電気電子機器関連部材の使用実態 - JOGMEC金属資...
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1 目 次
本調査の目的と背景
電気電子機器関連部材の使用実態
・電気電子機器で使用される主なレアメタル
（薄型テレビ、携帯電話・スマートフォン、ノートパソコン、
化合物半導体、化合物系太陽電池、樹脂製品）
・電気電子機器の生産見通し
（薄型テレビ、携帯電話・スマートフォン、ノートパソコン、
化合物半導体、化合物系太陽電池、樹脂製品）
・電気電子機器で使用される主要レアメタルの需要見通し
（インジウム、ガリウム、アンチモン）
・今後の需要動向のポイント
（インジウム、ガリウム、アンチモン）
2 調査の目的と実施の背景
＜本日のご報告＞ 依然として我が国の重要な産業の一つである
電気電子機器産業におけるレアメタル使用実態調査を実施
（委託先 ： 三菱ＵＦＪリサーチ＆コンサルティング㈱）
電気電子機器産業でのレアメタル使用実態及び見通しの把握
今後の安定供給上の問題点を抽出
電気電子機器産業は、依然として我が国の重要な産業の一つ 構成する電子部品等に各種レアメタルが多用されており、必要不可欠な機能素材
どのレアメタルがどれくらい必要となるか（需要量見通し）
レアメタル安定的調達への方策検討に資する
レアメタルの使用実態に沿った計画的な備蓄の実行に資する
3
現在、薄型ＴＶの主流は液晶ＴＶである。液晶ＴＶには、バックライトユニットに用いられるLED素子のガリウム、インジウム、レアアース、またITO透明電極に用いられるインジウム等、様々なレアメタルが使用されている。
使用される主なレアメタル ： 薄型ＴＶ
液晶ディスプレイの断面イメージ
（出典：㈱クラレ ウェブサイト）
液晶ＴＶの構造
（出典：シャープ㈱
ウェブサイト）
4
携帯電話・スマートフォンには、多種多様な電子部品が使用されており、その電子部品それぞれに様々なレアメタルが使用されている。
◆液晶の透明電極： インジウム ◆樹脂製筐体： アンチモン ◆振動モーター： ネオジム ◆コンデンサ： タンタル、 マンガン、ニッケル、 バリウム、チタン 等 ◆バッテリー： リチウム、コバルト
携帯電話・スマートフォン
携帯電話で使用されるレアメタルの種類
（出典：こでんプロジェクト ウェブサイト）
5
ＰＣには、液晶ＴＶと共通するITO透明電極のインジウムのほか、マザーボード、ハードディスク等に様々なレアメタルが使用されている。
パソコン（ＰＣ）
マザーボード／ハードディスクの構造と
主なレアメタル
（出典：キーマンズネット ウェブサイト）
ノートＰＣの構造
（出典：こでんプロジェクト
ウェブサイト）
6 化合物半導体・化合物系太陽電池
化合物半導体には、インジウム、ガリウムが用いられる。化合物系太陽電池でも、同様にインジウム、ガリウム等が用いられる。
化合物系太陽電池の構造
（出典：三菱UFJリサーチ＆コンサルティング㈱作成）
化合物半導体で使用されるレアメタル
（出典：本田技研工業㈱
ウェブサイト 他）
7 難燃樹脂製品
アンチモンを添加した難燃剤は、少量で大きな難燃効果を持つ。 難燃樹脂製品のうち、樹脂の本来の機能を維持することや樹脂を小さく薄く加工することが求められる、電線被覆樹脂等で、アンチモン系難燃剤が使用される。
（出典：三菱UFJリサーチ＆コンサルティング㈱作成）
難燃剤の種類及び用途
変 A ポ ポ ポ P ポ ポ ポ 発 ポ エ 不 フ 接 繊 木 難性 B リ リ リ C リ リ リ 泡 リ ポ 飽 ェ 着 維 質 燃P S ス オ カ ／ ア エ 塩 ポ ウ キ 和 ノ 剤 剤 剤P チ レ │ A ミ ス 化 リ レ シ ポ │ ・ 原
レ フ ボ B ド テ ビ ス タ 樹 リ ル 塗 料ン ィ ネ S ル ニ チ ン 脂 エ 樹 料
ン │ ル レ ス 脂ト ン テ
ルテトラブロモビスフェノールA（TBBA） ◎ ◎ ◎ ◎デカブロモジフェニルエーテル（Deca-BDE） ○ ○ ○ ○ ○ヘキサブロモシクロドデカン（HBCD） ◎ ○ビス（テトラブロモフタルイミド）エタン ◎ ◎ ○TBBAカーボネート・オリゴマー ◎ ◎TBBAエポキシ・オリゴマー ◎ ◎ ◎臭素化ポリスチレン ◎ ○ビス（ペンタブロモフェニル）エタン ◎ ◎ ○TBBA-ビス（ジブロモプロピルエーテル） ◎ ○ポリ（ジブロモプロピルエーテル） ◎ヘキサブロモベンゼン（HBB） ○ ○トリフェニルホスフェート ◎ ○ ○ ◎ ○ ◎トリクレジルホスフェート ◎ ○ ○ ○トリキシレニルホスフェート ◎ ◎クレジルフェニルホスフェート ○ ○ ○ ○ ○2-エチルヘキシルジフェニルホスフェート ○その他芳香族リン酸エステル ◎ ○ ○ ○ ○ ○芳香族縮合リン酸エステル ◎ ◎ ○ ◎ ◎ ○ ○ ○トリスジクロロプロピルホスフェート ◎トリスークロロプロピルホスフェート ◎その他含ハロゲンリン酸エステル ○ ○含ハロゲン縮合リン酸エステル類 ◎ポリリン酸塩類 ○ ○ ○ ○ ○ ○赤リン系 ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ◎ ○ ◎ 三酸化アンチモン ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ◎ ○ ○ ◎ 五酸化アンチモン ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 四酸化アンチモン ○ ○ ○ アンチモン酸ソーダ ○ ○ 水酸化アルミニウム ◎ ○ ◎ ◎ ◎ 水酸化マグネシウム ◎ ○ ○ ○ ○ ○ ○
リン系
無機系（その他）
無機系（アンチモン系）
その他熱可塑剤 熱硬化症
臭素系
121
155
215
223 228 251264
273 288303 319
336355
50
100
150
200
250
300
350
400
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020
（百万台）
（年）海外 国内
予測
8 生産見通し ： 薄型ＴＶ
日系企業シェア及びその国内
生産シェア（2007～2012年）
（出典：JEITA資料）
薄型テレビの世界生産見通し（～2020年）
（出典：三菱UFJリサーチ＆コンサルティング㈱作成）
41
38
35
31
26 23
9 7 7 6
3 2
0
10
20
30
40
50
2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年
（シェア%）
（年）
日系企業シェア 国内生産シェア
薄型ＴＶの生産量は、2020年には3.5億台規模へと拡大の見通し。中国等の新興国での海外生産が中心で、国内での生産量は減少見込み。 薄型ＴＶ生産量は世界的に増加傾向。増加は、中国等アジアの新興国の生産量増によるところが大。日系企業は2011年以降生産量減少、特に国内生産量減少が著しい。
1,2101,124
1,248
1,427 1,4781,576
1,7761,934
2,0692,211
2,333 2,483
2,639
500
1,000
1,500
2,000
2,500
3,000
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020
生産台数
（百万台）
海外 国内
予測
9
携帯電話・スマートフォンの生産量は、2020年頃には25億台を突破の見通し。特にスマートフォンの市場拡大が著しい。今後は、海外を中心に、主に低価格帯のスマートフォンが普及すると見られ、生産コストの低い地域への海外移転が加速、国内生産量は大きく低下する見込み。
携帯電話・スマートフォン
日系企業シェア及びその国内
生産シェア（2007～2012年）
（出典：JEITA資料）
携帯電話・スマートフォンの
世界生産見通し（～2020年）
（出典：三菱UFJリサーチ＆コンサルティング㈱作成）
6.4
4.4
3.7 3.2
4.8
4.2
4.3
2.9 2.4
2.0 1.4
1.0 0.0
5.0
10.0
2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年
（シェア%）
（年）
日系企業シェア 国内生産シェア
10 ノートＰＣ①
ノートＰＣ及びタブレット端末
の世界生産見通し（～2020年）
（出典：三菱UFJリサーチ＆コンサルティング㈱作成）
ノートＰＣ、タブレット端末それぞれにおける国内外の生産量見通しは以下のとおり。ノートＰＣは民生用を中心に需要は減少する一方、タブレット端末の生産量は増加すると予測される。先進国だけでなく新興国でも、ノートＰＣからタブレット端末への置き換えが進み、2014～15年には生産量が逆転する見込み。
140
165
215
267
320
371
421
472
523
574
626
677
729
100
200
300
400
500
600
700
800
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020
（百万台）
（年）タブレット端末 ノートパソコン
予測
11 ノートＰＣ②
日系企業シェア及びその国内
生産シェア（2007～2012年）
（出典：JEITA資料）
ノートＰＣの世界生産見通し（～2020年）
（出典：三菱UFJリサーチ＆コンサルティング㈱作成）
5.5
4.2
3.3
2.8 2.5 2.5
4.0
3.3
2.5
2.1 1.9 1.9
0.0
2.0
4.0
6.0
2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年
（シェア%）
（年）
日系企業シェア 国内生産シェア
140
165
197202 199
193187
182176
171166
161 156
50
100
150
200
250
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020
生産台数
（百万台）
海外 国内
予測
12 ディスプレイパネル
ディスプレイパネルの世界生産
見通し（～2020年）－国内外別
（出典：三菱UFJリサーチ＆コンサルティング㈱作成）
97
124
175185 184
194206
217226
233 239247
254
100
200
300
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020
（百万m2）
（年）海外 国内
予測
ディスプレイパネルの世界生産
見通し（～2020年）－種類別
97
124
175
185 184 194206
217226
233239
247254
100
200
300
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020
（百万m2）
（年）OELD LCD
予測
市場のほとんどは液晶ディスプレイが占める（有機ELディスプレイは小型デバイスが中心で、かつ、生産コストが高い）。スマートフォン、タブレット端末が、今後特に需要の拡大が見込まれる製品である。また、薄型ＴＶにおいても、生産コストの面から液晶ディスプレイが主流でありつづける見込み。
13 LED
LEDの世界生産見通し
（～2020年）－国内外別
（出典：三菱UFJリサーチ＆コンサルティング㈱作成）
LEDの世界生産見通し
（～2020年）－種類別
電気電子機器用白色LEDにおける機器別の生産量は、スマートフォン、タブレット端末、液晶薄型ＴＶといった最終製品の需要拡大に伴って今後拡大していく見通し。 白色LEDの国内生産シェアは、中小型デバイス向けに強いことから一旦増加するものの、海外勢の設備増強による単価低下も相まって徐々に低下するものと見られる。
28,406 27,742
37,351
49,014
58,734
69,478
78,507
82,901
87,46692,199
96,576
101,624
106,647
20,000
40,000
60,000
80,000
100,000
120,000
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020
（百万個）
（年）海外 国内
予測
28,406 27,742
37,351
49,014
58,734
69,478
78,507
82,901
87,46692,199
96,576
101,624
106,647
20,000
40,000
60,000
80,000
100,000
120,000
2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020
（百万個）
（年）タブレット型端末 ノートパソコン
スマートフォン用LED フィーチャーフォン用LED
液晶TV用LED
予測
11 10
13 13 14 14 14 14 14 15 15 15 15
0
5
10
15
20
国内 海外
（万枚（2インチウェハ換算））
予測
14 化合物半導体（電子デバイス）
GaAsウェハ（電子デバイス向け）の
世界生産見通し（～2020年）
（出典：三菱UFJリサーチ＆コンサルティング㈱作成）
InPウェハ（電子デバイス向け）の
世界生産見通し（～2020年）
60 63 66 69 72 76 80 82 85 87 90 93 95
0
20
40
60
80
100
120
国内 海外
（万枚（6インチウェハ換算））予測
電子デバイス向けGaAsの需要は、スマートフォン、タブレット端末の普及により、増加する見通し（国内生産は減少）。一方。電子デバイス向けInPの需要は、世界的に光ファイバーの需要は拡大傾向にあるものの、大きく伸びていない。これまでの傾向を維持し、国内外ともに微増にとどまると考えられる。
84 149 395
945 787
1,343 1,384
2,201 2,201
3,348 3,601
3,882 4,193
0
1,000
2,000
3,000
4,000
5,000
国内 海外
（MW）予測
15 化合物系太陽電池（CIGS）
CIGS太陽電池の世界生産
見通し（～2020年）
（出典：三菱UFJリサーチ＆コンサルティング㈱作成）
ソーラーフロンティア㈱の
生産能力の推移
CIGS太陽電池の生産は、 2013年以降、主に海外での生産量が急拡大し、2020年に世界全体で4,000MWを超えると予想される。日本ではソーラーフロンティア㈱がCIGS太陽電池を生産（海外では複数社）。今後の生産量は、短期的には同社の生産動向、中長期的には海外メーカーの設備投資動向に影響される見込み。
20 20 80 80
980 980 980 980
1,130
0
500
1,000
1,500
2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014F 2015F
宮崎第1 宮崎第2 国富（宮崎第3） 宮城
（MW)
16 アンチモン系難燃剤
アンチモン系難燃剤の世界需要は主要な樹脂（ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等）の増加に伴い、増加していく見通し。樹脂は、その用途が多様化しているため、経済成長に比例して増加傾向。従って、世界経済の成長とともに需要は増加していくものと思われる。日本の需要は減少傾向。
10 9 10 11 11 12 12 13 14 14 15 15 16
0
5
10
15
20
日本 海外
（万トン）予測
770
686736
676633 644 643 631 619 609 599 589 579
0
200
400
600
800
1,000
ポリエチレン ポリプロピレン PVC
（万トン）
予測
（出典：三菱UFJリサーチ＆コンサルティング㈱作成）
アンチモン系難燃剤の世界生産
見通し（～2020年）
日本国内における主要樹脂の
生産見通し（～2020年）
17 需要見通し ： インジウム（世界市場）
（出典：三菱UFJリサーチ＆コンサルティング㈱作成）
調査対象部材・製品に関連した インジウム需要推移（世界：～2020年）
薄型ディスプレイ（ITO透明電極）で消費されるものが引き続き最大の割合を占める。
※ インジウム需要は「製品（特にITO）に含まれているインジウム金属量」である。
従って、リサイクル分を含む。
18 インジウム（日本国内市場）
国内におけるインジウム需要家の事業撤退、海外移転や技術力向上等による海外現地調達への切替え拡大などを受け、今後減少する見込み。
（出典：三菱UFJリサーチ＆コンサルティング㈱作成）
調査対象部材・製品に関連した インジウム需要推移（日本：～2020年）
19 ガリウム（世界市場）
今後は化合物系太陽電池（CIGS）や白色LED向けの需要は次第に拡大し、化合物半導体素子向け需要は相対的に低下する見込みである。
（出典：三菱UFJリサーチ＆コンサルティング㈱作成）
調査対象部材・製品に関連した ガリウム需要推移（世界：～2020年）
20 ガリウム（日本国内市場）
（出典：三菱UFJリサーチ＆コンサルティング㈱作成）
調査対象部材・製品に関連した ガリウム需要推移（日本：～2020年）
国内LED素子メーカーの国内生産へのこだわり、また、国内CIGS太陽電池の生産拡大傾向などを受け、それら用途では増加見込み。化合物半導体素子は逆に減少見込み。
21 アンチモン（世界市場）
樹脂に添加されるアンチモン系難燃剤の需要が太宗を占め、この動向に大きく左右される。今後、世界の樹脂生産とほぼ比例して需要が増加する見通し。
（出典：三菱UFJリサーチ＆コンサルティング㈱作成）
調査対象部材・製品に関連した アンチモン需要推移（世界：～2020年）
22 アンチモン（日本国内市場）
（出典：三菱UFJリサーチ＆コンサルティング㈱作成）
調査対象部材・製品に関連した アンチモン需要推移（日本：～2020年）
リーマンショックの影響を受けて樹脂生産が一時的に低下した2009年を除き、今後は、海外における委託生産の拡大（主に中国）を受けて次第に減少する見込み。
23
★ 中国において、インジウムの備蓄・投資が活発化。中国では、これら の動きに加えて、今後のITO需要増が考えられ、他国への供給不安 を招くおそれがある。また、中国の希少金属取引所における投資が 相場変動に与える影響（相場変動を嫌う需要家が材料代替を進める 可能性 等）にも注目。
★ 韓国製ITOの品質は日本製と遜色なくなってきており、日本の世界 でのシェアは韓国に奪われる傾向。中国製はまだ品質が劣っている が、将来の動向については、要注目。
★ ITO分野では、代替材料として様々な材料の研究開発が進められて いる。本格的な代替に結びつくかどうかは、要注目。
★ 本調査では、ITO以外の需要としてCIGS太陽電池が日本を中心に 需要増の見込み。他方、大きな影響はないとの見方もある。
今後の需要動向のポイント ： インジウム
24
★ 化合物半導体素子分野では、スマートフォン向けにGaAsの需要が 拡大していくことが期待されていた。しかし、中国等では多少性能は 落ちても安価なデバイス（シリコン系）の採用が増えており、期待され たほどのGaAsの需要増は見られていない。次世代携帯電話も含め て、今後の動向が注目される。
★ ガリウムも中国の希少金属取引所の対象金属。現在、投機熱に欠 けているため、相場変動に与える影響は少ないが、在庫量は増えて おり、今後の動向に注目する必要あり。
★ 白色LED需要は、ゆるやかに伸びているところ。
★ （インジウムと同様）本調査では、ITO以外の需要としてCIGS太陽電 池が日本を中心に需要増の見込み。他方、大きな影響はないとの見 方もある。
ガリウム
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★ 新興国における難燃剤の需要が増加している。要因としては、樹脂 需要量増による増加と、安全性や防災に関する法規制強化による増 加の２つが考えられる。例えば、中国でも公共施設での難燃性材料 の使用に関する規制が強化されたり、こういった法規制動向にも要注 目である。
★ アンチモンも中国の希少金属取引所の対象金属。現在、在庫量が 急増、他の鉱種と比べても顕著に増加しており、今後の動向に注目 する必要あり。
★ 今回の調査対象には含まれていないが、難燃剤以外の需要（自動 車用鉛蓄電池、ポリエステル重合触媒 等）も相当程度あり、ウォッチ していくことが必要。
アンチモン
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