「健康経営」の枠組みに基づいた保険者・事業 主の …5 1.2「健康経営」の枠組みに基づくコラボヘルスとは (1)健康保険組合と企業の健康管理の現状
経産省健康経営アワード2019 横浜市のすすめる健康経営H31...
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経産省健康経営アワード2019
横浜市のすすめる健康経営H31年2月21日
横浜市経済局ライフイノベーション推進課横浜市健康福祉局保健事業課
※「健康経営」は特定非営利活動法人健康経営研究会の登録商標です。
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目 次
1 企業を取り巻く社会状況
2 「健康経営」とは? その効果とは?
3 いま、横浜で健康経営が・・・
4 健康リスクと労働生産性との関連性
5 「横浜健康経営認証制度」とは?
6 健康経営支援拠点とは
7 横浜市健康経営ハンドブック・事例集
8 「よこはまウェルネスパートナーズ」
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はじめに
横浜市とは、・・・人口:約373万人(政令市で1位)
(ピークは2019年:374万人と予測)
事業所数:約11万5千(政令市3位)
従業員数:約149万人(政令市2位)
企業数:約7万7千(99.6%が中小企業者)
財政規模:約3兆6千億円(H30年度予算)
(一般会計:1兆7千億円、特別会計:1兆3千億円、企業会計:6千億円)
市内総生産:約12兆円(H26年度)
市長:林 文子
企業にとって人材は最も貴重な資源です。
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(1) 今後、労働人口はますます減少し、人材不足が深刻化する。
第97回横浜市景況・経営動向調査(28年12月実施)
→今、雇用している従業員を大切にする必要がある。
1 企業を取り巻く社会状況
15歳~64歳(≒労働人口)層の減少
人材不足
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1 企業を取り巻く社会状況
(2) 「ワークライフバランス」に対する意識について、企業側と新卒学生側との間でズレがある。
若手世代が働くうえで重視していること(リクルートマネジメントソリューションズ「新人・若手の意識調査」)
【上位項目】1 収入が安定している2 失業の心配がない3 健康の心配がない4 仲間と楽しく働ける
【下位項目】1 責任者として采配が振れること2 世間からもてはやされること2017就職活動に関する学生調査(2016年3月1日状況)©AIDEM inc.
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1 企業を取り巻く社会状況
(3) 健康寿命と平均寿命の差は約10年。高齢化、メンタル系疾患、肥満、喫煙などによる医療費
(保険料)負担の増大も・・・
1 企業を取り巻く社会状況
(4) 「健康経営」の認知度は徐々に上がっているが、まだまだ低い。・しかし、いずれ実践したいと思っている経営者は多い。・経営者が求めているのは、「健康経営の効果」「セミナー等での情報提供」。
Q「健康経営」の認知度
言葉の
意味ま
で知っ
ている
15%
聞いた
ことは
ある
42%
知らな
い・無
回答
43%
平成28年度調査
出典:横浜市景況・経営動向調査(特別調査)平成30年12月
Q「健康経営」に取り組むために必要な支援は?
18.7
19.8
41.4
44.7
0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0 40.0 45.0 50.0
社労士等による健康経営相談
保健師等による健康づくり相談
情報提供(セミナー等)
取り組みのメリットの可視化(効果検証)
(単位:%)
7
言葉の
意味ま
で知っ
ている
25%聞いた
ことは
ある
44%
知らな
い・無
回答
31%
平成30年度調査
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「健康経営」とは・・・
従業員の健康保持・増進の取組が、将来的に収益性等を高める
投資であるとの考えのもと、
健康増進を経営的視点から考え、戦略的に実践すること。
2 「健康経営」とは? その効果とは?
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従業員のやる気アップ! 生産性アップ!
企業イメージのアップ!就職希望者の増加!人手不足の解消!!
従業員の人生が豊かに! 取引先も安心!
保険料負担の削減!
⇒経営力向上!
2 「健康経営」とは? その効果とは?
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3 いま、横浜で健康経営が・・・
横浜市では、健康福祉局と経済局が連携して、健康経営の普及啓発を行っています。
・健康福祉局―市民の健康増進を推進
・横浜健康経営認証制度の創設、
・健康増進・健康経営推進のノウハウを提供 など
・経 済 局 ー市内中小企業支援、市内経済の振興
・横浜健康経営認証制度の市内企業、企業団体への周知
・企業集積地への健康経営支援拠点の設置 など
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3 いま、横浜で健康経営が・・・
29年度(昨年度)
30年度(今年度)
7月 健康経営セミナー(横浜市等主催)
2月 よこはま健康経営会議(健康経営実行委員会、横浜市等主催)
1 A保険会社主催6月 健康経営セミナー開催
2 T保険会社1月 健康経営セミナー開催5月 健康経営セミナー開催
3 横浜商工会議所主催6月 健康経営セミナー開催
4 S保険会社主催7月 健康経営セミナー開催
5 K銀行主催7月 健康経営セミナー開催
6 神奈川県中小企業診断協会主催10月 健康経営セミナー開催
7 よこはま健康経営会議(健康経営実行委員会、横浜市等主催)
アンケート調査票の内容(平成29年度実施)
12©2018 Policy Alternatives Research Institute
4 健康リスクと労働生産性との関連性
東京大学政策ビジョン研究センター・横浜市
問1:あなたの健康状況は?問2:仕事に満足していますか?問3:家庭に満足していますか?問4:過去30日間でどれくらいの頻度で次のことがありましたか?①神経過敏に感じた ②絶望的に感じた ③落ち着かなく感じた④気分が落ち込んで何をしても気分が晴れない・・・
問5:タバコを習慣的に吸っていますか?問6:お酒を飲む頻度は?問7:飲酒量は?問8:一回30分以上の汗をかく運動を週に2回以上行っていますか?問9:睡眠による休養が十分ですか?問10:ここ数日病気やけがで具体の悪いところがありますか?
問12:昨年度一年間に病気やけがなどの体調不良で仕事を何日休みましたか?問13:病気やけががないときに発揮できる仕事の出来を100として、過去4週間の自分の仕事の出来はどれくらいですか?
労働生産性損失コストは、低リスク(59万円)と比較して、中リスクは1.2倍(69万円)、高リスクは2.9倍(172万円)大きかった。
図表5. 健康リスクと労働生産性損失(n=157)
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労働生産性損失と健康リスクの関係
高リスク13%中リスク34%
低リスク54%
172万円
69万円
59万円
2.9倍
1.2倍
1人あたりの労働生産性損失コスト
12.4
18.3
30.8
1.9 2.1
7.1
1
3
5
7
9
10
15
20
25
30
35
低リスク… 中リスク… 高リスク… アブセンティーイズム(日)
プレゼンティーイズム(
%)
健康リスク
プレゼンティーイズム アブセンティーイズム 図表6. 健康リスクと労働生産性損失コスト(n=157)
©2018 Policy Alternatives Research Institute
アブセンティーイズムは年平均2.5日(3.6万円)、プレゼンティーイズムは年平均16.7%(73.0万円)であった。
アブセンティ―イズムとプレゼンティーイズムの合計(=労働生産性損失)は年間76.6万円であった。
東京大学政策ビジョン研究センター・横浜市
4 健康リスクと労働生産性との関連性
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横浜市では、「健康経営」に積極的に取り組む事業所を認証します。
「クラスA」「クラスAA」「クラスAAA」の3段階で認証します。
5 「横浜健康経営認証制度」とは?
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クラスAAA健康経営の取組結果を評価し、次の取組につなげ
ている事業所。(PDCAサイクルを回している事業所)
5 「横浜健康経営認証制度」とは?
クラスAA健康経営の推進体制の整備、従業員の健康課題の
把握、健康行動の取組を実施している事業所。
クラスA経営者が健康経営の概念を理解し、健康経営宣言
等で明文化している事業所。
16クラスAAA
5 「横浜健康経営認証制度」とは?
クラスAAクラスA
ステップアップ! ステップアップ!!
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横浜健康経営認証のメリット
・認証マークを使用できます。・市のHPで事業所を紹介します。・保健師、栄養士、産業カウンセラーなどの派遣が受けられます。・市中小企業融資制度で金利優遇や保証料助成があります。(AA以上)・体組成計等の健康測定機器を貸し出します。(無料)・よこはまウェルネスパートナーズに登録され、関連情報や企業間交流の機会を得ることができます。
5 「横浜健康経営認証制度」とは?
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横浜健康経営認証事業所は飛躍的に増加しています。
=人材不足などを背景に、健康経営に取り組む企業が増えています。
5 「横浜健康経営認証制度」とは?
市内の企業集積地に設置
より身近な場所での健康経営の取組を支援
セミナー・相談会・健康関連機器体験会等の開催
平成29年9月 新横浜ウエルネスセンター設置
平成30年7月 LINKAI横浜金沢ウエルネスセンター設置
6 健康経営支援拠点とは
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6 健康経営支援拠点とは
H29年9月、
健康経営支援拠点
「新横浜ウエルネスセンター」を設置。
⇒毎月、無料の健康経営に関するセミナーを開催しています!
(株)バイオコミュニケーションズが設置・運営(横浜市補助)(非常設型拠点)。
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6 「健康経営支援拠点」とは?
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6 「健康経営支援拠点」とは?
「LINKAI横浜金沢ウェルネスセンター」平成31年7月18日オープン!
新横浜地区に続き、市内2カ所目。
⇒毎月、無料の健康経営に関するセミナーを開催しています!
(公財)神奈川県予防医学協会が設置・運営。(横浜市補助)(非常設型拠点)
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6 「健康経営支援拠点」とは?
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・健康経営の取組み方法をステップごとに紹介①健康経営宣言②体制づくり③従業員の健康課題の把握④目標設定、計画立案④計画に基づく取組⑤PDCAサイクルの実践
・市内企業による実践事例紹介
※インターネットからもダウンロードできます。「横浜市健康経営ハンドブック事例集」で検索。
7 横浜市健康経営ハンドブック・事例集
平成30年4月発行!
中小企業経営者の要望である「何をやってよいかわからない」「どのようにやってよいかわからない」の声に対応。
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◎ウェルネスパートナーズでは、登録いただく企業・団体として4つのパートナーを想定しています。ひとつの企業・団体が複数のパートナーとして登録することも可能です。
4つのパートナー
◎「よこはまウェルネスパートナーズ」は、企業・団体の皆様と横浜市が連携して市民の健康づくりを進めるための、「健康経営」の推進や健康関連ビジネスの創出に向けたオープンなネットワークです。(H31年2月、376団体)
8 「よこはまウェルネスパートナーズ」
【イメージ図】
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パートナーズの位置づけ
「よこはまウエルネスパートナーズ」の位置づけ
・横浜市経済局が行う「LIP.横浜(横浜ライフイノベーションプラットフォーム)(※1)」の活動です。※1 横浜から、健康・医療分野のイノベーションを持続的に創出していくことを目的とし、
産学官金が連携して取り組むためのプラットフォーム。
・横浜市健康福祉局が行う「第2期健康横浜21(※2)」の活動です。※2 横浜市民の健康課題のひとつである生活習慣病に着目した健康づくりの指針。
・経済産業省が設置を推奨する「地域版次世代ヘルスケア産業協議会(※3)」です。※3 「企業による健康投資の拡大」や、それらの需要を満たす「新事業創出の促進」を
図るための官民一体の団体。経済産業省が自治体へ設置を推奨している。
8 「よこはまウェルネスパートナーズ」
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8 「よこはまウェルネスパートナーズ」
横浜市内企業22社、500人を対象に「健康経営実証実験」を実施!
H30度 経済産業省「健康寿命延伸産業創出推進事業」に採択。
500人が半年間、以下の健康管理に取組み、健康経営の効果などを検証。
ありがとうございました。
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