Eddystoneで始まるPhysical Webの世界
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Transcript of Eddystoneで始まるPhysical Webの世界
Internetof
Things
技術/製品/サービスを分類
ネットワークにつながるモノが充実してくることによってつながる新しいネットワーク(あるいはそれと既存のネットワークを連動させたもの)の
上に生まれるサービス/プラットフォーム/エコシステム
IoT関連のネットワーク
Cloud
Gateway
Device
Machine Network to Cloud
Cloud to Users
Users to Machine Network
Machine to MachineNetwork
Beacon
ControlPoint
Sensor
Eddystone
• ビーコンの規格(ビーコンデバイスの振る舞いや発信するパケットのフォーマット)
• オープンスタンダードを提唱
• Bluetooth LEのアドバタイジングパケットを利用(iBeaconなどと同じ)
• 2015/07にGoogleが発表
Eddystone-TLM
TLM(telemetry frame)は管理に使うものなので一度除外して話を進めます
電圧、温度、起動後からの秒数やパケット送信数など管理に利用するためのビーコンのデータを送信
補助的に利用するもの
Eddystone-TLM
Eddystone-UIDビーコンからFrameを定期的にブロードキャスト
スマホ側のアプリはFrameをスキャンするとNamespaceを見て自サービスのものかどうか判断する
近接を発見すると何らかのサービスを実行
NamespaceInstanceID
iBeacon
Proximity UUID
majorminor
NamespaceではなくProximityUUIDでフィルタリング自サービスのためのビーコンの発見
major/minorという二つの16bit整数値を自由に使う
Eddystone-URL
URL
Namespace&IDの代わりにURLを飛ばす
小さいパケットの中にURLを乗せるために様々な工夫がされています
長いURLは載せられないので短縮URLを使います
Physical WebにおいてUriBeaconと呼ばれていた仕様とほぼ同じ
http://example.com
http://example.com
http://example.com
http://example.com
ビーコンからURLをBluetooth LEで周囲にブロードキャストします
http://example.com
http://example.com
http://example.com
http://example.com
http://example2.com
http://example2.com
http://example2.com
こういうビーコンの横を通り過ぎていくと
ID VS URL
URLは必要なのか
Namespace/ID12345: http://example.com/12346: http://google.com/12347: http://yahoo.com/…
http://example.com
変換テーブルがあれば同じような事はIDでも可能
ID VS URL
packet
Namespace/ID12345: http://example.com/12346: http://google.com/12347: http://yahoo.com/…
http://example.com
このテーブルを誰が運営するのかURLはいつ登録されるのかという問題が発生する
GPSでも同様の問題がある
Beacon Ecosystem現在のiBeaconやEddyston-UIDでは、それぞれ独自アプリ作って配布
ビーコンが飛ばすIDなどを自由に使う
業者Aのスマホアプリ
業者Bのスマホアプリ
業者Cのスマホアプリ
業者Aのビーコン
業者Bのビーコン
業者Cのビーコン
開発費用の問題、ユーザーのスマホに入れてもらうのも大変
標準準拠アプリ
業者Aのビーコン
業者Bのビーコン
業者Cのビーコン
ユーザーのスマホに一つ標準ブラウザが入っていればよい
Beacon Ecosystem
Physical Webのような標準化が浸透した世界では…
コンテンツ提供側はビーコンとWebサイトを設置するだけでよい
レンタルサーバーや解析ツール等
ぐるなび等Facebookやブログサービス
Wordpressなど
個人ホームページ
個人ホームページ
飲食店の店舗サイト
周囲に派生ビジネス - 競争のレイヤーの変化
飲食店店舗サイト
Chrome (iOS)で対応済み (Today Widget)AndroidのChromeも49から
実験的?とは言え、たくさんのユーザーの手元にPhysical Webを体験できる環境が
実験フェーズから実践フェーズへ
Eddystone-URL
http://googledevelopers.blogspot.jp/2015/07/lighting-way-with-ble-beacons.html
普及するかどうかの勝負キラーアプリケーションの登場が待たれる
Google Nowが最初の本命?
Physical Webの現状まとめ
UriBeaconの仕様がEddystoneに取り込まれ正式にGoogleのサービスと共に発表された
Chromeというユーザーシェアの大きいアプリに機能が取り込まれた
規格としてはほぼ固まって実践投入できる
多くのエンドユーザーの手元で試せる環境がある
ただしキラーアプリケーションとは言えない?おそらく最初の本命であるGoogle Now対応待ち
もちろん他社の参入があっても面白そう
Real Worldも含めたサービスのアイデア
UI/UXデザイン
既存のCloud/エンドユーザー間のみのネットワークに囚われないサービスデザイン
リアル店舗設計
自然にユーザーが立ち止まる場所にフック
あるいはサイネージによるアテンション
近接+URLで嬉しい組み合わせは何か
(例) CDショップの視聴コーナーで視聴用のハードウェアの代わりに
YouTubeのURLを飛ばすビーコンを置く
現状その要件のために特製ハードウェアで実現されているサービスを
ビーコン&スマートフォンで置き換える実例がどんどん出てくるのでは
shop_id
IoT対応家電
IoT対応商業施設内マシン
IoTデバイス
IoTデバイス
IoTデバイス
IoTデバイス
IoTデバイス
IoTデバイス
IoTデバイス
IoTデバイス
今後世の中でIoTデバイスが増えていく
shop_id
家電
商業施設内マシン IoT
デバイス
IoTデバイス
IoTデバイス
IoTデバイス
IoTデバイス
IoTデバイス
IoTデバイス
IoTデバイス
さらにPhysicalWebに対応し、URIを飛ばすようになった場合
デパート: 売り場案内
駅: 電車遅延情報
レストラン: メニュー
会議: 資料
エアコン
IoTデバイスとのインタラクションはURI (WebPage)から開始される
IoT 対応エアコン
1. PhysicalWebのビーコンとしてURIを発信
デパート: 売り場案内
駅: 電車遅延情報
レストラン: メニュー
会議: 資料
エアコン
IoT 対応エアコン
2. 受け取ったURIをWebブラウザで開く
IoTデバイスとのインタラクションはURI (WebPage)から開始される
室温: —
UPDOWN
デパート: 売り場案内
駅: 電車遅延情報
レストラン: メニュー
会議: 資料
エアコン
IoT 対応エアコン
3. このWebページからダイレクトにエアコンを操作
IoTデバイスとのインタラクションはURI (WebPage)から開始される
室温: 26度
UPDOWN
readwrite
Demo
実際にテレビやエアコンをデモのために作るわけにもいかないのでAndroidタブレットのアプリでエミュレート
Eddystone-URLのデータを飛ばすビーコンとして振舞いつつさらに赤外線ではなくBLEでコントロールできる通信機能を持っています
Demo
画像
1. 手元を見ると身の回りの情報が。家電のコントローラも2. コントローラ(WebPage)をブラウザ開いて、そのまま操作できる
ビーコンとして振る舞うIoTデバイスURLを飛ばします
ブラウザは、スキャンしたURLから概要の情報をリストアップ
ブラウザからIoT的なサービスへのダイレクトアクセス
WebBluetooth, WebNFC
純粋なブラウザ上のWebアプリケーションでも必要な機能へ
Physical Webによって近接を前提とするWebサービス登場
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これらのユーザー体験を綺麗に統合/再定義したプラットフォームサービスなどの登場の可能性
まとめ
Things (ハードウェアデバイス)だけでなくそこから生まれてくるネットワークに注目
新しいプラットフォーム/エコシステムによって引き起こされるゲームチェンジ
ハード以外のサービス事業者にとっても非常に重要