エマージング・ボンド・ファンド・ ニュージーラン...

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◆運用報告書(全体版)は、受益者のご請求により交付 されます。交付をご請求される方は、販売会社までお 問い合わせください。 ◆当ファンドは、投資信託約款において運用報告書(全 体版)に記載すべき事項を電磁的方法によりご提供す る旨を定めております。運用報告書(全体版)につい ては、以下の手順で閲覧およびダウンロードすること ができます。 <閲覧方法> https://www.smd-am.co.jp/fund/unpo/ に ア ク セ ス → ファンド名を入力→検索結果からファンドを選択 〒105-6228 東京都港区愛宕2-5-1 https://www.smd-am.co.jp 口座残高など、お取引状況についてのお問い合わせ お取引のある販売会社へお問い合わせください。 運用報告書についてのお問い合わせ フリーダイヤル 0120-88-2976 受付時間:午前9時~午後5時(土、日、祝・休日を除く) 第124期末(2020年1月16日) 基準価額 7,437円 純資産総額 1,137百万円 第119期~第124期 騰落率 +2.8% 分配金合計 225円 *騰落率は分配金(税込み)を分配時に再投資したものとみな して計算したものです。 交付運用報告書 エマージング・ボンド・ファンド・ ニュージーランドドルコース(毎月分配型) 追加型投信/海外/債券 第119期 2019年8月16日決算 第120期 2019年9月17日決算 第121期 2019年10月16日決算 第122期 2019年11月18日決算 第123期 2019年12月16日決算 第124期 2020年1月16日決算 作成対象期間(2019年7月17日~2020年1月16日) 受益者の皆様へ 毎々、格別のお引き立てにあずかり厚くお礼申し 上げます。 さて「エマージング・ボンド・ファンド・ニュー ジーランドドルコース(毎月分配型)」は、このた び、第119期から第124期の決算を行いました。 当ファンドは、主として円建て外国投資信託証券 への投資を通じて、主に米ドル建ての新興国の政府 および政府機関等の発行する債券を実質的な主要投 資対象とし、高水準のインカムゲインの確保と信託 財産の成長を目指して運用を行いました。 ここに、当作成対象期間の運用経過等をご報告申 し上げます。 今後とも一層のご愛顧を賜りますようお願い申し 上げます。

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◆運用報告書(全体版)は、受益者のご請求により交付されます。交付をご請求される方は、販売会社までお問い合わせください。

◆当ファンドは、投資信託約款において運用報告書(全体版)に記載すべき事項を電磁的方法によりご提供する旨を定めております。運用報告書(全体版)については、以下の手順で閲覧およびダウンロードすることができます。

<閲覧方法>https://www.smd-am.co.jp/fund/unpo/にアクセス→ファンド名を入力→検索結果からファンドを選択

〒105-6228 東京都港区愛宕2-5-1

https://www.smd-am.co.jp

■口座残高など、お取引状況についてのお問い合わせお取引のある販売会社へお問い合わせください。

■運用報告書についてのお問い合わせフリーダイヤル 0120-88-2976受付時間:午前9時~午後5時(土、日、祝・休日を除く)

第124期末(2020年1月16日)

基準価額 7,437円

純資産総額 1,137百万円

第119期~第124期

騰落率 +2.8%

分配金合計 225円

*騰落率は分配金(税込み)を分配時に再投資したものとみな

して計算したものです。

交付運用報告書

エマージング・ボンド・ファンド・ニュージーランドドルコース(毎月分配型)

追加型投信/海外/債券

第119期 2019年8月16日決算 第120期 2019年9月17日決算第121期 2019年10月16日決算 第122期 2019年11月18日決算第123期 2019年12月16日決算 第124期 2020年1月16日決算

作成対象期間(2019年7月17日~2020年1月16日)

受益者の皆様へ

 毎々、格別のお引き立てにあずかり厚くお礼申し上げます。 さて「エマージング・ボンド・ファンド・ニュージーランドドルコース(毎月分配型)」は、このたび、第119期から第124期の決算を行いました。 当ファンドは、主として円建て外国投資信託証券への投資を通じて、主に米ドル建ての新興国の政府および政府機関等の発行する債券を実質的な主要投資対象とし、高水準のインカムゲインの確保と信託財産の成長を目指して運用を行いました。 ここに、当作成対象期間の運用経過等をご報告申し上げます。 今後とも一層のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

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エマージング・ボンド・ファンド・ニュージーランドドルコース(毎月分配型)

運用経過

【基準価額等の推移】

*当ファンドの運用方針に対し適切に比較できる指数がないため、ベンチマークおよび参考指数はありません。

*分配金再投資基準価額は、作成期首の基準価額を基準に算出しております。

*分配金再投資基準価額は、分配金(税込み)を分配時に再投資したものとみなして計算したもので、ファンド運用の実質的なパフォーマンスを示すもの

です。

*分配金を再投資するかどうかについてはお客様がご利用のコースにより異なります。また、ファンドの購入価額により課税条件も異なります。従って、

各個人のお客様の損益の状況を示すものではありません。

第119期首:7,467円

第124期末:7,437円(作成対象期間における期中分配金合計額 225円)

騰落率  :+2.8%(分配金再投資ベース)

【基準価額の主な変動要因】 当ファンドは、TRP Global Emerging Markets Bond Fund NZD Classへの投資を通じて、主に米ドル建て

の新興国の政府および政府機関等の発行する債券へ実質的に投資しました。

(上昇要因)

 メキシコは、国有会社のPEMEXやMexico City Airport Trust(以下、MEXCAT)のポジションがプラスとな

りました。PEMEXは政府からの支援の拡大、MEXCATは政府による継続的な買入消却がプラス要因となりまし

た。

 ウクライナは、最高会議選挙において与党が過半数を獲得し、改革に向けた強固な基盤や、IMF(国際通

貨基金)プログラムに対するコミットメントが鮮明となったことで引き続きプラスとなりました。同国のイ

ンフレ率は低下し、経済成長は上向いています。

 ブラジルは、政府が重要な年金改革法案を可決したことで債券価格が上昇し、プラスに寄与しました。国

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7,800(円) (億円)

第118期末2019.7.16

第119期末2019.8.16

第120期末2019.9.17

第121期末2019.10.16

第122期末2019.11.18

第123期末2019.12.16

第124期末2020.1.16

純資産総額(右目盛)

基準価額(左目盛)

分配金再投資基準価額(左目盛)

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エマージング・ボンド・ファンド・ニュージーランドドルコース(毎月分配型)

【1万口当りの費用明細】

項 目

第119期~第124期

項目の概要2019年7月17日~2020年1月16日

金額 比率

信託報酬 58円 0.812% 信託報酬=作成期中の平均基準価額×信託報酬率

作成期中の平均基準価額は7,116円です。

(投信会社) (33) (0.467) ファンドの運用等の対価

(販売会社) (23) (0.329) 購入後の情報提供、運用報告書等各種書類の送付、口座内でのファンドの管理等の対価

(受託会社) ( 1) (0.016) 運用財産の管理、委託会社からの指図の実行の対価

その他費用 0 0.003 その他費用=作成期中のその他費用÷作成期中の平均受益権口数

(監査費用) ( 0) (0.003) 監査法人等に支払うファンドの監査に係る費用

(その他) ( 0) (0.000) 信託財産に関する租税、信託事務の処理に要する諸費用等

合計 58 0.816

*「比率」欄は1万口当りのそれぞれの費用金額を作成期中の平均基準価額で除して100を乗じたものです。

*作成期中の費用(消費税等のかかるものは消費税等を含む。)は、追加・解約により受益権口数に変動があるため、簡便法により算出した結果です。

なお、その他費用は、このファンドが組み入れている親投資信託受益証券が支払った金額のうち、このファンドに対応するものを含みます。

*各項目の費用は、このファンドが組み入れている投資信託証券が支払った費用を含みません。

*各項目ごとに円未満は四捨五入しています。

営石油会社Petrobrasや厳選した社債のポジションが良好なリターンをあげました。

 高利回りのトルコはプラスとなりました。投資家のリスク選好度が高まったことで、同国債券は売られ過

ぎの水準から回復しています。

(下落要因)

 アルゼンチンでは、当時野党の大統領候補であったフェルナンデス氏が大統領選の予備選挙において予想

以上の大差で勝利したことを受け、債券価格が急落しました。この結果により、同国の経済改革の継続意欲

や、膨大な米ドル建て債務の返済能力に対する懸念が急速に高まりました。

 エクアドルは、財政赤字縮小に向けた改革の進展を受け、暴徒化した改革反対勢力によるデモによる圧力

を受けました。政府が事態収束のために燃料費補助金の廃止を撤回したことなどから、同国がIMFプログラ

ム下での目標債務水準を達成することは、より困難となっています。

 Peru LNGのポジションはわずかにマイナスとなりました。長引く天然ガス価格の下落を背景に、同社の信

用格付けは引き下げられました。

 円/ニュージーランドドルの為替変動が基準価額の変動要因となりました。

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エマージング・ボンド・ファンド・ニュージーランドドルコース(毎月分配型)

総経費率(1+2) 1.77%

1 当ファンドの費用の比率 1.62%

2 投資先ファンドの費用の比率 0.15%

総経費率

1.77% 運用管理費用

(投信会社) 0.93%

運用管理費用

(販売会社) 0.66%

運用管理費用

(受託会社) 0.03%

その他費用

0.01%

運用管理費用および

運用管理費用以外

0.15%

投資先ファンドの費用 0.15%2 当ファンドの費用 1.62%1

*1の各費用は、前掲「1万口当りの費用明細」において用いた簡便法により算出したもので、各比率は、年率換算し

た値(小数点以下第2位未満を四捨五入)です。「1万口当りの費用明細」の各比率とは、値が異なる場合があります。

*2の投資先ファンド(当ファンドが組み入れている投資信託証券(マザーファンドを除く))の費用は、運用管理費

用と運用管理費用以外の費用を明確に区別できないため、まとめて表示しています。

また、投資先ファンドへの平均投資比率を勘案して、実質的な費用を計算しています。

*1と2の費用は、原則として、募集手数料、売買委託手数料及び有価証券取引税を含みません。また、計上された期

間が異なる場合があります。

*上記の前提条件で算出している参考値であり、実際に発生した費用の比率とは異なります。

当作成期中の運用・管理にかかった費用の総額(原則として、募集手数料、売買委託手数料及び有価

証券取引税を除く。)を作成期中の平均受益権口数に作成期中の平均基準価額(1口当り)を乗じた

数で除した総経費率(年率換算)は1.77%です。

参考情報 総経費率(年率換算)

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エマージング・ボンド・ファンド・ニュージーランドドルコース(毎月分配型)

【最近5年間の基準価額等の推移】

*当ファンドの運用方針に対し適切に比較できる指数がないため、ベンチマークおよび参考指数はありません。

*分配金再投資基準価額は、2015年1月16日の基準価額を基準に算出しております。

*分配金再投資基準価額は、分配金(税込み)を分配時に再投資したものとみなして計算したもので、ファンド運用の実質的なパフォーマンスを示すもの

です。

*分配金を再投資するかどうかについてはお客様がご利用のコースにより異なります。また、ファンドの購入価額により課税条件も異なります。従って、

各個人のお客様の損益の状況を示すものではありません。

2015年1月16日期初

2016年1月18日決算日

2017年1月16日決算日

2018年1月16日決算日

2019年1月16日決算日

2020年1月16日決算日

基準価額 (円) 12,523 9,177 9,933 9,277 7,307 7,437

期間分配金合計(税込み) (円) - 1,320 1,320 1,320 900 525

分配金再投資基準価額騰落率 (%) - △17.4 24.3 7.3 △11.8 9.4

純資産総額 (百万円) 2,437 1,597 1,635 1,816 1,378 1,137

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2015.1 2016.1 2017.1 2018.1 2019.1 2020.1

(2015年1月16日~2020年1月16日)(円) (億円)

純資産総額(右目盛)

基準価額(左目盛)

分配金再投資基準価額(左目盛)

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エマージング・ボンド・ファンド・ニュージーランドドルコース(毎月分配型)

【投資環境】 当作成期は投資家のリスク選好姿勢が再び高まったことを背景に、エマージング債券市場は堅調なリター

ンをあげました。一部のディストレスト国によって、国別のリターン格差が拡大しました。堅調な資金流入

が追い風となったほか、世界的な利回りの低下によってエマージング債券の魅力が高まりました。

 IMFは2019年10月に2020年の世界経済成長見通しを3.4%に引き下げ、貿易摩擦と緊縮的な金融情勢により

リスクバランスは下向きであると指摘しました。当作成期中、FRB(米連邦準備制度理事会)は低インフレ

を背景に、政策金利であるFF(フェデラル・ファンド)金利の誘導目標を3回にわたり引き下げました。な

お、当作成期終了直後に中国が発表した2019年のGDP(国内総生産)成長率は、米国との貿易戦争の影響に

より市場予想よりやや低い+6.1%となりました。

 チリ、エクアドル、レバノンといったいくつかの国では、経済的不平等や汚職に関する反政府デモが勃発

しました。アルゼンチンでは、最終的に大統領に選出されることとなった左派の野党候補が、大統領選の予

備選挙において予想外の勝利を収めたことを背景に、債券価格が急落しました。アルゼンチン新政府が複数

債務の償還を2020年8月まで延期したため、格付機関のS&Pは同国の信用格付けを「選択的デフォルト(債務

不履行)」、同じくFitchは「部分的デフォルト」としました。ブラジルの上院は、債務の削減により財政

の安定化に寄与するとされる年金制度改革法案を可決しました。

 ニュージーランドドルは対円で上昇しました。当作成期中、RBNZ(ニュージーランド準備銀行)は政策金

利を1.5%から1.0%に引き下げました。

 国内短期金融市場では、作成期初-0.14%近辺でスタートした国庫短期証券3ヵ月物の利回りは、-0.1%

~-0.2%のレンジで推移しました。2019年9月末以降は、年越え要因に絡む海外投資家による短期の国債へ

の需要の高まり等を受けて-0.4%近辺まで低下した後マイナス幅を縮小し、-0.12%近辺で作成期末を迎

えました。

【ポートフォリオ】■エマージング・ボンド・ファンド・ニュージーランドドルコース(毎月分配型)

 主要投資対象であるTRP Global Emerging Markets Bond Fund NZD Classを作成期を通じて高位に組み入

れ、作成期末の投資信託証券組入比率は97.9%としました。

■TRP Global Emerging Markets Bond Fund NZD Class

 南アフリカは大幅なオーバーウェイトを維持しているものの、経済成長の鈍化と改革機運の低下を背景に

ポジションを減らしました。同国は低迷している経済成長を上向かせ得る改革プログラムを模索しています。

 ウクライナのアロケーションを拡大しました。最高会議選挙においてゼレンスキー大統領率いる与党が過

半数を獲得したことで、改革に向けた強固な基盤や、IMFプログラムに対するコミットメントが鮮明となり

ました。同国のインフレ率は低下し、経済成長は上向いています。

 ブラジルは依然として最大のオーバーウェイト国です。当作成期中、厳選した確信度の高い銘柄のポジ

ションを拡大しました。

 ロシアは引き続き大幅にアンダーウェイトとしています。保守的な財政政策、強固なクレジットメトリク

ス、原油価格の回復による下支えが見られますが、追加制裁のリスクが根深いことから、当ファンドは引き

続き慎重な見方を維持しています。ただ、当作成期中はこうしたリスクは幾分和らいだため、同国のポジ

ションを拡大しました。

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エマージング・ボンド・ファンド・ニュージーランドドルコース(毎月分配型)

■キャッシュ・マネジメント・マザーファンド

 安全性と流動性を考慮し、短期の国債・政府保証債を中心とした運用を行いました。年限に関しては、残

存6ヵ月以内の短期の国債・政府保証債を中心とした運用を継続しました。

【ベンチマークとの差異】 当ファンドの運用方針に対し適切に比較できる指数がないため、ベンチマークおよび参考指数はありませ

ん。

【分配金】 分配金は、分配可能額、基準価額水準等を勘案し、第119期50円、第120期~第124期の各期において35円

とさせて頂きました。(1万口当り税込み)

 なお、留保益につきましては、運用の基本方針に基づき運用を行います。

■分配原資の内訳

(1万口当り・税引前)

項目

第119期 第120期 第121期 第122期 第123期 第124期

2019年7月17日~2019年8月16日

2019年8月17日~2019年9月17日

2019年9月18日~2019年10月16日

2019年10月17日~2019年11月18日

2019年11月19日~2019年12月16日

2019年12月17日~2020年1月16日

当期分配金 (円) 50 35 35 35 35 35

(対基準価額比率) (%) 0.72 0.50 0.50 0.50 0.48 0.47

当期の収益 (円) 23 26 18 28 29 31

当期の収益以外 (円) 27 8 16 7 5 3

翌期繰越分配対象額 (円) 4,799 4,791 4,775 4,769 4,763 4,760

※円未満を切り捨てしているため、「当期分配金」は「当期の収益」と「当期の収益以外」の合計額と一致しない場合があります。

※当期分配金の対基準価額比率は当期分配金(税込み)の期末基準価額(分配金込み)に対する比率で、ファンドの収益率とは異なります。

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エマージング・ボンド・ファンド・ニュージーランドドルコース(毎月分配型)

今後の運用方針

■エマージング・ボンド・ファンド・ニュージーランドドルコース(毎月分配型)

 引き続き、運用の基本方針に従い、主として円建て外国投資信託証券への投資を通じて、主に米ドル建て

の新興国の政府および政府機関等の発行する債券を実質的な主要投資対象とし、高水準のインカムゲインの

確保と信託財産の成長を目指して運用を行います。

■TRP Global Emerging Markets Bond Fund NZD Class

 エマージング債券市場は世界的なリスク環境にさらされているものの、債券市場の中では最も高い水準の

利回りとなっており、いくつかの調整局面でも、その耐久性に対する認識がされていることから、当ファン

ドではエマージング債券に対して慎重ながらも楽観的な見方をしています。引き続き、エマージング国の

ファンダメンタルズ(基礎的条件)は広く下支え要因となっていることから、当面は米大統領選、世界経済

成長、中国(貿易戦争と国内の財政刺激策)や、南アフリカ、トルコ、アルゼンチン、およびその他の高

ベータの国(市場平均よりも相対的に価格感応度が高い国)などのエマージング国における政策路線など、

外因的なマクロリスクや国別の固有要因が主要な要因となると見ています。

 当ファンドは、やや保守的なポジションをとっており、ブラジルやウクライナのように前向きな改革機運

のある国や、南アフリカやメキシコのように自国のファンダメンタルズにおけるリスクに対して割安な市場

など、固有の投資機会に着目しています。低ベータの国のアンダーウェイトを継続する一方、イスラエル、

ロシア、サウジアラビアといった複数のディフェンシブ(景気変動の影響を受けにくい)国のウェイトを高

めています。

 今後半年から1年の間、ニュージーランドドルは対円で上昇する可能性があると見ています。

■キャッシュ・マネジメント・マザーファンド

 日本銀行は2018年7月の金融政策決定会合において、現行の金融緩和政策を粘り強く続けていくため政策

金利のフォワードガイダンスを導入しました。したがって当分の間、市場利回りは低い水準での推移が見込

まれます。当ファンドでは引き続き安全性と流動性をもっとも重視したスタンスでの運用を継続し、短期の

国債・政府保証債を中心とした運用を行っていきます。日本銀行による金融緩和政策が続くため、短期金利

の上昇リスクは限定的と予想します。ファンドの平均残存年限については2~4ヵ月程度を目安に短めを基本

とする方針です。

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エマージング・ボンド・ファンド・ニュージーランドドルコース(毎月分配型)

お知らせ

 該当事項はございません。

当該投資信託の概要

商品分類 追加型投信/海外/債券

信託期間 2009年7月17日~2024年7月16日(15年)

運用方針 主として円建て外国投資信託証券への投資を通じて、主に米ドル建ての新興国の

政府および政府機関等の発行する債券を実質的な主要投資対象とし、高水準のイ

ンカムゲインの確保と信託財産の成長を目指して運用を行います。なお、親投資

信託であるキャッシュ・マネジメント・マザーファンド受益証券へも投資を行い

ます。

主要投資対象 当ファンド ・TRP Global Emerging Markets Bond Fund NZD Class受

益証券

・キャッシュ・マネジメント・マザーファンド受益証券

TRP Global Emerging Markets

Bond Fund NZD Class

・新興国の政府、政府機関等が発行または保証する米ドル

建ての債券

・外国為替予約取引等の活用

キャッシュ・マネジメント・

マザーファンド本邦通貨建て公社債および短期金融商品等

当ファンドの運用方法 ・ファンド・オブ・ファンズ方式で運用します。

・TRP Global Emerging Markets Bond Fund NZD Classへの投資比率は、原則と

して高位を保ちます。

分配方針 毎月16日(休業日の場合は、翌営業日)の決算日に、分配金額は経費控除後の利

子・配当収益および売買益(評価損益も含みます。)等の中から、基準価額水

準、市況動向等を勘案して、委託者が決定します。ただし、分配対象額が少額の

場合等には分配を行わないことがあります。

*分配金自動再投資型の場合、分配金は税金を差し引いた後自動的に無手数料で

再投資されます。

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エマージング・ボンド・ファンド・ニュージーランドドルコース(毎月分配型)

【当ファンドと他の代表的な資産クラスとの騰落率の比較】

(2015年1月~2019年12月)

●上記期間の各月末における直近1年間の騰落率の平均値・最大値・最小値を、当ファンドおよび他の代表的な資産クラスについて表

示したものです。

*全ての資産クラスが当ファンドの投資対象とは限りません。

*当ファンドは分配金再投資基準価額の騰落率です。

*騰落率は直近前月末から60ヵ月遡った算出結果であり、当ファンドの決算日に対応した数値とは異なります。

<各資産クラスの指数について>

資産クラス 指数名 権利者

日本株 TOPIX(配当込み) 株式会社東京証券取引所

先進国株 MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円ベース) MSCI Inc.

新興国株 MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み、円ベース) MSCI Inc.

日本国債 NOMURA-BPI国債 野村證券株式会社

先進国債 FTSE世界国債インデックス(除く日本、円ベース) FTSE Fixed Income LLC

新興国債 JPモルガンGBI-EMグローバル・ダイバーシファイド(円ベース) J.P.Morgan Securities LLC

(注)上記指数に関する著作権等の知的財産権およびその他一切の権利は、各権利者に帰属します。各権利者は、当ファンドの運用に関して一切の責任を

負いません。

当ファンド 日本株 先進国株 新興国株 日本国債 先進国債 新興国債

(%)

1.3%

21.5%

-15.2%

8.2% 9.2%5.6% 2.1% 1.7% 1.1%

41.9%

34.1%37.2%

9.3%15.9%

19.3%

-22.0%-17.5%

-4.0%

-12.3%-17.4%

-27.4%

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-20

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最小値

平均値

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エマージング・ボンド・ファンド・ニュージーランドドルコース(毎月分配型)

【純資産等】

項目第119期末 第120期末 第121期末 第122期末 第123期末 第124期末

2019年8月16日 2019年9月17日 2019年10月16日 2019年11月18日 2019年12月16日 2020年1月16日

純資産総額 1,157,545,629円 1,101,580,488円 1,072,400,190円 1,078,743,118円 1,131,008,851円 1,137,164,777円

受益権総口数 1,680,963,213口 1,589,463,167口 1,554,441,119口 1,542,184,659口 1,558,401,579口 1,528,994,978口

1万口当り基準価額 6,886円 6,931円 6,899円 6,995円 7,257円 7,437円

*当作成期間中における追加設定元本額は78,157,030円、同解約元本額は306,655,198円です。

【資産別配分】(2020年1月16日現在)

*純資産総額に対する評価額の割合

【国別配分】(2020年1月16日現在)

*ポートフォリオ部分に対する評価額の割合

【通貨別配分】(2020年1月16日現在)

*ポートフォリオ部分に対する評価額の割合

その他1.5%

投資信託証券97.9%

親投資信託証券0.6%

日本0.6%

ケイマン諸島99.4%

日本円100.0%

当該投資信託のデータ

<<当該投資信託の組入資産の内容>>

【組入ファンド】

第124期末(2020年1月16日)

組入比率

TRP Global Emerging Markets Bond Fund NZD Class 97.9%

キャッシュ・マネジメント・マザーファンド 0.6%

*組入比率は純資産総額に対する評価額の割合です。

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エマージング・ボンド・ファンド・ニュージーランドドルコース(毎月分配型)

<<組入ファンドの概要>>

■TRP Global Emerging Markets Bond Fund NZD Class

【基準価額の推移】

6,000

6,500

7,000

7,500(円)

2018.3末 2019.3末

*上記グラフは、基準価額に分配金を分配時に再投資したものとして表示しております。

TRP Global Emerging Markets Bond Fund

【1万口当りの費用明細】 費用については、開示されていないため、掲載しておりません。

【資産別配分】 【国別配分】 【通貨別配分】

定期預金2.0%

債券98.0%

ブラジル9.3% トルコ

8.5%

メキシコ7.4%

南アフリカ7.4%

アルゼンチン6.7%

インドネシア4.2%

セルビア4.0%

スリランカ3.7%

ウクライナ3.1%

中国3.1%

アメリカ3.1%

その他39.5%

ユーロ0.1%

アメリカドル99.9%

【組入上位銘柄】銘柄名 国名 種別 クーポン 償還日 比率

1 TURKEY GOVERNMENT INTERNATIONAL BOND トルコ 国債 6.250% 2022/9/26 4.3%2 SERBIA INTERNATIONAL BOND セルビア 国債 7.250% 2021/9/28 4.0%3 ARGENTINE REPUBLIC GOVERNMENT INTERNATIONAL BOND アルゼンチン 国債 7.500% 2026/4/22 3.4%4 U.S. TREASURY NOTES アメリカ 国債 1.625% 2019/7/31 3.0%5 ESKOM HOLDINGS SOC 南アフリカ 社債 7.125% 2025/2/11 2.5%6 UKRAINE GOVERNMENT INTERNATIONAL BOND ウクライナ 国債 7.750% 2025/9/1 2.5%7 NIGERIA GOVERNMENT INTERNATIONAL BOND ナイジェリア 国債 6.500% 2027/11/28 2.5%8 ECUADOR GOVERNMENT INTERNATIONAL BOND エクアドル 国債 7.950% 2024/6/20 2.5%9 ARGENTINE REPUBLIC GOVERNMENT INTERNATIONAL BOND アルゼンチン 国債 8.280% 2033/12/31 2.3%10 EXPORT-IMPORT BANK OF INDIA インド 社債 3.375% 2026/8/5 2.1%

(組入銘柄数 151銘柄)

※ 資産別配分、国別配分、通貨別配分、組入上位銘柄は2019年3月末現在のTRP Global Emerging Markets Bond Fundの純資産総額に対する比率です。※ 国別配分におけるその他には、キャッシュ等を含みます。※ 当ファンドの運用報告書作成時点において、入手可能な直前計算期間のTRP Global Emerging Markets Bond Fundの情報を記載しております。※ 詳細な情報等につきましては、運用報告書(全体版)に記載しております。※ 上記はティー・ロウ・プライス・インターナショナル・リミテッドから提供されたデータに基づき作成しております。

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エマージング・ボンド・ファンド・ニュージーランドドルコース(毎月分配型)

■キャッシュ・マネジメント・マザーファンド

【組入上位銘柄】 (2019年7月25日現在)

銘柄名 比率1 30 政保日本政策 10.4%2 85 政保道路機構 8.5%3 107 政保道路機構 5.6%4 91 政保道路機構 4.8%5 100 政保道路機構 4.2%6 93 政保道路機構 3.9%7 20 政保西日本道 2.9%8 104 政保道路機構 2.7%9 316 北海道電力 2.7%10 10政保地方公共団 2.7%

(組入銘柄数 20銘柄)*比率は純資産総額に対する評価額の割合です。

※ 全銘柄に関する詳細な情報および直近の計算期間の運用経過等につきましては、運用報告書(全体版)に記載されています。※ 基準価額の推移、1万口当りの費用明細は組入ファンドの直近の計算期間のものです。※ 資産別配分、国別配分、通貨別配分、組入上位銘柄は組入ファンドの直近の計算期間末日のものです。

【基準価額の推移】 【1万口当りの費用明細】(2018年7月26日~2019年7月25日)

項目 金額その他費用 0円(その他) (0)

合計 0

*費用項目については、2ページの項目の概要をご参照ください。*期中の費用(消費税等のかかるものは消費税等を含む。)は、追加・解約により受益権口数に変動があるため、簡便法により算出した結果です。

*円未満は四捨五入しています。

10,150

10,160

10,170

10,180

10,190

2018.7.25 2018.11.25 2019.3.25 2019.7.25

(円)

【資産別配分】(2019年7月25日現在)

*純資産総額に対する評価額の割合

【国別配分】(2019年7月25日現在)

*ポートフォリオ部分に対する評価額の割合

【通貨別配分】(2019年7月25日現在)

*ポートフォリオ部分に対する評価額の割合

その他27.1%

国内債券72.9% 日本

100.0%日本円100.0%