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報道担当 各位 アール・ブリュット魅力発信事業実行委員会 報道資料 NEWS RELEASE Vol.3 2015 1 月発行 アール・ブリュットの魅力を国内外に発信することを目的に、滋賀県近江八幡市にある「ボーダレス・アートミュージ アムNO- MA 」(設置者:社会福祉法人グロー(GLOW)~生きることが光になる~)が中心となりアー ル・ブリュット魅力発信事業実行委員会を組織し、滋賀県内の商業施設、全国の福祉関係者が集まるフォー ラム、ボーダレス・アートミュージアム NO-MA がある近江八幡の歴史的な地域資源など、多様な主体との共働 による展覧会を開催します。 このニュースリリースでは、本事業の最新情報や、開催される展覧会の注目ポイントなどについてお知らせします。 本事業の詳細については、ボーダレス・アートミュージアム NO-MA ホームページに掲載している「全体概要」をご覧ください。 http://www.no-ma.jp/filearchives.html アール・ブリュット魅力発信事業実行委員会 ボーダレス・アートミュージアムNO‐MA(設置者:社会福祉法人グロー(GLOW)~生きることが光になる~) 滋賀県 滋賀県立近代美術館 近江八幡市 一般社団法人近江八幡観光物産協会 社会福祉法人愛成会 特定非営利活動法人はれたりくもったり 滋賀県施設合同企画展実行委員会 お問合せ/掲載用写真貸出・取材 アール・ブリュット魅力発信事業実行委員会事務局 <<トピック>> 1.「アール・ブリュット☆アート☆日本2」展覧会のポイント その1:冒険者たち―見えない世界のみつめ方― その2:アール・ブリュット作品がつなぐ日本とスイス その3:アドルフ・ヴェルフリ Adolf Wölfli (1864-1930) その4:ボーダレス・アートミュージアムNO-MAとその界隈 その5:ボランティアスタッフとつくる展覧会 2.「アール・ブリュット ユートピアの創造主たち」 必ず見てほしい!おすすめイベント

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報道担当 各位

アール・ブリュット魅力発信事業実行委員会

報道資料

NEWS RELEASE Vol.3 2015年 1月発行

アール・ブリュットの魅力を国内外に発信することを目的に、滋賀県近江八幡市にある「ボーダレス・アートミュージ

アムNO-MA※」(設置者:社会福祉法人グロー(GLOW)~生きることが光になる~)が中心となりアー

ル・ブリュット魅力発信事業実行委員会を組織し、滋賀県内の商業施設、全国の福祉関係者が集まるフォー

ラム、ボーダレス・アートミュージアム NO-MA がある近江八幡の歴史的な地域資源など、多様な主体との共働

による展覧会を開催します。

このニュースリリースでは、本事業の最新情報や、開催される展覧会の注目ポイントなどについてお知らせします。 本事業の詳細については、ボーダレス・アートミュージアム NO-MA ホームページに掲載している「全体概要」をご覧ください。

(http://www.no-ma.jp/filearchives.html)

アール・ブリュット魅力発信事業実行委員会

ボーダレス・アートミュージアムNO‐MA(設置者:社会福祉法人グロー(GLOW)~生きることが光になる~) 滋賀県

滋賀県立近代美術館 近江八幡市 一般社団法人近江八幡観光物産協会 社会福祉法人愛成会

特定非営利活動法人はれたりくもったり 滋賀県施設合同企画展実行委員会

お問合せ/掲載用写真貸出・取材 アール・ブリュット魅力発信事業実行委員会事務局

<<トピック>>

1.「アール・ブリュット☆アート☆日本2」展覧会のポイント

その1:冒険者たち―見えない世界のみつめ方―

その2:アール・ブリュット作品がつなぐ日本とスイス

その3:アドルフ・ヴェルフリ Adolf Wölfli (1864-1930)

その4:ボーダレス・アートミュージアムNO-MAとその界隈

その5:ボランティアスタッフとつくる展覧会

2.「アール・ブリュット ユートピアの創造主たち」

必ず見てほしい!おすすめイベント

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1.「アール・ブリュット☆アート☆日本2」展覧会のポイント

本展では、NO‐MA界隈の地域と連携し、日本のアール・ブリュットの「いま」を近江

八幡から発信します。さらに、著名な海外のアール・ブリュット作家であるアドルフ・ヴ

ェルフリの作品 26点を展示します。日本と海外のアール・ブリュットをお楽しみください。

○ 開催概要

○ 出展作家 70名(公募入選作家 47 名を含む)(昨年実績:出展作家 35名)

特別展示 アドルフ・ヴェルフリ Adolf Wölfli 井上優 岩城敏夫 岡元俊雄 狩俣明宏 川上敏郎 木代至子

倉田祐子 古久保憲満 齋藤勝利 芝田貴子 舛次崇 新屋喜生

杉本たまえ 高岡源一郎 高橋信之 谷口ちよ子 中川正信 西本政敏

東恩納侑 藤田千香子 戸次公明 水村英喜 宮川佑理子

アーティスティックアドバイザー 保坂 健二朗(東京国立近代美術館主任研究員)

会 場 ボーダレス・アートミュージアムNO‐MA及びその界隈施設 6会場

【1】ボーダレス・アートミュージアムNO-MA アドルフ・ヴェルフリの作品 26 点の展示

【2】奥村邸(永原町上 8) 「創作のリズム」

【3】尾賀商店(永原町中 12)「芸術療法の先駆け―青森・西南病院の作品から―」

【4】カネ吉別邸(為心町元) 「好きがとまらない!!」

【5】旧吉田邸(多賀町 758)「五感でみるアール・ブリュット」

【6】かわらミュージアム(多賀町 738-2) アール・ブリュット全国公募作品展示

《インフォメーション》旧八幡郵便局(仲屋町中 8)

《同時開催》 「障害者の芸術活動支援モデル事業によるアール・ブリュット展覧会」

旧伴家住宅(新町 3-15)

※その他、ショーウィンドウ展示もあります。

会 期 2015年 2月 21日(土)~3月 22日(日) 26日間

開催時間 10:00~17:00

観 覧 料 ①全館共通パスポート 前売券700円、当日券1,000円 ②一館のみのチケット 300円

①②いずれも、中学生以下、障害のある方と付添者1名無料

発 売 所 ボーダレス・アートミュージアム NO-MA、インフォメーションセンター(旧八幡郵便局)、

一般社団法人近江八幡観光物産協会(白雲館)、かわらミュージアム

チケットぴあ (電話予約 0570-02-9999 P コード 766-554)

※前売券は、NO-MA及びチケットぴあでのみ販売します。

発売期間 ①全館共通パスポート 前売券 ~2月 20日(金)

当日券 2月 21日(土)~3月 22日(日)

②一館チケット 2月 21日(土)~3月 22日(日)

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「アール・ブリュット☆アート☆日本2」展覧会のポイント その1

冒険者たち―見えない世界のみつめ方―

日本のアール・ブリュットの多くは福祉の現場から発見されてきました。自分

のこだわりに忠実に、そして切実に表現していく彼らの行為は、彼らの気持ち

や考えを知る、言葉以外のもうひとつの方法でもあるのではないでしょうか。

私たちの予測を超え、意表を突く表現の数々は、見えない世界を顕在化さ

せ、私たちの考えや意識を深く押し広げるきっかけを与えてくれます。アール・

ブリュットの作り手たちによる表現行為は、まさに見える世界と見えない世界

を行き来する彼らの冒険の軌跡と言えるかもしれません。

本展では、日本のアール・ブリュットとともに、ヨーロッパの著名なアール・ブリュ

ット作家アドルフ・ヴェルフリ(1864-1930)の作品 26点を特別展示い

たします。ヴェルフリもまた、見える世界と見えない世界を縦横無尽に旅した

作家です。彼はその旅を『揺籠から墓場まで』と題した 25,000枚にも及ぶ

架空の冒険物語として描き出しました。世の中が第一次世界大戦に向か

う中、孤独の中に生きたヴェルフリの夢や欲望が投影されたこの壮大な冒険

譚は、アール・ブリュットを提唱した画家ジャン・デュビュッフェをはじめ多くの人

の心を捉えました。

今展では、長い年月を経てもなお、世界中の人々を魅了し続けるアドルフ・ヴェルフリの作品と数多くの日本のアール・ブリュット

作品を、ボーダレス・アートミュージアム NO-MA を拠点に情緒あふれる界隈で展示し、滋賀、近江八幡から国内外へ向けて

アール・ブリュットの魅力を発信いたします。

「アール・ブリュット☆アート☆日本2」展覧会のポイント その2

アール・ブリュットがつなぐ日本とスイス

2006 年、日本のアール・ブリュット作品達は、スイス・ローザンヌ市にあるアール・ブリュッ

ト・コレクションで驚きと感動を持って迎えられ、NO-MAとアール・ブリュットコレクション

との連携プロジェクトが始まりました。2008 年にはコラボレーション展「JAPON」展が開

催され、日本国内でも東京、北海道、滋賀を巡回する「アール・ブリュット/交差する魂」

展を開催し、世界に向けて日本のアール・ブリュット作品を紹介しました。

その後、「JAPON」展を見たパリ市立アル・サン・ピエール美術館の申し入れにより、日

本の作家 63 人(滋賀県からは 18 人の作家が出展)、約 800点の出展作品によ

る「アール・ブリュット・ジャポネ」展が開催され、約 9 ヶ月間で 12 万人という多くの観覧

者数を記録しました。その後、日本でも同展の巡回展が各地で開催されました。

以来、日本のアール・ブリュットは、海外で高い評価を受け、メディアなどで広く紹介され

るようになりました。 アール・ブリュット・ジャポネ

2010年3月24日~2011年1月2日

芝田貴子「お母さん」制作年不詳 撮影:大西暢夫

水村英喜「仙台駅」2005年~2014年頃

撮影:鈴木広一郎

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「アール・ブリュット☆アート☆日本2」展覧会のポイント その3

アドルフ・ヴェルフリ Adolf Wölfli (1864-1930) アドルフ・ヴェルフリの作品は、その創造の豊かさや複雑さ、そして収蔵作品数の多さゆえに、スイス・ローザンヌのアール・ブリュッ

ト・コレクションの中心的な収蔵品となっている。また、ヴェルフリの絵と文は、ジャン・デュビュッフェが1945年から始めたアール・ブ

リュットの作品収集でも中核を構成していた。デュビュッフェのコレクションは 1971 年にローザンヌ市に寄贈され、その 5 年後の

1976年 2月にはアール・ブリュット・コレクションが美術館として正式にオープンした。このことからアドルフ・ヴェルフリはアール・ブリ

ュットの歴史上、最も重要な作家の一人と位置づけることができるだろう。

(アール・ブリュット・コレクション館長 サラ・ロンバルディ氏の寄稿文より)

アドルフ・ヴェルフリは 1864年にスイスに生まれました。貧しい生活を送り 8歳で母

親を亡くしてからは、農家の下働きとして過酷な日々を送ります。

30年間の病院生活の中で、彼は、自身の分身である 8歳の子供ドゥフィを主人

公にした 25,000 ページにも及ぶ空想の旅行記を創作しました。自ら作曲した 6

線譜の音楽も描きこまれた壮大な冒険譚は、「アール・ブリュット」を提唱したジャン・

デュビュッフェに大きな影響を与えました。

アドルフ・ヴェルフリの作品は、歴史や地理、宗教などに関連する様々な事柄を散り

ばめた百科辞典にも見えます。NO-MAの歴史ある町屋の空間で、アドルフ・ヴ

ェルフリの圧倒的な世界観をじっくりと堪能いただけます。

「アール・ブリュット☆アート☆日本2」展覧会のポイント その4

ボーダレス・アートミュージアムNO-MAとその界隈 ボーダレス・アートミュージアムNO-MAは、滋賀県近江八幡市の歴史ある重要伝統的建造物郡保存地区にあります。この

地域(新町・永原町)は、格子戸や見越しの松、うだつなどが並び、町並み保存がなされ、近江八幡の代表的な観光地域

の1つです。また、近江商人発祥地の一つとしても知られています。

近年では、人口の減少や高齢化の進行などにより空き町屋が増えつつあることから、歴史ある美しい町並みを残していくため、

市をあげて町屋再生も行っており、空き町屋をリノベーションしたおしゃれなカフェやサロン等が増えています。

本展では、アール・ブリュットの魅力だけではなく、この近江八幡の魅力も同

時に感じてもらえるよう、市民の方々にご協力いただき、空き町屋を利用し

た周遊型の展覧会を企画しました。今回は新たに商店のショーウィンドウを

お借りした展示も行いますので、町を散策しながらアール・ブリュットを楽しん

でいただけます。

期間中、NO-MA界隈では下記イベントも開催されています。

近江八幡節句人形めぐり

期間:2月 3日(火)~3月 22日(日)

休館日:資料館は毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)、各商店は異なります。

会場:旧伴家住宅 旧西川家住宅 郷土資料館 歴史民俗資料館 ほか各商店

左義長まつり

期間:3月 14日(土)、15日(日) 会場:日牟禮八幡宮およびその周辺

アドルフ・ヴェルフリ 「無題」 1922年

撮影:Claude Bornand アール・ブリュットコレクション蔵

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「アール・ブリュット☆アート☆日本2」展覧会のポイント その5

ボランティアスタッフとともにつくる展覧会

「アール・ブリュット☆アート☆日本2」では、受付などに携わるボランティアス

タッフと協力し、展覧会を創り上げます。昨年は地域住民だけでなく、周辺

地域、県外からの応募があり、高校生、大学生、町屋保存会、養護老

人ホームの入所者、親子での参加など、年齢も立場もさまざまな人々が

参加されていました。

【昨年度参加したボランティアスタッフの声(一部抜粋)】

「生まれも育ちも近江八幡ですが、このあたりには足を運ぶことがありません

でした。活動してみて、普段話すことがない人たちとお喋りできて、楽しく有

意義な時間でした。障害のある方がつくるアートという目線ではなく、一つの

美術としてみる大切さを知ることができました。」

「レイカ34会は滋賀県レイカディア大学(シニア向けの学び場)の

OBOG会です。その仲間達と一緒に奥村邸の庭を整備したり、一般公開

のお世話をしています。(中略)アール・ブリュットのことは、大学で言葉を

知った程度で詳しくありませんが、作品のすごさは見れば見るほど感じるよう

になってきました。作品だけでなく、庭や建物にも興味がありそうな来場者には、声をかけていろいろな説明をしています。」

(2014年多様な主体との共働によるアール・ブリュット魅力発信事業報告書より)

関連イベント (1)オープニングレセプション

記念講演「なぜ人は絵を描かずにいられないのか―アンリ・ルソーとアドルフ・ヴェルフリの物語―(仮)」

日 時:2月 21日(土)13:00~15:00

会 場:まちや倶楽部(近江八幡市仲屋町中 21) 定 員:80名(要予約)

講 師:遠藤 望(世田谷美術館学芸員)

同時開催「NO-MAのちっちゃなお祭り」

美術家・小山田徹の作品『ちっちゃい火』を囲みながら、おしゃべりや飲食を楽しむ小さなお祭りを開催します。

講 師:小山田 徹(美術家・京都市立芸術大学教授)

時 間:14:00~21:00 会 場:八幡児童公園

定 員:なし(無料・予約不要)

(2)講演「自閉症の人はなぜ電車が好きなのか―絵画作品を手がかりに―」

講 師:奥平 俊六(日本美術研究者・大阪大学教授)

日 時:2月 28日(土)13:00~14:30

会 場:酒游舘(近江八幡市仲屋町中 21) 定 員:80名(要予約)

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(3)上映会&トーク 映画「トークバック 沈黙を破る女たち」/トーク「表現を通して自分を語ること」

演劇で声を取り戻していく“どん底”を生き抜いてきた女たちの物語。

トークでは<表現を通して自分を伝える>ことについて皆で一緒に考えます。

講 師:坂上 香(映画監督)

講 師:西川 勝(大阪大学コミュニケーションデザインセンター特任教授)

日 時:3月 1日(日)映画上映 13:00~15:00/トークセッション 15:15~17:00

会 場:酒游舘(近江八幡市仲屋町中 21) 定 員:80名(要予約)

(4)講演「老いの力」

講 師:保坂 健二朗(東京国立近代美術館主任研究員)

日 時:3月 7日(土)13:00~14:30

会 場:酒游舘(近江八幡市仲屋町中 21) 定 員:80名(要予約)

鑑賞ツアー①「ボランティア隊長!アール・ブリュット探検隊」

会場で接客や作品に触れたボランティアが、実際に入った会場を紹介する鑑賞ツアー。

日 時:ホームページ上で発表

定 員:20名(約 10名のグループに分かれてツアーを行います)(要予約)

鑑賞ツアー②「フライデー☆ギャラリーツアー」

担当学芸員によるギャラリートークを行います。鑑賞後は、ざっくばらんに話し合う「NOの

-MOも

☆NOの

-MOも

」も同時開催。

講 師:藁戸さゆみ、横井悠(NO-MA学芸員)

日 時:隔週金曜日(詳しい日程はホームページ上で発表します) 定 員:20名(要予約)

鑑賞ツアー③「近江八幡昔ばなし 鑑賞ツアー」

2014年 8月~11月に開催した企画展「快走老人録Ⅱ~老ヒテマスマス過激ニナル~」での関連イベント、ワークショップ五感マ

ンダラの参加者が語り部となり、展覧会を鑑賞しながら、各会場の町屋の歴史や界隈の思い出を語るツアー。

講 師:近江八幡市民 日 時:ホームページ上で発表 定 員:20名(要予約)

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2.「アール・ブリュット ユートピアの創造主たち」 全国の福祉関係者が一堂に会する「アメニティーフォーラム」を主催する実行委員会との共働に

よる展覧会。同フォーラムの開催会場の一部に展示会場を設け、多くの福祉関係者にアール・ブ

リュットの魅力を発信します。

○ 必ず見てほしい!おすすめイベント 特別講演「生々しい何かと脅迫 ~なぜ、作品に巻き込まれるのか~」

2月 7日(土)11:00~12:00 ※展覧会場内で開催

北山 修(精神科医・臨床心理士)

北山 修氏プロフィール(ホームページより抜粋)

1946年淡路島生まれ、1972年京都府立医科大学卒業。

ロンドン大学精神医学研究所にて2年研修後、北山医院(現南青山心理相談室)院長を経て、2010年春まで九州大

学大学院人間環境学研究院・医学研究院教授。

現在は、九州大学名誉教授、白鴎大学副学長・兼特任教授、国際基督教大学客員教授。

そして今も臨床活動が主な仕事。

マスメディアでは 「帰って来たヨッパライ」でマスコミデビュー。作詞家としての代表作は「戦争を知らない子供たち」「あの素しい

愛をもう一度」 など。主な著書に、『みんなの精神科』(講談社 1997)、『北山修/きたやまおさむ 百歌撰』(ヤマハミュー

ジックメディア 2008)、『ビートルズを知らない子どもたちへ』(アルテスパブリッシング 2009)、『帰れないヨッパライたちへ』

(NHK 出版 2012)。専門書としては、編著『共視論』(講談社 2005)、『劇的な精神分析入門』(みすず書房

2007)、『日本人の〈原罪〉』(講談社 2009)、『最後の授業』(みすず書房 2010)、『覆いをとること・つくること』(岩

崎学術出版社 2009)、『評価の分かれるところに: 「私」の精神分析的精神療法』(誠信書房 2013)など多数。

関連イベント

特別講演 アール・ブリュットと日本の美術

2月 8日(日)11:30~12:30 コンベンションホール淡海

野見山暁治(洋画家) 聞き手:田島征三(美術家・絵本作家)

主催:滋賀県、社会福祉法人グロー(GLOW)~生きることが光になる~

協力:アールブリュットネットワーク

現代日本を代表する画家の一人であり、昨年度には文化勲章を受章された野見山暁治さんによる特別講演を開催しま

す。聞き手には、美術家である田島征三さんをお迎えします。

野見山暁治氏 プロフィール(ホームページより抜粋)

1920 年福岡県生まれ。1943 年東京美術学校油画科を卒業。1945 年傷痍軍人福岡療養所で終戦を迎える。

1952~1964年滞欧。1958年安井賞受賞。1968年東京藝術大学助教授(1972年教授)に就任(1981年

退官)。1978 年『四百字のデッサン』で日本エッセイスト・クラブ賞受賞。2000 年文化功労者顕彰。2014 年文化勲

章受章。

田島征三氏プロフィール

1984年に福祉施設信楽青年寮(滋賀県)の作品に出会い、アール・ブリュットの世界に深く共感。その魅力について書

いた著書に『ふしぎのアーティストたち』(旬報社 1992)がある。2012 年、「踊る細胞~田島征三とアール・ブリュットた

ち~」展でアール・ブリュット作品とのコラボレーションを行う。

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○ 展覧会概要 私たち人間には、「そうぞう」をするという不思議な力があります。

頭の中の空想や希望を思い描く「想像力」と、実際にモノを生み出す「創造力」。それらを使うと、私たちは頭の中に生まれたイメー

ジを形にし、見たことのないモノや世界だって創り出してしまいます。そこでは作家たちが創り出した千差万別の「ユートピア」に出会う

ことができます。

今展では、日本の著名なアール・ブリュット作家の作品や、今年行われた「アール・ブリュット作品全国公募展–創造のカタチ–」から

選定された作家の作品を展示します。

ただ「つくる」ということからはじまる、作家たちそれぞれのユートピアをお楽しみください。 実施概要

会 場 大津プリンスホテル コンベンションホール淡海(滋賀県大津市におの浜 4-7-7)

会 期 2015年 2月 6日(金)~8日(日) 3日間

開催時間 2月 6日(金)、7日(土)9:00~21:00 / 2月 8日(日)9:00~16:00

共 催 アメニティーフォーラム実行委員会、NPO法人全国地域生活支援ネットワーク

入 館 料 500円 ※小学生以下・障害のある方と付添者 1名無料

※アメニティフォーラム 19参加者は無料 ※関連イベントは展覧会チケットで入場可。

出展作家 41 名(予定)特別出展作家 8 名、写真家 2 名、公募作家 31 名

· 特別出展 岩城敏夫、勝部翔太、古久保憲満、澤田真一、魲万里絵、冨山健二、藤岡祐機、三橋精樹

· ≪日本のアール・ブリュット写真≫ 大西暢夫(写真家)

· ≪世界のアール・ブリュット写真≫ マリオ・デル・クルト(アール・ブリュット・コレクション特命理事、写真家)

· 全国公募で選定された作家

「アール・ブリュット作品全国公募ー創造のカタチー」に応募のあった作品から、30作家(予定)の作品を展示します。

○ その他の関連イベント 2月 6日(金)会場:コンベンションホール淡海 13:00~14:00 講演「Art“s”(アーツ)で「ナニモカモ」越えていこう!」

講 師:松下 功(作曲家、東京藝術大学 副学長)聞き手:小林瑞恵(本展アートディレクター)

14:15~15:00 ①「アール・ブリュット作品全国公募 審査の結果から」

登壇者:田島征三(美術家・絵本作家、アール・ブリュット作品全国公募審査員)

15:15~16:15 ②座談会「作品発掘のプロセスについて語り合う~アール・ブリュットへ その道程と幸福について~」

コーディネーター:アサダワタル(文筆家・NO-MA エディトリアルディレクター)

16:30~17:45 対談「ワンパターンが世界を救う~繰り返される新しさ~」

出演者:鎌田東二(京都大学こころの未来研究センター教授) 田口ランディ(作家)

2月 7日(土) 展覧会場内で開催 11:00~12:00 特別講演「生々しい何かと脅迫 ~なぜ、作品に巻き込まれるのか~」

講 師:北山 修(精神科医・臨床心理士)

16:00~17:00 スペシャルギャラリートーク女子会ミーティング ~アール・ブリュットの魅力を語り合う~

ナビゲーター:小林瑞恵(本展アートディレクター) はたよしこ(NO-MAアートディレクター)

スペシャルゲスト:安倍昭恵(内閣総理大臣夫人)-予定-

NO-MA学芸員によるギャラリートーク 6日(金)①14:00~ ②15:15~ ③19:00~

7日(土)①10:00~ ②12:30~ ③17:30~ ④19:00~

8日(日)① 9:30~ ②12:00~ ③14:00~

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アール・ブリュット魅力発信事業 NEWS RELEASE Vol.3

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○ 同時開催企画

2月 7日(土)コンベンションホール淡海

同時開催企画Ⅰ 記録映像「アール・ブリュットのうまれるところ」上映

9:00-10:50 入場無料 参加申込不要

アフタートーク:代島治彦(映画監督)、井上多枝子((特非)はれたりくもったり)、小林瑞恵((社福)愛成会)

主催:特定非営利活動法人はれたりくもったり 助成:独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業

同時開催企画Ⅱ 障害者の芸術活動支援モデル事業 実践報告

「障害のある人の芸術に必要な支援とは?」 入場無料 参加申込不要

14:00~ 行政説明 「障害者の芸術活動支援モデル事業」について

川又竹男(厚生労働省 社会・援護局障害保健福祉部企画課長)

14:45~16:30 パネルディスカッション 障害のある人の芸術活動に必要な支援とは?

特定非営利活動法人エイブル・アート・ジャパン(宮城)、社会福祉法人グロー(GLOW)~生きることが光になる~(滋賀)

社会福祉法人愛成会(東京)、一般財団法人たんぽぽの家(奈良)、特定非営利活動法人コミュニティリーダーひゅーるぽん(広島)

主催:社会福祉法人グロー(GLOW)~生きることが光になる~

助成:障害者の芸術活動支援モデル事業(厚生労働省補助事業)

2月 8日(日)コンベンションホール淡海

同時開催企画Ⅲ アール・ブリュットネットワークフォーラム 2015~アール・ブリュットの未来とネットワーク~

9:15~10:30 アール・ブリュットの現在と未来~現場の取組から~

金城馨(アートキャンプ2001実行委員会事務局長・沖縄県立鏡が丘特別支援学校教頭)、山崎仁嗣(滋賀県立膳所高等

学校教諭)、米田昌功(美術家・NPO法人ココペリ副理事・富山県立高岡支援学校教諭)

進行:安藤恵多(社会福祉法人グロー(GLOW)法人本部企画事業部)

10:35~11:20 アール・ブリュットの現在と未来~地域の胎動~

小林真司(鳥取県保健福祉部全国障がい者芸術・文化祭課長)、田中裕之(佐賀県文化スポーツ部文化課長)、

宮川正和(滋賀県文化・スポーツ担当理事) 進行:齋藤誠一(アール・ブリュットインフォーメーション&サポートセンター所長)

11:30~12:30 特別講演 アール・ブリュットと日本の美術

野見山暁治(洋画家) 聞き手:田島征三(美術家・絵本作家)

13:30~15:00 アール・ブリュットネットワーク 会員交流会(要事前申込)

コーディネーター:アサダワタル

主催:滋賀県、社会福祉法人グロー(GLOW)~生きることが光になる~

協力:アール・ブリュットネットワーク

ボーダレス・アートミュージアム NO-MA

開館時間:AM11:00~PM5:00 まで(変更あり)休館日:月曜日(月曜が休日の場合は、その翌日)

住所:〒523-0849 滋賀県近江八幡市永原町上 16

TEL&FAX: 0748-36-5018 ホームページ:http://www.no-ma.jp/

本事業に関するお問合せ

アール・ブリュット魅力発信事業実行委員会事務局(社会福祉法人グロー法人本部企画事業部)

TEL:0748-46-8100 FAX:0748-46-8228 メール:[email protected] 報道各社様向けには、アール・ブリュットについての理解を深めていただけるよう「ニュースリリース」を随時ご提供します。また、

NO-MA ホームページで、最新情報などをお知らせします。さらにイベントに応じてプレス内覧会なども開催いたします。