未利用材を活用した立体パズルで、 はじめる森林管 …廃校から世界へ...
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未利用材を活用した立体パズルで、 はじめる森林管理と地域活性化推進
株式会社トライ・ウッド 総務企画部 渡邉 雄一郎
平成27年10月19日
EVI環境マッチングイベント2015
株式会社トライ・ウッド
【人口】約900名
【標高】350m ~ 1,000 m (山地型気候)
【面積】90%強が山林 ( 8,038 ha)
【樹種】スギ 92 %、ヒノキ 7%、他 1%
総合林業会社
【従業員】77名
【事業内容】林産事業,木材加工事業,
エコ商品事業,林業機械の販売 など
【企業目標】後世に残そう かけがえのない森林(みどり)を
『環境』と『経済』の両立
大分県日田市上津江町(旧上津江村) 水源と森林のまち
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エコ商品事業部の概要
製材端材や未利用間伐材を有効活用するために設立
平成13年に経営破綻した企業から営業譲渡(従業員8名)
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未利用材をもっと活用しよう!
国産未利用材スギを活用した立体パズル
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廃校から世界へ
株式会社アキ工作社
d-torso(ディー・トルソー)はアキ工作社が開発した立体造形システムです。立体形状を3軸(x,y,z)によって切断・解体し、これを再構築する造形手法です。1998年、d-torsoは「段ボール製組立て式マネキン」として出発し、以来アキ工作社はこの造形システムを発展させながら、クラフト、ディスプレイ、パッケージ、ロボット、広告等さまざまな分野にむけ立体商品を開発しています。
現在アキ工作社は大分県国東半島の山間にある廃校になった小学校をリユースして事業の拠点としています。ここは少子高齢化がすすむ日本の代表的な中山間集落です。アキ工作社はこの場所で「モノづくり」を通して世界と繋がりながら、この土地固有の時間の中で、仕事を創り、豊かに暮らす「新しい生活」の提案をしていきたいと考えています。
d-torsoとは
国産未利用材スギd-torsoが完成するまで
分かった事は、 木は、割れる、曲がる、反る、収縮する、節がある、勘合が難しい
結局、話があってから3年。 製品開発が終わるまで7か月かかりました。
合板やMDFなら簡単そう、、、
すぐ できると 思ったが、、、
妥協するか
やっぱり、木目や肌触りなどの木本来の良さを伝えたい!
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国産スギd-torsoと森林の物語(1)
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国産スギd-torsoと森林の物語(2)
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国産スギd-torsoと森林の物語(3)
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国産スギd-torsoと森林の物語(4)
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国産スギd-torsoと森林の物語(5)
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最後に
カーボン・オフセットは、利潤の追求だけを考えると×。だが、顧客の創造を考えると○である。
商品は同じでも、カーボン・オフセット商品になる事によって、アングルが変わり、関心を持ってくれるお客様の層が変わる。→ 新規顧客の開拓につながる。
『カーボン・オフセット商品は、複雑で消費者に制度を伝えるのが難しい』という声を良く聞きますが、、、
国産未利用材スギd-torso製品を通して 日本の森林を元気に! 持続可能な社会の実現を!
低炭素型社会実現のためには、 カーボン・オフセット商品は世の中に必要!