HP Remote Graphics ソフトウェアライセンスガイド...はじめに 4 第 1 章...

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はじめに 1 HP Remote Graphics ソフトウェアライセンスガイド HP 部品番号: 519542-002 2 : 2009 2

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はじめに 1

HP Remote Graphics ソフトウェアライセンスガイド

HP 部品番号: 519542-002 第 2 版: 2009 年 2 月

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はじめに 2

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HP 部品番号 519542-002 第 2 版: 2009 年 2 月

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目次 第 1 章 はじめに ................................................................................................... 4

1-1 RGS ライセンス契約の概要 .......................................................................................................... 4 1-2 本書の内容 ................................................................................................................................ 6 1-3 RGS 製品 .................................................................................................................................. 7

1-3-1 リリースバージョン番号 ................................................................................................................................. 7 1-3-2 リリースバージョンデート ............................................................................................................................... 8 1-3-3 RGS ライセンス方針 .................................................................................................................................... 8

1-4 RGS Software Assurance 製品 ..................................................................................................... 9 1-5 RGS および Software Assurance 製品のまとめ ............................................................................ 10 1-6 お問い合わせとサポート ............................................................................................................. 10

第 2 章 HP RGS 評価版とライセンスキーの ダウンロード ........................................... 11

第 3 章 RGS 製品とライセンスキーの取得 ............................................................... 12 3-1 RGS 製品の配布形態 ................................................................................................................ 13 3-2 RGS ノードロックライセンスキーの取得 ......................................................................................... 13 3-3 RGS フローティングライセンスキーの取得 ..................................................................................... 15

第 4 章 FLEXnet ライセンスサーバーのインストールと構成 .......................................... 16 4-1 ライセンスサーバーをインストールする前に ................................................................................... 16 4-2 Windows ライセンスサーバーのインストール ................................................................................ 17 4-3 ライセンスサーバーの構成 .......................................................................................................... 18

第 5 章 Windows および Linux の RGS ライセンスのアクセス ..................................... 19 5-1 ノードロックライセンスキーファイルのインストールとアクセス ............................................................. 19

5-1-1 ノードロックライセンスキーファイルの保存 ...................................................................................................... 19 5-1-2 Windows RGS Sender をノードロックライセンスキーファイルにアクセスするように構成する ................................... 19 5-1-3 Linux RGS Sender をノードロックライセンスキーファイルにアクセスするように構成する ......................................... 21

5-2 RGS フローティングライセンスへのアクセス ................................................................................... 22 5-2-1 Windows RGS Sender をフローティングライセンスにアクセスするように構成する .................................................... 22 5-2-2 Linux RGS Sender をフローティングライセンスにアクセスするように構成する ...................................................... 24

5-3 評価版ライセンスキーのインストール ............................................................................................ 24

第 6 章 RGS Software Assurance ライセンスキーの 取得とインストール ...................... 25 6-1 ノードロックライセンス版 HP RGS Desktop 製品の Software Assurance のライセンスキーの取得 ........ 26 6-2 フローティングライセンス版 RGS 製品の Software Assurance のライセンスキーの取得 ...................... 27 6-3 Software Assurance ライセンスキーファイルのインストール ............................................................. 27

付録 A: ライセンスキー情報 ..................................................................................... 29 A-1 RGS バージョンデートの参照 ...................................................................................................... 29

表一覧 表 1-1 購入可能な RGS 製品と Software Assurance 製品 ............................................................................ 10

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第 1 章 はじめに 本書では、HP Remote Graphics ソフトウェア (RGS) のライセンス契約について説明します。RGS ライセンス契約は、2009 年 2 月の RGS 5.2.0 リリースより実施され、RGS Sender のみに適用されます。RGS Receiver は、無償でダウンロードでき、多種多様なコンピューターでインストールし、ご利用いただけます。

したがって、RGS ライセンス契約に関する記述はすべて、RGS Sender のみを対象としています。

注記: RGS の詳細については、Web サイト http://www.hp.com/support/rgs_manuals に掲載されている最新の『HP Remote Graphics ソフトウェアユーザーガイド』をご覧ください。このウェブサイトでは、本書の最新版を入手できる場合があります。

1-1 RGS ライセンス契約の概要 RGS Sender のライセンス契約は、RGS をご購入後に HP より取得するライセンスキーに基づいて行います。ライセンスキーを受け取ったら、ファイル (ライセンスキーファイル) に保存してください。ライセンスキーファイルは、RGS 接続が確立されるたびにチェックされます。したがって、図 1-1 の時系列図に示すように、RGS Sender のダウンロード、インストール、実行はライセンスキーファイルなしで行えます。

有効なライセンスが見つからない場合でも、ローカルのコンピューターからリモートコンピューターのデスクトップ

を表示して対話できますが、表示ウィンドウに、図 1-1 にその一部を示すダイアログボックスが表示されます。

図 1-1 RGS のダウンロード、インストール、ライセンス契約の時系列図

RGS のダウンロードまたは CD からのインストール

RGS は、ライセンスキーファイルなし

で、http://www.hp.com/ からダウ

ンロードまたは RGS CD から

インストールできます。

RGS Sender と Receiver は、ライ

センスキーファイルなしでインス

トールできますが、Sender のイン

ストール時に、ライセンスキーファイ

ルの保存場所の入力を求めるプロ

ンプトが表示されます。

RGS のインストール

RGS Sender サービスの実行

Sender のデフォルトのインス

トールでは、ブート時に

Sender が動作を開始する

際、ライセンスキーファイルは

要求されません。

このダイアログボックス

は、ライセンスキーファ

イルの紛失時または無

効時に表示されます。

RGS 接続 RGS 接続 時間

RGS 接続の中断

RGS 接続の確立

ライセンスキーファイルは、RGS 接続の確立時に毎回チェックされます (矢印参照)。ラ

イセンスキーファイルが有効であれば、RGS は正常に動作します。ライセンスキーファ

イルの紛失時または無効時にも、リモートデスクトップの表示や対話は行えますが、上

図のダイアログボックス (一部) が表示されます。

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RGS Sender は、次の 3 種類のライセンスをサポートしています。

1. ノードロックライセンス - ノードロックライセンスの場合、RGS 接続は、ホスト ID [MAC (Media Access Control: 媒体アクセス制御) アドレス] がライセンスキーファイルに記載されているコンピューターのみで許可されます。ライセンスキーファイルは、各 RGS Sender が搭載されているコンピューターに保存されます。

2. フローティングライセンス - フローティングライセンスの場合、共用の RGS ライセンスのプールを購入します。これらのライセンスは、RGS Receiver が RGS Sender への接続を試みると、動的に先着順で割り当てられます。これをライセンス用語を使って表現すると、接続の確立時に、フローティングライセンスは RGS Sender にチェックアウトされ、接続が終了するとチェックインされます。複数の RGS Receiver が単一の RGS Sender に接続している場合 (たとえば、共同作業セッションの実行時) は、RGS Sender に消費されるライセンスは、最初の RGS 接続の確立時にチェックアウトされるライセンス 1 つだけです。

フローティングライセンスを使用することで企業は、購入したライセンスの数は 75 であっても、75 の RGS Sender 接続セッションが同時に試行されない限り、おそらく数百名のユーザーコミュニティをサポートできます。すでに述べたように、単一の RGS Sender 接続セッションに複数の Receiver 接続が含まれる場合があります。したがって、ライセンス契約されるのは、各 RGS Sender に接続される RGS Receiver の数に関係なく、同時に確立できる RGS Sender 接続の数です。

フローティングライセンスでは、ライセンスサーバーが必要となります。ライセンスサーバーは、RGS Sender が搭載されているコンピューターの 1 つまたは別途用意したコンピューターにインストールできます。RGS 製品には、FLEXnet ライセンスサーバーをインストールする Setup.exe ファイルが含まれています。インストールの詳細については、第 4 章、「FLEXnet ライセンスサーバーのインストールと構成」を参照してください。

3. 評価版ライセンス - HP Remote Graphics ソフトウェア評価版 (以下、「評価版」) では、60 日間の評価版ライセンスが提供されます。評価版のライセンスキーファイルは、RGS Sender が搭載されているコンピューターに保存されます。

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1-2 本書の内容 図 1-2 は、RGS のインストールとライセンス契約の推奨手順を示しています。緑色で表示された手順は、本書に記載されています。この手順の順序は変更できることに留意してください。たとえば、次に示すように、ライセ

ンスのインストールと RGS のインストールの順序は逆にできます。

図 1-2 RGS のインストールおよびライセンス契約の手順 (オプションの RGS Software Assurance 製品を含む)

『HP Remote Graphics ソフトウェアユーザーガイド』は、RGS に同梱されており、Web サイト http://www.hp.com/support/rgs_manuals でも入手できます。Web 版のユーザーガイドの方が RGS に同梱されているものよりも最新版である場合があります。

これらの 2 組の手順の順番は入れ替えられます。たとえば、最

初に RGS をインストールし、その動作を検証してから (ただし、図 1-1 に示したポップアップダイアログボックスが表示されます)、ライセンスサーバー (必要に応じて) とライセンスキーをインストールできます。一度ライセンスキー

をインストールすれば、以後は

ポップアップダイアログが表示さ

れることはありません。

この順序の利点は、RGS インストール時に、要求されたライセン

ス情報を知り、入力できることで

す。

RGS Software Assurance 製品については、セクション 1-4「RGSSoftware Assurance」に記載しています。

RGS (およびオプションで、RGS Software Assurance) を

注文する

RGS および RGS ライセンスキーを取得する

フローティングライセンスを使用す

る場合は、FLEXnet ライセンス サーバーをインストールし、

構成する

RGS ライセンスキーを インストールする

RGS を インストールする

RGS の動作を検証する

Software Assurance のライセンスキーを取得し、インストールする

RGS の動作を検証する

この手順は、HP RGS 評価版 (第2 章) および RGS 製品 (第 3章) の両方で必要となります。

この手順は、フローティングライセ

ンスを使用し 、 まだ FLEXnetlicense ライセンスサーバーのセットアップを行っていない場合

のみに必要となります。

RGS のインストールについては、『HP RemoteGraphics ソフトウェアユーザーガイド』に記載しています。

『HP Remote Graphics ソフトウェアユーザーガイド』を参照してください。

これらの手順は、オプションの RGSSoftware Assurance 製品を購入された場合に適用されます。

『HP Remote Graphics ソフトウェアユーザーガイド』を参照してください。

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1-3 RGS 製品 RGS 5.2.0 では、HP は次の 4 つの RGS 製品の提供を開始しました。

1. HP RGS Desktop - HP Personal Workstation および HP Mobile Workstation でサポートされ、次の 2 つのバージョンがあります。

• ノードロックライセンス版 HP RGS Desktop

• フローティングライセンス版 HP RGS Desktop

2. HP RGS Blade Workstation - HP ProLiant xw シリーズブレードワークステーションでサポートされ、フローティングライセンスのみに対応しています。

3. HP RGS Blade PC - HP Blade PC でサポートされ、フローティングライセンスのみに対応しています。

4. HP RGS VDI - VMWare を搭載した VMWare 認定プラットフォームでサポートされ、フローティングライセンスのみに対応しています。

また HP は、HP RGS 評価版も提供しています。評価版では、RGS を RGS Sender がサポートする任意のプラットフォームにインストールして 60 日間無償で試用できます。評価版のダウンロードに関する情報については、第 2 章「HP RGS 評価版とライセンスキーのダウンロード」を参照してください。

RGS 製品の詳細については、Web サイト http://www.hp.com/go/rgs に掲載されている『HP RGS Datasheet』および『HP RGS QuickSpecs』をご覧ください。RGS 製品にはすべて、同じ RGS Sender と Receiver が含まれています。 RGS Receiver にはライセンスはなく、多種多様なコンピューターにインストール可能です。

重要: 60 日間の HP RGS 評価版を除外すれば、RGS 製品は、インストール、ライセンス契約後に使用期限が切れることはありません。

RGS 製品は、次に記載するリリースバージョン番号、リリースバージョンデートで識別できます。

1-3-1 リリースバージョン番号 リリースバージョン番号 (以下、「バージョン番号」) は、図 1.3 に示す 3 つの番号で構成されています。

図 1-3 RGS で使用されているバージョン番号

注記: 各 RGS パッチリリース (およびマイナーおよびメジャーリリース) は、変更されたコンポーネントの有無に関わらず、RGS 製品全体の完全なリリースです。たとえば、パッチリリースが RGS Sender のセキュリティ上の修正を提供するために作成された場合、そのパッチリリースには RGS 製品全体 (RGS Sender と Receiver を含む) が含まれています。

パッチリリースは、セキュリティ上の問題や機能上の重要な不備があった場合の

み作成されます。パッチリリースは、この番号がゼロ以外であることにより表されま

す。したがって、バージョン番号が RGS 5.2.1 であればパッチリリースであり、RGS 5.2.0 であればパッチリリースではありません。

マイナーリリースは、RGS の新しい特徴や機能が導入された場合に発生します。また、マイナーリリースには、以前のパッチリリースに対する変更をまとめた累積

的なパッケージ (ロールアップ) も含まれます。RGS 5.2.0 は、マイナーリリースです。

メジャーバージョン番号が変更されるリリースは、重要な新機能が導入された場合

に発生します。その結果、旧メジャーリリースとの相互運用性が保証されなくなるこ

とがあります。たとえば、RGS Sender バージョン 5.1.5 と RGS Receiver バージョン 4.2.0 との相互運用性は保証されません。

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1-3-2 リリースバージョンデート バージョン番号に加えて、RGS の各リリースには、RGS ライセンスで使用するリリースバージョンデート (以下、「バージョンデート」) が付与されています。たとえば、RGS 5.2.0 のバージョンデートは 2008 年 11 月 15 日であり、2008.1115 (YYYY.MMDD) 形式で表示されています。

ユーザーは通常、RGS 製品のバージョンデートを参照する必要はありませんが、RGS ライセンスは通常、RGS バージョンデートにアクセスする必要があります。ただし、ライセンス上の問題が発生した場合のトラブルシュー

ティングに備えて、RGS は、ユーザーが RGS 製品のバージョンデートを参照できる機能を備えています。詳細については、付録 A「ライセンスキー情報」をご覧ください。

注記: バージョンデートは、RGS のビルドデートと混同しないようにしてください。ビルドデートは、システムトレイ (図 1-4 参照) の RGS Sender メニューから [About (バージョン情報)] を選択することにより参照できます。ビルドデートは、RGS ライセンスにより使用されません。

図 1-4 RGS Sender の「About (バージョン情報)」によるビルドデートの表示

1-3-3 RGS ライセンス方針 RGS バージョンデートは、ライセンスキーファイルに組み込まれている 1 つまたは複数の日付と合わせて、次に示す RGS ライセンス方針を実施するために使用されます。

1. メジャーリリースまたはマイナーリリースを購入すると、関連するパッチリリースを無償でダウンロード、インストール、使用する権利が付与されます。たとえば、RGS 5.2.0 を購入し、HP が RGS 5.2.1 パッチをリリースした場合は、RGS 5.2.1 パッチを無償で利用できます。

2. 新規のメジャーリリースまたはマイナーリリースは購入する必要があります。たとえば、RGS 5.2.0 を使用中に HP が RGS 5.3.0 マイナーリリースを出した場合、RGS 5.3.0 を入手するにはこれを購入する必要があります (ただし、HP RGS Software Assurance を購入されている場合を除きます。詳細については、セクション 1-4「RGS Software Assurance 製品」を参照してください)。同様に、RGS 5.2.0 を使用中に HP が RGS 6.0 メジャーリリースを出した場合も、RGS 6.0 の購入が必要となります (これについても、RGS Software Assurance を購入されている場合は除きます)。

RGS パッチがリリースされた場合、RGS バージョンデートは変更されません。これに対して、メジャーリリースまたはマイナーリリースの場合は、バージョンデートが変更されます。図 1-5 は、RGS バージョンデートがパッチリリースにおいて変更されず、メジャー・マイナーリリースでは変更されるしくみを示した時系列図の例です。

図 1-5 RGS バージョン番号とバージョンデートの例

リリースタイプ:

マイナーリリース:

パッチリリース:

マイナー リリース

パッチ リリース

パッチ リリース

マイナー リリース

メジャー リリース

マイナーリリースまたはメジャーリリースの購入後に

パッチリリースを適用しても、バージョンデートは変

わりません。 マイナーリリースまたはメジャーリ

リースにアップグレードすると

バージョンデートは変わります。

時間

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1-4 RGS Software Assurance 製品 将来の RGS メジャーリリースおよびマイナーリリースを確実にアップグレードできるよう、HP は、各 RGS 製品 (HR RGS 評価版を除く) に対して次のような 1 Year および 3 Year RGS Software Assurance 製品を提供しています。

• 1 Year RGS Software Assurance - この製品により、新しい RGS メジャーおよびマイナーリリースにアップグレードする 1 年間の権利が付与されます。

• 3 Year RGS Software Assurance - この製品により、新しい RGS メジャーおよびマイナーリリースにアップグレードする 3 年間の権利が付与されます。

注記: 1 Year/3 Year Software Assurance 製品は、契約期間が終了すると失効します。たとえば、1 Year RGS Software Assurance の場合、契約期間中は新しいメジャーおよびマイナー RGS リリースに無償でアップグレードできますが、1 年の期間を過ぎると (Software Assurance 製品が更新されなければ)、新規メジャーおよびマイナーリリースを自由にアップグレードできなくなります。ただし、最後にインストールした RGS リリースと同じメジャー番号およびマイナー番号をもつ新規パッチリリースへのアップグレードは引き続き行えます。また、その時

点でインストールされている RGS 製品は、引き続き無期限でご利用いただけます。 最新の特徴や機能を備えた RGS を確実に入手するために、HP は RGS 製品のご購入時に 2 つの RGS Software Assurance 製品 (1 Year または 3 Year) のいずれかを購入されることをお勧めします。

RGS Software Assurance は、次のいずれかの日から 120 日以内に購入する必要があります。

• RGS 製品の最初の購入日

• 現在の Software Assurance 製品のライセンスの失効日

重要: 120 日の購入要件が満たされていない場合、購入された RGS Software Assurance 製品は使用できず、Software Assurance ライセンスキーの取得やインストールもできません。同様に、新規の RGS メジャーおよびマイナーリリースは実行できず、したがってインストールもできません。

購入された RGS Software Assurance について、120 日の購入要件が満たされていることを確信できない場合は、第 6 章「RGS Software Assurance ライセンスキーの取得とインストール」を参照してください。第 6 章では解決できない質問をお持ちの場合は、セクション 1-6「お問い合わせとサポート」に記載されている HP リージョナルライセンスセンターにご連絡ください。

購入された RGS Software Assurance 製品が 120 日の要件を満たしていない場合は、ご購入から 14 日以内に製品を返品し、払い戻しをご請求ください。

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1-5 RGS および Software Assurance 製品のまとめ 表 1-1 は、RGS 製品、サポートされているプラットフォーム、ライセンスの種類、各 RGS 製品について購入可能な個別の製品についてまとめたものです。たとえば、HP RGS Desktop 製品は、1 つはノードロックライセンス版として、もう 1 つはフローティングライセンス版として 2 種類提供されています。これらの製品のそれぞれについて、関連する 1 Year または 3 Year Software Assurance 製品を購入できます。チェックが付けられた各製品には、製品を有効化するために HP から取得する必要のある一意のライセンスキーが関連付けられています。

表 1-1 購入可能な RGS 製品と Software Assurance 製品

RGS 製品名 プラットフォーム ライセンスの 種類

RGS 製品

(Software Assurance なし)

1 Year RGS Software Assurance

3 Year RGS Software Assurance

HP RGS Desktop • HP Personal Workstation

• HP Mobile Workstation

ノードロック ✔ ✔ ✔

フローティング ✔ ✔ ✔

HP RGS Blade Workstation

• HP ProLiant xw460c Blade Workstation

• HP ProLiant xw2x220c Blade Workstation

フローティング ✔ ✔ ✔

HP RGS Blade PC • bc2000 BladePC

• bc2500 BladePC

フローティング ✔ ✔ ✔

HP RGS VDI VMWare を搭載している任意の VMWare 認定プラットフォーム

フローティング ✔ ✔ ✔

1-6 お問い合わせとサポート RGS または Software Assurance のライセンス取得についてのご質問またはサポートについてのお問い合わせは、以下に記載されている適切な HP リージョナルライセンスセンターにご連絡ください。

HP リージョナルライセンスセンター http://licensing.hp.com

アメリカ諸国

電話: +1 (800) 538-1733 ファックス: +1 (800) 541-2633 E メール: [email protected] 営業時間: 月曜日~金曜日 6:00am-4:30pm 太平洋標準時

ヨーロッパ、中東、およびアフリカ

電話: +353 (0)91 75 40 06 (アイルランド) ファックス: +353 (0)91 70 10 02 (アイルランド) E メール: [email protected] 営業時間: 月曜日~金曜日 8:30am-5:30pm グリニッジ標準時

アジアパシフィック諸国、日本

電話: +81.426.48.9312 (日本) または 0120.42.1231 ファックス: +81.426.48.6279 (日本) または 0120.52.1231 または +800.2052.1231 フリーダイアル

(アジアパシフィック諸国。ただし、以下の国を除く: インド、インドネシア、ベトナム、日本)

E メール: [email protected] 営業時間: 月曜日~金曜日 9:00am-5:30pm グリニッジ標準時+9時間

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はじめに 11

第 2 章 HP RGS 評価版とライセンスキーの ダウンロード

本章では、60 日間の HP RGS 評価版とそのライセンスキーのダウンロード方法について説明します。評価版の RGS Sender は、表 1-1 に記載されているどのプラットフォームでも実行できます。評価版の RGS Sender とそのライセンスキーをダウンロードするには、次の操作を実行します。

1. RGS ホームページ http://www.hp.com/go/rgs にアクセスし、[HP RGS Trial Edition] リンクをクリックします。

2. [Receive free Trial] リンクをクリックして、[Trial Edition registration] ページを表示します。ソフトウェア指定ボックスで、RGS 5.2.0 製品を選択し、要求された情報を入力し、[Next] をクリックします。

3. 次のページには、[Download Directly] と表示された 2 つのボタンがあります。上のボタンは、Windows 用の ZIP ファイルをダウンロードするために使用し、下のボタンは、Linux 用の TAR ファイルをダウンロードするために使用します。 使用している OS に対応するボタンをクリックし、ファイルを保存する場所を指定します。両方のオペレーティングシステムを使用している場合 (たとえば、Sender コンピューターで Linux を、Receiver コンピューターで Windows を使用している場合) は、両方のファイルをダウンロードしてください。すでに述べたように、RGS Sender のみライセンス取得が必要となります。

4. 次に、[Get Licensing] リンクをクリックし、図 2-1 に示す [Receipt] Web ページを表示します。図 2-1 の手順に従って評価版のライセンスキーをダウンロードし、保存します。

図 2-1 評価版ライセンスキーのダウンロード

5. 評価版ライセンスキーを保存したら、第 5 章「RGS ライセンスキーのインストール」を参照してライセンスキーのインストールを行います。

[Get Licensing] をクリックして、次に進みます。

RGS 評価版ライセンスキーが Web ページとその下の[License Key Certificate] の両方にリストされています。

RGS 評価版ライセンスキーをファイルに保存します。

『HP Remote Graphics License Key Certificate 』(ライセンスキー証明書)を E-メールで取得するには、このリンクをクリックします。

HP は、この証明書を取得され、記録として保管されることをお勧めします。

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製品とライセンスキーの取得 12

第 3 章 RGS 製品とライセンスキーの取得 国によって、セクション 1-3「RGS 製品」に一覧が記載されている製品を CD-ROM 配布で注文できる場合と電子配布 (HP からのダウンロード) で注文できる場合があります。本章では、両方の配布形態と必要な RGS ライセンスキーの取得方法について説明します。

注記: 製品のご注文については、本書では取り扱っていません。RGS のご注文のご案内については、Web ページ http://www.hp.com/go/rgs に掲載されている『HP Remote Graphics Software QuickSpecs』をご覧ください。

RGS の配布形態やライセンスキーの取得方法の説明に入る前に、一般的な指針について以下に概説します。

1. RGS を CD で取得する場合、HP は CD の RGS のバージョンに対して、適用可能なパッチリリースがあるかを確認することをお勧めします。たとえば、CD に RGS 5.2.0 が含まれている場合、パッチリリース RGS 5.2.1 (またはそれ以降) があるかどうかを確認する必要があります。1 つ以上のパッチリリースがある場合は、最新のパッチリリースをダウンロードすることをお勧めします。ただし、それを実行

する前に、以下の注記をお読みください。

重要: 購入した CD の RGS バージョンよりも大きいバージョン番号をもつ RGS のバージョンのダウンロード、インストールを行う際は注意する必要があります。たとえば、購入した CD に RGS 5.2.0 が含まれている場合、ライセンスキーは、RGS 5.2.1 のパッチをサポートしますが、RGS 5.3.0 (ある場合) は、サポートしません。RGS 5.3.0 は、新規のマイナーリリースであるためです。

ただし、Software Assurance を購入され、そのライセンスがまだ失効していなければ、購入した製品よりも新しいメジャーおよびマイナーリリースを購入できます。詳細については、セクション 1-3-3「RGS ライセンス方針」およびセクション 1-4「RGS Software Assurance 製品」をご覧ください。

新しい RGS リリースがあるかどうかをチェックするには、Web サイト http://www.hp.com/go/rgs の RGS ホームページにアクセスして、[HP RGS Download] リンクをクリックします。この Web サイトには、パッチリリース、マイナーリリース、メジャーリリースが含まれています。

2. RGS を電子配布により購入される場合は、ご利用可能な RGS ソフトウェアの最新のバージョンへのリンクをお知らせします。したがって、上述の Web サイトで RGS の最新のバージョンをチェックする作業は、最初の RGS のダウンロードには必要ありません。

3. RGS ライセンスキーを取得する場合は、購入した数以下のライセンスをサポートするライセンスキーを申請できます。たとえば、HP RGS Desktop 製品のノードロックライセンスを 100 個を購入したと仮定した場合、現時点で自社の施設内に 75 台のワークステーションしか設置できていなければ、75 台のワークステーションのライセンスキーを先に申請して残りの 25 台のライセンスキーは後日申請できます。その場合、RGS 注文情報は後日使用しますので確実に保管してください。

4. 1 つ以上のライセンスキーを生成した後は、すでに生成したライセンスキーを [generate a new license key] Web ページの [Previously Generated License Keys] リンクを使用して参照できます。ライセンスキー生成処理を終了後に以前に生成したライセンスキーを参照するには、licensing.hp.com に移動し、[Welcome to Software License Manager] Web ページでライセンス番号を入力します。

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製品とライセンスキーの取得 13

3-1 RGS 製品の配布形態 図 3-1 は、RGS 製品の 2 つの配布形態と RGS ライセンスキーを取得するための最初の手順を示しています。その後の 2 つのセクションでは、ノードロックライセンスキーとフローティングライセンスキーそれぞれの RGS ライセンスキーの取得手順について説明します。

図 3-1 RGS の配布形態 - CD-ROM 配布と電子配布

CD-ROM 配布 電子配布 ご注文後に、HP より RGS ダウンロード用 Web サイト の URL をお知らせする E-メールをお送りします。また、E-メールには、以下のダウンロード手順で必要

となる [Confirmation Number] も記載されています。 この URL をクリックして、次に進みます。

フローティングライセンスの場合、RGS ライセンスキーは、E-メールまたは FAX で取得できます。E-メールまたは FAX を使用した取得手順については、『HP RGS License Entitlement Certificate』に記載されています。

ノードロックライセンスとフローティングライセンスの両方の RGS ライセンスキーを 24 時間 365 日電子的に取得できるため、HPは、licensing.hp.com サイトでの RGS ライセンスキーの取得をお勧めします。このサイトでは、次のような初期画面が表示されていま

『 HP RGS LicenseEntitlement Certificate 』に記載され て い る [LicenseNumber] を入力して、[Submit] をクリックします

上記の E-メールに記載されている[Confirmation Number] を入力します。

[Get Licensing] をクリックして、RGS ライセンスキーの取得手順を開始します。この作

業は、RGS をダウンロードした後に行ってください。

注記: 次の手順では、HP は まず、RGSソフトウェアを最初にダウンロードし、 次にライセンスキーを取得されることをお勧めし

ます。[Get Licensing] を最初にクリックすると、その Web ページから出てしまうことになり、RGS ソフトウェアをダウンロードするには、再度 E-メールの URL を使用して戻らなければなりません。

[Download Directly] をクリックして、RGS ソフトウェアをコンピューターにダウンロードし

ます。この作業は、ライセンスキーを取得す

る前に行う必要があります。

ご連絡先の E-メールアドレスを入力し、[Submit] をクリックします。

[Save] をクリックして、RGS ファイルの保存場所を指定します。

続行するには、[Get Licensing] をクリックします。

RGS ノードロックライセンスキーを取得する手順については次のページを、RGS フローティングライセンスキーを取得する手順についてはその後のページを参照してください。

『HP RGS License Entitlement Certificate』(ライセンス使用許諾書) には、RGS のインストールと RGS ライセンスキーの取得に関する説明が記載されています。

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製品とライセンスキーの取得 14

3-2 RGS ノードロックライセンスキーの取得 現在提供している唯一のノードロック RGS 製品は、HP RGS Desktop 製品です。RGS ノードロックライセンスキーの取得手順を、図 3-2 に示します。

図 3-2 HP Desktop 製品のノードロックライセンスキーの取得

RGS ノードロックライセンスキーのインストールについては、第 5 章「RGS ライセンスキーのインストール」に記載されています。

右側にある [generate a new license key]Web ページで、まず使用している RGSSender コンピューターのホスト ID、つまりMAC (媒体アクセス制御) アドレスを含むテキストファイルを作成します。これは、ホスト

ID アップロードファイルと呼ばれます。

前ページからの続き

追加のライセンス

キーを生成するに

は、元に戻って同じ

手順を繰り返しま

す。

RGS ノードロックライセンスキーをファイルに保存します。すべてのライセンスキーファイルには接尾

辞 .lic が付けられています。

ホスト ID アップロード ファイルの情報については、このリンクをクリックしてください。

ご購入について 1 つ以上のライセンスキーを取得すると、このWeb ページを取得後に参照するための上記のリンクが表示されます。

申請するノードロックライセンスの数を入力します。この数は、上

部に記載されている利用可能なライセンス数に等しいか、それ以

下である必要があります。

ホスト ID アップロードファイルの保存場所を指定して、[Generate] をクリックします。

下部にある [email license key certificate] をクリックすると、License Key Certificate (ライセンスキー証明書) が E-メールで送信されたことを示すこの通知が表示されます。

『RGS License Key Certificate 』(ライセンスキー証明書) を E-メールで取得するには、このリンクをクリックします。

HP は、この証明書を取得され、記録として保管されることをお勧めします。

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製品とライセンスキーの取得 15

3-3 RGS フローティングライセンスキーの取得 RGS フローティングライセンスキーの取得手順を、図 3-3 に示します。

図 3-3 フローティングライセンスキーの取得

RGS フローティングライセンスキーのインストールについては、第 5 章「RGS ライセンスキーのインストール」に記載されています。

13ページからの続き

ライセンスサーバーのホスト名の指定に関する情

報については、ここをクリックしてください。

追加のライセンスキー

を生成するには、元に

戻って同じ手順を繰り

返します。

RGS フローティングライセンスキーをファイルに保存します。すべてのラインセンスキーファイルには、

接尾辞 .lic が付けられています。

HP RGS Desktop (フローティングライセンス版が注文された場合) HP RGS Blade Workstation HP RGS Blade PC HP RGS VDI

ご購入について 1 つ以上のライセンスキーを取得すると、このWeb ページを取得後に参照するための上記のリンクが表示されます。

申請するフローティングライセンスの数を入力します。

ライセンスサーバーのホスト名を指定し、[Generate] をクリックします。

下部にある [email license key certificate] をクリックすると、License Key Certificate (ライセンスキー証明書) が E-メールで送信されたことを示すこの通知が表示されます。

RGS フローティングライセンスキーがこの Webページと RGS License Key Certificate (ライセンスキー証明書) の両方に表示されます。 『RGS License Key Certificate 』(ライセンスキー証明書) を E-メールで取得するには、このリンクをクリックします。

HP は、この証明書を取得され、記録として保管されることをお勧めします。

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FLEXnet ライセンスサーバーのインストールと構成 16

第 4 章 FLEXnet ライセンスサーバーのインストールと構成

ノードロックライセンス版の HP RGS Desktop 製品または HP RGS 評価版を使用している場合は、FLEXnet ライセンスは必要ありませんので、本章は飛ばしてもかまいません。FLEXnet ライセンスサーバー (以下、「ライセンスサーバー」) は、次のようなフローティングライセンス版の RGS 製品を使用する場合に必要となります。

• HP RGS Desktop (フローティングライセンス版) • HP RGS Blade Workstation • HP RGS Blade PC • HP RGS VDI

4-1 ライセンスサーバーをインストールする前に このセクションには、FLEXnet ライセンスサーバーのインストールを計画する上で役立つ情報を記載しています。

• RGS 製品には、32 ビット版 Windows 対応のライセンスサーバーが付属しています。このライセンスサーバーは、現行の Windows OS である Windows XP 64 ビット版、Windows Vista、Windows Server にインストールできます。

• Linux 版の FLEXnet ライセンスサーバーは、HP で入手できます。同サーバーが必要な場合、HP 営業担当にお問い合わせください。

注記: RGS FLEXnet ライセンスサーバーが実行されるオペレーティングシステムは、Windows および Linux に限られます。

• 通常、ライセンスサーバーがインストールされているコンピューターは、RGS Sender を実行しているコンピューターとは異なります。ただし、RGS Sender コンピューターでのライセンスサーバーのインストールが禁止されているわけではありません。

• ライセンスサーバーの実行中、図 4-1 の青色で示したプロセスが実行されます。2 つの lmgrd.exe が実行されますが、1 つはサービスであることに注意してください。サービスの lmgrd.exe プロセスが、2 番目の lmgrde.exe プロセスを生成します。2 つの lmgrd.exe プロセスは、Windows Vista セキュリティアーキテクチャーでサービスの実行プロセスが制限されるため必要です。

図 4-1 FLEXnet ライセンスサーバーに関連するプロセス

FlexNET ライセンスサーバーのインストールフォルダー: C:¥Program Files¥Hewlett-Packard¥Remote Graphics FlexLM

LMTOOLS ライセンス数のカウント

lmgrd.exe プロセ

lmgrd.exe プロセ

lmtools.exe プロセ

HPQ.exe 「ベンダーデーモン」

RGS S d

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FLEXnet ライセンスサーバーのインストールと構成 17

• 「ベンダーデーモン」の HPQ.exe は、RGS Sender へのインターフェイスで、RGS フローティングライセンスのカウントなど、ライセンスサーバーにおける HP 固有の機能を提供します。

重要: HP OpenView などの製品にも HPQ.exe という名前のベンダーデーモンが存在します。これらの実行ファイルには、互換性はありません。さらに、ライセンスサーバーで一度に実行できる HPQ.exe は 1 つのみです。したがって、1 台のコンピューターで、2 つの FLEXnet ライセンスサーバーを同時に実行することはできません。

• RGS ライセンスは、FLEXnet の 3 サーバー冗長機能(「トライアドライセンスサーバー」、または単に「トライアド」といいます) はサポートしていません。トライアドのサポートが必要な場合、HP ライセンスグループ (licensing.hp.com) に、RGS ライセンスをトライアド対応にアップグレードする旨を連絡してください。連絡には、HP ライセンス Web ページから、[Contact HP Licensing] をクリックします。

• ライセンスサーバーのインストール時に、FLEXnet 管理ユーティリティである LMTOOLS がインストールされます。LMTOOLS が提供するグラフィカルユーザーインターフェイスで、ライセンスサーバーを管理することができます。LMTOOLS の使用については、次のセクションで説明します。

4-2 Windows ライセンスサーバーのインストール Windows ライセンスサーバーをインストールするには、次の操作を実行します。

1. 次の RGS ファイルツリーで FLEXnet インストール実行ファイル Setup.exe を特定します。 win32 Flexlm Setup.exe

2. Setup.exe ファイルをライセンスサーバーに移動します。

3. Setup.exe をダブルクリックして、ライセンスサーバーのインストールを開始します。必要に応じて、インストール先フォルダーをデフォルトの C:¥Program Files¥Hewlett-Packard¥Remote Graphics FlexLM とは異なるフォルダーに変更します。インストールが正常に終了すると、「InstallShield Wizard Complete」を通知するダイアログボックスが表示されます。

4. 次に、lmgrd.exe をサービスとして開始する必要があります。これを行うには、[コマンド プロンプト] ウィンドウで、次のオプションを使用し installs.exe コマンドラインユーティリティ (C:¥Program Files¥Hewlett-Packard¥Remote Graphics FlexLM に格納)を実行します。

installs -e "C:¥Program Files¥Hewlett-Packard¥Remote Graphics FlexLM¥lmgrd" -c C:¥mylicenses¥sample.lic -n "Myvendor License Manager"

• -e には、現在のディレクトリにかかわらず、lmgrd.exe ファイルのフルパス情報が含まれている必要があります。パスにスペースが含まれる場合は、パスを二重引用符で囲む必要があります。

• -c には、ライセンスファイルのフルパスが必要です。パスにスペースが含まれる場合は、パスを二重引用符で囲む必要があります。

• -n は、サービスアプレットで lmgrd を特定するために使用したい名前です。この名前にスペースが含まれる場合は、名前を二重引用符で囲む必要があります。-n を指定しない場合、「FLEXnet License Manager」がサービス名として使用されます。

注記: これまで説明したとおり、サービスの lmgrd.exe プロセスは、第 2 の lmgrde.exe プロセスを生成します。フローティングライセンスキーファイルは、これらのプロセスの開始時のみ読み込まれます。ライセンス

サーバーの起動後、フローティングライセンスキーファイルを変更しても有効にはなりません。フローティングライ

センスキーファイルの変更をライセンスサーバーで有効にするには、次に説明するとおり、LMTOOLS を使ってライセンスキーファイルを再読み込みする必要があります。

5. lmgrd サービスを削除するには、次の構文を使用します。

installs -r -n "Myvendor License Manager"

• -n のサービス名は、インストール時に使用したものと一致させる必要があります。

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FLEXnet ライセンスサーバーのインストールと構成 18

注記: installs コマンドを使用すると、[コマンド プロンプト] ウィンドウに「To remove FLEXnet LicenseManager, type ‘installs -r’」または「FLEXnet License Manager is already installed」といったメッセージが表示される場合があります。これらのメッセージは、ライセンスマネージャーサービスのス

テータスに応じて表示されます。FLEXnet ライセンスマネージャーファイルが物理的にインストールまたは削除されているかには関係しません。

6. LMTOOLS は、スタートメニューから次の操作で実行できます。

[スタート] -> [すべてのプログラム] -> [HP Remote Graphics] -> [lmtools]

上記の操作により、図 4-2 の LMTOOLS インターフェイスが表示されます。

図 4-2 LMTOOLS インターフェイス

LMTOOLS は、以下のようなタスクに使用します。

• ライセンスサーバーの開始、停止、構成

• ライセンスの追加

• ライセンスファイルの変更内容の再読み込み。この処理は、[Start/Stop/Reread] タブをクリックし、次に再読み込みするライセンスファイルをクリックします。

• ホスト ID などのシステム情報の表示とライセンスサーバーのステ―タスの表示

• ライセンスサーバーの問題のトブルシューティング

4-3 ライセンスサーバーの構成 FLEXnet ライセンスサーバーの構成方法や管理方法について解説することは、本書の目的ではありません。本書では読者は FLEXnet ライセンスサーバーに精通していることを前提としています。FLEXnet ライセンスサーバーおよび lmtools ユーティリティに関する詳細は、Web サイト http://www.acresso.com/ をご覧ください。この Web サイトの次の URL に『License Administration Guide̶FLEXnet Publisher Licensing Toolkit 11.6』が掲載されています。

http://kb.acresso.com/doc/DocumentRepository/Licensing/FLEXnet_Publisher/FLEXnet_Publisher_11.6/03_ISV/Product Manual/LicenseAdministration.pdf

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RGS ライセンスキーのインストール 19

第 5 章 Windows および Linux の RGS ライセンスのアクセス

本章では、Windows および Linux の 3 種類の RGS ライセンスにアクセスする方法を説明します。

1. ノードロックライセンス

2. フローティングライセンス

3. 評価版ライセンス

本章では、RGS およびそれに関連するライセンスキーファイルが、第 2 章「HP RGS 評価版とライセンスキーのダウンロード」および第 3 章「RGS 製品とライセンスキーの取得」の記載に従い取得済みであることを前提としています。

ライセンスの問題を修正できるよう、RGS Sender では、ライセンスの失敗を Sender ログファイル rg.log に記録します。このログファイルに関する詳細は、『RGS 5.2.0 (または同バージョン以降) User Guide』の「Sender logging」セクションを参照してください。RGS Sender のライセンス (ノードロックまたはフローティング) が失敗した場合、文字列「FlexLM」を含むエントリが Sender ログファイルに追加されます。エントリの残りの部分では、RGS Sender が RGS ライセンスのアクセスを試みた検索パスが表示されます。ノードロックライセンスの場合、この検索パスは、RGS Sender が検索したライセンスキーファイルの場所となります (セクション 5-1 で説明)。フローティングライセンスの場合、この検索パスは、RGS Sender がライセンスサーバーとの接触を試みる際に利用したポート番号/ホスト名となります (セクション 5-2 で説明)。

ただし、いずれのケースにおいても、rg.log エントリでは、ライセンスが失敗した原因は特定されません。ノードロックライセンスの場合、RGS ライセンスキーファイルが見つからなかったことによる失敗と、同ファイルは見つかったものの無効なライセンスであった時の失敗は区別されません。同様に、フローティングライセンスの場

合、ライセンスサーバーと接続できなかったことによる失敗と、通信できたものの RGS ライセンスが無効であった時の失敗は区別されません。

5-1 ノードロックライセンスキーファイルのインストールとアクセス このセクションでは、ノードロック版の HP RGS Desktop のライセンスキーファイルのインストール方法とアクセス方法を説明します。

5-1-1 ノードロックライセンスキーファイルの保存 ノードロックライセンスキーファイルは、ライセンス契約された RGS Sender コンピューター上に保存する必要があります。セクション 3-2「RGS ノードロックライセンスキーの取得」ですでに述べたように、ノードロックライセンスキーファイルには、複数のホスト ID (MAC アドレス) が含まれていることがあります。特定のコンピューターの RGS Sender が RGS Receiver へのライセンス接続を確立するには、その RGS Sender コンピューターの MAC アドレスがノードロックライセンスキーファイルに記載されている必要があります。RGS Sender コンピューターに複数の MAC アドレスがある場合は、少なくともその MAC アドレスの 1 つがノードロックライセンスキーファイルに記載されている必要があります。

注記: ノードロックライセンスキーファイルは、RGS から RGS Sender への接続数が 0 から 1 になると、常に読み込みとチェックを行います。1 から 2 など接続数が増えた場合は (共同作業時など)、ノードロックライセンスキーファイルは読み込まれません。

5-1-2 Windows RGS Sender をノードロックライセンスキーファイルにアクセスするように構成する

Windows RGS Sender をノードロックライセンスキーファイルにアクセスするように構成するには、Sender のインストール時、あるいはインストール後に処理を行います。このセクションでは、両方の方法を説明します。

Sender インストール時の構成をまず説明し、次にインストール後の構成を説明します。

RGS Sender のインストール (『HP Remote Graphics ソフトウェアユーザーガイド』を参照) 時に、図 5-4 に示すダイアログボックスが表示されます。ノードロックライセンスの場合は、[Install a license file on this system] を

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RGS ライセンスキーのインストール 20

選択し、[Next] をクリックします。

図 5-1 RGS Sender がこのコンピューターのライセンスキーファイルにアクセスするよう指定する

ダイアログボックス

[Next] をクリックすると、図 5-2 に示すように、ノードロックライセンスキーファイルの保存場所と名前を入力するよう求めるダイアログボックスが表示されます。ライセンスキーファイルの名前は、接尾辞 .lic で終わる必要があることに注意してください。

図 5-2 ノードロックライセンスキーファイルの場所と名前の入力に使用するダイアログボックス

重要: RGS Sender インストーラーは、上記のダイアログボックスで指定した保存場所から C:¥Program Files¥Hewlett-Packard¥Remote Graphics Sender フォルダーにライセンスキーファイルをコピーします。このフォルダーが、ライセンスによるライセンスキーファイルの検索対象となります。したがって、元の保存場

所のライセンスキーファイルを変更しても、変更されたファイルはライセンスでは認識されません。ライセンスは、

ライセンスキーファイルを C:¥Program Files¥Hewlett-Packard¥Remote Graphics Sender フォルダーのみで検索するためです。

RGS インストール時に、図 5-1 のダイアログボックスで [I do not yet have a license file] を選択した場合、環境変数 LM_LICENSE_FILE を使用して、インストール後のライセンスキーファイルの保存場所を指定します。この環境変数を設定するには、次の操作でスタートメニューから [システムのプロパティ] ダイアログボックスを表示します。

[スタート] -> [コントロールパネル] -> [システム]

[詳細設定] タブを選択し、[環境変数] をクリックします。[システム変数]で [新規] をクリックすると、図 5-3 で示した [新しいシステム変数] ダイアログボックスが表示されます。

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RGS ライセンスキーのインストール 21

図 5-3 スシステム変数 LM_LICENSE_FILE の設定

ノードロックライセンスキーファイルのパスを入力します。複数のパスを入力する場合、次のようにセミコロン (;) で区切って入力します。

C:¥licenses;C:¥backuplicenses

RGS Sender は、有効なノードロックライセンスキーファイルが含まれているフォルダーが見つかるまで、指定されたフォルダーを左から右の順に 1 つずつ検索します。

注記: すでに述べたように、Sender インストール時にライセンスキーファイルを指定した場合、あるいは同ファイルが検出された場合は、C:¥Program Files¥Hewlett-Packard¥Remote Graphics Sender フォルダーにコピーされます。環境変数 LM_LICENSE_FILE で指定したフォルダーで検出されたライセンスキーファイルは、コピーされずに現在の場所から読み込まれます。

RGS インストール時にライセンスキーファイルの場所を指定し、さらに環境変数 LM_LICENSE_FILE でも指定した場合、RGS Sender は Sender 起動時に、両方の場所で有効なノードロックライセンスキーファイルを検索します。Sender は初めに、LM_LICENSE_FILE で指定された場所を検索します。有効なライセンスが見つからなかった場合、C:¥Program Files¥Hewlett-Packard¥Remote Graphics Sender フォルダーで有効なライセンスを検索します。

5-1-3 Linux RGS Sender をノードロックライセンスキーファイルにアクセスするように構成する

Linux RGS Sender でノードロックライセンスキーファイルを検索するには、RGS Sender の次のディレクトリに保存する必要があります。

/etc/opt/hpremote/rgsender

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RGS ライセンスキーのインストール 22

5-2 RGS フローティングライセンスへのアクセス このセクションでは、RGS フローティングライセンスへのアクセス方法について説明します。ここでは、FLEXnet Publisher ライセンスサーバー (以下、「ライセンスサーバー」) のインストールと構成は、第 4 章「FLEXnet ライセンスサーバーのインストールと構成」の記載に従い完了していることを前提としています。フローティングライ

センスキーファイルを取得したら、そのファイルを FLEXnet ライセンスサーバーの構成要件に従って、同ファイルをライセンスサーバーに保存してください。

注記: RGS フローティングライセンスキーを取得する際、ライセンスサーバーのホスト名を指定します。ライセンスキーファイルに含まれるシグニチャには、指定したホスト名が反映されます。ライセンスキーファイルのホスト名を

別のライセンスサーバーに変更すると、ライセンスキーが無効となります。ライセンスサーバーのホスト名の変更

が必要な場合は、セクション 1-6「お問い合わせとサポート」に記載されている HP リージョナルライセンスセンターにご連絡ください。

5-2-1 Windows RGS Sender をフローティングライセンスにアクセスするように構成する 注記: Windows RGS Sender をフローティングライセンスにアクセスするように構成するには、Sender のインストール時、あるいはインストール後に処理を行います。このセクションでは、両方の方法を説明します。Sender インストール時の構成をまず説明し、次にインストール後の構成を説明します。Sender インストール後にライセンスの構成を実行する場合、Sender インストール時の構成はすべて無効となります。

RGS Sender のインストール (『HP Remote Graphics ソフトウェアユーザーガイド』を参照) 時に、図 5-4 に示すダイアログボックスが表示されます。ノードロックライセンスの場合は、[Acquire license from a license server] を選択し、[Next] をクリックします。

図 5-4 フローティングライセンスがライセンスサーバーから取得されるように指定するダイアログボックス

次に、ライセンスサーバーのホスト名とポート番号を入力するように求めるプロンプトが表示されます。これによ

り、RGS Sender コンピューターは、ライセンスサーバーと通信できるようになります。ホスト名だけを入力した場合は、デフォルトのポートである 27000 が使用されます。

図 5-5 ライセンスサーバーのホスト名およびオプションでポート番号を入力するダイアログボックス

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RGS ライセンスキーのインストール 23

RGS インストール時に、図 5-4 のダイアログボックスで [I do not yet have a license file] を選択した場合、環境変数 LM_LICENSE_FILE を使用して、インストール後の RGS ライセンスサーバーの保存場所を指定します。この環境変数を設定するには、次の操作でスタートメニューから [システムのプロパティ] ダイアログボックスを表示します。

[スタート] -> [コントロールパネル] -> [システム]

[詳細設定] タブを選択し、[環境変数] をクリックします。[システム変数]で [新規] をクリックすると、図 5-6 で示した [新しいシステム変数] ダイアログボックスが表示されます。

図 5-4 システム変数 LM_LICENSE_FILE の設定

LM_LICENSE_FILE の値は次のような形式です。

portnumber@hostname

ポート番号を指定しない場合、デフォルトのポートである 27000 が使用されます。

@MyLicenseServer.hp.com (デフォルトのポートである 27000 を使用)

@15.2.21.129 (デフォルトのポートである 27000 を使用)

[email protected]

上記のダイアログボックスで複数の portnumber@hostname 値を指定する場合、次のようにセミコロン (;) で区切って入力します。

[email protected];@MyLicenseServer.hp.com;[email protected]

RGS Sender は、有効な RGS ライセンスが含まれているライセンスサーバーが見つかるまで、指定されたライセンスサーバーを左から右の順に 1 つずつ検索します。

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RGS ライセンスキーのインストール 24

5-2-2 Linux RGS Sender をフローティングライセンスにアクセスするように構成する Linux RGS Sender でフローティングライセンスにアクセスするよう構成するには、環境変数 LM_LICENSE_FILE で、RGS ライセンスサーバーを指定します。 環境変数 LM_LICENSE_FILE の値は次のような形式です。

portnumber@hostname

ポート番号を指定しない場合、デフォルトのポートである 27000 が使用されます。 例:

@MyLicenseServer.hp.com (デフォルトのポートである 27000 を使用)

@15.2.21.129 (デフォルトのポートである 27000 を使用)

[email protected]

環境変数 LM_LICENSE_FILE で複数の portnumber@hostname 値を指定する場合、次のようにコロン (:) で区切って入力します。

[email protected]:@MyLicenseServer.hp.com:[email protected]

Linux のコマンドラインは、以下のようになります。

export [email protected]:@MyLicenseServer.hp.com:[email protected]

RGS Sender は、有効な RGS ライセンスが含まれているライセンスサーバーが見つかるまで、指定されたライセンスサーバーを左から右の順に 1 つずつ検索します。

5-3 評価版ライセンスキーのインストール 評価版ライセンスキーファイルのインストールは、ノードロックライセンスキーファイルのインストールと同じです。 RGS のインストール時に、図 5-1 のダイアログボックスで [Install a license file on this system] を選択します。次に、評価版ライセンスキーファイルの保存場所を図 5-2 のダイアログボックスで指定します。ノードロックライセンスキーと同様に、評価版ライセンスキーファイルも、指定した場所から C:¥Program Files¥Hewlett-Packard¥Remote Graphics Sender フォルダーにコピーされることに注意してください。

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RGS ライセンスキーのインストール 25

第 6 章 RGS Software Assurance ライセンスキーの 取得とインストール

RGS Software Assurance を使用すると、1 年または 3 年の指定した期間内で、RGS の将来のメジャーリリースおよびマイナーリリースにアップグレードできます。物理的な手段または電子的な手段 (国より異なる) のいずれかにより配布される RGS とは異なり、RGS Software Assurance は、物理的手段でのみ提供されます (図 6-1 参照)。特定の RGS 製品の RGS Software Assurance をご注文いただくと、HP より Software Assurance のライセンスキーの取得方法を記載した『RGS Software Assurance License Entitlement Certificate』(ライセンス使用許諾書) をお届けします。

図 6-1 RGS と Software Assurance の配布形態の比較

本章では、HP からお届けする『RGS Software Assurance License Entitlement Certificate』(ライセンス使用許諾書) がすでにお手元にあることを前提としています。

重要: セクション 1-5「RGS 製品および Software Assurance 製品のまとめ」で述べたように、RGS Software Assurance は、次のいずれかの日から 120 日以内に購入する必要があります。

• RGS 製品の最初の購入日

• 現在の Software Assurance 製品のライセンスの失効日

120 日の購入要件が満たされていない場合、購入された RGS Software Assurance 製品は使用できず、Software Assurance ライセンスキーの取得やインストールもできません。同様に、新規の RGS メジャーおよびマイナーリリースは実行できず、したがってインストールもできません。

本章をお読みになった後、購入された RGS Software Assurance について、120 日の購入要件が満たされているかどうか確信が持てない場合は、セクション 1-6「お問い合わせとサポート」に記載されている、HP リージョナルライセンスセンターにご連絡ください。

購入された RGS Software Assurance 製品が 120 日の要件を満たしていない場合は、ご購入から 14 日以内に製品を返品し、払い戻しをご請求ください。

RGS の配布形態 RGS Software Assurance の 配布方法

物理的な手段 電子的な手段 物理的な手段

RGS のライセンスキーは、電子的に、または FAX もしくは

E-メールで取得可能

電子配布は、HP からの E-メールで始まる

RGE のライセンスは、電子的に取得される

Software Assurance のライセンスキーは、電子的に、または FAX かE-メールで取得可能

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RGS Software Assurance ライセンスキーの取得とインストール 26

6-1 ノードロックライセンス版 HP RGS Desktop 製品の Software Assurance のライセンスキーの取得 現在提供されている唯一のノードロック版 RGS 製品は、HP RGS Desktop 製品です。HP RGS Desktop 製品の Software Assurance のライセンスキーを取得するには、図 6-2 に示された操作を実行します。

図 6-2 Software Assurance のノードロックライセンスキーの取得

『 HP RGS Software Assurance LicenseEntitlement Certificate』(ライセンス使用許諾書) の記載に従い、Software Assurance のライ セ ン ス キ ー を 取 得 す る た め 、

licensing.hp.com に移動します。

詳細については、これらのリンク

を参照してください。

追加のライセンスキーを生成

するには、元に戻って同じ手

順を繰り返します。

Software Assurance のノードロックライセンス

キーをファイルに保存し

ます。

『 HP RGS Software Assurance LicenseEntitlement Certificate 』に記載されている[License Number] を入力して、[Submit] をクリックします。

このボックスには、申請する SoftwareAssurance のライセンス番号を入力します。この番号を入力する前に、左側にあ

る関連リン ク [Number of licensesrequested] をお読みください。

最初の RGS 製品のライセンス番号を入力します。詳細については、関連リンクを

クリックしてください。

下部にある [email license key certificate]をクリックすると、License Key Certificate(ライセンスキー証明書)が E-メール送信されたことを示すこの通知が表示されます。

HP は、この証明書を取得され、記録として保管されることをお勧めします。

『HP RGS Software Assurance License Key Certificate』(ライセンスキー証明書) を E-メールで取得するには、このリンクをクリックします。

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RGS Software Assurance ライセンスキーの取得とインストール 27

6-2 フローティングライセンス版 RGS 製品の Software Assurance のライセンスキーの取得 このセクションでは、HP RGS Blade Workstation 製品など、フローティングライセンス版 RGS 製品の Software Assurance のライセンスキーの取得方法について説明します。フローティングライセンス製品の Software Assurance のライセンスキーを取得するには、図 6-3 の操作を実行します。

図 6-3 Software Assurance のフローティングライセンスキーの取得

『HP RGS Software Assurance License EntitlementCertificate』(ライセンス使用許諾書) の記載に従い、Software Assurance のライセンスキーを取得するため、licensing.hp.com にアクセスします。

Software Assurance のフローティングライセンスキーをファイルに保

存します。

『HP RGS Software Assurance License Entitlement Certificate』に記載されている [License Number] を入力して、[Submit] をクリックします。

最初の RGS 製品のライセンス番号を入力します。 ライセンスサーバーのホスト名を指定し、

[Generate] をクリックします。ライセンスサーバーのホスト名は、最初の RGS 製品のライセンスキーの取得時と同じ名前でなければなりま

せん。

下部にある [email license key certificate] をクリックすると、License Key Certificate (ライセンスキー証明書) が E-メールで送信されたことを示すこの通知が表示されます。

RGS 評価版ライセンスキーが Webページと [License Key Certificate] の両方にリストされています。 『 HP RGS Software Assurance License KeyCertificate』(ライセンスキー証明書) を E-メールで取得するには、このリンクをクリックします。

HP は、この証明書を取得され、記録として保管されることをお勧めします。

詳細については、これらのリンク

を参照してください。

追加のライセンスキーを生成

するには、元に戻って同じ手

順を繰り返します。

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RGS Software Assurance ライセンスキーの取得とインストール 28

6-3 Software Assurance ライセンスキーファイルのインストール 取得した Software Assurance ライセンスキーファイルは、現在のライセンスキーファイルの最後に追加する必要があります。ライセンスキーファイルは単純なテキストファイルなので、追加作業は「メモ帳」のような簡易型の

エディターでも行えます。図 6-4 は、2 つの Software Assurance のライセンスキーファイルが、その時点で最新のライセンスキーファイルに順に追加されていく様子を示した例です。

図 6-4 Software Assurance ライセンスキーファイルのその時点で最新のライセンスキーファイルへの追加

HP からライセンスキーファイルをダウンロードする

ダウンロードしたラ

イセンスキーファイ

HP からライセンスキーファイルをダウ

ンロードする

元の RGS ライセンスキーファイル

第 5 章「RGS ライセンスキーのインストール」の記載

に従いインストール

元の RGS ライセンスキーファイル

Software Assurance ライセンスキーファイル #1

現在のライセンスキーファイル、すなわ

ちこの場合は元の RGS ライセンスキーファイルの最後に追加

元の RGS ライセンスキーファイル

Software Assurance ライセンスキーファイル #1

Software Assurance ライセンスキーファイル #2

現在のライセンスキーファイル、つまりこの場

合は元の RGS ライセンスキーファイルにSoftware Assurance のライセンスキーファイル #1 を加えたものの最後に追加

元の RGS ライセンスキーファイル

Software Assurance ライセンスキーファイル #1

Software Assurance ライセンスキーファイル #2

Page 29: HP Remote Graphics ソフトウェアライセンスガイド...はじめに 4 第 1 章 はじめに 本書では、HP Remote Graphics ソフトウェア (RGS) のライセンス契約について説明します。RGS

付録 A: ライセンスキー情報 29

付録 A: ライセンスキー情報 本付録は、RGS ライセンスキーに関する補完的な情報を記載し、ライセンス上の問題のトラブルシューティングに役立てるため提供されます。本付録は、今後拡張していく予定です。

A-1 RGS バージョンデートの参照 セクション 1-3-2 に記載されているように、RGS Sender に組み込まれているバージョンデートである「リリースバージョンデート」は、RGS ライセンスにより使用されます。RGS Sender バージョンデートを参照するには、次の操作を実行します。

1. バージョンデートは、RGS Sender ログファイル (デフォルトのログファイルは rg.log) に記録されます。Sender のログ出力を設定するには、http://www.hp.com/support/rgs_manuals に掲載されている RGS 5.2.0 版 (またはそれ以降) の『Remote Graphics Software User Guide』のセクション「Sender logging」を参照してください。ログ出力のレベルは、INFO レベルに設定する必要があります。

2. バージョンデートは、[License Version Date] という語句を含んでいるログファイル行に生成されます。RGS 5.2.0 では、バージョンデートのログファイル行は次のとおりです。 INFO - # License Version Date: 2008.1115