Team Foundation Serivceを使ってみる
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31-May-2015 -
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Technology
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わんくま同盟 名古屋勉強会 #27
Team Foundation Serviceを使ってみる
2013/05/18
You&I
わんくま同盟 名古屋勉強会 #27
ジコ、ショウカイ。
• H/N: You&I(読み:ユーアンドアイ)
• SNS: @you_and_i
• 出身: 生まれも育ちも名古屋市
• 年齢: 30代中盤
• 本職: 商学部出身の職業プログラマ
• 言語: C++, C#, VB6.0, 日本語COBOL
• 所属: プログラミング生放送 名古屋支部
名古屋アジャイル勉強会
わんくま同盟 名古屋勉強会
わんくま同盟 名古屋勉強会 #27
Agenda
1. Team Foundation Server とは
2. Team Foundation Service とは
3. ServerとServiceの相違点
4. TFSの機能
5. デモ
6. まとめ
わんくま同盟 名古屋勉強会 #27
1. Team Foundation Server とは
わんくま同盟 名古屋勉強会 #27
1. TFServerとは (1/3)
• Microsoft VisualStudio 2005から登場した、ソフトウェアを速く、的確に構築するために必要な、堅実なコミュニケーション、コラボレーション、アプリケーション ライフサイクル管理のツールです。
• VS2005, VS2008, VS2010, VS2012と、VSのリリースと共にバージョンが更新されています。
• VS2012からは無償利用可能なExpress版も追加されました。
• VS又はWebブラウザから利用する。
わんくま同盟 名古屋勉強会 #27
1. TFServerとは (2/3)
• TFServerで出来る事
1. バージョン管理システム(VCS)
2. 自動ビルド&テスト(CI)
3. 作業項目トラッキング
• TFSのVCS機能は、Subversionのような中央リポジトリ型のVCS。VS2012 Update2からはVS Tools for Gitとgitコマンドを入れる事でVCSにgitが利用可能となる。– http://visualstudiogallery.msdn.microsoft.com/abafc7d6-dcaa-40f4-8a5e-d6724bdb980c
– ※現状はPreview版
わんくま同盟 名古屋勉強会 #27
1. TFServerとは (3/3)
• 必要となるサーバー製品
–Microsoft SQL Server
–Microsoft SharePoint
• システム要件(VS2012版)
–OS
•Windows Server 2008 SP2
•Windows Server 2008 R2 SP1
•Windows Server 2012
•Windows 7 SP1 (SharePoint関連機能の制限あり)
•Windows 8 (SharePoint関連機能の制限あり)
わんくま同盟 名古屋勉強会 #27
2. Team Foundation Service とは
わんくま同盟 名古屋勉強会 #27
2. TFServiceとは (1/3)
• Microsoftが2012年2月上旬にベータ版サービスとして提供を開始し、2012年11月に正式リリースとなった、Windows Azure Platform上で実装されているクラウドベースのWebサービス。
– http://tfs.visualstudio.com/
• VS又はWebブラウザから利用する。
わんくま同盟 名古屋勉強会 #27
2. TFServiceとは (2/3)
• TFServiceで出来る事
1. バージョン管理システム(VCS)
2. 自動ビルド&テスト(CI)
3. 作業項目トラッキング
• ServerとServiceとで出来る事は基本的に同じ。
• 3つの機能は単体でも利用可能。
–VCS機能のみを使った場合は、Githubのプライベートリポジトリのような使い方に近いかも。
わんくま同盟 名古屋勉強会 #27
2. TFServiceとは (3/3)
• 利用可能な開発環境
–Visual Studio Express 2012
• for Windows 8, for Windows Desktop, for Windows Phone 8, for Web
–Visual Studio 2010 / 2012
• Ultimate, Premium, Professional
– Eclipse
–Xcode (MacOSX)
–任意のgitクライアント (選択VCSがgitの場合)
わんくま同盟 名古屋勉強会 #27
3. ServerとServiceの相違点
わんくま同盟 名古屋勉強会 #27
3. ServerとServiceの相違点 (1/4)
• ServerとServiceとで出来る事は基本的に同じ。と先程書きましたが、異なる部分について幾つかまとめます。
わんくま同盟 名古屋勉強会 #27
3. ServerとServiceの相違点 (2/4)
• TFServer
– Express版 (小規模開発向け)
• 5ユーザーまで。CALを用意すればそれ以上も可。
•利用するMS SQL Server Express Editionによって最大容量が変わる。
– Full版
• サーバーライセンス及びCAL(6ユーザー以上時)が必要
•社内展開を考える場合には、SharePoint及びSQL Serverの維持・運用について考慮が必要。– TFVCのリポジトリデータはSQL Serverに格納される。その他ドキュメント管理データはSharePointに格納される。
わんくま同盟 名古屋勉強会 #27
3. ServerとServiceの相違点 (3/4)
• TFService
–有料プラン
• 2013年中に発表予定
–無料プラン
• 5ユーザーまで
•作成可能なプロジェクト数は無制限
•作業項目トラッキング
• アジャイルな計画ツール
• フィードバック管理
•自動ビルド(Preview版)
• テスト管理(Preview版)
わんくま同盟 名古屋勉強会 #27
3. ServerとServiceの相違点 (4/4)
• TFServerは、チーム内運用であったり、セキュリティや情報管理の観点からオンプレミス(自社運用)での開発を行う必要がある場合の選択肢となる。
• TFServiceは、チーム内運用であったり、分散開発/オフショア開発などでサーバー運用の手間を気にせずに開発したい場合の選択肢となる。また既存のプロジェクトからの移行手段は今の所はないようなので、新規開発するか、管理情報をTFSで一から始める事になる。
わんくま同盟 名古屋勉強会 #27
4. TFSの機能
わんくま同盟 名古屋勉強会 #27
4. TFSの機能 (1/5)
• TFSで出来る事
1. バージョン管理システム(VCS)
2. 自動ビルド&テスト(CI)
3. 作業項目トラッキング
わんくま同盟 名古屋勉強会 #27
4. TFSの機能 (2/5)
1. VCS機能
1. Team Foundation Version Control
•中央リポジトリ型
•チェックイン/チェックアウト– VSSの時からcommitではない!
• シェルブ(shelve:棚上げする、隠す)機能– チェックイン前状態のサーバーへの作業保存機能
2. git
•分散リポジトリ型– ローカルリポジトリにcommitしてサーバーリポジトリと同期。
•通常のgitの運用フローで作業。
わんくま同盟 名古屋勉強会 #27
4. TFSの機能 (3/5)
2. 自動ビルド&自動テスト機能 (1/2)
–自動ビルド機能
• CI(継続的インテグレーション)と呼ばれる機能です。何らかのトリガーを受けて、予め設定されたタスクを実行します。– TFSのトリガーの種類
» コードのチェックイン
»手動実行操作
» スケジュール
• ゲートチェックイン機能– チェックイン内容がリポジトリに正しくマージされ、且つマージ結果のビルドが正常に完了する場合にのみチェックインを受け入れる機能。
– これによりリポジトリの内容は、常にビルドが通る状態に保たれる。
わんくま同盟 名古屋勉強会 #27
4. TFSの機能 (4/5)
2. 自動ビルド&自動テスト機能(2/2)
–自動テスト機能
• テストケースの管理機能。利用するには、VisualStudioTest Professionalが必要らしい。パッケージ購入で定価約26万円。
わんくま同盟 名古屋勉強会 #27
4. TFSの機能 (5/5)
3. 作業項目トラッキング機能
–プロセステンプレートによる管理方法の選択
–バグトラッキング(BTS)、課題管理(ITS)
–タスクボードによる状況表示
• 次のデモではこれら3つの機能を紹介したいと思います。
わんくま同盟 名古屋勉強会 #27
5. デモ
わんくま同盟 名古屋勉強会 #27
5. デモ
1. TFS上でプロジェクトを作る
2. TFS上でタスクを作成する
3. VSでソリューションを作成する
4. VSからTFSにチェックインする
5. 自動ビルド設定
6. ビルドエラーとなる内容をチェックインする
わんくま同盟 名古屋勉強会 #27
6. まとめ
わんくま同盟 名古屋勉強会 #27
6. まとめ
• TFServiceを使って開発を行う事が出来るケースは限られてはいるが、本サービスを使うことで開発を便利に進めたり、開発者だけではなく開発者以外の人達とも連携を取って開発サイクルを回す為の機能が備わっています。
• 現状では、TFServerの社内運用を見越して、TFServiceから始めてみる。という使い方が良いかも知れません。