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Title 明治一一年

Citation 北大百年史, 史料(一), 327-425

Issue Date 1981-04-10

Doc URL http://hdl.handle.net/2115/30097

Type bulletin (article)

File Information siryo1_p327-425.pdf

Hokkaido University Collection of Scholarly and Academic Papers : HUSCAP

明治

年

二八

O

演武場仕様説明

千八百七十八年一月二日札幌ニテ

札幌農学校長開拓権大書記官調所広丈台下

〔注〕

君ノ請-一応シ更-二階ヲ加ヘタル演武場ノ図ヲ呈ス

操練場ニハ柱ノ演芸ヲ妨クルモノヲ避ケジカ為-一之ヲ二階-一置キ階

梯ヲ備フ

今般附加セシ楼下ノ諸講室ハ四級ノ全数ヲ教授スルヲ得ヘシ

如此スルトキハ英学講堂ノ二階ハ図画及土木術ノ室トシテ用ユルコ

明治 11年

トヲ得ヘシ之モ亦火クヘカラサルモノタリ

農学校教頭代理ヰリヤムホヰラl

〔別紙〕

概

説

各階床ヨリ梁下マテ高サ十二英尺トス

組方ハ甚タ堅強ナルモノタルヘシ

屋脊ハ総テ組ミ材木ニシテ柱ヲ用ヒス

スカイグ

四操練室ハ天井無シニシテ屋脊ノ諸材木ハ皆ナ平滑ナラシメ蒼天

色ニ塗ルヘシ

五

楼下ノ内壁ハ壁土ニテ塗リ木造ノ部ハ油漆-一テ塗ルヘシ

329

ム

ノ、

二階ノ内壁ハ松板ニテ掩ヒ蒼天色-一塗ルヘシ

七

窓戸ハ米国風ニ上下スルモノヲ用ユヘシ

/i、

煙突及黒板ハ図ニ載スル如スヘシ

武庫ノ銃架小室ノ匝函議室ノ腰架及体操諸具ハ他日ノ指示日一随

九テ備ヘラルヘシ

ホヰラl

〔注〕

図は英文書簡にあり。

〔農

O五六(ホイ

lラl一二二|一一)〕

ニ八

と生し理て学エ比ム較ソ解ン剖ま学た英は文カ学ツ教タ師l 兼推開挙拓の使件病

院医師顧問

第四号

生理学比較的解剖学英文学教師兼開拓使病院医師顧問トシテ御雇入

-一相成ベキ人名ヲ吹挙

第

在米国合衆国マサキセツ州コンコルト府

医学博士イドウ

lド、ダブリュ、エムソン

第

(右代人

在米国合衆国マサキユセツ州ポスト

γ

マサキユセツ、ゼネラル、ホスピタル

医学博士ジョン、グラレンス、ヵタl

千八百七十八年一月十六日於札幌

ウイルロヤム、ホヰラl

330

〔道

O二四五四〕

二八二

解剖学教師雇入に付米国在留公使へ依頼申入

(一月一九日検印済〉

一ノ三十五号

東京書記官

札幌書記官

当地札幌農学校解剖学教師壱名米国より雇入之儀天第三十七号ヲ以

伺出侯処客歳十二月中電信ヲ以御照会之趣了承如来意壱名ニテ該校

教授且当地病院医員質問ノ為メ給料壱ヶ年三千円ニテ雇入候様致度

のテ同校教頭代理ホヰラ1氏より推挙人名書弁-一条約書共団付侯条

米国駐在我公使へ可然御照会至急赴任侠様御取計有之度此段回答申

進侯也十

一年一月

追伸客歳調所権大書記官出京ノ折携帯其地安田権大書記官へ御打

合及置侯農聾化学教員以下数名雇入之儀学力充分ナル者文部省ニ

而保証致侯人物御採用本年八月中旬迄当地へ来若侯様御取計有之

度候也

〔農

O六

O〕

二八三

第二期授業時間割提出の件

第一号

千八百七十八年一月二十一日於札幌

札幌農餐長開拓権大書記官調所広丈貴下

余ハ弦ニ謹テ本月二十四日ヨリ起業スヘキ別紙第二期日課表ヲ呈ス

敬具〔

別紙〕

札幌農校教頭代理ウイルリヤム、ホヰラI

第二級

札幌農学校第二期(即千八百七十七年同八年ニ渉ル日課表

測量術

午前九時三十分ヨリ

同十時三十分マテ

追テ実地野業ヲ定メントス

実地的化学

午前十時三十分ヨリ

同十二時三十分マテ

但月火木金曜日

農学

午前十時三十分ヨリ

同十一時三十分ニ至ル

但水土濯日

和漢学

午前十一時三十分ヨリ

同十二時三十分マテ

但水土曜日

算術的図学及図画学肝後r一時

J

吋ョリ

但火金曜日

手作

時

-噌占L

是ハ其時宜ニ従ヒ指示セントス

教師ホヰラl

同

ベンハロ

l

同

ブルIFス

長尾氏

同

ホヰラl

教師ブル

lクス

初級生

幾何学

化.-寸ー

農学但

月火木金曜日

作文及流談

[注一

但土曜日

流弁及幾何的図学

但月木曜日

明治 11年

手作但

火金曜日

白人時三十分

至九時三十分

自午前九時三十分

至十時三十分

自午前十時三十分

至十一時三十分

午前十一時三十分ヨリ

午前十二時三十分マテ

午後二時三十分ヨリ

同四時ニ至ル

午後二時ヨリ

五時四一至ル

同

ホヰlラ

同

ベンハロ

l

同

ブル

lクス

同

ブル

lクス

同

ホヰlラ

同

ブル

lクス

ルコトアルベシ

但該生徒学力進捗-一因テハ此ノ期限中ト難右課業表ヲ改正ス

予課

級

開化史

作文及流談

代数学

和漢学

33'

但月火木金曜日

午前八時三十分ヨリ

同九時三十分マテ

同九時三十分ヨリ

同十時三十分マテ

間十時三十分ヨリ

同十一時三十分マテ

同十一時三十分ヨリ

同十二時三十分マテ

教師ペンハロ

1

同

ブル

lクス

向

ホヰlラ

長尾氏

二級

算術

和漢学

英語学

〔注二〕

習字学

地理誌組問時

三級

和漢学

習完算字三術

英語

〔注乙

〔注二〕

午前八時三十分ヨリ

同九時三十分マテ

午前九時三十分ヨリ

向十時三十分マテ

午前十時三十分ヨリ

同十一時三十分マテ

午前十一時三十分ヨリ

同十二時三十分マテ

午後一時ヨリ

同二時ニ至ル

午前八時三十分ヨリ

同九時三十分マテ

同九時三十分ヨリ

同十時三十分マテ

同十時三十分ヨリ

同十一時三十分マテ

同十一時三十分ヨリ

同十二時三十分マテ

井川氏

長尾氏

井川氏

井川氏

井川氏

長尾氏

井川氏

井川氏

札幌農校教頭代理ウイルリヤム、ホヰラl

井川氏

英文書簡には、水曜日土曜日と記載されている。

英文書簡によれば、英習字である。

〔道

O二四五四(ホイlラl三四・三五〉〕

二八四

農学校のキリスト教信仰新聞掲載に付間合

番外

札幌書記官

東京書記官⑪安)⑪〈小牧)

別紙其地農学校一件新聞紙へ掲載差支有無定則知合ノ日報社員ヨリ

332

内々尋出候-一付該社ノ都合-一依リ何レニテモ差支無之候得共前件ハ

全グ虚説一一シテ顕跡無之義-一候旨申聞置侯然ルニ万一別紙

-L

ル如グ官立ノ学校-一於テ公然生徒へ教授候様ノ義有之侯一アハ御国体

上ニモ関係シ以ノ外ノ事-一侯間篤ト御注意右等ノ所行決シテ無之様

御取締可有之旨長官殿御内達之趣モ有之侯条御了承有之度比段申進

候也

十一年一月廿二日

追テ別紙ノ事件当地友人へ報知致侯者ノ姓名篤ト御探偵若シ相分

リ侯ハ、御通報相成候様致度此段申添侯也

〔別紙〕

再拝シテ編輯長机下-一塁ス抑モ左ノ一4

青ハ生ガ一友現今北海札幌

農学校-一在ルモノヨリ該校中ノ景況ヲ報シ来リシ書中少シグ奇異

-一渡ルモノアレバ抄出シテ以貴社-一投ズ余白アレバ乞フ記載シ給

~、、

当校ノ権ハ勿論校長ノ手-一在リト難モ外国教師ノ威アルコト動モス

レパ校長ノ右一一山田ツルコトアリ

校中耶蘇教大一一流行シ生徒概ネ該宗-一帰依ス蓋シ威(ヲツト〉異人

教師サジハ耶宗ノ無二信者ナレパナリ、余(通信者〉曾テ信仰生ノ

不信者ヲ歓導セントスルモノ、語ヲ関グニ日夕耶蘇教ハ最好シ可信

且教師ハ最モ信心者ナレバ我々ガ洗礼ヲ行フヲ関カバ必ス悦ブヘシ

然ラパ試験ノ期其学力ノ不足ナルモ決シテ落第ノ憂ヒアルマジト

亦一日余ハ耶蘇教会席-一至リ経文ノ講義ヲ関グ終テ生徒不残祈祷ヲ

為ス其祈言ヲ関クニ日グ日本陸仁親王ヲ始メ高貴ノ緒紳ニモ悉グ聖

主ノ教ヲ弊知セシメ次テ本邦ノ諸民一一及サンコトヲ日夜真神-一祈ル

伏市願クハ速ニ我日本国ニ其道ヲ広メ玉へアlメ

γ云云

抑モ該校生徒ハ親王ト天皇陛下トノ区別ヲ未タ知ラザル如キ小児輩

ナルカ臼グ否彼輩ハ堂々タル官貴ノ「スチユ

lデントニシテ決シテ

スグlルボlイニ非ザルヲ信ス然ルニ何故-一右ノ如キ奇々怪々ノ語

ヲ為スヤ生其意ヲ解セズ敢テ之ヲ諸先生一一一質ス

附言就眠前孤燈暗処一一筆記ス乱文乱筆乞フ御判シアレ

一月十四日夜

〔農

O六五〕

ニ八五

ホイ

lラーを教頭に任命の儀上申

上局

札幌農学校

外

事

課

教頭グラク氏離任之際一時ウヰラル氏へ教頭代理被命置候処グラク

氏儀木国ニ於テ復職相成候旨報知有之-一付ウヰラル氏教頭-一被命侯

様致度此段上申侯也

明治十一年一月廿一一一日

〔農

O六四〕

二八六

農学校へ維持資金付与の儀伺(一月一一一一一日検印済)

天第四号

札幌農学校へ資本金被附度儀伺

札幌農学校へ資本金附与永続保存之義-一付調所権大書記官ヨリ別紙

之通申出右ハ実地適当之儀-一相関且農餐ハ拓地殖民ノ基礎ニシテ一

日モ不可忽漸次之レヲ拡充シテ益盛大ナラシメ人才ヲ輩出シ開拓之

実績ヲ奏シ度侯一一付出格之御詮議ヲ以同官建議之金額若グハ鯨絞粕

明治 11年

日一限ラス当管内収税品払下代金之内ヲ以御下付之儀御允裁相成侯様

致度別紙相副此段相伺候也

明治十一年一月

札幌在勤開拓大書記官堀基

日

開拓長官里山田清隆殿

[朱書]

「伺之趣難問居候事

明治十一年十一月五日」

〔別紙〕

札幌農学校へ資本金被附度儀伺

抑農学校ノ設立タルヤ人民ヲ教育シテ博識多才ノ子弟ヲ得之ヲ北海

333

全道ニ一施シ拓地殖民ノ事業ヲ盛大ニスルニ在リ彼ノ牧畜樹芸等ノ如

ク近利ヲ見ル可キニ非スト難モ之ヲ要スル-一千緒万般ノ事業皆ナ人

才ニ怪胎セスンハ非ス是レ則学校ノ万々以テ止ム可カラサル者也然

而テ之ヲ永続保護スルノ策一一至テハ之カ資金ヲ備へスンハ有ルヘカ

ラサルナリ従来農学校ノ経費ハ年々金壱万六千円内外ノ予算ヲ以金

員下付相成来侯処客歳十月第十二号本質論達ノ趣旨モ有之本校永年

連続ノ方法篤ト勘考-一渉侯処当道他日府県ノ制度トナリタル後年々

園県税ノ内幾分カ経費トシテ木校へ附与相成侯トモ是レ則チ守口立学

校ノ体裁一一シテ到底文部省或ハ内務省ノ直管ヲ免レズ愛-一於テヤ廃

置ノ論又如何ナルモ識ルヘカラス然一ブハ則チ今日ユシテ之カ資本ヲ

結合シ之ヲ北海全道ノ公立農大学校トスルニシカス関グ米利堅合衆

国マサチユセツグ州ノ農学校ハ同州ノ地ヲ人民ニ売渡シタル代価ノ

内二拾五万円ヲ附与シ此利朱金ヲ以テ資本ト為ト今比良法-一模倣シ

本校へモ資本金トシテ金拾五万円附与相成度右附与ノ方法ハ練絞粕

収税品ノ内ヨリ五万円ヨ百%引之ヲ三ヶ年一一割リ当十一年ヨリ来ル

十三年迄年々士宮万六千六百六拾六石余ヲ五万円ト見倣下附相成候

ハ、右ヲ以テ当道漁民ノ内身本正ナル者へ抵当ヲ取り年々貸渡シ置

キ右ノ利子ヲ以テ木校ノ経費ニ充テ本使設置ノ学校ヲ永年-一連続シ

テ大ヒニ人才ヲ輩出セシメ拓地殖民ヨリ物産ノ万緒一一至ルマテ各其

隆輿ヲ極メ本使開拓卓絶ノ偉功毅然トシテ相顕レ侯様致度存候-一付

右資本金附与ノ義御允裁相成侯様致度此段相伺候也

明治十一年一月

札幌農学校長開拓権大書記官調所広丈印

334

開拓大書記官堀基殿

需;修;草i草E 諸

合計年金年金年金年金費 l

四千千五五千千

百百円 円円円 円

使役人 外 事務係王/正、

測量数学兼本草A寸4ー

土物 化

欝伝子 書学教 教頭

校

学木Aづt理

A寸U一ら 長戸寸星ゐ4 図Aす兼ミt与

間 同 学 同 同学同 同 同師国人内 外国人

人人 人 一人 一人 一人 一人 一人壱 人 壱人月

人

給年百七以小 同同 同 同 同 同 同 同

給年 車合

九拾 千八ムノ、

八 百 百 千J守円 円 円

以上総計壱万千九百九拾八円

札幌へ留学ノ生徒入費概算

雑費服被料舎食料稽古意授 費

用ロロ口

其他湯薪油 和服 和料理

日

1計日為 壱円壱円拾銭三円壱円三円 壱

拾六拾弐拾 金

円 五五ケ

銭 銭

月

ぷ計日為 拾弐 拾壱四拾三弐円拾五 拾 一

円円弐3口 三円六百 円円弐 銭入 ケ 員拾 拾円 銭

年

札幌居住ノ子弟通学入費

稽用古 授業料 費

品

目

J言口十斗 τ'E土-二-二a

一

弐拾円 円

四 金

弐円五

ケ

銭拾

月五銭

i言口十斗 拾三五拾 一

円六五 円拾 ケ 員

壱円

年

〔道

O二回二四〕

二八七

温室を勧業課より譲受または新設に付伺

上局⑮(内海)

⑮ハ調理札幌農学校⑩〈森)⑮(下山〉⑪(加藤)

勧業課

温室培養法之義者農学上不可欠之要業-一有之候処方今御設置之温室

者勧業課所属-一而教師ホ17ン氏指揮一一有之一一付学校ト兼用ニ一印者*

到底不都合ヲ来シ可申ニ付右ヲ本校所管-一属シ候欺又者別ニ御新設

相成侯歎両様之間御決定相成度旨教頭代理より申出ニ付何分之御指

令相成候様致度此段栢伺候也

明治 11年

明治十一年一月廿一一一日

二伸右温室学校所属-一相成候トモ従前之取扱人被附置侯ハ、諸人

縦観者勿論草花培養及払下等之手続従前之仕来-一相変候廉無之旨

教頭代理より申副侯也

* 当分ノ内従前ノ通リ被据置度候也

⑪(内海〉

⑪(佐藤)⑪(細川〉⑮〈高畑〉

〔農

O五六〕

二八八

明治二年度農学校営繕費予算内訳

335

明治十一年七月ヨリ経費予算内訳

明治十二年六月マテ

一金七千弐百五拾四円拾八銭五厘

営繕費

札幌農学校

内訳

金千百八拾九円拾八銭五厘

金四千五百円

金百三拾五円

金百三拾円

金千円

金三百円

講堂狭少-一付模様換費

演武場新築費

*

生徒舎ズック敷換入費

講堂弁ニ生徒舎カットγ掛替入費

生徒増員舎不足-一付補理営繕費

本草園出来費

明治十一年一月

同治十一年七月ヨリ同十二年六月迄予算営繕費内訳書面之通侯也

理事課一等属森源一-一

開拓大書記官堀基殿

* 四千七百四十八円五十銭

〔農九一一一〕

二八九

私費生、予科生月謝に付達

記

私費生入校スル者

毎月必ス金拾弐円ヲ納メシムベシ

但時宜-一依リ増減スルコトアルベシ

予科生月謝ハ

毎月金五十銭ヲ納メシムベシ

336

但予習科ハ舎室之設ケ茂無之-一付当分入校ヲ許サズ

明治十一年一月

農学校

〔農

O六八〕

二九O

校園定額残金の資金化に関する意見

弐十六号千

八百七十八年二月五日於札幌

開拓権大書記官調所広丈貴下

貴下ノ需メニ従ヒ愛一一校園年々ノ定額残金ヲ生息セシムヘキノ方法

ヲ以テ放銀シ以テ校国ノ資金トセサル可ラサルノ理由ヲ開陳スルノ

光栄ヲ有ス余カ開ク所-一拠レハ該国モ千八百八十年ノ後ハ全グ自立

経営セサル可ラス是レ此法ノ施行セサル可ラサル所以ナリ蓋シ該園

ノ向後数年間尚其得ル所失フ所ヲ償フニ足サル所以ノ理数条アリ請

フ愛ニ其二一一一ヲ詳明セン

爾来年々必要ノ家作家畜器械及ヒ小道具購求並一一恒久ノ修整等ノ為

メ尚巨額ノ金ヲ支消セサル可ラス然モ幸ヒニ其定額ハ頗ル寛大ノ宛

行ナレハ家作築路及ヒ諸種ノ工業モ最モ堅牢-一之ヲ建設スルヲ得

度ヒ之ヲ建築セハ多年間是カ修繕ヲ要スルコトナカル可ナリ惟ニ該

園ヲシテ諸物整頓シ諸事完全スルニ至-フシメ

γト欲セハ其予算金現

今ノ俵ナラハ千人百八十年ノ末一一至ルマテハ必ス其全額ヲ支消セサ

ル可ラサルナリ然モ整頓及ヒ必要ノ諸修整-一火F可ラサルノ器械並

-一諸般ノ物件ハ悉ク之ヲ目下一一求メ置カサル可ラサルニ非ス故-一年

々必需ノ物ノミヲ購ヒ置キ定額ノ残金ハ之ヲ放銀トシ生息セシメン

コト現今急ニ入用ト云フニ非サルノ物品ヲ買フテ其額金ヲ悉ク消燈

スルヨリハ巧計ナルヘシ若シ必要ノ場ニ至ラサルノ今日ニ於テ之ヲ

貿置トキハ之ヲ実用ニ供スル迄代金一一係ルノ利息ヲ失フノ道理ナリ

左スレハ真ニ必要ノ時-一至リシトキ之ヲ購ヒ夫レ迄ハ残金ヲ放銀シ

置キテ若干金ヲ儲ケ

γコトノ利タルハ如何ソヤ斯ノ如クセハ機械及

ヒ小道具等入用ノ節目一ハ自然其放銀ヨリ生スルノ利息モ我有トナル

へキカ故一一層多数ノ物ヲモ求メ得へキニ至ルナリ元モ建築修整器械

及ヒ小道具買入等ノ費途ハ年一年ヨリ減スヘキニ付千八百八十年ノ

末迄-一貯畜スル丈ケノ金ハ悉皆遺ヒ払ハサル可ラサルモ其後ハ該国

ノ収入金ヲ以テ常費ハ勿論前条陳スルカ如キ非常ノ費途ヲモ必ス白

ラ償フコトヲ得ヘキハ余ノ信スル所ナリ然レトモ若シ該園ヲシテ同

年末ニ至テ喜モ定額外一一得ル所(矧寸ノ)ナカラシメハ其能自立シテ以

テ生徒ヲ至当ニ馴練シ説近改良ノ農業法ノ規範タルニ負カス以テ該

園設立ノ本旨ニ適フニ至ンコト蓋シ甚タ覚束ナシトス尤モ此近傍ノ

市場ヲジテ該国ノ産物如何程許多ナルニ至ルトモ悉グ之ヲ現今ノ通

価ヲ以テ購ヒ得ヘキカ如キノ繁昌ヲ致サシメハ千八百八十年-一至ラ

サルモ得失ヲ償フヘキハ容易ナリト難モ其市場ノ斯ノ如キノ繁昌ニ

至ラサルハ蓋シ数年ノ後ヲ期スル可ラサルナリ然モ人口ト段富トハ

時ト共一一増進シ運貨ノ便モ亦進歩スヘキニ付一一層広大-一

γテ且ツ新

奇ナル市場モ必ス我カ為メエ開ケ我産物ヲ売却シテ利益アルニ至ラ

ンコト亦遠キニ非サルヘシ」美鮮ナル鹿肉ノ供求極メテ多グシテ二

三銭ヲ費サハ既日二斤ヲ蹟ヒ得ルコト今日ノ如キニ於テハ牛ヲ牧シ

テ其肉ヲ販カンコト決シテ得策-一非ルハ衆人ノ詳悉スル所トス然モ

往々人口ノ増殖ニ従ヒ肉食ノ需用モ自ラ増加セサルヲ得ス遂一一鹿肉

ノ供給モ之-一応スル能ハサルニ至リ牛羊豚肉ヲ産スルモ亦タ之ヲ売

テ利アルヘキナリ殊ニ肉ヲ鶴田詰メト成スノ業ノ如キハ遠カラスジテ

明治 11年

我産物ノ蔵余ヲ消流スルニ最モ有益ノ方便タルニ至ルヘシ牛乳牛酪

及ヒ乾酪ノ求需モ此近傍-一一於テハ目下甚タ僅少ナリト難モ漸次増進

ノ勢アリ旦ツ人一度ヒ其美味ヲ知レハ其産物ノ消耗シテ一大収入ノ

原因タランコト亦疑ヲ容レサルナリ将タ其牛肉牛乳及ヒ乾酪ノ如キ

ハ輸出シテ以テ東京横浜及ヒ其他南方ノ都会-一供スルモ利アルヘシ

我北海道ハ地価及ヒ労力下廉ニシ且ツ欧米ノ競争者ニ比スレハ輸送

ノ距離モ近ケレハ此等ノ都会ヲシテ彼等ノ産物ヲ駆除センコト亦タ

甚タ安キノミ然モ如何セン家畜ノ産物ノ消流ハ当今尚未タ大ナリト

セス且ツ必要ノ種畜ヲ購ヒ其業ヲ整頓シ一大市場ヲ発見セントスル

337

ニハ必ス数年間ノ能力ヲ費サ、ル可ラサル故-一該園ハ何カ利益アル

一業ヲ以テ其根拠全グ定マルノ時一一至ラサレハ決テ之ヲ其自立-一任

ス可ラサルナリ況ヤ単-一其定額ノ残金ヲ放銀トジ入用ノ度毎-一之ヲ

使用スル権ヲ得ルコト前条陳スル所ノ如クナラハ復タ顧慮ヲ要セサ

ル丈ケ充分ノ宛行ヒアルユ於テヲヤ

貴下或ハ謂ン該園ユシテ若シ其費途ヲ自耕シ得ズンハ該園決テ北海

農家ノ規範タルユ足ラサルナリト然モ該国ノ景況ノ奇異ナルコト蓋

シ僅少-一非ルナリ該国ノ本分ハ生徒ヲ教授スルユ在リ之ヲ成ント欲

セハ経済-一適ハサルコトヲモ種々施行セサル可ラス其事業ハ素ヨリ

普通農家ノ企ヨリハ広大ナラサルヲ得ス将又タ此緯度-一相当スヘキ

農業ハ其事ノ何タルニ論ナク都テ之ヲ行フヲ要シ其業ノ多端ナル一一

就テハ尋常ノ園園ニ於一アハ実-一無用トスル所ノ事モ亦タ之ヲ愛-一行

ハサル可ラスシテ随テ余計ノ費途ヲモ要スルニ至リ殊ニ又タ該園ノ

宏闇ナル其産スル所ハ準ニ当地ノ需要一一超越スルモ目下之ヲ緊縮ス

可ラス其収穫物一一消流ノ道ナキモ産スヘキ丈ケハ必ス之ヲ産セシメ

サル可ラサルナリ此等ノ困難ハ一商農家ノ絶テ逢ハサル所ニシテ其

産スル所ハ彼レヨク悉グ之ヲ売却スルヲ得へシトス然モ我カ餐鼠ニ

産スル所ノ物ト難モ其ヨク悉ク之ヲ販売シ得ルノ日モ亦タ必ス近キ

ニアルヘシ惟ニ時ヲ待ツヘキノミ

各種ノ種子ノ純良ナル者ヲ産シ次テ其輸入ノ費途ヲ省グコトハ該園

必適ノ一事業一一シテ余カ説ク所-一拠レハ他所-一於テ之ヲナスコト決

テ該国ニ及ハサルヘシ是レ其事業ノ植物学ノ探理一一通スルヲ要スレ

338

ハナリ然モ此等ノ事ハ第一ニ必要ノ器具ヲ購求シ常-一其種子ノ純良

透逸ニ注意スル等余計ノ費途ヲ要スルコト亦タ多シ然レトモ一度其

功ヲ奏スルニ至ラハ之ニ過ルノ利益ナキハ余カ信シテ疑ハサル所ナ

リ此近傍ニ産スル所ノ肥料ノ実価ト其各種ノ植物及ヒ土質一一関スルノ

得失トヲ実験シ且ツ種々ノ植物ノ培養法ヲ極メ又タ菓樹弁ニ白桑ヲ

シテ強健ナラシムルノ法ヲ講スル等モ生徒ノ教授及ヒ北海農業将来

ノ利益-一対シ該園ノ必ス従事スヘキ事ナリトス

此等ノ目的ヲ成就セント欲セハ素ヨリ其事業ヲ尋常普通ノ農事ニ限

ルヨリハ費途ヲ余計ノ歳月ニ要スルコトナレト其費途ト難モ必ス計

算ニ適フヘキナリ

故二別陳放銀ノ方法ハ其金ヲ必要ノ時ニ使用シ常ニ其息ヲ加フルコ

トナレハ経済中ノ緩大経済ナルヘク我産物ノ達シ得ヘキ市場ニテモ

目下甚タ狭小ニジテ新ニ市場ヲ得シトスルニハ必ス時日ヲ要スルコ

トナレハ千八百八十年ノ末ヨリモ尚或ハ若干ノ月日ヲ費サ、レハ該

閤ノ全グ自立シ得サルコトアランモ計リ難グ生徒ヲシテ至当ノ教授

ヲ得セシメントスルニハ種々ノ工業ヲモ起スヲ要シ為メユ余分ノ経

費ヲモ支出スルコトアルヘク純良ノ種子ヲ採集シ各種ノ試験ヲ成ス

カ如キノ目的ヲ達スルニハ其支出必ス大ナル可キコト夫レ焼ニ此ノ

如

γ希Fハ該国年々ノ定額金ハ必ス其億一一据置カレ各会計年度ノ終

リ毎-一一誠余アラハ必ス之ヲ該園ノ名ヲ以テ加息スヘキノ位置ニ之ヲ

放銀セラレンコトヲ誠ニ企望ニ堪サルナリ

尤モ其金ヲ放銀スルニ高利ヨリハ必ス其堅牢安全ヲ主脳トスヘシ然

モ安全ニサへ之ヲ預グルヲ得ハ利息ハ高ケレハ高キ丈ケヲ良トスル

コト回ヨリナリ左スレハ入用ノ度毎-一之ヲ収用シ支消シ尽スニ至ル

ノ別-一於テハ我歳出大-一減シ其収入増加シテ該園ハ会計上ニ於テモ

本使-一歳入ヲ来スノ一原因トナル程-一至ランコト亦タ疑フヘクモア

ラサルナリ

伏テ糞クハ部策亦タ取ル所アランコトヲ敬具

札幌農学校鑑督ウヰリヤム、ピ、ブル

lpス

〔農

O六四(プルックス二

O)〕

九

川口宗時奥田直張退学処分についての通知

番外

安田定則殿

調所広丈

小牧昌業殿

客歳十月中其出張所へ願之上私費入校致候川口宗時奥田直張去ル歳

末専門科初年第一期試験落第ニ付規則之通退学申付侯処更ニ予制約入

学願出右者遠路より私費入校候者之儀ニ付願意之通関属候末へ尚教

師より篤ト試業致度旨申立-一付試験候処全グ予科第二級ノ学力ニ可

有之旨申出侯本人共最前入校願出御照会ノ節其地大学予備門教師ス

コツト氏ノ試験ヲ経同氏保証状持参侯様申進置侯処旧御用掛堀誠太

郎より昨七月中招集生徒同様之学力ナル趣ヲ以テ御差回シ相成全ク

試験ニ係ラサル者ニ而右様浅学致方無之候然ル処同人共予科二級ニ

テハ入学ニ堪兼侯様子一一而又候退学願出候-一付其意ニ任セ退校帰京

為致候処該校-一於テハ飲酒煙草等不相用事-一教師ト生徒中兼テ盟約

有之候処去十二月休暇中川口奥田等篠路駅へ罷越飲酒致シ候儀顕出

夫カ為メ約定上ニ障碍ヲ醸シ各生徒トモ隔意ヲ生シ其件変シテ宗教

云々杯トニ托シ両人出立-一望ミ拙官へ壱通ヲ差出シ追テ帰京之上へ

明治 11年

長官殿へも宗教之儀開申スル趣茂相見へ候一一付其旨御合置相成度尤

も先般電信ヲ以御来意之趣邪蘇教云々ノ件も右等より事故相起リ候

儀忽も無之哉ト想像致侯素より宗教之儀無之事一一も無之候へ共夫是

ハ前以教師弁一一生徒一同へも厳重相達注意致置候条前文御了承有之

度此段御含ノ為内状ヲ以申進置候也

〔朱書〕

十一年二月「六日付

但シ八日発ス」

〔農

O六六〕

ニ九ニ

勧業課温室を農学校に移管の旨達

339

丙第六号

札幌農学校

札幌温室自今其校所轄ト栢定侯条勧業課ヨリ可受取此旨相違侯事

明治十一年二月七日

開拓大書記官堀基

〔農

O五六〕

二九三

ホイ

lラ

1雇一継辞退及び後任者雇入に付申入

(二月一

O日検印済)

二ノ三十五号

東京書記官

札幌書記官

札幌農畠貫教頭代理ウヰリヤム、ホヰlラ氏儀雇満期一一付予テ御允裁

之通一雇続之儀相違候処別紙之適解任之儀申出更一一米国マサツセグ州

在「サア1レム」セlムスヘンリI、モヲlス氏該校専門科数学兼

土木学博士トシテ年給金三千円ニテ雇入之儀申立一一付三ヶ年間雇入

候様致度候条長官殿へ御関申之上へ同国へ御照会至急当地へ赴任候

様御取計有之度別紙相副へ此段申入侯也

十一年二月

〔別紙二明

治十一年二月四日於日本札幌

札幌農餐長権大書記官調所広丈貴下

札幌農学校教頭兼土木教師ノ任ヲ以テ余ノ職務ヲ延ハシ度旨閣下ヨ

リ政府ノ命ヲ伝ラレタリ乍去余ハ遺憾ナカラモ此栄命ヲ辞セサルヲ

340

得サル旨ヲ該-一回報ス

余ハ此答ヲ口五スルモ素ヨリ此命ノ公正ニシテ理由ノアル処飽マテモ

詳悉シ農校繁盛ト当使現今及将来ノ良事業ノ好結菓ヲ得ンコトヲ希

望ス然モ余ノ壮年ノ日ニ於テ余カ本職タル実地ノ練習-一従事セント

欲スルニヨリ貴命ノ如キ条約-一循ヒ教師ノ任ヲ以テ再ヒ条約ヲ交換

スルハ其道ヲ得ルモノトナサス故一一是迄完全ニ成立シタル該農事業

ヲ尚至当ニ維持セン為一一余ハ数一一数学兼機械土木学教師一名ヲ可成

丈速-一米国ヨリ聴セラレンコトヲ謹テ勧奨ス現今既一一上級生ハ土木

科現術一一就業セシニ因リ其教師ハ当校一一於テ教授スヘキ課程-一一安ス

ル事業-一於テ既-一実地経験ヲ有スル者ヲ雇一入ヘキコト殊-一須要ナリ

去月指出タル注文品目録中機械法子ノ如キハ特別ノ指揮ヲ以テ製造

スルヲ要スルカ故ニ此注文書ハ其一雇入ント定メタル人ニ送致スルカ

或ハ余-7品市セラル、壬帰国後斯ル用弁ヲ為スヘキコトハ唯政府ノ命

一惟レ従ハントス

農校ノ学業上二塁大ナル中止ヲ防ン為ニ余ノ後任ヲ得ルノ緊要ナル

ヲ政府-一於テ通暁セラレ

γコト余ノ信スル所ナリ

札幌農校教頭代理維廉ホヰlラ

〔別紙二〕

推挙人名案

札幌農校数学兼土木教師-一一雇入相成ヘキ人名ヲ左ニ録上ス

合衆国マサキユセツ洲「サア

Iレム」ニアル

土木師ゼlムス、ヘンリl、モヲlス

但年給金貨三千円ヲ以テ雇入相成度候

同氏ハ其学党ノ第一等ニ位シ千八百七十一年「マサキユセツ」農

校ニ於テ級第シ爾来測量術及土木術実地練習有之侯敬具

維

廉

明治十一年二月六日於札幌

〔農

O六六(ホイ

1ラl四一〉〕

ホヰ

Iラ

ニ九四

教頭任命の申入

明治十一年二月十四日

札幌農校教頭代理ウヰルリヤム、ホヰラl貴下

元札幌農校教頭ウヰルリヤム、エス、グラ

Iク氏帰国再任不致由ニ付

田長官ノ指令一一因リ此段申達侯也敬具

貴下札幌農校教頭ト相定候条御承諾-一於テハ受書御差出三和成度黒

開拓大書記官堀基

ニ九五

ホイ

lラ

l教頭承諾の件

十七号

明治十一年二月十四日於日本札幌

〔農

O六四〕

開拓大書記官堀基閣下

余ヲ札幌農校教頭一一任セラル、旨御通知ノ本日附ノ貴翰ヲ拝読シ急

キ救ニ其蒙ムリシ光栄ヲ拝受スルノ答書ヲ呈ス其光栄ノ如キハ余輩

不能不経験ノ敢テ当ル所ニ非スト難モ希グハ熱心以テ其職一一従事シ

余カ本臨芦田一関係スル間ハ微力ノ及ハ

γ限リ其命-一応スル所アランヲ

欲ス此東洋第一ノ農学校ノ、一氷グ幸福昌栄ヲ全フセンコト実一一余ノ翼

望ニ堪サル処ナリ敬具

維

廉

ホ

ヰ

lラ

〔道

O二四五四(ホイlラl四四)〕

明治 11年

ニ九六

農学校教師キリスト教誘導の投書に付回答

東京書記官

札幌書記官

番外一月廿二日附ヲ以当地農餐教師頻-一耶蘇教へ誘導侯儀当地ノ者

より友人へ報知侯旨ヲ以日報社へ投書候段云々写添へ長官殿よりも

御内達之趣詳細御申越了承致侯則校中人員不残遂吟味侯得共毛頭覚

〔注〕

へ無之旨別紙之通申出候条尚此上へ捜索相分リ次第可申進候右云々

巨細之儀ハ客月調所権大書記官より安田小牧両書記官へ内状ヲ以申

進置侯遇予テ教師始メ生徒へも厳重相違置侯得共尚取締方注意可致

34'

侯尤も該校生徒学業上都合-一のリ照準ノ為メ右等書籍絡関候様之儀

ハ有之候得共御来意之通官立ノ学校一一於テ公然教授候様ノ義ハ不為

致侯条右之段長官殿へも可然御申雪有之度此段回答申入侯也

十一年二月十四日

〔注〕

別紙を欠く。

〔農

O六六〕

ニ九七

養樹園整備の意見

千八百七十八年二月十八日於札幌

開拓権大書記官調所広丈貴下

〔注〕

温室ヲ直接-一囲縫セル養樹園及ヒ土地一一関シテ陳述シタル図面ヲ貴

下ノ承諾ヲ得γ為メニ絃一一呈ス

本校ノ家屋ヲ周謬スル地モ本草園ノ一部トシテ養樹圏一一ナシ愛ニ北

海道土産ノ樹木及ヒ潅木植付-一充ントス

温室ニ直接シタル地ハ教育目的ニ須用ナル物ノ如キ斯ル果木競菜或

ハ若干草花等ノ植付-一供スヘキナリ

目下本校園地ニアル古木及ヒ土器一ヲ除去シ其生垣一一供スヘキ樹木ノ

移植ニ適スヘキ様充分成長スルトキ之-一代ルニ生垣ヲ以テシ又タ運

河ニ接シタル温室ノ前後側面ノ道路ヲ一直線一一為セシモ該図中ニ包

一表スヘキナリ

敬兵

本草園芸教師デ、ピ、ヘンハロl

余ハ之ヲ承諾ス

342

農校教頭ウヰルリヤム、ホヰlラ

〔注〕

図面を欠く。

付

右に付回答

返詞ノ略意

温室之儀-一付御申出之趣委細了承候古木伐除ノ義ハ兼而長官ヨリ達

シノ趣モ有之御来意-一難応又道路改線之儀ハ温室ノ北方ニ当ル突出

ノケ所ハ御請求通-一而差支無之侯得共南之方張出シ候儀者方今都合

有之当分之偉据置候右之外御申出之件ハ過日堀大書記官へ御申出相

成侯温室予算決定之上御着手ニ相成差支無之候此段御回答云々

〔農

O六八(ベンハロ1四一)〕

二九八

本草及び園芸科用費額予算書提出の件

十八号

千八百七十八年二月十八日於札幌

開拓大書記官堀基閣下

千八百七十八年七月一日以後一ヶ年間本草及園芸課ニ用ウヘキ費額

予算書ヲ余ハ救ニ進呈ス左-一各別ノ事項-一一安スル費額ヲ逐一精細一一

袋三一小スヘキコト甚タ難シトス乍去其概算ハ左ノ如クナルヘシ即チ

金弐百円

十名ノ給料

同百円

菓木等ノ買入

同百五拾円

薪

同三一百円

米国ヨリ購入スヘキ小道具種子

金六百円

臨時及普通需用費

同千三百五拾円

土地均ラシ樹木ノ植付肥料或ハ垣建設等

共計弐千六百円

樹木植付ノ如キ斯ル海テ永久ノ事業ハ「一度目一之ヲ施行スルトキ

ハ」唯至当ノ景況-一之ヲ維持ナスニ一安スル少許ノ費額ノ外更-ニ共他

ノ支出ヲ要スルコトナカルヘシ故-一明年ノ凶七倒費額ハ更-一土地ヲ

地均ラシスル鰍或ハ不料臨時事業ノ提起スルニ非スンハ恐グハ大ユ

其費ヲ減少スベキナリ明年一一七制ノ予算ヲ直一一使用ニ供シ得へキ様

速ニ之ヲ確定セラレンコトヲ余ハ謹テ勧奨ス何トナレハ現今有スル

予算ニテハ控モ本年六月迄此事業ヲ施行シナスニ不充分ナレハナリ

且其年ノ結尾-一至リ此予算-一歳余ノ金額アルトキハ該課ノ維持ニ供

セン為メ之ヲ永久ノ資本トシ以テ附存セラルヘキ様裁許アランコト

ヲ又勧奨スル処ナリ敬具札

幌農校木草園芸教師デ、ピ、ヘシハロ

l

余ハ之ヲ承諾ス

農校教頭ウイルリヤム、ホヰIラ

〔道

O二四五四〈ベシハロ

l四二)〕

ニ九九

生徒間の宗旨問題に関する嘉藤に付申入

二十四号明

治十一年二月廿一日於札幌

教頭ウヰルヤム、ホイラル貴下

客歳ヨリ農学校生徒ノ学業外ナル宗旨ノ信不信ヨリ蔦藤ヲ生セシ義

一一付是迄緩々御談示ヲ遂ケ穏和ヲ宗トジ白和解致セシ処其詮ナク今日

-一至ル迄信不信徒之間不親校内ニ於テ罵雪不止実-一慨歎之至-一候今

ニシテ是ノ所分ヲ尽サ、レハ終ニ救フヘカラサルニ至ルモ亦識ルヘ

明治 11年

カラス依市本日より双方ヲ取調理非曲直ノ有ル所ヲ以本校ノ廃置ニ

不拘至当ノ所分一一可及存候条此段予メ御通知申上置候敬具

開拓権大書記官調所広丈

〔道O二四五回〕

三OO温室の管理権に付申入

十六号千

八百七十八年三月八日於札幌

開拓大書記官堀基閣下

343

札幌温室及ヒ其属地ヲ農校ノ管理ニ帰セラレシ後速一一該校ノ為メニ

之司巻同理スヘキ権ヲ教師ベンハ戸

1ニ附与セシ旨ハ余カ曾テ閣下一一

報セシ所ニシテ閣下モ之ヲ記憶セラルヘキナリ当時余ハ亦校国ト比

シキ方法ヲ以テ之ヲ管理セシムルノ良ナルヲ閣下一一勧メ交附ノ際閣

下ノ発セラレタル命令ノ限内ト其定額ヲ超エサル以上ハ通常ノ事業

請負条約及ヒ売買等ノ権ノ如キハ都テ之ヲ同氏ニ委セラレ器械及ヒ

種子ノ購入弁土地ノ変形等非常ノ事ニ至テハ閣下ノ認諾ヲ得テ後チ

施行セシメンコトヲ口頭以テ閣下ニ建言シ閣下亦タ口頭以テ之ヲ許

諾セラレシ旨ヲ仲ラレ且ツ教師ベ

γハ戸

l」

一一其旨ヲ通スヘキノ権

ヲ余三奈セラレ余ハ之ヲ同氏ニ告ケタリキ

教師ベンハロ

l」ハ熱心直チニ其事業一一着手セリ然リト難モ余ノ実

-一遺憾トスル所ハ同氏ノ温室補助手-一同氏ヨリ指揮セシ事件及ヒ同

氏管理ノ事業ヲ施行スルニ須要ナル口問物ノ同氏J

注文等属吏(該吏

ノ如キハ園芸実業ノ管理子会ク関係ス可キ者一一非ス)ノ為メニ給ヤ

変換或ハ軽忽視サレ亦ハ干渉セラル、コトアリ遂ニ補助手ノ駕御ヲ

損シ大妨害ヲ生セントスルニ在リ是レ余カ遺憾ナカラモ閣下一五口ケ

サルヲ得サル所ナリ

同氏モシ補助人ヲ直轄督促シテ其責任ヲ尽サシメ喜モ関係ノ権ナキ

官吏ノ干渉ヲ蒙ラスシテ通常ノ事務仮令ハ需要品物購求等ノ注文ノ

如キハ人ヲシテ其命ヲ遵奉セシムルユ足ル丈ケノ権ヲ同氏ニ与フル

-一非レハ其労力ト注意トハ徒ラニ煩劇ヲ加へ随テ注目事業ノ功力ヲ妨

碍スルコト大ナルナリ故ニ仰キ希グハ曾テ閣下ノ既ニ口頭余ヲ経テ

344

同盛一委セラレタル権力ヲ更-一書面ヲ以テ余ヲ経テ同氏へ付与セラ

レ将又タ同氏ノ補助手ノ駕御法及ヒ命令ノ成就ヲ顛倒スヘキカ如キ

不当ノ干渉ヲ為サ、ル様農校属吏-一告知セラレンコトヲ誠-一翼望-一

堪エサルナリ

閣下ニ斯ノ如キノ事ヲ請フハ余ノ甚タ好マサル所ト難モ校園ノ馬車

ヲ使用シ及ヒ化学所一一於テ施行シタル分析費償還等-一関シ曾テ夫ノ

無権官吏ノ命令ヲ発セシ類ノ如キ前例モナキニ非サルヲ以テ斯ル不

当ノ干渉ノ猶他日ニ止マサルヲ保シ難キ乎ノ不快ナル感覚ヲ余-一興

サシムルヲ如何セン閣下幸ヒニ一号一日ヲ下スアラハ之ヲ改正スルニ至

ランコト余ノ疑ヒヲ容レサル所ナリ

伏テ希グハ前条ノ件々ニ関シ閣下ノ速ニ当然ノ注意ヲ賜ランコトヲ

敬兵

札幌農校教頭ウヰリヤム、ホヰlラ

〔道

O二四五四(ホイlラl四六)〕

三O

一明治一一年七月以降一カ年の本草及び園芸費用確定

に付申入

一二十七号明

治十一年西暦千八百七拾八年三月十二日

デ、ピ、ヘシパロ

I貴下

明治十一年七月以後士宮ヶ年農餐用木草及園芸費用御申立之趣了承候

得共本使定額節減之折柄御請求-一難応のテ金弐千六百円之内減少シ

千五百円ヲ該費予算ト確定候条此段申進侯也

開拓大書記官堀基

〔道

O二四五四〕

三Oニ温室管理権に付回答

四十三号明

治十一年三月十九日於札幌

ウヰリヤムホヰラ

I且貝下

本月八日付ヲ以テ温室ノ儀一一付御来意ノ趣左ニ

温室定額金一一超過セザル以上ハ園芸実業等ノ儀嚢-一温室ヲ農学校ニ

帰セシトキ貴下之ヲ管理スヘキ権ヲ教師へンハロ

l

ニ附与セラレタ

ル旨ハ曾テ貴下ノロ述ニ因リ余ノ信認スル所ニシテ敢テ間然ナシト

ス然モ其遺払勘定ハ本使会計ノ成規-一随ヒ結算ヲ要スルニヨリ該精

算書ハ其都度学務局理事課へ御差出有之度

温室須要ノ物品等購求ノ節農学校官吏ノ為メ変換夫レカ為妨害ヲ醸

シタル等ノ件ハ素ヨリ無之笹口凡ソ各課-一於テ権内ノ事業ヲ施行スル

モ其都度余ニ報知シ余ノ許可ヲ経タル上-一非サレハ施行スルヲ得ザ

ルハ一般ノ順序タリ故-一農学校官吏該件-一関シ商議菓請等ノ為メ日

時ヲ費シタル事モ可有之侯得共貴下ノ事業ヲ妨碍スヘキ事由ナキハ

不待言自今猶注意スヘキ旨諭達ノ筈一一有之侯

分析費償還等-一関シ曾テ無権ノ官吏発令及フヘキ筈ハ素ヨリ無之互

一一利害得失ヲ討論シ其宜キヲ計ルハ各課皆是レナリ是故一一分析費ノ

如キモ亦直チニ照会セシ事アリシモ後更一一該費ハ生徒科業ノ為備タ

薬品ナレハ右ヲ支消スルモ償還-一不及旨校長ノ令ヲ得農学校係ヨリ

ヘンハロlへ通知セシメタル筈一一有之侯乍併其後ヘンハロl氏より

校長へ科業外ノ支出ナル段申出ニヨリ更一一分析費償還可致旨相違候

明治 11年

由ニ有之候将タ又校園馬車使用等ノ件ハ己ニ客歳中其筋へ相達シ注

意セシメ置候条左様御諒得有之度回答努此段申進侯也

開拓大書記官堀基

〔道

O二四五回〕

三O三

ホイ

lラ

l雇継承諾の回答

四十一号千

八百七十人年三月二十日於日本札幌

〔ママ〕

開拓権大書記調所広丈貴下

開拓長官黒田清隆閣下ノ命一一ツキ左ノ眼目ニテ来ル五月二十日ヨリ

345

向十五ヶ月間札幌農学校教頭兼数学及ヒ土木学教師トシテ余ノ職務

ヲ事謹セン為メニ昨日貴下口頭ヲ以テ余-一述ベラレタル旨ヲ毅一一拝

受スルノ栄ヲ有ス

第

壱ケ年金貨コ一千六百円ノ給料給与ノコト

第

私事弁-一農校事務弁理ノ為メニ月給半額給与セラレ横浜発程

ノ日ヨリ四ヶ月ノ離任許可ヲ以テ直一一当地発程ノコト

第

旅費償還トシテ金貨七百円給与ノコト

第四

職務満期ノトキハ第一ノ条約面ニ基キ米国迄帰程旅費及ヒ其

他ノ件ハ従前ノ如クナルベキコト

余ハ之レヲ承諾セシニツキ書面ヲ以テ御請致スベキ旨貴下ノ需-一従

ヒ曾テ余ノ口頭承諾セシ意ヲ包括センカ為メニ之レヲ呈ス

札幌農校教頭ウヰルリヤム、ホヰラl

〔道

O二四五四(ホイlラl五

O)〕

=一O四

米国より化学薬品等購入の申入

乙四十六号

千八百七十八年三月廿日於札幌

開拓大書記官調所広丈貴下

爾後二期間使用ノ為メ尚亦精密薬品ヲ米国ヨリ購入センコトヲ要ス

依テ別紙一一記載セル物品ヲ購求シ且ツ之ヲ至当ニ札幌エ送達スヘキ

様教頭ホヰiレル」へ委托セラレンコトヲ糞望ス其薬品及ヒ器械ノ

代価ハ大約三百三十弗トス其他本草学及ヒ顕微鏡学教授ノ用ニ供セ

346

ン弟η'調成主ハ宜キヲ得タル顕微鏡附属ノ物品見本-一一植物及ヒ植物ヨ

リ生スル諸物ノ分体ノ全備セルモノヲ購求シ其代価トシテ五十弗ヲ

支出スル権ヲ同氏-一附与セラレンコトヲ希フ敬具

〔別紙〕

J

ア、ピ、ベンハルロ

l

千八百七十八年三月二十日於日本札幌

ハ引一…一υ同両君貴下

貴下可成速-一別紙目録-一従ヒ此注文品ヲ揃へ且ツ別紙ノ名宛ニ従ヒ

九十五番

該品ヲ送致セラレンコトヲ懇願ス

アルコール、メ

lタ

個

百

O七

二百九十三

千五十四

百六十

千八百二十番

千八百六十四

四百八十四

千九百二十四

アルコール、メlタ円筒

同

ユリモ、メ

lタ

組

ラグト、メータ

個

ピiケルス、ボヘミアン

/i、重

十二組

車首

突す

宮前

但最上品

個

コーチ、ホング、チウピング

但直経一英寸十六分ノ一一一及ヒ四分ノ一各二十四

英尺及ヒ一英寸二分ノ一四分ノ三各十二英尺

クラツシブル火箸

二対

〔ママ〕

千九十七十四並ニ千九百七十七

八百六十

千九百九十一

千九百九十二

千九百九十六

千九百九十四

二千六十八

二千七十五

二千七十八

二千八十七

二千百十三

後

二千百二十四

前

二千百二十六

二千百五十六

百十五

育二十

百四十九

二百三十一

二百八十六

鉄鎚

但一個ッ、

三芙寸四英寸及ヒ六英寸ノ分各二十

束

個

フルタルス

インゴットモールド

鉄杓子

但直経十センチ

ラ

lベル

ラlベル。フランク

マアフルス、ドクトル、ヒップス、直面唱

白金針金

プレイルス

秤量

但三番形

比重瓶

試験管

但七セント」及ヒ十分ノ六

試験管用ノ毛刷

分量衡

アルケリメータ

同ベル盃

二個{固

十二対

同十個

一英尺

対対二十四個

十二個

二組{固同

ライトス瓶 但

度分ヲ刻シタル分二コ

Iツ入同二

個

オレヲ、メータ

個

二百九十六

三百

O二番

三百三

三百七十八

五百七十六

ベ1リング験湿器

験湿器

アIコ、メ

lタ

ベール盃(ストベルト)

一コ

lツ半

及ヒニコ

lツ

六百四十六

フー

グ

フ

グレ

フー

ン握炭グ子挟球箸一五一個英英

寸寸四二分分

ー-ノノ

ガ三 -Jレロン

八分ノ

漏斗

p

明治 11年

庁11 I! 長キ管

レダグシヨ

γ管

経三英寸

四英寸

三英寸

六英寸

油試験ニ用ウル

カラ

Y付ノモノ

日写旦田正形軟製チウピソグ

陶皿

フ-フスコ

酸類

六オ

γ見入

四オY

R入

347

アルセニグ

アセチツグ、グラシオル、ピ、

二ダlス

三ダ

lス

三ダ

1ス

一ダ

Iス

二個

入ダ

lス

エエッチ

一球付十二個

六斤

十斤

十束

各三ダlス

十斤斤

同個同各一個

二対

各百四十四個

番号

七一八

ノγ

八八八

I!

八八七

p

八八七

グ

八八七

グ

九O

I!

一一一一

O一

ノγ

一四七

1/

八二五

I!

八六九

硫酸アルミナ

シ、ピ、

炭酸アンモニア

シ、ピ、

アンモニア水

シ、ピ、

炭酸アンモニア

コム

水化硫酸アンモニア

シ、ピ、

移酸アンモニア、ピ、クリスト

アンモニア燐酸及ヒソーダ、グリスト

アゾチモニl、メツトル

ハリウム、グロリツト

シ、ピ、

ビスマス、メツトル

一斤

四斤

二十五斤

入斤

十斤

四斤

五斤

四オンス

五斤

四オンス

カルシアム、コロライド、クイスド、シ、ピ、五斤

二斤

重硫酸炭素

コルロダイヲン

金紙

硫酸マグネシア

シ、ピ、

硝酸ポットアシユム

シ、ピ、

ポツタ

lシユム、グロライド

ポツタlシユム

イヲダイド

ソlジユム、フヲスフエlト

シ、ピ、

ソlジユム、ハイドレ

1ト

コム

八オンス

冊五斤一斤

四斤

五オンス

四斤

後

十斤

348

ソlジユム、シリケlト(リグニット)

五斤

札幌農学校化学教師デ、ピ、ベンハルロ

l

〔道

O二四五回〈ベンハ

?i四六)〕

三

O五

校園家畜等購入目録提出の件

甲四十六号

千八百七十八年三月廿一日於札幌

開拓大書記官堀基閣下

閣下ノ許諾ヲ得テ余ハ校園ノ為メニ農校教頭ホヰ

Iラ氏ニ依頼シ米

国ニテ購求セント欲スル物件ノ注文目録書ヲ愛-一口話ス」該園地一一排

水ヲ設グルニハ瓦ヲ製造スヘキニ付必ス製瓦器械ヲ需要セサルヲ得

サルナリ且ツ此器械ハ該園ニ在テ使用スルヨリハ多数ノ瓦ヲ製シ得

ルニ適スヘシ故一一此器械ハ当道一一テ官民ノ為メ大イニ用ヲナスヘキ

ナリ余カ購求セラレ

γコトヲ欲スル所ノ器械ヲ用ヰ製作セラレタル

瓦ハ欧米ノ諸国ニ於テモ久シグ排水器-一使用セラレ且ツ之ヲ試用シ

製作セラレタル所ノ瓦ハ敦レモ皆好品物ナリト信用ス尚余カ購入ス

ヘク勧告スル其他ノ器械小道具等ハ常用ノ物件ニシテ且ツ該園ニ欠

グ可ラサル者トス故ニ余カ緩んベノ明解ヲ待タスシテ閣下ハ此等ノ物

口問ヲ購入スルノ緊要ナルヲ洞知セラルヘシト思想ス

此目録中ニ六羽ノ吐綬鶏ト其外十二羽ノ鳥類ヲ記セリ米国ニテハ此

吐綬鶏ヲ以テ甚夕美味トシ殊一一貴重スルノ烏ナルニ付平生高価ヲ占

ムルナ

p」当地ノ気候ハ此鳥ヲ畜フニハ少ク湿気ノ過多ナルヲ以テ

最大ノ功ヲ期スルコト覚束ナカルヘシト難モ之ヲ実験-一徴スルヲ然

リトス旦ツ適度ノ功ヲ得ンコトハ余カ多疑ヲ懐カサル所ナリ髪一一引

薦スル鳥類ハ最上積ニシ何レモ其種類ヲ異ニシ且ツ余カ日本ニ在テ

親シグ目撃セシ種類-一異ナル者ナリ」一種ノ(ブレマックス)ト称

スル者ハ甚タ肥大ノ鳥ニシテ卵子ヲ繁殖セシムルニ宜シグ加之重ニ

食用ニ供スル者トス他種(レヲルン)ハ特ニ卵子繁殖ニ適スルノ鳥

ナP此地膏禽ノ利益増殖セハ其功モ亦大ナルヘシ而シテ余ハ此等ノ

鳥ノ畜養ニ注意シテ飼育英法ヲ得ハ其功ヲ奏センコト敢テ難キニ非

サルヲ信スルナリ

合州国ニ在テ毎年蜂蜜ヲ産スル大約三百万弗ノ価格ナリ市シテ其巨

金ヲ得ルニモ其労力ハ他事-一比スレハ実-一僅少トス当道-一一於テ蜂蜜

ヲ産物トセハ好利益トナルヘグ確信ス故ニ蜜蜂飼育試験ノ為メ少々

蜜蜂ヲ購入センコトヲ希望ス」我生徒ヲ的宜-一教導スル為メニハ校

園ニ於テ諸種ノ牲ロヲ飼育セサル可ラサルヲ以テ余ハ此機会一一乗シ

良種ノ胤馬ヲ購求センコトヲ欲ス之ヲ購求スルノ要ハ余ノ賛弁ヲ待

タスシテ閣下ハ既ニ之ヲ了知セラルヘシト確信ス

裸麦ハ世人通常小麦ノ如ク之ヲ好マサレトモ是レ亦タ一種ノ穀物ニ

シテ抜群ノ用ヰ多シ若シ之ヲ当地一一購入セハ其益必ス大ナルヘシ故

ニ余ハ又タ小量ノ裸麦種ヲ購求センコトヲ願フナリ都テ此等ノ物件

ルナロ

ヲ購入スルニハ該国ノ定額ヲ以テ之ヲ弁シ別途支出ヲ要スルニハ非

札幌校園監督ウヰリヤム、ピ、ブルIFス

注文品目録

胤馬

頭

青銅色吐綬鶏六羽

預価

八百弗

汐

五十弗

四十弗

蜜蜂巣

ブレマックス六羽レゴムス六羽合シテ十二羽グ11

明治 11年

デ

lル氏再墾鋤

ケルビン氏ノ新墾鋤

製瓦器械

畝作リ器械

ヂヨンソン民ノ強圧刺筒

輪カ状ホノ l除ホン草 1 氏器ノ

播種器

国鍬

349

農園磨

鉄道用馬力機

二個

五十弗

個

一百弗

dア

個

hH

七十五弗

個

三百弗

グ

個

五十弗

ノア

四個

預価三十六弗

二個

十弗

ノア

個

二弗

グ

個

dア

個

グ七十五弗

個

二百弗

庁

ベ深 牛ノレキ鑓レ管 GEV

^牛南 '氏ノル~ "'"

三~免し議静埋霊長門ス切 )

裸:勝，麦よ腸

メ漏

斗預価共計千八百二十二弗 六

条

六弗

p

六個

十弗

ノケ

挺

五弗

グ

個

弗

F

五ブツセル哀れ付」

f

十弗

札幌校関監督ウヰリヤム、ピ、ブルlFス

〔道

O二四五四円フルy

クス一一一一一)〕

O J、

ホイ

lラ

l離任中ベンハロ

l教頭代理任命の儀達

侯也

教頭ホヰラル氏離任中代理之義ヘンハロl氏へ相違候条此段及御達

明治十一年三月廿七日

農学校

調所権大書記官⑪

官房

O六八〕

三O七

米国よりの農具種子書籍等発送の旨通知

弗

札幌農学校

且辰具

同

東京勧業課外事係

廿五個

七個

350

種物書籍

五個

右ハ米国ヨリ別紙之通到達候一一付今住ノ江丸便以函館民事課へ宛差

立候条其地着之上ハ御査領有之度此段申進候也

十一年三月三十日

〔注]

柳谷領事ヨリ公信抜翠

第一号写

札幌農校用農具同所御雇ブルックス氏ヨリ注文致侯由之処当地マ

I

クス、ホレ

l社ヨリ購入同所へ逓送候様マサツチユセット州ニ在ル

クラルグ氏ヨリ依頼越侯間今便別記乙号之通購入例之通神奈川県庁

迄逓送侯間御受取之上同所へ御継送相成度右代金等ハグラルグ氏ヨ

リ返弁相成侯趣-一候云々

第二号写

先便札幌農校用農具逓送之儀一一付云々申進置候処猶残之分別紙乙号

之通今便-一テ逓送侯間是亦神奈川県庁ヨリ御受取之上可然御取計有

之度侯云々

乙二十四号

マクハウレ

l社中

記号

札幌農学校

箱弁梱モノ入記

非1箱四号ナショナルイ、コツトル(稔切リ〉

パルムス、馬用へイ、フオルグ

キlストーン、コルン、プラトル

ホールス、ホ

l

(株刈

但シ鉄製

フルラル、コルン、セルラル玉萄黍実ヲ取ル器械

ラウ

γモlウル、ハンドル、フオル、フイウトルフヰア

グラス、ザイツ(株刈リ)

砥石、木権

#uu2箱

鉄製風車ポ

γ。フ、シリン

1ドル共

ミチガ

γ、プロ

l

(鋤)用、ポットムス、

ホウヒ

Iル

ホース(馬)レ

lキ時崎勝馬具

イメリ、シート(種子〉トリル

砥石

木芽契万

二筋滑車

砥石ノ棒

一ドゼ

lン

エ

γト

一式

拾八揃

非3箱

明治 11年

非4箱

非171

ヨラZ

測量用鋼鎖弁釘

鍛冶職ノ槌

同

鉄

同

錯井ラスプス

デ、ハンドルスペード鍬

十

長柄ノスベ

lト鍬

角尖鉄杓子ショウル

各種ノ稼掻キ

一拾六

ポ E巴タ，料ト掻、キ

フ

リ

二十四

鋸鋸八イ

γチ図録

二十四

油入レ銭

牛乳用サコメートル

キヤツトル、カルト

十八

鉄用砥石

二十四

牛酪製法器械

ヲイレル

油入鋒

揃揃

非5箱

非6

非7 8

~ y、

非9

ムノ、

ルザ叩二箱

」ー

ノ、

14 125 非壱 118 11 梱二四

梱箱

15 16 18

ムノ、

19 20 乙贈荷ノ覚

キヤツトル、カルド

山号天秤

柄付斧

草木根切器械

フイラ、レ

lキ、モ

Iウル(刈具

種蒔木程

ピ形ボツキ

l、モ

lウル

風車ノ

lヅ井管

稼用ハ

γドレ

Iキ

ポク

l、フ

lリ

ドツブルトリ

I、フオル、

同

ドラグ、ホ

Iス、レ

lキ

同

スナチウ

同

一ツ股ハルロ

1鍬

包

俗酸ボツタ

1ス

同

ソーダ

価八百四拾七弗五拾六セ

γト

運賃百拾官官弗弐拾セント

ハルロ

l鍬

ムノ、

十壱式

壱式

二十四本

十十百百

3ラ2

札幌農学校行

シードルス

二箱

テツドルエキストラス

箱

デツトル弁木其外

四梱

代価百三拾入弗四拾五セント

〔注〕

第三号写を略す。

〔農

O三九〕

=一O八

物理学天文学測量学等開始に付諸器械購入の儀伺

天第十五号札

幌農学校専門科業用器械其他購求之儀伺

当地農聾十一年度予算四万円内外ニ及ヒ前年ヨリ超過本使定額減省

之際何分難支候-一付専ラ節減ヲ旨トシ更-一為取調候然ルニ該校専門

科本年七月第三期ヨリ物理天文測量学等起業侯-一付右器械等購入整

備セサレハ大ヒニ就業之目途ヲ失シ候趣申出何分人才教育ノ道無余

儀次第一一候得ハ同総窮理器械外七廉品質額概算金九千八百円ハ何分常

費中ヨリ支弁致兼不得止儀-一'有之候条当庁十一年度税外収入金ノ内

一旦送納シ直チニ該費一一向ケ支出相成侯様致度本年三ノ六十五号公

文ヲ以テ在京書記官-一通牒致置候儀-一有之候条此段相伺候也

明治十一年四月一日

札幌本庁

開拓大書記官堀基

開拓長官黒田清隆殿

語伺ノ通関空一年度増額トシテ十年度定額予算中取消侯製

草所新築費壱万円ノ内ヨリ交附可及候条納受ノ順序更-一可申出

事

明治十一年六月廿五日」一同一(鯛車問)

別紙を欠くが、他の史料によって以下に補う。

〔注〕

〔道

O二四一一一二〕

〔参考〕

十一度予算外御出方調

合金九千八百円也

内訳

金三千六百七拾五円

窮理及器械学等器械買上ケ費

金千五百円

測量器械費

金九百弐拾五円

天文学器械費

金五百円

演武所諸品買上ケ費

金五百円

洋書買上ケ費

金八百円

舎密器械弁ニ薬品買上ケ費

金四百円

博物品買上ケ費

〔園脱カ〕

本草及芸等入費

金千五百円

〆

〔農

O六六〕

O 九

兵学教員など採用の依頼(四月一五日検印済)

四ゾ四十二号

東京書記官

札幌書記官

一ノ三拾五号追伸ヲ以申入置侯客歳調所権大書記官出京之際農餐教

頭代理ホヰラl氏より申立ノ件々訳書携帯安田権大書記官へ照会及

候武芸兵学兼任壱名外弐名教員本年七月以後第三期学科起業迄ニ着

〔注〕

札之儀追々差迫リ候条差間無之様尚此旨可然御取計有之度為念訳書

明治 11年

相添へ此段再度及御掛合侯也

十一年四月

追伸去歳十二ノ四拾コ一号ヲ以照会及候英語教員ノ儀モ当今予科生

徒追々増員教授上差問侯条至急採用赴任候様致度尤も教員ノ儀ハ

総テ御用掛ニ申付候条右御含ミ御取計有之度此段及督促侯也

〔注〕

訳書は省略した。なお二六八を参照。

〔農

O六六〕

=二

O

解剖学教師雇入見合せ方申入

353

札第弐百廿八号

札幌書記官

東京書記官⑮(安)⑮(小牧〉

其地農学校へ解剖学教師雇入之義一ノ三十五号ヲ以御申越之趣長官

殿へ開申候処右解剖学及ヒ生理学ハ該校課程中ニ列シ欠グヘカラサ

ルモノニハ侯得共他ノ科目ニ比スレハ自ラ軽重有之随テ教習上用力

厚薄ノ別モ可有之義ナレハ之カ為メ単一一教師ヲ聴シ侯-一ハ及間敷-一

付先ツ「ホイlレル」

「ベンハロ

l」両氏ニテ兼務出来可申間尚評

議之上可申出旨被相達候且又前号追伸-一御申越ノ化学教員以下数名

雇入之義云々ノ件ハ別段書類等無之不分明之廉有之侯-一付種々推考

侯処客年九月十九日付天第三拾九号御伺書一一属候ホイlレル氏申立

室田中第一ヨリ第三迄ノ教師ヲ指シ侯義ニモ可有之哉判然致兼候間否

御申越有之度其他語学教員之義ハ御国人ニテ文部省大学卒業之者採

用之事-一決定方今同省へ協議中ニ有之候条御了承有之度御協議努此

段申進侯也

十一年四月十六日

〔道

O二四

O四〕

一一一一校内外掃除に懲役人借用の儀掛合

農量出門一

明三十日より校内外掃除トシテ其懲役人拾人ッ、一一一日間御差廻γ有

懲役係

之度此段及御掛合候也

十一年四月二十九日

3ラ4

〔朱書〕

「即今葡萄園新墾-一付而ハ使役頗ル多端-一而御請求-一応シ難グ侯間

不悪御承引相成度此段御答申進候也」回(懲役事務〉

〔農

O六回〕

ー一一ー一優良種子収穫のため人民に種子分配の儀申入

七十五号千

八百七十八年四月三十日於札幌

開拓大書記官堀基閣下

余ハ木使ノ官園ノ用ニ供シ人民ノ自用-一分配セン為メノ種子類ヲ閣

下ニ於テモ要用ナリトセラルレハ之ヲ収穫スルノ一事一一関シ柳カ卑

見ヲ述へ閣下ノ参考-一塁スルノ自由ヲ有ス

如今比年種子類ヲ購求スルニ一安スル金額ハ決シテ少々ニ非ザルハ閣

下モ豪知セラル、所ナレハ若シ其支消ヲ遊グルノ方法アリトセハ素

ヨリ甚タ望マシキコトト云フヘシ良種子ハ惟-一本草学ノ干係、撰種

ノ理及ヒ正則ノ耕種法ヲ解スル人ノ監督-一依テノミ之ヲ収穫スルヲ

得ヘク市シテ同種族ノ種子ハ接近ノ地-一生セシメハ混交スヘキ者ユ

へ全ク隔絶ノ地一一之ヲ置カサレハ其産ハ全ク無用ノ物トナルヘキナ

リ而シテ余ハ此緯度-一生長スヘキ諸種ノ貴重ナル耕産種子ハ多グハ

之ヲ校園用ノ為メニ取寄セ其数許多ニシテ該圏内ニ於テ悉グ之ヲ純

良ニ保存センコト難キ程ノ高一一至レリ依テ余ハ近村ノ農家ノ余ノ監

督ヲ受ケテ種子ヲ収穫スヘキ-一適スル丈ケ土地ヲ有スル者ヲ撰用シ

校園ヨリ種子ヲ給与シ其収穫ハ相当ノ代価ヲ以テ之ヲ買上クヘキノ

権ヲ得ンコトヲ欲ス此法ヲ施行セハ為メニ一一個ノ目的ヲ成就シ得へ

シ良好ノ種子ヲ得ルコトト有益ノ職業ヲ人民ニ与フルコトト是レナ

リ素ヨリ其種子ハ優等ノ物-一非レハ買上ケス其価ノ雑品ニハ一銭ヲ

モ払ハサルコトニ有之故-一校園ニ於テハ縦令農家ノ良種子ヲ得ルコ

ト能ハサルアルモ喜モ損失ヲ生スルコトナカルヘシ然モ余白ラ其事

〔ママ〕

業ヲ監督スルノ権ヲ得ハ農家ト雄モ其成功ヲ誤ルノ桂念ハナカルへ

キナリ尤モ余カ取寄セタル種子ノ内ユハ越年草ノ種子モアリ右ハ本

年同所ニ一稿ユルモ安全ナルモノユヘ本年入用ノ団地ノ数ハ格別許多

ニハ非サルナリ希グハ閣下ノ此事件ヲ御許容アランコトヲ敬具

ウヰリヤム、ピ、ブル

lグス

〔道

O二四五四(ブルックス一六六)〕

ー一一一一東京大学予備門生徒譲受に付依頼

第九百拾四号

東京大学予備門生徒譲受ノ義文部省御照会案

昨十年中東京大学予備門生徒弐拾名御譲受ノ上当使官費生徒トシテ

札幌農学校へ入校為致候処本年尚又右ノ振合一一拠リ拾四名御譲受致

度尤当使官費生徒召募ノ義ハ本年迄-一而相止候積-一日付別シテ学業等

相応ノ

者所望

侯条可成御繰メ'-口

可然御都メ斗口

椙成侯様致度毎々乍御手

数此段及御依頼侯也

十一年五月一日

開拓大書記官西村貞陽

文部権大書記官辻新次殿

〔農

O六五〕

三一四

人民に種子分配に付回答

七十七号

明治 11年

明治十一年五月六日於札幌

教師ウイルリヤム、ピ、ブルIFス貴下

本使官園ノ用ニ供シ且人民ノ自用ニ分配セシ為メ種子類ヲ当地接近

ノ農家

者御申立ノ通リ御施行相成差問無之候条此段及回答侯敬具

開

拓

大

書

記

官

堀

基

代開拓権大書記官調所広丈

〔道

O二四五四〕

三一五

医学解剖学教師一雇入に付再度申入(五月六日検印済)

3うラ

五ノ十六号

東京書記官

札幌書記官

客歳九ノ三拾三号ヲ以申進侯農学校へ医学解剖教師雇入ノ件長官殿

へ関申相成候処右解剖及ヒ性理学ハ他ノ科目ニ比スレハ自ラ軽重有

之功用ニ至リ厚薄ノ差モ可有之義ナレハ単一一教師ヲ鴨シ侯一一ハ及フ

間敷ニ付先ホヰラ

1レル氏ベ

γパロ

I氏-一テ兼務出来可申間尚評議

之上へ可申出旨被相違侠趣了承致侯前条教師へ熟議侯処同学科ハ農

学上枢要不可欠ノ科目ニシテ素より木人共一一兼務出来不申儀-一有之

期節差迫ルノ今日-一至リ是等ノ歩ヒニ於テハ都合甚タ難渋ニモ存候

-一付此段尚御裏議之上へ至急雇入相成候様御取計有之度此段及御再

答侯也十

一年五月

追伸客歳中より農警教師数名採用之儀麗御掛合一一及不分明之廉も

有之趣-一付則チ左一一採用惣員学科区別記載差進候尤も医学教師ヲ

除グノ外兼務ノ学力有之者-一侯ヘハ弐名目一市差問無之候条右御含

御取計有之度侯也

米国人

医学解剖学教師

壱名

御国人-一一間毎学科卒業之者

兵学教師

壱名

同

化学教師

壱名

同

英語学教師

壱名

同

数学教師

壱名

〔農

O六六〕

3ぅ6

一一六

大阪英語学校生徒譲受に付依頼

第九百五拾六号

農学校生徒召募ノ義ニ付文部省御答案

東京大主主4寸ー

予備門生徒御譲受之義及御依頼候処予備門

大A泊ら

寸ー

入ノレJ¥

キ生徒ヲ教養シ生徒も又其目的ニテ入学侯一一付需一一難被応大坂英語

学校生徒中一一考当使ノ召募-一可応者可有之ニ付右-一而不苦ハ相募候

運ニ御取計可相成旨学第七百二十二号御回答ノ趣了承致侯右予備門

生徒御譲渡難相成ニ付テハ於当地吏-一召募ノ手続-一取計度候処若応

募ノ者少グシテ人員不足ノ節ハ自然御来諭ノ通及御依頼度侯条大坂

英語学校生徒中当使へ転学ノ志望有之当使ノ需求一一相当セル者何名

程可有之哉御取調ノ上予メ御報答相成侯様致度再応乍御手数回答芳

此段尚又及御依頼候也

十一年五月十三日

開拓大書記官西村貞陽

文部権大書記官辻新次殿

〔由民

O六五〕

一一一一七

校園管理方法に関する意見

八十六号千

八百七十八年五月十六日於札幌

開拓権大書記官調所広丈閣下

閣下ノ御所望一一従ヒ将来校園管理ノ方法-一関シ愛-一卑見ヲ陳スルノ

栄ヲ有セントスルニ際シ向後施行スヘキ適当ノ手続ヲ適当ニ理解セ

ラレン為メニハ素ト該園ヲ農餐-一附セラレタル目的ヲ明瞭詳悉セサ

ルヘカラズ故ニ無要ノ賛言ト思倣セラレンコトヲモ顧ミズ余ノ常-一

信シテ以テ其白的ト為ス所ノ件々ヲ述ブヘキナリ

農業論理的教授ハ素ヨリ甚肝要ナル者ナリト難トモ之ヲジテ其最大

利益ヲ生セシメント欲セハ必ス毎日演説講習セル事柄ヲ実際-一施ス

ヘキ現術ヲ以テ之ヲ補ハスンバアルヘカラス故ニ校園管理ノ最大限

目ハ札幌農隻ヲシテ改良ノ事業ヲ巧一一施行スルニ堪ユヘキ卒業生ヲ

出シ得ヘキ為メノ現術場タラシムル三在ルナリ将又タ該閤ハ北海農

家ノ模範トナリ百事成ル可丈ケ本使ノ利益ヲ進捗スヘキノ場所ナリ

トス然リ而シテ此等ノ事ヲ成就スルニハ該園ヲシテ自由ニ其目下ノ

目的ヲ施行セシムルヲ以テ最上計ト為スナリ此事件-一熱思ヲ賜ハ、

閣不ト難モ亦余一ト其思ヲ同クセラルヘキヲ信シ抜一一余カ卑見ヲ陳ス

ルナリ

第一校園ハ生徒ヲ教授スヘキ為メノ設ケナレハ宜シク之ヲ農校委員

ノ全権管理-一委スヘキナリ何トナレハ該校ノ目的及ヒ其需要ヲ知ル

者ハ其委員ヨリ明ナルナク故一一該園ヲシテ其目的ヲ成就セシムルニ

堪ユル者モ亦タ其委員ニ勝ル者ナキヤ必怠〈ナレハナリ其目的ヲ大成

セント欲セハ其事業ハ必ス千性万質ニシテ此緯度一一於テ筒易ニ致行

シ得ヘキ農事ハ可及丈ケ許多之ヲ行ハサル可ラス家畜ノ象養各種耕

産ノ収獲(果物及ヒ果木共)現今改良ノ風一一随ヒ土地-一排水法ヲ設

クル事牛酪及ヒ乾酪ノ製造種子ノ採収弁-一諸般ノ試験等ハ何タルニ

論ナク都テ之ヲ為サ、ル可ラス此等ノ事ヲナサンニハ菅ニ今明年ノ

ミナラス永遠ノ事業ヲ計策シ遠大ノ見込ヲ立テ旦ツ之-一熱執センコ

トヲ要ス該園事業ノ大要ト之-一一安スル改良ハ夫レ此ノ如シ之ヲ成就

シ改良スルノ大綱ハ既二且〈緒-一就シトスルノ時-一当リ今更一一其カヲ

他課ニ移シ事務ノ概面ヲ変セントセハ其見込ヲ破リ該園ノ一大眼目

明治 11年

タル生徒教育ノ趣意ヲ失フヤ必会

第二該国現在ノ家屋ハ巨費ヲ以テ建設セラレタル者ニテ其限目タル

事業ノ用ニ供スルニハ必適ノ者ナリト難モ他ノ方法ヲ以テ産出スへ

キカ如キ収獲物ノ貯蔵ニハ適セサルナリ却説斯グ事業ノ全計ヲ改革

ジ為メニ此等ノ家屋迄ヲモ無用ノ物トナサンコトハ会計上愚痴ノ幹

タル者ナルヘシ斯グ許多ノ金員ヲ此家屋ニ支出セシ以上ハ其特-一眼

目ニセシ所ニ従テ永グ之ヲ用ヒンコト量-一智計-一非スサ

閣下ノ余輩ガ校国ニ於テ成就ス引シト陳言スル所ノ事ヲ了解セ一フレ

其目的ヲ成就セシメン為之ヲ自由一一任スルノ智ナルヤ否ヲ明判セラ

3う7

レンガ為メ余ハ絃ニ我目下ノ見込ノ一一一ニヲ約言セン平心以テ其功用

ヲ熟思セラルレハ果シテ好断ヲ賜フニ至ラ

γコト余ノ確信スル所ナリ

第一其常一一注意スヘキ目的ハ校園ヲシテ産出ノ収獲物及ヒ耕植ノ方

法井戸一其管理ノ経済等皆当道農家ノ則ルニ足ルヘキ模範タラシムル

コト是ナリ然リ而シテ該園ノ農家ノ為メニ模範トナルハ惟ニ収獲物

ヲ産シ家畜ヲ出シ特-一此緯度-一必適スルノ畜類ヲ象養スルニ依ルノ

ミ北海道内ノ農家ハ悉グ種子ヲ産出スヘキニ非ザルハ勿論実-一種子

ヲ収穫スヘキ者ハ僅々ニ過ザルナリ故一一本使ノ予テ揚言セラル、如

ク該園ヲシテ実-一模範園タラシムルヲ以テ本使ノ素士山ナリトセハ仰

セノ如グ之ヲシテ其全力若シグハ其カノ大半ヲ種子或ハ苗木等ノ収

〔ママ〕

獲ニ用ヒムルハ量一其目的ヲ達スルニ於テ上計ト云ハざるへケ

γヤ然

〔ママ〕

レモ該園ト難モ決シテ種子ヲ収獲セズト云-一非ス該国ノ自用及ヒ本

使ノ用ニ供セ

γ為メ可及丈許多ノ種物ヲ収ムヘク是レ該園元来ノ目

的ニシテ閣下モ了知セラル、如ク余ハ既ニ農民ヲ用ヒ自ラ之ヲ監督

ジテ比迄ヨリハ許多ノ種子ヲモ収獲スルノ手続-一取掛リジナリ此策

a

二重ノ目的ヲ成就スヘキナリ

ハ無限ニ之ヲ拡張シ得ヘグ本使ト農家ト両ナカラ其使益ヲ得テ実ニ

第二該園ヲシテ各種改良ノ家畜ヲ購入スルノ方便タラシムルハ目下

ノ計策ナリ殊一一「アツシヤイル」牛ヲ然リトス是レ象養スヘキ乳牛

中ノ最モ有用ナル種類ナルヘシト信スレハナリ其質健強ニジテ良乳

ト信ス

多量ヲ生スヘシ但シ其乳ノ食物トナシテ功アルハ余ノ賛排ヲ要セス

358

第三牛酪弁一一一乾酪ヲ製スルコトハ未タ当地一一行ワレザルノ一成業ナ

日然レトモ此事ノ果シテ有益ナルハ必然ナリ北海道ノ廉ナル地価ト

労力トヲ以テセハ当方面ノ市場一一於テ欧米人民ト競争シ其功ヲ奏ス

ルヤ疑ナシ此職業ヲ当地-一行ハンコト余ノ熱望スル所ニシテ校園ヨ

リモ良グ之ヲ為スヘキ場所ハ決シテ有ル可ラサルナリ其目的ニ欠グ

ヘカラサルノ家作ハ巨費ヲ以テ既ニ之ヲ建築シ要用ノ器械ハ之ヲ米

国ニ注文セリ然レトモ尚余輩ハ此目的ヲ施行スルコトヲ禁セラルヘ

キヤ

第四農業上ノ試験ヲモ兼テ該国ニ於テ注意施行シ当地ノ人民ユ対シ

利益トナルヘキノ質問ハ年々其根理ヲ研窮ノ上之江合ユヘシ既ニ第

二級ノ生徒ハ余カ指揮ニ従テ本年其試験ニ従事シ各々予備、

植

付

ヶ、耕訟及ヒ収獲共皆自ラ之ヲ為スヘキ筈ニテ斯ル事業ハ彼等ノ為

メニ大利益タルノ外ナシ其他余カ白ラ監督シテ執業スヘキノ試験モ

数件アリテ余カ目的トスル所ハ其結果ノ北海道及ヒ其人民ニ利益ア

ラシムルニ在ルナリ但シ試験ノ事業-一関ジテハ余素ヨリ本使官員ノ

忠告ヲ受ズト云フニ非ス其忠告ヲ受ンコト余ノ甚タ得意トスル所ナ

リト難モ其試験モ亦幾分カ生徒教育ノ為メニシテ彼等ヲシテ卒業ノ

上如此ノ事業ヲ行フニ適セシムヘキノ目的ニ基クモノナレハ試験ス

ヘキノ事柄ノ取捨ハ一ニ農餐委員-一任セサルヘカラス是レ其委員ハ

其事柄ノ性質ヲ至当ニ一君別スルノ最良判事ナレハナリ

曾テ該国ノ一部ヲ勧業課-一割与センコト或ハ最良計ナリトセラルコ

〔ママ〕

トモアラ

γト仰セラレタリ然レモ其議ノ良ナラサルノ理数条アリ該

園ハ其目的トスル所ノ事業ヲ成就セ

γト欲セハ現今ノ形ニ於テ決シ

テ過大ニ非サルナリ之ヲ縮少スルハ其有益ノカヲ大縮セシムルニ異

ナラス今ヤ其形状良善ニシテ且ツ其家作ハ中央-一位置スルナリ若シ

其土地ノ一部ヲ分ツカ或ハ之ヲ交換スルコトアラハ全ク其釣合ヲ失

ハシムルニ異ナラス目下ノ景況ハ耕地樹林及ヒ草畑等其釣合ヲ得テ

其割合実ニ至当ナロ然モ何レカ其一部ヲ除去セバ忽チ其平均ヲ失フ

ヘキナリ

依テ余ハ前条陳スル所ノ事ニ就テ閣下ノ平心以テ高判ヲ賜ワンコト

ヲ翼望ス閣下若シ尚余ト其説ヲ同フセズトセハ是レ前陳ノ事柄ニ功

徳ノ欠ケタルニ非スシテ余カ事理ヲ排明スルニ拙ナルノ致ス所ナリ

余カ監督ノ光栄ヲ有スル所ノ該国ノ永グ興隆及ヒ有用ナランコトヲ

切望シ併セテ此事件ノ之-一関係スル人々ノ為メ最モ良好ノ結局ニ至

ランコトヲ梱薦ス敬具

〔ママ〕

札幌農校監督ウヰリヤム、ピブルiクス

〔道

O二四五四(プルックス一一一

O)〕

八

力芸施行の件届

警

察

課

札幌農学校

来ル廿五日頃本校生徒一統運動之為校前明地-一於テカ芸施行致侯間

予テ此段御届ニ及置候也

十一年五月十六日

〔農

O六七〕

三一九

校園家畜房増築の図面及び仕様書提出の件

百号

千八百七十八年五月廿一日於札幌

開拓大書記官堀基閣下

明治 11年

〔注]

余ハ委ニ校園ノ家畜房一一建出スヘキ家作ノ図面仕様並一一建設図ヲ進*

呈スルノ栄ヲ有ス此家作ハ動物象養家猪飼料ノ調理並-一収穫物貯蔵料

昌一寸ニ目下最モ緊急ノ者ニシテ該国家作建築ノ最初ヨリ予テ計画セシ

所ナリ其入費ハ素ヨリ該園定額内ヨリ支出ノ積リニ御座候閣下幸-一

其建設-一允容ヲ賜ハ、希クハ其切組図調整ノ儀ヲ工業局ニ命セラレ

別紙ノ仕様書及ヒ図面ハ一先ツ余-一御返付アランコトヲ左スレハ余

之ヲ該局-一一持参シ必要ノ説明ヲナスヘクト奉存候敬具

校園監督ウヰ日ノヤム、ピ、ブル

1クス

* 図面ハ既ニ工業局ニ廻し置タリ⑮(佐藤)

* * 本文ニ在来之パ

lγ江水を引事ハパイフ共翻訳面ニ無

3う9

之侯故除之@(小林)

〔別紙〕

校国家畜房建出仕様書

此家作ハ家畜一房ノ北側一一於テ其西端-一接セシメ其家作ノ西側ハ家畜

一房一ノ西端ト一直線ナラシムヘク長サ八十英尺幅三十英尺ニシテ柱ノ

高サハ十五英尺トス其切組ハ玉萄黍摩ノ如ク都テ外国風ナルヲ要ス

其基礎ハ巨大ノ重力ニ堪へキ様最モ堅固ユスヘグ殊-一西南隅ヲ然リ

トス是レ其隅ノ二階ニハ大約十八噸ノ水ヲ入ルヘキ水溜ヲ装置スへ

キ筈ナレハナ担

容ハ二十五英尺ニ十五芙尺ニシテ其深サハ八英尺ナリ家作ノ東北隅

ニ之ヲ作F其壁ハ家畜一房一ノ壁ト同様ニスヘシ且ツ此容ニハ一英寸板

ヲ以テ床ヲ作リニ英尺隔テニ十芙寸-一一一英寸ノ根太ヲ置キ之-一釘附

ケスヘシ

西南隅ノ土台ハ一英尺角ニシテ其他ハ十英寸タルヘシ

西南隅ノ柱ハ都テ一英尺角ニシテ其他ハ十英寸角ノ事

柱ノ数ハ十八本ナリ

桁ハ十突寸角ノ事

床根太ハ十英寸ニ二英寸ニシテ中心ヨリ中心マテ二英尺隔テニ之ヲ

置クヘシ

極ハ十英寸-一一一英寸ニジテ其長サハ二十一英尺トス中心ヨリ中心マ

テ二英尺隔一一之ヲ霞キ桁ヨロ前キニ二英尺出ツル様一一スヘシ

360

屋根ハ一英寸板ヲ以テ之ヲ蔽ヒ其上ヲ柾葺ニスヘシ

両側両端トモ第一等ノ板ヲ以テ竪羽目ヲ張リ目板ヲ打ツコト都テ家

畜一房一ト同様ナルヘシ

窓ハ六英尺三一一英尺ノモノ十箇四英尺三一英尺半ノモノ四箇六英尺

三一英尺ノモノ一箇ニシテ都テ鐙ヲ附ケテ之ヲ上下スヘクシ鉄環ヲ

附クヘシ且ツ其中五箇ユハ内外共ニ下半分丈ケ一英寸板ノ幅三英寸

ナルモノ各五枚ヲ打付ケ窓ヲ保護スヘシ

其他三英尺角ノ窓五箇ハ曳一Pニスヘシ

戸ハ八芙尺一二ニ英尺半ノモノ五箇八英尺一一五英尺ノモノ三箇入英尺

ニハ突尺ノモノ一箇ニシテ都テ家畜房ノ如ク車ヲ以テ開閉スヘキモ

ノトス

其他八英尺三ニ芙尺ノ戸八箇八英尺-一回英尺ノモノ三箇四英尺半ニ

三英尺ノモノ一箇並ユ方三英尺半ノモノ三箇ハ都テ鉄製ノ強キ録番

ト丈夫ナル貫抜ト筒使ナル撮ミトヲ附クh

シ二英尺三ニ英尺ノ窓五

箇ニハ頂部ヨリ六英寸ノ所ニ「ガツグリ」一箇ヲ附ケテ開閉ニ便ニ

スヘシ

二階ノ床ハ二階下ノ床ヨリ上九英尺トス二階ノ床ノ根太ハ西南隅ヲ

除クノ外十英寸ニ一一英寸トス但シ中心ヨリ中心マテニ英尺置ノ事

西南隅ノ床根太ハ其相距ルコト矢張前条ト同様ニシテ其太サハ十英

寸こニ英寸タルヘシ

都テ床根太ハ家畜一房一ノ如ク根太閤ニ一川略-一筋加ヒスヘシ床ハ上下ト

モ二重張ニシテ二階ノ床ニハ一英寸板ヲ二重張ニシ二階下モ通路ニ

於テハ同様タルヘシ

豚圏及ヒ牛馬圏ノ床ハ二重張ニシテ下板ニハ一英寸板ヲ用ヰ上板-一

ハニ英寸板ヲ用ウヘグ羊圏ノ床ハ通路ト同様トス

都テ板及ヒ材木トモ表面ノ顕ハル、所ハ鈎懸ケノコト

豚

圏

二英寸ノ橋板ヲ以テ四英尺半ノ高サニ隔羽白ヲ作リ堅ク之ヲ柱ニ釘

打ニシ決テ動サルヲ要ス其羽目ノ上部ニハ一一英寸三一一英寸ノ楢ヲ以

テ其笠木ヲ寄様ニ仕附グヘグ且ツ其圏ニハ各々端ヨリ端-一行亘ルヘ

キ様V形ノ槽ヲ仕附ケ二英寸ノ槍板ノ幅七英寸ノモノヲ以テ百度ノ

角度目一組合セテ之ヲ作リ動カサル様取附グヘグ羽目板ノ内前面ノ一

枚ハ其幅一英尺ノモノヲ用ヰ内部へ関グヘグ様鎌番ヲ附ケ又タ一ノ

手軽ニシテ丈夫ナル桟ヲモ附ケ且ツ二英寸三一一英寸ノ楢ノ間逼ヲ壁

ヨリ八英寸床ヨリ七英寸ノ処ニ附ケ三方三透ラスヘシ

牛

圏

隔羽目ハ一英寸半ノ板ヲ五英寸角ノ間柱ノ両側一一横-一張詰メ堅固ニ

之ヲ打附クへ

γ其圏ニハ各々一個ノ匝ヲ動カサル様-一据付ケテ牛ノ

飼槽トス旦ツ各圏ノ前面ノ羽目ニハ一ノ曳戸ヲ附ケ飼料ヲ飼槽-一入

ル、-一便-一スヘシ其戸ノ長ハ二英尺ニシテ其幅ハ二十英寸ノコト

a馬

圏

隔羽目ハ牛圏ト同様一一シテ各圏ニ現在ノ家畜房ノ如グ飼料入ヲ附ケ

其入物ノ前面ニハ食物ヲ入ル、為メニ二十芙寸角ノ曳戸ヲ附グヘシ

且ツ内法一英尺角ノ稼落匝ヲ一英寸板ヲ以テ作リ二階ノ床ヨリ各圏

内ノ稼槽-一達セシメ其匝ノ上口ハ一英寸板ノ蓋戸ヲ以テ之ヲ閉ツル

様ニスヘシ羊

圏

床ヨリ一英尺ノ高サニ幅六英尺ノ台ヲ作リ圏ノ一一一方ヲ鏡ラシメ一英

寸板ヲ核ハギシテ之ヲ作ルヘグ株槽ハ深サ三英寸幅十英寸ノ一統ノ

明治 11年

匝ニシテ一英寸ノ板ヲ用ヰ且ツ其匝ノ前面ノ縁ヨリ上二英尺半ノ処

一一横木一本ヲ架シ其横木ト匝トノ問ニハムハ英寸置キニ竪木ヲ打チテ

之ヲ接続シ両側三且ラシムヘシ但シ通路ニ接スル所ハ唯一一通路ヨリ

入口ノ戸ノ向フノミヲ除キ其他ハ都テ張詰メ且ツ其続キノ一端ヲモ

都テ張丑一一同メベキ事」前面ノ隔羽目こ商サ四英尺半-二英寸板ヲ以テ

四英寸角ノ間柱-一横一一釘打一一シテ作リ丈夫ニ仕附ケテ其上部一一ハ一一

英寸三一一英寸ノ笠木ヲ附クヘシ

屠

殺

室

床ハ二重張ニナシ下板ハ一英寸上板ハ一英寸半一一シテ核継キトナシ

361

一様ノ勾配ヲ以テ家作ノ外面-一斜下スル様-一之ヲ作ルヘシ但シ其斜

下ハ惣計二英寸トス

其室ノ高サハ桁ニ達スヘグ乃チ十五英尺ノ高サトス

比室-一ハ少クモ七斗五升ヲ容ルヘキ湯釜ヲ置キ耐熱煉瓦石ヲ以テ堅

牢ニ作リタル火焼鋒-一之ヲ据へ湯釜ノ下ニハ充分ノ火ヲ焼クニ足ル

丈ケノ間際ヲ霞ヘシ但シ其火鋒ハ石ヲ以テ築キタル良好ノ煙筒ト通

セシメ其煙筒ノ前-一湯釜ヲ置クヘグ其湯釜-一ハ木蓋ヲ添フヘシ

穀

物

倉

隔羽目ハ一英寸板-一シテ天井マテ張詰ル者トス

二階ノ水溜所

此室ノ壁ハ方十二英尺ニシテ核継シタル一英寸板ヲ五英寸角ノ間柱

ノ両側-一釘附ケシテ作り板ト板トノ間隙-一ハ鋸屑ヲ詰メ天井ノ高サ

ハ床ヨリ六英尺ニシテ核継シタル一英寸板ヲ張リ戸及ヒ窓等モ最モ

ヤチ〆号

緊密ナルヲ要ス水溜ハ外法十英尺深サ五芙尺一一シテ槍若クハ榊ヲ

以テ水ノ漏ラサル様堅牢-一作ルヘシ

F昔

二階へノ段階ハ幅四英尺ニシテ十英寸ノ踏板ヲ八英寸毎ニ置グヘシ

答ノ段階モ同上トス

外側ノ蓋戸ハ四英尺三二英尺ニシテ二英寸角ノ楢材ヲ一英寸半隔-一

置キテ四十五度ノ角度ヲ以テ答-一入ルヘキ様ニ作リタルスベリノ上

ニ之ヲ設ケ其スベリノ両側ノ土ハ板ヲ以テ壁ヲ作リ之ヲ支ユヘシ旦

ツ其葦戸ノ家畜房-一接シタル所ハ他端ヨリ高キコト六英寸-一至ルへ

362

キ様之ヲ傾斜スヘク且ツ之ヲ柾葺ニシテ水ノ惨透セサランヲ要ス但

シ其戸-一ハ媒番ヲ附グヘシ

二階ヨリ二階下ニ通スル蓋戸及ヒ答-一通スル分トモ筒便ナル鉄環ヲ

付ケテ之ヲ揚グルニ弁-一スヘグ且ツ曳戸ニモ亦タ開閉便利ノタメ鉄

環ヲ付クヘシ都テ材木其他作事向トモ最良ナルヲ要ス

〔注〕

建設図を欠く。

〔道

O二四五回(ブルックス一一一一)〕

三ニ

O

第二期末の試験日程表及び演芸式について

千八百七十八年六月廿七日札幌

校長開拓権大書記官調所広丈台下

余ハ謹テ来ル月曜火曜両日ニ於テスル試業之順序及水曜日即チ七月

一一一日第十時半ニ於テスル第二年節演芸式之目録ヲ塁ス且ツ公衆ヲ招

待アランコト余ノ希フ処ナリ

札幌農校教頭代理デピベンハロ

l

〔別紙二札

幌農学校千八百七拾八年七月三日ニ到ル半年期試業

第二年級

月曜日

自八時半至十時半

農学

ブルックス氏

同

自十時半至十二時半

長尾氏

和漢学

火隠日

月曜日

同同火曜日

月隠日

同土曜日

同月曜日

火曜日

土曜日

同月隠日

自八時半至十時半

第一年級

白人時半至十時半

自十時半至十一時半

自十一時半至十二時半

自八時半至十時半

O予習科第

一級

自八時半至十時半

自十一時半至十二時半

第二級

白人時半至十時半

自十時半至十二時半

自八時半至十時半

自八時半至十時半

第三級

自八時半至十時半

自十時半至十二時半

自十時半至十二時半

有機化学

無機化学

作文及発音

実験化学

農学

和漢学

作文及発音

和漢学

英学

算術

地理

英学

和漢学

ペンハロ

I氏

へンハロ

l氏

ブルツグス氏

へγハロ

l氏

ブルックス氏

長尾氏

ブルツグス氏

長尾氏

井川氏

井川氏

井JII 氏

井川民

長尾氏

教頭代理ベンハロ

l

井川氏

〔別紙二〕

〔注〕

札幌農学校第二年節演芸

第二年級

祝邦語公説

公緋論一語読

公

明 治 11年

邦語公説

公弊論一語読

公

363

辞説説説説

題

農業及其発開

同

学術ハ宗教ノ侍熔

同

プレートルフタル、スヲ非難ス

同

自立

第一年級

題

魯西亜悪ムヘカラス

同

農業ノ農家ノ品行上ニ於ケル勢力

同

国怨ノ残暴

同

名利ニ一俊サル

O 班

賞

O 校長演説

注

祝辞、邦語公説以外は英語 教

頭代理ベンハ戸、l

〔農

O六七〕

佐藤

昌介

同大島

正健

内田

渡瀬寅二郎

内村

鑑

太田

高官Z旦

伊藤鐙太郎

岩崎

行親

一一一一一武芸演習用制服の仕様について

千八百七十八年七月八日於札幌

学務局長開拓権大書記官調所広丈貴下

農校生徒ノ用ニ供セン為メ武芸演習ノ目途-一好ク適スヘキ如キ同服

i静

ノ定様室田ヲ貴下検考ノ為メニ余ハ弦-一口話ス

同服ハ同色ノ表衣弁長袴ヨリ成立ス斯ル目途ニ供セン為メ最モ好マ

カ

ア

ヂ

ク

ト

グ

V

S

シキ色ハ兵学生徒鼠色ヲジテ通知セラル、処ノ浅藍鼠色ヲ可トス若

イ

γクdJY

シ此ノ色ノ口問ヲ得カタキトキハ之レニ一次グ最モ好マシキ色ハ良藍読

藍トス

端物ハ滑ノ平面ノ品ヲ用ユベシ

表衣~都

I

宮町常例服ノ形ニ倣ヒ之レヲ裁ルベシ而シテ武芸風ノ許

多ノ黄銅如紐ヲ用ユベキコト其数即チ左ノ如シ

左右袖ノ縫口へ二箇後ロ摺一一四箇ッ、精肩ヨリ斜メニ腰一一至ル迄胸

部両脇へ一列ッ、且其中央一列ノ拘鉦ヲ以テ之レヲ間着スヘキコト

体格-一好キ形容ヲ付与セン為メ表衣ノ胸部ヲ厚ク造リ旦之レニ間ト

〔ママ〕

填メヘキコト

比ノ意趣-一合セ且破裂ヲ防カン為メニ革帯ヲ用ユベシ旦之レニ帯招

ヲ備へ以テ腰内部ニテ固着スヘキコト

就中表衣ハ密・4体格-一適センコトヲ欲スルガ故-一先其他ニ着手スル

364

前見本ノ為メ一組ヲ造リ之レヲ精密ノ点検-一供セラレンコトヲ余ハ

勧告ス

札幌農校教頭代理デ、ピ、ベンハロl

〔農

O五六〕

一一一ー一生徒藤田九三郎外四名無願出張に付処罰の件

学務局長⑪(調所)

農繁⑪(森)向刷。⑮〈下山〉⑪(加藤)団長尾)

生徒

藤田九三郎

同

岩崎

行親

同

諏訪

鹿

同

鶴崎

条

同

内村

鑑

右者去ル十五日無願ニシテ常山府知へ出張二泊之上へ帰校候段不念之

至リニ付来ル二十一日日曜日門外散歩ヲ禁侯事

明治十一年七月

〔別紙〕去

十五日ベンハロl氏生徒九名ト共一一常山渓へ遊行被致侯-一付

私共モ以私費随行致度乃チ同氏ニ相謀リ無呉儀承諾被致倹処校員

ヘハ無願一一テ出張二治之上帰校仕候段相違無御座候也

七月

内村鑑一二⑪

藤田九三郎⑫

岩崎行親@

鶴崎久米一⑪

諏訪鹿=一⑪

〔農

O六八〕

一一一一一カッター条約書

明治十一年七月廿三日即チ一千八百七十八年七月廿三日第一方

ハ亜米利加合衆国駐劉日本皇帝陛下ノ特命全権公使従四位吉田

清成日本帝国政府-一代リ(以下日本政府或ハ第一方ト称ス)第

二方ハ亜米利加合衆国マツサチユセツツ州ワlレン府住ドクト

ル、i

エドワルド、ヵラレンス、コツタル氏(以下第二方ト称ス)ト

結約スル条款左ノ如シ

第一条

右第一方ハ此約定-一因テ右第二方ヲ雇入レ同氏ハ此約書調印次第成

ル可ク速カニ氏本東京-一向テ出発シ開拓長官-一着到届ヲ為シタル日

ヨリ二ヶ年間生理学比較的解剖学英文学教授兼開拓使医術顧問トシ

テ長官ヨリ命セラレタル地方-一一刻リ日本政府ニ奉職ス可キヲ約ス

第二条

第二方ハ亜米利加合衆国ボストン府より日本東京迄ノ旅費井一一一旅中

用意金トシテ日本金貨五百円或ハ其同価ノモノヲ受グベシ

第三条

第二方ハ日本到着次第直チニ開拓長官へ到着届ヲ為シ雇期限中右長

官又ハ其代理者ノ命令ヲ遵奉シ向使ノ規則法令一二切違背ス可カラ

ス

第四条

第二方ハ信実勉励其職務ヲ奉シ謹慎ナルヘシ且長官或ハ代理者ノ許

可ナグシテ其職務中欠席或ハ他行スヘカラス而シテ其全力ヲ日本政

府ニ尽シ直接間接ノ別ナク商業其他職外ノ事業一一関係ス可カラス

第五条

約定期限中給料トシテ毎月日本金貨弐百五拾円若シグハ開拓使ノ都

合ユ依リ同相場ノ日本貿易銀或ハ紙幣ヲ同氏へ払フ可シ尤此給料ハ

明治 11年

同氏若シ不幸-一シテ死去シ或ハ放免又ハ約定満期ノ日ニ廃ス》モノ

ニシテ此給料ハ奉職セシ毎月ノ末一一払フモノナリ即チ第一ノ渡方ハ

上文載スル所ノ如ク同氏日本到着届出ノ後一ヶ月ニ於テスルモノト

ス双方トモ不得止都合-一因リテ雇ヲ止メ又ハ免職セントスルトキハ一一一

ヶ月前ノ報知ニテ廃約スルヲ得ヘジ第一方ヨリ此約定ヲ廃スルトキ

ハ解約ノ日ヨリ向フ二ヶ月ニ相当スル給料ノミ第二方ニ渡スベシ若

シ第二方ヨリ請求スルトキハ現ニ奉職スル迄ノ給料ノミヲ相払ヒ直

チニ廃約スベシ

365

第六条

約定期限中ハ日本政府より第二方へ家具ヲ備ヘサル適宜ノ家屋ヲ給

スベシ或ハ又右政府ノ都合ニ依リ開拓使ノ例規ニ拠日宿料ヲ給スへ

、ン

第七条

第二方職務上旅行ノ節ハ開拓使施行ノ例規-一照シ要用ノ旅費ヲ支給

スヘシ

第八条

期限中第二方ニ於テ若シ病ヲ発シ或ハ怪我シ速二ヶ月間就業シ能ワ

サルカ或ハ(二ヶ月ニ及ハサルモ)期限中病気一一躍リ或ハ怪我

γ夫

レカ為メ(医員二名公然長官-一呈スル診断書-一依ルニ)残期中奉職

シ能ワサルカ又ハ就業-一甚タ差支ユルニ於テハ開拓長官ハ直チニ解

約スルノ権アルヘシ而シテ第二方ハ其残期限ユ対シ此約束ニ載セタ

ル給料或ハ其他ノ利益ヲ得ル能ワサルモノトス尤日本政府ハ第二方

日本東京ヨリ合衆国ボストン府迄上等旅用切手及旅中用意金トシテ

日本金貨百円或ハ開拓使ノ都合-一依リ同相場ノ紙幣或ハ銀貨ヲ支給

スベシ

第九条

第二方ハ此約定ヲ遵奉シ二ヶ年間満期迄日本政府一一奉職シ満期後三

ヶ月中ニ一血米利加合衆国マツサチユセツツ州ボストン府迄帰航スル

トキハ此際-一限リ右政府ハ同府迄ノ上等ノ旅用切手ヲ支給スト難モ

第二方ハ此帰程旅費ヲ貨幣-一テ請求スルヲ得ス

366

第十条

若シ第二方不行跡或ハ上文-一載スル所ノ約定中ノ件ヲ犯シ或ハ怠廃

スルトキハ開拓長官ハ直チニ此約定ヲ廃止スヘシ然ルトキハ比約定

上ノ給料及其他ノ便益ヲ第二方ニ於テ請求スルノ権理ハ此時ニ於テ

廃棄スルモノトス

右約定ヲ証スル為メ本書二通ニ記シ上文記載ノ年日各其名ヲ手

記調印スルモノナリ

証拠人天

野瑚二郎

吉田清成

HN.

国.国内凶一-

』

9rロの]印

HO口口巾の戸

22

〔カッター一〕

三二四

校固にて牛の無料交接実施の儀伺

上局⑪(調理

農餐⑪(森)⑪(下山〉⑫(加藤〉

今般当校園へ米国より良種ノ牡牛購入御備付相成候-一付人民望ノ者

ヘハ無代価ニ而交接差遣シ度旨教師ブルックス氏申出侯ニ付別紙之

通活板摺ニテ当管内へ広告仕侯様致度此段相伺候也

十一年八月八日

追テ活板御入費ハ同国定額より御支出相成侯様仕度候也

〔別紙〕

[失会同〕

「森一等属-調」

此般札幌農学校々園ニ於テ米国より良普ノ亜爾亜種摂υ

移植幻ジヨル

広

告

案

トホソ種問山一種w脆等ノ牡牛購入候処右種類蕃殖之為無代価ニテ交

接為致侯間望之者ハ牝牛ヲ該園へ可差出此段広告侯也

来ル八月十日より壱種-一付一日壱頭ッ、ノ割ニテ交接イタサセ

候コト

懸隔ノ場所ヨリ牽来該園へ預ケ置侯ニハ飼料一日金拾五銭宛相

払フベキコト

明治十一年八月

開拓使本庁理事課

〔農

O五六〕

三二五

赤羽工作局にて演武場鐘並に化学講堂暖房設備注文

交渉の件

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HHOBmwz・ωHHU

J円

O日or巾LH巾口同

ω028F

ロ.Hι.HMOロゲ白-一

o唱・

〔ベンハロ

l五八〕

一ニ六

化学及び数学英語教師等の件

367

札第四百七拾八号

札幌書記官

東京書記官印(小牧)印(金き

宮崎道正採用之儀過ル五月中札第弐百九拾八号ヲ以中進置兼テ募集

ノ生徒モ漸F整頓侯-一付一同ヲ率ヒテ即今赴任可致侯元来同人儀ハ

〔

マ

マ

〕

[

注

〕

学果履歴別紙写之通リニ付化学ノ教授ヲ為受持而シテ英語ヲ兼摂セ

シメ侯見込ニ有之侯処教師ベンハロ

l氏ヨリ教授ノ都合有之化学ヨ

リ英語ヲ兼摂侯儀ハ実際不行届趣申立有之付テハ不得止次第一一付道

正儀ハ化学ヲ専務トシ別-一数学英語ヲ兼ル教師一人採用之手続即今

文部省へ照会中日一有之候

尚又兵学教師之儀ハ陸軍省へ依頼致置侯付夫々適当之人物有之侯

はL速ニ採用之図-一有之侯条此段申進置侯也

十一年八月廿二日

〔注〕

履歴書を略す。

〔農

O六五〕

三二七

予科生四名専門科へ進学の儀伺(八月カ)

上局⑨〈調所〉

農学校⑪〈森〉倫刷。⑮(下山)囲(長尾〉

⑮(内海〉検査課⑪(大久保)固〈福沢)⑪(本郷〉

専門初年生徒本年拾八名御増員可相成之処既-一拾四名者東京-一一於て

招集之御都合ニ付四人之儀ハ本校予備生第一級小島喜作中根明堀宗

一調所恒徳等専門就学相応之学力ニ有之趣予テ教師よりモ申出侯条

三名者官費生徒被命度調所恒徳儀ハ私費ヲ以通学願出侯条夫々御採

368

也

[注J

用相成侯様仕度品川テ病院体格検査表弁-一御一不令案相添へ此段棺伺侯

〔別紙〕

御辞令案

官費生徒申付候事

年

月

日〔注〕

体格検査表を略す。

三二八

宮崎道正並に生徒着札の届

局長⑪(調理

札幌農学校

〔農

O五六〕

唯今教員宮崎道正井生徒十四名共着札侯-一付此段上申仕侯也

札幌農学校⑪〈加藤)

十一年九月四日

生徒

小林秀太郎

武藤亥三郎

尾泉良太郎

原因

〆拾四人

栂野四男士ロ

大津和多理

伊吹

成貞

杉山

清鎗利造

斎藤祥三郎

高木

赤壁

高岡

直士ロ

資斌

佐藤

一治山

二郎

久向島

重義

〔農

O六人〕

三二九

第一期時間割提出の件

千八百七十八年九月十二日於札幌

札幌農学校長開拓権大書記官調所広丈貴下

具 数ニ当学年度第一期間ノ日課表ヲ呈シ御検考一一供スルノ栄ヲ有ス敬

〔別紙二

教頭ウヰルリヤム、ホヰlラl

第三級

千八百七十八年ヨリ九年ニ渉ル第一期札幌農学校日課表

天文

果物耕種法

動物学

地誌学及測量術

英語

同午月前火九八及時時ヒ三三木十十隠分分日ニヨ

至リ/レ

同同水木十九及時時ヒ三三土十十躍分分日ニヨ

至リノレ

同九時三十分ヨリ

同十時三十分ニ至ル

月火及ヒ金曜日

午同月後及。十ヒ時木三三躍十十日分分

ニヨ

至リノレ

午前十一時三十分ヨリ

午後

O

三十分ニ至ル

火金及ヒ土曜日

教頭

ホヰlレル

教師

ブル

lグス

医学師カッター

教頭

ホイ

lレル

医学師カッター

数学的図学

武芸

手業

第二級

農学

明治 11年

英語

本草学

生理学

幾何学

分析化学

369

武芸

午後二時ヨリ

同コ一時三十分ニ至ル

月及ヒ木曜日

同同火及四三ヒ時時金ニヨ躍至リ日ノレ

適宜

同午月 前火九八及時時ヒ三三金十十躍分分日ニヨ

冨至リ〕ノレ

午前八時三十分ヨリ

同九時三十分ニ至ル

水及ヒ土曜日

同午月 前火十九及時時ヒ三三金十十曜分分日ニヨ至リノレ

同午水前木十九及時時ヒ三三土十十躍分分日ニヨ至リノレ

午前十時三十分ヨリ

同十一時三十分ニ至ル

水及ヒ土曜日

午前十時三十分ヨリ

午後

O

三十分ニ至ル

月火木及ヒ金隠日

同午火後金三二隠時時日ニヨ至リノレ

教頭

ホ

イ

lレル

教師

ブル

lクス

教師

ブル

lグス

教師

ベンハロー

医学師カッター

教頭

ホ

イ

lレ

I

教師

ベンハロ

1

手業

化学

代数学

英語

農学

武芸

手業

〔別紙二〕

〔第一級〕

同午月後及五二ヒ時時木ユヨ躍至リ日ノレ

午前八時三十分ヨリ

同九時三十分ニ至ル

毎日

午前九時三十分ヨリ

同十時三十分ニ至ル

毎日

午前十時三十分ヨリ

間十一時三十分ニ至ル

毎日

午前十一時三十分ヨリ

午後

O

一二十分ニ至ル

月木曜日

午後二時ヨリ

同

三

時

ニ

京

+Z

月木曜日

同午火後金五二曜時時日ニヨ至リ/レ

教師

ブル

lグス

教師

ベンハロ

l

教頭

ホ

イ

lレl

医学師カッター

教師

ブル

1クス

教師

ブル

lFス

教頭ウヰルリヤム、ホイlレI

千八百七十八年ヨリ同九年ニ渉ル第一期札幌農学校予習科目

課表

37。

第二級

英語

地理学

読書及ヒ綴字

習字

和漢学

第三級

算術

英語

読書及ヒ綴字

習字

和漢学

午前八時三十分ヨリ

同九時三十分ニ至ル

同同

九時三十分ヨリ

十時三十分ニ至ル

同同

十時三十分ヨリ

十一時三十分ニ至ル

午同水後木O十及 ーヒ時土三三躍十十日分分

ニヨ

至リノレ

同同月火O十及ーヒ時金三三隠十十日分分

ニヨ

至Pノレ

午前八時三十分ヨリ

同九時三十分ニ至ル

同同

九時三十分ヨリ

十時三十分ニ至ル

同十時三十分ヨリ

同十一時三十分ニ至ル

月火及ヒ金曜日

午前十時三十分ヨリ

同十一時三十分ニ至ル

水木及ヒ土曜日

同十一時三十分ヨリ

午後

O

三十分ニ至ル

水木及ヒ土隠日

札幌農餐教頭ウヰルリヤム、ホヰ

Iラl

宮崎氏

〔注〕

英文書簡には月火木金曜日とある。

〔農

O五六(ホイlラ

l六三〉〕

井川氏

三三

O

教頭代理解任の件

宮崎氏

第百四十号

宮崎氏

明治十一年九月十八日於札幌

デ、ピ、ベンハロ

l且百円下

長尾氏

教頭ウイルリヤム、ホヰラ

I帰任-一付貴下教頭代理為被免候条此段

申達候敬具

調所権大書記官

井川氏

〔道

O二四五四〕

宮崎氏

一一ー一一黒田開拓長官の農学校視察順序

井川氏

九月十九日長官殿農隻尊覧順序

午前九時講堂江御臨席

井川氏

予科生ノ科業二ケ所-一於テ演習

宮

崎

道

正

教

員

井

川

別

教頭ホヰラル

専門生数学

長尾氏

農学

但

γ果木耕種法

博士ブルックス

図学器械

但V器械イミ備尊覧

十時三十分舎密

但UV

実地化学

博士ペンハロ

l

右相済同所ニテ器械博物ヲ入尊覧

演武堂営繕ケ条ヲ開申ス

但

γ都合ニ仰リ舎密講堂前--

御覧エ入候コトそアルヘ

V

生徒会御覧

右終テ事務所-一テ御茶差上ル

御帰リ之節生徒一同送礼ス

〔農

O七二〕

一一一一一一御雇教師三名に賞与の件

明治 11年

百四十九

明治十一年九月廿日於札幌本庁

農学教頭ウイルリアム、ホイlレル貴下

〔朱書〕

「各通」

農学教師ウイルリアム、ピ、ブルlクス貴下

本草兼化学教師デ、ピ、ベンハルロl貴下

今般親シク札幌農聾ヲ巡視シ生徒ノ学術品行臨んベ進歩セルヲ目撃シ

誠ニ欣然ノ至-一侯彼等ノ教ヲ貴下一一受グル日尚浅シト難ドモ其ノ能

371

グ此域一一進ミシモノ堂一一貴下及ピ其他ノ教師勉励ノ致ス所ニ非サル

〔注〕

ヲ得ンヤ依テ柳カ満足ノ意ヲ表セン為メ別紙目録ノ通日

黒綾織一巻ll八一一vyJM賞与侯条御落手可有之此段中入侯敬具

海気一巻||フルクル

開拓長官黒田清隆

〔注〕

mm紙目録を火く。

〔道

O二四五回〕

一一一一一農業博覧会事務取扱委員任命の件

千八百七拾八年十月四日於札幌

民事兼学務局長開拓権大書記官調所広丈閣下

這回農業博覧会開設ニ就テハ右ニ関スル事務ノ取扱ヲ簡易ナラシメ

ンガ為メ若干ノ委員ヲ命シ各科ニ分任シ細川及広田ノ両氏ト余トハ

之ヲ惣轄候様仕度依テ余ハ左ノ補任状ヲ呈シ閣下ノ承認ヲ請フノ白

由ヲ有ス建

築委員

教頭ウヰルヤム、ホイレル

安達氏

森氏

原田氏

伊藤一隆氏

右之安達ハ工業局ノ安達ナリ此委員中ニハ是非一名ノ造営家ナカル

可一プス而シテ同氏ハ其実験干天賦ノ能力ニ困リ極メテ此委員ニ適ス

ベキト奉存侯

受付委員

永根、仁木、及ヒ南川ノ一ニ氏

出品受付及陳列委員

教師ペンハロl、吉田、永根、中村、佐藤昌助ノ四氏

筆記、広告、及編号掲示

372

森定道、仁木、及岡ノ三氏

耕鋤牛馬家、穿重及草刈競争場整調委員

ドン、吉田川安部、石川、及ヒ荒川重秀ノ五氏

会計検査委員

細)11 氏

余ノ農校高等生ヲ三委員中ニ加へシハ彼等ノ之ガ為メニ実験ノ益ヲ

得ル事大ナルベキト各科何レモ外国人ノ在ルアルヲ以テ其訳官タル

ノ用モ亦タ多カルベキガ為メナリ希グハ此等ノ補任閣下ノ承認ヲ得

ル有ランコトヲ

各委員ノ役所ハ左ノ如グ相定メ申度候建築委員、受付委員、筆記広

告及編号掲示委員弁ニ会計検査委員ノ詰所ハ勧業課官園役所ニシテ

出品受付ノ社一一同所ハ会場トシ耕鋤等ノ為メニ供スル場所ノ整調委員ノ

詰所ハ校園役所トス敬具

ウヰルリヤム、ピ、プルlクス、

〔農

O六四ハブルックスコ一四〉〕

三三四

数学語学教師雇入に付回答

札幌調所

安

回

教師ノ義猶文部省へ照会セシニ本年卒業生十六人法学化学土木学一一一

科ニテ五人ハ既二先レタリ数学ハ専門ナシ語学ハ何科ニ拘ラス出来

ルナレトモ折角専門卒業セシナレパ語学ノミノ教授ハ其人承諾ノ否

ヤハ其人一一当ラザレハ分ラス月俸ハ宮崎道正位ノ事-一ナルヘシ数学

教師ハ右卒業生ノ外一一テ八十円位ニテ見込ノ者アリ日本国人二人震

入ノ事ニ決セパ猶談示スベシ然シ過日申入シ米国人ノ方ナレハ勿論

両科兼帯故都合宜シクト存ズ米国人へ掛合ノ都合モアレパ何分明日

中ニ至急御返事可有之又前ノ数学教師ニ見込ノ者語学ハ充分ニハナ

ケレドモ可也兼帯出来ル由先右ノ者-一兼サセル積リニテ採用シテモ

可然哉御参考-一供ス

十一年十月七日午後二時三十五分中央局

〔農

O六五〕

=一三TA

演武場落成式の順序

農学校演武場開廷式順序

来ル十六日正午十二時礼服着用各員上校如所-一就グ

但演武場内ニ諸員ノ拍所ヲ設グ

同十二時三十分各員式場ニ列ス

但其刻校員より局長江着坐ヲ案内ス

上局着坐アルヤ長官殿及ヒ局長ノ祝文アリ後チ生徒ヲシテ祝詞ヲ演

説セシム

生徒総代トシテ祝文ヲ読ミ継テ倭語ヲ以テ演説ス

三年生

演説英語

同

同

倭語

同

右終テ上局ハ一端元ノ拍所-一就キ後チ局長ヨリ当日開廷ニ付祝酒ヲ

荒川重秀

賜ル旨諸員江演舌アリ各員食卓-一就ク終テ退散ス

明治十一年十月十三日

-J、土木学器械注文書

明治 11年

百七十号

於日本国札幌千八百七十八年十月十九日

紐約ツ

?iイ街数学用器具製造師

ダブリュ、ヲl、ヱル、ィ、、ガルレ

I氏商社御中

佐藤昌介

大嶋正健

学務局

〔農

O六八〕

余ハ日本帝国政府ノ開拓使ヨリ委托ヲ受ケ同使-一代日愛ニ左ノ土木

学器械ノ注文書ヲ貴社-一送致ス此書ハ在華盛頓府ノ日本公使館(全

権公使吉田清成閣下)ヲ経テ貴社三淫スルモノナレハ札幌へ送遺ノ

手続及ヒ払金等ノ義ハ該館ニ就テ之ヲ詳カニセラレ候様イタシ度侯

他商社於テハ是迄札幌農学校ノ需用品トナレハ其物品定価ヨリ一割

373

乃至二割ヲ減スルコトアリ貴社モ亦之-一倣ヒ千八百七十三年出板ノ

貴社物価表-一載スル処ノ代価ヨリ成ル可グ之ヲ減価シ最モ低価ヲ以

テ差送ラレ度企望イタシ候敬具

器具注文書

千八百七十三年J

代価目録ニ拠ル

弐百九弗

是ハ機械司用ノ「ツラソシツト」但シ四英寸半一一シテ三

英寸半ノ縦環アル二重ノ喜麓尺及ヒ望遠鏡ト「レベル」トノ附キ

タル接線弁-一鉄鉱アルモノ

壱個

百三十五弗

是ハ十八英寸ノ望遠鏡アル「インジニ

1リングレブエ

ノレL

壱個

弐十三弗

是ハ軽便ナルコ一脚アル「ベニヲル」懐中羅針

壱個

弐十弗

是二具一線製ノ「ロ

Iケス、ハンドレブエル」

弐個

以上

札幌農学校教頭兼土木学教師ウヰリアム、ホヰラl

〔道

O二四五四〕

七

数学教師市郷弘義採用の儀通知

札第六百拾壱号

札幌書記官

東京書記官@安田〉⑮(小牧)

曾テ御伺出ニ相成侯農学校教員ノ内数学教師採用之義数回往復ノ末

本月九日付電信ヲ以テ御申越之趣-一依リ市郷弘義左ノ辞令写ノ通申

付候条赴任候上ハ可然御取計有之度回答努此段申進候也

374

十一年十月廿二日

市

郷

弘

義

御用係申付候事

准判任官月俸金入拾円

御用係右同人

札幌在勤申付候事

明治十一年十月十六日

〔道

O二四

O四〕

三三八

生徒演習用小銃等の購入伺

上局⑫(調理⑪(鈴木)

札幌農学校⑪(森)⑪(下山)

⑪(内容検査課⑮(大久保)固(福沢)

本校演武場建築落成武術教師茂不日東京-一於テ御採用可相成侯一一付

テハ生徒演習用小銃六拾挺弁ニ付属品共教頭へ取調侯処左記之通入

用ノ趣申関候-一付東京表-一於て御購求相成度尤モ稽古銃之儀ニ候へ

ハ相当ノ古銃ニテ可然存候御入費之儀ハ予算中より御出方相成度別

紙東京へ御照会案副へ此段相伺候也

十一年十月二十四日

〔朱書〕

「別紙御照会書ハ東京文移録-一アリ」

品目

銃

六拾挺

ニツバンド

1問タ苦Lス但

シ

鉛弾鋳形五挺

五拾

但革帯剣付

背嚢

五拾

士宮用侃剣革帯付

拾弐

刺E入

弐挺

累億万抜力

拾五拾

洗矢

五拾

玉取

拾

メLロ薬

五百斤

雷管

万

右之通

〔農

O五六〕

三三九

校園使用の藤菜牧草種子及び化学肥料購入の件

百六十五号写シ

於札幌千八百七十八年十月二十五日量

民事兼学務局長開拓権大書記官調所広丈貴下

明年校園必要之読菜及ヒ牧草種子井-一化学肥料等ヲ別紙-一表掲シ進

呈仕候客歳米国より購求セシ草種多グハ一一ヶ年-二回実ヲ結ブモノ

ナルヲ以テ該草ヨリ未タ何等ノ種子ヲ収ムルヲ得ス故-一本年亦タ斯

ク許多ノ種子ヲ要用スルニ至レリ化学肥料ハ全ク試験ノタメユ入用

有之候義一一御座侯此代価惣額者殆ト四百弗程ニシテ校園ノ定額金ヲ

以テ支払度夜侯前顕ノ諸口問購求之義貴下-一一於テ御許諾被下候一一一於テ

ハ余白ラ之ヲ教頭クラ

lp氏ニ遇シ買入ル可キ様致シ度左スレハ極

メテ迅速ニシテ旦善良ノ物品ヲ得ベク到底貴下ノ御所望-一可適義ニ

有之候依テ在華盛頓其筋ノ官員へ教頭グラ

Iグノ認メアル仕出書ヲ

明治 11年

差出スモノへ其金額ヲ支払侯様御報知被下度此段得貴意侯也

札幌校園監督ホヰリアム、ピ

I、ブル

1グス拝具

h

別紙〕

疏菜ノ種子

「イジイプテアンピ

lト」種

弐英斤

「ハッチストルニツプブロードピ

1ト」種

向上

「ロングブロードピ

1ト」

向上

「ノルピトンジアイアントマンゴールドウヲルツル」六英斤

寅球形「マンゴールドウヲルツル」

拾英斤

紅球形「マンゴールドウヲルツル」

弐英斤

375

白色イシベリアル糖菜

六英斤

「ビルモロンス、ィンプル

lブト」糖菜

六英斤

「白ヱ色レシグレトシ

ラアノレ γ 」 糖糖菜菜 f

「ボレコ

Iル」キ

ヤベ

lジ

「ジヱルセ

Iウヱ

lグフハイルト」

「インプル

lブドアメリケンサボlイ」

「フホトラスダンヘット」

「マアブルヘッド、マンモ

lス」

「ストlγ、ァリ

γ、ダンヘッド」

「レッド、グッチ」

キヤロット

「シヨルトホlン」

「戸ングヲレンジ」

「ダンベルス」

「ラlジホワイトベルジヤン」

「ヱヤレヱ、シヨルト、スカアレツト、ホlン

ハ1スニツ。フ

「ホローグラヲ

γド」

「ロング、シュガー」

ハーフ、

エアリl、パリス、アンりフラ

Iワ

弐英斤

向上

四分ノ一英斤

四分ノ一英斤

向上

半芙斤

四分ノ一英斤

同上

向上

壱英斤

四突斤

六英斤

三英斤

壱英斤

壱英斤

向上

四分ノ一英斤

376

「ブルンセンス、ス

J

ブラウツス」

ヲニヨンス

「ヱアリ

1ヱロ

I、ダンベルス」

「エアリ

lレッド」

「ウエザルス、フヒ

lルド、ラージ、レッド」

「エアリ

l、クラッカル」

「ホワイト、ポルトガル」

ピース

「カ

Iタス、フホルスト、グロップ」

「ヱデブル、ポッド、シュガー」

「プリ

l、イ

γベリアル」

「ロング、キヤヱ

1ネベパ」

「スウヒス、チアド」

「マンムススロス、スグナシ」

「ボストン、マアレツト、トマト」

「ゼネラル、グランド、トマト」

「ヱロ

l、フヒツグ、トマト」

ー「

スツロ

羅:ベ3リ

萄ゴイ

トマト」

「レッドトップ」

向上

三英斤

同上

壱英斤

同上

向上

拾五英斤

入英斤

向上

八分ノ一英斤

四分ノ一英斤

半英斤

四分ノ工夫斤

八分ノ一英斤

官官ヲンス

向上

四英斤

「ホワイト、トップ」

「カアタス、インベリアル、スウエツド」

「キング、ヲフ、スウヱデス」

ブラツキ、スパニシ西瓜

紫マ

lルラツピ

車問カルレッド、ヱンダイブ

「ボストン、マア

lケットセルレ

l」

林崎情核

梨核

挑核

極惇核

桜核

草

種

「テモセ

l」

「ヲルチヤード」草

「ケントケ

l藍草

「レッドトップ」

「紅クロパ」

「自クロパ」

「アルザイグクロバ」

向上

六英斤

同上

壱英斤

四分ノ一英斤

士宮ヲンス

向上

三英斤

向上

千壱英斤

弐英斤

弐百英斤

同上

百英斤

同上

百五十英斤

百英斤

弐十五英斤

「フハヲルミドウ」

弐百十英五，斤英斤

「イタリアン、ライ、グラツス」

「ベルニアル、ラィ、グラツス」

七十五英斤

「スウヰlトベルナ」

五十英斤

「トlルフヘスキウ」

三十英斤

「シイプスフヘスキウ」

向上

「ラツフ、スト

1グミド

l」

向上

「シド

1フホグス」

向上

「シドlフヘスキウ」

弐十英斤

明治 11年

ウIトシドウ

弐十英斤

黄燕麦草

向上

トハ

ノレ ド、フ

、 J¥

ドスl キ燕?ウ麦;草i

四十英斤

六十英斤

化学肥料

ノベリフホスフへ

lト

弐百英斤

ナイトレ

lト、ヲフ、ポツタ

1シ」

百芙斤

ソルフへ

lト、ヲフ、ポツタ

1シ

向上

ソイトレ

lト、ヲフ、ソーダ」

同上

377

「ヶ

Iナイツ」

同上

ソルフへ

Iト、ヲフ、マグネシヤ

同上

以上

〔農

O八四ハブルックス三八)〕

三四

O

数学兼土木学教師雇入に関する電信案

在米国華盛頓府吉田全権公使

在日本札幌黒田開拓長官

マサチユセッ、州サレム、府ゼ

lムス、へンリl、モヲスヲ一ヶ年日

本貿易銀三千円ノ割ヲ以テニヶ年間札幌農学校数学兼土木学教師ト

シテ雇入ベシ若シ「モウス」肯セサレハ(品目テイリノイス州シカゴ

府中学校博物学教師タリシ「セリユム、ェイチ、ヒ

Iボデ

I」ヲ経テ)

セイシル、ホバlトヒlボデ

lヲ雇入レンコトヲ貴下-一委托ス

但シホヰラl条約ハ土木師ニ兼任スベキ様改マリタル旨「モlス」

ニ報スベシ

十一年十月

〔道

O二四五五〕

三四一

武芸教員として陸軍少尉加藤重任譲受の件回答

第二千五千二号

陸軍少尉加藤重任開拓五等属兼任-一付陸軍省へ御廻答案

当使札幌農学校武芸教員トシテ陸軍士官御譲請之義及御依頼置侯処

陸軍少尉加藤重任御差出相成侯-一付本日左之通相違候就テハ彼是手

378

数相懸ケ侯段深謝侯右御回答申方此段申進侯也

十一年十一月一日

開拓権大書記官安田定則

陸軍大佐小沢武雄殿

陸軍少尉加藤重任

兼任開拓五等属

開拓五等属加藤重任

札幌在勤申付侯事

明治十一年十一月一日

拓

使

関

〔道

O五八六

O〕

三四ニ

農学校報告書刊行の伺

上局⑪(調所〉

農学校⑮(森〉⑪(下山)

⑪(内海〉検査課⑪ハ大久保)図面沢)

公文課⑪(佐藤)⑪(高洲〉

教師ベンハロl氏より別紙之通リ農校生徒ヲシテ毎月一廻新聞紙発

行農家ノ稗益ヲ得セシメ度旨申出候処右ハ笠〈体載ト永続スルト否等

予メ確認シ難キ事情茂有之侯得共折角ノ申出農家-一多少ノ禅補ナキ

ニモ無之存侯ニ付先ツ五六ヶ月間試ミノ為農校報告書ト題シ発行被

差許追而体載相立候上更-一適当ノ名目ヲ附シ発免致度就而ハ月々凡

十葉ヲ目度トシι円相当」恒活版所一一於テ弐百部ッ、製本為致可然哉概

費毎廻八円内外ノ見積ヲ以同校予算中より御出方相成度此段相伺候

也

十一年十一月

* 官吏一名委員御決定之事⑪(内海)

〔別紙〕

千八百七十八年七月八日於札幌

学務局長開拓権大書記官調所広丈貴下

余ハ柳カ弦ニ意見ヲ陳シ貴下ノ検考-一供センコトヲ欲スルコト左ノ

如、ン

北海道ノ農家弁ニ一般人民ヲシテ札幌農校ノ目下施行スル所ノ事業

-一因リテ多少ノ禅益ヲ得セシメ且ツ彼等ヲシテ農校ハ実ニ彼等ヲ直

接ニ一御益セン為メノ設立ナルヲ覚認セシメ

γ為メニ之レヲ執着視セ

*

シムベキノ方法ヲ考査シ遂-二策ヲ得タリ恩フニ此策ニシテ一タピ

行レバ菅ニ農家社会中ノ較々知識ヲ具スル者-一依テ該社会ヲ益スル

ノミナラズ本曇生徒-一益スルコトモ亦タ大ナリトス但ジ其事業ハ余

ハ専ラ之ヲ本校生徒ヲシテ担当セシメントス其理由ハ蓋シ数種一一シ

テ且ツ明瞭ナルモノナリ

簡短ニ余ノ心算ヲ述ベンニ其策トハ他ニ非ズ札幌-二ノ新聞紙ヲ発

行シ生徒ヲ撰ンデ其編輯者トナサンコト是ナリ但シ生徒ハ上級生中

ヨリ毎年之ヲ撰ピ其人員ハ六名ナルベシ

思フニ如斯新聞紙ヲ編製スルニ必適スルノ生徒ハ農校中其人一一乏シ

カラザルベシ

農業及ビ製造社会ヲ直接一一一得益スベキカ如キノ条款ヲ外国新聞ヨリ

抄訳シ或ハ自己ノ心思ヨリ之レヲ作リ又ハ餐員ノ寄書ヲ登録セハ其

種ノ許多ナルベキハ勿論一一シテ且毎月一次之レカ発免ヲナセバ其編

輯ハ生徒ノ為メニ劇業ト云フニ非ス却テ気ヲ日課ヨリ転スルノ娯楽

トナルベキナリ

生徒ハ如斯事業ヲ企テンコト素ヨリ好ム所ナり而シテ発免前農校官

明治 11年

吏一名ヲシテ必ス之レヲ点検セシメ行政及ピ宗教上-一関スルノ事ハ

全グ之レガ発行ヲ止ムルコトニ注意セバ該紙ノ禅益アルベキハ余ノ

確信スル所ナリ

該紙ノ大サハ小ニシテ大約八葉面一一止マルモ可ナリ而シテ其価直ハ

出版入費ヲ償還スルニ足ルノミ一一テ充分ナリトス

其利益ノ尚明瞭ナル者ヲ挙グレバ左ノ如シ

該新聞紙ハ農校ト人民トノ間ヲ聯結スルノ赤縄トナリ為メニ直接一一

双方ヲ益スベシ

現在ノ生徒-一因テ後来農校ノ世上一一生スベキ禅益ハ該新聞紙ノ為メ

379

-一幾分カ速成スベシ」一タピ之ヲ人民三一小セパ該紙ハ殊ニ人民ノ幸

福ヲ付度スル者ナレパ実-一一彼等ヲ鼓舞スルノ一良益ナルベシ

此ノ事業-一関スルノ生徒ハ其意見ヲ世上普通ノ事物-一拡メテ其説ヲ

立為メニ直接ノ利益ヲ得ルコト大ナルハ勿論各種ノ事物ニ一触レテ其

経験ヲ拡充スルノ価直モ実-一貴シトス請プ熟慮ヲ賜へ敬具

札幌農校教頭代理デ、ピ、ベンハロ

1

〔且戻

O五六〕

三四三

農学校報告書教員校聞の件伺

局長⑬(調所)

農学校⑪(森)

兼而教師ベンハロl氏ヨリ申出侯本校農業月報発行許可相成侯ニ抗

テハ右生徒ノ編輯ニ付該編中誤字或ハ広告ノ主意-一叶フヤ否等毎廻

教員ニテ一応閲シ不都合無之様可取計旨御口達ヲ以左人ノ所へ訂正

係リ御達シ相成度比段相伺候也

追市訂正之上製本等ノ御入用ハ取調相何度侯也

十一年十一月五日

訂正係リ

宮崎

道正

井)11

測

長尾

布山

市郷

弘義

〆

38。

〔農

O六人〕

三四四

武芸科設置の儀上申

乙第九拾九号

農学校武芸科設置ノ義上申

当使札幌農学校於テ米国農学校ノ学則ニ拠リ武芸科ヲ置キ生徒ヲシ

テ修業為致侯条此段上申候也

明治十一年十一月七日

開拓長官黒田清隆

太政大臣三条実美殿

〔公文録二三七七〕

四五

ピiボディ条約書

明治十一年十一月八日即チ一千八百七十八年十一月八日第一方

ハ亜米利加合衆国駐劉日本皇帝陛下ノ特命全権公使従四位吉田

清成日本帝国政府-一代日(以下日本政府或ハ第一方ト称ス〉第

二万ハ亜米利加合衆国イリノイ州チカゴ府住シシル、ホパアル

ト、ピ

Iボデ

l氏(以下第二方ト称ス〉ト結約スル条款左ノ如

シ

第一条

右第一方ハ此約定一一因テ右第二方ヲ一雇入レ同氏ハ此約書調印次第成

ル可グ速カニ日本東京-一向ケ出発シ開拓長官二一眉到届ヲ為シタル日

ヨリ二ヶ年間日本北海道札幌農学校数学弁一一土木教師トシテ長官ヨ

リ命セラレタル地方ニ到リ日本政府一一奉職ス可キヲ約ス

第二条

第二方ハ亜米利加合衆国イリノイ州チカゴ府ヨリ日本東京迄ノ旅費

井ニ旅中用意金トシテ合衆国金貨五百弗ヲ受グベシ

第三条

第二方ハ日本到着次第直チニ開拓長官へ到着届ヲ為シ雇期限中右長

官又ハ其代理者ノ命令ヲ遵奉シ同使ノ規則法令-二切違背ス可カラ

ズ

第四条

第二方ハ信実勉励其職務ヲ奉シ謹慎ナルベシ且ツ長官或ハ代理者ノ

許可ナグシテ其職務中欠席或ハ他行スベカラズ而シテ其全力ヲ日本

政府ニ尽シ直接間接ノ別ナク商業其他職外ノ事業-一関係ス可カラズ

又政府ノ為メニ諸品ヲ購求シ或ハ代金払渡等ノ為メニ其手数料ヲ受

P可カラズ

第五条

約定期限中給料トシテ毎月日本貿易銀弐百五拾円若シグハ開拓使ノ

都合ニ依リ同相場ノ日本紙幣ヲ同氏へ払フ可シ尤モ此給料ハ同氏若

不幸ニシテ死去シ或ハ放免又ハ約定満期ノ日ニ廃スルモノニシテ此

給料ハ奉職セシ毎月ノ末-一払フモノナリ即チ第一ノ渡方ハ上文-一載

スル所ノ如ク同氏日本到着届出後一ヶ月ニ於テスルモノトス

双方トモ不得止都合-一因リテ雇ヲ止メ又ハ免職セ

γトスルトキハ一一一

ヶ月前ノ報知一一テ廃約スルヲ得ベシ第一方ヨリ此約定ヲ廃スルトキ

ハ解約ノ日ヨリ向フ二ヶ月ニ相当スル給料ノミ第二方一一渡スベシ若

シ第二方ヨリ請求スルトキハ現一一奉職スル迄ノ給料ノミ相払ヒ直チ

-一廃約スベシ第

六条

約定期限中ハ日本政府ヨリ第二方へ家具ヲ備へサル適宜ノ家屋ヲ給

明治 11年

スベシ或ハ又右政府ノ都合-一依リ開拓使ノ例規一一拠リ宿料ヲ給スベ

シ

第七条

第二方職務上旅行ノ節ハ開拓使施行ノ例規一一照シ要用ノ旅費ヲ支給

スベシ

第八条

期限中第二方ニ於テ若γ病ヲ発ジ或ハ怪我ジ達二ヶ月間就業ジ能ワ

ザルカ或ハ(二ヶ月ニ及バザルモ〉期限中病気-一一催リ或ハ怪我シ夫

レカ為メハ医員二名公然長官ニ呈スル診断書-一依ルニ)残期限中奉

381

職シ能ワザルカ又ハ就業-一甚タ差支ユルニ於テハ開拓長官ハ直チニ

解約スルノ権アルベシ而シテ第二方ハ其残期限-一対シ此約束-一載セ

タル給料或ハ其他ノ利益ヲ得ル能ワザルモノトス尤日本政府ハ第二

方日本東京ヨリ亜米利加合衆国イリノヰ州チカゴ府迄上等旅用切手

及旅中用意金トシテ日本貿易銀百円

l或ハ開拓使ノ都合-一依リ問相

場ノ紙幣ヲ支給スベシ

第九条

第二方ハ此約定ヲ遵奉シ二ヶ年間満期迄日木政府一一奉職シ満期後三

ヶ月中三血米利加合衆国イリノヰ州チカゴ府迄帰航スルトキハ此際

-一限リ右政府ハ同府迄ノ上等ノ旅行切手ヲ支給スト難モ第二方ハ此

帰程旅費ヲ貨幣ニテ請求スルヲ得ズ

第十条

若シ第二方不行跡或ハ上文ニ載スル所ノ約定中ノ件ヲ犯シ或ハ怠廃

スルトキハ開拓長官ハ直チニ此約定ヲ廃止スベシ然ルトキハ此約定

上ノ給料及其他ノ便益ヲ第二方-一於テ請求スルノ権利ハ此時ニ於テ

廃棄スルモノトス

右約定ヲ証スル為メ木書二通-一記シ上文記載ノ年日各名ヲ手記

γ調印スルモノナリ

証人

浅田徳則

吉田清成

(UEH-gFBBE

。σ口一-出

ogユ句gro門山可

〔ピ

lボディ一一〕

382

四/、

ベンハローに砂糖大根分析依頼の件

農餐

勧業課[同一一四時間)

魯国種砂糖大根

七頼

独逸種

同

同

仏国白種同

同

右各種貴校ベンハロ

l氏ニ分析方ヲ托シ糖分ノ厚薄ト品位等ヲ試験

いたし度候間同氏へ可然御申聞分析済之上ハ可否詳細御申越相成度

比段及御依頼候也

十一年十一月十一日

〔農

O六回〕

三四七

演武場自鳴鐘及び獣医薬解剖書等購入の依頼

十一ノ五十号

東京書記官

札幌書記官

札幌農聾演武場備品自鳴鐙壱個弁-一獣医薬解剖書籍等米国より購求

致度就テハ教頭ホヰラル氏へ別紙之通産チニ米商へ宛注文書為差出

侯条物品調査代価六百円内外下ケ渡等之儀如例在米日本公使へ可然

御照会至急送付候様御取計有之度比段及御掛合候也

十一年十一月十一日

〔別紙一〕

百三拾六号

千八百七拾八年十月二十五日於日本札幌

在新克府大通五百五拾弐番

ホlワ

Iド扶時計及自鳴鐙社中

日本帝国政府ノ開拓伎ニ代リ余ハ札幌農学校ノ用-一供セン為天守用

自鳴鐘ヲ貴社ヨリ購求可致様余ハ此注文書ヲ製スベキ委任ト及ヒ依

頼ヲ受ケタリ但之ヲ現-一大約方六尺一一シテ高サ七尺ノ火楼ヲ有スル

処ノ許大造営家屋(演武堂〉ニ設置セントス尤其白鳴鐘ハコ一面ノ文

字板ト及ヒ打鳴器全備セル必ス良時計ノモノナルベキコト何トナレ

バ当府ノ時基-一之レヲ供スベケレバナリ且半鐘ハ当地ニ於テ購求可

致ナリ若シ我輩ノ要スル如キ自鳴鐘ヲジテ半鐘ト及ヒ火楼外四面ノ

コ一方ニ顕示ナス処ノ文字板ヲ具へ以テ現今火楼内ノ空所-一之ヲ設置

ナシ難キトキハ設置ノ為メユ些少ノ模様換ヲ天守楼-一一安スベキモノ

ヲ得且其所要場ノ図ト之ヲ設置シ且管理法ヲ詳細三万ス指揮室一回ヲ添

へ以テ御送付有之度候若シ今要スル様ナ時計ノ無キトキハ今存スル

鐘楼ニ格別ノ模様換ヒヲ為サマル物ヲ要ス

此注文書ハ華盛頓日本公使館ニアル公使吉田清成閣下ヲ経交付可致

侯故-一貴社ハ品物ヲ日本一一送付ナスコトノ指揮ヲ該館ヨリ受ケ且勘

定モ該館ヨリ支給可相成儀-一有之候荷作リハ粗々ノ取扱或ハ運搬中

湿気ヲ得ノレ

コトノ

鎮

札雪

Eキ学 e

校 1

品キ

議壁ウ 4同

々ヰ，，-厳

7婁

Z義ホ成ヰ下ラ度l 侯

敬具

〔別紙二〕

百三拾五号

千八百七拾八年十月二十四日於日本札幌

マサチユセツ州ボストン府華盛頓街二百八十三番一一テ

ヱウキルリヤムス、両君社中

札幌農学校ノ為メニ余ハ左ノ書籍ヲ貴社一一注文可致様委任ヲ受ケタ

日即チ第一ハ該肇獣医学教師及ヒ生徒ノ使用ニ供セ

γ為メ価格六拾

明治 11年

四弗ニ超ヘザル丈ケ普通獣医薬及ヒ現実ニ関スル参考ノ書籍トス第

ニハロヲス氏陳述農家獣医顧問ト題セル書拾六巻トス但シ通常定価

二十五朱減価ノ割ヲ以テ余ノ注文高即チ購求スベグ委任ヲ得タル額

ナル百弗トナルベキナリ

参考書籍ノ儀ハ「コ

lニル」大学校教師ロヲス氏ニ御間合有之度左

スレハ同氏ハ好テ旦巧-一我輩ノ需要ニ最モ適セル如キモノヲ撰抜致

シ呉侯ハ余ノ疑ヒヲ容レザル処ナリ此注文書ハ華盛頓ニアル日本公

使館ヲ経テ貴社へ交付シ且勘定モ該館ヨリ支出可相成侯敬具

札幌農襲教頭ウヰルリヤム、ホヰラl

383

〔農

O六六〕

四八

校園用器械等米国より購入の件

於札幌千八百七十八年十二月十四日呈

開拓大書記官調所広丈貴下

校園於テ左ノ農具及ピ器械等要用ニ付閣下ノ御許諾ヲ得米国ヨリ購

求仕度右ハ都テ校園定額金ノ内ヲ以テ仕払可致筈-一有之侯

弐拾弗

拾五弗

拾六弗

拾弗

九弗

拾弐弗

四弗

拾五弗

弐弗

弐百五拾弗

百拾弗

四弗弗

概算ノ

乾?薮了薮7価

主:大; j格

宇:鎌j鎌i

肥料叉

但d形

ノ柄

鉄羊?撃5小:鍬ミス螺う 5錐2部ム ムへ旋 ; 片ス 1 器 欽2 デ

ング

フホルク岨刷形

向上

各但種 γ

七十五務ノモノ

屠殺鋸

パ スツアケ ll ノミ

種了ン蒔 y グ

道fス兵ん大?天;秤よ

但V

五千務

但

γ歯

九ツノモノ

拾弐同弐

拾弐ーノ、ームノ、~ ノ、

十弐

384

六弗

五拾弗

七拾五弗

弐拾五弗

拾五弗

三拾八弗

拾弐一弗

百弗

七拾五弗

九拾弗

百弐拾弗

拾弐弗

弗拾五弗

弐拾弗

百弐拾六弗

拾弗概

算惣計価格 フ

一フン、

チアlド牛酪製造器

但

γ七

番形

拾弐

弐拾四

右之諸口問在桑港マ

Iキユス、

γl、ホ

Iレl商社ヨリ購求仕度該社ハ

ミチガン鋤髄恥第二

ギルピン二輸馬車

園

丁

使

用

馬

叉

ソブソイル鋤

但V鉱山

用ノモノ

是迄屡々開拓使ノ御注文ヲ受ケタル事ナレパ大平洋海岸於テ其最モ

ノ、フシ コ

テヒエンンリアルテツノレトツツスノレドプ馬?、玉=ス 2ハ萄 1 特2叉tロ黍 γ 種ZPl奈U~ ノ':

穀;玉ョ器 I 萄 I

黍ν

去，、穀:器ル

但

γ二

番形

バルドウ牛ンス、アメリケンJ

フホドルバタ

ア乾パ パパスメ草ツツツトリドテケケケムケノレツ フ

ン叉草: 草:草:刈 刈 ， 、 fレ

乾全;刈:庖.，. 1 草備「 世t丁Lラテ 大よゴ日3セ

て鎌?防}グ卜 《 ハシ

ノレ ヨ

ン

プロ

l、ポインツ

千弐百六拾弐弗

良商家ナルハ疑念無之儀-一御座候就テハ右注文可致特権ヲ余-一被賜

度左スレパ送品上ノ過誤モ自然少カルベグト被存侯依テハ桑港駐劉

〔ママ〕

柳谷領事方宛該注文品目録ヲ逓送シ余ガ注文書通リニ非ザルヨリハ

決シテ代価ヲ不払様依頼仕度定メテ貴使-一一於テモ其物品注文ノ節ハ

桑港領事館へ該目録御差送リ栢成侯儀ニ可有之左スレパ其物品ニ間

違ノ生スル儀ハ無之事ト奉存侠前陳ノ次第閣下-一一於テ御承諾相成候

得ハ何分ノ御下命被仰渡度候敬具

札幌農学校園監督ウヰリアム、ピl、ブルlグス

〔農

O五六円フルックス四一ーー一二)〕

四九

第一期末試験日程表提出の件

千八百七十八年十二月十七日於札幌

札幌農学校々長開拓大書記官調所広丈貴下

弐

謹テ弦ニ余ハ本年十二月廿五日迄学期間農校生徒半ヶ年試験順序ノ

告単ヲ御心得迄貴下-一塁スル栄ヲ有ス敬具

札幌農学教頭ウヰルリアム、ホヰラl

四

〔別紙乙

札幌農学校

千八百七十八年十二月廿五日、迄学期間即チ半ヶ年試験順序ノ告単

第三年生

測量術

天文学

果物耕種法

動物学

図学

明治 11年

天文学

測量術

武芸

本草学

農学

385

幾何学

十二月廿一日土曜日

午前入時三十分ヨリ十時三十分マテ

同午前十時三十分ヨリ午後零時三十分

マ-ア

十二月廿三日月曜日

午前八時三十分ヨリ十時三十分マテ

同午前十時三十分ヨリ午後零時三十分

マテ

同午後二時ヨリ四時マテ

十二月廿四日火曜日

午前八時三十分ヨリ十時三十分マテ

=日一午前十時三十分ヨリ午後零時三十分

マ-ア同午

後二時ヨリ三時マテ

第二年生

十二月廿一日土曜日

午前八時三十分ヨリ十時三十分マテ

同午前十時三十分ヨリ午後零時三十分

マテ

十二月廿三日月曜日

午前八時三十分ヨリ十時三十分マテ

教頭ホヰラl

同教師ブル

IFス

医師カッター

教頭ホヰラl

同同少尉加藤

教師ベンハ戸、i

同

ブル

lグス

教頭ホヰラ

l

化学

武芸

英語

農学

武芸

英語

生理学

化学

代数学

〔別紙二〕

=ロ一引前十時三十分ヨリ午後零時三十分

マ-ア

十二月廿四日火曜日

午前八時三十分ヨリ十時三十分マテ

同午前十時三十分ヨリ午後零時三十分

マ-ア

同午後三時ヨリ四時マテ

初年生

マ午十ァ前ー十月時廿

十日分土ヨ躍リ日午後零時

十分

十二月廿三日月曜日

午前八時三十分ヨリ十時三十分マテ

同午前十時三十分ヨリ午後零時三十分

マ-ア

同午後二時ヨリ三時マテ

十二月廿四日火曜日

午前十時三十分ヨリ午後零時三十分

マテ

教師ベンハロ

l

同

ブル

lクス

医師カッター

少尉加藤

医師カッター

教師ベンハロl

同

ブル

lグス

少尉加藤

教員市郷

教頭ウヰルリアム、ホヰラ

l

予習科

386

千八百七十八年十二月廿五日迄学期間即チ半ヶ年試験順序ノ告単

地理学

読書綴字

及ヒ習字

英語

和漢学

読書綴字

及ヒ習字

算術

和漢学

英語

二級生

十二月廿三日月曜日

午前八時三十分ヨリ九時三十分マテ

同午前九時三十分ヨリ十時三十分マテ

十二月廿四日火曜日

午前十時三十分ヨリ十一時三十分マ

一ア同午前十一時三十分ヨリ午後零時三十

/刀マ一ア

コ一級生

十一一月廿三日月曜日

午前八時三十分ヨリ九時三十分マテ

問

問

〔

マ

マ

〕

〔

マ

マ

〕

午前十時三十分ヨリ九時三十分マテ

十三月廿四日火曜日

午前十時三十分ヨリ十一時三十分マ

テ同午前十一時三十分ヨリ午後零時三十

分マテ

教員市郷

同

井)11

同

宮崎

同

長尾

同

井)IJ

同

市郷

同

長尾

同

宮崎

札幌農学校教頭ウイルリアム、ホヰラ

1

〔農

O六四〕

五O

米国より舎利別醸造用器械購入の件

於札幌千八百七十八年十二月十七日呈

開拓大書記官調所広丈貴下

甘茂ヲ以テ舎利別醸造ノ為メ校園於テ米国ヨリ一具ノ器械ヲ購求仕

リ度且ツ其節同所ヨリ早熟ノ「ア

γヘル甘烹」ノ種子二ブツシル

(四斗程-一当ル)ヲモ輸入仕リ度存シ侯尤モ該器械概算ノ価格ハ陳

述難仕候得共右器械及ピ種子共都合五百弗ヨリ逢カニ以下ニシテ購

求可相整儀ト信濃仕候閣下ノ御承諾ヲ得ルニ於一アハ右種子及ヒ器械

トモ購求方教頭ダブリュ、ヱス、クラ

l

p氏へ委托仕度都テ校園定額

金ヲ以テ仕払可仕筈一一侯条右購求ノ儀閣下一一於テ御承諾被下侯ハ、

該器械及ピ種子トモ五百弗以内ノ金員ニシテ教頭グラ

lF氏ノ奥書

ヲ付シ差出候節ハ仕払相成候様在華盛頓府貴国公使へ其旨御通達希

度比段書面ヲ以テ閣下ノ御認諾ヲ奉仰侯拝具

札幌農学校園監督ウヰリアム、ピl、ブルlクス

〔農

O五六(ブルックス四一

l四)〕

五

クリスマスを祝し麦酒贈進の件

弐百弐号

千八百七十八年十二月二十四日於札幌

各通

親しきウイルリアム、ホイlレル

貴下

親しきデ、ピ、ベンハルロ

l

貴下及ヒ令閤-一救世主誕辰ノ爽快ヲ祝シ物産局ノ微意ト共-一麦酒壱

樽令閏へ贈進いたし候条御領収有之度候不宣

佐藤秀顕

〔道

O二四五四〕

三五二

校園用農具等購入に付回答

吉九十一号

明治 11年

千八百七十八年十二月廿五日

農学校園監督ウヰリアム、ピ

l、ブル

lグス貴下

農学校図用農具及舎利別醸造用器械等米国ヨリ購求ノ儀-一付本月十

四日及ヒ十七日附ヲ以テ御申出ノ趣承諾致候条此段及廻答侯也

農学校々巨大開拓大書記官調所広丈

〔道

O二四五四〕

三五三

兵学科目制定の儀伺

長官向刷(黒田)

387

書記官⑪(金井〉⑪(鈴木〉

⑪(調所)農聾⑪(加藤)⑪〔下山〉⑪(森U

公文課

本校武芸科目別紙之通相定歩兵部生兵ヨリ大隊運動井-一野室造法一一

至ル迄演習致追而大砲使用モ兼教授致可然哉此段相伺候也

〔別紙〕

生兵学

小隊学

中隊学

生兵撤兵

小隊撤兵

大隊運動

射的 明

治十一年十二月

自十一年十二月

白五月上旬

自五月中旬

自六月中旬

白七月中旬

自八月上旬

迫力日

臨時築披造法大略

射的学大略

歩兵編制法

行軍哨兵及宿営法

至十二年四月下旬

至同

中旬

至六月中旬

至七月上旬

至八月上旬

至九月

以上或ハ之レヲ室内ニ講シ或ハ之レヲ実地-一施行ス

〔道

O二四一一〕

388

三五四

第T第T第T第T第T第T第T第T第T第T第T第T第T第T

拾

〔注二

明治一一年英籍目録

英

書

壱

号一ウエlラント氏

弐

号一ウエ

1ラシト氏

号一ダナ氏

「十五年一部ヲ加へ」

四

号一ピンノック氏

五

号↑ドラツベル氏

号一ウヱルス氏

ム

ノ、七

号一グlドリッチ氏

入

号一キゾ

1氏

「十=すカツタ焼ク」

九

号

拾

号一グlドリッチ氏

拾

号一グlドリッチ氏

拾

号

マークハム氏

拾

号一ガノ

I氏

目

録経{鷹地仏窮窮万開ロヤル中字書同

羅希

E鼠

窮英

四

「十三年一月米国ヨリノ書加十」

号一即ヱツケンボス

大

合

衆

国

史

問

済身質国理理国化J馬

国国国理

部

書一部一冊一十

学問

一冊一十九

書同

一冊一六

史同

一冊一八

書同

一冊一十七

書一部一冊一五十

史同

一冊一十九

史同

一冊一十七

一冊一十五

史同

一冊一廿三部

史同

出

入

間

豊田同

一冊一十六

数

第T第T第T第第T第十第十第T第T第T第T第↑第↑第T第T第T

拾拾拾拾捻廿廿廿廿廿廿廿廿廿

五

号一ライヱル氏

ムノ、

号

コlレンソ

七

号一チャンブル氏

/i、

号

フアオンス氏

「十ベ

γ焼ク」

九

ヘボン氏

号

「五ベ

y焼グ」

廿

号一ウヱ

Iランド氏

号

ロブシチヤルド

第五号外事-一テ焼グ第四巻一冊在英

号

ヱプストル

号一「スマアト氏

四

号一グ

lドリッチ氏

地点数化倭英小辞豊田向

f宿英

華質鼠企主d与

う~必主d与

づ一身~

ナ辞

五

ヘルキンス氏

壱フJレグ

月

焼ク十七

主 書幾合月何

及衆ヒ

三国角術史同同

号

ム

ノ、

号一クlドリッチ氏

七

号一タビlス氏

号一ダナ民

入九

号一ウヱブストル氏

拾

号一チャンブル氏

大ホ

レ

英数績

山

学

手

簿

同

A三'-づ一

小カヲ

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百百五五拾拾九八号号

395

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二

百

六

拾

号

ハミルトン氏

ハ

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[加筆〕

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英

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英

国

学

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同

海

軍

手

簿

同

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那波烈翁一代記同

詩グIベルズウイ同

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ソサイテl

|

英国龍動繁昌記官一

〉、〉、〉、〉、〉、

理

学

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サクスピヱル

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同

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第二百六拾九号

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二

百

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第二百七拾一号一ト氏

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一

第二百七拾二号一マス。フラット氏

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一

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一

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万

国

T

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l

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一

第二百七拾六号一バルン氏

-キl

一

第二百七拾七号一キング

-Tl

第二百六拾七号

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二百七拾八号

シセロ氏

シセロ氏

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米国中部紀行同

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法

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ル

氏

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辞

書

同

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法

律

辞

書

同

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冊

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海

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辞

書

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冊冊冊

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冊

書同

冊

書同五冊一四

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ー氏 ボス

396

印刷二百八拾四号

餅二百八拾五号

ハスコル氏

知二百八拾六号一

知二百八拾七号一サア

1セ

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ヘホン氏

「九プル焼p」

第T第T第T第T

百百百百九占入入拾 ノu

拾 拾ー拾九八号号号号

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l ヨンアケツ l セノレトニン

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第T第T

百 百九 九拾 拾

号 号

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氏

ロング氏

文

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第二リ

1ドル

第三リlドル

英

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ごと震仰と板

英と英辞と和十と辞書と書同と同

第一リ

lドル同

第二リ

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文

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書

同

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理

沿

地

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同

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同

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信同

一冊一七十五

一冊一百九

一冊一十一一一

ーと一冊ミ冊

ノ、

一冊一九

一冊一七

典同

一冊一廿九

一冊一八十六

一冊一廿六

書同

一冊一三

図同

冊

第T第T

百 百九九拾拾五四号号

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氏

ヱルド

第二百九拾六号一シヨンソ

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第二百九拾七号一タヒ

lス氏

第二百九拾入号一チャンプル氏

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一

第二百九拾九号一

十h第第T第T第T第T第T第

百百百百百百

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氏

百

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号

シャコップ氏

号

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へγドルソン氏

ロヒンソン氏

ロヒンソン氏

ロヒンソン氏

「九部ヲ加へ」

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T

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号

一

氏

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一

第

三

百

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一

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1ス

一「四部ヲ加へ」

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一

第三百一拾号一ダピ

1ス

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英

国

〔加筆〕

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地

測

量

書

同

近天球地球教導書同

スベ

童学教導室田同

綴字井地名集同

三

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〔加筆〕

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学

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l同

幾

何

幾何学書キ

l同

地算算

術

書

キ

l同

幾

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理術何

図同

冊

図同

冊

書同

冊冊

史同

一冊冊

一冊一廿六

一冊冊

書同

一冊一四

一冊一廿入

一冊一七

書同

一冊一品川三

一冊一十一一一

書同

冊 冊

廿二九

書同

一冊

学同

冊

第T第T

百百拾 拾

号号

タム

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氏

明治 11年

第T第T第

百百百

廿廿廿八七六

号 号 号

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γ氏

コツトラlル

マカタム

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書

同

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解

算地高

等算

地

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書

同

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幾術図律

冊一冊」

法と書同と同

ーと一

冊と冊

五

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一冊一十

書同

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何向

一冊一廿六

室田同

冊

解同

一冊

典同

冊冊

法同

冊

薬剤学及実用書同二冊

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ヲフ、マ

lレl

同

ジ鉄

及

鋼

鉄

書

同

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道

路

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寸ー

道

397

第三百廿九号一ベ

lトルソン氏

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A、日

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コルトン

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国

冊冊

本同

冊

築同

冊

図同

冊 l冊

室岡同

図同

冊

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第↑第T第

百 百百

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氏

ハグスレ

l氏

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第T第↑

百百

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第三百三拾八号一ベル戸

Iス氏

鮒三百三拾九号一柴田

第T第T第T第T第T第T第T第

百 百 百 百 百 百 百 百四 四 四 四 四 四 四 m

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世紀及人民年月間

記フリエアントイ

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冊冊冊冊冊冊

体同

冊

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一

第三百拾七号一ロヒンソ

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一

第三百拾入号一ロヒ

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』

一

第三百二拾号一フヲlレル氏

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一

第三百廿一号一パ

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一

第三百サ二号一ハルリストル氏

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一

第三百廿三号一エトキン民

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一

第三百廿四号

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冊

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冊

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一冊

一巻

398

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第三百四拾九号一デンプセ

I

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一

第三百五拾一号一アベル氏

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第三百五拾二号一ヰントン

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一

第三百五拾三号一アlモlル

品

Ta

一

第三百五拾四号一ベ

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一

第三百五拾五号一同

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一

第三百五拾六号一トムリンサン

品

ya

一

第三百五拾七号一バルゴエン

品IE

一

第三百五拾入号一ブランド

一ミレヂウ

第三百五拾九号一ヰ

Iルス板

品TE

一〉、〉、〉、〉、

第三百六拾号一ヒウス

品

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一

第三百六拾一号一パルネル

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l

一

第三百六拾二号一へ

lザル

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第三百六拾四号一ベ

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第三百六拾六号

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第三百六拾七号

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機

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書

汽車機械書井図

汽器

械

書

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機

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及

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一巻

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一巻

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一巻

法

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一巻

明治 11年

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法

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木

匠

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ッ

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辞

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百百九九拾拾八七号号

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第T第

百九拾九号

同

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械

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機

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学

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399

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詳

掘磁器械室盲井図全

無

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一巻

第T第T四四

百百

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第T第T第T第T四四四四

百百 百百

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第T第T第T第T第T第四四四四四四

百百百百百百

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号号号号号号

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四十

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十九

書

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書

九

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史

十九

書

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百百百百百百

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『十四年十四部ヲ加へ」

第T第T第T第T四四四四

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第T第T第T第T第T第↑『第T第t第四四、四四四四四四四

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辞

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算

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弁

積

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用用

算ケ

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第T第T第T第T第T第T第T第十第T第四四四四四四四四四四百百百百百百百 百百百五五五五五五五五五デ拾 拾 拾 拾 拾 拾 拾 拾 拾..LL九八七六五四三二一信号号号号号号号号号号

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イピルトチト lfレツン エノレスキ ルトン ン

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固と洋

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固と環航海と啓

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畜化本農フィジカル地理

文汽

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第T第T第T四四 四

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拾 拾っ-一 .0日

号号号

ナライノレ ト

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明治 11年

「十三年一月米国ヨリ書ヲ加へ

第四百六拾三号一げ汚ンド及

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一

第四百六拾四号一ヶ。フロン

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第四百六拾五号一ベルセ

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一

第四百六拾六号一ギゾー

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一

第四百六拾七号一ルスト

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品71

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第四百六拾八号一ブライトレ

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一

第四百六拾九号一パツテント

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一

第四百七拾号一リピシコツト

印刷四百七拾一号一アヰ

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一

第四百七拾二号一ボフマン・

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一

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第T第T第T第T第四四四四四百 百 百 百 百七七七七七拾拾拾拾拾八 七 六 五 回号 号 号 号 号

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l ノミッ トリ ル ヘ ー Iツスノレプミン

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書

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金文

国

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八

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辞

書全一一一

属

学

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b 戦μ ダ

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及

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積

家

積積

家

辞

書

銀

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製

書

製

書

金

属

手

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物

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十五

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」

四

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一

第四百八拾号一一同

第四百八拾一号一一ギルモア

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一一

第四百八拾二号一ウl一フル

餅四百八拾三芳一ス牛lト

第T第T第T第 第T第四四四四四四百百百百百百人八八八八八拾拾拾拾拾拾九八七六五四号号号号号号

スダムホマボケツ l ツクツレソ /V グラグン I 版 レス

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第T第↑第T第T第T第T第四四四四四四四百百百百百百百九 九 九 九 九 九 4・拾 拾 拾 拾 拾 拾 /C

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建

築

英

人

家

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土

木

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ル

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匠金

銀

通

山

書

灰

類

分

析

特

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操

書

微

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法

法

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工

法

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物

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402

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一

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一

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一

第五百拾四号一ガラネル

第五百拾五号一

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学

用

書

化定

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定

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経

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化

学

用

物

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学

化

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分

析

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化

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テマジ森イホシドl トヨ有ルツユブF ウンネL ピ ピ フソノレ ンンコニソ

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〔各書籍部数の変更は採録していない。各書籍番号の右肩に付したよT印は、北海道大学附

属図書館北方資料室に、-印は、室関工業大学的属図書館に現存していることを示す。〕

〔注一〕

〔注二〕

〔注一一一〕

〔注四〕

〔注五〕

〔注六〕

〔注七〕

〔注八〕

目録中朱書は「

」により示した。

「第三百拾三号」と「第三百拾四号」との聞の欄

外に「合併スベシ」と記載あり。

記載なし。

欄外に「一五三トナス」と記載あり。

記載なし。

九八六号は欠番。

欄外に「十四年米国ヨリ来ル」と記載あり。

欄外に「十四年東京ニテ買」と記載あり。

〔農

O六九〕