モデル講義計画と講義資料を公開しました。大学で...

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調調15 10 14 「知るぽると」 ウェブサイトを ご覧ください。 NEWS 慶應義塾大学での講義風景 20 くらし塾 きんゆう塾 2017年夏号

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Page 1: モデル講義計画と講義資料を公開しました。大学で …...東京理科大学での講義風景 金融リテラシー・マップは「知るぽると」ウェブサイトでご覧いただけます。講義資料は、講義を行う方が上書きできるかたちで提供しています。

金融教育を受けた

学生の特徴

 

金融広報中央委員会が2016年に行

った「金融リテラシー調査」では、金融

に関する知識や判断力を問う質問ととも

に、こんな質問をしました。

「生活設計や家計管理についての『金融

教育』を受ける機会はありましたか?」

 

この質問に対して、「金融教育」を受

けた経験があるとした学生(※

1)は、そ

うでない学生に比べて、〈金融商品を購

入するときに他の商品と比較する〉、〈お

金に関する長期計画をたてる〉など、望

ましい金融行動をとる割合が高いという

ことが、「金融リテラシー調査」を分析

した結果として明らかになりました。

大学生を対象とする

金融教育

 

さて、金融経済教育推進会議(事務

局・金融広報中央委員会)では、すでに

大学生が最低限身に付けるべき金融リテ

ラシーについて体系的・具体的に整理し、

「金融リテラシー・マップ」(※

2)とし

て公表しています。さらに、この整理に

基づいて、大学における半期15コマ(2

単位分)のモデル講義計画を作り、金融

経済教育推進会議を構成する団体が講師

を派遣するかたちで出張講義を行ってい

ます(2017年度は全国10の大学で実

施します)。

多くの学生に

金融教育を受ける機会を

 

このたび、大学において金融リテラシ

ーに関する講義に関わる教育関係者の皆

様に利用していただくために、2016

年度に実施した講義計画と講義資料を金

融広報中央委員会のウェブサイトを通じ

て公開することとしました。

 

さきほどの「金融教育」を受ける機会

はありましたか? 

との質問に対して、

「金融教育を受ける機会があり、自分は

受けた」と回答した学生は、学生回答者

の14%に過ぎませんでした。これらの資

料が多くの大学教育関係者の皆さまに利

用されることによって、より多くの学生

が金融教育を受ける機会に恵まれ、金融

リテラシーの高い社会人として、人生の

新たな一歩を踏み出すことを願っていま

す。

「知るぽると」ウェブサイトをご覧ください。

NEWS

大学での金融教育のための

モデル講義計画と講義資料を公開しました。

社会に出る前の大学生の間に、金融リテラシーの向上を身に付けることは、とても重要です。

金融広報中央委員会では、大学での金融教育に関するモデル講義計画と講義資料をウェブサイトで公開しました。

慶應義塾大学での講義風景

20くらし塾 きんゆう塾 2017年夏号

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金融教育を受けた

学生の特徴

 

金融広報中央委員会が2016年に行

った「金融リテラシー調査」では、金融

に関する知識や判断力を問う質問ととも

に、こんな質問をしました。

「生活設計や家計管理についての『金融

教育』を受ける機会はありましたか?」

 

この質問に対して、「金融教育」を受

けた経験があるとした学生(※

1)は、そ

うでない学生に比べて、〈金融商品を購

入するときに他の商品と比較する〉、〈お

金に関する長期計画をたてる〉など、望

ましい金融行動をとる割合が高いという

ことが、「金融リテラシー調査」を分析

した結果として明らかになりました。

大学生を対象とする

金融教育

 

さて、金融経済教育推進会議(事務

局・金融広報中央委員会)では、すでに

大学生が最低限身に付けるべき金融リテ

ラシーについて体系的・具体的に整理し、

「金融リテラシー・マップ」(※

2)とし

て公表しています。さらに、この整理に

基づいて、大学における半期15コマ(2

単位分)のモデル講義計画を作り、金融

経済教育推進会議を構成する団体が講師

を派遣するかたちで出張講義を行ってい

ます(2017年度は全国10の大学で実

施します)。

多くの学生に

金融教育を受ける機会を

 

このたび、大学において金融リテラシ

ーに関する講義に関わる教育関係者の皆

様に利用していただくために、2016

年度に実施した講義計画と講義資料を金

融広報中央委員会のウェブサイトを通じ

て公開することとしました。

 

さきほどの「金融教育」を受ける機会

はありましたか? 

との質問に対して、

「金融教育を受ける機会があり、自分は

受けた」と回答した学生は、学生回答者

の14%に過ぎませんでした。これらの資

料が多くの大学教育関係者の皆さまに利

用されることによって、より多くの学生

が金融教育を受ける機会に恵まれ、金融

リテラシーの高い社会人として、人生の

新たな一歩を踏み出すことを願っていま

す。

■「大学における金融教育に関するモデル講義計画と講義資料」は 下記URLからご覧いただけます。

https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/daigaku_kogi/

(※1)「金融教育を受ける機会があり、自分は受けた」とする学生(18~24歳)の回答者。(※2)「最低限身に付けるべき金融リテラシー(お金の知恵・判断力)」の項目別・年齢層別スタンダード。

http://www.shiruporuto.jp/public/document/container/literacy/

東京理科大学での講義風景

金融リテラシー・マップは「知るぽると」ウェブサイトでご覧いただけます。

講義資料は、講義を行う方が上書きできるかたちで提供しています。 モデル講義計画

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