Workshop in kankyo lab 2014 -私の1が10になるとき- 最終成果品一覧

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Workshop in kankyo lab 2014 - 私の 1 が 10 になるとき - 最終成果品一覧 神戸芸術工科大学 デザイン学部 環境デザイン学科 夏のワークショップ 2014 運営チーム
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Page 1: Workshop in kankyo lab 2014 -私の1が10になるとき- 最終成果品一覧

W o r k s h o p i n k a n k y o l a b 2 0 1 4- 私の 1 が 10 になるとき -

最終成果品一覧

神戸芸術工科大学 デザイン学部 環境デザイン学科 夏のワークショップ 20 1 4 運営チーム

Page 2: Workshop in kankyo lab 2014 -私の1が10になるとき- 最終成果品一覧

岡田 ・國重ゼミ

作品名 : 屋根下のコリドー

(B3) (B3)

1 2 e 0 0 1 4 岡田真弥

12 e 0 0 2 9 國重裕太

13 e 0 0 6 1 渡辺由貴恵

1 4 e 0 0 1 9 北脇梨奈

1 4 e 0 0 2 7 芝美菜

【「新しい」けれども「懐かしい」】

彼等がつくりだす作品には、建築言語だけ

では語れない楽しさや温かさがある。つま

り、好き嫌いの枠を越えて本当に居心地の

良い空間だと思えるような不思議な魅力で

ある。「懐かしさ」や「昔話」のような我々

の感性に訴えかけるロジックを「原風景」

や「ファンタジー」といったビジュアルへ

変換することで、幻想的な空間体験を創出

する。(澤井)

上村 ・鈴木ゼミ

作品名 : J o i n t B e u s e ~ 波紋のような広がり ~

(B3) (B3)

1 2 e 0 0 2 1 上村昂平

12 e 0 0 3 8 鈴木勇司

13 e 0 0 0 6 上原颯斗

1 3 e 0 0 1 0 荻野彩

1 4 e 0 0 2 4 真田尚希

【根底にある「ふるまい」の設計】

彼等のつくる作品の空間には、その場所で

過ごす人のアクティビティが多様に組み込

まれている。住まうこと、暮らすことに対

しての哲学と抜群のスケール感覚が彼等の

生み出す不思議な空間の正体である。

彼等の活躍の場は建築だけに留まらず、P

科 の デ ザ イ ン プ ロ ジ ェ ク ト「d e s i g n

s o i l 」にも参加しておりミラノでの彼等の

新しい挑戦が始まっている。(柳原)

澤井 ・柳原ゼミ

作品名 : カゲ / ソザイ × ソザイ / カゲ

(B3) (B3)

1 2 e 0 0 3 6 澤井克優

12 e 0 0 6 5 柳原逸聖

13 e 0 0 4 8 正木賀子

14 e 0 0 0 8 井上雅也

【漂流するモダニズム】

神戸芸工大にモダニストが漂流した。という

噂は耳にしているだろうか。その漂流者が彼

らである。高等学校でも建築科に所属した経

歴を持つハイブローで、設計課題においても

超越した能力を見せている。しかし単なるモ

ダニストでもない。常に設計手法を探求し、

近代が残した軌跡を辿りながら新たな道を切

り開こうしている。柳原は言う「モダニズム

はまだ死んでいない」と。(岡田)

飴野・柳谷ゼミ

作品名 : ひとつのヒトツを守る

(B4) (B3)

1 0 e 0 2 0 3 飴野拓

12 e 0 0 6 4 柳谷菜穂

13 e 0 0 2 4 坂上みなみ

13 e 0 0 5 6 木村和宏

14 e 0 0 9 6 淡井康平

【安定の師弟関係】

視覚的な目新しさではなく、地に足をつけ

た設計ができる彼らふたりは、師弟関係と

呼ぶにふさわしい存在です。建築を論理的

に解決する飴野師匠と、プロポーションに

おける美的感覚と設計能力に優れた柳谷の

組み合わせです。このふたりの術は、建築

を学ぶ上で大変重要な能力であり、それぞ

れの術を一度に学べるゼミであると確信で

きます。(澤井)

熊澤・秋田ゼミ

作品名 : 必要とされたいルーフたち

(B4) (B3)

1 1 e 0 0 2 2 熊澤花絵

12 e 0 0 0 1 秋田さゆり

13 e 0 0 3 8 長峰秀和

13 e 0 0 5 4 村田六花

14 e 0 0 0 7 伊森智香恵

【ファンタスティック少女】

幻想的なベールをまとう二人。他と何か様子が

違う。設計課題においても熊澤は自らの独創的

世界観を創造しながらも、日常に感じるウツウ

ツしさを全く感させないこのドローイングで、

初めて見る人の心も鷲掴みにする。そして相方

の秋田は計り知れないポテンシャルを持つ期待

の星。秋田が熊澤の独創的世界観を見出したと

き、この WS で一番の威力を見せるだろう。火

がつくのも時間の問題だ。(岡田)

屋 根 下 の コ リ ド ー私た ち の 生 き る 都 市 の 中 で 生 き 物 た ち は 、

目 立 た な い よ う に 、 つ つ ま し さ と 用 心 深 さ を 求 め ら れ る 毎 日 を 送 っ て い た 。

私 た ち 日 常 の す ぐ そ ば に あ る 都 市 の 生 態 系 。

一 つ 屋 根 の 下 に 暮 ら し 、 私 た ち か ら 暮 ら し に 必 要 な も の を こ っ そ り 借 り て い る 。 飲 食 店

の 前 の ゴ ミ 溜 ま り や 郵 便 ポ ス ト 、 カ フ ェ の 前 な ど そ れ ぞ れ 場 所 を 読 み 取 っ て 生 き 物 た ち

は 生 き て い る 。 ま た 人 間 も 形 態 や 大 き さ に よ っ て 屋 根 を 読 み 取 り 場 所 を 獲 得 し て い る 。

一 枚 の 屋 根 を 隔 て て 2 つ 生 態 系 が 広 が っ て い る 。

type B地方都市(住宅街)

type A地方

type C都市

敷地の面積は広く、十分な駐車スペースが存在する。周囲の自然を感じることもできる。ルーフの形はシンプルな正方形。基本的には車社会で、前面の車道は二車線で交通

私たちが考えるアンダーワンルーフ「失われたコミュニケーションを一つ屋根の下で共通の行為を行うによって取り戻すこと。」そのコミュニケーションによる問題は様々な地域で起きている。全体ではなく地域毎での問題解決を目指す。そこで地域の特色が出ている廃業したガソリンスタン

「共通の行為から」

区画整備が曖昧な地方都市では土地の形が様々なことからガソリンスタンドも変形している。周辺はマンションや住宅が並んでいる。徒歩や自転車の交通量が多く、人口が多

高層の建物の隙間にあるため敷地は非常に小さく余裕がない。ルーフの形は区画整備がしっかり行われているため正方形。周辺には抜けがなく圧迫感がある。またルーフが存在し

田舎において大人数でスクリーンに映った映画を見ることはなかなかない。地方で求められる情報共有の場の提案。

安心して子供を遊ばすことのできる町の広場。地方都市において安心できる場の提供は大切なのではないか。

オフィス街にルーフをかけ、働く人に憩いの場を提供。ボリュームを置かないことで都市に対して「抜け」にも繋がる。

type A type B type CJoint beuse~波紋のような広がり~

Prototype → ? → Haute couture

type A type B

type CtypeA:シンプルに高さ奥行のスケー    ルを生かした案typeB:場所によって形が異なるタ    ンクを活かし十人十色の広    場を作る案typeC:スラブを一枚入れることで    都市に関わる案

屋根伏せ図 S1:50

カゲソザイ カゲ

ソザイ

一階平面図 S1:50

このヤネは完成しない。

なぜなら、このヤネは素材をメッシュ状とする以外は、使う場所を決めなければ、使うひとも決めない。

自分たちで持ちよった身の回りのものを載せて選択的に影をつくる。故に完成形がない。

最初はメッシュ状でしかなかった影が

「衣服の影」「衣服に重なるビニール傘の影」「ビニール傘にたまった雨水の影」等、

時間の経過と共に素材が重なり、影が重なり、多様な居場所をつくりだす。

非日常とは、日常が写した影である。

×

Page 3: Workshop in kankyo lab 2014 -私の1が10になるとき- 最終成果品一覧

高見・松下ゼミ

作品名 : 屋根と生きる

(B4) (B3)

1 1 e 0 2 0 1 高見周作

12 e 0 0 6 0 松下真子

13 e 0 0 2 3 酒井厚樹

14 e 0 1 0 4 山門久晃

【静かな 2 人の熱い闘志】

いつも物静で冷静、決して目立つような 2

人ではないが、大阪工業大学から編入学し

てきた高見先輩と、コンスタントに実力を

伸ばしている松下というコンビの安定感は

昨年のワークショップでも同じ班であるこ

とから随一だろう。この二人が、コンペと

いう舞台でどのような風景をつくりだすの

か興味津々である。(國重)

村上・松山ゼミ

作品名 : ( 最終講評会ではタイトル未定 )

(B4) (B3)

1 1 e 0 0 5 0 村上莉代

12 e 0 0 0 4 松山悟大

13 e 0 0 3 6 中園侑希

1 3 e 0 0 2 5 周俊時

1 4 e 0 0 2 8 柴田麻琴

【幻想世界のリアリティ】

2人から生まれる作品には魅力的な表現の裏

に隠されたロジカルな思考が見えることが共

通している。自らの理想とする空間を追い求

めるのではなく、そこにあるべき空間とは何

なのかを考え追求する。ただただセンスが良

い。だけでは終わらない 2 人のデザインに対

する執念と経験は現在もより一層強固なもの

にしている。今回どんな空間を創りだすのか、

注目するべきだろう。(國重)

板谷・八田ゼミ

作品名 : 日常の中に

(B4) (B3)

1 1 e 0 0 0 7 板谷宏太

12 e 0 0 4 8 八田直樹

13 e 0 0 5 2 南野真有美

13 e 0 0 6 8 藤田千夏

【今期注目、21 世紀枠】

偶然の組み合わせは、時に周囲の想像を絶する力

をもたらすこともあります。彼らの設計の特徴は

「回遊性」をキーワードに、建築の余白に自覚的

なアクティビティを挿入する点で一致していま

す。また、それに内包された建築は極めて単純で

ありながらも「素材」に着目していることが強み

です。この度のWS において板谷・八田ペアは偶

然の組み合わせながらも、台風の目の様な存在感

を放つことが予想されます。(柳原)

村田・堀井ゼミ

作品名 : 地上の痕跡

(B4) (B4)

1 1 e 0 0 6 7 堀井慎太郎

11 e 0 2 0 3 村田晶規

13 e 0 0 2 1 小松克也

13 e 0 0 2 8 小笠コスモ

13 e 0 0 4 3 藤田真衣

【凡庸を乗り越えた勇者たち】

オールラウンドプレイヤー。この二人はこ

の一言につきる。これまで培ったキャリア

により幅広いキャパを持ち、実際にこれま

での設計課題においても優秀な成績をおさ

めている。集合住宅課題では凡庸作品を創

出したものの、美術館課題では超越した能

力により見事に本調子を取り戻した。マリ

オとルイージのような 2 人。身を委ねて間

違いないだろう。(岡田)

土居・荒川ゼミ

作品名 : 青のルーフ

(B4) (B4)

1 1 e 0 0 3 5 土居瑞希

11 e 0 0 0 2 荒川純一

12 e 0 0 1 6 沖山ひかる

13 p 0 0 2 4 坂本尚矢

14 e 0 0 3 5 辰巳博康

【友情を超えたコンビネーション】

2 人は危惧している。カードゲーム「デュエルマ

スターズ」の年々減少しているプレイ人口を…。

デッキを構築する、相手の出方を観察し次の最善

の一手を決める。そのアーキテクトしていくプロ

セスは建築と非常に似ているのではないかと2人

は訴える。課題の合間を縫って3年間デュエルし

てきた2人の間には抜群のコンビネーション。建

築の意味が拡張され続けている現代ーーー彼らの

挑戦は始まったばかりだ。(國重)

N10431

屋根と生きる

既存の屋根は全て固い。だから相反する柔らかいという性質を持つ屋根は既存の屋根とは異なる新しいカテゴリに分類される。その新しい屋根をある空間にかけてみると新しい空間ができ、新しい行動が生まれる。屋根が生きているかのように形を変えて私たちの生活に関わってくる。屋根が今以上に生活を豊かにしてくれ、人は今以上に屋根を意識して生きていく。

ゾーニング

各部分の詳細スケッチ

日常の中に

あるところに公園があります。

公園はみんなに愛されていてピクニック、昼寝をする人がいます。

自然は豊かで小鳥のサエズリ、ウサギは巣穴から顔を出す

小さな動物の小さな世界が公園にあります。

今まで近所の公園にゾウやキリンがいれば、

楽しいだろうなと想像したことは

ありませんか。

そんな夢のお話を創造します。

こんな公園に大きな動物が公園で暮らすため、

編みのような環境を創造します。

この編みによって人は公園と認識しながら動物と関わり、

動物同士は緊張感を持ちながら共に暮らす。

人と動物が関わる新しい場所となります。

屋根が失くなると繋がりは消えてしまうものなのだろうか。

屋根のもとに人は集い、何気ない生活を過ごしてゆく。

意識的、無意識的に屋根のもとに繋がりが生まれ、

日々過ぎてゆく時間と共に、それは深まる。

この屋根のマテリアルは鉄。

それは、人の繋がりの深みを表わしているのではないかと考えた。

屋根の痕跡を残していくことで、

意識としての屋根は残像のように存在し続ける。

そして屋根の痕跡は、人の繋がりを示す「アンダー・ワン・ルーフ」となる。

地上の痕跡

屋根が人々の営みの拠り所となる。 人々はその下で営みを深めていく。

屋根は朽ちていき、屋根の痕跡が大地に染み付く。 屋根は朽ち、物質としての役目を終える。

N10445 N 1 0 4 4 6

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課題内容

「アンダーワン・ルーフ」

 今年の課題内容はコンペをプログラムに組み込み「第三者に提案す

る能力や技術」を鍛える内容を用意しました。大学や社会では、限ら

れた時間で簡単かつ明確に提案する能力や技術が求められます。「芸

術」と「工学」という 2 つの視点を持ち合わせる神戸芸工大におい

ては、より一層多種多様な表現や提案が求められるかと思います。

 そこで第 41 回日新工業建築設計競技「アンダーワン・ルーフ」を

課題内容としました。直訳すれば「ひとつ屋根の下」となりますが、ー

フの下の空間の、広さ狭さ、高さ低さ、明るさ暗さ、寒さ暖かさ、あ

るいは床・壁・天井などについては自由に考えることができます。抽

象的な「コンセプト」からではなく、具体的な建築のパーツから考え

始めることを求められるので、スタディやディスカッションが重要に

なるグループ形式に適した課題内容です。

日新工業株式会社「アンダーワン・ルーフ」h t t p : / / www . n i s s h i n k o g y o . c o . j p / c omp e / i n f o . h tm l

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岡田 ・國重ゼミ 「屋根下のコリドー」

※すべての作品がコンペ提出時ではなく最終講評会時点でのプレゼンテーションです

屋 根 下 の コ リ ド ー私た ち の 生 き る 都 市 の 中 で 生 き 物 た ち は 、

目 立 た な い よ う に 、 つ つ ま し さ と 用 心 深 さ を 求 め ら れ る 毎 日 を 送 っ て い た 。

私 た ち 日 常 の す ぐ そ ば に あ る 都 市 の 生 態 系 。

一 つ 屋 根 の 下 に 暮 ら し 、 私 た ち か ら 暮 ら し に 必 要 な も の を こ っ そ り 借 り て い る 。 飲 食 店

の 前 の ゴ ミ 溜 ま り や 郵 便 ポ ス ト 、 カ フ ェ の 前 な ど そ れ ぞ れ 場 所 を 読 み 取 っ て 生 き 物 た ち

は 生 き て い る 。 ま た 人 間 も 形 態 や 大 き さ に よ っ て 屋 根 を 読 み 取 り 場 所 を 獲 得 し て い る 。

一 枚 の 屋 根 を 隔 て て 2 つ 生 態 系 が 広 が っ て い る 。

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上村 ・鈴木ゼミ 「J o i n t B e u s e ~ 波紋のような広がり ~」

type B地方都市(住宅街)

type A地方

type C都市

敷地の面積は広く、十分な駐車スペースが存在する。周囲の自然を感じることもできる。ルーフの形はシンプルな正方形。基本的には車社会で、前面の車道は二車線で交通

私たちが考えるアンダーワンルーフ「失われたコミュニケーションを一つ屋根の下で共通の行為を行うによって取り戻すこと。」そのコミュニケーションによる問題は様々な地域で起きている。全体ではなく地域毎での問題解決を目指す。そこで地域の特色が出ている廃業したガソリンスタン

「共通の行為から」

区画整備が曖昧な地方都市では土地の形が様々なことからガソリンスタンドも変形している。周辺はマンションや住宅が並んでいる。徒歩や自転車の交通量が多く、人口が多

高層の建物の隙間にあるため敷地は非常に小さく余裕がない。ルーフの形は区画整備がしっかり行われているため正方形。周辺には抜けがなく圧迫感がある。またルーフが存在し

田舎において大人数でスクリーンに映った映画を見ることはなかなかない。地方で求められる情報共有の場の提案。

安心して子供を遊ばすことのできる町の広場。地方都市において安心できる場の提供は大切なのではないか。

オフィス街にルーフをかけ、働く人に憩いの場を提供。ボリュームを置かないことで都市に対して「抜け」にも繋がる。

type A type B type CJoint beuse~波紋のような広がり~

Prototype → ? → Haute couture

type A type B

type CtypeA:シンプルに高さ奥行のスケー    ルを生かした案typeB:場所によって形が異なるタ    ンクを活かし十人十色の広    場を作る案typeC:スラブを一枚入れることで    都市に関わる案

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屋根伏せ図 S1:50

カゲソザイ カゲ

ソザイ

一階平面図 S1:50

このヤネは完成しない。

なぜなら、このヤネは素材をメッシュ状とする以外は、使う場所を決めなければ、使うひとも決めない。

自分たちで持ちよった身の回りのものを載せて選択的に影をつくる。故に完成形がない。

最初はメッシュ状でしかなかった影が

「衣服の影」「衣服に重なるビニール傘の影」「ビニール傘にたまった雨水の影」等、

時間の経過と共に素材が重なり、影が重なり、多様な居場所をつくりだす。

非日常とは、日常が写した影である。

×

澤井 ・柳原ゼミ 「カゲ / ソザイ × ソザイ / カゲ」

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飴野・柳谷ゼミ 「ひとつのヒトツを守る」

Page 9: Workshop in kankyo lab 2014 -私の1が10になるとき- 最終成果品一覧

熊澤・秋田ゼミ 「必要とされたいルーフたち」

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N10431

屋根と生きる

既存の屋根は全て固い。だから相反する柔らかいという性質を持つ屋根は既存の屋根とは異なる新しいカテゴリに分類される。その新しい屋根をある空間にかけてみると新しい空間ができ、新しい行動が生まれる。屋根が生きているかのように形を変えて私たちの生活に関わってくる。屋根が今以上に生活を豊かにしてくれ、人は今以上に屋根を意識して生きていく。

高見・松下ゼミ 「屋根と生きる」

Page 11: Workshop in kankyo lab 2014 -私の1が10になるとき- 最終成果品一覧

村上・松山ゼミ 「 ( 最終講評会ではタイトル未定 )」

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ゾーニング

各部分の詳細スケッチ

日常の中に

あるところに公園があります。

公園はみんなに愛されていてピクニック、昼寝をする人がいます。

自然は豊かで小鳥のサエズリ、ウサギは巣穴から顔を出す

小さな動物の小さな世界が公園にあります。

今まで近所の公園にゾウやキリンがいれば、

楽しいだろうなと想像したことは

ありませんか。

そんな夢のお話を創造します。

こんな公園に大きな動物が公園で暮らすため、

編みのような環境を創造します。

この編みによって人は公園と認識しながら動物と関わり、

動物同士は緊張感を持ちながら共に暮らす。

人と動物が関わる新しい場所となります。

板谷・八田ゼミ 「日常の中に」

Page 13: Workshop in kankyo lab 2014 -私の1が10になるとき- 最終成果品一覧

村田・堀井ゼミ 「地上の痕跡」

屋根が失くなると繋がりは消えてしまうものなのだろうか。

屋根のもとに人は集い、何気ない生活を過ごしてゆく。

意識的、無意識的に屋根のもとに繋がりが生まれ、

日々過ぎてゆく時間と共に、それは深まる。

この屋根のマテリアルは鉄。

それは、人の繋がりの深みを表わしているのではないかと考えた。

屋根の痕跡を残していくことで、

意識としての屋根は残像のように存在し続ける。

そして屋根の痕跡は、人の繋がりを示す「アンダー・ワン・ルーフ」となる。

地上の痕跡

屋根が人々の営みの拠り所となる。 人々はその下で営みを深めていく。

屋根は朽ちていき、屋根の痕跡が大地に染み付く。 屋根は朽ち、物質としての役目を終える。

N10445

Page 14: Workshop in kankyo lab 2014 -私の1が10になるとき- 最終成果品一覧

N 1 0 4 4 6

土居・荒川ゼミ 「青のルーフ」

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クレジット

代表:國重 裕太

   岡田 真弥

運営:國重 裕太

   岡田 真弥

   松下 真子

   沖山 ひかる

   南野 真有美

   中園 侑希

   酒井 厚樹

   木村 和宏

アドバイザー:吉井 歳晴(WIZ 代表)

講師:赤代 武志(ドットアーキテクツ)

   今津 修平(株式会社 MuFF)

   西川 亮(NPO 法人コトハナ)

   萩原 盛之(ランドマーク)

   見明 暢(本学プロダクトデザイン学科助教)

      

担当教員:不和 正仁(本学環境・建築デザイン助手)

ゼミ代表

3 回生

秋田 さゆり

岡田 真弥

上村 昂平

國重 裕太

澤井 克優

鈴木 勇司

八田 直樹

松下 真子

松山 悟大

柳谷 菜穂

柳原 逸聖

4 回生

飴野 拓

荒川 純一

板谷 宏太

熊澤 花絵

高見 周作

土居 瑞季

堀井 慎太郎

村上 莉代

村田 晶規

写真:國重裕太

グラフィックデザイン:岡田 真弥

絵:有本 健司(クラフト学科 3 回)

運転:大道 一輝(本学研究員) 

批評・紹介文:岡田 真弥

       國重 裕太

       澤井 克優

       柳原 逸聖