Mautic x Dynamics 365 (CRM) 連携やってみた
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Mautic x Dynamics 365連携手順Mautic 2.10概要Mautic Meetup Tokyo #7 西川浩平
Dynamics 365(CRM)連携Mautic 2.9 からの追加機能:Azure を用いて、Dynamics 365 (CRM)連携
現状、メインはコンタクト情報の同期
Azure Active Directoryを用意しよう
Microsoft アカウントOffice 365 アカウントDynamics 365 管理者アカウント
などで、Azure ポータルにログイン。https://portal.azure.comAzure Active Directory(Azure AD) にアクセス。
「Dynamics 365 営業」を、Azure ADに登し、「Mautic」に接続します。
Dynamics 365 30日体験に申し込むことで、Azure Active Directory も使用可能になります。
試用申込みの失敗談として、自前のOffice365 Business Premiumで実施したところ、Dynamics 365 (CRM)が使えず、再度申込になりました。
認証・同期アプリ登録 Dynamics 365 (CRM)
Azure AD アプリ登録
名前:わかりやすい名前
アプリケーションの種類:Webアプリ/API
サインオンURL:Dynamics 365 のURLdynamics.com で終わる
登録済みアプリ画面 アプリケーションID
出力された「アプリケーションID」は、テキストエディタに、コピー&ペーストしておきます。Mauticのプラグイン画面で使います。
「キー」をクリックし、Mautic のプラグイン画面で使用するシークレットキーを生成します。
画面に表示されたキーの値もまた、テキストエディタに、コピー&ペーストします。
Mautic プラグイン画面 Dynamics 365 URL アプリケーションID シークレットキー コールバックURL
公開 : いいえ
Instance URL : Dynamics 365 URLdynamics.com で終わる
Client/Application ID : 先ほどメモしたアプリケーションID
Application Key/Secret : 先ほどメモしたシークレットキー
各項目を入力します。コールバックURLを、テキストエディタに、コピー&ペーストします。
この状態で、再びAzure ADに戻ります。
Mauticプラグイン画面Dynamics CRM 連携プラグイン設定画面
Azure Active Directory 応答URL API アクセス追加
Azure AD の応答URL に、先ほどコピーしたコールバックURL を貼り付け、保存します。
API アクセス必要なアクセス許可をクリックし、「追加」→「API」を選択しますをクリック。
Azure Active Directory API選択 アクセス有効化
API 選択で、「Dynamics CRM Online」を選択します。
次に、「Access CRM Online as organization users」にチェックを入れます。そして選択をクリックします。「API アクセスの追加」について「完了」をクリックします。
Azure Active Directory アクセス許可の付与Mautic アプリ認証
Azure AD画面で、「アクセス許可の付与」→ 「はい」の順でクリックします。
これで、Azure AD 側の準備は終わりです。
次は、Mautic側に戻ります。プラグイン画面のDynamics CRM 連携設定画面で、「アプリの認証」をクリックします。
次に、Mautic画面の公開で「はい」を選択し、画面右下の「適用」をクリックします。Dynamics 365 (CRM) 連携設定が有効になります。
Azure AD
Mautic
Mautic プラグイン Dynamics CRM連携
Mautic プラグインのDynamics CRM 連携設定で、「機能」タブ
チェックボックスに一通りチェックを入れます。
送る(push):Mautic → Dynamics 365受け取る(pull): Dynamics 365 → Mautic
「適用」をクリックします。
「会社」タブが現れます。
Mautic プラグイン Dynamics CRM連携コンタクト情報の割り当て
「コンタクトのマッピング」タブで、
Mautic コンタクト画面Dyamics 365 営業(CRM) 取引先担当者各項目の割り当て(マッピング)を行います。
マッピング対象に、Mautic上で作ったカスタム項目(カスタムフィールド)を含めることが可能。
Mautic プラグイン Dynamics CRM連携会社情報の割り当て
「会社のマッピング」タブで、
Mautic会社画面Dyamics 365 営業(CRM) 取引先企業各項目の割り当て(マッピング)を行います。
マッピング完了後は、画面右下の「適用」→「保存して閉じる」の順にクリックします。フォームやキャンペーンを用いて、Dynamics 365 営業(CRM)とMautic 間で、データ送受信を実施します。
Mautic キャンペーン実施
Mautic と Dynamics 365 を連携するために、簡単なメール送信キャンペーンを作ります。
キャンペーンビルダーで、「インテグレーション先にコンタクト情報を送る」を組み込むことで、Dynamics 365 (CRM)と同期を開始します。
[アクション]インテグレーション先にコンタクト情報を送る
Mautic x Dynamics 365 連携 <今後の期待>
現在は、コンタクト(取引先担当者)情報の同期がメイン
今後は、双方向同期の対象が増えるかも?
• リード情報の取得 Salesforce や HubSpot CRM では対応済み
• 商談(案件)情報のサポート → Mautic 2.14 あたりで、Salesforceからサポートする模様
• アクティビティ連携→ Mauticでは既にほかのCRMでサポート済みゆえ、Dynamics 365 連携に増えてもおかしくないMautic x Outlook 連携により、送信メール追跡しているため、Dynamics側の活動と連携ニーズがあるはず
Mautic 2.10概要
その前に、Mautic 2.9で追加された代表的な機能
システム連携 Zapier 対応:フォーム送信やコンタクト作成時にSlack 通知など、システム連携が容易に。
MauticとCRM、双方向同期対象が増える。SalesforceやHubSpot CRMは前から。 Microsoft Dynamics 365 (CRM) / Zoho CRM / SugarCRM PipeDrive → エストニア産CRM。ヨーロッパのスタートアップに人気。 Suite CRM → SugarCRMからの派生。有料版相当の機能を持つ。OSSライセンスを採用。
レポート機能 複数のフィルタ間で、AND条件の指定が可能になった フィルタ演算子の追加 → ~ で始まる / ~ で終わる / 含まれる
セグメント機能 デバイス毎のフィルタを用いて、セグメント作成が可能になった。
詳しいリリースノートhttps://github.com/mautic/mautic/releases/2.9.0
Mautic 2.10で追加された代表的な機能
会社情報 会社情報のCSVインポート機能が追加。 フォームで、会社情報の項目が追加可能になった
これで、CSVインポート、フォーム両方から会社情報の更新が可能に。
キャンペーンビルダー [アクション]や[条件]に、デバイスを指定可能に。OSやメーカー別に出しわけが可能になった。
たとえば、Microsoft製のデバイスを使っている人だけに、パーソナライズコンテンツを出しわけ。
CRM連携 Null 値の双方向同期をサポート
コンタクト情報 Audit log タブ追加 → 追加・変更履歴を記録、表示 Integration タブ追加 → システム連携日時について記録、表示
詳しいリリースノートhttps://github.com/mautic/mautic/releases/2.10.0
会社情報フォーム項目で選択
フォーム作成時に、各項目の紐づけ先に、会社画面の各項目を対象にすることが可能になった。
従来は、コンタクト画面の会社名のみで、会社名を指定させるだけであったが、これからは、従業員数や年商なども指定可能。
キャンペーンビルダー : アクションや条件にデバイス識別
スマートフォン、タブレット、カーナビのブラウザ、TV、desktop(ノートPCとデスクトップPC)、ガラケー(フィーチャーフォン) などを識別
Microsoft、Apple、Lenovo、HP などメーカーを識別
WindowsやMac、Apple TV、Android、LinuxSymbian、Chrome OSなどOSを識別
コンタクト情報 Audit log
「Audit log」により、Mautic 運用管理が多人数対応になった。作成・更新履歴が一目でわかる。
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