福岡大学・福岡大学産学連携協議会主催 福岡大学産 …主催 後援 (予定) 福岡大学 福岡大学 産学連携協議会 福岡県、福岡市、一般社団法人
岡山大学大学院保健学研究科 (博士前期課程)...2021年度...
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2021年度
岡山大学大学院保健学研究科
(博士前期課程)
学生募集要項
岡山大学大学院保健学研究科
連絡先 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科等学務課教務グループ
保健学研究科担当
所在地 〒700-8558 岡山市北区鹿田町 2-5-1
電 話 (086)235-7984
入学者選抜日程等概要
全都道府県において新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言対象地域又は特定警戒
都道府県の位置付けが解除されていない場合,来学を伴う試験は延期等の措置を行います。
延期等を行う場合は, 決まり次第以下のHPでお知らせします。
URL:http://www.fhs.okayama-u.ac.jp/
なお,全都道府県において緊急事態宣言対象地域又は特定警戒都道府県の位置付けが解除されている場
合は,予定どおり試験を実施しますが,延期した場合も含め,試験当日にマスクの持参及び使用等により,各自
で感染拡大防止に努めてください。
入試区分 一般入試 社会人入試 外国人留学生
特別入試
分 野
看護学
放射線
技術科学
検査
技術科学
看護学
放射線
技術科学
検査
技術科学
看護学
放射線
技術科学
検査
技術科学
募集人員 14 人 6 人 6 人 若干人
語学力を証明する資料につい
ての問い合わせ締切 2020 年 6月 26 日(金)
入学資格審査受付期間 2020 年 6月 30 日(火)~2020 年 7 月 3 日(金)
入学資格審査結果通知発送 2020 年 7月 9日(木)頃
(7 月 16 日(木)までに到着していない場合,提出先に連絡ください)
障がい等のある方の出願相談
締切 2020 年 6月 26 日(金)
出願受付期間 2020 年 7月 17 日(金)~2020 年 7 月 22 日(水)
受験票発送 2020 年 7月 30 日(木)頃
(8 月 13 日(木)までに到着していない場合,提出先に連絡ください)
試験日時 2020 年 8月 22 日(土)9:30~
(保健学科棟入館開始は 9:10※但し,口述試験のみの方は 12:10)
合格者発表日時 2020 年 9月 18 日(金)10:00
入学手続期間 2020 年 9 月 29 日(火),9 月 30 日(水)
目 次
Ⅰ 一般入試………………………………………………………………………… 1
Ⅱ 社会人入試……………………………………………………………………… 4
Ⅲ 外国人留学生特別入試………………………………………………………… 7
Ⅳ 各選抜共通事項…………………………………………………………………10
Ⅴ 授業科目一覧表…………………………………………………………………16
Ⅵ 開設授業科目の概要……………………………………………………………23
Ⅶ 教員組織と研究内容……………………………………………………………36
Ⅷ 大学院保健学研究科 3つのポリシー………………………………………38
* 入学検定料支払の流れ……………………………………………………………40
* 鹿田キャンパス案内図……………………………………………………………43
Ⅰ 一般入試
1 募集人員
専 攻 分 野 募集人員 備 考
保 健 学 専 攻
看 護 学 分 野
( 助 産 学 コ ー ス ) 14人 (募集人員には,社会人・外国人留学
生特別入試による若干人を含みます。
また,看護学分野の募集人員には,助
産学コース8人程度を含みます。)
放射線技術科学分野 6人
検 査 技 術 科 学 分 野 6人
● 入学を志望する方は,出願前に,希望する領域の指導教員(36頁以降「教員組織と研究内
容」参照)と連絡を取ってください。
2 出願資格
一般入試に出願できる者は,次のいずれかに該当する者又は2021年3月までに該当す
る見込みの者
① 大学を卒業した者
② 学校教育法(昭和22年法律第26号)第104条第7項の規定により学士の学位を授与
された者(注)
③ 外国において学校教育における16年の課程を修了した者
④ 外国の学校が行う通信教育における授業科目を我が国において履修することにより当該外
国の学校教育における16年の課程を修了した者
⑤ 我が国において,外国の大学の課程(その修了者が当該外国の学校教育における16年の
課程を修了したとされる者に限る。)を有するものとして当該外国の学校教育制度において
位置づけられた教育施設であって,文部科学大臣が別に指定するものの当該課程を修了した
者
⑥ 専修学校の専門課程(修業年限が4年以上であることその他の文部科学大臣が定める基準
を満たすものに限る。)で文部科学大臣が別に指定するものを文部科学大臣が定める日以後
に修了した者(平成17年文部科学省告示第169号)
⑦ 文部科学大臣の指定した者(昭和 28年文部省告示第5号)
⑧ 学校教育法第102条第2項の規定により大学院に入学した者で,大学院における教育を
受けるにふさわしい学力があると認めたもの
⑨ 大学院において,個別の入学資格審査により,大学を卒業した者と同等以上の学力がある
と認めた者で,2021年3月までに22歳に達するもの
⑩ 大学に3年以上在学した者(これに準ずる者として文部科学大臣が定める者を含む。)
で,大学院が定める単位を優秀な成績で修得したと認めるもの
⑪ 外国の大学その他の外国の学校(その教育研究活動等の総合的な状況について,当該外国
の政府又は関係機関の認証を受けた者による評価を受けたもの又はこれに準ずるものとして
文部科学大臣が別に指定するものに限る。)において,修業年限が3年以上である課程を修
了すること(当該外国の学校が行う通信教育における授業科目を我が国において履修するこ
とにより当該課程を修了すること及び当該外国の学校教育制度において位置付けられた教育
施設であって前号の指定を受けたものにおいて課程を修了することを含む。)により,学士
の学位に相当する学位を授与された者
1
(注) 2の出願資格②に該当する見込みの者とは,次のとおりです。
(1)独立行政法人大学改革支援・学位授与機構が発行する学位授与申請受理証明書を
提出できる者
(2)学位規則(昭和29年文部省令第9号)第6条第1項の規定に基づき独立行政法
人大学改革支援・学位授与機構が定めている要件を満たすものとして認定を受けて
いる専攻科に在籍する者で,当該専攻科の修了が見込まれること及び当該者が学士
の学位の授与を申請する予定であることを当該専攻科の置かれる短期大学長又は高
等専門学校長が証明できる者
● 看護学分野入学志願者のうち,助産学コースを志望することのできる者は,①~⑩のいずれか に該当する出願資格を有し,かつ,看護師免許(取得見込みを含む。)を有する女子とします。 看護学分野入学志願者は,助産学コース志望の有無について,添付「入学願書」の該当欄に記入し てください。
3 出願資格における個別の入学資格審査
2の「出願資格」⑧⑨⑩に該当する入学志願者は,出願の前に,入学資格認定のための個別 の入学資格審査を行いますので,10頁「Ⅳ 各選抜共通事項 1出願資格における個別の入
学資格審査」により申請書類を請求し,期限までに提出してください。
4 障がい等のある方の出願
障がい等のある入学志願者は,受験上及び修学上特別な配慮を必要とすることがあります
ので,出願に先立ち,11頁「Ⅳ 各選抜共通事項 2 障がい等のある方の出願」により相
談してください。相談結果の通知及び特別な配慮に基づく必要な措置を講ずるための所要時
間を考慮し,少しでも早く相談してください。
5 出願手続
(1) 出願方法 入学志願者は,(4)の「出願に必要な書類等」を,出願期間内に必着するよう 「書留・速達」として郵送してください。
(2) 出願期間
2020 年 7 月 17 日(金)から 2020 年 7 月 22 日(水)まで
(注)郵送とし,2020 年 7 月 22 日(水)17 時 00 分までに必着としますが,これ以降に 到着したものは,2020 年 7 月 21 日(火)までの消印のあるものに限り受理します。
郵便事情等を十分考慮の上,余裕をもって発送してください。また,発送時に到 着日時を必ず確認しておいてください。
なお,出願期間中の 9 時 00 分から 17 時 00 分までは,次の(3)の提出先への 持参も認めます。
(3) 提出先
〒700-8558 岡山市北区鹿田町 2-5-1
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科等学務課教務グループ
保健学研究科担当 電話(086)235-7984 (4) 出願に必要な書類等
出願は, 出願書類提出用封筒(市販の角形2号封筒(24cm×33.2cm)を各自でご用意 ください。)に前述の出願書類提出用封筒宛名(様式M-6)に必要事項を記入し貼り 付けて出願用封筒を作成し,次に掲げる書類等を順番に重ねて同封し,「書留・速達」 として郵送してください。
2
出願に必要な書類等 摘 要
① 入学願書(様式M-1) 本研究科所定の用紙
② 受験票,写真票(様式M-2) 本研究科所定の用紙
③ 成績証明書
出身大学長(学部長)が作成し,厳封したもの
短期大学又は専門学校を卒業後,大学を卒業した方は,短
期大学又は専門学校の成績証明書と大学の成績証明書の両方
を提出してください。
④ 最終学歴の
卒業証明書
(右のいずれか)
卒業(見込)
証明書
出身学校長(学部長)が作成した卒業証明書又は卒業見込
み証明書(専攻科等を最終学歴として出願する方は,学位授
与(申請受理)証明書等を提出してください。)
学位授与(申
請受理)証明
書等
大学改革支援・学位授与機構が作成したもの
⑤ 研究(希望)計画書(様式M-3) 本研究科所定の用紙
⑥ 入学検定料
30,000円 (手数料が別に必要です。)
入学検定料は,「入学検定料支払の流れ」に従って支払っ
てください。 支払確認後に,「検定料収納証明書」を印刷
し,様式M-1「入学願書」の所定欄にのりで貼り付けて
ください。
出願期間の1ヶ月前から入学検定料のオンライン支払い手
続きが可能です。
【入学検定料の免除について】
本学では,2019年4月以降に災害救助法の適用を受けた災
害により被災した方の経済的負担を軽減し,進学機会の確
保を図るために,学部入試等において,入学検定料免除の
措置を講じます。
詳細については,本学のホームページ(https://www.oka
yama-u.ac.jp)から「入試」→「入学検定料の免除手続き
」をご確認ください。
⑦ 受験票等送付用封筒
受験票等返信封筒(市販の長形3号封筒(12cm×23.5cm)
を各自でご用意ください)に前述の受験票等送付用封筒宛
名(様式M-7)に必要事項を記入し貼り付けて,374円分
の切手を貼付してください。
【日本国籍を有しない方のみ】
⑧ 住民票
現に日本国に在住し,かつ外国人登録済の外国人は,市区
町村長の交付する住民票(在留資格・在留期間が明示された
もの)を提出してください。 出願時に日本国内に在住しない方は,受験のために有効な
査証の写を提出してください。
【日本国籍を有しない方のみ】
⑨ 語学力を証明する資料※
受入指導予定教員と相談し,以下のうちいずれか1つを提
出してください。
・日本語能力試験2級(又はN2)以上の合格通知書
・TOEFL・iBTの61点以上の成績証明書
3
出願に必要な書類等 摘 要
【助産学コースを志願する方のみ】
⑩ 看護師免許証(写)又は
登録済証明書(写)
助産学コースを志願する者は,出願時に看護師免許を有す
る者は看護師免許証(写)を提出すること。看護師免許取得
見込の者は国家試験終了後,速やかに厚生労働省発行の登録
済証明書(写)を提出してください。なお,看護師国家試験
に不合格の場合は,合格発表の日に【問い合わせ先】へご連
絡ください。 ※⑨ 語学力を証明する資料について
TOEIC 若しくは IELTS の成績通知書しかない方及び母国において主たる言語として英語
を使用している方については,2020 年 6 月 26 日(金)までに下記に問い合わせてください。
【問い合わせ先】〒700-8558 岡山市北区鹿田町 2-5-1 岡山大学大学院
医歯薬学総合研究科等学務課教務グループ保健学研究科担当 086-235-7984
Ⅱ 社会人入試
● 「大学院設置基準第14条に基づく教育方法の特例」について
社会人入試入学者に対しては,大学院での学習を容易とするために「大学院設置基準第14条に
基づく教育方法の特例」があります。
参 考
大学院設置基準第14条(昭和49年文部省令第 29 号抜粋)
大学院の課程においては,教育上特別の必要があると認められる場合には,夜間その他特定の
時間又は時期において授業又は研究指導を行う等の適当な方法により教育を行うことができる。
ただし,本特例を受ける場合にあっても,本大学院において指定した講義等の日時の範囲
内で受講が可能なこととします。
◎ 第14条適用希望者は,入学願書の第14条適用希望有無欄に○印で表記してください。
ただし,助産学コース履修者は,第14条の適用はありません。
◎ 第14条適用者に対しては,6,7 限目(18:30~21:40)の時間帯で開講することもあります。
◎ 授業によっては,集中講義(土曜日,日曜日を含む。)の授業もあります。
◎ 第14条適用者で,上記以外の授業形態を希望する場合は,指導教員と相談してください。
ただし,希望どおりの授業形態とはならない場合があります。この場合,修業期間は2年以上
を要することがあります。
● 社会人は,標準修業年限を超えての計画的な履修(長期履修,3年又は4年)を許可することが
あります。(助産学コースは適用外です。)
● 社会人の方で,企業等を退職し入学する方は一般入試で出願してください。
1 募集人員
専 攻 分 野 募集人員
保 健 学 専 攻
看護学分野 若干人
放射線技術科学分野 若干人
検査技術科学分野 若干人
● 入学を志望する方は,出願前に,希望する領域の指導教員 (36頁以降「教員組織と研究内容」
参照) と連絡を取ってください。
4
2 出願資格
社会人入試に出願できる者は,入学時に医療・保健・福祉施設,教育研究機関,官公庁,企業等に おいて3年以上の専門的な実務経験(通算可)を有する者で次のいずれかに該当(2021年3月ま でに該当する見込みの者を含む。)し,入学後も引き続き勤務を続ける者
① 大学を卒業した者
② 学校教育法(昭和22年法律第26号)第104条第7項の規定により学士の学位を授与され
た者(注) ③ 外国において学校教育における16年の課程を修了した者
④ 外国の学校が行う通信教育における授業科目を我が国において履修することにより当該外国の
学校教育における16年の課程を修了した者
⑤ 我が国において,外国の大学の課程(その修了者が当該外国の学校教育における16年の課程
を修了したとされる者に限る。)を有するものとして当該外国の学校教育制度において位置づけ られた教育施設であって,文部科学大臣が別に指定するものの当該課程を修了した者
⑥ 専修学校の専門課程(修業年限が4年以上であることその他の文部科学大臣が定める基準を満
たすものに限る。)で文部科学大臣が別に指定するものを文部科学大臣が定める日以後に修了し た者(平成17年文部科学省告示第169号)
⑦ 学校教育法第102条第2項の規定により大学院に入学した者で,大学院における教育を受ける
にふさわしい学力があると認めたもの ⑧ 大学院において,個別の入学資格審査により,大学を卒業した者と同等以上の学力があると認
めた者で,2021年3月までに22歳に達するもの ⑨ 大学に3年以上在学した者(これに準ずる者として文部科学大臣が定める者を含む。)で,
大学院が定める単位を優秀な成績で修得したと認めるもの (注) 2の出願資格②に該当する見込みの者とは,次のとおりです。
(1) 独立行政法人大学改革支援・学位授与機構が発行する学位授与申請受理証明書を提出で
きる者
(2) 学位規則(昭和29年文部省令第9号)第6条第1項の規定に基づき独立行政法人大学
改革支援・学位授与機構が定めている要件を満たすものとして認定を受けている専攻科に
在籍する者で,当該専攻科の修了が見込まれること及び当該者が学士の学位の授与を申請
する予定であることを当該専攻科の置かれる短期大学長又は高等専門学校長が証明できる
者
3 出願資格における個別の入学資格審査
2の「出願資格」⑦⑧⑨に該当する入学志願者は,出願の前に,入学資格認定のための個別の 入学資格審査を行いますので,10頁「Ⅳ 各選抜共通事項 1出願資格における個別の入学資格
審査」により申請書類を請求し,期限までに提出してください。
4 障がい等のある方の出願
障がい等のある入学志願者は,受験上及び修学上特別な配慮を必要とすることがありますので,
出願に先立ち,11頁「Ⅳ 各選抜共通事項 2 障がい等のある方の出願」により相談してくだ
さい。
相談結果の通知及び特別な配慮に基づく必要な措置を講ずるための所要時間を考慮し,少しで
も早く相談してください。
5 出願手続
(1)出願方法 入学志願者は,(4)の「出願に必要な書類等」を,出願期間内に必着するよう「書留・
速達」として郵送してください。
5
(2)出願期間
2020 年 7 月 17 日(金)から 2020 年 7 月 22 日(水)まで
(注)郵送とし,2020 年 7 月 22 日(水)17 時 00 分までに必着としますが,これ以降に 到着したものは,2020 年 7 月 21 日(火)までの消印のあるものに限り受理します。
郵便事情等を十分考慮の上,余裕をもって発送してください。また,発送時に到 着日時を必ず確認しておいてください。
なお,出願期間中の 9 時 00 分から 17 時 00 分までは,次の(3)の提出先への持参 も認めます。
(3)提出先
〒700-8558 岡山市北区鹿田町 2-5-1
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科等学務課教務グループ
保健学研究科担当 電話(086)235-7984 (4)出願に必要な書類等
出願は, 出願書類提出用封筒(市販の角形2号封筒(24cm×33.2cm)を各自でご用意ください。)
に前述の出願書類提出用封筒宛名(様式M-6)に必要事項を記入し貼り付けて出願用封筒を作
成し,次に掲げる書類等を順番に重ねて同封し,「書留・速達」として郵送してください。
出願に必要な書類等 摘 要
① 入学願書(様式M-1) 本研究科所定の用紙
② 受験票,写真票(様式M-2) 本研究科所定の用紙
③ 成績証明書
出身大学長(学部長)が作成し,厳封したもの
短期大学又は専門学校を卒業後,大学を卒業した方は,短
期大学又は専門学校の成績証明書と大学の成績証明書の両方
を提出してください。
④ 最終学歴の
卒業証明書
(右のいずれか)
卒業(見込)証
明書
出身学校長(学部長)が作成した卒業証明書又は卒業見込
み証明書(専攻科等を最終学歴として出願する方は学位授与
(申請受理)証明書等を提出してください。)
学位授与(申
請受理)証明
書等
大学改革支援・学位授与機構が作成したもの
⑤ 研究(希望)計画書(様式M-3) 本研究科所定の用紙
⑥ 研究業績等調書(様式M-4) 本研究科所定の用紙
⑦ 研究業績の概要 A4版で400字以内で様式は任意,若しくは専門領域で最新
の業績等のコピー
⑧ 入学検定料
30,000円 (手数料が別に必要です。)
入学検定料は,「入学検定料支払の流れ」に従って支払っ
てください。 支払確認後に,「検定料収納証明書」を印刷
し,様式M-1「入学願書」の所定欄にのりで貼り付けて
ください。出願期間の1ヶ月前から入学検定料のオンライン
支払い手続きが可能です。
【入学検定料の免除について】
本学では,2019年4月以降に災害救助法の適用を受けた災
害により被災した方の経済的負担を軽減し,進学機会の確
保を図るために,学部入試等において,入学検定料免除の
措置を講じます。
6
詳細については,本学のホームページ(https://www.oka
yama-u.ac.jp)から「入試」→「入学検定料の免除手続き
」をご確認ください。
⑨ 受験票等送付用封筒
受験票等返信封筒(市販の長形3号封筒(12cm×23.5cm)
を各自でご用意ください)に前述の受験票等送付用封筒宛
名(様式M-7)に必要事項を記入し貼り付けて,374円分
の切手を貼付してください。
⑩ 受験許可書(様式M-5) 本研究科所定の用紙又は任意の様式
【日本国籍を有しない方のみ】
⑪ 住民票
現に日本国に在住し,かつ外国人登録済の外国人は,市区
町村長の交付する住民票(在留資格・在留期間が明示された
もの)を提出してください。 出願時に日本国内に在住しない方は,受験のために有効な
査証の写を提出してください。
【日本国籍を有しない方のみ】
⑫ 語学力を証明する資料※
受入指導予定教員と相談し,以下のうちいずれか1つを提
出してください。
・日本語能力試験2級(又はN2)以上の合格通知書
・TOEFL・iBTの61点以上の成績証明書
※⑫ 語学力を証明する資料について TOEIC 若しくは IELTS の成績通知書しかない方及び母国において主たる言語として英語
を使用している方については,2020 年 6 月 26 日(金)までに下記に問い合わせてください。
【問い合わせ先】〒700-8558 岡山市北区鹿田町 2-5-1
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科等学務課教務グループ
保健学研究科担当 (電話 086-235-7984)
Ⅲ 外国人留学生特別入試
1 募集人員
専 攻 分 野 募集人員
保 健 学 専 攻
看 護 学 分 野 若干人
放 射 線 技 術 科 学 分 野 若干人
検 査 技 術 科 学 分 野 若干人
● 入学を志望する方は,出願前に,希望する領域の指導教員(36頁以降「教員組織と研究内容」
参照)と連絡を取ってください。 2 出願資格
外国人留学生特別入試に出願できる者は,日本の国籍を有しない者で,次のいずれかに該当する
者又は2021年3月までに該当する見込みの者 ➀ 大学を卒業した者
② 外国において学校教育における16年の課程を修了したもの ③ 大学院において,個別の入学資格審査により,大学を卒業した者と同等以上の学力がある
と認めた者で,2021年3月までに22歳に達するもの ④ 大学に3年以上在学した者(これに準ずる者として文部科学大臣が定める者を含む。)
で,大学院が定める単位を優秀な成績で修得したと認めるもの
7
3 出願資格における個別の入学資格審査
2の「出願資格」③④に該当する入学志願者は,出願の前に,入学資格認定のための個別の 入学資格審査を行いますので,10頁「Ⅳ 各選抜共通事項 1 出願資格における個別の入学
資格審査」により申請書類を請求し,期限までに提出してください。
4 障がい等のある方の出願
障がい等のある入学志願者は,受験上及び修学上特別な配慮を必要とすることがあります
ので,出願に先立ち,11頁「Ⅳ 各選抜共通事項 2 障がい等のある方の出願」により相談
してください。
相談結果の通知及び特別な配慮に基づく必要な措置を講ずるための所要時間を考慮し,少し
でも早く相談してください。
5 出願手続
(1)出願方法 入学志願者は,(4)の「出願に必要な書類等」を,出願期間内に必着するよう「書留・ 速達」として郵送してください。
(2)出願期間
2020 年 7 月 17 日(金)から 2020 年 7 月 22 日(水)まで
(注)郵送とし,2020 年 7 月 22 日(水)17 時 00 分までに必着としますが,これ以降に 到着したものは,2020 年 7 月 21 日(火)までの消印のあるものに限り受理します。
郵便事情等を十分考慮の上,余裕をもって発送してください。また,発送時に到 着日時を必ず確認しておいてください。
なお,出願期間中の 9 時 00 分から 17 時 00 分までは,次の(3)の提出先への持参 も認めます。
(3)提出先
〒700-8558 岡山市北区鹿田町 2-5-1
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科等学務課教務グループ
保健学研究科担当 電話(086)235-7984 (4)出願に必要な書類等
出願は, 出願書類提出用封筒(市販の角形2号封筒(24cm×33.2cm)を各自でご用意くだ さい。)に前述の出願書類提出用封筒宛名(様式M―6)に必要事項を記入し貼り付けて出 願用封筒を作成し,次に掲げる書類等を順番に重ねて,同封し,「書留・速達」として郵送 してください。
出願に必要な書類等 摘 要
① 入学願書(様式M-1) 本研究科所定の用紙
② 受験票,写真票(様式M-2) 本研究科所定の用紙
③ 成績証明書
出身大学長(学部長)が作成し,厳封したもの
短期大学又は専門学校を卒業後,大学を卒業した方は,短
期大学又は専門学校の成績証明書と大学の成績証明書の両方
を提出してください。
④ 卒業(見込)証明書 出身学校長(学部長)が作成した卒業証明書又は卒業見込
み証明書
⑤ 研究(希望)計画書(様式M-3) 本研究科所定の用紙
8
出願に必要な書類等 摘 要
⑥ 入学検定料
30,000円 (手数料が別に必要です。)
入学検定料は,「入学検定料支払の流れ」に従って支払っ
てください。 支払確認後に,「検定料収納証明書」を印刷
し,様式M-1「入学願書」の所定欄にのりで貼り付けてく
ださい。
出願期間の1ヶ月前から入学検定料のオンライン支払手続
きが可能です。
【入学検定料の免除について】
本学では,2019年4月以降に災害救助法の適用を受けた災
害により被災した方の経済的負担を軽減し,進学機会の確
保を図るために,学部入試等において,入学検定料免除の
措置を講じます。
詳細については,本学のホームページ(https://www.oka
yama-u.ac.jp)から「入試」→「入学検定料の免除手続き
」をご確認ください。
⑦ 受験票等送付用封筒
受験票等返信封筒(市販の長形3号封筒(12cm×23.5cm)
を各自でご用意ください)に前述の受験票等送付用封筒宛
名(様式M-7)に必要事項を記入し貼り付けて,374円分
の切手を貼付してください。
⑧ 住民票
現に日本国に在住し,かつ外国人登録済の外国人は,市区町
村長の交付する住民票(在留資格・在留期間が明示されたもの
)を提出してください。 出願時に日本国内に在住しない方は,受験のために有効な
査証の写を提出してください。
⑨国費留学生証明書 国費留学生のみ提出してください。 当該者が在籍する大学での国費留学生である旨の大学長等
の証明書 ※⑨国費外国人留学生は,奨学金支給期間の延長が認められた場合には,入学検定料を返還し
ます。 【問い合わせ先】〒700-8558 岡山市北区鹿田町 2-5-1
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科等学務課教務グループ
保健学研究科担当 (電話 086-235-7984)
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Ⅳ 各選抜共通事項
1 出願資格における個別の入学資格審査
受 付 期 間 2020 年 6 月 30 日(火)から 2020 年 7 月 3 日(金)17 時 00 分まで
(郵送による申請の場合も,上記受付期間内に必着とします。)
提出先及び 照 会 先
〒700-8558 岡山市北区鹿田町 2-5-1 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科等学務課教務グループ 保健学研究科担当 電話(086)235-7984
提 出 書 類
【一般入試出願資格⑧⑩,社会人入試出願資格⑦⑨,外国人留学生特別入試出願資格④に該当する場合】
(1) 入学試験出願資格認定申請書(本研究科所定用紙)(様式M-A) (2) 最終学歴(在学中の学校)の在学期間証明書 (3) 最終学歴(在学中の学校)の成績証明書 (4) 最終学歴の指導教授等による推薦書(様式任意) (5) 履修要覧(学生便覧)等 (6) 長形 3 号封筒1枚(返信先住所等を記入し,374 円分の切手を貼付した
もの) 【一般入試出願資格⑨,社会人入試出願資格⑧,外国人留学生特別入試出願資格③の場合】
(1) 入学試験出願資格認定申請書(本研究科所定用紙)(様式M-A) (2) 最終学歴の卒業(修了)証明書 (3) 最終学歴の成績証明書 (4) 研究(希望)計画書(本研究科所定用紙) (5) 研究業績等調書(本研究科所定用紙) (6) 主要な論文,研究発表等の写し (7) 長形 3 号封筒1枚(返信先住所等を記入し,374 円分の切手を貼付した
もの)
認 定 方 法 提出された書類により,本研究科において出願資格の有無を判断します。 なお,必要がある場合には,面接を行います。 (面接の日程等については,別途連絡します。)
審査結果の通 知
2020 年 7 月 9 日(木)頃に,申請者あて郵送により通知します。 7 月 16 日(木)までに到着していない場合,提出先に連絡ください。
認 定 基 準
【一般入試出願資格⑧,社会人入試出願資格⑦の場合の認定基準】 大学に 3 年以上在学し,飛び級により大学院に入学した者が対象で,大学
及び大学院において優秀な成績を修め,本学医学部保健学科卒業と同等以上の学力があると認められた者
【一般入試出願資格⑨,社会人入試出願資格⑧,外国人留学生特別入試出願資格③の場合の認定基準】 短期大学,高等専門学校,専修学校専門課程又は各種学校を修了し,又は
外国において学校教育における 14 年の課程を修了した後,医療・保健・福祉施設,教育研究機関,官公庁,企業等において 2021 年 3 月までに 3 年以上の実務研究実績があり,著書,学術論文,研究発表等により本学医学部保健学科卒業と同等以上の学力があると認められた者
【一般入試出願資格⑩,社会人入試出願資格⑨,外国人留学生特別入試出願資格④の場合の認定基準】 大学に 3 年以上在学し,飛び級により本研究科を受験する者(これに準ず
る者として文部科学大臣が定める者を含む。)が対象で,出願までに履修すべきすべての単位を優秀な成績で修得している者
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2 障がい等のある方の出願
障がい等のある入学志願者は,受験上及び修学上特別な配慮を必要とすることがありますので,
出願に先立ち,次により相談してください。
相談結果の通知及び特別な配慮に基づく必要な措置を講ずるための所要時間を考慮し,少しでも
早く相談してください。
相 談 締 切 期 限 2020 年 6 月 26 日(金)
相 談 方 法 本研究科所定の「出願に伴う事前相談書」(様式M-B)に記入の
上,医師の診断書,障害者手帳の写し(交付されている方のみ)を添付
して相談してください。
書 類 提 出 先 〒700-8558 岡山市北区鹿田町 2-5-1
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科等学務課教務グループ
保健学研究科担当 電話(086)235-7984
注 意 事 項 相談の期限後に,受験上及び修学上の特別の配慮が必要になった方
は,上記の書類の提出先に問い合わせてください。
3 出願上の注意事項
(1) 入学願書の志望分野及び志望領域は必ず記入してください。
また,出願後の志望分野等の変更は認められません。
(2) 出願書類受理後は,いかなる理由があっても書類の返却,記載事項の変更は認めません。
また,次の場合を除き,支払い済みの入学検定料の返還はしません。
ア 入学検定料を支払いしたが岡山大学に出願しなかった(出願書類等を提出しなかった又は
出願が受理されなかった)場合
イ 入学検定料を誤って二重に支払いした場合
ウ 入学検定料の免除に該当する者が,出願期間内に証明書等の取得が困難なため,入学検定 料を支払い,所定の出願手続きを行った場合
(3) 出願書類の記載内容に虚偽の記載があった場合は,入学後においても入学が取り消されることが
あります。
また,出願書類のうち,外国語で書かれた証明書等には,日本語訳を添付してください。
(4) 改姓(名)前の証明書を使用する場合の提出書類について,志願票の氏名と異なる旧姓 (名)の記載された証明書も使用できますが,その場合は,改姓(名)の日付と新・旧姓(名)を
入学志願者本人が記入した文書(様式任意)を添付してください。
(5) 出願書類等及びこれらに記載・貼付されている個人情報並びに入学試験成績の個人情報は,入学
者選抜に関する業務に使用します。
なお,こられの個人情報は,入学者選抜及び大学教育の改善のための調査・研究の資料としても利
用します。ただし,調査・研究結果の発表に際しては,個人が特定できないように処理します。
また,次の個人情報は,入学者選抜以外の業務,システム等でも利用します。
・入学者のみ,氏名,生年月日,性別,出願資格,入学課程・専攻・分野等の個人情報を,本学の
学務システムで利用します。なお,入学者のうち,入学料免除及び入学料徴収猶予申請者,授業料免
除申請者,独立行政法人日本学生支援機構奨学金申請者については,入学試験成績の個人情報を,
それぞれの学力判定処理に利用することがあります。
・合格者のみ,氏名,生年月日,性別の個人情報を,本学の授業料債権管理事務システム及び授業
料免除事務システムで利用します。
4 受験票の交付
(1) 受験票は,2020 年 7 月 30 日(木)頃に本人あて発送します。
なお,8 月 13 日(木)までに到着しない場合には,下記あて連絡してください。
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科等学務課教務グループ
保健学研究科担当 電話(086)235-7984
(2) 受験票は,試験当日及び入学手続の際に必要となりますので,大切に保管しておいてください。
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5 受験上の注意事項
(1) 試験前日の 14 時 00 分以降に,医学部保健学科棟玄関前に掲示してある配置図により,各自が受
験する試験室及び試験場本部を確かめておいてください。
ただし,試験場の建物内に入ってはいけません。
(2) 受験に際しては,受験票を必ず持参してください。
(3) 受験者は,試験開始20分前までに集合してください。
(4) 遅刻時間が試験開始後30分を超えたときは,入室を許可しません。
6 入学者選抜の方法
筆記試験〔外国語(英語)〕,口述試験及び書類審査の結果を総合して行います。
(1)試験日時及び試験場等 【一般入試(看護学分野 助産学コース以外)・社会人入試】
試 験 日 試 験 内 容 等 配 点 時 間 試 験 場
2020年
8月22日(土)
筆 記 試 験
外 国 語(英 語)(注) 100 9:30~11:00
医学部 保健学科棟
口 述 試 験 100 12:30~
(注)英和辞典(電子辞書は不可)1冊の持ち込みが可能です。
【一般入試 (看護学分野 助産学コース) 】
試 験 日 試 験 内 容 等 配 点 時 間 試 験 場
2020年
8月22日(土)
筆 記 試 験
外 国 語(英 語)(注) 100 9:30~11:00
医学部 保健学科棟
口 述 試 験 200 12:30~
(注)英和辞典(電子辞書は不可)1冊の持ち込みが可能です。
【外国人留学生特別入試】
試 験 日 試 験 内 容 等 配 点 時 間 試 験 場
2020年
8月22日(土) 口 述 試 験※ 200 12:30~
医学部
保健学科棟
(※)COVID-19 の感染拡大防止のため日本国への渡航が制限されている場合は,選抜方法を 「インターネットを介したビデオ通話機能を利用した口述試験」に変更し,日本国への 渡航を不要とします。詳細は個別に連絡しますので,2020 年 7 月 22 日(水)までに以下の アドレスへ志願者氏名及び状況を連絡してください。 医歯薬学総合研究科等学務課保健学研究科担当:[email protected]
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●試験に関する重要なお知らせが生じた場合には,保健学研究科・医学部保健学科 HP により周
知を行いますので,必ず確認してください。 http://www.fhs.okayama-u.ac.jp/ ●全都道府県において新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言対象地域又は特
定警戒都道府県の位置付けが解除されていない場合,来学を伴う試験は延期等の措置を行います。
延期等を行う場合は, 決まり次第以下のHPでお知らせします。
URL:http://www.fhs.okayama-u.ac.jp/
なお,全都道府県において緊急事態宣言対象地域又は特定警戒都道府県の位置付けが解除されて
いる場合は,予定どおり試験を実施しますが,延期した場合も含め,試験当日にマスクの持参及び使用
等により,各自で感染拡大防止に努めてください。 (2)分野・領域別試験内容等
【一般入試・社会人入試】
分 野 領 域
試 験 内 容 等
備 考
外国語(英語) 口述試験
看 護 学
分 野
基礎看護学領域
分野共通
分野・コースご
とに専門や研究
の能力等につい
て試問
成育看護学領域
臨床応用看護学領域
コミュニティヘルス看護学領域
放 射 線
技 術 科
学 分 野
医用情報理工学領域
放射線健康支援科学領域
検 査 技 術
科 学
分 野
病態情報科学領域
生体情報科学領域
【外国人留学生特別入試】
分 野 領 域
試 験 内 容 等
備 考 口述試験
志望分野 志望領域 専門・研究能力及び語学力等につい
て試問
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7 合格者発表
合格者の発表は,次のとおり掲示により行います。
日 時 掲 示 場 所
2020 年 9 月 18 日(金)10 時 00 分 医学部保健学科棟玄関前
① 掲示板に合格者の受験番号を発表し,同日付けで,合格者には合格通知書を本人あてに
送付します。
② 掲示による合格発表後,保健学研究科・医学部保健学科 HP にも合格者の受験番号を掲載
します。掲載期間は,2020 年 9 月 18 日(金)から 2020 年 9 月 25 日(金)までとします。 http://www.fhs.okayama-u.ac.jp/
③ 電話等による合否の問い合わせには,一切応じません。
追加合格・追加募集について
入学手続の状況により,入試の受験者を対象として,「追加合格」により欠員補充を行うこと
があります。
実施予定期間: 2020年10月1日(木),10月2日(金)
実施方法: 入学願書に記載された現住所等へ「電話により」直接本人に連絡しますので,
本研究科からの連絡が確実に受けられるよう所在を明らかにしておいてください。
また,それでもなお入学手続完了者数が募集人員に満たなかった場合は,追加募集を行う場合
があります。
8 入学手続等
(1)手続期間 : 2020 年 9 月 29 日(火),9 月 30 日(水)
(入学手続書類等は,合格者に対して,出願時に提出された入学願書の住所に 郵送します。)
(2)手続場所 : 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科等学務課教務グループ保健学研究科担当
(3)手続時の必要経費 : 入学料 282,000 円【予定額】
(注)* 授業料の納入は入学後5月になります。
* 授業料(前半期分)267,900 円(年額 535,800 円)【予定額】
入学時及び在学中に改定が行われた場合には,改定時から新たな金額が適用されます。
9 入試情報の開示
(1)開示対象者 2021 年度入試の受験者
(2)開示する内容
① 本人の試験成績(総得点) ② 合格者の成績情報(本人が受験した選抜の最高点,最低点 及び 平均点)
ただし,当該選抜の合格者が 5 人未満の場合は開示しません。
(3)開示請求方法 「入試情報開示請求書」(所定様式)に受験票を添えて,本人が(4)の開示請求受付
期間中に,大学院担当あてに提出してください。 なお,「入試情報開示請求書」は大学院担当の窓口で入手するか,郵送により請求して
ください。 郵送で請求する場合には,返信用封筒(郵便番号・住所・氏名を明記し,84 円分の切手
を貼った長形 3 号封筒(縦 23.5 ㎝×横 12 ㎝))を同封の上,「受験番号」及び「入試情
報開示請求書希望」の旨を明記し,保健学研究科担当あてに送付してください。
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(4)開示請求受付期間
2021 年 5 月 6 日(木)~6 月 29 日(火)まで
9 時 00 分~17 時 00 分(土・日曜日,祝日は除く。)
(注) 郵送による開示請求の場合は,期間内の消印があるものに限り受け付けます。
(5)開示方法
「入試情報開示請求書」受理後,通知書の準備ができ次第,速やかに開示(発送)します。
ただし,2021 年 6 月より前の請求については,6 月以降の開示とします。
請求書類に不備があるときには,受理しない(修正を求める)ことがあります。
10 標準修業年限及び学位
分 野 標準修業年限 授 与 さ れ る 学 位
看護学分野 2年 修士(看護学)又は(保健学)
放射線技術科学分野 2年 修士(保健学)
検査技術科学分野 2年 修士(保健学)
11 授業科目・履修方法・修了の要件等
(1) 授業科目
授業科目は,一部を除き,通常は,講義2単位,演習2単位,特別研究10単位から
なります。
ただし,特別研究は,各専門領域の修士論文テーマに沿った研究指導を行います。
(2) 履修方法
選択必修30単位以上
① 共通・コア科目のうちから 6 単位以上を選択します。
② 指導教員の指定するそれぞれの領域の専門科目のうちから 14 単位以上を選択します。
③ 残りの10単位の履修については,共通・コア科目も含め他の分野における研究科の
専門科目も選択対象とすることができます。
ただし,履修科目の選択に際しては,すべて指導教員と相談の上,選択します。
(3) 修了の要件
① 本研究科に2年以上在学して,所定の単位を修得し,かつ,必要な研究指導を受けた
上,修士論文の審査及び最終試験に合格することとします。 ② 授業科目の概要
次表の「授業科目一覧表」のとおり,共通・コア科目(講義)並びに看護学分野,放 射線技術科学分野及び検査技術科学分野の専門科目(講義,演習及び特別研究)を設け ます。
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Ⅴ 授業科目一覧表
1.共通・コア科目
分 野 授 業 科 目
共 通 ・ コ ア 科 目
ヘルスプロモーション科学
医 療 倫 理 学 *A
危 機 管 理 学 医 療 対 話 学 *B
国 際 保 健 学
研 究 方 法 論 *C
2.専門教育科目
◇看護学分野
教 育 研 究 領 域 授 業 科 目
看 護 学 共 通 科 目
看護教育論 看護管理論 看護理論 看護倫理 看護研究 看護コンサルテーション論
看護ヘルスアセスメント 病態生理学 臨床薬理学特論 グローバル・プレゼンテーション1 グローバル・プレゼンテーション2 国際研究インターンシップ(前期)
基 礎 看 護 学
実践基礎看護学特論 実践基礎看護学演習 看護教育学特論 看護教育学演習 看護生理学特論 看護生理学演習 感染管理学特論 感染管理学演習 ケア技術学特論 基礎看護学特別研究
成 育 看 護 学
成育看護学特論 成育看護学演習
小児看護学特論Ⅰ 小児看護学特論Ⅱ 小児看護学演習Ⅰ 小児看護学演習Ⅱ リプロダクティブ・ヘルス特論Ⅰ
リプロダクティブ・ヘルス特論Ⅱ リプロダクティブ・ヘルス演習Ⅰ リプロダクティブ・ヘルス演習Ⅱ リプロダクティブ・ヘルス演習Ⅲ
リプロダクティブ・ヘルスケア特論 リプロダクティブ・ヘルスケア演習 女性の健康援助特論 女性の健康援助演習 成育看護学特別研究
臨 床 応 用 看 護 学
成人看護学特論 成人看護学演習 がん病態生理学 疼痛看護学
緩和ケア看護学特論Ⅰ
緩和ケア看護学特論Ⅱ
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臨 床 応 用 看 護 学
緩和ケア看護学演習 がん看護学特論Ⅰ がん看護学特論Ⅱ
がん看護学演習 がんチ-ム医療特論
がんチ-ム医療実習 臨床応用看護学特別研究
コミュニティヘルス看護学
地域公衆衛生看護学特論 地域公衆衛生看護学演習 看護政策システム学特論 看護政策システム学演習 老年看護学特論 老年看護学演習 在宅看護学特論 在宅看護学演習 精神看護学特論 精神看護学演習 公衆衛生看護評価特論 公衆衛生看護評価演習 コミュニティヘルス看護学特別研究
履修方法
1 指導教員の指導により,30 単位以上を修得すること。
2 共通・コア科目のうちから,6 単位以上を選択必修すること。
3 指導教員の指定する領域の授業科目のうちから,14 単位以上を選択必修すること。
4 前項のほか,他の分野の授業科目,及び,本学大学院医歯薬学総合研究科の開講科目である「疫学講義」,
「医療統計学講義・演習」,「臨床研究・疫学実践論講義・演習」を選択科目として履修することができ
る。ただし,修士(看護学)の学位を希望する者は,看護学分野専門教育科目のうちから,24単位以上
を履修すること。
特別履修コース:高度実践看護師(がん看護専門看護師)コース
区 分 授 業 科 目
共 通 ・ コ ア 科 目
ヘルスプロモーション科学 医療倫理学 危機管理学 医療対話学 国際保健学 研究方法論
看 護 学 共 通 科 目
看護教育論* 看護管理論* 看護理論* 看護倫理* 看護研究* 看護コンサルテーション論*
看護ヘルスアセスメント* 病態生理学* 臨床薬理学特論* グローバル・プレゼンテーション1 グローバル・プレゼンテーション2 国際研究インターンシップ(前期)
基 礎 看 護 学
実践基礎看護学特論 実践基礎看護学演習 看護教育学特論 看護教育学演習 看護生理学特論 看護生理学演習 感染管理学特論 感染管理学演習 ケア技術学特論
17
成 育 看 護 学
成育看護学特論 成育看護学演習 リプロダクティブ・ヘルス特論Ⅰ
リプロダクティブ・ヘルス特論Ⅱ リプロダクティブ・ヘルス演習Ⅰ リプロダクティブ・ヘルス演習Ⅱ リプロダクティブ・ヘルス演習Ⅲ
リプロダクティブ・ヘルスケア特論 リプロダクティブ・ヘルスケア演習 女性の健康援助特論 女性の健康援助演習
臨 床 応 用 看 護 学
成人看護学特論 成人看護学演習 がん病態生理学*
がん看護論* がん薬物療法看護学特論Ⅰ* がん薬物療法看護学特論Ⅱ*
疼痛看護学* 緩和ケア看護学特論Ⅰ* 緩和ケア看護学特論Ⅱ* 緩和ケア看護学演習* がん看護学特論Ⅰ* がん看護学特論Ⅱ* がん看護学実習Ⅰ* がん看護学実習Ⅱ* がん看護学実習Ⅲ*
がん看護学実習Ⅳ* がん看護学課題研究
コミュニティヘルス看護学
地域公衆衛生看護学特論
地域公衆衛生看護学演習
看護政策システム学特論
看護政策システム学演習
老年看護学特論
老年看護学演習
在宅看護学特論
在宅看護学演習
精神看護学特論
精神看護学演習
履修方法 高度実践看護師(がん看護専門看護師)コース
1 指導教員の指導により,30単位以上を修得すること。
2 共通・コア科目のうちから6単位以上を選択必修すること。
3 指導教員の指定する領域の授業科目から14単位以上を選択必修すること。
4 修士(看護学)の学位を希望する者は,看護学分野専門科目のうちから,24単位以上
を履修すること。
5 前項のほか,本学大学院医歯薬学総合研究科の開講科目である「疫学」,「医療統計学」,「臨床研究
疫学実践論」「質的研究論」を選択科目として履修することができる。
6 がん看護専門看護師認定試験受験資格取得希望者は,前項2及び3を選択必修したうえ,高度実践看護
師教育課程として認定された科目を全て選択必修すること。
認定されている科目の単位数は( )内の数字で示している。
7 がん看護学課題研究を学位論文に相当する特定の課題とみなす。
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特別履修コース(助産学コース) 区 分 授 業 科 目
共 通 ・ コ ア 科 目
ヘルスプロモーション科学 医療倫理学 危機管理学 医療対話学 国際保健学 研究方法論
看 護 学 共 通 科 目
看護教育論 看護管理論 看護理論 看護倫理 看護研究 看護コンサルテーション論
看護ヘルスアセスメント 病態生理学 臨床薬理学特論
グローバル・プレゼンテーション1 グローバル・プレゼンテーション2
国際研究インターンシップ(前期)
基 礎 看 護 学
実践基礎看護学特論
実践基礎看護学演習
看護教育学特論
看護教育学演習
看護生理学特論
看護生理学演習
感染管理学特論
感染管理学演習
ケア技術学特論
成 育 看 護 学
成育看護学特論
成育看護学演習
リプロダクティブ・ヘルス特論Ⅰ
リプロダクティブ・ヘルス特論Ⅱ
リプロダクティブ・ヘルス演習Ⅰ
リプロダクティブ・ヘルス演習Ⅱ
リプロダクティブ・ヘルス演習Ⅲ リプロダクティブ・ヘルスケア特論☆
リプロダクティブ・ヘルスケア演習
女性の健康援助特論☆
女性の健康援助演習
成育看護学特別研究 助産学特論* 生殖病態学特論* 乳幼児発達学特論* 助産診断・技術学特論Ⅰ* 助産診断・技術学特論Ⅱ* 助産診断・技術学特論Ⅲ* 助産技術学演習* 周産期ハイリスク特論* 助産管理学特論* 助産学実習Ⅰ* 助産学実習Ⅱ*
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臨 床 応 用 看 護 学
成人看護学特論 成人看護学演習 がん病態生理学
疼痛看護学
緩和ケア看護学特論Ⅰ
緩和ケア看護学特論Ⅱ
緩和ケア看護学演習 がん看護学特論Ⅰ がん看護学特論Ⅱ
がんチ-ム医療特論
コミュニティヘルス看護学
地域公衆衛生看護学特論
地域公衆衛生看護学演習 看護政策システム学特論 看護政策システム学演習
老年看護学特論 老年看護学演習 在宅看護学特論
在宅看護学演習 精神看護学特論 精神看護学演習
履修方法
助産学コース 1 指導教員の指導により,30単位以上を修得すること。
2 共通・コア科目のうちから6単位以上を選択必修すること。
3 指導教員の指定する領域の授業科目のうちから14単位以上を選択必修すること。
4 修士(看護学)の学位を希望する者は,看護学分野専門教育科目のうちから,24単位以上を
履修すること。
5 前項のほか,本学大学院医歯薬学総合研究科の開講科目である「疫学講義」,「医療統計学講義・演
習」,「臨床研究・疫学実践論講義・演習」を選択科目として履修することができる。
6 助産師国家試験受験資格取得希望者は,前項2及び3(ただし,成育看護学領域☆印の4単位
を含む)を選択必修した上,成育看護学領域のうちから*印の各科目29単位を必修し,59単
位以上を修得すること。
◇放射線技術科学分野
教 育 研 究 領 域 授 業 科 目
放射線技術科学共通科目 グローバル・プレゼンテーション1 グローバル・プレゼンテーション2 国際研究インターンシップ(前期)
医 用 情 報 理 工 学
医用物理学特論 医用物理学演習 生体情報計測学特論 生体情報計測学演習 医用画像解析学特論 医用画像解析学演習 医用情報理工学特別研究
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放射線健康支援科学
研究方法論応用*1 悪性腫瘍の管理と治療*2 医療倫理と法律的経済的問題*3 がんチーム医療実習*4 医療情報学*5 コミュニケーションスキル*6 がんのベーシックサイエンスと臨床薬理学*7 がんの臨床検査・病理診断・放射線診断学*8
臓器別がん治療各論*9 がん緩和治療*10 放射線治療品質管理学特論*11 放射線治療品質管理学演習*12
放射線生命科学特論 放射線生命科学演習 放射線治療技術学特論 放射線治療技術学演習 核医学検査技術学特論 核医学検査技術学演習 放射線健康科学特論 放射線健康科学演習 放射線健康支援科学特別研究
履修方法
1 指導教員の指導により,30単位以上を修得すること。
2 共通・コア科目のうちから,6単位以上を選択必修すること。
3 指導教員の指定する領域の授業科目のうちから,14単位以上を選択必修すること。
4 前項のほか,他の分野の授業科目及び本学大学院医歯薬学総合研究科の開講科目である「疫学講
義」,「医療統計学講義・演習」,「臨床研究・疫学実践論講義・演習」,「分子イメージング科
学概論」,「分子イメージング科学実習」を選択科目として履修することができる。
5 *1~*12 の科目は,医学物理士コ-スの学生以外は履修できない。
6 医学物理士コ-スの学生は,指導教員の指導により,上記の他に,更に下記の条件も満たすこと。
1)*1~*6 の各科目は必修である。
ただし,*1 のかわりに*C を,*3 のかわりに*Aを,*6 のかわりに*Bを選択してもよい。
2)*7~*10 の科目の中から,2 単位を選択必修すること。
3)*11, *12 は必修である。
◇検査技術科学分野
教 育 研 究 領 域 授 業 科 目
検査技術科学共通科目
グローバル・プレゼンテーション1 グローバル・プレゼンテーション2
国際研究インターンシップ(前期)
病 態 情 報 科 学
高次機能解析学特論
高次機能解析学演習
ゲノム病理学特論※1
ゲノム病理学演習※2
細胞診断学特論※3
細胞診断学演習※4 分子細胞病理学実習Ⅰ※5 分子細胞病理学実習Ⅱ※6
病原因子解析学特論
病原因子解析学演習
感染制御学特論
感染制御学演習
病態情報解析科学特別研究
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生 体 情 報 科 学
機能情報解析学特論
機能情報解析学演習
生体情報解析学特論
生体情報解析学演習
細胞・免疫科学特論
細胞・免疫科学演習
生体機能解析学特論
生体機能解析学演習 生体情報機能科学特別研究
履修方法 1 指導教員の指導により,30単位以上を修得すること。
2 共通・コア科目のうちから,6単位以上を選択必修すること。
3 指導教員の指定する領域の授業科目のうちから,14単位以上を選択必修すること。
4 前項のほか,他の分野の授業科目,及び本学大学院医歯薬学総合研究科の開講科目である「疫学講義」,
「医療統計学講義・演習」,「臨床研究・疫学実践論講義・演習」を選択科目として履修することができ
る。
5 ※5~6の科目は,ゲノム医療サイエンティスト育成コースの学生以外は履修できない。 【ゲノム医療サイエンティスト育成コース】
履修方法
① 希望者は所定用紙により申請を行い,コース履修の許可を受けなければならない。 ② 本コースを修了するには,保健学研究科博士前期課程の修了要件を満たしたうえで,※の科目の
単位を修得しなければならない。 ※1~6の 科目の単位を修得しなければならない。ただし,※5~6の科目は修了
要件単位に含まれない。
【超音波検査士育成コース】(2021年度開設予定)
病院における超音波検査研修を通じて技術を修得し,超音波検査士の資格取得および博士号取得を目指す。
22
Ⅵ 開設授業科目の概要
1. 共通・コア科目
区 分 授 業 科 目 単位数
授 業 科 目 の 概 要 講
義 演 習
共
通
・
コ
ア
科
目
ヘルスプロモーション科
学
2 ヘルスプロモーションは,家庭,学校,職場,医療機関,近隣,地域などを舞台
にして,あらゆるライフステージ又はあらゆる健康レベルの人々が,心身の健康潜
在力を最高に発揮し,生活の質(QOL)を高めることをめざす取り組みであることを
学ぶ。人々のセルフケアを高めるための健康教育,健康公共政策づくりネットワ
ークづくり,さらに保健,医療,福祉に関する技術の開発の重要性を学ぶ。 (オムニバス方式)
医療倫理学 2 市民社会の価値観の多様化の影響は,医療分野,特に生命に対する価値観にも
多大な変化をもたらしている。例えば,急速な医療技術の進歩,すなわち移植医
療,脳死,遺伝子治療,生殖技術等,生命操作にまで及ぶ。このような状況下で
医療に携わる者として必須となる事柄は,医療職者としての職業倫理の確立であ
る。 まず第一に,患者の基本的人権,個の尊重の理念の下での患者と家族の意思
決定を援助する。次いで,尊厳死,安楽死,脳死などに対する問題に関して,医
療職者として自らの意見をもち医療のあるべき姿に向かって行動する。最後に,
医療職者として生命,医療に対する倫理観の確立。以上3点を目的として基礎と
なるべき基本的な考え方を涵養することをめざす。 (オムニバス方式)
危機管理学 2 看護学,放射線技術科学,検査学の各分野の専門家が,各領域における危機管理
の現況と方法について解説する。 (オムニバス方式)
医療対話学 2 医療現場でのコミュニケーションの大切さが注目されている。改めて,医療の現
場で患者の思いを聴くこと,対話することは何なのかを,探求する。また,その
実践に向けて必要とされる態度や技法について,ロールプレイング等を通して
学ぶ。 また,実際の臨床現場で起こる問題状況を明らかにし,コンサルテーションの
実際と課題について検討する。 国際保健学 2 国際的,かつ様々な観点から,「保健」活動に関する幅広い情報を紹介する。
すなわち,国際的な見地から見た感染症,保健福祉活動並びに研究活動について
全体像や事例を説明するとともに,岡山大学保健学研究科で実際に実施している
国際交流における取り組みを紹介する。
これらの情報を基にして,保健分野における国際活動の意義,方法並びに効果
をともに考え,これからの国際貢献や各自の日常生活での行動に生かす方法を考
える。
(オムニバス方式) 研究方法論 2 保健学領域における研究課題,研究デザイン,測定法とデータ収集,データ分
析,研究論文の批評を通して研究方法を学ぶ。
(オムニバス方式)
2.看護学分野(2-1)
区 分 授 業 科 目 単位数
授 業 科 目 の 概 要 講
義 演
習
看 護 学 分 野
看 護 学 共 通 科 目
看護教育論 2 看護教育の歴史や制度,カリキュラム,教育評 価,学習理論,専門教育,継続教育などについて学習する。それにより,看護職へ
の教育的働きかけの原理や教育環境づくりの基本など,看護の継続教育に関する基
礎的知識と技術を習得し,看護ケアの質を高めるために高度実践看護師(専門看護
師)が看護職に対して行う看護教育の在り方を探究する。 看護管理論 2 質の高い看護実践を推進するために必要な看護管理の諸理論と管理プロセス,
リスクマネジメントについて学び,保健医療福祉に携わる職種間の調整を行なっ
たり,看護管理に携わる看護職と協力して高度実践看護師(専門看護師)としての役
割を果たすために必要な知識を学ぶ。
23
看
護
学
分
野
看
護
学
共
通
科
目
看護理論 2 看護実践の基盤となる看護理論(大理論)を隣接する科学との関連を概観しな
がら,理論の成り立ちや構造,哲学的基盤,主要概念を理解する。また,それぞ
れの理論の看護の実践・教育への活用について検討する。 看護倫理 2 看護や医療現場において遭遇する倫理的な問題やジレンマ(葛藤)について,
関係者間での倫理的調整を行うために必要となる知識を学び,倫理的問題の分析
・調整のための基礎的能力を習得する。 看護研究 2 看護研究の計画,実施,研究発表までのプロセスを学び,看護研究を行う能力
を習得する。研究と実践との関連を理解し,看護実践の場においてエビデンスを
創り・使うことをすすめていくために必要な知識を習得する。 看護コンサルテーション
論 2 看護職を含むケア提供者が,チーム医療における職務遂行上直面する問題を自ら
解決することができるよう,コンサルテーションの概念,プロセス,タイプ,実践
モデル,コンサルタント(相談員)の役割,看護におけるコンサルテーションプロセ
スについて学び,高度実践看護師(専門看護師)の立場から行なう実践的な問題解決
支援方法の一例を学ぶ。 看護ヘルスアセスメント 2 複雑な健康問題をもった対象の身体状況について系統的で高度なフィジカルア
セスメントができるよう,全身の診査法を系統的に学習し,臨床看護判断を行うた
めに必要な知識と技術を習得する。 病態生理学 2 エビデンスに基づいて,対象の全身にわたる病態生理学的変化(症候)を解釈
し,臨床看護判断を行うために必要な知識と技術について学び,高度実践看護師(専門看護師)として, 治療および療養過程にある対象に必要な看護を組み立て実践
する能力を習得する。また,多様な病態の生理(病態の発生要因と発生機序)を
理解し,その病態生理学的変化を主症候とする代表的疾患についても,体系的な知
識を得る。 臨床薬理学特論 2 緊急応急処置,症状調整,慢性疾患管理に必要な薬剤について,薬剤使用の判
断,投与後の患者のモニタリング,生活調整,回復力の促進,患者の服薬管理能
力の向上を図るための知識と看護技術を習得する。 グローバル・プレゼンテ
ーション1 1 国外開催の国際学会に発表したことをもって本研究科の単位として認定する。
グローバル・プレゼン
テーション2 1 国内開催の国際学会に発表したことをもって本研究科の単位として認定する。
国際研究インターンシ
ップ(前期) 1 海外の大学等の研究室で研究活動等に参加したことをもって本研究科の単位と
して認定する。
看護学分野(2-2)
区 分 授 業 科 目
単位数
授 業 科 目 の 概 要 講
義 演
習
看
護
学
分
野
基
礎
看
護
学
実践基礎看護学特論 2 ヒューマンエラーは医療分野だけでなく,あらゆる分野で見られる現象である
。共通する現象や対策について学ぶ。また,医療現場での事故防止に向けて社会
心理学的視点からその可能性を検討する。 さらに,看護におけるリスクネージメントのあり方をテーマにし,安全文化醸成
のあり方を考察する。 実践基礎看護学演習 2 特論で学んだ知識と理論を基に,実践の中で安全学の視点をどのように研究に
繋げて行くのかについて,文献講読を通して学ぶ。さらに,自分の選択したフィ
ールドでリサーチを行い,質的・量的分析の手法を身につける。 看護教育学特論 2 看護学教育における授業設計,授業展開,教育評価について学び,教育実践を
行う。 看護教育学演習 2 看護学教育に関する文献講読を行い,看護学教育に関する研究方法を学ぶ。ま
た,教育実践の場に参加し,自己の研究課題を明確にする。 看護生理学特論 2 看護生理学的基礎研究を遂行するための基礎知識として,基礎教育で不足して
いるといわれる神経系を中心に,感覚系,運動系,自律神経系及び大脳皮質の形
態・機能を,最近の知見を折り込みながら講述する。
看護生理学演習 2 看護の対象のADLやQOLを阻害している症状や体験,あるいはケアに関する看
護生理学的研究成果と,健康阻害現象を観察,評価するための多次元的手法を,
原書講読を通して学ぶ。また,調査及び実験研究デザインで用いる,そうした現
象の多次元的な測定・評価の技法並びに分析方法を修得する。
24
看
護
学
分
野
基 礎 看 護 学
感染管理学特論 2 1.感染看護に関する概念・理論を理解し,看護ケアに適応できる感染予防の
Evidenceについて探求する。 2.感染症をめぐるトピックスとして,新興感染症,再興感染症,結核,高病原性
鳥インフルエンザ,百日咳,ノロウィルス等について学ぶ。 感染管理学演習 2 感染看護に関する最新の論文の批判的講読を行い,感染看護に関する研究と実
践の動向及び今後の課題を展望する。さらに,エビデンスに基づいた感染防止技
術を開発するための基本的な研究能力を修得し,特別研究のための計画書を作成
する。 ケア技術学特論 2 フィジカルアセスメントと実験実習の理論と方法を,学部講義及び演習教育研
修を通して教授する(利用する学部科目はケア技術のエビデンスⅠ及びⅡ)。こ
の教育体験をもとに,臨床疑問の中から特定の研究テーマを決定するまでのプロ
セスを学ぶ。
看護学分野(2-3)
区 分 授 業 科 目
単位数
授 業 科 目 の 概 要 講
義 演
習
看
護
学
分
野
成
育
看
護
学
成育看護学特論 2 生殖医療,不育症,妊娠,出産,子育て,思春期,性的マイノリティ(LGBT)
の子どもなどに関連する身体的,心理的,社会的課題の現状を分析し,国内外の
各種情報をクリティカルに検討する。
成育看護学演習 2 生殖医療,不育症,妊娠,出産,子育て,思春期,性的マイノリティ(LGBT)
の子どもなどに関連する身体的,心理的,社会的課題を医療・保健・倫理的視点
で捉え,議論する能力を身につける.また,政策,ガイドラインへの提言を考え
る。 小児看護学特論Ⅰ 2 小児期の子どもと家族,また子どもたちを取り巻く環境との相互作用を理解す
るための理論について理解を深め,看護への活用方法を学ぶ。小児各期における
成長発達の特徴,重要他者との関連,養育期の家族発達などの諸理論を含めて展
開する。
小児看護学特論Ⅱ 2 小児看護学における主要な概念や理論について探求し,文献や事例を踏まえて
具体的な看護実践の内容について検討する。また,小児看護に関する国内外の学
術論文を通して,研究の動向や研究方法についても検討する。
小児看護学演習Ⅰ 2 子どもの健康状態や生活維持能力の査定方法について,子どものフィジカルア
セスメントや発達評価,観察法やインタビュー方法等の実践力を養う。
小児看護学演習Ⅱ 2 小児保健や小児医療,福祉や教育の動向を踏まえて子どもの療養環境について
実習等を通して分析評価し,小児看護を専門とする立場から看護管理や看護介入
の方法について理解を深める。
リプロダクティブ・ヘ
ルス特論Ⅰ 2 超音波検査は,妊婦管理には必須の技術であり,産科医の施行した超音波検査
データを理解するためにも各種の知識が必要である。助産師外来を行うためにも
,助産師自身が胎児の計測や大きな異常を発見できることも必要になる。超音波
技術の習得のために,超音波検査装置による胎児立体モデルの計測,産科超音波
シミュレーション装置(ウルトラシム)を使用した授業を行う。また,周産期医
療に関して,臨床現場の医師,助産師を講師として,前期破水,多胎,胎児管理
モニタリングなどの最新知識をテーマごとに学ぶ。 リプロダクティブ・ヘ
ルス特論Ⅱ 2 院内助産などにおいて,自立した分娩の介助を行うために,新生児蘇生法やその
介助法,新生児異常発見のための観察点など,通常の新生児室での勤務に有用な知
識に加えて,早期産児や異常新生児の取り扱い上の各種の標準マニュアルなど,
NICUでの勤務に必要な知識・技能を学習する。また,新生児の蘇生技術,蘇生介助
の技術の習得のため,新生児・小児の蘇生モデルを使用したトレーニングを行う。
リプロダクティブ・ヘ
ルス演習Ⅰ 2 新生児とふれあうベビーマッサージなどの実践,妊婦や母子教室の開催につい
て学ぶ。子育て支援のための社会資源の活用法,障害児支援,妊娠中からの児童
虐待予防プログラム,各国の子育て支援,幼児教育・保育の専門家からの提案,
こんにちは赤ちゃん事業,子育て支援拠点などの中での助産師の役割など,実践
的な知識と技能を学ぶ。
25
看護学分野(2-4)
区 分 授 業 科 目
単位数
授 業 科 目 の 概 要 講
義 演
習
看
護
学
分
野
臨
床
応
用
看
護
学
成 人 看 護 学 特 論
2 健 康 問 題 を も つ 成 人 お よ び そ の 家 族 に お け る 看 護 の あ り 方 を 理
解 す る た め に 有 用 と な る 理 論 や 概 念 に つ い て 探 求 す る 。 成 人 看 護 学 演 習
2 成 人 看 護 領 域 に 関 連 す る 最 新 の 文 献 を 検 討 し , 今 後 取 り 組 む べ
き 研 究 課 題 の 概 要 を 明 ら か に す る 。 文 献 の 精 読 に よ り , 特 別 研 究
の 遂 行 に 必 要 な 専 門 的 知 識 や 情 報 収 集 能 力 を 獲 得 す る 。
が ん 病 態 生 理 学 2 がんの分子生物学,遺伝学を含む様々ながんの病態生理学全般を学び,高度実践
看護師(がん看護専門看護師)としての実践に必要となる医学的専門知識を習得
する。 疼 痛 看 護 学 2 がんがもたらすあらゆる苦痛症状のうち,身体的痛みに焦点を当て,それを緩
和するための基盤となる「痛み」を理解するために,ひろく生物学(基礎医学)
,心理学,医学,および看護学の側面から探究する。
緩 和 ケ ア 看 護 学 特
論 Ⅰ 2 緩和ケアにおける人間理解・心理社会学的諸理論・死と死に関する諸理論を学
び,がんと死がもたらす対象者の苦痛・苦悩を理解し,文献を含むさまざまなリ
ソースを用いて,対象者(患者とその家族)のQOL(Quality of Life)を高める看護
援助,早期からの緩和ケアの必要性について学ぶ。事例検討を通して,対応困難
事例に対する臨床判断過程について学ぶと共に,End of Life Careの概念の広がり
や家族のグリーフワーク,および高度実践看護師(がん看護専門看護師)の役割
について探究する。 緩 和 ケ ア 看 護 学 特
論 Ⅱ 2 Total Painのうち,がんがもたらす身体症状・精神症状に焦点を当て,その発症
機序を病態学的・心理社会学的・環境的に多角的にアセスメントする能力を培う
。症状緩和方法は,エビデンスに基づいて選択すると共に,医学的介入に看護独
自の方策を組み合わせることで,ケア(care)とキュア(cure)を統合した看護介入の
ストラテジーを習得する。
緩 和 ケ ア 看 護 学 演
習 2 1.緩和ケアの定義,理念について文献検討を行うとともに,緩和ケアの実際を
検討し,効果測定指標の使い方を習得する。 2.がん患者の緩和ケアに関する国内外の研究論文を読み,クリティークを行う
。
看
護
学
分
野
成
育
看
護
学
リプロダクティブ・ヘ
ルス演習Ⅱ 2 生殖医療(不妊症,不育症)に関して,不妊・不育のカウンセリングを行って
いる岡山県不妊専門相談センター「不妊・不育とこころの相談室」の生殖医療カ
ウンセラー,死産女性へのグリーフケア(喪作業)を実践している岡山大学病院
産科助産師,体外受精など生殖医療施設で勤務する医療スタッフからなる生殖医
療サポーターの会OKAYAMAに属する不妊認定看護師,胚培養士,助産師などから最
新知識と技能を学ぶ。さらに,基礎的なカウンセリング技術の習得のため,模擬
相談者,模擬患者を使用したカウンセリング演習などを行う。 リプロダクティブ・ヘ
ルス演習Ⅲ 2 思春期,不妊・不育治療,妊娠,出産,子育て,思春期リプロダクティブ・サ
イクルに関する事項を敏感に察知し,その課題に注目して,文献,メディア情報
などを検索し,評価するリテラシー能力,課題解決に向けての研究を進める能力
,結果を種々の形で発信する能力を身につける。 リプロダクティブ・ヘ
ルスケア特論 2 周産期の母子管理の動向やあり方を検討し,保健医療システムや政策との関連
を明らかにするとともに,周産期の母子保健の充実・発展に寄与できる能力を養
う。
リプロダクティブ・ヘ
ルスケア演習 2 周産期の母子管理のあり方や地域連携のあり方及び緊急事態への対応方法を検
討するとともに,リーダー的役割能力を養う。
女性の健康援助特論 2 女性のライフサイクル各期(思春期,成熟期,更年期,老年期)の特徴と健康
問題を解決するための概念・理論,看護援助法,介入技法の科学的な根拠などを
理解し,専門的なケア提供を行うための能力を養う。また,国際的な視点からの
女性の健康問題,不妊や女性とパートナーに関する支援と課題について探求する
。
女性の健康援助演習 2 女性のライフサイクル各期における健康と健康問題に関連する文献購読を深め
,女性のヘルスケア領域における研究と実践の動向及び今後の課題について探求
する。女性の健康の向上をめざした実践と研究における課題を明確にする能力を
養う。
26
看
護
学
分
野
臨
床
応
用
看
護
学
が ん 看 護 学 特 論 Ⅰ 2 がん患者や家族がかかえる複雑な健康問題を解決するために,必要となる考え
方や,先行研究から得られるエビデンスに基づいた看護援助方法について探究す
る。また,がんの生活への影響を理解し,QOL(Quality of Life)の維持・向上に向
けた看護援助方法について探究する。さらに,事例検討を通してがん患者や家族
がかかえる複雑な健康問題を解決するための臨床判断過程を学ぶ。
が ん 看 護 学 特 論 Ⅱ 2 治療期にあるがん患者や家族がかかえる複雑な健康問題の解決に必要となる,
がん看護に関するエビデンスに基づいた看護援助の方法について探究する。また
,がん治療がもたらす生活への影響を理解し,QOL(Quality of Life)の維持・向上
に向けた看護援助方法について探究する。
が ん 看 護 学 演 習 2 がん看護に関する国内外の文献講読及び関連の看護実践を通して,がん看護の
特徴と役割を探求する 。 ま た , が ん 看 護 に 関 す る 国 内 外 の 原 著 論 文
を 講 読して,がん看護研究の研究水準と今後の自己の研究課題を明らかにする
とともに,用いられている研究方法について探求する。 がんチーム医療特論 2 1.チーム医療の意義と具体的連携の在り方について教授する。
2 . 各 自 , が ん チ ー ム 医 療 に 関 す る テ ー マ を 決 め て プ レ ゼ ン テ ー
シ ョ ン を 行 い , が ん チ ー ム 医 療 に つ い て の 理 解 を 深 め る 。
がんチーム医療実習 1 医師・薬剤師・看護師チームによるがん治療及び緩和ケア,在宅緩和医療につ
いて講義・演習・実習を行い,各職種の役割を理解する。
看護学分野(2-5)
区 分 授 業 科 目 単位数
授 業 科 目 の 概 要 講
義 演
習
看
護
学
分
野
コ
ミ
ュ
ニ
テ
ィ
へ
ル
ス
看
護
学
地域公衆衛生看護学特論 2 地域・公衆衛生看護領域の実践に必要な理論を幅広く学び,理論に照らして実践
を振り返り,活動の質をアップグレードする方策を探求する。実際のプロジェク
トを題材にした学習を展開し,結果を評価,公表する。
地域公衆衛生看護学演習 2 地域・公衆衛生看護領域の実践者が,自らの実践を理論に照らして実践を振り
返り,自分自身の活動をアップグレードするための学習を行う。自分が担当する
(関わる)プロジェクトを題材にして経験を通した学習を展開し,結果を評価,
公表する。理論を実践に活かし,実践から知識を生み出す学習を重視する。
看護政策システム学特論 2 看護政策,特に地域・在宅関連の政策について学習する。さらに,訪問看護活
動の運営や管理に関する概要や方法論について理解し,効果的・効率的な活動方
法を探求する。
看護政策システム学演習 2 特論での学びに基づき,国内外の論文をクリティークし,在宅看護学領域のシ
ステム・制度・看護実践活動に関する研究の動向と展望を検討する。また,在宅看
護学領域に関わる保健医療福祉制度のシステムについてトピックを選択し,フィ
ールドに出かけて現状を把握,問題の所在について考察する。 老 年 看 護 学 特 論 2 高齢者の保健・医療・福祉システムを理解し,老年看護学に関する概念と理論を
学び,老年期にある人と家族の健康と生活を支える看護の方法を探求する。さら
に,自らの問題意識と関連づけて,老年看護学研究の課題を明確にできる。 老 年 看 護 学 演 習 2 老年看護学に関する研究知見と体験学習に基づいて理論的検討を行い,老年看
護モデルの評価及び研究上の課題を探求する。
在 宅 看 護 学 特 論 2 在宅看護活動の基盤となる概念・理論を理解し在宅療養する人々と家族のケア
マネジメントおよび効果的な支援方法等に関する看護実践を探求する。地域医療
連携や地域ケアシステム構築と継続看護の質向上における政策的課題や研究課題
を探求する。
在宅看護学演習 2 特論での学びに基づき,国内外の論文のクリティークし,在宅看護領域の理論
と実践を関連付けそれに基づいたフィールドワークを行い,各自の研究課題を検
討する。
精神看護学特論 2 精神看護の実践の基礎となる看護理論を理解し,精神看護学の実践モデルを探
究する。さらに精神看護の領域における今日的課題についても探究する。
精神看護学演習 2 メンタルヘルスの問題を抱える人,支える家族のQOL向上を目指した看護介入
の方法について探求する。演習をとおして自己の研究課題と研究方法を明確化す
る。
27
看
護
学
分
野
コ
ミ
ュ
ニ
テ
ィ
へ
ル
ス
看
護
学
公衆衛生看護評価特論 2 集団・地域を対象とした看護活動の根拠となるエビデンスを検出し,活動内容
を評価するための方法について習得する。
公衆衛生看護評価演習 2 看護活動を評価するための知識・技術を修得するため,倫理的な判断能力を養う
ための事例検討や文献抄読を行う。
高度実践看護師(がん看護専門看護師)コースを選択した学生だけが履修できる科目
区 分 授 業 科 目
単 位 数
授 業 科 目 の 概 要 講
義
演
習
看
護
学
分
野
臨
床
応
用
看
護
学
が ん 看 護 論 2 がん看護の基盤となる主要な理論について学び,これら理論のがん看護実践への
活用について習得する。また,それら理論のいくつかを活用した事例分析を通し
て,その理論を用いる時のアセスメントの視点,実践,評価の方法について考察
し,高度実践看護師(がん看護専門看護師)の活動とがん看護の基盤となる主要
な理論の活用とのつながりについて探究する。またさらに,がん看護学領域の研
究の動向を分析し,今後の課題について考察し,がん看護実践の質向上のための
変革者としての役割を獲得していく能力を習得する。
が ん 薬 物 療 法 看 護
学 特 論 Ⅰ
2 がん薬物療法の有害事象の予防・早期発見・早期対処を行い,治療の継続および
治療中のQOL(Quality of Life)を高めるために必要な看護について習得する。また
,セルフケア能力向上のための臨床判断過程と方略について探究する。
が ん 薬 物 療 法 看 護
学 特 論 Ⅱ
2 外来がん薬物療法の有害事象の予防・早期発見・対処を行い,治療の継続および
治療中のQOL(Quality of Life)を高めるような看護を行い,その実践に文献的考察
を加えて外来がん薬物療法における看護介入モデルを作成する。また,看護介入
モデル作成およびその評価を通して,外来がん薬物療法看護における高度実践看
護師(がん看護専門看護師)の役割と機能について考察する。
がん看護学実習Ⅰ 2 がん看護専門看護師による卓越した看護実践の場を共有・体験することにより
,高度実践看護師(専門看護師)の6つの役割について理解を深め,さらに高度
実践看護師の役割開発について探求する。
がん看護学実習Ⅱ 2 腫瘍内科医の指導を受けながら,がん薬物療法を受ける患者の治療効果促進・
療養支援に必要なケアとキュアを統合させた高度看護実践について実践・探求す
る。
がん看護学実習Ⅲ 2 緩和医療専門医の指導の下,鎮痛薬与薬の基本原則を理解し,がん緩和医療を
受ける患者の療養に必要なケアとキュアを統合させた高度看護実践について実践
・探求する。
がん看護学実習Ⅳ 4 複雑で対応困難な問題を有するがん患者に対して高度な看護実践を提供する。
その際,高度実践看護師に求められる6つの役割を駆使して,システム全体・ジ
ェネラリストへの波及効果を意図的に生成する。併せてがん診療連携拠点
病院における退院調整活動の実際について学ぶ。
がん看護学課題研究 2 がん看護学実践領域において自分が関心ある研究課題を見出し,その課題をシ
ステマティックレビューを行うことで探求し,さらにがん看護の専門性を探求す
る。
28
助産学コースを選択した学生だけが履修できる科目
区 分 授 業 科 目
単位数
授 業 科 目 の 概 要 講
義 演
習
看
.
護
学
分
野
成
育
看
護
学
助産学特論
2 助産の対象を理解するとともに,倫理的な対応について学ぶ。社会の要請に応
えられる実践的な専門職助産師としての広い知識と見識を持つとともに,助産師
としてのアイデンティティの確立を図る。また,助産師教育の現状と教育課程の
あり方について学び,具体的な助産師教育カリキュラムについて検討する。
生殖病態学特論 2 女性の内分泌環境の変化,性周期と生殖のメカニズムなどを学ぶ。不妊症の原
因と診断,生殖補助医療(体外受精など)の最新技術,また,不育症の原因と診
断,抗凝固療法等の最新治療を学ぶ。 妊娠の診断,胎児Well-beingの評価,母子感染や母体合併症のスクリーニング,
妊娠中の栄養管理など,妊娠管理のための知識,診断能力を習得する。 乳幼児発達学特論 1 小児期の成育について,形態・機能・精神運動・心理社会・人権と法律・家族
について時間軸で理解し,小児の発達段階に応じたケアと健康増進のための看護
及び家族支援について検討する。 助産診断・技術学特論Ⅰ 2 妊娠期の診断と正常な妊娠経過を促進し,妊婦のセルフケア能力を高める支援
に関する理論と実践方法を習得する。妊婦個々の多様な傾向について,本人及び
家族の意思決定を尊重した日常生活上のケアが行える能力を養う。妊婦や家族へ
の出産準備教育や親準備教育を支援できる方法を学ぶ。教授学習法の理論及び展
開方法の実際と教育評価の基本を学び,妊婦(個人及び集団)への保健指導カリ
キュラム案を構築する能力を養う。 助産診断・技術学特論Ⅱ 2 助産の対象を妊娠・産褥期及び妊娠前も含めた連続した生活体として捉え,分
娩期の母児の健康診断と経過診断及び異常発生の予測ができる能力を養う。診断
・予測に基づくケア,正常分娩の介助法及び異常の予防方法を学び,助産師とし
て自立した分娩期の母児の管理が出来る能力を養う。 助産診断・技術学特論Ⅲ 2 産褥期の診断と褥婦のセルフケア能力を高める支援,育児支援,母乳育児支援
,家族の愛着形成の支援などに関する理論と実践方法を学ぶ。新生児期の診断と
ケアに関する理論と実践方法を学ぶ。退院後の母子及び家族に対するアセスメン
トと支援について学習し,地域社会での助産師の役割と活動を探求する能力を養
う。 助産技術学演習 3 妊娠期・分娩期に必要な各種助産診断・技術の実践能力及び助産師としての姿
勢・態度を養う。産褥期及び新生児期の診断とケアを行うための,根拠に基づく
専門的な援助技法の基礎を修得する。また,母乳育児相談を見学し,コンサルテ
ーション技法を学ぶ。即ち,妊産褥婦及び新生児の健康診査,相談・支援及び助
言・教育ができる能力を養うとともにケア技術の研究・開発を行う。
周産期ハイリスク特論 2 preterm PROM,妊娠高血圧症候群,分娩時大量出血など,ハイリスク妊婦の病
態発生時の症状やデータをもとにケースカンファレンスを行ない,臨床を想定し
た症例の状態評価,検査・治療方針決定のプロセス,対処・治療の実際を理解す
る。ハイリスク出産における,胎児,新生児要因に関する生理,病態,疾患,治
療管理の実際について理解する。ハイリスク母児のアセスメントと支援能力を養
う。 助産管理学特論 1 管理の基本や看護管理に関する基礎知識を基礎として,助産業務管理の特性と
課題について検討する。助産業務の法的根拠やその責務の重要性を認識するとと
もに,保健医療機関及び助産所における他職種との連携,院内助産システムの運
営等,業務管理に必要な基礎的能力を養う。また,専門職能団体の一員として活
動することの必要性を学ぶ。 助産学実習Ⅰ 10 正常な妊産褥婦及び新生児を主たる対象とした診断,分娩介助,妊産褥婦・新
生児管理を10例以上経験する。そのうち,1例以上は継続事例受け持ちとし,妊娠
・分娩・産褥・新生時期を縦断的に捉えた助産ケアを経験する。これらの経験を
通して,対象のニーズや多様性を習得し,他職種及び地域との連携の必要性やそ
のあり方,業務管理の実際,助産ケアや保健サービス等に対する課題を認識し,
これらの向上のための方策等について学ぶ。 助産学実習Ⅱ 2 周産期のハイリスク管理の実際を学ぶ。ウィメンズヘルスに関する実践活動や
,地域での子育て支援活動の実際を学ぶ。助産所における業務管理の実際を学び
,経営管理や調整能力を養う。これらの経験を通して,自律した専門職者として
の役割を認識しハイリスク管理の重要性,地域の社会資源の活用,緊急時の安全
対策,他職種・他施設との連携のあり方や課題を理解し,自己の課題に活かすこ
とができる。
29
看護学分野(2-6)
領域 特別研究 授 業 科 目 の 概 要
基礎看護学
領域
基 礎 看 護 学
特 別 研 究
指導教員の指導のもとで自らの研究課題を設定し,研究計画の立案,研究を行う。
研究成果をまとめて修士論文として公表する。この過程を通じて,研究の進め方,
結果のまとめ方,論文の書き方,学術雑誌への投稿方法等について学習する。
成育看護学
領域
成 育 看 護 学
特 別 研 究
指導教員の指導のもとで自らの研究課題を設定し,研究計画の立案,研究を行う。
研究成果をまとめて修士論文として公表する。この過程を通じて,研究の進め方,
結果のまとめ方,論文の書き方,学術雑誌への投稿方法等について学習する。
看護学分野(2-7)
領域 特別研究 授 業 科 目 の 概 要
臨床応用看
護学領域
臨 床 応 用 看 護 学
特 別 研 究
指導教員の指導のもとで自らの研究課題を設定し,研究計画書の作成から,研究実
施,研究論文作成,発表までの一連のプロセスを踏む。この過程を通じて,研究の
進め方,データ分析法,結果のまとめ方等について学習し,研究実践能力を養う。
コミュニテ
ィヘルス看
護学領域
コミュニティヘルス
看 護 学
特 別 研 究
指導教員の指導のもとで自らの研究課題を設定し,研究計画の立案,研究を行う。
研究成果をまとめて修士論文として公表する。この過程を通じて,研究の進め方,
結果のまとめ方,論文の書き方,学術雑誌への投稿方法等について学習する。
3.放射線技術科学分野(3-1)
区 分 授 業 科 目 単位数
授 業 科 目 の 概 要 講
義 演
習
放 射 線 技 術 科 学 分 野
放 射 線 技 術 科 学 学 共 通 科 目
グローバル・プレゼンテ
ーション1 1 国外開催の国際学会に発表したことをもって本研究科の単位として認定する。
グローバル・プレゼン
テーション2 1 国内開催の国際学会に発表したことをもって本研究科の単位として認定する。
国際研究インターンシ
ップ(前期) 1 海外の大学等の研究室で研究活動等に参加したことをもって本研究科の単位と
して認定する。
放射線技術科学分野(3-2)
区 分 授 業 科 目
単位数
授 業 科 目 の 概 要 講
義
演
習
放 射 線 技 術 科 学 分 野
医 用 情 報 理 工 学 領 域
医用物理学特論 2 CT,MRIなどの画像信号の周波数解析においてフーリエ変換は,特に重要とな
る.この講義では, 離散フーリエ変換について学習する.フーリエ変換を利用し
た具体的な画像の信号解析について学習する.
医用物理学演習 2 CT画像データから2次元平面画像作成などの演習を,PCを用いて行います。簡
単なプログラミングにより,変換式におけるパラメータの変化,入出力応答の変
化に対応した画像形成について学習します。 生体情報計測学特論 2 電磁波,光,音波などに対する生体組織及び器官の能動的特性,受動的特性を
明らかにするとともに,これらを用いた生体情報の電子計測法について講述する
。またこれらの特性並びに計測技術を医療分野へ応用するための医用生体工学に
ついて講義を行います。
30
生体情報計測学演習 2 生体組織の各種物理学的特性に対応した電子計測のハードウエアについての演
習と生体情報の各種処理方法について,医用分野への具体的な応用について,演
習を行います。
放 射 線 技 術 科 学 分 野
医 用 情 報 理 工 学 領 域
医用画像解析学特論 2 医学診断において,画像の果たす役割は大きく,各種モダリティやネットワー
ク環境の急激な発展に伴いその重要度はさらに増している。また,医用画像にお
いては情報学,処理学さらにそれらを実現する画像機器学の3本柱からなるシス
テムとして捉える必要がある。そのような視点から,一般撮影装置,乳房撮影装
置,X線コンピュータ断層装置(CT),磁気共鳴断層装置(MRI),コンピューテッ
ドラジオグラフィ(CR)などから得られる情報,その変換や解析を行います。 医用画像解析学演習 2 一般撮影装置や乳房撮影装置のX線写真におけるアナログ画像やCT,MRI,CR
などのディジタル画像から,撮影システムの物理的画質評価や被曝線量の算出,
診断情報に対しては解剖学的構造・異常検出や機能等の解析について演習を行い
ます。 (オムニバス方式)
放射線技術科学分野(3-3)
区 分 授 業 科 目
単位数
授 業 科 目 の 概 要 講
義
演
習
放
射
線
技
術
科
学
分
野
放 射
線
健
康
支
援
科
学
領
域
研究方法論応用 1 中国٠四国広域がんプロ養成プログラム 医学物理士コースとして開講。 「研
究方法論応用」は,基礎編で学んだ共通的な研究方法をベースに医学歯学領域
での個々の問題について掘り下げる。応用的先端的研究方法をオムニバス方式
で講義する。授業計画は,別に記載する開講題目一覧のとおりである。大学院
生各自は,このメニューから7題目の講義を選択受講し,個々の研究テーマに即
してより深く概念や技術を理解・習得する。また,特別
講義等については,別途に各専攻分野を通じて通知する。 悪性腫瘍の管理と治療 1 中国٠四国広域がんプロ養成プログラム 医学物理士コースとして開講。 履修
生の職種を問わず,臨床腫瘍学の基礎として共通するがんの診断,治療,管理
法について履修し,職種間の認識の共通化を図る。がんの検査・診断法,手術
療法・放射線療法・化学療法などの治療法,さらに支持療法,緩和医療のstate
of the artについて理解するとともに,がんの心理的社会的側面についても理
解を深める。
医療倫理と法律的経済
的問題 0.5 中国٠四国広域がんプロ養成プログラム 医学物理士コースとして開講。 履修
生の職種を問わず,臨床腫瘍学の基礎として共通する医療倫理,法律的問題,
社会的・経済的問題について履修する。がんの医療と臨床研究の遂行に必要な
医療倫理,法律問題,社会・経済的問題について内容を理解し,自らの臨床・
研究に生かせる。 がんチーム医療実習 0.5 中国٠四国広域がんプロ養成プログラム 医学物理士コースとして開講。 授業
はe-learningにて行う。医師・薬剤師・看護師チームによるがん治療および緩和
ケア,在宅緩和医療について講義・演習・実習を行い,各職種の役割を理解す
る。 医療情報学 0.5 中国٠四国広域がんプロ養成プログラム 医学物理士コースとして開講。がん診
療にあたるプロフェッショナルとして必要な医学情報の全体像への理解から,
その利用法までを概説する。その上で,実習形式で臨床業務や研究計画立案に
必要な検索法を実践する。その実践内容をレポートとして提出することが求め
られる。 コミニュケーションス
キル 0.5 中国٠四国広域がんプロ養成プログラム 医学物理士コースとして開講。がんと
いう病を持って生きる人とその家族は生老病死に関わる悩みを体験している。
医療者としてコミュニケーションをとり,対話関係を築き,患者とその家族の
自己実現過程を支えていけるように考えていく。 がんのベーシックサイ
エンスと臨床薬理学 1 中国٠四国広域がんプロ養成プログラム 医学物理士コースとして開講。 がん
の生物学と遺伝学,がん免疫,がんの病因・疫学・スクリーニング・予防等の
基礎科学について履修する。薬物動態学,薬力学,薬物代謝とクリアランス,pharmacogenomics,抗がん剤の種類と分類,投与量と投与スケジュール,薬剤
耐性,効果と毒性の予測について履修する。がんの検査・診断法,手術療法・
放射線療法・化学療法などの治療法,さらに支持療法,緩和医療のstate of the artについて理解するとともに,がんの心理的社会的側面についても理解を深
める。
31
放射線技術科学分野(3-4)
区 分 授 業 科 目
単位数
授 業 科 目 の 概 要 講
義
演
習
放
射
線
技
術
科
学
分
野
放
射
線
健
康
支
援
科
学
領
域
がんの臨床検査・病理
診断・放射線診断学 0.5 中国٠四国広域がんプロ養成プログラム 医学物理士コースとして開講。がん診
療と研究に必要な検査と病理学,診断,ステージング,およびフォローアップの
ための画像診断,腫瘍計測と治療効果判定について履修する。がんの確定診断に
必要な病理診検体採取と病理診断,病理学的治療効果判定について理解する。腫
瘍マーカーの臨床的意義と適応について理解する。病期診断,治療効果判定,フ
ォローアップに必要な画像診断について理解する。 臓器別がん治療各論 2 中国٠四国広域がんプロ養成プログラム 医学物理士コースとして開講。 各臓器
毎のがん種に関連する診断,治療(化学療法・放射線療法・手術療法など),フ
ォローアップ法について履修する。脳腫瘍,頭頸部腫瘍,胸部腫瘍,造血器腫瘍
,消化器腫瘍,乳腺・内分泌腫瘍,泌尿器科腫瘍,婦人科腫瘍,骨・軟部腫瘍,
皮膚腫瘍,原発不明がんの内科・外科・放射線・集学的治療のstate of the artを理解し,実践できる。
がん緩和治療 0.5 中国٠四国広域がんプロ養成プログラム 医学物理士コースとして開講。緩和医
療の定義,概念,基本姿勢を学び緩和医療の方法論についての知識を深める。
放射線治療品質管理学
特論 2 中国٠四国広域がんプロ養成プログラム 医学物理士コースとして開講。
放射線治療品質管理は, 放射線治療において合理的な結果を得るために必要な
ことである。 この講義では, 臨床において放射線治療品質管理プログラムを実践
するために必要とされる知識及び応用について教授する。
放射線技術科学分野(3-5)
区 分 授 業 科 目
単位数
授 業 科 目 の 概 要 講義
演
習
放
射
線
技
術
科
学
分
野
放
射
線
健
康
支
援
科
学
領
域
放射線治療品質管理学
演習 2 中国٠四国広域がんプロ養成プログラム 医学物理士コースとして開講。
放射線治療品質管理は,放射線治療において合理的な結果を得るために必要な
ことである。この講義では,臨床において放射線治療品質管理プログラムを実践
するために必要とされる知識及び応用について教授する。 放射線生命科学特論 2 放射線治療をはじめとするがん集学的治療の基礎となる放射線生物学・腫瘍生
物学・病理学・解剖学・生理学などに関して研究手法と臨床応用について自主的
,能動的に学習し,相互プレゼンテーションを行う。 放射線生命科学演習 2 放射線生命科学分野の最新トピックについて内容を把握し,また,各自の研究
の背景に関する文献をレビューできる能力を身につけることをめざし,自主的,
能動的に学習する方法をまなび,その結果を相互プレゼンテーションする。 放射線治療技術学特論 2 放射線治療における高精度放射線照射技術は近年急速に臨床の場に取り入れら
れ始めており,特に放射線治療を含めた腫瘍の集学的治療における放射線照射技
術の精度向上は,治療成績に影響を及ぼす。従って,放射線治療業務への従事に
おいて備えなければならない関連知識・技術の幅は広がっている。本講義を通じ
て我が国における放射線治療技術の標準手法を習得するとともに,高精度線量計
算法と治療技術評価法を含め最新の治療技術科学について学ぶ。 放射線治療技術学演習 2 放射線照射技術,高精度線量計算法と治療技術評価法を含めた放射線治療技術
科学は高度に発展しており,開発と同時に実践に応用されることが重要となって
きている。本演習では,我が国の標準的な放射線治療技術体系を習得するととも
に,新たに開発された技術の応用及び開発途上の技術について学習する。 核医学検査技術学特論 2 放射性同位元素の各臓器並びに様々な病態における集積機序についてそのメカ
ニズムを解説し,核医学によって得られる機能情報の重要性と核医学的診断・治
療への技術的応用法と新しい診断的技術について講義します。 核医学検査技術学演習 2 核医学検査技術学において必要な専門知識と高度な技術を理解し,新しい診断
的技術を開発・創造するための基礎的研究能力について演習します。
32
放 射
線 技 術
科 学 分 野
放 射 線 健 康 支 援 科 学 領 域
放射線健康科学特論
2
高齢化社会の到来とともに健康長寿社会の実現のための教育・研究が期待さ
れている。このため,放射線や化学物質などの人間を取り巻く様々な環境因子
が生体に及ぼす健康影響とこれに対する抗酸化機能や免疫機能などの生体の防
御機能について最新の関連情報も踏まえ教授する。また,ラドン療法やジョギ
ングなどの適量酸化ストレスによる防御機能の活性化とこれを利用しての老化
の防止や生活習慣病などの予防・治療への応用について同様に教授する。
放射線健康科学演習 2 様々な人間環境因子による生体への健康影響の評価法やこれに対する生体の防御
機能の解析法について,その目的と展開方針を認識させるために,最新の総説や
原著を解説するとともに,研究計画や実験の方法と得られた結果の考察及び公表
の仕方などについて実践的な演習を行う。また,適量ストレスによる生体防御機
能の活性化の分析法と,これを利用しての生活習慣病などの予防・治療への応用
について,同様に演習する。
放射線技術科学分野(3-6) 領 域 特別研究 授 業 科 目 の 概 要
医用情報理
工 学 領 域
医 用 情 報 理 工 学
特 別 研 究
指導教員の指導のもとで自らの研究課題を設定し,研究計画の立案,研究を行う。
研究成果をまとめて修士論文として公表する。この過程を通じて,研究の進め方,
実験結果のまとめ方,論文の書き方,学術雑誌への投稿方法等について学習する。
放射線健康
支 援 科 学
領 域
放射線健康支援科学
特 別 研 究
指導教員の指導のもとで自らの研究課題を設定し,研究計画の立案,研究を行う。
研究成果をまとめて修士論文として公表する。この過程を通じて,研究の進め方,
実験結果のまとめ方,論文の書き方,学術雑誌への投稿方法等について学習する。
4.検査技術科学分野(4-1)
区 分 授 業 科 目 単位数
授 業 科 目 の 概 要 講
義 演
習
検 査 技 術 科 学 分 野
検 査 技 術 科 学 学 共 通 科 目
グローバル・プレゼンテ
ーション1 1 国外開催の国際学会に発表したことをもって本研究科の単位として認定する。
グローバル・プレゼン
テーション2 1 国内開催の国際学会に発表したことをもって本研究科の単位として認定する。
国際研究インターンシ
ップ(前期) 1 海外の大学等の研究室で研究活動等に参加したことをもって本研究科の単位と
して認定する。
検査技術科学分野(4−2)
区 分 授 業 科 目 単位数
授 業 科 目 の 概 要 講 義
演 習
検 査 技 術 科 学 分 野
病 態 情 報 科 学 領 域
高次機能解析学特論 2 遺伝子の働きによって生体の高次機能がどのように作られるのか,そのしくみに
ついて教授します。また,生化学・分子生物学的,形態学的方法を用いてこれらを
解析・評価するための方法を教授します。 高次機能解析学演習 2 遺伝子による種々の機能発現に関する研究論文を講読し,この分野の知識を増や
します。また,レポートを作製し,その評価・添削によりレポート延いては論文の
書き方を習得します。
ゲノム病理学特論 2 組織・細胞の形態学的・機能的変化から疾患を診断する基礎について,教授しま
す。また,疾病の病因及び病態を知るための形態像の変化と機能的変化の解析法及
びそれらの捉え方についても教授します。 ゲノム病理学演習 2 悪性リンパ腫,リウマチ関連疾患およびIgG4関連疾患などの血液・膠原病疾患を
主として,病理学的な研究論文を講読し,炎症性疾患,アレルギー性疾患,腫瘍性
疾患の理論的・実践的理解を深めるとともに,新しい疾患概念構築の基礎を固めま
す。
33
検
査
技
術
科
学
分
野
病
態
情
報
科
学
領
域
細胞診断学特論 2 細胞診における実践的な診断学,すなわち,婦人科領域及び泌尿 器,呼吸 器,
消化器,乳腺,甲状腺,体腔液など様々な領域における悪性腫瘍,良性腫 瘍,異
形成,炎症等の細胞診断・鑑別に必要な知識と技術について教授します。 細胞検査士資格取得のためのカリキュラムとして開講します。(オムニバス形式)
細胞診断学演習 2 細胞診における実践的な診断について子宮頚部,乳腺,肺などの様々な疾患 から得られた実際の標本を用いて演習を行い,細胞診断・鑑別に関する知識と理解を
深め,診断技術,診断能力の向上を図ります。細胞検査士資格取得のためのカリキ
ュラムとして開講します。(オムニバス形式)
分子細胞病理学実習Ⅰ 3 岡山大学病院病理部にて細胞検査士の日常業務を体験し,細胞診検査の基礎知識
と標本作製技術を習得します。細胞検査士資格取得のためのカリキュラムとして開
講します。
分子細胞病理学実習Ⅱ 3 岡山大学病院病理部において細胞検査士の日常業務に従事し,応用的な細胞診断
学に関する知識と実践的な技術を習得します。細胞検査士資格取得のためのカリキ
ュラムとして開講します。 病原因子解析学特論 2 消化管の疾病の発症,進展に関わる要因の解析について,分子疫学的な解析方法
及び生体試料の分析法について教授し,感染によって起こされる病態の解析におけ
る意義と,疾病のスクリーニングへの応用,評価法について教授します。 病原因子解析学演習 2 消化管の疾患,発症,進展に関する最新の研究論文を講読し,新しい生体試料検
査の評価や,新しい生体成分の病態解析における意義等に関して理解を深めます。
感染制御学特論 2 感染症の発症に関わる因子について,細菌,ウイルス等病原体の側のメカニズム
と宿主側の因子の関係及びその解析を行う上で必要な遺伝子学的,分子生物学的手
法について教授します。さらに,感染性疾患の病因解析における疫学的な解析法に
ついても教授します。
感染制御学演習 2 微生物感染症を理解する上でその基礎となる病原細菌学,病原ウイルス学及び感
染疫学について内外の研究論文を講読し,特論の講義内容の理解を深めるとともに
,研究の基礎的知識を得ます。
検査技術科学分野(4−3)
区 分 授 業 科 目
単位数
授 業 科 目 の 概 要 講
義
演
習
検
査
技
術
科
学
分
野
生
体
情
報
科
学
領
域
機能情報解析学特論 2 循環器疾患における心機能・血行動態の機能情報を把握するための新しい解析
技術及びその意義を,心臓の分子細胞レベルにおける病因・病態との関連におい
て教授します。さらに,最新の超音波等の画像解析診断技術及び長時間心電図解
析技術,心疾患の病態把握のための血清の新しいマーカー等についても教授しま
す。
機能情報解析学演習 2 循環器系疾患を中心に,その基礎となる分子生物学,病理学,生理学について
,病態生理との関連において内外の研究論文を講読し,特論の講義内容を高める
とともに,研究の基礎及び実行の知識を得ます。
生体情報解析学特論 2 生体情報を検出するためのセンシング法及びその信号処理と解析法を講述し,
さらに新しい生体機能評価法の開発,応用について教授します。
生体情報解析学演習 2 特論の講義内容(特に生体情報検出のためのセンシング技術,信号処理のため
の各種手法,統計解析など)について,関連論文の抄読とともに,演習を行いま
す。
細胞・免疫科学特論 2 免疫系は生体の防御を司る重要なシステムであり,その異常は感染症,自己免
疫疾患をはじめ多くの疾患の発症や進展,重症度に影響を与える。免疫システム
の中心的な役割を果たすリンパ球の機能,免疫が関与する細胞障害の機序,新し
い免疫機能検査法等について教授します。 細胞・免疫科学演習 2 免疫に関する内外の最新の文献を講読し,免疫学の基本的理解を深めるとともに
,研究の基礎的な知識を得ます。
34
検
査
技
術
科
学
分
野
生
体
情
報
科
学
領
域
生体機能解析学特論 2 疾患における生体機能の情報を把握する方法,各種検査の意義及び疾病の成因
や病態との関連について教授します。特に,呼吸器疾患において,遺伝子・分子・
細胞レベルから臓器レベルまで,生体からの情報を解析するための分子遺伝子学
的検査法,免疫学的検査法,生理機能検査法,画像検査法について教授します。
また,糖尿病や脂質代謝異常など,生活習慣病の病態把握に必要な各種バイオマ
ーカーの分析原理や特徴について,最新の技術を教授します。
(オムニバス方式)
生体機能解析学演習 2 各種の臨床検査と臨床医学の関連について理解し,問題立脚型学習により,応
用力,問題提起,解決能力を身につけます。生体機能検査における測定理論,機
器の操作,検査データの記録,整理,解析法について演習します。研究論文の講
読を通して,現状の分析技術の課題や問題点に関する理解を深め,新たな臨床検
査技術の構築に必要な基礎知識を身につける。
(オムニバス方式)
検査技術科学分野(4−4)
領 域 特別研究 授 業 科 目 の 概 要
病 態 情 報
科 学 領 域
病 態 情 報 解 析
科 学 特 別 研 究
指導教員の指導のもとで自らの研究課題を設定し,研究計画の立案,研究を行う。
研究成果をまとめて修士論文として公表する。この過程を通じて,研究の進め方,
実験結果のまとめ方,論文の書き方,学術雑誌への投稿方法等について学習する。
生 体 情 報
科 学 領 域
生 体 情 報 機 能
科 学 特 別 研 究
指導教員の指導のもとで自らの研究課題を設定し,研究計画の立案,研究を行う。
研究成果をまとめて修士論文として公表する。この過程を通じて,研究の進め方,
実験結果のまとめ方,論文の書き方,学術雑誌への投稿方法等について学習する。
35
Ⅶ 教員組織と研究内容
1.看護学分野
領 域 指導教員 主 な 研 究 課 題
基礎看護学
領 域
齋藤信也 教授 ① 医療技術評価・医薬経済に関する研究
② QOLとPRO(Patient-reported Outcome)に関する研究
③ 看護師の裁量権に関する研究
④ 医療資源配分の倫理に関する研究
⑤ 医学的無益性に関する研究
⑥ 非がん患者の緩和ケアに関する研究
小野美穂 講師 ① 患者のピアサポートおよびピアサポートプログラムに関する研究
② 看護教育に関する研究
③ 患者教育・自己管理支援に関する研究
成育看護学
領 域
中塚幹也 教授 ① 生殖医療に関連する社会的,経済的,倫理的因子に関する研究
② 不妊症,不育症患者における各種のストレスとそのサポートに関する研究
③ がん患者の生殖機能温存に関する研究
④ 思春期の性感染症の実態調査と有効な性教育のあり方に関する研究
⑤ 若年女性の月経異常からみた生活習慣病スクリーニングについての研究
⑥ 子育て家族へのサポートに関する研究
⑦ 社会的ハイリスク妊産婦と虐待予防に関する研究
⑧ LGBT,性同一性障害への支援に関する研究
小野智美 教授 ① 子どものインフォームド・アセント,プレパレーションに関する研究
② 子どもの権利や倫理的問題に関する研究
③ 子どものセルフケアに関する研究
④ 小児がんの子どもと家族の看護に関する研究
⑤ 子どもの手術と看護に関する研究
⑥ 医療的ケアが必要な子どもの看護に関する研究
⑦ 重症心身障害児の看護に関する研究
⑧ 子どもを取り巻く医療・福祉,教育のコラボレーションに関する研究
⑨ 小児看護学,家族看護学の教育方法に関する研究
片岡久美恵 講師 ① 不妊症,不育症患者の支援に関する研究
② 流産・死産などペリネイタル・ロスに関する家族の支援に関する研究
③ 流産・死産などペリネイタル・ロスに関する看護者の悲嘆に関する研究
臨 床 応 用
看護学領域
森本美智子 教授 ① 患者および家族のQOLに関する研究
② セルフマネジメント支援に関する研究
③ エンドオブライフケア・緩和ケアに関する研究
④ 看護実践能力に関する研究
⑤ 評価指標開発に関する研究
森 恵子 教授 ① クリティカルケア看護(救命救急看護領域、臓器移植看護領域、災害看護
領域)に関する研究
② 周術期看護に関する研究
③ 集学的治療を受けるがん看護のQOLに関する研究
④ がんリハビリテーション看護に関する研究
コミュニテ
ィヘルス看
護学領域
谷垣靜子 教授 ① 訪問看護師の看護実践能力育成に関する研究 ② 意思決定支援の方策に関する研究 ③ 介護予防の評価に関する研究
芳我ちより 准教授 ① 小児期からの生活習慣病予防に関する研究
② 中・高年者の健康増進,健康行動に関する研究
③ 保健師活動の実践・評価に関する研究
36
沖中由美 准教授 ① 高齢者と家族・介護者の Quality of life に関する研究 ② 「老いを生きる」高齢者を支えるケアに関する研究 ③ 認知症ケアに関する研究 ④ 高齢者の在宅療養支援に関する研究
岡本亜紀 講師 ① 精神障害を持つ人のパートナーシップ形成による recovery モデルの構築
② recovery を目指す包括型地域生活支援プログラム(Assertive Community Treatment
:ACT)の応用
2.放射線技術科学分野
領 域 指導教員 主 な 研 究 課 題
医 用 情 報
理工学領域
中村隆夫 教授 ① 生体電気インピーダンスを用いた身体運動解析に関する研究 ② 生体の電気物性に関する研究 ③ 医療福祉機器の開発及び改良に関する研究
佐々木智章 教授 ① 脳酸素代謝画像における代謝性脳疾患の解明 ② MRI拡散強調像における予後予測
後藤佐知子 准教授 ① ディジタルマンモグラフィにおける医療被曝の測定・評価 ② ディジタルマンモグラフィにおける画質評価 ③ ディジタルマンモグラフィにおける精度管理
丸山敏則 准教授 ① 医用画像の画質評価,画質改善に関する研究 ② PCを用いた学習支援教材の開発に関する研究
放射線健康 支援科学領域
黒田昌宏 教授
① 乳がん放射線治療に関する臨床放射線治療技術の研究
② 臨床画像診断装置(MRI,PETなど)を用いた放射線生物学研究および臨床放射線診断
技術に関する研究
3.検査技術科学分野
領 域 指導教員 主 な 研 究 課 題
病態情報科学
領 域
荒尾雄二郎 教授 ① ウイルス粒子による宿主細胞の活性化に関する研究 ② ウイルスプロモーターで制御された遺伝子発現に対する糖質の促進効果の研究
横田憲治 教授 ① Helicobacterの病原性の研究 ② Streptococcusの病原因子の研究
佐藤康晴 教授 ① IgG4関連疾患の病因および発がんに関する研究
② Castleman病,TAFRO症候群の病態解明
③ メソトレキサート関連リンパ増殖性疾患の病理学的解析
④ 悪性リンパ腫の臨床病理学的解析
⑤ 頭頚部腫瘍の臨床病理学的解析 石川哲也 准教授 ① 蚊の栄養吸収に関する解析
② 呼気を用いたガン検査法の確立
生体情報科学
領 域
廣畑 聡 教授 ① 心臓病と細胞外マトリックス分解酵素 ② がんの血管新生を標的にした遺伝子治療 ③ 変形性関節炎発症に関わるmicroRNA ④ ADAMTSノックアウトマウスの解析 ⑤ がん微小環境における細胞外マトリックスの役割
宮原信明 教授 ① 気管支喘息における終末糖化産物受容体およびそのリガンドの役割の解析
② 慢性閉塞性肺疾患のメカニズムの解析と新規治療薬の開発
柴倉美砂子 准教授 ① 細胞膜成分や細胞骨格蛋白の発現の違いが与える造血器腫瘍細胞の特性についての
研究
② 精油の抗炎症作用についての研究 臼井真一 准教授
① 血清リポ蛋白質の新規分析法に関する研究
② 生活習慣病におけるHDL機能の解明
渡辺彰吾 准教授 ① 脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット(SHRSP5)を用いたNASHと動脈硬化の関連
② 自律性血管運動(vasomotion)による新しい血管内皮機能の評価
③ in vivo生体イメージングを使用した動脈硬化のメカニズムの解明
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Ⅷ 大学院保健学研究科 3 つのポリシー
岡山大学大学院保健学研究科は,医学部保健学科で行われる学部教育に接続する,より高度な教育機関と
しての面と,広く保健学という学際性の高い学問を学べる開かれた大学院という面の両面を有しています。
つまり,学部で学ぶ看護学,放射線技術科学,検査技術科学という各学問領域をさらに深める場である通常
の大学院に加えて,医療チームの主要メンバーである看護師,保健師,助産師,診療放射線技師,臨床検査
技師等が,より高度な専門性を身につける高度職能大学院としての性格があります。またこれらの個別の学
問領域や,職種にとらわれず,保健学というものを学びたい人々のためにも門戸が開かれています。
保健学は,人々の健康保持・増進に役立つ応用科学です。医学と密接に関連していますが,医学よりも広
い学問分野です。実践の面でも医療に限らず,保健や福祉も包含した広範な領域が守備範囲となります。そ
こで保健学研究科では,前期及び後期課程を通じ,一貫して「ヘルスプロモーションの実践と確立」という
教育理念を掲げています。この目標理念を達成するために博士前期課程では,高度専門職の育成と,専門性
の確立に貢献できる基礎的研究能力の養成を,博士後期課程では保健・医療・福祉に関係した教育プログラ
ムや機器・技術の開発等,独立した研究能力をもつ教育・研究者の養成を目指しています。
博士前期課程(2年制)には,看護学,放射線技術科学,及び検査技術科学の3分野があります。看護学
分野は,基礎看護学,成育看護学,臨床応用看護学,及びコミュニティヘルス看護学の4領域で,放射線技
術科学分野は,医用情報理工学と放射線健康支援科学の2領域で,検査技術科学分野は,病態情報科学と生
体情報科学の2領域で構成されています。看護学分野には,高度職能大学院として,高度実践看護師(がん 看護専門看護師)の養成コースと,助産師の養成コースが含まれています。同じく放射線技術科学分野には,医学物理士の養成コース,検査技術科学分野には,ゲノム医療サイエンティストの養成コースが含まれてい
ます。修了者は修士(保健学)の学位が与えられますが,看護学分野では,定められた科目・単位を修得
し,希望すれば修士(看護学)の学位が与えられます。
保健学研究科博士後期課程(3年制)には看護学,放射線技術科学,及び検査技術科学の3分野がありま
す。看護学分野は,基礎看護学,成育看護学,臨床応用看護学,及びコミュニティヘルス看護学の4領域で,
放射線技術科学分野は,医用情報理工学と放射線健康支援科学の 2 領域で,検査技術科学分野は,病態情報
科学と生体情報科学の2領域で構成されています。修了者は博士(保健学)の学位が与えられますが,看護
学分野では,定められた科目を修得し,希望すれば博士(看護学)の学位が与えられます。
(1)入学者受入れの方針(アドミッションポリシー)
本研究科が教育研究を通して,人間と生命の尊厳を重視し人々が健康で充実した生活を送るための医療・保健・福
祉を統合した健康の推進活動に参画できる人材育成を行う上で国内外から広く求める人物像は,以下の通りです。
●保健・医療の基礎知識と豊かな人間性,優れた感性を持つ人
●人々の幸福と健康の増進に貢献しようという情熱と気概がある人
●協調性と柔軟な発想を持ち,将来,チーム医療の中核になれる人
●保健・医療・福祉,および関連分野の高度の専門知識と技術の習得を目指す人
●機器・技術・教育プログラムの開発に携わるため,研究の基礎能力の習得を目指す人
本研究科では,外国語(英語)の能力試験,また上記人物像や各分野の専門知識力を評価する口述試験を組合わせ
た多様な入学試験を実施します。なお,入学試験と評価方法の詳細は学生募集要項に明示します。
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(2)教育課程編成と実施の方針(カリキュラムポリシー)
保健学研究科では博士前期課程に保健学専攻を設置し,看護学,放射線技術科学,及び検査技術科学の 3 分野
を設け,ディプロマ・ポリシーを実現するための教育プログラムを実施します。
博士前期課程の標準修業年限は2年で,30単位以上の取得を必要とし,かつ必要な研究指導を受けたうえ,学位
論文の審査及び最終試験を行います。
(1)3 分野の選択必修の共通・コア科目である「ヘルスプロモーション科学」,「医療倫理学」,「国際保健学」において各
種課題の検討とディベート,レポートによる評価を行い,「医療対話学」において臨床現場のシミュレーションとロールプ
レイにより対応能力を育て,「危機管理学」では過去の事例と対処法を学ぶことにより,社会・環境の変化に柔軟に対応
でき,保健・医療チームの中核として全人的かつ先進的な保健・医療を提供でき,保健学,ヘルスプロモーションの実
践に貢献できる高度専門職業人を育成します。「研究方法論」では最新の研究手法を学び,「特別研究」の実施により,
研究の基礎能力と探究心を育て,生涯にわたって自己研鑽できる素養を育みます。
(2)各分野が準備する学際的な授業・演習等の履修とレポートや発表会による評価により,高度の専門知識と技術を身
につけ,保健・医療・福祉の向上に貢献できる人材を養成します。
(3)特別コースとして,助産師,がん看護専門看護師,医学物理士,ゲノム医療人の育成にあたっては,岡山大学病院,
地域中核病院,および診療所での実習,演習を取り入れて実践に結び付いた教育を行い,高度の専門知識と技術に
加えて,研究の基礎能力,専門分野以外に備えておくべき知識や技能を身につけます。各分野のエキスパートは臨床
的視点から,知識と技能を点数化して評価します。
(4)教員との密接なかかわりの中で課題に取り組み,論文としてまとめる過程を支援して,研究領域の先端知識・技術の
習得とともに,問題解決力や論理的思考の向上を図ります。中間段階では,他の大学院生や教員とともに発表会などで
評価を行い,自分の研究の問題点や位置づけがわかるようにします。
(5)国内外での研究成果の発表や海外でのインターンシップや研究活動を単位化して評価します。プレゼンテーション
能力やコミュニケーション能力,ディベート能力の涵養を図り,英語による知識の習得や情報発信をサポートします。
(6)専門分野を跨ぐ豊かな教養と高度な専門性を有する学生を育てるために,主指導教員 1 名に加えて,必要に合わせ
て副指導教員を配して,学生のニーズにきめ細やかに応えられる指導体制を整え,研究のプロセス管理を行います。
以上のような教育カリキュラムの実施によって,豊かな専門的知識と技術を基礎として,保健・医療チームの中核として
全人的かつ先進的な保健・医療を提供し,生涯にわたって変化や課題に柔軟に対応でき,ヘルスプロモーションの実
践に貢献できる人材を養成します。
(3)学位授与の方針(ディプロマポリシー)
保健学研究科は,目標理念として「ヘルスプロモーションの実践と確立」を掲げています。この目標理念を達成するた
め,博士前期課程の教育理念として「全人的ケア」及び「チームケア」を据え,高度専門職業人を育成し,専門性の確立
に貢献できる基礎的研究能力を養成し,社会の要請に応えます。具体的には,以下のような人材育成を目指します。
●保健学の実践を通してヘルスプロモーションの実践に貢献できる。
●保健・医療チームの中核として全人的かつ先進的な保健・医療を提供できる。
●研究の基礎能力と探究心を持ち,生涯にわたって自己研鑽できる。
●社会・環境の変化にも柔軟に対応できる。
●高度の専門知識と技術を持ち,保健・医療・福祉の向上に貢献できる。
人材を育成するための課程修了・学位授与の基準は以下の通りです。
所定の年限在学し,研究指導を受け,所定の単位を修得し,本研究科が行う論文審査及び最終試験に合格した者
に学位を授与します。具体的には,以下のレベルに到達していることを目安とします。
(1)保健医療分野において,専門性に基づいた的確な問題の解決に向けた適切な研究に取り組むことのできる能力お
よびその基盤となる知識を有している。
(2)学位請求論文は,科学的に信頼しうる結果に基づいて,明快な論旨とともに,論理的に書かれている。
(3)研究成果を明快に提示し,質疑に対して的確な対応ができる。
39
入学検定料支払の流れ
入学検定料支払の流れは、以下のとおりです
インターネットに接続されたパソコン、プリンターなどを用意してください。 (スマートフォン、タブレットは非推奨)
申込登録完了後は、登録内容の修正・変更ができませんので誤入力のないよう注意してください。ただし、入学検定料支払い前であれば正しい内容で再登録することで、実質的な修正が可能です。※「入学検定料の支払い方法」でクレジットカードを選択した場合は、個人情報登録と同時に支払いが完了しますので注意してください。
STEP
1
日本語サイト
英語サイト
https://e-apply.jp/n/okayama-payment-jpn
https://e-apply.jp/n/okayama-payment-eng
大学
事前準備 入学検定料支払サイトにアクセス
入学検定料の支払い方法
入学検定料支払証明書の印刷
個人情報の登録
STEP 1 STEP 2 STEP 3 STEP 4 STEP 5
登録完了後に確認メールが送信されます。メールを受信制限している場合は、送信元(@e-apply.jp)からのメール受信を許可してください。 ※確認メールが迷惑フォルダなどに振り分けられる場合がありますので、注意してください。
STEP
2
STEP
3
または、
または、
入学検定料の支払い方法で「コンビニエンスストア」又は「ペイジー対応銀行ATM」を選択された方は、支払い方法の選択後に表示されるお支払いに必要な番号を控えたうえ、通知された「お支払い期限」内にコンビニエンスストア又はペイジー対応銀行ATMにてお支払いください。
事前準備
ホームページ https://www.okayama-u.ac.jp/tp/admission/index.htmlからアクセス
個人情報の登録画面の手順や留意事項を必ず確認して、画面に従って必要事項を入力してください。
入学検定料支払サイトにアクセス
受付番号(12桁)メモ
「支払済内容を確認・印刷」ボタンより、受付番号(*)、生年月日、メールアドレスを入力・ログインすると、自分が登録した内容確認、Web志願書の出力ができます。
③個人情報(氏名・住所等)
①試験方式、研究科等テストメール送信を行い、登録アドレスにテストメール受信の確認後、メールアドレス下の【メール確認済】のチェック□を入れてください。
②テスト送信メールの確認
受付番号(12桁)は必ず控えてください。個人情報を確認する場合と、入学検定料支払証明書を出力する際に必要になります。
④申込登録完了
●コンビニエンスストア●ペイジー対応銀行ATM●ネットバンキング ●クレジットカード
⑤入学検定料の支払い方法 ⑥入学検定料支払証明書(イメージ)
(*)
40
入学検定料の支払いSTEP
4 1 クレジットカードでの支払い個人情報の登録時に選択し、支払いができます。【ご利用可能なクレジットカード】VISA、Master、JCB、AMERICAN EXPRESS、MUFGカード、DCカード、UFJカード、NICOSカード
出願登録時に支払い完了 Webで手続き完了
3 コンビニエンスストアでの支払い 4 ペイジー対応銀行ATMでの支払い
●レジで支払い可能 ●店頭端末を利用して支払い可能
Loppi
Famiポート
クラブステーション
個人情報の登録後に表示されるお支払いに必要な番号を控えて、コンビニエンスストアでお支払いください。
個人情報の登録後に表示されるお支払いに必要な番号を控えて、ペイジー対応銀行ATMにて画面の指示に従って操作のうえお支払いください。
2 ネットバンキングでの支払い個人情報の登録後、ご利用画面からそのまま各金融機関のページへ遷移しますので、画面の指示に従って操作し、お支払いください。
※決済する口座がネットバンキング契約されていることが必要です
※利用可能な銀行は「支払い方法選択」画面で確認してください。
※ゆうちょ銀行・銀行ATMを利用する場合、現金で10万円を超える場合はキャッシュカードで支払ってください。コンビニエンスストアを利用の場合は現金で30万円までの支払いとなります。
各コンビニ端末画面・ATMの画面表示に従って必要な情報を入力し、内容を確認してから入学検定料を支払ってください。
セブン-イレブン ローソンミニストップ ファミリーマート セイコーマート Pay-easy
利用ATMデイリーヤマザキヤマザキデイリーストアー
コンビニエンスストア
Loppi ファミポート クラブ ステーション ペイジー対応銀行ATM店頭レジ店頭レジ
レジで検定料を現金で支払う※ 発券された申込券(受付票)をレジへ持参し、検定料を現金で支払う※申込券(受付票)発行後は30分以内にレジにて支払ってください。
取扱明細書兼領収書を必ず受け取る領収書(レシート形式)を必ず受け取る ご利用明細書を必ず受け取る
支払い内容確認 支払い内容確認
「インターネット受付各種代金お支払い」
を選択
「税金・料金払い込み」などを選択
レジで「インターネット代金支払い」と伝える
「確認番号(6桁)」入力
「お客様番号(11桁)」入力
「オンライン決済番号(11桁)」を入力
収納機関番号「58021」を入力
「現金」「キャッシュカード」を選択し支払う※
3 銀行ATM4
「オンライン決済番号(11桁)」を伝える
「払込票番号(13桁)」を伝える
レジで「オンライン決済」と
伝える
「各種番号をお持ちの方」を選択
「お客様番号(11桁)」を入力
「マルチペイメントサービス」を選択
「確認番号(6桁)」入力
支払い内容確認
「代金支払い」を選択
「各種代金お支払い」(マルチペイメントサービス)を選択
「確認番号(6桁)」入力
「お客様番号(11桁)」入力
支払い内容確認
ATM
41
入学検定料支払証明書の印刷個人情報登録、入学検定料の支払後にダウンロードできる書類を印刷し、入学検定料支払証明書を点線に
沿って切り取り、所定欄へ貼付してください。その他の出願に必要な書類と併せて出願期間内に郵便局窓口
から「書留・速達郵便」で郵送してください。 ※出願締切日は各募集要項を参照してください。
出願は学生募集要項記載の必要書類と入学検定料支払証明書を併せて郵送して完了となります。登録しただけでは出願は完了していませんので注意してください。支払は24時間可能です。個人情報登録、入学検定料の支払は出願締切日17時(営業時間はコンビニエンスストアやATMなど、施設によって異なります)です。必要書類の郵送は各募集要項で定められた時間内に行ってください。ゆとりを持った出願を心がけてください。
STEP
5
〈支払完了〉出願時の注意点
出願書類の郵送先は各募集要項を参照してください。
入学検定料支払証明書
貼付欄出願書類送付用封筒
42
鹿田キャンパス案内図
Jホール
融合棟
総合診療棟
<試験場への経路>
① JR岡山駅後楽園口(東口)バスターミナル4番のりばから岡電バス【2H】系統 「大学病院」行き に乗車,
「大学病院(構内)」で下車,又は【12】系統「岡南営業所」行きに乗車,「大学病院入口」で下車。(※バス
所要時間約15分)
➁ JR岡山駅後楽園口(東口)バスターミナル3番のりばから岡電バス【22】系統「岡山ろうさい病院」行き,
【52】系統「大東」行き,【62】系統「岡南飛行場」行きのいずれかに乗車,「大学病院入口」で下車(※バス
所要時間約15分)
※記載のバス所要時間は通常の交通状況での見込み時間です。試験当日は交通渋滞が予想されます。
至 JR 岡山駅
●岡山市役所
医学部正門←至岡山市水道局
●岡山市水道局
大学病院入口 至清輝橋→
附属図書館鹿田分館
医学部管理棟研究棟
岡山大学病院
総合教育
研究棟
基礎医学棟
臨床講義棟
体育館武道館
医学部保健学科棟
基礎講義実習棟
基礎
研究棟
大学病院入口
記念
会館
南門
守衛所
臨床研究棟
入院棟
グ ラ ウンド
エネルギー
センター
テニス
コート
課外活動施設
テニス
コート
医学部保健学科大学院保健学研究科
東門
中央診療棟
大学病院
立体駐車場
43
募集要項,出願書類は,次のホームページからダウンロードしてください。 http://www.fhs.okayama-u.ac.jp/