Honda創立60周年CSRレポート2009...

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フレームの強度不足を解消し、本格的オート バイとして開発。未来への限りない“夢”を託して、 「ドリーム」と名づけました。 Honda汎用商品展開の第一歩。6kgという 軽量で、持ち運びに便利な小型サイズを実 現しました。 日本のモータリゼーション進展の最中、誰もが買える普通の クルマとして、マイカーブームの火付け役となりました。 FF・横置きエンジン、ハッチバックという独創的な スタイルで国内発売。その後、世界中のマーケット に新風を巻き起こしました。 1954年3月会社設立から6年後、イギ リス・マン島のT Tレースに参戦するこ とを宣言。日本メーカーとして初の参 戦であり、誰もが無謀な夢だと思いま した。全く未知の世界への挑戦でした が、社員一人ひとりのレーシング・スピ リットで総力をあげ、宣言から7年後に 初めて勝利を手にしました。 このレー シング・スピリットがその後のF1参戦 へとつ な がります。H o n d a にとって レースは技術力を磨く場でもあり、そ の後の数々の独創的なモビリティを 創造する基盤となりました。 1949 Honda初の二輪車 「ドリームD型」生産開始 1953 Honda初の汎用エンジン 「H型」発売開始 1967 空前のヒットとなった四輪車「N360」発売 1972 革新的なベーシックカー「シビック」発売 マン島TTレース参戦 F1参戦 夢が持つ無限のエネルギーを 原動力にして これからも全世界に、そして未来に 新しい喜びを創造していきたい 創業~ モータースポーツ The Power of Dreams Honda創立60周年 世の中に役立つモノをつくり 全世界の人々の「夢」と「喜び」を創造 CSRレポート2009

Transcript of Honda創立60周年CSRレポート2009...

  • Hondaは2008年9月、創立60周年を迎えました。創業者・

    本田宗一郎が語った、「世のため人のため、自分達が何か

    できることはないか」という志は、言い換えれば夢をいかに

    高く持つか、いかにその実現に向けて情熱を燃やし続ける

    かということ。これがHondaイズムの原点です。

    Hondaは、この60年間、時代ごとの要請に応じ、世の中の

    役に立つさまざまな新しいモビリティをつくりだしてきまし

    た。創立から60年を迎えた今、あらためて創業の精神に立

    フレームの強度不足を解消し、本格的オートバイとして開発。未来への限りない“夢”を託して、「ドリーム」と名づけました。

    Honda汎用商品展開の第一歩。6kgという軽量で、持ち運びに便利な小型サイズを実現しました。

    日本のモータリゼーション進展の最中、誰もが買える普通のクルマとして、マイカーブームの火付け役となりました。

    FF・横置きエンジン、ハッチバックという独創的なスタイルで国内発売。その後、世界中のマーケットに新風を巻き起こしました。

    1954年3月会社設立から6年後、イギリス・マン島のTTレースに参戦することを宣言。日本メーカーとして初の参戦であり、誰もが無謀な夢だと思いました。全く未知の世界への挑戦でしたが、社員一人ひとりのレーシング・スピリットで総力をあげ、宣言から7年後に初めて勝利を手にしました。このレーシング・スピリットがその後のF1参戦へとつながります。Hondaにとってレースは技術力を磨く場でもあり、その後の数々の独創的なモビリティを創造する基盤となりました。

    Hondaが開発するヒューマノイド・ロボットASIMO※。技術の先端をただ追い求めるだけでなく、近い将来人間社会に共存し、日常のさまざまなシーンで人々の暮らしに貢献することをめざします。

    創業時からの夢であった航空機の開発。空への夢をカタチにした小型ジェット機は2011年からの引き渡しを予定しています。

    ロー&ロングの車体がもたらす快適でおおらかな、新感覚デザインの250cc大型スクーター。

    一人ひとりの豊かな生活を支援するために、「安心」「快適」「簡単」にこだわった電動カート。 2007年10月より一般住宅向け商品の販売を開始。

    エコをもっと身近に楽しめるクルマとして低燃費、低価格を実現しました。

    ち返り、二輪・四輪・汎用製品という現在の事業を基盤にし

    ながら、同時に次世代モビリティの研究・開発を進め、新し

    い事業へもチャレンジしていきます。

    今後も、世の中の役に立ち、たくさんのステークホルダー

    の皆様と喜びを共有するために、時代のニーズを先取り

    し、独自の技術でモビリティ社会の発展に貢献していきた

    いと考えています。

    1949Honda初の二輪車「ドリームD型」生産開始

    1953Honda初の汎用エンジン「H型」発売開始

    1967空前のヒットとなった四輪車「N360」発売

    1972革新的なベーシックカー「シビック」発売

    マン島TTレース参戦

    F1参戦

    1986スクーターの概念を変えた「フュージョン」発売

    1999シニア層への新しいモビリティ提案電動カート「モンパル」発売

    2007エネルギーを創出する「薄膜太陽電池」を発売

    2009ハイブリッドカーをもっと身近な存在にする「新型インサイト」発売

    夢が持つ無限のエネルギーを原動力にしてこれからも全世界に、そして未来に新しい喜びを創造していきたい

    創業~モータースポーツ

    2000~ASIMO HondaJet

    2006~

    The Power of Dreams

    Honda創立60周年世の中に役立つモノをつくり全世界の人々の「夢」と「喜び」を創造

    ※ “Advanced Step in Innovative Mobility”の頭文字をとって「ASIMO」とネーミング。新しい時代へ進化した革新的モビリティを意味する

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  • Hondaは2008年9月、創立60周年を迎えました。創業者・

    本田宗一郎が語った、「世のため人のため、自分達が何か

    できることはないか」という志は、言い換えれば夢をいかに

    高く持つか、いかにその実現に向けて情熱を燃やし続ける

    かということ。これがHondaイズムの原点です。

    Hondaは、この60年間、時代ごとの要請に応じ、世の中の

    役に立つさまざまな新しいモビリティをつくりだしてきまし

    た。創立から60年を迎えた今、あらためて創業の精神に立

    フレームの強度不足を解消し、本格的オートバイとして開発。未来への限りない“夢”を託して、「ドリーム」と名づけました。

    Honda汎用商品展開の第一歩。6kgという軽量で、持ち運びに便利な小型サイズを実現しました。

    日本のモータリゼーション進展の最中、誰もが買える普通のクルマとして、マイカーブームの火付け役となりました。

    FF・横置きエンジン、ハッチバックという独創的なスタイルで国内発売。その後、世界中のマーケットに新風を巻き起こしました。

    1954年3月会社設立から6年後、イギリス・マン島のTTレースに参戦することを宣言。日本メーカーとして初の参戦であり、誰もが無謀な夢だと思いました。全く未知の世界への挑戦でしたが、社員一人ひとりのレーシング・スピリットで総力をあげ、宣言から7年後に初めて勝利を手にしました。このレーシング・スピリットがその後のF1参戦へとつながります。Hondaにとってレースは技術力を磨く場でもあり、その後の数々の独創的なモビリティを創造する基盤となりました。

    Hondaが開発するヒューマノイド・ロボットASIMO※。技術の先端をただ追い求めるだけでなく、近い将来人間社会に共存し、日常のさまざまなシーンで人々の暮らしに貢献することをめざします。

    創業時からの夢であった航空機の開発。空への夢をカタチにした小型ジェット機は2011年からの引き渡しを予定しています。

    ロー&ロングの車体がもたらす快適でおおらかな、新感覚デザインの250cc大型スクーター。

    一人ひとりの豊かな生活を支援するために、「安心」「快適」「簡単」にこだわった電動カート。 2007年10月より一般住宅向け商品の販売を開始。

    エコをもっと身近に楽しめるクルマとして低燃費、低価格を実現しました。

    ち返り、二輪・四輪・汎用製品という現在の事業を基盤にし

    ながら、同時に次世代モビリティの研究・開発を進め、新し

    い事業へもチャレンジしていきます。

    今後も、世の中の役に立ち、たくさんのステークホルダー

    の皆様と喜びを共有するために、時代のニーズを先取り

    し、独自の技術でモビリティ社会の発展に貢献していきた

    いと考えています。

    1949Honda初の二輪車「ドリームD型」生産開始

    1953Honda初の汎用エンジン「H型」発売開始

    1967空前のヒットとなった四輪車「N360」発売

    1972革新的なベーシックカー「シビック」発売

    マン島TTレース参戦

    F1参戦

    1986スクーターの概念を変えた「フュージョン」発売

    1999シニア層への新しいモビリティ提案電動カート「モンパル」発売

    2007エネルギーを創出する「薄膜太陽電池」を発売

    2009ハイブリッドカーをもっと身近な存在にする「新型インサイト」発売

    夢が持つ無限のエネルギーを原動力にしてこれからも全世界に、そして未来に新しい喜びを創造していきたい

    創業~モータースポーツ

    2000~ASIMO HondaJet

    2006~

    The Power of Dreams

    Honda創立60周年世の中に役立つモノをつくり全世界の人々の「夢」と「喜び」を創造

    ※ “Advanced Step in Innovative Mobility”の頭文字をとって「ASIMO」とネーミング。新しい時代へ進化した革新的モビリティを意味する

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