JHFC NEWS 創刊号

6
2006年11月 門司港駅前にて(福岡県北九州市) 水素・燃料電池実証プロジェクト 発行: JHFCプロジェクト 編集:(財)日本自動車研究所 〒105-0012 港区芝大門1-1-30 日本自動車会館12F 03-5733-7927 発行日:平成21年2月 ウェブサイト:http://www.jhfc.jp JHFC News February 2009 経済産業省 (財)日本自動車研究所 (財)エンジニアリング振興協会 トヨタ自動車(株) 日産自動車(株) 本田技研工業(株) メルセデス・ベンツ日本(株) ゼネラルモーターズ・アジア・パシフィック(株) 日野自動車(株) スズキ(株) マツダ(株) コスモ石油(株) 新日本石油(株) 昭和シェル石油(株) 東京ガス(株) 岩谷産業(株) 日本エア・リキード(株)ジャパン・エア・ガシズ社 大陽日酸(株) 新日本製鐵(株) 栗田工業(株) シナネン(株) 伊藤忠エネクス(株) 東邦ガス(株) 大阪ガス(株) 関西電力(株) (株)ジャパン・エナジー (株)栗本鐵工所 はじめまして。JHFCプロジェクトです。 燃料電池自動車と水素ステーションのある未来を目指して 国と自動車会社とエネルギー会社が共に取組むプロジェクトがあります。 環境にやさしく、燃費のよい 21 世紀の夢のクルマ「燃料電池自動車」と、 その快適な走りを支える燃料「水素」を知ってもらうため、 JHFC プロジェクトは日本各地で、さまざまな活動をしています。 JHFC in HOKKAIDO 2008 G8北海道洞爺湖サミットで活躍 清水和夫×吉田由美トークショー 70MPa実証試験開始式 第3回再生可能エネルギー世界展示会 01 Volume 創刊号! 秋の夜長に六本木ヒルズで 燃料電池自動車に触れる TOPICS 1 2 3 4

description

2009年2月発行 6頁

Transcript of JHFC NEWS 創刊号

Page 1: JHFC NEWS 創刊号

2006年11月 門司港駅前にて(福岡県北九州市)

水素・燃料電池実証プロジェクト

発行:JHFCプロジェクト編集:(財)日本自動車研究所

〒105-0012 港区芝大門1-1-30日本自動車会館12F 03-5733-7927

発行日:平成21年2月ウェブサイト:http://www.jhfc.jp

JHFC News

February 2009

経済産業省 (財)日本自動車研究所 (財)エンジニアリング振興協会トヨタ自動車(株) 日産自動車(株) 本田技研工業(株) メルセデス・ベンツ日本(株) ゼネラルモーターズ・アジア・パシフィック(株) 日野自動車(株) スズキ(株) マツダ(株)

コスモ石油(株) 新日本石油(株) 昭和シェル石油(株) 東京ガス(株) 岩谷産業(株) 日本エア・リキード(株)ジャパン・エア・ガシズ社 大陽日酸(株) 新日本製鐵(株) 栗田工業(株)シナネン(株) 伊藤忠エネクス(株) 東邦ガス(株) 大阪ガス(株) 関西電力(株) (株)ジャパン・エナジー (株)栗本鐵工所

はじめまして。JHFCプロジェクトです。

燃料電池自動車と水素ステーションのある未来を目指して国と自動車会社とエネルギー会社が共に取組むプロジェクトがあります。

環境にやさしく、燃費のよい 21世紀の夢のクルマ「燃料電池自動車」と、その快適な走りを支える燃料「水素」を知ってもらうため、JHFCプロジェクトは日本各地で、さまざまな活動をしています。

JHFC in HOKKAIDO 2008G8北海道洞爺湖サミットで活躍

清水和夫×吉田由美トークショー

70MPa実証試験開始式

第3回再生可能エネルギー世界展示会

01Volum

e

創刊号!

秋の夜長に六本木ヒルズで燃料電池自動車に触れる

TO

PIC

S

1

2

34

Page 2: JHFC NEWS 創刊号

JHFCだから出来ることがある。2008/7/7~7/9 G8 北海道洞爺湖サミットEvent Report

1

水素・燃料電池実証プロジェクト

JHFC News

February 2009

洞爺湖サミット成功を応援!JHFC in HOKKAIDO 2008

ジャパン・エナジーが運営するこのステーションは移動式という利点を生かし、遠地でFCV試乗会を行う時は必ず同行する縁の下の力持ちです。定置型水素ステーションがない地域では、このような移動式を活用しFCVの走りを支えています。北は北海道、南は九州と日本全国で水素充填をしており、教育活動の一環でFCVと一緒に小学校を訪問する出張教室も積極的に行っています。

JHFC船橋水素ステーションPick UP! JHFCメルセデス・ベンツAクラス

F-Cell ダイムラー

FCV実用化の先鞭を切ったダイムラー・ベンツ社が開発した F-Cell は世界で60台走行している。J8サミットでは主催者のひとつユニセフのVIP 送迎車として活躍。

G8 北海道洞爺湖サミット(洞爺湖サミット)開催が決定してから、JHFC

は2008年、北海道で燃料電池自動車(FCV)を知ってもらう様々な活動を行ったのをご存知だろうか。「環境サミット」と言われた洞爺湖サミットは、環境負荷の少ない運営を徹底し、関係車両は全てエコカーを使うということが早々に発表された。CO2排出を抑える目的も大きいが、日本が誇る環境技術を世界にアピールする好機でもあり、プロジェクトに参加する多くのFCV、水素エンジン自動車も出動が決まったのだ。「まず北海道のみなさんにFCVを知ってもらおう!」を合言葉にスタッフとプロジェクト参加企業メンバーが「JHFC in HOKKAIDO 2008」を企画、さっぽろ雪まつりで賑わう2月の札幌からその活動は始まった。赤レンガ庁舎の愛称で親しまれている旧庁舎前にはずらり各社のFCVが並び、高橋北海道知事のテープカットでイベント開会セレモ

ニーが敢行された。一週間に渡り北海道に滞在し札幌と洞爺湖を訪問。小学校での出張教室や、雪まつり会場での試乗会など洞爺湖サミット応援団よろしく、環境技術とFCVを知ってもらう活動を精力的に行った。さらに、洞爺湖サミット開催直前6月に再び北海道を訪れ洞爺湖サミット記念環境総合展(札幌ドーム)

にも出展。北海道大学を始め、道南・道央の工業高等学校、小学校を訪問し未来を担う若い世代にも注目の先端技術に触れてもらった。「各国の首脳より先にFCVに乗った!」とはしゃぐ子ども達の顔には笑顔があふれ、各国のお客さまを迎え入れる準備も整っているように映った。

Page 3: JHFC NEWS 創刊号

水素・燃料電池実証プロジェクト

日本ユニセフ協会大使アグネスチャンさん

こども体験教室 札幌市立美香保小学校

洞爺湖に設置された水素ステーション

JHFC News

February 2009

あのヒトも?!JHFCが送迎を行いました各国のVIPからアグネス・チャンさんまで幅広く対応・・・

洞爺湖サミットの首脳間の議論に貢献するため、日本では2008年春より

10以上の大臣級国際会議が各地で開催された。そのうち「G20気候変動に関する閣僚級対話(3月千葉)」、「G8環境大臣会議(5月神戸)」では各国要人の送迎をFCVで行いJHFCは会議成功を応援した。空港で出迎え、日本到着第一歩からゼロエミッションカーを体感してもらい、FCVや国の取組みを紹介して会議場まで案内するという理解活動の一環だ。しかし送迎はいつもの試乗会とは勝手が違う。しかもお客様は国際級VIP!スタッフは緊張の連続だったが、なんと会議の合間の談話では、初めて乗ったFCVに感動したという話題で盛り上がる場面もあったとか。大きな手応えを感じ、JHFCは洞爺湖サミットに向け本格的に動き出した。

7 月千歳空港に到着すると警備隊の多さ

に驚いた。北の玄関のただならぬ雰囲

気に圧倒されたが、ひとたび抜ければ梅雨空

の東京からは想像できないくらい爽やかな空

気が出迎えてくれた。ここでJHFCは洞爺湖サ

ミットより一足早く開幕したもうひとつのサミッ

ト「J8(ジュニア・エイト)」を応援した。洞爺湖

サミットと同じ議題を10日間に渡って中学高

校生の目線で論議し、その結果を提案書にま

とめて各国首脳に渡すという。支笏湖を含む

千歳市内で開催されたこのJ8の主催者のひ

とつである国際児童基金(ユニセフ)関係者の

送迎をFCVで実施した。その中には日本ユニ

セフ協会大使アグネス・チャンさんも。ユニセ

フの活動で世界中を訪問しているアグネスさ

ん、最近大気汚染を目の当たりにしたそうで環

境に優しいFCVについて熱心に質問していた。

地 球温暖化問題が重要議題だった洞爺湖

サミット。その解決策のひとつである日

本の環境技術には注目が高まった。国際メディア

センターでは最新FCV、水素エンジン自動車の

試乗会が行われ、サミット会場ウィンザーホテル

で毎日シャトル運行した燃料電池バス5台も海

外に報道された。JHFCは移動式水素ステーショ

ン5基を現地に設置しこれらの車に水素を供給、

運行を全面的に支援した。これだけ大規模な移

動式水素供給基地を運営するのは世界的にも例

のないこと。しかも場所は各国首脳が集まる会

場近くとあって運営準備はトップシークレットで

進められた。水素ステーションはリハーサルを含

めて12日間稼動、充填回数77回、総水素供給

量330kgと、こちらもサミット級に大規模で意

義のあるデータを収集することができた。こうし

たひとつひとつの小さな積み重ねがFCV普及の

道筋を創っているのだと思う。進め、FCV!

えっ!

2008年 7月北海道洞爺湖

Page 4: JHFC NEWS 創刊号

水素・燃料電池実証プロジェクト

JHFC News

自動車業界でも燃料電池に精通しているモータージャーナリスト清水和夫さんが登場。カーライフ・エッセイストの吉田由美さんがパーソナリティーを務め、燃料電池の可能性、新エネルギーとしての水素やエコロジーについて語った。

秋の夜長に六本木ヒルズで燃料電池自動車に触れる2008/9/9~9/30 JHFC水素・燃料電池展 TSUTAYA TOKYO ROPPONGI

短大卒業後、モデル活動を始め、自動車雑誌や自動車レース番組などの出演が自動車業界へ入るきっかけに。1998年より3年間、国内自動車メーカーでセーフティドライビングインストラクターを経て「カーライフエッセイスト」へ転身。長いモデル経験やインストラクターなどの体験を活かし、わかりやすいクルマの愉しみかた、カーライフを提案している。現在は自動車専門詩を中心に、女性自動車専門誌を中心に、女性誌、一般誌、テレビ、ラジオ、WEBなど広く活動中。

カーライフエッセイスト 

吉田 由美モータージャーナリスト&レーシングドライバー

清水 和夫×1954 年 2月11日東京生まれ。武蔵工業大学電子通信工学科卒業。日本カーオブザイヤー選考委員。1972年にラリーデビュー以来、プロフェッショナルなレースドライバーとして国内外の耐久レースで活躍する一方、自動車ジャーナリストとして活動を行っている。ジャーナリストとしては国内だけでなく、海外にも活動を広げ、自動車の運動理論、安全、環境、ITS のみならず、自動車国際産業論にも精通し、多方面のメディアで執筆活動を行っている。

Event Report

2

開口一番に清水さんがこう言うから吉田さん

もびっくり。「政府が進める実証実験プロジェク

トに参加していて自宅に家庭用燃料電池シス

テムがある。発電時の排熱でお湯を作ること

ができ、朝起きると60°Cのお湯が200リット

ル程タンクに貯まっている。すると、お湯を使

わないともったいない、という感覚が生まれる

ようになった」とエコ意識の変化を披露。「燃料

電池は電池というより発電機。水素と酸素を化

学反応させて電気を作るが、同時に熱と水も

できちゃう。電気を使いながらお湯も作れるか

ら、電気を使えば使うほど総合効率が良いとい

うことになる。今までの省エネはライフスタイ

ルを変え節電し我慢をしなければならなかっ

たが、燃料電池は我慢しなくていい」 環境に良

い行為で暮らしが豊かになることもある。なる

ほど、燃料電池に新しいエコスタイルが見えて

きたような気がする。

昨今の石油高騰からも分かるように、その価格

変動は生活に直接影響を及ぼしており、以前か

ら資源枯渇の問題は論じられている。「車の燃

料を石油のみに頼っているが今の価格では石

油が使えない時代が必ずくる」と清水さんは言

い切った。「10年程前、アメリカの石油価格は

リッター25円位だった。石油が安い時代に誰

がエコを考えるだろうか?危機になった時初め

て『次はどうしよう?』と考えるものだ。ピンチな

今こそがチャンスなのだ」石油高騰、枯渇が叫

ばれる今、石油に代わるエネルギーを早く見つ

けなければいけない。FCVの燃料「水素」の原

子記号は「H」。水素原子はあらゆる物質に存

在し、身近なところでは水にも入っている。この

「H」を取り出す技術を開発し、その際必要とな

る電力に自然エネルギー(風力、水力、太陽光、

地熱)を使えば再生可能な社会が生まれる。水

素製造技術を磨き極めれば、日本はその技術力

で地球環境問題解決に大きく貢献できるのだ。

「最速を競うF1マシンだってエコが必要。最良

燃費でなければレースに勝てない」自らも耐久

レースでステアリングを握る清水さんの言葉

には説得力がある。一般のガソリン車のエネル

ギー効率は20%以下(エネルギーを100投入

しても20以下しか使われず、残りの80以上は

夜風に秋を感じる9月、六本木ヒルズけやき坂にあるTSUTAYA TOKYO ROPPONGI(TTR)で“JHFC水素・燃料電池展”が開催された。まだ燃料電池を知らない人に「まず名前としくみを知ってもらおう」という、 シンプルなコンセプトのもと実施された企画展である。通りからもよく見える店内にはダイムラーとスズキの燃料電池自動車(FCV)が 週替わりで展示され道行く人の目を惹いていた。三週間に渡る会期中、興味喚起型体験イベントも同時開催されちょっとした話題になった。

□吉田由美のなんちゃってセレブなカーライフhttp://www.hobidas.com/blog/rosso/yoshida/

Kazuo Shimizu Yumi Yoshida

9/12オープニング記念 トークショー

□公式動画サイト StartYourEngines http://startyourengines.jp/

我が家は燃料電池で発電した電気で生活している

ピンチはチャンス

エコと呼ばないで。FCVは新世代の乗り物

Page 5: JHFC NEWS 創刊号

水素・燃料電池実証プロジェクト

JHFC News

February 2009

秋の夜長に六本木ヒルズで燃料電池自動車に触れる2008/9/9~9/30 JHFC水素・燃料電池展 TSUTAYA TOKYO ROPPONGI

水素・燃料電池ワークショップ「燃料電池って興味はあるけど難しそう」という方のために、地球環境問題を考えながら、水素と燃料電池について学ぶワークショップをTTR内コーヒーショップの一角で開きました。JHFCスタッフが燃料電池のしくみを実験や映像を使って説明したり、FCVミニカーを作って走らせたり、質問疑問に答えたり。参加者からは、「学校の友達にもFCVを教えてあげたい」「農学部だから大学でバイオで水素を作りたい」など嬉しい声が。ついさっき知り合ったのに、FCVがコミュニケーションの媒介になって会話が膨らむなんて、ちょっと明るい未来がみえたイベントでした。

晴天に恵まれた祝日、FCHV-adv(トヨタ)と、X-TRAIL FCV(日産)が六本木に登場 ! 自動車メーカーの技術者が運転するFCVに乗って六本木ヒルズ周辺をドライブする試乗会が行われました。FCVに乗れると聞いてやってきた家族や、買い物に来て偶然知った仲良しグループなど多くの方にFCVの快適で静かな走りを体感していただきました。六本木の街を走るFCVをみて「音がしない」と驚いて思わず足を止める人の姿も。また少しFCVファンが増えたのを実感しました。

捨てられる)で、エコとはかけ離れている。消費

できなかったエネルギーが排熱となって路上

に捨てられ、渋滞するとそれがヒートアイランド

現象の原因のひとつになる。「まだ使えるエネ

ルギーを捨てるなんてもったいない。ムダを無

くすことが生活を豊かにし、環境問題の改善に

もつながる。『自動車は環境によくない』という

マイナスイメージも払拭してくれるかもしれな

い。FCVのエネルギー効率はガソリン車の二倍

以上。化石燃料依存から離脱できる有力な次

世代自動車のひとつ」と期待を込める。でもそ

のFCVを「エコカー」ではなく「新技術」として

広く受け入れられるアプローチをして欲しいそ

うだ。「ユーザーの思いはさまざま。エコカーと

いう言葉を倦厭する人もいる。究極のエコカー

と言った時点で売れない車になる可能性もあ

る。ならばFCVにハイテク技術の付加価値を付

けてはどうか。ユーザーはいつも『新しい価値』

を待っている」と目を輝かせながら語った。

FCVが開発されたのはここ2~30年。その歩

みを清水さんは箱根駅伝に例えて話す。「以前

は2~3区を力走していたが、今は3区ぐらい

かな。ここに来て世界初のFCV量産車を出し

たホンダが一歩リードしてるが、この先にはアッ

プダウンの激しい4区、最長難関の5区が待ち

受けている。まだレースの行方は見えないが

技術的課題が明らかになって、往路のゴールは

見えてきたような気がする」往路をFCV開発

とすると、今後は復路のインフラ整備が重要課

題だという。いくら完成度の高い車を作っても

「道」と「スタンド」がなければただの鉄の塊。

現在国内に12箇所の水素ステーションがある

が、数を増やさないとFCV普及は進まない。水

素ステーション整備には、克服しなければなら

ない難問が多くある。「政府にはインフラ課題

に対し更なる対策を練って欲しい」と語る。

FCVのポテンシャルは見えたが、では一体い

つ買えるのか?誰もが気になる問いには、すで

にFCCJ※の描くFCV普及シナリオが応えてい

る。2015年に一般の人が買えるようにすると

いうことだ。値段は明らかにされていないが、

買える値段がついたときが普及のときだと受

け取れた。「価格は今より大分安くなるにせ

よ、1台1000万円前後はするだろう。ポル

シェ911とほぼ同額だから、一般の人が買え

ると言っても、まずは富裕層に限られそうだ

ね」と清水さん。だが某社FCVを3000万円

なら買うと申し出るユーザーもいると聞く。こ

れからは環境にお金を払うことに価値を見出

す人も増えてくるのかもしれない。洞爺湖サ

ミットもあって関心高まる燃料電池。その魅力

は知ってみないと分からない。大人の知的好

奇心がくすぐられたトークショーだった。

9/15・9/23

燃料電池自動車試乗会9/15・9/23

燃料電池自動車ってこんな風にできてるんだ~

箱根駅伝とFCV普及の道のり 2015年がキーワード

※FCCJ(燃料電池実用化推進協議会):民間企業、関係団体 から構成される、 燃料電池の実用化と普及に向けた検討、 政策提言を行なう組織

X-TRAIL FCV日産自動車

人気のSUV、X-TRAILがベースのFCV。神奈川都市交通でハイヤーとして一般のお客さまにも気軽に利用されている。

洞爺湖サミットで活躍した700気圧水素タンクを搭載したトヨタの最新型FCV。内閣府や官公庁でも公用車として利用されている。

FCHV-advトヨタ自動車

Page 6: JHFC NEWS 創刊号

水素・燃料電池実証プロジェクト

JHFCに関するさらに詳しい情報はこちら : http://www.jhfc.jp

JHFC News

JHFC では今年度から水素貯蔵圧力を従来の35MPa(メガパスカル ) から2 倍の70MPaに上げる実証試験をスタートしています。残暑厳しい中、70MPa実証試験開始式が JHFC 千住水素ステーション ( 東京ガス )でメディア関係者を招いて行われました。会場には70MPa水素タンクを搭載した新型FCV3車種(トヨタ、日産、スズキ )もお祝いに駆けつけました。FCVの実用化には「水素供給1回あたりの走行距離 ( 航続距離 )を伸ばす」というひとつの課題があり、ガソリン車なみの航続距離を実現するためには、燃料電池システムの効率向上に加え、車載水素量を増やす両方のアプローチが求められています。70MPa 化は車載水素量を増やす有力な手段として注目されており、JHFCプロジェクトも、これから70MPa 実証試験を通じて FCVと水素ステーション実用化に向けた信頼性の高いデータ取得を進めていきます。

夏真盛りのお台場で開催された「第3回新エネルギー世界展示会」は、太陽熱、バイオマス、海洋エネルギー、地熱エネルギー、水素・燃料電池などの新エネルギーや再生可能エネルギーの展示会です。エネルギーと環境に関わる企業・団体と並んでJHFCプロジェクトもブースを出展しました。グリーンとブルーでまとめられたJHFCブースには、トヨタ、日産、ダイムラーの燃料電池自動車が展示され、連日説明に聞き入る熱心なビジネスマンが目立ちました。会場の東京ビッグサイト近くにあるJHFC 有明水素ステーションへ燃料電池バスで訪問する見学会も実施し、地球環境保全に貢献する新技術に関心の高い来場者のみなさんに大変好評でした。

日曜開館はじめました

2003年3月開館から水素と燃料電池を学ぶ見学施設として親しまれているJHFCパーク( 横浜市鶴見区 )。今まで平日のみの開館で「休みの日に家族と行きたい !」という声を沢山お寄せいただきました。そんな希望にお応えして、今年度から毎月1回のみですが、日曜開館日を設けました。午前中は家族で水素とFCVを学ぶ「日曜おやこ教室」、午後は施設見学やFCV同乗試乗会を開催してます。

※本誌で記載されている各社の会社名及びサービス名、商品名に関する登録商標および商標は、各社の登録商標または商標です。

2008 SUPER GT 第9戦富士大会2008年11月富士スピードウェイで行ったJHFCイベントをリポートします。

FC EXPO 20092009 年 2 月東京ビッグサイトで開催される、世界最大の水素・燃料電池の見本市 FC EXPOでの、JHFC の活動をリポートします。

※内容は予告なく変更になる場合があります。

次号予告 vol.02

※本誌の全部または一部を無断で複写複製(コピー)することを禁じます。

70MPa実証試験開始式2008/9/12(金)JHFC千住水素ステーション

世界最大の水素・燃料電池見本市に今年もJHFCが参加します。展示会では最新FCV3台を発表し、12箇所のJHFC水素ステーションの取組みを紹介する技術プレゼンも行います。屋外ではFCV試乗会、水素ステーション見学会、FCバスシャトル運行などイベント盛りだくさんです。

FC EXPO 2009 開催日:2009/2/25(水)~27(金)時 間:AM10:00~PM18:00    ※27日は17:00終了場 所:東京ビッグサイト

実証試験の最新情報を報告すると共に、2015年の普及開始を目指した国の取り組みについての基調講演を行います。また、海外で行われている水素・燃料電池プログラムに関わる動向について、米国、ドイツの各機関代表者を招き、特別講演を実施。屋外では、FCXクラリティ(ホンダ)、EQUINOXフューエルセル(GM)など最新FCVを含む、6台の実証試験参加車両の展示を行います。

平成20年度JHFCセミナー(第7回)開催日:2009/3/6(金)時 間:AM10:00~PM16:40予定場 所:大手町サンケイホール

親子で水素・燃料電池について楽しく学ぶイベントです。おもしろい講義、ミニFCV工作、パークの施設見学、FCV試乗会を体験したらあなたも燃料電池博士!春休みを利用して、家族でJHFCパークに遊びにきませんか?

JHFCパーク 春休みおやこ教室 開催日:2009/3/26(木)・4/2(木)時 間:PM13:30~PM16:00場 所:JHFCパーク 横浜市鶴見区

横浜市が日産自動車のX-TRAIL FCVを公用車として利用しているのをご存知ですか?このFCVをもっと多くの子ども達に知ってもらおうと、横浜市環境保全局とJHFCパークが協力して、横浜市内の小学校を訪ねる出張講座をはじめました。今年度の訪問予定は全部で10校。5年生を対象に、地球温暖化から新エネルギー、水素、燃料電池を学ぶ講義、実際に自分でつくるミニFCV工作、FCV試乗会のプログラムで行っています。試乗会を体験した子ども達は、みんな初めて見る未来のクルマにわくわくドキドキ。たまにはこんな授業もいいですよね。

JHFCパーク出張講座 学校に燃料電池自動車がやってきた!

第3回新エネルギー世界展示会2008/7/30(水)~8/1(金)東京ビッグサイト東ホール

EVENT REPORT JHFCCOMING UPEVENT!

イベント告知

2009年2月~

FCVと水素インフラの普及の道筋を創るために生まれたJHFCプロジェクトも今年8歳になります。技術的な実証研究をしつつ、みなさんにFCV・水素について理解してもらい、ファンになってもらうため全国各地でさまざまな広報活動を続けています。「JHFC NEWS」

FCVのファンづくりのためにJHFCは情報配信していきますではイベント先で出会った笑顔や、実証試験に取組むスタッフの声などをタイムリーに伝えてまいりますので、これからもご愛読のほど、どうぞよろしくお願いします。FCVを「未来のクルマ」から「身近なクルマ」にするためにがんばるぞ~ !

編集後記

JHFCパークの詳細はWEBへ http://www.jhfc.jp/park/

から