文部科学省特別教育研究経費採択事業 -...
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文部科学省 特別教育研究経費採択事業
女性リーダー育成プログラム (H18年度~H21年度)
説明資料
平成22年6月
お茶の水女子大学
1
・1875年に東京女子師範学校として設立
・2009年は新制大学として60周年
・これまでに,多数の女性研究者を輩出
お茶の水女子大学について
2保井コノ
(日本初の女性理学博士)
黒田チカ(日本初の女性化学研究者) 辻村みちよ
(日本初の女性化農学博士)湯浅年子
(日仏で博士号を取得した物理学者)
女性リーダー育成プログラムの社会的背景及び全体像など
3
女性リーダー育成プログラム【社会的背景】
4
1979年,国連総会で「女性差別撤廃条約」が採択
1985年,日本で「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等女子労働者の福祉の増進に関する法律」が成立
1999年,大幅改正され「男女雇用機会均等法」という名称になった
2006年,「第三期科学技術基本計画」が閣議決定
COSMOS(女性研究者支援モデル事業)
女性リーダー育成PGM
国際機関や産業界を含めた“多様な領域”
において、“リーダーシップ”を発揮できる
人材の育成
⇒係るリーダー育成カリキュラムの構築
女性リーダー育成プログラム【事業目標】
5
【女性研究者支援】
【新領域の拡大】
女性リーダー育成プログラム【全体像】
リーダー育成プロ
グラム
リーダー育成カリキュラム
卒業生ライフコース分析
次世代育成
6
【リーダー育成コンピタンス体系・カリキュラム構築】
【卒業生アンケート・分析】
【海外実践】
【女性研究者支援モデル事業(COSMOS)】
(サブPGM)【対話と深化】
(サブPGM)【高大連携】
(サブPGM)【生命情報学】
【学生企画(D-Cha)】
【授業・講演会】
(別添リーフレットを参照)【サイエンス・フェスティバル】
高校生以前 大学在籍時 大学卒業後
女性リーダー育成プログラム
(サブPGM)【高大連携】
・・・【資料1】参照
【卒業生アンケート・分析】
・・・【資料5】参照
リーダー育成
(サブPGM)【生命情報学】・・・【資料3】
(サブPGM)【対話と深化】 ・・・【資料4】
7
【リーダー育成コンピタンス体系・カリキュラム構築】
【授業・講演会】
【学生企画(D-Cha)】【海外実践】【サイエンス・フェ
スティバル】
・・・【資料2】参照
P8以降は,主に赤枠線内の内容を説明その他は別添【資料】を参照
年度 カリキュラム
H18 授業 ・女性リーダーへの道(入門編)を開催
講演会 ・公開講演会を開催
H19 授業 ・(学部)女性リーダーへの道(ロールモデル編,実践編)を開催・(大学院)アカデミック女性リーダーへの道 (基礎編,ロールモデル編,実践編) を開催
講演会 ・本学で学位を取得した外国人研究者による公開講演会を開催
H20 Migakazubaによるリーダー育成の体系化,明確化
授業 ・(学部)女性リーダーへの道(基礎編,ロールモデル編,実践編)を開催(後期)・migakazuba集中講座(後期)を開催・(大学院)アカデミック女性リーダーへの道 (実践編)を開催(後期集中)
講演会 ・連続講演会「リーダーシップ論」を開催⇒第1回 : 小林陽太郎氏(富士ゼロックス㈱最高顧問)⇒第2回 : 池田守男氏(㈱資生堂相談役)
H21 授業 ・(学部)お茶の水女子大学論を開催(前期)・(大学院)アカデミック女性リーダーへの道 (実践編) を開催(後期集中)・企画力育成講座を開催予定(後期)
講演会 ・連続講演会「リーダーシップ論」を開催予定⇒第3回 : 野田朱美氏(日本サッカー協会特認理事)
・「若手リーダーに学ぶ」連続講演会⇒第1回 : 岡本佳美氏(㈱アム代表取締役)⇒第2回 : 木村元子氏(DHE㈱代表取締役副社長)⇒第3回 : 横田響子氏(㈱コラボラボ代表取締役)
女性リーダー育成プログラム【4年間の流れ】・・・詳細は【資料6】を参照
研究者育成
企業など対象を広くし,
社会人基礎力を養成
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女性リーダー育成カリキュラム開発
9
女性リーダー育成カリキュラム開発(1)【リーダー育成教育の理念】
10
【migakazubaプロジェクト】・・・【資料7】参照
お茶の水女子大学における134年のリーダー育成の理念を体系化,明文化して学内外に周知
10
Migakazubaバイブル お茶大校歌,みがかずば
女性リーダー育成カリキュラム開発(2)【広報及びカリキュラム可視化戦略】
11
【migakazubaポイントラリー】
リーダー育成に役立つ講座・講演会に、migakazubaのロゴを付与することで、リーダー育成プログラムそのものを可視化
11
Migakazubaロゴ
ポイントラリーチラシ
女性リーダー育成カリキュラム開発(3)【コンピタンス体系及びカリキュラム体系の構築】
12
【調 査】・・・【資料8】を参照
関連する教育機関や企業等における“リーダー育成カリキュラム”や“取組み”、さらには、リーダー育成に関する
“書籍”、“論文”等を海外も含めて調査
【コンピタンス体系等の構築】 ・・・【資料9】を参照
リーダー育成に係るコンピタンス体系及びカリキュラム体系(認定スキル,次ページ)を構築
12
【本学コンピタンス体系に基づく認定スキル一覧】
本プログラムでは“企画・提案力”を認定する授業を実施,係るスキルを養成する特別セミナー2つと
企画養成講座(予定)から構成
女性リーダー育成カリキュラム開発(4)【コンピタンス体系及びカリキュラム体系の構築】
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認定スキル 必須コンピタンス
企画・提案スキル 「調査・分析」,「構想の構築」,「戦略策定(案件企画)」,「提案(発表)」
発想・思考スキル 「クリエイティブライティング」,「ロジカルシンキング」,「ブレインストーンミング」,「ナレッジマネジメント」
組織構築・マネジメントスキル
「経営・運営マネジメント」,「プロジェクトマネジメント」
連携・協同スキル 「ネゴシエーション」,「コミュニケーション」
女性リーダー育成プログラム
【プログラムの成果例】
14
【お茶の水女子大学論】
概 要
対象は主に1年生で,“お茶大の歴史”や“ロールモデル講演”を通じて,将来のキャリアデザインを学生自身が考え,さらに,
“グループワーク”を通じて、コミュニケーション能力、企画力、表現力などを身に付けることを目指す。
科目区分・科目種コア科目(総合科目)
履修学期・曜日(時間)前期・水曜(16:40-18:10)
プログラム成果① 【学部生向け授業】 1/4
15
グループワーク
プログラム成果①【学部生向け授業】 2/4
16
回 授業計画
第1回 ガイダンス、講義の概要説明
第2回 「学ぶ場」としてのお茶の水女子大学の位置づけ、役割、制度
第3回 【ロールモデル】 ・アドバイザー講義 講師:小川順子氏(日本原子力発電)
第4回 【グループワーク】 ・自己紹介、個人ワークの発表,グループワークのオリエンテーション
第5回 【お茶大の歴史】 ・女高師卒業生のオーラルヒストリーに学ぶ
第6回 【ロールモデル】 ・お茶大卒業生ロールモデルによる講演
第7回 【ロールモデル】 ・お茶大卒業生ロールモデルによる講演
第8回 【ロールモデル】 ・お茶大卒業生ロールモデルによる講演
第9回 【ロールモデル】 ・ロールモデルによる講演「個の力、チームの力」(鹿住先生)
第10回 【グループワーク】 ・ブレインストーミングレクチャー,講師: 林信貴氏(電通)
第11回 【グループワーク】 ・グループワーク
第12回 【グループワーク】 ・グループ内チームプレゼンテーション
第13回 【グループワーク】 ・各グループ代表プレゼンテーション,総括
【優勝プレゼン発表資料】
プログラム成果①【学部生向け授業】 3/4
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【学生コメント(授業を受けての)一覧】
プログラム成果①【学部生向け授業】 4/4
18
コメント
1 必ずしも自分の希望した職種ではなかったとしても、そこで学ぶことがいつかどこかで生きてくる、ということがすごく印象に残った。
2 選択肢は狭めないで、いろいろと体験してみるべきだと思った。
【ロールモデル講演関係】
コメント
1 より広い視野を持てるようになった。
2 お茶大論を通じて、自分の考えを持ち、それをみんなに提案するということが自然にできるようになった気がする。
【全体を通して】
コメント
1 時間を測って、その中で自分の考えを人に伝えることの難しさがわかった。
2 テーマ設定が大切であることがわかった。
3 全体の問題を考えて説明することが必要であることがわかった。
4 プレゼンに対する恐怖心がなくなった。
5 言葉を発してみると、意外といろいろな考えがどんどん出てくるものだなと思った。
【グループワーク・プレゼン関係】
【アカデミック女性リーダーへの道(実践編)】
概 要各種補助金応募書類の作成及びプレゼンするための授業。
科目区分・履修学期大学院共通科目,後期集中
プログラム成果②【大学院生向け授業】 1/4
回 授業計画
第1回(10月17日,10:00~16:00)
○現学振審査委員のお茶大教員による講演
○現学振研究員のお茶大学生等による申請書作成ケーススタディ
第2回(10月21日,13:00~17:00)
○申請書作成講座
第3回(10月24日,10:00~16:00)
○プレゼンテーション講座19
【学生アンケート結果】
プログラム成果②【大学院生向け授業】 2/4
項目 数(%)
受講者数 36人
アンケート回収数 15
アンケート回収率 56%
項目 数(%)
受講者数 15人
アンケート回収数 15
アンケート回収率 100%
20
【H21授業の内容について】【H20授業の内容について】
【学生アンケート結果】
プログラム成果②【大学院生向け授業】 3/4
21
【H21研究活動に役立つか】【H20研究活動に役立つか】
【本プログラムの認知度が向上】
プログラム成果②【大学院生向け授業】 4/4
22
(サンプル数)2008年 : 13人2009年 : 15人
【授業計画】
プログラム成果③【migakazuba認定証】 1/2
23
時期 授業名 講師
10月14日~12月16日(16:40-18:10)
特別セミナー,『世界未来と自分未来』
講師:森田英一氏(株式会社シェイク)
10月28日、11月4日 特別セミナー,『学びの質を高める学び方講座』
講師:羽根 拓也氏(株式会社アクティブラーニング)
11月下旬日~(予定) 『企画力養成講座(仮称)』~女性リーダーへの道(実践編)~
【『学びの質を高める学び方講座』学生コメント一覧】
プログラム成果③【 migakazuba認定証】 2/2
24
コメント一覧
自分が「これがいいのだ!」と思うことの理由づけをもらえた。
これまでのラーニングを含めた人生の視点の変化がおこった。
視点を変えることや、知的交配をすることなど、重要な事をたくさん勉強することができた。
単に講義を聴くだけでなく、実際に話し合ったりすることで、実践しながら学ぶことができたので、本当に充実した授業だった。
【講演会開催概要】
プログラム成果④【講演会】 1/4
小林陽太郎氏
池田守男氏
岡本佳美氏
25木村元子氏
年度 講演会の概要
H18 ・公開講演会を開催
H19 ・本学で学位を取得した外国人研究者による公開講演会を開催
H20 ・連続講演会「リーダーシップ論」を開催⇒第1回 : 小林陽太郎氏(富士ゼロックス㈱最高顧問)⇒第2回 : 池田守男氏(㈱資生堂相談役)
H21 ・連続講演会「リーダーシップ論」を開催予定⇒第3回 : 野田朱美氏(日本サッカー協会特認理事)
・「若手リーダーに学ぶ」連続講演会⇒第1回 : 岡本佳美氏(NPO法人フローレンス理事)⇒第2回 : 木村元子氏(DHE㈱代表取締役副社長)⇒第3回 : 横田響子氏(㈱コラボラボ代表取締役)
学生アンケート結果(若手リーダーに学ぶ第1回)
(岡本佳美氏)
プログラム成果④【講演会】 2/4
26
項目 数(%)
来場者数 42人
アンケート回収数 39
アンケート回収率 93%
学生アンケート結果(若手リーダーに学ぶ第2回)
(木村元子氏)
プログラム成果④【講演会】 3/4
27
項目 数(%)
来場者数 41人
アンケート回収数 39
アンケート回収率 95%
学生アンケート結果(若手リーダーに学ぶ第3回)
(横田響子氏)
プログラム成果④【講演会】 4/4
28
項目 数(%)
来場者数 44人
アンケート回収数 33
アンケート回収率 75%
【学生企画(D-Cha)】
概 要
大学公認組織として、本プログラムを履修した学生自らが企画したイベント運営、
広報誌の発行等を実施することにより“リーダー育成を実践”
プログラム成果⑤【学生企画】 1/3
29
【活動履歴(主要なもの)】【活動履歴(主要なもの)】映画
「劒岳 点の記」試写会の開催
学内新聞「お茶娘タイムズ」
プログラム成果⑤【学生企画】 2/3
年度 活動概要
H19 ○広報誌『Diaring』第1,2号発行
○「女子高校生のためのサイエンスフェスティバル」にて補助業務を体験・茂木健一郎氏(脳科学者)へのインタビュー・パネリスト(5女子大学OG)へのインタビュー
○上川陽子大臣(内閣府特命担当)との懇談会に出席
H20 ○学内新聞「お茶娘タイムズ」第1,2号発行
○和田理事(お茶の水女子大,当時)との懇談会
H21 ○D-cha主催「劒岳 点の記」試写会を運営
○国際シンポジウム(学生から見た教育)の前夜祭を運営
○学内新聞「お茶娘タイムズ」第3,4号発行
【学生アンケート(D-Chaの活動に対する)結果】
プログラム成果⑤【学生企画】 3/3
31
コメント
1 今まで、人の上に立つという経験をしてこなかったので、その難しさを痛感した。
2 やり遂げるためには、何度も何度も何度も交渉しなければならないこと。
3 制約のある中でも、ベストなものが出来上がるよう工夫すること。
4 主体的に行動すること、仲間との情報共有の大切さ
【D-chaの活動を通じて学んだこと】
コメント
1 やる気さえあればどんなことでも実現できる、という心境になった。
2 いろいろなこと(講演会や特別授業など)に自分から進んで参加するようになった。
3 人前で、積極的に意見を言えるようになった。
4 「大学」の中での自分の役割というものを考えるようになった。
【D-chaの活動を通じて変わったこと】
【女性研究者支援】
【新領域の拡大】
女性リーダー育成プログラム【全体像】
リーダー育成プロ
グラム
リーダー育成カリキュラム
卒業生ライフコース分析
次世代育成
32
【リーダー育成コンピタンス体系・カリキュラム構築】
【卒業生アンケート・分析】
【海外実践】
【女性研究者支援モデル事業(COSMOS)】
(サブPGM)【対話と深化】
(サブPGM)【高大連携】
(サブPGM)【生命情報学】
【学生企画(D-Cha)】
【授業・講演会】
(別添リーフレットを参照)【サイエンス・フェスティバル】