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見える事例検討会を通じた 多職種連携の推進 平成26年8月23日 山本医院 山本雅之

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見える事例検討会を通じた 多職種連携の推進

平成26年8月23日

山本医院 山本雅之

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福井市医師会在宅支援事業

1.ふくい在宅あんしんネット構築支援事業 ↓ 医療機関同士の連携 2.ふくいの在宅医療を支える会 ↓ 多職種連携・グループ診療の確立

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2.ふくいの在宅医療を支える会

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ふくいの在宅医療を支える会

第1回(H21年10月20日) 講演「福井在宅医療勉強会の歩み」

第2回(H22年7月30日) 発表「うまくいった事例や様々な取り組み」 ~各職種の立場から

第3回(H23年3月4日) 講演「認知症介護家族とその支援者の心のケア 」 「認知症症例呈示・パネルディスカッション」

第4回(H23年9月29日) 症例検討「自殺願望のある独居認知症高齢者」 「在宅を望んだ独居末期ガン高齢者」

第5回(H24年3月9日) ディスカッション「認知症を見つけたら

~ かかりつけ医でいたい!? ~ 」

特別講演「認知症のBPSDを地域で支える

~包括的視点での多職種の関わり方~」 市立伊東市民病院 臨床研修センター センター長:八森 淳先生

第6回(H24年10月26日) 特別講演「神経難病の在宅医療の実際』 中村病院 神経内科部長 永田 美和子 先生」

第8回(H25年11月29日)講演「認知症の最近の話題」

「退院前カンファレンスデモンストレーション」

第7回(H25年5月31日)シンポジウム「在宅NSTの基本は口から食べること ~経口摂取相談会の経験から~ 」

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多職種による見える事例検討会体験講座 平成24年6月22日

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見える事例検討会の目的

1.事例の根底にある課題を

明らかにする。

2.参加者の援助技術を高める。

3.地域の支援者ネットワークを

構築する。

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基本ルール

1.Accept All(参加者の、全ての

意見、全ての存在を受け入れる)

2.見える事例マッピング(ホワイト

ボード)に注目

3.全員参加

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見える事例マッピング・テンプレート

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体験講座でのマインドマップ

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ファシリテ-タ-養成講座in福井 平成24年9月8日・9日

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アクションプラン

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見える事例検討会の魅力とは!

見える

繋がる 実がある

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見える!

• 「見える」はずばり事例を見える化すること!

•完成されていくマップを見ていると、事例の背景に隠れている事が図式化され、複雑な事例も理解しやすくなる。

• マップにすると事例提供者の頑張りが目に見えて、提供者本人の励みになる。

• マップの項目の順番に従いながらのインタビュー形式なので、事例提供者の負担が軽くスムースに事が運ぶ。

• アクションプランが提示された後のスッキリ感!皆で出した解決策という一体感!がたまらない。

• アクションプランが目に見える形で提示されるため、実際に誰が何をすればいいのか検討会後、事例提供者はすぐに動き出せる。

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繋がる!

•実際にケースに関わっていない多職種が参加するので、自由に自分の立場や経験から発言しやすく、意見が出やすい。

•参加者も本当の意味で顔がみれる関係が構築できる。

•検討が終了後はみながプチヒーローになっているから心地よい。

•その延長で交流ができる➡更に相手が知れる➡次も会って刺激が欲しい。

•個人または事業所で抱えていた問題を共有できる。

•垣根を越え、皆で頑張るぞ!といった一体感がある。

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実がある!

•マップのイメージが頭にあるので、アセスメントがスムースになり、かつ深く考えるようになった。

•ケアマネが時間をかけて得た情報を他職種(特に医師)と共有できる。

•ケアマネにとっても、医師とこういう風に話せば良いのかといった話し方の(報告)のポイントがわかる。

•結果、地域のリーダー育成につながった。

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事例検討を行って解った事

1.ケアマネジャー 患者さんへの思い入れが強すぎて却って

介入を困難にしている。

2.医療

病院の医療とかかりつけ医の医療が

別個に行われている。

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事例検討を行って解った事

3.かかりつけ医

医師は本人のことは知っていても、

それ以上のことは知らない。

4.お金 年金を家族の生活費に充てざる得ない

ことが多く、自分の医療・介護サービスを

犠牲にしている。

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福井の見える事例検討会の特徴

1.医師の参加が比較的多い。

2.協賛があった。

3.コメディカルが中心となった。

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今後の展開

更なる多職種連携を図る。

病院関係者・歯科・理学療法士

言語療法士・作業療法士・栄養士

緩和ケアに関する見える事例検討会

福井在宅NSTチーム結成

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ご清聴ありがとうございました。