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SONG STYLE UTILITY MIDI KEY HOLD OCTAVE EXIT AD LIB EFX LOC MIX MUTE VALUE EDIT STEP 取扱説明書� この しくお いいただくために、ご に「安 のご 意」(P )と「 のご 意」(P )をよくお みくださ い。 また、この れた ただくために 、この をよくお みください。 なときにすぐに ることが できるよう、 いてください。

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SONG STYLE UTILITY MIDI

KEY HOLD OCTAVE

EXIT

AD LIB

EFX

LOC

MIX

MUTEVALUE

EDIT STEP

取扱説明書�

00908601 '96-5-??-21G

取扱説明書�

この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P. 2)と「使用上のご注意」(P. 5)をよくお読みください。�また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、この取扱説明書をよくお読みください。�取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。�

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・・・・・・・・・・・・・最寄りの営業所までご相談ください。�

札幌営業所� 〒060 札幌市中央区大通西6-2-6�

 三井生命札幌大通ビル7F TEL (011) 281-0708��仙台営業所� 〒980 仙台市青葉区本町2-10-33�

 第2日本オフィスビル1F TEL (022) 225-6221��大宮営業所� 〒331 大宮市桜木町1-441�

 GINZA YAMATO3 6F TEL (048) 648-8977��東京営業所� 〒101 東京都千代田区神田須田町2-7�

 タームスビル7F TEL 代表(03) 3251-5595��横浜営業所� 〒221 横浜市神奈川区鶴屋町2-11-3�

 KMビル5F TEL (045) 313-3841���

名古屋営業所� 〒460 名古屋市中区栄2-11-7�

 伏見大島ビル2F TEL (052) 202-1881��大阪営業所� 〒530 大阪市北区堂島浜1-4-16�

 大和堂島ビル6F TEL代表 (06) 345-9521��広島営業所� 〒730 広島市中区紙屋町1-1-17�

 広島MIDビル4F TEL (082) 247-2731��福岡営業所� 〒812 福岡市博多区店屋町1-31�

 東京生命福岡ビル7F TEL (092) 282-4190��

 修理に関するお問い合わせは

東京サービス・ステーション� 〒101 東京都千代田区神田須田町2-7�

 タームスビル7F TEL (03) 3251-1391��浜松サービス・ステーション� 〒433 浜松市高丘町878-8�

 TEL (053) 437-3212��大阪サービス・ステーション� 〒530 大阪市北区堂島浜1-4-16 大和堂島ビル6F �

TEL (06) 345-9537��福岡サービス・ステーション� 〒812 福岡市博多区店屋町1-31�

 東京生命福岡ビル 7F TEL (092) 282-4190��

函館サービス・スポット〈(有)ドルビィ〉�

 〒042 函館市柏木町35-25 TEL (0138) 53-6249��秋田サービス・スポット〈(有)音響サービス〉� 〒010 秋田市南通亀の町12-16�

 TEL (0188) 33-3465��新潟サービス・スポット〈サウンド・リペア北越〉�

 〒940 長岡市荻野1-7-16 TEL (0258) 29-2732��金沢サービス・スポット〈オリバー電子(有)〉�

 〒921 金沢市額谷1-32 TEL (0762) 98-8309��姫路サービス・スポット〈ギター ワークショップ  PEG〉�

 〒670 姫路市総社本町214 TEL (0792) 82-6529

あるいはサービス・スポットまでご相談ください。 なお、保証期間内の場合は保証書を添えてご依頼ください。��

 商品と修理に関するお問い合わせは�

サービスの窓口�

・・・商品をお求めの販売店か上記営業所、または下記のサービス・ステーション��

'95 11. 8 現在�

 商品のお取り扱いに関するお問い合わせは・・・�

お客様相談センター 受付時間:午前10時~午後5時(土、日曜、祝日を除く)��■東京  TEL (03) 3251-6150�  � 〒101 東京都千代田区神田須田町2-7 タームスビル7F��

■大阪  TEL (06) 345-9500� � 〒530 大阪市北区堂島浜1-4-16 大和堂島ビル6F ��

お客様相談センターまでご相談ください。�

※上記窓口の名称、所在地、電話番号等は、予告なく変更することがありますのでご了承ください。�

尚、お問い合わせの際には取扱説明書を�ご用意ください。�

安全上のご注意�

火災・感電・傷害を防止するには�

以下の指示を必ず守ってください�

取扱いを誤った場合に、使用者が傷害を負う危険が想定される場合および物的損害のみの発生が想定される内容を表わしています。��※物的損害とは、家屋・家財および家畜・ペットにかかわる拡大損害を表わしています。�

取扱いを誤った場合に、使用者が死亡または重傷を負う可能性が想定される内容を表わしています。�

警告�

注意�

注意の意味について�警告と� 図記号の例�

● は、強制(必ずすること)を表わしています。�具体的な強制内容は、● の中に描かれています。�

  は、注意(危険、警告を含む)を表わしています。�具体的な注意内容は、  の中に描かれています。�左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を表わしています。�

  は、禁止(してはいけないこと)を表わしています。�具体的な禁止内容は、  の中に描かれています。�左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。�

警告� 警告�●この機器を使用する前に、以下の指示と取扱説明書をよく読んでください。�

●この機器およびACアダプターを分解したり、改造したりしないでください。�

●修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれていないことは、絶対にしないでくだい。必ずお買い上げ店またはローランド・サービスに相談してください。�

●次のような場所での使用や保存はしないでください。�○温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)�

○水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)や湿度の高い場所�

○ホコリの多い場所�○振動の多い場所�

●ACアダプターは、必ず指定のもの(PSA-100シリーズ)を、AC100Vの電源で使用してください。�

●電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上に重いものを載せたりしないでください。電源コードに傷がつきます。�

●この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に入れないでください。�

●次のような場合は、直ちに電源を切ってACアダプターをコンセントから外し、お買い上げ店またはローランド・サービスに修理を依頼してください。�○ACアダプター本体や電源コードが破損したとき�

○異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりしたとき�

○機器が(雨などで)濡れたとき�○機器に異常や故障が生じたとき�

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●お子様のいるご家庭で使用する場合、お子様の取り扱いやいたずらに注意してください。必ず大人のかたが、監視/指導してあげてください。

.............................................................................................................

●この機器を落としたり、この機器に強い衝撃を与えないでください。

.............................................................................................................

●電源は、タコ足配線などの無理な配線をしないでください。特に、電源タップを使用している場合、電源タップの容量(ワット/アンペア)を超えると発熱し、コードの被覆が溶けることがあります。

.............................................................................................................

●外国で使用する場合は、お買い上げ店またはローランド・サービスに相談してください。

.............................................................................................................

●電池は、充電、加熱、分解したり、または火や水の中に入れたりしないでください。

.............................................................................................................

●この機器と AC アダプターは、風通しのよい、正常な通気が保たれている場所に設置して、使用してください。

.............................................................................................................

● AC アダプターを機器本体やコンセントに抜き差しするときは、必ず AC アダプターの本体やプラグを持ってください。

.............................................................................................................

●長時間使用しないときは、ACアダプターをコンセントから外してください。

.............................................................................................................

●接続したコードやケーブル類は、繁雑にならないように配慮してください。特に、コードやケーブル類は、お子様の手が届かないように配慮してください。

.............................................................................................................

●この機器の上に乗ったり、機器の上に重いものを置かないでください。

.............................................................................................................

●濡れた手でACアダプターの本体やプラグを持って、機器本体やコンセントに抜き差ししないでください。

.............................................................................................................

●この機器を移動するときは、ACアダプターをコンセントから外し、外部機器との接続を外してください。

.............................................................................................................

●お手入れをするときには、電源を切ってACアダプターをコンセントから外してください(P.5)。.............................................................................................................

●落雷の恐れがあるときは、早めにACアダプターをコンセントから外してください。

.............................................................................................................

●電池の使いかたを間違えると、破裂したり、液漏れしたりします。次のことに注意してください。○電池の + と - を間違えないように、指示どおり入れてください。

○新しい電池と一度使用した電池や、違う種類の電池を混ぜて使用しないでください。

○長時間使用しないときは、電池を取り出しておいてください。

○長時間使用しないときは、記憶した内容を他のMIDI 機器(シーケンサーなど)に保存し、電池を取り出しておいてください。

○液漏れを起こした場合は、柔らかい布で電池ケースに付いた液をよくふきとってから新しい電池を入れてください。また、漏れた液が身体についた場合は、水でよく洗い流してください。

○電池を、金属性のボールペン、ネックレス、ヘアピンなどと一緒に携帯したり、保管したりしないでください。

.............................................................................................................

●使用済みの電池は、あなたの地域のゴミ分別収集のしかたに従って、捨ててください。

.............................................................................................................

警告

注意

注意

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はじめに

PMA-5の特長

●タッチパネルによる直感的な操作

タッチパネル(表示画面)を直接付属ペンでタッチして機能の選択やパラメーター変更をすることができますので、直感的な操作で曲作りが行えます。

曲の演奏などの基本的な操作は、付属ペンを使わずに指

でも操作することができます。

●電池駆動

電池(単3乾電池6個)で動作しますので、どこにでも手軽に持ち運んでお使いいただけます。アルカリ電池で連続約 5時間使用できます。

●アレンジャー搭載

いろいろなジャンルのミュージック・スタイルを本体に100 スタイル(1スタイルにつき 6 ディビジョン 計600 種類)プリセットしています。プリセット・スタイルを1曲分並べてコード進行を指定するだけで、伴奏 x2、ベース、ドラムスによる計4トラックのバッキング・データができあがります。

●4トラック・リニア・シーケンサー

アレンジャーの4つの演奏トラックとは別に、4トラックの本格派シーケンサーを搭載しています。

●アドリブ・バー

演奏中にアドリブ・バーをなぞるだけでコード進行に合わせたアドリブ演奏が可能です(P.75)。

●コンピューター・インターフェース

パーソナル・コンピューターと直接接続することができますので、MIDI インターフェースを併用する必要がありません。

●GMシステム /GSフォーマットに対応

外部のシーケンサーを使って GMマークのついた曲データ(GMスコア)やGSマークのついた曲データを演奏させることができます(P.76)。

●高品位インストとエフェクト搭載

ノーマル・インストを 306 種類とドラムセットを 16 種類内蔵。さらにエフェクト(リバーブ8種類、コーラス8種類)も充実。

●簡単ステップ入力

タッチキーボードを使って、簡単にすばやく入力することができます。グリッド表示により、演奏データの発音タイミングが一目で分かります。また、一度入力した音の修正も簡単にできます。もちろんキーボードを使ったリアルタイム・レコーディングも可能です。

Apple は、米国 Apple Computer, Inc. の登録商標です。

Macintosh は、米国 Apple Computer, Inc. の商標です。

IBM、PC/ATは、米国 International Business Machines Corporationの登録商標です。

NEC PC-9800 は、日本電気株式会社の商標です。

GSマーク( )は、ローランド株式会社の登録商標です。

GSフォーマット GSフォーマットとは、MIDIを使用して音楽演奏する場合の音源に関する動作を統一することを目的としたローランドの共通仕様です。GSマーク(  )のついた音源を使うことにより、GSマークのついた市販のミュージック・データを演奏することができます。

GMシステム GM(General MIDI)システムとは、音源のMIDI機能の仕様を、メーカーを越えて標準化することを目的とした推奨規定です。GMシステムに合致した音源やミュージック・データにはGMマーク( )がついています。GM音源用のミュージック・データ(GMスコア)は、GMマークつきの音源であればどれでも同じ演奏表現ができます。

このたびは、ローランド パーソナル・ミュージック・アシスタント PMA-5 をお買い上げいただき、まことにあ

りがとうございます。PMA-5 はいつでもどこでも気軽に持ち運んで使うことのできる音楽制作ツールです。旅先

でふと思いついたフレーズを音として残しておきたいとき…、バンドのメンバーに自分の作った曲のイメージを

手軽に伝えたいとき…、ギター・ソロの練習用の伴奏がほしいとき…、ノート・パソコン用の音源として持ち運び

たいとき…など、PMA-5 は、いつでもあなたの良き音楽生活のパートナーとなってくれるでしょう。

PMA-5 を初めて使われるかたは、別冊の「クイック・スタート」からお読みください。「クイック・スタート」では、

PMA-5 の主な機能を、ステップ・バイ・ステップで紹介しています。

1996 ローランド本書の一部、もしくは全部を、無断で複写・転載することを禁じます。

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使用上のご注意

電源、電池のセットや交換について

●雑音を発生する装置(モーター、調光器など)や消費電力の大きな機器とは、別のコンセントを使用してください。

● AC アダプターを長時間使用すると AC アダプター本体が多少発熱しますが、故障ではありません。

●この機器は消費電流が大きいため、AC アダプターの使用をお薦めします。電池で使用する場合はアルカリ電池を使用してください。

●電池のセットや交換は、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、他の機器と接続する前にこの機器の電源を切った状態で行なってください。

● AC アダプターでこの機器の電源を入れながら電池を交換すると、記憶した内容を消去せずに電池を交換できます。

●接続するときは、誤動作やスピーカーなどの破損を防ぐため、必ずすべての機器の電源を切ってください。

設置について

●この機器の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあります。この場合は、この機器との間隔や方向を変えてください。

●テレビやラジオの近くでこの機器を動作させると、テレビ画面に色ムラが出たり、ラジオから雑音が出ることがあります。この場合は、この機器を遠ざけて使用してください。

●直射日光の当たる場所や、発熱する機器の近く、閉め切った車内などに放置しないでください。変形、変色することがあります。

お手入れについて

●通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、堅く絞った布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいときは、中性洗剤で汚れを拭き取ってから、柔らかい布で乾拭きしてください。

●変色や変形の原因となるベンジン、シンナーおよびアルコール類は、使用しないでください。

修理について

●お客様がこの機器や AC アダプターを分解、改造された場合、以後の性能について保証できなくなります。また、修理をお断りする場合もあります。

●修理に出される場合、記憶した内容が失われることがあります。大切な記憶内容は、他のMIDI 機器(シーケンサーなど)に保存するか、記憶内容をメモしておいてください。修理するときには記憶内容の保存に細心の注意を払っておりますが、メモリー部の故障などで記憶内容が復元できない場合もあります。失われた記録内容の修復に関しましては、補償も含めご容赦願います。

メモリー・バックアップについて

●本体内には、電源を切った後も記憶した内容を保持するための電池を装備しています。電池が消耗してくると、ディスプレイに次のように表示されます。

電池が消耗すると、記憶した内容が失われますので、早めに交換してください。交換するときは、必ずローランド・サービスに相談してください。

タッチパネルの取り扱い

●タッチパネルは、付属のタッチペンで操作してください。鉛筆やシャープ・ペンシルなど、先のとがったもので操作すると、タッチパネルに傷がつき故障の原因となります。

●タッチパネルを強く押さないでください。故障および破損する恐れがあります。

●持ち運ぶときは、カバーを閉じてホックをしてください。タッチパネルを傷や汚れから守ります。

●カバーと本体の間に硬いものをはさまないでください。タッチパネルに傷がつきます。

●タッチパネルは、ときどき乾いた柔らかい布で拭いてください。汚れたままタッチパネルを操作すると、傷がついたり、ペンのすべりが悪くなります。

その他の注意について

●記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などにより、失われることがあります。失っても困らないように、大切な記憶内容はバックアップとして他のMIDI 機器(シーケンサーなど)に保存しておいてください。

●本体メモリーや他のMIDI 機器(シーケンサーなど)の失われた記憶内容の修復に関しましては、補償を含めご容赦願います。

●故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端子などに過度の力を加えないでください。

●ディスプレイを強く押したり、叩いたりしないでください。

●この機器は回路保護のため、電源をオンしてからしばらくは動作しません。

●ディスプレイから多少音がすることがありますが、故障ではありません。

●ケーブルの抜き差しは、ショートや断線を防ぐため、プラグを持ってください。

●音楽をお楽しみになる場合、隣近所に迷惑がかからないように、特に夜間は、音量に十分注意してください。ヘッドホンを使用すれば、気がねなくお楽しみいただけます。

●輸送や引っ越しをするときは、この機器が入っていたダンボール箱と緩衝材、または同等品で梱包してください。

Battery Low

2 ページと 3ページに記載されている「安全上のご注意」以外に、次のことに注意してください。

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カバーの外しかた

●カバーは、硬貨やドライバーを使って外すことができます(外したネジはなくさないよう、大切に保管してください)。PMA-5 を持ち運ぶときは必ずカバーを付けてください。

この取扱説明書の読みかた

PMA-5 の取扱説明書は「クイック・スタート」と「取扱説

明書」の2冊構成になっています。

●クイック・スタート(別冊)

はじめて電子楽器をお使いになる方は、こちらからお読

みください。PMA-5 の主な機能とその操作例を紹介して

います。PMA-5 には豊富な機能が備わっていますので、

より詳しい説明が必要な場合は、「取扱説明書」も併せてお

読みください。

●取扱説明書(本書)

第1章~3章では、使う前の準備と基本的な操作方法な

どについて解説してありますので、必ずお読みください。

第4章は「目的別操作ガイド」になっていますので、目的

の項目をお読みください。第5章は「画面別機能」になっ

ています。

ボタンのはたらきを調べるときや、表示画面からその機

能を知りたいときなどにお読みください。第6章には、

インスト・リストやMIDI インプリメンテーションなどの

資料や補足事項などについて載せています。

※ 付属の「ポケット・ガイド」には、プリセット・スタイル・リストと音色リストが載っています。本体カバーのポケットに差し込んでご使用ください。

文中の表記について

●[]で囲まれた英文字は、タッチ・パネル上のボタンやスイッチを表します。例えば [EXIT] は を表し、[CHORD Tr] は を表します。

●「[MIX] をタッチして~」という操作説明のときは、[MIX] ボタンの表示を軽く押してください。

●画面について

取扱説明書に記載されている画面図の内容は、お買いげ時の設定と異なることがありますので、ご了承ください。

閉まる ゆるむ

硬貨

プリセット・スタイルの著作権について

本製品に収録されているプリセット・スタイルの著作権は当社が保有しています。

お客様が新たな作品の制作で、これらのプリセット・スタイルを使用されることに関しては、当社の許諾を必要としません。ただし、作成された作品が第三者の著作権を侵害しても当社は一切の責任を負いません。

デモ・ソングの著作権について

デモ・ソング(S21)を個人で楽しむ以外に、権利者の許諾なく使用することは法律で禁じられています。

S21曲名: Finale DEMO1996 Roland Corporation

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目次安全上のご注意.......................................................2

第1章 はじめにPMA-5の特長 .........................................................4

使用上のご注意.......................................................5

この取扱説明書の読みかた.....................................6

文中の表記について................................................6

各部の名称とはたらき ............................................9

電源の準備(乾電池 /ACアダプター) ................14電池の入れかた.............................................................14AC アダプターの接続 .................................................14

接続のしかた.........................................................15コンピューターとの接続............................................16コンピューター・スイッチの使いかた...................16

タッチパネルの正しい使いかた............................17タッチパネルの使用上の注意....................................17タッチペンの取り出しかた........................................17

第2章 基本的な操作方法画面の切り替えかた..............................................18モード切り替えボタン [SONG]、[STYLE]、[UTILITY]、[MIDI].......................................................18ページ・ボタン.............................................................18[MIX]、[EFX]、[MUTE]、[LOC] .............................18[EXIT]..............................................................................18[ENTER]、[DEL]..........................................................19

値の設定方法.........................................................19ドラッグ操作で値を変更する....................................19[VALUE] ボタンで値を変更する..............................19

スイッチ表示On/Off の切り替え..........................19

トラックの切り替え..............................................20

ソング・ナンバー、小節表示について.................20

第3章 PMA-5 の内部構成とはたらき

PMA-5の構成 .......................................................21

音源について.........................................................21

シーケンサーについて ..........................................22ソングについて.............................................................22トラックについて ........................................................22スタイルについて ........................................................22ディビジョンについて................................................23スタイルとコード変換について................................23ユーザー・スタイルについて....................................24

PMA-5パラメーター構造 .....................................24

第4章 目的別操作ガイドタッチ・キーボードで演奏する............................26

トラックの選択のしかた........................................................26

音色の選びかた.............................................................26オクターブを変更する (OCTAVE).....................27音を持続させる (KEY HOLD)..............................27タッチ・キーボードの音量を変える .......................27モジュレーションやピッチベンドをかける...........27

ソングを演奏する .................................................28ソングを選ぶ.................................................................28ソング演奏のしかた ....................................................28演奏中にコードを表示させる....................................28ソングを続けて演奏する ...........................................28

ソングに関する設定をする...................................30テンポを変更する ........................................................30ソングの初期テンポを設定する............................................30

音色の設定を記憶する................................................30ソング・タイトルをつける........................................30トラックの音を消音する[MUTE] .............................31トラックの音量、パンなどのミキサーの設定を変更する[MIX].......................................................................31リバーブ、コーラスの設定をする[EFX].................32

スタイル・トラックへの入力 ...............................33

コード・トラックへの入力...................................35

シーケンス・トラック(Tr1/2/3/4)の録音.........38リアルタイム・レコーディング................................38ステップ入力(一音ずつ入力する) .......................41ステップ入力操作例 ....................................................47演奏データの修正 ........................................................48

スタイルを演奏する..............................................50スタイルを選ぶ.............................................................50スタイル演奏のしかた................................................50コードを変えてスタイル演奏する ...........................50トラックの音をミュートする....................................50

ユーザー・スタイルを作る...................................51スタイルに関する設定................................................51スタイルの音色設定を記憶する................................52トラックの音量、パンなどのミキサーの設定を記憶する[MIX].......................................................................53ユーザー・スタイルを作るときの注意...................54リアルタイム・レコーディング................................54ステップ入力(一音ずつ入力する) .......................56演奏データの修正 ........................................................60

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ソングやスタイルの演奏データのエディット

(EDIT).................................................................62ソングのエディット ....................................................62スタイルのエディット................................................67MIDI イベント単位のエディット..............................72

アドリブ・バーで演奏する...................................75

GM/GS音源として使う(GM/GS サウンド・モジ

ュール・モード) .................................................76

PMA-5のデータをコンピューターに保存する

(バルク・ダンプ)................................................80バルク・ダンプしたデータを読み込む(バルク・ロード) ......................................................80タッチパネルの位置調整をする(キャリブレーショ

ン)...................................................................................81

全設定を初期化する(システム・イニシャライズ).81

第5章 画面別機能一覧ソング・モード(ソング・パラメーター)..........84ソング・モードの基本画面........................................84Inst Select .....................................................................84Initial Tempo .................................................................85Key Transpose............................................................85Keyboard Control .......................................................85Song Title......................................................................85Voice Reserve .............................................................85

スタイル・モード(スタイル・パラメータ) ......86スタイル・モードの基本画面....................................86Inst Select .....................................................................86Style Length.................................................................87Style Name....................................................................87Arrange Mode..............................................................87

ユーティリティー・モード...................................87Free Memory ................................................................87Battery ...........................................................................88Clear All ..........................................................................88Chain Play.....................................................................88Master Tune ................................................................88Touch Panel Calibration...........................................88System Initialize ...........................................................89

MIDI モード...........................................................89Tx Channel ...................................................................89Device-ID .......................................................................89Bulk Dump ....................................................................90MIDI Update .................................................................90Sync Mode ...................................................................90GM/GS Sound Module Mode................................91

ミキサー[MIX] .......................................................91Volume ...........................................................................91Pan..................................................................................91Reverb Send Level.....................................................91Chorus Send Level ....................................................91

エフェクト[EFX] ...................................................92Reverb............................................................................92Chorus ...........................................................................92

ミュート[MUTE] ...................................................92

ロケーター/リピート[LOC].................................92Locator REC Start......................................................93Locator Marker-A / Marker-B ................................93Repeat............................................................................93

エディット[EDIT] ..................................................93

テンポ ...................................................................94Tempo ............................................................................94Click Mode/Click Interval .........................................94Click Inst/Click Level .................................................94

第6章 資料故障と思う前に.....................................................96

エラー・メッセージ..............................................99

操作マップ ..........................................................100ソング・モード..........................................................100スタイル/ユーティリティー/MIDI モード......100リアルタイム・レコーディング.............................101ステップライト(Sequencer Tr).......................101ステップライト(Chord Tr, Style Tr) ..............101

インストゥルメント・リスト .............................102

ドラムセット・リスト ........................................104

プリセット・スタイル・リスト..........................106

コード・タイプ表 ...............................................108

コンピューター・ケーブル配線図 ......................109

MIDI について .....................................................110MIDI 端子について ....................................................110コンピューター端子について.................................110MIDI チャンネルとマルチティンバー音源...........110PMA-5 で扱うMIDI について ................................111受信するMIDI メッセージ.......................................111送信するMIDI メッセージ.......................................113

MIDI インプリメンテーション............................115

MIDI インプリメンテーション・チャート..........136索引.....................................................................138主な仕様..............................................................141サービスの窓口...................................................143

8

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9

各部の名称とはたらき

PC-2MIDI

PC-1Mac

COMPUTER

STARTlSTOP

POWER VOLUMEPHONESlDC IN 9V

MIDI INOUT

LINE OUTOFFON

電源スイッチ 電源をオン/オフします。 ※本製品は回路保護のため、   電源をオンしてからしば  らくは動作しません。

ACアダプター端子 別売の ACアダプター(PSA-100 シリーズ)を接続します。

ヘッドホン/ラインアウト端子 ヘッドホン/オーディオ出力兼用の端子です。 ヘッドホンを接続したり、接続ケーブルを使ってキーボードアンプやオーディオアンプに接続します。

ボリュームつまみ 出力レベルを調節します。 ※大きな音で長時間聞いていると、耳を痛めることがあります。

コンピューター端子 別売のコンピューター・ケーブルを接続して コンピューターと接続します(P. 16)。

スタート/ストップ端子 別売のフット・スイッチ(BOSS FS-5U)を接続して、演奏のスタート/ストップができます。 変換プラグ(標準 — ミニ)が必要です。

コンピューター・スイッチ コンピューター端子に接続するコンピューターによって切り替えます(P. 16)。 MIDI端子を使うときは「MIDI」にします。 コンピュータースイッチは電源をオフにしてから切り換えてください。

MIDI端子 他のMIDI機器とMIDIメッセージをやりとりする端子です。MIDI端子を使うときは、コンピューター・スイッチを「MIDI」にします。

音量のエチケット

ヘッドホンから漏れる音は、

周りの人に思わぬ迷惑をか

けてしまうことがあります。

適度な音量でお楽しみくだ

さい。

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PERSONAL MUSIC ASSISTANT

タッチパネル(表示部) LCD表示付きのタッチパネルです 表示のエリアをタッチペンで軽くタッチして操作します(タッチパネルの正しい使いかた P.17)。

ポケット ポケットには、付属のポケット・ガイドを差し込んでご使用ください。

カバー 持ち運ぶときは、タッチパネルを保護するためにホックをしてください。カバーは外すことができます(P. 6)。

タッチペン このペンでタッチパネルを操作します。 使用しないときはペンホルダーに収納します。

ペンホルダー

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(図は説明のために液晶表示を全点灯させてあります)

ソング/メジャー表示

ソング・ナンバーやメジャー(小節)を表示します(P.20)。表示をタッチすると、ソング・ナンバー表示とメジャー表示が切り替わります。スタイル・モードの時はスタイル・ナンバー表示とメジャー表示を切り替えます。

モード切り替えボタン

各モード・ボタンをタッチしてモードを切り替えます(P.18)。

ソング・モード・ボタン [SONG]

スタイル・モード・ボタン [STYLE]

ユーティリティー・モード・ボタン [UTILITY]

MIDI モード・ボタン[MIDI]

ソング・モードのときに[UTILITY](または[MIDI])をタッチすると[SONG]が点灯したまま[UTILITY]([MIDI])が点滅します。これは[EXIT]をタッチしてモードから抜けるとソング・モードに戻ることを表しています。

スタイル・モードのときに[UTILITY](または[MIDI])をタッチすると[STYLE]が点灯したまま[UTILITY]([MIDI])が点滅します。

トラック・エリア

8つの演奏用のトラックのいずれかをタッチすることで、キーボードで演奏するトラックを切り替えます。ソング演奏中は発音タイミングに合わせて各トラック・エリア下のアンダー・ラインが点灯します。

コード・トラック・ボタン [CHORD Tr]

コード・トラックにコードを入力するときに使います。また、演奏中のコードを表示させるときにも使います(P.20)。

スタイル・トラック・ボタン [STYLE Tr]

スタイル・トラックにスタイル番号を入力するときに使います。また、演奏中のスタイルを表示させるときにも使います(P.20)。

1

2

3

4

5

■タッチパネル

●表示部上段

SONGSONG STSTYLEYLE UTILITUTILITY MIDIMIDISTYLE TrCHORD TrTr4Tr3Tr2Tr1 DrBsA2A1

STYLE SONG STYLE UTILITY MIDISONGMEAS

2 モード切り替えボタン

3 トラック・エリア 4 コード・トラック・ボタン 5 スタイル・トラック・ボタン

1 ソング/メジャー表示

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DELETEボタン [DEL]

データを消去するときに使います。データをデリート(消去)できる状態でのみ、このボタンが点灯します。通常、このボタンは点灯していません。

ENTERボタン [ENTER]

データを入力するときや、操作を実行するときに使います。[ENTER]をタッチする必要があるときにこのボタンが点灯します。通常、このボタンは点灯していません。

ステップ入力パレット

ステップ入力時に、これらのボタンが点灯し、音の長さやタイなどを指定するのに使います(P.41)。ステップ入力以外ではこのパレットは点灯しません。

キーボード・ホールド・ボタン[KEY HOLD]

タッチ・キーボードで複数の音を鳴らすときに使います(P.27)。

オクターブ・ボタン

タッチ・キーボードのオクターブを変更するときに使います(P.27)。

また、コード・トラックの入力時には、コードの転回形を変更するときに使います(P.37)。

ベロシティー・ボタン

タッチ・キーボードのベロシティー音量を設定します(P.27)。

タッチ・キーボード

トラック・エリアで指定したトラックの音を鳴らします。上下にドラッグ操作すると、モジュレーションやピッチベンドがかかります(P.27)。ステップ入力時には音の入力に使い、入力した音をタッチ・キーボード上のドット表示(ノート・マップ)で確認することができます。コード入力時には、タッチ・キーボード上にコード・ルートとコード・タイプが表示され、コードが入力できます(P.35)。

ページ・ボタン

右側または左側にページがあるときに点灯し、このボタンをタッチすることでページを送ることができます(P.18)。ステップ入力画面では、イベント(演奏情報)をサーチするために使用します(P.46)。

メッセージ・エリア

各モードの状況に応じていろいろな表示をします。メッセージ・エリアの表示を直接タッチしたり、ドラッグすることで、値を変更することができます(P.19)。

6

7

8

9

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13

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KEY HOLD OCTAVE

Basson

F G A B C D E M M7 7 9 sus4 dim aug

N.C6m7mI

ENTERDELKEY HOLD OCTAVE

RESTTIEAUTOMAN

MEASURE BEAT CLOCK NOTE DURATION VELOCITY

8 ステップ入力パレット

9 キーボード・ホールドボタン   [KEY HOLD]

10 オクターブ・ボタン [OCTAVE]

12 タッチ・キーボード

13 ページ・ボタン

13 ページ・ボタン

14 メッセージ・エリア

11 ベロシティー・ボタン

6 DELETE ボタン [DEL] 7 ENTER ボタン [ENTER]

●表示部中段

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ミキサー・ボタン[MIX]

演奏用トラック(Tr1、Tr2、Tr3、Tr4、A1、A2、Bs、Dr)のボリュームやパンなどの設定をします(P.31 P.53)

エフェクト・ボタン[EFX]

リバーブやコーラスの設定をします(P.32)。

ミュート・ボタン[MUTE]

各トラックのミュート(消音)を設定したり、一つのトラックだけ演奏させるときに使います(P.31)。また、演奏中には、各トラックの発音状態を確認することもできます。

ロケーター・ボタン[LOC]

録音開始小節やあらかじめ指定した小節へワンタッチでジャンプすることができます(P.41)。ソングの任意の区間をくり返して演奏する(リピート機能)ときもロケーター・ボタンを使います。

エグジット・ボタン[EXIT]

モードの基本画面に戻るときや操作を中断するときに使います。

エディット・ボタン[EDIT]

ソングやメジャー、またはスタイルの編集(コピーなど)や修正(クオンタイズなど)をするときに使います(P.62)。[EDIT]をタッチすると、状況に適したエディット画面になります。

[EDIT]タッチ前の状況: 開くエディット画面

ソング・モード: ソングやシーケンス・トラックの演奏データに関する編集(P.62)。

スタイル・モード: スタイルやスタイルの演奏トラック(A1、A2、Bs、Dr)の演奏データに関する編集(P.67)。

ステップ入力画面: イベントの移動、グリッド単位のコピー、消去、ノート以外のMIDIイベントの挿入(P.72)。

ステップ入力ボタン

一度タッチすると、シーケンス・トラックのステップ・スタンバイ画面になり、もう一度タッチすると、ステップ入力画面になります(P.56)。コード・トラックやスタイル・トラックが選択されているときに[STEP]をタッチすると、コード・トラック、スタイル・トラックのステップ入力画面になります。元の画面に戻すときは[EXIT]をタッチします。コード・トラックとスタイル・トラックのステップ・スタンバイ画面はありません。

テンポ・ボタン[TEMPO]

テンポの設定やクリックの設定をします(P.30)。元の画面に戻すときは[EXIT]をタッチします。

シーケンサー・ボタン

シーケンサーの演奏や録音または小節の移動に使用します(P.28)。

バリュー・ボタン[VALUE]

メッセージ・エリア中のカーソルのある値を変更するときに使います(P.19)。

アドリブ・バー

ソングの演奏中にバーをなぞってアドリブ演奏をすることができます(P.75)。

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21

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25

EXIT

VALUE

AD LIB

EFX

LOC

MIX

MUTEEDIT STEP

21 ステップ入力ボタン[STEP]

24 バリューボタン [VALUE]

22 テンポ・ボタン[TEMPO] 23 シーケンサー・ボタン

25 アドリブ・バー

19 エグジット・ボタン[EXIT]

18 ロケーター・ボタン[LOC]

17 ミュート・ボタン[MUTE]

20 エディット・ボタン[EDIT]

16 エフェクト・ボタン[EFX]

15 ミキサー・ボタン[MIX]

●表示部下段

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電源の準備(乾電池 /AC アダプター)

電池の入れかた

電源が OFF になっているのを確認してから、付属の電池を+、-の向きに注意して入れます。

OPEN

※+/-の向きに注意してください。

電池交換の際は、単3アルカリ電池を 6個使用してください。電池は、新しいものと古いものを混ぜて使用しないでください。アルカリ電池を使用したときの連続使用時間は約 5時間です。

※ 電池の残量はユーティリティー・モードの Battery 画面でチェックすることができます(P.88)。

※ 電池でご使用の場合、タッチパネルの操作が約 15分以上行われないと、電池の消耗を防ぐため自動的に電源をオフします(オート・パワー・オフ機能)。ただし、ソングやスタイルの演奏中であったり、GM/GS サウンド・モジュール・モードに設定されているときは、オート・パワー・オフ機能は働きません。

オート・パワー・オフ機能により電源がオフとなった場合は、一度電源をOff にしてから、再度Onにしてください。

ACアダプター使用時にはオート・パワー・オフ機能は働きません。

ACアダプターの接続

別売の ACアダプター(BOSS PSA-100 シリーズ)を使用すれば、家庭用のコンセントから電源を供給することができます。

※ 長時間ご使用にならないときは、アダプターをコンセントから抜いておいてください。

PMA-5

※PMA-5 専用のACアダプターを使用してください。他の ACアダプターの使用は、  誤動作や故障の原因となりますので、絶対におやめください。

ACアダプター (PSA-100シリーズ)

POWER VOLUMEPHONESlDC IN 9V

MIDI INOUT

LINE OUTOFFON

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接続のしかた接続する前に 本体とアンプなどの接続機器の電源をオフにします。電源がONのまま接続

すると、スピーカーの破損など、トラブルの原因になります。

PC-2MIDI

PC-1Mac

COMPUTER

STARTlSTOP

RS-232Cへ

NEC PC-9800IBM PC/ATApple Macintosh

RS-232Cへ Modem Port へ

コンピューター・ケーブル RSC-15APL(別売)

コンピューター・ケーブル RSC-15AT(別売)

コンピューター・ケーブル RSC-15N(別売)

フットスイッチ BOSS FS-5U など(別売)

ACアダプター BOSS PSA-100シリーズ(別売)

標準/ミニ 変換プラグ

POWER VOLUMEPHONESlDC IN 9V

MIDI INOUT

LINE OUTOFFON

MIDIキーボード

音源モジュール

ステレオ・ヘッドホン ステレオ・セット アンプ内蔵スピーカー

MIDI INMIDI OUT

※MIDI端子を使うときはコンピューター・スイッチ  を「MIDI」にします(P.16)。

※変換プラグが必要です(フォーン⇔ミニ)。 他の機器と接続するとき、および コンピューター・スイッチを切り 替えるときは、必ず電源を切った 状態で行ってください。

PC-2MIDI

PC-1Mac

PC-2MIDI

PC-1Mac

PC-2MIDI

PC-1Mac

PC-2MIDI

PC-1Mac

Apple Macintosh IBM PC/AT NEC PC-9800

※ ACアダプターは別売のBOSS PSA-100 シリーズをご使用ください。

※ オーディオ接続ケーブルは使用する接続機器のジャックの形状に合うものを別途購入してください。

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コンピューターとの接続

PMA-5 にはコンピューター用の専用端子とその働きを決めるスイッチ(コンピューター・スイッチ)がついています。コンピューター端子ではMIDI 端子で扱う全ての情報を転送することができます。コンピューター端子を使う場合は、専用ケーブルで、コンピューターと直結できますが、使用するコンピューターがシリアル・ポート(コンピューター本体の通信端子)に対応していなければなりません。

[1] PMA-5 の電源をオフにして、PMA-5 側面のコンピューター・スイッチを設定します。

※ コンピューター・スイッチの切り替えは、電源をオフにして行ってください。その後、電源をオンにすると有効になります。

PC-1 のボー・レイトは 31.25K(bit/sec)、PC-2のボー・レイトは、38.4K(bit/sec)となっています。お使いになるMIDI アプリケーション(ソフトウエア)が要求するボー・レイトにコンピューター・スイッチを設定してください。

スイッチの設定については、ソフトウエア付属の取扱説明書をよくお読みください。一般的には、下図のようになっています。NEC PC-9800シリーズの場合は PC-1 または PC-2 にします。

[2] コンピューター背面のRS-232C端子、またはモデム・ポートにコンピューター・ケーブルを接続します。

※ コンピューター・ケーブルは必ず以下のものをご使用ください。

[3] コンピューター・ケーブルのもう片方を PMA-5のコンピューター端子(COMPUTER)に接続します。

[4] PMA-5 の電源をオンにします。

※ 接続しているコンピューター、あるいは使用しているアプリケーションの MIDI THRU を OFF にしてください。MIDI THRU を ONにすると、PMA-5 から送信したMIDI メッセージがループしてしまうので正しく演奏できません。

< PC-9800 シリーズ、IBM PC/AT シリーズで使うときの注意点>

PMA-5 のコンピューター端子と各パーソナル・コンピューターを接続しても、ソフトウエア(MIDI アプリケーション)が対応していなければ正常に動作しません。必ず、パーソナル・コンピューターのシリアル・ポート対応のソフトウエアとともに使用してください。

その他、各コンピューター上での設定が必要な場合がありますので、使用するソフトウエアの取扱説明書をよくお読みの上、適切な設定をしてからお使いください。

コンピューター・スイッチの使いかた

コンピューター端子を使用するときは、使用するコンピュータによってコンピューター・スイッチを設定します。MIDI 端子を使用するときは、コンピューター・スイッチをMIDI にします。

※ コンピューター・スイッチの切り替えは、電源をオフにして行ってください。その後、電源をオンにすると有効になります。

Mac : コンピューター端子とApple Macintosh を接続するときに使用します。

PC-1 : コンピューター端子と NEC-9800 シリーズを接続するときに使用します。

PC-2 : コンピューター端子と IBM PC/AT または NEC-9800 シリーズを接続するときに使用します。

MIDI : MIDI 端子を使うときに使用します。

※ コンピューター・スイッチを Mac/PC-1/PC-2 にすると、MIDI 端子(MIDI IN/MIDI OUT)は使用できません。ただし、GM/GS モード(P.76)の時に限りMIDI IN で受信した特定のMIDI 情報(ノート・オン、ノート・オフ、コントロール・チェンジ、ピッチ・ベンド・チェンジ)をコンピューター端子にそのまま出力(THRU)させることができます。

PC-2MIDI

PC-1Mac

PC-2MIDI

PC-1Mac

PC-2MIDI

PC-1Mac

PC-2MIDI

PC-1Mac

Apple Macintosh IBM PC/AT

NEC PC-9800

Macintoshシリーズ  RSC-15APL

PC-9800シリーズ   RSC-15N

IBM PC/ATシリーズ RSC-15AT(これは9ピン・タイプのケーブルです。25

ピンタイプのものが必要な場合は、P.109 の配線図をご

覧になり、適切なケーブルを購入してください。)

PC-2MIDI

PC-1Mac

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タッチパネルの正しい使いかた

タッチパネルの使用上の注意

● タッチパネルは付属のタッチペンで操作してください。

● 付属のタッチペン以外のもの(鉛筆やシャープペンシル)でタッチパネルを操作しないでください。タッチパネルに傷がつくだけでなくタッチパネルが破損することがあります。タッチパネルを強く押さえてもいけません。

● 持ち運ぶときや使用しないときは、カバーを閉じてホックをしてください。タッチパネルを傷や汚れから守ります。

● カバーと本体の間に硬いものを挟まないでください。タッチパネルに傷がつきます。

● タッチパネルはときどき乾いた柔らかい布でふいてください。汚れたままタッチ・パネルにタッチすると傷がついたり、ペンの滑りが悪くなります。

タッチペンの取り出しかた

本体側面に取り付けられているペンをまっすぐに引き出してください。ペンを取り付けるときはペンの突起部分とペンを入れる穴の位置を合わせてゆっくり差し込みます。

※付属のタッチペン以外のものを差しこまないでください。

SONG SONG STYLE UTILITY MIDISTYLE TrCHORD TrTr4Tr3Tr2Tr1 DrBsA2A1

KEY HOLD OCTAVE

EXIT

AD LIB

EFX

LOC

MIX

MUTEVALUE

EDIT STEP

PERSONAL MUSIC ASSISTANT 鉛筆 ボールペン シャープペンシル

付属タッチペン

まっすぐに  引き出します。

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基本的な操作方法

画面の切り替えかた

モード切り替えボタン[SONG]、[STYLE]、[UTILITY]、[MIDI]

PMA-5 のいろいろな設定や操作を 4つのモード切り替えボタンによって分類しています。モード切り替えボタンをタッチしてモードを切り替えます。

ソングモードの基本画面

※ ソング・モードのときに[UTILITY](または[MIDI])をタッチすると、[SONG]が点灯したまま[UTILITY]([MIDI])が点滅します。これは[EXIT]をタッチしてモードから抜けるとソング・モードに戻ることを示しています。

スタイル・モードのときに[UTILITY](または[MIDI])をタッチすると[STYLE]が点灯したまま[UTILITY]([MIDI])が点滅します。

※ ソングやスタイルの演奏中や録音中は、モードを切り替えることはできません。

※ GM/GS サウンド・モジュール・モードにするときは、MIDI モードの Sound Module GM/GS Mode画面から[ENTER]をタッチします(P.76)。

ページ・ボタンメッセージ・エリアに表示された画面にページが存在するときは、ページがある方向のページ・ボタンが点灯し、ページ・ボタンをタッチするとページが送られます。最初のページが表示されているときは、左側にページがないので右側のページ・ボタンだけ点灯します。最後のページが表示されているときは右側のページはないので、左側のページ・ボタンだけ点灯します。

※ 本文中で「ページ・ボタンをタッチして・・」という説明があるときはページ・ボタンの右または左をタッチして所定の画面を選んでください。

※ ステップ入力画面では、イベントをサーチするためにページ・ボタンを使用します(P.46)。

[MIX]、[EFX]、[MUTE]、[LOC]

これらのボタンをタッチすると次の各機能を設定する画面になります。

[MIX](ミキサー) 各トラックのボリュームやパンな

どの設定(P.31 P.53)

[EFX](エフェクト) リバーブやコーラスの設定(P.32)

[MUTE](ミュート) トラック・ミュートの設定、トラックの演奏状態の表示(P.31)

[LOC](ロケーター) ロケート・ポイントの設定、ロケート・ポイントへ移動、小節のリピート(P.41)

※ GM/GS サウンド・モジュール・モードのときは[MIX]、[EFX]、[MUTE]、[LOC]ボタンは、効きません。

元の表示画面に戻すときは[EXIT]をタッチします。

[EXIT]

[EXIT]をタッチすると元のモード画面に戻ります。操作を中断するときや、なにか分からない画面表示になってしまったときに[EXIT]をタッチします。

SONGSONG STSTYLEYLE UTILITUTILITY MIDIMIDI

ソングの演奏、録音 スタイル、コードの入力 スタイルの演奏、録音

システムの設定 MIDIの設定、操作

STYLE TrCHORD TrTr4Tr3Tr2Tr1 DrBsA2A1SONGSONG

SONG(ソング・モード):ソングの演奏、またはソングの録音、作成(スタイ

ル番号の入力、コード進行の入力)をするモード

STYLE(スタイル・モード):スタイルの演奏、またはユーザー・スタイルの録音

をするモード

UTILITY(ユーティリティー・モード):PMA-5全体の設定や付加機能の設定、操作をするモ

ード

MIDI(MIDI・モード)  :MIDIに関する設定や操作をするモード

左ページボタン 右ページボタン

ページボタン

最初のページなので右側のページ・ボタンだけが点灯します。

左または右のページをタッチしてページを送ることができます。

EXIT

AD LIB

EFX

LOC

MIX

MUTEEDIT STEP

EXIT

AD LIB

EFX

LOC

MIX

MUTEEDIT STEP

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[ENTER]、[DEL]操作を実行するとき、または変更した値を入力するときに [ENTER]が点滅または点灯することがあります。そのときは[ENTER]をタッチすると、値の入力、または操作の実行をします。

メッセージ・エリアに表示された値を削除するときは

[DEL]をタッチします。

※ [ENTER]、[DEL]は操作が可能なときだけ点灯します。

値の設定方法

ドラッグ操作で値を変更する

[1] メッセージ・エリアに表示された「値」をタッチしながら、ペンをタッチパネルから離さずにそのまま上方向(または下方向)に動かします(ドラッグします)。

※ 本文中で「~をドラッグします。」という操作説明のときは、この操作を行います。

※ ドラッグ中にペンで他の表示エリア(またはボタン)をタッチしても、その表示エリアを操作したことにはなりません。ドラッグ操作では、ペンを下ろした位置の表示エリアの値を変更します。

[VALUE] ボタンで値を変更する

[1] メッセージ・エリアに表示されている「値」をタッチします。

タッチした値が点滅します。

※ 画面上に値が1つしかないときは、この操作(値をタッチする操作)は必要がありません。

[2] [VALUE]の + ボタン(または - ボタン)をタッチして値を変更します。

※ 値を1つずつ変更するときに便利な方法です。

※ [VALUE]の + ボタン(または - ボタン)を押し続けると値が連続して変化します。

スイッチ表示On/Off の切り替え

メッセージ・エリアに表示されるスイッチの形の記号をタッチすると、Onと Off を切り替えることができます。

このスイッチ表示の上をタッチすると、On と Off が切り替わります。

KEKEY HOLDY HOLD OCTOCTAVEVE

SONGSONG STSTYLEYLE UTILITUTILITY MIDIMIDI

EXIT

VALUE

AD LIB

EFX

LOC

MIX

MUTE

OCTAVE

STYLE TrCHORD TrTr4Tr3Tr2Tr1 DrBsA2A1SONGSONG

EDIT STEP

タッチしたまま...

ドラッグする

KEKEY HOLDY HOLD OCTOCTAVEVE

SONGSONG STSTYLEYLE UTILITUTILITY MIDIMIDI

EXIT

VALUE

AD LIB

EFX

LOC

MIX

MUTE

OCTAVE

STYLE TrCHORD TrTr4Tr3Tr2Tr1 DrBsA2A1SONGSONG

EDIT STEP

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トラックの切り替え

<演奏用トラック>

8つのトラックのどれかをタッチして、タッチ・キーボードで演奏するトラックを選択します。選択されたトラック表示(Tr1 など)が点滅します。

リアルタイム録音、またはステップ入力するトラックを切り替えるときも同様に操作します。

<コード・トラック、スタイル・トラック>

[CHORD Tr]をタッチすると、[CHORD Tr]が点滅しコード・トラックに入力されているコード進行を表示します(P.28)。

[STYLE Tr]をタッチすると、[STYLE Tr]が点滅しスタイル・トラックに入力されているスタイルを表示します。

スタイル・トラックを入力するときは、[STEP]をタッチしてから[STYLE Tr]、コード・トラックを入力するときは[CHORD Tr]をタッチします。

ソング・ナンバー、小節表示について

ソング・モードのときタッチ・パネルの左上のソング/

メジャー表示をタッチすると、ソング・ナンバー表示

とメジャー表示が切り替わります。スタイル・モード

の時はスタイル・ナンバー表示とメジャー表示を切り

替えます。

トラック

ソング・ナンバー表示 小節表示

20

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21

PMA-5 の内部構成とはたらき

PMA-5の構成

PMA-5 の内部は、大きく分けてシーケンサー部、音源部、コントロール部から構成されます。

シーケンサー部

キーボードの演奏やステップ入力された演奏データを記録、編集したり、演奏データを再生します。

音源部

タッチ・キーボードの演奏または、シーケンサーの演奏データにしたがって発音します。

コントロール部

タッチ・パネルの操作によってシーケンサー部と音源部をコントロールします。

音源について

PMA-5 は、8 つの演奏用トラック(Tr1、Tr2、Tr3、Tr4、A1、A2、Bs、Dr)それぞれに別の音色を割り当てて演奏させることができます。Dr トラックに関しては、ドラム・セットを選ぶことができ、各鍵盤にドラムやパーカッションが割り当てられています(P.104 P.105)。

タッチ・キーボードか、接続した外部MIDI キーボードを弾くと、選択されたトラックの音色で発音します。

外部MIDI キーボードでリアルタイム・レコーディングするときは、外部キーボードのMIDI 送信チャンネルに関係なく、選ばれている演奏トラックで録音されます。

最大同時発音数PMA-5 の最大同時発音数は 28 音です。音色によっては複数の音から1つの音を構成しているものがあり、最大同時発音数が 28音より少なくなることがあります。最大同時発音数を越えたときに、トラックごとの必要最小限のボイス数を確保するためには、ボイス・リザーブ(P.85)を設定します。

GM/GS サウンド・モジュール・モード受信するMIDI チャンネル別に複数のパートを発音させるときは、GM/GS サウンド・モジュール・モード(以下GM/GS モード)にします(P.76)。GM/GS モードにすると、PMA-5 は 16 パート・マルチティンバー音源になり、GM/GS 音源として必要なすべてのMIDI メッセージを受信します。ただし GM/GS モードにすると本体のシーケンサーは機能しなくなりますので、本体のソングやスタイルの演奏・録音はできません。

※ GM/GS サウンド・モジュール・モードについては、P.76 をご覧ください。

シーケンサー部 音源部

コントロール部(タッチパネル)

演奏情報

再生

録音 演奏

シーケンス・トラック

シーケンス部

Tr1 Tr2 Tr3 Tr4

Tr1 Tr2 Tr3 Tr4 A1 A2 Bs Dr

音源部 LINE OUT

スタイル

A1 A2 Bs Dr

MIDI IN

Track SelectTouch Keyboard

Ch1 Ch16Ch2 Ch3 Ch15

シーケンス部+音源部

Tr1 Tr2 Tr3 Tr4 A1 A2 Bs Dr

LINE OUT

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シーケンサーについて

■ソングについてPMA-5 では一つの曲のことをソングといいます。最大20ソングまで記憶することができます。

※ ソングの演奏データ(シーケンス・トラック、コード・トラック、スタイル・トラックのデータ)の使用状態により、記憶できるソング数は制限されます。また、ユーザー・スタイルの演奏データの使用状況によっても記憶できるソング数は限定されます。

■トラックについてトラックとは楽器ごとの演奏データや演奏制御データを記憶しておく場所のことです。ソングを作るときは性質の違う2種類のトラックを使って曲を作ります。

●シーケンス・トラック(Tr1、Tr2、Tr3、Tr4)

シーケンス・トラックは、トラックに直接演奏データを書き込むことができるので、メロディーやオブリガートなどの比較的長いフレーズを演奏するのに適しています。単体シーケンサーでよく見られるトラック形式です。

●バッキング・トラック

バッキング・トラックは、スタイル・トラックとコード・トラックからなり、バッキングの演奏をさせるための制御用トラックです。

バッキング・トラックは、シーケンス・トラックと異なり、演奏データを録音することはなく、あらかじめ用意されたスタイル演奏の制御をします。いいかえると、どのスタイルをどのコードで演奏させるかを入力するためのトラックです。

スタイル・トラックは、あらかじめ用意された数小節の演奏パターン、「スタイル(次の項参照)」を並べるためのトラックです。スタイル・トラックには、演奏データを直接入力するのではなく、スタイル番号を入力します。

コード・トラックには、PMA-5 にあらかじめ用意されているコード・ネーム(ルートとコード・タイプ)を入力します。コード・トラックに入力されたコード進行を元に、スタイルの演奏データが変換されます。

■スタイルについて音楽には「ロック」や「ジャズ」など、いろいろなジャンル(音楽スタイル)の曲があります。同じジャンルの曲では、それにふさわしい演奏パターン(フレーズ)や使用する楽器、または演奏するテンポなどがほぼ決まっているので、「~らしさ」というものを感じとることができます。PMA-5 では、各ジャンルの伴奏部分の演奏パターンや、演奏する楽器(音色)、またはテンポをまとめたものをプリセット・スタイルとして内蔵していますので、スタイルを元にして簡単に「~らしい」曲を作ることができます。

また、同じジャンルのスタイルでも、曲の部分(イントロやフィルインなど)によって少し異なった演奏パターンが必要になります。これらの演奏パターンのことをディビジョンといい、1つのプリセット・スタイルにつき6種類分(イントロ、メインA、フィル1、メインB、フィル2、エンディング)用意しています(ディビジョン P.23)。

実際に曲を作るときは曲の構成を考えながらスタイル(ディビジョン)をスタイル・トラックに並べていくだけで伴奏を作ることができます。

プリセット・スタイルは、伴奏2パート(A1/A2)、ベース(Bs)、ドラム(Dr)の計4パートで構成され、数小節の伴奏パターンをくり返し演奏するのに適しています。

※ A1は、Accompaniment 1(アカンパニメント:伴奏)の略です。

SONG

Tr1Tr2Tr3Tr4

CHORD Tr

STYLE Tr

SONG S01 - S20

P001 - P600

STYLE(User)

A1A2BsDr

A1A2BsDr

STYLE(Preset)

U001 - U200

Sequence Tr

スタイル スタイル スタイル スタイル

コード コード コード コード

シーケンス  トラック

バッキング  トラック

Tr1Tr2Tr3Tr4

STYLE Tr

CHORD Tr

スタイル

伴奏1 伴奏2 ベース ドラムス

22

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PMA-5 に内蔵されているスタイルを「プリセット・スタイル」といい、P001 ~ P600 のスタイル番号が付いています。一方、ユーザーが作ることのできる空白のスタイルを「ユーザー・スタイル」といい、U001 ~ U200のスタイル番号が付いています(ユーザー・スタイルについて P.24)。

※ プリセット・スタイル・リストは 106 ページをご覧ください。

■ディビジョンについてPMA-5 に内蔵の 100 個のスタイル(=音楽ジャンル)は、それぞれ 6 つのディビジョン(イントロ/メインA/メインB/フィル1/フィル2/エンディング)のプリセット・パターンから構成されています。従って、PMA-5が持つプリセット・パターンの総数は 600 個ということになります。各スタイル・ネームの末尾の文字でディビジョンが分かるようになっています。

スタイル ディビジョン:P511:Bossa ーI IntroP512:Bossa ーA Main AP513:Bossa ーB Main BP514:Bossa ー1 Fill 1P515:Bossa ー2 Fill 2P516:Bossa ーE Ending

曲を作るときは、まず同じスタイル名のディビジョンのプリセット・パターンを組み合わせることから始めてみてください。

スタイルの6つのディビジョンのうち、イントロ / メインA / メインB / エンディングは、物語などの「起承転結」にたとえるとわかりやすいでしょう。残りの2つのディビジョンは楽曲のふしめふしめに入れます。

次の順番で組み合わせることで最もシンプルな構成の楽曲ができあがります。

※「イントロ」とは、「イントロダクション(前奏)」の略で、楽曲に入る前に演奏される導入部のことです。楽曲の雰囲気作りやリズム・パターンなどの提示を短いフレーズで表現しています。

※「エンディング」とは、楽曲の終わりの部分を受け持つフレーズです。

※「メインA」と「メインB」は楽曲を構成するフレーズです。「メインA」がテーマの基本パターンで、「メインB」がその応用パターンです。

※「フィルイン」とは、楽曲のふしめふしめにはいる短いフレーズのことです。俗に「オカズ」とも呼ばれ、PMA-5 のディビジョンでは、各スタイルごとに2つのフィルイン(フィル1 /2)が用意されており、フィルイン後にどちらのディビジョンへ移行するかを考えて選択します。

フィルインの使いかた:

例えば、それまで「メイン A」で演奏しており、フィルイン後に「メインB」に切り換えたいときは「フィル1」を、フィルイン後に引き続き「メインA」または「エンディング」で演奏するときは「フィル2」を選択すると、演奏が自然につながります。

■スタイルとコード変換についてPMA-5 ではコード・トラックに入力された「コード・ネーム」にしたがってスタイルの演奏データを変換します。プリセット・スタイルの演奏データはコード変換することを前提に作られているので、コードを指定するだけで任意のコードに転回して演奏することができます。

※アレンジ・モードの設定(P.51)によっては、コード変換したときの演奏が変わることがあります。

コード・トラックに「N.C(ノン・コード・タイプ)」を入力すると、スタイルをコード変換せずに元の演奏データのまま演奏させることができます。プリセット・スタイルの特定のディビジョン(主にイントロやエンディング)では、元の演奏データがコード進行を持っているので「N.C」を指定するとスタイルにあったコード進行で演奏します。また、使用可能なコード・タイプについては、108 ページをご覧ください。

最もシンプルな楽曲の構成

イントロ メインA メイン B エンディング

(起) (承) (転) (結)

フィル2

イントロ メインA メイン B エンディング

フィル1

フィル1、フィル2の基本的な使い方

元の演奏データ

アレンジャー

※元の演奏データのまま演奏されます。

コード変換させ ないとき

C m7 D M7 C -- (N.C)

23

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■ユーザー・スタイルについてユーザーが作ることのできる空白のスタイルをユーザー・スタイルといいます、PMA-5 に最大 200 パターンを記憶させることができます(U001 ~ U200)。ユーザー・スタイルはプリセット・スタイルのようにディビジョンのような分類はしません。

※ スタイルの演奏データの使用状態によって記憶できるスタイル数は限定されます。また、ソングの演奏データ(シーケンス・トラックとスタイル/コード・トラックのデータ)とメモリーを共有しているので、ソング・データの使用状況によってもスタイル数は限定されます。

ユーザー・スタイル作成時の注意

コード・トラックで指定したコードによってユーザー・スタイルをアレンジさせるときには、ルートを「C」としたコードで作る必要があります。これは、PMA-5 の内部でルートを「C」としたコードを基準にして様々なコード変換を行っているためです。詳しくは「ユーザー・スタイルを作るときの注意(P. 54)」をご覧ください。

※ 工場出荷時や初期化(イニシャライズ)を行った直後は、ユーザー・スタイル(U001 ~ U010)に Bsトラックと Dr トラックだけの演奏パターンが読み込まれています。これらのパターン演奏はプリセット・スタイルで使われている演奏データと同じものです。

PMA-5パラメーター構造

A1A2BsDr

U001 - U200P001 - P600

A1A2BsDr

STYLE ParameterInstrumentStyle LengthStyle NameArrange Mode

STYLE Parameter

SONG S01 - S20

InstrumentStyle LengthStyle NameArrange Mode

STYLE (Preset) STYLE (User)A1,A2,Bs,Dr

VolumePanReverb Send LevelChorus Send Level

MIXER

A1,A2,Bs,Dr

VolumePanReverb Send LevelChorus Send Level

MIXER

Tr1Tr2Tr3Tr4

CHORD Tr

STYLE Tr

SEQUENCER

UTILITY

MIDI

Chain PlayMaster Tune

Tx ChannelDevice-IDMIDI UpdateSync Mode

TempoClick ModeClick IntervalClick InstClick Level

TEMPO

SONG ParameterInstrumentInitial TempoKey TransposeKeyboard ControlSong TitleVoice Reserve

ReverbOn/OffReverb TypeReverb Level

ChorusOn/OffChorus TypeChorus Level

EFX

Tr1 - Tr4

VolumePanReverb Send LevelChorus Send Level

MIXERLocatorREC StartMarker-AMarker-B

Repeat

LOCATOR

SONG

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タッチ・キーボードで演奏する ......................................................26

トラックの選択のしかた....................................................................26音色の選びかた.....................................................................................26オクターブを変更する (OCTAVE).............................................27音を持続させる (KEY HOLD)......................................................27タッチ・キーボードの音量を変える...............................................27モジュレーションやピッチベンドをかける...................................27

ソングを演奏する............................................................................28

ソングを選ぶ.........................................................................................28ソング演奏のしかた............................................................................28演奏中にコードを表示させる............................................................28ソングを続けて演奏する ...................................................................28

ソングに関する設定をする..............................................................30

テンポを変更する ................................................................................30ソングの初期テンポを設定する .......................................................30音色の設定を記憶する........................................................................30ソング・タイトルをつける................................................................30トラックの音を消音する[MUTE].....................................................31トラックの音量、パンなどのミキサーの設定を変更する [MIX] ...31リバーブ、コーラスの設定をする[EFX].........................................32

スタイル・トラックへの入力..........................................................33

コード・トラックへの入力..............................................................35

シーケンス・トラック(Tr1/2/3/4)の録音....................................38

リアルタイム・レコーディング .......................................................38ステップ入力(一音ずつ入力する)...............................................41ステップ入力操作例............................................................................47演奏データの修正 ................................................................................48

スタイルを演奏する ........................................................................50

スタイルを選ぶ.....................................................................................50スタイル演奏のしかた........................................................................50コードを変えてスタイルを演奏する...............................................50トラックの音をミュートする............................................................50

ユーザー・スタイルを作る..............................................................51

スタイルに関する設定........................................................................51スタイルの音色設定を記憶する .......................................................52トラックの音量、パンなどのミキサーの設定を記憶する[MIX].......53ユーザー・スタイルを作るときの注意...........................................54リアルタイム・レコーディング .......................................................54ステップ入力(一音ずつ入力する)...............................................56演奏データの修正 ................................................................................60

ソングやスタイルの演奏データのエディット(EDIT)..................62

ソングのエディット............................................................................62ソング・エディット・メニューの各画面の選び方................62小節範囲をコピーする(Copy Measure) ............................62小節範囲の演奏データを白紙にする(Erase Measure)...63小節範囲を削除する(Delete Measure)...............................63空白小節を挿入する(Insert Measure)................................64ソングの一部を移調する(Transpose Measure) .............64発音タイミングを補正する(Quantize Measure) .............652 つのトラックを 1つにまとめる(Merge Track) ...........65ソングをコピーする(Copy Song).......................................66ソングを白紙にする(Clear Song)........................................66シーケンス・トラック(Tr1--4)をスタイルにコンバートする(Convert to Style) .................................................................67

スタイルのエディット........................................................................67スタイル・エディット・メニューの各画面の選び方 ...........67スタイル・エディット・メニュー.............................................67小節範囲をコピーする(Copy Measure) ............................68小節範囲の演奏データを白紙にする(Erase Measure)...68スタイルの一部を移調する(Transpose Measure) .........69発音タイミングの補正(Quantize Measure)......................692 つのトラックを 1つにまとめる(Merge Track) ...........70スタイルをコピーする(Copy Style)....................................70スタイルを白紙に戻す(Clear Style) ....................................71スタイルの演奏データをシーケンス・トラック(Tr1--Tr4)にコンバートする(Convert to Song)............................71

MIDI イベント単位の編集 ..................................................................72イベント・エディットの各画面の選び方................................72イベント・エディットメニュー.................................................72発音タイミングを移動する(Move Event) .........................72グリッド単位でコピーする(Copy Grid).............................73グリッド単位で消去する(Erase Grid).................................73ソングの途中で音色を切り替える(Insert Inst Change)74MIDI イベントを挿入する(Insert Event)............................74ソングの途中でテンポを切り替える(Insert Tempo) ......75

アドリブ・バーで演奏する..............................................................75

GM/GS音源として使う(GM/GS サウンド・モジュール・モード)...76

PMA-5のデータをコンピューターに保存する(バルク・ダンプ)....80

タッチパネルの位置調整をする(キャリブレーション)...............81

全設定を初期化する(システム・イニシャライズ)......................81

第 4 章

目的別操作ガイド

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26

タッチ・キーボードで演奏する

トラックの選択のしかた

Tr2 のトラックでタッチ・キーボードを鳴らすときは、トラック・エリアのTr2をタッチしてTr2を点滅させます。

音色の選びかた

各トラックの音色を選びます。

[1] [SONG] をタッチしてソング・モードの基本画面にします。

[2] 右ページをタッチしてインスト画面を表示します。

[3] トラック・エリアをタッチしてトラックを選びます。

[4] インスト・ネームをドラッグして音色を選択します。また [Value] ボタンを使って音色を選択することもできます。

音色を選ぶときは、インスト・ネームだけでなくインスト・ナンバーやインスト・グループをドラッグして音色を選択することもできます。

<インスト・グループ>

全音色は楽器(ピアノ、オルガン、ギター、ブラスなど)ごとに各インスト・グループで分類されています。インスト・グループをドラッグして音色を変更すると、インスト・グループ内の先頭の音色を選ぶことができます。

※ Dr トラックではインスト・グループが(DrumSet)となりインスト・ナンバーをドラッグしてドラム・セットを選択します。

※ Tr4 のインスト・グループを(DrumSet)にすると、Tr4 でドラム・セットの音が鳴らせます。

<インスト・ナンバー>

インスト・ナンバーはプログラム・ナンバー(1~ 128)と対応しています。インスト・ナンバーをドラッグして音色を変更することができます。各インスト・ナンバーの中のバリエーションを選ぶときは、インスト・ネームをドラッグして音色を選択します。

<インスト・ネーム>

インスト・ネームをドラッグすると、バリエーション音色も含めた内蔵の全音色を順に選ぶことができます。バリエーション音色とは、あるインスト・ナンバーの少し異なるタイプの音色のことです。バリエーション音色はインスト・ネームの前に「+」が表示されます。インスト・ナンバーによってバリエーションの数は異なります。

※ インスト・ナンバー、インスト・ネーム、インスト・グループなどは(インストゥルメント・リストP.102)をご覧ください。

※ ソングを切り換えたり、ソングを最初から演奏させると、変更した音色の設定は、そのソングのセットアップの設定に戻ってしまいます。変更した音色の設定をソングのセットアップに記憶させるときはP.30 をご覧ください。

※ スタイルの演奏トラック(A1、A2、Bs、Dr)の音色を、この画面で一時的に変更することができますが、これらの音色の設定を変更するためには、音色をスタイルのセットアップに記憶させる必要があります(P.52)。

■ドラム・トラックの音色について

Dr トラックではドラムセットの音色のみ選ぶことができます。ドラムセットの音色を選ぶと、キーボードの各鍵にはドラムやパーカッションの音色が割り当てられます。オクターブを2つ下げると、タッチキーボードに基本的なドラムセットの音が割り当てられます(ドラムセット・リストP.104)。

※ Dr トラックではドラムセット以外の音色が選べません。

※ シーケンス・トラックの Tr4 は、インスト・グループを(DrumSet)にしてドラムセットを割り当てることができます(ドラム・パート・モード)。

点滅

インスト画面

インストナンバー

インスト・グルーブ

インスト・ネーム

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オクターブを変更する(OCTAVE)

オクターブを上げるときは[OCTAVE]の右の[>>>]をタッチします 。オクターブ下げるときは[<<<]をタッチします。[OCTAVE]の文字の上をタッチすると基準オクターブに戻ります。

※ 基準オクターブより4オクターブ以上離れると[<](または[>])が1つ点滅します。

※ オクターブは演奏トラック別に記憶されます。Bsトラックや Dr トラックはよく使う音域にしておくと便利です。

音を持続させる(KEY HOLD)

複数の音を重ねるときは、まず、[KEY HOLD]をタッチして[KEY HOLD]を点灯させてから、タッチ・キーボードを弾きます。[KEY HOLD]が点灯している間は、タッチ・キーボードで弾いた音は鳴り続けます。もう一度[KEY HOLD]をタッチすると音が止まります(KEYHOLD 消灯)。KEY HOLD は、ピアノやキーボードのホールド・ペダルと同じように働きます。

タッチ・キーボードの音量を変える

ベロシティー・ボタン

ベロシティー・ボタンで設定した音量でタッチ・キーボードが鳴ります。音量を大きくするときは、この表示の右側を、音量を小さくするときは、この表示の左側をタッチします。

音量は8段階で表示されます。ステップ入力時は、ここで設定したベロシティーで音が入力されます。

モジュレーションやピッチベンドをかける

タッチ・キーボードをペンでタッチしたまま、ペンを離さずに上方向(または下方向)にドラッグすると、モジュレーションがかかります(キーボード・コントロール)。

※ ピッチベンドをかけるときはキーボード・コントロールの設定をする必要があります。

※ ドラッグしているときは、他のエリア上を通過してもそのエリアはタッチしたことにはなりません。

※ 他の鍵盤の上をドラッグしたときに他の音を鳴らすのをやめるときは、キーボード・コントロールのグリッサンドの設定をOff にします。

■キーボード・コントロールの設定

タッチ・キーボードをドラッグしたときの鳴らしかたを設定します。

[1] ソング・モードの基本画面で右ページをタッチしてキーボード・コントロール画面を選びます。

[2] メッセージ・エリアのMod を上にドラッグしてキーボード・コントロールの設定を変更します。また、G l i s s をタッチしてグリッサンドのOn/Off を切り換えます。On にすると、タッチ・キーボード上をドラッグしたときに、通過した鍵盤の音を連続して鳴らすことができます。

Mod モジュレーション効果がかかります。タッチ・キーボードを上または下方向にドラッグするとモジュレーションがかかります。

Bend ピッチベンド効果がかかります。タッチ・キーボードを上にドラッグするとピッチが上がり、下にドラッグするとピッチが下がります。

Off 何も変化しません。

※ キーボード・コントロールの設定はソングごとに記憶されます。

オクターブ 下げる  

オクターブ 上げる  

小さくする 大きくする

1 2 3 4

5 6 7 8

VELOCITY 点滅 点滅

点滅 点滅

KEKEY HOLDY HOLD OCTOCTAVEVE

SONGSONG STSTYLEYLE UTILITUTILITY MIDIMIDI

EXIT

VALUE

AD LIB

EFX

LOC

MIX

MUTE

OCTAVE

STYLE TrCHORD TrTr4Tr3Tr2Tr1 DrBsA2A1SONGSONG

EDIT STEP

タッチして...

ドラッグ

27

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ソングを選ぶ

[1] [SONG] をタッチしてソング・モードにします

[2] メッセージ・エリアの [S**](ソング・ナンバー)をドラッグしてソングを選びます。

※演奏データが何も入っていないソングは、ソング・ナンバーの後に「*」と表示されます。演奏データが入っているソングは、「:」と表示されます。

メッセージ・エリアのソング・ナンバーをタッチして点滅させてから[VALUE]でソングを選択することもできます。

※ S21にはデモ・ソングが入っています。

※ 工場出荷時やイニシャライズ(P.81)を行った後は、S20 にサンプル・ソング(Let's Try!)がロードされます。サンプル・ソングは別冊の「クイックスタート」で、テンポの変更やミキサーの設定、アドリブ・バーの演奏などの操作説明をするときに使います。サンプル・ソングはクリアー・ソング(P.66)で消去することができます。

ソング演奏のしかた

ストップ・ボタン[STOP]演奏を停止します。

プレイ・ボタン[PLAY]演奏を開始します

バックワード・ボタン[BWD]直前の小節線に戻ります。タッチし続けると連続して戻ります。

フォワード・ボタン[FWD]直後の小節線に進みます。タッチし続けると連続して進みます。

トップ・ボタン[TOP]ソングの先頭に戻ります。

※ ソングの演奏中はメッセージ・エリアの右にビート・インジケーターを表示します。

※ 別売のフットスイッチを使って演奏の開始と停止をさせることができます。

演奏中にコードを表示させる

コード・トラック(CHORD Tr)を選択すると、コード・トラックに入力されたコードを表示します。

ソングを演奏させると、現在演奏しているコードと次に切り替わるコードが表示されます。

コードが切り替わる約1小節前になると次に切り替わるコードが表示されます。

コードが変化する2拍前になると記号で表示します。

アンティシペーションが設定されているときは次のように表示します(アンティシペーションの設定 P.36)。

※ コードが切り替わるタイミングを前の拍に食い込ませることをアンティシペーションといいます。

※ スタイル・トラック(STYLE Tr)を選択すると演奏中のスタイルを表示します。

ソングを続けて演奏する

ソングを何曲か続けて演奏させます(チェイン・プレイ)。同じソングを繰り返し演奏させることもできます。

<設定方法>

[1] [UTILITY]をタッチして、ユーティリティー・モードにします。

[2] ページをタッチしてチェイン・プレイ画面にします。

EXIT

VALUE

AD LIB

EFX

LOC

MIX

MUTEEDIT STEP

1小節目に戻す

小節を戻す

小節を進める

演奏を停止する 演奏を開始する

現在のコード 次のコード

28

ソングを演奏する

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[3] 点滅しているエリアをドラッグしてソング・ナンバーを選択します。

※ 2曲目を入力すると ① の記号が表示されます。①をタッチすると表示が左にずれ、続きのソングを入力することができます。

[4] 続けてソング・ナンバーを入力していきます。

ソングを何も設定しなければ、最後のソングの演奏が終わると演奏が停止します。

※ チェイン・プレイに設定したすべての曲を繰り返し演奏させるときは、最後のソングの設定を「RP」(リピート)にします。

※ [DEL] ボタンをタッチすると点滅しているソングをチェインの設定から外します。

[5] すべてのソングを入力したら、[ENTER]をタッチします。次の表示に替わります。

[6] メッセージ・エリアの [Play] をタッチすると、チェイン・プレイで設定した曲順で演奏します。

演奏中はメッセージ・エリアの [Play] 表示が[Stop] 表示に変わります。[Stop] をタッチすると演奏を停止します。

※ チェイン・プレイでは点滅しているソングから演奏されます。

※ ボタンをタッチすると、ソング・チェインの1曲目が選ばれます。

、 ボタンをタッチすると、チェイン・プレイで設定した次のソングに移動します。

チェイン・プレイを中断するときは [Quit] をタッチします。

※ 最大 21 ソングまで続けて演奏させることができます(リピートを設定していないとき)。

1

29

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テンポを変更する

ソングの基本画面で表示されているテンポをドラッグするとテンポを変更することができます。

他の画面の時にテンポを変更するときは、テンポ・ボタンをタッチするとテンポ設定画面になります。

[EXIT]をタッチすると元の画面に戻ります。

■ソングの初期テンポを設定する

各ソングに、演奏を始めるときのテンポが設定できます。

ソングを切り替えたときや、ソングを最初から演奏するときには、この画面で設定したテンポで演奏されます。

[1] ソング・モードの基本画面から右ページを何回かタッチして下の画面を選びます。

[2] 「スイッチ」をタッチして [On] にします。表示をタッチするとOnと Off が切り替わります。

[3] テンポ表示をドラッグすると初期テンポが設定できます。

音色の設定を記憶する

Tr1 ~ Tr4 の音色設定をソングのセットアップ情報として書き込むことができます。セットアップ情報に音色設定を書き込むと、ソングを最初から演奏するときやソングを選んだときにそれらの音色が自動的に選ばれます。

[1] [SONG] をタッチしてソング・モードの基本画面にします。

[2] 右ページをタッチしてインスト画面を表示します。

[3] トラック・エリアをタッチしてトラックを選びます。

[4] インスト・ネームをドラッグして音色を選択します。[Value]ボタンを使って音色を選択することもできます(P.26)。

インスト・ナンバーやインスト・グループをドラッグして音色を選択することもできます(音色の選びかた P.26)。

[5] [ENTER] をタッチします。以下の表示になります。

[6] メッセージ・エリアの [Save] をタッチするとTr1 ~ Tr4 の音色設定を一度にソングのセットアップとして記憶します。

操作を中断するときは[Quit]をタッチします。

※ スタイルの演奏トラック(A1、A2、Bs、Dr)の音色をこの画面で一時的に変更することができますが、セットアップには記憶されません。スタイルの演奏トラックの音色はスタイルごとに記憶しているので、ソング演奏中にスタイルが切り替わると、それらの音色は切り替わることがあります。

ソング・タイトルをつける

各ソングにソング・タイトルをつけることができます(12文字まで)。

[1] ソング・モードの基本画面にします。

[2] ページ・ボタンをタッチして、ソング・タイトル画面にします。

テンポ

テンポボタン

インスト画面

インストナンバー

インスト・グルーブ

インスト・ネーム

30

ソングに関する設定をする

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[3] ソング・タイトルの各文字を上または下にドラッグして文字を選択します。

各文字をタッチすると、メッセージ・エリアの上の行に文字が表示されます。それらの文字を直接タッチして文字を選択することもできます。

トラックの音を消音する[MUTE]

指定したトラックの演奏だけをミュート(消音)することができます。

自分で演奏するパート以外の演奏を PMA-5 に演奏させたり、あるトラックの演奏だけ聴きたいときに便利です。

[1] [MUTE]をタッチして、ミュート画面にします。

[2] メッセージ・エリアの ① をタッチすると、Tr1がミュートされます。

左から Tr1、Tr2、Tr3、Tr4、A1、A2、Bs、Dr の各トラックに対応しています。

発音中のトラックは、② のようになります。

もう一度 ① をタッチするとミュートが解除になります。

※ ミュートされるのは、ソングの演奏だけです。タッチ・キーボードでの演奏はミュートされません。

※ メッセージ・エリアの[SOLO]をタッチして On にすると選択された1つのトラック以外のトラックはミュートされます。

[3] 設定が終わったら[EXIT]をタッチして、元の画面に戻します。

トラックの音量、パンなどのミキサーの設定を変更する[MIX]

各トラックのミキサーの設定(ボリューム、パン、リバーブ・センド・レベル、コーラス・センド・レベル)や、各トラックのボリューム(音量)を調節します。

[1] [MIX] をタッチします。

ミキサー画面になり、メッセージ・エリアには各トラックのボリューム・フェーダーが表示されます。8本のフェーダーは、左からTr1、Tr2、Tr3、Tr4、A1、A2、Bs、Dr のトラックに対応しています。

[2] ① をペンでタッチしたままフェーダーを上方向(または下方向)にドラッグします。

トラックの音量が変わります。

[3] Tr1 ~ Tr4 のミキサーの設定をセットアップとして書き込むときは[ENTER]をタッチします。

メッセージ・エリアに[Quit]、[Save]と表示されます。

※ ソングを選択したときにミキサーの設定を呼び出すためには、ミキサーの設定をソングのセットアップとして記憶させる必要があります。セットアップは、ソングを選んだときやソングを1小節目から演奏させるときに自動的に読み込まれます。

[4] 設定をセットアップに書き込むときは、メッセージ・エリアに表示された[Save]をタッチします。ミキサーの設定を書き込まずに中断するときは、[Quit]をタッチします。

※ 一度にすべての設定(ボリューム、パン、リバーブ・センド・レベル、コーラス・センド・レベルの設定)が書き込まれます。

[5] [EXIT]をタッチして、元の画面に戻します。

※ スタイルの演奏トラック(A1、A2、Bs、Dr)のミキサーの設定をこの画面で一時的に変更することができますが、セットアップには記憶されません。スタイルの演奏トラックの設定はスタイルごとに記憶しているので、ソング演奏中にスタイルの変更があると、スタイルの演奏トラックのミキサーの設定は切り替わってしまいます。

ミキサー画面で右ページをタッチすると次の各設定画面になります。

操作はボリュームの設定と同じです。

②①

31

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<Pan(パン)>

パンは、ステレオ再生したときの音像の定位を設定するものです。中央に定位させるものは「Ctr」にします。Lの数字が大きくなるほど音が左に定位し、Rの数字が大きくなるほど右に定位します。

<Reverb Send Level(リバーブ・センド・レベル)>

リバーブは音に残響や余韻を与え奥行きのある音像を創り出すエフェクトです。トラックごとにリバーブの深さ(かかりぐあい)を調節することができます。

<Chorus Send Level(コーラス・センド・レベル)>

コーラスは、音像を拡大し、音に厚みと潤いを与えます。トラックごとにコーラスの深さ(かかりぐあい)を調節することができます。

※ 各トラックのインスト全体にかかるリバーブのOn/Off、リバーブ・タイプ/レベル、コーラスのOn/Off コーラス・タイプ/レベルの設定はエフェクト・ボタン[EFX]で行います(次項参照)。

リバーブ、コーラスの設定をする[EFX]

全トラック(パート)共通のリバーブやコーラスの設定をします。

[1] [EFX](エフェクト・ボタン)をタッチします。

リバーブの設定画面になります。

[2] リバーブのスイッチ表示 ① をタッチしてリバーブの On/Off を切り替えます。

[3] リバーブ・タイプを切り替えるときは ② をドラッグします。リバーブ・レベルを設定するときは ➂ をドラッグします(0~ 127)。

<Reverb Type(リバーブ・タイプ)>

Room1、Room2、Room3

室内での残響を再現したリバーブです。切れの良い、広がりのある残響が得られます。

Hall1、Hall2

ホールでの残響を再現したリバーブです。Roomより奥行き感のある響きが得られます。

Plate

プレート・エコー(金属板の振動を利用したリバーブ)を再現しています。

Delay

一般的なディレイです。山びこ効果が得られます。

Panning Delay

ディレイ音が左右に飛び交う特殊なディレイです。ステレオ接続時に有効です。

右ページをタッチすると、コーラスの設定画面になります。リバーブと同じ操作でコーラス・タイプとコーラス・レベルの設定ができます。

<Chorus Type(コーラス・タイプ)>

Chorus1、Chorus2、Chorus3、Chorus4

一般的なコーラスです。音に広がりと厚みがつきます。

Feedback Chorus

フランジャーのような効果の得られるコーラスです。やわらかな音になります。

Flanger

ジェット機の上昇下降音をブレンドしたような響きになります。

Short Delay

ディレイ・タイムの短いディレイです。

Shrot Delay FB

くり返し回数の多いショート・ディレイです。

[4] [EXIT]をタッチして元の表示に戻ります。

※ 各トラックのリバーブ・センド・レベルやコーラス・センド・レベルは、ミキサー画面で設定します(P.32)。

リバーブ・タイプ リバーブ・レベル ② ➂

32

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スタイル・トラックには、プリセット・スタイルまたは作成しておいたユーザー・スタイルを入力します。シーケンス・トラックのように実際の演奏データは記録せずに、演奏するスタイルを選択して小節に並べて行きます。

スタイル・トラックの入力画面

スタイル・トラックの入力画面では、現在の小節とスタイル・ナンバー、スタイル・ネームが表示されます。1つのグリッドは1小節を表し、スタイルの入力状態が一目で分かるようになっています。

スタイル・トラックの入力操作

[1] [SONG]をタッチしてソング・モードにします。

[2] [STYLE Tr]をタッチします。[STYLE Tr]が点滅します。

[3] [STEP]をタッチします。

[STYLE Tr]が点滅し、スタイル・トラックの入力画面になります。

※ スタイルの入力前は「+ : + + + + 」と表示されます。

[4] グリッドをタッチするか [<<] または [>>] ボタンをタッチしてスタイルを入力する小節を表示させます。

※ スタイル・トラックのステップ入力画面では、1つのグリッドで1小節を表しています。

[5] 「+ : + + + +」を上(または下)にドラッグしてスタイルを選びます。

※ スタイル・ナンバーのドラッグ中は、下行にそのスタイルの拍子と小節数を表示します。

※ スタイル・ナンバーの「P」はプリセット・スタイル、「U」はユーザー・スタイルを表しています。「P」または「U」をドラッグしてプリセット・スタイルとユーザー・スタイルを切り替えます。

※ プリセット・スタイルでは、スタイル・ネーム表示(ディビジョン表示以外)をドラッグするとスタイル名ごとに選ぶことができます。また、ディビジョンの表示をドラッグすると同じスタイル内でディビジョンを変更することができます。

※ スタイル・ネームの最後の文字は、イントロやフィルインなどのディビジョン(P.23)を表しています(I:イントロ、A:メインA、B:メインB、1:フィル1、2:フィル2、E:エンディング )

※ プリセット・スタイル・リストは P.106 をご覧ください。

[6] [ENTER] をタッチすると、選ばれているスタイルが入力されます。入力すると、そのスタイルの小節の長さだけ小節が進みます。

ソングを作るときは…

次の手順で作業を進めるとスムーズにソングを作ること

ができます。

[1] スタイル・トラックに演奏させたいプリセット・スタイルの並び順を入力する(ユーザー・スタイル使用時には、この前にユーザー・スタイルを作成しておきます P.51)。

[2] コード・トラックにコード進行を入力する。

[3] シーケンス・トラックにメロディーやオブリガートを録音(入力)する。

スタイル・トラックとコード・トラックを入力することでバッキングが完成します。バッキングに合わせてメロディーを入力します。

入力したスタイルを取り消すときに 使います。

現在の小節

グリッド

スタイルを入力する ときに使います。

スタイルナンバー スタイルネーム

スタイルのディビジョンを 表示します。 スタイルが切り替わる

タイミングを サーチします。

点滅

小節の長さ 拍子

ディビジョン

ドラッグ

点滅

33

スタイル・トラックへの入力

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特定のディビジョン(Intro、Fill1、Fill2)を入力すると、表示されるスタイルのディビジョンが下図の決まりに従って自動的に選択されます。(そのまま、[ENTER]をタッチすると、自動選択されたスタイルが入力されます)。

[Intro] ➠ [Main A][Fill 1] ➠ [Main B][Fill 2] ➠ [Main A]

※ この他のディビジョン[Main A/MainB/Ending]やユーザー・スタイルについては、このような自動選択は行われません。

※ 左(または右)のページボタンをタッチすると、一つ前(次)に切り替わるスタイルに移動することができます。移動できる方向のページ・ボタンのみ点灯します。

[7] 次に入力するスタイルを選び、同じ方法で入力して行きます。

グリッドには、入力したスタイルのディビジョン(I、Aなど)が表示されます。

※ ユーザー・スタイルを入力したときは、スタイル名の最後の文字がグリッドに表示されます(スタイル・ネームをつけるP.51)。

グリッドに表示されたディビジョンに続く太い線は、スタイルの長さ(小節数)を表しています。スタイル・トラックにはスタイルが切り替わるタイミングにスタイルが入力されているだけで、この太い線の小節には実際にデータ(スタイル)は書き込まれていません。

入力したスタイルを取り消す

[1] 取り消したいスタイルが入力されているグリッドをタッチします。

タッチしたグリッドは点滅し、スタイル・ナンバーとスタイル・ネームが表示されます。

※ グリッド表示でディビジョンの後に続く太線をタッチしてもスタイルは表示されません。太線は直前に入力されたスタイルの長さを示しているだけです。太線で演奏しているスタイルを表示させるときは、直前のディビジョンを表示しているグリッドをタッチしてください。

[2] [DEL]をタッチします。入力していたスタイルが消去されます。

※ [DEL]は操作可能な状態のみ点灯します。

入力したスタイルを変更する

[1] 変更したいスタイルが入力されているグリッドをタッチします。

タッチしたグリッドは点滅し、スタイル・ナンバーとスタイル・ネームが表示されます。

[2] スタイル・ナンバーを上(または下)にドラッグして変更するスタイルを選びます。

[3] [ENTER]をタッチすると、スタイルが変更されます。

※ 拍子が 4 /4のスタイルを 3 / 4 のスタイルに変更しても、その小節の拍子は4/4のまま 3 / 4のスタイルが演奏されます。この場合、4拍目は何も演奏されません。最初に録音されたときの拍子で小節の拍子が決まりますので、ご注意ください。

録音済みの小節の拍子を変更するときは、「デリート・メジャー(P.63)」でその小節を全トラック削除してから「インサート・メジャー(P.64)」で拍子を変更した小節を挿入します。

次に切り替わるスタイルに移動する

ページ・ボタンの右(または左)をタッチすると次(一つ前)にスタイルが切り替わる小節へ移動します。

グリッドの表示範囲を右や左に移動する

確認したいグリッドが表示範囲にないときに、グリッドの表示エリアを変更することができます。

点滅

このエリアをタッチするとさらに 左のグリッドを表示します。

右のグリッドを表示

34

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コード・トラックにはスタイル演奏時のコード進行を入力します。スタイル・トラックの演奏は、コード・トラックに入力されたコード・ネームに合うように音を変換して演奏します。コードは拍単位で入力できます。

コード・トラックではコードを切り替えるタイミングにコードを入力します。例えば、1小節目から8小節目まで「C」のコード、9小節目以降は「F」のコードというコード進行を入力するときは、1小節目に「C」、9小節目に「F」を入力します。

コード・トラックの入力画面

コード・トラックの入力画面では、現在の小節、拍とコード・ネームが表示されます。グリッド表示は1つが1拍(4分音符)を示し、コードが切り替わる拍を表示します。この表示では1拍目と3拍目にコードが切り替わることを表しています。

コード・トラックの入力操作

[1] [SONG]をタッチします。ソング・モードになります。

[2] [CHORD Tr]をタッチします。[CHORD Tr]が点滅します。

[3] [STEP]をタッチします。

コード・トラックの入力画面になります。

[4] コードを入力する小節を表示します。

小節を変えるときは、 / ボタンをタッ

チするか、メッセージ・エリアのメジャー表示を

ドラッグします。

拍単位でコードを切り替えるときは、グリッド

をタッチして拍を指定します。特に指定しない

ときは1拍目に入力されます。

[5] タッチ・キーボードでコードを入力します。

■コード入力のしかた

コード選択にはタッチ・キーボードを使います。タッチ・キーボードの左半分でルート、右半分でコード・タイプを選択します。

ここでは「CM7」を入力してみましょう。

[1] タッチ・キーボード上の「C」..① をタッチします。メッセージ・エリアに「C」と表示されます。

[2] タッチ・キーボード上の「M7」..② をタッチします。メッセージ・エリアに「CM7」と表示されます。

[3] [ENTER] をタッチすると「CM7」が入力されます。

※ 譜面で一般的に表記されているコード・ネーム「C」は、「Cメジャー(Major)」というコードを表しています。コード・トラックにこのコードを入力するときは、タッチキーボードで「C」と「M」をタッチして入力します。メッセージ・エリアには「CMaj」と表示されます。

オンベース・コードを指定 するときに使います。

オンベース

コードネーム

アンティシペーション

コードが切り替わるタイミングを グリッドで表示します。

現在の小節と拍

コードを取り消すときに使います。

コードを入力する ときに使います。

コードの転回形を    指定します。

コードタイプを 指定します。 コードのルートを指定します。

3拍目にコードを入力するときは ここをタッチしてからコードを入力する。

コード・タイプ ルート

②①

35

コード・トラックへの入力

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※ メッセージ・エリアのルートおよびコード・タイプ表示をタッチすると、そのコードを A1 の音色で鳴らすことができます(コード・プレビュー)。

※ コード・タイプがN.C のときはコード・プレビューで音を鳴らすことはできません。

※ A1 の音色が、SFX やパーカッションなどの音程がない音色のときは、コードが聴きとれないことがあります。

■オン・ベース・コードの入力のしかた

ベースの音をルート以外で演奏するときはオン・ベース・コードの設定をします。

※ オン・ベース・コードとは、例えば「F(maj)」のコードでベース音は「G」のような、コードのルート以外の音をベースにしたコードのことです。一般に「F/G」または「F on G」などと表記されます。

「FMaj /G」を入力してみましょう。

[1] タッチ・キーボード上の「F」をタッチします。メッセージ・エリアに「F」と表示されます。

[2] タッチ・キーボード上の「M」(Major)をタッチします。メッセージ・エリアに「F Maj」と表示されます。

[3] タッチ・キーボード上の「/on Bass」をタッチします。「/on Bass」下のドットが点灯し、メッセージ・エリアの「/」が点滅します。

[4] タッチ・キーボード上の「G」をタッチします。「/G」と表示されます。

[5] [ENTER]をタッチすると「FMaj/G」が入力されます。

※ コード・タイプが N.C のときはオン・ベース・コードの設定は無効になります。

■アンティシペーションの設定

コードが切り替わるタイミングを前の拍に食い込ませることをアンティシペーションといいます。

[1] タッチ・キーボードでコードを指定します。

[2] メッセージ・エリアの ① をドラッグするか、① をタッチしてから[VALUE]ボタンでアンティシペーションの設定を選びます。

アンティシペーションは8分音符または 16分音符に設定することができます。

[3] [ENTER] をタッチします。アンティシペーションを設定したコードが入力されます。

※ アンティシペーションを設定すると、コードを切り替えるタイミングが8分音符(または 16 分音符)前に移動するだけで、発音する演奏データが移動するわけではありません。音が鳴り続けている状態でコードが切り替えられると、次のコードで発音しなおします。アンティシペーションで設定したタイミングに発音する演奏データがないときは期待する結果が得られないこともあります。

タッチ・キーボードに表示されていないコードを入力する

メッセージ・エリアのコード・タイプ表示をドラッグすると、タッチ・キーボード上に表示されていないコードタイプも入力することができます。

※ コード・タイプ表示をタッチして[VALUE](+ / -)をタッチしてもコードを選択することができます。

よく使うコード・タイプをタッチ・キーボードの「*」に割り当てる

タッチ・キーボードの「*」には、よく使うコード・タイプを割り当てることができます。「add9」や「7(13)」など、タッチ・キーボードで直接指定できないコード・

②➃➂ ①

オン・ベースコードのベース(/G)が表示される

1拍目にコードが入力されたことを示しています。

ここをドラッグする。

Maj

M7

M9

7

7(b5)

7(13)

7(b9)

7(+9)

6

6(9)

m6

m6(9)

9

add9

madd9

mM9

m

mM7

m7

m7(b5)

m7(9)

dim

sus4

7sus4

aug

aug7

N.C(--)

36

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タイプを割り当てておくときに使用します。工場出荷時は「m7(b5)」が設定されています。

タッチ・キーボード「*」に「7(13)」を割り当てましょう。

[1] コード・タイプを選ぶときに「*」をタッチします。「*」の下のドットが点灯します。

メッセージ・エリアにコード・タイプが表示されます。

[2] メッセージ・エリアのコードタイプ「m7(b5)」をドラッグして「7(13)」を選びます。

[VALUE]ボタン(+ または -)をタッチしてもコードタイプを選ぶことができます。

「*」に「7(13)」が割り当てられました。次にこの操作をするまで、設定したコードタイプを記憶しています。

コードの転回形を変える

オクターブ・ボタンを使ってコードの転回形を変更して入力することができます。次のコードとのつながりを考えて転回形を設定するのが使い方のコツです。

[1] タッチ・キーボードでコードを指定します。

[2] オクターブ・ボタンの[>>>]をタッチすると、転回が1つ上がります。

[<<<]をタッチすると、転回が1つ下がります。転回は上に3つ、下に3つまで変更させることができます。

[OCTAVE]の真上をタッチすると、コードの基本形になります。

[3] [ENTER]をタッチすると入力されます。

入力したコードを取り消す

[1] 取り消すコードを表示させます。

[2] [DEL]をタッチします。入力していたコードが取り消され入力されていない状態に戻ります。

※ [DEL]は操作可能の状態のみ点灯します。

コードを変更する

[1] 小節を移動して変更したいコードを表示させます。拍単位でコードが入力されているときは、そのグリッドをタッチします。

[2] コード・タイプを上(または下)にドラッグしてコードを変更します。

[3] [ENTER] をタッチすると、変更したコードが入力されます。

コードが切り替わるタイミングに移動する

ページ・ボタンの右または左をタッチすると次にコードが切り替わるタイミング(小節、拍)に移動します。

■コード変換せずにスタイルをそのまま演奏する(N.C ノン・コード・タイプ)

スタイルを元のデータのまま演奏させるときは、ルート「C」、コード・タイプ「N.C」を入力します。「N.C」を入力すると、メッセージ・エリアのコードタイプには「- -」と表示されます。プリセット・スタイルの特定のディビジョン(主にイントロやエンディング)では、元の演奏データがコード進行を持っているので、コード・タイプに「N.C」を指定することでコード進行を持った演奏ができます。また、ユーザー・スタイルをコード変換させずにそのまま演奏させるときも「N.C」を入力します。ルートを「C」以外にすると、スタイルの演奏データが全体的にトランスポーズします。例えば、ルート「D」、コード・タイプ「N.C(--)」で演奏させると、元の演奏データを1音分高くシフトして演奏します。また、特定のトラックのアレンジ・モードの設定を「NoArrange」にすることで、特定のトラックだけをコード変換させずに演奏させることもできます(P.51)。

ドラッグ

ページ・ボタン(左) ページ・ボタン(右)

37

転回とは…

コードに使われている音の並びを変更することを転回といいます。ルートを最低音とするコードの組み立てかたを基本形、それ以外の音を最低音とするものを転回形といいます。

基本形 第一転回形 第二転回形

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シーケンス・トラックの録音方法は、リアルタイム・レコーディングとステップ入力の2つの方法があります。リアルタイム・レコーディングは実際の鍵盤の演奏を録音する方法です。タッチ・キーボードや外部MIDI キーボードの演奏をそのまま録音するのに適しています。もう一つの録音方法としてステップ入力があります。ステップ入力はタッチキーボードを使って1つ1つ音を入力する録音方法です。正確に音を入力するときや鍵盤で弾けないような細かなフレーズを入力するのに適しています。

※ A1、A2、Bs、Dr の4つのトラックは「スタイル」と呼ばれる演奏パターンによって管理されています(P.22)。スタイルを録音するときは、「ユーザー・スタイルを作る(P.51)」をご覧ください。

※ シーケンス・トラックとバッキング・トラックの違いについては「シーケンサーについて(P.22)」をご覧ください。

リアルタイム・レコーディング

タッチ・キーボード、または接続したMIDI キーボードの演奏をそのまま録音します。

録音のしかた

[1] [SONG](ソング・モード・ボタン)をタッチしてソング・モードにします。

[2] (REC ボタン)をタッチしてレコーディング・スタンバイ画面にします。

(REC ボタン)が点灯し、レコーディング・スタンバイ画面になります。

クオンタイズ(Qtz)クオンタイズを設定します。

メジャー 録音開始する小節を設定します。途中の拍からリアルタイム・レコーディングを開始することはできません。

拍子 拍子を表示します。なにも録音されていない小節から録音を始めるときは、拍子の設定ができます(P.39)。

テンポ テンポを変更します。

※ レコーディング・スタンバイ画面で右のページをタッチしてページを送ると、録音に関する設定画面が表示されます。レコーディング・スタンバイ画面で

の各設定は次項をご覧ください。

※ レコーディング・スタンバイ画面を抜ける(モードの基本画面に戻る)ときは「STOP]をタッチします。

[4] トラック・エリアをタッチして録音トラック(Tr1、Tr2、Tr3、Tr4)を選択します。

[5] [PLAY]をタッチすると録音が開始されます。[PLAY]ボタン中央の緑のインジケーターがテンポに合わせて点滅します。

[6] 録音が終わったら、[STOP]をタッチします。

■レコーディング・スタンバイ画面での設定

レコーディング・スタンバイ画面ではリアルタイム・レコーディングに関する設定を行います。

●タイミングのばらつきを揃える(クオンタイズ)

クオンタイズはリアルタイム・レコーディングでのタイミングのばらつきを補うため、強制的にキー・オンの位置を一定間隔に刻まれるタイミングに合わせる機能です。クオンタイズをかけながら録音すると、データのばらつきを修正しながら記憶していきます。クオンタイズの設定では刻まれるタイミングの細かさを選びます。

<クオンタイズの設定方法>

[1] [REC]をタッチしてレコーディング・スタンバイ画面にします。

[2] ① をドラッグするか、または ① をタッチしてから[VALUE](+ / -)をタッチしてクオンタイズの設定をします。

<設定>

※ クオンタイズの設定は、録音中も変更できます。

メジャー 拍 拍子 テンポ クオンタイズ

38

シーケンス・トラック(Tr1/2/3/4)の録音

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■レコーディング・モードの設定

録音方法を設定します。

<レコーディング・モードの設定方法>

[1] [REC]をタッチしてレコーディング・スタンバイ画面にします。

[2] 右ページをタッチして下図のレコーディング・モードの設定画面にします。

[3] ① をドラッグするか、または ① をタッチしてから[VALUE]ボタンでレコーディング・モードの設定をします。

<設定>

[Replace](リプレース) すでに録音されている演奏データを消しながら録音する

トラックに演奏データがあるときはそのトラックのデータを消しながら新たに録音します。

[Mix](ミックス) すでに録音されている演奏デに重ねて録音する

録音するトラックに演奏データがある場合、そのデータを消去せずに、演奏データを重ねて録音します。

[Loop(1)]、[Loop(2)]、[Loop(4)]、[Loop(8)](ループ 1/2/4/8) 小節をくり返し録音する

現在の小節の頭から( )内で指定した小節間をくり返しながら、演奏データを重ねて録音します。

※ スタイル・モードでは、スタイル全体をループしながら録音します。レコーディング・モードの設定画面はありません。

■カウント・インの設定

録音を開始する小節よりも1小節前、または2小節前

から演奏させることができます。

<カウント・インの設定方法>

[1] [REC]をタッチしてレコーディング・スタンバイ画面にします。

[2] 右ページを 2 回タッチしてカウント・インの設定画面(右上の画面図)にします。

[3] ① をドラッグするか、または ① をタッチしてから[VALUE]ボタンをタッチして、カウント・インの設定をします。

<設定>

[Off] カウント・インせずに現在の小節から録音を始めます。

[1 Meas] 録音する1小節前から演奏を始めます。

[2 Meas] 録音する2小節前から演奏を始めます。

※ スタイル・モードではカウント・インの設定画面はありません。

■レコーディングする小節の拍子の設定

まだ、録音していない小節から新たにレコーディングをするときに拍子の設定をすることができます。

録音されたソングの最終小節から録音するときは、ここで設定されている拍子で録音していきます。スタイル・トラックにスタイルが入力されている場合は、そのスタイルの拍子の設定が優先されるので、ここで拍子の設定をすることはできません。

<設定方法>

[1] [REC]をタッチしてレコーディング・スタンバイ画面にします。

[2] 拍子の表示をドラッグして、拍子を変更します。

※ すでに録音されている小節ではこの設定を変更することはできません。

[3] [PLAY]をタッチしてリアルタイム・レコーディングを開始すると設定した拍子でレコーディングされます。

<設定値>

1/4 ~ 7/4、1/8 ~ 12/8、1/16 ~ 15/16

■クリックを鳴らす

クリック(メトロノーム)の鳴らしかたを設定します。また、クリックの音色や音量も設定することができます。

39

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[1] ボタンをタッチします。Tempo 表示になります。

[2] テンポ表示をドラッグするとテンポが変更できます。

[3] 右ページをタッチしてクリック画面を表示させます。

クリック・モード及びクリック・インターバルをドラッグして設定を選びます。

<クリック・モード>

[RecOnly] 録音時のみクリックを鳴らす。

[Rec&Play] 録音時と再生時にクリックを鳴らす。

[Always] シーケンサーが止まっているときも常にクリックを鳴らす。

[Off] クリックを鳴らさない。

<クリック・インターバル>

クリックが鳴る間隔を選びます。

[4] クリックの音色やクリックの音量の設定画面にするときは右ページをタッチします。

① をタッチするとクリックが鳴り、音色を確認することができます。

※ シンク・モードを「MIDI」に設定しているときは① をタッチしてもクリック音は鳴りません。

<クリック・インスト>

クリックの音色を選びます。

Metronome メトロノームTriangle トライアングルAgogo アゴゴWoodBlock ウッドブロック

Shaker シェイカーTambourine タンバリンSticks スティック音Click クリック音

<クリック・レベル>

クリックの音量を調節します。

0 ~ 127

[5] 設定が終わったら[EXIT]をタッチして基本画面に戻します。

■録音中に演奏を止めずにキーボードで試し弾きをする(リハーサル機能)

リアルタイム・レコーディング中に、録音状態と試し弾

きできる状態(リハーサル状態)をワンタッチで切り替

えられます。リハーサル機能を使うと、シーケンサーの

演奏を止めることなくキーボードで試し弾きできます。

[1] 録音を開始します。

[2] 録音中に[REC]をタッチします。

[REC]が点滅し、演奏は続いたまま録音しない状態(試し引きができる状態)になります。

このとき、タッチ・キーボードを弾いても録音されません。

[3] 再び[REC]をタッチすると録音状態になります。

[4] 録音が終了したら[STOP]をタッチします。

この機能は主にループ・レコーディング時に使用すると便利です。使い方の例としては、まずリアルタイム・レコーディングを開始します。

次に[REC]をタッチしてリハーサルの状態にします([REC]点滅)。このとき演奏は続いているので、この演奏に合わせてタッチ・キーボード(または接続しているMIDI キーボード)で試し弾きをします。

試し弾きを終えたら[REC]をタッチして([REC]点灯)録音状態に戻します。

リハーサル機能を使うと、演奏を止めることなく録音状態とリハーサル状態をスムーズに切り替えることができます。

※ レコーディング・モードが「Replace」のときは、録音中にリハーサル状態にしてキーボードの演奏を録音しなくても、演奏データは消去されます。

クリック・モード クリック・インターバル

4分音符

3連4分音符

3連8分音符

8分音符

16分音符

クリック・インスト クリック・レベル

40

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■録音開始小節や指定した小節にジャンプする[LOC]

ロケーター機能を使って録音を開始した小節にジャンプすることができます。録音した演奏を確認するときに使うと便利です。

[1] [STOP]をタッチして録音を終了します。

[2] [LOC]をタッチします。ロケーター画面になります。

[3] ページ・ボタンをタッチして「REC Start」の表示画面にします。

[4] メッセージ・エリアの[Jump]をタッチします。直前の録音を開始した小節に移動します。

※ ロケート機能ではこのほかにあらかじめ設定した小節にジャンプすることもできます(次項参照)。

●ロケート・ポイントを設定する Marker-A,Marker-B

[1] [LOC] をタッチします。ロケーター画面になります。

[2] ページをタッチして「Marker-A」の画面を選びます。

Marker-B に設定するときはMarker-B の画面を選びます。

[3] メッセージ・エリアに表示されている小節をドラッグして、Marker-A の小節を設定します。

※ メッセージ・エリアの [ ] をタッチすると、現在の小節が Marker-A に設定されます。ソングの演奏中でも [ ] をタッチすることで Marker-A が設定できます。

※ Marker-B も同様に設定します。

●ロケート・ポイント(Marker-A)にジャンプする

[1] [LOC]をタッチしてロケーター画面にします。

[2] ページをタッチして「Marker-A」の画面を選びます。

Marker-B にジャンプするときは、ページをタッチして「Marker-B」の画面を選びます。

[3] メッセージ・エリアの[JUMP]をタッチすると、Marker-A に設定した小節にジャンプします。

※ さらに右ページをタッチすると Repeat 画面になります。リピート画面ではリピートさせる小節区間を設定します(P.93)。

■外部キーボードを使ってレコーディングする

外部キーボードをPMA-5 のMIDI IN に接続してリアルタイム・レコーディングすることができます。

タッチ・キーボードと同じように外部キーボードを使用して録音することができます。レコーディングの操作はタッチ・キーボードでのレコーディング方法と同じです。

※ 録音するトラックはトラック・エリアをタッチして選択します。外部キーボードの送信チャンネルの設定は録音するトラックには関係ありません。

※ ベロシティーは8段階で録音されます。

※ PMA-5 で録音することのできるMIDI 情報については「MIDI について(P.110)」をご覧ください。

ステップ入力(一音ずつ入力する)

ステップ入力は、音符の長さと強さと音程を指定しなが

ら演奏データを一つ一つ入力する方法です。ステップ入

力画面では小節内の発音タイミングを 16 分音符の間隔

(*1)でグリッド表示します。入力した音程は、タッチ・

キーボード上のドット(ノート・マップ)で表示されます。

ステップ入力画面では、リアルタイム・レコーディングし

た演奏データも修正できます。

(*1)設定により 3 連 8 分音符の間隔でグリッド表示さ

せることもできます(P.45)。

※ ステップ入力のときに接続した MIDI キーボードより音を入力することはできません。

■ステップ入力画面について

[STEP]をタッチしてステップ・スタンバイ画面に戻し、もう一度[STEP]をタッチしてステップ入力画面を表示させます。

ステップ・スタンバイ画面については 45 ページをご覧くだ

さい。

小節

41

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■MIDI イベント表示

ステップ入力画面の上の行は、現在着目しているタイミングとその場所のMIDI イベントを表示します。

※ MIDI イベントとはノートやコントロール・チェンジなど PMA-5 で扱う個々の MIDI メッセージのことをいいます。

[MEASURE] [BEAT] [CLOCK]

表示させる音のタイミングを小節(MEASURE)、

拍(BEAT)、クロック(CLOCK)で表示します。こ

の3つの値の表示をドラッグすると、小節、拍、

クロックをそれぞれ変更することができます。ま

た、小節は 、 ボタンで変更できます。グ

リッド表示をタッチして直接タイミングを指定する

こともできます。

※ 96クロックで4分音符の長さを表します。

※ [NOTE]、[DURATION]、[VELOCITY]の3つのパラメーターでノート情報を表しています。

[NOTE]

入力されたノート・ネームを表示します。この表示を

ドラッグすると音程が変更されます。表示しているノ

ートの音程をタッチ・キーボードのドット表示で示し

ます。ノート・ネームの前に*の記号があるときは、

同じタイミングに複数のノートが存在していることを

示します。これらのノートを表示させるときは、ペー

ジ・ボタンをタッチします。この表示をドラッグする

とノートを変更することができます。

[DURATION]

入力された実際の音の長さを拍(1拍=4分音符の長

さ)とクロックで表示します。この表示をドラッグす

るとデュレーションが変更されます。ドラッグ中はそ

の音のデュレーションをグリッドに表示します。この

表示により、音の長さを視覚的に見ることができます。

[VELOCITY]

現在のタイミングのベロシティー(音の強さ)を 8段

階の数字と記号で表示します。記号はベロシティーの

大きさを示しています。表示をドラッグすることでベ

ロシティーが変更されます。

※ ノート情報以外の MIDI メッセージ(コントロール・チェンジやピッチベンド)もイベント表示させることができます(ノート以外のイベントを表示させる P.46)。

■グリッド表示について

シーケンス・トラックのステップ入力画面では、入力された音の発音タイミングを 16 分音符(または 3 連 8 分音符)の間隔でグリッド表示します。グリッド表示を直接タッチすると現在着目しているタイミングがそのグリッドに入力されているノートのタイミングに移動します。グリッド内に複数のノートが入力されているときは、グリッド内の先頭のノートのタイミングに移動します。

音が何も入力されていないとき、グリッドは次のように表示されています。

音がいくつか入力されると次のように表示されます。

音符の長さ

オート・ステップ入力と マニュアル・ステップ入 力の切り替え

タッチ・キーボードを 弾くと音が入力

現在の位置(発音の タイミング)を表示

タイを入力(操作が可能 なときにボタンが点灯)

休符を入力(操作が可能 なときにボタンが点灯)

ここで設定した ベロシティーで 音が入力される

ノート情報(イベント 情報)を表示

ノートが入力されている タイミングをグリッドで 表示。1グリッドが16分 音符の長さに相当

小節 拍 クロック ノート・ネーム デュレーション ベロシティー

デュレーション

42

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拍の頭のグリッドに音が入力されたときは ① の拍で表示され、それ以外のグリッドに音が入力されたときは ② の記号で表示されます。

※ グリッドをタッチするとそのグリッド内の音が発音します。グリッド内に複数の音があるときはグリッドをタッチしたときに一度に発音します。

※ グリッドの間隔を 3 連 8 分音符で表示することもできます(グリッドの間隔を 3連符にする P.45)。

●グリッドに入力されたノートについて

1つのグリッドは 16 分音符(または 3 連 8 分音符)の間隔で並んでいます。音が入力されるとその発音タイミングのグリッドに記号が表示されます。グリッドは、入力された音が 16分音符ジャストのタイミング(例えば「00 」クロック)だけを表示しているのではなく、16 分音符の長さの幅をもったタイミング(例えば「00」~「23」クロック)にある音を表示しています。

例えば、下の図のようなグリッド表示では、ノートが2拍目の 00~ 23 クロックの間(この図では 06クロック)に存在していることを表しています。

ここで右(または左)のページ・ボタンをタッチすると、1つ先の(または1つ前の)MIDI イベントに移動することができます。この機能を使ってグリッド内のイベントを1つ1つ確認します。

また、ノート・ネームの前に「*」の記号が表示されているときは、同一のタイミング(クロック)に複数の演奏データがあることを示しています。

●グリッド内の音をサーチする

現在表示している音(ノート)より一つ前の音に移動するときは、左のページをタッチします。同様に一つ先の音に移動するときは右のページをタッチします。またグリッド内の複数の音や同一タイミングに複数の音が入力されているときもページ・ボタンで1つずつサーチすることができます。

※ ステップ入力画面のみ、ページ・ボタンはMIDI イベント・サーチ・ボタンとして働きます。

■ステップ入力の方法

ソング・モードの基本画面から

[1] [STEP]をタッチします。ステップ・スタンバイ画面になります。

ステップ・スタンバイ画面ではグリッドの間隔の設定(P.45)やMIDI イベントのビュー・スイッチ(P.46)を設定します。

通常は特に設定を変更する必要はありません。

[2] もう一度[STEP]をタッチします。ステップ入力画面になります。

ディスプレイには、ステップ入力パレットが表示され、メッセージ・エリアはステップ入力表示になります。

[3] 音を入力するトラック(Tr1、Tr2、Tr3、Tr4)のトラック・エリアをタッチして選択します。選択したトラックが点滅します。

[4] ステップ入力パレットの [MAN/AUTO] をタッチして AUTO を選択します。[MAN/AUTO] エリアをタッチするたびに [MAN] と [AUTO] の前のドット表示が切り替わります。

ここでは AUTO(オート・ステップ)で入力します。

※タッチ・キーボードで音を入力したときに、入力した音符の長さ分だけ、ステップ(入力するタイミング)を自動的に進める方法(オート・ステップ)と、入力してもステップをそのまま進めない方法(マニュアル・ステップ)を選ぶことができます。[MAN][AUTO]についての詳しい説明は、45ページをご覧ください。

[5] 音を入力したいグリッド位置(この図では 2 拍目)をタッチします。そのグリッドにカーソルが移動します。

②①

AUTOMAN

43

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[6] 音符の長さをステップ入力パレットから選択します。選択された音符が点滅します。

付点4分音符にするときは4分音符をタッチしてから「・」..① をタッチします。3連8分音符にするときは8分音符をタッチしてから3連符の記号..② をタッチします。

ステップ入力パレットで音符の長さを入力すると、デュレーションが以下のように設定されます。

[7] タッチ・キーボードをタッチして音を入力します。

音符の長さだけグリッド上のカーソルが進みます。

※ オート・ステップで音を入力するとき、タッチ・キーボードに触れている間は、今入力する音の情報「ノートネーム」、「デュレーション」、「ベロシティー」がメッセージ・エリアに表示されます。タッチキーボードから、ペンを離すとカーソルが音の長さ分だけ進みます。

※ マニュアル・ステップのときはカーソルは進みません。次に入力するタイミングのグリッドをタッチしてください。

[8] 続けて同じように音の長さを指定してからタッチ・キーボードで音程を入力していきます。

ノートやデュレーション、ベロシティーは後から簡単に修正することができます(P.48)。

■タイ、休符を入力する[TIE]、[REST]

●タイの入力

[TIE]をタッチすると直前に入力した音のデュレーションを延ばします。タイで延ばす音の長さはステップ入力パレットで選択します。[TIE]をタッチした回数だけ直前に入力した音のデュレーションを延ばします。

例えば、下のような音符を入力するときは、8分音符の音を入力した後、ステップ入力パレットで4分音符を選択してから[TIE]をタッチします。

8分音符の音を入力してから[TIE]を2回タッチしても同じように入力されます。

※ [TIE]は、タイ入力可能なときのみ点灯します。

●休符の入力

休符を入力するときは、音符の長さを選んでから休符を入力します。例えば、8分休符を入力するときは、ステップ入力パレットの8分音符を選択してから[REST]をタッチします。

※ [REST]は、休符入力可能なときだけ点灯します。

※ マニュアル・ステップのときは、[TIE]と[REST]は点灯しません。

■ベロシティーを変えて音を入力する

8段階のベロシティーをつけて音を入力することができます。タッチ・キーボードで音を入力する前にベロシティー・ボタンでベロシティーを選択します。次にタッチ・キーボードで音を入力すると選択したベロシティーで音が入力されます。

ベロシティー・エリアの左側をタッチすると、ベロシテ

ここをタッチする

②①

点滅 タッチ・キーボードをタッチする…

点滅 タッチ・キーボードからペンを離す

大きくなる 小さくなる

44

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ィーが小さくなり、右側をタッチするとベロシティーが大きくなります。

■オート・ステップとマニュアル・ステップ

音の入力後にステップ(入力するタイミング)を自動的に移動させる入力方法(オート・ステップ: AUTO)と、音を入力してもステップを移動させない入力方法(マニュアル・ステップ:MAN)を切り替えることができます。

[MAN/AUTO]表示をタッチすることで、オート・ステップとマニュアル・ステップを切り替えます。

●オート・ステップ

オート・ステップは、タッチ・キーボードで音を入力すると、音符の長さだけステップを自動的に進めます。オート・ステップの時は[TIE]と[REST]ボタンを使用することができます。[TIE]ボタンをタッチすると直前に入力したノートのデュレーションを延ばすことができます。[REST]ボタンはステップ入力パレットで選択した音符の長さの休符を入力します。タッチ・キーボードと[TIE]、[REST]ボタンを使用することで、早く簡単に入力することができます。「ステップ入力操作例(P.47)に[TIE]や[REST]を使ったオート・ステップ入力の操作例が載っています。

●マニュアル・ステップ

マニュアル・ステップでは、タッチ・キーボードで音を入力してもステップは移動しません。グリッドをタッチして入力するタイミングを指定してから音を入力していきます。同じタイミングに複数の音を入力するときや、ドラムなどデュレーションを考える必要のない音などを入力するときに便利です。

※ マニュアル・ステップのときは、[TIE]と[REST]は点灯しません。

■ステップ・スタンバイ画面での設定

●新しくレコーディングする小節の拍子の設定

まだ、入力されていない小節から新たにステップ入力をするときに拍子の設定をすることができます。

スタイル・トラックにスタイルが入力されている場合は、そのスタイルの拍子の設定でソングの拍子が決まるので、ステップ・スタンバイ画面で拍子の設定をすることはできません。

<設定方法>

[1] [STEP]をタッチしてステップ・スタンバイ画面にします。

[2] 拍子の表示をドラッグして、拍子を変更します。

※ すでに演奏データが入力されている小節ではこの設定を変更することはできません。また、スタイル・トラックにスタイルが入力されているときも拍子の設定を変更することはできません。

[3] もう一度[STEP]をタッチするとステップ設定した拍子でステップ入力をすることができます。

<設定値>

1/4 ~ 7/4、1/8 ~ 12/8、1/16 ~ 15/16

●グリッドの間隔を3連符にする

16 分音符の間隔で表示しているグリッドを 3連 8分音符の間隔で表示します。3連系の演奏を入力するときに選びます。

[1] ソング・モードの基本画面から[STEP]ボタンをタッチしてステップ・スタンバイ画面にします。

[2] ステップ・スタンバイ画面の[Grid]をタッチしてグリッドの間隔を 16分音符[1/16]から3連8分音符[1/12]を切り替えます。

[3] [STEP]をタッチしてステップ・スタンバイ画面にすると、3連8分音符の間隔でグリッド表示します。

1 2 3 4

5 6 7 8

VELOCITY 点滅 点滅

点滅 点滅

AUTOMAN

AUTOMAN

オート・ステップ マニュアル・ステップ

メジャー 拍子 グリッド

45

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●ノート以外のイベントを表示させる

ステップ入力画面に表示させるMIDI イベント(MIDI メッ

セージ)の種類を選ぶことができます。例えば、ノート・

メッセージを表示せずにコントロール・チェンジ・メッセ

ージだけを表示させるようなこともできます。

[1] ソング・モードから[STEP]をタッチします。

ステップ・スタンバイ画面になります。

[2] 右ページをタッチしてビュー・スイッチ画面を表示します。

表示のスイッチで各イベントの On/Off を切り替えます。

[NOTE] ノート

[CC] コントロール・チェンジ

[TEMPO] テンポ・チェンジ

[PC] プログラム・チェンジ

[PB] ピッチ・ベンド

■同じタイミングに音を重ねて入力する

タッチ・キーボードは2カ所同時に押すことはできません。和音を入力するときは、次の方法で入力します。

和音を入力するときは、マニュアル・ステップ(MAN)にしてから、タッチ・キーボードを1つ1つタッチします。マニュアル・ステップでは音を入力してもステップが移動しません。

オート・ステップの状態で、和音(同じタイミング上にある複数の音)を入力するときは、[KEY HOLD]をタッチして([KEY HOLD]を点灯させた状態で)、構成音をタッチキーボードで1つ1つ指定します。[KEY HOLD]をタッチして[KEY HOLD]を解除(消灯)させると音が入力され、ステップが自動的に進みます。

同じタイミングに音(イベント)を入力すると、それらのノート・ネームの前に「*」の記号が表示されます。

■間違えた音を消去する

[1] ステップ入力画面で消去するイベントを表示させます。

[2] [DEL]をタッチすると、表示されているイベントが消去されます。

※ 1つのグリッド内に複数の音(ノート)が入力されている場合(P.43)は、ページ・ボタンで消去する音を表示させてから、[DEL]をタッチします。

※ グリッド単位で音を消去することもできます(グリッド単位で消去する P.73)。

■次のMIDI イベントを表示する

ステップ入力画面のときは、ページ・ボタンをタッチすると次のMIDI イベントをサーチすることができます。グリッド内の音や同じクロックに複数の音があるときも1つ1つサーチすることができます。

■5拍目以降のグリッド画面を表示する

5/4 や 7/4 のように拍子が5拍子以上のときは、グリッド表示を4拍目までの表示と5拍目以降の表示を切り替えることができます。

5拍目以降を表示するときは一番後ろのグリッドの右側...① をタッチします。

5拍目以降の表示に切り替わります。

4拍目までの表示に戻すときは、5拍目以降の表示の時に一番左のグリッドの左側....② をタッチします。

※ メッセージ・エリアのビート表示をドラッグしてビートを変更すれば、5拍目以降のグリッドを表示させることもできます。

(ノート)を表示する

(コントロール・チェンジ)を  表示しない

46

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47

ステップ入力操作例

ステップ入力で下の譜面の曲を入力してみましょう。この曲は、クイック・スタート(別冊)の「第5章 バッキングを作ってみよう」で作ったの曲(バッキング)のメロディー部分です。

[1] ソング・モードでソングを選びます(S01)。

[2] [STEP]ボタンを2回タッチして、ステップ入力画面にします。

[3] トラック・エリアの[Tr 1]をタッチします。

[4] をタッチして5小節目にします。

[5] [AUTO/STEP]をタッチして AUTO を選択します。

[6] 8分音符のデュレーションをタッチします。

[7] タッチ・キーボード、[TIE]ボタン、[REST]ボタンを使って音を入力します。

この曲は、8分音符が基本になっているので、[TIE]ボタンや[REST]ボタンを効果的に使ってすべて8分音符の音の長さで入力することができます。音符と休符の長さが8分音符を何個分の長さであるかを考えて入力します。

は[REST]ボタン、   は[TIE]ボタンをタッチします。

「ソレド・・」などはその音名をタッチキーボード で弾きます。

5小節目から 8小節目から

ソレドレミシ ミ ラド ドレミ

ファ ラミラド ラbド レ

~(省略)

REST

REST

REST REST REST REST REST REST

REST REST

RESTTIE

TIE

TIE TIE

TIE

TIE

TIETIE TIE TIE TIE TIE TIE TIE TIE TIE TIE

TIE TIE TIE TIE

REST REST RESTTIE TIE

CM9

C(N.C)

C(N.C)

Dm7(9)

Am7(9)

Dm7

Dm7(b5)

Gm7(9)

G7(13)

BbM9

CM7

FM7

CMaj

Am7(9)

E7(b9)

CMaj / E

Gaug7

1

5

9

13

17

21

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48

演奏データの修正

基本的な演奏データの修正はステップ入力画面で行います。ステップ入力画面で音を入力しているときは、その状態を抜けることなく同じ画面で演奏データが修正できます。リアルタイム・レコーディングした演奏データを修正するときも同じようにステップ入力画面で行います。

※ソングのエディットはソング・エディット・メニュー画面(P.62)で行います。

●ステップ入力画面で行う修正

・音の高さ(音程)の変更

・デュレーションの変更

・ベロシティーの変更

●イベント・エディット・メニューで行う修正

・MIDI イベントの移動(Move Event)

・グリッド単位のコピー(Copy Grid)

・グリッド単位の消去(Erase Grid)

・MIDI イベントの入力(Insert Event)

※ イベント・エディット・メニューについては、「MIDIイベント単位のエディット(P.72)」をご覧ください。

■小節、拍、クロック(タイミング表示)について

ステップ入力画面では、修正するMIDI イベントがソングのどの位置にあるかを小節(MEASURE)、拍(BEAT)、クロック(CLOCK)で示します。

小節(MEASURE) 音(MIDI イベント)がある小節を示します。

拍(BEAT) 音(MIDI イベント)が小節の何拍目にあるか示します。拍子を変えても 1拍は 4分音符として表示されます。

クロック(CLOCK) 1 拍より細かい位置を示します。PMA-5 では 1 拍を 96 等分した長さを1クロックとしています。言い換えると、96 クロックが 1 拍(4 分音符の長さ)になります。また、8分音符の長さは 48 クロック、16 分音符の長さは 24 クロックとなります。MIDIイベントの位置を表示しているときには音の長さではなく、拍の頭からの位置を示します。

■ノート(音の高さ)を変更する

[1] ステップ入力画面にして変更する音の情報(ノート・ネーム、デュレーション、ベロシティー)をメッセージ・エリアに表示させます(グリッドをタッチしたり、ページ・ボタンでサーチしたりして表示させます)。

[2] メッセージ・エリアのノート・ネームをドラッグして(または、ノート・ネームをタッチしてから[VALUE]ボタンをタッチして)音の高さを変更します。

ノート・マップ表示が変更した音程に移動します。

ノート・マップには同じタイミングのすべてのノートが表示されます。

同じタイミング(小節、拍、クロック)に複数の音が存在するときは、ノートマップにそれらの音がすべて表示されます。

タッチ・キーボードの端に下図のような記号が表示されているときは、さらに上(または下)の音域に音があることを示しています。

[OCTAVE]ボタンで表示されているオクターブの範囲を変更すると、その音がノートマップに表示されます。

■デュレーション、ベロシティーを変更する

[1] ステップ入力画面で現在の小節を移動して変更する音の情報(ノート・ネーム、デュレーション、ベロシティー)をメッセージ・エリアに表示させます。

[2] メッセージ・エリアのデュレーション(ベロシティー)表示をドラッグして値を変更します。デュレーション、ベロシティー表示が点滅します。

※ デュレーションをドラッグしている間は、デュレーションをグリッドの長さで表示します。

デュレーション

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■必要なMIDI イベントを表示する(ビュー・スイッチ)

ステップ入力画面に表示させるMIDI イベント(MIDI メッセージ)の種類を選ぶことができます。例えば、ノート・メッセージを表示せずにコントロール・チェンジ・メッセージだけを表示するようなこともできます。

[1] ソング・モードから[STEP]をタッチします。

ステップ・スタンバイ画面になります。

[2] 右ページをタッチしてビュー・スイッチ画面を表示します。

[3] 各イベントのスイッチをタッチするとイベント表示のOn/Off を切り替えます。

[NOTE] ノート

[CC] コントロール・チェンジ

[TEMPO] テンポ・チェンジ

[PC] プログラム・チェンジ

[PB] ピッチ・ベンド

(ノート)を表示する

(コントロール・チェンジ)を  表示しない

49

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1つのスタイルを演奏させるときはスタイル・モードで行います。

スタイルを選ぶ

[1] [STYLE]をタッチしてスタイル・モードにします。

[2] メッセージ・エリアのスタイル・ナンバー表示をドラッグしてスタイルを選びます。

※ スタイル・ナンバーの「P」はプリセット・スタイル、「U」はユーザー・スタイルを表しています。「P」または「U」をドラッグしてプリセット・スタイルとユーザー・スタイルを切り替えます。

※ 演奏データが何も入っていないユーザー・スタイルはスタイル・ナンバーの後に「*」、演奏データが入っているスタイルは「:」と表示されます。

※ プリセット・スタイルでは、スタイル・ネーム表示(ディビジョン表示以外)をドラッグするとスタイル名ごとに選ぶことができます。また、ディビジョンの表示をドラッグすると、同じスタイル内でディビジョンを変更することができます。

スタイル演奏のしかた

※ 演奏中にスタイルを変更すると、次の小節からスタイルの演奏が切り替わります。

※ プリセット・スタイルは、各スタイルに適したテンポ(プリセット・テンポ)で演奏されます。

変更したテンポは、停止中にスタイルを選び直す、または をタッチすることで、各スタイルに適したテンポ(プリセット・テンポ)に戻すことができます。

コードを変えてスタイル演奏する

[1] [STYLE]をタッチしてスタイル・モードにします。

[2] [CHORD Tr] をタッチします。

タッチ・キーボードにルートとコード・タイプが

表示され、メッセージ・エリアには現在の小節の

コード・ネームが表示されます。

[3] 表示されたコード・ネームを変更すると、そのコードで演奏します。

演奏中にコード・ネームを変更すると次の小節

からコードが切り替わります。

コードの変更については、「コード・トラックの入力」の「コード入力のしかた(P.35)」をご覧ください。

トラックの音をミュートする

スタイルを演奏するときに、指定したトラックだけをミュート(消音)することができます。

スタイル・モードから

[1] [MUTE]をタッチして、ミュート画面にします。

左から A1、A2、Bs、Dr の各トラックに対応しています。

[2] メッセージ・エリアの ① をタッチすると、Drトラックがミュートされます。

もう一度 ① をタッチすると、ミュートが解除に

なります。

※ ミュートされるのは、スタイルの演奏だけです。タッチ・キーボードでの演奏はミュートされません。

※ メッセージ・エリアの[SOLO]をタッチして On にすると選択された1つのトラック以外はミュートされます。

[3] 設定が終わったら[EXIT]をタッチして、元の画面に戻します。

スタイル・ナンバー スタイル・ネーム

ディビジョン

EXIT

VALUE

AD LIB

EFX

LOC

MIX

MUTEEDIT STEP

1小節目に戻す

小節を戻す

小節を進める

演奏を停止する 演奏を開始する

A1 A2 Bs Dr

50

スタイルを演奏する

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最大 200 種類のユーザー・スタイルを作成することができます。

※ ユーザー・スタイルの演奏内容やソングの演奏データによっては 200 種類記憶できないこともあります(ユーザー・スタイルのメモリーはソングの演奏データと共有しています)。

ユーザー・スタイルの4つの演奏トラックの録音方法は、リアルタイム・レコーディングとステップ入力の2つの方法があります。

リアルタイム・レコーディングは、実際の鍵盤の演奏を録音する方法です。タッチ・キーボードや外部MIDI キーボードの演奏をそのまま録音するのに適しています。

もう一つの録音方法であるステップ入力は、タッチキーボードを使って1つ1つ音を入力する録音方法です。正確に音を入力するときや、鍵盤で弾けないような細かなフレーズを入力するのに適しています。

スタイルに関する設定

■スタイルの長さ(小節数)を設定する(Style Length)

ユーザー・スタイルの長さ(小節数)を設定します。

[1] [STYLE]をタッチしてスタイル・モードにします。

[2] ページ・ボタンを数回タッチして「St y l eLength」画面にします。

① をドラッグして(または、[VALUE]をタッチして)小節の長さを設定します(1~ 8 小節)。

※ スタイルの長さは、スタイル作成後に変更することができます。

※ プリセット・スタイルの小節数は変更できません。プリセット・スタイルの小節数を変更したいときは、ユーザー・スタイルにコピー(Copy Style)してから小節数を変更してください。

■スタイル・ネームをつける(Style Name)

ユーザー・スタイルにスタイル・ネームをつけることができます(8文字まで)。

[1] [STYLE]をタッチしてスタイル・モードにします。

[2] ページ・ボタンをタッチして、スタイル・ネーム画面にします。

[3] スタイル・ネーム[Usr001-U]の各文字を上または下にドラッグして文字を選択します。

カーソルをタッチするとメッセージ・エリアの上の行に文字が表示されます。それらの文字をタッチして文字を選択することもできます。スタイル・ネーム末尾の 1文字(設定前は「U」)は、スタイル・トラックのステップ入力画面ではグリッドに表示されます。したがって、グリッド表示のときに区別しやすいよう、スタイルごとに異なる文字にしておくことをお勧めします(P.51)。

※ プリセット・スタイルのスタイル・ネームを変更することはできません。

■アレンジ・モードの設定(Arrange Mode)

ユーザー・スタイルはアレンジ・モードの設定を変えることで、コード変換のしかた(編曲内容)を変えることができます。たとえば、コード演奏をするトラックでは、アレンジ・モードの設定を「Chord」、アルペジオの演奏をするトラックでは、「Arpeggio」とすることで、スタイルの特徴を生かしたさまざまな編曲内容で演奏させることができます。

アレンジ・モードの設定は、スタイルの演奏トラック(A1、A2、Bs)ごとに行うことができます。

※ Dr トラックのアレンジ・モードを変更することはできません(No Arrange 固定)。

※ プリセット・スタイルにはそれにふさわしいアレンジ・モードが設定されています。アレンジ・モードを変更するときはユーザー・スタイルにコピー(コピー・スタイル P.70)してから設定を変更してください。

●アレンジ・モードの設定とはたらき

Obbligatoメロディアスなフレーズを含む演奏に適しています。演奏データの音がコードにあったスケールの音程にシフトされます。

51

ユーザー・スタイルを作る

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Chord 和音だけの演奏に向いています。演奏データの音が、入力されたコード内の音に変換されます。選んでいるスタイルによっては、不足しているコードを付け足す処理がされます。例えば、7thの音を持っていない演奏データでも自動的に 7thの音を付け足します。

Arpeggioアルペジオやコードの演奏に向いています。演奏データの音が入力されたコード内の音に変換されます。「Chord」では、不足した音を付け足すのに対し、このモードでは、その音をあまり重要でない他の音から置き換えて鳴らします。

Bassベースの演奏に適しています。「Obbligato」と同じように、演奏データの音がコードにあったスケールの音程に自動シフトされます。また、ある音域より高い音はオクターブ下にシフトされます。また、オン・ベース・コードが指定されたときは、ルート音はオン・ベースの音に置き換わります。

No Arrange「No Arrange」に設定したトラックの演奏データは、アレンジ(コード変換)されずに元の演奏データのまま演奏されます。Dr トラックは強制的にこのモードになります。

※ ソング演奏時に、スタイルの全演奏トラックの演奏データをアレンジャーに通したくないときは、コード・トラックにルート「C]、コード・タイプ「N.C(--)」を入力します。N.C はスタイルをコード変換させずに元の演奏データのまま演奏させるときに設定します。

※ コード・トラックに N.C(ノン・コード・タイプ)を入力したときは、演奏されるスタイルのアレンジ・モードの設定は無効になります。

<設定方法>

スタイル・モードの基本画面から

[1] ページ・ボタンをタッチしてアレンジ・モード画面にします。

[2] メッセージ・エリアに表示されたトラック(A1、A2、Bs)を選択します。

[3] メッセージ・エリアのアレンジ・モードを設定します。

※ Dr トラックのアレンジ・モードは変更することができません。常に「No Arrange」になります。

※ B s トラックのアレンジ・モードの設定は、「Obbligato」「Bass」「No Arrange」に限定されます。

※ コード・トラックに入力されたコード・タイプがN.C(--)のときは、アレンジ・モードの設定は無効になります。

※ プリセット・スタイルのアレンジ・モードを変更することはできません。

スタイルの音色設定を記憶する

ユーザー・スタイルの演奏トラック(A1、A2、Bs、Dr)の音色設定を、スタイルのセットアップ情報として書き込むことができます。セットアップ情報に音色設定を書き込んでおくと、スタイルを選び直したときに、常に設定した音色で演奏させることができます。ソングの演奏時も、ここで設定した音色でスタイルが演奏されます。

※ スタイルの音色を一時的に変更することはできますが、スタイルを選び直す、または をタッチするとセットアップの音色設定に戻ります。

※ プリセット・スタイルでは音色のセットアップの設定を変更することはできません。プリセット・スタイルのセットアップを変更するときはユーザー・スタイルにコピー(COPY STYLE)してから音色の設定を変更してください。

[1] [STYLE]をタッチしてスタイル・モードにします。

[2] ページ・ボタンをタッチしてインスト画面を表示します。

[3] トラック・エリアをタッチして音色を変更するトラックを選びます。

メッセージ・エリアのトラック表示をドラッグしてトラックを選ぶこともできます。

[4] インスト・ネームをドラッグして音色を選択します。[Value]ボタンを使って音色を選択することもできます。

※ インスト・ネームだけでなくインスト・ナンバーやインスト・グループをドラッグして音色を選択することもできます(P.26)。

トラック アレンジ・モード

トラック インストナンバー インストネーム

インスト・グループ

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※ Dr トラックではドラムセットの音色のみ選ぶことができます。

※ 設定する音色については、「インストゥルメント・リスト(P.102)」をご覧ください。

[5] [ENTER]をタッチします。

メッセージ・エリアに確認画面が表示されます。

[6] メッセージ・エリアの[Save]をタッチすると(A1、A2、Bs、Dr)のトラックの音色設定をスタイルのセットアップ情報として記憶します。

操作を中断するときは [Quit] をタッチします。

トラックの音量、パンなどのミキサーの設定を記憶する [MIX]

ユーザー・スタイルのトラックごとのミキサーの設定(音量やパンなど)を調節して記憶します。

※ スタイルのミキサーの設定を一時的に変更することはできますが、スタイルを選び直す、またはをタッチすると、セットアップのミキサーの設定に戻ります。

※ プリセット・スタイルではミキサーのセットアップの設定を変更することはできません。プリセット・スタイルのセットアップを変更するときはユーザー・スタイルにコピー(COPY STYLE)してからミキサーの設定を変更してください。

スタイル・モードから

[1] [MIX] をタッチします。

ミキサー画面になりメッセージ・エリアには、各トラックのボリューム・フェーダーが表示されます。4 つのフェーダーは左から A1、A2、Bs、Dr の各トラックに対応しています。

※ 右ページをタッチすると、パン、リバーブ・センド・レベル、コーラス・センド・レベルの設定画面になります(後述)。

[2] フェーダー ① をペンでタッチしたままフェーダーを上方向(または下方向)にドラッグします。

トラックの音量が変わります(設定値 0~ 127)。

操作したトラックとボリュームの値がメッセージ・エリアに表示されます。

[3] セットアップに書き込むために[ENTER]をタッチします。メッセージ・エリアに[Quit] [Save]が表示されます。

※ ミキサーの設定をスタイルに記憶させるときは、スタイルのセットアップとして記憶させる必要があります。スタイルのセットアップは、スタイルを1小節目から演奏させるときに自動的に読み込まれる情報のことです。

[4] メッセージ・エリアに表示された[Save]をタッチして、設定をセットアップに書き込ます。

ミキサーの設定を書き込まずに中断するときは、[Quit]をタッチします。

※ 一度にミキサーのすべての設定(ボリューム、パン、リバーブ・センド・レベル、コーラス・センド・レベルの設定)が書き込まれます。

[5] [EXIT]をタッチして、元の画面に戻します。

ミキサー画面で右ページをタッチすると次の各設定画面になります。

<Pan(パン)>

パンは、ステレオ再生したときの音像の定位を設定するものです。中央に定位させるものは「Ctr」を設定します。Lの数字が大きくなるほど音が左に定位し、Rの数字が大きくなるほど右に定位します(L64 ~ Ctr ~ R64)。

<Reverb Send Level(リバーブ・センド・レベル)>

リバーブは音に残響や余韻を与え奥行きのある音像を創り出すエフェクトです。トラックごとにリバーブのかかり具合を調節することができます(設定値 0~ 127)。

<Chorus Send Level(コーラス・センド・レベル)>

コーラスは、音像を拡大し音に厚みと潤いを与えます。トラックごとにコーラスのかかり具合を調節することができます(設定値 0~ 127)。

※ 全体にかかるリバーブ・タイプ、リバーブ・レベル、コーラス・タイプ、コーラス・レベルの設定はエフェクト画面 [EFX] で行います(P.32)。

A1 A2 Bs Drトラック 値

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ユーザー・スタイルを作るときの注意

コード・トラックで指定したコード・ネームどおりにユーザー・スタイルを正しく演奏させるためには、ルートが「C」であるコードの構成音、または「C」の調のフレーズで演奏データを作成します。

これは、アレンジャーが「C」の調の音、あるいは「C」のコード音を基準にしてさまざまなコード変換を行っているからです。

コード・バッキングなど、コード音だけの演奏の場合は、「C」をルートとしたコード(例えばの構成音「C6(ド、ミ、ソ、ラ)」など)で演奏データを作成します。そしてアレンジ・モードの設定を「Chord」または、「Arpeggio」にすると、演奏データ中の音がコードの構成音の音に置き換わります。ただし、これらのアレンジ・モードの設定では、コードの構成音以外の音を鳴らすことはできません。

一方、コードの構成音だけでなくメロディアスなフレーズで、コード進行にあった演奏をさせることができます。この場合、「C」の調でフレーズを作成します。そして、アレンジ・モードの設定を「Obbligato」にすると、演奏データ中の音がコード進行にあったスケールの音に置き換わります。「Obbligato」の設定にすると指定したコードの構成音以外の音も鳴ることがありますので、演奏データによってはコード感が得られないことがあります。

※アレンジ・モードに関しての詳細は(P.51)をご覧ください。

※ 好きな調でスタイルを作成してからスタイル・エディット・メニューの「トランスポーズ」で「C」の調に移調することもできます(P.69)。

※ コード変換をしないで、作成したスタイルをそのまま演奏するときは、コード・トラックに、N.C(ノン・コード・タイプ)を入力します(P.37)。この方法を使うと1つ1つのスタイルを独立したパターンとして曲を作ることができます。ただし、コード変換を使ったソングよりも、スタイルをたくさん使うので、その分、メモリーを多く消費します。

リアルタイム・レコーディング

タッチ・キーボード、または接続したMIDI キーボードの演奏をそのまま録音します。

スタイルのリアルタイム・レコーディングでは、スタイル全体をくり返しながら演奏データを重ねて録音します(ループ・レコーディング)。

※ スタイル・モードではレコーディング・モード、カウント・インの設定画面はありません。

[1] [STYLE]をタッチしてスタイル・モードにします。

[2] ユーザー・スタイル(U001 ~ U200)のどれかを選びます。

[3] [REC]をタッチします。レコーディング・スタンバイ画面になります。

[REC]ボタンが点灯し、レコーディング・スタンバイ画面になります。

クオンタイズ(Qtz)クオンタイズを設定します(後述)。

メジャー 録音を開始する小節を設定します。途中の拍からリアルタイム・レコーディングを始めることはできません。

拍子 空のスタイルではスタイルの拍子の設定ができます(後述)。録音済みのスタイルでは、設定した拍子を変更することはできません。

テンポ テンポを変更します。

※ レコーディング・スタンバイ画面を抜ける(モードの基本画面に戻る)ときは「STOP]をタッチします。

[4] トラック・エリアをタッチして録音トラック(A1、A2、Bs、Dr)を選択します。

[5] [PLAY]をタッチするとリアルタイム・レコーディングが開始されます。[PLAY]がテンポに合わせて点滅します。

※ スタイルのリアルタイム・レコーディングはスタイル全体をくり返しながら演奏データを重ねて録音(ループ・レコーディング)されます。

[6] 録音が終わったら、[STOP]をタッチします。

●タイミングのばらつきをそろえる(クオンタイズーQuantize)

クオンタイズはリアルタイム・レコーディングでのタイミングのばらつきを補うため、強制的にキー・オンの位置を一定間隔に刻まれるタイミングに合わせる機能です。クオンタイズをかけながら録音すると、データのばらつきを修正しながら記憶していきます。クオンタイズの設定では、合わせこむタイミングの細かさを選びます。

メジャー(小節) 拍子 テンポ

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<クオンタイズの設定方法>

[1] [REC]をタッチしてレコーディング・スタンバイ画面にします。

[2] ① をドラッグするか、または ① をタッチしてから[VALUE](+ / -)をタッチしてクオンタイズの設定をします。

<設定>

※ クオンタイズの設定は、録音中も変更することができます。

●スタイルの拍子の設定

スタイルの拍子は、スタイルに演奏データが入っていないときにのみ設定できます。録音済みのスタイルでは拍子を変更することはできません。

<設定方法>

スタイル・モードから

[1] [REC]をタッチしてレコーディング・スタンバイ画面にします。

[2] 拍子の表示をドラッグして、拍子を変更します。

※ すでに録音されたスタイルの拍子を変更することはできません。

[3] [PLAY]をタッチすると設定した拍子で録音を始めます。

<設定>

1/4 ~ 7/4、1/8 ~ 12/8、1/16 ~ 15/16

■録音中に演奏を止めずにキーボードで試し弾きをする(リハーサル機能)

リアルタイム・レコーディング中に、録音状態と試し弾きできる状態(リハーサル状態)をワンタッチで切り替えることができます。リハーサル機能は、シーケンサーの演奏を止めることなくキーボードで試し弾きをするときに便利です。

[1] 録音を開始します。

[2] 録音中に[REC]をタッチします。

[REC]が点滅し、演奏は続いたまま録音しない状態(試し引きができる状態)になります。

このとき、タッチ・キーボードや接続したMIDIキーボードを弾いても録音されません。

[3] 再び[REC]をタッチすると、録音状態になり[REC]が点灯します。

[4] 録音が終了したら[STOP]をタッチします。

■間違えた演奏データを消すスタイルの演奏データの一部を消すには、次の方法があります。

●1音ずつ消す

[1] [STEP]をタッチしてステップ・スタンバイ画面にします。

[2] もう一度[STEP]をタッチしてステップ入力画面にします。

[3] 消去するノート(ノート・ナンバー、デュレーション、ベロシティー)を表示させます。

グリッドをタッチするか、ページ・ボタンで1つ1つイベントをサーチして表示させます。

[4] [DEL]をタッチすると消去されます。

●グリッド単位で音を消す

イベント・エディット・メニューの「Erase Grid」で行います。(P.73)をご覧ください。

●小節単位で音を消す

スタイル・エディット・メニューの「Erase Meas」で行います。(P.68)をご覧ください。

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■外部キーボードを使ってレコーディングする

外部キーボードをPMA-5 のMIDI IN に接続してリアルタイム・レコーディングすることができます。

タッチ・キーボードと同じように外部キーボードを使用して録音することができます。レコーディングの操作はタッチ・キーボードでのレコーディング方法と同じです。

※ 録音するトラックは、トラック・エリアをタッチして選択します。外部キーボードの送信チャンネルの設定は、録音するトラックには関係ありません。

※ ベロシティーは8段階で録音されます。

※ MIDI IN から録音できる MIDI メッセージについては、「PMA-5 で扱うMIDI について(P.111)」をご覧ください。

ステップ入力(一音ずつ入力する)

ステップ入力は、音符の長さと強さと音程を指定しながら一つ一つ演奏データを入力する方法です。ステップ入力画面では、小節内の発音タイミングは 16分音符の間隔(*1)でグリッド表示され、入力した音程はタッチ・キーボード上のドット(ノート・マップ)で表示されます。ステップ入力画面では、リアルタイム・レコーディングした演奏データの修正も行えます。

(*1) 設定により 3 連 8 分音符の間隔でグリッド表示させること

もできます。

※ ステップ入力画面の詳細については、「ステップ入力画面について(P.41)」をご覧ください。

■ステップ入力の方法

[1] [STYLE]をタッチしてスタイル・モードにします。

[2] [STEP]をタッチします。ステップ・スタンバイ画面になります。

ステップ・スタンバイ画面では、グリッドの間隔(P.59)やイベントのビュー・スイッチ(P.60)の設定をします。

グリッド(Grid)ステップ入力画面で表示されるグリッドを、16 分音符の間隔(1/16)で表示するか 3 連 8 分音符の間隔(1/12)で表示するかを設定します。

メジャー ステップ入力する小節を設定します。ステップ入力画面でも小節の設定をすることができます。

拍子 スタイルの拍子の設定をします。一度スタイルに演奏データを書き込むと、拍子の設定はできなくなります(P.59)。

[3] もう一度[STEP]をタッチします。ステップ入力画面になります。

[4] 音を入力するトラック(A1、A2、Bs、Dr)を、トラック・エリアをタッチして選択します。選択したトラックが点滅します。

[5] ステップ入力パレットの [MAN/AUTO] をタッチして AUTO を選択します。[MAN/AUTO] エリアをタッチするたびに [MAN] と [AUTO] の前のドット表示が切り替わります。

ここでは AUTO(オート・ステップ)で入力します。

※タッチ・キーボードで音を入力したときに、入力した音符の長さ分だけ、ステップ(入力するタイミング)を自動的に進める方法(オート・ステップ)と、入力してもステップをそのまま進めない方法(マニュアル・ステップ)を選ぶことができます。[MAN][AUTO]についての詳しい説明は、58ページをご覧ください。

[6] 音を入力したいグリッド位置をタッチします。そのグリッドにカーソルが移動します。

メジャー 拍子 グリッド

AUTOMAN

AUTOMAN

オート・ステップ マニュアル・ステップ

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[7] 音符の長さをステップ入力パレットから選択します。選択された音符が点滅します。

付点4分音符にするときは、4分音符をタッチしてから「・」..① をタッチします。3連8分

音符にするときは8分音符をタッチしてから3連符の記号 ② をタッチします。

ステップ入力パレットで音符の長さを入力すると、デュレーションが以下のように設定されます。

[8] タッチ・キーボードをタッチして音を入力します。

音符の長さだけグリッド上のカーソルが進みます。

拍の頭のグリッド(例えば3拍目)に音を入力すると、拍の数字が表示されます。

※ オート・ステップで音を入力するとき、タッチ・キーボードに触れている間は、今入力する音の情報「ノートネーム」、「デュレーション」、「ベロシティー」がメッセージ・エリアに表示されます。タッチキーボードから、ペンを離すとカーソルが音の長さ分だけ進みます。

※ マニュアル・ステップのときはカーソルは進みません。次に入力するタイミングのグリッドをタッチしてから、次の音を入力してください。

[9] 続けて同じように音の長さを指定してからタッチ・キーボードで音程を入力していきます。

●タイ、休符を入力する[TIE]、[REST]

タイの入力

[TIE]をタッチすると直前に入力した音のデュレーションを延ばします。タイで延ばす音の長さはステップ入力パレットで選択します。[TIE]をタッチした回数だけ直前に入力した音のデュレーションを延ばします。

例えば、下のような音符を入力するときは、8分音符の音を入力した後、ステップ入力パレットで4分音符を選択してから[TIE]をタッチします。

8分音符の音を入力してから[TIE]を2回タッチしても同じように入力されます。

※ [TIE]は、操作可能なときだけボタンが点灯します。

休符の入力

休符を入力するときは、音符の長さを選んでから休符を入力します。例えば、8分休符を入力するときは、ステップ入力パレットの8分音符を選択してから[REST]をタッチします。

※ [REST]は、操作可能なときだけボタンが点灯します。

※ マニュアル・ステップのときは[TIE]、[REST]は点灯しません。

点滅

① ②

ステップ入力 パレットの音符

入力される DURATION

点滅 タッチ・キーボードをタッチする…

点滅 タッチ・キーボードからペンを離す

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●ベロシティーを変えて音を入力する

8段階のベロシティーをつけて音を入力することができます。タッチ・キーボードで音を入力する前にベロシティー・ボタンでベロシティーを選択します。次にタッチ・キーボードで音を入力すると選択したベロシティーで音が入力されます。

ベロシティー・エリアの左側をタッチするとベロシティーが小さくなり、右側をタッチするとベロシティーが大きくなります。

●オート・ステップとマニュアル・ステップ

音の入力後にステップ(入力するタイミング)を自動的に移動させる入力方法(オート・ステップ: AUTO)と、音を入力してもステップを移動させない入力方法(マニュアル・ステップ:MAN)を切り替えることができます。

[MAN/AUTO]表示をタッチすることで、オート・ステップとマニュアル・ステップを切り替えます。

オート・ステップ

オート・ステップは、タッチ・キーボードで音を入力すると、音符の長さだけステップを自動的に進めます。オート・ステップの時は[TIE]と[REST]ボタンを使用することができます。[TIE]ボタンをタッチすると直前に入力したノートのデュレーションを延ばすことができます。[REST]ボタンはステップ入力パレットで選択した音符の長さの休符を入力します。タッチ・キーボードと[TIE]、[REST]ボタンを使用することで、早く簡単に入力することができます。「ステップ入力操作例(P.47)に[TIE]や[REST]を使ったオート・ステップ入力の操作例が載っています。

マニュアル・ステップ

マニュアル・ステップでは、タッチ・キーボードで音を入力してもステップは移動しません。グリッドをタッチして入力するタイミングを指定してから音を入力していきます。同じタイミングに複数の音を入力するときや、ドラムなどデュレーションを考える必要のない音などを入力するときに便利です。

※ マニュアル・ステップのときは、[TIE]と[REST]は点灯しません。

■Drトラックへのステップ入力

Dr トラックのステップ入力画面は次のようになります。

Dr トラックのステップ入力ではノート・ナンバーは表示されず、ドラムのインスト名が表示されます。

※ ステップ入力パレットに表示された音符表示は、オート・ステップのときに自動的にステップを進める間隔を指定するために使用します。デュレーションは入力されません。

●グリッド単位でドラムのインストを消去する

Dr トラックではグリッド単位の消去(Erase Grid)をするときに一つのドラム・インストの音だけを消去することができます。例えば、2拍目から4拍目までのスネア・ドラムの音だけを消去するということができます。

[1] ステップ入力画面で消去する音が存在する小節のグリッドを表示させます。

[2] [EDIT]をタッチしてイベント・エディット・メニュー画面にします。

[3] ページ・ボタンをタッチして Erase Grid 画面を選びます。

[4] ① をドラッグして消去するインストを選択します。All は指定した範囲に入力されたのすべてのドラム・インストを消去するときに選びます。

[5] グリッドをドラッグ、またはタッチして消去するグリッドを指定します。

大きくなる 小さくなる

1 2 3 4

5 6 7 8fig.42

VELOCITY 点滅 点滅

点滅 点滅

AUTOMAN

AUTOMAN

オート・ステップ マニュアル・ステップ

58

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[6] [ENTER]をタッチすると確認画面になります。

[7] 消去するときは[Exec]をタッチします。

■ステップ・スタンバイ画面での設定

●スタイルの拍子の設定

スタイルの拍子設定は、演奏データが入力されていないスタイルにのみ設定することができます。演奏データが入力されているスタイルの拍子を変更することはできません。

<設定方法>

スタイル・モードから

[1] [STEP]をタッチしてステップ・スタンバイ画面にします。

[2] 拍子の表示をドラッグして、拍子を変更します。

※ すでに演奏データが入力されているスタイルでは、拍子の設定を変更することはできません。

[3] もう一度[STEP]をタッチすると、ステップ入力画面になります。

<設定値>

1/4 ~ 7/4、1/8 ~ 12/8、1/16 ~ 15/16

●グリッドの間隔を3連符にする

16 分音符の間隔のグリッドを 3連 8分音符の間隔で表示します。3連系の演奏を入力するときに選びます。

[1] スタイル・モードの基本画面から[STEP]ボタンをタッチしてステップ・スタンバイ画面にします。

[2] ステップ・スタンバイ画面の[Grid]をタッチしてグリッドの間隔を 16分音符[1/16]から3連8分音符[1/12]を切り替えます。

[3] [STEP]をタッチしてステップ・スタンバイ画面にすると、3連8分音符の間隔でグリッド表示します。

●ノート以外のMIDI イベントを表示させる

ステップ入力画面に表示させる MIDI イベント(MIDI メッセージ)の種類を選ぶことができます。例えば、ノート・メッセージを表示せずにコントロール・チェンジ・メッセージだけを表示させるようなこともできます。

スタイル・モードから

[1] [STEP]をタッチして、ステップ・スタンバイ画面にします。

[2] 右ページをタッチしてビュー・スイッチ画面を表示します。

表示のスイッチで各イベントの On/Off を切り替えます。

[NOTE] ノート[CC] コントロール・チェンジ[PC] プログラム・チェンジ[PB] ピッチ・ベンド

■同じタイミングに音を重ねて入力する

タッチ・キーボードは2カ所同時に押すことはできません。和音を入力するときは、次の方法で入力します。

和音を入力するときは、マニュアル・ステップ(MAN)にしてから、タッチ・キーボードを1つ1つタッチします。マニュアル・ステップでは音を入力してもステップが移動しません。

オート・ステップの状態で、和音(同じタイミング上にある複数の音)を入力するときは、[KEY HOLD]をタッチして([KEY HOLD]を点灯させた状態で)、構成音をタッチキーボードで1つ1つ指定します。

[KEY HOLD]をタッチして[KEY HOLD]を解除(消灯)すると音が入力され、ステップが自動的に進みます。

同じタイミングに音(ノート)を入力すると、それらのノート・ネームの前に「*」の記号が表示されます。

ドラッグ

拍子

グリッド間隔

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■間違えた音を消去する

[1] ステップ入力画面で消去するMIDI イベントを表示させます。

[2] [DEL]をタッチすると、表示されているMIDI イベントが消去されます。

※ 1つのグリッド内に複数の音(MIDI イベント)が入力されている場合があります(P.43)。これらの音を消去するときは、ページ・ボタンで消去する音を表示させてから、[DEL]をタッチします。

※ グリッド単位で音を消去することもできます(P.73)。

■次のMIDI イベントを表示する

ステップ入力画面のときは、ページ・ボタンをタッチすると次のイベントをサーチすることができます。グリッド内の音や同じクロックに複数の音があるときも1つ1つサーチすることができます。

■5拍目以降のグリッド画面を表示する

5/4 や 7/4 のように拍子が5拍子以上のときは、グリッド表示を4拍目までの表示と5拍目以降の表示を切り替えることができます。

5拍目以降を表示するときは一番後ろのグリッドの右側...① をタッチします。

5拍目以降の表示に切り替わります。

4拍目までの表示に戻すときは、5拍目以降の表示の時に一番左のグリッドの左側...② をタッチします。

※ メッセージ・エリアのビート表示をドラッグしてビートを変更すれば、5拍目以降のグリッド表示をさせることもできます。

演奏データの修正

基本的な演奏データの修正はステップ入力画面で行いま

す。ステップ入力画面で音を入力しているときは、その状態を抜けることなく同じ画面で演奏データの修正をすることができます。リアルタイム・レコーディングした演奏データを修正するときも同じようにステップ入力画面で行います。

※ スタイルのエディットはスタイル・エディット・メニューで行います。

●ステップ入力画面で行う修正

・音の高さ(音程)の変更

・デュレーションの変更

・ベロシティーの変更

●イベント・エディット・メニューで行う修正

・MIDI イベントの移動(Move Event)

・グリッド単位のコピー(Copy Grid)

・グリッド単位の消去(Erase Grid)

・MIDI イベントの入力(Insert Event)

※ イベント・エディット・メニューについては、「イベント単位のエディット(P.72)」をご覧ください。

■必要なMIDI イベントを表示する(ビュー・スイッチ)

ステップ入力画面に表示させるデータの種類を選ぶことができます。例えば、ノート・メッセージを表示せずにコントロール・チェンジ・メッセージだけを表示するようなこともできます。

[1] スタイル・モードから[STEP]をタッチします。

ステップ・スタンバイ画面になります。

[2] 右ページをタッチしてビュー・スイッチ画面を表示します。

[3] 各イベントのスイッチをタッチするとMIDI イベント表示のOn/Off を切り替えます。

[NOTE] ノート[CC] コントロール・チェンジ[PC] プログラム・チェンジ[PB] ピッチ・ベンド

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■ノート(音の高さ)を変更する

[1] ステップ入力画面にして変更する音の情報(ノート・ネーム、デュレーション、ベロシティー)をメッセージ・エリアに表示させます(グリッドをタッチしたり、ページ・ボタンでサーチしたりして表示させます)。

[2] メッセージ・エリアのノート・ネームをドラッグして(またはノート・ネームのタッチ後に[VALUE]ボタンをタッチして)音の高さを変更します。タッチ・キーボード上のドット(ノートマップ表示)が変更した音程に移動します。

ノートマップには、同じタイミングのすべてのノートが表示されます。同じタイミング(小節、拍、クロック)に複数の音が存在するときは、ノートマップにそれらの音がすべて表示されます。

タッチ・キーボードの端に下図のような記号が表示されると、さらに上(または下)の音域に音があることを示しています。[OCTAVE]ボタンで表示されるオクターブを変更すると、その音がノートマップに表示されます。

■デュレーション、ベロシティーを変更する

[1] ステップ入力画面で現在の小節を移動して変更する音の情報(ノート・ネーム、デュレーション、ベロシティー)をメッセージ・エリアに表示させます。

[2] メッセージ・エリアのデュレーション(ベロシティー)表示をドラッグして値を変更します。デュレーション、ベロシティー表示が点滅します。

※ デュレーションをドラッグしている間は、デュレーションをグリッドの長さで表示します。

※ Dr トラックのステップ入力画面では、デュレーションは表示されません。

デュレーション

61

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ソングやスタイルの演奏データの編集や修正は、各エディット・メニュー画面で行います。

●エディット・メニューの入りかた

[EDIT]をタッチするときの状態(モード)で、3つの異なるエディット・メニュー画面になります。

ソング・エディット・メニュー

ソング・モード時に[EDIT]をタッチすると、ソング・エディット・メニュー画面になります。ソング・エディット・メニュー画面ではソングに関する編集や修正ができます(P.62)。

スタイル・エディット・メニュー

スタイル・モードのときに[EDIT]をタッチすると、スタイル・エディット・メニュー画面になります。スタイル・エディット・メニュー画面ではスタイルに関する編集や修正を行います(P.67)。

イベント・エディット・メニュー

ステップ入力画面表示の時に[EDIT]をタッチすると、イベント・エディット・メニュー画面になります。イベント・エディット・メニュー画面では、MIDI イベントのタイミングの移動(Move Event)、グリッド単位のデリート(Erase Grid)やコピー(Copy Grid)、MIDI イベントの挿入(Insert Event)などを行います(P.72)。

各エディット・メニュー画面表示のときにページ・ボタンをタッチしてエディットする項目を選びます。

各エディット・メニューを抜けるときは[EXIT]をタッ

チします。

ソングのエディット

●ソング・エディット・メニューの各画面の選び方

ソング・エディット・メニューでは、ソングやシーケンス・トラック、コード・トラック、スタイル・トラックに関する編集、修正を行います。

ソング・モードの時(ステップ入力画面以外)に[EDIT]をタッチすると、ソング・エディット・メニュー画面になります。各画面の左にはページ番号が表示され、ページ・ボタンで各画面に切り替えます。

ソング・エディット・メニューを抜けるときは[EXIT]をタッチします。

●ソング・エディット・メニュー

小節範囲をコピーする (Copy Measure)

小節範囲の演奏データを白紙にする(Erase Measure)小節範囲を削除する (Delete Measure)

空白小節を挿入する (Insert Measure)

ソングの一部を移調する (Transpose Measure)

発音タイミングを補正する (Quantize Measure)

2つのトラックを 1つにまとめる (Merge Track)ソングをコピーする (Copy Song)

ソングを白紙にする (Clear Song)

シーケンス・トラック(Tr1--4)をスタイルにコンバートする(Convert to Style)

■小節範囲をコピーする(Copy Measure)

<機能>

ソング・データの一部を小節単位でコピーします。同じフレーズを繰り返すときに使います。

<表示画面>

<設定値>

コピー元のトラック Tr1、Tr2、Tr3、Tr4、1-4、ALL

・ 1-4 は、Tr1 ~ Tr4 をコピーします。・ALL は、Tr1 ~ Tr4、Chord Tr、Style Tr をコピーします。

コピー元の先頭小節 001、・・・、最終小節コピー元の終了小節 001、・・・、最終小節

・コピー元の先頭小節より先の小節が設定可能。

コピー先ソング S01~ S20・別のソングにコピーをするときに設定します。

コピー先のトラック Tr1、Tr2、Tr3、Tr4、1-4・ 1-4 は、コピー元のトラックが 1-4 のときのみ設定される。

コピー先の先頭小節 001、・・・、最終小節

<操作方法>

ソング・エディット・メニュー画面から

[1] ページ・ボタンをタッチして、Copy Meas 画面を表示します。

ソング・モード スタイル・モード ステップ入力

EDIT EDIT EDIT

ソング・エディット スタイル・エディット イベント・エディット

トラック 先頭小節 終了小節

(コピー元)

ソング

このボタンで画面を 切り替えます。

トラック 先頭小節

(コピー先) ①

62

ソングやスタイルの演奏データのエディット

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[2] コピー元のトラック、先頭小節、終了小節を設定します。

[3] メッセージ・エリアの ① をタッチしてコピー先の画面に切り替えます。

[4] コピー先のソング、トラック、先頭小節を設定します。

[5] [ENTER]をタッチすると確認画面が表示されます。

コピー先の小節に演奏データがある場合は、「Overwrite OK?」と表示され、このときコピーを実行するとコピー先の小節の演奏データは書き換えられてしまいます。

[6] コピーを実行するときはメッセージ・エリアの[Exec]をタッチします。

コピーを実行しないときは、[Quit]をタッチします。

■小節範囲の演奏データを白紙にする(Erase Measure)

<機能>

ソング・データの一部を小節単位で消去(イレース)します。誤って入力した演奏データを消すときに使います。

消去すると、白紙の状態(空白小節)になります。

<表示画面>

<設定値>

消去するトラック Tr1、Tr2、Tr3、Tr4、1-4Cho(Chord Tr)、Sty(Style Tr)、ALL・ 1-4 は、Tr1 ~ 4を消去します。

・ALLは、Tr1~4、Chord Tr、Sryle Trのすべてを消去します。

消去する区間の先頭小節 001、・・・、最終小節消去する区間の終了小節 001、・・・、最終小節

・消去する先頭小節より先の小節が設定可能。

<操作方法>

ソング・エディット・メニュー画面から

[1] ページ・ボタンをタッチして、Erase Meas 画面を表示します。

[2] 消去するトラック、先頭小節、終了小節を設定します。

[3] [ENTER]をタッチすると確認画面が表示されます。

[4] 消去を実行するときはメッセージ・エリアの[Exec]をタッチします。

消去を実行しないときは、[Quit]をタッチします。

※ スタイル・トラックに入力されたスタイルを消去するときは、そのスタイルの先頭(グリッドに文字が表示されている)の小節を消去します。スタイルの先頭小節以外の部分を消去してもスタイルは消去されません。

※ コード・トラックに入力されたコードを消去すると、それ以降の演奏は直前のコードにしたがって演奏されます。

■小節範囲を削除する(Delete Measure)

<機能>

ソング・データを小節単位で削除(デリート)します。不要な小節を取り除くときに使います。

削除するとソング全体の小節数は短くなります。

<表示画面>

<設定値>

削除する区間の先頭小節 001、・・・、最終小節削除する区間の終了小節 001、・・・、最終小節

・削除する先頭小節より先の小節が設定可能。

※ トラック指定はありません。シーケンス・トラック、コード・トラック、スタイル・トラックのデータを削除します。

1小節目から 4小節目まで消去(イレース)した場合

1 2 3 4 5 6 7

演奏データが消去されます。

1 2 3 4 5 6 7

トラック 先頭小節 終了小節

4 5 6 7 8 9 10

4 5 6

5小節目から 8小節目まで削除(デリート)した場合

小節ごと削除されます。

先頭小節 終了小節

63

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<操作方法>

ソング・エディット・メニュー画面から

[1] ページ・ボタンをタッチして、Delete Meas 画面を表示します。

[2] 削除する区間の先頭小節、終了小節を設定します。

[3] [ENTER]をタッチすると確認画面が表示されます。

[4] 削除を実行するときはメッセージ・エリアの[Exec]をタッチします。

削除を実行しないときは、[Quit]をタッチします。

■空白小節を挿入する(Insert Measure)

<機能>

指定位置に空白小節を挿入(インサート)します。ソングの途中に演奏データを追加するときは、全トラックに空白小節を挿入してから、空白小節にソング・データを録音します。

<表示画面>

<設定値>

挿入する区間の先頭小節 001、・・・、最終小節挿入する区間の終了小節 001、・・・、最終小節

・消去する先頭小節より先の小節が設定可能。

挿入する小節の拍子 1/4-7/4、1/8-12/8、1/16-15/16

※ トラック指定はありません。シーケンス・トラック、コード・トラック、スタイル・トラックに空白小節を挿入します。

<操作方法>

ソング・エディット・メニュー画面から

[1] ページ・ボタンをタッチして、Insert Meas 画面を表示します。

[2] 挿入する区間の先頭小節、終了小節、挿入する小節の拍子を設定します。

[3] [ENTER]をタッチすると確認画面が表示されます。

[4] 挿入を実行するときはメッセージ・エリアの[Exec]をタッチします。

挿入を実行しないときは、[Quit]をタッチします。

■ソングの一部を移調する(Transpose Measure)

<機能>

ソング・データの一部を移調(トランスポーズ)します。トランスポーズは、±2オクターブ(ー 24 ~+ 24)の範囲を半音単位で設定できます。曲の途中から調を変えるときに使います。

※ ソング全体をトランスポーズするときはソング・パラメーターのトランスポーズ(P.85)を設定します。

<表示画面>

<設定値>

移調するトラック Tr1、Tr2、Tr3、Tr4、1-4 Cho(Chord Tr)・ 1-4 は、Tr1 ~ 4を移調します。

・Cho は、コード・トラックに入力されているコードのルート音を移調します。

移調する区間の先頭小節 001、・・・、最終小節移調する区間の終了小節 001、・・・、最終小節

・移調する区間の先頭小節より先の小節が設定可能。

移調する量 ー 24~+ 24・半音単位で設定可能。

<操作方法>ソング・エディット・メニュー画面から

[1] ページ・ボタンをタッチして、TransposeMeas 画面を表示します。

[2] 移調する区間の先頭小節、終了小節、移調する量を設定します。

4 5 6

4 5 6 7 8 9 10

5小節目から 8小節目まで 4小節を挿入(インサート)した場合

空白の小節が挿入されます。

挿入する小節の拍子 先頭小節 終了小節

トラック 移動する量 先頭小節 終了小節

64

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[3] [ENTER]をタッチすると確認画面が表示されます。

[4] 移調を実行するときはメッセージ・エリアの[Exec]をタッチします。

移調を実行しないときは、[Quit]をタッチします。

■発音タイミングを補正する(Quantize Measure)

<機能>ノート情報のタイミングを一定間隔に補正(クオンタイズ)します。リアルタイム録音した場合、タイミングがずれて録音してしまうことがあります。そのずれをレゾリューションの間隔で補正します。

※ クオンタイズはノート・メッセージのタイミングを補正しますが、その他のMIDI メッセージのタイミングは補正しません。

<表示画面>

<設定値>クオンタイズするトラック Tr1、Tr2、Tr3、Tr4クオンタイズする区間の先頭小節 001、・・・、最終小節クオンタイズする区間の終了小節 001、・・・、最終小節

・クオンタイズする区間の先頭小節より先の小節が設定可能。

レゾリューション 次図参照

<操作方法>

ソング・エディット・メニュー画面から

[1] ページ・ボタンをタッチして、Quantize Meas画面を表示します。

[2] クオンタイズする区間の先頭小節、終了小節、レゾリューションを設定します。

[3] [ENTER]をタッチして確認画面を表示します。

[4] クオンタイズを実行するときはメッセージ・エリアの[Exec]をタッチします。

クオンタイズを実行しないときは、[Quit]をタッチします。

■2つのトラックを1つにまとめる(Merge Track)

<機能>

2つのトラックの演奏データを一方のトラックにマージします(まとめます)。

<表示画面>

元の演奏データ

8分音符で クオンタイズ

4分音符で クオンタイズ

トラック レゾリューション 先頭小節 終了小節

4 分音符

3連 4分音符

8分音符

3連 8分音符

16分音符

3連 16分音符

32分音符

3連 32分音符

Tr2

Tr1

Tr2

Tr1

マージ

Tr2の演奏データ

Tr1の演奏データ

Tr1+Tr2の演奏データ

消去される

マージ元トラック( Tr1)、マージ先トラック( Tr2)の場合

マージするトラック (マージ元)

同じトラックに設定されます

マージされるトラック (マージ先)

マージされるトラック (マージ先)

65

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<設定値>

マージ元のトラック Tr1、Tr2、Tr3、Tr4・マージ元トラックの演奏データは消去されます。

マージ先のトラック Tr1、Tr2、Tr3、Tr4・マージ先のトラックにマージ元の演奏

データが混入して書き換えられます。

<操作方法>

ソング・エディット・メニュー画面から

[1] ページ・ボタンをタッチして、Merge Track 画面を表示します。

[2] マージ元のトラック、マージ先のトラックを設定します。

[3] [ENTER]をタッチすると確認画面が表示されます。

[4] マージを実行するときはメッセージ・エリアの[Exec]をタッチします。

マージを実行しないときは、[Quit]をタッチします。

■ソングをコピーする(Copy Song)

<機能>

ソングを他のソングにコピーします。

<表示画面>

<設定値>

コピー元のソング S01~ S20コピー先のソング S01~ S20

※ コピー先のソングが空の時はソング・ナンバーの後に「*」が表示されます。

<操作方法>

ソング・エディット・メニュー画面から

[1] ページ・ボタンをタッチして、Copy Song 画面を表示します。

[2] コピー元のソング、コピー先のソングを設定します。

[3] [ENTER]をタッチすると確認画面が表示されます。

コピー先のソングに演奏データが入っている場合は「Overwrite OK?」と表示され、このときコピーを実行するとコピー先のソングは書き換えられてしまいます。

[4] コピーを実行するときはメッセージ・エリアの[Exec]をタッチします。

コピーを実行しないときは、[Quit]をタッチします。

■ソングを白紙にする(Clear Song)

<機能>

ソングの演奏データをすべて消去します。ソングを消して新しくソングを作るときに使います。

<表示画面>

<設定値>

消去するソング S01~ S20・ S21 のデモ・ソングは消去できません。

ソング・データ(※1)とソング・パラメータ(※2)はすべて消去されます。

※ 1 :ソング・データとは、シーケンス・トラック(Tr1、Tr2、Tr3、Tr4)、Style Tr、Chord Tr のデータのことです。

※ 2:ソング・パラメータとは、ソング・モードの基本画面からページ・ボタンで切り替えることのできる各画面の設定です。ソング・パラメーターにはシーケンス・トラックの音色の設定や初期テンポの設定などがあります(P.84)。

<操作方法>

ソング・エディット・メニュー画面から

[1] ページ・ボタンをタッチして、Clear Song 画面を表示します。

[2] 消去するソングを選択します。

[3] [ENTER]をタッチすると確認画面が表示されます。

コピー元ソング コピー先ソング

消去するソング

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67

[4] ソングの消去を実行するときはメッセージ・エリアの[Exec]をタッチします。

消去を実行しないときは、[Quit]をタッチします。

■シーケンス・トラック(Tr1—4)をスタイルにコンバートする(Convert to Style)

<機能>

シーケンス・トラック(Tr1、Tr2、Tr3、Tr4)の演奏データを、ユーザー・スタイルの演奏トラック(A1、A2、Bs、Dr)にコンバートします。シーケンス・トラックの演奏データの一部を切り出してユーザー・スタイルを作るときに使います。

※ スタイルの演奏データをシーケンス・トラックにコンバートするときはスタイル・エディット・メニュー(P.71)で行います。

コンバートするトラックは次のように決められています。

Tr4 がドラム・パート(※1)の時、Tr4 はそのまま Drのトラックにコンバートされます。

Tr4 がドラム・パートでないとき、Tr4 は Dr トラックにコンバートされず、Tr1、Tr2、Tr3 だけが A1、A2、Bsにコンバートされます。同時に Dr トラックの演奏データは消去されます。

(※1) ドラム・パートTr4 のインスト・グループを「DrumSet」にすると、ドラムやパーカッションの音色が割り当てられます。この時のTr4 はドラムパートとして扱われます。また、Dr トラックは常にドラムパートです。

<表示画面>

<設定値>

コンバート元の区間の先頭小節 001、・・・、最終小節

コンバート元の区間の最終小節 001、・・・、最終小節・コンバート元の区間の先頭小節より先の小節が設定可能。

・コンバートできる小節数は 8小節までです。

コンバート先のスタイル番号 U001 ~ U200

<操作方法>

ソング・エディット・メニュー画面から

[1] ページ・ボタンをタッチして、Convert → Style画面を表示します。

[2] コンバート元の区間の先頭小節、終了小節、コンバート先のスタイル番号を設定します。

[3] [ENTER]をタッチすると確認画面が表示されます。

コンバート先の小節に演奏データが入っている場合は「Overwrite OK?」と表示され、このときコンバートを実行するとコンバート先の小節の演奏データは書き換えられます。

[4] コンバートを実行するときはメッセージ・エリアの[Exec]をタッチします。

コンバートを実行しないときは、[Quit]をタッチします。

スタイルのエディット

●スタイル・エディット・メニューの各画面の選び方

スタイル・エディット・メニューでは、スタイルやスタイルの演奏トラック(A1、A2、Bs、Dr)に関する編集、修正を行います。

スタイル・モードの時(ステップ入力画面以外)に[EDIT]をタッチすると、スタイル・エディット・メニュー画面になります。ページ・ボタンで各画面に切り替えます。各画面の左にはページ番号が表示されます。

スタイル・エディット・メニューを抜けるときは[EXIT]をタッチします。

●スタイル・エディット・メニュー

小節範囲をコピーする (Copy Measure)

小節範囲の演奏データを白紙にする(Erase Measure)スタイルの一部を移調する (Transpose Measure)

発音タイミングを補正する (Quantize Measure)

2つのトラックを 1つにまとめる (Merge Track)スタイルをコピーする (Copy Style)

スタイルを白紙に戻す (Clear Style)

スタイルをシーケンス・トラック(Tr1—4)にコンバートする(Convert to Song)

コンバート

A1

A2

Bs

Tr1

Tr2

Tr3

先頭小節 コンバート先の   スタイルナンバー

コンバート元の小節区間

終了小節

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■小節範囲をコピーする(Copy Measure)

<機能>

スタイル・データの一部を小節単位でコピーします。同じフレーズを繰り返すときに使います。

<表示画面>

<設定値>

コピー元のトラック A1、A2、Bs、Dr、ALL・ ALL は、A1、A2、Bs、Dr のすべてをコピーします。

コピー元の先頭小節 001 ~ 008(最終小節)・スタイルの最大小節数は8小節です。

コピー元の終了小節 001 ~ 008(最終小節)・コピー元の先頭小節より先の小節が設定可能。

コピー先のスタイル U001 ~ U200・別のスタイルにコピーをするときに設定します。

コピー先のトラック A1、A2、Bs、Dr、ALL・ ALL は、コピー元のトラックがALL のときのみ設定されます。

・コピー元のトラックにDr を選ぶ場合、コピー先のトラックもDr になります。

コピー先の先頭小節 001 ~ 008(最終小節)

・コピー先の先頭小節からコピー元小節の長さだけコピーされます。

※ スタイル全体の小節数が短いためにコピー先の小節数が十分とれないとき(コピー元の小節数よりコピー先の小節数が短くなってしまうとき)は、コピー元の小節の後の小節はコピーされません。

<操作方法>

スタイル・エディット・メニュー画面から

[1] ページ・ボタンをタッチして、Copy Meas 画面を表示します。

[2] コピー元のトラック、先頭小節、終了小節を設定します。

[3] メッセージ・エリアの ① をタッチしてコピー先の画面に切り替えます。

[ENTER]をタッチしてもコピー先の画面に切り替えることができます。

[4] コピー先のスタイル、トラック、先頭小節を設定します。

[5] [ENTER]をタッチすると確認画面が表示されます。

コピー先の小節に演奏データがある場合は、「Overwrite OK?」と表示され、このときコピーを実行するとコピー先の小節の演奏データは書き換えられてしまいます。

[6] コピーを実行するときはメッセージ・エリアの[Exec]をタッチします。

コピーを実行しないときは、[Quit]をタッチします。

■小節範囲の演奏データを白紙にする(Erase Measure)

<機能>

スタイル・データの一部を小節単位で消去(イレース)します。誤って入力した演奏データを消すときに使います。

消去してもスタイルの小節数は変わりません。

<表示画面>

<設定値>

消去するトラック A1、A2、Bs、Dr、ALL・ ALL は、A1、A2、Bs、Dr のすべてを消去します。

消去する区間の先頭小節 001 ~ 008(最終小節)消去する区間の終了小節 001 ~ 008(最終小節)

・消去する先頭小節より先の小節が設定可能。

<操作方法>

スタイル・エディット・メニュー画面から

[1] ページ・ボタンをタッチして、Erase Meas 画面を表示します。

トラック 先頭小節 終了小節

(コピー元)

スタイル

このボタンで画面を 切り替えます。

トラック 先頭小節

(コピー先) ①

1小節目から 4小節目まで消去(イレース)した場合

1 2 3 4 5 6 7

a

演奏データが消去されます。

1 2 3 4 5 6 7

トラック 先頭小節 終了小節

68

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[2] 消去するトラック、先頭小節、終了小節を設定します。

[3] [ENTER]をタッチすると確認画面が表示されます。

[4] 消去を実行するときはメッセージ・エリアの[Exec]をタッチします。

消去を実行しないときは、[Quit]をタッチします。

■スタイルの一部を移調する(Transpose Measure)

<機能>

ソング・データの一部を移調(トランスポーズ)します。トランスポーズは、±2オクターブ(ー 24 ~+ 24)の範囲を半音単位で設定できます。

<表示画面>

<設定値>

移調するトラック A1、A2、Bs、ALL・ ALL は、A1、A2、Bs を移調します。

移調する区間の先頭小節 001 ~ 008(最終小節)移調する区間の終了小節 001 ~ 008(最終小節)

・移調する区間の先頭小節より先の小節が設定可能。

移調する量 ー 24~+ 24・半音単位で設定可能。

<操作方法>

スタイル・エディット・メニュー画面から

[1] ページ・ボタンをタッチして、TransposeMeas 画面を表示します。

[2] 移調する区間の先頭小節、終了小節、移調する量を設定します。

[3] [ENTER]をタッチすると確認画面が表示されます。

[4] 移調を実行するときはメッセージ・エリアの[Exec]をタッチします。

移調を実行しないときは、[Quit]をタッチします。

■発音タイミングの補正(QuantizeMeasure)

<機能>

ノート情報のタイミングを一定間隔に補正(クオンタイズ)します。リアルタイム録音した場合、タイミングがずれて録音してしまうことがあります。そのずれをレゾリューションの間隔で補正します。

※ クオンタイズはノート情報のタイミングを補正しますが、その他のMIDI 情報のタイミングは補正しません。

<表示画面>

<設定値>

クオンタイズするトラック A1、A2、Bs、Drクオンタイズする区間の先頭小節 001 ~ 008(最終小節)クオンタイズする区間の終了小節 001 ~ 008(最終小節)

・クオンタイズする区間の先頭小節より先の小節が設定可能。

レゾリューション 下図参照

(レゾリューション)

トラック 移調する量 先頭小節 終了小節

元の演奏データ

8分音符で クオンタイズ

4分音符で クオンタイズ

トラック レゾリューション 先頭小節 終了小節

4 分音符

3連 4分音符

8分音符

3連 8分音符

16分音符

3連 16分音符

32分音符

3連 32分音符

69

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<操作方法>

スタイル・エディット・メニュー画面から

[1] ページ・ボタンをタッチして、Quantize Meas画面を表示します。

[2] クオンタイズする区間の先頭小節、終了小節、レゾリューションを設定します。

[3] [ENTER]をタッチすると確認画面が表示されます。

[4] クオンタイズを実行するときはメッセージ・エリアの[Exec]をタッチします。

クオンタイズを実行しないときは、[Quit]をタッチします。

■2つのトラックを1つにまとめる(Merge Track)

<機能>

2つのトラックの演奏データを一方のトラックにマージします(まとめます)。

<表示画面>

<設定値>

マージ元のトラック A1、A2、Bs・マージ元トラックの演奏データは消去されます。

マージ先のトラック A1、A2、Bs・マージ先のトラックにマージ元の演奏

データが混入して書き換えられます。

<操作方法>

スタイル・エディット・メニュー画面から

[1] ページ・ボタンをタッチして、Merge Track 画面を表示します。

[2] マージ元のトラック、マージ先のトラックを設定します。

[3] [ENTER]をタッチすると確認画面が表示されます。

[4] マージを実行するときはメッセージ・エリアの[Exec]をタッチします。

マージを実行しないときは、[Quit]をタッチします。

■スタイルをコピーする(Copy Style)

<機能>

スタイルの演奏データ(A1、A2、Bs、Dr)を他のスタイルにコピーします。

<表示画面>

<設定値>

コピー元のスタイル P001~P600、U001~U200

コピー先のスタイル U001 ~ U200

※ コピー先のスタイルが空の時はスタイル・ナンバーナンバーの後に「*」が表示されます。

<操作方法>

スタイル・エディット・メニュー画面から

[1] ページ・ボタンをタッチして、Copy Style 画面を表示します。

[2 コピー元のスタイル、コピー先のスタイルを設定します。

[3] [ENTER]をタッチすると確認画面が表示されます。

コピー先のスタイルに演奏データが入っている

場合は「Overwrite OK?」と表示され、このとき

コピーを実行するとコピー先のスタイルは書き

換えられてしまいます。

Tr2

Tr1

Tr2

Tr1

マージ

Tr2の演奏データ

Tr1の演奏データ

Tr1+Tr2の演奏データ

消去される

マージ元トラック( Tr1)、マージ先トラック( Tr2)の場合

マージするトラック (マージ元)

同じトラックに設定されます

マージされるトラック (マージ先)

マージされるトラック (マージ先)

コピー元スタイル コピー先スタイル

70

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[4] コピーを実行するときはメッセージ・エリアの[Exec]をタッチします。

コピーを実行しないときは、[Quit]をタッチします。

■スタイルを白紙に戻す(Clear Style)

<機能>

スタイルの演奏データをすべて消去します。スタイルを消して新しくスタイルを作るときに使います。

<表示画面>

<設定値>

消去するスタイル U001 ~ U200・プリセット・スタイル(P001 ~ P600)は消去できません。

消去するスタイルのスタイル・パラメーター(※1)はすべて消去されてしまいます。

※ 1:スタイル・パラメーターとは、スタイル・モードの基本画面からページ・ボタンで切り替えることのできる各画面の設定です。スタイル・パラメーターにはスタイルの演奏トラック(A1、A2、Bs、Dr)の音色の設定やスタイル・ネームなどの設定などがあります(P.86)。

<操作方法>

スタイル・エディット・メニュー画面から

[1] ページ・ボタンをタッチして、Clear Style 画面を表示します。

[2] 消去するスタイルを選択します。

[3] [ENTER]をタッチすると確認画面が表示されます。

[4] スタイルの消去を実行するときはメッセージ・エリアの[Exec]をタッチします。

消去を実行しないときは、[Quit]をタッチします。

■スタイルの演奏データをシーケンス・トラック(Tr1—Tr4)にコンバートする(Convert to Song)

<機能>

スタイルの演奏トラック(A1、A2、Bs、Dr)の演奏デ

ータをシーケンス・トラック(Tr1、Tr2、Tr3、Tr4)の演奏データにコンバートします。スタイルの演奏データをシーケンス・トラックで使うときに使います。

※ シーケンス・トラックをスタイルの演奏データにコンバートするときはソング・エディット・メニュー(P.67)で行います。

コンバートするトラックは次のように決められています。

Tr4 がドラムパートの時、Dr はそのまま Tr4 のトラックにコンバートされます。

Tr4 がドラムパートでないとき、Dr トラックは Tr4 にコンバートされず、A1、A2、Bs だけが Tr1、Tr2、Tr3 にコンバートされます。同時に Tr4 トラックの演奏データは消去されます。

※ ドラムパート: Tr4 のインスト・グループを「DrumSet」にすると、ドラムやパーカッションの音色が割り当てられます。この時の Tr4 はドラムパートとして扱われます。また、Dr トラックは常にドラムパートになっています。

※ コンバートされるのは演奏データだけです。音色やミキサーの設定はコンバートされません。

<表示画面>

<設定値>

コンバート元のスタイル P001~P600、U001~U200

コンバート先のソング S01 ~ S20コンバート先の先頭小節 001、・・・、最終小節

<操作方法>

スタイル・エディット・メニュー画面から

[1] ページ・ボタンをタッチして、Convert →Song 画面を表示します。

[2] コンバート元のスタイル、コンバート先のソング、先頭小節を設定します。

コンバート

A 1

Tr 4(ドラム・パート)

Tr 3

Tr 2

Tr 1

A 2

Bs

Dr

コンバート元のスタイル・ナンバー コンバート先のソング コンバート先の小節

71

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[3] [ENTER]をタッチすると確認画面が表示されます。

コンバート先の小節に演奏データが入っている場合は「Overwrite OK?」と表示され、このときコンバートを実行するとコンバート先の小節の演奏データは書き換えられてしまいます。

[4] コンバートを実行するときはメッセージ・エリアの[Exec]をタッチします。

コンバートを実行しないときは、[Quit]をタッチします。

MIDI イベント単位のエディット

●イベント・エディットの各画面の選び方

イベント・エディット・メニューでは、MIDI イベント単位の移動(ムーブ)、グリッド単位のコピー、消去、MIDIイベントの挿入などを行います。

ステップ入力画面の時に[EDIT]をタッチすると、イベント・エディット・メニュー画面になります。ページ・ボタンで各画面に切り替えます。各画面の左にはページ番号が表示されます。

イベント・エディット・メニューを抜けるときは[EXIT]をタッチします。

●イベント・エディット・メニュー

発音タイミングを移動する (Move Event)

グリッド単位でコピーする (Copy Grid)

グリッド単位で削除する (Delete Grid)

ソングの途中で音色を切り替える (Insert Inst Change)

MIDI イベントを挿入する (Insert Event)

ソングの途中でテンポを切り替える (Insert Tempo)

■発音タイミングを移動する(Move Event)

<機能>

入力したノートまたはMIDI イベントを他のタイミングに移動します。リアルタイム・レコーディングした演奏データのタイミングを修正するときなどにも使うことができます。

<操作方法>

[1] [STEP]を2回タッチしてステップ入力画面にします。

[2] グリッドをタッチするなどしてタイミングを移動するノート(またはイベント)を表示させます。

[3] [EDIT]をタッチしてイベント・エディット・メニュー画面にします。

[4] ページ・ボタンをタッチしてMove Event 画面を表示します。

メッセージ・エリアにはステップ入力画面で表示したノートが表示されています。

[5] メッセージ・エリアのメジャー/ビート/クロック表示をドラッグして移動先のタイミングにします。

ノート/デュレーション/ベロシティーは変更することができません。

移動するノートを選び直すときは [EXIT] をタ

ッチして [2] からやり直します。

[6] [ENTER] をタッチすると確認画面が表示されます。

[7] 移動をするときは [Exec] をタッチします。

ノートが移動しました。

移動するのをやめるときは [Quit] をタッチします。

SONG MODE

STEP STANDBY

EXIT STEP

STEPEXIT

STEP WRITE

EVENT EDIT

MOVE EVENTCOPY GRIDERASE GRIDINSERT INST CHANGEINSERT EVENTINSERT TEMPO

EDIT

EXIT

( STYLE MODE)

72

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■グリッド単位でコピーする(Copy Grid)

<機能>

ステップ入力画面に表示されるグリッドを使って、グリッド単位でコピーします。1つのグリッド、または連続したグリッド範囲をコピー元に指定することができます。

※ コピー先にデータがある場合は、そのデータは消去されずにコピー元のデータと混ざります。

※ トラック間のコピーや小節単位のコピーをするときは、Copy Measure で行います(P.62 P.68)。

<操作方法>

[1] [STEP]を2回タッチしてステップ入力画面にします。

[2] 小節を移動してコピー元となるグリッドを表示させます。

[3] [EDIT]をタッチしてイベント・エディット・メニュー画面にします。

[4] ページ・ボタンをタッチして Copy Grid 画面を表示させます。

[5] コピー元となるグリッドをタッチします。グリッドを範囲で指定するときは、グリッドをドラッグします。指定した範囲が点滅します。小節を移動するときはメッセージエリアの小節表示をドラッグします。

※ 小節を越えてコピーする範囲を指定することはできません。

[6] [ENTER]をタッチするとコピー元が確定し、コピー先を指定する(Copy to)画面になります。

[7] 小節表示をドラッグしてコピー先のグリッドを表示させます。

[8] コピー先の先頭のグリッドをタッチします。グリッドにコピーされる範囲が点滅されます。ドラッグする必要はありません。

コピー元で指定した範囲だけグリッドが点滅します。

※ 小節表示をドラッグしてコピー先の小節(グリッド表示)を移動することができます。

※ コピー元のグリッドを範囲で指定したときに、コピー先のグリッドが小節をはみ出してしまうために表示できないことがありますが、コピー元のグリッドはすべてコピーされます。

※ 一つ前の画面に戻るときは[EXIT]をタッチします。

[9] [ENTER]をタッチするとコピー先を確定します。

確認画面が出ます。

[10] コピーを実行するときは[Exec]をタッチします。

コピーを実行しないときは[Quit]をタッチします。

■グリッド単位で消去する(Erase Grid)

<機能>

ステップ入力画面に表示されるグリッドを使って、グリッド単位で消去します。1つのグリッド、または連続したグリッド範囲を消去することができます。

※ 小節単位で消去するときは、Erase Measure で行います(P.63 P.68)。

<操作方法>

[1] [STEP]を2回タッチしてステップ入力画面にします。

[2] 小節を移動して消去するグリッドを表示させます。

[3] [EDIT]をタッチしてイベント・エディット・メニュー画面にします。

[4] ページ・ボタンをタッチして Erase Grid 画面を表示させます。

小節 小節

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[5] 消去するグリッドをタッチします。グリッドを範囲で指定するときは、グリッドをドラッグします。指定した範囲が点滅します。

※ 小節を越えて消去する範囲を指定することはできません。

[6] [ENTER]をタッチすると確認画面になります。

[7] メッセージ・エリアの[Exec]をタッチすると、指定したグリッドが消去されます。

消去しないときは[Quit]をタッチします。

■ソングの途中で音色を切り替える(Insert Inst Change)

音色を切り替えるためのMIDI イベントをソングの任意の位置に挿入します。

[1] [STEP]を2回タッチしてステップ入力画面にします。

[2] [EDIT]をタッチしてイベント・エディット・メニュー画面にします。

[3] ページ・ボタンをタッチして Insert InstChg 画面を表示させます。

[4] メッセージ・エリアのメジャー/拍/クロック表示をドラッグして音色を切り替えるタイミングにします。トラック・エリアでトラック(Tr1、Tr2、Tr3、Tr4)を選択します。

[5] メッセージ・エリアのインスト名をドラッグして切り替えるインストを選びます。

[6] [ENTER]をタッチすると確認画面が表示されます。

[7] MIDI イベントを挿入するときは[Exec]をタッチします。

MIDI イベントの挿入をやめるときは[Quit]をタッチします。

※ 挿入したMIDI イベントをステップ入力画面で確認するためには、ビュー・スイッチの設定で「PC」をオンにする必要があります(P.46)。

※ ソングを最初から演奏するときの音色設定をセットアップとして書き込むときはインスト画面で行います(音色の設定を記憶する P.30)。

■MIDI イベントを挿入する(Insert Event)

MIDI イベント情報を挿入します。

次のMIDI イベントを挿入することができます。

表示 MIDI イベント 設定値

Mod モジュレーション 0~ 127

Vol ボリューム 0~ 127

Pan パンポット L63 ~ Ctr ~ R63

Exp エクスプレッション 0~ 127

Hold ホールド Off,On

Rev リバーブ・センド・レベル 0~ 127

Cho コーラス・センド・レベル 0~ 127(以上 コントロール・チェンジ)

PB(*)ピッチ・ベンド -127 ~ 0~ +127(ベンド・レンジ(*) 2~ 12)

※ 詳細は「PMA-5 で扱う MIDI について」(P.111)をご覧ください。

<操作方法>

[1] [STEP] を2回タッチしてステップ入力画面にします。

[2] [EDIT]をタッチしてイベント・エディット・メニュー画面にします。

[3] ページ・ボタンをタッチして Insert Event 画面を表示させます。

[4] メッセージ・エリアのメジャー/拍/クロック表示をドラッグしてMIDI イベントを挿入するタイミングにします。トラック・エリアでトラック(Tr1、Tr2、Tr3、Tr4)を選択します。

[5] ① をドラッグして挿入する MIDI イベントを選択します。

※ ピッチベンドのイベントを挿入するときは()内のベンド・レンジをドラッグして設定します。

[6] メッセージ・エリアの値を設定します。

インスト・ネーム

ベンドレンジ ピッチベンド値

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[7] [ENTER]をタッチすると確認画面が表示されます。

[8] [Exec]をタッチするとMIDI イベントが挿入されます。

イベントの挿入をやめるときは[Quit]をタッチします。

※ 挿入したMIDI イベントをステップ入力画面で確認するためには、ビュー・スイッチの設定をする必要があります(P.46)。

※ ボリューム、パン、リバーブ・センド・レベル、コーラス・センド・レベルの設定をセットアップとして書き込むときはミキサー画面で行います(トラックの音量、パンなどのミキサーの設定を変更するP.31)。セットアップとは最初の小節から演奏するときの設定です。

■ソングの途中でテンポを切り替える(Insert Tempo)

テンポを切り替えるためにテンポ・イベントをソングの任意の位置に挿入します。

テンポ・イベントは、トラックに関係なく扱われるのでどのトラック(Tr1、Tr2、Tr3、Tr4)にテンポ・イベントを挿入してもかまいません。テンポ・イベントを挿入するとそのタイミングから曲全体のテンポが変化します。

[1] [STEP]を2回タッチしてステップ入力画面にします。

[2] [EDIT]をタッチしてイベント・エディット・メニュー画面にします。

[3] ページ・ボタンをタッチして Insert Tempo 画面を表示させます。

[4] メッセージ・エリアのメジャー/拍/クロック表示をドラッグしてテンポを変更するタイミングにします。

[5] メッセージ・エリアのテンポを設定します。

[6] [ENTER]をタッチすると確認画面が表示されます。

[7] MIDI イベントを挿入するときは[Exec]をタッチします。

MIDI イベントの挿入をやめるときは[Quit]をタッチします。

※ ステップ入力画面でテンポ・イベントを表示させるときはビュー・スイッチの設定をする必要があります。ビュー・スイッチのテンポを表示を On にすると、テンポ・イベントはどのシーケンス・トラックのステップ入力画面でも表示されます。

75

アドリブ・バーで演奏する

ソング演奏中にアドリブ・バーをなぞると、アドリブ・ソロのような演奏をすることができます。

アドリブ・バーはコード・トラックに入力されたコード・ネームに合う音程を自動的に選び、その音だけを発音します。

●アドリブ・バーの演奏方法

[1] ソングを演奏させます。

※アドリブ・バーの演奏を試すためには、工場出荷時に読み込まれるソング「S20:Let's Try!」を演奏させてみてください。

[2] アドリブ・バーを左から右、右から左にドラッグしてください。

曲のコード進行に合った音だけを鳴らします。

※アドリブ・バーをタッチしただけでは音は鳴りません。必ずドラッグして演奏してください。

※アドリブ・バーで発音中に、そのままタッチ・ペンを上にドラッグするとキーボード・コントロール(P.27)で設定したモジュレーションやピッチ・ベンドをかけることができます。ピッチ・ベンドはベンド・アップのみ可能です。グリッサンドの設定はアドリブ・バーには関係ありません。

※演奏するソングのコード・トラックにコードが入力されていないときや、N.C(ノン・コード・タイプ)が設定されているときは、メジャー・スケールの音階で演奏します。

※アドリブ・バーの演奏をリアルタイム・レコーディングするときは、クオンタイズを「--」に設定することで、弾いた演奏をそのまま録音することができます。

※ GM/GS サウンド・モジュール・モード(P.76)のときはアドリブ・バーで演奏できません。

<アドリブ・バーの音色について>

アドリブ・バーは選択されているトラックの音色で演奏されます。すなわち、タッチキーボードと同じ音色で鳴ります。

[OCTAVE] でアドリブ・バーの音域をシフトしたり、ベロシティー・ボタンで音量を変えることができます。

[KEY HOLD]は効きません。

EXIT

VALUE

AD LIB

EFX

LOC

MIX

MUTEEDIT STEP

① ➁タッチして... ドラッグ

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GM/GS音源として使う(GM/GS サウンド・モジュール・モード)

ノーマル・モードとGM/GSサウンド・モジュール・モード

PMA-5 は通常、内部のシーケンサーを使って、シーケンス・トラック(Tr1、Tr2、Tr3、Tr4)と、スタイルの演奏トラック(A1、A2、Bs、Dr)の計8トラック(8パート)での演奏が可能です(このときのモードをノーマル・モードといいます)。ノーマル・モードのときはMIDI IN から受信されるMIDI 情報はチャンネルに関係なく、選択されたトラックの音色を演奏します。外部MIDI キーボードでリアルタイム・レコーディングをするときにMIDI チャンネルを合わせる必要がありません。

PMA-5 には、ノーマル・モードとは別に GM/GS 音源として機能する GM/GS サウンド・モジュール・モード(以下 GM/GSモード)があります。GM/GSモードでは、外部のシーケンサーの演奏データで PMA-5 を 16 パートの GM/GS 音源として演奏させることができます。

全 MIDIチャンネルの MIDI情報を受信し選択されているトラックのインストを 発音します。受信する MIDIチャンネルは関係ありません。

ノーマル・モード

LINE OUT

MIDI IN

Tr1 Tr2 Tr3 Tr4 A1 A2 Bs Dr

Track Select

MIDI Ch

1 2 3 4 5 12 13 14 15 16

MIDI INは、主に外部 MIDIキーボードを接続して リアルタイム録音をするために使用します。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16

各パートに対応したMIDIチャンネルのMIDI情報を受信しパート別に発音します。 受信するMIDIチャンネルは各パートごとに設定します。             

GM/GS サウンド・モジュール・モード

Part

※ ノーマル・モードとGM/GSサウンド・モジュール・モードでは扱うMIDI情報が   異なります。詳しくは「PMA-5で扱うMIDIについて(P.111)」をご覧ください。

LINE OUT

MIDI IN

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16

MIDI Ch

シーケンサーを接続して 内部音源を演奏させるときのモード

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77

GM/GS モードの時は、PMA-5 内部のシーケンサーやアレンジャーは働きません。シーケンサーが使用できなくなるので、操作ボタンなども限定されます。

※ GM/GSモードでは、タッチキーボードを弾いても内部の音源は鳴らしませんが、MIDI OUT、またはコンピューター端子からノート情報を出力します(ローカル・コントロール:オフの状態になります)。

■GM/GSサウンド・モジュール・モードにする方法

[1] [MIDI]をタッチします。

[2] ページ・ボタンでページを送って GM/GSMode 画面にします。

[3] [ENTER]をタッチします。

GM/GSモードになります。

■GM/GS モードを抜ける方法

ソング・モードやスタイル・モードなどに戻るときは、[EXIT]をタッチして GM/GS モードを抜けてから各モードボタンをタッチしてください。

■GM/GS サウンド・モジュール・モードでの操作

●画面の切り替えかた

GM/GSモードではページ・ボタンをタッチして次の各画面に切り替えます。

GM/GS モード基本画面 インジケーター表示(音色の設定)Part Inst 音色の設定Level 音量の設定Pan パン(定位)の設定Reverb Send Level リバーブ・センド・レベルの設定Chorus Send Level コーラス・センド・レベルの設定Key Shift 移調量の設定MIDI Channel MIDI チャンネルの設定Mute ミュートの設定

●パートを選択する

パートを選択するときは、メッセージ・エリアのパート表示(P01 など)をドラッグします。レベル、パン、リバーブ・センド・レベル、コーラス・センド・レベル、キーシフトの設定ではパート 1 ~ 16 の他に ALL(全パート)を選ぶことができます。

※ パートについて…GM/GS サウンド・モジュール・モードでは 16 のパートを持っており、各パートに音色を一つずつ割り当てて演奏させることができます。また、各パートのレベルやパンなどインストゥルメントの鳴らしかたや MIDI チャンネルを設定することができます。

●値を設定する

メッセージ・エリアの右端の値表示をドラッグして値を設定します。

※ バーグラフ表示をしている画面では、バーグラフをドラッグすると対応するパートの値を変更させることができます。バーグラフは左から順にパート 1~16になっています。

■基本画面

GM/GS モードに入るとこの基本画面になります。この画面のときにMIDI IN で受信した演奏データで PMA-5 を演奏させると各パートのレベルをインジケーター表示します。インジケーターは左からパート 1 ~ 16 に割り当てられています。ミュート(P.79)しているパートは「+」と表示されます。

インジケーターをタッチすると、そのパートとインスト・ナンバー、インスト・ネーム(音色名)を表示します。

EXIT

VALUE

AD LIB

EFX

LOC

MIX

MUTEEDIT STEP

GM/GSモードでは[EXIT]と[VALUE]以外のボタンは

使用できません。

ご注意:GM/GS モードを抜けると、GM/GS モードで設定した値はすべて失われます。

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音色名をドラッグすると音色を変更させることができます。インスト・ナンバー(音色番号)はプログラム・ナンバーと対応しています。

※音色の変更はパート・インスト画面でも変更することができます。

■パート・インスト(Part Inst)

各パートの音色を変更します。

インスト・グループ、インスト・ナンバー、インスト・ネームをドラッグして音色を選ぶことができます。

●インスト・グループ

インスト・グループ表示をドラッグするとインスト・グループの先頭の音色が選択されます。すべての音色は楽器の種類によってグループで分類されています。インスト・グループで音色を選択することですばやく音色を選ぶことができます。

●バリエーション・ナンバー

選ばれている音色のバリエーション・ナンバーが表示されます。この表示をドラッグすると、インスト・ネームをドラッグしたときと同じようにバリエーション音色を含むすべての音色を選ぶことができます。

●インスト・ナンバー

インスト・ナンバーをドラッグして音色を選びます。インスト・ナンバーはプログラム・ナンバー(P.111)に対応しています。

●インスト・ネーム

インスト・ネーム表示をドラッグするとバリエーションを含む全ての音色を選ぶことができます。インスト・ネームの前に「+」の記号がついているものはバリエーション音色を表しています。

インスト・ネーム表示をタッチしている間(ドラッグ中)

は、選ばれている音色のバンク・ナンバーとプログラム・ナンバーが表示されます。

<設定値>

Part 1 ~ 16,Inst インストゥルメント・リスト(P.104 ~ 105)

をご覧ください。

※ インスト・グループを[Drum 1]、[Drum 2]にするとドラム・パートにすることができます。

複数のパートをドラム・パートに設定できますが、同時に扱えるドラムセットは、[Drum 1]と[Drum 2]の2種類です。例えば、以下のようにドラム・パートを設定して、パート 10 のドラム・セットを変えると、パート 12も同じセットに変わります。

パート 10 [Drum 1]: Standardパート 11 [Drum 2]: TR-808パート 12 [Drum 1]: Power

■レベル(Level)

各パートの音量を調節します。バーグラフをドラッグするか値表示をドラッグして変更します。

<設定値>

Part 1 ~ 16, AllLevel 0 ~ 127

■パン(Part Pan)

各パートのパン(定位)を調節します。パンはステレオ再生したときの音像の定位を設定するものです。中央に定位させるときは値を±0を設定します。Lの値が大きくなるほど音が左に定位し、Rの値が大きくなるほど右に定位します。「Rnd」(ランダム)にすると、音が鳴るたびに左右に飛び交う特殊な効果が得られます。

<設定値>

Part 1 ~ 16, AllPan Rnd,R63 ~ Ctr ~ L63

インスト・ナンバー バリエーション・ナンバー インスト・ネーム

インスト・グループ

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■リバーブ・センド・レベル(Reverb Send Level)

各パートのリバーブ・センド・レベルを調節します。

<設定値>

Part 1 ~ 16, AllReverb Send Level 0 ~ 127

■コーラス・センド・レベル(Chorus Send Level)

各パートのコーラス・センド・レベルを調節します。

<設定値>

Part 1 ~ 16, AllChorus Send Level 0 ~ 127

■キーシフト(Key Shift)

各パートを移調します。値が1上がる(下がる)ごとに半音ずつピッチが上がり(下がり)ます。12 で1オクターブ移調します。0になっていると移調しません。

<設定値>

Part 1 ~ 16, AllKey Shift -24 ~ +24

■MIDI チャンネル(MIDI Channel)各パートのMIDI チャンネルを設定します。ここで設定したMIDI チャンネルで演奏データを受信するとそのパートが発音します。Off にするとそのパートはチャンネル・メッセージを受信しないので音は鳴りません。

<設定値>

Part 1 ~ 16MIDI Channel 1 ~ 16、Off

■ミュート(Mute)特定のパートの音をミュート(消音)できます。

16 のインジケーターをタッチすると、そのインジケーターに対応するパートの音がミュートされます。もう一度タッチすると、ミュートは解除されます。

メッセージ・エリアの SOLO をタッチして SOLO を ONにすると、選ばれているパート以外のパートをミュートします。もう一度 SOLO をタッチすると SOLO が OFFになります。

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PMA-5 で作ったソングやスタイルのデータをMIDI システム・エクスクルーシブ情報(バルク・データ)として送信し、コンピューターや外部シーケンサーにセーブすることができます。

●MIDI 端子を使った接続

[1] PMA-5 の電源を切り、コンピューター・スイッチを「MIDI」に切り替えます。

[2] 電源を再び入れます。

[3] PMA-5 の MIDI OUT 端子とセーブする機器のMIDI IN 端子をMIDI ケーブルで接続します。

●コンピューター端子を使った接続

[1] PMA-5 の電源を切り、コンピューター・スイッチを送信する機器に合わせます(P.16)。

[2] 電源を再び入れます。

[3] PMA-5 のコンピューター端子とコンピューターなどを別売のコンピューター・ケーブルを使って接続します。

※ コンピュータとの接続方法は「コンピューターと接続する(P.16)」をお読みください。

<操作方法>

[1] [MIDI]をタッチします。MIDI モードになります。

[2] ページ・ボタンをタッチして Bulk Dump 画面にします。

[3] 保存するデータを選びます。

All PMA-5 の全設定All Songs すべてのソング・データ(シー

ケンス・トラック、コード・トラック、スタイル・トラック)

All Styles すべてのユーザー・スタイル・データ

※ All Songs のときは、スタイルの演奏データは送信されません。ユーザー・スタイルを使用しているソングをバルク・ダンプするときは、All でバルクダンプしてください。

[4] [ENTER]をタッチします。確認画面になります。

[5] [Exec]をタッチすると、バルクデータを送信します。

バルクダンプ中は、メッセージ・エリアに「Bulk Dump...」と表示されます。

※ バルク・ダンプ中は、いかなる操作もすることはできません。

バルク・ダンプしたデータを読み込む(バルク・ロード)

コンピューターや外部シーケンサーにバルク・ダンプした

データをPMA-5 に取り込みます。

※ バルク・ロードをすると、PMA-5 の内部のデータは変更されてしまいます。大切なデータは、バルク・ダンプで外部シーケンサーのディスク等に保存しておいてください。

[1] PMA-5 とバルクデータをセーブした機器を接続します。

※ MIDI 端子を使用するときは、コンピューター・スイッチを「MIDI」に切り替えます。

※ コンピューター・スイッチを切り替えたときは電源を入れ直してください。

※ コンピューター端子を使用する場合は「コンピューターと接続する」をお読みください。

[2] 演奏を停止して、[EXIT]を数回タッチします。

ソング(スタイル)の基本画面になります。

[3] セーブした機器からPMA-5 にバルクデータを送信します(バルク・ロード)。

受信が始まるとメッセージ・エリアに「BulkLoad...」と表示されます。

※ バルク・ロード中は一切操作をすることができません。

●バルク・ロードできる条件

・送信する機器と PMA-5 のデバイス ID ナンバーが合っている(Device-ID P.89)。

・ソングまたはスタイルの演奏が停止している。

※ EDIT 画面、ステップ入力画面(スタンバイ画面)および、GM/GS モードでは、バルク・ロードすることはできません。

80

PMA-5 のデータをコンピューターに保存する(バルク・ダンプ)

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タッチパネルの位置調整をする(キャリブレーション)

全設定を初期化する(システム・イニシャライズ)

PMA-5 の全設定を初期化する(工場出荷時の設定に戻す)ことができます。初期化を行うとソングやユーザー・スタイルのデータが消えてしまいます。大切なデータはシーケンサーやコンピューターなどに保存しておいてください(P.80)。

[1] [UTILITY]をタッチしてユーティリティー・モードにします。

[2] ページ・ボタンをタッチして System Initialize画面にします。

[3] [ENTER]をタッチします。

イニシャライズの確認画面になります。

[4] 初期化を実行するときは、メッセージエリアの[Exec]をタッチします。

初期化を中断するときは[Quit]をタッチします。

PMA-5 の全設定が工場出荷時の設定に戻ります。

※ イニシャライズ(初期化)をするとサンプル・ソング「S20:Let,s Try!」とユーザー・スタイルのいくつかが本体内のメモリーに読み込まれます。全メモリーをクリアするためには、ユーティリティー・モードの「Clear All」で全ソングと全スタイルを消去してください(P.88)。

※ [Value]をタッチしながら電源をOnにすると、キャリブレーション画面になります。この画面でタッチパネルの位置調整をすると、引き続きイニシャライズ画面になります。詳しくは別冊の「クイック・スタート」の「はじめてご使用になるときの設定」をご覧ください。

タッチパネルの認識エリアは時間経過とともに若干のずれが生じてきます。このずれを調節するために、必要に応じてタッチパネルの位置調整(Calibration)を行ってください。

[1] [UTILITY]をタッチしてユーティリティー・モードにします。

[2] ページ・ボタンをタッチして Touch PanelCalibration 画面にします。

[3] [ENTER]をタッチします。

タッチパネルの調整画面になります。

[4] タッチパネルを真上から見てタッチペンを使って図の2点(キャリブレーション・ポイント)を1つずつタッチします。タッチする順番はどちらからでもかまいません。

※ タッチパネルの調整を中止するときはメッセージ・エリアの [Cancel] をタッチしてください。

※ タッチ・パネルの調整をするときに、タッチした点がキャリブレーション・ポイントと大きく離れるときは「Try Again..」と表示されます。もう一度キャリブレーションの設定をやり直してください。

キャリブレーション・ポイントの2点をタッチすると「Completed!」と表示されタッチパネルの調整は完了します。

KEY HOLD OCTAVE

SONGSONG STSTYLEYLE UTILITUTILITY MIDIMIDI

EXIT

VALUE

AD LIB

EFX

LOC

MIX

MUTEEDIT STEP

キャリブレーショ

ポイント

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82

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83

第 5 章

画面別機能一覧

ソング・モード(ソング・パラメーター).................................................................84ソング・モードの基本画面........................................................................................................................84Inst Select.....................................................................................................................................................84Initial Tempo.................................................................................................................................................85Key Transpose ...........................................................................................................................................85Keyboard Control.......................................................................................................................................85Song Title .....................................................................................................................................................85Voice Reserve .............................................................................................................................................85

スタイル・モード(スタイル・パラメータ) .............................................................86スタイル・モードの基本画面 ...................................................................................................................86Inst Select.....................................................................................................................................................86Style Length ................................................................................................................................................87Style Name....................................................................................................................................................87Arrange Mode .............................................................................................................................................87

ユーティリティー・モード ..........................................................................................87Free Memory................................................................................................................................................87Battery ...........................................................................................................................................................88Clear All..........................................................................................................................................................88Chain Play.....................................................................................................................................................88Master Tune ................................................................................................................................................88Touch Panel Calibration...........................................................................................................................88System Initialize...........................................................................................................................................89

MIDI モード..................................................................................................................89Tx Channel ...................................................................................................................................................89Device-ID.......................................................................................................................................................89Bulk Dump ....................................................................................................................................................90MIDI Update .................................................................................................................................................90Sync Mode...................................................................................................................................................90GM/GS Sound Module Mode................................................................................................................91

ミキサー[MIX] ..............................................................................................................91Volume ...........................................................................................................................................................91Pan..................................................................................................................................................................91Reverb Send Level ....................................................................................................................................91Chorus Send Level....................................................................................................................................91

エフェクト[EFX]...........................................................................................................92Reverb ...........................................................................................................................................................92Chorus...........................................................................................................................................................92

ミュート[MUTE]...........................................................................................................92ロケーター/リピート[LOC] ........................................................................................92

Locator REC Start .....................................................................................................................................93Locator Marker-A / Marker-B................................................................................................................93Repeat ...........................................................................................................................................................93

エディット[EDIT] .........................................................................................................93テンポ...........................................................................................................................94

Tempo............................................................................................................................................................94Click Mode/Click Interval .........................................................................................................................94Click Inst/Click Level.................................................................................................................................94

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ソング・モード(ソング・パラメーター)

[SONG]をタッチすると、ソング・モードになります。ソング・モードの基本画面からページ・ボタンを押すと、各ソング・パラメータ(ソングに関する設定)の画面を選ぶことができます。ソング・パラメーターはソングごとに記憶されます。

ソング・モードはソングの演奏、シーケンス・トラックやコード/スタイル・トラックの録音、ソングの設定などを行うモードです。ほとんどの基本操作はソング・モードで行います。

■ソング・モードの基本画面

1. ソング・ナンバー(S01— S20)

ソング・ナンバーまたはソング・タイトルの表示をドラッグしてソングを選びます。

※演奏データが何も入っていないソングは、ソング・ナンバーの後に「*」と表示されます。演奏データが入っているソングは、「:」と表示されます。

2. 小節

現在の小節と拍(白抜き文字)を表示します。小節表示をドラッグして小節を移動することもできます。

3. 拍子

ソングの拍子を表示します。この画面で拍子を変更することはできません。

4. テンポ

この表示をドラッグしてテンポを変更します。テンポ・ボタンをタッチしたときのテンポ設定と同じです。

■ Inst Select各演奏トラックの音色を設定します。

1. トラック

音色を選択するトラックを選びます。トラック・エリアをタッチしてトラックを指定することもできます。

2. インスト・グループ

インスト・グループ表示をドラッグすると、インスト・グループ内の先頭の音色が選択されます。すべての音色は、楽器の種類によってグループで分けされています。インスト・グループで音色を選択することで、すばやく音色が選べます。

Dr トラックを選択したときはインスト・グループがDrumSet になります。

3. インスト・ナンバー

インスト・ナンバーをドラッグして音色を選びます。インスト・ナンバーはプログラム・ナンバー(P.111)に対応しています。

4. インスト・ネーム

インスト・ネーム表示をドラッグすると、バリエーションを含む全ての音色を選ぶことができます。インスト・ネームの前に「+」の記号がついているものはバリエーション音色を表しています。

※ソングの音色の設定をソングのセットアップとして書き込むときの操作は(P. 30)をご覧ください。

ソングのセットアップとは、ソングを選択するときや最初から演奏するときに読み込まれる設定のことです。

この画面での設定については、P. 26 をご覧ください。

84

画面別機能一覧

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■ Initial Tempoソングを切り替えたときや、ソングを最初から演奏するときに、この画面で設定した初期テンポに戻ります。

初期テンポでソングを演奏させるときは、スイッチ表示をタッチして [On] にします。スイッチ表示をタッチするたびに On と Off が切り替わります。テンポ表示をドラッグすると、初期テンポが設定できます。

■Key Transposeソング全体を半音単位で移調します。最大±2オクターブの範囲(-24 ~±~ +24)で移調することができます。

値をドラッグするか、[VALUE] +/- をタッチして移調す

る量を設定します。

■Keyboard Controlタッチ・キーボードをドラッグしたときにつけることができるさまざまな演奏表現を設定します(キーボード・コントロールほか)。

グリッサンド(Glissando)

On タッチ・キーボードをドラッグしたときに、ドラッグした鍵盤の音程を段階的に変化させます(Gliss On)。

Off グリッサンドはできません(Gliss Off)。

キーボード・コントロール

Mod (Moduration) 上または下にドラッグするとモジュレーションがかかります。

Bend (Pitch Bend) タッチ・キーボードより上にドラッグするとピッチが上がります。下にドラッグするとピッチが下がります。

Off 上または下にドラッグしても音は変化しません。

この画面での設定については、P. 27 をご覧ください。

■Song Titleソングのタイトルを入力します(12文字まで)。

[ ]内のエリアをタッチすると名前に使用できる文字が上の行に表示されます。上下にドラッグして文字を選びます。また、メッセージ・エリアの上の行に表示された文字をタッチして選んだり、VALUEボタンでカーソル上の文字を選んだりすることができます。

■Voice Reserveソングを演奏するときにトラックごとの必要最小限のボイス数を確保します。PMA-5 の最大同時発音数は 28音なので、ボイス・リザーブで保証できるボイス数は、全てのトラックのボイス数を合計して 28 以内なら設定可能です。

① は各トラックのボイス・リザーブを表示しています。左から Tr1、Tr2、Tr3、Tr4、A1、A2、Bs、Ds となっています。それぞれの表示をドラッグしてボイス数を設定します。右側には選択されているトラック表示とそのボイス数を表示しています。

※① のボイス・リザーブ数が 20 以上になると「*」が表示されます。「*」の表示をタッチすれば、右側にそのトラックとボイス数が表示されます。

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スタイル・モード(スタイル・パラメータ)

[STYLE]をタッチすると、スタイル・モードになります。スタイル・モードの基本画面からページ・ボタンを押すと、各スタイル・パラメータ(スタイルに関する設定)の画面を選ぶことができます。スタイル・パラメーターはユーザー・スタイルのみ設定できます。スタイル・パラメーターはスタイルごとに記憶されます。

スタイル・モードはスタイルの演奏、ユーザー・スタイルの作成、設定などをするモードです。

■スタイル・モードの基本画面

1. スタイル・ナンバー(P001— P600、U001— U200)

スタイル・ナンバーの表示をドラッグしてスタイルを選びます。スタイル・ネームの表示をドラッグすると、ジャンルごとにスタイルを選ぶことができます。プリセット・スタイルのスタイル・ネームの末尾の文字はディビジョンを表しています。スタイル・ナンバーの前に付いている「P」はプリセット・スタイル、「U」はユーザースタイルを表しています。「P」または「U」をドラッグしてプリセット・スタイルとユーザー・スタイルを切り替えます。

※演奏データが何も入っていないユーザー・スタイルはスタイル・ナンバーの後に「*」、演奏データが入っているスタイルは「:」と表示されます。

2. 小節

現在の小節と拍(白抜き文字)を表示します。小節表示をドラッグして小節を移動することもできます。

3. 拍子

スタイルの拍子を表示します。この画面で拍子を変更することはできません。

4. テンポ

この表示をドラッグしてテンポを変更します。

※プリセット・スタイルは、そのスタイルを演奏するのにふさわしいテンポを記憶しています。演奏停止中にスタイルを選びなおすか、 をタッチすることで、プリセット・テンポで演奏させることができます。ソングの演奏では、プリセット・スタイルが記憶しているテンポは無効になります。一方、ユーザ・スタイルはテンポを記憶しません。

■ Inst Selectスタイルの各演奏トラック(A1、A2、Bs、Dr)の音色を設定します。

1. トラック

音色を選択するトラックを選びます。トラック・エリアをタッチしてトラックを指定することもできます。スタイルの演奏トラック(A1、A2、Bs、Dr)が選択できます。

2. インスト・グループ

インスト・グループ表示をドラッグすると、インスト・グループの先頭の音色が選択されます。すべての音色は楽器の種類によってグループで分けられています。インスト・グループで音色を選択することで、すばやく音色を選ぶことができます。

Dr トラックを選択したときはインスト・グループがDrumSet になります。

3. インスト・ナンバー

インスト・ナンバーをドラッグして音色を選びます。インスト・ナンバーはプログラム・ナンバー(P.111)に対応しています。

4. インスト・ネーム

インスト・ネーム表示をドラッグするとバリエーションを含む全ての音色を選ぶことができます。インスト・ネームの前に「+」の記号がついているものはバリエーション音色を表しています。

ディビジョン

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※スタイルの音色を一時的に変更することはできますが、スタイルを選び直す、または演奏停止中に をタッチすると、セットアップの音色設定に戻ります。

※プリセット・スタイルでは音色のセットアップの設定を変更することはできません。プリセット・スタイルのセットアップを変更するときは、ユーザー・スタイルにコピー(COPY STYLE)してから音色の設定を変更してください。

※ユーザー・スタイルの音色の設定をスタイルのセットアップに書き込みたいときは P. 52 をご覧ください。スタイルのセットアップとは、スタイルを選択したときに読み込まれる設定のことです。

■Style Lengthユーザー・スタイルの小節の長さを設定します。最大8小節まで設定できます。

※プリセット・スタイルの小節数は変更できません。

■Style Nameユーザー・スタイルの名前を入力します。

カーソルをタッチすると名前に使用できる文字が上の行に表示されます。各文字を上下にドラッグすることで文字を選びます。また、メッセージ・エリアの上の行に表示された文字をタッチして文字を選んだり、Value ボタンでカーソル上の文字を選んだりすることができます。

スタイル・ネームの末尾の1文字(ディビジョン表示)は、スタイル・トラックの入力画面でグリッドに表示されます(P. 33)。グリッド表示でスタイルを見分けることができるよう、末尾の1文字を意味のある異なる文字にしておくことをお勧めします。

※プリセット・スタイルのスタイル・ネームは変更できません。

■Arrange Modeアレンジ・モードの設定をすることで、トラックごとにコード変換のしかたを設定することができます。

それぞれのトラックにあったアレンジ・モードの設定をすることで、例えば、コード・カッティングで演奏させたいトラックと、メロディアスなバッキングをさせたいトラックとを使い分けることができます。

※アレンジ・モードについての詳細は(P. 51)をご覧ください。

※プリセット・スタイルのアレンジ・モードの設定は変更できません。

ユーティリティー・モード

[UTILITY]をタッチすると、ユーティリティーモードになります。ユーティリティー・モードでは、PMA-5 全体に関わる設定を行います。

ソング・モードからユーティリティー・モードに入ると、[SONG]ボタンが点灯したまま[UTILITY]ボタンが点滅します。このとき[EXIT]をタッチすると、ソング・モードに戻ります。

スタイル・モードからユーティリティー・モードに入ると、[STYLE]ボタンが点灯したまま[UTILITY]ボタンが点滅します。このとき[EXIT]をタッチすると、スタイル・モードに戻ります。

■Free Memory各ソング・データおよびユーザー・スタイルのメモリー空き容量を表示させ、あとどのくらい演奏データを記憶できるのかを確認することができます。

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メモリーの空き容量を棒グラフとパーセントで表示します。

工場出荷時、またはイニシャライズ実行後は、サンプル・ソング(S20)やユーザー・スタイルのいくつかが書き込まれているため、メモリーの残量は 100%にはなりません。メモリー残量を 100% にしたいときは、「Clear All」画面で全ソングおよび全スタイルを消去してください(P. 88)。

■Battery動作用の乾電池の残量を棒グラフで表示します。

※ ACアダプター使用時は、「Using AC Adapter」と表示されます。

■Clear Allすべてのソング・データあるいはすべてのユーザー・スタイルを一度に消去します。

Songs すべてのソング・データを消去するときに選びます。ソング・データとはソング・パラメータとシーケンス・トラック、コード・トラック、スタイル・トラックのデータのことです。

User Styles すべてのユーザー・スタイルを消去するときに選びます。

[1] 消去するデータを選びます。

[2] [ENTER]をタッチします。メッセージ・エリアに確認画面が表示されます。

[3] メッセージ・エリアの[Exec]をタッチすると選択したデータを消去します。

消去をしないときは[Quit]をタッチします。

※ソングを個別に消去するときは、ソング・エディット・メニューで、ユーザー・スタイルを個別に消去するときは、スタイル・エディット・メニューでそれぞれ行います。

※デモソング(S21)やプリセット・スタイル(P001 ~ P600)は消去されません。

■Chain Playソングを何曲か連続して演奏します。1曲またはチェイン・プレイで設定した複数の曲をくり返し演奏させることもできます。

チェイン・プレイの設定、および演奏方法は(P. 28)をご覧ください。

■Master Tune他の楽器とアンサンブルするときや、PMA-5 を他の楽器のピッチに合わせるときは、マスター・チューニングを調節します。表示される値は、A4 鍵(ノート・ナンバー 69)の周波数です。

ピッチを合わせるときに音を聴きたいときは、[KEYHOLD]をタッチしてボタンのインジケーター点灯させてからタッチキーボードを弾きます。マスター・チューニングを設定したら、[KEY HOLD]をタッチして消灯させます。

■Touch Panel Calibrationタッチパネルの認識エリアは時間経過とともに若干のずれが生じてきます。このずれを調節するために、必要に応じてタッチパネルの調整(Calibration)を行ってください。

タッチパネルの調整の方法は(タッチ・パネルの調整をする P. 81)をご覧ください。

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■System InitializePMA-5 の全設定を初期化する(工場出荷時の設定に戻す)ことができます。初期化を行うと、ソングやユーザー・スタイルのデータが消えてしまいます。あらかじめ大切なデータは、シーケンサーやコンピューターなどに保存しておいてください(P. 80)。

初期化の方法は、「全設定を初期化する(システム・イニシャライズ) P. 81」をご覧ください。

MIDI モード

[MIDI]をタッチするとMIDI モードになります。MIDI モードでは、MIDI の設定や、データのバルク・ダンプの実行、GM/GS サウンド・モジュール・モードへの切り替えなどを行います。

ソング・モードからMIDI モードに入ると、[SONG]ボタンが点灯したまま、[MIDI]ボタンが点滅します。このとき[EXIT]をタッチすると、ソング・モードに戻ります。

スタイル・モードからMIDI モードに入ると、[STYLE]ボタンが点灯したまま、[MIDI]ボタンが点滅します。このとき[EXIT]をタッチすると、スタイル・モードに戻ります。

■Tx Channelシーケンス・トラック(Tr1、Tr2、Tr3、Tr4)とスタイルの演奏トラック(A1、A2、Bs、Dr)の MIDI 送信チャンネルを設定します。

トラック トラックを指定します(Tr1、Tr2、

Tr3、Tr4、A1、A2、Bs、Dr)。

MIDI チャンネル チャンネル表示をドラッグして希望するチャンネルに設定します(1 ~ 16,Off)。

スイッチ スイッチ表示をタッチすると、すべてのトラックの送信チャンネルをOn/Off 切り替えできます。

メッセージ・エリア左には、8つのトラックの送信MIDI チャンネルを表示します(左から Tr1、Tr2、Tr3、Tr4、A1、A2、Bs、Dr)。MIDI 送信チャンネルが Offのときは、[+]と表示されます。チャンネル表示をドラッグすることでも設定が変更できます。右側には選択されているトラックとそのMIDI チャンネルが表示されます。

PMA-5 には、MIDI 受信チャンネルを設定するパラメーターはありません。全チャンネルのMIDI 情報を受信し、選択しているトラック(Tr1、Tr2、Tr3、Tr4、A1、A2、Bs、Dr)の音色が発音します(ノーマル・モード時)。

※ GM/GS サウンド・モジュール・モードにすると、16 パートの GM/GS 音源としてはたらき、16 チャンネルに独立してMIDI 受信チャンネルを設定することができます(P. 79)。

■Device-IDデバイス ID ナンバー(Device-ID)は、エクスクルーシブ・メッセージを送受信するための認識番号です。PMA-5 は、同じデバイス ID ナンバーのエクスクルーシブ・メッセージのみを受信します。エクスクルーシブ・メッセージを使ってデータのやりとりを行う場合は、必ず相互の機器のデバイス ID ナンバーを合わせておいてください。

デバイス ID ナンバーには、1~ 32の番号を設定します。工場出荷時の設定は 17です。

デバイス ID ナンバー 1~ 32

※ GM/GSモードのときも、ここで設定したデバイス ID ナンバーが有効になります。

MIDIチャンネル トラック

スイッチ

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■Bulk DumpPMA-5 が記憶しているデータの一部あるいは全部を、MIDI 端子やコンピューター端子経由で、シーケンサーやコンピューターまたは他の PMA-5 に転送します(バルク・ダンプ)。

転送するデータを選びます。

All PMA-5 の全設定

All Songs すべてのソング・データ(シーケンス・トラック、コード・トラック、スタイル・トラック)

All Styles すべてのユーザー・スタイル・データ

※ All Songs のときは、スタイルの演奏データは送信されません。ユーザー・スタイルを使用しているソングをバルク・ダンプするときは、All でバルクダンプしてください。

※バルク・ダンプの説明は、P. 80 をご覧ください。

■MIDI Update小節を移動したときに、移動した位置までの演奏データの変化情報(プログラム・チェンジ、コントロール・チェンジなど)を音源側に伝えたいときに「On」に設定します。

スイッチ表示をタッチしてOn/Off を切り替えます。

On 小節移動したときにソング・データの変化情報を音源部に伝えます。

Off 小節移動したときにソング・データの変化情報を音源部に伝えません。

MIDIアップデートのオン/オフの設定には、以下のような特徴がありますので、状況に応じて使い分けてください:

(MIDI Update On)

長所 小節を移動したときに、プログラム・チェンジやコントロール・チェンジなどが変化していても正しく演奏されます。

短所 小節を移動するのに時間がかかることがあります。

(MIDI Update Off)

長所 小節を移動するのに時間がかかりません。

短所 小節を移動したときに、プログラム・チェンジやコントロール・チェンジなどが変化していてもそれらの情報は無視されるので、正しく演奏されない場合があります。

※曲の途中にプログラム・チェンジやコントロール・チェンジなどの変化がない曲では、MIDIUpdate の設定をOff にしておきます。

※ロケーター機能で小節移動するときは、MIDI アップデートの設定に関係なくソング・データの変化情報を常に音源部に伝えます(MIDI UpdateOn の設定と同じ)。

■Sync ModePMA-5 を他のシーケンサーやコンピューターなどとテンポを同期演奏をさせるときにシンク・モードの設定をします。

Internal 本体のクロックでテンポが決まります。

MIDI 外部 MIDI 機器(シーケンサーなど)の MIDI クロックに本体が同期します。

※「MIDI」に設定しているときは、MIDI で接続された外部機器からMIDI クロックが送られないと演奏をスタートすることができません。

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■GM/GS Sound Module ModePMA-5 を GM/GS 音源として使用することができます(GM/GSサウンド・モジュール・モード)。

GM/GS サウンド・モジュール・モードにするときは、[ENTER]をタッチします。

GM/GS サウンド・モジュール・モードから抜けるときは、[EXIT]をタッチします。

※ GM/GS サウンド・モジュール・モードについての説明は、P. 76 をご覧ください。

ミキサー[MIX]

[MIX]をタッチするとミキサー画面になります。ページ・ボタンで「Volume」「Pan」「Reverb Send Level」「Chorus Send Level」の各設定画面に切り替えます。

※ソングのミキサーの設定を一時的に変更することはできますが、ソングを選び直す、または1小節目に戻すと、セットアップの音色設定に戻ります。ミキサーの設定をセットアップに書き込みたいときは、P. 31 をご覧ください。

※スタイル・モードのときに[MIX]をタッチするとスタイルの演奏トラック(A1、A2、Bs、Dr)のミキサー画面になります(P. 53)。

■Volume各トラックのボリューム(音量)を調節します。

フェーダーは左から Tr1、Tr2、Tr3、Tr4、A1、A2、Bs、Dr の各トラックに対応しています。

フェーダーを上または下にドラッグすると、各トラックの設定値が変わります。右に表示されたトラックと値をドラッグして値を変えることもできます。

■Panパンは、ステレオ再生したときの音像の定位を設定します。中央に定位させるときは「Ctr」を設定します。Lの数字が大きくなるほど音が左に定位し、Rの数字が大きくなるほど右に定位します。

■Reverb Send Levelリバーブは音に残響や余韻を与え奥行きのある音像を創り出すエフェクトです。トラックごとにリバーブの深さ(かかりぐあい)を調節することができます。

■Chorus Send Levelコーラスは、音像を拡大し、音に厚みと潤いを与えます。トラックごとにコーラスの深さ(かかりぐあい)を調節することができます。

<スタイル・モードの時ミキサーの設定>

スタイル・モード時に[MIXER]を押すと、ユーザー・スタイルの演奏トラックのミキサーの設定をすることができます。

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フェーダーは左から A1、A2、Bs、Dr の各トラックに対応しています。

ページ・ボタンをタッチすると「Volume」「Pan」「Reverb Send Level」「Chorus Send Level」の設定画面に切り替わります。

※スタイルのミキサーの設定を一時的に変更することはできますが、スタイルを選び直す、または演奏停止中に をタッチするとスタイルのセットアップの音色設定に戻ります。

※プリセット・スタイルではセットアップの設定を変更することはできません。プリセット・スタイルのセットアップを変更したいときは、ユーザー・スタイルにコピー(COPY STYLE)してからミキサーの設定を変更してください。

ユーザー・スタイルの演奏トラックのミキサーの設定をセットアップに書き込む方法は、P. 53 をご覧ください。

エフェクト[EFX]

[EFX]をタッチするとエフェクト画面になります。全トラックにかかるリバーブとコーラスの設定ができます。

ページ・ボタンで「Reverb 画面」と「Chorus 画面」を切り替えます。

※エフェクト画面の設定はセットアップに書き込む操作は必要ありません。エフェクトの設定を変えるとそれがセットアップの設定となります。

■Reverb

スイッチ表示をタッチしてリバーブのOn/Off を切り替えます。リバーブ・タイプとリバーブレベルをドラッグしてそれぞれ設定します。

詳細は「リバーブ、コーラスの設定をする[EFX](P. 32)をご覧ください。

■Chorus

スイッチ表示をタッチしてコーラスの On/Off を切り替えます。コーラス・タイプとコーラス・レベルをドラッグしてそれぞれ設定します。

詳細は「リバーブ、コーラスの設定をする[EFX](P. 32)をご覧ください。

※エフェクトの設定はソングごとに記憶されます。

ミュート[MUTE]

ミュートをタッチするとミュート画面になります。ミュート画面では各トラックごとに消音したり、1つのトラックだけ演奏させたりすることができます。また、演奏中にミュート画面にすると、各トラックの発音状態を見ることができます。

詳細は「トラックの音を消音する[MUTE](P. 31)」をご覧ください。

※スタイル・モードのときに[MUTE]をタッチするとスタイルの演奏トラック(A1、A2、Bs、Dr)のミュート画面になります(P. 50)。

ロケーター/リピート[LOC]

[LOC]をタッチすると、ロケーター/リピート画面になります。

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ロケーター画面では、録音開始小節、または指定した小節(Marker-A、Marker-B)にワンタッチで移動することができます。ページボタンでロケート先(REC Start、Marker-A、Marker-B)を選びます。ロケーター画面のページに並んでリピート画面があります。リピート画面では、くり返し演奏する任意の小節区間を設定することができます。

[EXIT]をタッチすると元の表示に戻ります。

※スタイル・モードではロケーター機能は無効になります。

■Locator REC Start

[REC Start]のロケート・ポイントには、以前にリアルタイム録音したときの録音開始小節が自動的に設定されています。ジャンプするときはメッセージ・エリアの[JUMP] をタッチします。[REC Start]のロケート・ポイントを変更することはできません。

■Locator Marker-A / Marker-B

ロケート・ポイントをドラッグしてMarker-A の小節を設定することができます(拍は設定できません)。また、メッセージ・エリアの [ ] をタッチすると、現在の小節が Marker-A に設定されます。ソング演奏中でも[ ] をタッチすることで Marker-A が設定できます。ジャンプするときはメッセージ・エリアの[JUMP]をタッチします。

この画面から右ページ・ボタンをタッチすると、Marker-B の設定画面になります。Marker-B の設定はMarker-A と同じ操作で行うことができます。

※ロケート・ポイント(Marker-A/Marker-B)はソングごとに記憶されます。

■Repeatソングの一部の小節をくり返し演奏します。

リピート演奏をするときは、スイッチをタッチして[On]にします。リピート開始小節とリピート終了小節の設定は、それぞれの表示をドラッグして設定します。( )内の数字はリピート区間の小節数を表示しています。リピート終了小節とリピート区間の小節数は連動して設定されます。

リピート・ポイントの設定は、ソングごとに記憶されます。ソングを切り替えるとリピートの設定はOffになります。

エディット[EDIT]

[EDIT]をタッチするときの状態(モード)で3つの異なるエディット・メニュー 画面になります。

(1)ソング・エディット・メニュー

ソング・モードから[EDIT]をタッチすると、ソング・エディット・メニュー 画面になります。ソング・エディット・メニュー画面ではソングに関するエディッ ト(コピー、クオンタイズ、コンバートなど)を行います(P. 62)。

(2)スタイル・エディット・メニュー

スタイル・モードから[EDIT]をタッチすると、スタイル・エディット・メニュー画面になります。スタイル・エディット・メニュー画面ではスタイルに 関するエディット(コピー、クオンタイズ、コンバートなど)を行います(P. 67)。

(3)イベント・エディット・メニュー

ソングやスタイルのステップ入力画面から[EDIT]をタッチすると、イベ ント・エディット・メニュー画面になります。イベント・エディット・メニュー 画面では、

小節

93

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ノートのタイミングの移動(Move Event)、グリッド単位のコピー (Copy Grid)や消去(Erase Grid)、MIDI イベントの挿入(Insert Event)な どを行います(P. 72)。

各エディット・メニュー画面からページ・ボタンをタッチすることでエディッ トする項目を選びます。

各エディット・メニューを抜けるときは[EXIT]をタッチします。

各エディット・メニューの詳細は、「ソングやスタイルをエディットする (P. 62)」をご覧ください。

テンポ

[TEMPO]をタッチすると、クリック/テンポ画面になります。

■Tempo

テンポを設定します。ソングの初期テンポを設定するときは Initial Tempo 画面で行います(P. 30)。

Sync Mode の設定がOnのときは外部MIDI 機器のクロックでテンポが決まり、テンポ表示が「MID」になります。演奏中はこのテンポ表示が「mid」に変わります。

■Click Mode/Click Interval

左のエリアでクリックをいつ鳴らすかを設定します(クリック・モード)。

右のエリアでクリックをならす間隔を設定します(クリック・インターバル)。

<クリック・モード>

[RecOnly] 録音時のみクリックを鳴らします。

[Rec&Play] 録音時と再生時にクリックを鳴らします。

[Always] シーケンサーが止まっているときも常に鳴らします。

[Off] クリックを鳴らしません。

<クリック・インターバル>

4分音符

3連 4分音符

8分音符

3連 8分音符

16分音符

■Click Inst/Click Level

① をタッチするとクリックが鳴り、音色を確認することができます。

※シンク・モードを「MIDI」に設定しているときは① をタッチしてもクリック音は鳴りません。

左のエリアでクリックの音色を設定します(クリック・インスト)。

右のエリアでクリックの音量を設定します(クリック・レベル)。

<クリック・インスト>

Metronome メトロノーム

Triangle トライアングル

Agogo アゴゴ

WoodBlock ウッドブロック

Shaker シェーカー

Tambourine タンバリン

Sticks スティック音

Click クリック音

<クリック・レベル>

0 ~ 127

クリック・インスト クリック・レベル

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故障と思う前に..........................................................................................96

エラー・メッセージ..................................................................................99

操作マップ................................................................................................100

ソング・モード................................................................................................100

スタイル/ユーティリティー/MIDI モード............................................100

リアルタイム・レコーディング...................................................................101

ステップ・ライト(Sequencer Tr)...........................................................101

ステップ・ライト(Chord Tr, Style Tr)....................................................101

インストゥルメント・リスト ..............................................................102

ドラムセット・リスト...........................................................................104

プリセット・スタイル・リスト..........................................................106

コード・タイプ表...................................................................................108

コンピューター・ケーブル配線図......................................................109

MIDI について..........................................................................................110

MIDI 端子について ..........................................................................................110

コンピューター端子について.......................................................................110

MIDI チャンネルとマルチティンバー音源.................................................110

PMA-5 で扱うMIDI について ......................................................................111

受信するMIDI メッセージ.............................................................................111

送信するMIDI メッセージ.............................................................................113

MIDI インプリメンテーション.............................................................115

MIDI インプリメンテーション・チャート........................................136

索引............................................................................................................138

主な仕様....................................................................................................141

95

第 6 章

資 料

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故障と思う前に

■タッチした位置とボタン(またはタッチキーボード)の位置がずれる

●タッチパネルの調整(キャリブレーション)を行ってください。タッチパネルの認識エリアは時間経過とともに若干のずれが生じてきますので、必要に応じてタッチパネルの調整を行ってください(P.81)。

■タッチキーボードを弾いても音が鳴らない

●PMA-5 または接続機器の電源が入っていない。または音量が下がっている。

●オーディオ・ケーブルが断線している。

●ミキサー画面のトラックの音量(Volume)が下がっている(P.31 P.50)。

●GM/GSモードのときにタッチキーボードを弾いても、音は鳴りません。ただし、ノート・メッセージは選択されているパートのMIDI チャンネルで出力します。

■ソングを演奏しても音が鳴らない●MUTE画面でトラックがミュートされている、あるいは「SOLO」をOnにしている(P.31 P.50)。

●サウンド・モジュール・モードでは内部のシーケンサーは働かないので、ソングの演奏はできません。

■ソングが正しく演奏されない●小節を移動してからソングを演奏する場合、移動した区間の演奏データの変化については内部の音源部に正しく伝わってないことがあります。このことを防ぐためにはMIDI モードのMIDI Update を Onにしてください(P.90)。

●コンピューター端子から出力したMIDI 情報が接続している機器をスルーして再び入力されていませんか。接続している機器のMIDI THRUを OFF にしてください。また、接続している機器を使用していなければ接続を外してください。

■ソングを最初から演奏させると音色やミキサーの設定が切り替わってしまう

●ソングの各トラックの音色とミキサーの設定は、ソングのセットアップの設定として記憶されています。したがって、音色やミキサーの設定を変更した状態

でソングを最初から演奏させると、セットアップの設定に戻ってしまいます。新たに音色の設定をセットアップに記憶させる方法はP.30 を、ミキサーの設定をセットアップに記憶させる方法はP.31 をそれぞれご覧ください。

■スタイルの演奏が繰り返されるときに音色やミキサーの設定が切り替わる

●スタイルの各トラックの音色とミキサーの設定は、スタイルのセットアップの設定として記憶されています。したがって、スタイル・モードで音色やミキサーの設定を変更した状態で演奏が繰り返されると、セットアップの設定に戻ってしまいます。新たに音色の設定をセットアップに記憶させたいときはP.52 を、ミキサーの設定をセットアップに記憶させたいときはP.53 をそれぞれご覧ください。

■ソングの途中で音色が切り替わる●ソングの途中に音色を切り替えるためのMIDI イベント(音色名)があると、その位置で音色が切り替わります。ビュー・スイッチの設定(P.60)で「PC」をOnにすると、ステップ入力画面(P.41)で音色名を表示させることができます。

●各スタイルには、音色の設定が記憶されていますので、ソングの演奏中にスタイルが切り替わると、音色もそのスタイルの音色に切り替わります。

■録音ができない●デモソングおよびプリセット・スタイルは録音できません。

●サウンド・モジュール・モードでは内部のシーケンサーは働かないので、録音はできません

■細かい音が録音できない●クオンタイズ(P.38)が設定されて録音しています。レコーディング・スタンバイ画面でクオンタイズの設定を「- -」にしてから録音してください(P.54)。

■エフェクトがかからない●EFX画面のリバーブまたはコーラスのスイッチがOff になっている(P.32)。

●MIX 画面のリバーブ・センド・レベルまたはコーラス・センド・レベルが小さくなっている(P.31

P.53)。

音が出なかったり思ったように動作しないときは、以下の点をご確認ください。

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■拍子の設定ができない●ソングやスタイルの演奏データーが全く書かれていないときにのみ拍子が設定できます。一度演奏データを書き込んだ小節は、拍子を変えることはできません。ソングの途中部分の拍子を変更するときは、SONG EDIT メニューの Insert Measureで拍子を変更した小節を挿入します(P.64)。

■音が抜ける●PMA-5 の最大同時発音数は 28音です。これを越える発音はできません。また、音色によっては1つの音色で2ボイス使いますので、そのときの最大同時発音数は減ります。

●音抜けさせたくないトラックはボイス・リザーブを設定してください(P.85)。

■値が変更できない●デモソングやプリセット・スタイルの各パラメーターは変更することができません。

■ボタンが効かない●スタイル・モードでは[LOC]はタッチしても反応しません。

●GM/GS サウンド・モジュール・モードは使用できるボタンが限定されます。

●電源を入れ直してもボタンが反応しないときは、次の操作をして下さい。

1. 一度電源を切ります

2. [VALUE]を押しながら電源を入れます。

3. キャリブレーション画面になりますのでキャリブレーションの操作をします。

4. 続いてイニシャライズ画面になりますのでイニシャライズをします。

この操作の詳細はクイック・スタートの「はじめてご使用になるときの設定」をご覧ください。

※作成したソング・データなどを消したくないときは、イニシャライズ(初期化)画面の時に[Quit]をタッチしてください。

■[ENTER]、[DEL]が点灯しない●[ENTER]、[DEL]は、基本的に操作が可能なときのみ点灯します。

■エディットができない●デモソングおよびプリセット・スタイルはエディットできません。

●エディットを実行直後に「Memory Full」表示が出るときは、エディットを実行するための空き容量が足りません。クリヤー・スタイル(Clear StyleP.71)で不要なユーザー・スタイルを消去するか、クリヤー・ソング(Clear Song P.66) でソングを消去してからエディットを実行してください。

■シーケンサーの演奏データを受信したときに全トラックが同じ音で鳴る

●ノーマル・モードでは、受信するMIDI チャンネルに関係なく、選択されているトラックの音を発音します。外部シーケンサーを接続してPMA-5 を音源として使う場合は、GM/GSサウンド・モジュール・モードにします(P.76)。GM/GSサウンド・モジュール・モードにすると 16パート・マルチティンバーのGM/GS音源として機能します。ただし、内部のシーケンサーは使うことはできません。

■Delete Measureを実行後、演奏するコードが変わってしまった

●コード・トラックには、コードが変化するタイミングにコードが書き込まれています。DeleteMeasure (P.63)で削除した小節以降にコード指定がない場合、それ以降の小節の演奏は直前のコードの指定にしたがって演奏されます。

■音が出ない●ミュート画面(P.31 P.50)でパートがミュートされている、あるいは「SOLO」をOnにしている。

●MIDI チャンネル(P.79)が送信側のMIDI 機器と合っていない。(GM/GSサウンド・モジュール・モード時)

● PMA-5 が内蔵していない音色が指定されています(「No Instrument」と表示されます)。内蔵音色に対応する正しいプログラム・チェンジ、バンク・セレクト(P.102)の値を外部MIDI 機器から送信してください。

■ステップ入力画面に表示されない●ビュー・スイッチの設定がすべてOff になっていると、ステップ入力画面には何も表示されません。ビュー・スイッチの設定表示をOnにしてください(Note を Onにするとノート情報を表示します)。

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●スタイル・トラックの入力画面ではスタイル・ネームの末尾の文字をグリッドに表示します。ユーザー・スタイルのスタイル・ネームの末尾の文字が空白(スペース)になっていると、そのスタイルはグリッドに表示されません。スタイル・ネームの末尾文字には、そのスタイルが見分けが付くような文字を書き込んでおくことをお薦めします。(P.51)

■音が止まらない●[KEY HOLD]がオンの状態です(KEY HOLD点灯)。[KEY HOLD]をタッチしてインジケーターを消灯させてください。

■クリック音が止まらない●クリック・モード(P.40)が「Always」になっています。クリック・モードの設定を「RecOnly」などにしてください。

■プレイ・ボタンをタッチしても演奏が始まらない。

●空のソングあるいは空のユーザー・スタイルが選ばれていませんか。

●ソングの最終小節になっていませんか。 をタッチ

してソングの先頭に戻してからプレイ・ボタンをタッチしてください。

●Sync Mode の設定(P.90)が「MIDI」になっているときは、接続された外部MIDI 機器からMIDI クロックを受信しないと演奏が始まりません。本体だけで演奏するときは、Sync Mode の設定を「Internal」にしてから演奏させてください。

■MIDI 端子またはコンピューター端子からデータの送受信ができない

●MIDI 端子を使用するときは、コンピュータースイッチを「MIDI」にしてください(コンピューター・スイッチは、電源を切った状態で切り換えてください)。

●コンピューター端子を使用するときは、使用するコンピュータに合わせてコンピュータ・スイッチを切り換えてください(コンピューター・スイッチは、電源を切った状態で切り換えてください)。

●送信する機器のMIDI チャンネルと受信する機器の受信チャンネルを合わせてください。

●エクスクルーシブ・メッセージを送受信するときは、送受信機器のデバイス ID ナンバーを合わせてください(P.89)。

●当社指定のコンピューター・ケーブルをご使用ください。

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エラー・メッセージ

Battery Low

原因: PMA-5 に内蔵されているメモリー・バック・アップ用の電池が消耗しています。

対応:お買いあげ店、または最寄りのローランド・サービス・ステーションにご相談の上、メモリー・バックアップ用の電池を交換してください。

Backup NG

原因: PMA-5 に記憶されたデータがバックアップされていません。

対応:タッチパネルの調整画面になりますので、調整を行ってください。調整後、イニシャライズ画面になりますので、[Exec]をタッチします。

※この操作をしても、再び「Backup NG」と表示される場合は、お買いあげ店、またはお近くのローランド・サービス・ステーションにご相談ください。

Check Sum Error

原因:受信したエクスクルーシブ・メッセージのチェック・サムが違います。

対応: PMA-5 に送信したデータの内容をチェックして、もう一度送信してください。

Memory Full

原因:リアルタイム・レコーディング、ステップ入力、各エディット操作などでシーケンサーのメモリーがいっぱいになりました。これ以上、データの書き込みやエディットはできません。

対応:不要なソングやユーザー・スタイルを消去してください(クリヤー・ソング P.66、クリヤー・スタイル P.71)。

Serial Error

原因:MIDI メッセージの送受信で何らかの問題が発生しました。

対応:接続や手順を再確認してください。

MIDI Buffer full

原因: PMA-5 が短時間で多量のMIDI データを受信したため、処理できません。

対応:多量のMIDI データを短時間で送信していないか調べてください。

MIDI Off Line

原因1: MIDI IN 端子に接続しているMIDI 機器の電源が切れた可能性があります。

対応 1 : PMA-5 に問題はありません。接続しているMIDI 機器の電源を確認してください。

原因 2: MIDI ケーブルが抜けているか断線している可能性があります。

対応2:MIDI ケーブルを調べてください。

No INSTRUMENT

原因: GM/GS サウンド・モジュール・モードのときに、PMA-5 が備えていない音色が指定されました。

対応:音色がないので、音は鳴りません。別の音色を指定してください。

No DRUM SET

原因: GM/GS サウンド・モジュール・モードのときに、PMA-5 が備えていないドラムセットが指定されました。

対応:直前に選んでいたドラムセット名が表示され、そのセットの音が鳴ります。

操作を誤ったり、操作どおりに正しく処理できなかったときは、ディスプレイにエラー・メッセージが表示されます。表示されたエラー・メッセージの指示にしたがって対処してください。

※一定時間経ってもエラー・メッセージを表示し続ける場合は、[EXIT]を押してください。元の表示に戻ります。

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ソング・モード

スタイル/ユーティリティー/MIDI モード

100

操作マップ

をタッチすると元の画面に戻ります。

Song SelectInst SelectInitial TempoKey TransposeKeyboard ControlSong TitleVoice Reserve

Song Parameter

TempoClick Mode/IntervalClick Inst/Level

Tempo/ClickSong Edit MenuCopy MeasureErase MeasureDelete MeasureInsert MeasureTranspose MeasureQuantize MeasureMerge TrackCopy SongClear SongConvert to Style

Reverb SW/Type/Level

Chorus SW/Type/Level

EFXMIXER

MUTE

LOCRec StartMarker-AMarker-BRepeat

VolumePanReverb

Send LevelChorus

Send Level

EXIT

MIX

MUTE

EFX

LOC

EDIT

で各パラメーターを選びます。

Style Parameter Utility Menu MIDI MenuStyle SelectInst SelectStyle LengthStyle NameArrange Mode

Free MemoryBatteryClear AllChain PlayMaster TuneTouch Panel CalibrationSystem Initialize

TX ChannelDevice-IDBulk DumpMIDI UpdateSync ModeGM/GS Sound Module Mode

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リアルタイム・レコーディング

ステップライト(Sequencer Tr)

ステップライト(Chord Tr, Style Tr)

SONG MODE

RECORDING

REC STANDBYREC STANDBY

REC

PLAY

REHEARSAL

STOP

STOP

REC

REC

REC STANDBY

(STYLE MODE)

STEP STANDBY

EXIT STEP

STEPEXIT

STEP WRITE

EVENT EDIT

Move EventCopy GridErase GridInsert Inst ChangeInsert EventInsert Tempo

EDIT

EXIT

SONG MODE(STYLE MODE)

SONG MODE

STEPEXIT

STEP WRITE

101

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102

インストゥルメント・リストPC CC00 インスト名 画面表示 ボイス数

Piano001 000 Piano 1 Piano 1 1

008 Piano 1w Piano 1w 2016 Piano 1d Piano 1d 1

002 000 Piano 2 Piano 2 1008 Piano 2w Piano 2w 2

003 000 Piano 3 Piano 3 1008 Piano 3w Piano 3w 2

004 000 Honky-tonk Honky. 2008 Honky-tonk w Honky.w 2

E. Piano005 000 E.Piano 1 E.Piano1 1

008 Detuned EP 1 Detuned1 2016 E.Piano 1v EP 1v 2024 60's E.Piano 60's EP 1064 FM+SA EP FM+SA EP 2065 60's EP 2 60's EP2 1066 Hard Rhodes Rhodes 2

006 000 E.Piano 2 E.Piano2 1008 Detuned EP 2 Detuned2 2016 E.Piano 2v EP 2v 2064 St.FM EP St.FM EP 2065 Bright FM EP Br.FM EP 2

Clavi007 000 Harpsichord Harpsi 1

008 Coupled Hps. Coupld H 2016 Harpsi.w Harpsi.w 2024 Harpsi.o Harpsi.o 2

008 000 Clav. Clav. 1064 Funk Clav. FunkClav 2

Chromatic percussion009 000 Celesta Celesta 1010 000 Glockenspiel Glocken 1011 000 Music Box MusicBox 1012 000 Vibraphone Vibraphn 1

008 Vib.w Vib.w 2013 000 Marimba Marimba 1

008 Marimba w Marimb.w 2014 000 Xylophone Xylophon 1015 000 Tubular-bell Tublrbel 1

008 Church Bell ChrchBel 1009 Carillon Carillon 1

016 000 Santur Santur 1

PC CC00 インスト名 画面表示 ボイス数

Organ017 000 Organ 1 Organ 1 1

008 Detuned Or.1 Detuned1 2016 60's Organ 1 60's Or1 1032 Organ 4 Organ 4 2064 SC88 Organ 1 SC88 Or1 1065 Detuned SC88 Detune88 2066 Mixed Organ Mixed Or 2067 SC88 Organ 4 SC88 Or4 1068 Even Bar Even Bar 2

018 000 Organ 2 Organ 2 1008 Detuned Or.2 Detuned2 2032 Organ 5 Organ 5 2

019 000 Organ 3 Organ 3 2064 VS Organ VS Organ 2

020 000 Church Org.1 ChrchOr1 1008 Church Org.2 ChrchOr2 2016 Church Org.3 ChrchOr3 2

021 000 Reed Organ Reed Org 1022 000 Accordion Fr Acord.Fr 2

008 Accordion It Acord.It 2023 000 Harmonica Harmnica 1024 000 Bandoneon Bandneon 2Guitar025 000 Nylon-str.Gt Nylon Gt 1

008 Ukulele Ukulele 1016 Nylon Gt.o NylnGt.o 2032 Nylon Gt.2 NylonGt2 1064 Nyln-str.Gt3 NylonGt3 1

026 000 Steel-str.Gt Steel Gt 1008 12-str.Gt 12str.Gt 2016 Mandolin Mandolin 1064 Steel-strGt2 SteelGt2 1065 12-str.Gt2 12strGt2 2066 Nylon+Steel Nyln+Stl 2

027 000 Jazz Gt. Jazz Gt. 1008 Hawaiian Gt. Hawai.Gt 1

028 000 Clean Gt. Clean Gt 1008 Chorus Gt. ChorusGt 2064 Clean Gt.2 CleanGt2 1

029 000 Muted Gt. Muted Gt 1008 Funk Gt. Funk Gt 1016 Funk Gt.2 Funk Gt2 1064 Muted Gt.2 MutedGt2 1065 Muted Gt.3 MutedGt3 2066 Pop Gt. Pop Gt. 1067 Funk Gt.3 Funk Gt3 1068 Funk Gt.4 Funk Gt4 1

030 000 Overdrive Gt OvrdrvGt 1064 Ovrdrv. Gt.2 OvdrvGt2 1065 Fdbk.Odrv.Gt FbOvdrGt 2

031 000 DistortionGt Dist.Gtr 1008 Feedback Gt. FeedbkGt 2064 Heavy Gt. Heavy Gt 1065 Fdbk. Hvy.Gt Fb.HvyGt 2066 Muted Dis.Gt MutDstGt 1067 Rock Rhythm RckRhytm 2

032 000 Gt.Harmonics GtHarmo 1008 Gt. Feedback GtFeedbk 1

PC CC00 インスト名 画面表示 ボイス数

Bass033 000 Acoustic Bs. Acous.Bs 1

064 Acoustic Bs2 AcousBs2 2065 Elctrc.Ac.Bs El.Ac.Bs 2

034 000 Fingered Bs. FingerBs 1064 Fingered Bs2 FingrBs2 1065 Funk Bass FunkBass 2066 Reggae Bass ReggaeBs 2

035 000 Picked Bs. PickedBs 1064 Picked Bs.2 Pick.Bs2 1065 Mute PickBs1 MutPkBs1 1066 Mute PickBs2 MutPkBs2 1

036 000 Fretless Bs. Fretless 1037 000 Slap Bass 1 Slap Bs1 1

064 Slap Bass 3 Slap Bs3 1065 Reso Slap ResoSlap 1066 Slap Bass 4 Slap Bs4 1

038 000 Slap Bass 2 Slap Bs2 1Syn. Bass039 000 Synth Bass 1 SynthBs1 1

001 SynthBass101 SynBs101 1008 Synth Bass 3 SynthBs3 1064 TB303 Bs 1 TB303Bs1 1065 TB303 Bs 2 TB303Bs2 1066 TB303 Bs 3 TB303Bs3 1067 P5 Bass P5 Bass 1

040 000 Synth Bass 2 SynthBs2 2008 Synth Bass 4 SynthBs4 2016 Rubber Bass RubberBs 2064 SH101 Bs 1 SH101Bs1 1065 SH101 Bs 2 SH101Bs2 1066 SH101 Bs 3 SH101Bs3 1067 Modular Bass ModulrBs 2

Orchestra041 000 Violin Violin 1

008 Slow Violin Slow Vln 1042 000 Viola Viola 1043 000 Cello Cello 1044 000 Contrabass Contrabs 1045 000 Tremolo Str TrmloStr 1046 000 PizzicatoStr Pizz.Str 1047 000 Harp Harp 1048 000 Timpani Timpani 1Strings049 000 Strings Strings 1

008 Orchestra Orchstra 2050 000 Slow Strings Slow Str 1051 000 Syn.Strings1 Syn.Str1 1

008 Syn.Strings3 Syn.Str3 2064 Syn.Strings4 Syn.Str4 2065 OB Strings OB Str. 2

052 000 Syn.Strings2 Syn.Str2 2053 000 Choir Aahs ChoirAah 1

032 Choir Aahs 2 ChoirAh2 1054 000 Voice Oohs VoiceOoh 1055 000 SynVox SynVox 1056 000 OrchestraHit Orch.Hit 2

PC: プログラム・ナンバー

CC00 : コントローラー・ナンバー 0の値(バリエーション番号)

ボイス数: インストが使用しているボイス数

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103

PC CC00 インスト名 画面表示 ボイス数

Brass057 000 Trumpet Trumpet 1058 000 Trombone Trombone 1

001 Trombone 2 Trmbone2 2059 000 Tuba Tuba 1060 000 MutedTrumpet MutedTpt 1061 000 French Horn Fr.Horn1 2

001 Fr.Horn 2 Fr.Horn2 2062 000 Brass 1 Brass 1 1

008 Brass 2 Brass 2 2Syn. Brass063 000 Synth Brass1 SynBrs.1 2

008 Synth Brass3 SynBrs.3 2016 AnalogBrass1 AnlgBrs1 2064 Synth Brass5 SynBrs.5 2065 Poly Brass Poly Brs 2066 Quack Brass QuackBrs 2067 Octave Brass OctavBrs 2

064 000 Synth Brass2 SynBrs.2 2008 Synth Brass4 SynBrs.4 1016 AnalogBrass2 AnlgBrs2 2064 Soft Brass Soft Brs 2065 Velo Brass 1 VeloBrs1 2066 Velo Brass 2 VeloBrs2 2

Reed065 000 Soprano Sax Sop.Sax 1066 000 Alto Sax Alto Sax 1067 000 Tenor Sax TenorSax 1068 000 Baritone Sax Bari.Sax 1069 000 Oboe Oboe 1070 000 English Horn Eng.Horn 1071 000 Bassoon Bassoon 1072 000 Clarinet Clarinet 1Pipe073 000 Piccolo Piccolo 1074 000 Flute Flute 1075 000 Recorder Recorder 1076 000 Pan Flute PanFlute 1077 000 Bottle Blow BttleBlw 2078 000 Shakuhachi Shaku 2079 000 Whistle Whistle 1080 000 Ocarina Ocarina 1Syn. Lead081 000 Square Wave SquarWav 2

001 Square Square 1008 Sine Wave SineWave 1

082 000 Saw Wave Saw Wave 2001 Saw Saw 1008 Doctor Solo Dr.Solo 2064 Big Lead Big Lead 2065 Waspy Synth WaspySyn 2

083 000 Syn.Calliope SynCalio 2084 000 Chiffer Lead Chiffer 2085 000 Charang Charang 2

064 Dist. Lead 1 Dist.Ld1 2065 Dist. Lead 2 Dist.Ld2 2066 Funk Lead FunkLead 2

086 000 Solo Vox Solo Vox 2087 000 5th Saw Wave 5th Saw 2

064 Big Fives BigFives 2088 000 Bass & Lead Bs.&Lead 2

064 Big & Raw Big&Raw 2065 Fat & Perky Fat&Prky 2

PC CC00 インスト名 画面表示 ボイス数

Syn. Pad089 000 Fantasia Fantasia 2090 000 Warm Pad Warm Pad 1

064 Thick Pad ThickPad 2065 Horn Pad Horn Pad 2

091 000 Polysynth Polysyn 2064 80's PolySyn 80'sPoly 2

092 000 Space Voice SpaceVox 1093 000 Bowed Glass Bow.Glas 2094 000 Metal Pad MetalPad 2

064 Panner Pad PannrPad 2095 000 Halo Pad Halo Pad 2096 000 Sweep Pad SweepPad 1

064 Polar Pad PolarPad 1065 Converge Converge 1

Syn. SFX097 000 Ice Rain Ice Rain 2098 000 Soundtrack Soundtrk 2

064 Ancestral Ancestrl 2065 Prologue Prologue 2

099 000 Crystal Crystal 2001 Syn Mallet SynMalet 1

100 000 Atmosphere Atmsphre 2101 000 Brightness Britenis 2102 000 Goblin Goblin 2103 000 Echo Drops EchoDrop 1

001 Echo Bell EchoBell 2002 Echo Pan EchoPan1 2064 Echo Pan 2 EchoPan2 2065 Big Panner BigPannr 2066 Reso Panner ResPannr 2

104 000 Star Theme StarThme 2Ethnic misc105 000 Sitar Sitar 1

001 Sitar 2 Sitar 2 2106 000 Banjo Banjo 1107 000 Shamisen Shamisen 1108 000 Koto Koto 1

008 Taisho Koto Taisho K 2109 000 Kalimba Kalimba 1110 000 Bagpipe Bagpipe 1111 000 Fiddle Fiddle 1112 000 Shanai Shanai 1Percussive113 000 Tinkle Bell TinklBel 1114 000 Agogo Agogo 1115 000 Steel Drums SteelDrm 1116 000 Woodblock Woodblck 1

008 Castanets Castanet 1117 000 Taiko Taiko 1

008 Concert BD ConcrtBD 1118 000 Melo. Tom 1 MeloTom1 1

008 Melo. Tom 2 MeloTom2 1119 000 Synth Drum SynthDrm 1

008 808 Tom 808 Tom 1009 Elec Perc. ElecPerc 1

120 000 Reverse Cym. RevrsCym 1

PC CC00 インスト名 画面表示 ボイス数

Guitar Bass FX121 000 Gt.FretNoise FretNoiz 1

001 Gt.Cut Noise CutNoise 1002 String Slap Str.Slap 1064 Wah Brush Gt Wah Gt. 1065 Gt. Slide Gt.Slide 1066 Gt. Scratch GtScrtch 1067 Bass Slide Bs.Slide 1

SFX122 000 Breath Noise BrthNoiz 1

001 Fl.Key Click KeyClick 1123 000 Seashore Seashore 1

001 Rain Rain 1002 Thunder Thunder 1003 Wind Wind 1004 Stream Stream 2005 Bubble Bubble 2

124 000 Bird Bird 2001 Dog Dog 1002 Horse-Gallop HrsGalop 1003 Bird 2 Bird 2 1

125 000 Telephone 1 Telephn1 1001 Telephone 2 Telephn2 1002 DoorCreaking DoorCrek 1003 Door Door 1004 Scratch Scratch 1005 Wind Chimes WndChime 2

126 000 Helicopter Helicptr 1001 Car-Engine CarEngin 1002 Car-Stop Car-Stop 1003 Car-Pass Car-Pass 1004 Car-Crash CarCrash 2005 Siren Siren 1006 Train Train 1007 Jetplane Jetplane 2008 Starship Starship 2009 Burst Noise BrstNoiz 2064 Random Random 1

127 000 Applause Applause 2001 Laughing Laughing 1002 Screaming Screming 1003 Punch Punch 1004 Heart Beat HartBeat 1005 Footsteps Footstep 1

128 000 Gun Shot Gun Shot 1001 Machine Gun MachnGun 1002 Lasergun Lasergun 1003 Explosion Explosin 2

✛✛

PC: プログラム・ナンバー

CC00 : コントローラー・ナンバー 0の値(バリエーション番号)

ボイス数: インストが使用しているボイス数

✛ : 打楽器や効果音なので、音階のついた演奏はできません。C4(ノート・ナンバー60)付近で使用してください。

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104

ドラムセット・リスト

PC 1 / PC33 PC9 PC17 PC25 PC26 PC41 PC49 PC57Standard Set/Jazz Set Room Set Power Set Electronic Set TR-808 Set Brush Set Orchestra Set SFX Set

High Q ← ← ← ← ← Closed Hi-hat [EXC1] ----Slap ← ← ← ← ← Pedal Hi-hat [EXC1] ----Scratch Push [EXC7] ← ← ← ← ← Open Hi-hat [EXC1] ----Scratch Pull [EXC7] ← ← ← ← ← Ride Cymbal1 ----Sticks ← ← ← ← ← ← ----Square Click ← ← ← ← ← ← ----Metronome Click ← ← ← ← ← ← ----Metronome Bell ← ← ← ← ← ← ----Kick 2 / Jazz Kick2 ← ← ← ← Jazz Kick2 Concert BD2 ----Kick 1 / Jazz Kick1 ← Mondo Kick Elec Kick 808 Kick Jazz Kick1 Concert BD1 ----Side Stick ← ← ← 808 Rim Shot ← ← ----Snare Drum1 ← Gated Snare Elec Snare 808 Snare Brush Tap Concert SD ----Hand Clap ← ← ← ← Brush Slap Castanets High QSnare Drum2 ← ← Gated Snare ← Brush Swirl Concert SD SlapLow Tom2 Room Low Tom2 Room Low Tom2 Elec Low Tom2 808 Low Tom2 ← Timpani F Scratch Push [EXC7]Closed Hi-Hat [EXC1] ← ← ← 808 CHH [EXC1] ← Timpani F# Scratch Pull [EXC7]Low Tom1 Room Low Tom1 Room Low Tom1 Elec Low Tom1 808 Low Tom1 ← Timpani G SticksPedal Hi-Hat [EXC1] ← ← ← 808 CHH [EXC1] ← Timpani G# Square ClickMid Tom2 Room Mid Tom2 Room Mid Tom2 Elec Mid Tom2 808 Mid Tom2 ← Timpani A Metronome ClickOpen Hi-Hat [EXC1] ← ← ← 808 OHH [EXC1] ← Timpani A# Metronome BellMid Tom1 Room Mid Tom1 Room Mid Tom1 Elec Mid Tom1 808 Mid Tom1 ← Timpani B Guitar Fret NoiseMid Tom2 Room Hi Tom2 Room Hi Tom2 Elec Hi Tom2 808 Hi Tom2 ← Timpani C Guitar cutting noise/upCrash Cymbal1 ← ← ← 808 Cymbal ← Timpani C# Guitar cutting noise/downHigh Tom1 Room Hi Tom1 Room Hi Tom1 Elec Hi Tom1 808 Hi Tom1 ← Timpani D String slap of double bassRide Cymbal1 ← ← ← ← ← Timpani D# Fl.Key ClickChinese Cymbal ← ← Reverse Cymbal ← ← Timpani E LaughingRide Bell ← ← ← ← ← Timpani F ScreamTambourine ← ← ← ← ← ← PunchSplash Cymbal ← ← ← ← ← ← Heart BeatCowbell ← ← ← 808 Cowbell ← ← Footsteps1Crash Cymbal2 ← ← ← ← ← Concert Cymbal2 Footsteps2Vibra-slap ← ← ← ← ← ← Applause ✛Ride Cymbal2 ← ← ← ← ← Concert Cymbal1 Door CreakingHigh Bongo ← ← ← ← ← ← DoorLow Bongo ← ← ← ← ← ← ScratchMute High Conga ← ← ← 808 High Conga ← ← Wind Chimes ✛Open High Conga ← ← ← 808 Mid Conga ← ← Car-Engine Low Conga ← ← ← 808 Low Conga ← ← Car-StopHigh Timbale ← ← ← ← ← ← Car-PassLow Timbale ← ← ← ← ← ← Car-Crash ✛High Agogo ← ← ← ← ← ← SirenLow Agogo ← ← ← ← ← ← TrainCabasa ← ← ← ← ← ← Jetplane ✛Maracas ← ← ← 808 Maracas ← ← HelicopterShort Hi Whistle [EXC2] ← ← ← ← ← ← Starship ✛Long Low Whistle [EXC2] ← ← ← ← ← ← Gun ShotShort Guiro [EXC3] ← ← ← ← ← ← Machine GunLong Guiro [EXC3] ← ← ← ← ← ← LasergunClaves ← ← ← 808 Claves ← ← Explosion ✛High Wood Block ← ← ← ← ← ← DogLow Wood Block ← ← ← ← ← ← Horse-GallopMute Cuica [EXC4] ← ← ← ← ← ← Birds ✛Open Cuica [EXC4] ← ← ← ← ← ← Rain ✛Mute Triangle [EXC5] ← ← ← ← ← ← ThunderOpen Triangle [EXC5] ← ← ← ← ← ← WindShaker ← ← ← ← ← ← SeashoreJingle Bell ← ← ← ← ← ← Stream ✛Bell Tree ← ← ← ← ← ← Bubble ✛Castanets ← ← ← ← ← ← ----Mute Surdo [EXC6] ← ← ← ← ← ← ----Open Surdo [EXC6] ← ← ← ← ← ← ----

ドラムセット・リスト (1) SC-55 ドラムセット

PC: プログラム・ナンバー(ドラム・セット番号)

←: Standard Set (PC 1)の打楽器音と同じ

----: 音は鳴らない

✛: 使用ボイス数が 2の打楽器音

[EXC]: 同じ EXC番号の打楽器音は同時に鳴らない

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C3

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105

PC65 PC66 PC73 PC81 PC89 PC97 PC105Standard2 Set Standard3 Set Room2 Set Power2 Set TR-808/909 Set Jazz2 Set Brush2 Set

Bass Slide ←← ←← ←← ←← ←← ←←Guiter Scratch ←← ←← ←← ←← ←← ←←Guiter Slide ←← ←← ←← ←← ←← ←←Guitar cutting noise/down ←← ←← ←← ←← ←← ←←Guitar cutting noise/up ←← ←← ←← ←← ←← ←←Wah Guitar cutting down1 ←← ←← ←← ←← ←← ←←Wah Guitar cutting up1 ←← ←← ←← ←← ←← ←←Wah Guitar cutting down2 ←← ←← ←← ←← ←← ←←Wah Guitar cutting up2 ←← ←← ←← ←← ←← ←←High Q ←← ←← ←← ←← ←← ←←Slap ←← ←← ←← ←← ←← ←←Scratch Push [EXC7] ←← ←← ←← ←← ←← ←←Scratch Pull [EXC7] ←← ←← ←← ←← ←← ←←Sticks ←← ←← ←← ←← ←← ←←Square Click ←← ←← ←← ←← ←← ←←Metronome Click ←← ←← ←← ←← ←← ←←Metronome Bell ←← ←← ←← ←← ←← ←←Dry Kick Jazz Kick3 Room Kick Boing Kick 909 Kick Loose Kick Loose KickAcoustic Kick ←← Solid Kick Gated Kick 808 Kick Jazz Kick3 Soft KickAmbient Side Stick ←← ←← ←← 808 Rim Shot ←← Side Stick Real Snare L.A. Fat Snare Hard Snare Power Snare 808 Snare ←← Brush TapHand Clap ←← ←← ←← ←← ←← Brush SlapRim Shot Tight Snare Whack Snare 90's Snare 909 Snare Tight Snare Brush SwirlReal Low Tom2 ✛ ←← ←← Room Low Tom2 808 Low Tom2 Low Tom2 Brush Low Tom2 ✛Real Closed Hi-Hat [EXC1] ←← ←← ←← 808 CHH [EXC1] Closed Hi-Hat [EXC1] Closed Hi-Hat [EXC1]Real Low Tom1 ✛ ←← ←← Room Low Tom1 808 Low Tom1 Low Tom1 Brush Low Tom1 ✛Real Pedal Hi-Hat [EXC1] ←← ←← ←← 808 CHH [EXC1] Pedal Hi-Hat [EXC1] Pedal Hi-Hat [EXC1]Real Mid Tom2 ✛ ←← ←← Room Mid Tom2 808 Mid Tom2 Mid Tom2 Brush Mid Tom2 ✛Real Open Hi-Hat [EXC1] ←← ←← ←← 808 OHH [EXC1] Open Hi-Hat [EXC1] Open Hi-Hat [EXC1]Real Mid Tom1 ✛ ←← ←← Room Mid Tom1 808 Mid Tom1 Mid Tom1 Brush Mid Tom1 ✛Real High Tom2 ✛ ←← ←← Room Hi Tom2 808 High Tom2 High Tom2 Brush High Tom2 ✛Crash Cymbal1 ←← ←← ←← 808 Cymbal ←← ←←Real High Tom1 ✛ ←← ←← Room Hi Tom1 808 High Tom1 High Tom1 Brush High Tom1 ✛Ride Cymbal1 ←← ←← ←← ←← ←← ←←Chinese Cymbal ←← ←← ←← ←← ←← ←←Ride Bell 2 ←← ←← ←← ←← ←← ←←Tambourine ←← ←← ←← ←← ←← ←←Splash Cymbal ←← ←← ←← ←← ←← ←←Cowbell ←← ←← ←← 808 Cowbell ←← ←←Crash Cymbal2 ←← ←← ←← ←← ←← ←←Vibra-slap ←← ←← ←← ←← ←← ←←Ride Cymbal2 ←← ←← ←← ←← ←← ←←High Bongo ←← ←← ←← ←← ←← ←←Low Bongo ←← ←← ←← ←← ←← ←←Mute High Conga ←← ←← ←← 808 High Conga ←← ←←Open High Conga ←← ←← ←← 808 Mid Conga ←← ←←Low Conga ←← ←← ←← 808 Low Conga ←← ←←High Timbale ←← ←← ←← ←← ←← ←←Low Timbale ←← ←← ←← ←← ←← ←←High Agogo ←← ←← ←← ←← ←← ←←Low Agogo ←← ←← ←← ←← ←← ←←Cabasa ←← ←← ←← ←← ←← ←←Maracas ←← ←← ←← 808 Maracas ←← ←←Short Hi Whistle [EXC2] ←← ←← ←← ←← ←← ←←Long Low Whistle [EXC2] ←← ←← ←← ←← ←← ←←Short Guiro [EXC3] ←← ←← ←← ←← ←← ←←Long Guiro [EXC3] ←← ←← ←← ←← ←← ←←Claves ←← ←← ←← 808 Claves ←← ←←High Wood Block ←← ←← ←← ←← ←← ←←Low Wood Block ←← ←← ←← ←← ←← ←←Mute Cuica [EXC4] ←← ←← ←← ←← ←← ←←Open Cuica [EXC4] ←← ←← ←← ←← ←← ←←Mute Triangle [EXC5] ←← ←← ←← ←← ←← ←←Open Triangle [EXC5] ←← ←← ←← ←← ←← ←←Shaker ←← ←← ←← ←← ←← ←←Jingle Bell ←← ←← ←← ←← ←← ←←Bell Tree ←← ←← ←← ←← ←← ←←Castanets ←← ←← ←← ←← ←← ←←Mute Surdo [EXC6] ←← ←← ←← ←← ←← ←←Open Surdo [EXC6] ←← ←← ←← ←← ←← ←←

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C2

C1

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C4

C5

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19

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21

18

20

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PC: プログラム・ナンバー(ドラム・セット番号)

←←: Standard2 Set (PC 65) の打楽器音と同じ

----: 音は鳴らない

✛: 使用ボイス数が 2の打楽器音

[EXC]: 同じ EXC番号の打楽器音は同時に鳴らない

ドラムセット・リスト (2) PMA-5 オリジナル・ドラムセット

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106

プリセット・スタイル・リストスタイルNo. カテゴリー スタイル・ネーム 説 明 テンポ 拍子 タイプ

P001 Rock Rock1 -I 80年代風アメリカン・ロック1 120 4/4 7thP007 Rock Rock2 -I 80年代風アメリカン・ロック2 118 4/4 7thP013 Rock Rock3 -I オーソドックスなアメリカン・ロック 100 4/4 MP019 Rock SlowR -I スローな16ビートのヘビー・ロック 72 4/4 mP025 Rock MixdR -I ミックスチャード・ロック 103 4/4 7thP031 Rock FunkR -I ファンク・ロック 103 4/4 mP037 Rock BritR -I 70年代風ブリティッシュ・ロック 140 4/4 7thP043 Rock GlamR -I グラム・ロック 110 4/4 7thP049 Rock A.O.R.-I アダルト・オリエンテッド・ロック 113 4/4 MP055 Rock 16btR -I シンプルな16ビート・ロック 112 4/4 mP061 Rock Sfl'R -I シャッフル・ロック 120 4/4 7thP067 Rock 8bt'R -I シンプルな8ビート・ロック 140 4/4 7thP073 Rock Aco'R -I アコースティック・ロック 120 4/4 MP079 Rock ElecR -I 80年代中期のエレクトロニック・ロック 130 4/4 MP085 Hard Rock FastHR-I アップテンポのシャッフル・ハードロック 190 4/4 mP091 Hard Rock FnkyHR-I ファンキーなハードロック 100 4/4 7thP097 Hard Rock DeepHR-I オーソドックスな8ビート・ハードロック 150 4/4 mP103 Metal Spd!HM-I スピード・メタル 236 4/4 mP109 Metal Hrd!HM-I ハードコア・メタル 126 4/4 7thP115 Metal ThrsHM-I スラッシュ・メタル 195 4/4 mP121 Ballad Pf1Bld-I 4分打ちピアノのバラード 66 4/4 MP127 Ballad Pf2Bld-I ピアノ・アルペジオのバラード 55 4/4 MP133 Ballad AG1Bld-I ギター・アルペジオのバラード 60 4/4 MP139 Ballad AG2Bld-I スローなフォーク風バラード 80 4/4 mP145 Ballad 16bBld-I コンテンポラリーR&B風バラード 75 4/4 MP151 Ballad 808Bld-I TR-808をフィーチャーしたバラード 82 4/4 MP157 R&B M'town-I 4分打ちスネアのデトロイト・サウンド 125 4/4 7thP163 R&B Gospel-I ゴスペル 152 6/4 7thP169 R&B 6/8R&B-I 6/8拍子のオーソドックス・ソウル 64 4/4 MP175 R&B N.Soul-I シャッフル・ビートのノーザン・ソウル 150 4/4 7thP181 R&B S.Soul-I アップ・テンポのサザン・ソウル 165 4/4 7thP187 Blues Blues1-I スロー・テンポのブルース 55 4/4 7thP193 Blues Blues2-I ミディアム・テンポのシャッフル・ブルース 120 4/4 7thP199 Pop ElePop-I エレクトリック・ポップ 100 4/4 MP205 Pop PopFnk-I ポップ・ファンク 96 4/4 7thP211 Pop Pop'n -I ポップン・ロール 118 4/4 7thP217 Pop ScrPop-I サウンド・トラック風ポップ 120 4/4 MP223 Pop PopWlz-I エレガントなポップ・ワルツ 120 3/4 MP229 Pop JpPop -I 歌謡曲風ポップス 115 4/4 MP235 R&R Oldies-I オールディーズ 130 4/4 MP241 R&R SurfR -I サーフィン・ロック 151 4/4 mP247 R&R Rock'n-I ロカビリー 160 4/4 7thP253 Country C'Folk-I アコースティック・ギターのラグタイム風フォーク 72 4/4 MP259 Country C'Wltz-I カントリー・ワルツ 86 3/4 MP265 Country C'Rock-I カントリー・ロック 106 4/4 MP271 Country Train -I トレインビート 140 4/4 MP277 Country Blgrs -I ブルーグラス 155 4/4 7thP283 Jazz Combo -I コンボ・スタイル 150 4/4 7thP289 Jazz JzWltz-I ジャズ・ワルツ 160 6/4 MP295 Jazz BigBnd-I ビッグ・バンド・スタイル 130 4/4 7thP301 Jazz SoulJz-I ソウル・ジャズ 114 4/4 mP307 Jazz JzBld -I ジャズ・バラード 70 4/4 M

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107

スタイルNo. カテゴリー スタイル・ネーム 説 明 テンポ 拍子 タイプ

P313 Fusion LiteFs-I ラテン・フレーバーの漂うライト・フュージョン 90 4/4 MP319 Fusion FunkFs-I ファンク・フュージョン 112 4/4 7thP325 Fusion TechFs-I キメの多いジャパニーズ・フュージョン 107 4/4 7thP331 Fusion BGM?Fs-I BGM風 16ビート・フュージョン 83 4/4 mP337 Fusion HardFs-I アクロバットなハードコア・ジャズ風フュージョン 120 4/4 7thP343 Fusion CtmpFs-I エレピをフィーチャーしたソウルフル・フュージョン100 4/4 MP349 Fusion DancFs-I スラップ・ベースのダンサブル・フュージョン 105 4/4 7thP355 Dance Funky -I 70年代風ファンキー・ソウル 106 4/4 7thP361 Dance FnkP/F-I 70年代風コズミック・ファンク 108 4/4 7thP367 Dance FnkTOP-I ウェスト・コースト・ファンク 110 4/4 7thP373 Dance Disco1-I 70年代風ディスコ1 112 4/4 MP379 Dance Disco2-I 70年代風ディスコ2 120 4/4 mP385 Dance EuroBt-I ユーロビート 123 4/4 MP391 Dance N.J.S.-I ニュー・ジャック・スウィング 108 4/4 mP397 Dance GrndBt-I グランド・ビート 110 4/4 7thP403 Dance JzFunk-I ジャズ・ファンク 125 4/4 mP409 Dance UKacid-I U.K.ジャズ 86 4/4 mP415 Dance House -I ハウス 114 4/4 mP421 Dance HipHop-I オーソドックスなヒップホップ 92 4/4 7thP427 Dance GngRap-I ギャングスタ・ラップ 90 4/4 mP433 Dance HpHpJz-I ヒップホップ・ジャズ 96 4/4 7thP439 Dance Techno-I 90年代風テクノ 132 4/4 mP445 Dance Jungle-I ジャングル 164 4/4 MP451 Dance DHRegg-I ダンス・ホール・レゲエ 90 4/4 7thP457 Reggae Reggae-I オーソドックスなレゲエ 132 4/4 mP463 Reggae SflReg-I シャッフル・レゲエ 125 4/4 MP469 Reggae Ska -I スカ 132 4/4 MP475 Reggae Soka -I ソカ 123 4/4 MP481 Latin Mambo -I マンボ 110 4/4 mP487 Latin Samba -I サンバ 110 4/4 MP493 Latin Rhumba-I ルンバ 109 4/4 MP499 Latin Songo -I ソンゴ 110 4/4 7thP505 Latin Salsa -I サルサ 108 4/4 7thP511 Latin Bossa -I ボサノバ 120 4/4 MP517 Latin Mernge-I メレンゲ 122 4/4 MP523 Latin Afro -I アフロ・キューバン 90 4/4 7thP529 World Begn -I ビギン 124 4/4 MP535 World ChaCha-I チャチャ 135 4/4 MP541 World Foxtrt-I フォックストロット 184 4/4 MP547 World March -I マーチ 120 4/4 MP553 World Polka -I ポルカ 120 4/4 mP559 World Tango -I タンゴ 120 4/4 mP565 World Waltz -I ワルツ 180 3/4 MP571 World Vienna-I ウィンナー・ワルツ 180 3/4 MP577 World Dixie -I ディキシーランド 162 4/4 MP583 World Ragtim-I ラグタイム 105 4/4 7thP589 Enka Enka1 -I 16ビートの演歌 90 4/4 mP595 Enka Enka2 -I 3連系の演歌 80 4/4 M

※ 各スタイルのディビジョンは、Intro, MainA, fill1, MainB, fill2, Ending という順序でスタイル・ナンバーが付けられています。このリストでは、Intro のスタイル・ナンバーだけを表記しています。

※ 「タイプ」欄の「M」「m」「7th」は、元の演奏データの中で主に使われているコード・タイプです。スタイル演奏させるときに、この「タイプ」と同類のコード・タイプを選ぶと、よりスタイルの特徴を生かした演奏ができます。

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コード変換が可能なコード・タイプ(26種類 + N.C)の構成音は次のようになっています。ルートが「C」のときのコード・タイプです。

N.C(ノン・コード・タイプ)は、コード変換することなくスタイルの演奏データをそのまま演奏させるときに使います。プリセット・スタイルの演奏データ(主にイントロやエンディング)は、それ自身でコード進行を持っています。N.C を指定することで、コード進行のある演奏をさせることができます。

108

コード・タイプ表

M9

M7

7(+9)

Maj

6

7

7( 5)

7(13)

7( 9)

6(9)

m6

m6(9)

9

add9

madd9

mM9

m

mM7

m7(9)

dim

sus4

aug

aug7

N.C (--)

m7

m7( 5)

7sus4

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109

コンピューター・ケーブル配線図

6 7 8

3 4 5

1 2

6 7 8

3 4 5

1 2

6 7 8

3 4 5

1 2

mini DIN, 8-pin, オス mini DIN, 8-pin, オス

mini DIN, 8-pin, オス

D-sub, 25-pin, メス

1 13

14 25

mini DIN, 8-pin, オス mini DIN, 8-pin, オス

1 HSKo2 HSKi3 TXD-4 GND5 RXD-6 TXD+7 GPi8 RXD+

HSKo 1HSKi 2TXD- 3GND 4RXD- 5TXD+ 6GPi 7RXD+ 8

6 7 8

3 4 5

1 2

mini DIN, 8-pin, オス

D-sub, 9-pin, メス

mini DIN, 8-pin, オス D-sub, 9-pin, メス

HSKo 1HSKi 2TXD- 3GND 4RXD- 5

7 RTS8 CTS3 TXD5 GND2 RXD

5 1

9 6

13 1

25 14

6 7 8

3 4 5

1 2

mini DIN, 8-pin, オス

D-sub, 25-pin, オス

Apple Macintosh 用(別売: RSC-15APL)

IBM PC/AT 用 (9 ピン)(別売: RSC-15AT)

IBM PC/AT 用 (25 ピン)

NEC PC98 用 (25 ピン)(別売:RSC-15N)

mini DIN, 8-pin, オス D-sub, 25-pin, オス

HSKo 1HSKi 2TXD- 3GND 4RXD- 5

4 RTS5 CTS2 TXD7 GND3 RXD

mini DIN, 8-pin, オス D-sub, 25-pin, メス

HSKo 1HSKi 2TXD- 3GND 4RXD- 5

4 RTS5 CTS2 TXD7 GND3 RXD

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MIDI(ミディと読みます)とは、Musical InstrumentsDigital Interface の略です。MIDI を使うことにより、1台の MIDI キーボードで複数の楽器を鳴らす、複数のMIDI楽器をアンサンブルで演奏する、曲の演奏の進行にあわせて自動的に設定を変更する、などが可能です。MIDI 規格は世界で共通の規格であり、例えば「ホールド・ペダルを踏んだ」という情報は、メーカーや楽器の種類が異なってもその機能を持っている楽器であれば共通に使用できます。

PMA-5 は本体のみで使用する場合、必ずしもMIDI の知識は必要ありません。MIDI キーボードを使って PMA-5にレコーディングするときや、外部シーケンサーを使って PMA-5 を鳴らす場合は、以下の説明をお読みになることをおすすめします。

MIDI 端子について

・MIDI IN

外部MIDI 機器から情報を受け取る端子です。MIDI キーボードや外部シーケンサーから送られてきた演奏情報等を受け取り、PMA-5 の楽器音を鳴らしたり設定を変更したりすることができます。

・MIDI OUT

その楽器が出す演奏等の情報をこの端子から送り出します。PMA-5 はMIDI OUT からタッチ・キーボードあるいはシーケンサーの演奏情報を送信したり、ソングやスタイルの内容を保存するための情報(バルク・データ)を送信するために使います。

・MIDI THRU

MIDI IN から受信した情報をそのまま送り出す端子で、複数のMIDI 楽器を同時に使用するとき使います。

※ PMA-5 にはこの端子はありません。

コンピューター端子について

コンピューター端子を持っていないMIDI 機器とコンピューターを接続する場合、コンピューターにMIDI インターフェース(MIDI メッセージ入出力機器)を接続し、それ

とMIDI 機器を接続していました。PMA-5 はコンピューターからの出力をそのまま受信する機能を内蔵しているので、コンピューター用のケーブルで直接接続して使うことができます。

また、コンピューター端子はMIDI 端子の IN と OUTの両方の機能を 1本でこなします。

MIDI チャンネルとマルチ・ティンバー音源

MIDI ではたくさんの演奏情報を 1 本の MIDI ケーブルで送ります。これを可能にしているのがMIDI チャンネルです。MIDI チャンネルを使うことで、たくさんの情報の中から必要とする情報をチャンネルで分けて選ぶことができます。

MIDI チャンネルはテレビのチャンネルと似ています。テレビでチャンネルを変えると、いろいろな放送局の番組を見ることができます。これは、送られてきたいくつかの放送局の情報をテレビで選択しているためです。MIDIでも同様に、送られてきた情報の中からその機種に必要な情報を選んで使用します。

MIDI チャンネルには 1 から 16 までのチャンネルがあります。送り手の送信チャンネルのなかで必要なチャンネルだけを使うように受信側で設定しておきます。

IN THRU MIDI OUT

COMPUTER

コンピューター端子

放送局 A 放送局 B 放送局 C

アンテナからのケーブルには、いろいろな 放送局のテレビ情報が通っています。

見たい放送局のチャンネルに合わせます。

110

MIDI について

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下の図例で、送信側は 1 チャンネルと 2 チャンネルを送信しますが、音源 Aは 2 チャンネルだけを、音源 Bは 1チャンネルだけを受信するように設定しておきます。

こうすることにより音源 Aはギター、音源 Bはベースといったアンサンブル演奏が可能になります。

PMA-5 を音源モジュールとして使用する「サウンド・モジュール・モード」では、1台の PMA-5 で最大 16 チャンネル分の楽器音を鳴らすことができます。PMA-5 のように 1 台で複数のチャンネルを受信し、それぞれ別々の演奏ができる音源モジュールのことを「マルチ・ティンバー音源モジュール」といいます。

PMA-5で扱うMIDI について

<2つのモード>PMA-5 は通常のモード(ノーマル・モード)以外に、音源モジュールとして使うためのモード(サウンド・モジュール・モード)があります。これは外部のシーケンサーやコンピューター等で PMA-5 を鳴らすときのモードで、ノーマル・モードの時とは受信可能なメッセージが変わります。

○ノーマル・モード

シーケンサーと音源モジュールの両方の機能が働き、PMA-5 単体で 8トラック(8パート)の演奏をさせることができます。このモードでは、受信するMIDI チャンネルに関係なく選択されているトラックの音色だけを発音(または録音)します。

○GM/GSサウンド・モジュール・モード

PMA-5 が 16 パートの GM/GS 音源モジュールとして働きます。このモードにすると、受信したMIDI チャンネルに対応したパートが発音します。外部シーケンサーを使って、市販のミュージック・データや、他の GM/GS 音源を鳴らすために作られたデータを再生できます。

受信するMIDI メッセージ

PMA-5 で使用できるMIDI メッセージです。各MIDI メッセージの後ろに「★」の付いたものはサウンド・モジュール・モード時にのみ受信可能なものです。

●ノート・メッセージ

鍵盤の操作を伝えるメッセージです。

・ノート・ナンバー弾いた鍵盤の音程を知らせます

・ノート・オン打鍵したことを知らせます

・ノート・オフ離鍵したことを知らせます

・ベロシティーノーマル・モードでは鍵盤を叩く強さを 8 段階、サウンド・モジュール・モードでは 127 段階に分けて知らせますノーマルモード時のベロシティーは、MIDI IN 端子やコンピューター端子で受信したベロシティーを下記のように 8段階に振り分けます。

PMA-5 への PMA-5 での入力値 ベロシティー

1 — 24 125 — 40 241 — 55 356 — 70 471 — 85 586 — 100 6101 — 114 7115 — 127 8

サウンド・モジュール・モードは 127 段階のベロシティーに対応します。

●プログラム・チェンジ ★

音色を選択するために使用します。PMA-5 のインスト・ナンバーの 1から 128 番はプログラム・ナンバーに対応しています。それ以上の数の音色を扱う場合はバンク・セレクト(コントロール・チェンジ 0 番)をあわせて使用します。

インスト・ナンバー 001 A.Piano 002 .A.Piano2 003 A.Piano3

プログラム・ナンバー 1 2 3

●ピッチ・ベンド・コントロール

音程を変化させるためのメッセージです。

多くのMIDI キーボードではピッチ・ベンド・レバー(ピッチ・ベンド・ホイール)を操作すると、このメッセージが送信されます。

MIDI OUT MIDI IN MIDI THRU

MIDI IN

送信チャンネル:2 受信チャンネル:2

受信チャンネル:1

音源 A

音源 B

MIDI キーボード

MIDI OUT MIDI IN MIDI THRU

MIDI IN

送信チャンネル:1 受信チャンネル:2

受信チャンネル:1

音源 A

音源 B

MIDI キーボード

図 1

図 2

111

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●コントロール・チェンジ・メッセージ

・バンク・セレクト(コントロール・チェンジ 0番、32番) ★

音色を選ぶためのメッセージです。プログラム・チェンジで選択できる数が 128 個までなので、それ以上の音色数のある機種はこのメッセージを使って選択します。

(例)プログラム・チェンジ 5 番、バンク・セレクト 24番の「60'sE.Piano」を選択したいときは、下記の順にPMA-5 へ送信します。

コントロール・チェンジ0番 = 24

プログラム・チェンジ = 5

・モジュレーション(コントロール・チェンジ 1番)

ビブラート効果を得るためのメッセージです。大きな値を送るほど音程の揺れが大きくなります。

・ポルタメント・タイム(コントロール・チェンジ5番) ★

ポルタメント効果(前に弾いたキーから次に弾いたキーの間の音程をなめらかにつなぐ効果)がオンの時、変化が始まってから終わるまでの時間を設定できます。

ポルタメント効果のオン・オフはポルタメント(コントロール・チェンジ 65番)を使います。

・データ・エントリー(コントロール・チェンジ 6 番、38番) ★

NRPN や RPN(次ページ参照)と組み合わせて使用します。

・メイン・ボリューム(コントロール・チェンジ 7番)

音量を調整するメッセージです。主に各パート間の音量バランスを調整するのに使います。

・パンポット(コントロール・チェンジ 10番)

ステレオ再生する場合の音の定位を調整します。値 = 0で最も左、値 = 64 で中央、値 = 127 で最も右に定位します。

・エクスプレッション(コントロール・チェンジ 11番)

音量を調整するメッセージです。主に曲中で音量の抑揚をつけるのに使います。

・ホールド(コントロール・チェンジ 64番)

ホールド・ペダルの操作をしたとき、このメッセージが送信されます。

コントロール・チェンジの値は、0から 63 の間はどの値を受信してもオフ、64から 127 はオンになります。

・ポルタメント(コントロール・チェンジ 65番) ★

ポルタメント効果のオン・オフを設定します。コントロール・チェンジの値は、0から 63 の間はどの値を受信してもオフ、64から 127 はオンになります。

・ソステヌート(コントロール・チェンジ 66番) ★

ペダルを踏んだ瞬間に弾いていた音のみを持続させるメッセージです。

コントロール・チェンジの値は、0から 63 の間はどの値を受信してもオフ、64から 127 はオンになります。

・ソフト・ペダル(コントロール・チェンジ 67番) ★

柔らかい音質にしたいとき使用します。ペダルを踏んでいる間は柔らかい音質になり、離すと元に戻ります。

コントロール・チェンジの値は、0から 63 の間はどの値を受信してもオフ、64から 127 はオンになります。

・ポルタメント・コントロール(コントロール・チェンジ 84番) ★

ポルタメント効果を得るためには、まず最初に1音鳴らしてから次の音を鳴らしたときに効果が現れます。最初の 1 音を弾くかわりにこのメッセージで音程指定を代用することもできます。

これにより、一番最初に弾く音にもポルタメント効果をつけることができます。

・リバーブ・センド・レベル(コントロール・チェンジ91番)

リバーブ効果(音に残響をつける効果)の強さを設定できます。

・コーラス・センド・レベル(コントロール・チェンジ93番)

コーラス効果(音に広がりや厚みを与える効果)の強さを設定します。

・ NRPN LSB, NRPN MSB(コントロール・チェンジ98、99番) ★

NRPN(ノンレジスタード・パラメーター・ナンバー)は機器固有の音色パラメーターを指定し、データ・エントリー(コントロール・チェンジ 6 番)で値を指定して使用します。GSフォーマットではパラメーターの指定は共通ですので、他の GS 音源で作成した NRPN のメッセージを PMA-5 で受信できます(サウンド・モジュール・モード時のみ)。ただし、GS リセット(P.125)を受信するまではNRPNを受信しません。

112

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(例)ビブラート・レイト(ビブラート効果の揺れの速さ)を変更する場合、下記の順にPMA-5 に送信します。

コントロール・チェンジ 99番 = 1

コントロール・チェンジ 98番 = 8

コントロール・チェンジ 6番 = (設定したい値)

詳しくはMIDI インプリメンテーション(P.115)をご覧ください。

・RPN LSB, RPN MSB(コントロール・チェンジ 100、101 番) ★

RPN(レジスタード・パラメーター・ナンバー)はMIDI機器共通のパラメーターで、異機種間でも共通に使うことができます。

RPN で設定したいパラメーターを指定し、データ・エントリー(コントロール・チェンジ 6 番)で値を指定して使用します。

(例)マスター・コース・チューン(機器全体のチューニング)を変更する場合、下記の順にPMA-5 に送信します。

コントロール・チェンジ 101 番 = 0コントロール・チェンジ 100 番 = 2コントロール・チェンジ 6番 = (設定したい値)

詳しくはMIDI インプリメンテーション(P.115)をご覧ください。

・オール・サウンド・オフ(コントロール・チェンジ120 番)

発音中の音を完全に消去するためのメッセージです。該当するチャンネルの音が強制的に消音されます。

※ PMA-5 ではオール・ノート・オフとして認識します。

・リセット・オール・コントローラー(コントロール・チェンジ 121 番) ★

下記のコントローラーの値を初期値に戻すメッセージです。該当するチャンネルのコントローラーが初期化されます。

ピッチ・ベンド・チェンジ 0(中点)

ポリフォニック・キー・プレッシャー 0(最小)

チャンネル・プレッシャー 0(最小)

モジュレーション 0(最小)

エクスプレッション 127(最大)

ホールド 0(オフ)

ポルタメント 0(オフ)

ソフト 0(オフ)

ソステヌート 0(オフ)

RPN パラメーターを指定していない状態

NRPN パラメーターを指定していない状態

※ RPN、NRPN はパラメーターを指定していない状態になりますが、設定した値については初期化しません。

・オール・ノート・オフ(コントロール・チェンジ 123 番)

ノート・オンになっている音に対し、ノート・オフを送信します。ホールドやソステヌートがオンになっているときは「鍵盤から手を離してペダルを踏んでいる状態」と同じなので、ペダルをオフにするまで音は消えません。

●アフタータッチ ★

鍵盤を弾いた後さらに鍵を押し込み、その強さで演奏表現を加えるのがアフタータッチです。(キーボードの機種によっては対応していないものもあります。)

アフタータッチには 2 種類あり、チャンネル別に 1 つの鍵を押さえ込むとそのチャンネル全体に効果がかかるものと、キー別にその鍵にのみ効果がかかるものとがあります。

PMA-5 ではサウンド・モジュール・モード時のみ、チャンネル別のアフタータッチを受信できます。

※ PMA-5 でアフタータッチを受信するためには、システム・エクスクルーシブ・メッセージ(P.129)を使って、あらかじめ受信可能な状態に設定しておく必要があります。

●システム・エクスクルーシブ・メッセージ

システム・エクスクルーシブ・メッセージは通常、機器固有の働きをコントロールするために使用するメッセージです。ただしユニバーサル・システム・エクスクルーシブ・メッセージはメーカーや機種に関わらず受信可能で、マスター・チューンやピッチ・ベンドの変化幅などの、他機種を同時に使用する場合に共通の値となるべきパラメーターを扱います。また、PMA-5 のサウンド・モジュール・モードで使用できるシステム・エクスクルーシブ・メッセージは他のGS機器でも受信可能です。

タッチ・パネルでの操作やコントロール・チェンジで操作できるものに比べ、より多くのパラメーターを操作できます。

送信するMIDI メッセージ

ノーマル・モードとサウンド・モジュール・モードでは、MIDI OUT 端子やコンピューター端子を通して送信できるデータが異なります。

○ノーマル・モード

「シーケンサーの演奏情報」、「タッチ・キーボードやミキサー画面の操作情報」、「音源部の各種設定情報」を送信します。

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○GM/GSサウンド・モジュール・モード

「データ要求 1(P.125)を受信したときに、「音源部の各種設定情報」を送信します。

●ノート・メッセージ

PMA-5 のシーケンサーおよびタッチ・キーボードから送信します。ノート・ナンバーはタッチ・キーボードのオクターブを中央に合わせたときの下図の C の音がノート・ナンバー 60番(C4)となります。

ベロシティーは以下のように変換されます。

PMA-5 での PMA-5 かベロシティー らの出力値

1 242 403 554 705 856 1007 1148 127

●ピッチベンド・コントロール

PMA-5 のシーケンサーおよびタッチ・キーボードから送信します。

「キーボード・コントロール」(P.27)をピッチベンドに設定しているとき、ペンを上下にドラッグするときピッチ・ベンドを送信します。

●コントロール・チェンジ・メッセージ

・モジュレーション(コントロール・チェンジ 1番)

PMA-5 のシーケンサーおよびタッチ・キーボードから送信します。

「キーボード・コントロール」(P.27)をモジュレーションに設定しているとき、ペンを上下にドラッグするときモジュレーションを送信します。

・メイン・ボリューム(コントロール・チェンジ 7番)

PMA-5 のシーケンサーおよびミキサー画面の操作時に送信します。

・パンポット(コントロール・チェンジ 10番)

PMA-5 のシーケンサーおよびミキサー画面の操作時に送信します。

・ホールド(コントロール・チェンジ 64番)

PMA-5 のシーケンサーから送信します。

・リバーブ・センド・レベル(コントロール・チェンジ91番)

PMA-5 のシーケンサーおよびミキサー画面の操作時に送信します。

・コーラス・センド・レベル(コントロール・チェンジ93番)

PMA-5 のシーケンサーおよびミキサー画面の操作時に送信します。

・ RPN LSB, NRPN MSB(コントロール・チェンジ100、101 番)

PMA-5 のシーケンサーから送信します。

・リセット・オール・コントローラー

PMA-5 のシーケンサーから送信します。

●システム・エクスクルーシブ・メッセージ

バルク・ダンプ(PMA-5 の設定やソング等をMIDI で外部機器に転送する機能 P.80)で送信されるデータは、システム・エクスクルーシブ・メッセージの一種です。

ノーマル・モードではソング、ユーザー・スタイル、などの設定を一括して送信します(バルク・ダンプ P.80)。これを外部MIDI シーケンサーで取り込み保存することができます。このとき送信されるデータは PMA-5 以外の機種には使用できません。

GM/GSサウンド・モジュール・モードではデータ要求1(P.125)を受信すると音源設定を一括して送信します。これは GS 音源用のデータですので、他の GS 機器に送信すると同じ設定が再現できます。

'OCTAVE'をタッチすると 基準オクターブになります。

中央C(C4 = ノートナンバー60)

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1. 受信データ

■チャンネル・ボイス・メッセージ※ 以下のチャンネルボイスメッセージは、レコーディングモードで記憶可能です。

●ノート・オフステータス 第2バイト 第3バイト8nH kkH vvH9nH kkH 00H

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)kk= ノート・ナンバー : 00H - 7FH(0 - 127)vv= ノート・オフ・ベロシティー: 00H - 7FH(0 - 127)

※ ドラムセットのアサインされているトラックでは無視されます。※ ノート・オフ・メッセージのベロシティーの値は無視します。

●ノート・オンステータス 第2バイト 第3バイト9nH kkH vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)kk= ノート・ナンバー : 00H - 7FH(0 - 127)vv= ノート・オン・ベロシティー: 01H - 7FH (1 - 127)

※ ただし、01H-18H=18H,19H-28H=28H,29H-37H=37H,38H-46H=46H,47H-55H=55H,56H-64H=64H,65H-72H=72H,73H-7FH=7FHの8段階として認識されます。

●コントロール・チェンジ

○モジュレーション (コントローラー・ナンバー 1)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 01H vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv= モジュレーション・デプス : 00H - 7FH(0 - 127) 初期設定値 =00H(0)

○ボリューム (コントローラー・ナンバー 7)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 07H vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv= ボリューム : 00H - 7FH(0 - 127)

※ ボリューム・メッセージは、各トラックの音量バランスを設定するのに使います。

○パンポット (コントローラー・ナンバー 10)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 0AH vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv= パンポット : 00H - 40H - 7FH(左 - 中央 - 右)

※ ドラムセットのアサインされているトラックでは、各インストゥルメントのパン設定を相対的に変化させます。

○エクスプレッション (コントローラー・ナンバー 11)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 0BH vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv= エクスプレッション : 00H - 7FH(0 - 127) 初期設定値 = 7FH(127)

※ トラックの音量を調節します。ボリューム・メッセージとは独立して使用できます。エクスプレッション・メッセージは、エクスプレッション・ペダル、クレッシェンド、デクレッシェンドなど、演奏中の抑揚表現に使用します。

○ホールド1 (コントローラー・ナンバー 64)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 40H vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv= コントロール値 : 00H - 7FH(0 - 127) 0-63=OFF, 64-

127=ON

○汎用エフェクト1(リバーブ・センド・レベル)(コントローラー・ナンバー 91)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 5BH vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv= リバーブ・センド・レベル : 00H - 7FH(0 - 127)初期設定値 = 28H(40)

※ 各トラックのリバーブ・センド・レベルを調節します。

○汎用エフェクト3(コーラス・センド・レベル)(コントローラー・ナンバー 93)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 5DH vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv= コーラス・センド・レベル : 00H - 7FH(0 - 127)初期設定値 = 00H(0)

※ 各トラックのコーラス・センド・レベルを調節します。

●ピッチ・ベンド・チェンジステータス 第2バイト 第3バイトEnH llH mmH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)mm,ll= ピッチ・ベンド値 : 00 00H - 40 00H - 7F 7FH(-8192 - 0 -

+8191)初期設定値 = 40H 00H(中央)

■チャンネル・モード・メッセージ

●オール・サウンド・オフ(コントローラー・ナンバー 120)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 78H 00H

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)

※ このメッセージを受信すると、オール・ノート・オフとして認識します。※ レコーディング時には、ノートメッセージに対してノートオフを生成し、生成

されたノートオフを記録します。

115

MIDI インプリメンテーション Model PMA-5 Version 1.10 Feb. 19 1996

ノーマル・モード

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●リセット・オール・コントローラー(コントローラー・ナンバー 121)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 79H 00H

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)

※ このメッセージを受信すると、以下のコントローラーがリセット値に設定されます。レコーディング時には、リセット値をもつコントロール・メッセージを生成し、記録します。

コントローラー リセット値

ピッチ・ベンド・チェンジ ± 0(中点)モジュレーション 0 (オフ)エクスプレッション 127(最大)ホールド 1 0 (オフ)

●オール・ノート・オフ(コントローラー・ナンバー 123)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 7BH 00H

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)

※ オール・ノート・オフを受信すると、該当チャンネルのオンになっているノートをすべてオフします。ただし、ホールド 1がオンの場合は、それらがオフになるまで発音は終了しません。

※ レコーディング時には、ノートメッセージに対してノートオフを生成し、生成されたノートオフを記録します。

●OMNI OFF (コントローラー・ナンバー 124)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 7CH 00H

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)

※ オール・ノート・オフを受信したときと同じ処理を行ないます。

●OMNI ON (コントローラー・ナンバー 125)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 7DH 00H

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)

※ オール・ノート・オフを受信したときと同じ処理を行ないます。

●MONO (コントローラー・ナンバー 126)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 7EH mmH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)mm=モノ数 : 00H - 10H(0 - 16)

※ オール・ノート・オフを受信したときと同じ処理を行ないます。

●POLY (コントローラー・ナンバー 127)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 7FH 00H

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)

※ オール・ノート・オフを受信したときと同じ処理を行ないます。

■システム・コモン・メッセージ

※ 以下のメッセージは、レコーディングモード時に記憶されません。

●ソング・ポジション・ポインタ

ステータス 第2バイト 第3バイトF2H llH mmH

mm,ll= ソング・ポジション : 00 00H - 7F 7FH(0 - 16383)

※ ソングプレイモードまたはスタイルプレイモード、チェインプレイ画面で演奏が停止している場合のみ認識します。(SYNC=MIDI のときのみ)

●ソング・セレクト

ステータス 第2バイトF2H ssH

ss= ソング・ナンバー : 00H-14H(SONG01-SONG20,SONG21:demo song)

※ ソングプレイモードで演奏が停止している場合のみ認識します。(SYNC=MIDIのときのみ)

■システム・リアルタイム・メッセージ

※ 以下のメッセージは、レコーディングモード時に記憶されません。

●タイミング・クロックステータスF8H

※ SYNC=MIDI のときのみ認識します。

●スタートステータスFAH

※ SYNC=MIDI のときのみ認識します。

●コンティニューステータスFBH

※ SYNC=MIDI のときのみ認識します。

●ストップステータスFCH

※ SYNC=MIDI のときのみ認識します。

●アクティブ・センシングステータスFEH

※ アクティブ・センシングを受信すると、それ以降のすべてのメッセージ間隔を監視する状態になります。監視している状態では、メッセージ間隔が約420ms を超えると、オール・サウンド・オフ / オール・ノート・オフ / リセット・オール・コントローラーを受信したときと同じ処理をして、メッセージ間隔を監視しない状態に戻ります。

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■システム・エクスクルーシブ・メッセージ

※ 以下のメッセージは、レコーディングモード時に記憶されます。

ステータス データ・バイト ステータスF0H iiH, ddH, ......, eeH F7H

F0H :システム・エクスクルーシブ・メッセージのステータスii = ID ナンバー :どのメーカーのエクスクルーシブ・メッセージであるかの

識別をするための ID ナンバー(マニファクチャラー ID)です。ローランドのマニファクチャラー ID は 41H です。7EH と 7FH の ID ナンバーは、ユニバーサル・ノンリアルタイム・メッセージ(7EH)、ユニバーサル・リアルタイム・メッセージ(7FH)としてMIDI 規格の拡張として使用されます。

dd,..., ee = データ : 00H - 7FH(0 - 127)F7H : EOX(エンド・オブ・エクスクルーシブ)

本機が受信するシステム・エクスクルーシブ・メッセージには、ユニバーサル・ノンリアルタイム・システム・エクスクルーシブ・メッセージ、データ要求(RQ1)、データ・セット(DT1)があります。

●ユニバーサル・ノンリアルタイム・システム・エクスクルーシブ・メッセージ

○インクワイアリー・リクエスト

ステータス データ・バイト ステータスF0H 7EH, dev, 06H, 01H F7H

バイト 解説F0H エクスクルーシブ・ステータス7EH ID ナンバー (ユニバーサル・ノンリアルタイム・メッセージ)dev デバイス ID (dev : 00H - 1FH(1 - 32)初期設定値は 10H(17)06H, 01H インクワイアリー・リクエストF7H EOX (エンド・オブ・エクスクルーシブ)

※ デバイス ID は、7F(Broadcast)にも対応しています。※ インクワイアリー・リクエストを受信した場合、本機は所定のインクワイアリ

ー・リプライを送信します(119 ページ)。

●データ転送本機は、エクスクルーシブ・メッセージを使用して、機器内部のさまざまな設定や機器間のデータ転送を行なうことができます。PMA-5 のノーマルモードのデータ転送に使用するエクスクルーシブ・メッセージのモデル ID は 00H 05H、デバイス ID は 10H です。(本機ではデバイス ID を変更設定することができます。)

○データ要求1 RQ1 (11H)相手の機器に対して「データを送れ」という要求をするメッセージです。アドレスとサイズで要求するデータの種類や量を指示します。データ要求メッセージを受信した場合、その機器がデータを送ることのできる状態にあり、アドレスとサイズが適当なものであれば、要求されたデータを「データ・セット 1(DT1)」メッセージで送信します。そうでない場合は何も送信をしません。

ステータス データ・バイト ステータスF0H 41H, dev, 00H, 05H, 11H, aaH, bbH, ccH, ddH, ssH, ttH, uuH, vvH, sum F7H

バイト 解説F0H エクスクルーシブ・ステータス41H ID ナンバー (Roland)dev デバイス ID (dev : 00H - 1FH 初期設定値は 10H です)00H 05H モデル ID (PMA-5)11H コマンド ID (RQ1)aaH アドレス上位バイト(MSB) :要求するデータの先頭アドレスの上位バイトbbH アドレス第2バイト :要求するデータの先頭アドレスの第2バイトccH アドレス第3バイト :要求するデータの先頭アドレスの第3バイトddH アドレス下位バイト(LSB) :要求するデータの先頭アドレスの下位バイトssH サイズ上位バイト(MSB)ttH サイズ第2バイトuuH サイズ第3バイト(LSB)vvH サイズ下位バイトsum チェックサムF7H EOX (エンド・オブ・エクスクルーシブ)

※ データの種類により一度に転送するデータの量は決まっており、決められた先頭アドレスとサイズでデータ要求をする必要があります。「パラメーター・ダンプ要求」(120 ページ)に記載されたアドレスとサイズを参照してください。

※ チェックサムについては 134 ページを参照してください。

○データ・セット1 DT1 (12H)実際のデータの転送を行なうメッセージで、機器に対してデータを設定したい場合に使用します。

ステータス データ・バイト ステータスF0H 41H, dev, 00H, 05H, 12H, aaH, bbH, ccH, ddH, eeH,... ffH, sum F7H

バイト 解説F0H エクスクルーシブ・ステータス41H ID ナンバー (Roland)dev デバイス ID (dev : 00H - 1FH 初期設定値は 10H です)00H 05H モデル ID (PMA-5)12H コマンド ID (DT1)aaH アドレス上位バイト(MSB) :送信するデータの先頭アドレスの上位バイトbbH アドレス第2バイト :送信するデータの先頭アドレスの第2バイトccH アドレス第3バイト :送信するデータの先頭アドレスの第3バイトddH アドレス下位バイト(LSB) :送信するデータの先頭アドレスの下位バイトeeH データ :送信するデータの本体。複数バイトのデ

ータはアドレス順に送信します: :ffH データsum チェックサムF7H EOX (エンド・オブ・エクスクルーシブ)

※ データの種類により一度に転送するデータの量は決まっており、決められた先頭アドレスとサイズのデータ以外は受信しません。「パラメーター・ダンプ要求」(120 ページ)に記載されたアドレスとサイズを参照してください。

※ 「データ・セット 1」を続けて送る場合、パケット間は 45ms 以上の時間間隔をあけてください。(PC-2 では 60ms)

※ チェックサムについては 134 ページを参照してください。

2. 送信データ■チャンネル・ボイス・メッセージ

●ノート・オフステータス 第2バイト 第3バイト8nH kkH vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)kk= ノート・ナンバー : 00H - 7FH(0 - 127)vv= ノート・オフ・ベロシティ : 40H(64)固定

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●ノート・オンステータス 第2バイト 第3バイト9nH kkH vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)kk= ノート・ナンバー : 00H - 7FH(0 - 127)vv= ノート・オン・ベロシティー: 18H,28H,37H,46H,55H,64H,72H,7FH

(24,40,55,70,85,100,114,127)の8段階

※ タッチキーボードの操作または、ソング、スタイルの演奏時に送信されます。

●コントロール・チェンジ

○バンク・セレクト (コントローラー・ナンバー 0)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 00H mmH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)mm=バンク・ナンバー : 00H - 7FH (bank.1 - bank.128)

※ トラックのインストが変更されたとき送信されます。

○モジュレーション (コントローラー・ナンバー 1)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 01H vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv= モジュレーション・デプス : 00H - 7FH(0 - 127)

※ キーボードコントロールがモジュレーションに設定されているときのタッチキーボードの操作、または、ソング、スタイル中に記憶されていれば、演奏時に送信されます。

○データ・エントリー (コントローラー・ナンバー 6)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 06H mmH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)mm=RPNで指定されたパラメータに対するバリュー

: 00H - 7FH(0 - 127)

○ボリューム (コントローラー・ナンバー 7)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 07H vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv= ボリューム : 00H - 7FH(0 - 127)

※ ボリューム・メッセージは、各トラックの音量バランスを設定するのに使います。

※ ソング、スタイル中に記憶されていれば、演奏時に送信されます。

○パンポット (コントローラー・ナンバー 10)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 0AH vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv= パンポット : 00H - 40H - 7FH(左 - 中央 - 右)

※ ドラムセットのアサインされているトラックでは、各インストゥルメントのパン設定を相対的に変化させます。

※ ソング、スタイル中に記憶されていれば、演奏時に送信されます。

○エクスプレッション (コントローラー・ナンバー 11)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 0BH vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv= エクスプレッション : 00H - 7FH(0 - 127)

※ トラックの音量を調節します。ボリューム・メッセージとは独立して使用できます。エクスプレッション・メッセージは、エクスプレッション・ペダル、クレッシェンド、デクレッシェンドなど、演奏中の抑揚表現に使用します。

※ ソング、スタイル中に記憶されていれば、演奏時に送信されます。

○ホールド1 (コントローラー・ナンバー 64)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 40H vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv= コントロール値 : 00H - 7FH(0 - 127) 0-63=OFF, 64-

127=ON

※ ソング、スタイル中に記憶されていれば、演奏時に送信されます。

○汎用エフェクト1(リバーブ・センド・レベル) (コントローラー・ナンバー 91)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 5BH vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv= リバーブ・センド・レベル : 00H - 7FH(0 - 127)※ 各トラックのリバーブ・センド・レベルを調節します。※ ソング、スタイル中に記憶されていれば、演奏時に送信されます。

○汎用エフェクト3(コーラス・センド・レベル) (コントローラー・ナンバー 93)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 5DH vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv= コーラス・センド・レベル : 00H - 7FH(0 - 127)

※ 各トラックのコーラス・センド・レベルを調節します。※ ソング、スタイル中に記憶されていれば、演奏時に送信されます。

○RPN MSB/LSB (コントローラー・ナンバー 100, 101)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 65H mmHBnH 64H llH

n = MIDI チャンネル・ナンバー :0H - FH(ch.1 - ch.16)mm = RPN で指定するパラメーター・ナンバーの上位バイト(MSB)ll= RPN で指定するパラメーター・ナンバーの下位バイト(LSB)

※ Rx.RPN = OFF のときは受信しません。※ RPN で指定された値は、プログラム・チェンジやリセット・オール・コント

ローラーなどを受信してもリセットされません。※ RPNについては 123 ページをご覧ください。

RPN Data entryMSB LSB MSB LSB 解説00H 00H mmH --- ピッチ・ベンド・センシティビティー

mm: 00H - 18H(0 - 24 半音) 初期設定値 = 02H(2 半音)ll :無視します(00Hとして処理します)半音ステップで 2オクターブまで指定可能です。

7FH 7FH --- --- RPN ヌルRPN および NRPN が指定されていない状態にします。既に設定済みの設定値は変化しません。mm, ll :無視します。

●プログラム・チェンジステータス 第2バイトCnH ppH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)pp= プログラム・ナンバー : 00H - 7FH(prog.1 - prog.128)

※ トラックのインストが変更されたとき送信されます。

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●ピッチ・ベンド・チェンジステータス 第2バイト 第3バイトEnH llH mmH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)mm,ll= ピッチ・ベンド値 : 00 00H - 40 00H - 7F 7FH(-8192 - 0 -

+8191)

※ キーボードモードがピッチベンドに設定されているときのタッチキーボードの操作、または、ソング、スタイル中に記憶されていれば、演奏時に送信されます。

■システム・コモン・メッセージ

●ソング・ポジション・ポインタステータス 第2バイト 第3バイトF2H llH mmH

mm,ll= ソング・ポジション : 00 00H - 7F 7FH(0 - 16383)

※ ソングプレイモードで小節を指定したとき送信されます。※ スタイルプレイモードで小節を指定したとき送信されます。※ ロケート機能でジャンプを実行したとき送信されます。※ ソングプレイモードでリピートしたときに送信されます。

●ソング・セレクトステータス 第2バイトF2H ssH

ss= ソング・ナンバー : 00H - 14H(SONG01 - SONG20,SONG21:demo song)

※ ソングプレイモードに入ったとき、およびソングプレイモード、チェインプレイ画面でソングを選択したとき送信されます。

■システム・リアルタイム・メッセージ

●タイミング・クロックステータスF8H

●スタートステータスFAH

●コンティニューステータスFBH

●ストップステータスFCH

●アクティブ・センシングステータスFEH※ 約 250ms 間隔で常時送信します。

■システム・エクスクルーシブ・メッセージPMA-5 のノーマルモードで送信するシステム・エクスクルーシブ・メッセージは、インクワイアリー・リプライとデータ・セット(DT1)のみです。適正な「インクワイアリー・リクエスト」、「データ要求 1(RQ1)」メッセージを受信したときに機器内部の要求されたデータを送信します。

●ユニバーサル・ノンリアルタイム・システム・エクスクルーシブ・メッセージ

○インクワイアリー・リプライステータス データ・バイト ステータスF0H 7EH, dev, 06H, 02H, 41H, 05H, 01H, 00H, 00H, 00H, 06H, 00H, 00H F7H

バイト 解説F0H エクスクルーシブ・ステータス7EH ID ナンバー(ユニバーサル・ノンリアルタイム・メッセージ)dev デバイス ID(dev : 00H - 1FH 初期設定値は 10H(17)です)06H 02H インクワイアリー・リプライ41H ID ナンバー(Roland)05H 01H デバイス・ファミリー・コード00H 00H デバイス・ファミリー・ナンバー・コード00H 06H 00H 00H ソフトウェア・リビジョン・レベルF7H EOX(エンド・オブ・エクスクルーシブ)※ インクワイアリー・リクエスト(P.117)を受信した場合、上記のインクワイア

リー・リプライを送信します。

○データ・セット1 DT1 (12H)ステータス データ・バイト ステータスF0H 41H, dev, 00H, 05H, 12H, aaH, bbH, ccH, ddH, eeH,... ffH, sum F7H

バイト 解説F0H エクスクルーシブ・ステータス41H ID ナンバー (Roland)dev デバイス ID (dev : 00H - 1FH 初期設定値は 10H です)00H 05H モデル ID (PMA-5)12H コマンド ID (DT1)aaH アドレス上位バイト :送信するデータの先頭アドレスの上位バイトbbH アドレス第2バイト :送信するデータの先頭アドレスの第2バイトccH アドレス第3バイト :送信するデータの先頭アドレスの第3バイトddH アドレス下位バイト :送信するデータの先頭アドレスの下位バイトeeH データ :送信するデータの本体。複数バイトのデータは

アドレス順に送信します: :ffH データsum チェックサムF7H EOX (エンド・オブ・エクスクルーシブ)

※ PMA-5 のノーマルモードでは、パラメーター・ダンプ要求に対応したデータのみを送信します。(バルクダンプ)

※ サイズの大きなデータは 128 バイト以下のパケットに区切り、約 40ms の時間間隔をあけて送信します。

※ チェックサムについては 134 ページを参照してください。

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■バルク・ダンプバルク・ダンプを使用すると大量のデータを一括して送信することができます。機器全体の設定をまとめてコンピューターやシーケンサーに記憶させる時などに使用します。バルク・ダンプのデータ送信要求のアドレスとサイズは、以下のマップに記載された値を使用してください。PMA-5(ノーマルモード)のデータ転送方法は、大量のデータを一括して転送するバルク・ダンプ転送のみです。

●パラメーター・ダンプ要求アドレス(H) サイズ(H)00 00 00 00 00 00 00 00 : ALL

セットアップパラメーターを含むすべてのパラメータのダンプ要求

00 10 00 00 00 00 00 00 : ALL SONGSすべてのソング(SONG01-20)のダンプ要求

00 11 00 ss 00 00 00 00 : 1 SONGss で指定される1つのソングのダンプ要求ss = SONG Number (00-13H:SONG01-20)

00 20 00 00 00 00 00 00 : ALL USER STYLESすべてのユーザー・スタイル(U001-U200)のダンプ要求

00 21 0p mm 00 00 00 00 : 1 USER STYLEp, mm で指定される1つのユーザー・スタイルのダンプ要求p = USER STYLE Bank(0:U001-U100, 1:U101-U200)mm = USER STYLE Number(00-63H: 001-100)

00 40 00 00 00 00 00 00 : SETUPセットアップ・パラメーターのダンプ要求

※ ALL = SETUP + ALL SONGS + ALL USER STYLES※ ALL,ALL SONGS,ALL USER STYLES は、本体のMIDI モードのバルクダン

プに対応しています。※ ALL SONGS および 1 SONG を要求した場合、ソング中で使用されているユ

ーザースタイルのデータはダンプされません。ユーザー・スタイルも含めたデータが必要な場合はALL で要求してください。

※ プリセット・スタイル(P001-P600)のデータをダンプすることはできません。※ デモソング(SONG21)のデータをダンプすることはできません。※ データサイズは必ず 00 00 00 00 としてください。

●ソング・ナンバー

1ソング・ダンプ要求におけるソング・ナンバーは、アドレス中の ss を下記のように指定します。

ss...ソングナンバーSONG01 ss=00(H)SONG02 ss=01(H)SONG03 ss=02(H)SONG04 ss=03(H)SONG05 ss=04(H)SONG06 ss=05(H)SONG07 ss=06(H)SONG08 ss=07(H)SONG09 ss=08(H)SONG10 ss=09(H)SONG11 ss=0A(H)SONG12 ss=0B(H)SONG13 ss=0C(H)SONG14 ss=0D(H)SONG15 ss=0E(H)SONG16 ss=0F(H)SONG17 ss=10(H)SONG18 ss=11(H)SONG19 ss=12(H)SONG20 ss=13(H)

●ユーザー・スタイル・ナンバー

1スタイル・ダンプ要求のユーザー・スタイル・ナンバーは、アドレス中の p,mmを下記のように指定します。

p,mm...ユーザー・スタイル・ナンバーU001 (p=0, mm=00)U002 (p=0, mm=01):

U099 (p=0, mm=62)U100 (p=0, mm=63)

U101 (p=1, mm=00)U102 (p=1, mm=01):

U199 (p=1, mm=62)U200 (p=1, mm=63)

120

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1. 受信データ

■チャンネル・ボイス・メッセージ

●ノート・オフステータス 第2バイト 第3バイト8nH kkH vvH9nH kkH 00H

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)kk= ノート・ナンバー : 00H - 7FH(0 - 127)vv= ノート・オフ・ベロシティー: 00H - 7FH(0 - 127)

※ ドラム・パートでは、各インストゥルメントについて Rx.NOTE OFF = ON のとき受信します。

※ ノート・オフ・メッセージのベロシティーの値は無視します。

●ノート・オンステータス 第2バイト 第3バイト9nH kkH vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)kk= ノート・ナンバー : 00H - 7FH(0 - 127)vv= ノート・オン・ベロシティー: 01H - 7FH(1 - 127)

※ Rx.NOTE MESSAGE = OFF のときは受信しません。(初期設定値はON)※ ドラム・パートでは、各インストゥルメントについて Rx.NOTE ON = OFF の

ときは受信しません。

●ポリフォニック・キー・プレッシャーステータス 第2バイト 第3バイトAnH kkH vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)kk= ノート・ナンバー : 00H - 7FH(0 - 127)vv= バリュー : 00H - 7FH(0 - 127)初期設定値= 00H(0)

※ Rx.POLY PRESSURE(PAf)= OFF のときは受信しません。(初期設定値はON)

※ 効果の内容はシステム・エクスクルーシブ・メッセージで設定します。初期設定では効果が発生しません。

●コントロール・チェンジ※ Rx.CONTROL CHANGE = OFF のときは、チャンネル・モード・メッセージ

以外のコントロール・チェンジを受信しません。※ コントロール・チェンジで設定された値は、プログラム・チェンジ等を受信し

ても初期設定値にリセットされません。

○バンク・セレクト (コントローラー・ナンバー 0,32)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 00H mmHBnH 20H llH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)mm,ll= バンク・ナンバー : 00 00H - 7F 7FH (bank.1 - bank.16384)

初期設定値 = 00 00H (bank.1)

※ Rx.BANK SELECT = OFF のときは受信しません。"GMシステム・オン " を受信すると Rx.BANK SELECT = OFF になり、バンク・セレクトを受信しません。"GM/GS サウンドモジュールモード " に設定された時、または "GS リセット " を受信したときは Rx.BANK SELECT = ON になります。※ 本機ではバンク・ナンバーの下位バイト(llH)は無視します(llH は 00H として処

理します)。しかし、バンク・セレクトを送信するときは必ず上位バイト(mmH)と下位バイト(llH;値は 00Hとしてください)の両方を送信してください。

※ プログラム・チェンジを受信するまで、バンク・セレクトの処理は保留されます。

※ GS フォーマットの「バリエーション・ナンバー」は、バンク・セレクトの上位(MSB)バイト(コントローラー・ナンバー 0)の値を十進表記したものです。

○モジュレーション (コントローラー・ナンバー 1)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 01H vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv= モジュレーション・デプス : 00H - 7FH(0 - 127)初期設定値= 00H (0)

※ Rx.MODULATION = OFF のときは受信しません。※ 効果の内容はシステム・エクスクルーシブ・メッセージで設定します。初期設

定はピッチ・モジュレーション・デプスです。

○ポルタメント・タイム (コントローラー・ナンバー 5)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 05H vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv= ポルタメント・タイム : 00H - 7FH(0 - 127) 初期設定値= 00H(0)

※ ポルタメント・オンのとき、またはポルタメント・コントロール使用時のピッチ変化速度を調節できます。0の時に最も速くなります。

○データ・エントリー (コントローラー・ナンバー 6,38)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 06H mmHBnH 26H llH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)mm,ll=RPN/NRPNで指定されたパラメーターに対する値

mm=上位バイト(MSB), ll= 下位バイト(LSB)

○ボリューム (コントローラー・ナンバー 7)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 07H vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv= ボリューム : 00H - 7FH(0 - 127)初期設定値= 64H(100)

※ ボリューム・メッセージは、各パートの音量バランスを設定するのに使います。※ Rx.VOLUME = OFF のときは受信しません。

○パンポット (コントローラー・ナンバー 10)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 0AH vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv= パンポット : 00H - 40H - 7FH(左 - 中央 - 右)

初期設定値= 40H(中央)

※ リズム・パートでは、各インストゥルメントのパン設定を相対的に変化させます。

※ Rx.PANPOT = OFF のときは受信しません。(初期設定値はON)

○エクスプレッション (コントローラー・ナンバー 11)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 0BH vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv= エクスプレッション : 00H - 7FH(0 - 127) 初期設定値= 7FH(127)

※ パートの音量を調節します。ボリューム・メッセージとは独立して使用できます。エクスプレッション・メッセージは、エクスプレッション・ペダル、クレッシェンド、デクレッシェンドなど、演奏中の抑揚表現に使用します。

※ Rx.EXPRESSION = OFF のときは受信しません。(初期設定値はON)

121

MIDI インプリメンテーション Model PMA-5 Version 1.10 Feb. 19 1996

GM/GSサウンド・モジュール・モード

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○ホールド1 (コントローラー・ナンバー 64)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 40H vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv= コントロール値 : 00H - 7FH(0 - 127) 0-63=OFF, 64-

127=ON 初期設定値= 00H (0)

※ Rx.HOLD1 = OFF のときは受信しません。(初期設定値はON)

○ポルタメント (コントローラー・ナンバー 65)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 41H vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv= コントロール値 : 00H - 7FH(0 - 127) 0-63=OFF, 64-

127=ON 初期設定値= 00H (0)

※ Rx.PORTAMENTO = OFF のときは受信しません。(初期設定値はON)

○ソステヌート (コントローラー・ナンバー 66)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 42H vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv= コントロール値 : 00H - 7FH(0 - 127) 0-63=OFF, 64-

127=ON 初期設定値= 00H (0)

※ Rx.SOSTENUTO = OFF のときは受信しません。(初期設定値はON)

○ソフト (コントローラー・ナンバー 67)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 43H vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv= コントロール値 : 00H - 7FH(0 - 127) 0-63=OFF, 64-

127=ON 初期設定値= 00H (0)

※ Rx.SOFT = OFF のときは受信しません。(初期設定値はON)

○ポルタメント・コントロール (コントローラー・ナンバー 84)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 54H kkH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)kk= ソース・ノート・ナンバー : 00H - 7FH(0 - 127)

※ ポルタメント・コントロール直後に受信したノート・オンは、ソース・ノート・ナンバーのピッチから連続的にピッチが変化して発音します。

※ ソース・ノート・ナンバーと等しいノート・ナンバーですでに発音しているボイスがある場合、このボイスはポルタメント・コントロール直後に受信したノート・オンで新たな音程にピッチが変化して発音が継続され(レガート演奏が行なわれ)ます。

※ ポルタメント・コントロールによるピッチ変化の速さは、ポルタメント・タイムの設定値で決まります。

例 1)MIDI メッセージ(説明) 変化90 3C 40 (Note on C4) C4 オンB0 54 3C (Portamento Control from C4) 変化なし90 40 40 (Note on E4) C4 から E4 にピッチが変化する80 3C 40 (Note off C4) 変化なし80 40 40 (Note off E4) E4 オフ

例 2)MIDI メッセージ(説明) 変化B0 54 3C (Portamento Control from C4) 変化なし90 40 40 (Note on E4) C4 から E4 にピッチ変化しながら発音開始80 40 40 (Note off E4) E4 オフ

○汎用エフェクト1(リバーブ・センド・レベル) (コントローラー・ナンバー 91)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 5BH vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv= リバーブ・センド・レベル : 00H - 7FH(0 - 127) 初期設定値= 28H(40)

※ 各パートのリバーブ・センド・レベルを調節します。

○汎用エフェクト3(コーラス・センド・レベル) (コントローラー・ナンバー 93)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 5DH vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv= コーラス・センド・レベル : 00H - 7FH(0 - 127) 初期設定値= 00H(0)

※ 各パートのコーラス・センド・レベルを調節します。

○NRPN MSB/LSB (コントローラー・ナンバー 98,99)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 63H mmHBnH 62H llH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)mm=NRPNで指定するパラメーター・ナンバーの上位バイト(MSB)ll=NRPNで指定するパラメーター・ナンバーの下位バイト(LSB)

※ "GM/GS サウンドモジュールモード " に設定された時、および "GM システム・オン " を受信すると、Rx.NRPN = OFF となり、NRPN を受信しません。"GS リセット " または、Rx.NRPN = ON を受信すると、NRPN の受信可能状態になります。

※ NRPNで設定された値は、プログラム・チェンジやリセット・オール・コントローラーなどを受信してもリセットされません。

**NRPN**コントロール・チェンジには、NRPN(ノン・レジスタード・パラメーター・ナンバー)と呼ばれる、機器固有の機能を設定できる拡張領域が用意されています。本機では NRPN の使用によって、音色のパラメーターなどを変化させることができます。実際の使用にあたっては、まずNRPN(コントローラー・ナンバー 98および 99、順番はどちらからでもよい)を送信して制御するパラメーターを指定し、その後データ・エントリー(コントローラー・ナンバー 6)で指定パラメーターの値を設定します。一旦 NRPN のパラメーターが指定されると、その後同一チャンネルで受信するデータ・エントリーは全てそのパラメーターに対する変更値とみなされます。誤動作を防止するために、必要なパラメーターとその値の設定が終わったら、RPNヌル(RPN 7FH 7FH)を設定することをお勧めします。4.参考資料「●実際のMIDI メッセージの例」<例 4>(133 ページ)の RPN メッセージの例を参照してください。なお、本機では NRPN に対するデータ・エントリーの下位バイト(コントローラー・ナンバー 38)は無視します。これらの NRPN に対応するデータ・エントリーは上位バイト(コントローラー・ナンバー 6)のみを送信すればよいです。

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本機は、以下に示すNRPNを受信します。

NRPN Data entryMSB LSB MSB パラメーター名と値の範囲01H 08H mmH ビブラート・レイト(相対変化)

mm: 0EH - 40H - 72H (-50 - 0 - +50)01H 09H mmH ビブラート・デプス(相対変化)

mm: 0EH - 40H - 72H (-50 - 0 - +50)01H 0AH mmH ビブラート・ディレイ(相対変化)

mm: 0EH - 40H - 72H (-50 - 0 - +50)01H 20H mmH TVF カットオフ周波数(相対変化)

mm: 0EH - 40H - 72H (-50 - 0 - +50)01H 21H mmH TVF レゾナンス(相対変化)

mm: 0EH - 40H - 72H (-50 - 0 - +50)01H 63H mmH TVF&TVA エンベロープ・アタック・タイム(相対変化)

mm: 0EH - 40H - 72H (-50 - 0 - +50)01H 64H mmH TVF&TVA エンベロープ・ディケイ・タイム(相対変化)

mm: 0EH - 40H - 72H (-50 - 0 - +50)01H 66H mmH TVF&TVA エンベロープ・リリース・タイム(相対変化)

mm: 0EH - 40H - 72H (-50 - 0 - +50)18H rrH mmH ドラム・インストゥルメント・ピッチ・コース(相対変化)

rr :ドラム・インストゥルメントのノート・ナンバーmm: 00H - 40H - 7FH(-64 - 0 - +63 semitone)

1AH rrH mmH ドラム・インストゥルメントTVAレベル(絶対変化)rr :ドラム・インストゥルメントのノート・ナンバーmm: 00H - 7FH(0 - 最大)

1CH rrH mmH ドラム・インストゥルメント・パンポット(絶対変化)rr :ドラム・インストゥルメントのノート・ナンバーmm: 00H, 01H - 40H - 7FH(ランダム, 左 - 中央 - 右)

1DH rrH mmH ドラム・インストゥルメント・リバーブ・センド・レベル(絶対変化)rr :ドラム・インストゥルメントのノート・ナンバーmm: 00H - 7FH(0 - 最大)

1EH rrH mmH ドラム・インストゥルメント・コーラス・センド・レベル(絶対変化)rr :ドラム・インストゥルメントのノート・ナンバーmm: 00H - 7FH(0 - 最大)

※ 相対変化のパラメーターは、プリセットされている値を基準(40H)として相対的に変化します。相対変化のパラメーターは、GS 機種同士でも、機種により音色などの変化の仕方や変化範囲が異なる場合があります。

※ 絶対変化のパラメーターは、プリセットされている値に関わらず絶対値で設定します。

○RPN MSB/LSB (コントローラー・ナンバー 100,101)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 65H mmHBnH 64H llH

n=MIDI チャンネル・ナンバー: 0H - FH(ch.1 - ch.16)mm=RPNで指定するパラメーター・ナンバーの上位バイト(MSB)ll=RPN で指定するパラメーター・ナンバーの下位バイト(LSB)

※ Rx.RPN = OFF のときは受信しません。※ RPN で設定された値は、プログラム・チェンジやリセット・オール・コント

ローラーなどを受信してもリセットされません。

**RPN**コントロール・チェンジには、RPN(レジスタード・パラメーター・ナンバー)、すなわちMIDI 規格で機能が定義されている拡張パラメーターがあります。実際の使用にあたっては、まず RPN(コントローラー・ナンバー 100 および101、順番はどちらからでもよい)を送信して制御するパラメーターを指定し、その後データ・エントリー(コントローラー・ナンバー 6,38)で指定パラメーターの値を設定します。一旦RPNのパラメーターが指定されると、その後同一チャンネルで受信するデータ・エントリーは全てそのパラメーターに対する値の変更とみなされます。誤動作を防止するために、必要なパラメーターとその値の設定が終わったら、RPNヌル(7FH 7FH)を設定することをお勧めします。4.参考資料「●実際のMIDI メッセージの例」<例 4>(133 ページ)を参照してください。

本機は、以下に示すRPNを受信します。

RPN Data entryMSB LSB MSB LSB 解説00H 00H mmH --- ピッチ・ベンド・センシティビティー

mm: 00H - 18H(0 - 24 半音) 初期設定値 = 02H(2 半音)ll :無視します(00Hとして処理します)半音ステップで 2オクターブまで指定可能です。

00H 01H mmH llH マスター・ファイン・チューニングmm, ll : 00 00H - 40 00H - 7F 7FH (-100 - 0 -+99.99 セント)4.参考資料「●チューニングについて」(134 ページ)を参照してください。

00H 02H mmH --- マスター・コース・チューニングmm: 28H - 40H - 58H(-24 - 0 - +24 半音)ll :無視します(00H として処理します)

7FH 7FH --- --- RPN ヌルRPN および NRPN が指定されていない状態にします。RPNヌルに設定後受信したデータ・エントリーは無視します。(RPNヌルの設定にはデータ・エントリーの送信は不要です。)既に設定済みの設定値は変化しません。mm, ll :無視します。

●プログラム・チェンジステータス 第2バイトCnH ppH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)pp= プログラム・ナンバー : 00H - 7FH(prog.1 - prog.128)

初期設定値= 00H (prog1)

※ Rx.PROGRAM CHANGE = OFF のときは受信しません。(初期設定値はON)※ プログラム・チェンジ受信後の新たなノート・オンから音色が変わります。プ

ログラム・チェンジ受信前からすでに発音中のボイスは影響を受けません。※ ドラム・パートでは、バンク・ナンバー 129 - 16384(コントローラー・ナ

ンバー 0の値が 0(00H)以外)のバンクではプログラム・チェンジを受信しません。

●チャンネル・プレッシャーステータス 第2バイトDnH vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv= チャンネル・プレッシャー : 00H - 7FH(0 - 127) 初期設定値= 00H (0)

※ Rx.CH PRESSURE(CAf)= OFF のときは受信しません。(初期設定値はON)※ 効果の内容はシステム・エクスクルーシブ・メッセージで設定します。初期設

定では効果が発生しません。

●ピッチ・ベンド・チェンジステータス 第2バイト 第3バイトEnH llH mmH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)mm,ll= ピッチ・ベンド値 : 00 00H - 40 00H - 7F 7FH(-8192 - 0 -

+8191)初期設定値= 40 00H (中央)

※ Rx.PITCH BEND = OFF のときは受信しません。(初期設定値はON)※ 効果の内容はシステム・エクスクルーシブ・メッセージで設定します。初期設

定はピッチ・ベンドです。

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■チャンネル・モード・メッセージ

●オール・サウンド・オフ (コントローラー・ナンバー 120)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 78H 00H

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)

※ このメッセージを受信すると、該当チャンネルの発音中の音を全て消音します。※ ただし、チャンネルメッセージの状態は変化しません。

●リセット・オール・コントローラー (コントローラー・ナンバー 121)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 79H 00H

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)

※ このメッセージを受信すると、以下のコントローラーがリセット値に設定されます。

コントローラー リセット値ピッチ・ベンド・チェンジ ± 0(中点)ポリフォニック・キー・プレッシャー 0(オフ)チャンネル・プレッシャー 0(オフ)モジュレーション 0(オフ)エクスプレッション 127(最大)ホールド 1 0(オフ)ポルタメント 0(オフ)ソステヌート 0(オフ)ソフト 0(オフ)RPN 未設定状態、設定済みのデータは変化しませんNRPN 未設定状態、設定済みのデータは変化しません

●オール・ノート・オフ (コントローラー・ナンバー 123)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 7BH 00H

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)

※ オール・ノート・オフを受信すると、該当チャンネルのオンになっているノートをすべてオフします。ただし、ホールド 1またはソステヌートがオンの場合は、それらがオフになるまで発音は終了しません。

●OMNI OFF (コントローラー・ナンバー 124)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 7CH 00H

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)

※ オール・ノート・オフを受信したときと同じ処理を行ないます。

●OMNI ON (コントローラー・ナンバー 125)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 7DH 00H

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)

※ オール・ノート・オフを受信したときと同じ処理を行ないます。OMNI ON にはなりません。

●MONO (コントローラー・ナンバー 126)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 7EH mmH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)mm=モノ数 : 00H - 10H(0 - 16)

※ オール・サウンド・オフおよびオール・ノート・オフを受信したときと同じ処理を行ない、該当チャンネルをMode4(M=1)にします。受信した mm(モノ数)の値にかかわらず、M=1になります。

●POLY(コントローラー・ナンバー 127)ステータス 第2バイト 第3バイトBnH 7FH 00H

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)

※ オール・サウンド・オフおよびオール・ノート・オフを受信したときと同じ処理を行ない、該当チャンネルをMode3 にします。

■システム・リアルタイム・メッセージ

●アクティブ・センシングステータスFEH

※ アクティブ・センシングを受信すると、それ以降のすべてのメッセージ間隔を監視する状態になります。監視している状態では、メッセージ間隔が約420ms を超えると、オール・サウンド・オフ / オール・ノート・オフ / リセット・オール・コントローラーを受信したときと同じ処理をして、メッセージ間隔を監視しない状態に戻ります。

■システム・エクスクルーシブ・メッセージステータス データ・バイト ステータスF0H iiH, ddH, ......, eeH F7H

F0H :システム・エクスクルーシブ・メッセージのステータスii = ID ナンバー :どのメーカーのエクスクルーシブ・メッセージであるかの

識別をするための ID ナンバー(マニファクチャラー ID)です。ローランドのマニファクチャラー IDは 41H です。7EH と 7FH の ID ナンバーは、ユニバーサル・ノンリアルタイム・メッセージ(7EH)、ユニバーサル・リアルタイム・メッセージ(7FH)としてMIDI 規格の拡張として使用されます。

dd,..., ee = データ : 00H - 7FH(0 - 127)F7H : EOX(エンド・オブ・エクスクルーシブ)

本機が受信するシステム・エクスクルーシブ・メッセージには、モード設定に関するメッセージ、ユニバーサル・リアルタイム・システム・エクスクルーシブ・メッセージ、データ要求(RQ1)、データ・セット(DT1)があります。

●モード設定に関するシステム・エクスクルーシブ・メッセージ

機器をGSや GMのモードに初期化する場合に使用するメッセージです。曲データ作成の際には、GMスコアでは「GMシステム・オン」を、GSミュージック・データでは「GSリセット」を曲データの先頭に置くことをお勧めします。ただし、1つの曲には、その曲にあったモード・メッセージを 1つだけ入れるようにしてください。(複数個のモード設定メッセージを 1つの曲中に入れないでください。)「GMシステム・オン」はユニバーサル・ノンリアルタイム・メッセージのフォーマットを使用しています。「GSリセット」はローランドのエクスクルーシブ・フォーマット「データ・セット 1(DT1)」を使用しています。

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○GMシステム・オン「GM システム・オン」は、機器の内部設定を GM の初期状態(General MIDISystem - Level 1)にリセットするコマンド・メッセージです。これを受信したGM機器は、GMスコアを正しく演奏できる状態に自動的になります。

ステータス データ・バイト ステータスF0H 7EH, 7FH, 09H, 01H F7H

バイト 解説F0H エクスクルーシブ・ステータス7EH ID ナンバー (ユニバーサル・ノンリアルタイム・メッセージ)7FH デバイス ID (Broadcast)09H サブ ID#1 (General MIDI Message)01H サブ ID#2 (General MIDI On)F7H EOX (エンド・オブ・エクスクルーシブ)

※ このメッセージ受信により、Rx.BANK SELECT = OFF, Rx.NRPN = OFF になります。

※ このメッセージとその次のメッセージの間には、50ms 以上の間隔を空けてください。

○GSリセットGSリセットは、機器の内部設定をGSの初期状態にリセットするコマンド・メッセージです。GSミュージック・データの先頭にはこのメッセージが入っており、それを受信したGS機器は、GSミュージック・データを正しく演奏できる状態に自動的になります。

ステータス データ・バイト ステータスF0H 41H, dev, 42H, 12H, 40H, 00H, 7FH, 00H, 41H F7H

バイト 解説F0H エクスクルーシブ・ステータス41H ID ナンバー (Roland)dev デバイス ID (dev : 00H - 1FH(1 - 32)初期設定値は 10H(17)42H モデル ID (GS)12H コマンド ID (DT1)40H アドレス上位バイト(MSB)00H アドレス7FH アドレス下位バイト(LSB)00H データ (GSリセット)41H チェックサムF7H EOX (エンド・オブ・エクスクルーシブ)

※ このメッセージ受信により、Rx.NRPN = ON になります。※ このメッセージとその次のメッセージの間には、50ms 以上の間隔を空けてく

ださい。

●ユニバーサル・ノンリアルタイム・システム・エクスクルーシブ・メッセージ

○インクワイアリー・リクエスト

ステータス データ・バイト ステータスF0H 7EH, dev, 06H, 01H F7H

バイト 解説F0H エクスクルーシブ・ステータス7EH ID ナンバー(ユニバーサル・ノンリアルタイム・メッセージ)dev デバイス ID(dev : 00H - 1FH(1 - 32)初期設定値は 10H(17))06H, 01H インクワイアリー・リクエストF7H EOX(エンド・オブ・エクスクルーシブ)

※ デバイス ID は、7F(Broadcast)にも対応しています。※ インクワイアリー・リクエストを受信した場合、本機は所定のインクワイアリ

ー・リプライを送信します。(126 ページ)

●ユニバーサル・リアルタイム・システム・エクスクルーシブ・メッセージ

○マスター・ボリュームステータス データ・バイト ステータスF0H 7FH, 7FH, 04H, 01H, llH, mmH F7H

バイト 解説F0H エクスクルーシブ・ステータス7FH ID ナンバー (ユニバーサル・リアルタイム・メッセージ)7FH デバイス ID (Broadcast)04H サブ ID#1 (Device Control messages)01H サブ ID#2 (Master Volume)llH マスター・ボリュームの下位バイトmmH マスター・ボリュームの上位バイトF7H EOX (エンド・オブ・エクスクルーシブ)

※ マスター・ボリュームの下位バイト(llH)は、00H として処理します。

●データ転送本機は、エクスクルーシブ・メッセージを使用して、機器内部のさまざまな設定や機器間のデータ転送を行なうことができます。GS フォーマットのデータ転送に使用するエクスクルーシブ・メッセージのモデル ID は 42H、デバイス ID は 10H です。(本機ではデバイス ID を変更設定することができます。) (このエクスクルーシブ・メッセージは他のGSフォーマットの音源と共通です。)

○データ要求1 RQ1 (11H)相手の機器に対して「データを送れ」という要求をするメッセージです。アドレスとサイズで要求するデータの種類や量を指示します。データ要求メッセージを受信した場合、その機器がデータを送ることのできる状態にあり、アドレスとサイズが適当なものであれば、要求されたデータを「データ・セット 1(DT1)」メッセージで送信します。そうでない場合は何も送信をしません。

ステータス データ・バイト ステータスF0H 41H, dev, 42H, 11H, aaH, bbH, ccH, ssH, ttH, uuH, sum F7H

バイト 解説F0H エクスクルーシブ・ステータス41H ID ナンバー (Roland)dev デバイス ID (dev : 00H - 1FH 初期設定値は 10H です)42H モデル ID (GS)11H コマンド ID (RQ1)aaH アドレス上位バイト(MSB) :要求するデータの先頭アドレスの上位バイトbbH アドレス中位バイト :要求するデータの先頭アドレスの中位バイトccH アドレス下位バイト(LSB) :要求するデータの先頭アドレスの下位バイトssH サイズ上位バイト(MSB)ttH サイズ中位バイトuuH サイズ下位バイト(LSB)sum チェックサムF7H EOX(エンド・オブ・エクスクルーシブ)

※ データの種類により一度に転送するデータの量は決まっており、決められた先頭アドレスとサイズでデータ要求をする必要があります。「3. パラメータ・アドレス・マップ」(127 ページ)に記載されたアドレスとサイズを参照してください。

※ チェックサムについては 134 ページを参照してください。

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○データ・セット1 DT1 (12H)実際のデータの転送を行なうメッセージで、機器に対してデータを設定したい場合に使用します。

ステータス データ・バイト ステータスF0H 41H, dev, 42H, 12H, aaH, bbH, ccH, ddH, ... eeH, sum F7H

バイト 解説F0H エクスクルーシブ・ステータス41H ID ナンバー (Roland)dev デバイス ID (dev : 00H - 1FH 初期設定値は 10H です)42H モデル ID (GS)12H コマンド ID (DT1)aaH アドレス上位バイト(MSB) :送信するデータの先頭アドレスの上位バイトbbH アドレス中位バイト :送信するデータの先頭アドレスの中位バイトccH アドレス下位バイト(LSB) :送信するデータの先頭アドレスの下位バイトddH データ :送信するデータの本体。複数バイトのデ

ータはアドレス順に送信します: :eeH データsum チェックサムF7H EOX (エンド・オブ・エクスクルーシブ)

※ データの種類により一度に転送するデータの量は決まっており、決められた先頭アドレスとサイズのデータ以外は受信しません。「3. パラメータ・アドレス・マップ」(127 ページ)に記載されたアドレスとサイズを参照してください。

※ 128 バイトを越えるサイズのデータは 128 バイト以下のパケットに区切って送信してください。「データ・セット 1」を続けて送る場合、パケット間は40ms 以上の時間間隔をあけてください。

※ チェックサムについては 134 ページを参照してください。

2. 送信データ

■チャンネル・ボイス・メッセージ

●ノート・オフステータス 第 2バイト 第 3バイト8nH kkH vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)kk= ノート・ナンバー : 00H - 7FH(0 - 127)vv= ノート・オフ・ベロシティー: 40H(64)固定

●ノート・オンステータス 第 2バイト 第 3バイト9nH kkH vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)kk= ノート・ナンバー : 00H - 7FH(0 - 127)vv= ノート・オン・ベロシティー: 18H,28H,37H,46H,55H,64H,72H,7FH

(24,40,55,70,85,100,114,127) の 8 段階

* タッチキーボード操作時に、選択されているパートのチャンネルで送信されます。

●コントロール・チェンジ

○モジュレーション (コントローラー・ナンバー 1)ステータス 第 2バイト 第 3バイトBnH 01H vvH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)vv= モジュレーション・デプス : 00H - 7FH(0 - 127)

※ タッチキーボード操作時に、選択されているパートのチャンネルで送信されます。

●ピッチ・ベンド・チェンジステータス 第 2バイト 第 3バイトEnH llH mmH

n=MIDI チャンネル・ナンバー : 0H - FH(ch.1 - ch.16)mm,ll= ピッチ・ベンド値 : 00 00H - 40 00H - 7F 7FH(-8192 - 0 -

+8191)

※ タッチキーボード操作時に、選択されているパートのチャンネルで送信されます。

■システム・リアルタイム・メッセージ

●アクティブ・センシングステータスFEH

※ 約 250ms 間隔で常時送信します。

■システム・エクスクルーシブ・メッセージGS フォーマットの音源が送信するシステム・エクスクルーシブ・メッセージは、インクワイアリー・リプライとデータ・セット(DT1)のみです。適正な「インクワイアリー・リクエスト」、「データ要求 1(RQ1)」メッセージを受信したときに機器内部の要求されたデータを送信します。

●ユニバーサル・ノンリアルタイム・システム・エクスクルーシブ・メッセージ

○インクワイアリー・リプライ

ステータス データ・バイト ステータスF0H 7EH, dev, 06H, 02H, 41H, 42H, 00H, 0CH, 01H, 00H, 00H, 00H, 00H F7H

バイト 解説F0H エクスクルーシブ・ステータス7EH ID ナンバー(ユニバーサル・ノンリアルタイム・メッセージ)dev デバイス ID(dev : 00H - 1FH 初期設定値は 10H(17)です)06H 02H インクワイアリー・リプライ41H ID ナンバー(Roland)42H 00H デバイス・ファミリー・コード0CH 01H デバイス・ファミリー・ナンバー・コード00H 00H 00H 00H ソフトウェア・リビジョン・レベルF7H EOX(エンド・オブ・エクスクルーシブ)

※ インクワイアリー・リクエスト(125 ページ)を受信した場合、上記のインクワイアリー・リプライを送信します。

○データ・セット1 DT1 (12H)

ステータス データ・バイト ステータスF0H 41H, dev, 42H, 12H, aaH, bbH, ccH, ddH, ... eeH, sum F7H

バイト 解説F0H エクスクルーシブ・ステータス41H ID ナンバー (Roland)dev デバイス ID (dev : 00H - 1FH 初期設定値は 10H です)42H モデル ID (GS)12H コマンド ID (DT1)aaH アドレス上位バイト(MSB) :送信するデータの先頭アドレスの上位バイトbbH アドレス中位バイト :送信するデータの先頭アドレスの中位バイトccH アドレス下位バイト(LSB) :送信するデータの先頭アドレスの下位バイトddH データ :送信するデータの本体。複数バイトのデ

ータはアドレス順に送信します。: :eeH データsum チェックサムF7H EOX (エンド・オブ・エクスクルーシブ)

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※ データの種類により、一度に転送するデータの量が決まっており、定められた先頭アドレスとサイズでデータ送信をします。「3. パラメータ・アドレス・マップ」(127 ページ)に記載されたアドレスとサイズを参照してください。

※ サイズの大きなデータは 128 バイト以下のパケットに区切り、約 40ms の時間間隔をあけて送信します。

※ チェックサムについては 134 ページを参照してください。

3.パラメータ・アドレス・マップ(Model ID=42H)このマップは、エクスクルーシブ・メッセージの「データ要求 1」「データ・セット 1」によりデータ転送を行なう際の、アドレス、サイズ、データの設定できる範囲、パラメーター(データの種類)、説明、初期設定値を記述したものです。アドレス、サイズ、データの記述は全て 16進表示、説明の欄は 10進表記です。

■アドレス・ブロック・マップエクスクルーシブ・メッセージのアドレス・マップの概略は以下の通りです。

アドレス(H) ブロック40 00 00 +--------------------------------------------------+

¦ システム・パラメーター ¦ インディビデュアル40 01 3F +--------------------------------------------------+40 1x 00 +--------------------------------------------------+

¦ パート・パラメーター ¦ インディビデュアル¦ (x = 0-F) ¦

40 2x 5A +--------------------------------------------------+41 m0 00 +--------------------------------------------------+

¦ ドラム・セットアップ・パラメーター ¦ インディビデュアル¦ (m = 0-1) ¦

41 m8 7F +--------------------------------------------------+

48 00 00 +--------------------------------------------------+¦ システム・パラメーター ¦ バルク

48 01 10 +--------------------------------------------------+¦ パート・パラメーター ¦ バルク

48 1D 0F +--------------------------------------------------+49 m0 00 +--------------------------------------------------+

¦ ドラム・セットアップ・パラメーター ¦ バルク¦ (m = 0-1) ¦

49 mE 17 +--------------------------------------------------+

GS のデータ転送方法には、各パラメーターを 1 つ 1 つ転送するインディビデュアル・パラメーター転送と、大量のデータを一括して転送するバルク・ダンプ転送の 2種類の方法があります。

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■インディビデュアル・パラメーターインディビデュアル・パラメーター転送では、1つのエクスクルーシブ・メッセージ(「F0 ..... F7」の 1パケット)で 1 つのパラメーターのデータ送信(またはデータ送信要求)をします。インディビデュアル・パラメーター転送には、下記の「パラメーター・アドレス・マップ」記載のアドレスおよびサイズを使用してください。「#」の付いているアドレスは先頭アドレスとして使用できません。

●システム・パラメーター機器全体にかかわるパラメーターをシステム・パラメーターといいます。

アドレス(H) サイズ(H) データ(H) パラメーター 説明 初期設定値(H) 説明40 00 00 00 00 04 0018 - 07E8 MASTER TUNE -100.0 - +100.0 [セント] 00 04 00 00 0 [セント]40 00 01# (ニブル・データを使用)40 00 02#40 00 03#

5.参考資料「チューニングについて」(134 ページ)を参照してください。40 00 04 00 00 01 00 - 7F MASTER VOLUME 0 - 127 7F 127

(= F0 7F 7F 04 01 00 vv F7 )40 00 05 00 00 01 28 - 58 MASTER KEY-SHIFT -24 - +24 [半音] 40 0 [半音]40 00 06 00 00 01 01 - 7F MASTER PAN -63 (左) - +63 (右) 40 0 (中央)40 00 7F 00 00 01 00, 7F MODE SET 00 = GS リセット

(受信のみ)「モード設定に関するシステム・エクスクルーシブ・メッセージ」(124 ページ)を参照してください。

40 01 10 00 00 10 00 - 1C VOICE RESERVE Part 10(ドラム・パート) 02 240 01 11# Part 1 06 640 01 12# Part 2 02 240 01 13# Part 3 02 240 01 14# Part 4 02 240 01 15# Part 5 02 240 01 16# Part 6 02 240 01 17# Part 7 02 240 01 18# Part 8 02 240 01 19# Part 9 02 240 01 1A# Part 11 00 040 01 :# : :40 01 1F# Part 16 00 0

全パートのボイス・リザーブの合計値は、最大同時発音数以下に設定してください。本機の最大同時発音数は 28です。他のGS機器にも共通に使用する曲データでは、ボイス・リザーブの合計値は 24以下にしてください。

40 01 30 00 00 01 00 - 07 REVERB MACRO 00: Room 1 04 Hall 201: Room 202: Room 303: Hall 104: Hall 205: Plate06: Delay07: Panning Delay

40 01 31 00 00 01 00 - 07 REVERB CHARACTER 0 - 7 04 440 01 32 00 00 01 00 - 07 REVERB PRE-LPF 0 - 7 00 040 01 33 00 00 01 00 - 7F REVERB LEVEL 0 - 127 40 6440 01 34 00 00 01 00 - 7F REVERB TIME 0 - 127 40 6440 01 35 00 00 01 00 - 7F REVERB DELAY FEEDBACK 0 - 127 00 040 01 36 00 00 01 00 - 7F REVERB SEND LEVEL TO CHORUS 0 - 127 00 0

REVERB MACRO はリバーブの各パラメーターを一括して設定するマクロ・パラメーターです。REVERB MACRO でリバーブの種類を選択すると、各マクロに対応したプリセット値が各リバーブ・パラメーターにセットされます。REVERB CHARACTER は、リバーブのアルゴリズムを変えるパラメーターで、その値は、同じ番号の REVERB MACRO に対応しています。

40 01 38 00 00 01 00 - 07 CHORUS MACRO 00: Chorus 1 02 Chorus 301: Chorus 202: Chorus 303: Chorus 404: Feedback Chorus05: Flanger06: Short Delay07: Short Delay(FB)

40 01 39 00 00 01 00 - 07 CHORUS PRE-LPF 0 - 7 00 040 01 3A 00 00 01 00 - 7F CHORUS LEVEL 0 - 127 40 6440 01 3B 00 00 01 00 - 7F CHORUS FEEDBACK 0 - 127 08 840 01 3C 00 00 01 00 - 7F CHORUS DELAY 0 - 127 50 8040 01 3D 00 00 01 00 - 7F CHORUS RATE 0 - 127 03 340 01 3E 00 00 01 00 - 7F CHORUS DEPTH 0 - 127 13 1940 01 3F 00 00 01 00 - 7F CHORUS SEND LEVEL TO REVERB 0 - 127 00 0

CHORUS MACRO はコーラスの各パラメーターを一括して設定するマクロ・パラメーターです。CHORUS MACRO でコーラスの種類を選択すると、各マクロに対応したプリセット値が各コーラス・パラメーターにセットされます。

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●パート・パラメーター本機は 16個のパートを持っており、これらのパートごとに様々な設定を行うパラメータをパート・パラメーターといいます。エクスクルーシブ・メッセージでパート・パラメーター情報の通信をする場合、パート・ナンバー(通常はMIDI チャンネルと同じ番号)ではなく、ブロック・ナンバーによりアドレスを指定します。ブロック・ナンバーは 0 (H) から F (H) まで、16個のブロックを指定できるようになっています。

パート・ナンバーとブロック・ナンバーの関係は以下の通りです。

x...ブロック・ナンバー(0 - F), Part 1 (MIDIch = 1) x=1(H)Part 2 (MIDIch = 2) x=2(H)

: : :Part 9 (MIDIch = 9) x=9(H)Part10 (MIDIch =10) x=0(H)Part11 (MIDIch =11) x=A(H)Part12 (MIDIch =12) x=B(H)

: : :Part16 (MIDIch =16) x=F(H)

以下のマップでは、コントロール・チェンジのコントローラー・ナンバーを CC# で表しています。

アドレス(H) サイズ(H) データ(H) パラメーター 説明 初期設定値(H) 説明40 1x 00 00 00 02 00 - 7F TONE NUMBER CC#00 VALUE 0 - 127 00 040 1x 01# 00 - 7F プログラム・チェンジ 1 - 128 00 140 1x 02 00 00 01 00 - 10 Rx. CHANNEL 1 - 16, OFF (パート・ナンバーと同じ)40 1x 03 00 00 01 00 - 01 Rx. PITCH BEND OFF / ON 01 ON40 1x 04 00 00 01 00 - 01 Rx. CH PRESSURE(CAf) OFF / ON 01 ON40 1x 05 00 00 01 00 - 01 Rx. PROGRAM CHANGE OFF / ON 01 ON40 1x 06 00 00 01 00 - 01 Rx. CONTROL CHANGE OFF / ON 01 ON40 1x 07 00 00 01 00 - 01 Rx. POLY PRESSURE(PAf) OFF / ON 01 ON40 1x 08 00 00 01 00 - 01 Rx. NOTE MESSAGE OFF / ON 01 ON40 1x 09 00 00 01 00 - 01 Rx. RPN OFF / ON 01 ON40 1x 0A 00 00 01 00 - 01 Rx. NRPN OFF / ON 00(01*) OFF(ON*)

*"GM/GSサウンドモジュールモード " に設定された時、および "GMシステム・オン " を受信すると Rx. NRPN = OFF になります。"GSリセット " を受信すると ON になります。

40 1x 0B 00 00 01 00 - 01 Rx. MODULATION OFF / ON 01 ON40 1x 0C 00 00 01 00 - 01 Rx. VOLUME OFF / ON 01 ON40 1x 0D 00 00 01 00 - 01 Rx. PANPOT OFF / ON 01 ON40 1x 0E 00 00 01 00 - 01 Rx. EXPRESSION OFF / ON 01 ON40 1x 0F 00 00 01 00 - 01 Rx. HOLD1 OFF / ON 01 ON40 1x 10 00 00 01 00 - 01 Rx. PORTAMENTO OFF / ON 01 ON40 1x 11 00 00 01 00 - 01 Rx. SOSTENUTO OFF / ON 01 ON40 1x 12 00 00 01 00 - 01 Rx. SOFT OFF / ON 01 ON

40 1x 13 00 00 01 00 - 01 MONO/POLY MODE Mono / Poly 01 Poly(=CC# 126 01 / CC# 127 00)

40 1x 14 00 00 01 00 - 02 ASSIGN MODE 0 = SINGLE 00 at x=0 SINGLE at x=01 = LIMITED-MULTI 01 at x ≠ 0 LIMITED-MULTI at x ≠ 02 = FULL-MULTI

ASSIGN MODE は、同一チャンネル同一ノート・ナンバーの音が重なった場合(同音連打と言います)のボイス・アサイン処理の仕方に関するパラメーターです。あらかじめ各パートに最適なモード(ドラム・パートは SINGLE(0)、その他のパートは LIMITED- MULTI(1))に初期設定されていますから、一般的な演奏では変更設定の必要はありません。

40 1x 15 00 00 01 00 - 02 USE FOR RHYTHM PART 0 = OFF 00 at x ≠ 0 OFF at x ≠ 01 = MAP1 01 at x=00 MAP1 at x=02 = MAP2

ドラム・パートとして使用するパートの、ドラム・マップを設定するパラメーターです。本機では最大 2 つのドラム・マップ(MAP1, MAP2)を同時に(異なったパートで)使用することができます。初期設定では Part10(MIDI CH=10, x=0)が MAP1(1)に、その他のパートは通常の楽器音のパート(OFF(0))になっています。

40 1x 16 00 00 01 28 - 58 PITCH KEY SHIFT -24 - +24 [半音] 40 0 [半音]40 1x 17 00 00 02 08 - F8 PITCH OFFSET FINE -12.0 - +12.0 [Hz] 08 00 0 [Hz]40 1x 18# (ニブル・データを使用)

発音ピッチを指定した周波数だけずらすパラメーターです。一般的なファイン・チューニング(RPN# 1)とは異なり、どの音域でもずらす周波数(in Hz)は一定になります。PITCH OFFSET FINE を異なる設定にした複数のパートを同一のノート・ナンバーで鳴らすと、どの音域でも一定のうねりのあるセレステ効果が得られます。

40 1x 19 00 00 01 00 - 7F PART LEVEL 0 - 127 64 100(=CC# 7)

40 1x 1A 00 00 01 00 - 7F VELOCITY SENSE DEPTH 0 - 127 40 6440 1x 1B 00 00 01 00 - 7F VELOCITY SENSE OFFSET 0 - 127 40 6440 1x 1C 00 00 01 00 - 7F PART PANPOT -64(ランダム),-63(左) - +63(右) 40 0 (中央)

(=CC# 10, 但しランダムの場合を除く)40 1x 1D 00 00 01 00 - 7F KEY RANGE LOW (C-1) - (G9) 00 C-140 1x 1E 00 00 01 00 - 7F KEY RANGE HIGH (C-1) - (G9) 7F G 940 1x 1F 00 00 01 00 - 5F CC1 CONTROLLER NUMBER 0 - 95 10 1640 1x 20 00 00 01 00 - 5F CC2 CONTROLLER NUMBER 0 - 95 11 17

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40 1x 21 00 00 01 00 - 7F CHORUS SEND LEVEL 0 - 127 00 0(=CC# 93)

40 1x 22 00 00 01 00 - 7F REVERB SEND LEVEL 0 - 127 28 40(=CC# 91)

40 1x 23 00 00 01 00 - 01 Rx.BANK SELECT OFF / ON 01(00*) ON(OFF*)*"GMシステム・オン " を受信すると OFF になります。"GM/GS サウンドモジュールモード " に設定された時、および "GS リセット " を受信した時にはON になります。

40 1x 30 00 00 01 0E - 72 TONE MODIFY 1 -50 - +50 40 0Vibrato rate(=NRPN# 8)

40 1x 31 00 00 01 0E - 72 TONE MODIFY 2 -50 - +50 40 0Vibrato depth(=NRPN# 9)

40 1x 32 00 00 01 0E - 72 TONE MODIFY 3 -50 - +50 40 0TVF cutoff freq.(=NRPN# 32)

40 1x 33 00 00 01 0E - 72 TONE MODIFY 4 -50 - +50 40 0TVF resonance(=NRPN# 33)

40 1x 34 00 00 01 0E - 72 TONE MODIFY 5 -50 - +50 40 0TVF&TVA Env.attack(=NRPN# 99)

40 1x 35 00 00 01 0E - 72 TONE MODIFY 6 -50 - +50 40 0TVF&TVA Env.decay(=NRPN# 100)

40 1x 36 00 00 01 0E - 72 TONE MODIFY 7 -50 - +50 40 0TVF&TVA Env.release(=NRPN# 102)

40 1x 37 00 00 01 0E - 72 TONE MODIFY 8 -50 - +50 40 0Vibrato delay (=NRPN# 10)

40 1x 40 00 00 0C 00 - 7F SCALE TUNING C -64 - +63 [セント] 40 0 [セント]40 1x 41# 00 - 7F SCALE TUNING C# -64 - +63 [セント] 40 0 [セント]40 1x 42# 00 - 7F SCALE TUNING D -64 - +63 [セント] 40 0 [セント]40 1x 43# 00 - 7F SCALE TUNING D# -64 - +63 [セント] 40 0 [セント]40 1x 44# 00 - 7F SCALE TUNING E -64 - +63 [セント] 40 0 [セント]40 1x 45# 00 - 7F SCALE TUNING F -64 - +63 [セント] 40 0 [セント]40 1x 46# 00 - 7F SCALE TUNING F# -64 - +63 [セント] 40 0 [セント]40 1x 47# 00 - 7F SCALE TUNING G -64 - +63 [セント] 40 0 [セント]40 1x 48# 00 - 7F SCALE TUNING G# -64 - +63 [セント] 40 0 [セント]40 1x 49# 00 - 7F SCALE TUNING A -64 - +63 [セント] 40 0 [セント]40 1x 4A# 00 - 7F SCALE TUNING A# -64 - +63 [セント] 40 0 [セント]40 1x 4B# 00 - 7F SCALE TUNING B -64 - +63 [セント] 40 0 [セント]

SCALE TUNING は、オクターブ内の各音名のピッチを微調整する機能です。全オクターブの同一音名のピッチが同時に変わります。± 0 cent(40H)で平均律です。(135 ページ)

40 2x 00 00 00 01 28 - 58 MOD PITCH CONTROL -24 - +24 [半音] 40 0 [半音]40 2x 01 00 00 01 00 - 7F MOD TVF CUTOFF CONTROL -9600 - +9600 [セント] 40 0 [セント]40 2x 02 00 00 01 00 - 7F MOD AMPLITUDE CONTROL -100.0 - +100.0 [%] 40 0 [%]40 2x 03 00 00 01 00 - 7F MOD LFO1 RATE CONTROL -10.0 - +10.0 [Hz] 40 0 [Hz]40 2x 04 00 00 01 00 - 7F MOD LFO1 PITCH DEPTH 0 - 600 [セント] 0A 47 [セント]40 2x 05 00 00 01 00 - 7F MOD LFO1 TVF DEPTH 0 - 2400 [セント] 00 0 [セント]40 2x 06 00 00 01 00 - 7F MOD LFO1 TVA DEPTH 0 - 100.0 [%] 00 0 [%]40 2x 07 00 00 01 00 - 7F MOD LFO2 RATE CONTROL -10.0 - +10.0 [Hz] 40 0 [Hz]40 2x 08 00 00 01 00 - 7F MOD LFO2 PITCH DEPTH 0 - 600 [セント] 00 0 [セント]40 2x 09 00 00 01 00 - 7F MOD LFO2 TVF DEPTH 0 - 2400 [セント] 00 0 [セント]40 2x 0A 00 00 01 00 - 7F MOD LFO2 TVA DEPTH 0 - 100.0 [%] 00 0 [%]

40 2x 10 00 00 01 40 - 58 BEND PITCH CONTROL 0 - 24 [半音] 42 2 [半音]40 2x 11 00 00 01 00 - 7F BEND TVF CUTOFF CONTROL -9600 - +9600 [セント] 40 0 [セント]40 2x 12 00 00 01 00 - 7F BEND AMPLITUDE CONTROL -100.0 - +100.0 [%] 40 0 [%]40 2x 13 00 00 01 00 - 7F BEND LFO1 RATE CONTROL -10.0 - +10.0 [Hz] 40 0 [Hz]40 2x 14 00 00 01 00 - 7F BEND LFO1 PITCH DEPTH 0 - 600 [セント] 00 0 [セント]40 2x 15 00 00 01 00 - 7F BEND LFO1 TVF DEPTH 0 - 2400 [セント] 00 0 [セント]40 2x 16 00 00 01 00 - 7F BEND LFO1 TVA DEPTH 0 - 100.0 [%] 00 0 [%]40 2x 17 00 00 01 00 - 7F BEND LFO2 RATE CONTROL -10.0 - +10.0 [Hz] 40 0 [Hz]40 2x 18 00 00 01 00 - 7F BEND LFO2 PITCH DEPTH 0 - 600 [セント] 00 0 [セント]40 2x 19 00 00 01 00 - 7F BEND LFO2 TVF DEPTH 0 - 2400 [セント] 00 0 [セント]40 2x 1A 00 00 01 00 - 7F BEND LFO2 TVA DEPTH 0 - 100.0 [%] 00 0 [%]

40 2x 20 00 00 01 28 - 58 CAf PITCH CONTROL -24 - +24 [半音] 40 0 [半音]40 2x 21 00 00 01 00 - 7F CAf TVF CUTOFF CONTROL -9600 - +9600 [セント] 40 0 [セント]40 2x 22 00 00 01 00 - 7F CAf AMPLITUDE CONTROL -100.0 - +100.0 [%] 40 0 [%]40 2x 23 00 00 01 00 - 7F CAf LFO1 RATE CONTROL -10.0 - +10.0 [Hz] 40 0 [Hz]40 2x 24 00 00 01 00 - 7F CAf LFO1 PITCH DEPTH 0 - 600 [セント] 00 0 [セント]40 2x 25 00 00 01 00 - 7F CAf LFO1 TVF DEPTH 0 - 2400 [セント] 00 0 [セント]40 2x 26 00 00 01 00 - 7F CAf LFO1 TVA DEPTH 0 - 100.0 [%] 00 0 [%]40 2x 27 00 00 01 00 - 7F CAf LFO2 RATE CONTROL -10.0 - +10.0 [Hz] 40 0 [Hz]40 2x 28 00 00 01 00 - 7F CAf LFO2 PITCH DEPTH 0 - 600 [セント] 00 0 [セント]40 2x 29 00 00 01 00 - 7F CAf LFO2 TVF DEPTH 0 - 2400 [セント] 00 0 [セント]40 2x 2A 00 00 01 00 - 7F CAf LFO2 TVA DEPTH 0 - 100.0 [%] 00 0 [%]

130

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40 2x 30 00 00 01 28 - 58 PAf PITCH CONTROL -24 - +24 [半音] 40 0 [半音]40 2x 31 00 00 01 00 - 7F PAf TVF CUTOFF CONTROL -9600 - +9600 [セント] 40 0 [セント]40 2x 32 00 00 01 00 - 7F PAf AMPLITUDE CONTROL -100.0 - +100.0 [%] 40 0 [%]40 2x 33 00 00 01 00 - 7F PAf LFO1 RATE CONTROL -10.0 - +10.0 [Hz] 40 0 [Hz]40 2x 34 00 00 01 00 - 7F PAf LFO1 PITCH DEPTH 0 - 600 [セント] 00 0 [セント]40 2x 35 00 00 01 00 - 7F PAf LFO1 TVF DEPTH 0 - 2400 [セント] 00 0 [セント]40 2x 36 00 00 01 00 - 7F PAf LFO1 TVA DEPTH 0 - 100.0 [%] 00 0 [%]40 2x 37 00 00 01 00 - 7F PAf LFO2 RATE CONTROL -10.0 - +10.0 [Hz] 40 0 [Hz]40 2x 38 00 00 01 00 - 7F PAf LFO2 PITCH DEPTH 0 - 600 [セント] 00 0 [セント]40 2x 39 00 00 01 00 - 7F PAf LFO2 TVF DEPTH 0 - 2400 [セント] 00 0 [セント]40 2x 3A 00 00 01 00 - 7F PAf LFO2 TVA DEPTH 0 - 100.0 [%] 00 0 [%]

40 2x 40 00 00 01 28 - 58 CC1 PITCH CONTROL -24 - +24 [半音] 40 0 [半音]40 2x 41 00 00 01 00 - 7F CC1 TVF CUTOFF CONTROL -9600 - +9600 [セント] 40 0 [セント]40 2x 42 00 00 01 00 - 7F CC1 AMPLITUDE CONTROL -100.0 - +100.0 [%] 40 0 [%]40 2x 43 00 00 01 00 - 7F CC1 LFO1 RATE CONTROL -10.0 - +10.0 [Hz] 40 0 [Hz]40 2x 44 00 00 01 00 - 7F CC1 LFO1 PITCH DEPTH 0 - 600 [セント] 00 0 [セント]40 2x 45 00 00 01 00 - 7F CC1 LFO1 TVF DEPTH 0 - 2400 [セント] 00 0 [セント]40 2x 46 00 00 01 00 - 7F CC1 LFO1 TVA DEPTH 0 - 100.0 [%] 00 0 [%]40 2x 47 00 00 01 00 - 7F CC1 LFO2 RATE CONTROL -10.0 - +10.0 [Hz] 40 0 [Hz]40 2x 48 00 00 01 00 - 7F CC1 LFO2 PITCH DEPTH 0 - 600 [セント] 00 0 [セント]40 2x 49 00 00 01 00 - 7F CC1 LFO2 TVF DEPTH 0 - 2400 [セント] 00 0 [セント]40 2x 4A 00 00 01 00 - 7F CC1 LFO2 TVA DEPTH 0 - 100.0 [%] 00 0 [%]

40 2x 50 00 00 01 28 - 58 CC2 PITCH CONTROL -24 - +24 [半音] 40 0 [半音]40 2x 51 00 00 01 00 - 7F CC2 TVF CUTOFF CONTROL -9600 - +9600 [セント] 40 0 [セント]40 2x 52 00 00 01 00 - 7F CC2 AMPLITUDE CONTROL -100.0 - +100.0 [%] 40 0 [%]40 2x 53 00 00 01 00 - 7F CC2 LFO1 RATE CONTROL -10.0 - +10.0 [Hz] 40 0 [Hz]40 2x 54 00 00 01 00 - 7F CC2 LFO1 PITCH DEPTH 0 - 600 [セント] 00 0 [セント]40 2x 55 00 00 01 00 - 7F CC2 LFO1 TVF DEPTH 0 - 2400 [セント] 00 0 [セント]40 2x 56 00 00 01 00 - 7F CC2 LFO1 TVA DEPTH 0 - 100.0 [%] 00 0 [%]40 2x 57 00 00 01 00 - 7F CC2 LFO2 RATE CONTROL -10.0 - +10.0 [Hz] 40 0 [Hz]40 2x 58 00 00 01 00 - 7F CC2 LFO2 PITCH DEPTH 0 - 600 [セント] 00 0 [セント]40 2x 59 00 00 01 00 - 7F CC2 LFO2 TVF DEPTH 0 - 2400 [セント] 00 0 [セント]40 2x 5A 00 00 01 00 - 7F CC2 LFO2 TVA DEPTH 0 - 100.0 [%] 00 0 [%]

●ドラム・セットアップ・パラメーターm:ドラム・マップ・ナンバー (0 = MAP1, 1 = MAP2)rr:ドラム・パートのノート・ナンバー (00H - 7FH : 0 - 127)

アドレス(H) サイズ(H) データ(H) パラメーター 説明

41 m0 00 00 00 0C 20 - 7F DRUM MAP NAME ASCII Character¦ #

41 m0 0B#

41 m1 rr 00 00 01 00 - 7F PLAY NOTE NUMBER ピッチ・コース

41 m2 rr 00 00 01 00 - 7F LEVEL TVAレベル(=NRPN# 26)

41 m3 rr 00 00 01 00 - 7F ASSIGN GROUP NUMBER Non, 1 - 127

41 m4 rr 00 00 01 00 - 7F PANPOT -64(ランダム), -63(左) - +63(右)(=NRPN# 28, 但しランダムの場合を除く)

41 m5 rr 00 00 01 00 - 7F REVERB SEND LEVEL 0.0 - 1.0(=NRPN# 29) ドラム・パートのリバーブ・レベルに掛けられる

41 m6 rr 00 00 01 00 - 7F CHORUS SEND LEVEL 0.0 - 1.0(=NRPN# 30) ドラム・パートのコーラス・レベルに掛けられる

41 m7 rr 00 00 01 00 - 01 Rx. NOTE OFF OFF / ON41 m8 rr 00 00 01 00 - 01 Rx. NOTE ON OFF / ON

ドラム・セットを切り換えるとドラム・セットアップ・パラメーターの値はすべて初期化されます。

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■バルク・ダンプバルク・ダンプを使用すると大量のデータを一括して送信することができます。機器全体の設定をまとめてコンピューターやシーケンサーに記憶させる時などに使用します。バルク・ダンプのデータ送信要求のアドレスとサイズは、以下のマップに記載された値を使用してください。インディビデュアル・パラメーターと同様に、「#」の付いているアドレスは使用できません。サイズの大きなデータは 128 バイト以下のパケットに区切り、40ms 程度の時間間隔をあけて送信します。送信データの 2番目以降のパケットの先頭アドレスは、マップの「#」の付いているアドレスになる場合があります。大きなサイズのエクスクルーシブ・メッセージを続けて送る場合、各パケット間は 40ms 以上の時間間隔をあけてください。

●システム・パラメーター/パート・パラメーターシステム・パラメーターと全ブロックのパート・パラメーターを一括して送信することができます。

アドレス(H) サイズ(H) 説明 パケット数

48 00 00 00 1D 10¦ # ALL 30 packets

48 1D 0F#48 00 00 00 00 10¦ # SYSTEM PARAMETERS 1 1 packet

48 00 0F#48 00 10 00 01 00¦ # SYSTEM PARAMETERS 2 1 packet

48 01 0F#48 01 10 00 01 60¦ # PART PARAMETERS - BLOCK 0 2 packets

48 02 6F#48 02 70 00 01 60¦ # PART PARAMETERS - BLOCK 1 2 packets

48 04 4F#48 04 50 00 01 60¦ # PART PARAMETERS - BLOCK 2 2 packets

48 06 2F#

48 06 30 00 01 60¦ # PART PARAMETERS - BLOCK 3 2 packets

48 08 0F#48 08 10 00 01 60¦ # PART PARAMETERS - BLOCK 4 2 packets

48 09 6F#

48 09 70 00 01 60¦¦ # PART PARAMETERS - BLOCK 5 2 packets

48 0B 4F#48 0B 50 00 01 60¦ # PART PARAMETERS - BLOCK 6 2 packets

48 0D 2F#48 0D 30 00 01 60¦ # PART PARAMETERS - BLOCK 7 2 packets

48 0F 0F#48 0F 10 00 01 60¦ # PART PARAMETERS - BLOCK 8 2 packets

48 10 6F#48 10 70 00 01 60¦ # PART PARAMETERS - BLOCK 9 2 packets

48 12 4F#48 12 50 00 01 60¦ # PART PARAMETERS - BLOCK A 2 packets

48 14 2F#48 14 30 00 01 60¦ # PART PARAMETERS - BLOCK B 2 packets

48 16 0F#48 16 10 00 01 60¦ # PART PARAMETERS - BLOCK C 2 packets

48 17 6F#48 17 70 00 01 60¦ # PART PARAMETERS - BLOCK D 2 packets

48 19 4F#48 19 50 00 01 60¦ # PART PARAMETERS - BLOCK E 2 packets

48 1B 2F#48 1B 30 00 01 60¦ # PART PARAMETERS - BLOCK F 2 packets

48 1D 0F#

●ドラム・セットアップ・パラメーターm:ドラム・マップ・ナンバー (0 = MAP1, 1 = MAP2)

アドレス(H) サイズ(H) 説明 パケット数

49 m0 00 00 02 00¦ PLAY NOTE NUMBER 2 packets

49 m1 7F

49 m2 00 00 02 00¦ LEVEL 2 packets

49 m3 7F

49 m4 00 00 02 00¦ ASSIGN GROUP NUMBER 2 packets

49 m5 7F

49 m6 00 00 02 00¦ PANPOT 2 packets

49 m7 7F

49 m8 00 00 02 00¦ REVERB SEND LEVEL 2 packets

49 m9 7F

49 mA 00 00 02 00¦ CHORUS SEND LEVEL 2 packets

49 mB 7F

49 mC 00 00 02 00¦ Rx. NOTE ON/OFF 2 packets

49 mD 7F

49 mE 00 00 00 18¦ DRUM MAP NAME 1 packet

49 mE 17

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4. 参考資料

●10進数と 16進数の対応表 (16進数表記の数字の後ろには H をつけています。)

MIDI では、データ値や、エクスクルーシブ・メッセージのアドレスやサイズには、7ビットごとの 16 進表記が使用されます。10 進表記との対応表は次の通りです。

+------+------++------+------++------+------++------+------+

| 10進 | 16進 || 10進 | 16進 || 10進 | 16進 || 10進 | 16進 |

+------+------++------+------++------+------++------+------+

| 0 | 00H || 32 | 20H || 64 | 40H || 96 | 60H |

| 1 | 01H || 33 | 21H || 65 | 41H || 97 | 61H |

| 2 | 02H || 34 | 22H || 66 | 42H || 98 | 62H |

| 3 | 03H || 35 | 23H || 67 | 43H || 99 | 63H |

| 4 | 04H || 36 | 24H || 68 | 44H || 100 | 64H |

| 5 | 05H || 37 | 25H || 69 | 45H || 101 | 65H |

| 6 | 06H || 38 | 26H || 70 | 46H || 102 | 66H |

| 7 | 07H || 39 | 27H || 71 | 47H || 103 | 67H |

| 8 | 08H || 40 | 28H || 72 | 48H || 104 | 68H |

| 9 | 09H || 41 | 29H || 73 | 49H || 105 | 69H |

| 10 | 0AH || 42 | 2AH || 74 | 4AH || 106 | 6AH |

| 11 | 0BH || 43 | 2BH || 75 | 4BH || 107 | 6BH |

| 12 | 0CH || 44 | 2CH || 76 | 4CH || 108 | 6CH |

| 13 | 0DH || 45 | 2DH || 77 | 4DH || 109 | 6DH |

| 14 | 0EH || 46 | 2EH || 78 | 4EH || 110 | 6EH |

| 15 | 0FH || 47 | 2FH || 79 | 4FH || 111 | 6FH |

| 16 | 10H || 48 | 30H || 80 | 50H || 112 | 70H |

| 17 | 11H || 49 | 31H || 81 | 51H || 113 | 71H |

| 18 | 12H || 50 | 32H || 82 | 52H || 114 | 72H |

| 19 | 13H || 51 | 33H || 83 | 53H || 115 | 73H |

| 20 | 14H || 52 | 34H || 84 | 54H || 116 | 74H |

| 21 | 15H || 53 | 35H || 85 | 55H || 117 | 75H |

| 22 | 16H || 54 | 36H || 86 | 56H || 118 | 76H |

| 23 | 17H || 55 | 37H || 87 | 57H || 119 | 77H |

| 24 | 18H || 56 | 38H || 88 | 58H || 120 | 78H |

| 25 | 19H || 57 | 39H || 89 | 59H || 121 | 79H |

| 26 | 1AH || 58 | 3AH || 90 | 5AH || 122 | 7AH |

| 27 | 1BH || 59 | 3BH || 91 | 5BH || 123 | 7BH |

| 28 | 1CH || 60 | 3CH || 92 | 5CH || 124 | 7CH |

| 29 | 1DH || 61 | 3DH || 93 | 5DH || 125 | 7DH |

| 30 | 1EH || 62 | 3EH || 94 | 5EH || 126 | 7EH |

| 31 | 1FH || 63 | 3FH || 95 | 5FH || 127 | 7FH |

+------+------++------+------++------+------++------+------+

※ MIDI チャンネル、バンク・セレクト、プログラム・チェンジなどの 10進表記は、前表の 10進数に 1を足した値になっています。

※ 7ビットごとの 16 進表記では、1バイトのデータで表せる値は最大 128 段階です。それ以上の分解能のデータは複数のバイトを使います。たとえば、aabbH と 2バイトの 7ビットごとの 16進表記された値は、aa x 128 + bb となります。

※ ±の符号のある値は、00H = -64, 40H = ± 0, 7FH = +63 となり、10進表記には上表の 10進数から 64引いた値を使います。2バイトの場合は、00 00H= -8192, 40 00H = ± 0, 7F 7FH = +8191 となり、たとえば aa bbH を 10進表記すると aa bbH - 40 00H = aa x 128 + bb - 64 x 128 となります。

※ 「nibbled」と書かれたデータの場合は、4ビットごとの 16 進表記が使用されます。0a 0bH と 2バイトのニブル表記された値は、a x 16 + b となります。

<例 1> 5AH の 10進表記は?前表より 5AH = 90 となります。

<例 2> 7ビットごとの16進表記された値 12 34H の 10進表記は?前表より 12H = 18, 34H = 52 ですから18 x 128 + 52 = 2356 となります。

<例 3> 0A 03 09 0D とニブル表記された値の10進表記は?前表より 0AH = 10, 03H = 3, 09H = 9, 0DH = 13 ですから((10 x 16 + 3)x 16 + 9)x 16 + 13 = 41885 となります。

<例 4> 10進数表記の1258をニブル表記すると?

16)125816) 78 ... 1016) 4 ... 14

0 ... 4

前表より 0=00H, 4=04H, 14=0EH, 10=0AH ですから00 04 0E 0AH となります。

●実際のMIDI メッセージの例

<例1> 92 3E 5F9n はノート・オンのステータスで、n は MIDI チャンネル・ナンバーです。2H

= 2, 3EH = 62, 5FH = 95 ですから、これはMIDI CH = 3、ノート・ナンバー 62(音名はD4)、ベロシティー 95 のノート・オン・メッセージです。

<例 2> CE 49CnH はプログラム・チェンジのステータスで、n は MIDI チャンネル・ナンバ

ーです。EH = 14, 49H = 73 ですから、これはMIDI CH = 15、プログラム・ナンバー 74(GSでは Flute)のプログラム・チェンジ・メッセージです。

<例 3> EA 00 28EnH はピッチ・ベンド・チェンジのステータスで、n は MIDI チャンネル・ナ

ンバーです。第 2バイト(00H=0)がピッチ・ベンド値の下位バイト、第 3バイト(28H=40)が上位バイトですが、ピッチ・ベンド値は 40 00H( = 64 x 128+ 0 = 8192)を 0 とする符号のある値ですから、この場合のピッチ・ベンド値は、28 00H - 40 00H = 40 x 128 + 0 -(64 x 128 + 0)= 5120 - 8192 = -3072

ピッチ・ベンド・センシティビティーが 2半音になっているとすると、-8192(00 00H)で -200 セントだけピッチを変化させますから、この場合は -200 x(-3072)÷(-8192)= -75 セントのピッチ・ベンドを MIDI CH = 11 に指示していることになります。

<例 4> B3 64 00 65 00 06 0C 26 00 64 7F 65 7FBnH はコントロール・チェンジのステータスで、n は MIDI チャンネル・ナン

バーです。コントロール・チェンジは、第 2バイトがコントローラー・ナンバー、第 3バイトはそのパラメーターの値です。MIDI では、ランニング・ステータスといって、同じステータスのメッセージが連続する場合は、2 つめ以降のステータスを省略してもよいことになっていますから、このメッセージは以下の情報が順番に送られています。

B3 64 00 MIDI CH = 4 に RPNパラメーター・ナンバーの下位バイト : 00H(B3)65 00 MIDI CH = 4 に RPNパラメーター・ナンバーの上位バイト : 00H(B3)06 0C MIDI CH = 4 にパラメーター値の上位バイト : 0CH(B3)26 00 MIDI CH = 4 にパラメーター値の下位バイト : 00H(B3)64 7F MIDI CH = 4 に RPNパラメーター・ナンバーの下位バイト : 7FH(B3)65 7F MIDI CH = 4 に RPNパラメーター・ナンバーの上位バイト : 7FH

つまり、MIDI CH = 4 の RPNパラメーター・ナンバー 00 00H に 0C 00H のパラメーター値を送り、その後 RPNパラメーター・ナンバー 7F 7FH に設定するメッセージです。

RPNパラメーター・ナンバー 00 00H の機能はピッチ・ベンド・センシティビティーで、パラメーター値の上位バイトが半音単位を示しています。この例ではパラメーター値の上位バイトは 0CH = 12 ですから、ピッチベンドの最大変化幅を± 12 半音(1 オクターブ)に設定しています。(GS 音源ではピッチ・ベンド・センシティビティーの下位バイトは無視されますが、どの機器でも正しく動作させるために下位バイト(パラメーター値は 0 )も一緒に送りましょう。)

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RPN や NRPN は一度パラメーター・ナンバーを設定すると、その後同一チャンネルに送られたデータ・エントリーが全て有効になってしまうため、必要なパラメーター値を送った後でパラメーター・ナンバーを 7F 7FH に設定して誤動作を防止することが推奨されています。最後の(B3)64 7F(B3)65 7F はそのためのものです。

曲データ(たとえばスタンダードMIDI ファイルのデータ)中では <例 4> のように多くのイベントをランニング・ステータスで記述することは好ましくありません。曲中で、ポーズ / 早送り / 巻き戻し、などの操作を行なった場合に、シーケンサーが正しいステータスを出力できず、音源が誤った解釈をしてしまう可能性があります。すべてのイベントにそれぞれステータスをつけるようにしてください。

また、RPN や NRPN はパラメーター・ナンバーの設定とパラメーター値の送信が正しい順序で行なわれなければなりません。シーケンサーによっては、同一(または近接した)クロックに記述されたイベントの送信順序がデータに記載されている順序と変わってしまうものもありますから、各イベントの時刻を(TPQN=96 で 1-Tick, TPQN=480 なら 5-Ticks 程度)ずらして記述するのがよいでしょう。

※ TPQN : Ticks Per Quarter Note (4 分音符あたりのティック数)

●エクスクルーシブ・メッセージの例とチェックサムの計算ローランドのエクスクルーシブ・メッセージ(RQ1,DT1)では、メッセージが

正しく受信できているかどうかのチェックを行なうために、データの後ろ(F7 の前)にチェックサムを付けてメッセージを送ります。チェックサムの値は、送られるエクスクルーシブ・メッセージのアドレス、データ(またはサイズ)によって決まります。

◇チェックサムの計算のしかた(16進表記の数字の後ろには H をつけています。)チェックサムは、アドレス、サイズ、およびチェックサム自身を加算した値の

下位 7ビットがゼロになる値です。具体的な計算は、送りたいエクスクルーシブ・メッセージのアドレスは aa bb

ccH、データまたはサイズが dd ee ffH とすると、以下のようになります。

aa + bb + cc + dd + ee + ff = 合計合計 ÷ 128 = 商 … 余り128 - 余り = チェックサム

<例 1> REVERB MACRO を ROOM 3 に設定する場合

「パラメーター・アドレス・マップ」より、REVERB MACRO のアドレスは40 01 30H、ROOM 3 はパラメーター値 02H ですから

F0 41 10 42 12 40 01 30 02 ?? F7(1) (2) (3) (4) (5) アドレス データ チェックサム (6)

(1)エクスクルーシブ・ステータス (2)ID ナンバー(Roland) (3)デバイス ID(17)(4)モデル ID(GS) (5)コマンド ID(DT1) (6)EOX

次にチェックサムの計算をします。

40H + 01H + 30H + 02H = 64 + 1 + 48 + 2 = 115(sum)115(合計)÷ 128 = 0(商)… 115(余り)チェックサム = 128 - 115(余り)= 13 = 0DH

したがって、F0 41 10 42 12 40 01 30 02 0D F7 が送信するメッセージです。

< 例 2> ドラム・マップ 1 のノート・ナンバー 75(D#5; Claves)のLEVEL の送信要求をする場合

ノート・ナンバー 75(D#5)は 16進表示で 4BH です。「パラメーター・アドレス・マップ」より、ドラム・マップ 1 のノート・ナンバー 75(D#5; Claves)の LEVEL のアドレスは 41 02 4BH、サイズは 00 0001H ですから、

F0 41 10 42 11 41 02 4B 00 00 01 ?? F7(1) (2) (3) (4) (5) アドレス サイズ チェックサム (6)

(1)エクスクルーシブ・ステータス (2)ID ナンバー(Roland) (3)デバイス ID(17)(4)モデル ID(GS) (5)コマンド ID(RQ1) (6)EOX

次にチェックサムの計算をします。

41H + 02H + 4BH + 00H + 00H + 01H = 65 + 2 + 75 + 0 + 0 + 1 = 143(sum)143(合計)÷ 128 = 1(商)… 15(余り)チェックサム = 128 - 15(余り)= 113 = 71H

したがって、F0 41 10 42 11 41 02 4B 00 00 01 71 F7 が送信するメッセージです。

●チューニングについてMIDI で、パートごとのチューニングをするには、RPN #1(マスター・ファイ

ン・チューニング)を必要な MIDI CH に送ります。MIDI で、全パートのチューニングをするには、使用している全部の MIDI CH

に RPN #1 をそれぞれ送るか、または、システム・エクスクルーシブでMASTER TUNE(アドレス 40 00 00H)を送ります。RPN #1 は、約 0.012 セント(正確には 100/8192 セント)の、システム・

エクスクルーシブの MASTER TUNE は 0.1 セント の細かさでチューニングの指定ができます。セントとは、1つの半音の音程の間を 100 等分したチューニングの単位です。RPN #1(マスター・ファイン・チューニング)と システム・エクスクルーシ

ブでMASTER TUNE の値は、それぞれのパートで加算されて各パートの実際の発音ピッチが決まります。

よく使うチューニングの値は下の表を参照してください。値は 16 進表記(カッコ内は十進表記)になっています。

+--------+--------+--------------+-------------------+

|Hz in A4| cent | RPN #1 | Sys.Ex. 40 00 00 |

+--------+--------+--------------+-------------------+

| 445.0 | +19.56 | 4C 43 (+1603)| 00 04 0C 04 (+196)|

| 444.0 | +15.67 | 4A 03 (+1283)| 00 04 09 0D (+157)|

| 443.0 | +11.76 | 47 44 (+ 964)| 00 04 07 06 (+118)|

| 442.0 | + 7.85 | 45 03 (+ 643)| 00 04 04 0F (+ 79)|

| 441.0 | + 3.93 | 42 42 (+ 322)| 00 04 02 07 (+ 39)|

| 440.0 | 0.00 | 40 00 ( 0)| 00 04 00 00 ( 0)|

| 439.0 | - 3.94 | 3D 3D (- 323)| 00 03 0D 09 (- 39)|

| 438.0 | - 7.89 | 3A 7A (- 646)| 00 03 0B 01 (- 79)|

+--------+--------+--------------+-------------------+

<例 > MIDI channel 3 のチューニングを A4 = 442.0Hz にする場合MIDI CH = 3 に RPN#1 に送ります。値は、上表から 45 03H です。

B2 64 00 MIDI CH = 3 に RPNパラメーター・ナンバーの下位バイト : 00H(B2)65 01 MIDI CH = 3 に RPNパラメーター・ナンバーの上位バイト : 01H(B2)06 45 MIDI CH = 3 に パラメーター値の上位バイト : 45H(B2)26 03 MIDI CH = 3 に パラメーター値の下位バイト : 03H(B2)64 7F MIDI CH = 3 に RPNパラメーター・ナンバーの下位バイト : 7FH(B2)65 7F MIDI CH = 3 に RPNパラメーター・ナンバーの上位バイト : 7FH

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●スケール・チューン機能(アドレス:40 1x 40)スケール・チューンは、C~ Bそれぞれのピッチを微調整する機能です。1オ

クターブ分の設定ですべてのオクターブのピッチが微調整されます。スケール・チューンを設定することで、平均律以外のさまざまな音律で演奏することができます。ここでは、例として 3種類の設定を説明します。

○平均律1 オクターブを 12等分した音律で、現在、西洋音楽を中心に最も広く使われて

います。本機のスケール・チューン機能の初期設定は平均律になっています。

○純正律(主音がC)平均律と比べると、主要 3和音がとても美しく響きます。しかし 1つの調でし

かその効果は得られず、転調すると和音が濁ってしまいます。ここでは主音を Cとする調の設定を紹介します。

○アラビア風音階スケール・チューン機能を使うことで、さまざまな民族音楽のチューニングが

できます。ここでは、代表的なアラビア風音階のデータを紹介します。

設定例

音名 平均律 純正律 アラビア風(主音がC) 音階

C 0 0 -6C# 0 -8 +45D 0 +4 -2D# 0 +16 -12E 0 -14 -51F 0 -2 -8F# 0 -10 +43G 0 +2 -4G# 0 +14 +47A 0 -16 0A# 0 +14 -10B 0 -12 -49

表の値の単位はセントです。130 ページの SCALE TUNING の記述を参照して16進数に変換し、エクスクルーシブ・データとして送信してください。例えば、パート1のスケール・チューンをアラビア風にするには、以下のデー

タを送ってください。F0 41 10 42 12 40 11 40 3A 6D 3E 34 0D 38 6B 3C 6F 40 36 0F 50 F7

135

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136

ファンクション...

ベーシック チャンネル

モード

ノート ナンバー :

ベロシティ

アフター タッチ

ピッチ・ベンド

コントロール チェンジ

プログラム チェンジ

エクスクルーシブ

コモン

リアル タイム

その他

備考

送   信 受   信 備   考

電源ON時 設定可能

電源ON時 メッセージ 代用

音域

ノート・オン ノート・オフ

キー別 チャンネル別

01567

101164656667849193

98, 99100, 101

: 設定可能範囲

: ソング・ポジション: ソング・セレクト: チューン

: クロック: コマンド

: オール・サウンド・オフ : リセット・オール・コントローラー : ローカルON/OFF: オール・ノート・オフ: アクティブ・センシング : システム・リセット

モード 3

Ox

0–127

xx

OOxOOOOOxxxxOOxO

xOxxOOOOxxxxO(リバーブ) O(コーラス)xx

O

OO x

xxxxOx

モード 1

0 –127

O

OOx

OOx O(123 –127)Ox

バンク・セレクト モジュレーション ポルタメント・タイム データ・エントリー ボリューム パンポット エクスプレッション ホールド1 ポルタメント ソステヌート ソフト ポルタメント・コントロール 汎用エフェクト1 汎用エフェクト3 NRPN LSB, MSB RPN LSB, MSB

*1 受信したチャンネル・ボイス・メッセージは、    現在選択されているトラックに関するものとして認識されます。 *2 24, 40, 55, 70, 85, 100, 114, 127 の8段階 *3 オール・ノート・オフとして認識します。

Personal Music AssistantModel PMA-5

Date : Feb. 19, 1996

Version : 1.10MIDIインプリメンテーション・チャート

**************

**************

モード 1 : オムニ・オン、ポリ

モード 3 : オムニ・オフ、ポリ

O : あり

X : なし

モード 2 : オムニ・オン、モノ

モード 4 : オムニ・オフ、モノ

プログラム・ナンバー 1–128

1–16 1–161–16

0 –127

(ノーマル・モード)

1–16

x*1

x

*2 Ox

xx

OO

**************0 –127x

O

(Sync=MIDI)(Sync=MIDI)

OO

OO (Sync=MIDI)(Sync=MIDI)

*3

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137

ファンクション...

ベーシック チャンネル

モード

ノート ナンバー :

ベロシティ

アフター タッチ

ピッチ・ベンド

コントロール チェンジ

プログラム チェンジ

エクスクルーシブ

コモン

リアル タイム

その他

備考

送   信 受   信 備   考

電源ON時 設定可能

電源ON時 メッセージ 代用

音域

ノート・オン ノート・オフ

キー別 チャンネル別

0, 3215

6, 387

101164656667849193

98, 99100, 101

: 設定可能範囲

: ソング・ポジション: ソング・セレクト: チューン

: クロック: コマンド

: オール・サウンド・オフ : リセット・オール・コントローラー : ローカルON/OFF: オール・ノート・オフ: アクティブ・センシング : システム・リセット

0–127

xx

O

xOxxxxxxxxxxxxxx

OOOOOOOOOOOOO(リバーブ) O(コーラス)OO

x **************

O

xx x

x x

xxxxOx

モード 3 モード 3, 4(M=1)

Ox

0 –127

OO

O

O 0 –127

O

xxx

xx

O(120, 126, 127)OxO(123 –127)Ox

バンク・セレクト モジュレーション ポルタメント・タイム データ・エントリー ボリューム パンポット エクスプレッション ホールド1 ポルタメント ソステヌート ソフト ポルタメント・コントロール 汎用エフェクト1 汎用エフェクト3 NRPN LSB, MSB RPN LSB, MSB

*1 O x 切り換え可能。 *2 M=1の場合もM=1として扱う *3 24, 40, 55, 70, 85, 100, 114, 127の8段階

Personal Music AssistantModel PMA-5

Date : Feb. 19, 1996

Version : 1.10MIDIインプリメンテーション・チャート

**************

**************

モード 1 : オムニ・オン、ポリ

モード 3 : オムニ・オフ、ポリ

O : あり

X : なし

モード 2 : オムニ・オン、モノ

モード 4 : オムニ・オフ、モノ

プログラム・ナンバー 1–128

*2

1–161–16

0 –127

*1*1

*1

*1 *1 *1 *1 *1 *1 *1 *1 *1 *1 *1 *1 *1 *1 *1 *1 *1

(GM/GSサウンド・モジュール・モード)

x

Ox

1–161–16

モード 3

*3

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[あいうえお順]

あアカンパニメント........................................................................................22アドリブ・バー ............................................................................................75アレンジ・モード........................................................................................51アレンジャー ................................................................................................23アンティシペーション ........................................................................28, 36イニシャライズ ............................................................................................81イニシャル・テンポ....................................................................................30イベント・エディット................................................................................72イベント(MIDI イベント)......................................................................42イレース・グリッド(Erase Grid) .............................................................73イレース・メジャー(Erase Meas)...................................................63, 68インサート・イベント(Insert Event) .....................................................74インサート・インスト・チェンジ(Insert Inst Change)....................74インサート・テンポ(Insert Tempo) .......................................................75インサート・メジャー(Insert Meas)......................................................64インスト(音色).................................................................................26, 30インスト・グループ....................................................................................26インスト・ナンバー....................................................................................26インスト・ネーム........................................................................................26インストゥルメント・リスト.................................................................102イントロ.........................................................................................................23移調..................................................................................................64, 69, 85エディット.....................................................................................................62エフェクト.....................................................................................................32エンディング ................................................................................................23オート・ステップ........................................................................................45オート・パワー・オフ................................................................................14オクターブ...........................................................................12, 27, 37, 114音源部.............................................................................................................21オン・ベース・コード................................................................................36音色 ...............................................................................................26, 30, 102音符の長さ.....................................................................................................44

かカウント・イン ............................................................................................39乾電池の残量(Battery) ...............................................................................88キー・シフト(GM/GS モード).................................................................79キー・トランスポーズ................................................................................85キー・ホールド(キーボード・ホールド)...........................................27キーボード・コントロール........................................................................27キーボード・ホールド................................................................................27キャリブレーション....................................................................................81休符.................................................................................................................44クオンタイズ.........................................................................................38, 55クオンタイズ・メジャー....................................................................65, 69クリアー・スタイル(Clear Style) ............................................................71クリアー・ソング(Clear Song)................................................................66クリック.........................................................................................................39クリック・インスト....................................................................................40クリック・インターバル............................................................................40クリック・モード........................................................................................40クリック・レベル........................................................................................40グリッサンド ................................................................................................27グリッド..................................................................................33, 34, 42, 43クロック..........................................................................................42, 43, 48コード・タイプ..................................................................................36, 108コード・トラック.................................................................................28, 35コード・ネーム.....................................................................................28, 35コード・プレビュー....................................................................................36コード変換.....................................................................................................23

コーラス.........................................................................................................32コーラス・センド・レベル ........................................................32, 53, 74コーラス・センド・レベル(GM/GS モード)........................................79コーラス・タイプ........................................................................................32コーラス・レベル........................................................................................32コピー・グリッド(Copy Grid)..................................................................73コピー・スタイル(Copy Style)................................................................70コピー・ソング(Copy Song) ...................................................................66コピー・メジャー(Copy Meas)..................................................62, 68コントロール・チェンジ..........................................................46, 59, 112コンバート・トゥ・スタイル(Convert → Style) .................................67コンバート・トゥ・ソング(Convert → Song) ....................................71コンピューター・ケーブル......................................................15, 16, 109コンピューター・スイッチ...................................................................9, 16コンピューター端子.....................................................................9, 16, 110

さシーケンサー部 ............................................................................................21シーケンス・トラック ........................................................................22, 38システム・イニシャライズ(System Initialize) ......................................81ジャンル.........................................................................................................22小節..................................................................................................20, 38, 48初期化.............................................................................................................81シンク・モード(Sync Mode)...................................................................90スタイル..........................................................................................22, 24, 50スタイル・エディット................................................................................67スタイル・トラック ............................................................................22, 33スタイル・ナンバー..................................................................33, 50, 106スタイル・ネーム ......................................................................33, 50, 106スタイル・モード.........................................................................18, 50, 86スタイル・レングス(Syle Length)..........................................................51スタイルの長さ ............................................................................................51ステップ・スタンバイ.........................................................41, 45, 56, 59ステップ入力(シーケンス・トラック)...............................................41ステップ入力(ユーザー・スタイル)...................................................56ステップ入力パレット................................................................................12セットアップ(スタイルのミキサー設定)...........................................53セットアップ(スタイルの音色設定)...................................................52セットアップ(ソングのミキサー設定)...............................................31セットアップ(ソングの音色設定).......................................................30ソロ(SOLO)................................................................................................31ソング..............................................................................................22, 24, 28ソング・エディット....................................................................................62ソング・タイトル(Song Title) .................................................................30ソング・ナンバー.................................................................................20, 28ソング・モード.....................................................................................18, 84

たタイ.................................................................................................................44タッチキーボード.................................................................................12, 26タッチパネル.........................................................................................11, 17タッチパネルの位置調整(Touch Panel Calibration) ..........................81タッチペン.............................................................................................10, 17チェイン・プレイ(Chain Play).................................................................28ディビジョン .................................................................................23, 33, 50デバイス ID ナンバー..................................................................................89デモ・ソング ................................................................................................28デュレーション......................................................................42, 44, 48, 57デリート・メジャー(Delete Meas).........................................................63テンポ .....................................................................................................30, 75転回形.............................................................................................................37ドラッグ.........................................................................................................19トラック・エリア.........................................................................11, 20, 26ドラム・セット ............................................................................................26

138

索引

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ドラム・トラック........................................................................................26ドラム・パート(GM/GS モード).......................................................78ドラム・パート・モード............................................................................26トランスポーズ・メジャー(Transpose Meas)............................64, 69

なノート.............................................................................................................42ノート・マップ.....................................................................................12, 41ノーマル・モード........................................................................................76ノン・コード・タイプ................................................................................37

はパート(GM/GS モード) .............................................................................77拍..............................................................................................................42, 48バッキング・トラック................................................................................22バッテリー(Battery) ...................................................................................88バリエーション音色....................................................................................26バルク・ダンプ ............................................................................................80バルク・ロード ............................................................................................80パン..................................................................................................32, 53, 74パン(GM/GS モード) .................................................................................78バリエーション・ナンバー(GM/GS モード)........................................78ピッチ.............................................................................................................88ピッチ・ベンド......................................................................27, 49, 59, 74ビュー・スイッチ.................................................................................46, 59拍子..................................................................................................38, 39, 55フィル1/2 ................................................................................................23フットスイッチ .......................................................................................9, 15プリセット・スタイル......................................................................22, 106プログラム・チェンジ..............................................................46, 59, 111プログラム・ナンバー.................................................26, 102, 104, 111ページ・ボタン......................................................................18, 34, 37, 46ベロシティー.............................................................27, 44, 48, 111, 114ベンド・レンジ ............................................................................................74ボイス・リザーブ(Voice Reserve) .........................................................85ボリューム .....................................................................................31, 53, 74

まマージ・トラック(Merge Track).....................................................65, 70マスター・チューン(Master Tune)........................................................88マニュアル・ステップ................................................................................45ミキサー..........................................................................................31, 53, 91ミックス(レコーディング・モード)...................................................39ミュート.................................................................................................31, 50ミュート(GM/GS モード) .........................................................................79ムーブ・イベント(Move Event)..............................................................72メインA/B ................................................................................................23メッセージ・エリア ............................................................................12, 19メトロノーム(クリック)........................................................................39メモリー残量(Free Memory) ....................................................................87モード .....................................................................................................11, 18モジュレーション.................................................................................27, 74

やユーザー・スタイル ............................................................................24, 54ユーティリティー・モード................................................................18, 87

らリアルタイム・レコーディング(シーケンス・トラック) .............38リアルタイム・レコーディング(ユーザー・スタイル)..................54リハーサル機能 ............................................................................................40リバーブ.........................................................................................................32リバーブ・センド・レベル................................................................32, 74リバーブ・センド・レベル(GM/GS モード)........................................78リバーブ・タイプ........................................................................................32

リバーブ・レベル........................................................................................32リピート.................................................................................................29, 93リプレース(レコーディング・モード)...............................................39ループ(レコーディング・モード).......................................................39レコーディング・スタンバイ ...................................................................38レコーディング・モード............................................................................39レベル(GM/GS モード) .............................................................................78ロケーター.............................................................................................41, 92

[ABC順]

AA1/A2/Bs/Dr ..............................................................................................22AC アダプター......................................................................................14, 15AD LIB ...........................................................................................................75Arrange Mode .............................................................................................51AUTO .............................................................................................................45

BBattery ...........................................................................................................88BEAT..............................................................................................................48Bulk Dump ....................................................................................................80

CChain Play.....................................................................................................28Chord Tr ........................................................................................20, 28, 35Chorus ...........................................................................................................32Clear All..........................................................................................................88Clear Song....................................................................................................66Clear Style ....................................................................................................71Click ................................................................................................................39CLOCK...........................................................................................................48COMPUTER.....................................................................................9, 15, 16Convert to Song.........................................................................................71Convert to Style .........................................................................................67Copy Grid......................................................................................................73Copy Measure .....................................................................................62, 68Copy Song ...................................................................................................66Copy Style ....................................................................................................70Count In ........................................................................................................39

DDC IN 9V..........................................................................................................9DEL .................................................................................................................19Delete Measure...........................................................................................63Device-ID.......................................................................................................89DURATION............................................................................................42, 48

EEDIT ................................................................................................................62EFX .................................................................................................................32ENTER ...........................................................................................................19Erase Grid .....................................................................................................73Erase Measure.....................................................................................63, 68EXIT ................................................................................................................18

FFree Memory................................................................................................87

GGM/GSサウンド・モジュール・モード(GM/GSモード) ..........76Grid .................................................................................................................45Gliss ................................................................................................................27

139

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IInitial Tempo .................................................................................................30Initialize...........................................................................................................81Insert Event..................................................................................................74Insert Inst Change .....................................................................................74Insert Measure............................................................................................64Insert Tempo................................................................................................75Inst ..................................................................................................................26

JJUMP .............................................................................................................41

KKEY HOLD ....................................................................................................27Key Shift .......................................................................................................79Key Transpose ...........................................................................................85Keyboard Control .......................................................................................27

LLevel(GM/ GSモード)......................................................................78LOC .........................................................................................................41, 92Locator...................................................................................................41, 92

MMAN........................................................................................................45, 56Marker A / B ..............................................................................................41Master Tune ................................................................................................88MEASURE.....................................................................................................48Merge Track.........................................................................................65, 70MIDI .........................................................................................................9, 110MIDI ボタン...................................................................................................18MIDI IN .................................................................................................76, 110MIDI OUT....................................................................................................110MIDI アップデート(MIDI Update) ...........................................................90MIDI イベント .......................................................................................42, 46MIDI インプリメンテーション ...............................................................115MIDI インプリメンテーション・チャート...........................................136MIDI 受信チャンネル...........................................................................21, 76MIDI 受信チャンネル(GM/GS モード) ...........................................76, 79MIDI 送信チャンネル...................................................................................89MIDI 端子........................................................................................9, 16, 110MIDI モード............................................................................................18, 89MIX...................................................................................................31, 53, 91Move Event ..................................................................................................72MUTE .............................................................................................................79MUTE(GM/ GSモード) ....................................................................79

NN.C...........................................................................................................23, 37NOTE...............................................................................................42, 46, 59

OOCTAVE......................................................................................12, 27, 114On/Bass........................................................................................................36

PPan..................................................................................................................53Pan(GM/GSモード).........................................................................78PHONES/LINE OUT..............................................................................9, 15POWER ON OFF ...........................................................................................9

QQtz(Quantize) .......................................................................................38, 55Quantize Measure ..............................................................................65, 69

R

Rec Mode .....................................................................................................39REC Standby...............................................................................................38REC Start ..............................................................................................41, 93REHEARSAL................................................................................................40Repeat....................................................................................................29, 93REST(休符)..............................................................................................44Reverb ...........................................................................................................32

SSOLO..............................................................................................................31SONGボタン................................................................................................18Song Title .....................................................................................................30Start/Stop ...............................................................................................9, 15STEP.......................................................................................................41, 56System Initialize...........................................................................................81STYLE ボタン ..............................................................................................18Style Length ................................................................................................51Style Name....................................................................................................51Style Tr ..................................................................................................20, 33Sync Mode...................................................................................................90

TTempo ....................................................................................................30, 46TIE ...................................................................................................................44Touch Panel Calibration...........................................................................81Tr1/Tr2/Tr3/Tr4........................................................................................22Transpose Measure ..........................................................................64, 69Tx Channel ...................................................................................................89

UUTILITY .........................................................................................................18

VVALUE ボタン..............................................................................................19VELOCITY.................................................................27, 42, 48, 111, 114View Switch ..........................................................................................46, 59Voice Reserve .............................................................................................85Volume ...................................................................................................31, 53

140

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PMA-5:パーソナル・ミュージック・アシスタント(GMシステム/GSフォーマット)

●最大同時発音数28 音

●音色数306 ノーマル・トーン+ 16ドラムセット

●エフェクトリバーブ (8 種類コーラス (8 種類)

●トラック数シーケンス: 4スタイル: 4コントロール: 2(コード、スタイル番号)

●スタイル・データプリセット・スタイル数600(100 x 6 ディビジョン)

※ディビジョン(イントロ、メインA、メインB、フィル1、フィル2、エンディング)

ユーザー・スタイル数200(最大)

※メモリーは、ソングトラックと共有のため、使用状態によってこれらの数値は異なります。

・スタイル長: 1-8 小節

・コード・タイプ: 26種類

●ソング・データソング数: 20(最大)記憶音数:約 21000 音(最大)

※メモリーは、ユーザースタイルと共有のため、使用状態によってこれらの数値は異なります。

ソング長: 1-999 小節

●分解能96 クロック /4分音符

●テンポ4分音符= 25-250

●拍子1/4-7/4, 1/8-12/8,1/16-15/16

●レコーディング方法リアルタイムステップ

●同期演奏MIDI

●ディスプレイタッチパネル付きカスタム LCD

●接続端子ヘッドフォン/ラインアウト・ジャック(ステレオ・ミニ)MIDI コネクター(イン、アウト)スタート/ストップ・ジャック(ミニ)コンピューター端子コンピューター・スイッチACアダプター・ジャック(DC9V)

●電源DC9V: 単3乾電池 x 6

AC アダプター BOSS PSA-100 シリーズ

●消費電流200 mA

※連続使用時の電池の寿命は、アルカリ電池で約5時間です(使用状態によって異なります)。

●外形寸法123(幅)× 169(奥行)× 34(高さ)mm

●重量610 g (電池、カバーを含む)

●付属品取扱説明書クイック・スタート・マニュアルポケット・ガイドカバータッチペン単 3アルカリ乾電池× 6保証書

●別売品ACアダプター BOSS PSA-100 シリーズフットスイッチ BOSS FS-5U, DP-2/6コンピューター・ケーブル

RSC-15N (NEC PC-9800 シリーズ用)RSC-15AT (IBM PC/AT シリーズ用 )RSC-15APL (Apple Macintosh シリーズ用)

※製品の仕様および外観は、改良のため予告なく変更することがあります。

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主な仕様

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・・・・・・・・・・・・・最寄りの営業所までご相談ください。�

札幌営業所� 〒060 札幌市中央区大通西6-2-6�

 三井生命札幌大通ビル7F TEL (011) 281-0708��仙台営業所� 〒980 仙台市青葉区本町2-10-33�

 第2日本オフィスビル1F TEL (022) 225-6221��大宮営業所� 〒331 大宮市桜木町1-441�

 GINZA YAMATO3 6F TEL (048) 648-8977��東京営業所� 〒101 東京都千代田区神田須田町2-7�

 タームスビル7F TEL 代表(03) 3251-5595��横浜営業所� 〒221 横浜市神奈川区鶴屋町2-11-3�

 KMビル5F TEL (045) 313-3841���

名古屋営業所� 〒460 名古屋市中区栄2-11-7�

 伏見大島ビル2F TEL (052) 202-1881��大阪営業所� 〒530 大阪市北区堂島浜1-4-16�

 大和堂島ビル6F TEL代表 (06) 345-9521��広島営業所� 〒730 広島市中区紙屋町1-1-17�

 広島MIDビル4F TEL (082) 247-2731��福岡営業所� 〒812 福岡市博多区店屋町1-31�

 東京生命福岡ビル7F TEL (092) 282-4190��

 修理に関するお問い合わせは

東京サービス・ステーション� 〒101 東京都千代田区神田須田町2-7�

 タームスビル7F TEL (03) 3251-1391��浜松サービス・ステーション� 〒433 浜松市高丘町878-8�

 TEL (053) 437-3212��大阪サービス・ステーション� 〒530 大阪市北区堂島浜1-4-16 大和堂島ビル6F �

TEL (06) 345-9537��福岡サービス・ステーション� 〒812 福岡市博多区店屋町1-31�

 東京生命福岡ビル 7F TEL (092) 282-4190��

函館サービス・スポット〈(有)ドルビィ〉�

 〒042 函館市柏木町35-25 TEL (0138) 53-6249��秋田サービス・スポット〈(有)音響サービス〉� 〒010 秋田市南通亀の町12-16�

 TEL (0188) 33-3465��新潟サービス・スポット〈サウンド・リペア北越〉�

 〒940 長岡市荻野1-7-16 TEL (0258) 29-2732��金沢サービス・スポット〈オリバー電子(有)〉�

 〒921 金沢市額谷1-32 TEL (0762) 98-8309��姫路サービス・スポット〈ギター ワークショップ  PEG〉�

 〒670 姫路市総社本町214 TEL (0792) 82-6529

あるいはサービス・スポットまでご相談ください。 なお、保証期間内の場合は保証書を添えてご依頼ください。��

 商品と修理に関するお問い合わせは�

サービスの窓口�

・・・商品をお求めの販売店か上記営業所、または下記のサービス・ステーション��

'95 11. 8 現在�

 商品のお取り扱いに関するお問い合わせは・・・�

お客様相談センター 受付時間:午前10時~午後5時(土、日曜、祝日を除く)��■東京  TEL (03) 3251-6150�  � 〒101 東京都千代田区神田須田町2-7 タームスビル7F��

■大阪  TEL (06) 345-9500� � 〒530 大阪市北区堂島浜1-4-16 大和堂島ビル6F ��

お客様相談センターまでご相談ください。�

※上記窓口の名称、所在地、電話番号等は、予告なく変更することがありますのでご了承ください。�

尚、お問い合わせの際には取扱説明書を�ご用意ください。�

安全上のご注意�

火災・感電・傷害を防止するには�

以下の指示を必ず守ってください�

取扱いを誤った場合に、使用者が傷害を負う危険が想定される場合および物的損害のみの発生が想定される内容を表わしています。��※物的損害とは、家屋・家財および家畜・ペットにかかわる拡大損害を表わしています。�

取扱いを誤った場合に、使用者が死亡または重傷を負う可能性が想定される内容を表わしています。�

警告�

注意�

注意の意味について�警告と� 図記号の例�

● は、強制(必ずすること)を表わしています。�具体的な強制内容は、● の中に描かれています。�

  は、注意(危険、警告を含む)を表わしています。�具体的な注意内容は、  の中に描かれています。�左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を表わしています。�

  は、禁止(してはいけないこと)を表わしています。�具体的な禁止内容は、  の中に描かれています。�左図の場合は、「分解禁止」を表わしています。�

警告� 警告�●この機器を使用する前に、以下の指示と取扱説明書をよく読んでください。�

●この機器およびACアダプターを分解したり、改造したりしないでください。�

●修理/部品の交換などで、取扱説明書に書かれていないことは、絶対にしないでくだい。必ずお買い上げ店またはローランド・サービスに相談してください。�

●次のような場所での使用や保存はしないでください。�○温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)�

○水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)や湿度の高い場所�

○ホコリの多い場所�○振動の多い場所�

●ACアダプターは、必ず指定のもの(PSA-100シリーズ)を、AC100Vの電源で使用してください。�

●電源コードを無理に曲げたり、電源コードの上に重いものを載せたりしないでください。電源コードに傷がつきます。�

●この機器に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に入れないでください。�

●次のような場合は、直ちに電源を切ってACアダプターをコンセントから外し、お買い上げ店またはローランド・サービスに修理を依頼してください。�○ACアダプター本体や電源コードが破損したとき�

○異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりしたとき�

○機器が(雨などで)濡れたとき�○機器に異常や故障が生じたとき�

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SONG STYLE UTILITY MIDI

KEY HOLD OCTAVE

EXIT

AD LIB

EFX

LOC

MIX

MUTEVALUE

EDIT STEP

取扱説明書�

00908601 '96-5-??-21G

取扱説明書�

この機器を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P. 2)と「使用上のご注意」(P. 5)をよくお読みください。�また、この機器の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、この取扱説明書をよくお読みください。�取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。�