意匠分類記号 意匠分類の名称 K0 K1~K9に属さないその他の ......K1~K9に属さないその他の産業用機械器具を分類する。 他の意匠分類との関係(含まれない物品、意匠)
・・・匠ゼミの卒業制作「活動報告書」プロジェクト...
Transcript of ・・・匠ゼミの卒業制作「活動報告書」プロジェクト...
2018/06/27日
作成:匠 英一
HP:http://www.takumizemi.com
・・・匠ゼミの卒業制作「活動報告書」プロジェクト・・・デジタルテクノロジー活用による
「セルフ・コーチング学びサイト」の企画案
18年度の匠ゼミ卒業制作のグループ活動の概要案
●【能力アップ支援】✔ダイエットや勉学の目標達成を支援する教材・ツールを開発※【例】自己の適性診断カード、自分の強み発見カードなど
●【メンタル支援】✔自己成長やメンタルの強み発見を支援する教材・ツールを開発※【例】自己の適性診断カード、自己強み発見カードや解説動画
■ポイント1:「心理学」や「脳科学」の成果を活かす開発
●【マーケティング分析】✔ネット上のログ分析などから販売の仕方を工夫改善していく※【例】グーグル・アナルティクスなど利用し、統計的分析もする
●【ネット販売】✔WEB上に会員制専用のサイトを設置し教材・ツールを販売※【例】キンドル教材やフェイスブックとも連携させる学びサイト
■ポイント2:WEB上に専門サイトを設置し有料サービス化する
解決志向のコーチング・メソッド
目的(目標)の設定 診断ツール&カード分析
Plan
自己の目標&行動設計 Check
経験の教訓化
Do
勇気づけ自己認識
リフレーム
ネット会員化し動画・音声のコンテンツをサービス化
Act
セルフ・コーチングの原理その1:解決志向法(SFA)
4
①原因特定(原因探し)より未来志向の行動とそのステップの目標作りに焦点を当てる
②当人の解決能力を前提し、その「ありたい姿に近い行動・経験イメージ」に着目する
③成功体験など“例外”に注目して「小さな成功モデル」を探り出す
解決志向のコーチングの特徴
セルフ・コーチングの原理その2:解決志向法(SFA)
引用:http://ravel.edu.mie-u.ac.jp/~dst/page1.htm
●「ストーリーテリング」とは、現実に起こったことや空想上のことを、「お話」として
「語る」「伝える」ものです。
●現在、コンピュータを用いて、撮影したデジカメ画像、古い写真、自分自身で描
いた絵などを、自分のナレーション録音でつなげて制作するデジタルストーリーテ
リングが注目されています。多くは2分から5分程度の短い作品です。
●作品制作の中では、音楽(BGM)を挿入したり、録音音声と共に(または音声
の代わりに)、字幕を付けることがあります。学習者の表現・発表活動を重視する
欧米の大学・学校では、授業に取り入れる教師・教育関係者が増えている。
●事例1⇒ http://www.learning-v.jp/dst/sakuhin01/nakamura.html
●事例2⇒ http://www.learning-v.jp/dst/sakuhin01/matsuura.html
●論文1⇒ http://www.jsse.jp/~kenkyu/090602.pdf
セルフ・コーチングの原理その3:ストーリーテリング
動画利用の学習化:ジムでの例
引用:https://grong.jp/blog/category/movie
事例:株式会社Ultimate Life
動画利用の学習化:本を基本にする例
引用:https://jibun-compass.com/sfikasu
事例:ストレングス・ファインダーの広報サイト
診断サービス利用の学習化:分析を基本にする例
引用:https://www.toshiba-toac.co.jp/service/human/performance/index_j.htm
事例:ストレングス・ファインダーの広報サイト
出典:https://reframing.jimdo.com/
カード式セルフ・コーチング 1:リフレーミング法
file:///C:/Users/user/AppData/Local/Packages/Microsoft.MicrosoftEdge_8wekyb3d8bbwe/TempState/Downloads/リフレーミングカード%20(1).pdf
カード式セルフ・コーチング 2:リフレーミング法
学生メンター支援ポータルのコンテンツ作成ステップ
Step1多角的な視点で成長マインドに役立つ書籍やツールをを探す
Step2インタビュや良い書籍の要約した内容を動画デジタル化しネット上にサービス公開する(有料化)
Step3サービス公開した結果についてネット上での効果を検証して12月に「活動報告書」としてまとめる
勉強していても将来のことが不安でて心理的にへこむ自分がなさけない・・・
うつ対策に詳しい人のアドバイスが欲し
い
自分の能力のなさにがっくりきているので成功した人と話がしたい
動画データベース
プロジェクトや業務の履歴
プロジェクト中のコメント、質問・回答などコミュニケーションにおける発言についても検索可能
動画や音声での解説を利用者がどう理解したかを検証する
学生メンターに役立つ情報コンテンツを整理し作成の計画化する。
専門家などインタビュして、その動画などをネット上に公開する。
書籍の内容を学びやすい形にナレッジを閲覧する文章化していく
大学生のキャリア発達に関する方法・仕組みの企画
デジタルハリウッド大学デジタルコミュニケーション学部 デジタルコンテンツ学科
指導教官:匠英一 学籍番号 A14DC070 氏名 齋藤 光一
【2017年度デジタルハリウッド大学卒業制作 企画書】
~大学生のキャリア発達を促すツールの考案~
・本企画の概要
はじめに◆
【社会観点】
・課題発見力、解決力
・主体的に行動できる
【目指す学生像】
自分自身の具体的な課題や目標を見つけ、将来設計に関心を持つようにし、自信を持って行動できるようになる学生
【学生の実態】
・将来設計または目標設定に対する関心が低下
・自己肯定感の低下
【現代のキャリア発達支援の課題】
・多様化が進む時代では、一人ひとりの個性を尊重した支援が求められている
【企画案】
大学生のキャリア発達を促すツールの考案
2
今回キャリア発達に関する方法を企画することに至った理由は2つ、私の就
職活動が始まり、自己のキャリアプランを深く考えることでキャリア発達に関
心を持ったこと。もう一つは、数名から就職活動に関する相談を受けたことに
より自己の進路選択に主体的になれない学生が多々見受けることがあった。
何故、進路選択や目標意識が低下しているのか。このような状態を解決する
方法はないのだろうかといった疑問から、キャリア発達に関する方法・仕組み
の考案することにした。
はじめに◆
3
1章…キャリア発達に関する現状分析1【キャリア発達支援の重要性】2【国立・公立・私立の課題点】2-2【何故私立は課題数値が高いのか?】3【社会が求める学生像】4【自己肯定感の低下】5【まとめ】
2章…大学生の自己肯定感とキャリア発達の分析・考察1【学生の自己肯定感とキャリア意識のアンケート調査】2【因子分析】3【考察①】4【各項目の割合】5【考察②】
目次◆
はじめに
4
3章…企画案1【企画案概要】2【ツールの全体イメージ図】3【ツールの活用例】4【期待効果】5【想定課題】6【運営するにあたって】7【収益モデル】8【開発費用】9【開発スケジュール】10【おわりに】
目次◆
5
大学生のキャリア発達に関する現状分析◆
1章 大学生のキャリア発達に関する現状分析
6
キャリア発達支援の重要性◆
社会の中で自分が役割を果たしながら、自分らしい生き方を実現していく過程のことを「キャリア発達」という(文部科学省定義)
人は、生涯の中にある時期において、社会との相互関係の中で自分らしく生きようとする。その時期の中で発生する一人ひとりのキャリア発達の課題を達成していくことが生涯を通じてのキャリア発達となる。
キャリア発達とは?
7
キャリア発達支援の重要性◆
近年では、学生の進路選択に対する目的意識が低いことが問題視されている。大学生に大学へ進学した理由を訪ねた調査では「すぐに会社にでるのが不安」「周囲の皆が行くから」と考え「とりあえず」大学に進学したりする生徒が多数いること。進路選択にはっきりとした目的意識をもって取り組めていないことがキャリア教育の問題として上がっている。キャリア発達の基盤となる能力・思考力を身につけることが学校側の
課題となっているため、「キャリア発達支援」が重要視されている。
キャリア発達支援の重要性
8
(一部参照: 文部科学省『なぜ「キャリア教育」が必要なのか』)
国立・公立・私立の課題点◆
大学は国立・公立・私立の3つに分類されている。大学におけるキャリア支援の課題点について、日本学生支援機構が設置者別に調査を行っている。調査データの中でも特に課題数値が高かったものをピックアップする。
国立の課題点「就職・採用活動時期の変更」(49.4%)
「卒業生に対する支援」(38.8%)
公立の課題点「学生の人間関係形成・社会形成力」(30.1%)
私立の課題点「学生の基礎学力」(63.7%)
「学生の就職活動対する意欲・意識」(60.8%)
「学生の自己理解・自己管理能力」(57.5%)
9
国立・公立・私立の課題点◆
何故私立は課題数値が高いのか?
国立・公立に関しては、就職活動期間への変更・人間関係形成についての関心が高かったが、私立大学は「基礎学力」「就職活動に対する意欲・意識」「学生の自己理解」の数値が他より高い。大学等の進学率が平成27年度では、54.6%(平成27年度)2人に1人が進学する時代になっているこ
と及び、私立大学の乱立によりその分だけ生徒数が増え、課題数値も高くなっていくことが予測される。一定以上存在する定員割れの大学なども、私立大学の課題数値を高めている原因の一つである。
出典「文部科学統計要覧 学校数(平成27年版)」
国立 公立 私立
86校 92校 603校
10
社会が求める学生像◆
(出典)経済同友会「起業の採用と教育に関するアンケート調査」結果(2014)
92.485.3
72
20.4
91
79.1
57.351.2
0
20
40
60
80
100
論理的思考力
課題発見・解決力
自己分析力・自己P
R
力
専門知識・研究内容
文系 理系
新卒採用の面接段階で特に重視されている「能力的要素」は上記のとおり「論理的思考力」「課題発見・解決力」「自己分析力・自己PR力」の3要素が高い数値を出していた。文系・理
系どちらも似た性質の学生が求められていることが判明している。
2014年に経済同友会が、社会が求める学生像の「能力的要素」を文系大学生、理系大学生に分けて調査していたところ以下のような結果が見られた。
11
自己肯定感の低下◆
現代の日本の学生は諸国外に比べて自己肯定感が低い状況にある。国立青少年教育振興機構が調査を行い、高校1年~3年生を対象とし、有効回答者数は1,850人のデータである。自己肯定感を中心としたアンケートでは以下のような結果が出ている。(一部抜粋)
出典「高校生の生活と意識に関する調査報告書(平成27年版)」
67.8
58.9
35.2
90.6
75.4
56.4
88.5
80.9
45.1
55.7
57.3
72.5
0 20 40 60 80 100
私は人並みの能力がある
私は将来に対し、はっきりした目標
をもっている
自分はダメな人間だと思うことがあ
る
日本 米国 中国 韓国(%)
諸国外とくらべて自分のことをポジティブな項目へ肯定的に回答している学生は外国と比較して少なく、ネガティブな項目「自分はダメな人間だと思うことがある」へ約7割の学生が「とてもそう思う」「まあそう思う」と回答していることがわかる。
12
自己肯定感の低下◆
出典「高校生の生活と意識に関する調査報告書(平成26年版)」
続いて「青少年の体験活動等に関する実態調査」より自己肯定感の経年比較のデータである。
4.2
5.9
16.1
21.6
23.4
26.9
38.8
39.8
35.3
32
26.4
23.7
31.5
28
15.7
12.1
5.6
7.2
2.9
2.7
0% 20% 40% 60% 80% 100%
高校2年生
中学2年生
小学6年生
小学4年生
高い やや高い ふつう やや低い 低い
グラフの特徴として学年が上がるほど自己肯定感が低い学生が増加していることが明らかである。ここから予測されるのは、高校生から大学生への自己肯定感の数値が並行またはさらに低下する
可能性が高い。
13
自己肯定感の低下◆
自己肯定感の高低は生涯のキャリア発達に大きく影響を及ぼします。
自己肯定感の高低で、以下のような差がでます。
就職活動の面接で落ちる
自己肯定感が高い
反省はするが深く引きずらない
反省を活かし次のことへ向けて準備
失敗することを恐れてしまう
自己肯定感が低い
自分はダメな人間だと思い込む
自信が喪失し物事が上手くいかなくなる
負のスパイラル
新しい会社へ挑戦
14
まとめ◆
1.国立・公立・私立から見た課題
抱えている課題はそれぞれ大きく違っている。また、私立大学の課題数値が国立・公立より高く、課題の内容についても「自己理解」「就職活動」と、キャリア発達に関わるものが上位に上がる。
キャリア発達を促すシステムのターゲット層は私立大学
2.社会がもとめる学生像
「論理的思考力」「課題発見・課題解決力」「自己分析力」の3つが求められている
3.自己肯定感の低下
自己肯定感は諸国外と比較して日本人の低く、学年が進むにつれて徐々に低下していく傾向がある。高校から大学へ進学後、自己肯定感はさらに低下する可能性あり。自己肯定感の高低はキャリア発達に大きく影響を及ぼす。
キャリア発達を促すためには自己肯定感を高める仕組みが必要15
大学生の自己肯定感とキャリア意識の分析・考察◆
2章 大学生の自己肯定感とキャリア意識の分析・考察
16
学生の自己肯定感とキャリア意識のアンケート調査◆
学生の自己肯定感とキャリア意識のアンケート調査
1章の現状分析をもとに、私立大学生の80人へ独自アンケートを実施。本アンケートでは、学生の「自己肯定感」と「キャリア意識」について分析するために行ったものである。
調査をするために用意したアンケート用紙は右の図1である。アンケート項目は5段階評価を用いた。本章では、このアンケート調査結果を元に分析・考察をしていく。
17
学生の自尊感情とキャリア意識のアンケート調査◆
学内の友達、及びキャリアセンターに進路選択相談したことがあるか無いかを回答して頂いた結果以下のような結果が見られた。
ある40%
ない60%
学内の友達に相談したことが
ある
ある ない
ある55%
ない45%
キャリアセンターで相談したこ
とがある
ある ない
どちらも「ある」と答えた人数は4~5割近くであり、2人に1人は相談したことがないという状況であることがわかった。
18
因子分析◆
先程のアンケート13項目に対して、5段階評価を元に最尤法による因子分析を行った。その後、固有値の減衰状況から2因子を採用することにした。2因子の命名および負荷量のグラフは次のページに示す。
0
0.5
1
1.5
2
2.5
3
3.5
4
4.5
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
固有値
因子数
スクリープロット
データ相関行列
19
因子分析◆
アンケートの13項目に対して最尤法・プロマックス回転による因子分析を行い、因子負荷量が±.35に満たない、または信頼性係数α=.70を下回る3項目「A01_目標設定」「A08_充実」「A09_学内活躍」を削除し、再度同じ方法で因子分析を行った。整合性を検討するためα系数を算出した結果
「Ⅰ」でα=.79 「Ⅱ」でα=.72 の値が得られ、因子間相関は.581と、やや強い相関があることが示唆された。最終的な因子分析結果は図3に示す。
項目 Ⅰ Ⅱ
A11_行動力 .960 -.048
A12_ギリギリ -.744 .063
A07_空気に流されない .548 -.121
A06_自分が好き .545 .048
A05_自分のいいところ .493 .255
A04_後悔 -.474 .191
A03_進路選択 -.206 .998
A13_定期的に考えたい .147 -.514
A10_自主性 .408 .439
A02_相談できる .370 .375
因子間相関 Ⅰ Ⅱ
Ⅰ 1.000 .581
Ⅱ .581 1.000
図3
20
因子分析◆
因子の命名
A11_行動力 A12_ギリギリ
A7_空気に流されないA5_自分が好き A6_自分の良いところ
第一因子
第二因子
A3_進路選択 A13_定期的に考えたいA10_自主性A2_相談できる
「自分が好き」「自分の良いところ」「空気に流されない」は自尊感情に大きく関わるものであり「行動力」「ギリギリ」は自尊感情との相関が見られたため、第一因子を「自己肯定感尺度」因子と命名した。
第二因子「相談できる」「進路選択」「定期的」はすべて進路に関する項目であり「自主性」は3項目との相関が見られたため、これらをまとめた第二因子を「キャリア関心尺度」と命名した。
21
因子分析◆
A11_行動力
A12_ギリギリ
A7_空気に流され
ない
A6_自分が好き
A5_自分のいいと
ころ
A4_後悔
A3_進路選択
A13_定期的に考
えたい
A10_自主性
A2_相談できる
-.6
-.4
-.2
.0
.2
.4
.6
.8
1.0
1.2
-1.0 -.5 .0 .5 1.0 1.5
自尊感情尺度(
横)
キャリア関心尺度(縦)
図3の分析結果を散布図に表したものになる。この図を元に考察をする。
自己肯定感とキャリア発達の因子分析散布図
22
考察1◆
自尊感情:高 キャリア関心尺度:高
自主性があり、自分の良いところになにかしらの「気づき」を得ていて、親や友達に相談もできる学生である傾向がある。自分自身の生き方に納得し、自主的に物事を考え行動することが可能であることがわかる。
図3の散布図を元に以下のような考察ができる。
自尊感情:低 キャリア関心尺度:低
自尊感情が低い学生は「ギリギリ」になってから動き出し、進路選択の場面においても後悔をしている経験がある。だが、キャリア関心尺度が0より若干上にあるのは、ギリギリになって動き出す前から自分の進路についてはある程度の考えをもっているからである。
ギリギリの場面で動き出し、後悔しない選択に近づけるよう支援する必要性
目指す学生像は、自分の良いところに「気づき」を得て、主体的な思考を持ち自分自身の生き方に自身をもってもらうこと。
23
アンケート項目の回答割合◆
因子分析をした上で、回答して頂いたアンケート項目の割合を表記する。
16.7%
10%
5%
18.3%
21.7%
20%
31.7%
28.3%
16.7%
26.7%
28.3%
35%
26.7%
35%
18.3%
11.7%
25%
23%
16.7%
23.3%
33.3%
15%
13.3%
20%
8.3%
3.3%
26.7%
28.3%
11.7%
1.7%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
自分のことが好きである
自分には良いところがある
過去に自分の進路選択で後悔してしまったことがある
進路選択は決まっているほうだ
家族や職員に自分の進路について相談できる
自分は将来への目標設定が出来ているほうだ
アンケート割合
そう思わない どちらかというとそう思わない どちらでもない どちらかというとそう思う そう思う
24
アンケート項目の回答割合◆
その2
6.7%
3.3%
35%
6.7%
35%
8.3%
13.3%
13.3%
5%
28.3%
30%
26.7%
20%
31.7%
18.3%
30%
11.7%
21.7%
20%
35%
21.7%
38.3%
36.7%
18.3%
23.3%
15%
26.7%
11.7%
23.3%
25%
6.7%
18.3%
3.3%
10%
21.7%
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%
定期的に自分の進路について考えたいと思っている
ギリギリになってから行動する
思い立ったらすぐに実行する
自分の意志や判断で行動できる
学校で自分が活躍できる場所があると思う
学生生活は充実している
周りの空気に流されることはない
アンケート割合
そう思わない どちらかというとそう思わない どちらでもない どちらかというとそう思う そう思う
25
考察2◆
グラフの全体傾向として一章の考察のとおり、学生全体の自尊感情はやや低めであることがわかる。同時にキャリア意識も調査したが、その中で重要視したのは下記の3つだ。
過去の進路選択で後悔してしまったことがある
定期的に自分の進路について考えたいと思っている
自分は将来への目標設定が出来ているほうだ
過去の進路選択で後悔を抱いている学生が6割いることがわかる。また、目標設定が明確に定まっていないため、定期的に自分のことについて考える時間を学校側で設ける必要性があ
ることが伺える。
26
60%
61.6%
21.7%
企画案◆
3章 企画案
27
キャリア発達支援ツールの提案◆
■名称:学生向け目標設定ツール「GSS(Goal Setting Student)」
企画案概要
■コンセプト:学生の目標・課題を「可視化」
■主な機能:目標設定記録
■特徴:自身の未来の姿・目標・達成度を視覚的に表示する
■ターゲット:私立大学
28
キャリア発達支援ツールの提案◆
本ツールの機能一覧
メイン機能 サブ機能
将来・目標設定記録機能
学生の将来の姿や目標を設定し、どれだけ目標を達成しているかを可視化させる機能
通知機能
システムのメンテナンスを行う際の通知や、学生向けの役に立つ情報を定期的に配信
レポート機能
学生の学生生活や目標に対しての感想等を書き残していく機能
オプション
ツール全般の設定画面
29
ツールの全体イメージ図◆
ツールの全体イメージはこのように設定します。(サービス実施時に変更される場合があります)
30
将来の姿はポイント制で関連する目標が達成された場合加算されていく方式です。
目標は進捗度をパーセントで表示しています。目標が達成されると、将来の姿へポイントが加算されます。
本ツールはスマートフォンにも対応します。
ツールの全体イメージ図◆
ツールの全体マップ案
トップページ
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ホーム
目標
通知 運営側お役立ち情報
目標設定
レポート達成リスト
ログイン
ログイン
設定オプション
31
サイトの全体イメージ図◆
フロント画面+目標設定画面イメージ
GSS
ログインID
パスワード
ログイン
LOGIN
PDF形式にてマニュアルをご用意いたします。
目標設定画面
+ボタンを押すと項目の追加ができます。
32
サイトの全体イメージ図◆
レポート記入画面
レイアウトは極力シンプルに設定しています。
レポートのタイトルを記入
レポートの内容について記入文字数の制限はありません。
記録ボタンを押すと、レポート一覧に反映されるシステムです。
33
サイトの全体イメージ図◆
将来・目標設定画面
自分の将来像を記入します
自分の目標を記入します自分の中でこの目標を達成した場合何点分加点をするかを設定できます
設定されている将来像と関連付ける場合はここから選択できるようになっています。
34
記録を押すと、目標設定一覧へ反映されます。
サイトの全体イメージ図◆
目標の確認画面
設定した目標と関連付けた将来像です。
達成率をわかりやすく円グラフで表示します。
35
目標が達成されたらこちらをクリックし完了し、将来像へポイントが加算されます。もし、まだ目標が達成出来てないと感じた場合
このボタンから達成率を細かく調整できます。
サイトの全体イメージ図◆
何故将来像はポイント制か?
将来像は必ずしもその通りになるとは限りません。自分が将来の姿へどれだけ目標の達成を積み重ねてきたかをパーセントで表示してしまうと「必ずそうしなければならない」という強制的な印象が出てしまうためポイント制にしています。
%
本人にとってそれがプレッシャーになってしまう
10pt
10pt
10pt
積み重ねる方式
36
ツールの活用例◆
ツールの活用例
学生へ将来像を考えてもらう
将来像へ向けた具体的かつ現実的な目標を上げてもらう
【初回】
各自GSSへ将来像・目標を記録する
【二回目以降】
学生5,6人でグループを組んでもらう
初回でGSSに記録した内容をもとにグループ内で各自共有
【1ヶ月後】
互いの意見交換を踏まえた上で感想をGSSへ記録・進捗度を各自更
新
以降1ヶ月毎に同じ方法を繰り返す
37
期待効果◆
ツールの活用例をもとに期待される効果は以下のとおりになります
自分の目標・課題・進捗度を「可視化」させた内容を元にグループワークで意見交換をすることにより将来に対する考えが深まり自身の現状把握が可能
自身の将来設計を具体的に考えたことがなかった学生へ関心を持たせることができます
達成した項目が次々に記録として残り「自分はこれだけ成長している」といったことが把握できる
自己分析力・課題発見・解決力の向上
自己肯定感の向上
学生側 学校側
学生同士の将来を中心とした対等なグループワークによる自己肯定感の促進
定期的な支援をすることにより学生のキャリア意識を習慣化
キャリア意識の習慣化により学生の主体性を促進
38
想定課題◆
サービスを解約される
ツールに対する満足度が低かった場合サービスを解約されることが想定されます。顧客に満足のいくシステムを提供するため、定期的にツールに関するアンケートを実施します。アンケートのデータを元にシステムの改善・追加をし、よりよいサービスを継続して使って頂けるよう心がける。
ツールの運用が上手くいかない
ツールの使いみちがわからず運用が出来ない場面を防ぐため、予めこちらから活用例を含めたマニュアルをPDF形式でご提供。上手く行かず不満点が増加することを未然に防ぐため30日間の無料体験を実施。
39
運営するにあたって◆
■ツールの運営にあたり個人情報を取り扱うため、脆弱性診断・マルウェア対策を徹底し個人情報漏洩を防ぐ。
■ツールの全体レイアウト等を変更する場合は事前にGSS内通知で運営側から告知を必ずする。
■定期的なツールに関するアンケートを取りシステムの改善・追加をする
40
収益モデル◆
初回サービス
30日間のツール無料体験期間を提供し、実際にツールの使い方等を体験してもらいます。
30日後 継続課金制
導入する学生数に応じた1ヶ月の定額料金制度
41
開発費用◆
タスク 概算 備考
基本設計 10万~
詳細設計 40万~
ツール制作・デザイン 230万~ ツールデザインは自社にてシステム開発 200万~
テスト運用 0 自社テスト
サーバー運営費 16万~ レンタルサーバーを使用初期費用で14万月額運営費で2万24時間管理体制会員数により運営費が変動する可能性があります
合計 約316万~
レンタルサーバーに関してはSSL暗号化が可能な会社を利用します。
42
開発スケジュール◆
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
基本設計
詳細設計
プログラム設計
プログラミング
Webサイトデザイン
サービススタート
開発期間はおおよそ11ヶ月を予定しております。状況に応じてスケジュールが変更される可能性がございます。
テスト運営
43
キャリア発達支援における「自己肯定感の促進」は長年の課題となっています。大学生
になると、自分自身でこの先の人生を考えていかなければなりません。学生が自ら将来に
向けての課題を発見し、どのように将来へ向けて動くかを考える習慣をつけることが大変
重要になります。目的意識の低い学生へのアプローチが成功すれば、学校の就職率も上昇
し、学校自体の評判も高くなると予測されます。
そして、このシステムを通して大学生活に後悔のない選択ができるようになる学生が一
人でも多く増えることを願います。
最後に、ゼミ内でご指導を頂いた匠英一教授、そしてアドバイスをくださった匠ゼミの
皆様に深く感謝いたします。また、アンケートにご協力の皆様方にも深くお礼を申し上げ
ます。
おわりに◆
44
参考資料◆
■参考文献
平成27年度 大学等における学生支援の取組状況に関する調査(JASSO)
文部科学統計要覧 学校数(平成27年版)
村上 香奈 山崎 浩一 2015 SFAに基づくグループワークの実践とその影響
日本の子供たちの自己肯定感が低い現状について (2016)
経済同友会「起業の採用と教育に関するアンケート調査」結果(2014)
高校生の生活と意識に関する調査報告書(平成26年版)
高校生の生活と意識に関する調査報告書(平成27年版)
何故「キャリア教育」が必要なのかhttp://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/12/attach/1314525.htm
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参考資料◆
■参考資料(アンケート用紙)
本企画のために制作したアンケートです
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