Jaws2017 災害支援クラウド活用 20170311

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株式会社システムフォレスト 富⼭ 孝治 株式会社セールスフォース・ドットコム 渡邉 ⼀弘 熊本震災時におけるクラウド活⽤について 〜熊本県阿蘇郡⻄原村様での災害⽀援活動〜

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株式会社システムフォレスト 富⼭ 孝治株式会社セールスフォース・ドットコム 渡邉 ⼀弘

熊本震災時におけるクラウド活⽤について〜熊本県阿蘇郡⻄原村様での災害⽀援活動〜

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お客様とともに、未来へ

2009 • 2010 • 20112012 • 2013 • 2014

2015 • 2016

2016年9⽉

2011 • 2012 • 20132014 • 2015 • 2016

世界で最も⾰新的な企業

"この10年で最⾼の

イノベーター"

* IDCホワイトペーパー「The Salesforce Economy」(2016年8⽉)

2万5,000⼈社員数

83.9億ドル2017年度通期売上

3,890億ドル2020年までにGDPに与える影響*

200万件2020年まで創出される雇⽤

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SalesforceとAWSの協業発表(2016年10⽉)

今後はAWSでもPaaS活⽤(Heroku)を推奨していく

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・クラウドコンサルティング事業

・クラウドインテグレーション事業・クラウド開発事業・デジタルマーケティング事業

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株式会社システムフォレスト社名Systemforest Corporation

⼈吉オフィス(本社)熊本県⼈吉市⻄間下町132-1

所在地

HP http://www.systemforest.com/

2004年2⽉24⽇設⽴

25名(グループ全体180名)従業員数

熊本オフィス熊本市中央区平成3-3-22

事業内容

福岡オフィス福岡市博多区博多駅東1-13-9 博多駅東113ビル2F

システムフォレスト会社概要

SFA/CRM、各業務システムからIoT/M2M主要クラウドサービス活⽤のコンサルティング、導⼊・運⽤ご⽀援

デジタルマーケティングコンサルティングマーケティングオートメーションの導⼊。運⽤ご⽀援

代表取締役 富⼭ 孝治取締役 園⽥ 崇 (株式会社ウフルCEO)取締役 桑⽥ 修吉 (株式会社ウフルCOO)

役員

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熊本震災時におけるクラウド活⽤について

株式会社システムフォレスト株式会社セールスフォース・ドットコム

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2016/4/14・16に益城町・⻄原村で震度7の地震発⽣

Googleマップより

益城町

阿蘇⼭

⻄原村

熊本空港

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1-1-1モデルセールスフォース・ドットコムの社会貢献の取り組み

1000社を超える企業がPledge 1%に参加 | pledge1percent.org

株式の1% 製品の1%就業時間の1%

のNPOや教育機関にライセンスを無償提供

3万1,000以上を超える助成⾦1億6,000万ドル200万時間 を超える

地域貢献活動

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当時の流れ4/14 ・益城町で震度7の地震発⽣4/16 ・益城町、⻄原村で震度7の地震発⽣4/27 ・富⼭、渡邉で阿蘇郡⻄原村の副村⻑を訪問

→電算担当をご紹介いただき利⽤を即決(それどころではなかった)・その場でライセンス無償提供を打診(Salesforce/Upword/BOX/オプロ)

4/28 ・ほぼ1⽇でり災申請受付のベース構築・18:00〜22:00 データ整備

4/29 ・8名ほどのボランティアで必要項⽬、機能拡張4/30 ・り災申請受付リハーサル(運⽤を役場職員とシュミレーション)5/1 ・り災申請受付開始

→受付作業と並⾏で建物調査機能設定開始、現場でのiPad、クラウド利⽤⽅法トレーニング5/3 ・建物調査開始・・・紙の調査票+iPadでの運⽤を開始5/16 ・り災証明発⾏、その後仮設受付、災害調査、固定資産調査etcへ展開

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役場の職員,国,熊本県,全国・九州各県からの⼈的⽀援!役場、国、県、他都道府県からの⼈的⽀援があったからこそ罹災受付や証明書発⾏を急ピッチで展開!

国、県、他道府県からの⼈的⽀援建があったからこそ建物調査を急ピッチで展開!

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複合機にiPadにPCというハードウェアのご提供!熊本県・Softbank様より配布されたiPadがあったからこそ、現地作業を急ピッチで展開可能に!

Lenovo様より贈与されたノートPCがあったからこそ、調査結果確認作業を急ピッチで展開可能に!

RICHO様により配置された複合機があったからこそ申込書類を確実に電⼦化可能に!

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ハードウェアを活⽤するためのCloud導⼊現地⽀援!地場のパートナー様が⽀援に⼊ってくれたからこそクラウドに⽕が灯り、現地で活⽤に⾄った。

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既にあるクラウドサービスをインストールベースで展開!地図連携、写真管理、ドキュメント管理、帳票出⼒といった機能は、⼀から作らず、既にあるサービスをすぐに活⽤

分布地図へのプロットモバイルでの地図参照

写真やスキャンPDFの保管・共有

マニュアル類の作成と即時展開

建物位置や災害場所の地図上でのメンテ

罹災受付書を始めたとした帳票作成

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受付・調査しながら機能追加・・・PaaS上 で DevOpps

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世帯軸つまり顧客軸で⼀元管理・・・CRM

世帯情報

申込書PDF/建物写真

世帯構成員

り災申請

建物確認

仮設申請

2次調査

世帯を軸にあらゆる活動が⾒えることが重要!

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使えるアプリは直ぐに利⽤①:地図・・・SaaS + PaaS建物確認 iPad(調査班)現在位置と世帯や建物情報を地図で確認

判定結果のみiPadに登録。 PC(役場)

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使えるアプリは直ぐに利⽤②:写真・・・SaaS + PaaS申込書PDF/建物写真

iPad(調査班)PC(役場)

世帯や建物にひもづけて家屋写真を記録複数班で写真・判断基準共有も!

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使えるアプリは直ぐに利⽤③:進捗管理・・・SaaS

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使えるアプリは直ぐに利⽤④:地図分布・・・SaaS

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災害時にクラウドを徹底活⽤することの効果①

5/1 り災受付開始5/3 建物調査開始

5/16 り災証明書送付開始5/26 ほぼ送付完了

調査票を各班毎にチェック進捗毎に管理

調査票管理ボックスも折りたたみ⼀時送付ほぼ完了

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災害時にクラウドを徹底活⽤することの効果②発⽣9ヶ⽉後

出典:熊本⽇⽇新聞

https://this.kiji.is/192805494810886147?c=92619697908483575

2017/1/14の記事

同じく全⼾を調べた⻄原村の場合、対象の全2408件について交付を完了。

現場で撮影した被害状況の写真をタブレット端末で即時、役場に送って判定することで基準の統⼀性を確保。

評価ポイントを明確にした調査を徹底し、9⽉中には2次調査もほぼ終えた。

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まとめ・災害⽀援時は企業や⽴場を超えた

「助け合いの⼼」が重要 →「1-1-1」の実践

・クラウドを活かすには、「ネットワークインフラ」「ハードウェア」「⼈的⽀援」が当然必要

・災害⽀援時に迅速なIT構築のため「クラウド」「DevOps」は今後ますます重要に!

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Thank Y u