知って安心! 婦人科がん手術 ー子宮がん・卵巣がんー · 子宮頚がんの病期 子宮頚がんは 子宮頚部の表面だけにがんがある上皮内がん
H20 P3 講義 前立腺がん 卵巣がん 子宮がん 学生用資料 · 部位別がん死亡数...
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前立腺がんとは… 前立腺、主に前立腺外腺より発生する腺がん。欧米では、成人男性において罹患率で 、死亡率では を占める。本邦においても年々 にある。高齢男子に多く、進行が比較的ゆっくりで、初期には をみることは少なく、排尿障害も に比べ少ない。病期が進行すれば、 や転移巣(骨転移が高頻度)由来の が出現する。
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特 徴
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伊藤晴夫編:改訂版 前立腺がんのすべて メディカルビュー社(2004)より引用改変.
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男性ホルモンとの関連
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『がんの統計 ’07』財団法人 がん研究振興財団
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財団法人 前立腺研究財団編:前立腺がん検診テキスト
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レジメン 薬 剤 投与量mg/m2 投 与 間 隔
DTX+PSL療法75 - 3週
10 mg 分2 連日
DTX+EP療法840 mg 分3
Day1-53週
60 Day2
標準的がん化学療法
25
卵巣がん 卵巣に発生する悪性上皮性腫瘍。本邦の卵巣がんの発生は、欧米諸国に比べると と言われているが、生活様式の に伴い している。婦人科がんの中では 。治療法は定型手術を中心に を行い、追加療法として や を行う。しかし、卵巣がんは発見された時はすでに進行がんのことが多く、病期分類の で治療することとなり、5年生存率も ものとなっている。
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症 状■腫瘍が増大し、腫瘤周囲が圧迫されると、以下の症状が出現する。 、 、頻尿、便秘、消化不 良、食欲不振、 、性交障害、腹痛
■ は多くの場合、かなり進行するまで正常。
■進行期には以下の症状が出現する。 腹部膨満感、腹部不快感、 、便秘、 、不正出血、腹痛、卵巣腫脹、 、胸水、 腹水
30
の触診 直腸•膣の双合診により、卵巣の腫れを診断
診断 超音波、CT、MRIは良性疾患との鑑別に用いる
CA125は80%以上で陽性、CA19-9ムチン性、明細胞がんで陽性になる可能性
細胞診 膣および子宮腔細胞診、穿刺細胞診、腹水細胞診等、良性・悪性の鑑別
診断法
31
I期 II期 III期 IV期
がんが片側、あるいは両側の卵巣だけにとどまっている状態
がんが卵巣の周囲、つまり卵管、子宮、直腸、膀胱などの腹膜に転移している状態
がんが卵巣の周囲(骨盤内)の腹膜だけでなく、上腹部にも転移しているか、あるいは後腹膜リンパ節に転移している状態
がんが腹腔外に転移しているか、あるいは肝臓に転移している状況
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病期分類
32
組織型分類
上皮性腫瘍
漿液性腺がん 50% タイプ
粘液性腺がん 10-15% が高値を示さない
類内膜腺がん 10-15% が多い
明細胞腺がん 10-15% 化学療法に
胚細胞性腫瘍 <5% に多い
性索間質性腫瘍 <20%
33
予 後
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25
50
75
100
0 5 10
I期 II期 III期 IV期
生存率
(年)
■診断時の病期分類と5年生存率卵巣がんでは、診断時に全症例の75~85%の患者が に進行している。5年生存率は、I期では約 %、II期では約 %と良好であるが、III期以上に進行すると、長期生存はほとんど望めないのが現状である(1980年~2004年までの治療結果、国立がんセンター)。
34
治療ガイドライン
Optimal: 残存腫瘍の最大径が1cm以下、Suboptimal:残存腫瘍の最大径が1cm以上
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36
子宮体がん では婦人科がんの中で子宮体がんが最も多いのに対し、本邦では子宮頸がんに次いで全子宮がんの約 %を占めるに過すぎない。しかし、 や といったライフスタイルの欧米化に伴い、着実に増加している。発症年齢は 歳代が最も多く、 歳未満は少ない。 が7割を占める。 発症は遺伝子変異とエストロゲンの長期持続刺激による子宮内膜細胞の異常増殖に起因する。
39
病期分類
病 期 特 徴
I期 がんが に限局するもの
II期 にも浸潤がみられるが、がんが子宮の にまで広がっていないもの
III期 がんが にまで広がるが、 に限局されるもの
IV期 または に浸潤がみられるか、または 部位まで転移しているもの
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レジメン 薬 剤 投与量mg/m2 投 与 間 隔 サイクル
CAP療法500
Day1 3-4週 6ドキソルビシン 30-50シスプラチン 50-75
AP療法60
Day1 3週 8シスプラチン 50
TAP療法パクリタキセル 160 Day2
3週 7ドキソルビシン 45 Day150 Day1
TJ療法パクリタキセル 175
Day1 3週 8AUC 5-7
標準的がん化学療法
AUC: area under the time-concentration curve (mg•min/mL)
48
子宮頸がん 死亡数は2,378人(2003年)。罹患数は子宮頸がんと子宮体がんを合わせて18,364人(1999年)。子宮頸がんの罹患率は特に において年々 にあり、検診を受ける機会の少ない の割合が増えつつある。発生には、 の感染が関与しているとされ、 の罹患率の増加と における進行期子宮頸がんの増加は密接に関連している。
50
診断法
細胞診(診断率 %)
組織診( )
画像診断: 、 、 、
腫瘍マーカー: 、 、
SCC:扁平上皮がん関連抗原、CEA:がん胎児性抗原、CYFRA:可溶性サイトケラチン19フラグメント
54
病 期 治 療 5年生存率
I期子宮全摘術(リンパ節転移陽性例などの予後不良例に対しては、術後の放射線照射が追加)
%
II期 %
III期放射線照射(±化学療法)or なし
%
IV期 %
再発期 なし(化学療法)(局所再発なら手術or放射線照射も可能)
生存期間中央値:約 月
予 後
がん診療レジデントマニュアル 第4版 (2007)
56
レジメン 薬 剤 投与量mg/m2 投 与
CDDP単剤毎週投与法 40 Day1, 8, 15, 22, 29, 36
FP療法50 Day1, 29
5-FU 1,000 Day1-4, day29-33
標準的がん化学放射線療法
57