柏崎刈羽原子力発電所6号炉及び7号炉 に関する審 …...1 柏崎刈羽原子力発電所6号炉及び7号炉に関する審査の概要 1.はじめに 新規制基準と適合性審査について・・・P3
廃炉創造ロボコン実施概要 - イノベーション・コー...
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廃炉創造ロボコン実施概要
1.大会概要
(1) 目的
本ロボコンは、「文部科学省・国家課題対応型研究開発推進事業(英知を結集した原子力科学技術・
人材育成推進事業)『廃止措置研究・人材育成等強化プログラム』」の一環として実施するものです。
ロボット製作を通じて学生に廃炉に関する興味を持たせると同時に、学生の創造性の涵養に貢献し、
課題解決能力のみならず、課題発見能力を養うことを目的としています。
なお、本ロボコンで提案された手法・ロボットは、必ずしも直接的に福島第一原子力発電所におけ
る廃止措置現場に適用されるものではありませんが、優れたアイデア・技術については、適用可能性
を検討します。
(2) 実施概要
名 称 第1回廃炉創造ロボコン
日 時 平成28年12月 3日(土)
場 所 日本原子力研究開発機構 楢葉遠隔技術開発センター
主 催 文部科学省
廃止措置人材育成高専等連携協議会
後 援 調整中
協 賛 アトックス 常磐エンジニアリング ほか
事 務 局 福島工業高等専門学校
運 営 廃炉創造ロボコン実行委員会
(3) 今後の主要スケジュール
9月 1日(木)・2日(金) 楢葉サマースクール
12月 3日(土) 第1 回廃炉創造ロボコン
1月28日(土) 成果発表(いわき市・成績優秀者)
2月以降 各校で発表(卒研・特研対象者のみ)
2.課題概要
(1) 競技課題
1) 競技フィールド
福島第一原子力発電所原子炉建屋を想定し、以下の二つのフィールドから各チームにおいて競技フ
ィールドを選択する。なお、それぞれのフィールドでロボットが遂行しなければならない課題は、別
途連絡します。
①モックアップ階段 ②ステップフィールド
それぞれの詳細については、次図を参照のこと。
〔①モックアップ階段〕
全体寸法:幅7m×奥行5m×高さ7m
・傾斜角度
40、 41、 42、 43、 51、 55 度(可変可能)
・手摺
階段有効幅:700、 800、900、 1000mm
(可変可能)
・階段
90 度(左右周り)180 度(左右周り)の
入れ替え可能
・板材質
縞鋼板又はグレーチング(入れ替え可能)
・猿梯子
踊場へアクセス可能
・蹴上がり高さ
180~230mm の範囲で可変可能
50㎝40㎝
30㎝20㎝
〔②ステップフィールド〕
注)実際のフィールド配置とは異なります。
地形要素図
※資料提供:日本原子力研究開発機構
2) フィールド環境
上記①モックアップ階段及び②ステップフィールドは、下記の共通する環境を有します。
① 照明が無く、暗闇である。
② ロボットを遠隔で操作するため、本体を直視することができない。
③ コンクリートの厚い壁があることから、電波は届かない。
④ 強い放射線の影響により、カメラ・半導体機器の動作には制限時間がある(下表参照)。
(ただし、遮蔽の方法などを考案した場合は、この限りではない。その場合の制限方法は、審査員
の判断によるものとする。)
それ以外については、福島第一原子力発電所の現状に可能な限り準じるものとします。福島第一
原子力発電所の現状については、GI-net による講義や9月に実施予定の楢葉サマースクールにおい
て聞き取り調査等を行う機会を設けます。
7.2m
2.4m
上面図
側面図正面図
1.2m
放射線による影響を考慮したカメラ・半導体機器等の動作制限
制限する機器等 制 限 内 容 備 考
カメラ等の動作 スタートから5分以内
半導体機器の動作 トータル5分以内
3) ロボットが遂行する課題
① モックアップ階段 <下記より1項目を選択する>
・重量5kgの荷物を平坦な1階床面から2階まで運び、荷物を置いて元の場所に戻ってくる。
・2階の荷物置場に置かれている物を調べる。なお、場所は不定とする。
・その他、廃炉に関して遂行すべきと考えられる課題。
② ステップフィールド <下記より1項目を選択する>
・フィールドの形状(面積や凹凸など)を調べる。
・フィールド内に置かれている物を調べる。なお、場所は不定とする。
・その他、廃炉に関して遂行すべきと考えられる課題。
4) ロボットの大きさ、重量
① 大きさ
・特に制限しない
② 重量
・特に制限しない
なお、2年間(2017年度まで)は、同じ課題を継続する予定です。
(2) 競技形式
10 分間のプレゼン及び10 分以内の実演とします。
なお、プレゼンにおいて各チームが設定した環境や条件を明確に説明することとします。
(3) チーム構成
1 チームは、同じ高専の学生3名と指導教員の計4名を基本とします。なお、各高専の状況に応じ
て学生数を減らしての参加を認める場合もあります。
(4) 表彰対象
・ 最優秀賞:1件 ・優秀賞:1件 ・ アイデア賞:2件 ・特別賞:1件程度
廃炉創造ロボコン募金概要
1.募金の目的
廃炉創造ロボコンを開催するに当たり、2の各号に掲げる費用の経済的支援を図ることを目的とします。
※ 本ロボコンは、次年度以降も継続して実施する予定です。
2.募金の使途
(1)参加チームのロボット製作費
(2)事前研修、廃炉創造ロボコン及び成果発表会等に参加する学生及び引率教員の旅費
(3)募集、選考、広報活動等に係る経費
(4)その他、廃炉創造ロボコン運営に係る経費
3.募金対象者
募金の目的にご賛同いただける企業の皆様にお願いしております。
4.募金額
1口 100,000円
※ 本募金の趣旨をご理解の上、可能な限り複数口でのご協力をお願いします。
5.申込み方法
ご支援をいただける企業様には、募金申込書を送付させていただきますので、以下の担当までご連絡願います。
(担当)
福島工業高等専門学校総務課地域連携係 阿部・戸田
TEL:0246-46-0719
FAX:0246-46-0713
E-mail:liaison_office @fukushima-nct.ac.jp
6.ご寄附をいただいた企業様への謝意
5口(50万円)以上のご支援をいただいた企業様には、本ロボコンの協賛企業として、ロボコン会場、パンフ
レット等に企業名を掲載させていただく他、ご希望により、本大会の特別賞の対象とさせていただきます。
7.税法上の優遇措置
◆◇◆法人税の優遇措置◆◇◆
寄附金の全額を損金に算入することができます。
(寄附額が当該事業年度に係る損金算入限度額を超える場合には、当該損金算入限度額に相当する金額)〔法
人税法第 37条 3項第 2号〕
廃炉に関する基盤研究を通じた創造的人材育成プログラム~高専間ネットワークを利用した福島からの学際的なチャレンジ~
廃炉創造ロボコンの実施について
福島工業高等専門学校鈴木茂和
【文部科学省】英知を結集した原子力科学技術・人材育成推進事業
廃止措置研究・人材育成等強化プログラム
廃炉創造ロボコン目的
東京電力福島第一原子力発電所の廃止措置等について、政府及び東京電力は,「東京電力福島第一原子力発電所1~4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ」に基づいて,各種の取組を進めている.その中長期ロードマップの中で,「中長期の視点での人材育成及び大学・研究機関との連携」に取り組むことが記載されており,若い世代に関心を持ってもらうためには,ロボットを通じた教育・人材育成が効果的であると考えている.
本ロボコンは,ロボット製作を通じて若い世代の学生に廃炉に関する興味を持たせることを目的として実施する.
本ロボコンで提案された手法・ロボットが直接,福島第一原子力発電所における廃止措置作業に適用されるものではないが,優れたアイデア・技術については適用可能性を検討する.
廃炉創造ロボコン概要
場 所 日本原子力研究開発機構楢葉遠隔技術開発センター
主 催 文部科学省廃止措置人材育成高専等連携協議会
後 援 調整中
協 賛 アトックス 常磐エンジニアリング 他
事務局 福島工業高等専門学校
運 営 廃炉創造ロボコン実行委員会
廃炉創造ロボコン実行委員会委員
委 員 長 丁子(鹿児島高専校長)委 員下 郡(函館) 櫻 庭(仙台)多 羅 尾(東京) 高 田(富山)小 林(舞鶴) 加 藤(津山)赤 松(高知) 久 池 井(北九州)鈴 木(福島)小 森(東京電力)片 山(原子力機構)
事 務 局 福島高専事務局長 中村(福島高専校長)
廃炉創造ロボットコンテスト
東電,JAEA等から廃炉作業における課題を
複数提案
高専生からアイデア提案
・書類審査・15チーム採択・製作費補助
ロボットの試作・製作
楢葉遠隔技術開発センターでの研修
(義務化)
楢葉遠隔技術開発センターでコンテストを実施
構想,設計・製作,コンテストの結果をまとめ,卒研発表する
優れたアイデアがあれば企業で実用化を検討してもらう
・楢葉遠隔技術開発センターでの研修・福島第一原子力発電所の視察
廃炉創造ロボットコンテスト日程
平成27年度1月 第1回実行委員会(27日)2月 外部委員依頼(東電,JAEA)3月 課題検討
平成28年度4月 課題発表・参加者募集5月 参加申込み締切・書類審査6月2日 参加チーム発表9月1~2日 楢葉サマースクール
(廃炉に関する研修,1F視察)12月3日 コンテスト
1月 優秀者は福島高専(フォーラム)で発表2月 内容を各校の卒研発表会で報告
廃炉創造ロボコン課題
(1)競技課題1)競技フィールド
原子力発電所原子炉建屋を想定し,以下の2つのフィールドから各チームにおいて競技フィールドを選択する.
なお,それぞれのフィールドでロボットが遂行しなければならない課題は別途指示する.
①モックアップ階段 ②ステップフィールド
モックアップ階段
・全体寸法: 幅7m×奥行5m×高さ7m ・傾斜角度: 40, 41, 42, 43, 51, 55度(可変可能)・階段有効幅: 700, 800, 900, 1000mm ・階 段: 90度(左右周り), 180度(左右周り)の入れ替え可能・板 材 質: 縞鋼板又はグレーチング(入れ替え可能)・蹴上がり高さ: 180~230mmの範囲で可変可能
ステップフィールド
廃炉創造ロボコン課題
2)フィールド環境モックアップ階段及びステップフィールドは下記の共通
する環境を有する.①照明が無く暗闇である②ロボット本体を直視することができない③コンクリートの厚い壁がある事から電波は届かない④強い放射線の影響によりカメラ・半導体機器の動作には
制限時間がある(ただし,遮蔽の方法などを考案した場合は,この限りではない.その場合の制限方法は,審査員の判断によるものとする.)それ以外については福島第一原子力発電所の現状に可能
な限り準じるものとする.
廃炉創造ロボコン課題
3)ロボットが遂行する課題①モックアップ階段〈下記より1項目を選択〉・重量5kgの荷物を平坦な1階床面から2階まで運び,
荷物を置いて元の場所に戻ってくる.・2階の荷物を置いた場所に置かれている物を調べる.
なお,場所は不定とする.・その他,廃炉に関して遂行すべきと考えられる課題.
②ステップフィールド〈下記より1項目を選択〉・フィールドの形状(面積や凹凸など)を調べる.・フィールド内に置かれている物を調べる.
なお,場所は不定とする.・その他,廃炉に関して遂行すべきと考えられる課題.
廃炉創造ロボコン課題
4)ロボットの大きさ,重量①大きさ:特に制限しない②重 量:特に制限しない
なお,2年間は同じ課題を継続予定である.
(2)競技形式10分間のプレゼン及び10分以内の実演とする.なお,プ
レゼンにおいて各チームが設定した環境や条件を明確に説明することとする.
廃炉創造ロボコン参加チーム
№ 高専名 チーム名 フィールド選択
1 函館高専 函館ロボティクス ②ステップフィールド
2 函館高専 函館高専 B ①モックアップ階段
3 旭川高専 team ANCT. ①モックアップ階段
4 仙台高専 IMR (Inter Mechanical Rescue) ①モックアップ階段
5 仙台高専 IMR (Inter Mechanical Rescue) ②ステップフィールド
6 福島高専 福島高専 鈴木Labo ①モックアップ階段
7 東京高専 Frontier Robotics and Design Team ①モックアップ階段
8 富山高専 富山高専 ①モックアップ階段
9 舞鶴高専 舞鶴高専 小林研 ②ステップフィールド
10 奈良高専 奈良廃炉ロボコン友の会 ①モックアップ階段
11 高知高専 NASK(ナスク) ②ステップフィールド
12 北九州高専 北九州高専 久池井研究室 ②ステップフィールド
13 熊本高専 NITK-K Robocon Team ①モックアップ階段
14 東京都立産業技術高専 吉田研究室 ①モックアップ階段
15 大阪府立大学高専 大阪府大高専 土井研究室 ②ステップフィールド
まとめ
・全国の高専生に福島第一の廃炉に目を向けてもらい安全安心な廃炉作業に貢献できる人材を継続して育成して行きたい
・廃炉創造ロボコンを継続的に実施し,2020年開催予定のロボットオリンピックの高専版にしたい
お願い
廃炉創造ロボコンの開催に際しては,次の経費が生じます.・協賛企業名を付した特別賞・参加チームのロボット製作費,研修旅費・参加募集・選考,広報活動等の運営費
企業様、個人様等から協賛金及び寄附金のご支援を募り,その資金を基に上記の経費に使用させて頂きたいと考えています. なお,企業様からのご支援は「1口10万円」とさせて頂きたく,5口(50万円)以上のご支援を頂いた企業様は,協賛企業としてパンフレット等に企業名を掲載.表彰時に「企業名を付した特別賞」を贈呈
詳細については,別途,文書にてご案内します.
10年,20年と継続していくために皆様からのご支援をお願いします