------------------------|| 00 1F | 0000 000a | Preview Sound Mode 0 - 1 || | | (<SINGLE,CHORD>) || 00 20 | 0aaa aaaa | Preview Note Set 1 0 - 127 || | | (<C-1 - G9>) || 00 21 | 0aaa aaaa | Preview Velocity Set 1 0 - 127 || | | (<OFF,1 - 127>) || 00 22 | 0aaa aaaa | Preview Note Set 2 0 - 127 || | | (<C-1 - G9>) || 00 23 | 0aaa aaaa | Preview Velocity Set 2 0 - 127 || | | (<OFF,1 - 127>) || 00 24 | 0aaa aaaa | Preview Note Set 3 0 - 127 || | | (<C-1 - G9>) || 00 25 | 0aaa aaaa | Preview Velocity Set 3 0 - 127 || | | (<OFF,1 - 127>) || 00 26 | 0aaa aaaa | Preview Note Set 4 0 - 127 || | | (<C-1 - G9>) || 00 27 | 0aaa aaaa | Preview Velocity Set 4 0 - 127 || | | (<OFF,1 - 127>) ||-------------+-----------+----------------------------------------------------|| 00 28 | 0000 000a | Transmit Program Change 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 29 | 0000 000a | Transmit Bank Select 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 2A | 000a aaaa | Patch Transmit Channel 0 - 17 || | | (1 - 16,RX-CH,OFF) ||-------------+-----------+----------------------------------------------------|| 00 2B | 0000 000a | Transpose Switch 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 2C | 0000 aaaa | Transpose Value 0 - 11 || | | (-5 - +6) || 00 2D | 0000 0aaa | Octave Shift 0 - 6 || | | (-3 - +3) || 00 2E | 0aaa aaaa | Keyboard Velocity 0 - 127 || | | (REAL,1 - 127) || 00 2F | 0000 00aa | Keyboard Sens 0 - 2 || | | (LIGHT,STANDARD,HEAVY) || 00 30 | 0aaa aaaa | Aftertouch Sens 0 - 100 || 00 31 | 0aaa aaaa | Pedal1 Assign 1 - 5, 7 - 31, 64 - 102 || | | (CC01 - CC95,BENDER,AFTERTOUCH, || | | PROG-UP,PROG-DOWN,START/STOP, |

| | | PUNCH-IN/OUT,TAP-TEMPO) || 00 32 | 0000 00aa | Pedal1 Output Mode 0 - 3 || | | (OFF,INT,MIDI,INT&MIDI) || 00 33 | 0000 000a | Pedal1 Polarity 0 - 1 || | | (STANDARD,REVERSE) || 00 34 | 0aaa aaaa | Pedal2 Assign 1 - 5, 7 - 31, 64 - 102 || | | (CC01 - CC95,BENDER,AFTERTOUCH, || | | PROG-UP,PROG-DOWN,START/STOP, || | | PUNCH-IN/OUT,TAP-TEMPO) || 00 35 | 0000 00aa | Pedal2 Output Mode 0 - 3 || | | (OFF,INT,MIDI,INT&MIDI) || 00 36 | 0000 000a | Pedal2 Polarity 0 - 1 || | | (STANDARD,REVERSE) || 00 37 | 0aaa aaaa | C1 Assign 1 - 5, 7 - 31, 64 - 97 || | | (CC01 - CC95,BENDER,AFTERTOUCH, || 00 38 | 0000 00aa | C1 Output Mode 0 - 3 || | | (OFF,INT,MIDI,INT&MIDI) || 00 39 | 0aaa aaaa | C2 Assign 1 - 5, 7 - 31, 64 - 97 || | | (CC01 - CC95,BENDER,AFTERTOUCH, || 00 3A | 0000 00aa | C2 Output Mode 0 - 3 || | | (OFF,INT,MIDI,INT&MIDI) || 00 3B | 0000 00aa | Hold Pedal Output Mode 0 - 3 || | | (OFF,INT,MIDI,INT&MIDI) || 00 3C | 0000 000a | Hold Pedal Polarity 0 - 1 || | | (STANDARD,REVERSE) ||-------------+-----------+----------------------------------------------------|| 00 3D | 0000 000a | Bank Select Group1 Switch 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 3E | 0aaa aaaa | Bank Select Group1 MSB 0 - 127 || 00 3F | 0aaa aaaa | Bank Select Group1 LSB 0 - 127 || 00 40 | 0000 000a | Bank Select Group2 Switch 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 41 | 0aaa aaaa | Bank Select Group2 MSB 0 - 127 || 00 42 | 0aaa aaaa | Bank Select Group2 LSB 0 - 127 || 00 43 | 0000 000a | Bank Select Group3 Switch 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 44 | 0aaa aaaa | Bank Select Group3 MSB 0 - 127 || 00 45 | 0aaa aaaa | Bank Select Group3 LSB 0 - 127 || 00 46 | 0000 000a | Bank Select Group4 Switch 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 47 | 0aaa aaaa | Bank Select Group4 MSB 0 - 127 || 00 48 | 0aaa aaaa | Bank Select Group4 LSB 0 - 127 || 00 49 | 0000 000a | Bank Select Group5 Switch 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 4A | 0aaa aaaa | Bank Select Group5 MSB 0 - 127 || 00 4B | 0aaa aaaa | Bank Select Group5 LSB 0 - 127 || 00 4C | 0000 000a | Bank Select Group6 Switch 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 4D | 0aaa aaaa | Bank Select Group6 MSB 0 - 127 || 00 4E | 0aaa aaaa | Bank Select Group6 LSB 0 - 127 || 00 4F | 0000 000a | Bank Select Group7 Switch 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 50 | 0aaa aaaa | Bank Select Group7 MSB 0 - 127 || 00 51 | 0aaa aaaa | Bank Select Group7 LSB 0 - 127 ||-------------+----------------------------------------------------------------||Total size | 00 00 00 52 |+------------------------------------------------------------------------------+

1-1-2.Scale Tune+------------------------------------------------------------------------------+| Offset | || Address | Description ||-------------+----------------------------------------------------------------|| 00 00 | 0aaa aaaa | Scale Tune for C 0 - 127 || | | (-64 - +63) || 00 01 | 0aaa aaaa | Scale Tune for C# 0 - 127 || | | (-64 - +63) || 00 02 | 0aaa aaaa | Scale Tune for D 0 - 127 || | | (-64 - +63) || 00 03 | 0aaa aaaa | Scale Tune for D# 0 - 127 || | | (-64 - +63) || 00 04 | 0aaa aaaa | Scale Tune for E 0 - 127 || | | (-64 - +63) || 00 05 | 0aaa aaaa | Scale Tune for F 0 - 127 || | | (-64 - +63) || 00 06 | 0aaa aaaa | Scale Tune for F# 0 - 127 || | | (-64 - +63) || 00 07 | 0aaa aaaa | Scale Tune for G 0 - 127 || | | (-64 - +63) || 00 08 | 0aaa aaaa | Scale Tune for G# 0 - 127 || | | (-64 - +63) || 00 09 | 0aaa aaaa | Scale Tune for A 0 - 127 || | | (-64 - +63) || 00 0A | 0aaa aaaa | Scale Tune for A# 0 - 127 || | | (-64 - +63) || 00 0B | 0aaa aaaa | Scale Tune for B 0 - 127 || | | (-64 - +63) ||-------------+----------------------------------------------------------------||Total size | 00 00 00 0C |+------------------------------------------------------------------------------+

1-2.Performance+------------------------------------------------------------------------------+| Offset | || Address | Description ||-------------+----------------------------------------------------------------|| 00 00 | Performance Common 1-2-1 || 10 00 | Performance Part 1 || 11 00 | Performance Part 2 1-2-2 || : | || 1F 00 | Performance Part 16 |+------------------------------------------------------------------------------+

1-2-1.Performance Common+------------------------------------------------------------------------------+| Offset | || Address | Description ||-------------+----------------------------------------------------------------|| 00 00 | 0aaa aaaa | Performance Name 1 32 - 127 || 00 01 | 0aaa aaaa | Performance Name 2 32 - 127 || 00 02 | 0aaa aaaa | Performance Name 3 32 - 127 || 00 03 | 0aaa aaaa | Performance Name 4 32 - 127 || 00 04 | 0aaa aaaa | Performance Name 5 32 - 127 || 00 05 | 0aaa aaaa | Performance Name 6 32 - 127 || 00 06 | 0aaa aaaa | Performance Name 7 32 - 127 || 00 07 | 0aaa aaaa | Performance Name 8 32 - 127 || 00 08 | 0aaa aaaa | Performance Name 9 32 - 127 || 00 09 | 0aaa aaaa | Performance Name 10 32 - 127 || 00 0A | 0aaa aaaa | Performance Name 11 32 - 127 || 00 0B | 0aaa aaaa | Performance Name 12 32 - 127 ||-------------+-----------+----------------------------------------------------|| 00 0C | 0000 aaaa | EFX Source 0 - 15 || | | (PERFORM,1 - 9,11 - 16) || 00 0D | 00aa aaaa | EFX Type 0 - 39 || | | (1 - 40) || 00 0E | 0aaa aaaa | EFX Parameter 1 0 - 127 || 00 0F | 0aaa aaaa | EFX Parameter 2 0 - 127 || 00 10 | 0aaa aaaa | EFX Parameter 3 0 - 127 || 00 11 | 0aaa aaaa | EFX Parameter 4 0 - 127 || 00 12 | 0aaa aaaa | EFX Parameter 5 0 - 127 || 00 13 | 0aaa aaaa | EFX Parameter 6 0 - 127 || 00 14 | 0aaa aaaa | EFX Parameter 7 0 - 127 || 00 15 | 0aaa aaaa | EFX Parameter 8 0 - 127 || 00 16 | 0aaa aaaa | EFX Parameter 9 0 - 127 || 00 17 | 0aaa aaaa | EFX Parameter 10 0 - 127 || 00 18 | 0aaa aaaa | EFX Parameter 11 0 - 127 || 00 19 | 0aaa aaaa | EFX Parameter 12 0 - 127 || 00 1A | 0000 00aa | EFX Output Assign 0 - 2 || | | (MIX,<OUTPUT-1>,<OUTPUT-2>) || 00 1B | 0aaa aaaa | EFX Mix Out Send Level 0 - 127 || 00 1C | 0aaa aaaa | EFX Chorus Send Level 0 - 127 || 00 1D | 0aaa aaaa | EFX Reverb Send Level 0 - 127 || 00 1E | 0000 aaaa | EFX Control Source 1 0 - 10 || | | (OFF,SYS-CTRL1,SYS-CTRL2,MODULATION, || | | BREATH,FOOT,VOLUME,PAN,EXPRESSION, || | | BENDER,AFTERTOUCH) || 00 1F | 0aaa aaaa | EFX Control Depth 1 0 - 126 || | | (-63 - +63) || 00 20 | 0000 aaaa | EFX Control Source 2 0 - 10 || | | (OFF,SYS-CTRL1,SYS-CTRL2,MODULATION, || | | BREATH,FOOT,VOLUME,PAN,EXPRESSION, || | | BENDER,AFTERTOUCH) || 00 21 | 0aaa aaaa | EFX Control Depth 2 0 - 126 || | | (-63 - +63) || 00 22 | 0aaa aaaa | Chorus Level 0 - 127 || 00 23 | 0aaa aaaa | Chorus Rate 0 - 127 || 00 24 | 0aaa aaaa | Chorus Depth 0 - 127 || 00 25 | 0aaa aaaa | Chorus Pre-Delay 0 - 127 || 00 26 | 0aaa aaaa | Chorus Feedback 0 - 127 || 00 27 | 0000 00aa | Chorus Output 0 - 2 || | | (MIX,REV,MIX+REV) || 00 28 | 0000 0aaa | Reverb Type 0 - 7 || | | (ROOM1,ROOM2,STAGE1,STAGE2, || | | HALL1,HALL2,DELAY,PAN-DLY) || 00 29 | 0aaa aaaa | Reverb Level 0 - 127 || 00 2A | 0aaa aaaa | Reverb Time 0 - 127 || 00 2B | 000a aaaa | Reverb HF Damp 0 - 17 || | | (200,250,315,400,500,630,800, || | | 1000,1250,1600,2000,2500,3150, || | | 4000,5000,6300,8000,BYPASS) || 00 2C | 0aaa aaaa | Delay Feedback 0 - 127 ||-------------+-----------+----------------------------------------------------||# 00 2D | 0000 aaaa | Performance Tempo 20 - 250 || | 0000 bbbb | || 00 2F | 0000 000a | Keyboard Range Switch 0 - 1 || | | (OFF,ON) ||-------------+-----------+----------------------------------------------------|| 00 30 | 0aaa aaaa | Voice Reserve 1 0 - 64 || 00 31 | 0aaa aaaa | Voice Reserve 2 0 - 64 || 00 32 | 0aaa aaaa | Voice Reserve 3 0 - 64 || 00 33 | 0aaa aaaa | Voice Reserve 4 0 - 64 || 00 34 | 0aaa aaaa | Voice Reserve 5 0 - 64 || 00 35 | 0aaa aaaa | Voice Reserve 6 0 - 64 || 00 36 | 0aaa aaaa | Voice Reserve 7 0 - 64 || 00 37 | 0aaa aaaa | Voice Reserve 8 0 - 64 || 00 38 | 0aaa aaaa | Voice Reserve 9 0 - 64 || 00 39 | 0aaa aaaa | Voice Reserve 10 0 - 64 || 00 3A | 0aaa aaaa | Voice Reserve 11 0 - 64 || 00 3B | 0aaa aaaa | Voice Reserve 12 0 - 64 || 00 3C | 0aaa aaaa | Voice Reserve 13 0 - 64 || 00 3D | 0aaa aaaa | Voice Reserve 14 0 - 64 || 00 3E | 0aaa aaaa | Voice Reserve 15 0 - 64 || 00 3F | 0aaa aaaa | Voice Reserve 16 0 - 64 ||-------------+-----------+----------------------------------------------------|| 00 40 | 0000 000a | Keyboard Mode 0 - 1 || | | (LAYER,SINGLE) || 00 41 | 0000 000a | Clock Source 0 - 1 || | | (PERFORMANCE,SEQUENCER) ||-------------+----------------------------------------------------------------||Total size | 00 00 00 42 |+------------------------------------------------------------------------------+

1-2-2.Performance Part+------------------------------------------------------------------------------+| Offset | || Address | Description ||-------------+----------------------------------------------------------------|| 00 00 | 0000 000a | Receive Switch 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 01 | 0000 aaaa | MIDI Channel 0 - 15 || | | (1 - 16) ||-------------+-----------+----------------------------------------------------|| 00 02 | 0000 00aa | Patch Group Type 0 - 2 || | | (USER&PRESET,<PCM>,EXP) || 00 03 | 0aaa aaaa | Patch Group ID 0 - 127 ||# 00 04 | 0000 aaaa | Patch Number 0 - 254 || | 0000 bbbb | (001 - 255) || 00 06 | 0aaa aaaa | Part Level 0 - 127 || 00 07 | 0aaa aaaa | Part Pan 0 - 127 || | | (L64 - 63R) || 00 08 | 0aaa aaaa | Part Coarse Tune 0 - 96 || | | (-48 - +48) || 00 09 | 0aaa aaaa | Part Fine Tune 0 - 100 |

| | | (-50 - +50) || 00 0A | 0000 0aaa | Output Assign 0 - 4 || | | (MIX,EFX,<OUTPUT-1>,<OUTPUT-2>,PATCH) || 00 0B | 0aaa aaaa | Mix/EFX Send Level 0 - 127 || 00 0C | 0aaa aaaa | Chorus Send Level 0 - 127 || 00 0D | 0aaa aaaa | Reverb Send Level 0 - 127 || 00 0E | 0000 000a | Receive Program Change Switch 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 0F | 0000 000a | Receive Volume Switch 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 10 | 0000 000a | Receive Hold-1 Switch 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 11 | 0aaa aaaa | Keyboard Range Lower 0 - 127 || | | (C-1 - Upper) || 00 12 | 0aaa aaaa | Keyboard Range Upper 0 - 127 || | | (Lower - G9) ||-------------+-----------+----------------------------------------------------|| 00 13 | 0000 0aaa | Octave Shift 0 - 6 || | | (-3 - +3) || 00 14 | 0000 000a | Local Switch 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 15 | 0000 000a | Transmit Switch 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 16 | 0000 0aaa | Transmit Bank Select Group 0 - 7 || | | (PATCH,GROUP1 - GROUP7) ||# 00 17 | 0000 aaaa | Transmit Volume 0 - 128 || | 0000 bbbb | (0 - 127,OFF) ||-------------+----------------------------------------------------------------||Total size | 00 00 00 19 |+------------------------------------------------------------------------------+

1-3.Patch+------------------------------------------------------------------------------+| Offset | || Address | Description ||-------------+----------------------------------------------------------------|| 00 00 | Patch Common 1-3-1 || 10 00 | Patch Tone 1 1-3-2 || 12 00 | Patch Tone 2 || 14 00 | Patch Tone 3 || 16 00 | Patch Tone 4 |+------------------------------------------------------------------------------+

1-3-1.Patch Common+------------------------------------------------------------------------------+| Offset | || Address | Description ||-------------+----------------------------------------------------------------|| 00 00 | 0aaa aaaa | Patch Name 1 32 - 127 || 00 01 | 0aaa aaaa | Patch Name 2 32 - 127 || 00 02 | 0aaa aaaa | Patch Name 3 32 - 127 || 00 03 | 0aaa aaaa | Patch Name 4 32 - 127 || 00 04 | 0aaa aaaa | Patch Name 5 32 - 127 || 00 05 | 0aaa aaaa | Patch Name 6 32 - 127 || 00 06 | 0aaa aaaa | Patch Name 7 32 - 127 || 00 07 | 0aaa aaaa | Patch Name 8 32 - 127 || 00 08 | 0aaa aaaa | Patch Name 9 32 - 127 || 00 09 | 0aaa aaaa | Patch Name 10 32 - 127 || 00 0A | 0aaa aaaa | Patch Name 11 32 - 127 || 00 0B | 0aaa aaaa | Patch Name 12 32 - 127 ||-------------+-----------+----------------------------------------------------|| 00 0C | 00aa aaaa | EFX Type 0 - 39 || | | (1 - 40) || 00 0D | 0aaa aaaa | EFX Parameter 1 0 - 127 || 00 0E | 0aaa aaaa | EFX Parameter 2 0 - 127 || 00 0F | 0aaa aaaa | EFX Parameter 3 0 - 127 || 00 10 | 0aaa aaaa | EFX Parameter 4 0 - 127 || 00 11 | 0aaa aaaa | EFX Parameter 5 0 - 127 || 00 12 | 0aaa aaaa | EFX Parameter 6 0 - 127 || 00 13 | 0aaa aaaa | EFX Parameter 7 0 - 127 || 00 14 | 0aaa aaaa | EFX Parameter 8 0 - 127 || 00 15 | 0aaa aaaa | EFX Parameter 9 0 - 127 || 00 16 | 0aaa aaaa | EFX Parameter 10 0 - 127 || 00 17 | 0aaa aaaa | EFX Parameter 11 0 - 127 || 00 18 | 0aaa aaaa | EFX Parameter 12 0 - 127 || 00 19 | 0000 00aa | EFX Output Assign 0 - 2 || | | (MIX,<OUTPUT-1>,<OUTPUT-2>) || 00 1A | 0aaa aaaa | EFX Mix Out Send Level 0 - 127 || 00 1B | 0aaa aaaa | EFX Chorus Send Level 0 - 127 || 00 1C | 0aaa aaaa | EFX Reverb Send Level 0 - 127 || 00 1D | 0000 aaaa | EFX Control Source 1 0 - 10 || | | (OFF,SYS-CTRL1,SYS-CTRL2,MODULATION, || | | BREATH,FOOT,VOLUME,PAN,EXPRESSION, || | | BENDER,AFTERTOUCH) || 00 1E | 0aaa aaaa | EFX Control Depth 1 0 - 126 || | | (-63 - +63) || 00 1F | 0000 aaaa | EFX Control Source 2 0 - 10 || | | (OFF,SYS-CTRL1,SYS-CTRL2,MODULATION, || | | BREATH,FOOT,VOLUME,PAN,EXPRESSION, || | | BENDER,AFTERTOUCH) || 00 20 | 0aaa aaaa | EFX Control Depth 2 0 - 126 || | | (-63 - +63) || 00 21 | 0aaa aaaa | Chorus Level 0 - 127 || 00 22 | 0aaa aaaa | Chorus Rate 0 - 127 || 00 23 | 0aaa aaaa | Chorus Depth 0 - 127 || 00 24 | 0aaa aaaa | Chorus Pre-Delay 0 - 127 || 00 25 | 0aaa aaaa | Chorus Feedback 0 - 127 || 00 26 | 0000 00aa | Chorus Output 0 - 2 || | | (MIX,REV,MIX+REV) || 00 27 | 0000 0aaa | Reverb Type 0 - 7 || | | (ROOM1,ROOM2,STAGE1,STAGE2, || | | HALL1,HALL2,DELAY,PAN-DLY) || 00 28 | 0aaa aaaa | Reverb Level 0 - 127 || 00 29 | 0aaa aaaa | Reverb Time 0 - 127 || 00 2A | 000a aaaa | Reverb HF Damp 0 - 17 || | | (200,250,315,400,500,630,800, || | | 1000,1250,1600,2000,2500,3150, || | | 4000,5000,6300,8000,BYPASS) || 00 2B | 0aaa aaaa | Delay Feedback 0 - 127 ||-------------+-----------+----------------------------------------------------||# 00 2C | 0000 aaaa | Patch Tempo 20 - 250 || | 0000 bbbb | || 00 2E | 0aaa aaaa | Patch Level 0 - 127 || 00 2F | 0aaa aaaa | Patch Pan 0 - 127 || | | (L64 - 63R) || 00 30 | 0aaa aaaa | Analog Feel 0 - 127 || 00 31 | 0000 aaaa | Bend Range Up 0 - 12 || 00 32 | 00aa aaaa | Bend Range Down 0 - 48 || | | (0 - -48) || 00 33 | 0000 000a | Key Assign Mode 0 - 1 |

144

145

| | | (POLY,SOLO) || 00 34 | 0000 000a | Solo Legato 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 35 | 0000 000a | Portamento Switch 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 36 | 0000 000a | Portamento Mode 0 - 1 || | | (NORMAL,LEGATO) || 00 37 | 0000 000a | Portamento Type 0 - 1 || | | (RATE,TIME) || 00 38 | 0000 000a | Portamento Start 0 - 1 || | | (PITCH,NOTE) || 00 39 | 0aaa aaaa | Portamento Time 0 - 127 || 00 3A | 0000 aaaa | Patch Control Source 2 0 - 15 || | | (OFF,SYS-CTRL1,SYS-CTRL2,MODULATION, || | | BREATH,FOOT,VOLUME,PAN,EXPRESSION, || | | BENDER,AFTERTOUCH,LFO1,LFO2, || | | VELOCITY,KEYFOLLOW,PLAYMATE) || 00 3B | 0000 aaaa | Patch Control Source 3 0 - 15 || | | (OFF,SYS-CTRL1,SYS-CTRL2,MODULATION, || | | BREATH,FOOT,VOLUME,PAN,EXPRESSION, || | | BENDER,AFTERTOUCH,LFO1,LFO2, || | | VELOCITY,KEYFOLLOW,PLAYMATE) || 00 3C | 0000 00aa | EFX Control Hold/Peak 0 - 2 || | | (OFF,HOLD,PEAK) || 00 3D | 0000 00aa | Control 1 Hold/Peak 0 - 2 || | | (OFF,HOLD,PEAK) || 00 3E | 0000 00aa | Control 2 Hold/Peak 0 - 2 || | | (OFF,HOLD,PEAK) || 00 3F | 0000 00aa | Control 3 Hold/Peak 0 - 2 || | | (OFF,HOLD,PEAK) || 00 40 | 0000 000a | Velocity Range Switch 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 41 | 0000 0aaa | Octave Shift 0 - 6 || | | (-3 - +3) || 00 42 | 0000 00aa | Stretch Tune Depth 0 - 3 || | | (OFF,1 - 3) || 00 43 | 0000 000a | Voice Priority 0 - 1 || | | (LAST,LOUDEST) ||-------------+-----------+----------------------------------------------------|| 00 44 | 0000 aaaa | Structure Type 1&2 0 - 9 || | | (1 - 10) || 00 45 | 0000 00aa | Booster 1&2 0 - 3 || | | (0,+6,+12,+18) || 00 46 | 0000 aaaa | Structure Type 3&4 0 - 9 || | | (1 - 10) || 00 47 | 0000 00aa | Booster 3&4 0 - 3 || | | (0,+6,+12,+18) || 00 48 | 0000 000a | Clock Source 0 - 1 || | | (PATCH,SEQUENCER) ||-------------+----------------------------------------------------------------||Total size | 00 00 00 49 |+------------------------------------------------------------------------------+

1-3-2.Patch Tone+------------------------------------------------------------------------------+| Offset | || Address | Description ||-------------+----------------------------------------------------------------|| 00 00 | 0000 000a | Tone Switch 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 01 | 0000 00aa | Wave Group Type 0 - 2 || | | (INT,<PCM>,EXP) || 00 02 | 0aaa aaaa | Wave Group ID 0 - 127 ||# 00 03 | 0000 aaaa | Wave Number 0 - 254 || | 0000 bbbb | (001 - 255) || 00 05 | 0000 00aa | Wave Gain 0 - 3 || | | (-6,0,+6,+12) || 00 06 | 0000 000a | FXM Switch 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 07 | 0000 00aa | FXM Color 0 - 3 || | | (1 - 4) || 00 08 | 0000 aaaa | FXM Depth 0 - 15 || | | (1 - 16) || 00 09 | 0000 0aaa | Tone Delay Mode 0 - 6 || | | (NORMAL,HOLD,PLAYMATE,CLOCK-SYNC, || | | <TAP-SYNC>,KEY-OFF-N,KEY-OFF-D) || 00 0A | 0aaa aaaa | Tone Delay Time 0 - 127 ||-------------+-----------+----------------------------------------------------|| 00 0B | 0aaa aaaa | Velocity Cross Fade 0 - 127 || 00 0C | 0aaa aaaa | Velocity Range Lower 1 - 127 || | | (1 - Upper) || 00 0D | 0aaa aaaa | Velocity Range Upper 1 - 127 || | | (Lower - 127) || 00 0E | 0aaa aaaa | Keyboard Range Lower 0 - 127 || | | (C-1 - Upper) || 00 0F | 0aaa aaaa | Keyboard Range Upper 0 - 127 || | | (Lower - G9) || 00 10 | 0000 000a | Redamper Control Switch 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 11 | 0000 000a | Volume Control Switch 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 12 | 0000 000a | Hold-1 Control Switch 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 13 | 0000 000a | Bender Control Switch 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 14 | 0000 00aa | Pan Control Switch 0 - 2 || | | (OFF,CONTINUOUS,KEY-ON) || 00 15 | 000a aaaa | Controller 1 Destination 1 0 - 18 || | | (OFF,PCH,CUT,RES,LEV,PAN,MIX,CHO,REV, || | | PL1,PL2,FL1,FL2,AL1,AL2,pL1,pL2,L1R,L2R) || 00 16 | 0aaa aaaa | Controller 1 Depth 1 0 - 126 || | | (-63 - +63) || 00 17 | 000a aaaa | Controller 1 Destination 2 0 - 18 || | | (OFF,PCH,CUT,RES,LEV,PAN,MIX,CHO,REV, || | | PL1,PL2,FL1,FL2,AL1,AL2,pL1,pL2,L1R,L2R) || 00 18 | 0aaa aaaa | Controller 1 Depth 2 0 - 126 || | | (-63 - +63) || 00 19 | 000a aaaa | Controller 1 Destination 3 0 - 18 || | | (OFF,PCH,CUT,RES,LEV,PAN,MIX,CHO,REV, || | | PL1,PL2,FL1,FL2,AL1,AL2,pL1,pL2,L1R,L2R) || 00 1A | 0aaa aaaa | Controller 1 Depth 3 0 - 126 || | | (-63 - +63) || 00 1B | 000a aaaa | Controller 1 Destination 4 0 - 18 || | | (OFF,PCH,CUT,RES,LEV,PAN,MIX,CHO,REV, || | | PL1,PL2,FL1,FL2,AL1,AL2,pL1,pL2,L1R,L2R) || 00 1C | 0aaa aaaa | Controller 1 Depth 4 0 - 126 || | | (-63 - +63) || 00 1D | 000a aaaa | Controller 2 Destination 1 0 - 18 || | | (OFF,PCH,CUT,RES,LEV,PAN,MIX,CHO,REV, || | | PL1,PL2,FL1,FL2,AL1,AL2,pL1,pL2,L1R,L2R) || 00 1E | 0aaa aaaa | Controller 2 Depth 1 0 - 126 |

| | | (-63 - +63) || 00 1F | 000a aaaa | Controller 2 Destination 2 0 - 18 || | | (OFF,PCH,CUT,RES,LEV,PAN,MIX,CHO,REV, || | | PL1,PL2,FL1,FL2,AL1,AL2,pL1,pL2,L1R,L2R) || 00 20 | 0aaa aaaa | Controller 2 Depth 2 0 - 126 || | | (-63 - +63) || 00 21 | 000a aaaa | Controller 2 Destination 3 0 - 18 || | | (OFF,PCH,CUT,RES,LEV,PAN,MIX,CHO,REV, || | | PL1,PL2,FL1,FL2,AL1,AL2,pL1,pL2,L1R,L2R) || 00 22 | 0aaa aaaa | Controller 2 Depth 3 0 - 126 || | | (-63 - +63) || 00 23 | 000a aaaa | Controller 2 Destination 4 0 - 18 || | | (OFF,PCH,CUT,RES,LEV,PAN,MIX,CHO,REV, || | | PL1,PL2,FL1,FL2,AL1,AL2,pL1,pL2,L1R,L2R) || 00 24 | 0aaa aaaa | Controller 2 Depth 4 0 - 126 || | | (-63 - +63) || 00 25 | 000a aaaa | Controller 3 Destination 1 0 - 18 || | | (OFF,PCH,CUT,RES,LEV,PAN,MIX,CHO,REV, || | | PL1,PL2,FL1,FL2,AL1,AL2,pL1,pL2,L1R,L2R) || 00 26 | 0aaa aaaa | Controller 3 Depth 1 0 - 126 || | | (-63 - +63) || 00 27 | 000a aaaa | Controller 3 Destination 2 0 - 18 || | | (OFF,PCH,CUT,RES,LEV,PAN,MIX,CHO,REV, || | | PL1,PL2,FL1,FL2,AL1,AL2,pL1,pL2,L1R,L2R) || 00 28 | 0aaa aaaa | Controller 3 Depth 2 0 - 126 || | | (-63 - +63) || 00 29 | 000a aaaa | Controller 3 Destination 3 0 - 18 || | | (OFF,PCH,CUT,RES,LEV,PAN,MIX,CHO,REV, || | | PL1,PL2,FL1,FL2,AL1,AL2,pL1,pL2,L1R,L2R) || 00 2A | 0aaa aaaa | Controller 3 Depth 3 0 - 126 || | | (-63 - +63) || 00 2B | 000a aaaa | Controller 3 Destination 4 0 - 18 || | | (OFF,PCH,CUT,RES,LEV,PAN,MIX,CHO,REV, || | | PL1,PL2,FL1,FL2,AL1,AL2,pL1,pL2,L1R,L2R) || 00 2C | 0aaa aaaa | Controller 3 Depth 4 0 - 126 || | | (-63 - +63) ||-------------+-----------+----------------------------------------------------|| 00 2D | 0000 0aaa | LFO1 Waveform 0 - 7 || | | (TRI,SIN,SAW,SQR,TRP,S&H,RND,CHS) || 00 2E | 0000 000a | LFO1 Key Trigger 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 2F | 0aaa aaaa | LFO1 Rate 0 - 127 || 00 30 | 0000 0aaa | LFO1 Offset 0 - 4 || | | (-100,-50,0,+50,+100) || 00 31 | 0aaa aaaa | LFO1 Delay Time 0 - 127 || 00 32 | 0000 00aa | LFO1 Fade Mode 0 - 3 || | | (KEY-ON-IN,KEY-ON-OUT) || | | KEY-OFF-IN,KEY-OFF-OUT) || 00 33 | 0aaa aaaa | LFO1 Fade Time 0 - 127 || 00 34 | 0000 00aa | LFO1 External Sync 0 - 2 || | | (OFF,CLOCK,<TAP>) || 00 35 | 0000 0aaa | LFO2 Waveform 0 - 7 || | | (TRI,SIN,SAW,SQR,TRP,S&H,RND,CHS) || 00 36 | 0000 000a | LFO2 Key Trigger 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 37 | 0aaa aaaa | LFO2 Rate 0 - 127 || 00 38 | 0000 0aaa | LFO2 Offset 0 - 4 || | | (-100,-50,0,+50,+100) || 00 39 | 0aaa aaaa | LFO2 Delay Time 0 - 127 || 00 3A | 0000 00aa | LFO2 Fade Mode 0 - 3 || | | (KEY-ON-IN,KEY-ON-OUT) || | | KEY-OFF-IN,KEY-OFF-OUT) || 00 3B | 0aaa aaaa | LFO2 Fade Time 0 - 127 || 00 3C | 0000 00aa | LFO2 External Sync 0 - 2 || | | (OFF,CLOCK,<TAP>) ||-------------+-----------+----------------------------------------------------|| 00 3D | 0aaa aaaa | Coarse Tune 0 - 96 || | | (-48 - +48) || 00 3E | 0aaa aaaa | Fine Tune 0 - 100 || | | (-50 - +50) || 00 3F | 000a aaaa | Random Pitch Depth 0 - 30 || | | (0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,20,30,40,50,60, || | | 70,80,90,100,200,300,400,500,600,700, || | | 800,900,1000,1100,1200) || 00 40 | 0000 aaaa | Pitch Keyfollow 0 - 15 || | | (-100,-70,-50,-30,-10,0,+10,+20,+30, || | | +40,+50,+70,+100,+120,+150,+200) || 00 41 | 000a aaaa | Pitch Envelope Depth 0 - 24 || | | (-12 - +12) || 00 42 | 0aaa aaaa | Pitch Envelope Velocity Sens 0 - 125 || | | (-100 - +150) || 00 43 | 0000 aaaa | Pitch Envelope Velocity Time1 0 - 14 || | | (-100,-70,-50,-40,-30,-20,-10,0, || | | +10,+20,+30,+40,+50,+70,+100) || 00 44 | 0000 aaaa | Pitch Envelope Velocity Time4 0 - 14 || | | (-100,-70,-50,-40,-30,-20,-10,0, || | | +10,+20,+30,+40,+50,+70,+100) || 00 45 | 0000 aaaa | Pitch Envelope Time Keyfollow 0 - 14 || | | (-100,-70,-50,-40,-30,-20,-10,0, || | | +10,+20,+30,+40,+50,+70,+100) || 00 46 | 0aaa aaaa | Pitch Envelope Time 1 0 - 127 || 00 47 | 0aaa aaaa | Pitch Envelope Time 2 0 - 127 || 00 48 | 0aaa aaaa | Pitch Envelope Time 3 0 - 127 || 00 49 | 0aaa aaaa | Pitch Envelope Time 4 0 - 127 || 00 4A | 0aaa aaaa | Pitch Envelope Level 1 0 - 126 || | | (-63 - +63) || 00 4B | 0aaa aaaa | Pitch Envelope Level 2 0 - 126 || | | (-63 - +63) || 00 4C | 0aaa aaaa | Pitch Envelope Level 3 0 - 126 || | | (-63 - +63) || 00 4D | 0aaa aaaa | Pitch Envelope Level 4 0 - 126 || | | (-63 - +63) || 00 4E | 0aaa aaaa | Pitch LFO1 Depth 0 - 126 || | | (-63 - +63) || 00 4F | 0aaa aaaa | Pitch LFO2 Depth 0 - 126 || | | (-63 - +63) ||-------------+-----------+----------------------------------------------------|| 00 50 | 0000 0aaa | Filter Type 0 - 4 || | | (OFF,LPF,BPF,HPF,PKG) || 00 51 | 0aaa aaaa | Cutoff Frequency 0 - 127 || 00 52 | 0000 aaaa | Cutoff Keyfollow 0 - 15 || | | (-100,-70,-50,-30,-10,0,+10,+20,+30, || | | +40,+50,+70,+100,+120,+150,+200) || 00 53 | 0aaa aaaa | Resonance 0 - 127 || 00 54 | 0aaa aaaa | Resonance Velocity Sens 0 - 125 || | | (-100 - +150) || 00 55 | 0aaa aaaa | Filter Envelope Depth 0 - 126 || | | (-63 - +63) || 00 56 | 0000 0aaa | Filter Envelope Velocity Curve 0 - 6 || | | (1 - 7) |

| 00 57 | 0aaa aaaa | Filter Envelope Velocity Sens 0 - 125 || | | (-100 - +150) || 00 58 | 0000 aaaa | Filter Envelope Velocity Time1 0 - 14 || | | (-100,-70,-50,-40,-30,-20,-10,0, || | | +10,+20,+30,+40,+50,+70,+100) || 00 59 | 0000 aaaa | Filter Envelope Velocity Time4 0 - 14 || | | (-100,-70,-50,-40,-30,-20,-10,0, || | | +10,+20,+30,+40,+50,+70,+100) || 00 5A | 0000 aaaa | Filter Envelope Time Keyfollow 0 - 14 || | | (-100,-70,-50,-40,-30,-20,-10,0, || | | +10,+20,+30,+40,+50,+70,+100) || 00 5B | 0aaa aaaa | Filter Envelope Time 1 0 - 127 || 00 5C | 0aaa aaaa | Filter Envelope Time 2 0 - 127 || 00 5D | 0aaa aaaa | Filter Envelope Time 3 0 - 127 || 00 5E | 0aaa aaaa | Filter Envelope Time 4 0 - 127 || 00 5F | 0aaa aaaa | Filter Envelope Level 1 0 - 127 || 00 60 | 0aaa aaaa | Filter Envelope Level 2 0 - 127 || 00 61 | 0aaa aaaa | Filter Envelope Level 3 0 - 127 || 00 62 | 0aaa aaaa | Filter Envelope Level 4 0 - 127 || 00 63 | 0aaa aaaa | Filter LFO1 Depth 0 - 126 || | | (-63 - +63) || 00 64 | 0aaa aaaa | Filter LFO2 Depth 0 - 126 || | | (-63 - +63) ||-------------+-----------+----------------------------------------------------|| 00 65 | 0aaa aaaa | Tone Level 0 - 127 || 00 66 | 0000 00aa | Bias Direction 0 - 3 || | | (LOWER,UPPER,LOWER&UPPER,ALL) || 00 67 | 0aaa aaaa | Bias Position 0 - 127 || | | (C-1 - G9) || 00 68 | 0000 aaaa | Bias Level 0 - 14 || | | (-100,-70,-50,-40,-30,-20,-10,0, || | | +10,+20,+30,+40,+50,+70,+100) || 00 69 | 0000 0aaa | Level Envelope Velocity Curve 0 - 6 || | | (1 - 7) || 00 6A | 0aaa aaaa | Level Envelope Velocity Sens 0 - 125 || | | (-100 - +150) || 00 6B | 0000 aaaa | Level Envelope Velocity Time1 0 - 14 || | | (-100,-70,-50,-40,-30,-20,-10,0, || | | +10,+20,+30,+40,+50,+70,+100) || 00 6C | 0000 aaaa | Level Envelope Velocity Time4 0 - 14 || | | (-100,-70,-50,-40,-30,-20,-10,0, || | | +10,+20,+30,+40,+50,+70,+100) || 00 6D | 0000 aaaa | Level Envelope Time Keyfollow 0 - 14 || | | (-100,-70,-50,-40,-30,-20,-10,0, || | | +10,+20,+30,+40,+50,+70,+100) || 00 6E | 0aaa aaaa | Level Envelope Time 1 0 - 127 || 00 6F | 0aaa aaaa | Level Envelope Time 2 0 - 127 || 00 70 | 0aaa aaaa | Level Envelope Time 3 0 - 127 || 00 71 | 0aaa aaaa | Level Envelope Time 4 0 - 127 || 00 72 | 0aaa aaaa | Level Envelope Level 1 0 - 127 || 00 73 | 0aaa aaaa | Level Envelope Level 2 0 - 127 || 00 74 | 0aaa aaaa | Level Envelope Level 3 0 - 127 || 00 75 | 0aaa aaaa | Level LFO1 Depth 0 - 126 || | | (-63 - +63) || 00 76 | 0aaa aaaa | Level LFO2 Depth 0 - 126 || | | (-63 - +63) || 00 77 | 0aaa aaaa | Tone Pan 0 - 127 || | | (L64 - 63R) || 00 78 | 0000 aaaa | Pan Keyfollow 0 - 14 || | | (-100,-70,-50,-40,-30,-20,-10,0, || | | +10,+20,+30,+40,+50,+70,+100) || 00 79 | 00aa aaaa | Random Pan Depth 0 - 63 || 00 7A | 0aaa aaaa | Alternate Pan Depth 1 - 127 || | | (L63 - 63R) || 00 7B | 0aaa aaaa | Pan LFO1 Depth 0 - 126 || | | (L63 - 63R) || 00 7C | 0aaa aaaa | Pan LFO2 Depth 0 - 126 || | | (L63 - 63R) ||-------------+-----------+----------------------------------------------------|| 00 7D | 0000 00aa | Output Assign 0 - 3 || | | (MIX,EFX,<OUTPUT-1>,<OUTPUT-2>) || 00 7E | 0aaa aaaa | Mix/EFX Send Level 0 - 127 || 00 7F | 0aaa aaaa | Chorus Send Level 0 - 127 || 01 00 | 0aaa aaaa | Reverb Send Level 0 - 127 ||-------------+----------------------------------------------------------------||Total size | 00 00 01 01 |+------------------------------------------------------------------------------+

1-4.Rhythm Setup+------------------------------------------------------------------------------+| Offset | || Address | Description ||-------------+----------------------------------------------------------------|| 00 00 | Rhythm Common 1-4-1 || 23 00 | Rhythm Note for Key# 35 1-4-2 || 24 00 | Rhythm Note for Key# 36 || : | || 62 00 | Rhythm Note for Key# 98 |+------------------------------------------------------------------------------+

1-4-1.Rhythm Common+------------------------------------------------------------------------------+| Offset | || Address | Description ||-------------+----------------------------------------------------------------|| 00 00 | 0aaa aaaa | Rhythm Name 1 32 - 127 || 00 01 | 0aaa aaaa | Rhythm Name 2 32 - 127 || 00 02 | 0aaa aaaa | Rhythm Name 3 32 - 127 || 00 03 | 0aaa aaaa | Rhythm Name 4 32 - 127 || 00 04 | 0aaa aaaa | Rhythm Name 5 32 - 127 || 00 05 | 0aaa aaaa | Rhythm Name 6 32 - 127 || 00 06 | 0aaa aaaa | Rhythm Name 7 32 - 127 || 00 07 | 0aaa aaaa | Rhythm Name 8 32 - 127 || 00 08 | 0aaa aaaa | Rhythm Name 9 32 - 127 || 00 09 | 0aaa aaaa | Rhythm Name 10 32 - 127 || 00 0A | 0aaa aaaa | Rhythm Name 11 32 - 127 || 00 0B | 0aaa aaaa | Rhythm Name 12 32 - 127 ||-------------+----------------------------------------------------------------||Total size | 00 00 00 0C |+------------------------------------------------------------------------------+

1-4-2.Rhythm Note+------------------------------------------------------------------------------+| Offset | || Address | Description ||-------------+----------------------------------------------------------------|| 00 00 | 0000 000a | Tone Switch 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 01 | 0000 00aa | Wave Group Type 0 - 2 || | | (INT,<PCM>,EXP) || 00 02 | 0aaa aaaa | Wave Group ID 0 - 127 ||# 00 03 | 0000 aaaa | Wave Number 0 - 254 || | 0000 bbbb | (001 - 255) || 00 05 | 0000 00aa | Wave Gain 0 - 3 || | | (-6,0,+6,+12) || 00 06 | 0000 aaaa | Bend Range 0 - 12 || 00 07 | 000a aaaa | Mute Group 0 - 31 || | | (OFF,1 - 31) || 00 08 | 0000 000a | Envelope Mode 0 - 1 || | | (NO-SUS,SUSTAIN) || 00 09 | 0000 000a | Volume Control Switch 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 0A | 0000 000a | Hold-1 Control Switch 0 - 1 || | | (OFF,ON) || 00 0B | 0000 00aa | Pan Control Switch 0 - 2 || | | (OFF,CONTINUOUS,KEY-ON) ||-------------+-----------+----------------------------------------------------|| 00 0C | 0aaa aaaa | Coarse Tune 0 - 127 || | | (C-1 - G9) || 00 0D | 0aaa aaaa | Fine Tune 0 - 100 || | | (-50 - +50) || 00 0E | 000a aaaa | Random Pitch Depth 0 - 30 || | | (0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,20,30,40,50,60, || | | 70,80,90,100,200,300,400,500,600,700, || | | 800,900,1000,1100,1200) || 00 0F | 000a aaaa | Pitch Envelope Depth 0 - 24 || | | (-12 - +12) || 00 10 | 0aaa aaaa | Pitch Envelope Velocity Sens 0 - 125 || | | (-100 - +150) || 00 11 | 0000 aaaa | Pitch Envelope Velocity Time 0 - 14 || | | (-100,-70,-50,-40,-30,-20,-10,0, || | | +10,+20,+30,+40,+50,+70,+100) || 00 12 | 0aaa aaaa | Pitch Envelope Time 1 0 - 127 || 00 13 | 0aaa aaaa | Pitch Envelope Time 2 0 - 127 || 00 14 | 0aaa aaaa | Pitch Envelope Time 3 0 - 127 || 00 15 | 0aaa aaaa | Pitch Envelope Time 4 0 - 127 || 00 16 | 0aaa aaaa | Pitch Envelope Level 1 0 - 126 || | | (-63 - +63) || 00 17 | 0aaa aaaa | Pitch Envelope Level 2 0 - 126 || | | (-63 - +63) || 00 18 | 0aaa aaaa | Pitch Envelope Level 3 0 - 126 || | | (-63 - +63) || 00 19 | 0aaa aaaa | Pitch Envelope Level 4 0 - 126 || | | (-63 - +63) ||-------------+-----------+----------------------------------------------------|| 00 1A | 0000 0aaa | Filter Type 0 - 4 || | | (OFF,LPF,BPF,HPF,PKG) || 00 1B | 0aaa aaaa | Cutoff Frequency 0 - 127 || 00 1C | 0aaa aaaa | Resonance 0 - 127 || 00 1D | 0aaa aaaa | Resonance Velocity Sens 0 - 125 || | | (-100 - +150) || 00 1E | 0aaa aaaa | Filter Envelope Depth 0 - 126 || | | (-63 - +63) || 00 1F | 0aaa aaaa | Filter Envelope Velocity Sens 0 - 125 || | | (-100 - +150) || 00 20 | 0000 aaaa | Filter Envelope Velocity Time 0 - 14 || | | (-100,-70,-50,-40,-30,-20,-10,0, || | | +10,+20,+30,+40,+50,+70,+100) || 00 21 | 0aaa aaaa | Filter Envelope Time 1 0 - 127 || 00 22 | 0aaa aaaa | Filter Envelope Time 2 0 - 127 || 00 23 | 0aaa aaaa | Filter Envelope Time 3 0 - 127 || 00 24 | 0aaa aaaa | Filter Envelope Time 4 0 - 127 || 00 25 | 0aaa aaaa | Filter Envelope Level 1 0 - 127 || 00 26 | 0aaa aaaa | Filter Envelope Level 2 0 - 127 || 00 27 | 0aaa aaaa | Filter Envelope Level 3 0 - 127 || 00 28 | 0aaa aaaa | Filter Envelope Level 4 0 - 127 ||-------------+-----------+----------------------------------------------------|| 00 29 | 0aaa aaaa | Tone Level 0 - 127 || 00 2A | 0aaa aaaa | Level Envelope Velocity Sens 0 - 125 || | | (-100 - +150) || 00 2B | 0000 aaaa | Level Envelope Velocity Time 0 - 14 || | | (-100,-70,-50,-40,-30,-20,-10,0, || | | +10,+20,+30,+40,+50,+70,+100) || 00 2C | 0aaa aaaa | Level Envelope Time 1 0 - 127 || 00 2D | 0aaa aaaa | Level Envelope Time 2 0 - 127 || 00 2E | 0aaa aaaa | Level Envelope Time 3 0 - 127 || 00 2F | 0aaa aaaa | Level Envelope Time 4 0 - 127 || 00 30 | 0aaa aaaa | Level Envelope Level 1 0 - 127 || 00 31 | 0aaa aaaa | Level Envelope Level 2 0 - 127 || 00 32 | 0aaa aaaa | Level Envelope Level 3 0 - 127 || 00 33 | 0aaa aaaa | Tone Pan 0 - 127 || | | (L64 - 63R) || 00 34 | 00aa aaaa | Random Pan Depth 0 - 63 || 00 35 | 0aaa aaaa | Alternate Pan Depth 1 - 127 || | | (L63 - 63R) ||-------------+-----------+----------------------------------------------------|| 00 36 | 0000 00aa | Output Assign 0 - 3 || | | (MIX,EFX,<OUTPUT-1>,<OUTPUT-2>) || 00 37 | 0aaa aaaa | Mix/EFX Send Level 0 - 127 || 00 38 | 0aaa aaaa | Chorus Send Level 0 - 127 || 00 39 | 0aaa aaaa | Reverb Send Level 0 - 127 ||-------------+----------------------------------------------------------------||Total size | 00 00 00 3A |+------------------------------------------------------------------------------+

146

147

■アドレス・ブロック・マップエクスクルーシブ・メッセージのアドレス・マップの概略は以下のとおりです。

Address(H) Block Sub Block Reference=========== ==================== =========================== =========00 00 00 00 +------------------+.......................................+-------+

| System common | | 1-1-1 |+------------------+.......................................+-------++------------------+.....+----------+......................+-------+|Scale tune | | Part 1 | | 1-1-2 |+------------------+. +----------+......................+-------+: : . | : |: : . +----------+: : . | Part 16 |: : . +----------+: : . +----------+: : . | Patch |: : .+----------+

01 00 00 00 +------------------+.....+----------+......................+-------+| Temporary | | Common | | 1-2-1 || performance | +----------+......................+-------++------------------+. +----------+......................+-------+: : . | Part 1 | | 1-2-2 |: : . +----------+......................+-------+: : . | : |: : . +----------+: : . | Part 16 |: : .+----------+

02 00 00 00 +------------------+.....+----------+.....+----------+.....+-------+| Performance mode | | Part 1 | | Common | | 1-3-1 || temporary patch | +----------+. +----------+.....+-------++------------------+.. | : | . +----------+.....+-------+: : . +----------+ . | Tone 1 | | 1-3-2 |: : . | Part 9 | . +----------+.....+-------+: : .+----------+ . | : |: : . +----------+: : . | Tone 4 |: : .+----------+

02 09 00 00 +------------------+.....+----------+......................+-------+| Temporary | | Common | | 1-4-1 || rhythm setup | +----------+......................+-------++------------------+. +----------+......................+-------+: : . | Note# 35 | | 1-4-2 |: : . +----------+......................+-------+: : . | : |: : . +----------+: : . | Note# 98 |: : .+----------+

02 0A 00 00 +------------------+.....+----------+.....+----------+.....+-------+| Performance mode | | Part 11 | | Common | | 1-3-1 || temporary patch | +----------+. +----------+.....+-------++------------------+.. | : | . +----------+.....+-------+: : . +----------+ . | Tone 1 | | 1-3-2 |: : . | Part 16 | . +----------+.....+-------+: : .+----------+ . | : |: : . +----------+: : . | Tone 4 |: : .+----------+

03 00 00 00 +------------------+.....+----------+......................+-------+| Patch mode | | Common | | 1-3-1 || temporary patch | +----------+......................+-------++------------------+. +----------+......................+-------+: : . | Tone 1 | | 1-3-2 |: : . +----------+......................+-------+: : . | : |: : . +----------+: : . | Tone 4 |: : .+----------+

10 00 00 00 +------------------+.....+----------+.....+----------+.....+-------+| User | | USER:01 | | Common | | 1-2-1 || performance | +----------+. +----------+.....+-------++------------------+.. | : | . +----------+.....+-------+: : . +----------+ . | Part 1 | | 1-2-2 |: : . | USER:32 | . +----------+.....+-------+: : .+----------+ . | : |: : . +----------+: : . | Part 16 |: : .+----------+

10 40 00 00 +------------------+.....+----------+.....+----------+.....+-------+| User | | USER:1 | | Common | | 1-4-1 || rhythm setup | +----------+. +----------+.....+-------++------------------+... +----------+ . +----------+.....+-------+: : . | USER:2 | . | Note# 35 | | 1-4-2 |: : +----------+ . +----------+.....+-------+: : . | : |: : . +----------+: : . | Note# 98 |: : .+----------+

11 00 00 00 +------------------+.....+----------+.....+----------+.....+-------+| User | | USER:001 | | Common | | 1-3-1 || patch | +----------+. +----------+.....+-------++------------------+.. | : | . +----------+.....+-------+: : . +----------+ . | Tone 1 | | 1-3-2 |: : . | USER:128 | . +----------+.....+-------+: : .+----------+ . | : |: : . +----------+: : . | Tone 4 |: : .+----------+

2.GS(Model ID=42H)+------------------------------------------------------------------------------+| Start | || address | Description ||-------------+----------------------------------------------------------------|| 40 10 00 | Scale Tune Part10 2-1 || 40 11 00 | : Part1 || 40 12 00 | : Part2 || 40 13 00 | : Part3 || 40 14 00 | : Part4 || 40 15 00 | : Part5 || 40 16 00 | : Part6 || 40 17 00 | : Part7 || 40 18 00 | : Part8 || 40 19 00 | : Part9 || 40 1A 00 | : Part11 || 40 1B 00 | : Part12 || 40 1C 00 | : Part13 || 40 1D 00 | : Part14 |

| 40 1E 00 | : Part15 || 40 1F 00 | : Part16 |+-------------+----------------------------------------------------------------+

2-1.Scale Tune+------------------------------------------------------------------------------+| Offset | || address | Description ||-------------+----------------------------------------------------------------|| 40 | 0aaa aaaa | Scale Tune for C 0 - 127 || | | (-64 - +63) || 41 | 0aaa aaaa | Scale Tune for C# 0 - 127 || | | (-64 - +63) || 42 | 0aaa aaaa | Scale Tune for D 0 - 127 || | | (-64 - +63) || 43 | 0aaa aaaa | Scale Tune for D# 0 - 127 || | | (-64 - +63) || 44 | 0aaa aaaa | Scale Tune for E 0 - 127 || | | (-64 - +63) || 45 | 0aaa aaaa | Scale Tune for F 0 - 127 || | | (-64 - +63) || 46 | 0aaa aaaa | Scale Tune for F# 0 - 127 || | | (-64 - +63) || 47 | 0aaa aaaa | Scale Tune for G 0 - 127 || | | (-64 - +63) || 48 | 0aaa aaaa | Scale Tune for G# 0 - 127 || | | (-64 - +63) || 49 | 0aaa aaaa | Scale Tune for A 0 - 127 || | | (-64 - +63) || 4A | 0aaa aaaa | Scale Tune for A# 0 - 127 || | | (-64 - +63) || 4B | 0aaa aaaa | Scale Tune for B 0 - 127 || | | (-64 - +63) |+-------------+----------------------------------------------------------------+| Total Size | 00 00 0C |+-------------+----------------------------------------------------------------+

註)GSのエクスクルーシブ・メッセージをXP-50が正しく受信するには、メッセージの先頭ア

ドレスが各パートのスタート・アドレス(Scale Tune Cのアドレス、つまりオフセット 40)

でなければなりません。

6. 参考資料

●10進数と16進数の対応表 (16進数表記の数字の後ろには H をつけ

ています。)

MIDIでは、データ値や、エクスクルーシブ・メッセージのアドレスやサイズには、7ビットごとの16進表記が使用されます。10進表記との対応表は次のとおりです。

+------+------++------+------++------+------++------+------+|10進 | 16進 || 10進 |16進 || 10進 | 16進 || 10進 | 16進 |+------+------++------+------++------+------++------+------+| 0 | 00H || 32 | 20H || 64 | 40H || 96 | 60H || 1 | 01H || 33 | 21H || 65 | 41H || 97 | 61H || 2 | 02H || 34 | 22H || 66 | 42H || 98 | 62H || 3 | 03H || 35 | 23H || 67 | 43H || 99 | 63H || 4 | 04H || 36 | 24H || 68 | 44H || 100 | 64H || 5 | 05H || 37 | 25H || 69 | 45H || 101 | 65H || 6 | 06H || 38 | 26H || 70 | 46H || 102 | 66H || 7 | 07H || 39 | 27H || 71 | 47H || 103 | 67H || 8 | 08H || 40 | 28H || 72 | 48H || 104 | 68H || 9 | 09H || 41 | 29H || 73 | 49H || 105 | 69H || 10 | 0AH || 42 | 2AH || 74 | 4AH || 106 | 6AH || 11 | 0BH || 43 | 2BH || 75 | 4BH || 107 | 6BH || 12 | 0CH || 44 | 2CH || 76 | 4CH || 108 | 6CH || 13 | 0DH || 45 | 2DH || 77 | 4DH || 109 | 6DH || 14 | 0EH || 46 | 2EH || 78 | 4EH || 110 | 6EH || 15 | 0FH || 47 | 2FH || 79 | 4FH || 111 | 6FH || 16 | 10H || 48 | 30H || 80 | 50H || 112 | 70H || 17 | 11H || 49 | 31H || 81 | 51H || 113 | 71H || 18 | 12H || 50 | 32H || 82 | 52H || 114 | 72H || 19 | 13H || 51 | 33H || 83 | 53H || 115 | 73H || 20 | 14H || 52 | 34H || 84 | 54H || 116 | 74H || 21 | 15H || 53 | 35H || 85 | 55H || 117 | 75H || 22 | 16H || 54 | 36H || 86 | 56H || 118 | 76H || 23 | 17H || 55 | 37H || 87 | 57H || 119 | 77H || 24 | 18H || 56 | 38H || 88 | 58H || 120 | 78H || 25 | 19H || 57 | 39H || 89 | 59H || 121 | 79H || 26 | 1AH || 58 | 3AH || 90 | 5AH || 122 | 7AH || 27 | 1BH || 69 | 3BH || 91 | 5BH || 123 | 7BH || 28 | 1CH || 60 | 3CH || 92 | 5CH || 124 | 7CH || 29 | 1DH || 61 | 3DH || 93 | 5DH || 125 | 7DH || 30 | 1EH || 62 | 3EH || 94 | 5EH || 126 | 7EH || 31 | 1FH || 63 | 3FH || 95 | 5FH || 127 | 7FH |+------+------++------+------++------+------++------+------+

* MIDIチャンネル、バンク・セレクト、プログラム・チェンジなどの10進表記は、前表の10

進数に1を足した値になっています。

* 7ビットごとの16進表記では、1バイトのデータで表せる値は最大128段階です。それ以上の

分解能のデータは複数のバイトを使います。たとえば、aa bbH と2バイトの7ビットごとの

16進表記された値は、aa x 128 + bb となります。

* ±の符号のある値は、00H = -64, 40H = ±0, 7FH = +63 となり、10進表記には上表の10

進数から64引いた値を使います。2バイトの場合は、00 00H = -8192, 40 00H = ±0, 7F

7FH = +8191 となり、たとえば aa bbH を10進表記すると aa bbH - 40 00H = aa x 128 +

bb - 64 x 128 となります。

*「nibbled」と書かれたデータの場合は、4ビットごとの16進表記が使用されます。0a 0bH

と2バイトのニブル表記された値は、a x 16 + b となります。

<例1> 5AH の10進表記は?前表より 5AH = 90 となります。

<例2> 7ビットごとの16進表記された値 12 34H の10進表記は?前表より 12H = 18, 34H = 52 ですから18 x 128 + 52 = 2356 となります。

<例3> 0A 03 09 0D とニブル表記された値の10進表記は?前表より 0AH = 10, 03H = 3, 09H = 9, 0DH = 13 ですから((10 x 16 + 3)x 16 + 9)x 16 + 13 = 41885 となります。

<例4> 10進数表記の1258をニブル表記すると?16) 1258

16) 78...10

16) 4...14

0... 4

前表より 0=00H, 4=04H, 14=0EH, 10=0AH ですから00 04 0E 0AH となります。

●実際のMIDIメッセージの例

<例1> 92 3E 5F9n はノート・オンのステータスで、n は MIDIチャンネル・ナンバーです。2H = 2, 3EH = 62,5FH = 95 ですから、これはMIDI CH = 3、ノート・ナンバー 62(音名はD4)、ベロシティー95 のノート・オン・メッセージです。

<例2> CE 49CnH はプログラム・チェンジのステータスで、n は MIDIチャンネル・ナンバーです。EH =14, 49H = 73 ですから、これはMIDI CH = 15、プログラム・ナンバー 74(GSでは Flute)のプログラム・チェンジ・メッセージです。

<例3> EA 00 28EnH はピッチ・ベンド・チェンジのステータスで、n は MIDIチャンネル・ナンバーです。第2バイト(00H=0)がピッチ・ベンド値の下位バイト、第3バイト(28H=40)が上位バイトですが、ピッチ・ベンド値は 40 00H( = 64 x 128 + 0 = 8192)を 0 とする符号のある値ですから、この場合のピッチ・ベンド値は、28 00H - 40 00H = 40 x 128 + 0 -(64 x 128 + 0)= 5120 - 8192 = -3072

ピッチ・ベンド・センシティビティーが2半音になっているとすると、-8192(00 00H)で -200セントだけピッチを変化させますから、この場合は-200 x(-3072)÷(-8192)= -75 セントのピッチ・ベンドを MIDI CH = 11 に指示していることになります。

<例4> B3 64 00 65 00 06 0C 26 00 64 7F 65 7FBnH はコントロール・チェンジのステータスで、n は MIDIチャンネル・ナンバーです。コントロール・チェンジは、第2バイトがコントローラー・ナンバー、第3バイトはそのパラメーターの値です。MIDI では、ランニング・ステータスといって、同じステータスのメッセージが連続する場合は、2つめ以降のステータスを省略してもよいことになっていますから、このメッセージは以下の情報が順番に送られています。

B3 64 00 MIDI CH = 4 にRPNパラメーター・ナンバーの下位バイト : 00H(B3)65 00 MIDI CH = 4 にRPNパラメーター・ナンバーの上位バイト : 00H(B3)06 0C MIDI CH = 4 にパラメーター値の上位バイト : 0CH(B3)26 00 MIDI CH = 4 にパラメーター値の下位バイト : 00H(B3)64 7F MIDI CH = 4 にRPNパラメーター・ナンバーの下位バイト : 7FH(B3)65 7F MIDI CH = 4 にRPNパラメーター・ナンバーの上位バイト : 7FH

つまり、MIDI CH = 4 の RPNパラメーター・ナンバー 00 00H に 0C 00H のパラメーター値を送り、その後RPNパラメーター・ナンバー 7F 7FH に設定するメッセージです。

RPNパラメーター・ナンバー 00 00H の機能はピッチ・ベンド・センシティビティーで、パラメーター値の上位バイトが半音単位を示しています。この例ではパラメーター値の上位バイトは 0CH = 12 ですから、ピッチベンドの最大変化幅を±12半音(1オクターブ)に設定しています。(GS音源ではピッチ・ベンド・センシティビティーの下位バイトは無視されますが、どの機器でも正しく動作させるために下位バイト(パラメーター値は 0 )も一緒に送りましょう。

RPNやNRPNは一度パラメーター・ナンバーを設定すると、その後同一チャンネルに送られたデータ・エントリーが全て有効になってしまうため、必要なパラメーター値を送った後でパラメーター・ナンバーを 7F 7FH に設定して誤動作を防止することが推奨されています。最後の

(B3)64 7F(B3)65 7F はそのためのものです。

曲データ(たとえばスタンダードMIDIファイルのデータ)中では<例4>のように多くのイベントをランニング・ステータスで記述することは好ましくありません。曲中で、ポーズ/早送り/巻き戻し、などの操作を行なった場合に、シーケンサーが正しいステータスを出力できず、音源が誤った解釈をしてしまう可能性があります。すべてのイベントにそれぞれステータスをつけるようにしてください。

また、RPNやNRPNはパラメーター・ナンバーの設定とパラメーター値の送信が正しい順序で行なわれなければなりません。シーケンサーによっては、同一(または近接した)クロックに記述されたイベントの送信順序がデータに記載されている順序と変わってしまうものもありますから、各イベントの時刻を(TPQN=96 で 1-Tick, TPQN=480 なら 5-Ticks 程度)ずらして記述するのがよいでしょう。

*TPQN : Ticks Per Quarter Note (4分音符あたりのティック数)

●エクスクルーシブ・メッセージの例とチェックサムの計算ローランドのエクスクルーシブ・メッセージ(RQ1,DT1)では、メッセージが正しく受信できているかどうかのチェックを行なうために、データの後ろ(F7の前)にチェックサムを付けてメッセージを送ります。チェックサムの値は、送られるエクスクルーシブ・メッセージのアドレス、データ(またはサイズ)によって決まります。

◇チェックサムの計算のしかた(16進表記の数字の後ろには H をつけ

ています。)チェックサムは、アドレス、サイズ、およびチェックサム自身を加算した値の下位7ビットがゼロになる値です。具体的な計算は、送りたいエクスクルーシブ・メッセージのアドレスは aa bb cc ddH、データまたはサイズが ee ffH とすると、以下のようになります。aa + bb + cc + dd + ee + ff = 合計合計 ÷ 128 = 商 … 余り128 - 余り = チェックサム

<例1> パフォーマンス・コモンの REVERB TYPE を DELAY に設定

する(DT1)場合「パラメーター・アドレス・マップ」より、テンポラリー・パフォーマンスのスタート・アドレスは 01 00 00 00H、パフォーマンス・コモンのオフセット・アドレスは 00 00H、REVERBTYPE のアドレスは 00 28H ですからアドレスは

01 00 00 00H

00 00H

+) 00 28H

01 00 00 28H

DELAY はパラメーター値 06H ですから

F0 41 10 6A 12 01 00 00 28 06 ?? F7

(1) (2) (3) (4) (5) アドレス データ チェックサム (6)

(1)エクスクルーシブ・ステータス、(2)IDナンバー(Roland)、(3)デバイスID(17)、(4)モデルID(XP-50)、(5)コマンドID(DT1)、(6)EOX

次にチェックサムの計算をします。

01H + 00H + 00H + 28H + 06H = 1 + 0 + 0 + 40 + 6 = 47(sum)47(合計)÷ 128 = 0(商)… 47(余り)チェックサム = 128 - 47(余り)= 81 = 51H

したがって、F0 41 10 6A 12 01 00 00 28 06 51 F7 が送信するメッセージです。

<例2> USER:03 のパフォーマンス・パート3のデータを取り出す

(RQ1)場合「パラメーター・アドレス・マップ」より、USER:03 のスタート・アドレスは 10 02 00 00H、パフォーマンス・パート3 のオフセット・アドレスは 12 00H ですからアドレスは

10 02 00 00H

+) 12 00H

10 02 12 00H

パフォーマンス・パートのサイズは 00 00 00 19H ですから

F0 41 10 6A 11 10 02 12 00 00 00 00 19 ?? F7

(1) (2) (3) (4) (5) アドレス データ チェックサム (6)

(1)エクスクルーシブ・ステータス、(2)IDナンバー(Roland)、(3)デバイスID(17)、(4)モデルID(XP-50)、(5)コマンドID(RQ1)、(6)EOX

次にチェックサムの計算をします。

10H + 02H + 12H + 00H + 00H + 00H + 00H + 19H = 16 + 2 + 18 + 0 + 0 + 0 + 0 + 25 = 61(sum)61(合計)÷ 128 = 0(商)… 61(余り)チェックサム = 128 - 61(余り)= 67 = 43H

したがって、F0 41 10 6A 11 10 02 12 00 00 00 00 19 43 F7 が送信するメッセージです。

148

149

<例3> テンポラリー・パフォーマンスのデータを取り出す(RQ1)

場合

註)ユーティリティー・モードのデータ・トランスファーを実行する場合、Typeパラメーター

を PERFORM 、Source パラメーターを TEMP:-PATCHに設定したときに転送されるの

と同じデータが取り出されます。

「パラメーター・アドレス・マップ」より、テンポラリー・パフォーマンスのスタート・アドレスは次のように割り付けられています。

01 00 00 00H Temporary Performance Common01 00 10 00H Temporary Performance Part 1

:01 00 1F 00H Temporary Performance Part 16

パフォーマンス・パートのサイズは 00 00 00 19H ですから、テンポラリー・パフォーマンス・パート16のスタート・アドレスにそのサイズを加算すると

01 00 1F 00H

+) 00 00 00 19H

01 00 1F 19H

となります。したがって、取り出すデータのサイズは01 00 1F 19H

-) 01 00 00 00H

00 00 1F 19H

F0 41 10 6A 11 01 00 00 00 00 00 1F 19 ?? F7

(1) (2) (3) (4) (5) アドレス データ チェックサム (6)

(1)エクスクルーシブ・ステータス、(2)IDナンバー(Roland)、(3)デバイスID(17)、(4)モデルID(XP-50)、(5)コマンドID(RQ1)、(6)EOX

チェックサムを<例2>と同様に計算すると、F0 41 10 6A 11 01 00 00 00 00 00 1F 19 47 F7 が送信するメッセージです。

<例4> テンポラリー・パフォーマンスのデータと、テンポラリの全

パートとリズムセットのデータを、まとめて取り出す(RQ1)場合

註)ユーティリティー・モードのデータ・トランスファーを実行する場合、Typeパラメーター

を PERFORM 、Source パラメーターを TEMP:+PATCHに設定したときに転送されるの

と同じデータが取り出されます。

「パラメーター・アドレス・マップ」より、テンポラリー・パフォーマンス、パフォーマンス・モード・テンポラリー・パッチおよびパフォーマンス・モード・テンポラリー・リズムのスタート・アドレスは次のように割り付けられています。

01 00 00 00H Temporary Performance02 00 00 00H Performance Mode Temporary Patch(part 1)

:02 08 00 00H Performance Mode Temporary Patch(part 9)02 09 00 00H Temporary Rhythm Setup02 0A 00 00H Performance Mode Temporary Patch(part 11)

:02 0F 00 00H Performance Mode Temporary Patch(part 16)

また、パッチのオフセット・アドレスは次のように割り付けられています。00 00H Patch Common10 00H Patch Tone 1:16 00H Patch Tone 4

パッチ・トーンのサイズは 00 00 01 01H ですから、パフォーマンス・モード・テンポラリー・パッチ(パート16)のトーン4のスタート・アドレスにそのサイズを加算すると

02 0F 00 00H

16 00H

+) 00 00 01 01H

02 0F 17 01H

となります。したがって、取り出すデータのサイズは02 0F 17 01H

-) 01 00 00 00H

01 0F 17 01H

F0 41 10 6A 11 01 00 00 00 01 0F 17 01 ?? F7

(1) (2) (3) (4) (5) アドレス データ チェックサム (6)

(1)エクスクルーシブ・ステータス (2)IDナンバー(Roland) (3)デバイ(4)モデルID(XP-50) (5)コマンドID(RQ1) (6)EOX

チェックサムを<例2>と同様に計算すると、F0 41 10 6A 11 01 00 00 00 01 0F 17 01 57 F7 が送信するメッセージです。

●スケール・チューン機能(Model ID : 42H (GS)、アドレス: 40

1x 40H)スケール・チューンは、C~Bそれぞれのピッチを微調整する機能です。1オクターブ分の設定ですべてのオクターブのピッチが微調整されます。スケール・チューンを設定することで、平均律以外のさまざまな音律で演奏することができます。ここでは、例として3種類の設定を説明します。

○平均律1オクターブを12等分した音律で、現在、西洋音楽を中心に最も広く使われています。本機のスケール・チューン機能の初期設定は平均律になっています。

○純正律(主音がC)平均律と比べると、主要3和音がとても美しく響きます。しかし1つの調でしかその効果は得られず、転調すると和音が濁ってしまいます。ここでは主音をCとする調の設定を紹介します。

○アラビア風音階スケール・チューン機能を使うことで、さまざまな民族音楽のチューニングができます。ここでは、代表的なアラビア風音階のデータを紹介します。

設定例

音名 平均律 純正律(主音がC) アラビア風音階C 0 0 -6C# 0 -8 +45D 0 +4 -2D# 0 +16 -12E 0 -14 -51F 0 -2 -8F# 0 -10 +43G 0 +2 -4G# 0 +14 +47A 0 -16 0A# 0 +14 -10B 0 -12 -49

表の値の単位はセントです。16進数に変換し、エクスクルーシブ・データとして送信してください。例えば、パート1のスケール・チューンをアラビア風にするには、以下のデータを送ってください。

F0 41 10 42 12 40 11 40 3A 6D 3E 34 0D 38 6B 3C 6F 40 36 0F 50 F7

●ASCIIコード対応表XP-50では、パッチネームやパフォーマンス・ネーム等のデータを扱うとき、以下に示すようなASCIIコードを用います。

+----+------++----+------++----+------+¦文字 |16進 ||文字 ¦16進 ||文字 |16進 |+----+------++----+------++----+------+| SP | 20H || | || | || A | 41H || a | 61H || 1 | 31H || B | 42H || b | 62H || 2 | 32H || C | 43H || c | 63H || 3 | 33H || D | 44H || d | 64H || 4 | 34H || E | 45H || e | 65H || 5 | 35H || F | 46H || f | 66H || 6 | 36H || G | 47H || g | 67H || 7 | 37H || H | 48H || h | 68H || 8 | 38H || I | 49H || i | 69H || 9 | 39H || J | 4AH || j | 6AH || 0 | 30H || K | 4BH || k | 6BH || + | 2BH || L | 4CH || l | 6CH || - | 2DH || M | 4DH || m | 6DH || * | 2AH || N | 4EH || n | 6EH || / | 2FH || O | 4FH || o | 6FH || # | 23H || P | 50H || p | 70H || ! | 21H || Q | 51H || q | 71H || , | 2CH || R | 52H || r | 72H || . | 2EH || S | 53H || s | 73H |+----+------+| T | 54H || t | 74H || U | 55H || u | 75H || V | 56H || v | 76H || W | 57H || w | 77H || X | 58H || x | 78H || Y | 59H || y | 79H || Z | 5AH || z | 7AH |+----+------++----+------+註)SPはスペースです。

ファンクション...

ベーシック チャンネル

モード

ノート ナンバー :

ベロシティ

アフター タッチ

ピッチ・ベンド

コントロール チェンジ

プログラム チェンジ

エクスクルーシブ

コモン

リアル タイム

その他

備考

送   信 受   信 備   考

電源ON時 設定可能

電源ON時 メッセージ 代用

音域

ノート・オン ノート・オフ

キー別 チャンネル別

0, 32 1 2 4 5

6, 38 7 8 10 11 64 65 66 67 69 84 91 93

1—5, 7—31, 64—95 *3 1—5, 7—31, 64—95 *3

98, 99 100, 101

: 設定可能範囲

: ソング・ポジション: ソング・セレクト: チューン

: クロック: コマンド

: オール・サウンド・オフ : リセット・オール・コントローラー: ローカルON/OFF: オール・ノート・オフ: アクティブ・センシング : システム・リセット

× ×

× ×

○ ○

0

× ○

○            *1 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × ×

○            *1 ○            *1 ○            *1 ○            *1 ○            *1 ○            *1 ○            *1 ○            *1 ○            *1 ○            *1 ○            *1 ○            *1 ○            *1 ○            *1 ○            *1 ○            *1 ○ (Reverb) *1 ○ (Chorus) *1 ○            *1 ○            *1 × ○            *1

○         *1  **************

× × ×

× ×

× × × × ○         *1 ×

1 — 16 1 — 16

モード 3 モード 3、 4(M=1)

○ ○

0 — 127 0 — 127

○         *1 ○         *1

○         *1

○         *1  0 —127

○         *1

× × ×

× ×

○ (120, 126, 127) ○ × ○(123 — 127) ○ ×

バンク・セレクト モジュレーション ブレス・タイプ フット・タイプ ポルタメント・タイム データ・エントリー ボリューム バランス パンポット エクスプレッション ホールド1 ポルタメント ソステヌート ソフト ホールド2 ポルタメント・コントロール 汎用エフェクト1 汎用エフェクト3 CC1(汎用コントローラー1) CC2(汎用コントローラー2) NRPN LSB, MSB RPN LSB, MSB

*1 ○×切り換え可能 *2 M≠1の場合もM=1として扱う *3 任意に設定可能

MUSIC WORKSTATION(音源セクション) Model XP-50

Date : Dec. 15, 1994Version : 1.00MIDIインプリメンテーション・チャート

**************

**************

モード 1 : オムニ・オン、ポリ モード 3 : オムニ・オフ、ポリ

O : あり X : なし

モード 2 : オムニ・オン、モノ モード 4 : オムニ・オフ、モノ

プログラム・ナンバー 1—128

*2

150

151

ファンクション...

ベーシック チャンネル

モード

ノート ナンバー :

ベロシティ

アフター タッチ

ピッチ・ベンド

コントロール チェンジ

プログラム チェンジ

エクスクルーシブ

コモン

リアル タイム

その他

備考

送   信 受   信 備   考

電源ON時 設定可能

電源ON時 メッセージ 代用

音域

ノート・オン ノート・オフ

キー別 チャンネル別

0—119

: 設定可能範囲

: ソング・ポジション: ソング・セレクト: チューン

: クロック: コマンド

: オール・サウンド・オフ : リセット・オール・コントローラー: ローカルON/OFF: オール・ノート・オフ: アクティブ・センシング : システム・リセット

全チャンネル ×

モード3 オムニ・オフ、ポリ *2

○ ○

0 — 127

○ ○

○         *1

○         *1

○         *1  **************

○ ○ ○

○ ○

○ ○ ×         *5 ○         *6 ×         *7 ×

全チャンネル 1 — 16

× ×

○ ○

0 — 127 0 — 127

○         *1 ○         *1

○         *1

○         *1  0 —127

○         *1

○         *3 ○         *3 ○

○         *4 ○         *3

○ ○ × ○(123 — 127)  *6 ○         *7 ×

ベーシック・チャンネル を持たない

*1 ○× 切り換え可能。 *2 起動時に全チャンネルに対して、オムニ・オフ、ポリを送信する。 *3 Sync Modeパラメーター(SYSTEM:SEQUENCER:SEQ MODE)が SLAVE または REMOTE ののときに受信できる。 *4 Sync Modeパラメーター(SYSTEM:SEQUENCER:SEQ MODE)がSLAVEのときに受信できる。 *5 受信しても記憶/送信はしないが、マイクロスコープで作成して送信することは可能。 *6 モード・メッセージ(123 — 127)はオール・ノート・オフの処理をした上で記憶/送信する。   オール・ノート・オフそのものは記憶/送信しないが、マイクロスコープで作成して送信できる。 *7 音源セクションが送受信する。シーケンサー・セクションは、受信が断たれた時の処理はする。

MUSIC WORKSTATION(シーケンサー・セクション) Model XP-50

Date : Dec. 5, 1994Version : 1.00MIDIインプリメンテーション・チャート

**************

**************

モード 1 : オムニ・オン、ポリ モード 3 : オムニ・オフ、ポリ

O : あり X : なし

モード 2 : オムニ・オン、モノ モード 4 : オムニ・オフ、モノ

XP-50:ミュージック・ワークステーション(GMシステム対応)

■シンセサイザー部●音源PCM方式

●パート数16(パート10はリズム・パート)

●最大同時発音数64音

●エフェクトEFX:40種類リバーブ:1種類(8タイプ)コーラス:1種類

●プリセット・メモリーパッチ:512パフォーマンス:64リズム・セット:8

●ユーザー・メモリーパッチ:128パフォーマンス:32リズム・セット:2

●ウェーブ・エクスパンション・ボード(別売)最大4枚(A~D)

※各ウェーブ・エクスパンション・ボードには、ボードのウェーブを使ったパッチ/リズム・セットが記憶されています。

■シーケンサー部●トラック数フレーズ・トラック(16MIDIチャンネル/トラック):16パターン・トラック(16MIDIチャンネル/トラック):1テンポ・トラック:1ビート・トラック:1

※パターン・トラックには100個までのパターンを作成可能。

●インターナル・メモリーソング数:1記憶音数:約20,000音ソング長:9998小節

●3.5インチ・マイクロ・フロッピー・ディスク(2DD/2HD)ディスク・フォーマット:720Kバイト(2DD)、1.44Mバイト(2HD)記憶音数:約90,000音(2DD)、約180,000音(2HD)記憶ソング・ファイル数:最大99

●ロードできるソングの種類XP-50のソング(MRC Pro)スタンダードMIDIファイル(フォーマット0)スタンダードMIDIファイル(フォーマット1)S-MRCのソング(MCシリーズのシーケンサー)

●セーブできるソングの種類XP-50のソング(MRC Pro)スタンダードMIDIファイル(フォーマット0)スタンダードMIDIファイル(フォーマット1)

●分解能96クロック/4分音符

●データ入力方式リアルタイム、ステップ

●最大同時入力音数(リアルタイム・レコーディング時)64音

●最大同時出力音数64音/トラック

●テンポ20~2505~500(テンポ・トラック使用時)

●拍子1~32/16、1~32/8、1~32/4、1~32/2

■その他●鍵盤61鍵(ベロシティー、チャンネル・アフタータッチ付き)

●ディスプレイ40桁2行(バック照明付きLCD)

●接続端子ミックス・アウトプット・ジャック(ステレオ)ヘッドホン・ジャックペダル・ホールド・ジャックペダル・ジャック(1、2)MIDIコネクター(イン、アウト、スルー)

●電源AC100V(50/60Hz)

●消費電力21W

●外形寸法1023(幅)×348(奥行)×97(高さ)mm

●重量9.3kg

●付属品取扱説明書ガイドブックデモ・ディスク電源ケーブル保証書

●別売品ステレオ・ヘッドホン:RH-20/80/120ペダル・スイッチ:DP-2/6、FS-5U(BOSS)エクスプレッション・ペダル:EV-5オーディオ接続ケーブル:PJ-1M/2/3MIDI/SYNCケーブル:MSC07/15/25/50/100ウェーブ・エクスパンション・ボード:SR-JV80シリーズ3. 5インチ・マイクロ・フロッピー・ディスク:MF-2DD/2HD

※製品の仕様および外観は、改良のため予告なく変更するこ

とがあります。

152

主な仕様

153

アンドゥ機能......................................................................................15イニシャライズソング...........................................................................66, 89, 113パッチ/パフォーマンス/リズム・セット ................92, 115GMモード ...................................................................................101

インターナル・ソング.....................................................................63インターナル・ライト・プロテクト.....................................21, 94インターナル・メモリー............................................................7, 63インフォメーションシステム.........................................................................................62ソング.............................................................................................95ディスク...............................................................................95, 114トラック.........................................................................................89

インフォメーション画面パフォーマンス ............................................................................39GMモード ...................................................................................103

ウェーブ .................................................................................5, 29, 42エクスクルーシブ・プロテクト.....................................................94エクスパンション・ボード ...............................................................8エディットトラック・エディット................................................................73マイクロ・エディット................................................................83

エフェクター ........................................................................................9エフェクターのオン/オフ.............................................................19オート・パンチ・イン・レコーディング.....................66, 68, 69オクターブ・シフト機能.......................................................19, 110音源.........................................................................................................5カーソル..............................................................................................14カウント・イン..................................................................................68画面グループ......................................................................................14キー・モード..............................................................................17, 35クォンタイズグリッド・クォンタイズ....................................................68, 80グルーブ・クォンタイズ............................................................81シャッフル・クォンタイズ ........................................68, 69, 81

クイック・プレイ...................................................................63, 111グリッド・クォンタイズ .........................................................68, 80グルーブ・クオンタイズ.................................................................81コーラス........................................................9, 19, 26, 37, 41, 102コピートラック・エディット................................................................74パッチ/パフォーマンス/リズム・セット...........................91マイクロ・エディット................................................................86GMモード ...................................................................................101

コンペア ......................................................................................21, 90シーケンサー ........................................................................................5システム.........................................................................................7, 58システム・メモリー............................................................................7シャッフル・クォンタイズ..............................................68, 69, 81シングル ......................................................................................17, 35スタンダードMIDIファイル................................................7, 63, 91ステップ・レコーディング...........................................66, 70, 112セーブ........................................................................................91, 114操作モード..........................................................................................12ソング..................................................................................................11ソング・イニシャライズ...............................................66, 89, 113

ソング・インフォメーション.........................................................95ソング・エディット.........................................................................73ソング・ナンバー .............................................................................63ソング・ネーム...........................................................16, 63, 88, 91ソング・ファイル ........................................................................7, 16タイム・フィット .............................................................................89タップ機能..........................................................................................64チェーン・ファイル.............................................................7, 98, 99チェーン・プレイ......................................................................98, 99ディスク.................................................................................................7ディスク・インフォメーション ..........................................95, 114ディスク・ベリファイ.....................................................................95データ・トランスファーパッチ/パフォーマンス/リズム・セット...................92, 93GMモード ...................................................................................101

データ・ファイル.................................................................7, 91, 98データ・リデュース.........................................................................89デジット・ホールド機能.......................................................19, 110デリートソング・ファイル..............................................................95, 114トラック・エディット................................................................74

テン・キー..................................................................................15, 16テンポ・チェンジ..............................................................11, 84, 85テンポ・トラック...................................11, 64, 69,~71, 83~85テンポ・トラックのオン/オフ.....................................................64テンポ・トラックの選択................................................69~71, 83テンポラリー・エリア........................................................................7トーン.....................................................................................................5トーンのオン/オフ..........................................................13, 17, 29トーンの選択..............................................................................13, 20トラックテンポ・トラック...............................11, 64, 69~71, 83~85パターン・トラック......................................11, 64, 69, 71, 83ビート・トラック........................................11, 67, 69~71, 83フレーズ・トラック.......11, 13, 63, 67, 70, 71, 83, 88, 91

トラック・インフォメーション.....................................................89トラック・エディットイレース.........................................................................................74デリート.........................................................................................74コピー.............................................................................................74インサート・メジャー................................................................75トランスポーズ ............................................................................75チェンジ・ベロシティー............................................................76チェンジMIDIチャンネル ...........................................................76チェンジ・ゲート・タイム........................................................76マージ.............................................................................................77エクストラクト ............................................................................77シフト・クロック........................................................................78データ・シン ................................................................................78エクスチェンジ ............................................................................79

トラック・モニター.........................................................................89トランスポーズ機能 .......................................................19, 58, 110トランスミット・スイッチ..............................................13, 18, 38ネームソング......................................................................16, 63, 88, 91ファイル..................................................................16, 63, 91, 95

索引

パート...............................................................6, 13, 17, 18, 22, 69パートのオン/オフ ..................................................13, 18, 37, 38パートの選択............................................................13, 17, 69, 110パターン........................................................11, 64, 69, 71, 83, 85パターン・コール・メッセージ.....................................................85パターン・トラック...........................................11, 64, 69, 71, 87パターンの再生 .......................................................................64, 111発音数.....................................................................................................6バックアップ ...........................................................................94, 114パッチ...................................................5, 12, 13, 17, 20~23, 110パッチ・グループ......................................................................15, 17パッチ・ナンバー .............................................................................17パッチを変更する....................................................20, 22, 23, 110パッチの選択 ...........................................................................17, 110パニック機能 ...........................................................................19, 115パフォーマンス ............................6, 12, 13, 17, 18, 22, 35, 110パフォーマンス・グループ.....................................................15, 17パフォーマンス・ナンバー.............................................................17パフォーマンスを変更する...........................................22, 35, 110パフォーマンスの選択.....................................................................17パラメーター.......................................................20, 23, 35, 40, 58バルク・ダンプ..................................................................................92パレット機能......................................................................................20ビート・トラック.............................................11, 67, 69~71, 83ビート・トラックの選択..........................................67, 70, 71, 83ピッチ・ベンド・レバー..........................................5, 27, 41, 111ファイルソング・ファイル...................................................................7, 16スタンダードMIDIファイル...........................................7, 63, 91チェーン・ファイル .......................................................7, 98, 99データ・ファイル............................................................7, 91, 98

ファイル・ネーム.......................................................16, 63, 91, 95ファクトリー・プリセット...................................................94, 115ファンクション・ボタン.................................................................13フォーマット ...........................................................................94, 113プリセット・メモリー...................................................................7, 8プレイクイック・プレイ..............................................................63, 111チェーン・プレイ.................................................................98, 99

フレーズ・トラック ............11, 13, 63, 67, 70, 71, 87, 88, 91フレーズ・トラックのプレイ/ミュート..................13, 63, 111フレーズ・トラックの情報を確認する........................................88フレーズ・トラックの選択 ..............................13, 67, 70, 71, 83プレビュー機能..................................................................................82プロテクトインターナル・プロテクト................................................21, 94エクスクルーシブ・プロテクト...............................................94

ページ..................................................................................................14ベリファイ..........................................................................................95ヘルプ機能..........................................................................................16編集範囲..............................................................................................73ボイス・プライオリティー........................................................6, 23ボイス・リザーブ ........................................................................6, 39ホールド・ペダル ........................................................................5, 59ボリューム・ラベル..................................................................16, 94

マイクロ・エディットメッセージを挿入する(CREATE) ............................85, 114メッセージを消去する(ERASE) ...............................85, 114メッセージを移動する(MOVE).................................85, 114メッセージの登録と貼りつけ(COPY,PLACE)...86, 114

マイクロスコープ .............................................................................83マニュアル・パンチ・イン・レコーディング ............66, 68, 69ミックス・レコーディング ...................................66, 68, 69, 112メトロノーム....................................................................61, 67, 113メモリー.................................................................................................7ユーザー・メモリー.............................................................7, 21, 90ユーティリティー......................................................................12, 90ライト ................................................................................21, 90, 113リアルタイム・イレース.......................................................69, 112リアルタイム・フレーズ・シーケンス..............................96, 113リアルタイム・レコーディング.............................................66, 67リズム・セット..............................................6, 12, 13, 18, 21, 40リズム・セット・グループ.....................................................15, 18リズム・セット・ナンバー.............................................................18リズム・セットを変更する...........................................21, 40, 111リズム・セットの選択.....................................................................18リネーム(ファイル・ネーム).....................................................95リバーブ..................................................................9, 19, 26, 37, 41リプレース・レコーディング.......................................66, 67, 112ループ・レコーディング...............................................68, 88, 112ループ機能..................................................................................87, 88レイヤー ......................................................................................17, 35レコーディング・モード.................................................................67レコーディングオート・パンチ・イン・レコーディング ...............66, 68, 69ステップ・レコーディング......................................66, 70, 112マニュアル・パンチ・イン・レコーディング...............66, 68ミックス・レコーディング..............................66, 68, 69, 112リアルタイム・レコーディング........................................66, 67リプレース・レコーディング..................................66, 67, 112ループ・レコーディング..........................................68, 88, 112

レシーブ・スイッチ..........................................................13, 18, 37ローカル・スイッチ..........................................................13, 18, 38ロード ................................................................................64, 91, 111ロケート機能......................................................................................87

C1、C2スライダー...........................................................5, 58, 111EFX....................................................9, 19, 25, 26, 35, 36, 40, 45GMシステム・オン・メッセージ.....................................100, 101GMモード.........................................................................................100Localスイッチ(ローカル・スイッチ).......................13, 18, 38MIDIアップデート機能 ..........................................................65, 112MIDIチャンネル .........................................................................37, 60RPS機能 ...................................................................................96, 113Rxスイッチ(レシーブ・スイッチ)............................13, 18, 37Txスイッチ(トランスミット・スイッチ)................13, 18, 38

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00781667 '95-02-D3-11D