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国税庁の業務

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採用情報

11 12National Tax Agency Recruit 2014

国税庁 調査査察部 査察課 課長補佐

門脇 瞬有 〔平成10年入庁〕

調査査察部

調査査察部とがあるのではないでしょうか。　査察事件は年間 約200件程度処理されていますが、中には調査の開始から２、３年を要する事件もあり、たった数分程度のニュースの背後には、査察職員の膨大な時間と労力が費やされていることが少なくありません。　容易に悪質な脱税を見過ごすことになれば、税負担の公平性が損なわれ、ひいては国の歳入基盤に悪影響を及ぼしかねません。

　　これからの査察　

　査察事件といっても、その特徴は多様です。　従来ドメスティックな仕事と目されてきた査察ですが、最近では、経済のグローバル化に伴い、海外取引に関連する査察事件も多くなっており、例えば、租税条約に基づき、海外税務当局と協力して対処しなければならない場面が年々増えています。　また、世の中のＩＣＴ化の進展に伴って、電子データを証拠化するニーズも増えています。査察事件は嫌疑者に対して刑罰を科すことを目的としているため、証拠保全が非常に重要ですが、電子データには改ざんや消去が容易になされやすいという特性があり、私たちも、査察調査において、その真正性、原本性をいかに確保するかという点で腐心しています。　このように経済社会の変化に伴って多様な問題が査察のフロントラインでは生じており、それに対処するためのツールを提供する…これが、私たち国税庁査察課の一つの存在意義ではないかと感じています。

　　求められるもの　

　このような役割を果たしてゆくために、何が必要か。過去にとらわれず、現在の日々の業務に埋没することなく、常に時代の先を見据えながら新しいアイディアを出してゆく柔軟な発想が必要であることはもちろんのこと、この国を支えようという熱すぎるくらいの情熱も求められます。私自身、どれだけ国に貢献できているか…心もとない限りではありますが、このパンフレットをご覧の皆さんと一緒に働けることを願っています。

　　適正公平な課税に向けて

　「○○の△△業者ＸＸＸが、2011年３月期までの２年間で約１億円の所得を隠し、法人税約3,000万円を脱税したとして、法人税法違反の疑いで・・国税局から刑事告発されました。関係者によると…」　このパンフレットを手にしている皆さんも、このような報道を耳にしたこ

　　国際課税ＡＢＣ

　調査課国際情報第一係に配属となった私は、今年係長１年目です。国際課税をＡＢＣから勉強しながら、以下の３つを国際課税ＡＢＣと（勝手に）命名し、主要業務として日々体当たりで取り組んでいます。A：Authorized OECD Approach　　　（OECD承認アプローチ）　日本で活動する外国法人の所得について、どの範囲で課税するかという議論。B：Base Erosion and Profit Shifting 　（税源浸食と利益移転）　各国の税制の違いを利用して税負担の軽減を図ろうとするグローバル企業にどう対処していくかという議論。C：移転価格に関するCorporate 　　　Governance（コーポレート・ガバナンス）　企業内のガバナンスを整備することにより、国際取引に関する税務コンプライアンスを向上させようという取組。

　　働く女子のおたのしみ！

　全世界で進展しているプロジェクトや、全国のコンプライアンス向上のための業務を所掌しているので終電まで働くこともありますが、時には仕事を早く終わらせて、おしゃれなお店で美味しいお酒を飲みながら（※酒類行政への貢献のため）、女子会を開催するのが楽しみです。女性職員のキャリアパス、結婚・出産・育児のこと、家族の話、将来の自分談議、次の土日に何をして遊ぼうか、などなどおしゃべりは尽きません。　国税庁には、仕事もバリバリ最前線でこなし、家庭や私生活も充実させている女性職員がたくさんいます。それも職場の理解があってこそ。困ったら助け合いましょう、なんて小さいころに教わったことを、組織全体で体現しているような暖かい職場だと感じます。

　　　最後に

　膨大な知識と経験を持つ職員の方々に交じり、総合職として働くということは、きっと何もかも皆さんの想像以上です。膝を抱えたくなるような重圧や、その中で一つの仕事を形にしたときの充実感。そして、世界の目まぐるしい動きに目を回しかけている新米係長を、そっと支えてくださる周囲の方の暖かさも想像以上です。　長い時間を過ごす職場だからこそ、仕事内容もさることながら、一緒に働くことになるヒトを見て、職場の雰囲気を感じて、納得して選んでもらいたい。　皆さんの輝く将来の選択肢に、国税庁での勤務が加わることを心から願っています。

profile……………………………………………

H22.4　国税庁 長官官房 広報広聴官付H23.7　国税庁 徴収部 徴収課H24.7　東住吉税務署 個人課税部門 　　　 国税調査官

「日本経済をリードする大企業を調査」世界をまたにかけ、業界や地域をリードする大企業に対する税務調査を指導・監督しています。社会・経済の最前線で活躍する大企業に対し、グローバルな視点で課税上の問題点の把握に努めるとともに、企業との意見交換を通じて、企業自身の税務コンプライアンスの向上にも注力しています。

調査課

時代の先を見据えて 　　　　　　「熱きマルサ」厳正な査察調査に基づき、各国税局の査察官達と一丸となって、悪質な納税者の刑事責任を追及しています。熱い正義感と使命感を胸に、申告納税制度の「最後の砦」として日本を支えています。

査察課

Shunyu Kadowaki

profile……………………………………………………………H10.4　国税庁 長官官房 国際業務課H11.7　東京国税局 調査第三部 国税調査官H12.7　武蔵野税務署 個人課税部門 国税調査官H13.7　英・イースト・アングリア大学留学H14.7　国税庁 長官官房 企画課 係長H15.7　金融庁 総務企画局 政策課 係長H17.7　国税庁 課税部 法人課税課 課長補佐H19.7　国税庁 課税部 酒税課 課長補佐H20.7　税務大学校 研究部 教授 兼 教務課H22.7　国税庁 課税部 法人課税課 課長補佐H23.7　国税庁 長官官房 人事課 課長補佐H25.7　現職

profile……………………………………………………………H10.4　国税庁 長官官房 国際業務課H11.7　東京国税局 調査第三部 国税調査官H12.7　武蔵野税務署 個人課税部門 国税調査官H13.7　英・イースト・アングリア大学留学H14.7　国税庁 長官官房 企画課 係長H15.7　金融庁 総務企画局 政策課 係長H17.7　国税庁 課税部 法人課税課 課長補佐H19.7　国税庁 課税部 酒税課 課長補佐H20.7　税務大学校 研究部 教授 兼 教務課H22.7　国税庁 課税部 法人課税課 課長補佐H23.7　国税庁 長官官房 人事課 課長補佐H25.7　現職

国税庁 調査査察部 調査課 係長

永原 惟Yui Nagahara

〔平成 22 年入庁〕

国税庁 調査査察部 調査課 係長

永原 惟Yui Nagahara

〔平成 22 年入庁〕