日本版DMO形成・確立計画 日本版DMOの組織 - MLIT · Filament,...

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(別添)様式1 1 日本版DMO形成・確立計画 1. 日本版DMOの組織 申請区分 地域連携DMO 日本版DMO候補法 人の名称 株式会社インアウトバウンド仙台・松島 マーケティング・マネ ジメント対象とする 区域 区域を構成する地方公共団体名 宮城県 仙台市、塩竈市、名取市、多賀城市、岩沼市、東松島市、松島町、 七ヶ浜町、利府町の 6 市 3 町 所在地 宮城県仙台市青葉区中央 2 丁目 10-1 第二勝山ビル2階 設立時期 2018年1月11日 職員数 12 人(常勤 6 人、非常勤 6 人) 代表取締役社長 (氏名) 西谷 雷佐(専従) (出身組織名) たびすけ合同会社西 谷、(一社)東北イン アウトバウンド連合 ミネソタ州立マンケイト大学で産業心理学とスピ ーチコミュニケーションを学ぶ。帰国後は青森県弘 前市にあるフラワー観光株式会社へ入社。6 年勤務 しその後、株式会社エスケイケイ総合研究所(専門学 校/予備校業) 入社。就職担当として就労支援・産学 連携・コミュニケーションの授業などを担当。2011 年に「日本商工会議所青年部第 8 回ビジネスプラン コンテスト」でグランプリを受賞。このプランを具 現化し、2012 年に「たびすけ合同会社西谷」として 創業。2016 年に「一般社団法人東北インアウトバウ ンド連合」を創立し理事長に就任。東北に人を呼 び、東北の良い物を発信し、東北の地域課題を解決 し、東北で人材を育成すべく「オール東北」で取り 組んでいる。 マーケティング事業 執行役員 (氏名) 工藤 雅教(専従) (出身組織名) (株)フィラメン ト、(一社)宮城イン バウンド DMO 大学卒業後、在京テレビ番組制作会社において、 海外ドキュメンタリー制作、文化財等のリサーチ業 務などを担当。2011 年 3 月東日本大震災発災以降 は、国際連合世界食糧計画、公益社団法人 Civic Force(災害支援団体)、復興庁宮城復興局、 Filament, Inc.において、東北に駐在しながら、緊 急期の初動対応から中長期を見据えた非営利団体や 地域企業等の経営基盤強化まで幅広い業務を担当。 立命館大学大学院国際関係研究科、米国・アメリカ ン大学国際関係大学院紛争解決学研究科、英国・ケ ンブリッジ大学大学院社会学研究科より修士号取 得。通訳案内士(英語)資格保有。 非常勤取締役副社長 プロモーション責任 櫻井 修 (出身組織名) (株)ジェイアール 東日本企画 JR グループが実施する大型観光キャンペーン、仙 台・宮城 DC、山形 DC、福島 DC に携わり、PR ツー ル、セレモニー等全てのプロモーション領域に関わ る。2014 年仙台・宮城 DC 時に自主制作をしたショ ートフィルム「仙台・宮城 結び旅」で第三回観光映 像大賞(観光庁長官賞)を受賞。2015 年の福島 DC においては JR 東日本仙台支社が投入したイベント列 車「フルーティアふくしま」のコンセプト開発から ネーミング・ロゴデザインなど車両プロデュース全

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日本版DMO形成・確立計画

1. 日本版DMOの組織

申請区分 地域連携DMO

日本版DMO候補法

人の名称

株式会社インアウトバウンド仙台・松島

マーケティング・マネ

ジメント対象とする

区域

区域を構成する地方公共団体名

宮城県 仙台市、塩竈市、名取市、多賀城市、岩沼市、東松島市、松島町、

七ヶ浜町、利府町の 6市 3町

所在地 宮城県仙台市青葉区中央 2丁目 10-1 第二勝山ビル2階

設立時期 2018年 1月 11日

職員数 12 人(常勤 6人、非常勤 6 人)

代表取締役社長 (氏名)

西谷 雷佐(専従)

(出身組織名)

たびすけ合同会社西

谷、(一社)東北イン

アウトバウンド連合

ミネソタ州立マンケイト大学で産業心理学とスピ

ーチコミュニケーションを学ぶ。帰国後は青森県弘

前市にあるフラワー観光株式会社へ入社。6年勤務

しその後、株式会社エスケイケイ総合研究所(専門学

校/予備校業) 入社。就職担当として就労支援・産学

連携・コミュニケーションの授業などを担当。2011

年に「日本商工会議所青年部第 8回ビジネスプラン

コンテスト」でグランプリを受賞。このプランを具

現化し、2012年に「たびすけ合同会社西谷」として

創業。2016年に「一般社団法人東北インアウトバウ

ンド連合」を創立し理事長に就任。東北に人を呼

び、東北の良い物を発信し、東北の地域課題を解決

し、東北で人材を育成すべく「オール東北」で取り

組んでいる。

マーケティング事業

執行役員

(氏名)

工藤 雅教(専従)

(出身組織名)

(株)フィラメン

ト、(一社)宮城イン

バウンド DMO

大学卒業後、在京テレビ番組制作会社において、

海外ドキュメンタリー制作、文化財等のリサーチ業

務などを担当。2011年 3月東日本大震災発災以降

は、国際連合世界食糧計画、公益社団法人 Civic

Force(災害支援団体)、復興庁宮城復興局、

Filament, Inc.において、東北に駐在しながら、緊

急期の初動対応から中長期を見据えた非営利団体や

地域企業等の経営基盤強化まで幅広い業務を担当。

立命館大学大学院国際関係研究科、米国・アメリカ

ン大学国際関係大学院紛争解決学研究科、英国・ケ

ンブリッジ大学大学院社会学研究科より修士号取

得。通訳案内士(英語)資格保有。

非常勤取締役副社長

プロモーション責任

櫻井 修

(出身組織名)

(株)ジェイアール

東日本企画

JR グループが実施する大型観光キャンペーン、仙

台・宮城 DC、山形 DC、福島 DCに携わり、PRツー

ル、セレモニー等全てのプロモーション領域に関わ

る。2014年仙台・宮城 DC時に自主制作をしたショ

ートフィルム「仙台・宮城 結び旅」で第三回観光映

像大賞(観光庁長官賞)を受賞。2015年の福島 DC

においては JR東日本仙台支社が投入したイベント列

車「フルーティアふくしま」のコンセプト開発から

ネーミング・ロゴデザインなど車両プロデュース全

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般をディレクションした。

本 DMOの区域には 2015年より宮城県の事業を通し

て深く関わり、松島湾ダーランド推進計画に伴う

「松島湾エリアにおける外国人観光客案内機能整備

促進業務」「松島湾エリアにおける多言語観光案内看

板デザイン」「平成 27年度 再発見!松島“湾”ダー

ランドガイドブック等製作業務」「平成 28年度松島

湾次世代観光人材育成事業」の受託ほか、2016年に

は松島町より「官民連携による松島リブランディン

グ推進事業」、2017年には塩竈市より「塩竈市観光

振興ビジョン策定業務」を受託。地域事業者との関

係構築に一定の実績がある。

専務取締役 (氏名)

西舘 保宗(専従)

(出身組織名)

(株)enDuce、

(一社)東北インア

ウトバウンド連合

(株)enDuce代表取締役。外国人の美容サロンへ

の受け入れコーディネートやメイク・ネイルの出張

サービス、美容関連ツーリズムの企画運営等、主に

外国人女性をターゲットとしたインバウンドを手掛

ける。2016年の(一社)東北インアウトバウンド連

合の設立に伴い事務局長に就任し、同団体の財務部

門の責任者を務める。

観光事業 執行役員

(旅行商品の造成・販

売責任者)

(氏名)

後藤 光正(専従)

(出身組織名)

アトラク東北(株)

大学を卒業後、旅行会社にて企画営業として国内

外をめぐる。その後広告企画会社にて観光業の経験

を活かし地域活性化、地域キャラクター、商品プロ

モーション、販売促進など幅広く活動。のべ 4000人

以上が参加する地域コミュニティ「センダイ自由大

学」をプロデュースするなど地域住民を巻き込んだ

地域ブランディングが得意。2016年 1月、東北イン

バウンド観光促進を通じた東北発展を目的に自身の

観光業と広告業の経験を融合させ「東北の魅力

(Attraction)を世界へガイドする」インバウンド

観光プロデュース会社アトラク東北株式会社を設

立。地元を自慢する人を増やし、自分たちのまちを

自分たちで作る観光づくり・商品づくり・人づくり

を支援する観光地域づくりを推進。

非常勤

アドバイザー

(氏名)

櫻井 亮太郎

(出身組織名)

(株)ライフブリッ

中学卒業後に単身渡米。英国リッチモンド大学 国

際経営学科卒業。10年間の海外生活を経て 1999年

に帰国。外資系金融機関での勤務後、2006年に故郷

仙台で株式会社ライフブリッジを設立。カタカナを

読むだけで発音が上達し、売上アップにつながる独

自開発の『カタカナ接客英語・中国語・韓国語』、地

域の魅力を、SNSを通じて世界に伝えるインバウ

ンドプロモーション、外国人の目線に立った 8カ国

語での翻訳等、世界各国での長年の経験を生かしな

がら生まれ育った日本の魅力を世界へ発信し続けて

いる。

非常勤

アドバイザー

(氏名)

齊藤 良太

(出身組織名)

(一社)宮城インバ

ウンド DMO、(株)

VISIT東北

米国サンフランシスコ州立大学を卒業後、富士通

(株)、日本マイクロソフト(株)、(株)パソナグル

ープに勤務し、その間一般消費者市場、公共市場に

対する営業・マーケティング・ビジネス開発に従

事。2015年に(株)パソナグループが運営する業界

団体・地方創生インバウンド機構を創設し、インバ

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ウンドを熟知するプロフェッショナルとして活躍。

出身地・宮城県の観光復興を目的として、2016年 1

月に(株)VISIT東北を設立、代表取締役に就任。

東北最大級の WEBメディア「TOHOKU365」を運営し、

復興庁「新しい東北」交流拡大モデル事業における

「東北路プロジェクト」(韓国人観光客誘客)や経済

産業省の復興支援事業、宮城県丸森町インバウンド

事業など、インバウンド促進事業を推進中。

非常勤

アドバイザー

(氏名)

千葉 大貴

(出身組織名)

(有)マイティー千

葉重

2002年から“食で地域と都市、世界をつなぐ”を

コンセプトに活動を開始。サイトの企画開発、東北

の食ブランド構築などを行い数々の賞を受賞する。

2011年からはキリン絆プロジェクト「東北復興・農

業トレーニングセンタープロジェクト」の運営事務

局、三菱地所「Rebirth東北フードプロジェクト」

のコーディネーターをつとめるなど、東日本大震災

からの東北の食ブランドの再生に尽力してきた。 現

在は経済産業省「地域のじまんづくりプロジェク

ト」の東北地域プロデューサー、「地域創生トレーニ

ングセンタープロジェクト」の運営委員などもつと

めている。

非常勤

アドバイザー

(氏名)

清川 晋

(出身組織名)

仙台中央タクシー

(株)

大学を卒業後、上京し専門学校で IT全般と映像制

作を学ぶ。在学中に映像制作に携わった事がきっか

けで株式会社 TCJに入社し、CM制作の現場に。プロ

ダクションマネージャーとして制作に携わりなが

ら、各種プロ用ソフトウェアの操作を習得。その後

仙台へ戻り、家業である仙台中央タクシーへ入社。

専門学校時代に培った ITの知識を生かし、市内同業

他社に先駆けて Web発信に注力。結果、受注件数が

飛躍的に伸び、観光貸切部門が大きく成長。現在は

外部団体の活動にも力を入れており、平成 28年度仙

台商工会議所青年部(YEG)では専務理事を務める。

タクシーを利用した新たなビジネスモデル構築を模

索しながら、タクシー業界のイメージ向上に注力し

ている。

非常勤

アドバイザー

(氏名)

松村 洋

(出身組織名)

ムードセンターまつ

むら

東北大学法学部卒業後、CM 制作会社を経て株式会

社仙台博報堂(現・株式会社東北博報堂)入社。広

告の企画、プロモーション企画、キャッチコピー、

CM企画など、企業の広告戦略からアウトプットまで

の企画全般を行う。2012年からフリーランスとな

り、商品開発、観光・地域活性化の企画等も行なっ

ている。2015年より宮城県六次産業化プランナー。

連携する地方公共団

体の担当部署名及び

役割

・宮城県(経済商工観光部 観光課、アジアプロモーション課、国際企画

課)

・宮城県仙台市(文化観光局 観光交流部 誘客戦略推進課)

・宮城県塩竈市(産業環境部 観光交流課)

・宮城県名取市(生活経済部 商工観光課)

・宮城県多賀城市(市民経済部 商工観光課)

・宮城県岩沼市(市民経済部 商工観光課)

・宮城県東松島市(産業部 商工観光課)

・宮城県松島町(産業観光課)

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・宮城県七ヶ浜町(産業課)

・宮城県利府町(産業振興課)

・東北運輸局

・東北経済産業局

・復興庁及び宮城復興局

・その他関係公共団体(官公庁・地方自治体・外郭団体)

連携する事業者名及

び役割

■連携事業者

・(一社)東北観光推進機構(広域・地域連携 DMO間での戦略共有及び業務

分掌)

・東日本旅客鉄道(株)(インバウンド一次交通インフラ連携)

・仙台国際空港(株)(インバウンド一次交通インフラ連携)

・(株)七十七銀行(地域での事業者との調整役、データ提供)

・(株)ジェイアール東日本企画(誘客プロモーション、地域ブランディング連携)

・(一社)東北インアウトバウンド連合(東北広域インバウンド連携)

・(一社)宮城インバウンド DMO (仙台空港エリア起点での地域間連携促進)

■地域事業者(※2019年 3月末までに当 DMO旅行商品に参画頂いたパートナー)

・6市 3町にある商工会議所・商工会(地域事業者間の調整、地域経済発展

のための各種施策実施)

・6市 3町にある着地型旅行商品提供事業者(インバウンド商品造成):

AKIUSHA(アキウ舎)、秋保ワイナリー、梅らぶ、和処 男山、金蛇水神

社、熊久酒店、(株)佐浦、鹽竈神社、仙台いろは横丁・文化横丁、ハー

バーハウスかなめ、丸文松島汽船(株)、(株)むとう屋、矢部園茶舗、閖

上朝市

・6市 3町にある宿泊施設(宿泊基盤整備、インバウンド対応検討):松庵、

ホテルメトロポリタン仙台、KIBOTCHA

・6市 3町にある交通機関(アクセス改善、インバウンド対応検討):仙台中

央タクシー(株)、仙台バス(株)

・6市 3町にある地域商社・観光関連民間事業者(インバウンド向け商品・

物産開発):(株)ライフブリッジ、(株)VISIT東北、ムードセンターまつ

むら、(一社)IkiZen、(株)ソノベ

官民・産業間・地域間

との持続可能な連携

を図るための合意形

成の仕組み

(該当する要件)

日本版 DMOが行う取組に関する連絡調整を行うため、行政や関係団体から

構成される協議会を DMOとは別に設置すること

(概要)

対象 6市 3町の首長及び宮城県知事がメンバーとなる「仙台・松島復興観

光拠点都市圏 DMO協議会」を設置、(株)インアウトバウンド仙台・松島と

共に地域連携 DMOプラットフォームを形成する。具体的な役割分担・業務分

掌については、2018年 1月から開催する検討会により順次検討を重ね、同年

3 月 26日に協議会及び当 DMO との間で、「仙台・松島復興観光拠点都市圏

DMO 観光地域づくりに向けた連携協力に関する協定」締結に至った。

(株)インアウトバウンド仙台・松島は、地域事業者や観光諸団体、市民等

から構成される「ワーキンググループ」を運営する。このワーキンググルー

プにおいて地域連携プラットフォームに対する意見の吸い上げ及び合意形

成、地域資源の磨き上げ等を行い、意思決定フローにおける最高機関である

協議会へ戦略立案し、承認・決定した事項に基づいて各施策の具現化を進め

る。

地域住民に対する観

光地域づくりに関す

る意識啓発・参画促

進の取組

定期的(年間 10回程度)に住民参加型の勉強会・ワークショップ・研修

講座等を開催するほか、地域住民への意識醸成を目的としたフォーラム等を

開催する。また、域内の各自治体への定期的なヒアリングを通じ、ニーズや

課題を適時抽出しながら、意識啓発や参画促進に努める。

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法人のこれまでの活

動実績

2018年 1月 株式会社インアウトバウンド仙台・松島 法人設立

3月 仙台・松島復興観光拠点都市圏 DMO連携協力協定締結

3月 日本版 DMO候補法人登録(第 20079号)

6月 平成 30年度仙台・松島復興観光拠点都市圏事業委託業務受託

7月 宮城県知事登録旅行業 2第 390号取得

10月 仙台・松島復興観光拠点都市圏事業委託業務 中間報告会開催

2019年 1月 同拠点都市圏事業 マーケティング・リサーチ業務説明会開催

3月 同拠点都市圏事業 業務委託期間満了

実施体制 (実施体制の概要)

観光施策・観光マネジメントの戦略方針について、株式会社インアウト

バウンド仙台・松島がマーケティング結果と事業性判断及び、ワーキング

グループからの意見吸い上げ等に基づいて立案し、DMO協議会に事業戦略

(中長期・strategy)・戦術(短期・tactics)案として提起する。これを

同協議会で協議し、承認した戦略及び施策の推進について、株式会社イン

アウトバウンド仙台・松島と連携して取り組む。

※2018年 2月時点の構想図。同年 3月、本案の通り、協議会は発足している。

2. 日本版DMO候補法人がマーケティング・マネジメントする区域

【区域の範囲が分かる図表を挿入】

※宮城県内 6市 3町を対象区域とする。

地域事業者/観光諸団体/市民/行政(観光・地域づくり担当)

仙台・松島復興観光拠点都市圏DMO協議会

構成メンバー(案)

役割

DMO候補法人である右記株式会社より提案された戦略及び施策について協議・承認し、承認した戦略及び施策の推進を行います。

協議会 事務局

社員構成

①代表取締役・・・・・・・・・ 西谷 雷佐

②取締役・・・・・・・・・・・・・ 櫻井 修

③取締役・・・・・・・・・・・・・ 西舘 保宗

④旅行業責任者・・・・・・・・後藤 光正

⑤マーケティング専従・・・・・・・・工藤 雅教

⑥⑦一般事務員・・・・・・・・1~2名採用

役割

宮城県知事仙台市長塩竃市長名取市長多賀城市長岩沼市長東松島市長松島町長七ヶ浜町長利府町長

経営理念

DMO候補法人として、主としてインバウンド誘客を促進するためのマネジメントを行い、左記協議会への戦略・施策の提案、施策の実行を行います。協議会の方針・目標に基づき、マーケティングデータを根拠とした地域ステークホルダーとの合意形成を図り、策定した戦略に基づき事業を実施していきます。また、利益を出すための営利事業を行い、自走可能な組織として活動します。

今年度設立法人(DMO)

仙台・松島復興観光拠点都市圏DMOプラットフォーム組織形態と役割について

「仙台・松島らしさ」と「仙台・松島ならでは」のプレミアムブランド(差別的優位性)を高め、既存概念を超えた観光の価値を創出し、世界の国々と双方向の経済・文化交流を通して、住んでよし訪れてよしの豊かで持続可能な地域づくりを行います。

マーケティングMarketing

マネジメントManagement

マネタイズMonetization

ビジョンVision

ワーキンググループ1

株式会社インアウトバウンド 仙台・松島

経営行動基準

エンライトメントになっているか?(エンライトメント=光をあてる=価値を創出してマネタイズする)

ファン作りになっているか?(ファン作り=リピーターの創出=地域とのエンゲージメント)

双方向になっているか?(双方向=ツーウェイ=宮城からも世界へ発信する)

短期ミッション

宮城県において2020年外国人宿泊者数50万人泊達成に寄与すること。

よろず困り事相談・プラットフォームへの要望など 意見の吸い上げ・領域に応じて支援要望・陳情など

調整・検討

戦略立案

連携

事務局:宮城県観光課担当者:県・市町観光課長クラスで構成県及び9市町の年度事業展望とDMOが立案する戦略の整合性について調整・検討を行い、DMOと共に拠点都市圏形成推進計画の進捗を管理します。

事業委託

(プロポーザルを原則とする)

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【区域設定の考え方】

「明日の日本を支える観光ビジョン」において、拠点都市圏は「仙台市及び仙台空港を含む周辺

エリア」とされており、拠点都市圏が既に一定程度の国内観光客の受け入れを行っている。国内外

から見て、東北のゲートウェイとなり、交通結節点として東北各地への送客機能を持つポテンシャ

ルがあり、将来的に外国人に対する受け入れや、外国人目線での観光地の磨き上げの参考となるポ

テンシャルを有している。

【観光客の実態等】

拠点都市圏を含む宮城県の外国人宿泊者数は 2016年で 17.5万人泊。これを 2020年に約 3倍の

50万人泊にすることを目標としている。2018年 1-12月期に、宮城県に滞在した外国人延べ宿泊者

数は、従業員 10名以上の施設では 34万 4,420人泊であった。

【観光資源:観光施設、商業施設、自然、文化、スポーツ、イベント等】

地域 観光施設・商業施設 自然・文化 スポーツ・イベント

仙台市 うみの杜水族館、動物園、

博物館、美術館、大崎八幡

宮、瑞鳳殿、東照宮、輪王

寺、青葉神社、国分町

秋保温泉、秋保大滝、作

並温泉、磊々峡、仙台城

跡、伊達文化、泉ヶ岳、

泉ボタニカルガーデン、

野草園

ベガルタ仙台、東北楽天

ゴールデンイーグルス、

仙台 89ERS、青葉まつ

り、七夕まつり、どんと

祭、定禅寺ジャズフェス

ティバル、光のページェ

ント

塩竈市 塩竈神社、塩釜水産物仲卸

市場、旧亀井邸、菅野美術

館、浦霞醸造元佐浦、マリ

ンゲート塩釜

浦戸諸島、丸文松島汽船、

鹽竈桜

塩竈みなと祭、鹽竈神社帆

手祭、塩竈 deひなめぐり、

しおがまさま 神々の花灯

名取市 熊野三社、雷神山古墳、洞

口家住宅、イオンモール名

取、仙台空港エアポートミ

ュージアム

日和山、十三塚公園、海

の見える丘公園、閖上太

ゆりあげ港朝市、熊野堂

十二神鹿踊

多賀城市 東北歴史博物館、市立図書

館、文化センター、ソニー

復興パーク、理研食品本社

工場、松島蒲鉾

加瀬沼、多賀城跡あやめ

園、貞山運河、多賀城跡

附寺跡、多賀城碑、壺

碑、末の松山、興井、万

葉衣装

多賀城跡あやめ祭り、史

都多賀城万葉まつり、

ザ・祭り in多賀城、多賀

城ビアサミット、野田の

玉川あんどんまつり

岩沼市 金蛇水神社、竹駒神社、い 九龍の藤、阿武隈川、グ 竹駒神社初午大祭、金蛇

松島湾地域 仙台地域

空港周辺地域

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わぬまひつじ村、千年希望

の丘

リーンピア岩沼、岩沼海

浜緑地

水神社花まつり、みんな

で歌う第九の会

東松島市 奥松島縄文村、震災復興伝

承館、蔵しっくパーク、ア

トムサーキット、ディスカ

バリーセンター

宮戸島、嵯峨渓、大高

森、野蒜築港、大曲浜獅

子舞

奥松島漁業体験、八鷹み

こし練り歩き、ブルーイ

ンパルス演習飛行

松島町 瑞巌寺、円通院、五大堂、

双観山、観瀾亭、雄島、福

浦島

松島湾、西行戻しの松公

園、幽観(扇谷)

円通院ライトアップ、松

島島巡り遊覧船、松島流

灯会 海の盆、松島ファン

タスティック音楽祭 ×

Reborn-Art Festival

2017

七ヶ浜町 菖蒲田海水浴場、七ヶ浜国

際村、アクアリーナ、諏訪

神社、鼻節神社

阿川沼、君ヶ岡公園、歴

史資料館

七ヶ浜町産業まつり青空

市、七の市、小浜港 (ヨ

ットハーバー)

利府町 グランディ 21、宮城県総

合運動公園、イオンモール

利府

加瀬沼、利府城址、惣の

関ダム公園、馬の背・箕

輪島・兜島、道安寺横穴

古墳群、宮城県県民の森

「十符の里-利府」フェス

ティバル、梨まつり、梨

狩り、漁業体験、染殿神

社例大祭、海産物収穫祭

【宿泊施設:域内分布、施設数、収容力、施設規模等】

1.仙台空港エリア(名取市・岩沼市) 21施設 収容人数 1,940名

2.仙台エリア(仙台市) 231施設 収容人数 35,982名

3.松島湾エリア 84施設 収容人数 7,547名

(利府町・多賀城市・七ヶ浜町・塩竈市・松島町・東松島市)

【利便性:区域までの交通、域内交通】

1.JR東北新幹線で東京から約1時間 30分

2.(1)航空機 ①成田空港−仙台国際空港 1時間 10分

②関西国際空港−仙台国際空港 1時間 35分

③中部国際空港−仙台国際空港 1時間 15分

(2)仙台国際空港から車で ・仙台市中心部 35分 ・松島 35分

(3)都市間バス ①仙台市−山形市 1日 80往復運行(所要時間1時間 10分)

②仙台空港−松島−平泉 1日 6往復運行(所要時間 2時間 15分)

(4)在来線 ①JR東北本線・仙台駅−国府多賀城駅 14分 ・仙台−塩釜駅 17分

・仙台駅−松島駅 25分 等

②JR仙石線 ・仙台駅−多賀城駅 21分 ・仙台駅−本塩釜駅 28分

・仙台駅−松島海岸駅 30分 ・仙台駅−野蒜駅 43分

・仙台駅−矢本駅 46分 等

③JR利府線 ・仙台駅−利府駅 16分

(5)定期観光バス ジェイアールバス東北(株)が定期観光バス「仙台お散歩号」及び

「松島お散歩号」を原則毎日運行

・仙台駅東口-市内周遊コース 3時間

・仙台駅東口-松島周遊コース 4時間

(6)遊覧船 丸文松島汽船(株) ・マリンゲート塩釜−松島観光桟橋 50分

3.高速道路 東北自動車道 仙台宮城インターから ・仙台市中心部 15分 ・松島 35分

【外国人観光客への対応】

拠点都市圏全体として受入体制の整備を進める。観光施設や宿泊施設において、外国人観光客が言

葉の問題でストレスを感じることがないように、案内板の多言語化、接遇研修を進めるとともに、フ

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リーWi-Fi等の公衆無線 LAN 設置等も促進させる。自由度の高い二次交通を提供し利便性を向上させ

るために、仙台圏交通フリーパスの利用促進に取り組み、高速バス共通乗車券の周知に努める。ショ

ッピングを目的の一つとする外国人観光客の購買意欲に応えるため、免税一括カウンターの整備を促

進させる。

3. 各種データ等の継続的な収集・分析

収集するデータ 収集の目的 収集方法

経済波及効果 観光産業が地域にもたらす経

済的恩恵を可視化し、地域事業

者の幅広い参画を促すため

観光庁『宿泊旅行統計調査』の延べ

宿泊者数(従業員 10名未満含)を、

独自調査で得られた平均宿泊日数

で除し、同様に推計された訪日外

国人旅行者一人当たりの域内消費

単価を乗じる。

来訪者満足度 ① 圏域を訪問する旅行者から

の評価取得のため

② STP(ターゲッティング、セ

グメンテーション、ポジショ

ニング)戦略が適切か、属性

分析を行うため

ターゲットセグメントの満足

度・リピート率向上の施策立案

に活かすため

・TripAdvisor(英語版)、及びト

リップアドバイザー日本版等の

既存 WEB プラットフォームの活

・直接誘客対象者、モニターツア

ー等の参加者については、自社

作成のアンケートを実施

旅行消費額 ① 観光客入込数・宿泊者数の

増加が、地域経済にどの程度

の波及効果をもたらしている

か把握するため

③ キャッシュポイント造成の

施策検討に活かすため

・観光庁、宮城県、圏域自治体の

調査データから推計値を算出

旅行商品売上金額 ② 自社が造成したツアー等の

旅行商品が、市場において受

ける評価を定量的に把握する

ため

・自社及び協力会社での数値管理

延べ宿泊者数 2020年に 50万人泊(従業員

10 名以上の施設を対象)を達成

するため、各施策の課題や成果

をマクロ的に把握するため

・観光庁、宮城県、圏域自治体の

調査データから推計値を算出

WEB アクセス調査 情報接点・認知接点の構築状

況の管理と、検索キーワードの

集計を通じ、市場ギャップを把

握するため

・Googleアナリティクスの活用

・Facebook インサイトの活用

・自社及び協力会社による分析調

査の実施

リピーター率 上記「来訪者満足度」の向上

が複数回の来訪に繋がるよう、

地域コンテンツやルートの構

築・アップデートを継続的に実

施するため

・自社及び協力会社による対面調

査を通じた数値把握

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4. 戦略

(1)地域の強みと弱み

好影響 悪影響

強み(Strengths) ○国家戦略特区で東北唯一の政令指定都市

である仙台市を中核とした観光拠点都市圏

○東北の空の玄関口である仙台国際空港が

立地

○『ミシュラングリーンガイドジャポン』

で三つ星を獲得している松島湾地域

○首都圏からのアクセスの良さ

○豊富な自然資源(食、温泉、アウトドア

等)

弱み(Weaknesses) ●インバウンド対応のインフラ整備(交通、

多言語、宿泊等)

●認知度及び訪問意欲の低さ

●インバウンド対応観光商品の少なさ

●効果的な情報発信の不足

機会(Opportunity)

○2020 年東京五輪・パラを契機としたイン

バンド需要の増加

○2021 年 4-9月の JRグループ 6社及び東北

6 県による「東北デスティネーションキャン

ペーン」開催決定

○観光立国や地方創生等の国の動き

○世界的な日本食・日本酒ブーム

○過去最高の外国人労働者数(約 146 万人

※2018年 10月末時点)の記録

脅威(Threat)

●東日本大震災に伴う福島原発事故の風評

●自然災害への不安

●人口減少や少子化による観光総量の減少、

修学旅行等の減少

●周辺の競合観光地との地域間競争の激化

(2)ターゲット ○第1ターゲット層 台湾を中心とした東・東南アジア(香港、中国、ASEAN 諸国等)、FIT/GIT・短期滞在・リピーター型

○選定の理由 2018年観光庁「宿泊旅行統計調査」によると、宮城県に滞在した外国人宿泊客の国・地域別割合が最も

高かったのは台湾で、従業員数 10名以上の施設における外国人延べ宿泊者数(344,420 人泊)の構成比

で全体の約 41%を占めた。次いで、中国が全体の 14%で続く。仙台空港の民営化に伴い LCC(Low Cost

Carrier)等の就航も相まって、東・東南アジアからの時間的・金銭的コストが比較的低下していること

から、リピーターとしての継続的な誘客・交流の実現可能性が高く、量的な伸びと共に質的(消費額、

リピート率)な向上も見込めるため(UNWTO の試算によると、アジア太平洋地域の国際観光客到着数の

シェア率は 2010年の 22%から 2030年には 30%に至るという)。当 DMOでは、特に繁体字圏の台湾・香港

及び華僑ネットワークを当面の重点ターゲットとする。

○取組方針

継続的な相互訪問を行うことで信頼関係を構築。顧客満足度が高く、収益性のある商品販売に繋げる。 ○第 2ターゲット層

北米・欧・豪、文化濃度の高い旅を好む比較的富裕層・FIT・長期滞在型

○選定の理由

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2018年度、仙台駅及び仙台国際空港で実施した自主調査(n=557)や既存統計調査(観光庁「訪日外国

人消費動向調査」)によれば、訪日滞在期間が比較的長く、移動・体験を含めた無形の価値への旅行消

費額が多い(1箇所での物品への大量消費ではない)傾向が見られる。日本の自然や人々の暮らしぶり

等、東北の強みに対する関心が高いため、付加価値の高い商品造成が可能。

また、仙台駅での調査回答者の出身地は約 40 カ国・地域で、これは当 DMO が東京駅で実施した調査

(n=461)の約 45カ国・地域と比較しても、遜色のない数字であったため、国・地域にまたがる旅のテ

ーマや価値観・所得・教育水準等の共通点を模索しながら、商品造成・誘客を行うため。

○取組方針 ・首都圏や大阪・京都等に既に滞在している長期滞在客で、滞在中の予定が未定の観光客に対しての営

業プロモーション。

・訪日リピーター且つ東北未訪問者への首都圏からの「旅中セカンド・デスティネーション」としての

誘客戦略立案。

・詳細なセグメント分析を踏まえたプレミアムブランド(差別的優位)商品造成。

・英国・ロンドン、米国・ニューヨークシティ、ロサンゼルス等、現地パートナーとの共同での商品造

成や顧客データベースを活用したテストマーケティング等、潜在的顧客にダイレクトにアプローチする

手法を開発する。

(3)コンセプト ① コンセプト The ‘Next Japan’ for the Serial Traveller

〜訪日 5回目以上のあなたが目指すべき、まだ

見ぬ極上のニッポン〜

② コンセプトの考え方 訪日リピーターが「まだ見ぬ日本」を求め訪れる場

所として、仙台・松島復興観光拠点都市圏をブラン

ディングしていく。コンパクトシティ・仙台とカン

トリーサイド・松島のコントラストにより、東京等

大都市圏と比較した際に、差異を実感できるような

導線を構築していくと共に、プロモーションでは、

東京から最短 90分で仙台に到着できる旨、合わせて

発信していく。

5. 関係者が実施する観光関連事業と戦略との整合性に関する調整・仕組み作り、

プロモーション

項目 概要

戦略の多様な関係者との

共有

・DMO を中心として、地域の関連事業者を集めてコミュニケーションの場を毎

月 1回程度設けるとともに、関連事業者に対してのコンサルティング等を実

施する。

・DMO 圏内戦略立案、圏内で活躍する観光ガイド育成、地元企業・自治体観光

課・観光協会等で働く方々のインバウンド観光客受け入れの意識醸成と、環

境整備への取り組みを継続的に行い、域内消費加速化に繋げる。

・6市 3町それぞれの「稼ぐ力」を引き出し、地域が潤う仕組みを作るため、

継続的に地域産業・観光による収益・来訪者・ニーズを調査し、6市 3町が

持つ強み・弱み・課題の共有と各地域が担う役割を明確にする。

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観光客に提供するサービ

スについて、維持・向

上・評価する仕組みや体

制の構築

・外国人観光客には「歴史」は魅力の高い観光コンテンツである。伊達政宗に

縁のある観光名所として日本遺産に認定された「政宗が育んだ“伊達な”文

化」の魅力を英語、中国語(簡体字・繁体字)、タイ語等による多言語のパ

ンフレットの作成、WEBサイトの制作、SNSでの発信をすることにより周遊

観光を促進し滞在性の向上を図る。

・震災による風評等の影響を受けている東北太平洋沿岸の周遊観光を推進する

ため、広域的に復興ツーリズムを推進する観光コンテンツを造成し、語り部

ガイドの育成等に取り組む。

・東日本大震災の経験と教訓を踏まえ、多様な防災コンテンツを活かして,海

外からの教育旅行誘致や防災関係国際会議の誘致など、「防災ツーリズム」

の促進を図る。

一元的な情報発信・プロ

モーション

・DMO 圏内の観光情報を集約し、商品の予約・販売窓口を開設して顧客データ

及び行動データの継続的な分析を実施。また、事業者向け窓口も設置し、観

光客と事業者を一括管理できる総合管理システムを構築する。

・国内プロモーションに加え、アジア・欧米豪 FIT 向けプロモーション、B to

B 向けプロモーション等を行う。特に海外向けには WEB プラットフォーム分

析データを元に、SEO対策・SNS 情報発信を行い、OTA プラットフォームと

連動させる。

6.KPI(実績・目標)

(1)必須KPI

※当 DMOは訪日外国人誘客に特化した観光地域づくり法人であるため、KPIは全て外国人旅行者を対象とする。

※年次及び目標数値の設定にあたっての検討の経緯及び考え方

【検討の経緯】

「明日の日本を支える観光ビジョン」において、拠点都市圏は「仙台市及び仙台空港を含む

周辺エリア」とされ、その外国人延べ宿泊者数は 2016 年で 17.5 万人泊であった。これを

2020年に約 3 倍の 50万人泊(※従業員数 10名以上の施設を対象)にすることを目標として

いることから、その着実な達成のために、毎年求められるアウトプット・アウトカムを 2017

年度及び 2018年度実施の調査に基づいて分析中である。いずれの指標も、同調査に基づいて

基準値を設定し、毎年の達成目標としての上昇率を定めることとする。但し、延べ宿泊者数

については、現状のペースが続けば 50万人目標の達成が濃厚であること、また、観光客数・

消費額に留まらず、域内調達率を加味した経済波及効果がより重要であるとの判断から、独

指標項目 単

2017年

(度)

2018年

(度)

2019 年

(度)

2020 年

(度)

2021 年

(度)

2022 年

(度)

●旅行消費額 円

(98.0億)

※一人当たり

86,850円

(110.0億)

※一人当たり

95,000 円

(130.0億)

※一人当たり

105,000円

(140.0 億) (150.0億)

●延べ宿泊者数 ※従業員 10名以上

泊 (251,590) (344,420) (40万) (50万) (55万) (60万)

●来訪者満足度

1

-

5

(4.20) (4.20) (4.25) (4.30) (4.35)

●リピーター率 % (33.0%) (33.3%) (33.3%) (33.3%) (33.3%)

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自推計による経済波及効果を新たな指標として追加している。

【設定にあたっての考え方】

●旅行消費額(総額及び一人あたり)

旅行消費額については、人泊数から平均宿泊数を除すなどして実人数を推計した上で、同様

に得られた外国人旅行者の一人当たり消費単価の平均額を乗じて総額を概算する。外国人に

よる一人当たり旅行支出(宮城県内)は、2018年度当 DMO 調査(n=557)では、約 86,850 円

(内訳:宿泊費 34,496円、交通費 11,194 円、飲食費 17,930 円、買物代 15,781円、その他

(体験・サービス等)7,449 円)であった。当圏域においては、政府が掲げる 2020年目標の

消費総額 8 兆円(一人あたり旅行支出 20万円)に鑑み、2020 年の一人あたり宮城県内旅行支

出 10万円の達成を目指し、毎年、前年比約 10%程度の伸びを目標とする。特に、体験プログ

ラムや地産品に対するキャッシュポイントを造成していく。

●延べ宿泊者数

延べ宿泊者数については、2020年の外国人旅行者 50 万人泊(従業員数 10名以上の施設を対

象)の達成を最優先目標として設定した。外国人の延べ宿泊者数は、2020 年の東京五輪開催

年度以降、若干の逓減を見込みつつも、毎年 10%程度の伸びを確保する。

●来訪者満足度

来訪者満足度については、2017年度調査の数値を基準値として、トリップアドバイザー等、

世界的に信頼度を獲得している WEB プラットフォームの口コミ評価の平均 4.0 達成を当面の

目標としていたが、2018 年度事業において、平均 4.20 を記録したため目標を上方修正した。

また、直接誘客対象者、モニターツアー等の参加者については、自社作成のアンケートを実

施し、上述の既存 WEBプラットフォームと採点基準を乖離させることなく、両者の比較が可

能なようアンケート内容を検討し、2018年度事業から導入した。

●リピーター率

2018年当 DMOが外国人旅行者を対象に実施した対面調査(n=557, 実施場所:仙台駅及び仙

台国際空港)では、70%強が訪日リピーターである一方、仙台・松島への来訪は「初めて」が

64.1%、無回答を除くと 33%が当圏域のリピーターであった。今後、新興国の人口増や所得水

準の向上による市場への新規参入が見込まれる(=分母の変動幅が大きい)国際観光におい

ては、現状の当圏域リピーターと新規来訪者の割合(2018年 1:2)が中長期的に見て適正か

否かの判断が単年調査では難しいが、訪日リピーター且つ仙台・松島未訪問者をコア・ター

ゲットとしている中で、当圏域リピーターとのバランスをとり、当面は現状のリピーター率

を維持する。

(訪日観光全体のリピーター率(※観光庁『訪日外国人の消費動向』によれば、2018 年は約

60%)に鑑みつつ、適時、目標値を修正するなど、PDCA のサイクルを回していく。)

(2)その他の目標

指標項目 単

2017 年

(度)

2018年

(度)

2019 年

(度)

2020 年

(度)

2021 年

(度)

2022 年

(度)

●インバウ

ンド経済波

及効果

円 (121.8

億)

(130.0

億)

(150.0

億)

(165.0

億)

(180.0

億)

●旅行商品

売上金額 円 N/A

(500万

円)

(1500 万

円)

(3000 万

円)

(4000万

円)

(5000 万

円)

●WEB アク

セス数

PV

, N/A

(18,670/

年) (25,000/年) (32,500/年) (42,250/年) (55,000/年)

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※項目及び年次・目標数値の設定にあたっての検討のプロセス及び考え方

【検討の経緯】

アンゾフ(Igor Ansoff)の成長マトリックスの通り、「旅行商品」と「市場」の 2軸を

置き、その 2軸を更に「既存」と「新規」に分け、次年度以降、各指標の数値目標を設定

していく。「市場浸透戦略」(既存市場に既存商品を継続投入・シェア及び収益率の向

上)、「新商品開発戦略」(既存市場に新規商品を投入)、「新市場開拓戦略」(新規市場に既

存商品を投入)、「多角化戦略」(新規市場に新規商品を投入)の 4つのエリアにおいて、

どういう割合でリソースを配分していくかの戦略立案に繋げる。

2018年度からは、市場細分化分析(market segmentation analysis)を重点的に実施す

る。市場細分化においては、1)測定可能性:市場規模と購買力を算出可能であること、

2)到達可能性:当該市場において効果的な営業活動が行えること、3)維持可能性:細分

化された市場が収益をあげる上で十分な規模と持続性を持つこと、4)差別化可能性:商

品に対し独自の想起や反応を示す対象層の判別とグルーピングが出来ること、5)実行可

能性:具体的な施策を実行できること、の 5つの観点よりマーケティング分析を行う。変

化する市場ニーズ、顧客ウォンツを継続的に調査・分析し、適時の施策立案・実施に繋げ

るために必要な指標及び目標値を設定すると共に、適時アップデートする。

【設定にあたっての考え方】

●経済波及効果

上述の通り、延べ宿泊数・消費額に加え、域内調達率の向上も観光地域づくりの重要な要

素であるとの判断から、2018年度事業において、産業連関表を活用した経済波及効果簡

易計算プログラムを作成、継続的にインバウンド観光が当圏域にもたらす波及効果を追跡

する体制を整えた。

●旅行商品売上額

設定の理由は、株式会社(DMC)として、自主財源として旅行商品の売上が長期的にも重

要であるため。2018 年度の数値は、2017 年度における本 DMC参画各社の実績を基に設定

し、毎年 10%ずつ以上の上昇を目標とすると共に、収益率の向上も別途数値目標(例:

投資収益率)の設定を検討中である。 ※2018年 7月に第2種旅行業登録を完了

●WEB アクセス数

当該アクセス数は、WEBプラットフォーム「SENDAI MATSUSHIMA TRAVEL GUIDE」へのアク

セス数であるが、当 DMOでは、同時に実際の商品販売や予約へのコンバージョン(成約)

を重視すべきと考えており、当 DMO 旅行商品販売サイト「Tohoku Local Secret Tours」

でのコンバージョンレートも KPIとすべく、他社と予約 API を共有し、データを取得・蓄

積できる体制を構築すべく調整中。調整がスムーズに進んだ場合、次年度以降、アクセス

数と共にコンバージョンレート(商品予約率)を追跡する。 ※Tohoku Local Secret Tours の 2019年 1〜4月時点でのアクセス数は 11,804。国別では日本在住者

(41.34%)、言語別では英語(米)(28.35%)の割合がそれぞれ最も高くなっている。

li

ke

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7. 活動に係る運営費の額及び調達方法の見通し

(1)収入

年度 総収入(円) 内訳

平成 30年度 142,000,000(円) 【宮城県からの事業委託】118,000千円

(東北観光復興対策交付金にて交付申請)

【収益事業収入】24,000千円

平成 31年度

令和元年度

159,000,000(円) 【宮城県からの事業委託】80,000千円

(東北観光復興対策交付金にて交付申請)

【国・県及び市町等からの委託事業獲得】39,000千円

【収益事業収入】40,000千円

令和 2年度 160,000,000(円) 【宮城県からの事業委託】60,000千円

【国・県及び市町等からの委託事業獲得】50,000千円

【収益事業収入】50,000千円

(2)支出

年度 総支出 内訳

平成 30年度 142,000,000(円) 【公共事業関連】93,000千円

【収益事業外注費】24,000千円

【一般管理費】25,000千円

平成 31年度

令和元年度

159,000,000(円) 【公共事業関連】72,000千円

【取得委託事業】30,000千円

【収益事業外注費】27,000千円

【一般管理費】30,000千円

令和 2年度 160,000,000(円) 【公共事業関連】54,000千円

【取得委託事業】40,000千円

【収益事業外注費】35,000千円

【一般管理費】31,000千円

(3)自律的・継続的な活動に向けた運営資金確保の取組・方針

8. 日本版DMO形成・確立に対する関係都道府県・市町村の意見

○公共事業委託案件として、以下①~⑤を株式会社インアウトバウンド仙台・松島が受託し

つつ、自主事業による収益を確保しながら自立自走を目指す。

① リサーチ事業

② WEBプラットフォーム事業

③ 戦略立案・人材育成事業

④ テストマーケティング事業

⑤ プロモーション事業

⑥ 旅行商品取扱業

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9. 記入担当者連絡先

担当者氏名 工藤 雅教

担当部署名(役職) 株式会社インアウトバウンド仙台・松島

(マーケティング事業 執行役員)

所在地 宮城県仙台市青葉区中央 2丁目 10-1

第二勝山ビル 2 階

電話番号(直通) 022-302-7430

FAX番号 022-302-7158

E-mail [email protected]

10. 関係する都道府県・市町村担当者連絡先

都道府県・市町村名 宮城県

担当者氏名 菊田 靖裕

担当部署名(役職) 経済商工観光部観光課(主任主査)

所在地 宮城県仙台市青葉区本町 3-8-1

電話番号(直通) 022-211-2895

FAX番号 022-211-2829

E-mail [email protected]

都道府県・市町村名 宮城県・仙台市

担当者氏名 高坂 真理子

担当部署名(役職) 文化観光局観光交流部誘客戦略推進課(主任)

所在地 宮城県仙台市青葉区国分町 3-7-1

電話番号(直通) 022-214-8019

FAX番号 022-214-8316

E-mail [email protected]

都道府県・市町村名 宮城県・塩竈市

担当者氏名 佐藤 峻裕

担当部署名(役職) 産業環境部観光交流課ひと・まち交流係(主事)

所在地 宮城県塩竈市本町 1-1

電話番号(直通) 022-364-1165

FAX番号 022-364-1169

E-mail [email protected]

都道府県・市町村名 宮城県・名取市

担当者氏名 庄司 かほり

担当部署名(役職) 生活経済部商工観光課(主幹兼係長)

所在地 宮城県名取市増田字柳田 80

宮城県、仙台市、塩竈市、名取市、多賀城市、岩沼市、東松島市、松島町、七ヶ浜町及び利

府町は、株式会社インアウトバウンド仙台・松島を当該地域における地域連携 DMOとして登

録したいので同法人とともに申請します。

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電話番号(直通) 022-724-7149

FAX番号 022-384-4150

E-mail [email protected]

都道府県・市町村名 宮城県・多賀城市

担当者氏名 佐藤 綾雅

担当部署名(役職) 市民経済部商工観光課(主事)

所在地 宮城県多賀城市中央 2-1-1

電話番号(直通) 022-368-1141

FAX番号 022-368-9069

E-mail [email protected]

都道府県・市町村名 宮城県・岩沼市

担当者氏名 齋藤 繁

担当部署名(役職) 市民経済部商工観光課(主事)

所在地 宮城県岩沼市桜 1-6-20

電話番号(直通) 0223-22-1111

FAX番号 0223-22-1264

E-mail [email protected]

都道府県・市町村名 宮城県・東松島市

担当者氏名 石垣 亨

担当部署名(役職) 産業部商工観光課観光政策班(主任)

所在地 宮城県東松島市小野字新宮前 5番地

電話番号(直通) 0225-82-1111

FAX番号 0225-87-3804

E-mail [email protected]

都道府県・市町村名 宮城県・松島町

担当者氏名 髙橋 洵子

担当部署名(役職) 産業観光課観光班(主事)

所在地 宮城県宮城郡松島町高城字帰命院下一 19-1

電話番号(直通) 022-354-5708

FAX番号 022-353-2041

E-mail [email protected]

都道府県・市町村名 宮城県・七ヶ浜町

担当者氏名 渡辺 孝俊

担当部署名(役職) 産業課水産商工係(主任主査)

所在地 宮城県宮城郡七ヶ浜町東宮浜字丑谷辺 5-1

電話番号(直通) 022-357-7443

FAX番号 022-357-5744

E-mail [email protected]

都道府県・市町村名 宮城県・利府町

担当者氏名 門田 唯志

担当部署名(役職) 産業振興課商工観光班(主幹)

所在地 宮城県宮城郡利府町利府字新並松 4 番地

電話番号(直通) 022-767-2120

FAX番号 022-767-2105

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(別添)様式1

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法人名:株式会社インアウトバウンド仙台・松島

【区域】宮城県 仙台市、塩竃市、名取市、多賀城市、岩沼市、東松島市、松島町、七ヶ浜町、利府町

【設立時期】2018年1月11日【代表者】西谷 雷佐【マーケティング責任者】工藤 雅教【職員数】6人(常勤)【連携する主な事業者】(一社)東北観光推進機構、(株)七十七銀行、仙台国際空港(株)、東日本旅客鉄道(株)、(一社)東北インアウトバウンド連合、(一社)宮城インバウンドDMO 等

The ‘Next Japan’ for the Serial Traveller〜訪日5回目以上のあなたが目指すべき、まだ見ぬ極上のニッポン〜登録区分名:地域連携DMO

(表:実施体制) (表:KPI(実績・目標))※()内は外国人に関するもの

2017年 2018年 2019年 2020年 2021年

旅行消費額

N/A (98.0

億円)(110.0億

円)(130.0億

円)(140.0

億円)

延べ宿泊者数

(25.1

万) (34.4万) (40万) (50万) (55万)

来訪者満足度

N/A (4.20) (4.20) (4.25) (4.30)

リピーター率

N/A (33.0%) (33.3%) (33.3%) (35.0%)

「仙台・松島復興観光拠点都市圏DMOプラットフォーム」設立

「仙台・松島6市3町らしさ/ならでは」のプレミアムブランド創出

◯DMO圏内戦略立案、圏内で活躍する観光ガイド育成、地元企業・自治体観光課・観光協会等で働く方々のインバウンド観光客受け入れの意識醸成と環境整備への取り組みを継続的に行い域内消費加速化に繋げる。◯6市3町それぞれの「稼ぐ力」を引き出し、地域が潤う仕組みを作るため、継続的に地域産業・観光による収益・来訪者・ニーズを調査し、6市3町が持つ強み・弱み・課題の共有と各地域が担う役割を明確にする。

◯「仙台・松島6市3町らしさ」と「仙台・松島6市3町ならでは」のプレミアムブランド(差別的優位性)を高め、既存概念を超えた観光の価値を創出し、世界の国・地域と双方向の経済・文化交流を通して、住んでよし訪れてよしの持続可能な地域づくりを行う。◯伊達政宗に縁のある観光名所として日本遺産に認定された「政宗が育んだ“伊達な”文化」の魅力の多言語による発信を通じ、周遊観光を促進し滞在性の向上を図る。◯東日本大震災の経験と教訓を踏まえた「防災ツーリズム」及び「観光リスクマネジメント」等の促進を図る。

仙台・松島6市3町−区域設定の考え方

◯「明日の日本を支える観光ビジョン」において、拠点都市圏は「仙台市及び仙台空港を含む周辺エリア」とされており、拠点都市圏が既に一定程度の国内観光客の受け入れを行っている。国内外から見て、東北のゲートウェイとなり、交通結節点として東北各地への送客機能を持つポテンシャルがあり、将来的に外国人に対する受け入れや、外国人目線での観光地の磨き上げの参考となるポテンシャルを有している。◯拠点都市圏の外国人宿泊者数は2018年で38.4万人泊。これを2020年に50万人泊にすることを目標としている。

*延べ宿泊者数は、従業員数10名以上の施設を対象とした数値