VOC回収・脱臭装置グループ VOC回収・脱臭装置 株式会社...

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グループ VOC回収・脱臭装置 株式会社 クレハエンジニアリング 2003年 日本産業機械工業会会長賞受賞 流動層吸着式

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グループ

VOC回収・脱臭装置

株式会社 クレハエンジニアリング

2003年日本産業機械工業会会長賞受賞

流動層吸着式

Page 2: VOC回収・脱臭装置グループ VOC回収・脱臭装置 株式会社 クレハエンジニアリング2003年 日本産業機械工業会会長賞受賞 流動層吸着式 (1)硬度が高く、容易に粉化しない。(2)小粒径であるため吸着速度が早い。(3)真球状であるため流動性に優れている。

(1)硬度が高く、容易に粉化しない。

(2)小粒径であるため吸着速度が早い。

(3)真球状であるため流動性に優れている。

(4)灰分が少ない。

(5) 賦活再生を繰り返し行ってもその吸着性

能はほとんど変わらない。

《G-BAC》 ヤシガラ活性炭

2

特徴

概要

GASTAKは、排ガス中に含まれるVOC(揮発性有機化合物) の回収や、排ガス中の有害・悪臭物質の除去を目的とした画期的な排ガス処理装置です。

浄化ガス

G-BACの動き

ガスの流れ

トレイ

吸着部

原ガス

加熱スチーム

気流搬送管

シール部

シール部

脱着部

脱着ガス

搬送ガス

脱着チューブ

分離槽へ

コンデンサ

クレハ球状活性炭を使用1GASTAKで使用している吸着剤は、球状で耐摩耗性や流動性に優れている「クレハ球状活性炭」《G-BAC》を使用し

ています。この活性炭は、真球性の高い高強度の活性炭です。

●�GASTAKは、大きく分けて、流動層吸着部・移動層脱着部・気

流搬送部およびシール部からなっています。

●�G-BACは、まず吸着部において、多段の多孔板上で流動層

高15~20㎜の流動層を形成し、各段毎に流動移動しなが

ら各段の流下部から逐次下段に落下していきます。この間

G-BACは上向流の処理ガスと均一に接触し、処理ガス中の

VOC成分または臭気成分を吸着します。他方、浄化された

ガスは吸着塔の上部から大気中に放出されます。

●�VOC成分または臭気成分を吸着した吸着炭は、次に充填移

動層を形成して、脱着部の熱交換器内を移動しながら下部の

シール部へ移っていきます。この間、吸着炭は脱着用熱交換

器によって間接加熱されながら、上向流の脱着用ガスと向流

接触して脱着されます。

●�脱着再生されたG-BACは、気流搬送器によって吸着塔の最

上段に戻され、再び吸着行程に移っていきます。

●�このようにGASTAKはG-BACが移動しながら吸着・脱着を

繰り返す連続システムです。

●�なお、脱着部の下部から導入された脱着用ガスは、脱着さ

れた成分とともに脱着部の上部からコンデンサに導かれ、

VOC成分は冷却液化して回収します。また脱着用ガスとし

て窒素ガスなどを使用するときは、この窒素ガスなどは系内

で循環使用されます。

G-BACの特徴

GASTAKの基本システム(GASTAK SSタイプ)

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種類の

GASTAKは、排ガス中に含まれるVOC(揮発性有機化合物) の回収や、排ガス中の有害・悪臭物質の除去を目的とした画期的な排ガス処理装置です。

流動床吸着方式を採用2

脱着温度は、VOC回収の場合には100~200℃、脱臭の場合は150~400℃の高温で操作します。

GASTAKは、それぞれの目的に応じた設計が可能であるために、加熱源は、水蒸気・電気ヒーター・熱媒油・燃焼

ガスなど、そして脱着ガスは、水蒸気・空気・窒素・炭酸ガスなどと、それぞれの組合せによって効率のよい、かつ安

全なGASTAKを自由に選定することができます。

GASTAKには下表に示す各種タイプがあり、処理ガスの種類やその目的に

よってそれぞれ適合したタイプを選ぶことができます。

●連続流動層吸着・移動層脱着方式なので、吸着・脱着が連続均一である。

●流動層方式のため活性炭の蓄熱が無いので、可燃性VOCに対しても安全性に優れている。

●脱着用ガスに、空気・窒素ガスなどを使用することができるので廃水はほとんど出ない。

●吸着部でのガス速度が大きくとれるので、設置面積が小さい。

●GASTAKの運転には専任の運転要員を必要としない。

■ GASTAKの各種タイプ ■

適 用 事 例 タイプ 加熱媒体 脱着ガス 主 用 途 特   徴

フィルムコーティング

テープコーティング

グラビア印刷

塗工機

SN 水蒸気 窒 素

トルエン�

キシレン�

MEK�

他VOC

低水分で回収�

凝縮水処理が容易

半導体工場

液晶製造工程

グラビア印刷HN

燃焼ガス�

熱媒油�

電気ヒーター

窒 素

フェノール�

ナフタレン�

IPA�

他VOC

低水分で回収�

凝縮水処理が容易

香辛料製造

有機肥料製造 HS燃焼ガス�

熱媒油�

電気ヒーター

水蒸気

カレー臭�

肥料臭�

他悪臭排気

高温脱着�

処理ガス無臭化�

脱着排ガス燃焼処理

樹脂製造

医薬品製造 OS水蒸気�

(直接加熱法)水蒸気 塩化メチレン 耐久性有り

肥料製造

フィルム現像 SA 水蒸気 空 気 テトラクロロエチレン

運転費安価�

低水分で回収�

凝縮水処理が容易

塩ビプラント SS 水蒸気 水蒸気 塩ビモノマ GASTAK基本タイプ

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ガスタック・SNタイプはクレハ球状活性炭《G-BAC》を使用して、工業排ガス中のVOCを連続して吸着除去

する装置です。VOCは、G-BACに吸着され水蒸気の間接加熱と窒素ガスによる脱着再生が行われ、その脱

着ガスが冷却されることにより液化回収されます。水蒸気および窒素ガスの使用量は少なく運転コストの負担

は僅かです。工場排ガスに含まれる湿気の一部は、VOCとともに回収されます。印刷工場・塗装工場・フィル

ム工場・化学工場などの排ガス中のVOCの回収に多数の実績があります。

●可燃性VOCにも好適脱着部は、窒素雰囲気下にあり、VOCの燃焼範囲から大きく外れています。また、脱着塔内を循環する窒素ガス中の酸素濃度を常時監視する安全装置を装備しています。

●水溶性VOCにも好適水溶性VOCは、G-BACに吸着され水蒸気の間接加熱と窒素雰囲気下で脱着され、その脱着ガスが冷却されることにより液化回収されます。

●排水処理が容易水蒸気の間接加熱と脱着ガスに窒素ガスを使っての液化回収のため、排水処理が容易です。

●低ランニングコスト窒素は循環使用しますので使用量が少量ですみます。連続運転のため、水蒸気、冷却水の使用量が少量ですみます。

●メンテナンスが容易ブロワなど回転機器以外は、機械的駆動部が無く、メンテナンスが極めて容易です。

●オプション高沸点物質によるG-BACの劣化防止装置として、高温再生装置SSRを設置することでG-BACの寿命が大幅に延びます。

排水処理問題を解決したVOC回収システム

SNタイプ

ガスタック・SNタイプの特長

VOC回収装置

ガスタック

SNタイプ〈一塔式〉

ガスタック

SNタイプ〈二塔式〉

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基本システム

SN

■ 適 用 例 ■

対     象 溶    剤    回    収

発  生  源 ドライラミネータ※ テープコーティング 塗 工 機

原ガス条件

風量(N/min)

温度(℃)

組成

濃度(ppm)

700  

58  

酢エチ  

860  

910  

40  

トルエン、MEK

1,240  

1,010  

50  

トルエン、酢エチ他

2,520  

650  

70  

MEK,MCS 

2,050  

浄化ガス濃度 (ppm) 70以下   100以下   80以下   200以下  

G-BAC 充填量(㎏) 5,000   14,000   15,000   12,500  

脱着条件 温度(℃) 160   160   160   160  

ユーティリティ

電力(kW)

水蒸気(㎏/h)

冷却水(t/h)

窒素(N/h)

74  

240  

81  

7  

140  

900  

6(補給水)

自給  

110  

700  

3(補給水)

12  

110  

530  

3(補給水)

12  

回収溶剤量 (㎏/h) 105   250   530   260  

※ドライラミネータ:冷水(8℃以下)を13t/h使用します。

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クレハ球状活性炭《G-BAC》はそれぞれ独立した吸着塔および脱着塔を循環し、連続的に再生されながら排ガ

ス中のVOCを除去します。吸着塔は多段の流動床を形成しており、G-BACはVOCを吸着した後、脱着塔上

部に気流搬送されます。脱着塔は移動床を形成しており、G-BACは真鍮鋳込みヒーター(D型はカートリッ

ジヒーター)により150~400℃に加熱されながら脱着ガスと向流で接触し、VOCが脱着していきます。脱着

したVOCはコンデンサで冷却凝縮され、液体として回収されます。VOCが脱着したG-BACは、吸着塔上部

に気流搬送循環され、吸着・脱着の連続システムが構成されます。

●排水処理が容易脱着ガスに窒素を使うため、排水はほとんど出ません。回収廃液とともに処理していただきます。

●小型で大風量を処理吸着部は、流動層を用いた吸着方式なので、単位面積当りの処理風量が大きくとれ、装置を小型にできます。また、付帯設備もコンパクトに設計されています。

●連続運転も得意吸着および脱着再生が連続で行われるので、電気と窒素と水があれば長期間連続稼動でき、維持管理が容易です。

●メンテナンスも容易ブロワなど回転機器以外は、機械的駆動部が無く、メンテナンスが極めて容易です。

●低ランニングコスト流動層吸着なので、送風機の圧力が低く電力費の大幅な節減になります。直接蒸気脱着方式および燃焼方式に比べてランニングコストが安価です。

排水処理問題を解決した脱臭システム

HNタイプ

ガスタック・エアクリンHNタイプの特長

クレハ球状活性炭循環式

脱臭装置

ガスタック・エアクリン

HNタイプ

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基本システム(HN-B型 窒素循環式)

HN

■ ガスタック・エアクリンHN-B型式 ■

型     

大  き  さ 電

G-

BAC充填量

奥   

高   

(/) (㎜) (㎜) (㎜) (kW) (kW) (t/h)(N/h) (㎏) (t)

50HN-B ~50 4,500 6,000 6,500 28 17 1.4 0.7 120 9

80HN-B ~80 4,500 6,000 6,500 30 18 1.4 0.7 160 10

120HN-B ~120 4,500 6,500 6,500 34 20 1.4 0.7 200 11

180HN-B ~180 5,000 6,500 6,500 38 23 1.4 0.7 280 12

240HN-B ~240 5,000 7,000 6,500 41 25 1.4 0.7 340 13

300HN-B ~300 5,500 7,500 6,500 45 27 1.4 0.7 420 15

420HN-B ~420 5,500 7,500 6,500 53 32 1.4 0.7 560 17

550HN-B ~550 6,000 8,000 6,500 68 41 1.4 0.7 720 19

750HN-B ~750 6,000 8,000 6,500 78 47 1.4 0.7 960 22

920HN-B ~920 6,000 9,000 6,500 98 59 1.4 0.7 1,160 25

※400℃脱着の場合。  ※下記電気容量にはチラーユニット設備を含みます。  ※920/以上の脱臭装置についても設計製作致します。

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型     

大  き  さ 電

G-BAC充填量

奥   

高   

(/) (㎜) (㎜) (㎜) (kW) (kW) (t/h)(N/h) (㎏) (t)

50HN-2B ~50 4,500 6,000 6,500 49 30 2.5 1.5 180 10

80HN-2B ~80 4,500 6,000 6,500 51 31 2.5 1.5 220 11

120HN-2B ~120 4,500 6,500 6,500 55 33 2.5 1.5 260 12

180HN-2B ~180 5,000 6,500 6,500 59 35 2.5 1.5 340 13

240HN-2B ~240 5,000 7,000 6,500 62 37 2.5 1.5 400 14

300HN-2B ~300 5,500 7,500 6,500 66 40 2.5 1.5 480 16

420HN-2B ~420 5,500 7,500 6,500 74 45 2.5 1.5 620 18

550HN-2B ~550 6,000 8,000 6,500 89 48 2.5 1.5 780 20

750HN-2B ~750 6,000 8,000 6,500 99 60 2.5 1.5 1,020 23

920HN-2B ~920 6,000 9,000 6,500 119 71 2.5 1.5 1,220 26

型     

大  き  さ 電

G-

BAC充填量

奥   

高   

(/) (㎜) (㎜) (㎜) (kW) (kW) (t/h)(N/h) (㎏) (t)

120HN-D ~120 7,500 7,000 8,000 98 59 7 2 540 12

180HN-D ~180 7,500 7,500 8,000 102 62 7 2 620 13

240HN-D ~240 7,500 8,000 8,000 106 64 7 2 680 14

300HN-D ~300 7,500 8,000 8,000 109 65 7 2 760 16

420HN-D ~420 7,500 9,000 8,000 117 70 7 2 900 18

550HN-D ~550 8,000 9,000 8,000 132 80 7 2 1,060 20

750HN-D ~750 8,000 10,000 8,000 142 85 7 2 1,300 23

920HN-D ~920 8,000 10,000 8,000 162 98 7 2 1,500 26

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■ ガスタック・エアクリンHN-2B型式 ■

■ ガスタック・エアクリンHN-D型式 ■

※400℃脱着の場合。  ※下記電気容量にはチラーユニット設備を含みます。  ※920/以上の脱臭装置についても設計製作致します。

※400℃脱着の場合。  ※下記電気容量にはチラーユニット設備を含みます。  ※920/以上の脱臭装置についても設計製作致します。

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クレハ球状活性炭《G-BAC》はそれぞれ独立した吸着塔および脱着塔を循環し、連続的に再生されながら排ガ

ス中のVOCを除去します。吸着塔は多段の流動床を形成しており、G-BACはVOCを吸着した後、脱着塔上

部に気流搬送されます。脱着塔は移動床を形成しており、G-BACは水蒸気により150~200℃に加熱されな

がら脱着ガスと向流で接触し、VOCが脱着していきます。脱着したVOCはコンデンサで冷却凝縮され、液体

として回収されます。VOCが脱着したG-BACは、吸着塔上部に気流搬送循環され、吸着・脱着の連続システ

ムが構成されます。

●小型で大風量を処理吸着部は流動層を用いた吸着方式なので、単位面積当りの処理風量が大きくとれ、装置を小型にできます。また、付帯設備もコンパクトに設計されています。

●連続運転も得意吸着および脱着再生が連続で行われるので、電気と水さえあれば長期間連続稼動でき、維持管理が容易です。

●メンテナンスも容易ブロワなど回転機器以外は、機械的駆動部が無く、メンテナンスが極めて容易です。

●低ランニングコスト流動層吸着なので、送風機の圧力が低く電力費の大幅な節減になります。固定層方式に比べ水蒸気の使用量が少なく、排水処理費用も安価です。

大風量処理が可能なコンパクト脱臭システム

HSタイプ

ガスタック・エアクリンHSタイプの特長

クレハ球状活性炭循環式

脱臭装置

HS

■ ガスタック・エアクリンHS型式 ■

型   式 50HS-B 80HS-B 120HS-B 180HS-B 240HS-B 300HS-B 420HS-B

処理風量 (/) ~50 ~80 ~120 ~180 ~240 ~300 ~420

大 

き 

A    (㎜) 2,000 2,000 2,000 2,150 2,100 2,100 2,100

B    (㎜) 2,100 2,200 2,400 2,400 2,900 3,400 4,400

C    (㎜) 3,600 4,300 4,400 4,500 4,800 5,100 5,200

電気設備

送風機 (kW) 3.7 3.7 7.5 11 11 15 18.5

再生関係(kW) 25.6 25.6 25.6 25.6 25.6 25.6 25.6

電気消費量

送風機 (kW) 2.3 3.5 5.2 7.5 9.6 12.2 15.0

再生関係(kW) 5.5 5.5 5.5 5.5 5.5 5.5 5.5

冷却水   (t/h) 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3

上水量   (㎏/h) 8 8 8 8 8 8 8

G-BAC充填量(㎏) 100 120 140 180 220 260 340

運転重量 (t) 1.7 2.0 2.2 3.0 3.6 4.1 5.1

※下記電気容量には電気ボイラー設備を含みます。  ※420/以上の脱臭装置についても設計製作致します。※送風機の静圧は全機種1.5kPa仕様となっております。

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ガスタック・OSタイプは、クレハ球状活性炭《G-BAC》を使用して、排ガス中の塩素系溶剤を連続して吸着除

去し、溶剤として回収する装置です。脱着は脱着部下部から直接吹き込まれる低圧水蒸気により直接加熱され、

吸着された溶剤成分が置換脱着されます。溶剤および水蒸気はコンデンサで冷却され凝縮したのち分離回収さ

れます。

●効率の高い回収装置連続脱着・脱着運転をするので装置がコンパクトであり、かつランニングコストが安価です。さらに、高濃度ガスの回収ができるので回収効率も高くなります。

●腐食問題を解決脱着部はグラスライニングを使用し、その他にも耐食材料を使用することにより、塩素系溶剤特有の酸腐食の問題を解決し、耐久性を高めています。

●排水処理が容易連続脱着方式のため排水は従来の固定層方式にくらべ大幅に少なく、曝気処理で容易に処理できます。オプション機器として装置に付帯することができます。

●メンテナンスが容易ブロワなど回転機器以外は、機械的駆動部が無く、メンテナンスが極めて容易です。

耐久性を追求した溶剤回収システム

OSタイプ

ガスタック・OSタイプの特長

塩化メチレントリクロロエチレン

回収装置

ガスタック

OSタイプ

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OS

配置図

基本システム

■ 塩化メチレン回収例

処理風量 160N/min(5~100℃)

入口濃度 7,000ppm

出口濃度 100ppm

■ ユーティリティ使用量

電  気 20kW  200V

冷  水 3t/h   7℃以下

冷 却 水 130t/h  30℃以下

水 蒸 気 630kg/h 0.2MPa

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●溶剤の再利用が可能空気脱着方式のため排水がほとんど無く、安定剤の残存率が高く回収溶剤は高純度であり再利用が容易です。

●設置面積が少ない吸着部は流動床方式であり吸着効率は高く、装置はコンパクトです。脱着に空気を使用しますので、付帯設備も少なく設置面積が少なくてすみます。

●抜群の低ランニングコスト脱着ガスとして空気を使用することから、ランニングコストは格段に安くなります。

●排水処理が不要排水がほとんど出ませんので専用の排水処理装置を置く必要はありません。

●メンテナンスが容易ブロワなど回転機器以外は、機械的駆動部が無く、メンテナンスが極めて容易です。

ガスタック・トリエースSAタイプの特長

テトラクロロエチレン回収装置

ガスタック・トリエース

SAタイプ

ガスタック・トリエースSAタイプは、クレハ球状活性炭《G-BAC》を使用して、排ガス中の塩素系溶剤(テト

ラクロロエチレン)を回収する装置です。吸着は効率の高い流動床方式です。脱着ガスは空気を使用することに

より、ランニングコストが安価で設備費も極めて低い回収装置です。

低コストで維持管理できる溶剤回収システム

SAタイプ

ガスタック・トリエース

SA

基本システム

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    式

処理風量 回収量 ユーティリティ使用量 電気

設備

容量

G-BAC

充填量

大  き  さ運転

重量

(/min)

(at=30℃)

Max. スチーム 冷却水 電力 幅 奥行 高さ

(kg/h) (kg/h)(t/h)(kW) (kW) (kg) (mm)(mm)(mm)(t)

10A-3P 9~11 3.5 5 0.3 1.6 2.0 80 2,400 1,100 3,900 1.5

10A-4P 9~11 7.0 8 0.6 2.0 2.6 120 2,700 1,100 4,000 2.0

15A-4P 13~17 7.0 8 0.6 2.6 3.3 140 2,900 1,200 4,000 2.2

15A-5P 13~17 12.0 12 0.9 3.9 4.9 200 3,100 1,300 4,500 3.0

20A-5P 18~22 12.0 12 0.9 3.9 4.9 220 3,100 1,300 4,500 3.2

20A-6P 18~22 18.0 17 1.4 3.9 4.9 360 3,200 1,350 4,600 3.5

30A-5P 27~33 12.0 12 0.9 4.4 5.6 240 3,300 1,400 4,500 3.0

30A-6P 27~33 18.0 17 1.4 4.4 5.6 360 3,500 1,500 4,600 3.7

30A-7P 27~33 26.0 23 1.9 5.1 6.4 500 3,700 1,650 5,000 5.0

40A-5P 36~44 12.0 12 0.9 5.6 7.1 260 3,400 1,400 4,500 3.5

40A-6P 36~44 18.0 17 1.4 5.6 7.1 360 3,600 1,550 4,600 4.0

40A-7P 36~44 26.0 23 1.9 6.3 7.9 520 3,800 1,650 5,000 5.2

40A-8P 36~44 36.0 33 2.8 7.1 8.9 680 4,100 1,800 5,600 5.5

50A-6P 45~55 18.0 17 1.4 5.6 7.1 380 3,700 1,600 4,600 4.0

50A-7P 45~55 26.0 23 1.9 6.2 7.8 520 3,900 1,650 5,000 5.5

50A-8P 45~55 36.0 33 2.8 7.1 8.9 700 4,200 1,800 5,600 6.5

50A-9P 45~55 48.0 44 3.8 9.4 11.7 940 5,300 2,100 5,600 8.0

■ ガスタック・トリエースSA型式 ■ ※�ユーティリティ使用量は最大回収時の値を示しています。※標準型式以外のものについても、設計製作しております。

SA

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SSRはガスタックVOC回収装置・脱臭装置で使用されるクレハ球状活性炭《G-BAC》の機側設置型連続高温

再生装置です。高性能のG-BACであっても、長期間連続使用することによる吸着性能の低下は避けられませ

ん。G-BACの再生は製造工場で行うという概念を払拭し、現地で回収装置を運転中に賦活再生をするという

画期的なものです。ガスタックでは、G-BACの充填量の多い回収装置などSNタイプやHNタイプに多くの

実績があります。

クレハ球状活性炭《G-BAC》の吸着能力を回復させる高温再生装置

SSR

ガスタック・SSRの特長

機側高温再生装置

SideStreamRegenerator

●G-BAC交換の手間と費用を低減劣化したG-BACを交換するには装置を停止し、交換の費用が伴いますがSSRではその費用が低減されます。

●生産稼動を止めないSSRでは回収装置・脱臭装置を稼動しながらG-BACの再生を進められるので、生産稼動を停滞させないですみます。また、VOCの回収運転を継続することができます。

ガスタック

SSR

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15

SSR

基本システム

配置図

■ ユーティリティ供給条件

電 気 200V×3φ×50Hz

冷却水 圧力0.2MPa 温度32℃以下

水蒸気 圧力0.7MPa

窒 素 圧力0.2MPa 純度99.99%以上

■ ユーティリティ使用量

電 気 10kW 

冷却水 1t/h 

水蒸気 10kg/h

窒 素 1N/h

■ 運転重量

1,800kg

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