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JIMLecture もっと「航空機内医療」について知ろう! 佐藤健一 第18巻第5号 2008年5月15日 医学書院 別刷 発行

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JIM Lecture JIM vol 18 No 5 pp416-420,2008「もっと「航空機内医療」について知ろう!」航空機内医療について,自分自身の経験や勉強した内容を元に投稿した記事です.内容が古い部分もありますのでご注意下さい. 医学書院より掲載許諾済み.そのため、Webのみでの閲覧に制限してあります.ご了承下さい.

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JIMLecture

もっと「航空機内医療」について知ろう!

佐 藤 健 一

J I M第18巻第5号2008年5月15日

医学書院

別刷発行

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もっと「航空機内医療」について知ろう!

佐 藤 健 二 轟

、、こ弘ヽ;ぐヽ?言J.で

JIMvo1.18n0.52008-5 0917-138}C/08/ゝ 二500/論文/JCLS

航空機内環境加体に及ぼす影響

健康な者 が 航 空 機 に 搭 乗 す る 際 に は , ま ず 何 も

起 こ り ま せ ん . し か し , 実 は 代 償 機 能 が 働 く こ と

で 何 も 起 こ ら な い よ う に 調 整 さ れて い る の で す.

航空機は高度9,000~迄000mを峙速約900km

で飛行しています2一礼外環境は0.25気圧,気温-50~40℃,湿度O%と,当然人間は生存できな

佐藤健一(さとうけんいち)/医療法人篤友会関西リハビリテーション病院札幌医科大学卒.北海道家庭医療学センター(HCFM)1期生.研修終了後,高齢者医療,リハビリテーション,医療情報学の勉強を続けている.実際にドクターコールを受けた経験から,航空機内医療への認識を深める重要性を実感しレクチャーを開催しだ.今後もサブスペシャリティとして継続する予定.

航空会社の対応の流れ,搭載されているDoc-tor’sKitや蘇生セットに含まれている医薬品・医療器具の内容を知る機会はほぼありません.そのため,航空機内では十分な医療を行えないのではという不安が生じます.また,ドクターコール時点では個ノし|貴報保護の点から年齢や性別,どのような状態かは不明であり,たとえ名乗り出ても役に立てるのかという不安も生まれてきます.今回のレクチャーに向けてさまざまな文献を調

べ,航空機内の環境が体に及ぼす影響について改めて知り,外来受療者が航空機を利用して移動する際にちょっとしたアドバイスが実は重要であることにも気づきました.当日は株式会社日本航空インターナショナル(以下,JAL)の協力を得て,DoctorkKit,蘇生セットを展示・紹介しながらレクチャーを実施しました.

才巾と二◇航空機内でドクターコールに遭遇することは滅多にありませんが,呼ばれる可f抱性は常にあります.搭載されている医薬品や医療器具,遭遇しやすい疾患の知識を持って,慌です適切に対応できる医師の増加が望まれています.

2007年11月11日,日本家庭医療学会の主催で「第15回家庭医の生涯教育のためのワークショップ」が開催され,航空機内医療のレクチャー「知っててほしい目航空機内での急病人に対する医療体制一身体や疾患への影響も含めた話」を担当しました.航空機によく搭乗する関係上,以前より航空機内での医療に非常に関心がありました.しかし,実|祭に学ぶ機会はほとんどなく,周囲に知っている医師もいないため,系統だって勉強することはできませんでした.そのようななか,2007年7月に学会出席のためにシンガポールに向かう国際線の機内で,実際にドクターコールに対応した経験から,医師・医療関係者が航空機内での医療体制やドクターコールについて事前に知っていることの重要性を実感し,今回のレクチャーを企画・実施しました.航空機内医療については,日本宇宙航空環境医

学会の認定医講習の際に講義を受けることができます1).しかし,その他に航空機内医療の講義を聴く機会はなく,航空機内で急病人が出た際の各

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い た め , エ ア コ ン 管 理 と 与 圧 装 置 に よ っ て 航 空 機

内は0.8気圧,気温24℃,湿度10~20%に調整

さ れて い ま す 叫 し か し 0 . 8 気 圧 と い え ば 富 士 山

の5合目(2,000~12,500m)と同じくらいであり5),

空 気 中 の 酸 素 分 圧 の 低 下 , 体 内 ガ ス の 膨 張 が 十 分

に起きてきます3).

0名気圧では動脈血酸素分圧(Pa02)は90Torr

から約60~70Torrへ低下しますが,酸素解離

曲 線 に 当 て は め る と H b 酸 素 飽 和 度 が 9 9 % か ら

90%へ低下することになります3.6~1o).そのた図1

め , 健 常 人 で も 通 常 よ り も 低 酸 素 の 状 態 と な り ま

す.しかし,COPDなど呼吸機能の低下した人,

心 血 管 系 疾 患 を 持 っ て い る 人 で は さ ら に 低 下 して

代 償 し き れ な く な り , 呼 吸 困 難 や 心 筋 虚 血 な ど の

症状が生じる可能性が非常に高くなります3』).

また,体内ガスは約125倍に膨張します2・3.1o).

そ の 影 響 で 中 耳 炎 , 副 鼻 腔 炎 , 歯 痛 , 腹 痛 な ど が

みられやすくなります3.12).さらに湿度10~

20%というのは砂漠と同じ程度であり,皮膚や角

膜 , 気 管 の 乾 燥 , 痰 の 粘 伺 化 , 不 感 蒸 泄 増 加 に よ

る脱水をきたします2・3J.10.13).

急病人発生時の流れと今までの統計

急病 人 発 生 時 は , 本 人 か ら の 訴 えや 客 室 乗 務 員

(以下,CA)が異変に気づくことから,CAが対

応することが多くなります.CAはBLS(一次救

命処置),AED(自動体外式除細動器)の研修を必

ず受けていますが12.13),CAで対応しきれないと

判 断 し た 時 や, 本 人 ・ 同 行 者 の 希 望 が あ っ た 時 に

ド ク タ ーコ ール が な さ れ ま す. ド ク タ ーコ ール の

割合はJALの統計12)によると1,000便あたり平

均して1.9人(国内線は0.8人,国際線は3.8人)

の頻度で,応じる率は医療関係者では90%以上,

医師のみでは約75%2)となっています.そばで

急 病 人 の 状 態 を 判 断 で き る 医 師 の 役 割 が 重 要 と な

る こ と は い う ま で も あ り ま せ ん が, 判 断 に 迷 う 時

機内搭載医薬品・医療器具をみせながら行われたレクチャー

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は , 航 空 機 内 か ら 地 上 に い る 医 師 に 連 絡 を 取 る こ

とも可能です12.14.15).また,航空会社によっては

外部の機関(MedAire社,lnel117nationa1SOS社

など)と契約を行っている場合もあります16.17).

こ の よ う に , 完 全 な 支 援 で は な い も の の , 航 空

機 外 の 医 師 か ら の 医 療 ア ドバイ ス が 得 ら れ る こ とを 大 部 分 の 医 師 が 知 ら ず, レ ク チ ャ ー 後 の ア ン

ケ ー ト で は , こ の こ と だ け で も 協 力 す る 際 の ス ト

レスが減るといった声が聞かれました.

航空機に搭載されている医薬品・医療器具

当[]は機内搭載医薬品・医療器具についての展示・説明を行いました(図1).運輪省(現国土交通省)からの通達(空事第141号,空航第208号)によって最小限搭載すべき医薬品・医療用具と,追加することができる標準的な救急用医薬品が定められており,国内線,開票線ともにそれに基づいて搭載されています(表1)2A12~14.18).2001年以降はAEDも搭載され12J),緊急状態に備える体制がさらに整っています.とはいえ,緊急状態にあわないかぎりみる機会はなく(筆者自身も初めてでした),また何か搭載されているかを知ることが困難というのが現状です.これは事前アンケートで「搭載されている医療器具を知りたい」という回答が一番多かったことからもわかります.

JIMvol.18n0.52008-5

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乙jsklロレザ

表1日本航空における航空機内搭載医薬品・医療器具(文献4バ2より一部追加改変.2008年3月現在)

医薬品(注射薬)

医薬品(経口薬)医療器具

ブ ド ウ 糖 液 , 生 理 食 塩 水 , エ ピ ネ フ リ ン,イ ノ バ ン o , ハ イ ド ロ コ ー ト ン ヘ ブ ス コパンo,ネオフィリンo,ブリカニールo*,硫酸アトロピンo,メテナリンo*,ラシックスo*,リドカインo

メリンo* タ ペ ジ ー ル o , ニ ト ロ ペ ン o

ト9カプセル,タリビッド一 一 -自動体外式除細動器,小型心電図モニター*,血 圧 計 , 聴 診 器 , 血 糖 測 定 セ ッ ト * , 外 科セット(手袋7.5,6.5,無菌ドレープ)*,

胃管チューブ(16Fr)*,導尿用ネラトンカテーテル(10Fr)*,液体吸引器*,吸引用カテーテル*_ _ _ _

蘇生セット異物吸引器*,アンビューバッグ,マスク(成人・小児用),喉頭鏡セット(S・M・L)*,気管挿管チューブ(6,5・5.0・3.0mm)*,開□器*,バイトブロヽック,エアウェイ(大・

中・小)*,点滴セット4りよ国際線のみ

説明の際には,とくに高感度聴診器や異物吸引器,足踏み式の吸引器など,実際にみたことがなければその使用方法がわからない器具への質問が多数あったり,緊急時に最低限必要と思われる医薬品がコンパクトに収納されていることに皆さん感心していました.しかし,搭載されている医療機材を知っている

だけでは,自信を持って協力できるとは限りません.そこで,航空機内でドクターコールに遭遇した時に念頭に置くとよいポイントを説明しました(表2)3・12).

航空機内で遭遇しやすい病態

航空機内では主に①心血管系,②神経系,③l印及器系,④消化器系,⑤アルコールによる問題に遭遇することが多くなります.

心血管系3)胸痛や狭心症発作が多く,緊急状態の20%,

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表2ドクターコール遭遇時のポイント(文献12より一=肖|鎚加・改変)

①自分の専門分野を告げる②協力すること≠治療すること(診察だけでも十分な協力)

③可能なら診察前に本人・家族の同意を得る④自分の印象を本人・家族・客室乗務員に説明し理解してもらう(とくに重症時)

⑤機内搭載品(医薬品,医療機器)は適切に使用する⑥自信がない時は不慣れなことはしない⑦客室乗務員にバイタル計測,移動,記録/|貴報収集,通訳を依頼

⑧AED,CPRは客室乗務員のヘルプを求める⑨診療内容は記録として残す⑩緊急に治療が必要かの判断だけでも十分(後の判断は機長に任せる)

代替着陸の20~46%,乗客死亡原因の60%を占めるとされています.誘因として酸素分圧低下,旅の疲れ,服薬時問の乱れなどがあり,応急的な対処として酸素投与,ニトロペン皿などの薬剤投与,本人持参の発作治療薬の投与などが挙げられます.

神経系3)失神,痙學,めまいなどが多く,緊急状態の

15~40%,代替着陸の15~35%を占めるとされています.急に倒れた場合は不整脈や心筋虚血,心疾患を考えがちですが,実は血管迷走神経反射によるものが多いとされています.誘因として長時間の座位,不感蒸泄増加による脱水などがあり,応急的な対処として横にして静脈涯流を増やす,酸素を投与して潜在的低酸素症の改善を図るようにします.

呼吸器系喘息発作,COPD悪化などが多く,緊急状態

の5~10%,代替着陸の5~15%を占めるとされています3).誘因としては低酸素,低気圧に加え,乾燥した空気による気道過lgc性増加なども影響を及ぼします13).応急的な対処として,酸素

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投与,気管支拡張薬の投与などがあります.地上で経皮的酸素飽和度(Sp02)が95%以上で

あれば問題ないのですが,95%以下であれば酸素投与の検討が必要になります(03.19~肌呼吸筋力の低下が予想されたり,拘3牡性肺疾患がある人へは,機内で酸素が必要になりうることを事前に本人に伝えておくことも必要です8).また,Sp0292%以下の人や在宅酸素使用中の人は酸素が必須となるため,前もって航空会社に診断書を提出することが必要になります.ただし,動脈血酸素分圧が50Torr以下では,酸素投与で呼吸停止の可能性もあるため相対的禁忌となります6).

T/消化器系

体 内 ガ ス が 膨 張 す る こ と に よ る 影 響 が み ら れ ま

す. 多 い の は 腹 痛 , 吐 き 気 , 嘔 吐 な ど で す が , 常

に 心 血 管 系 や 他 の 疾 患 の 可 能 性 を 念 頭 に 置 く こ と

が必要です3.1o).また,下痢の場合は感染性の可

能性もあるので,すぐにCAに伝えます.

万……アルコール

航 空 機 の 搭 乗 前 や 機 内 で アル コ ー ル を 飲 む 人 は

多いと思いますが,地上丿二は酔い方が異なり,缶ビール1本が0.8気圧下では2.5~3本に相当す

る と さ れて い ま す. 酸 素 分 圧 低 下 に よる 影 響 , ア

ル コ ール に よ る 組 織 毒 性 低 酸 素 症 , 脱 水 , 心 拍 数

増 加 , 旅 の 疲 れ な ど が 関 係 して い る と さ れて い ま

す3.22.23).そのため,航空機内ではアルコールは

できるだけ控えることを勧めます.

搭乗前後から注意が必要な病態

最も多いのは耳の問題でしょう.通常でも上昇,降下に際し耳閉塞感を感じると思います9).耳管の特徴として降下時のほうが開きにくく,中耳への空気の移動が困難となります2杭バルサルバ法やアメやガムで耳管開放を促す他に血管収縮薬の入った鼻炎用スプレーが有効な人もいる

ため3.15・肌搭乗時の耳痛に悩んでいる人には試してみてもよいと思われます.耳管がうまく通じない時は,航空性中耳炎という気圧の変化による中耳の損傷をきたすことがありますので,旅行後もひどい耳痛,伝音性難聴が継続する場合は診察を受けることをお勧めします1o).その際は航空機搭乗後であることを伝えるのを忘れないようにします.長距離の搭乗で問題となるのが服薬管理です.

そのなかで一番問題になるのは糖尿病のインスリンでしょうlo).時差が2時間以上ある旅行では,1日の時間が変化するためインスリン量の調整が必要となります7).西への移動は1日が長くなるためインスリン量を増量,乗への移動は1日が短くなるためインスリン量を減量します.また,機内にはインスリンのみならず,血糖測定器,低血糖対処用のブドウ糖やスナックを持ち込み,常に手の届くところに置いておくようにアドバイスします.

航空会社との連携

①機内で特別な手配(ストレッチャー・酸素・医療機器など)が必要,②病状・体調が急に変化するおそれがある,航空旅行の適否が疑わしい,③けがや疾病の治療,最近受けた手術が航空旅行により体に影響を及ぼすと思われる,①重度のピーナッツアレルギーで機内環境に特別な配慮が必要,⑤入院や転院のため航空機を利用する,などの状態では,まず主治医が航空機に搭乗可能かの判断を行います几身体状態を検討し,搭乗可能,もしくは搭乗し

て移動させる必要性があると判断した場合は,世界共通の診断書フォーム(MedIF:Medic211Tnfor-mationForm)を記載します町その内容から,航空会社が搭乗の可否,搭乗形態などを検討していきます.搭乗が決定した後は,搭乗日に診断書を忘れないようにしましょうo).

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ノjo叩口五言

家庭医が地上可万衣言①ノニフ,安全才旅○脂めに

航空機内で急病人発生に対処するのは当然ですが,家庭医としては,旅行後に受療者と元気に外来で話をすることも楽しみの一つです.つまり,旅行中に何も起きないようにするのは当然ですが,起こったとしても対処の際に役立つ情報を提供することも大切です12).航空機内という人的・設備的に限られた環境の中で,初めて診る人に対して,的確な診断をくだし,治療を行うことの困難さを考えると非常に重要となります.これらの点をふまえ,以下の点に注意して受療

者にアドバイスを行ってはどうでしょうか.①常用薬は機内に持ち込み,身近に置く(棚の中の荷物に入れない)

②急変時,発作時の対処方法を指導し,可能なら文章を渡す(海外旅行では英語で記載)

③薬の一覧や簡単な症状の経過を記載した文章を渡す(海外旅行では英語で記載)

④荷物は多くしすぎない(機内持ち込みも)⑤時間に余裕を持って行動する⑧着席中も足の運動を時々行う⑦通路側の席を選ぶ(トイレや具合が悪い時にすぐ動くことができるように)

⑧前もって病気や薬持参の旨をCAに告げる⑨不安がある時はまず主治医・航空会社に相談する日本航空:プライオリティ・ゲストセンター

(Tej.012()-74アーア07)全日空:ANAスカイアシストデスク

(T白|.()柁O-〔〕;E?9-377)

それでは皆さん,よい旅を川

今回のレクチャーや執筆に際L.|ニ|本航空インターナショナル様に多大なご協力をいただきました.心より感謝申し|こげます.

麟1)日本宇宙航空環境医学会.<http://www.oc.nii.acjp/j5s21sem月rldex.htm1>

2)大JII康彦:航空機内での救急医療.臨床と研究79(4):1zl-18,2002.

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3)MatthewProut:Managementofinflightmedical(?111ergendesoncommerciahirhes.UpTODate15.2.

4 ) 株 式 会 社 ロ 本 航 空 イ ン タ ー ナ シ ョ ナ ル . < h t t p ソ /

www.ja1.cojp/>

5 ) 篠 塚 規 : 飛 行 機 の 中 の 旅 行 医 学 一 山 岳 砂 漠 に 長 時 間 !

過酷な機内環境に備える.Mebio18(3):124-11?8,2001.6 ) 安 藤 秀 樹 : 航 空 機 旅 行 と 呼 吸 不 全 . 日 医 雑 誌 1 2 1 ( 1 0 ) :

1617-1622,1999.7)AMA:Medicaliruidelinefor211rHnetl-21vel,2nded.

<http://www.asma.org/pdf/publications/medguid.

pdf>8)StollerJK:Travelingwithoxygenabroad

commercialair(mrriers.UpTODate15.2.9)KarinL(2der,MBBS,FRACP,MPH,DTMH:Travel

advice.UpTODate15.2.10)BettesTN:Medicaladviceforcommercialair

tl-21velers.AAFP60(3卜801-810,1999.11)MatthewProut:Preflightpatienta;sessment.

UpTODate15.2.

1 2 ) 人 越 裕 文 : 空 港 ・ 旅 客 機 内 で の 救 命 処 置 一 機 内 で ド クターを呼ぶアナウンスが流れたら.LISA11(3):298-302,

2004.1 3 ) 大 越 裕 文 : ト ラ ベ ル メ デ ィ ス ン の す す め 一 航 空 機 の 中

で.JIM14(6):494-498,2004.1 4 ) 宮 島 真 之 : 3 万 フ ィ ー ト の 先 進 医 療 一 機 内 で の

(・111(・17gencyに対応する.Mebio18(2):120-124,2001.

15)TonyGoodwin:lnづlightmedicalemergencies一一an

()x7erview,BMJ:E321:1338-1341,2000.16)MedAire.<http ://www.me山1ire.com/>

17)lnternationalSOS.<http://www.internationalsos.com/en/index.htm>

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20)CurrieGP,DouglasJG:Oxygenand❹lalers.BMJ333:34-;36,2006.

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2 3 ) 内 浦 工 堂 : 航 空 環 境 と 注 意 す べ き 病 態 . 宇 竹 f 航 空 環 境

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ofascentandd(jscentongasco11(2ctionswithinthe

body.<http://www.omedica1.org/Artides/PDF_mes/

IJas.pdf>2 5 ) 株 式 会 社 日 本 航 空 イ ン タ ー ナ シ ョ ナ ル : 診 断 書 の 記 人

例・ダウンロード.<h t t p : / / w w w . a1 . c o . j p ) /jalpri/

guicle/certificJ21te.html#download>

さ と う け ん い ち関西リハビリテーション病院リハビリテーション利・哆f5(50一〇〇54大阪府豊巾市桜の町3-11-1T(?I:06-(5S357-7756F21)c:06-6857-7757

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